JP5777405B2 - プラントデータ帳表展開装置とその方法およびプログラム - Google Patents
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Description
(構成)
図1は第1の実施形態の構成図を示すブロック図である。まず、サーバ001とユーザ端末002の構成について順次説明する。サーバ001とユーザ端末002は、インターネット、イントラネットなどの通信ネットワークを介して接続可能な構成となっている。
サーバ001には、データの処理部として、記憶手段004、履歴データ収録部005、ポイント識別情報格納部006、検索手段007、ダウンロード実行部010、アップロード実行部011、帳表管理部012およびWEBサーバ部013が設けられている。また、サーバ001には、組込み帳表008および目的帳表009が保存されている。組込み帳表008と目的帳表009は、別々のファイルで保存されている。
目的帳表009は、プラントデータの表示態様、すなわちレイアウトを定義したシートである。一例として、目的帳表009は、行列で区別されるセルで構成されており、罫線の範囲や太さを示す情報、表題等の固定文字列とその表示範囲を示す情報が含まれている。
組込み帳表008は、帳表作成プログラムを含むファイルであり、表計算ソフト上で動作し、目的帳表009にプラントデータを表示させる。具体的には、帳表作成プログラムは、帳表定義プログラムとデータ展開プログラムとから構成され、ユーザ端末002内で実行される。そして、帳表定義プログラムの実行により、目的帳表009には、プラントデータの検索条件等が設定される。検索条件等の設定は、例えば目的帳表009への検索条件等のデータを埋め込む処理である。尚、帳表定義プログラムは、予め、データの埋め込み位置と埋め込むデータとを保持している。更に、データ展開プログラムの実行により、目的帳表009に設定された検索条件によるプラントデータの検索をサーバ001に要求し、得られた該当のプラントデータを目的帳表009に表示させる。
記憶手段004は、発電プラント003に設置されたプラントデータ収集装置等から送信されるプラントデータをリアルタイムに取り込み、取り込んだプラントデータを履歴データ収録部005に時系列で記憶させる。また、記憶手段004は、発電プラント003に設けられた複数のセンサなどのデータを直接取り込むだけではなく、データを取り込んでいる他の1つの計算機、ないしは複数の計算機から通信手段によってプラントデータを取り込む機能や、各種の記憶媒体からデータを入力する機能も有している。
履歴データ収録部005は、記憶手段004の取り込んだ発電プラント003のプラントデータを履歴データとして収録する。ここに収録されるプラントデータとは、定周期または不定期に発電プラント003から送信される値、値の品質、さらにはデータの時刻である。なお、発電プラント003から不定期に送信されるプラントデータとしては、警報発生・復帰のイベントを記録したデータや、自動化運転処理の動作イベントを記録したデータ、オペレータの操作イベントを記録したデータ等がある。
ポイント識別情報格納部006には、ポイント識別情報が格納されている。ポイント識別情報とは、少なくとも、プラントデータを識別するためのポイントID、ポイント名称や単位等が含まれた情報である。これらポイント情報識別情報は、市販されている汎用の表計算ソフト014(後述)にて編集は可能であっても保存することができないものである。つまり、サーバ001側のポイント識別情報は、ユーザ端末002側の表計算ソフト014では作成することのできないということになる。
検索手段007は、ユーザの要求に基づく検索条件に従って履歴データ格納部005に収録されたプラントデータを検索し、要求元である端末データ002に通知する手段である。検索手段007のデータ検索方法には、次のような複数の方法がある。すなわち、検索するポイントと期間および周期を指定する方法、収録している最新の値を検索する方法、不定期なデータの場合には指定個数で検索する方法、プラント状態が設定した条件の期間だけを取り出す方法などである。
