JP2017058832A - データ管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】容易にデータ項目の追加、修正、削除を行うことができ、表示・操作画面の項目構成等の変更を容易に行うことができ、1つ又は複数のデータベースに格納されるデータを容易に保管・管理したり他のシステムで利用したりできるデータ管理システムを提供する。
【解決手段】データ管理システムSは、1つ又は複数のデータベースを記憶している記憶装置と、記憶装置に記憶されているデータベースを利用するための情報処理ソフトウェアがインストールされたサーバコンピュータ3とを備える一方、イントラネット5を介して操作端末コンピュータ6に接続されている。サーバコンピュータ3は、操作端末コンピュータ6からの指示により、管理対象となるデータ項目の関連付けに係る情報に基づいて、互いに関連するデータをアーカイブして1つ又は複数のアーカイブデータセットを生成し、該アーカイブデータセットによりデータの転送又は管理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、データベースを定義し、データ項目を定義し、データベースと管理対象となるデータ項目とを関連付けて該データベースを構築する一方、管理対象となるデータ項目のデータベースへの関連付けに係る情報を用いて、互いに関連するデータ又はデータ(ファイル等)の所在を表す情報で構成される1つ又は複数のアーカイブデータセットを生成し、該アーカイブデータセットによりデータの転送又は管理を行うように構成されたデータ管理システムに関するものである。
一般に、データベースシステム及びそのデータベースに関連するデータ管理システムの開発・制作は、専門的な知識を必要とするので、専門のシステムエンジニア等によって行われる。そして、このように開発・制作されたデータベースシステムの中で汎用性のあるものは、通常、パーケージソフトウェアとして市販される。このようなデータベースシステムでは、データベース内に格納されているデータに何らかの処理(例えば、データ検索、演算等)を施してこれを利用する。このようなデータベースシステムでは、その機能や用途に応じて一般的なデータ項目が予め定義され、そのデータ項目に従ってデータ入力画面等も予め準備されている(例えば、非特許文献1参照)。従ってデータ項目が予め定義されたデータベースのデータを管理するシステムも、データ項目は予め定義されている項目を扱うこととなる。
このようなデータベースシステムがパッケージソフトウェアとして市販される場合、そのデータ項目及び機能は、様々なユーザが使用できるように一般的ないしは標準的なものとされる。このためパッケージソフトウェアのデータ項目及び機能は、必ずしも個々のユーザが望む構成にはなっていない。他方、データベースシステムを構築してデータベースを利用又は運用する場合、管理項目は変動的であり、利用又は運用段階で管理項目の追加や削除、変更が必要となることが多い。このようにデータベースの管理項目の構成が変わると、データ管理システムの扱うデータ項目にも変更が生じる。なお、ここで「パッケージソフトウェア」は、ソフトウェアをDVD−ROM等の媒体に格納した状態で提供、又はネットワークを介してダウンロード提供されるオンラインソフトウェアを意味し、汎用的な出来合いのソフトウェアを意味する。システム開発業者等が業務に合わせて開発するオーダーメイドソフトウェアと対比して用いる。
したがって、パッケージソフトウェアを用いる場合、管理項目の構成の変更に対応するには、データベースシステム及びデータ管理システムのデータ項目あるいは入力画面の構成等を変更しなければならない。しかし、個々のユーザがパッケージソフトウェアのデータベースのデータ項目を追加、修正もしくは削除し、又は入力画面の構成等を変更することは非常に困難ないしは煩雑であるので、通常は、パッケージソフトウェアの開発元にそのカスタマイズ作業を委託することになる。
また、パッケージソフトウェアを購入せず、ソフトウェア開発業者に開発を依頼してこのようなソフトウェアを制作した場合であっても、データ項目の追加、修正又は削除には専門的知識が必要である。このため、ユーザが必要とするデータ項目あるいは機能が変わるたびに、ソフトウェア開発業者又はシステム開発業者等に委託して対応してもらうことになる。
したがって、パッケージソフトウェアを購入した場合、又はソフトウェア開発業者にソフトウェアの開発を依頼した場合のいずれにおいても、従来のデータベースシステム及びそのデータを管理するデータ管理システムでは、データ項目の追加、修正もしくは削除、又は入力画面の構成等の変更を行うには、これを専門業者等に委託しなければならないので、運用コストが高くつくといった問題がある。
かくして、本願出願人は、すでに、データベースシステムに関して前記問題を解決すべく、特許文献1において、データベース又はデータ項目の構成に関して専門的な知識を有していなくても、コンピュータを、入力画面を参照しつつ操作することにより、データ項目を任意にかつ容易に追加、削除又は変更することができ、また入力画面の構成等の変更を容易に行うことができるデータベースシステムを提案している。
特許第4738704号公報
小山香織、「ファイルメーカーPro 5 for Windowsパワーアップブック」株式会社オーム社、2000年3月10日発行、第1版、p.23−29、78、110−115、242−247、357−363
ところで一方、例えば特許文献1に開示された管理対象となるデータ項目を自由に構成することができるデータベースシステムでは、ネットワーク上に1つの塊として存在し又は散在するデータを、目的や用途に応じて必要なデータ項目のデータのみを収集しデータベースとして構成することができる。このように収集したデータにおいては、データ本体はばらばらに存在し、あるいは1か所に存在していても映像や音声等複数のファイルで構成されていることが多い。このように構成されたデータベースは、このような状態のままでは効率的に転送又は保管・管理したり他のシステムで利用したりすることは困難であるといった問題がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであって、特許文献1に開示された発明のようなシステムを利用しつつ、データベース又はデータ項目の構成等に関して専門的な知識を有しない者でも、容易にデータ項目の追加、修正、削除を行い、且つどのデータ項目をデータベースに関連付けるかという操作を行うことによって、データの表示や操作画面の構成等を容易に行うことができ、さらには利用目的に合った関連するデータを1つ又は複数のデータベースが扱うデータの集合(アーカイブデータセット)として構成し、容易かつ効率的に転送又は保管・管理したり他のシステムで利用したりできるようにすることができるデータ管理システムを提供することを解決すべき課題とする。
前記課題を解決するためになされた本発明に係るデータ管理システムは、それぞれ検索可能に配列されたデータの集合である1つ又は複数のデータベースを記憶している記憶装置(内部記憶装置及び/又は外部記憶装置)と、記憶装置に記憶されているデータベースを利用するための情報処理ソフトウェアがインストール(搭載)されたサーバコンピュータとを備える一方、通信ネットワークを介して操作端末コンピュータに接続されている。ここで、データベースは、データがデータ項目毎に区分して配列されたものである。
サーバコンピュータは、データベース定義手段とデータ項目定義手段とデータ項目関連付け手段とデータ処理手段とを有する。ここで、データベース定義手段は、操作端末コンピュータからの指示によりデータベースを定義する。データ項目定義手段は、操作端末コンピュータからの指示により、データ項目を定義する。データ項目関連付け手段は、操作端末コンピュータからの指示により、管理対象となるデータ項目を設定又は選択し、該データ項目と1つ又は複数のデータベース中の任意のデータベースとの関連付けを行う。データ処理手段は、操作端末コンピュータからの指示により、管理対象となるデータ項目とデータベースとの関連付けに係る情報に基づいて、互いに関連するデータをアーカイブして1つ又は複数のアーカイブデータセットを生成し、該アーカイブデータセットによりデータの転送又は管理を行う(データを処理する)。つまり、データ項目とデータベースの関連付け情報によって、データベースがどのようなデータ項目で構成されているかがわかるようになっている。
このデータ管理システムにおいては、操作端末コンピュータの表示装置の操作画面に表示されたデータ項目の操作により、所望のデータ項目からなるアーカイブデータセットを生成するのが好ましい。データ項目の操作はブラウザにより行うのが好ましい。また、データ管理システムは、関連するデータの一部又は全部に様々な処理を施す手段を有するのが好ましい。データ管理システムに、データベースが複数設けられている場合、データ項目は複数のデータベースで共用することができるのが好ましい。
本発明に係るデータ管理システムにおいて、サーバコンピュータは、操作者(オペレータ)が操作端末コンピュータの表示装置(モニタ、ディスプレイ等)の操作画面を参照しつつ該操作端末コンピュータを操作することにより、データベース定義手段とデータ項目定義手段とデータ項目関連付け手段とデータ処理手段とを動作させることができるように構成されているのが好ましい。また、サーバコンピュータは、操作者が操作端末コンピュータの表示装置の操作画面を参照しつつ該操作端末コンピュータを操作することにより、データ項目定義手段及びデータ項目関連付け手段によってデータ項目を各データベースに対して任意に追加、削除又は変更することができるように構成されているのがより好ましい。
本発明に係るデータ管理システムによれば、操作者は、データベースやデータ項目の構成に関して専門的な知識を有していなくても、操作端末コンピュータを操作することにより、データ項目を任意にかつ容易に追加、削除又は変更することができる。さらに、温度計、圧力計、歪計、カメラ、音声レコーダなどといった種々の機器によって収集されネットワーク上に散在する種々のデータから、所望の目的や用途に応じて必要なデータのみを選択してアーカイブファイルデータとしてまとめた上で転送又は管理することができるので、種々のデータを種々のシステムで容易かつ効率的に利用することができる。なお、この効果は、画像ファイルや音声ファイル等のファイルの数が多ければ多いほど大きくなる。
