JP4433714B2 - 情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、より容易かつ確実に外部機器や記録媒体からファイルを取り込むことができるようにした情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
従来、デジタルスチルカメラにより撮影され、生成された画像ファイルを、例えば汎用のパーソナルコンピュータに取り込む場合、既に取り込み済みの画像ファイルがあっても、その取り込み済みの画像ファイルごとパーソナルコンピュータに取り込んでしまうため、パーソナルコンピュータ内では、画像ファイルが重複してしまうという問題があった。
この問題を解決するために、パーソナルコンピュータがデジタルスチルカメラから画像ファイルを取り込む際に、画像ファイルのファイル名、撮影日時、ファイルサイズ等の情報をデータベース化しておき、次回、デジタルスチルカメラから画像ファイルを取り込む際には、このデータベースに基づいて、同一の画像ファイルが既に取り込まれているか否かを判定し、まだ取り込まれていない画像ファイルのみを選択的に取り込むようにすることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−306376号公報
しかしながら、従来、デジタルスチルカメラに記録された画像ファイルのファイル名が、パーソナルコンピュータに記録された画像ファイルのファイル名と同一であっても、画像ファイル自体は異なるファイルである場合があり、このような場合、パーソナルコンピュータがデジタルスチルカメラから画像ファイルを取り込むときに、元々パーソナルコンピュータに記録されていた同一名称の画像ファイルに、デジタルスチルカメラから取り込んだ画像ファイルを上書き保存してしまうことがあるという課題があった。従って、この場合、元々パーソナルコンピュータに記録されていた画像ファイルが削除されてしまうという課題があった。
デジタルスチルカメラは、一般的に、撮影して生成した画像ファイルに、通し番号を含むファイル名をつけてメモリカードに記録する。そして、デジタルスチルカメラの中には、メモリカードが装着されたときに、この通し番号をリセットする機種がある。このような機種では、一旦、デジタルスチルカメラにメモリカードを装着して撮影した後、メモリカードを取り外し、再度、メモリカードを装着して撮影した場合、画像ファイルの名称が、先の撮影のときと同一名称になってしまう。例えば、最初にメモリカードがデジタルスチルカメラに装着されて、撮影が3回行われ、「001.jpg」、「002.jpg」、および「003.jpg」の3つのファイル名の画像ファイルがメモリカードに記録されたとする。その後、デジタルスチルカメラからメモリカードが取り外され、メモリカードに記録された画像ファイルがパーソナルコンピュータに取り込まれた後、再度、メモリカードがデジタルスチルカメラに装着されたとする。この場合、デジタルスチルカメラは、撮影を行って画像ファイルを生成するとき、そのファイル名を、「001.jpg」としてしまう。従って、この画像ファイルが記録されたメモリカードを再びデジタルスチルカメラから取り外し、パーソナルコンピュータで取り込もうとすると、先に取り込み済みだった画像ファイルのファイル名「001.jpg」と重複してしまう。この場合、パーソナルコンピュータに元々記憶されていた画像ファイルの上に、新たに取り込まれた画像ファイルを上書き保存してしまうという問題があった。
そこで、ユーザは、同一名称の画像ファイルをデジタルスチルカメラからパーソナルコンピュータに取り込む場合、1つ1つ、ファイル名を変更する必要があり、手間がかかるという課題があった。
本発明の情報処理装置は、取り込んだことのある画像ファイルが記録媒体に記録されていることを示す履歴ファイルの有無によって、記録媒体に記録された画像ファイルの取り込み履歴があるか否かを判定する第1の判定手段と、記録媒体に記録された画像ファイルの中に、取り込み済みの画像ファイルと同一名称の画像ファイルが存在するか否かを判定する第2の判定手段と、記録媒体から画像ファイルを取り込む取り込み手段と、第1の判定手段により取り込み履歴がないと判定され、第2の判定手段により記録媒体に記録された画像ファイルの中に、取り込み済みの画像ファイルと同一名称の画像ファイルが存在すると判定された場合、記録媒体から取り込んだ画像ファイルの名称を変更する変更手段とを備えることを特徴とする。
前記取り込み手段により前記記録媒体から前記画像ファイルが取り込まれた場合、前記記録媒体に記録された前記画像ファイルの消去をユーザに選択させる案内を提示する提示手段と、提示手段による提示に従って、ユーザから、前記記録媒体に記録された前記画像ファイルを消去する指示が受け付けられた場合、前記記録媒体に記録された前記画像ファイルを消去する消去手段とをさらに設けるようにすることができる。
前記提示手段による前記提示に従って、前記ユーザから前記記録媒体に記録された前記画像ファイルを消去する指示が受け付けられなかった場合、前記記録媒体に記録する前記画像ファイルの前記取り込み履歴を生成する生成手段をさらに設けるようにすることができる。
前記第2の判定手段には、前記第1の判定手段により前記取り込み履歴があると判定され、かつ、前記記録媒体に記録された前記画像ファイルの中に、取り込み済みの前記画像ファイルと同一名称の前記画像ファイルが存在すると判定した場合、前記記録媒体に記録された前記画像ファイルの中に、取り込み済みの前記画像ファイルと同一の前記画像ファイルが存在するか否かをさらに判定するようにさせ、前記取り込み手段には、前記第2の判定手段により前記記録媒体に記録された前記画像ファイルの中に、取り込み済みの前記画像ファイルと同一の前記画像ファイルが存在すると判定された場合、取り込み済みの前記画像ファイルと同一ではない前記画像ファイルを前記記録媒体から取り込むようにさせることができる。
本発明の情報処理方法は、取り込んだことのある画像ファイルが記録媒体に記録されていることを示す履歴ファイルの有無によって、記録媒体に記録された画像ファイルの取り込み履歴があるか否かを判定する第1の判定ステップと、記録媒体に記録された画像ファイルの中に、取り込み済みの画像ファイルと同一名称の画像ファイルが存在するか否かを判定する第2の判定ステップと、記録媒体から画像ファイルを取り込む取り込みステップと、第1の判定ステップの処理により取り込み履歴がないと判定され、第2の判定ステップの処理により記録媒体に記録された画像ファイルの中に、取り込み済みの画像ファイルと同一名称の画像ファイルが存在すると判定された場合、記録媒体から取り込んだ画像ファイルの名称を変更する変更ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、記録媒体に記録された画像ファイルを取り込む情報処理装置を制御するコンピュータに、取り込んだことのある画像ファイルが記録媒体に記録されていることを示す履歴ファイルの有無によって、記録媒体に記録された画像ファイルの取り込み履歴があるか否かを判定する第1の判定ステップと、記録媒体に記録された画像ファイルの中に、取り込み済みの画像ファイルと同一名称の画像ファイルが存在するか否かを判定する第2の判定ステップと、記録媒体から画像ファイルを取り込む取り込みステップと、第1の判定ステップの処理により取り込み履歴がないと判定され、第2の判定ステップの処理により記録媒体に記録された画像ファイルの中に、取り込み済みの画像ファイルと同一名称の画像ファイルが存在すると判定された場合、記録媒体から取り込んだ画像ファイルの名称を変更する変更ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、取り込んだことのある画像ファイルが記録媒体に記録されていることを示す履歴ファイルの有無によって、記録媒体に記録された画像ファイルの取り込み履歴があるか否かが判定され、記録媒体に記録された画像ファイルの中に、取り込み済みの画像ファイルと同一名称の画像ファイルが存在するか否かが判定され、記録媒体から画像ファイルが取り込まれ、取り込み履歴がないと判定され、記録媒体に記録された画像ファイルの中に、取り込み済みの画像ファイルと同一名称の画像ファイルが存在すると判定された場合、記録媒体から取り込んだ画像ファイルの名称が変更される。
本発明によれば、外部機器や記録媒体からファイルを取り込むことができる。特に、より容易かつ確実に、ファイルを取り込むことが可能となる。
以下に本発明を実施するための最良の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明を実施するための最良の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明を実施するための最良の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明を実施するための最良の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、発明を実施するための最良の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明を実施するための最良の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定するものではない。
請求項1に記載の情報処理装置(例えば、図1のパーソナルコンピュータ1)は、取り込んだことのある画像ファイルが記録媒体(例えば、図1のメモリカード4−1,4−2)に記録されていることを示す履歴ファイル(例えば、図12の履歴ファイル341)の有無によって、記録媒体に記録された画像ファイルの取り込み履歴があるか否かを判定する第1の判定手段(例えば、図5の履歴判定部261)と、記録媒体に記録された画像ファイルの中に、取り込み済みの画像ファイルと同一名称の画像ファイルが存在するか否かを判定する第2の判定手段(例えば、図5の重複判定部262)と、記録媒体から画像ファイルを取り込む取り込み手段(例えば、図5の取り込み部263)と、第1の判定手段により取り込み履歴がないと判定され、第2の判定手段により記録媒体に記録された画像ファイルの中に、取り込み済みの画像ファイルと同一名称の画像ファイルが存在すると判定された場合、記録媒体から取り込んだ画像ファイルの名称を変更する変更手段(例えば、図5のファイル名作成部264)とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の情報処理装置は、前記取り込み手段により前記記録媒体から前記画像ファイルが取り込まれた場合、前記記録媒体に記録された前記画像ファイルの消去をユーザに選択させる案内を提示する提示手段(例えば、図5の表示制御部265)と、提示手段による提示に従って、ユーザから、前記記録媒体に記録された前記画像ファイルを消去する指示が受け付けられた場合、前記記録媒体に記録された前記画像ファイルを消去する消去手段(例えば、図5の画像消去部267)とをさらに備えることを特徴とする。
請求項3に記載の情報処理装置は、前記提示手段による前記提示に従って、前記ユーザから前記記録媒体に記録された前記画像ファイルを消去する指示が受け付けられなかった場合、前記記録媒体に記録する前記画像ファイルの前記取り込み履歴を生成する生成手段(例えば、図5のファイル生成部268)をさらに備えることを特徴とする。
請求項4に記載の情報処理装置は、前記第2の判定手段は、前記第1の判定手段により前記取り込み履歴があると判定され、かつ、前記記録媒体に記録された前記画像ファイル(例えば、図13左側の画像ファイル301−1乃至301−5、および画像ファイル351−1乃至351−3)の中に、取り込み済みの前記画像ファイル(例えば、図13右側の画像ファイル301−1乃至301−5)と同一名称の前記画像ファイル(例えば、図13左側の画像ファイル301−1乃至301−5)が存在すると判定した場合、前記記録媒体に記録された前記画像ファイルの中に、取り込み済みの前記画像ファイルと同一の前記画像ファイルが存在するか否かをさらに判定し、前記取り込み手段は、前記第2の判定手段により前記記録媒体に記録された前記画像ファイルの中に、取り込み済みの前記画像ファイルと同一の前記画像ファイルが存在すると判定された場合、取り込み済みの前記画像ファイルと同一ではない前記画像ファイル(例えば、図13左側の画像ファイル351−1乃至351−3)を前記記録媒体から取り込むことを特徴とする。
請求項5に記載の情報処理方法は、取り込んだことのある画像ファイルが記録媒体(例えば、図1のメモリカード4−1,4−2)に記録されていることを示す履歴ファイル(例えば、図12の履歴ファイル341)の有無によって、記録媒体に記録された画像ファイルの取り込み履歴があるか否かを判定する第1の判定ステップ(例えば、図19のステップS202)と、記録媒体に記録された画像ファイルの中に、取り込み済みの画像ファイルと同一名称の画像ファイルが存在するか否かを判定する第2の判定ステップ(例えば、図19のステップS205)と、記録媒体から画像ファイルを取り込む取り込みステップ(例えば、図19のステップS206、ステップS207)と、第1の判定ステップの処理により取り込み履歴がないと判定され(例えば、図19のステップS202でNO)、第2の判定ステップの処理により記録媒体に記録された画像ファイルの中に、取り込み済みの画像ファイルと同一名称の画像ファイルが存在すると判定された(例えば、図19のステップS205でYES)場合、記録媒体から取り込んだ画像ファイルの名称を変更する変更ステップ(例えば、図19のステップS208)とを含むことを特徴とする。
請求項6のプログラムの構成要件は、請求項5に記載の情報処理方法と同様であるため、説明を省略する。
図1は、本発明を適用した情報処理システムの一実施の形態の構成例を表している。
図1において、デジタルスチルカメラ2(以下、DSC2と略記する)は、ユーザによりシャッタボタンが操作されたタイミングで、被写体を撮影して画像ファイルを生成し、メモリカード4−1に記録する。なお、DSC2は、メモリカード4−1が装着された後、最初に作成した画像ファイルに「001」の通し番号を含むファイル名を付ける。DSC2は、次に作成した画像ファイルに「002」の通し番号を含むファイル名を付ける。同様にして、3枚目以降の画像ファイルに対しても順次、「003」、「004」、「005」、・・・のように、1づつインクリメントされる通し番号を含むファイル名を付ける。そして、一旦、メモリカード4−1が取り外された後、再び、メモリカード4−1が装着され撮影が行われた場合、DSC2は、再度「000」から順番に、「002」、「003」、「004」、「005」、・・・のように、通し番号を含むファイル名を画像ファイルに対して付けてゆく。
デジタルスチルカメラ3(以下、DSC3と略記する)は、ユーザによりシャッタボタンが操作されたタイミングで、被写体を撮影して画像ファイルを生成し、メモリカード4−2に記録する。なお、DSC3は、メモリカード4−2が装着された後、最初に作成した画像ファイルに「001」の通し番号を含むファイル名を付ける。DSC3は、次に作成した画像ファイルに「002」の通し番号を含むファイル名を付ける。同様にして、3枚目以降の画像ファイルに対しても順次、「003」、「004」、「005」、・・・のように、1づつインクリメントされる通し番号を含むファイル名を付ける。そして、一旦、メモリカード4−2が取り外された後、再び、メモリカード4−2が装着され撮影が行われた場合、DSC3は、前回、メモリカード4−2が取り外される直前に画像ファイルに付けた通し番号に続く通し番号を、作成した画像ファイルに付ける。従って、例えばDSC3に一旦メモリカード4−2を装着した後、5枚の画像ファイルを作成した場合、「000」乃至「005」までの通し番号がふられた画像ファイルが作成される。その後、メモリカード4−2が取り外された場合、DSC3は、メモリカード4−2が取り外される前に作成された画像ファイルの通し番号「005」に1足した通し番号「006」を不揮発性メモリに記憶させておく。そして次回、DSC3にメモリカード4−2が装着された場合、DSC3は、撮影して生成した画像ファイルに対して、「006」の通し番号を含むファイル名を付ける。