ダウンロード実行部010は、ユーザ端末002から任意の目的帳表009のダウンロードを要求された場合に、サーバ001に保存している目的帳表009と組込み帳表008をコピーしてユーザ端末002側にダウンロードする部分である。
アップロード実行部011は、ユーザ端末002で作成された目的帳表015を、ユーザ端末002からの保存要求により、サーバ001にアップロードし、サーバ001側の目的帳表009として保存する部分である。ユーザ端末002にダウンロードされた目的帳表015については、ユーザ端末002上で自由に編集可能となっている。アップロード実行部011は、この編集された目的帳表015をサーバ001側の目的帳表009として別途又は元のファイルに置き換えて保存する。
帳表管理部012は、サーバ001に保存された目的帳表009と組込み帳表008を管理する。この帳表管理部012は、一覧生成手段012aとプログラム変更手段012bとを備える。
WEBサーバ部013は、ユーザ端末002からの要求をHTTPまたはHTTPSのプロトコルにより受信し、帳表管理部012などの各サーバ001側の各処理部に通知する部分である。さらに、各サーバ001側の各処理部で処理された実行結果について、WEBサーバ部013が受信すると、ユーザ端末002に返信するようになっている。なお、WEBサーバ部013の機能を実現するための技術としては、CGIやJavaサーブレット等のWEBサーバ技術や、WEBDAVに基づいたWEBによるファイル共有技術などがある。
続いて、ユーザ端末002の構成について説明する。ユーザ端末002には処理部として、表計算ソフト014、帳表定義手段017、データ展開手段018、帳表情報表示手段019が設けられている。
帳表情報表示手段019は、目的帳表009のリスト表示と、リストから選択された目的帳表009の送信要求とを行う。
表計算ソフト014は、市販されている汎用の表計算ソフトであって、サーバ001側の目的帳表009および組込み帳表008を別々にダウンロードして、目的帳表015および組込み帳表016として、画面上に別々に表示するようになっている。この表計算ソフト014は、ダウンロード実行部010の送信した起動命令を受信することで当該起動命令に基づき起動される。
帳表定義手段017は、目的帳表015に表示するプラントデータの特定情報、及び特定情報の追加位置を定義するプログラムである。すなわち、この帳表定義手段017は、目的帳表015に表示するプラントデータの特定情報と追加位置情報とを記憶している。
データ展開手段018は、目的帳表015にプラントデータを展開する。具体的には、目的帳表015内へプラントデータの埋め込み、換言すると目的帳表015にプラントデータを記述する。データ展開手段018は、サーバ001に対するクエリー・リトリーブによって、追加するプラントデータを取得する。具体的には、データ展開手段018は、帳表定義手段017が目的帳表015に追加したプラントデータの特定情報を検索条件としてサーバ001の検索手段007に送出する。そして、データ展開手段018は、検索手段007から受け取ったプラントデータを追加位置情報に従って目的帳表015に追加する。
(作用効果)
続いて、第1の実施形態の作用効果について説明する。ユーザ端末002では、帳表フォーマットである目的帳表015を作成するためのプログラム、つまり組込み帳表016内の帳表定義プログラムやデータ展開プログラムに関して、様々なケースでプログラムの変更やバーションアップが求められる。
(構成)
続いて、第2の実施形態について、図2のブロック図を用いて説明する。図2に示すように、第2の実施形態の特徴は、表計算ソフト014上の目的帳表015は、1つもしくは複数の表示用シート020と、ポイント情報シート021とから構成される点にある。他の構成に関しては、上記第1の実施形態と同様である。
図3は帳表定義手段017による検索条件指定画面の表示例を示している。なお、画面上に表示された各エリアやボタンなどの選択および実行は、マウス等のポインティングデバイスによって操作される。
次に、図5にポイント情報シート021の一例を示す。ポイント情報シート021に埋め込まれる情報には、シート番号、ブロック番号、サブブロック番号、開始セル、終了セル、ポイント番号(図5ではPID番号)、検索始点日時、検索期間、検索周期である。