押出機及びその運転状態等に関するデータを管理、表示及び処理するための、本発明に係るデータ管理システムの模式的なシステム構成図である。 図1に示すデータ管理システムにおけるデータベースのデータ配列構造の一例を示す図である。 図1に示すデータ管理システムにおけるアーカイブファイルの作成手順を示すフローチャートである。 アーカイブファイルのデータ格納フォルダ及びファイルの構成例を示す図である。 データベース設計を行うときに操作端末コンピュータの表示装置に表示されるメニュー画面の一例を示す図である。 データベース定義を行うときに操作端末コンピュータの表示装置に表示されるデータベース名入力用画面の一例を示す図である。 データベース定義を行うときに操作端末コンピュータの表示装置に表示されるデータベース名変更用画面の一例を示す図である。 データ項目定義を行うときに操作端末コンピュータの表示装置に表示されるデータ項目作成用画面の一例を示す図である。 複数のデータ項目を定義して作成されたデータ項目表の一例を示す図である。 データ項目定義を行うときに操作端末コンピュータの表示装置に表示されるデータ項目名変更用画面の一例を示す図である。 データベースとデータ項目の関連付けを行うときに操作端末コンピュータの表示装置に表示されるデータ項目選択用画面の一例を示す図である。 データベースとデータ項目の関連付けを行うときに操作端末コンピュータの表示装置に表示されるデータ項目入力(追加)用画面の一例を示す図である。 操作端末コンピュータの表示装置に表示されたデータベースとデータ項目の関連付け表の一例を示す図である。 図12に示す関連付け表から1つのデータ項目を削除したときの関連付け表を示す図である。 操作端末コンピュータの表示装置に表示された、押出機の窓画像を監視するための状態管理画面の一例を示す図である。 データ管理システムの入出力画面中の最小限必要な画面を定義するための画面の一例を示す図である。 データ管理システムの入出力画面中の切替画面を定義するための画面の一例を示す図である。 図16に示す画面を用いて定義された切替画面の一覧表の一例を示す図である。 入出力画面とデータ項目との関連付けを行うときに操作端末コンピュータの表示装置に表示されるデータ項目選択用画面の一例を示す図である。 入出力画面とデータ項目との関連付けを行うときに操作端末コンピュータの表示装置に表示されるデータ項目入力(表示)順指定画面の一例を示す図である。(「番号」にて指定) データ管理のための操作を行う際に、操作端末コンピュータの表示装置に表示されるデータ管理画面を示す図である。 データ読み込み操作の実行時に操作端末コンピュータの表示装置に表示される画面の一例を示す図である。 データ書き出し操作の実行時に操作端末コンピュータの表示装置に表示される画面の一例を示す図である。 書き出したデータを、開き、保存し、又は名前を付けて保存するための画面の一例を示す図である。 データ読み込み時に操作端末コンピュータの表示装置に表示される画面の一例を示す図である。 データ書き出し時に操作端末コンピュータの表示装置に表示される画面の一例を示す図である。 データベースに書き込まれているデータを消去するかどうかを確認するための画面を示す図である。 データ管理システムを起動したときに操作端末コンピュータの表示装置に表示される起動画面の一例を示す図である。 データ解析ソフトウェアを用いて、データ項目毎の平均化処理を施すときに、操作端末コンピュータの表示装置に表示される画面の一例を示す図である。 操作端末コンピュータの表示装置に表示された平均化処理の計算結果の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。まず、本発明に係るデータ管理システムの概要を説明する。なお、本明細書において、「データ」は、計測データ(アナログデータ及び/又はデジタルデータ)、画像データ、音声データ、テキストデータ、設計ソフトや解析ソフトなどの種々のアプリケーションソフトウェアが生成するデータ等の様々なデータを意味し、データ形式はとくには制限されない。
本発明に係るデータ管理システムでは、このようなデータを転送又は処理するときには、通常は、複数のデータを圧縮形式又は非圧縮形式でアーカイブした上で、1つ又は複数のファイルとして転送又は処理する。なお、本明細書において、「アーカイブ」は、データをひとまとめにして処理することを意味する。しかしながら、操作者のデマンド(要求)に応じて、ファイルをオンデマンドストリーミング形式で転送又は配信してもよい。また、ファイル形式とせずに直接(すなわち、ライブストリーミング形式で)エンコーディングして転送又は配信してもよい。データを転送、配信又は公開する方法としては、WEBサーバ、FTPサーバ、ストリーミングサーバ等を用いて行う方法のほか、データを単にファイル単位でコピー又は移動させる方法や、アプリケーション間で直接データのやり取りを行う方法なども用いることができ、データの転送方法はとくには制限されない。
本明細書において、「データベース」は、コンピュータによる検索が可能なように体系的に配列されたデータ又は情報(文字、数値、図形、画像、映像、音声等)の集合を意味する。より詳しくは、「データベース」は、ネットワーク上に1つの塊として存在し又は散在する様々なデータ(ビッグデータと呼ばれるクラウドに散在するデータも含む)をデータ項目毎に管理して互いに関連付けることにより検索したり、何らかの目的や用途のために利用したりすることができるデータの集合体を意味する。
データは、その種類又は性質によりデータ項目別に分類され(例えば、カメラ映像データ、温度データ、圧力データ等)、予め設定された目的や用途のために必要なデータ項目に属するデータのみが関連付けによって収集され、データベースを構成する。このようなデータベースは、関連付けの態様を変えることにより、異なる項目構成のデータベースに容易に変更又は転換することができる。なお、データベース設計時にデータベース内に固定的に各管理項目を作成して各種データを格納するように構成した一般的なデータベース(例えば、Microsoft Access等)は本発明の対象ではない。
データ項目とデータベースの関連付けは、例えばブラウザを用いて、管理するデータ項目をデータベースに関連付けたり、予め準備したデータベース・データ項目関連付表を、データベースを構成するファイルとして読み込ませたりすることにより行われる。また、それぞれのデータ項目に属する各データは、必ず共通のデータ項目(計測時間や計測場所等)と関連し、この共通のデータ項目をキー項目として結び付けられ、データベースレコードが形成される(例えばキー項目は、計測タイミング毎に連番で振られた計測番号であったり、計測時間であったり、測定場所であったり、あるいは測定条件等であったりする。)。
本発明に係るデータ管理システムは、1つ又は複数のデータベースを記憶ないしは格納している記憶装置と、記憶装置に記憶ないしは格納されているデータベースを利用するための情報処理ソフトウェアがインストールされたサーバコンピュータとを備える一方、通信ネットワーク(インターネット、イントラネット、LAN、WAN等)を介して操作端末コンピュータに接続されている。なお、記憶装置は、サーバコンピュータに内蔵された記憶装置であっても、またサーバコンピュータとは別体の外部記憶装置やネットワークストレージであってもよい。
サーバコンピュータは、データベース定義手段とデータ項目定義手段とデータ項目関連付け手段とデータ処理手段とを備えている。ここで、データベース定義手段は、操作端末コンピュータからの指示又は指令によりデータベースを定義するためのものである。データ項目定義手段は、操作端末コンピュータからの指示又は指令により、データ項目を定義するためのものである。データ項目関連付け手段は、操作端末コンピュータからの指示又は指令により、管理対象となるデータ項目を設定又は選択し、該データ項目と1つ又は複数のデータベース中の任意のデータベースとの関連付けを行うためのものである。データ項目が複数のデータベースと関連付けられる場合は、項目がデータベース間で共有できるようになっていてもよい。データ処理手段は、操作端末コンピュータからの指示又は指令により、管理対象となるデータ項目とデータベースとの関連付けに係る情報に基づいて、互いに関連するデータをアーカイブして1つ又は複数のアーカイブデータセットを生成し、該アーカイブデータセットによりデータの転送又は管理(処理)を行うためのものである。
本発明に係るデータ管理システムにおいては、サーバコンピュータは、操作者が操作端末コンピュータの表示装置の操作画面を参照しつつ該操作端末コンピュータを操作することによりデータベース定義手段とデータ項目定義手段とデータ項目関連付け手段とデータ処理手段とを動作させることができるように構成されている。また、サーバコンピュータは、操作者が操作端末コンピュータの表示装置の操作画面を参照しつつ該操作端末コンピュータを操作することにより、データ項目定義手段及びデータ項目関連付け手段によりデータ項目を各データベースに対して任意に追加、削除又は変更することができるように構成されている。ここで、関連付け操作は、例えば用意したデータベースにデータ項目を作成していくような操作を伴って実行されてもよい。
また、操作端末コンピュータからの指示又は指令は、上述の画面を参照しつつ操作する方法の他に、あらかじめ定義された指示又は指令情報で構成されるファイルをサーバコンピュータに読み込ませる方法等いかなる方法で実現されてもよい。
このデータ管理システムは、一般的にコンピュータ単体にインストールして利用するソフトウェアとは異なり、例えばクラウド環境に対応したイントラネットシステムあるいはインターネット、その他の通信ネットワークに対応したシステムである。
