JP2017059805A - 鉄心部およびコイルを備えた三相リアクトル - Google Patents

鉄心部およびコイルを備えた三相リアクトル Download PDF

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Abstract

【課題】磁界が外部に漏洩することのない三相リアクトルを提供する。【解決手段】三相リアクトル(5)は、中心部鉄心(10)と、中心部鉄心を取囲む外周部鉄心(20)と、中心部鉄心と外周部鉄心とを磁気的に互いに連結する少なくとも三つの連結部(31〜33)を具備し、該連結部(31〜33)は、一つまたは複数の連結用鉄心(11〜13、21〜23)と、該連結用鉄心に巻回された一つまたは複数のコイル(41〜43、51〜53)と、一つまたは複数のギャップ(101〜103)とを含む。【選択図】図1A

Description

本発明は、鉄心部およびコイルを備えた三相リアクトルに関する。
通常、三相リアクトルは三つの鉄心と、これら鉄心に巻回された三つのコイルとを有している。特許文献1には、並置された三つのコイルを備えた三相リアクトルが開示されている。また、特許文献2には、複数のコイルのそれぞれ中心軸線が三相リアクトルの中心軸線周りに配置されていることが開示されている。さらに、特許文献3には、半径方向に配置された複数の直線磁心と、これら直線磁心を連結する連結磁心と、直線磁心および連結磁心に巻回されたコイルとを含む三相リアクトルが開示されている。
特開平2−203507号公報 国際公開第2014/033830号 特開2008−177500号公報
ここで、三相リアクトルの各相のコイルには三相交流電流が流れる。そして、従来技術の三相リアクトルにおいては、任意の2相のコイルに電流が流れた際に発生する磁気が流れる磁路の長さは、相の組合せに応じて異なる場合がある。従って、三相リアクトルの各相に平衡な三相交流電流を流した場合であっても、各相の鉄心に流れる磁束密度は互いに異なり、インダクタンスもアンバランスになるという問題があった。
また、従来技術の三相リアクトルにおいては、各相の鉄心コイルを対称に配置にできない場合がある。このため、鉄心コイルから発生する磁束は、インダクタンスがアンバランスになる原因になる。このように、三相リアクトルにおいてインダクタンスがアンバランスである場合には、三相交流の理想的な入力があったとしても、三相交流の理想的な出力が得られない。
また、従来技術の三相リアクトルにおいては、ギャップの寸法(ギャップの厚さ)は、市場で入手可能なギャップ材の寸法に依存している。このため、三相リアクトルの構造を決定する際に、コイルの巻数や断面積がギャップ材の寸法によって制約を受ける場合がある。また、三相リアクトルにおけるインダクタンスの精度はギャップ材の厚みの精度に応じて定まる。一般的にギャップ材の厚さの精度は±10%程度であるので、三相リアクトルにおけるインダクタンスの精度もそれに応じて定まる。なお、所望の寸法を有するギャップ材を作成することも可能であるが、ギャップ材に掛かる費用が増す。
また、三相リアクトルを組立てる際には、三相リアクトルのコア部材を一つずつ組立てる工程と、幾つかのコア部材を互いに連結させる工程とを複数回実施する必要がある。このため、ギャップの寸法管理が難しいという問題がある。また、ギャップ材の厚さの精度を向上させることによって、製造費用がさらに増大することになる。
また、コア部材は通常、複数の積層鋼板を積層することにより形成される。そして、三相リアクトルは、コア部材とコア部材とが互いに接触する部分を必要とする。そして、接触する部分の精度を高めるためには、積層鋼板を交互に重ね合わせる必要がある場合もあり、このような作業は極めて煩雑であった。
また、従来技術の三相リアクトルにおいてはコイルが外部に露出しているので、磁界が三相リアクトルのコイルの周りの空気部分に漏洩するという問題がある。漏洩した磁界は心臓のペースメーカの動作に影響を与えたり、三相リアクトルの周囲に在る磁性体を加熱するなどの影響を与えたりする可能性がある。さらに、近年では、より高周波のスイッチングによってアンプ、モータ等を駆動する傾向にあるため、高周波ノイズの周波数もより高くなる傾向にあり、漏洩した磁界の外部に与える影響がより大きくなることが予想される。
また、インダクタンスがアンバランスとなる問題に対しては、中央相のギャップのみを拡大することで解決されうる。しかしながら、ギャップを拡大すると、磁界がさらに漏洩することになる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、インダクタンスがアンバランスになることがなく且つ磁界が外部に漏洩することのない三相リアクトルを提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために1番目の発明によれば、中心部鉄心と、該中心部鉄心を取囲む外周部鉄心と、前記中心部鉄心と前記外周部鉄心とを磁気的に互いに連結する少なくとも三つの連結部とを具備し、前記連結部が、一つまたは複数の連結用鉄心と、該連結用鉄心に巻回された一つまたは複数のコイルと、一つまたは複数のギャップから構成されている三相リアクトルが提供される。