図6は、図5のポイント情報シート021の保存されている情報をもとに、表示用シート020に展開された帳表フォーマットの表示例である。図6に記した表示用シート020では、シート番号1におけるブロック1、2およびサブブロック1〜5が表示されている。
以上のような第2の実施形態には、上記第1の実施形態の持つ作用効果に加えて、履歴データの表示処理速度の向上といった作用効果がある。この点について説明する。すなわち、目的帳表015内で作成された帳表フォーマットに、履歴データを検索するためには、ポイント情報や検索期間などの検索条件を記憶手段に保存しておく必要がある。そして、検索時にこの保存した検索条件を記憶手段から呼び出して、これをもとに履歴データを検索している。
(構成)
図7では本発明に係る第3の実施形態のブロック図を示している。図7に示すように、第3の実施形態においては、帳表作成プログラムに行列挿入・削除プログラムが含まれており、ユーザ端末002上で行列挿入・削除手段037として機能する点に特徴がある。
図8のフローチャートでは、行列挿入の処理フローを示している。図8に示すように、行列挿入・削除手段037が目的帳表015の表示シート020の指定した場所に行または列を挿入すると、行挿入により右に移動する列を算出する(S310)。続いて、算出結果に該当するポイント情報シート021の開始セルと終了セルに移動分を反映した結果を所定のメモリに仮保存する(S311)。
以上のような第3の実施形態には、上記第1の実施形態の持つ作用効果に加えて、作成後の帳表を容易に修正できるといった独自の作用効果がある。すなわち、目的帳表015の編集結果との整合性を保つために、整合性調節手段により、プラントデータの追加位置が自動的に修正される。そのため、ユーザが目的帳表015の編集に合わせてポイント情報シート021又は帳表定義プログラムを修正する必要はなくなり、目的帳表015の編集が更に容易となる。この点について説明する。目的帳表015において、ポイント情報シート021と表示用シート020を別々に設けた場合、表計算ソフト014で用意している行・列の挿入や削除を使用して、表示用シート020の編集を行ったとしても、ポイント情報シート021側に予め設定している開始セルと終了セルの情報は更新されることがない。
(構成)
次に、図12のブロック図を用いて、本発明に係る第4の実施形態を説明する。第4の実施形態の構成上の特徴は、帳表作成プログラムに設定コピー貼付けプログラムが含まれており、ユーザ端末002上で設定コピー貼付け手段038として機能する点に特徴がある。
図13のフローチャートに示すように、設定コピー貼付け手段038がコピー元のポイント情報シート021の情報を所定のメモリにコピーして(S410)、メモリにコピーした情報をコピー先の開始セルと終了セルへ変更する(S411)。
一般的に、表計算ソフト014で用意しているコピー機能または切取り機能で表示用シート020を編集しても、表示用シート020とは異なるポイント情報シート021に予め設定している情報に関してはコピーまたは切取ることができない。そのため、見かけ上の情報がコピーされたとしても、ポイント情報シート021の情報を元にして表示用シート020の元の表示位置にデータを表示するだけに止まり、コピー先にはデータを表示しないといったことが起きる。
(構成)
図15は本発明に係る第5の実施形態のブロック図を示している。図15に示すように、第5の実施形態は、表計算ソフト014上で動作するプログラムとして、組込み帳表016にフォーマットオプション指定手段039が定義されている。
図16に、フォーマットオプション指定手段039を追加した帳表定義手段017の一例を示す。図16は、上記第2の実施形態で説明した図3の検索条件選択画面において、フォーマットオプション指定手段039によるフォーマットオプション指定エリア040を追加した画面である。なお、画面上に表示されたチェックボックスの指定は、マウス等のポインティングデバイスによって操作される。
図17は、図16に示した帳表定義手段017によって検索条件が指定されたポイント情報シート021の一例を示している。図17は、前記図5のポイント情報シート021に、フォーマットオプション用の列を追加したものである。保存する値は、そのオプションが選択されたかどうかが判断できればよく、図17ではオプションが選択されたとき、「1」を保存している。