したがって、このデータ管理システムは、パーソナルコンピュータ、タブレット等の各操作端末コンピュータにソフトウェアをインストールすることなく、該データ管理システムとインターネット、イントラネット等の通信ネットワークを介して接続された各操作端末コンピュータから、インターネットブラウザ(例えば、Microsoft Internet Explorer)で利用することができる。さらに、ブラウザの代わりに、該データ管理システムと通信することができるクライアントアプリケーションやスマートフォン・タブレット用アプリケーション(アプリ)を用意することで、これらのアプリケーションから該データ管理システムを利用することも可能である。また、このデータ管理システムは、クラウド等のインターネット技術を採用しているので、他のコンピュータシステムとの連携性ないしは拡張性が非常に高いものである。
このデータ管理システムは、一般的には従来のパッケージソフトウェアでは困難であったコンピュータシステムを、クラウド対応イントラネットシステムあるいはその他の通信ネットワーク対応システムとし、計測するデータ項目に追加、削除等の変更が必要となったときでも、ソフトウェアの改造をデベロッパーに依頼することなく、ユーザが容易に対応することができるようにしたものである。また、とくにインターネット上のパブリッククラウドの環境では、膨大な量のデータ(いわゆるビッグデータ)を容易に管理する技術が必要とされるが、このデータ管理システムでは、互いに関連するデータをアーカイブして1つ又は複数のアーカイブデータセットを生成し、該アーカイブデータセットによりデータの転送又は管理(処理)を行うことにより、従来の技術では管理が難しい膨大な量のデータ、例えば数万ファイルの画像データを、簡単な操作で管理することができるようになっている。
また、このデータ管理システムでは、画像データ中の特定のデータのみを取り出したり、複数台のカメラで取得された画像を、一覧表内に並べて表示したりするといった画像表示が可能であり、また時系列的な複数の画像を、タイマー機能を使って次々と表示することにより擬似動画(パラパラ漫画)を表示するとともにその時の計測データを表示することも可能である。
要するに、このデータ管理システムによれば、操作者は、データベースやデータ項目の構成に関して専門的な知識を有していなくても、操作端末コンピュータを操作することにより、データ項目を任意にかつ容易に追加、削除又は変更することができる。さらに、温度計、圧力計、歪計、カメラ、音声レコーダなどといった種々の機器によって収集されネットワーク上に散在する種々のデータから、所望の目的や用途に応じて必要なデータのみを選択してアーカイブファイルデータとしてまとめた上で転送又は管理(処理)することができる。このため、種々のデータを種々のシステムで容易かつ効率的に利用することができる。また、データ管理システムの目的や用途が変更され、これにより管理項目が変更された場合でも、変更されたデータベース・データ項目関連付情報を用いてデータ管理が行われ、データ管理システム自体に変更を加える必要がない。また、データベース・項目関連付け情報を用いたアーカイブの作成と同様に、後述する表示画面情報(状態管理画面)の項目との関連付け情報を用いてアーカイブすると、データベースを構成する全項目の中から、状態管理画面に関連付けられている項目のみをアーカイブすることも可能となる。よって、目的に応じた項目で状態管理画面を構成すると異なる項目構成の、複数のアーカイブデータを容易に得ることができる。
以下、添付の図面を参照しつつ、合成樹脂の押出し成形を行う押出機のためのデータ管理システムを例にとって本発明の実施形態を具体的に説明する。しかしながら、本発明はデータの管理手法に特徴があり管理対象はとくには制限されないので、本発明はこのような押出機のためのデータ管理システムに限定されるわけではなく、種々の管理対象のためのデータ管理システムに幅広く応用することができる。
図1に示すように、押出機1のためのデータ管理システムSは、内部記憶装置2(内部メモリ等も含む)内にDBMS(例えばMicrosoft SQL Server やMySQL 等)をミドルウェアとして備えたサーバコンピュータ3と、通信ケーブル(図示せず)を介してサーバコンピュータ3に接続された外部記憶装置4(外付ハードディスク)とを備えている。内部記憶装置2及び外部記憶装置4は、一体型記憶装置として内部又は外部に設置してもよく、またDBMSのデータ及び計測データ、画像データ等のデータをどの記憶装置に記憶してもよい。サーバコンピュータ3は、通信ネットワーク、例えばギガビットイーサネット(登録商標)規格に基づいて構築されたイントラネット5に接続されている。イントラネット5には、データ管理システムSを操作又は使用するとともに、所定のデータ解析ソフトウェアを実行するための操作端末コンピュータ6が接続されている。操作端末コンピュータ6は例えばデータ管理システムSを操作するコンピュータやタブレット等の端末とデータ解析等を行うコンピュータ等に目的毎に別に複数台設置してもよい。
さらに、イントラネット5には、押出機1に付設された種々の計測機器ないしはセンサ(図示せず)と、押出機1ないしはその周辺機器の所定の部位の画像ないしはシリンダ内の合成樹脂の画像を取得するビデオカメラ7と、アナログデジタル(AD)変換機能等測定に要する諸機能を備えたプログラマブルロジックコントローラ8(以下「PLC8」という。)と、カメラコントローラ9とが接続されている。なお、データ管理システムSのための通信ネットワークは、このようなイントラネット5に限定されるわけではなく、その他の通信ネットワーク、例えばインターネット等を用いてもよいのはもちろんである。
押出機1は、詳しくは図示していないが、加熱・加圧機構を備えたシリンダ(容器)と、シリンダ内に配置されモータによって駆動されるスクリューとを有する、合成樹脂の押し出し成形を行うためのスクリュー式押出機である。この押出機1には、図示していないが、その状態を把握するために、スクリューの回転数を検出する回転数センサ、モータを流れる電流を検出する電流計、モータの消費電力を検出する電力計、合成樹脂の押出量を検出する流量センサ、シリンダの温度を検出するシリンダ温度センサ、合成樹脂の温度を検出する樹脂温度センサ、合成樹脂の圧力を検出する圧力センサ、シリンダ又はスクリュー等の歪を測定する歪計、音声レコーダ等の種々の計測機器ないしはセンサが付設されている。
ビデオカメラ7は、押出機1のシリンダに設けられた透明な窓を透してシリンダ内部又はシリンダ外部の画像を撮影・取得する。PLC8は、各種計測機器によって検出・取得されたデータを、所定の処理シーケンス(順序又は時間間隔)でサーバコンピュータ3に転送する。カメラコントローラ9は、ビデオカメラ7によって撮影・取得された画像を、所定の処理シーケンス(順序又は時間間隔)でサーバコンピュータ3に転送する。ただし画像の記録間隔は、カメラやカメラコントローラ、ネットワーク環境、サーバ性能等の諸条件により遅延等が発生することがあり、必ずしも一定時間間隔で画像撮影を行えるとは限らない。
PLC8は、各種計測機器で検出・取得された各種データを、例えば可変長キャラクターデータのデータ形式や数値データ形式で、予め設定されているデータ項目に対応させ又は振り分けて、サーバコンピュータ3の内部記憶装置2(DBMS)に「計測データ」又は「別に収集した画像等のデータを特定する情報(保存場所やデータファイル名等)」として格納する(書き込む)。
図2に示すように、PLC8は、ある測定タイミング(例えば、60ms毎)における各種測定データ(例えば、樹脂圧力、樹脂温度……)に1つのシーケンス番号ないしは連番を付した上でサーバコンピュータ3に転送し、予め設定されているデータ項目欄(例えば、樹脂圧力RP9欄、樹脂圧力RP10欄……)に振り分けて内部記憶装置2(DBMS)に書き込む。測定タイミングはPLCの性能やネットワーク環境等の諸条件により遅延等が生ずる事があり、必ずしも正確に例えば60ms毎に計測できるとは限らない。なお、サーバコンピュータ3(データベース設計モジュール)は、例えばデータベース内に同一のシーケンス番号は存在しないようにシーケンス番号を管理することでデータベース内の各種測定データをシーケンス番号に基づいて一意的に識別することができるので、例えばサーバコンピュータ3が電源オフ後に再起動された場合でも、過去に測定したデータを残したまま矛盾なく、続きの計測又は新たな運転条件における計測を開始することができる。
さらに、PLC8は、あるシーケンス番号に対応する測定データを、カメラコントローラ9が外部記憶装置4に書き込む画像データとリンクさせるために、画像に係るデータ項目欄(例えば、窓画像1欄、窓画像2欄、…)に、該シーケンス番号に対応する測定データがどの画像データと対応するかを特定するための画像特定番号(図2に示す例では、42、43、101、102)を書き込む。なお、すべてのシーケンス番号の測定データに対してもれなく画像データをリンクさせる必要がない場合、又は例えば画像データの取得周期が他の測定データの取得周期に追いつかない場合等は、いくつかのシーケンス番号毎に画像番号を書き込めばよい。例えば、図2に示す例では、4つのシーケンス番号毎に画像データがリンクされている。また、画像データが取得されるタイミングが正確な一定周期ではない場合は、各画像データの取得が完了した次の測定データ書き出しのタイミングで画像番号を書き込むようにしてもよい。
カメラコントローラ9は、ビデオカメラ7により所定の周期(例えば、60ms毎)で撮影・取得された画像データに前記の画像特定番号と画像取得時刻(画像撮影が開始又は終了した時刻)とを付し、これらを外部記憶装置4内の画像ファイルに書き込む。なお、ビデオカメラ7の画像の撮影開始タイミングは、測定データの測定タイミングと一致するように設定されるが画像の撮影終了タイミングと一致させるようにしても良いし、開始と終了の中間のタイミングを採用する等任意に設定しても良い。
前記のとおり(段落[0034]〜[0038]参照)、データ管理システムSにおいては、データ計測及び画像の撮影が実行され、これらのデータがサーバコンピュータ3(データ管理システムS)に記録される。しかしながら、このデータ管理システムSは、汎用性のある「データ管理システム」であるので、前記のようにデータ管理システムS(サーバコンピュータ3及び内部記憶装置2、外部記憶装置4)に直接計測データ等が書き込まれるケース以外にも利用することができ、例えばネットワーク上の他の場所に存在するデータを管理することもできる。以下、このようにサーバコンピュータ3内にデータがない場合に、具体的にどのようにデータを収集、管理するのかを説明する。