ここでメモリカード4−1および4−2は、例えば、本願出願人であるソニー株式会社によって開発されたメモリスティック(商標)とすることができる。このメモリカード4−1および4−2は、小型薄型形状のプラスチックケース内に電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )の一種であるフラッシュメモリ素子を格納したものであり、画像や音声、音楽等の各種データの書き込み及び読み出しが可能となっている。なお、本発明は、メモリカード4−1および4−2として、メモリスティック以外のフラッシュメモリカードを利用した場合も勿論含むものである。なお、以下の説明において、メモリカード4−1および4−2のそれぞれを個々に区別する必要がない場合、まとめてメモリカード4と称する。以下、他の構成についても同様とする。
DSC2による撮影処理により画像ファイルが記録されたメモリカード4−1は、ユーザによりDSC2から取り外され、パーソナルコンピュータ1(以下、PC1と略記する)に装着される。PC1は、装着されたメモリカード4−1から画像ファイルを取り込み、記憶部210(図4参照)に記憶させる。また、DSC3による撮影処理により画像ファイルが記録されたメモリカード4−2は、ユーザによりDSC3から取り外され、PC1に装着される。PC1は、装着されたメモリカード4−2から画像ファイルを取り込み、記憶部210(図4参照)に記憶させる。
次に、図2は、DSC2の内部の構成例を示すブロック図である。
図2において、操作部101は、シャッタボタン、および種々の設定用のダイヤルやボタン等を含み、ユーザにより入力された操作に対応する操作信号をマイクロコンピュータ107に通知する。ROM(Read Only Memory)102には、マイクロコンピュータ107が実行するオペレーティングシステム、またはアプリケーションプログラムなどの各種のプログラムが格納されている。RAM(Random Access Memory)103は、マイクロコンピュータ107が処理を実行する上で必要な情報等を適宜記憶する。EEPROM104は、画像ファイルのファイル名に含まれる通し番号の値を記憶する。
ファイル名作成部105は、画像ファイルを作成する場合、EEPROM104に記憶された通し番号に基づいて、ファイル名を作成する。時計部106は、必要に応じて、現在時刻(年月日時分秒)を出力する。例えば、DSC2により撮影処理が実行された場合、マイクロコンピュータ107は、時計部106から出力される現在時刻を撮影日時として取得する。
マイクロコンピュータ107は、ROM102に格納されているオペレーティングシステム、またはアプリケーションプログラムなどの各種のプログラムを実行して、DSC2の全体の動作を制御する。
撮像部108は、レンズ、CCD(Charge Coupled Device)撮像素子、A/D変換回路、および画像処理回路等を含む。レンズを通過して入射した被写体像は、CCD撮像素子によって光電変換され、光電変換された被写体像のアナログ信号は、A/D変換回路によってデジタル信号に変換される。被写体像のデジタル信号は、画像処理回路によって、例えば、ガンマ補正やホワイトバランス調整などの各種信号処理(画像補正処理)を施される。
撮像部108によって作成された画像データは、バッファメモリ109に格納される。また、バッファメモリ109に格納された画像データは、表示部110に表示される。
表示部110は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、バッファメモリ109から供給される画像データに対応する画像や、各種設定画面等を表示する。
バッファメモリ109に格納された画像データは、圧縮伸張回路(図示略)により、例えばJPEG(Joint Photographic Expert Group)方式で圧縮される。そして、ファイル名作成部105により作成されたファイル名、および時計部106から出力された撮影日時等の情報が、圧縮された画像データに付加されて、メモリカード4−1に記録すべき画像ファイルが作成される。作成された画像ファイルは、メモリコントローラ111を介して、メモリカード4−1に記録される。
メモリカード4−1は、DSC2から着脱自在とされる。
また、メモリカード4−1に記録された画像ファイルは、適宜、メモリコントローラ111を介して読み出され、インタフェース(I/F)112、およびコネクタ113を介して、例えば、PC1に出力される。
次に、図3は、DSC3の内部の構成例を示すブロック図である。なお、図3のDSC3を構成する操作部151乃至コネクタ163は、それぞれ図2の操作部101乃至コネクタ113と基本的に同様の構成とされ、対応する名称のものは、対応する機能を有する。従って、それらの説明は、繰り返しになるので省略する。
次に、図4は、PC1の内部の構成例を示すブロック図である。
図4において、CPU201は、ROM202に記憶されているプログラム、または記憶部210からRAM203にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM203にはまた、CPU201が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU201、ROM202、およびRAM203は、バス204を介して相互に接続されている。このバス204にはまた、入出力インタフェース205も接続されている。
入出力インタフェース205には、ポインティングデバイスであるマウス206、およびキーボード207が接続され、ユーザからの操作の入力を受け付ける。また、入出力インタフェース205には、CRT(CathodeRay Tube)、LCDなどよりなる表示部208、並びにスピーカなどよりなる音声出力部209、ハードディスクなどより構成される記憶部210、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部211が接続されている。記憶部210には、OS(Operating System)や画像取り込みプログラム232、ファイル管理プログラム233等の各種プログラムの他、画像ファイルなどのファイルやデータ等も記録されている。通信部211は、インターネットを含むネットワークを介しての通信処理を行う。
入出力インタフェース205にはまた、ドライブ212が接続され、メモリカード4が装着され、メモリカード4に記録された画像データの取り込みや、メモリカード4に記録された画像ファイルの削除、メモリカード4への、取り込み履歴ファイルの記録等の処理を行う。
さらに、入出力インタフェース205には、必要に応じてドライブ213が接続され、磁気ディスク221、光ディスク222、光磁気ディスク223、或いは半導体メモリ224などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部210にインストールされる。
次に、図5は、図4の画像取り込みプログラム232の機能的構成例を示している。なお、図5に示す機能的構成は、CPU201が、記憶部210に記憶されたOS231および画像取り込みプログラム232を実行することで実現される。
図5において、履歴判定部261は、マウス206およびキーボード207からなる操作部251を介して、メモリカード4に記録された画像ファイルの取り込みの指示が入力された場合、メモリカード4に履歴ファイルが記録されているか否かを判定し、判定結果(履歴ファイルの有無)を重複判定部262に通知する。
重複判定部262は、履歴判定部261からの判定結果の通知に基づいて、メモリカード4に記録された画像ファイルのファイル名、および記憶部210に記憶された画像ファイル(取り込み済みの画像ファイル)のファイル名を取得して、これらのファイル名を比較し、メモリカード4に記録された画像ファイルのファイル名、および記憶部210に記憶された画像ファイルのファイル名の中に、同一のファイル名が存在するか否かを判定し、判定結果(ファイル名の重複の有無)を取り込み部263に通知する。
また、重複判定部262は、メモリカード4に記録された画像ファイル、および記憶部210に記憶された画像ファイルの中に、同一のファイルが存在するか否かを、適宜判定し、判定結果を取り込み部263に通知する。
取り込み部263は、重複判定部262から通知された判定結果に基づいて、メモリカード4に記録された画像ファイルを取り込み(読み出し)、適宜、ファイル名作成部264または記憶部210に供給する。また、取り込み部263は、メモリカード4からの画像ファイルの取り込みが完了したとき、表示制御部265に画像ファイルの取り込みが完了したことを示す信号を送信する。
ファイル名作成部264は、取り込み部263から供給された画像ファイルに付けるべき新しいファイル名を作成し、作成したファイル名を取り込み部263から供給された画像ファイルに付ける。この際、ファイル名作成部264は、元々画像ファイルに付けられていた古いファイル名は消去する。これにより、PC1に取り込まれた画像ファイルのファイル名が変更される。ファイル名作成部264は、新しいファイル名を付けた画像ファイルを記憶部210に供給し、記憶させる。
表示制御部265は、取り込み部263から、画像ファイルの取り込みが完了したことを示す信号が通知された場合、メモリカード4に記録された画像ファイルの消去の選択を促す案内を表示部208に表示させる。
取り込み後処理判定部266は、メモリカード4から画像ファイルが取り込まれた後、操作部251からの操作信号に基づいて、メモリカード4に記録された画像ファイルの消去の指示が入力されたか、メモリカード4に記録された画像ファイルを消去せずに残しておく指示が入力されたかを判定する。そして、メモリカード4に記録された画像ファイルの消去の指示が入力されたと判定した場合、取り込み後処理判定部266は、画像消去部267に、メモリカード4に記録された画像ファイルを消去するように指令する。また、メモリカード4に記録された画像ファイルを消去せずに残しておく指示が入力された場合、取り込み後処理判定部266は、ファイル生成部268に、履歴ファイルをメモリカード4に記録するように指令する。
画像消去部267は、取り込み後処理判定部266から、メモリカード4に記録された画像ファイルの消去が指令された場合、メモリカード4に記録された全ての画像ファイルを一括消去する。なお、メモリカード4に履歴ファイルが記録されていた場合、画像消去部267は、この履歴ファイルも一緒に消去する。
ファイル生成部268は、取り込み後処理判定部266から、履歴ファイルをメモリカード4に記録する指令が通知された場合、メモリカード4に記録された画像ファイルが既に取り込み済みであることを示す履歴ファイルを作成し、メモリカード4に記録する。
次に、図6乃至図14を参照して、本発明の概要について説明する。
図6において、DSC2は、5回の撮影により、順次、画像ファイル301−1乃至301−5を作成し、メモリカード4−1に記録する。なお、画像ファイル301−1のファイル名は、「001.jpg」であり、画像ファイル301−2のファイル名は、「002.jpg」であり、画像ファイル301−3のファイル名は、「003.jpg」であり、画像ファイル301−4のファイル名は、「004.jpg」であり、画像ファイル301−5のファイル名は、「005.jpg」である。
図7において、図6で画像ファイル301−1乃至301−5が記録されたメモリカード4−1は、DSC2から取り外され、PC1(のドライブ212)に装着される。PC1は、メモリカード4−1に記録された画像ファイル301−1乃至301−5を取り込み、記憶部210に記憶させる。PC1は、メモリカード4−1に記録された画像ファイル301−1乃至301−5の取り込みが完了したタイミングで、図8に示されるような案内画面311を表示する。
案内画面311には、「画像の取り込みが完了しました。元画像をメモリカードから消去しますか?」の案内が表示され、ユーザは、この案内により、画像ファイルのメモリカード4−1からの取り込みが完了したこと、および、メモリカード4−1に記録された画像ファイルを消去するか否かの選択を促されていることを知ることができる。案内画面311には、またOKボタン312およびキャンセルボタン313も表示されており、ユーザは、マウス206等でOKボタン312を選択することにより、メモリカード4−1に記録された画像ファイルの消去を選択することができ、キャンセルボタン313を選択することにより、メモリカード4−1に記録された画像ファイルを消去しないことを選択することもできる。
OKボタン312が選択された場合、PC1は、メモリカード4−1に記録された画像ファイルを全て消去する。また、キャンセルボタン313が選択された場合、PC1は、メモリカード4−1に記録された画像ファイルを消去せず、履歴ファイル(画像ファイルが取り込み済みであることを示すファイル)をメモリカード4−1に記録する。図8の例では、メモリカード4−1に記録された全ての画像ファイルが一括消去されている。
このようにして、PC1に画像ファイル301−1乃至301−5が記録された状態で、再度、メモリカード4−1がDSC2に装着され、DSC2により撮影が実行されると、図9に示されるように、DSC2により生成された画像ファイル331−1乃至331−3がメモリカード4−1に記録される。なお、画像ファイル331−1のファイル名は、「001.jpg」であり、画像ファイル331−2のファイル名は、「002.jpg」であり、画像ファイル331−3のファイル名は、「003.jpg」である。すなわち、DSC2は、一旦、メモリカード4−1が取り外され、再度、装着された場合、ファイル名の通し番号をリセットし、「001」から開始する。従って、メモリカード4−1に記録された画像ファイル331−1乃至331−3のファイル名は、PC1に取り込み済みの画像ファイル301−1乃至301−3のファイル名とそれぞれ同一となる。よって、このメモリカード4−1をDSC2から取り外し、PC1に装着して、PC1が画像ファイル331−1乃至331−3を取り込もうとした場合、図10に示されるように、PC1に既に記憶されている画像ファイル301−1乃至301−3とファイル名が重複してしまう。
そこで、この場合、図11に示されるように、PC1は画像ファイル331−1のファイル名を「001.jpg」から「006.jpg」に変更し、画像ファイル331−2のファイル名を「002.jpg」から「007.jpg」に変更し、画像ファイル331−3のファイル名を「003.jpg」から「008.jpg」に変更して記憶する。すなわち、PC1は、メモリカード4−1に記録されている画像ファイルの名称の中に、既にPC1に記憶されている画像ファイルの名称と同一の名称のものが存在した場合、取り込もうとする画像ファイルのファイル名が、PC1に既に記憶されている画像ファイルのファイル名と重複しないように、ファイル名を変更して、画像ファイルを取り込む。