図18は図17に示したポイント情報シート021に保存されている情報をもとに、表示用シート020に展開された帳表フォーマットである。このとき、帳表フォーマットは、ポイント名称、ポイント番号、単位、指定した期間の履歴データ、最大値、最小値、平均値の順に展開するようにプログラムされている。もし最小値のオプションを選択しなかったときは、平均値は30行目ではなく、29行目に展開される。
以上のような第5の実施形態では、上記第1の実施形態の持つ作用効果に加えて、次のような独自の作用効果がある。すなわち、帳表フォーマットに追加する項目の選択状況をポイント情報シート021に保存することができ、保存した値によって、選択したオプション情報を帳表フォーマットに展開することが可能である。
(構成)
次に、図19の説明図を用いて、本発明に係る第6の実施形態を説明する。第6の実施形態の構成上の特徴は、表計算ソフト014上で動作するプログラムとして、組込み帳表016に日時形式指定手段が定義されている点にある。
図19は、図16に示した検索条件選択画面のフォーマットオプション指定エリア040内に、日時形式指定エリア042を追加した図面の表示例である。日時形式指定エリア042では、0時から23時型か、1時から24時型かをマウス等のポインティングデバイスによって選択できるようになっている。
図20は、図19に示した帳表定義手段017によって検索条件が指定されたポイント情報シート021の一例を示している。図20は、前記図17のポイント情報シート021に、日時形式用の列を追加したものである。保存する値は、0時から23時型か1時から24時型のどちらが選択されたかが判断できればよい。図20では、1時から24時型が選択されたときに「1」を保存している。
図21は、図20のポイント情報シート021に保存されている情報をもとに、表示用シート020に展開された帳表フォーマットを示したものである。
履歴データの中には、1時間毎に収集を行う運転日誌定時データがあり、この運転日誌定時データは、例えば1分周期のプロセス値を0:00〜0:59の間集計して1:00のデータとして収録する場合がある。ここで、23:00〜23:59を集計した運転日誌定時データは、24:00のデータとして扱う。
(構成)
図22は本発明に係る第7の実施形態のブロック図を示している。第7の実施形態は、表計算ソフト014上で動作するプログラムとして、組込み帳表016に検索方向変更手段043が定義されている点に特徴がある。
図24は帳表定義手段017による検索条件指定画面の表示例を示している。なお、画面上に表示された各エリアやボタンなどの選択および実行は、マウス等のポインティングデバイスによって操作される。図24に示した検索条件指定画面では、図19に示した画面の加えて、検索パターン045、表示件数046が表示されるようになっている。
図23に示したフローチャートでは、検索方向変更時の処理フローの一例を示している。すなわち、要求開始日が含まれるデータテーブルを索引情報から確定すると(S710)、索引情報から要求開始日が含まれるテーブルを指し示す情報を持つ索引を探し、1つ前の過去データを持つテーブルを確定する操作を繰り返して、過去への遡り情報を作成する(S711)。
上記第7の実施形態において、検索方向変更手段043が検索開始起点から逆方向(過去方向)を選択し、検索パターン045が過去に向かって指定されている場合には、次のように作用する。
(構成および検索条件指定画面の表示例)
次に、本発明に係る第8の実施形態を説明する。図25は帳表定義手段017による検索条件指定画面の表示例を示している。
マウス等でプレビュー表示手段047を選択して、プレビューを表示するプログラムを起動すると、選択された検索条件から表示される帳表フォーマットのイメージをメモリに保存することで、設定されている既存の検索条件を変更することなく、帳表フォーマットを確認することができる。
以上のような第8の実施形態によれば、帳表定義手段017で選択されている条件から表示される帳表フォーマットのイメージを確認できるといった作用効果を発揮することができる。このとき、メモリなど既存の設定条件が保存されている場所とは、別の場所にプレビュー画面を仮保存することで、既存の設定条件を変更する必要がない。しかも、帳表を定義している作業中であっても帳表フォーマットのイメージを確認できる。このためため、作業効率が向上するといったメリットがある。