2番目の発明によれば、1番目の発明において、前記連結部の数は3の倍数である。
3番目の発明によれば、1番目または2番目のいずれかの発明において、前記連結部は、前記中心部鉄心および前記外周部鉄心の両方から離間している。
4番目の発明によれば、1番目または2番目のいずれかの発明において、前記連結部は前記中心部鉄心と前記外周部鉄心との両方に接しているか、あるいは、前記連結部は前記中心部鉄心と前記外周部鉄心との両方と一体になっている。
5番目の発明によれば、1番目または2番目のいずれかの発明において、前記連結部は前記中心部鉄心および前記外周部鉄心のうちの一方のみと接しているか、あるいは、前記連結部は前記中心部鉄心および前記外周部鉄心のうちの一方と一体になっている。
6番目の発明によれば、1番目から5番目のいずれかの発明において、前記コイルが集中巻きである。
7番目の発明によれば、1番目から5番目のいずれかの発明において、前記コイルが分布巻である。
8番目の発明によれば、1番目から7番目のいずれかの発明において、、前記コイルが複数存在し、直列および並列のうちの少なくとも一方により結線されている。
9番目の発明によれば、1番目から8番目のいずれかの発明において、前記連結部のうちの少なくとも一方の先端には周方向に延びる延在部が設けられている。
10番目の発明によれば、1番目から9番目のいずれかの発明において、前記三相リアクトルは少なくとも三つの連結部からなる第一組と他の少なくとも三つの連結部からなる第二組とを含んでいる。また、組の数は2つ以上存在する場合もある。
11番目の発明によれば、1番目から10番目のいずれかの発明において、前記3相リアクトルの連結部は、中心部鉄心に対して回転対称に配置されている。
12番目の発明によれば、1番目から11番目のいずれかの発明において、前記外周部鉄心は、複数の外周部鉄心部分から構成される。
13番目の発明によれば、12番目の発明において、前記複数の外周部鉄心部分のうちの互いに隣接する外周部鉄心部分の間には外周部ギャップが形成されている。
1番目と2番目の発明においては、連結部が中心部鉄心の周囲に配置されているので、コイルの磁束が各連結部から中心部鉄心に向かって集中し、中心部鉄心において大凡ゼロになり、高周波ノイズも大幅に低減できる。また、相間の磁路長の差が従来構造に比べて少なくなり、磁路長の差に起因するインダクタンスのアンバランスを軽減できる。さらに、連結部が中心部鉄心の周囲に配置されているので、連結部のコイルから発生する磁束のアンバランスが従来構造よりも少なくなり、磁束のアンバランスに起因するインダクタンスのアンバランスを軽減できる。さらに、中心部鉄心は外周部鉄心により取囲まれているので、磁界が外周部鉄心の外部に漏洩することもない。
3番目の発明においては、簡易に作成可能な円筒形の中心部鉄心および外周部鉄心を採用できる。
4番目の発明においては、連結部の一部を中心部鉄心または外周部鉄心と一体とすることで、構成部材を減らすことができる。
5番目の発明においては、連結部と一体となっていない中心部鉄心または外周部鉄心のどちらか、あるいは両方を円筒形にできるので、簡易な構成にできる。
6番目または7番目の発明においては、簡易な構成で三相リアクトルを作成できる。
8番目の発明においては、直列および/または並列を組み合わせることにより、三相リアクトルのインダクタンス値を調整することができる。
9番目の発明においては、ギャップの面積を容易に大きくできる。
10番目の発明においては、一つのリアクトル内に複数のリアクトルを一つのリアクトルの構造体の中に構成することで、より狭い設置スペースに配置することが可能になったり、前記複数のリアクトルを直列あるいは並列に接続することでインダクタンス値を調整したりできる。
11番目の発明においては、連結部を中心部鉄心に対して回転対称に配置することで、1番目の発明における磁路長の長さに起因するインダクタンスのアンバランスを軽減する効果と、コイルの配置に起因するインダクタンスのアンバランスを軽減する効果が最大となる。
12番目の発明においては、外周部鉄心を複数の外周部鉄心部分に分割することで、製造性や組立性が向上する。
13番目の発明においては、外周部ギャップを設けることで、インダクタンスの調整が容易となる。
添付図面に示される本発明の典型的な実施形態の詳細な説明から、本発明のこれら目的、特徴および利点ならびに他の目的、特徴および利点がさらに明解になるであろう。