従来、ファイル名を変更せずに取り込んでしまう場合、元々PC1に記憶されていた画像ファイル(例えば、画像ファイル301−1)の上に、メモリカード4−1から取り込まれた画像ファイル(例えば、画像ファイル331−1)を上書き保存してしまうことがあった。そのため、元々PC1に記憶されている画像ファイルが消去されてしまうという問題があった。また、このようなトラブルを回避するために、ユーザは、メモリカード4−1から取り込む画像ファイルのファイル名を1つ1つ変更しなければならず、手間がかかるという問題があった。
それに対して、図11に示されるように、PC1に記憶された画像ファイルと同一名称の画像ファイルがメモリカード4−1に記録されていた場合に、ファイル名が重複しないように、ファイル名を変更してPC1に取り込むことにより、元々PC1に記憶されていた画像ファイルを誤って消去することを防止でき、かつ、ユーザに余計な手間をとらせないで済むようになった。
ところで、図8においては、画像ファイル301−1乃至301−5をメモリカード4−1からPC1に取り込んだ後、メモリカード4−1に記録された画像ファイル301−1乃至301−5を消去しているが、この際、消去しないようにした場合、図12のような状態になる。図12においては、画像ファイル301−1乃至301−5が記録されたままのメモリカード4−1がDSC2に装着されている。なお、メモリカード4−1には、画像ファイル301−1乃至301−5の他に、さらに履歴ファイル341も記録されている。また、PC1には、取り込まれた画像ファイル301−1乃至301−5が格納されている。
この状態で、さらにDSC2で撮影を行うと、図13に示されるように、さらに画像ファイルが生成され、メモリカード4−1に記録される。図13の例においては、3回の撮影が実行され、3つの画像ファイル351−1乃至351−3がメモリカード4−1に記録される。このメモリカード4−1をDSC2から取り外して、PC1に装着した状態を図14に示す。
図14において、PC1は、まず、メモリカード4−1に履歴ファイル341が記録されていることに基づいて、メモリカード4−1には、既に取り込み済みの画像ファイルが存在すると判定する。そして、PC1は、既に取り込み済みの画像ファイル301−1乃至301−5は取り込まずに、新しくメモリカード4−1に記録された分の画像ファイル351−1乃至351−3のみを取り込む。このように、メモリカード4−1に記録された画像ファイルと同一の画像ファイルが既にPC1に記憶されていた場合、その画像ファイルを取り込まないようにすることにより、同一の画像ファイルを重複してPC1に記憶させることを防止することができる。また、メモリカード4−1からPC1に画像ファイルを転送するのに要する時間を減らすことが可能となる。
次に、図15のフローチャートを参照して、DSC2の撮影処理について説明する。
図15のステップS101において、DSC2のマイクロコンピュータ107は、メモリコントローラ111を監視して、メモリカード4−1が装着されたか否かを判定し、メモリカード4−1が装着されるまで待機する。そして、DSC2にメモリカード4−1が装着されたとき、処理はステップS102に進む。
ステップS102において、マイクロコンピュータ107は、メモリコントローラ111を介して、メモリカード4−1に記録されたファイルを検索する。そして、マイクロコンピュータ107は、画像ファイルがメモリカード4−1に既に記録されているか否かを判定し、画像ファイルがメモリカード4−1に記録されていない場合、処理はステップS103に進む。
ステップS103において、マイクロコンピュータ107は、ファイル名の通し番号を「001」に初期化して、EEPROM104に記憶させる。その後、処理はステップS105に進む。
ステップS102において、マイクロコンピュータ107が、画像ファイルがメモリカード4−1に記録されていると判定した場合、処理はステップS104に進む。
ステップS104において、マイクロコンピュータ107は、ファイル名の通し番号を、メモリカード4−1に記録された画像ファイルの通し番号+1に設定して、EEPROM104に記憶させる。なお、メモリカード4−1に複数の画像ファイルが記録されていた場合、マイクロコンピュータ107は、複数の画像ファイルのファイル名の中で1番大きい通し番号を特定し、その通し番号に1足した値をEEPROM104に記憶させる。その後、処理はステップS105に進む。
ステップS105において、マイクロコンピュータ107は、シャッタボタン(操作部101)が押下されたか否かを判定し、シャッタボタンが押下された場合、処理はステップS106に進む。
ステップS106において、マイクロコンピュータ107は、撮像部108に画像データを生成するように指令する。撮像部108は、指令に従って画像データを生成し、バッファメモリ109に記憶させる。
ステップS107において、マイクロコンピュータ107は、時計部106から現在時刻を撮影日時として取得する。
ステップS108において、マイクロコンピュータ107は、ファイル名作成部105に、ファイル名を作成するように指令する。ファイル名作成部105は、マイクロコンピュータ107からの指令に従って、ファイル名を作成する。すなわち、ファイル名作成部105は、まずEEPROM104に記憶されていた通し番号を読み出し、これに、拡張子等の文字列を付加して、ファイル名を作成する。
ステップS109において、マイクロコンピュータ107は、ステップS106でバッファメモリ109に記憶されていた画像データに、ステップS107で取得した撮影日時、およびステップS108でファイル名作成部105により作成されたファイル名を付加して、1つの画像ファイルを作成し、これをメモリコントローラ111を介して、メモリカード4−1に記録する。
ステップS110において、マイクロコンピュータ107は、EEPROM104に記憶された通し番号を読み出し、これを1だけインクリメントして、新たな通し番号とし、この新たな通し番号をEEPROM104に記憶させる。なお、この際、古い通し番号は削除される。
ステップS110の後、処理はステップS105に戻り、上述したステップS105以降の処理が繰り返される。
ステップS105に戻って、マイクロコンピュータ107がシャッタボタンは押下されていないと判定した場合、処理はステップS111に進む。
ステップS111において、マイクロコンピュータ107は、メモリコントローラ111を監視して、メモリカード4−1がDSC2から取り外されたか否かを判定する。そして、メモリカード4−1がDSC2から取り外されていない場合、処理はステップS105に戻り、上述したステップS105以降の処理が繰り返される。また、ステップS111において、マイクロコンピュータ107が、メモリカード4−1はDSC2から取り外されたと判定した場合、処理はステップS101に戻り、上述したステップS101以降の処理が繰り返される。
以上のようにして、DSC2の撮影処理が実行される。
このように、DSC2においては、メモリカード4−1が一旦取り外され(ステップS111でYES)た後、再度、メモリカード4−1が装着された(ステップS101でYES)場合、ファイル名の通し番号が「001」に初期化される(ステップS103)。従って、DSC2で撮影された画像ファイルをPC1に取り込む場合、同一の名称の画像ファイルがPC1に既に存在する恐れが高い。
一方、DSC3は、メモリカード4が取り外され、再度、メモリカード4が装着されても、ファイル名の通し番号は初期化されない。
次に、図16のフローチャートを参照して、DSC3の撮影処理について説明する。なお、DSC2の撮影処理と同様の処理については、簡略化して説明する。
図16のステップS151において、DSC3のマイクロコンピュータ157は、メモリコントローラ161を監視して、メモリカード4−2が装着されたか否かを判定し、メモリカード4−2が装着されるまで待機し、DSC3にメモリカード4−2が装着されたとき、処理はステップS152に進む。ステップS152において、マイクロコンピュータ157は、画像ファイルがメモリカード4−2に既に記録されているか否かを判定し、画像ファイルがメモリカード4−2に記録されていない場合、処理はステップS154に進む。
ステップS152において、マイクロコンピュータ157が、画像ファイルがメモリカード4−2に記録されていると判定した場合、処理はステップS153に進み、マイクロコンピュータ107は、ファイル名の通し番号を、メモリカード4−2に記録された画像ファイルの通し番号+1に設定して、EEPROM154に記憶させる。その後、処理はステップS154に進む。
ステップS154において、マイクロコンピュータ157は、シャッタボタン(操作部151)が押下されたか否かを判定し、シャッタボタンが押下された場合、処理はステップS155に進み、撮像部158は、マイクロコンピュータ157からの指令に従って画像データを生成し、バッファメモリ159に記憶させる。ステップS156において、マイクロコンピュータ157は、時計部156から現在時刻を撮影日時として取得する。
ステップS157において、ファイル名作成部155は、マイクロコンピュータ157からの指令に従って、ファイル名を作成する。すなわち、ファイル名作成部155は、まずEEPROM154に記憶されていた通し番号を読み出し、これに、拡張子等の文字列を付加して、ファイル名を作成する。
ステップS158において、マイクロコンピュータ157は、ステップS155でバッファメモリ159に記憶されていた画像データに、ステップS156で取得した撮影日時、およびステップS157でファイル名作成部155により作成されたファイル名を付加して、1つの画像ファイルを作成し、これをメモリコントローラ161を介して、メモリカード4−2に記録する。
ステップS159において、マイクロコンピュータ157は、EEPROM154に記憶された通し番号を読み出し、これを1だけインクリメントして、新たな通し番号とし、この新たな通し番号をEEPROM154に記憶させる。なお、この際、古い通し番号は削除される。ステップS159の後、処理はステップS154に戻り、上述したステップS154以降の処理が繰り返される。
ステップS154に戻って、マイクロコンピュータ157がシャッタボタンは押下されていないと判定した場合、処理はステップS160に進む。
ステップS160において、マイクロコンピュータ157は、メモリコントローラ161を監視して、メモリカード4−2がDSC3から取り外されたか否かを判定し、メモリカード4−2がDSC3から取り外されていない場合、処理はステップS154に戻り、上述したステップS154以降の処理が繰り返される。また、ステップS160において、マイクロコンピュータ157が、メモリカード4−2はDSC3から取り外されたと判定した場合、処理はステップS151に戻り、上述したステップS151以降の処理が繰り返される。
以上のようにして、DSC3の撮影処理が実行される。
このように、DSC3においては、メモリカード4−2が一旦DSC3から取り外され(ステップS160でYES)た後、再度装着され(ステップS151でYES)ても、ファイルの通し番号を初期化するステップがないため、ファイル名の通し番号は初期化されない。
以上のようにして、撮影処理が実行された後、メモリカード4−1(または4−2)に記録された画像ファイルをPC1に取り込む場合、画像ファイルが記録されたメモリカード4−1(または4−2)は、ユーザによりDSC2(またはDSC3)から取り外され、PC1のドライブ212に装着される。
ところで、メモリカード4に記録された画像データをPC1に取り込む前に、ユーザは、画像ファイルの取り込みに関する処理を予め設定することができる。図17は、画像ファイルの取り込みに関する設定事項が表示された取り込み設定ウィンドウ401を示している。
図17の取り込み設定ウィンドウ401には、取り込み方法の選択欄411および412が表示されている。ユーザは、マウス206等を利用して、選択欄411および412の一方を選択することができる。
また、取り込み設定ウィンドウ401には、チェック欄413、414、および415が表示されている。ユーザは、マウス206等を操作して、チェック欄413にチェックを入れると、メモリカード4から1度取り込んだ画像ファイルを、重複して取り込まない設定にすることができる。また、ユーザは、マウス206等を操作して、チェック欄414にチェックを入れると、メモリカード4から画像ファイルを取り込んだ後で、メモリカード4に記録されている画像ファイルを消去する設定にすることができる。また、ユーザは、マウス206等を操作して、チェック欄415にチェックを入れると、アプリケーションプログラムで取り扱うことができる画像ファイルのみをメモリカード4から取り込む設定にすることができる。
また、取り込み設定ウィンドウ401には、チェック欄416も表示されている。ユーザは、マウス206等を操作して、チェック欄416にチェックを入れると、メモリカード4をPC1のドライブ212に装着するたびに、取り込み設定ウィンドウ401を表示させるように設定することができる。
また、取り込み設定ウィンドウ401には、OKボタン417およびキャンセルボタン418も表示されている。ユーザが、マウス206等を操作して、OKボタン417を選択した場合、取り込み設定ウィンドウ401に入力中の設定が決定される。また、ユーザが、マウス206等を操作して、キャンセルボタン418を選択した場合、取り込み設定ウィンドウ401に入力中の設定は破棄される。
図17に示されるチェック欄413および414にチェックが入れられた場合、図8や図14で示したような動作が実行される。
次に、図18は、アプリケーションプログラムを起動した場合に最初に表示されるエントランスウィンドウ451の例を示している。
エントランスウィンドウ451内には、アイコン452乃至456が表示されている。ユーザは、マウス206等を操作して、アイコン452乃至456の中から、所望するアイコンを選択することができ、アイコンが選択されたとき、アイコンに対応する処理が実行される。
アイコン452が選択された場合、PC1は、メモリカード4に記録された画像ファイルのPC1への取り込みを実行する。アイコン453が選択された場合、PC1は、メモリカード4等から取り込まれた画像ファイルを、種々のカテゴリに分類して管理する処理を実行する。アイコン454が選択された場合、PC1は、画像ファイルを冊子に貼り付けたアルバム風の画面を表示する。アイコン455が選択された場合、PC1は、画像の印刷に関する処理を実行する。アイコン456が選択された場合、PC1は、画像とテキストデータを、ユーザが所望する位置に配置して編集する処理を実行する。
次に、図19乃至図21のフローチャートを参照して、PC1の取り込み処理、すなわちメモリカード4に記録されている画像ファイルをPC1に取り込む処理について説明する。
図19のステップS201において、履歴判定部261は、操作部251からの操作信号に基づいて、画像ファイルの取り込みの指示が入力されたか否かを判定し、画像ファイルの取り込みの指示が入力されるまで待機する。そして、図18のアイコン452が選択された場合、履歴判定部261は、画像ファイルの取り込みの指示が入力されたと判定し、処理はステップS202に進む。
ステップS202において、履歴判定部261は、ドライブ212を介してメモリカード4の記録内容を検索する。そして、履歴判定部261は、メモリカード4に履歴ファイルが記録されているか否かを判定することにより、メモリカード4に、過去に取り込んだ画像ファイルが存在するか否かを判定する。