(構成)
図27は、本発明に係る第9の実施形態のブロック図である。第9の実施形態において、列幅自動設定手段048は表計算ソフト014上の組込み帳表016で動作するプログラムである。
図28は列幅自動設定の処理フローを示している。まず、データ展開手段018が目的帳表015にデータを書き込むと(S910)、書き込み結果から検索情報のブロック毎の最大値が分かるので、その表示桁を決定する(S911)。
第9の実施形態においては、目的帳表015のポイント情報シート021にポイント番号やポイント名称、単位などポイント識別情報を設定する際に、列幅自動設定手段048によって、表示用シート020にポイント識別情報の有効桁数に合わせた列幅またはフォントを自動設定することができる。
(構成および検索条件指定画面の表示例)
本発明に係る第10の実施形態を説明する。図29は帳表定義手段017による検索条件指定画面の表示例を示している。図29は図25に示した第8の実施形態における検索条件指定画面に月末処理手段049を追加した画面であって、マウス等の操作により月末処理を有効にするか否かを選択できるようになっている。
図30は、図29に示した帳表定義手段017によって検索条件が指定されたポイント情報シート021の一例を示している。図30は検索始点日時を2009年2月1日0時0分とする2月の月報を帳表フォーマットに展開する検索条件である。ポイント情報シート021には月末処理を有効にするかが判断できればよい。図30では月末処理を有効にした場合、月末処理用の列に「1」を保存している。
図31は、図30のポイント情報シート021に保存されている情報をもとにして、表示用シート020に展開された帳表フォーマットである。2月における月末処理が有効となっているため、29〜31日にあたる行のセルは空白となる。
以上のような第10の実施形態においては、上記第1の実施形態の持つ作用効果に加えて、次のような作用効果がある。すなわち、月報など月単位の帳表を作成する際、月末処理手段049を選択して月末処理を有効にすることにより、全ての月に対し、1パターンで運用可能となる。したがって、28、29、30、31日の4パターンの運用は不要であり、帳表を効率良く作成、表示することができる。
なお、本発明の実施形態は、以上の実施形態に限定されるものではなく、各部の構成等は適宜変更可能であり、各実施形態の組合せも可能である。また、本発明の実施形態は、周辺装置を備えたコンピュータをプログラムで制御することで実現するが、各処理をコンピュータに実行させるように構成した記憶媒体であってもよい。さらに、上記の実施形態としては、発電プラントのプラントデータを作成・表示対象としているが、プラントは発電プラントに限らず、他のタイプのプラントにも適用可能である。
Claims (15)
- 通信ネットワークを介して接続可能なサーバおよびユーザ端末に組み込まれ、プラントの運転状態を示すプラントデータに基づき、ユーザの要求に従って帳表を作成し、これを表示するプラントデータ帳表展開装置であって、
前記サーバは、
前記プラントデータを表示する帳表フォーマットを有する目的帳表を保存する第1の保存手段と、
前記目的帳表とは別個の帳表作成プログラムを保存する第2の保存手段と、
前記帳表作成プログラムを変更可能な組込み帳表変更手段と、
前記第1及び第2の保存手段に保存されている前記目的帳表及び前記帳表作成プログラムを前記ユーザ端末に送信するダウンロード実行手段と、
前記ユーザ端末からの要求に応じて前記プラントデータを検索し、該当の前記プラントデータを前記ユーザ端末へ送信する検索手段と、
を備え、
前記帳表作成プログラムは、
前記プラントデータの検索条件を前記目的帳表に設定する帳表定義プログラムと、
前記目的帳表内の前記検索条件に合致する前記プラントデータの検索を前記サーバに要求し、前記目的帳表に前記プラントデータを出力するデータ展開プログラムと、
を含み、
前記ユーザ端末は、
前記ダウンロード実行手段によって送信された前記目的帳表を編集可能な目的帳表編集手段と、
前記帳表作成プログラムの実行により、前記編集後の前記目的帳表に前記プラントデータを出力する帳表作成手段と、