本発明の第一の実施形態に基づく三相リアクトルの断面図である。 図1Aに示される三相リアクトルからコイルを除いた斜視図である。 本発明の第二の実施形態に基づく三相リアクトルの断面図である。 本発明の第二の実施形態に基づく他の三相リアクトルの断面図である。 本発明の第三の実施形態に基づく三相リアクトルの断面図である。 本発明の第三の実施形態に基づく他の三相リアクトルの断面図である。 本発明の第四の実施形態に基づく三相リアクトルの断面図である。 本発明の第五の実施形態に基づく三相リアクトルの第一断面図である。 本発明の第五の実施形態に基づく三相リアクトルの第二断面図である。 本発明の第五の実施形態に基づく三相リアクトルの第三断面図である。 本発明の第六の実施形態に基づく三相リアクトルの断面図である。 本発明の第六の実施形態に基づく三相リアクトルの他の断面図である。 本発明の第六の実施形態に基づく三相リアクトルの回路図である。 本発明の第六の実施形態に基づく三相リアクトルの他の回路図である。 本発明の第七の実施形態に基づく三相リアクトルの断面図である。 本発明の第八の実施形態に基づく三相リアクトルの断面図である。 本発明の第九の実施形態に基づく三相リアクトルの断面図である。 図3Bに示される三相リアクトルの磁界を示す図である。 従来技術における三相リアクトルの磁界を示す図である。 三相リアクトルにおける磁束の向きを示す第一の図である。 三相リアクトルにおける磁束の向きを示す第二の図である。 本発明第十の実施形態に基づく三相リアクトルの断面図である。 本発明第十一の実施形態に基づく三相リアクトルの断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同様の部材には同様の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1Aは本発明の第一の実施形態に基づく三相リアクトルの断面図である。さらに、図1Bは図1Aに示される三相リアクトルの斜視図である。図1Aおよび図1Bに示されるように、三相リアクトル5は、中心部鉄心10と、中心部鉄心10を取り囲む外周部鉄心20と、中心部鉄心10と外周部鉄心20とを磁気的に互いに連結する少なくとも三つの連結部31〜33とを含んでいる。図1Aにおいては、環状の外周部鉄心20の中心に中心部鉄心10が配置されている。このように、本発明においては、中心部鉄心10と外周部鉄心20とは、その形状が大幅に異なる。
なお、中心部鉄心10、外周部鉄心20および連結部31〜33は、複数の鉄板、炭素鋼板、電磁鋼板を積層するか、もしくはフェライトまたは圧粉鉄心などの磁性材料から作成される。また、外周部鉄心20は一体的でもよく、外周部鉄心20が複数の小部分に分割可能であってもよい。さらに、連結部31〜33の数が3の倍数であってもよい。例えば後述するように連結部の数が六個であってもよい。
図1に示されるように、連結部31〜33のそれぞれは、中心部鉄心10に接する連結用鉄心11〜13を有している。これら連結用鉄心11〜13は周方向に互いに等間隔で配置されている。さらに、連結部31〜33のそれぞれは、外周部鉄心20の内周面に接する連結用鉄心21〜23を有している。これら連結用鉄心21〜23も周方向に互いに等間隔で配置されている。従って、連結部31〜33は周方向に互いに等間隔で配置されている。また、連結用鉄心21〜23のそれぞれは連結用鉄心11〜13のそれぞれと互いに対面している。なお、連結用鉄心11〜13は中心部鉄心10とは別部材でも、一体部材でもよい。同様に、連結用鉄心21〜23は外周部鉄心20とは別部材でも、一体部材でもよい。後述する他の実施形態でも同様である。
前述した連結部31は、中心部鉄心10に接する連結用鉄心11と、外周部鉄心20に接する連結用鉄心21と、連結用鉄心11と連結用鉄心21との間に磁気的に連結可能に形成されたギャップ101とで構成されている。
同様に、連結部32は、中心部鉄心10に接する連結用鉄心12と、外周部鉄心20に接する連結用鉄心22と、連結用鉄心12と連結用鉄心22との間に磁気的に連結可能に形成されたギャップ102とで構成されている。さらに、連結部33は、中心部鉄心10に接する連結用鉄心13と、外周部鉄心20に接する連結用鉄心23と、連結用鉄心13と連結用鉄心23との間に磁気的に連結可能に形成されたギャップ103とを同様に含んでいる。図1Aに示されるように、第一の実施形態においては、連結用鉄心11の先端面および連結用鉄心21の先端面はいずれも平坦であり、その結果、ギャップ101は線形または矩形である。他のギャップ102、103も同様の構成である。なお、本発明における三相リアクトル5のギャップ101〜103には、絶縁体からなるギャップ材が挿入されてもよい。