すなわち、メモリカード4から画像ファイルを取り込んだときに、メモリカード4から取り込み済みの画像ファイルを消去しなかった場合、ファイル生成部268により、取り込み済みであることを示す履歴ファイルが生成され、メモリカード4に記録される(後述するステップS226の処理)。従って、メモリカード4に履歴ファイルが存在する場合、メモリカード4には、過去に取り込んだことのある画像ファイルも記録されていることになる。そこで、この履歴ファイルの有無に基づいて、メモリカード4に記録された画像ファイルが、既に取り込んだことのある画像ファイルであるのか否かを判定することができる。
そこで、ステップS202において、履歴判定部261は、メモリカード4に履歴ファイルが記録されているか否かを判定し、メモリカード4に履歴ファイルが記録されていない場合、メモリカード4に、過去に取り込んだ画像ファイルは存在しない(メモリカード4に記録された画像ファイルは、全て新規の画像ファイルである)と判定し、この判定結果を重複判定部262に通知する。その後、処理はステップS203に進む。なお、メモリカード4へのアクセス(検索、取り込み、書き込み等)は、全てドライブ212を介して行われるため、以下の説明においては、ドライブ212を介する旨の記載は省略する。
ステップS203において、重複判定部262は、メモリカード4に記録された全ての画像ファイルのファイル名を取得する。
ステップS204において、重複判定部262は、記憶部210に記憶された全ての画像ファイルのファイル名を取得する。
ステップS205において、重複判定部262は、ステップS203で取得した、メモリカード4に記録された画像ファイルのファイル名の中に、ステップS204で取得した、記憶部210に記憶された画像ファイルのファイル名と同一のファイル名が存在するか否かを判定し、メモリカード4に記録された画像ファイルのファイル名の中に、記憶部210に記憶された画像ファイルのファイル名と同一のファイル名が存在しない場合、重複判定部262は、その判定結果(同一名称の画像ファイルは無し)を取り込み部263に通知し、処理はステップS206に進む。
ステップS206において、取り込み部263は、メモリカード4に記録された全ての画像ファイルを取り込む。画像ファイルの取り込みが完了した後、取り込み部263は、表示制御部265に、取り込みが完了したことを通知する。その後、処理はステップS209に進む。
ステップS205において、重複判定部262が、メモリカード4に記録された画像ファイルのファイル名の中に、記憶部210に記憶された画像ファイルのファイル名と同一のファイル名が存在すると判定した場合、重複判定部262は、その判定結果(同一名称の画像ファイルが有り)を取り込み部263に通知し、処理はステップS207に進む。
ステップS207において、取り込み部263は、メモリカード4に記録された全ての画像ファイルを取り込み、取り込んだ画像ファイルをファイル名作成部264に供給する。画像ファイルの取り込みが完了した後、取り込み部263は、表示制御部265に、取り込みが完了したことを通知する。その後、処理はステップS208に進む。
ステップS208において、ファイル名作成部264は、記憶部210に記憶された画像ファイルのファイル名と重複しないように、ステップS207で取り込まれた全ファイルのファイル名を変更する(例えば、図11参照)。その後、処理はステップS209に進む。
ステップS209において、取り込み部263(またはファイル名作成部264)は、画像ファイルを記憶部210に供給し、記憶させる。その後、処理は図21のステップS222に進む。
ステップS202に戻って、履歴判定部261が、メモリカード4に履歴ファイルが記録されていると判定した場合、メモリカード4に、過去に取り込んだ画像ファイルが存在すると判定し、この判定結果(履歴ファイルあり)を重複判定部262に通知する。その後、処理は図20のステップS210に進む。
ステップS210において、重複判定部262は、メモリカード4に記録された全ての画像ファイルのファイル名、撮影日時、およびファイルサイズを取得する。
ステップS211において、重複判定部262は、記憶部210に記憶された全ての画像ファイルのファイル名、撮影日時、およびファイルサイズを取得する。
ステップS212において、重複判定部262は、ステップS210で取得した、メモリカード4に記録された画像ファイルのファイル名の中に、ステップS211で取得した、記憶部210に記憶された画像ファイルのファイル名と同一のファイル名が存在するか否かを判定し、メモリカード4に記録された画像ファイルのファイル名の中に、記憶部210に記憶された画像ファイルのファイル名と同一のファイル名が存在しない場合、重複判定部262は、その判定結果(同一名称の画像ファイルは無し)を取り込み部263に通知し、処理はステップS213に進む。
ステップS213において、取り込み部263は、メモリカード4に記録された全ての画像ファイルを取り込む。画像ファイルの取り込みが完了した後、取り込み部263は、表示制御部265に、取り込みが完了したことを通知する。その後、処理はステップS221に進む。
ステップS212において、重複判定部262が、メモリカード4に記録された画像ファイルのファイル名の中に、記憶部210に記憶された画像ファイルのファイル名と同一のファイル名が存在すると判定した場合、処理はステップS214に進む。
ステップS214において、重複判定部262は、ファイル名が同一であると判定された画像ファイルについて、撮影日時およびファイルサイズも比較して、メモリカード4に記録された画像ファイルの中に、記憶部210に記憶された画像ファイルと同一のファイルが存在するか否かを判定する。すなわち、同一の画像ファイルであれば、ファイル名、撮影日時、およびファイルサイズは全て同一であると考えられる。従って、メモリカード4に記録された画像ファイルと記憶部210に記憶された画像ファイルの撮影日時およびファイルサイズを比較することにより、メモリカード4に記録された画像ファイルの中に、記憶部210に記憶された画像ファイルと同一のファイルが存在するか否かを判定することができる。そして、ステップS214において、重複判定部262が、メモリカード4に記録された画像ファイルの中に、記憶部210に記憶された画像ファイルと同一のファイルが存在しないと判定した場合、その判定結果を取り込み部263に通知し、処理はステップS215に進む。
ステップS215において、取り込み部263は、メモリカード4に記録された全ての画像ファイルを取り込み、取り込んだ画像ファイルをファイル名作成部264に供給する。画像ファイルの取り込みが完了した後、取り込み部263は、表示制御部265に、取り込みが完了したことを通知する。
ステップS216において、ファイル名作成部264は、記憶部210に記憶された画像ファイルのファイル名と重複しないように、ステップS215で取り込まれた全ファイルのファイル名を変更する。その後、処理はステップS221に進む。
ステップS214において、重複判定部262が、メモリカード4に記録された画像ファイルの中に、記憶部210に記憶された画像ファイルと同一のファイルが存在すると判定した場合、処理はステップS217に進む。
ステップS217において、重複判定部262は、同一ではない画像ファイルの中に、ファイル名の重複があるか否かを判定する。すなわち、メモリカード4に記録された画像ファイルの中に、記憶部210に記憶された画像ファイルと同一の画像ファイルが存在する場合、PC1は、同一の画像ファイルを取り込まず、同一ではない画像ファイルのみをメモリカード4から取り込む(例えば、図14参照)。この際、メモリカード4から取り込む画像ファイルの中に、記憶部210に記憶された画像ファイルと同一名称の画像ファイルが存在した場合、メモリカード4から取り込む画像ファイルのファイル名を変更する必要がある。そこで、ステップS217において、重複判定部262は、同一ではない画像ファイルの中に、ファイル名の重複があるか否かを判定し、ファイル名の重複がない場合、その判定結果を取り込み部263に通知し、処理はステップS218に進む。
ステップS218において、取り込み部263は、メモリカード4に記録された画像ファイルのうち、記憶部210に同一のものが記憶されていない画像ファイルのみを取り込む。その後、処理はステップS221に進む。
ステップS217において、重複判定部262が、同一ではない画像ファイルの中に、ファイル名の重複があると判定した場合、その判定結果を取り込み部263に通知し、処理はステップS219に進む。
ステップS219において、取り込み部263は、メモリカード4に記録された画像ファイルのうち、記憶部210に同一のものが記憶されていない画像ファイルのみを取り込み、取り込んだ画像ファイルをファイル名作成部264に供給する。画像ファイルの取り込みが完了した後、取り込み部263は、表示制御部265に、取り込みが完了したことを通知する。
ステップS220において、ファイル名作成部264は、記憶部210に記憶された画像ファイルのファイル名と重複しないように、ステップS219で取り込まれた全ファイルのファイル名を変更する。その後、処理はステップS221に進む。
ステップS221において、取り込み部263(またはファイル名作成部264)は、画像ファイルを記憶部210に供給し、記憶させる。その後、処理は図21のステップS222に進む。
図21のステップS222において、表示制御部265は、取り込み部263からの取り込み完了の通知を受けて、図8に示される案内画面311を表示部208に表示させる。
ステップS223において、取り込み後処理判定部266は、操作部251からの操作信号に基づいて、メモリカード4に記録された画像ファイルの消去の指示(図8のOKボタン312の選択)が入力されたか、メモリカード4に記録された画像ファイルを消去せずに残しておく指示(図8のキャンセルボタン313の選択)が入力されたかを判定し、メモリカード4に記録された画像ファイルの消去の指示が入力された場合、画像消去部267に、メモリカード4に記録された画像ファイルを消去するように指令する。その後、処理はステップS224に進む。
ステップS224において、画像消去部267は、メモリカード4に記録された全ての画像ファイルを一括消去する。その後、処理は図19のステップS201に戻り、上述したステップS201以降の処理が繰り返し実行される。
ステップS223において、取り込み後処理判定部266が、メモリカード4に記録された画像ファイルを消去せずに残しておく指示が入力されたと判定した場合、取り込み後処理判定部266は、ファイル生成部268に、履歴ファイルをメモリカード4に記録するように指令する。その後、処理はステップS225に進む。
ファイル生成部268は、ステップS225において、画像ファイルを取り込んだことを示す履歴ファイルを作成し、ステップS226において、作成した履歴ファイルをメモリカード4に記録する。その後、処理は図19のステップS201に戻り、上述したステップS201以降の処理が繰り返し実行される。
以上のようにして、取り込み処理が実行される。
以上のような取り込み処理によれば、メモリカード4に記録された画像ファイルをPC1に取り込んだ後、メモリカード4に記録された画像ファイルを一括消去することができるので、より利便性が向上する。また、メモリカード4に記録された画像ファイルをPC1に取り込んだ後、メモリカード4に記録された画像ファイルを消去せずに残しておくこともでき、この場合、メモリカード4の記録された画像ファイルは既に取り込み済みであることを示す履歴ファイルをメモリカード4に記録することにより、次回、そのメモリカード4がPC1に装着されたとき、そのメモリカード4に取り込み済みの画像ファイルが存在するか否かを容易に判定することができる。
また、上記の取り込み処理によれば、メモリカード4から取り込む画像ファイルの名称が、既にPC1に記憶されている画像ファイルと同一名称であった場合、メモリカード4から取り込む画像ファイルのファイル名を、元々PC1に記憶されている画像ファイルのファイル名と重複しないように変更してPC1に記憶させるようにしたので、PC1に記憶された画像ファイルを誤って消去してしまうことを防止することができる。
さらに、上記の取り込み処理によれば、メモリカード4に記録されている画像ファイルの中に、既にPC1に取り込み済みの画像ファイルが存在した場合、その画像ファイルはPC1に取り込まず、PC1に存在しない画像ファイルのみをメモリカード4から取り込むようにしたので、PC1内でのファイルの重複を防止することが可能となる。
なお、以上の取り込み処理においては、メモリカード4に記録された画像ファイルをPC1により取り込む場合を例にして説明したが、これは一例であり、例えば、コネクタ113を介して、DSC2とPC1をケーブルにより接続し、このケーブルを介して、DSC2からPC1へ画像ファイルを転送する場合にも、本発明は適用可能である。また、本発明は、メモリカード4以外の記録媒体(例えば、光ディスク、磁気ディスク、光磁気ディスク等)に適用することも可能である。さらに、本発明は、パーソナルコンピュータ以外の情報処理装置(例えば、携帯端末装置やゲーム機等を含む電気機器)に適用することも勿論可能である。
以上のような取り込み処理によりPC1に取り込まれた画像ファイルは、例えば、FAT(File Allocation Tables)、NTFS(New Technology File System)、HFS(Hierarchical File System)等のファイルシステムにより管理される。
このファイルシステムにおいては、記憶部210に記録された画像ファイルは、例えば図22に示されるような階層ディレクトリ構造により管理される。
図22において、デスクトップ501の下位には、マイドキュメント502およびマイコンピュータ503等のサブディレクトリが存在する。マイコンピュータ503の下位には、3.5インチFD(A:)504、ローカルディスク(C:)505、およびローカルディスク(D:)508等のサブディレクトリが存在する。ローカルディスク(C:)505の下位には、マイピクチャ506等のサブディレクトリが存在する。マイピクチャ506の下位には、ピクチャ507−1乃至507−nのサブディレクトリが存在する。
図23は、ピクチャフォルダ507−1に格納されている画像ファイルの構成例を示している。図23においてピクチャフォルダ507−1には、画像ファイル301−1乃至301−5が格納されている。
図24は、ピクチャフォルダ507−2に格納されている画像ファイルの構成例を示している。図24においてピクチャフォルダ507−2には、画像ファイル551−1乃至551−6が格納されている。なお、画像ファイル551−1のファイル名は、「015.jpg」であり、画像ファイル551−2のファイル名は、「016.jpg」であり、画像ファイル551−3のファイル名は、「017.jpg」であり、画像ファイル551−4のファイル名は、「018.jpg」であり、画像ファイル551−5のファイル名は、「019.jpg」であり、画像ファイル551−6のファイル名は、「020.jpg」である。
図22に戻って、ローカルディスク(D:)508の下位には、ピクチャ509、およびデジカメ510等のサブディレクトリが存在する。デジカメ510の下位には、ピクチャフォルダ511−1および511−2のサブディレクトリが存在する。
図25は、デジカメ510の下位のディレクトリに保存されている画像ファイルの構成例を示している。図25において、ピクチャフォルダ511−1には、画像ファイル571−1乃至571−3が格納されている。なお、画像ファイル571−1のファイル名は、「051.jpg」であり、画像ファイル571−2のファイル名は、「052.jpg」であり、画像ファイル571−3のファイル名は、「053.jpg」である。また、図25において、ピクチャフォルダ511−2には、画像ファイル571−4および571−5が格納されている。なお、画像ファイル571−4のファイル名は、「101.jpg」であり、画像ファイル571−5のファイル名は、「102.jpg」である。