を備えること、
を特徴とするプラントデータ帳表展開装置。 - 前記サーバは、
前記目的帳表編集手段によって編集された前記目的帳表を前記サーバにアップロードし、前記第1の保存手段に保存させるアップロード実行手段を更に備えること、
を特徴とする請求項1記載のプラントデータ帳表展開装置。 - 前記ユーザ端末は、
前記サーバに対して条件を指定して一覧の生成を要求する一覧問い合わせ手段と、
前記サーバから送信された前記一覧を表示する表示手段と、
前記一覧から選択された前記目的帳表のダウンロードを前記ダウンロード実行手段に要求するダウンロード要求手段と、
を更に備え、
前記サーバは、
前記第1の保存手段に保存されている前記目的帳表の一覧を生成し、前記ユーザ端末に送信する目的帳表管理手段を更に備えること、
を特徴とする請求項2に記載のプラントデータ帳表展開装置。 - 前記目的帳表は、
プラントデータの検索条件が埋め込まれると共に、画面上に表示される表示用シートと、
前記表示用シート内に埋め込む前記プラントデータの検索条件を保存したポイント情報シートと、
を含むこと、
を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のプラントデータ帳表展開装置。 - 前記ポイント情報シートには、前記プラントデータが埋め込まれる前記目的帳表内の位置を示す情報が含まれ、 前記帳表作成プログラムは、整合性調節プログラムを更に含み、 前記帳表作成手段は、 前記整合性調節プログラムの実行により、前記目的帳表編集手段による前記目的帳表の編集結果に応じて、前記ポイント情報シート内の前記位置を示す情報を変更する整合性調節手段を含むこと、 を特徴とする請求項4に記載のプラントデータ帳表展開装置。
- 前記整合性調節手段は、行列挿入・削除手段を含み、
前記行列挿入・削除手段は、
上記目的帳表の前記ポイント情報シートに、複数のポイントの間または期間を構成する複数の日時の間に、行または列の挿入と削除を反映させること、
を特徴とする請求項5に記載のプラントデータ帳表展開装置。 - 前記整合性調節手段は、設定コピー貼付け手段を含み、
前記設定コピー貼付け手段は、
上記目的帳表の前記ポイント情報シートに、複数のポイントと期間を含む設定情報のコピーまたは切取りと、コピーまたは切取った設定情報の任意の異なるエリアへの貼付けを反映させること、
を特徴とする請求項5に記載のプラントデータ帳表展開装置。 - 前記帳表作成プログラムは、フォーマットオプション指定プログラムを更に含み、
前記ユーザ端末は、
前記フォーマットオプション指定プログラムの実行により、上記目的帳表の前記ポイント情報シートに対し、少なくともポイントID、名称、単位、日時、最大、最小、平均を含むオプション情報を、帳表フォーマットに対し自動付加するか否かを指定する画面を表示するフォーマットオプション指定手段を更に備えること、
を特徴とする請求項4乃至7の何れかに記載のプラントデータ帳表展開装置。 - 前記帳表作成プログラムは、日時形式指定プログラムを更に含み、
前記ユーザ端末は、
前記日時形式指定プログラムの実行により、検索したデータに付加されている日時の帳表上の表示を0時から23時型で表示するのか、あるいは1時から24時型で表示するのかを指定する画面を表示する日時形式指定手段を更に備えること、
を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のプラントデータ帳表展開装置。 - 前記帳表作成プログラムは、検索方向変更プログラムを更に含み、
前記ユーザ端末は、
前記検索方向変更プログラムの実行により、検索開始起点から順方向(未来方向)に期間の日時スパン指定または期間の件数指定を行うか、あるいは検索開始起点から逆方向(過去方向)に期間の日時スパン指定または期間の件数指定を行うかを選択する画面を表示する検索方向変更手段を更に備えること、
を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のプラントデータ帳表展開装置。 - 前記帳表作成プログラムは、プレビュー表示プログラムを更に含み、
前記ユーザ端末は、