さらに、図1Aに示されるように、連結部31の連結用鉄心11、21にはそれぞれコイル51、41が巻回されている。同様に、連結部32の連結用鉄心12、22にもそれぞれコイル52、42が巻回されている。同様に、連結部33の連結用鉄心13、23にもそれぞれコイル53、43が巻回されている。なお、図1Bにおいては簡潔にする目的で、これらコイルの図示を省略している。
なお、三相リアクトル5の両端面においては、中心部鉄心10と外周部鉄心20とは互いに締結される。この場合に、三相リアクトル5の両端面は目的に応じて磁気遮蔽される。磁気遮蔽される場合には、三相リアクトル5の両端面からコイルを視認できない。これに対し、磁気遮蔽されない場合には、三相リアクトル5の両端面からコイルを視認できる。
本発明においては、外周部鉄心20の中心に中心部鉄心10を配置すると共に、連結部31〜33を周方向に互いに等間隔に配置している。従って、本発明では、連結部31〜33におけるコイル41〜53およびギャップ101〜103も周方向に互いに等間隔になり、三相リアクトル5自体が回転対称の構造になる。
このため、三相リアクトル5は典型的にはその中心に磁束が集中し、三相交流においては、三相リアクトル5の中心部の磁束を合計するとゼロになる。従って、本発明においては、相間の磁路長の差がなくなり、磁路長の差に起因するインダクタンスのアンバランスを排除できる。さらに、コイルから発生する磁束のアンバランスも排除できるので、磁束のアンバランスに起因するインダクタンスのアンバランスを排除できる。
さらに、本発明においては、型を利用して鋼板を精度良く打抜くと共に、かしめ等により精度良く積層し、それにより、中心部鉄心10、外周部鉄心20および連結部31〜33を高精度で作成することができる。その結果、中心部鉄心10、外周部鉄心20および連結部31〜33を高精度で互いに組付けられ、ギャップの寸法管理を高精度で行うことができる。
言い換えれば、本発明においては、中心部鉄心10と外周部鉄心20との間の連結部31〜33に、任意の寸法のギャップを低コストで高精度に形成することができる。従って、本発明では、三相リアクトル5の設計の自由度が向上し、その結果、インダクタンスの精度も向上する。
さらに、本発明においては、コイル41〜53およびギャップ101〜103を含む連結部31〜33が外周部鉄心20に包囲されている。このため、本発明においては、磁界および磁束が外周部鉄心20の外部に漏洩することはなく、高周波ノイズを大幅に低減することができる。
図2Aは本発明の第二の実施形態に基づく三相リアクトルの断面図である。図2Aにおいては、連結部31〜33に含まれる連結用鉄心11〜13は図1に示される連結部31〜33に含まれる連結用鉄心11〜13よりも長い。そして、連結部31〜33に含まれる連結用鉄心21〜23は図1に示される連結部31〜33に含まれる連結用鉄心21〜23よりも短い。さらに、連結用鉄心11〜13にはコイル51〜53が巻回されているが、連結用鉄心21〜23にはコイルは巻回されていない。
図2Bは本発明の第二の実施形態に基づく他の三相リアクトルの断面図である。図2Bにおいては、連結部31〜33の連結用鉄心11〜13は図1に示される連結部31〜33の連結用鉄心11〜13よりも短い。そして、連結部31〜33の連結用鉄心21〜23は図1に示される連結部31〜33の連結用鉄心21〜23よりも長い。さらに、図2Bにおいては、連結用鉄心11〜13にはコイルが巻回されておらず、連結用鉄心21〜23にはコイル41〜43が巻回されている。
図2Aおよび図2Bに示される構成においては、コイルの数が少なくて済むので、三相リアクトル5の構造が単純になり製造が容易になる。また、前述したのと同様な効果が得られるのは明らかであろう。
図3Aは本発明の第三の実施形態に基づく三相リアクトルの断面図である。図3Aにおける連結部31〜33は連結用鉄心11〜13のみを含み、連結用鉄心21〜23を含んでいない。連結用鉄心11〜13は中心部鉄心10に接しつつ、外周部鉄心20の内周面近傍まで延びている。そして、連結用鉄心11〜13は外周部鉄心20に接していない。従って、図3Aにおける外周部鉄心20は円筒状である。さらに、図3Aにおける連結用鉄心11〜13の先端面は外周部鉄心20の内周面に沿って凸状に湾曲している。さらに、連結部31〜33に含まれる連結用鉄心11〜13には、コイル51〜53が巻回されている。
図3Bは本発明の第三の実施形態に基づく他の三相リアクトルの断面図である。図3Bにおける連結部31〜33は連結用鉄心21〜23のみを含み、連結用鉄心11〜13を含んでいない。連結用鉄心21〜23は外周部鉄心20に接しつつ、中心部鉄心10の外周面近傍まで延びている。そして、連結用鉄心21〜23は中心部鉄心10に接していない。従って、図3Bにおける中心部鉄心10は円筒状である。さらに、図3Bにおける連結用鉄心21〜23の先端面は中心部鉄心10の外周面に沿って凹状に湾曲している。さらに、外周部鉄心20と接する連結用鉄心21〜23にはコイル41〜43が巻回されている。