<<本データ管理システム内にデータがない場合のデータの収集>>
本実施形態では、必要な測定データ及び画像は、データ測定装置(PLC8)及びビデオカメラ7(カメラコントローラ9)から直接、データ管理システムSのサーバコンピュータ3内のDBMSのデータベース(テーブル)及び所定の共有フォルダ(記憶装置4)に、どのデータ同士が結びつくかのキーとなる情報を伴って書き出される。
しかし、これらの測定データや画像、音声等の必要な実際のデータ(実データ)は、データ管理システムSのサーバコンピュータ3内又はこれに接続された外部記憶装置4等ではなく、ネットワーク(イントラネット5等)を介してデータ管理システムSに接続された、それぞれ別の場所に存在しているデータであってもよい。このようなケースでは、目的に応じて必要な実データの所在場所を、該当データ項目のデータとして(データ管理システムSのデータとして)サーバコンピュータ3内のDBMSのデータベースに書き込むことになる。また、データとして所在場所を書き込むのではなく、本実施形態のように、画像ファイルの所在場所をあらかじめ決めておき、画像ファイルを特定できるよう番号等のみをデータとして書き出してもよい。また、データ項目作成時にデータ項目情報として、データタイプ等の情報と共に、所在場所を情報として書き出してもよい。
また、このようなケースでは、所在場所をURLやネットワーク上の共有フォルダのパス等で指定しておくことにより直接データを取得できる場合もあるが、クラウド上からデータを取得するためによく使われるRESTやSOAPインターフェースを用いたり、プログラム(関数)を用いたりしてデータを取得する場合もある。ここで、RESTやSOAPインターフェース、プログラム等を使用する場合は、データ取得のためのパラメータ等を該当データ項目のデータとしてサーバコンピュータ3内のDBMSのデータベースに書き込む方法が考えられる。
例えば、パラメータとして、「大阪」、「昨日」及び「最高気温」を指定すれば大阪の昨日の最高気温が得られるRESTインターフェースがあるとすれば、該当データ項目に格納するデータとして、これらのパラメータ情報を書き出せばよい。また、該当データ項目がどのような手段(直接データを参照できるのかRESTインターフェースを用いてデータを取得するのか等)で実データを取得するのかは、データ項目作成時にデータ項目情報として書き出しておけばよい。
本実施形態においては、押出機1の運転状態の測定を目的として、PLC8がサーバコンピュータ3内のDBMSのデータベースに各種データ又はデータの所在情報(例えば、URLや共有パス、ファイル名等のファイルの特定情報)の書き出しを実行することによってデータベースのデータが入力されるが、目的に応じてデータを特許文献1に開示されているようなデータベースシステムのデータ入力画面から直接データを入力したり、別の方法でデータを収集したりすることも可能である。また、インターネット環境で一般的に利用されている、クローラのデータ収集機能を利用し、検索サイトから必要なデータを検索キーを用いて収集し、データ取得に利用する方法等も考えられる。
サーバコンピュータ3としては、例えばインテル(登録商標)Xeon(登録商標)E3ファミリ以上のCPU(中央処理装置)と、16GB以上の内部メモリとを備えたコンピュータなどを用いることができる。例えば、サーバOSとしてはWindows(登録商標) Server 2012を利用することができる。外部記憶装置4としては、例えば記憶容量が500GB以上の外付ハードディスクなどを用いることができる。操作端末コンピュータ6としては、例えばOS(オペレーティングシステム)としてマイクロソフト社のWindows(登録商標)7又はWindows(登録商標)8を用いるパーソナルコンピュータなどを用いることができる。
サーバコンピュータ3には、データ管理システムSを機能ないしは動作させるために、下記のソフトウェアモジュールがインストール(搭載)されている。
(1)データ表示・管理モジュール
サーバコンピュータ3の外部記憶装置4の共有フォルダに書き込まれた画像データと、サーバコンピュータ3の内部記憶装置2(DBMS)に書き込まれた計測データとを表示又は管理するためのソフトウェアモジュールである。ただし、前述のとおり各種データは本データ管理システムS内(すなわち内部記憶装置2及び外部記憶装置4)にある必要性は無い。サーバコンピュータ3内にWEBアプリケーションプログラム、又はWEBサービス(SOAP、REST等のAPI)としてインストール(搭載)され、イントラネット5に接続されている操作端末コンピュータ6又はその他のパーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット等の通信機器のブラウザ(閲覧用ソフトウェア)、又はブラウザに代わる上記WEBサービスを利用したソフトウェア(アプリケーション又はアプリ)でアクセス(閲覧、使用)することができる。(以下の「データ格納処理モジュール」以外の各モジュールのアクセス形態も同様である。)
(2)データベース設計モジュール
データベースを構築するとともに、データ項目を構築し、データを蓄積するための領域をサーバコンピュータ3の内部記憶装置2(DBMS)に確保して提供するためのソフトウェアモジュールである。データベースにデータ項目を関連付けることにより、自在にデータベースを構築することができる。サーバコンピュータ3内にWEBアプリケーションプログラム又はWEBサービスとしてインストール(搭載)され、内部記憶装置2(DBMS)内にデータ又はデータ所在情報の格納場所を確保する。ただし、DBMSのデータ格納場所等は外部記憶装置4等であってもよい。
(3)計測データ管理モジュール
サーバコンピュータ3の内部記憶装置2(DBMS)内の計測データ及びデータ所在情報を、イントラネット5(通信ネットワーク)を介して、操作端末コンピュータ6等に転送して管理するためのソフトウェアであり、サーバコンピュータ3内にWEBアプリケーションプログラム又はWEBサービスとしてインストール(搭載)される。この計測データ管理モジュールにより、転送されるデータはアーカイブ方式(複数のファイルを1つにまとめる方式)で処理又は管理され、イントラネット5を介して、サーバコンピュータ3から、サーバコンピュータ3自身、又は操作端末コンピュータ6等にダウンロードされる。(ただし、サーバコンピュータ3が処理するアーカイブデータは、サーバ内に作成されるとは限らないので、サーバコンピュータ3自身にダウンロードされる場合もあり得る。)操作端末コンピュータ6等にダウンロードされたデータは、そのまま管理されるか、何らかの処理が施された後、管理され又は他のシステムで利用される。また、管理されたデータは必要に応じてイントラネット5等のネットワークを介して操作端末コンピュータ6等からサーバコンピュータ3にアップロード(移動又はコピー)され、これらのデータは管理され、データ表示や各種計算処理に用いられる。
(4)計測データ演算モジュール
計測データに様々な演算処理、例えばデータ項目毎の平均化処理等を施すためのソフトウェアモジュールであり、サーバコンピュータ3内にWEBアプリケーションプログラム又はWEBサービスとしてインストール(搭載)される。この計測データ演算モジュールが生成したデータは、例えば、データ解析ソフトウェアによる解析処理など種々のデータ処理に利用することができる。本実施例では、本モジュールを利用して測定値に対して所定の平均化処理を実行させているが、いくつかの演算処理(例えば各データの最大値を求める等)をあらかじめ用意し、実行時に選んで実行させるようにしてもよい。また、実行画面に演算処理を数式やプログラミング言語等で入力できるようにして実行時に利用するようにしてもよい。本実施例においては測定値に対しての演算処理しか施していないが、例えば、画像データに対する画像処理(例えば、画像サイズの調整や明暗度の調整等)や音声データの加工処理等を施してもよい。
(5)データ格納処理モジュール
データをサーバコンピュータ3の内部記憶装置2(DBMS)又は外部記憶装置4に格納し、管理するためのソフトウェアモジュール(ミドルウェア)であり、サーバコンピュータ3のオペレーティングシステム(OS)と各種アプリケーションプログラムの中間に位置するものである。
データ項目をデータベースに関連付けることによって管理対象となるデータ項目を自由に構成することができるデータ管理システムSは、「データベース・データ項目関連付表」の形態のデータベース・データ項目関連付け情報を有する。この関連付け情報の項目情報には、データの種類(測定値であるか、画像データであるか、音声データであるか、テキストデータであるか等)や所在を示す情報やデータファイルを特定する情報などの様々な情報が含まれている。これらの情報及びデータベース本体に入力されているデータから情報を読み出し、関連する画像や音声ファイル、データファイルなどを特定して実際のデータを取得し、アーカイブファイルに加えていくことによって、必要な関連データのみを効率よくアーカイブする(まとめる)ことができる。また、実際のデータを取得せずに、データベース本体に入力されている所在情報やデータを特定する情報をそのままの状態でアーカイブしてもよい。
アーカイブファイルは、1つ又は複数のファイルに分けて作成してもよい。1つのアーカイブファイルが大きくなりすぎると、通信ネットワークを介してデータのやり取りを行う際に支障が生じるおそれがあるので好ましくない。とくにWEBサイトを用いたアップロード・ダウンロードによってデータのやり取りを行う場合は、一般に、ファイルサイズには制限(上限)がある。この制限にかかる場合は、アーカイブファイルを複数に分けて作成するのが好ましい。
アーカイブファイルを複数に分け、画像データや音声データの関連するデータを取得し付け加える場合、そのアーカイブファイルのデータに関連するデータ(画像データや音声データ)のみが含まれるようにすれば効率的にデータを管理することができる。なお、データベースを構成するデータは、MySQLやMicrosoftSQLServerのようなミドルウェアのデータベースシステムのデータであっても、MicrosoftAccessのようなデータベースファイル形式のものであってもよく、またこれらをCSV(テキスト形式)等に変換したものであってもよい。