前記プレビュー表示プログラムの実行により、プレビューにより前記目的帳表の表示イメージをプレビュー表示するプレビュー表示手段を更に備えること、
を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のプラントデータ帳表展開装置。 - 前記帳表作成プログラムは、列幅自動設定プログラムを更に含み、
前記ユーザ端末は、
前記列幅自動設定プログラムの実行により、フォーマット自動生成の際にセンサ毎に異なる最大有効桁数に合わせて列幅またはフォントサイズを自動調整するか、あるいは実際にセンサ値を取得した後で各列のデータの最大有効桁数に合わせて列幅またはフォントサイズを自動調整する列幅自動設定手段を更に備えること、
を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のプラントデータ帳表展開装置。 - 前記帳表作成プログラムは、月末処理プログラムを更に含み、
前記ユーザ端末は、
前記月末処理プログラムの実行により、月毎に異なる1ヶ月の日数に合わせて、前記目的帳表の表示内容を自動調整する月末処理手段を更に備えること、
を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のプラントデータ帳表展開装置。 - 通信ネットワークを介して接続可能なサーバおよびユーザ端末によって、プラントの運転状態を示すプラントデータに基づき、ユーザの要求に従って帳表を作成し、これを表示するプラントデータ帳表展開方法であって、
前記サーバは、
前記プラントデータを表示する帳表フォーマットを有する目的帳表を保存する第1の保存手段と、
前記目的帳表とは別個の帳表作成プログラムを保存する第2の保存手段と、
を備え、
前記帳表作成プログラムは、
前記プラントデータの検索条件を前記目的帳表に設定する帳表定義プログラムと、
前記目的帳表内の前記検索条件に合致する前記プラントデータの検索を前記サーバに要求し、前記目的帳表に前記プラントデータを出力するデータ展開プログラムと、
を含み、
前記サーバは、
前記帳表作成プログラムを変更可能なプログラム変更ステップと、
前記第1及び第2の保存手段に保存されている前記目的帳表及び前記帳表作成プログラムを前記ユーザ端末に送信するダウンロード実行ステップと、
前記ユーザ端末からの要求に応じて前記プラントデータを検索し、前記ユーザ端末へ送信する検索ステップと、
を行い、
前記ユーザ端末は、
ダウンロードされた前記目的帳表を編集可能な目的帳表編集ステップと、
前記帳表作成プログラムの実行により、前記編集後の前記目的帳表に前記プラントデータを出力する目的帳表作成ステップと、
を行うこと、
を特徴とするプラントデータ帳表展開方法。 - 通信ネットワークを介して接続可能なサーバおよびユーザ端末に格納され、プラントの運転状態を示すプラントデータに基づき、ユーザの要求に従って帳表を作成し、これを表示するプラントデータ帳表展開プログラムであって、
前記サーバを、
前記プラントデータを表示する帳表フォーマットを有する目的帳表を保存する第1の保存手段と、
前記目的帳表とは別個の帳表作成プログラムを保存する第2の保存手段と、
前記帳表作成プログラムを変更可能な組込み帳表変更手段と、
前記第1及び第2の保存手段に保存されている前記目的帳表及び前記帳表作成プログラムを前記ユーザ端末に送信するダウンロード実行手段と、
前記ユーザ端末からの要求に応じて前記プラントデータを検索し、該当の前記プラントデータを前記ユーザ端末へ送信する検索手段、
として機能させ、
前記帳表作成プログラムは、
前記プラントデータの検索条件を前記目的帳表に設定する帳表定義プログラムと、
前記目的帳表内の前記検索条件に合致する前記プラントデータの検索を前記サーバに要求し、前記目的帳表に前記プラントデータを出力するデータ展開プログラムと、
を含み、
前記ユーザ端末を、
前記ユーザ端末に設けられ、前記ダウンロード実行手段によって送信された前記目的帳表を編集する目的帳表編集手段と、
前記帳表作成プログラムの実行により、前記編集後の目的帳表に前記プラントデータを表示する目的帳表作成手段、
として機能させること、
を特徴とするプラントデータ帳表展開プログラム。
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