図3Aおよび図3Bに示されるように、連結部31は中心部鉄心10に接する連結用鉄心11および外周部鉄心20に接する連結用鉄心21のうちのいずれか一方を含んでいればよい。他の連結部32、33も同様である。ただし、そのような場合であっても、ギャップ101〜103の寸法は変化しない。
図3Aにおいては円筒形の外周部鉄心20を採用でき、図3Bにおいては円筒形の中心部鉄心10を採用できる。言い換えれば、第三の実施形態においては、中心部鉄心10または外周部鉄心20を円筒形にできる。従って、三相リアクトル5を簡易な構成にし、製造費用も下げられる。また、前述したのと同様な効果が得られるのは明らかであろう。
図4は本発明の第四の実施形態に基づく三相リアクトルの断面図である。図4に示される三相リアクトル5は、六つの連結部31〜36を含んでいる。これら連結部31〜36は中心部鉄心10に接する六つの連結用鉄心11〜16と、中心部鉄心10を取囲む外周部鉄心20に接する六つの連結用鉄心21〜26とを含んでいる。従って、前述したように、連結用鉄心11〜16および連結用鉄心21〜26は周方向に等間隔で配置されている。さらに、連結用鉄心11〜16と連結用鉄心21〜26との間には磁気的に連結可能なギャップ101〜106が形成されている。
図4に示されるようにコイルを後述するように適切に結線することにより、三相リアクトルを形成できる。また、図4に示される連結部31に含まれる連結用鉄心11の先端面は周方向に沿って凸状に湾曲しており、連結用鉄心21の先端面は周方向に沿って凹状に湾曲している。他の連結部32〜36も同様である。この場合にも、前述したのと同様な効果が得られるのは明らかであろう。
図5Aは本発明の第五の実施形態に基づく三相リアクトルの第一断面図である。図5Aに示される三相リアクトル5は三つの連結部31〜33を含んでいる。図5Aにおいては、連結部31〜33は、中心部鉄心10に接する連結用鉄心11〜13と、外周部鉄心20に接する連結用鉄心21〜23と、連結用鉄心11〜13および連結用鉄心21〜23の間に配置された連結用鉄心61〜63とを含んでいる。図示されるように、連結用鉄心61〜63は連結用鉄心11〜13および連結用鉄心21〜23の両方から離間している。そして、連結用鉄心11〜13と連結用鉄心61〜63との間、および連結用鉄心61〜63と連結用鉄心21〜23との間には、磁気的に連結可能なギャップが形成されている。
さらに、中心部鉄心10に接する連結用鉄心11〜13にはコイル51〜53が巻回されているが、外周部鉄心20に接する連結用鉄心21〜23にはコイルは巻回されていない。その代わりに、連結用鉄心61〜63にコイル71〜73が巻回されている。このような構成においては、巻数や断面積の異なるコイル71〜73を備えた連結用鉄心61〜63を既存の連結用鉄心61〜63と交換することにより、リアクトル5のインダクタンスを容易に変更できるのが分かるであろう。また、前述したのと同様な効果が得られるのは明らかであろう。
図5Bは本発明の第五の実施形態に基づく三相リアクトルの第二断面図である。図5Bに示されるリアクトル5は六つの連結部31〜36を含んでいる。図5Bから分かるように、連結部31〜36は、中心部鉄心10近傍に位置する連結用鉄心61〜66と、外周部鉄心20近傍に位置する連結用鉄心81〜86とを含んでいる。さらに、連結用鉄心61〜66にコイル71〜76が巻回されており、連結用鉄心81〜86にコイル91〜96が巻回されている。
これら連結用鉄心61〜66および連結用鉄心81〜86の両方は中心部鉄心10と外周部鉄心20との間に配置されている。これら連結用鉄心61〜66および連結用鉄心81〜86は中心部鉄心10および外周部鉄心20の両方に接触していない。そして、中心部鉄心10と連結用鉄心61〜66との間、連結用鉄心61〜66と連結用鉄心81〜86との間、および連結用鉄心81〜86と外周部鉄心20との間には、磁気的に連結可能なギャップが形成されている。従って、図5Bに示される中心部鉄心10および外周部鉄心20はいずれも円筒形である。図5Bから分かるように、これら連結用鉄心61〜66および連結用鉄心81〜86は周方向に等間隔で配置されている。なお、さらに多数の連結用鉄心を含んでいてもよい。
図5Cは本発明の第五の実施形態に基づく三相リアクトルの第三断面図である。図5Cにおいては連結用鉄心61〜66および連結用鉄心81〜86に共通のコイル71〜76が巻回されている点で、図5Bとは異なり、他の点において図5Cは図5Bと同様である。
図5Bおよび図5Cに示される実施形態においては、中心部鉄心10および外周部鉄心20は円筒形であってもよく、中心部鉄心10および外周部鉄心20の構成を簡易にできる。また、巻数や断面積の異なるコイルを備えた連結用鉄心61〜66および連結用鉄心81〜86を既存の連結用鉄心と交換することにより、リアクトル5のインダクタンスを容易に変更できる。また、前述したのと同様な効果が得られるのは明らかであろう。