図3Aに、サーバコンピュータ3(計測データ管理モジュール)によるアーカイブファイルの作成手順の一例を示す。このアーカイブファイルの作成手順では、まずステップS1でデータベース・データ項目関連付け表を読み込み、続いてステップS2でデータベースデータを読み込む(ステップS2)。この後、ステップS3で繰り返し回数をカウントしつつ、ステップS4〜S8の一連のデータ処理を、データ数に対応する回数だけ繰り返し実行する。そして、ステップS4〜S8のデータ処理の繰り返し回数がデータの数に達したときにこのデータ処理ループを終了し、ステップS9を実行して作成したアーカイブファイルを管理し、転送し、あるいは配信又は公開、して利用する。
ステップS4〜S8の一連のデータ処理において、ステップS4では、「データベース・データ項目関連付け表」及び「データベースデータ」から、各レコードに関連する画像、音声等のデータを取得し、ステップS5でこのデータをアーカイブファイルに書き込む。ただし、画像、音声等のデータファイルの一部又は全部を取得せずに、取得に必要な情報を書き込んでも良い。次に、ステップS6で、このアーカイブファイルのデータサイズ(データ保有量)をチェックする。そして、ステップS7でアーカイブファイルのデータサイズが予め設定された規定値(限界値)を超えているか否かを判定(チェック)する。
ここで、アーカイブファイルのデータサイズが規定値(限界値)を超えていれば(Yes)、ステップS8でアーカイブファイルを新しいものと交換し、超えていなければ(No)、ステップS4に復帰してこれらのデータ処理を続行する。このようにして、アーカイブファイルが作成される。作成されたアーカイブファイルは、操作端末コンピュータ6からの指示により、適宜にサーバコンピュータ3から操作端末コンピュータ6に転送ないしは配信され、このアーカイブファイルが操作端末コンピュータ6で何らかの処理が施されたときには、処理後のアーカイブファイルをサーバコンピュータ3に転送し、サーバコンピュータ3上で管理してもよい。
図3Bに、アーカイブファイルのデータ格納フォルダ及びファイルの構成例を示す。ただし、このアーカイブファイルの構成例は単なる例示であり、アーカイブファイルがこのような構成になっていなくてもよいのはもちろんである。
以下、図4〜図29を参照しつつ、操作端末コンピュータ6を操作して、サーバコンピュータ3にインストール(搭載)されているデータ管理システムSを使用又は利用するときの具体的な操作手順を説明する。データ管理システムSを使用又は利用するための具体的な操作としては、データベース設計のための操作、データ管理のための操作、データ表示のための操作、計算処理のための操作などが挙げられる。
<<データベース設計のための操作>>
以下、データベース設計のための操作の手順を説明する。
図4は、データベース設計を行う際に、操作端末コンピュータ6の表示装置(モニタ)に表示されるデータベース設計画面(メニュー画面)を示している。そして、データベースは、データベース設計画面を参照しつつ下記の操作(A)〜(C)を行うことにより作成される。また、このように作成されたデータベースの表示項目の設定は、下記の操作(D)〜(E)により行われる。
(A)データベース定義操作
(B)データ項目定義操作
(C)データベース・データ項目関連付操作
(D)入出力画面定義操作
(E)入出力画面・データ項目関連付操作
(A)データベース定義操作
データベース定義操作は、サーバコンピュータ3の内部記憶装置2(DBMS)に、測定データ又は測定データ(ファイル等)の所在を表す情報を格納するためのデータベースを定義ないしは作成する操作である。この操作は、図4に示すデータベース設計画面(メニュー画面)の「データベース定義」ボタンをクリックして、例えば図5に示すようなデータベース定義画面を表示した上で、「データベース名」欄に任意のデータベース名を入力するだけで完了する。図5に示す例では、「データベース名」欄に、新たに設けるデータベースのデータベース名として「EXTRUDER」が入力されている。
これにより、内部記憶装置2(DBMS)には、入力したデータベース名(例えば「EXTRUDER」)を有するデータベースが作成される。複数のデータベースが存在する場合、PLC8は、各種測定データを、データベース名を識別して、該測定データに対応するデータベースに書き込む(格納する)。内部記憶装置2(DBMS)の状態又は内容は、サーバコンピュータ3に標準搭載された標準の管理ツールを用いて確認することができる。データ管理システムSには、通常、このようなデータベースが複数設けられる。ただし、事情によっては、あるいは一時的には、1つのデータベースしか設けられないこともある。なお、以下において、このような複数のデータベースをまとめて「データベース」と総称することがあるが、このような場合、データベースミドルウェア即ちDBMS(データベース管理システム)では、このようなデータ項目の集合で構成された最少単位のデータベースをテーブルと呼び、データベースは複数のテーブルによって構成される。
既設のデータベースのデータベース名は、容易に変更することができる。具体的には、例えば図6に示すように、データベース定義画面上で、データベース名を変更すべきテーブルの「選択」ボタンをクリックして「データベース名」欄にそのデータベース名を表示した後、このデータベース名を新たなデータベース名に変更し、「修正実行」ボタンをクリックすれば、データベース名が変更される。図6に示す例では、データベース名を「EXTRUDER」から「EXTRUDER1」に変更している。
(B)データ項目定義操作
データ項目定義操作は、各種測定データ又は測定データ(ファイル等)の所在を表す情報をその種類又は内容に応じて振り分けて格納するためのデータ項目を定義する操作である。測定データの種類又は内容が増えたときには、データ項目を容易に追加することができる。なお、データ項目を削除することも可能である。この場合は該データ項目に属する測定データも削除されるが、削除されないようにしてもよい。PLC8は、各種測定データを、その項目名、種類又は内容に応じて識別し、対応するデータ項目に振り分けて格納する。
データ項目定義操作において、データ項目を作成するときには、図4に示すデータベース設計画面(メニュー画面)の「項目定義」ボタンをクリックして、例えば図7に示すような項目定義画面を表示した上で、「項目名称」欄に任意のデータ項目名を入力し、「項目説明」欄にこのデータ項目についての説明又は注釈を入力し、「データタイプ」欄にこのデータのデータタイプ(数値、画像、静止画、日付等)を入力する。図7に示す例では、「項目名称」欄に項目名称「番号」が入力され、「項目説明」欄にこの番号はレコード番号である旨の説明が入力され、「データタイプ」欄にデータタイプは数値である旨が入力されている。なお、図7は、項目定義画面の上部のみを示し、その下部(の記載データ項目一覧表)は省略している。実際に運用時に各データ項目に入力されるデータは、数値や文字等のほか、画像データや音声データそのものであってもよい。あるいは、それらのデータの所在やファイル名を示す番号であったり、URL等で表現されるリソースの場所であってもよい。それらのデータの所在を示す情報は、アーカイブ処理をするときに利用され、所在情報によって実際の画像等のデータを取得してアーカイブしたり、アーカイブデータ利用時に所在を示す場所を参照して利用したりすることができる。
さらに、図7に示す項目定義画面上で「追加修正」ボタンをクリックした後、「項目名称」欄、「項目説明」欄及び「データタイプ」欄への入力を繰り返すことにより、任意の数のデータ項目を設定することができる。図8に、このようにして作成された複数のデータ項目を含むデータ項目一覧表の一例を示す。なお、図8に示すデータ項目一覧表は、図7に示す項目定義画面の下側に表示される。
各データ項目のデータ項目名(項目名称)及びデータ項目説明(項目説明)は、容易に変更することができる。具体的には、例えば図9に示すように、項目定義画面上で、データ項目名又はデータ項目説明を変更すべきデータ項目の「選択」ボタンをクリックし、「項目名称」欄及び「項目説明」欄にデータ項目名及びデータ項目説明を表示した後、これらのデータ項目名及び/又はデータ項目説明を新たなデータ項目名及び/又はデータ項目説明に変更し、「修正実行」ボタンをクリックすれば、データ項目名及び/又はデータ項目説明が変更される。
(C)データベース・データ項目関連付操作
データベース・データ項目関連付操作は、データベース定義操作(A)により作成されたデータベース中の任意のデータベース(テーブル)と、データ項目定義操作(B)により作成されたデータ項目中の任意のデータ項目(1つ又は複数)とを関連付ける操作である。より詳しくは、すでに作成されたデータ項目のうちの任意のデータ項目を、任意のデータベースにそのデータ項目として組み入れ(データ項目の作成ないしは追加)、あるいは任意のデータベースに組み入れられているデータ項目を該データベースから削除する操作である。
データベース・データ項目関連付操作において、あるデータベース(テーブル)にデータ項目を組み入れるときは、図4に示すデータベース設計画面(メニュー画面)の「データベース・項目関連付」ボタンをクリックして、例えば図10に示すようなデータベース・項目関連付画面を表示した上で、項目の関連付けを行うデータベースを、既に作成したデータベース一覧から選択して「データベース名称」欄に入力し、「追加項目名称」欄に表示されているデータ項目のリストから所望のデータ項目の名称を選択(クリック)する。図10に示す例では、「データベース名称」欄にデータベース名「EXTRUDER」が入力され、「追加項目名称」欄においてデータ項目「番号」が選択されている。この場合、データベース「EXTRUDER」にデータ項目「番号」が追加されることになる。このデータ項目の作成と関連付け操作は、処理を明確に分けず、従来のデータベース作成の慣わしにしたがって、データベース(テーブル)に項目を1つずつ追加作成(データ項目の作成と同時にデータベースへの関連付けを行って、関連付け表を作成する)していくような操作方法でデータ項目の作成とデータベースへの関連付けを実現してもよい。また、後述する入出力画面定義における各画面とデータ項目の関連付け方法も同様である。