図22乃至図25に示されるように、画像ファイルが複数の異なる階層のディレクトリ(フォルダ)に格納された場合、ユーザは、これらの画像ファイルを閲覧するとき、それぞれのディレクトリを指定しなくては、閲覧することができない。
すなわち、例えば、ピクチャフォルダ507−1に格納された画像ファイル301−1乃至301−5、並びにピクチャフォルダ511−2に格納された画像ファイル571−4および571−5を閲覧する場合、ユーザは、各画像ファイルが格納されたディレクトリをそれぞれ辿って、所望の画像ファイルを探し出し、探し出した画像ファイルのアイコンをマウスでクリックするなどして、画像を表示させなければならない。
従って、画像ファイルが多数の異なる階層のディレクトリに分散して格納されていた場合、ユーザは、画像ファイルが格納されたディレクトリを覚えきれず、目的の画像ファイルを探し出すために大変な手間を要するという問題があった。
また、従来、複数の画像ファイルを、いくつかのカテゴリ(例えば、「釣り」、「遠足」、「お父さん」など)に分類して、それぞれのカテゴリ毎にフォルダ(ディレクトリ)を作成し、そのフォルダ内に画像ファイルを格納することがあるが、このような場合、1つの画像ファイルが、複数のカテゴリに分類可能なことがある。例えば、父親と魚を釣った画像は、「釣り」のカテゴリにも分類可能であり、「お父さん」のカテゴリにも分類可能である。この場合、従来は、その画像ファイルをコピーして、同一の画像ファイルをもう1つ作成し、それぞれのフォルダ(「釣り」と「お父さん」)に格納していた。従って、画像ファイルが重複してしまうという問題があった。
そこで、このような問題を解決するために、本発明を適用したPC1は、階層ディレクトリ構造でファイル管理を行うのと並行して、全ての画像ファイルが同一の階層にあるものとして、ユーザに、同一階層内でカテゴリ毎に分類させるようにする。このように、仮想的に同一の階層を設定し、この階層内で複数の画像ファイルを管理することにより、ユーザは、複数の画像ファイルを容易に整理することができる。
以下、図26乃至図34を参照して、ディレクトリ構造とは別のファイル管理について説明する。
図26は、表示部208に表示されるウィンドウの例を示している。
図26に示されるフォトコレクションウィンドウ601の左側上方には、カテゴリタブ611、カレンダタブ612、およびエクスプローラタブ613が表示されており、ユーザは、マウス206等を操作して、これらのタブを選択することができる。
図26は、カテゴリタブ611が選択された状態の表示例を示しており、カテゴリタブ611の下方にカテゴリボタン621−1乃至621−4が表示されている。
ユーザは、マウス206等を操作して、これらのカテゴリボタン621−1乃至621−4から所望のカテゴリボタンを選択することができる。ユーザによりカテゴリボタン621−1「すべての写真」が選択された場合、フォトコレクションウィンドウ601右方の画像表示エリア631には、PC1により管理されている全ての画像が一覧表示される。なお、図26は、PC1により管理されている全ての画像が一覧表示されている状態の表示例を示している。
なお、画像表示エリア631の右端には、スクロールバー632が表示されており、画像表示エリア631に一度に表示しきれない画像も、スクロールバー632を上下方向にスクロールすることにより、表示させることができる。
カテゴリボタン621−2乃至621−4は、画像ファイルを分類するために、ユーザにより作成されたカテゴリに対応している。すなわち、ユーザは、マウス206やキーボード207を操作して、PC1に新規のカテゴリを生成させることができ、図26の例においては、カテゴリとして「イベント」、「サンプル」、および「人々」の3つのカテゴリが生成されている。ユーザは、生成したカテゴリに、画像ファイルを分類することができる。
図27は、カテゴリに画像ファイルを分類する操作について説明する図である。例えば、画像表示エリア631の左上端の画像ファイル「001.jpg」を「イベント」のカテゴリに分類する場合、ユーザは、マウス206を操作して、図27に示されるように、画像ファイル「001.jpg」を、カテゴリボタン621−2「イベント」上にドラッグアンドドロップする。この操作により、画像ファイル「001.jpg」が、「イベント」のカテゴリに分類される。なお、画像ファイル「001.jpg」を、カテゴリボタン621−2「イベント」上にドラッグアンドドロップした後も、画像ファイル「001.jpg」は、画像表示エリア631から消えずに表示され続ける。
他の画像ファイルについても、上記と同様の操作により、所望のカテゴリに分類することができる。すなわち、ある画像ファイルをカテゴリに分類したい場合、ユーザは、マウス206を操作して、画像ファイルを、所望のカテゴリボタン上までドラッグアンドドロップする。これにより、その画像ファイルは、ドラッグアンドドロップされたカテゴリボタンに対応するカテゴリに分類される。
なお、1つの画像ファイルを複数のカテゴリに分類することも可能である。例えば、「イベント」のカテゴリに分類済みの画像ファイル「001.jpg」を、さらに「サンプル」のカテゴリに分類することも可能である。この場合、ユーザは、先程と同様の操作、すなわち画像ファイル「001.jpg」をカテゴリボタン621−3「サンプル」上にドラッグアンドドロップすることにより、画像ファイル「001.jpg」を「サンプル」のカテゴリに分類することができる。
このようにして、カテゴリに分類した画像ファイルを、カテゴリ毎に一覧表示させることもできる。例えば、マウス206等が操作され、カテゴリボタン621−2が選択された場合、PC1は、「イベント」のカテゴリに分類された画像を画像表示エリア631に一覧表示させる。また例えば、マウス206等が操作され、カテゴリボタン621−3が選択された場合、PC1は、「サンプル」のカテゴリに分類された画像を画像表示エリア631に一覧表示させる。また例えば、マウス206等が操作され、カテゴリボタン621−4が選択された場合、PC1は、「人々」のカテゴリに分類された画像を画像表示エリア631に一覧表示させる。
なお、例えば上記したように、1つの画像ファイル「001.jpg」が、「イベント」のカテゴリ、および「サンプル」のカテゴリに分類されている場合、画像ファイル「001.jpg」は「イベント」の一覧表示の中にも、「サンプル」の一覧表示の中にも表示される。すなわち、1つの画像ファイルが複数のカテゴリに分類されている場合、その画像ファイルが分類されているどのカテゴリの一覧表示の中にも、その画像ファイルが表示される。
ユーザは、マウス206を操作して、画像表示エリア631に表示された画像ファイルのうちの、所望の画像ファイル上にポインタを移動させ、マウスをクリックすることにより、所望の画像ファイルを選択することができる。ユーザにより画像ファイルが選択された場合、図28に示されるように、選択された画像ファイルの直近の領域の背景色が変更される。図28は、画像表示エリア631の右上端の画像ファイル「001.jpg」が選択された場合の例を示している。また、1つの画像ファイルが選択されると、画像表示エリア631の下方にリンクバー641が表示される。
図28において、リンクバー641は、エクスプローラバー651、カレンダバー652、並びにカテゴリバー653および654により構成されている。ユーザは、マウス206等を操作して、エクスプローラバー651、カレンダバー652、並びにカテゴリバー653および654のうち、所望のバーを選択することができ、PC1は、バーが選択された場合、選択されたバーに対応して、フォトコレクションウィンドウ601の表示を切り替える。
エクスプローラバー651が選択された場合、PC1は、画像ファイル「001.jpg」が格納されているディレクトリを表示する。カレンダバー652が選択された場合、PC1は、画像ファイル「001.jpg」と同一の撮影日に撮影された画像ファイルの一覧を表示する。カテゴリバー653が選択された場合、PC1は、「サンプル」のカテゴリに分類された画像ファイルの一覧を表示する。カテゴリバー654が選択された場合、PC1は、「イベント」のカテゴリに分類された画像ファイルの一覧を表示する。
なお、カテゴリバー653および654は、選択された画像ファイル「001.jpg」が分類されているカテゴリに対応して表示される。すなわち、画像ファイル「001.jpg」が「サンプル」および「イベント」に分類されている場合、図28に示されるように、「サンプル」のカテゴリバー653および「イベント」のカテゴリバー654が表示されるが、例えば、画像ファイル「001.jpg」が「人々」のカテゴリにのみ分類されていた場合、リンクバー641の中には、「人々」に対応するカテゴリバーが表示される。また、例えば、画像ファイル「001.jpg」が、どのカテゴリにも分類されていなかった場合、リンクバー641の中にはカテゴリバーは表示されない。
すなわち、画像表示エリア631に表示された画像ファイルの一覧の中から、1つの画像ファイルが選択された場合、PC1は、選択された画像ファイルに対応するリンクバーを表示する。そして、リンクバーには、選択された画像ファイルが分類されているカテゴリに対応するカテゴリバーが含まれる。また、リンクバーには、選択された画像ファイルが格納されているディレクトリを表示させるとき選択されるエクスプローラバー、および選択された画像ファイルと同一の撮影日の画像ファイルを一覧表示させるとき選択されるカレンダバーも含まれている。
従って、ユーザは、画像表示エリア631に表示された画像ファイルの中から、所望の画像ファイルを選択した後、選択した画像ファイルが分類されているカテゴリに属する画像ファイルの一覧を閲覧することができる。また、ユーザは、選択された画像ファイルと同一の撮影日に撮影された画像ファイルの一覧を閲覧することができる。さらに、ユーザは、選択した画像ファイルが格納されているディレクトリを容易に特定することもできる。
図29は、図28においてカテゴリバー654「イベント」が選択された場合の表示例を示している。図29においては、画像表示エリア631に、「イベント」のカテゴリに分類されている画像ファイルの一覧が表示される。
図30は、図28においてカレンダバー652が選択された場合の表示例を示している。図30において、画像表示エリア631には、画像ファイル「001.jpg」と同一の撮影日に撮影された画像が、撮影時刻と関連付けて表示されている。なお、図30においては、5:00から13:00までしか表示されていないが、13時以降についても、スクロールバー632を下方向にスクロールさせることにより表示させることができる。また、図30の画像表示エリア631においては、時刻毎に、背景色を異なる色にしても良い。
なお、図28のカレンダバー652が選択された場合、図30に示されるように、フォトコレクションウィンドウ601の左方の表示が切り替えられる。すなわち、図28においては、カテゴリタブ611が選択された状態であったが、図30においては、カレンダタブ612が選択された状態の表示になっている。
カレンダタブ612が選択された状態においては、カレンダタブ612の下方に、カレンダ操作エリアが表示される。カレンダ操作エリアには、年ボタン671−1乃至671−3、月ボタン672−1乃至672−3、並びに日時ボタン673−1乃至673−3が表示されている。ユーザは、これらのボタンを操作して、画像表示エリア631内の表示を、1年毎、1月毎、1日毎に切り替えることができる。
例えば、月ボタン672−2が選択された場合、図31に示されるようなフォトコレクションウィンドウ601が表示される。図31において、画像表示エリア613には、図30で選択された月に撮影された画像ファイルが、各日につき1枚ずつ表示されている。なお、図31において、画像が表示されているのは、2日(土)、3日(日)、6日(水)、7日(木)、9日(土)、および10日(日)となっており、撮影されていない日にちの欄には、画像は表示されない。
また、年ボタン671−3が選択された場合、図32に示されるようなフォトコレクションウィンドウ601が表示される。図32において、画像表示エリア613には、選択された年に撮影された画像ファイルが、各日につき1枚ずつ表示されている。なお、図32においては、撮影された画像の図示は省略しているが、実際には、各日付のマスの中に、画像が表示される。
図30に戻って、フォトコレクションウィンドウ601の下方のリンクバー641には、現在表示されている日付の前日の画像を一覧表示させるときに操作される日にち選択バー674、現在表示されている日付の翌日の画像を一覧表示させるときに操作される日にち選択バー675、および現在表示されている日付の1年後の画像を一覧表示させるときに操作される日にち選択バー676が表示されており、ユーザは、マウス206を操作して、必要に応じて、これらのバーを選択することができる。
また、図31において、フォトコレクションウィンドウ601の下方のリンクバー641には、現在表示されている月の前の月の画像を一覧表示させるときに操作される月選択バー691、現在表示されている月の翌月の画像を一覧表示させるときに操作される月選択バー692、および現在表示されている月の1年前の月の画像を一覧表示させるときに操作される月選択バー693が表示されており、ユーザは、マウス206を操作して、必要に応じて、これらのバーを選択することができる。
また、図32において、フォトコレクションウィンドウ601の下方のリンクバー641には、現在表示されている年の前の年の画像を一覧表示させるときに操作される年選択バー693が表示されており、ユーザは、マウス206を操作して、必要に応じて、このバーを選択することができる。
ところで、図28または図29に示されるフォトコレクションウィンドウ601の下方のリンクバー641に含まれているエクスプローラバー651が選択された場合、PC1は、図33に示されるようなフォトコレクションウィンドウ601を表示させる。
図33においては、フォトコレクションウィンドウ601の左方の表示が切り替えられている。すなわち、図33においては、エクスプローラタブ613が選択された状態の表示になっている。
エクスプローラタブ613が選択された状態においては、エクスプローラタブ613の下方に、選択された画像ファイルが格納されているディレクトリが、符号711で示されるように、他のディレクトリと区別して表示されている。これにより、ユーザは、選択した画像ファイルが、どこのディレクトリに格納されているのかを容易に把握することができる。また、画像表示エリア631には、選択された画像ファイルと同一のディレクトリに格納された画像ファイルが一覧表示される。
以上のようにして、ユーザは、画像ファイルを複数のカテゴリに分類して管理することができる。上記した画像ファイルの管理方法の概念を図34に示す。
図34において、上方には、エクスプローラビュー751、カレンダビュー752、およびカテゴリビュー753が示されている。エクスプローラビュー751は、エクスプローラバー651(またはエクスプローラタブ613)が選択された場合に表示される画面を表し、カレンダビュー752は、カレンダバー652(またはカレンダタブ612)が選択された場合に表示される画面を表している。また、カテゴリービュー753は、カテゴリボタン621−1乃至621−4に対応している。
また、図34の下方には、PC1により管理されている画像ファイル761−1乃至761−9が示されている。