図6Aは本発明の第六の実施形態に基づく三相リアクトルの断面図であり、図6Bは本発明の第六の実施形態に基づく三相リアクトルの他の断面図である。これら図面においては、三相リアクトル5は六つの連結部を有している。これら連結部は外周部鉄心20に接する六つの連結用鉄心21〜26を含んでいる。連結用鉄心21〜26のそれぞれには、コイル41〜46が巻回されている。また、連結用鉄心21〜26の先端面は凹状に湾曲している。
図6Aにおいて各コイルは集中巻きである。従って、図6Aに示されるコイル41、44がR相コイルR1、R2であり、コイル42、45がT相コイルT1、T2であり、コイル43、46がS相コイルS1、S2である。
これに対し、図6Bにおいて各コイルは分布巻きである。従って、図6Bに示されるように、第一のR相コイルが連結用鉄心21、26間に巻回されており、第二のR相コイルが連結用鉄心23、24間に巻回されている。同様に、第一のT相コイルが連結用鉄心24、25間に巻回されており、第二のT相コイルが連結用鉄心21、22間に巻回されている。同様に、第一のS相コイルが連結用鉄心25、26間に巻回されており、第二のS相コイルが連結用鉄心22、23間に巻回されている。
さらに、図7Aおよび図7Bは本発明第六の実施形態の三相リアクトルの回路図である。図7Aにおいては、前述したR相コイルR1とR相コイルR2とが直列に接続されている。二つのT相コイルT1、T2および二つのS相コイルS1、S2も同様に直列に接続されている。図7Bにおいては、前述したR相コイルR1とR相コイルR2とが並列に接続されている。二つのT相コイルT1、T2および二つのS相コイルS1、S2も同様に並列に接続されている。
このようにコイルの結線の方法を直列または並列に変更することにより、三相リアクトル5のインダクタンス値を調整することができる。また、例えば三相リアクトル5が六つの連結部31〜36を有する場合に、連結部31、33、35におけるコイルは直列に接続し、連結部32、34、36におけるコイルは並列で接続するようにしてもよい。この場合にも、同様にインダクタンス値を調整できるのが分かるであろう。
図8は本発明の第七の実施形態に基づく三相リアクトルの断面図であり、図3Bと概ね同様な図である。図8においては、外周部鉄心20に接する連結用鉄心21〜23の先端には、周方向に延びる延在部21a〜23aがそれぞれ形成されている。これら延在部21a〜23aと中心部鉄心10との間のギャップの寸法は互いに等しい。図示されるように第八の実施形態においては、ギャップ101〜103は周方向に湾曲している。
このような延在部21a〜23aが設けられた場合には、連結部31〜23におけるギャップ101〜103の面積を容易に大きくできる。なお、中心部鉄心10に接する連結用鉄心11〜13の先端に、前述したのと同様な延在部を備える構成であってもよく、延在部が中心部鉄心10に接する連結用鉄心11〜13と外周部鉄心20に接する連結用鉄心21〜23の両方に設けられていても良い。また、前述したのと同様な効果が得られるのは明らかであろう。
図9は本発明の第八の実施形態に基づく三相リアクトルの断面図である。図9に示される三相リアクトル5は、六つの連結部31〜36を含んでいる。これら連結部31〜36は、中心部鉄心10に接する三つの連結用鉄心11、13、15と、外周部鉄心20に接する六つの連結用鉄心21〜26とを含んでいる。三つの連結用鉄心11、13、15および六つの連結用鉄心21〜26は、それぞれ周方向に等間隔で配置されている。また、図9から分かるように、外周部鉄心20に接する三つの連結用鉄心21、23、25が中心部鉄心10に接する三つの連結用鉄心11、13、15にそれぞれ対面している。
図9に示される実施形態においては、連結部31、33、35と連結部32、34、36とが交互に配置されている。そして、連結部31、33、35は中心部鉄心10に接する連結用鉄心11、13、15と外周部鉄心20に接する連結用鉄心21、23、25とを含む。これに対し、連結部32、34、36は外周部鉄心20に接する連結用鉄心22、24、26のみを含んでいる。
連結用鉄心11、13、15のみが中心部鉄心10に接しているので、連結部31、33、35のギャップ101、103、105の寸法は連結部32、34、36のギャップ102、104、106の寸法よりも小さい。さらに、図9から分かるように、連結用鉄心21、23、25に巻回されたコイル41、43、45の断面積は、連結用鉄心22、24、26に巻回されたコイル42、44、46の断面積よりも小さい。さらに、コイル41、43、45の巻数は、コイル42、44、46の巻数とは異なるものとする。