図11は、図10に示す操作により作成されたデータベースの内容、すなわち該データベースにデータ項目「番号」が組み入れられた状態を示している。さらに、図10に示すデータベース・項目関連付画面上で、データ項目のリストから、データベースにさらに組み入れるべき所望のデータ項目の名称を次々に選択し、所望のすべてのデータ項目をこのデータベースに組み入れれば、データベースが完成する。このように、任意のデータ項目を、容易にデータベースに組み入れることができる。
図12は、このようにして作成されたデータベース(データベース名「EXTRUDER」)の一例を示している。図12に示す例では、データベースに、「番号」、「スクリュー回転数N」、「モータ電流値I」、「押出量Q」等の多数のデータ項目が関連付けられている。なお、PLC8は、データの種類又は内容を、データ項目の順序で認識しているのではなく、データ項目の名称で認識しているので、データベースに組み入れるデータ項目の順序(作成順序)はさほど重要ではない。しかし、PLC8がデータ項目の並び順でデータの種類や内容を認識するようにしてもよいし、項目名称ではなく、データ項目番号等別の項目情報を利用してもよい。また、例えば図12に示すデータベースのデータ項目リスト(一覧表)におけるデータ項目の表示順序は、後記の入出力画面定義操作(D)及び入出力画面・データ項目関連付操作(E)で自由に設定又は変更することができる。
データベース・データ項目関連付操作において、あるデータベース(テーブル)からいずれかのデータ項目を削除するときは、例えば図12に示すようなデータベース・項目関連付画面を表示した上で、削除すべきデータ項目の左端の「削除」欄をクリックすれば、このデータ項目はデータベースから削除される。
図13は、図12に示すデータベース・項目関連付画面においてデータ項目「スクリュー回転数N」の「削除」欄をクリックし、このデータ項目を削除した結果を示している。このように、データベースに組み入れられているいずれのデータ項目も容易に削除することができる。
(D)入出力画面定義操作
入出力画面定義操作は、画面上に表示すべき状態管理画面、すなわちデータベースに組み入れられている種々のデータ項目の中から所望のデータ項目を選択して配置した画面、例えば押出機1の運転状態等を管理するための画面を定義する操作である。このような状態管理画面は、管理すべき項目に応じて複数作成され、実際に画面上に表示する状態管理画面は自在に切り替えることができる。
図14は、このような状態管理画面の一例を示している。図14に示す例では、「リスト」、「窓1画像チェック」、「窓2画像チェック」及び「窓画像比較」の4つの状態管理画面が設定(定義)され、これらは画面上の所望の状態管理画面の名称をクリックすることにより自在に切り替えることができるようになっている。図14は、これらの4つの状態管理画面中の「窓1画像チェック」が選択された状態を示しており、ある時点における窓画像1の画像と、この時点における番号、スクリュー回転数N、押出量Q、シリンダ温度C0、樹脂温度RT1及び樹脂圧力RP1とが表示されている。例えば、「窓2画像チェック」等別の状態管理画面に切り替えると別の項目構成の画面が表示される。
入出力画面定義操作を行うときには、まず図4に示すデータベース設計画面(メニュー画面)の「入出力画面定義」ボタンをクリックして、例えば図15に示すような入出力画面定義画面を表示する。そして、この入出力画面定義画面上で、既に作成してあるデータベース名称を選択入力し、「既定画面作成」ボタンをクリックする。これにより、データ管理システムSは、「選択」、「リスト」及び「入力(縦)」の3つの状態管理画面が自動的に作成(定義)されるようになっている。必ずしも自動的に作成する必要は無いがこれらの状態管理画面は、データ管理システムSを正常に動作させるための重要な画面であるので、入出力画面定義操作を行う際に最初に作成するのが好ましい。「リスト」はデータをリスト状に表示する画面、「入力(縦)」は縦方向に項目が並んだデータ入力画面、「選択」はリスト状に表示されているデータを選択することができ、データ修正時に利用する画面でありデータベースシステムの基本機能を提供するために必要となる。なお、図14に示す状態管理画面では、「選択」及び「入力(縦)」の状態管理画面は、まだ作成されていない。
次に、例えば図16に示すように、押出機1の運転状態等の管理に必要な所望の状態管理画面(切替画面)を定義する。この場合は、まず「画面名称」欄に定義すべき状態管理画面(切替画面)の名称を入力するとともに、「画面タイプ」欄にこの状態管理画面の画面タイプ(選択、リスト又は入力(縦))を選択した上で、「追加/修正」ボタンをクリックする。図16に示す例では、「画面名称」欄に「窓1画像チェック」が入力され、「画面タイプ」欄に「リスト」が入力されている。同様に、所望のいくつかの状態管理画面(切替画面)を定義する。
図17は、このようにして定義された状態管理画面のリストの一例を示している。詳しくは図示していないが、このリストは、入出力画面定義画面の下部に表示される。すなわち、例えば図16に示す画面の下側に表示される。図17に示す入出力画面定義画面では、切替画面として、それぞれ画面タイプが「リスト」である「窓1画像チェック」、「窓2画像チェック」及び「窓画像比較」の3つの状態管理画面が定義されている。
入出力画面定義画面に表示されたリスト中の各状態管理画面の名称は自由に変更(修正)することができる。この場合、名称を変更すべき状態管理画面の「選択」欄をクリックし、「画面名称」欄及び「画面タイプ」欄に、この状態管理画面に対応する画面名称及び画面タイプを表示する。このとき、図示していないが「追加/修正」ボタンが「修正実行」ボタンに切り替えられる。この後、「画面名称」欄に新たな画面名称を入力し、「修正実行」ボタンをクリックすれば、画面名称が変更(修正)される。また、入出力画面定義画面に表示されたリスト中の各状態管理画面は自由に削除することができる。この場合、削除すべき状態管理画面の「削除」ボタンをクリックすれば、この状態管理画面は削除される。
(E)入出力画面・データ項目関連付操作
入出力画面・データ項目関連付操作は、入出力画面定義操作(D)により作成された各状態管理画面(切替画面)と、この状態管理画面に表示すべき所望のデータ項目とを関連付ける操作である。すなわち、各状態管理画面(切替画面)に、所望の複数のデータ項目を組み入れる操作である。
入出力画面・データ項目関連付操作を行うときには、まず図4に示すデータベース設計画面(メニュー画面)の「入出力画面・項目関連付」ボタンをクリックして、例えば図18に示すような入出力画面・項目関連付画面を表示する。図18に示すように、入出力画面・項目関連付画面には、データベース名称や画面名称などを入力するための標題部の下に、このデータベース(データベース名「EXTRUDER」)に関連付けられているデータ項目の一覧表が表示される。なお、図18では、紙面の都合上、表示されるデータ項目のうちの一部のもの(番号、スクリュー回転数N、モータ電流値I)のみを示している。
そして、図18に示す入出力画面・項目関連付画面上で、「画面名称」欄に、データ項目の関連付けを行うべき状態管理画面(切替画面)の画面名称(例えば、窓1画像チェック)を選択入力した上で、関連付けるべき所望のデータ項目の「選択」ボタンを順次クリックする。例えば、図14に示す状態管理画面(画面名称「窓1画像チェック」)を作成する場合は、図18中のデータ項目一覧表のうちの「番号」、「スクリュー回転数N」、「押出量Q」、「窓画像1」、「シリンダ温度C0」、「樹脂温度RT1」及び「樹脂圧力RP1」のそれぞれについて「選択」ボタンをクリックすることになる。
図18中のデータ項目一覧表では、「番号」欄は空欄であるが、これはこの状態管理画面(切替画面)にはまだデータ項目が関連付けられていない、すなわち表示するデータ項目がないということを意味する。そして、所望のデータ項目の「選択」ボタンを順次クリックすれば、図19に示すように、これらのデータ項目の「番号」欄に順次番号が割り当てられ、このように番号が割り当てられたデータ項目がこの状態管理画面(切替画面)に割り付けられることになる。なお、状態管理画面(画面名称「窓1画像チェック」)には、各データ項目は、この番号順で左から右に順に並んで表示される(図14参照)。この後、「既定入力順」ボタンをクリックすれば、この状態管理画面(画面名称「窓1画像チェック」)にこれらのデータ項目が関連付けられる。
各状態管理画面(切替画面)に関連付けられたデータ項目は、その「選択」ボタンをクリックすれば、関連付けが解除され、このデータ項目の「番号」欄の番号が削除される。この場合、このデータ項目より番号が大きい関連付け済みのデータ項目の番号が繰り上がるので、関連付けられた番号は欠番することなく連続する。この時、状態管理画面及び状態管理画面の各項目が削除されても運用時に入力されたデータは影響を受けない。つまり、削除された項目の入力データは削除されない。また、データベース・項目関連付け操作や、画面定義の操作は、例えば、作成された項目リストから必要とするデータ項目を選択し、画面の所定の位置にドラッグアンドドロップすることによって、データベースや入出力画面(状態管理画面)にデータ項目を関連付けるようにしてもよい。さらに、この画面定義の際に作成される「状態管理画面−データ項目関連付け情報」をデータ管理システムのアーカイブ作成時に利用してもよい。
<<データ管理のための操作>>
以下、データ管理システムSにおけるデータ管理のための操作の手順を説明する。
図20は、データ管理のための操作を行う際に、操作端末コンピュータ6の表示装置(モニタ)に表示されるデータ管理画面の一例を示している。そして、データ管理システムSは、データ管理を行うための機能として下記の機能を備えているが、これらの機能に係る操作はこのデータ管理画面を用いて行われる。なお、データ管理画面には、種々のデータ又は情報を表示するデータ情報領域が設けられている。
(A)画像データ保存場所切り替え機能
(B)データ読み込み機能
(C)データ書き出し機能
(D)データクリア機能
(A)画像データ保存場所切り替え機能