図34において、各画像ファイル761−1乃至761−9から、エクスプローラビュー751の各ディレクトリに向かう線は、各画像ファイル761−1乃至761−9が格納されているディレクトリを示している。また、各画像ファイル761−1乃至761−9から、カレンダビュー752に向かう線は、各画像ファイル761−1乃至761−9が分類されている撮影日を示している。また、各画像ファイル761−1乃至761−9から、カテゴリビュー753に向かう線は、各画像ファイル761−1乃至761−9が分類されているカテゴリを示している。
画像ファイルは、階層ディレクトリ構造の所定のディレクトリに格納され、管理されているが、図34のカレンダビュー752、およびカテゴリビュー753に示されるように、ディレクトリによる分類とは異なるカテゴリ(例えば、撮影日時や、「すべての写真」、「イベント」、「サンプル」、「人々」等のカテゴリ)に基づいて分類することもできる。以下、撮影日時や、「すべての写真」、「イベント」、「サンプル」、「人々」等のカテゴリのような、画像ファイルを分類するための条件を画像ファイルの属性とも称する。
PC1は、画像ファイルを、その画像ファイルの属性に基づいて、複数のカテゴリ(撮影日時のカテゴリを含む)に分類する。その結果、図34に示されるように、画像ファイル761−1乃至761−9から、エクスプローラビュー751、カレンダビュー752、およびカテゴリビュー753に対して、網目状にリンクが張られる。このような管理方法より、ユーザは、大量に画像ファイルが存在していたとしても、それらを容易に整理、分類することが可能となる。
すなわち、PC1は、画像ファイル自体は所定のディレクトリに格納したままで、画像ファイルを、ユーザの任意のカテゴリに分類させることができるので、例えば、1つの画像ファイルを複数のカテゴリに分類する場合でも、その画像ファイルを複製する必要が無い。
このような画像ファイルの管理は、図4に示されるファイル管理プログラム233により実行される。
図35は、図4のファイル管理プログラム233の機能的構成例を示している。なお、図35に示す機能的構成は、CPU201が、記憶部210に記憶されたOS231およびファイル管理プログラム233を実行することで実現される。
なお、図35の右側には、記憶部210に記憶されたデータの例が示されている。図35において、記憶部210には、カテゴリデータベース821、属性情報データベース822、および画像ファイル群823が記憶されている(記憶部210には、OS231等のその他のデータも記憶されているが、図35においては図示は省略する)。カテゴリデータベース821は、各カテゴリに含まれる画像ファイルのリストを管理するデータベースである。カテゴリデータベース821の例を図36および図37に示す。
図36は、「イベント」、「サンプル」、および「人々」のカテゴリのデータベースの例を表している。図36の左側の列に、上から「イベント」、「サンプル」、および「人々」の順で、カテゴリが示されている。また、図36の右側の列には、各カテゴリに分類されている画像ファイルのリストが示されている。すなわち、図36において、「イベント」のカテゴリには、「001.jpg」、「016.jpg」、「017.jpg」、「020.jpg」、「101.jpg」、および「102.jpg」の合計6つの画像ファイルが分類されている。また、「サンプル」のカテゴリには、「002.jpg」、「003.jpg」、「004.jpg」、「015.jpg」、「016.jpg」、「017.jpg」、および「018.jpg」の合計7つの画像ファイルが分類されている。また、「人々」のカテゴリには、「051.jpg」、「052.jpg」、「053.jpg」、「101.jpg」、および「102.jpg」の合計5つの画像ファイルが分類されている。
例えば、図28のカテゴリボタン621−2「イベント」またはカテゴリバー654「イベント」がユーザにより選択され、図36のカテゴリデータベースに基づいて、画像を表示した場合、画像表示エリア631には、「001.jpg」、「016.jpg」、「017.jpg」、「020.jpg」、「101.jpg」、および「102.jpg」の合計6つの画像ファイルに基づく6枚の画像が表示される。
図37は、撮影日時に基づいたカテゴリデータベースの例を表している。図37の表の左側には、撮影日時が、年、月、および日の順に細かく分類されている。また、図37の表の右側には、各日付に撮影された画像ファイルのリストが示されている。すなわち、図37において、例えば2003年1月1日には、「201.jpg」および「202.jpg」などの画像ファイルが分類されている。また、例えば、2003年1月2日には、「231.jpg」、「232.jpg」、および「245.jpg」などの画像ファイルが分類されている。
例えば、図28のカレンダバー652がユーザにより選択され、図37のカテゴリデータベースに基づいて、画像を表示した場合、画像表示エリア631には、「201.jpg」および「202.jpg」などの画像ファイルに基づく画像が表示される。
カテゴリデータベース821は、図36および図37に示した両方のテーブルにより、カテゴリ毎に、分類されている画像ファイルのリストを記録している。なお、図36に示されたカテゴリのデータベースは、ユーザにより設定されたものであり、図37に示された撮影日時のデータベースは、予めファイル管理プログラム233に設定されているものである。
なお、図36および図37においては、画像ファイルのファイル名に基づいて分類しているが、ファイル名だけではなく、画像ファイルが格納されているディレクトリを特定する情報もファイル名と共にカテゴリデータベースに記録されるようにしても良い。また、ファイル名以外の画像ファイルを一意に特定可能な情報により画像ファイルを分類しても良い。
図35に戻って、属性情報データベース822は、各画像ファイルの属性情報を管理するデータベースである。属性情報データベース822の例を図38に示す。
図38において、1番左側の列には、画像ファイルのファイル名が示されている。左側から2番目の列には、各画像ファイルが格納されているディレクトリが示されている。左側から3番目の列には、各画像ファイルの撮影日時が示されている。1番右側の列には、各画像ファイルが属するカテゴリ(ユーザにより設定されたカテゴリ)が示されている。
例えば、図38において、ファイル名「001.jpg」の画像ファイルは、ディレクトリ「¥C¥マイピクチャ¥ピクチャ」に格納され、「2001年7月29日10時48分」に撮影され、「サンプル」および「イベント」のカテゴリに属していることを示している。
例えば図28に示されるリンクバー641は、この属性情報データベースに基づいて表示される。すなわち、カレンダバー652に表示されている撮影日時「2001年7月29日」は、図38の「撮影日時」の属性に基づいて表示され、カテゴリバー653および654は、図38の「カテゴリ」の属性に基づいて表示される。また、図28のエクスプローラバー651が選択された場合、図38の「保存ディレクトリ」の属性に基づいて、画像ファイルが格納されているディレクトリが特定され、図33のエクスプローラビュー701のように表示される。なお、以下の説明において、保存ディレクトリの属性をディレクトリ属性とも称し、撮影日時の属性を日付属性とも称し、カテゴリの属性をカテゴリ属性とも称する。
図35に戻って、画像ファイル群823は、PC1に取り込まれ、所定のディレクトリに格納された画像ファイルを表している。
ファイル管理プログラム233内の画像ファイル分類部801は、マウス206およびキーボード207を含む操作部251から、画像ファイルをカテゴリに分類させる指示が入力された場合、カテゴリデータベース821および属性情報データベース822の記録を更新する。すなわち、例えば、図27に示されるように、画像ファイル「001.jpg」がカテゴリボタン621−2「イベント」上にドラッグアンドドロップされた場合、画像ファイル分類部801は、カテゴリデータベース821のカテゴリ「イベント」に、画像ファイル「001.jpg」を追加するとともに、属性情報データベース822の画像ファイル「001.jpg」のカテゴリ属性に、「イベント」を追加する。
操作部251から、あるカテゴリに分類されている画像ファイルの一覧表示の指示が入力された場合、すなわち、例えば、図28のカテゴリボタン621−1乃至621−4、並びにカレンダバー652、カテゴリバー653,654のうちいずれかが選択された場合、カテゴリ管理部802は、カテゴリデータベース821から、指定されたカテゴリに分類されている画像ファイルのリストを取得し、取得したリストを属性情報管理部803に通知する。
このとき、属性情報管理部803は、カテゴリ管理部802から通知されたリストに含まれている全ての画像ファイルについて、属性情報データベース822から、その画像ファイルのディレクトリ属性を取得し、画像ファイル管理部804に通知する。画像ファイル管理部804は、属性情報データベース822から通知されたディレクトリ属性に基づいて、画像ファイル群823の中から、リストに含まれている全ての画像ファイルを読み出し、表示画面生成部805に供給する。表示画面生成部805は、画像ファイル管理部804から供給された画像ファイルに基づいて、画像表示エリア631内に、カテゴリに分類されている画像の一覧を表示させる。
また、例えば、図28のエクスプローラバー651が選択された場合、属性情報管理部803は、属性情報データベース822から、選択中の画像ファイルのディレクトリ属性を取得し、表示画面生成部805に通知する。このとき、表示画面生成部805は、属性情報管理部803から通知されたディレクトリ属性に基づいて、例えば図33に示されるようなエクスプローラビュー701を表示させる。
また、例えば図28に示されるように1つの画像ファイルが選択された場合、属性情報管理部803は、選択された画像ファイルの日付属性およびカテゴリ属性を読み出し、表示画面生成部805に供給する。このとき、表示画面生成部805は、属性情報管理部803から供給された日付属性およびカテゴリ属性に基づいて、例えば図28に示されるようなリンクバー641を表示させる。
また、操作部251を介して、新しいカテゴリの作成が指示された場合、カテゴリ管理部802は、カテゴリデータベース821の中に、新しいカテゴリに対応する項目を作成する。また、操作部251を介して、存在するカテゴリの削除が指示された場合、カテゴリ管理部802は、カテゴリデータベース821から、削除が指示されたカテゴリの項目を削除する。その後、カテゴリ管理部802は、属性情報管理部803に対して、指示されたカテゴリを削除するように要求する。属性情報管理部803は、カテゴリ管理部802からの要求に従って、属性情報の中から、指示されたカテゴリを全て削除する。
スライド表示制御部806は、図31に示されるような、ひと月分の画像の一覧表示を実行する際に、各日付に表示させる画像ファイルを、所謂スライドショーのように順次入れ替えて、表示させる処理を実行する。
ところで、ファイル管理プログラム233は、取り込み処理により、PC1に画像ファイルが取り込まれた場合、取り込まれた画像ファイルを、撮影日に基づいて分類する処理(以下、画像登録処理と称する)を実行する。
次に、図39のフローチャートを参照して、PC1の画像登録処理について説明する。
ステップS401において、画像ファイル分類部801は、取り込まれた画像ファイルの撮影日時を取得する。なお、この撮影日時は、例えば図15(または図16)に示された撮影処理の結果、画像ファイル自体に付加されているので、画像ファイル分類部801は、取り込まれた画像ファイルに付加されている撮影日時を取得する。
ステップS402において、画像ファイル分類部801は、画像ファイルが記憶部210に記録された際(例えば、図19のステップS209、図20のステップS221)の、画像ファイルの格納先のディレクトリを特定する。そして、画像ファイル分類部801は、特定した、ディレクトリ、およびステップS401で取得した撮影日時を、画像ファイルの属性情報(ディレクトリ属性、および日付属性)として、属性情報データベース822に記録する。
ステップS403において、画像ファイル分類部801は、カテゴリデータベース821(例えば図37のデータベース)のうち、ステップS401で取得した撮影日に、画像ファイルを登録する。
以上のようにして、取り込み処理により取り込まれた画像ファイルの属性情報が属性情報データベース822に記録され、カテゴリデータベース821のうち、画像ファイルの撮影日に対応する項目に、取り込まれた画像ファイルが登録される。
次に、図40乃至図43のフローチャートを参照して、PC1の画像管理処理について説明する。
図40のステップS501において、ファイル管理プログラム233は、図18のアイコン458が選択されて、画像ファイルの管理が指示されたか否かを判定し、画像ファイルの管理が指示されるまで待機する。そして、アイコン458が選択されたとき、画像ファイルの管理が指示されたと判定し、処理はステップS502に進む。
ステップS502において、表示画面生成部805は、表示部208にフォトコレクションウィンドウ601を表示させる。表示部208には、図26に示されるようなフォトコレクションウィンドウ601が表示される。なと、フォトコレクションウィンドウ601の表示当初は、画像表示エリア631に、画像ファイル群823に含まれる全ての画像ファイルが表示されるようにしても良い。
ユーザは、操作部251を介して、新規のカテゴリの作成を指示することができる。そこで、ステップS503において、カテゴリ管理部802は、新規カテゴリの作成が指示されたか否かを判定し、カテゴリの作成が指示された場合、処理はステップS504に進む。
ステップS504において、カテゴリ管理部802は、カテゴリデータベース821に、新しいカテゴリを追加する。例えば、操作部251を介して「七夕」のカテゴリを追加するように指示された場合、カテゴリ管理部802は、図36に示されるようなカテゴリデータベース821の「イベント」、「サンプル」、および「人々」の下に、「七夕」のカテゴリを追加する。その後、処理はステップS505に進む。
ステップS503において、カテゴリ管理部802が、新規カテゴリの作成は指示されていないと判定した場合、ステップS504の処理はスキップされ、処理はステップS505に進む。
ユーザは、操作部251を介して、カテゴリを削除することができる。そこで、ステップS505において、カテゴリ管理部802は、操作部251を介してカテゴリの削除が指示されたか否かを判定し、カテゴリの削除が指示された場合、処理はステップS506に進む。
ステップS506において、カテゴリ管理部802は、カテゴリデータベース821から、指示されたカテゴリを削除する。例えば、「イベント」のカテゴリの削除が指令された場合、カテゴリ管理部802は、図36に示されるカテゴリデータベース821から、「イベント」のカテゴリを削除する。すなわち、図36において、「イベント」および「イベント」に関連付けられた画像ファイルのリストが全て削除される。その後、処理はステップS507に進む。
ステップS507において、カテゴリ管理部802は、属性情報管理部803に対して、ステップS506で削除したカテゴリを属性情報データベース822から削除するように要求する。属性情報管理部803は、カテゴリ管理部802からの要求に従って、属性情報データベース822から、要求されたカテゴリを削除する。例えば、カテゴリ管理部802から「イベント」のカテゴリを削除するように要求された場合、属性情報管理部803は、図38に示される属性情報データベース822のカテゴリ属性から、「イベント」のカテゴリを削除する。従って、例えば、画像ファイル「001.jpg」のカテゴリ属性である「サンプル」および「イベント」のうち、「イベント」が削除され、「サンプル」のみが残ることになる。ステップS507の処理の後、処理は図41のステップS508に進む。