また、図9から分かるように、連結部31、33、35のそれぞれのギャップ101、103、105の寸法は互いに等しく、連結部32、34、36のそれぞれのギャップ102、104、106の寸法は互いに等しい。同様に、連結部31、33、35のコイル41、43、45の巻数および断面積は互いに等しく、連結部32、34、36のコイル42、44、46の巻数および断面積は互いに等しい。
このような場合では、例えば破線で示される連結部31、33、35を第一組と設定し、一点鎖線で示される連結部32、34、36を第二組と設定する。つまり、図9に示される三相リアクトル5は二組の連結部を有する。そして、第一組および第二組のそれぞれにおいて、R相、T相、S相のコイルを定めればよい。
図10は本発明の第九の実施形態に基づく他の三相リアクトルの断面図である。図10に示される三相リアクトル5は、六つの連結部31〜36を含んでいる。これら連結部31〜36は、周方向に等間隔に配置されていて中心部鉄心10に接する六つの連結用鉄心11〜16のみを含んでいる。
図10に示される実施形態においては、連結部31、33、35と連結部32、34、36とが交互に配置されている。そして、連結部31、33、35における連結用鉄心11、13、15は連結部32、34、36における連結用鉄心12、14、16よりも長い。
従って、連結部31、33、35のギャップ101、103、105の寸法は連結部32、34、36のギャップ102、104、106の寸法よりも小さい。さらに、図10から分かるように、連結用鉄心11、13、15に巻回されたコイル51、53、55の断面積は、連結用鉄心12、14、16に巻回されたコイル52、54、56の断面積よりも小さい。さらに、コイル51、53、55の巻数は、コイル52、54、56の巻数とは異なるものとする。
このような場合においても、例えば破線で示される連結部31、33、35を第一組と設定し、一点鎖線で示される連結部32、34、36を第二組と設定する。そして、前述したように第一組および第二組のそれぞれにおいて、R相、T相、S相のコイルが定めればよい。また、図9および図10に示される構成においても、前述したのと同様な効果が得られるのは明らかであろう。
図13は本発明の第十の実施形態に基づく他の三相リアクトルの断面図である。図13に示される三相リアクトル5は図3Bに示されるのと概ね同様な構成である。しかしながら、外周部鉄心20が互いに連結された複数の外周部鉄心部分20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h、20iに分割されている。任意の箇所で外周部鉄心を複数に分けることで、製造時において材料の端切れを少なくし材料費を下げる効果がある。また、複数の外周部鉄心部分20a〜20iを使用するので、大型の外周部鉄心20を作成する場合であっても、組立易くなる効果がある。
図14は本発明の第十一の実施形態に基づく他の三相リアクトルの断面図であり、図13と同様な図である。図14においては、外周部鉄心20が複数の外周部鉄心部分20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g、20h、20iに分割されている。そして、外周部鉄心部分20b、20cの間、外周部鉄心部分20e、20fの間、および外周部鉄心部分20h、20iの間には、磁気的に連結可能な外周部ギャップ111、112、113がそれぞれ形成されている。外周部鉄心20に外周部ギャップ111、112、113を設けることで、インダクタンスのアンバランスの調整が容易となる効果がある。
ここで、図11Aは図3Bに示される三相リアクトルの磁界を示す図であり、図11Bは従来技術における三相リアクトルの磁界を示す図である。図11Aにおいては、連結用鉄心21〜23のそれぞれの基端近傍、および中心部鉄心10と連結用鉄心23の先端との間において磁界が漏洩している。しかしながら、そのような磁界の漏洩はいずれも外周部鉄心20内部であり、磁界は外周部鉄心20の外部には漏洩していない。
図11Bに示される三相リアクトル90は凹部を備えた二つの鉄心部98、99を有している。図11Bに示されるように、磁界は、鉄心部98、99の凹部の内側だけでなく、鉄心部98、99の外側にも漏洩している。言い換えれば、従来技術においては三相リアクトル90の外部に磁界が漏洩している。従って、本発明における三相リアクトル5は、磁界の漏洩を防止できるという顕著な効果を有するのが分かるであろう。
図12Aおよび図12Bはさらに他の三相リアクトルにおける磁束の向きを示す図である。これら図面に示される三相リアクトル5は、略円筒形の中心部鉄心10と、周方向に等間隔で配置された六つの連結用鉄心部が接した外周部鉄心20とを有している。また、コイル41〜46が六つの連結用鉄心部に巻回されている。