実施例においては、複数の窓画像の撮影をカメラ1台で対応するため、ビデオカメラ7によって撮影・取得されたカメラ画像をサーバコンピュータ3の外部記憶装置4内の所定のフォルダ(以下「フォルダ0」という。)に書き込むようにした。例えば図14に示す状態管理画面において窓画像1として使用する場合は、フォルダ0内の画像データを、この状態管理画面に対応するフォルダ(以下「フォルダ1」という。)に移動させることで、状態管理画面において窓画像1の位置にカメラ画像が表示されるようになる。また、図示していないが窓画像2を含む状態管理画面においてこの画像データを窓画像2として使用する場合は、同様にフォルダ0内の画像データを、この状態管理画面に対応するフォルダ(以下「フォルダ2」という。)に移動させる必要がある。
実施例においては、窓画像1のデータすなわちフォルダ1内のデータを窓画像2のデータすなわちフォルダ2へ移動させるには、フォルダ1内のデータを一度フォルダ0に移してからフォルダ2に移動させなければならないが、直接フォルダ間のデータ移動が行なえるようにしてもよい。
このような場合に、フォルダ0とフォルダ1、2との間で画像データの保存場所を切り替える機能がこの画像データ保存場所切り替え機能である。この機能は、図20に示すデータ管理画面の「画像データ保存場所切り替え機能」領域を操作することにより使用することができる。なお、複数のビデオカメラ7、例えば2台のビデオカメラ7が設けられ、状態管理画面においてビデオカメラ7と同数の窓画像、例えば2つの窓画像1、2が使用される場合は、カメラ又はカメラコントローラの機能によって、一方のビデオカメラ7が取得した画像データをフォルダ1に保存(格納)し、他方のビデオカメラ7が取得した画像データをフォルダ2に保存(格納)するようにしてもよい。
(B)データ読み込み機能
データ読み込み機能は、内部記憶装置2内のデータベース、外部記憶装置4、ネットワークを介してサーバコンピュータ3に接続されている様々な装置に記憶ないしは格納されている各種データを、操作端末コンピュータ6の操作により、サーバコンピュータ3の処理ユニットで処理できるように内部メモリ又はサーバ内外の記憶装置に読み込むために使用される。このデータ読み込み機能は、図20に示すデータ管理画面の「データ読み込み機能」領域の操作ボタン又は操作欄を操作することにより使用することができる。データ読み込み機能を使用する場合において、読み込みファイルを指定しないときには、内部記憶装置2内のDBMSのデータベース(テーブル)やテーブルに記載されている画像等の所在を示す場所情報を使って、測定データや画像等が読み込まれ、画像等の所在を示す場所情報から画像データを取得してデータ表示が行われる。なお、読み込みファイルの指定は、図20に示すデータ管理画面の「データ読み込み機能」領域の最上部に設けられている「参照」ボタンをクリックすることにより行うようにしているが、この「参照」ボタンをクリックしないときには、読み込みファイルは指定されない。読み込みファイルを指定すると、過去に測定及び作成したアーカイブデータがサーバに読み込まれ、測定データ、画像データの表示並びに各種処理や計算用に必要なデータが取り出されて、現在の測定データが読み込まれる場合と同様に利用できるように、サーバ内部メモリ内又はサーバ内外の記憶装置に展開される。
データ読み込み機能を使用する際には、データ読込位置の指定を行うことができる。例えば、大量のデータが存在する場合、すべてのデータを読み込むことができないことがある。このような場合、データの読み込みの開始位置をずらせることにより、例えばデータベースのデータの先頭から何番目かのデータを読み込み開始位置とすることにより、読み込むデータの量を少なくすることができる。また、データ読込行数を指定することができる。データ読込行数の最大値は15000行程度であるが、実用上、データ読込行数は、実装するサーバコンピュータ3の処理能力に応じて例えば500から1000程度の範囲に設定するのが好ましい。図21は、データ読み込み実行中の画面の一例を示している。なお、データの読み込みが完了すれば、操作端末コンピュータ6の表示装置は、自動的に「データ表示」画面に切り替わるが、そうなっていなくてもよい。
他方、読み込みデータファイルを指定する場合は、前記のとおり、図20に示すデータ管理画面の「データ読み込み機能」領域の最上部に設けられている「参照」ボタンをクリックすることにより行う。読み込みデータファイルは、測定データ、画像データ、計算データ、データ表示画面の読み込み状態をアーカイブ(複数のファイルを1つにまとめた)形式にしたデータファイルである。
データファイルは、本データ管理システムSによって作成されたアーカイブファイルに限らず、他の方法やシステムで作成されていてもよい。
現在のデータ管理システムSの項目構成の状態と異なる項目構成のデータファイルを読み込む時は、項目名等の合致するデータだけを読み込むようにしてもよいし、読み込むデータファイルのどの項目がデータ管理システムSのどの項目に読み込むのかを指定できるようにしてもよい。
また、データ管理システムSは、データファイルの項目構成に従って、該データ管理システムSの項目構成が同じ項目構成になるように自動的に変更する手段を有していてもよい。
読み込みデータファイルの指定は、原則として、操作している操作端末コンピュータ6(PC)中に存在しているファイルに対して行う。ただし、操作している操作端末コンピュータ6以外のコンピュータ、例えばサーバコンピュータ3中に存在しているファイルを指定する場合は、このファイルに対して共有を設定することにより、イントラネット5ないしはネットワークを介して、操作端末コンピュータ6から指定することができる。このように指定したデータファイルは、データ管理システムS内に読み込まれ、そこから「データ読込位置」、「データ読込行数」で指定したデータ表示に必要なデータのみを取り出してデータ表示を行う。また、ネットワーク上のURLや共有ネットワークパス等を指定することによって、読み込みデータファイルを指定するようにしてもよい。
(C)データ書き出し機能
データ書き出し機能は、前述の手順で現在又は過去の読み込まれた測定データ又は測定データ(ファイル等)の所在を表す情報、及び各種付随データをサーバコンピュータ3又は操作端末コンピュータ6に書き出すために使用される。このデータ書き出し機能は、図20に示すデータ管理画面の「データ書き出し機能」領域の操作ボタン又は操作欄を操作することにより使用することができる。書き出し処理では、データベース・項目関連付け情報を用いて、指定したデータ、情報をアーカイブする。また、表示画面情報(状態管理画面)のデータ項目との関連付け情報を用いてアーカイブしてもよい。
内部記憶装置2(DBMS)に記憶ないしは格納された「測定データ」又は測定データ(ファイル等)の所在を表す情報、及び外部記憶装置4に記憶ないしは格納された「画像データ」は、その全てのデータ又は、「データ書出位置」及び「データ書出行」で指定した部分のデータのみを取り出して、「データ解析ソフトウェア用計算データ」及び各項目情報や「データ表示」画面で入力したコメント情報等とともにアーカイブして(複数のファイルを1つにまとめる)、サーバコンピュータ3又は操作端末コンピュータ6に書き出すことができる。なお、書き出すデータの行数が、予め設定された最大データ行数(例えば15000行)を超える場合は、データ書出位置を変えながら、繰り返しデータ書き出し操作を行うことになる。その他、アーカイブデータには、付帯資料等を添付したり、データ編集、情報付加を行ったりできるようにしてもよい。
データの書き出しは、およそ下記のような手順で行われる。
a)コメントの入力
図20に示すデータ管理画面のデータ情報領域のヘッダーテキスト欄に、書き出すデータが、押出機1のどのような運転状態(成形条件)でのデータであるかを識別することができるようなコメントを入力する。このコメントは、データ等とともにアーカイブされ、サーバコンピュータ3内の内部記憶装置2又は外部記憶装置4、又はネットワークを介して他の記憶装置に書き出される。なお、データの読み込み時には、このコメントが操作端末コンピュータ6の表示装置に表示されるので、データ読み込み時に読み込んでいるデータがどのようなデータであるかを識別することができる。
b)データ書出位置及びデータ書出行数の指定
図20に示すデータ管理画面の「データ書き出し機能」領域内のデータ書出位置欄及びデータ書出行数欄に、それぞれ、「データ書出位置」及び「データ書出行数」を入力し、現時点で格納されている内部記憶装置2(DBMS)内のデータや情報を、どの位置から何行書き出すかを指定する。例えば、データ書出行数を「全行」と指定した場合は、前記の最大データ行数(例えば15000行)のデータを書き出すことになる。
c)データ書き出しの実行
図20に示すデータ管理画面の「データ書き出し機能」領域内の「書出実行」ボタンをクリックして、サーバコンピュータ3内の内部記憶装置2又は外部記憶装置4、又はネットワークを介して他の記憶装置に書き出す。図22は、データ書き出し実行中における操作端末コンピュータ6の表示装置に表示される画面の一例を示している。
図23に示すように、データ書き出しが終了すれば、操作端末コンピュータ6の表示装置に、書き出したデータを、開き、保存し、又は名前を付けて保存するための画面が表示される。ここで、「保存(S)」ボタン又は「名前を付けて保存(A)」ボタンをクリックすれば、書き出したデータを、操作端末コンピュータ6や様々な場所に保存し、又は名前を付けて保存しデータを管理することができる。
ここでの「保存」操作は、先に記憶装置へのデータ書き出しが行われた後、生成されたファイルをデータの管理場所にコピーする操作を意味する。従って、「保存」操作の代わりに「書出実行」ボタンによって所定の位置に書き出されたファイルを、OSのファイル操作機能を使って管理してもよい。
データ読み込み時又はデータ書き出し時には、図20に示すデータ管理画面のデータ情報領域に、種々の情報が表示される。例えば、データ読み込み時には、データ読込日時、データ数、画像数、項目数、ヘッダーテキスト(「データ書き出し」実行時に入力したコメント)等が表示される。また、データ書き出し時には、データ書出日時、データ数、画像数、項目数、ヘッダーテキスト等が表示される。