ステップS505において、カテゴリ管理部802が、カテゴリの削除は指示されていないと判定した場合、ステップS506およびステップS507の処理はスキップされ、処理は図41のステップS508に進む。
図41のステップS508において、画像ファイル分類部801は、操作部251を介して画像ファイルのカテゴリへの分類が指示されたか否かを判定し、画像ファイルのカテゴリへの分類が指示された場合、処理はステップS509に進む。
ステップS509において、画像ファイル分類部801は、属性情報データベース822のうち、指定された画像ファイルのカテゴリ属性に、指定されたカテゴリを追加する。例えば、図27に示されるように、画像ファイル「001.jpg」がカテゴリボタン621−2「イベント」上にドラッグアンドドロップされた場合、画像ファイル分類部801は、図38の画像ファイル「001.jpg」のカテゴリ属性に、「イベント」を追加する。
ステップS510において、画像ファイル分類部801は、カテゴリデータベース821のうち、指定されたカテゴリに、指定された画像ファイルを追加登録する。例えば、図27に示されるように、画像ファイル「001.jpg」がカテゴリボタン621−2「イベント」上にドラッグアンドドロップされた場合、画像ファイル分類部801は、図36の「イベント」のカテゴリに、画像ファイル「001.jpg」を追加する。その後、処理はステップS511に進む。
ステップS508において、画像ファイル分類部801が、画像ファイルのカテゴリへの分類は指示されていないと判定した場合、ステップS509およびステップS510の処理はスキップされ、処理はステップS511に進む。
図28を参照して説明したように、ユーザは、画像表示エリア631に表示されている画像の中から、マウス206等により、所望の画像を選択することができる。そこで、ステップS511において、属性情報管理部803は、マウス206等により1つの画像ファイルが選択されたか否かを判定し、画像ファイルが選択された場合、処理はステップS512に進む。
ステップS512において、属性情報管理部803は、ステップS511で選択された画像ファイルに対応する属性情報(日付属性、およびカテゴリ属性)を属性情報データベース822から読み出し、表示画面生成部805に供給する。
ステップS513において、表示画面生成部805は、ステップS512で属性情報管理部803から供給された属性情報に基づいて、フォトコレクションウィンドウ601内にリンクバー641を表示させる。その後、処理はステップS514に進む。
ステップS511において、属性情報管理部803が、画像ファイルは選択されていないと判定した場合、ステップS512およびステップS513の処理はスキップされ、処理はステップS514に進む。
ステップS514において、カテゴリ管理部802は、カテゴリバー(例えば、図28のカテゴリバー653または654)が選択されたか否かを判定し、カテゴリバーが選択された場合、処理はステップS515に進む。
ステップS515において、カテゴリ管理部802は、カテゴリデータベース821から、ステップS514で選択されたカテゴリに分類されている画像ファイルのリストを読み出し、属性情報管理部803に通知する。例えば、図28のカテゴリバー654「イベント」が選択された場合、ステップS515において、カテゴリ管理部802は、図36のカテゴリデータベース821から、画像ファイルのリスト「001.jpg」、「016.jpg」、「017.jpg」、「020.jpg」、「101.jpg」、および「102.jpg」を読み出し、属性情報管理部803に通知する。
ステップS516において、属性情報管理部803は、カテゴリ管理部802から通知されたリストに含まれている全ての画像ファイルのディレクトリ属性を属性情報データベース822から読み出し、画像ファイル管理部804に供給する。画像ファイル管理部804は、属性情報管理部803から供給された画像ファイルのディレクトリ属性に基づいて、記憶部210に記憶された画像ファイル群823の中から、ステップS515で読み出されたリストに含まれる画像ファイルを全て読み出し、表示画面生成部805に供給する。表示画面生成部805は、画像ファイル管理部804から供給された全ての画像ファイルの一覧を、フォトコレクションウィンドウ601の画像表示エリア631内に表示させる。
その後、処理は図42のステップS517に進む。
ステップS514において、カテゴリ管理部802が、カテゴリバーは選択されていないと判定した場合、ステップS515およびステップS516の処理はスキップされ、処理は図42のステップS517に進む。
図42のステップS517において、カテゴリ管理部802は、カレンダバー(例えば、図28のカレンダバー652)が選択されたか否かを判定し、カレンダバーが選択された場合、処理はステップS518に進む。
ステップS518において、カテゴリ管理部802は、カテゴリデータベース821から、ステップS517で選択された日付に分類されている画像ファイルのリストを読み出し、属性情報管理部803に通知する。例えば、図28のカレンダバー652「2001年7月29日」が選択された場合、カテゴリ管理部802は、図37に示されるカテゴリデータベースから、2001年7月29日に分類されている画像ファイルのリストを読み出し、属性情報管理部803に通知する。
ステップS519において、属性情報管理部803は、ステップS518でカテゴリ管理部802から通知されたリストに含まれている全ての画像ファイルの撮影時刻を属性情報データベース822から読み出し、表示画面生成部805に供給するとともに、全ての画像ファイルのディレクトリ属性を読み出し、画像ファイル管理部804に供給する。画像ファイル管理部804は、属性情報管理部803から供給された画像ファイルのディレクトリ属性に基づいて、記憶部210に記憶された画像ファイル群823の中から、ステップS518で読み出されたリストに含まれる画像ファイルを全て読み出し、表示画面生成部805に供給する。
ステップS520において、表示画面生成部805は、画像ファイル管理部804から供給された全ての画像ファイルを、ステップS519で属性情報管理部803から供給された撮影時刻に基づいて、フォトコレクションウィンドウ601の画像表示エリア631内に、例えば図30に示されるように表示させる。その後、処理はステップS521に進む。
ステップS517において、カテゴリ管理部802が、カレンダバーは選択されていないと判定した場合、ステップS518およびステップS519の処理はスキップされ、処理はステップS521に進む。
ステップS521において、カテゴリ管理部802は、月ボタン(例えば、図30の月ボタン672−1乃至672−3のうちいずれか)が選択されたか否かを判定し、月ボタンが選択された場合、処理はステップS522に進む。
ステップS522において、カテゴリ管理部802は、例えば図37に示されているカテゴリデータベース821から、ステップS521で指示された月に含まれる日付の画像ファイルのリストを読み出し、属性情報管理部803に供給する。
ステップS523において、属性情報管理部803は、カテゴリ管理部802から通知されたリストに含まれている全ての画像ファイルのディレクトリ属性を属性情報データベース822から読み出し、画像ファイル管理部804に供給する。画像ファイル管理部804は、属性情報管理部803から供給された画像ファイルのディレクトリ属性に基づいて、記憶部210に記憶された画像ファイル群823の中から、ステップS522で読み出されたリストに含まれる画像ファイルを全て読み出し、表示画面生成部805に供給する。表示画面生成部805は、画像ファイル管理部804から供給された全ての画像ファイルを、フォトコレクションウィンドウ601の画像表示エリア631内に、図31に示されるように表示させる。その後、処理はステップS524に進む。なお、以下の説明において、図31に示されるように、1つの月に含まれる画像の一覧表示を月表示とも称する。
ステップS521において、カテゴリ管理部802が、月ボタンは選択されていないと判定した場合、ステップS522およびステップS523の処理はスキップされ、処理はステップS524に進む。
ステップS524において、カテゴリ管理部802は、年ボタン(例えば、図30の年ボタン671−1乃至671−3のうちいずれか)が選択されたか否かを判定し、年ボタンが選択された場合、処理はステップS525に進む。
ステップS525において、カテゴリ管理部802は、例えば図37に示されているカテゴリデータベース821から、ステップS524で指示された年に含まれる日付の画像ファイルのリストを読み出し、属性情報管理部803に供給する。
ステップS526において、属性情報管理部803は、カテゴリ管理部802から通知されたリストに含まれている全ての画像ファイルのディレクトリ属性を属性情報データベース822から読み出し、画像ファイル管理部804に供給する。画像ファイル管理部804は、属性情報管理部803から供給された画像ファイルのディレクトリ属性に基づいて、記憶部210に記憶された画像ファイル群823の中から、ステップS525で読み出されたリストに含まれる画像ファイルを全て読み出し、表示画面生成部805に供給する。表示画面生成部805は、画像ファイル管理部804から供給された全ての画像ファイルを、フォトコレクションウィンドウ601の画像表示エリア631内に、図32に示されるように表示させる。その後、処理は図43のステップS527に進む。なお、以下の説明において、図32に示されるように、1つの月に含まれる画像の一覧表示を年表示とも称する。また、図31に示される月表示と図32に示される年表示を合わせてカレンダ表示とも称する。
ステップS524において、カテゴリ管理部802が、年ボタンは選択されていないと判定した場合、ステップS525およびステップS526の処理はスキップされ、処理は図43のステップS527に進む。
図43のステップS527において、属性情報管理部803は、エクスプローラバー(例えば、図28のエクスプローラバー651)が選択されたか否かを判定し、エクスプローラバーが選択された場合、処理はステップS528に進む。
ステップS528において、属性情報管理部803は、属性情報データベース822から、選択中の画像ファイルのディレクトリ属性を読み出し、表示画面生成部805に供給する。表示画面生成部805は、属性情報管理部803から供給されたディレクトリ属性に基づいて、図33に示されるようなエクスプローラビュー701を表示させ、画像ファイルが格納されているディレクトリを符号711で示されるように反転表示させる。その後、処理はステップS529に進む。
ステップS527において、属性情報管理部803が、エクスプローラバーは選択されていないと判定した場合、ステップS528の処理はスキップされ、処理はステップS529に進む。
ステップS529において、表示画面生成部805は、表示部208からフォトコレクションウィンドウ601を消去する指示が入力されたか否かを判定し、フォトコレクションウィンドウ601を消去する指示が入力されていない場合、処理は図40のステップS503に戻り、上述したステップS503以降の処理が繰り返し実行される。
ステップS529において、表示画面生成部805が、フォトコレクションウィンドウ601を消去する指示が入力されたと判定した場合、処理は図40のステップS501に戻り、上述したステップS501以降の処理が繰り返し実行される。
以上のようにして、画像管理処理が実行される。
以上に説明したように、画像ファイル自体は階層ディレクトリ構造で管理し、それとは別に、ユーザが画像ファイルを整理・分類するために、画像ファイルとカテゴリを相互にリンクさせることにより、ユーザは、より容易に、画像ファイルを管理することが可能となる。また、画像ファイルをカテゴリボタン上にドラッグアンドドロップするという、1操作だけで、画像ファイルをカテゴリに分類することができるため、利便性が向上する。さらに、上記のような画像管理処理によれば、1つの画像ファイルを複製することなく、複数のカテゴリに分類させることが可能となる。なお、以上に説明した画像ファイルの管理方法は、デジタルスチルカメラで撮影された画像以外の画像に適用することも勿論可能である。
ところで、本発明を適用したPC1は、例えば、図31に示されるように月表示する場合、1つの日付に対して複数の画像ファイルが存在するとき、表示させる画像ファイルを順次変更させることができる。
例えば、図31に示される月表示において、撮影日を2日(土)とする画像ファイルが11枚、記憶部210に記憶され、撮影日を3日(日)とする画像ファイルが24枚、記憶部210に記憶され、撮影日を6日(水)とする画像ファイルが3枚、記憶部210に記憶され、撮影日を7日(木)とする画像ファイルが1枚、記憶部210に記憶され、撮影日を9日(土)とする画像ファイルが6枚、記憶部210に記憶され、撮影日を10日(日)とする画像ファイルが14枚、記憶部210に記憶されているとする。
このとき、カテゴリデータベースに図44に示されるように、画像ファイルが登録されていたとする。図44において、「2日」には画像ファイルA1乃至A11の合計11枚の画像ファイルが登録され、「3日」には画像ファイルB1乃至B24の合計24枚の画像ファイルが登録され、「6日」には画像ファイルC1乃至C3の合計3枚の画像ファイルが登録され、「7日」には画像ファイルD1の合計1枚の画像ファイルが登録され、「9日」には画像ファイルE1乃至E6の合計6枚の画像ファイルが登録され、「10日」には画像ファイルF1乃至F14の合計14枚の画像ファイルが登録されている。
このとき、ファイル管理プログラム233のスライド表示制御部806は、例えば、図31の「2日」の欄に、A1乃至A11の画像ファイルを、順番に表示してゆく。図45は、画像ファイルの表示順の例を表している。図45において、「2日」の欄には、最初に画像ファイルA1が表示され、A1の次にA2が表示され、A2の次にA3が表示され、A3の次にA4が表示され、A4の次にA5が表示され、A5の次にA6が表示され、A6の次にA7が表示され、A7の次にA8が表示され、A8の次にA9が表示され、A9の次にA10が表示され、A10の次にA11が表示され、A11の次に、再度A1が表示される。以降、上記と同様にして、表示の切り替えが繰り返される。
他の日付についても同様にして、順次、日付のマス内に表示する画像が切り替えられてゆく。
これにより、ユーザは、月表示においても、各日付に含まれている複数の画像を確認することができる。
次に、図46のフローチャートを参照して、PC1のカレンダ表示処理、すなわち、月表示で各日付の画像の表示を切り替える処理について説明する。なお、スライド表示制御部806は、予め、カテゴリ管理部802から、表示させるべき月に含まれている日付の画像ファイルのリストを取得している。
ステップS601において、スライド表示制御部806は、日付XをX=1に初期化する。
ステップS602において、スライド表示制御部806は、日付Xに表示させる画像を入れ替えるか否かを判定する。なお、この判定ステップにおいて、スライド表示制御部806は、16分の1の確率で、画像を入れ替えると判定し、16分の15の確率で、画像を入れ替えないと判定する。ステップS602において画像を入れ替えると判定された場合、処理はステップS603に進む。
ステップS603において、スライド表示制御部806は、日付Xには、画像ファイルが2つ以上存在するか否かを判定する。すなわち、日付Xに対して、0枚または1枚しか画像ファイルが存在しない場合、表示させる画像を切り替える必要が無い。そこで、スライド表示制御部806は、日付Xには、画像ファイルが2つ以上存在するか否かを判定し、日付Xに画像ファイルが2つ以上存在する場合、処理はステップS604に進む。