図12Aにおいては、コイル41、44がT相コイルであり、コイル42、45がR相コイルであり、コイル43、46がS相コイルである。三相交流においては、S相コイル43、46に最大電流が流れ、T相コイル41、44およびR相コイル42、45に最大電流の(−1/2)倍の電流が流れている。図12Aにおいては、二つのS相コイル43、46の磁束は、三相リアクトル5の中心を向いている。言い換えれば、本発明の三相リアクトル5は典型的にはその中心に磁束が集中する。そして、三相交流においては、三相リアクトル5の中心部の磁束を合計するとゼロになる。
図12Bにおいては、コイル41がT相コイルであり、コイル42が−R相コイルであり、コイル43が−S相コイルであり、コイル44が−T相コイルであり、コイル45がR相コイルであり、コイル46がS相コイルである。三相交流においては、S相コイル46に最大電流が流れ、T相コイル41およびR相コイル45に最大電流の(−1/2)倍の電流が流れている。また、「−」の符号が付けられたコイルには、逆方向で同じ大きさの電流が流れているものとする。図12Bに示されるように、「−S相コイル」であるコイル43の磁束は三相リアクトル5の中心を向いている。そして、「S相コイル」であるコイル46の磁束は三相リアクトル5の半径方向外側に向かっている。
三相リアクトル5は静止器であるので、図12Aおよび図12Bに示されるようにコイルの順番を変更してもよい。つまり、三相リアクトル5に要求される特徴に応じて、コイルの順番を適宜選択できる。
典型的な実施形態を用いて本発明を説明したが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなしに、前述した変更および種々の他の変更、省略、追加を行うことができるのを理解できるであろう。尚記載の回転対称とは、課題解決が可能な対称な形状あるいは配置を指す。
5 三相リアクトル
10 中心部鉄心
11〜16 連結用鉄心
20 外周部鉄心
20a〜20i 外周部鉄心部分
21〜26 連結用鉄心
21a〜23a 延在部
31〜36 連結部
41〜46 コイル
51〜56 コイル
61〜66 連結用鉄心
71〜76 コイル
81〜86 連結用鉄心
91〜96 コイル
101〜106 ギャップ
111〜113 外周部ギャップ

Claims (13)

  1. 中心部鉄心(10)と、
    該中心部鉄心を取囲む外周部鉄心(20)と、
    前記中心部鉄心と前記外周部鉄心とを磁気的に互いに連結する少なくとも三つの連結部(31〜33)とを具備し、
    前記連結部(31〜33)が、一つまたは複数の連結用鉄心(11〜13、21〜23)と、該連結用鉄心に巻回された一つまたは複数のコイル(41〜43、51〜53)と、一つまたは複数のギャップ(101〜103)から構成されている、三相リアクトル。
  2. 前記連結部の数は3の倍数である請求項1に記載の三相リアクトル。
  3. 前記連結部は、前記中心部鉄心および前記外周部鉄心の両方から離間している請求項1または2に記載の三相リアクトル。
  4. 前記連結部は前記中心部鉄心と前記外周部鉄心との両方に接しているか、あるいは、前記連結部は前記中心部鉄心と前記外周部鉄心との両方と一体になっている、請求項1または2に記載の三相リアクトル。
  5. 前記連結部は前記中心部鉄心および前記外周部鉄心のうちの一方のみと接しているか、あるいは、前記連結部は前記中心部鉄心および前記外周部鉄心のうちの一方と一体になっている、請求項1または2に記載の三相リアクトル。
  6. 前記コイルが集中巻きである請求項1ないし5のうちいずれか一項に記載の三相リアクトル。
  7. 前記コイルが分布巻である請求項1ないし5のうちいずれか一項に記載の三相リアクトル。
  8. 前記コイルが複数存在し、直列および並列のうちの少なくとも一方により結線されている請求項1ないし7のうちいずれか一項に記載の三相リアクトル。
  9. 前記連結部のうちの少なくとも一方の先端には周方向に延びる延在部(21a〜23a)が設けられている請求項1ないし8のいずれか一項に記載の三相リアクトル。
  10. 前記三相リアクトルは少なくとも三つの連結部からなる第一組(31、33、35)と他の少なくとも三つの連結部からなる第二組(32、34、36)とを含んでいる、
    請求項1ないし9のいずれか一項に記載の三相リアクトル。
  11. 前記三相リアクトルの連結部は、中心部鉄心に対して回転対称に配置されている、請求項1ないし10のいずれか一項に記載の三相リアクトル。
  12. 前記外周部鉄心は、複数の外周部鉄心部分から構成される、請求項1ないし11のいずれか一項に記載の三相リアクトル。
  13. 前記複数の外周部鉄心部分のうちの互いに隣接する外周部鉄心部分の間には外周部ギャップが形成されている請求項12に記載の三相リアクトル。
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