図24及び図25は、それぞれ、データ読み込み時及びデータ書き出し時に、操作端末コンピュータ6の表示装置に表示される画面の一例を示している。
(D)データクリア機能
データクリア機能は、内部記憶装置2(DBMS)内のデータベースに記憶ないしは格納されているデータを消去し、又は外部記憶装置4に記憶ないしは格納されている画像データを消去するために使用される。このデータクリア機能は、図20に示すデータ管理画面の「データクリア機能」領域の操作ボタン又は操作欄を操作することにより使用することができる。具体的には、データベースデータクリアの「クリア実行」ボタンをクリックすることにより、内部記憶装置2(DBMS)内のデータベースに格納されているデータを消去することができる。また、画像データクリアの「クリア実行」ボタンをクリックすることにより、外部記憶装置4に格納されている画像データを消去することができる。
図26に示すように、データベースデータクリアの「クリア実行」ボタンをクリックしたときには、内部記憶装置2内のデータベースに格納されているデータを実際に消去するかどうかを確認する画面が表示される。なお、図示していないが、画像データクリアの「クリア実行」ボタンをクリックしたときも、外部記憶装置4内に格納されている画像データを実際に消去するかどうかを確認する画面が表示される。
<<データ表示のための操作>>
以下、データ表示のための操作の手順を説明する。
図27は、データ管理システムSを起動したときに、操作端末コンピュータ6の表示装置に表示される起動画面を示している。図27に示すように、起動画面には、下記の8つの領域が設けられている。
a)読み込み情報領域
b)表示項目切替領域
c)測定データ表示領域
d)画像表示領域
e)画像モード切替領域
f)カメラ位置切替領域
g)画像表示コントローラ領域
h)画像連続表示タイマー領域
読み込み情報領域には、計測データ読込日時及び読込データ数が表示される。表示項目切替領域には、表示することが可能な表示項目のリストが表示され、このリスト中の任意の表示事項目を選択してクリックすれば、その表示項目に係るデータ及び画像が、それぞれ、測定データ表示領域及び画像表示領域に表示される。なお、このリストに表示する表示項目は、前記のデータベース設計のための操作で予め登録されている(状態管理画面の画面定義)。測定データ表示領域には、選択された表示項目に係るデータ、例えばスクリュー回転数N、モータ電流値I、樹脂押出量Q等が表示される。画像表示領域には、選択された表示項目に係る画像が表示される。より詳しくは、測定データ表示領域の任意のデータ行の「選択」ボタン(図示せず)をクリックしたときに、このデータ行に対応するカメラ画像が拡大して画像表示領域に表示される。
このデータ管理システムSでは、所定の時間間隔で間欠的に測定される各データ測定タイミングのすべてに画像データが添付されているのではなく、いくつかのデータ測定タイミング毎に1つの画像データが添付されている。そこで、例えば画像解析を行う場合などのために、画像データが添付されているデータ行のみを操作端末コンピュータ6の表示装置に表示することができるようにしている。具体的には、画像モード切替領域に設けられたモード切替ボタン10をクリックすれば、画像データが添付されているデータ行のみが操作端末コンピュータ6の表示装置に表示され、画像データが添付されていないデータ行は表示上削除される。ここで、さらにモード切替ボタン10をクリックすれば、再び操作端末コンピュータ6の表示装置に、画像データの添付の有無にかかわらず、すべてのデータ行が表示される。
画像表示領域には、画像データを1つしか表示することができないので、ビデオカメラ7を複数台設置したときには、各ビデオカメラ7で撮影した画像をみるためには、画像表示領域に表示する画像データを切り替える必要がある。そこで、カメラ位置領域の「カメラ位置」ボタンをクリックすることにより、どのビデオカメラ7で撮影した画像を表示するかを切り替えることができるようにしている。例えば、ビデオカメラ7を2台設けた場合は、「カメラ位置」ボタンをクリックすれば、「1」と「2」が交互に表示され、「1」が表示されているときには一方のビデオカメラ7が撮影した画像が表示され、「2」が表示されているときには他方のビデオカメラ7が撮影した画像が表示される。また、画像表示領域を複数配置して、全てのカメラ画像を表示するようにしたり、それぞれどの表示領域にどのカメラ画像を表示するかを指定したりできるようにしてもよい。
このデータ管理システムSは、画像表示領域にビデオカメラ7によって撮影された複数の画像を、タイマー機能を使って時系列又は逆時系列的に、所定の時間間隔(インターバル)で間欠的ないしは連続的に切り替えて表示する機能を備えている。つまり、ビデオカメラ7によって撮影された複数の画像を、時系列又は逆時系列的に、擬似動画(パラパラ漫画)の形態で表示することができるようになっている。
具体的には、図27に示す起動画面の画像表示コントローラ領域中のタイマー再生ボタン11をクリックすれば、ビデオカメラ7によって撮影された複数の画像を時系列的に擬似動画の形態で表示する(タイマーで画像を連続再生する)ことができ、タイマー逆再生ボタン15をクリックすれば、ビデオカメラ7によって撮影された複数の画像を逆時系列的に擬似動画の形態で表示する(タイマーで画像を逆連続再生する)ことができる。ここで、タイマー停止ボタン13をクリックすれば、このような間欠的ないしは連続的な画像の再生を一時的に停止させることができる。なお、画像前進ボタン12をクリックすれば時系列的に1つ後の画像を表示することができ、画像後退ボタン14をクリックすれば時系列的に1つ前の画像を表示することができる。
画像連続表示タイマー領域には、画像表示コントローラ領域中のタイマー再生ボタン11又はタイマー逆再生ボタン15をクリックして、タイマーで画像を再生又は逆再生するときに、画像の表示を切り替える時間間隔(インターバル)を設定するための領域である。具体的には、「タイマー」欄に、所望の時間間隔をミリ秒で入力することにより、画像の表示を切り替える時間間隔(インターバル)を自在に変更することができる。
<<計算処理のための操作>>
以下、計算処理のための操作の手順を説明する。
図28は、例えばデータ解析ソフトウェアを用いて解析できるように、例えば計測データに対して、データ項目毎の平均化処理等を施す場合に、操作端末コンピュータ6の表示装置に表示される画面を示している。この画面上の「実行」ボタンをクリックすれば、現在読み込まれているデータに基づいて、計測データ演算モジュールにより、計測項目毎に平均値が計算され、計算結果は画面に表示される。なお、計算結果は、例えば図29に示すような形態で操作端末コンピュータ6の表示装置に表示される。
以上、本発明に係るデータ管理システムSによれば、操作者は、データベースやデータ項目の構成に関して専門的な知識を有していなくても、操作端末コンピュータ6を操作することにより、データ項目を任意にかつ容易に追加、削除又は変更することができる。さらに、このデータ項目の関連付け構成情報を使用して、温度計、圧力計、歪計、カメラ、音声レコーダなどといった種々の機器によって収集されイントラネット5ないしはネットワーク上に散在する種々のデータから、所望の目的や用途に応じて必要なデータのみを選択してアーカイブファイルデータとしてまとめた上で転送又は管理することができるので、種々のデータを種々のシステムで容易かつ効率的に利用することができる。
S データ管理システム、1 押出機、2 内部記憶装置(DBMS)、3 サーバコンピュータ、4 外部記憶装置、5 イントラネット、6 操作端末コンピュータ、7 ビデオカメラ、8 プログラマブルロジックコントローラ(PLC)、9 カメラコントローラ、10 モード切替ボタン、11 タイマー再生ボタン、12 画像前進ボタン、13 タイマー停止ボタン、14 画像後退ボタン、15 タイマー逆再生ボタン。

Claims (5)

  1. それぞれ検索可能に配列されたデータの集合である1つ又は複数のデータベースを記憶している記憶装置と、前記記憶装置に記憶されているデータベースを利用するための情報処理ソフトウェアがインストールされたサーバコンピュータとを備えている、通信ネットワークを介して操作端末コンピュータに接続されたデータ管理システムであって、
    前記データベースは、データがデータ項目毎に区分して配列されたものであり、
    前記サーバコンピュータは、
    前記操作端末コンピュータからの指示により、前記データベースを定義するデータベース定義手段と、
    前記操作端末コンピュータからの指示により、データ項目を定義するデータ項目定義手段と、
    前記操作端末コンピュータからの指示により、管理対象となるデータ項目を設定又は選択し、該データ項目と前記1つ又は複数のデータベース中の任意のデータベースとの関連付けを行うデータ項目関連付け手段と、
    前記操作端末コンピュータからの指示により、前記管理対象となるデータ項目の前記関連付けに係る情報に基づいて、互いに関連するデータをアーカイブして1つ又は複数のアーカイブデータセットを生成し、該アーカイブデータセットによりデータの転送又は管理を行うデータ処理手段とを有することを特徴とするデータ管理システム。
  2. 前記操作端末コンピュータの表示装置の操作画面に表示されたデータ項目の操作により、所望のデータ項目からなるアーカイブデータセットが生成されることを特徴とする請求項1に記載のデータ管理システム。
  3. 前記データ項目の操作がブラウザにより行われることを特徴とする請求項2に記載のデータ管理システム。
  4. 前記関連するデータの一部又は全部に様々な処理を施す手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のデータ管理システム。
  5. 前記データベースが複数設けられ、前記データ項目は複数のデータベースで共用することができることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のデータ管理システム。
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