ステップS604において、スライド表示制御部806は、表示順が次の画像ファイルを表示させるように属性情報管理部803に要求する。属性情報管理部803は、スライド表示制御部806から表示が要求された画像ファイルのディレクトリ属性を属性情報データベース822から読み出し、画像ファイル管理部804に供給する。画像ファイル管理部804は、属性情報管理部803から供給されたディレクトリ属性に基づいて、画像ファイルを読み出し、表示画面生成部805に供給する。表示画面生成部805は、画像ファイル管理部804から供給された画像ファイルに基づいた画像を、月表示の日付Xのマスの中に表示させる。なお、この際、それまで表示されていた画像は消去される。
その後、処理はステップS605に進む。
ステップS602において、スライド表示制御部806が日付Xに表示させる画像を入れ替えないと判定した場合、ステップS603およびステップS604の処理はスキップされ、処理はステップS605に進む。
また、ステップS603において、スライド表示制御部806が、日付Xに画像ファイルが2つ以上存在しない(日付Xに0枚または1枚の画像ファイルが存在する)と判定した場合、ステップS604の処理はスキップされ、処理はステップS605に進む。
ステップS605において、スライド表示制御部806は、日付Xが月末日(例えば、1月なら31日)であるか否かを判定し、日付Xが月末日ではない場合、処理はステップS606に進む。
ステップS606において、スライド表示制御部806は、日付Xを1だけインクリメントする。その後、処理はステップS602に戻り、上述したステップS602以降の処理を繰り返し実行する。
ステップS605において、スライド表示制御部806が、日付Xは月末日であると判定した場合、処理はステップS607に進む。
ステップS607において、スライド表示制御部806は、m秒(mは例えば0.5秒)だけ待機する。その後、処理はステップS601に戻り、上述したステップS601以降の処理が繰り返し実行される。
以上のようにして、月表示において、各日付に含まれている複数の画像が、順次切り替えられて表示される。なお、ステップS602乃至ステップS606のループは、例えば1秒間に約30回繰り返される。従って、約1秒間に1回、全ての日付について画像の表示を切り替えるか否かが判定される。
例えば、当初、図47に示されるように、画像が表示されてるとする。図47において、2日には画像A1が表示され、3日には画像B1が表示され、6日には画像C1が表示され、7日には画像D1が表示され、9日には画像E1が表示され、10日には画像F1が表示されている。それ以外の日付には画像は表示されていない。
図46のカレンダ表示処理により、まず、日付XがX=1(すなわち1日)に初期化される(ステップS601)。次に、1日(ついたち)に表示させる画像を入れ替えるかが判定され(ステップS602)、入れ替えると判定された場合、1日に表示させる画像は複数枚存在するかが判定され(ステップS603)、画像は1枚も存在しないので、ステップS604の処理はスキップされる。また、ステップS602で画像は入れ替えないと判定された場合、ステップS603およびステップS604はスキップされる。その後、1日が月末日(図47においては31日)であるか否かが判定される(ステップS605)。1日は月末日ではないので、ステップS606に進み、日付Xが1だけインクリメントされ、2日(ふつか)になる。
その後、処理はステップS602に戻り、2日に表示させる画像を入れ替えるかが判定され、入れ替えると判定された場合、2日に表示させる画像は複数枚存在するかが判定され(ステップS603)、画像は11枚存在するので、表示順が次の画像A2が2日の日付のマス内に表示される。その後、2日が月末日であるか否かが判定される(ステップS605)。2日は月末日ではないので、ステップS606に進み、日付Xが1だけインクリメントされ、3日(みっか)になる。
以下、同様にして、3日目から31日目まで、ステップS602乃至ステップS606の処理が繰り返されるが、日付X=31(すなわち31日)においては、ステップS605において、日付Xが月末日であると判定され、処理はステップS607に進む。
ステップS607において、m秒だけ待機して、再度、ステップS601以降の処理が繰り返される。
図48は、以上の処理により、2日および9日の画像の表示が入れ替えられた場合の例を示している。また、図49は、図48の状態からさらに6日の画像の表示が入れ替えられた場合の例を示している。さらに、図50は、図49の状態からさらに2日の画像の表示が入れ替えられた場合の例を示している。
このようにして、ステップS602で、画像の入れ替えを確率的に判定することにより、各日付の画像はランダムに入れ替えられる。これにより、より娯楽性を向上させることが可能となる。なお、以上のカレンダ表示処理は、デジタルスチルカメラで撮影された画像以外の画像に適用することも勿論可能である。また、カレンダ表示以外でも、複数のカテゴリに含まれている画像を一覧表示させる場合に適用することも可能である。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるが、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、図4に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク221(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク222(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク223(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリ224などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM202や、記憶部210に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
本発明を適用した情報処理システムの構成例を示す図である。 図1のデジタルスチルカメラ2の内部の構成例を示すブロック図である。 図1のデジタルスチルカメラ3の内部の構成例を示すブロック図である。 図1のパーソナルコンピュータの内部の構成例を示すブロック図である。 図4の画像取り込みプログラムの機能的構成例を示すブロック図である。 本発明の概要を説明する図である。 本発明の概要を説明する他の図である。 本発明の概要を説明する、さらに他の図である。 本発明の概要を説明する図である。 本発明の概要を説明する他の図である。 本発明の概要を説明する、さらに他の図である。 本発明の概要を説明する図である。 本発明の概要を説明する他の図である。 本発明の概要を説明する、さらに他の図である。 デジタルスチルカメラ2の撮影処理を説明するフローチャートである。 デジタルスチルカメラ3の撮影処理を説明するフローチャートである。 表示部の表示例を示す図である。 表示部の表示例を示す他の図である。 パーソナルコンピュータの取り込み処理を説明するフローチャートである。 パーソナルコンピュータの取り込み処理を説明する図19に続くフローチャートである。 パーソナルコンピュータの取り込み処理を説明する図20に続くフローチャートである。 画像ファイルを格納する階層ディレクトリ構造を説明する図である。 画像ファイルを格納する階層ディレクトリ構造を説明する他の図である。 画像ファイルを格納する階層ディレクトリ構造を説明する、さらに他の図である。 画像ファイルを格納する階層ディレクトリ構造を説明する図である。 フォトコレクションウィンドウの表示例を示す図である。 フォトコレクションウィンドウの表示例を示す他の図である。 フォトコレクションウィンドウの表示例を示す、さらに他の図である。 フォトコレクションウィンドウの表示例を示す図である。 フォトコレクションウィンドウの表示例を示す他の図である。 フォトコレクションウィンドウの表示例を示す、さらに他の図である。 フォトコレクションウィンドウの表示例を示す図である。 フォトコレクションウィンドウの表示例を示す他の図である。 画像ファイルの管理方法を概念的に説明する図である。 図4のファイル管理プログラムの機能的構成例を示すブロック図である。 カテゴリデータベースの例を示す図である。 カテゴリデータベースの例を示す他の図である。 属性情報データベースの例を示す図である。 パーソナルコンピュータの画像登録処理を説明するフローチャートである。 パーソナルコンピュータの画像管理処理を説明するフローチャートである。 パーソナルコンピュータの画像管理処理を説明する、図40に続くフローチャートである。 パーソナルコンピュータの画像管理処理を説明する、図41に続くフローチャートである。 パーソナルコンピュータの画像管理処理を説明する、図42に続くフローチャートである。 カテゴリデータベースの例を示す図である。 月表示の場合に表示される画像の順番の例を示す図である。 パーソナルコンピュータのカレンダ表示処理を説明するフローチャートである。 月表示された画像の、カレンダ表示処理による切り替えを説明する図である。 月表示された画像の、カレンダ表示処理による切り替えを説明する他の図である。 月表示された画像の、カレンダ表示処理による切り替えを説明する、さらに他の図である。 月表示された画像の、カレンダ表示処理による切り替えを説明する図である。
符号の説明
1 パーソナルコンピュータ, 2,3 デジタルスチルカメラ, 4−1,4−2 メモリカード, 201 CPU, 202 ROM, 203 RAM, 206 マウス, 207 キーボード, 208 表示部, 210 記憶部, 212 ドライブ, 232 画像取り込みプログラム, 233 ファイル管理プログラム, 251 操作部, 261 履歴判定部, 262 重複判定部, 263 取り込み部, 264 ファイル名作成部, 265 表示制御部, 266 取り込み後処理判定部, 267 画像消去部, 268 ファイル生成部, 641 リンクバー, 801 画像ファイル分類部, 802 カテゴリ管理部, 803 属性情報管理部, 804 画像ファイル管理部, 805 表示画面生成部, 806 スライド表示制御部, 821 カテゴリデータベース, 822 属性情報データベース, 823 画像ファイル群

Claims (6)

  1. 記録媒体に記録された画像ファイルを取り込む情報処理装置において、
    取り込んだことのある前記画像ファイルが前記記録媒体に記録されていることを示す履歴ファイルの有無によって、前記記録媒体に記録された前記画像ファイルの取り込み履歴があるか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記記録媒体に記録された前記画像ファイルの中に、取り込み済みの前記画像ファイルと同一名称の前記画像ファイルが存在するか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記記録媒体から前記画像ファイルを取り込む取り込み手段と、
    前記第1の判定手段により前記取り込み履歴がないと判定され、前記第2の判定手段により前記記録媒体に記録された前記画像ファイルの中に、取り込み済みの前記画像ファイルと同一名称の前記画像ファイルが存在すると判定された場合、前記記録媒体から取り込んだ前記画像ファイルの名称を変更する変更手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記取り込み手段により前記記録媒体から前記画像ファイルが取り込まれた場合、前記記録媒体に記録された前記画像ファイルの消去をユーザに選択させる案内を提示する提示手段と、
    前記提示手段による提示に従って、前記ユーザから、前記記録媒体に記録された前記画像ファイルを消去する指示が受け付けられた場合、前記記録媒体に記録された前記画像ファイルを消去する消去手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記提示手段による前記提示に従って、前記ユーザから前記記録媒体に記録された前記画像ファイルを消去する指示が受け付けられなかった場合、前記記録媒体に記録する前記画像ファイルの前記取り込み履歴を生成する生成手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2の判定手段は、前記第1の判定手段により前記取り込み履歴があると判定され、かつ、前記記録媒体に記録された前記画像ファイルの中に、取り込み済みの前記画像ファイルと同一名称の前記画像ファイルが存在すると判定した場合、前記記録媒体に記録された前記画像ファイルの中に、取り込み済みの前記画像ファイルと同一の前記画像ファイルが存在するか否かをさらに判定し、
    前記取り込み手段は、前記第2の判定手段により前記記録媒体に記録された前記画像ファイルの中に、取り込み済みの前記画像ファイルと同一の前記画像ファイルが存在すると判定された場合、取り込み済みの前記画像ファイルと同一ではない前記画像ファイルを前記記録媒体から取り込む
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 記録媒体に記録された画像ファイルを取り込む情報処理装置の情報処理方法において、
    取り込んだことのある前記画像ファイルが前記記録媒体に記録されていることを示す履歴ファイルの有無によって、前記記録媒体に記録された前記画像ファイルの取り込み履歴があるか否かを判定する第1の判定ステップと、
    前記記録媒体に記録された前記画像ファイルの中に、取り込み済みの前記画像ファイルと同一名称の前記画像ファイルが存在するか否かを判定する第2の判定ステップと、
    前記記録媒体から前記画像ファイルを取り込む取り込みステップと、
    前記第1の判定ステップの処理により前記取り込み履歴がないと判定され、前記第2の判定ステップの処理により前記記録媒体に記録された前記画像ファイルの中に、取り込み済みの前記画像ファイルと同一名称の前記画像ファイルが存在すると判定された場合、前記記録媒体から取り込んだ前記画像ファイルの名称を変更する変更ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  6. 記録媒体に記録された画像ファイルを取り込む情報処理装置を制御するコンピュータに、
    取り込んだことのある前記画像ファイルが前記記録媒体に記録されていることを示す履歴ファイルの有無によって、前記記録媒体に記録された前記画像ファイルの取り込み履歴があるか否かを判定する第1の判定ステップと、
    前記記録媒体に記録された前記画像ファイルの中に、取り込み済みの前記画像ファイルと同一名称の前記画像ファイルが存在するか否かを判定する第2の判定ステップと、
    前記記録媒体から前記画像ファイルを取り込む取り込みステップと、
    前記第1の判定ステップの処理により前記取り込み履歴がないと判定され、前記第2の判定ステップの処理により前記記録媒体に記録された前記画像ファイルの中に、取り込み済みの前記画像ファイルと同一名称の前記画像ファイルが存在すると判定された場合、前記記録媒体から取り込んだ前記画像ファイルの名称を変更する変更ステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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