JP2017058588A - 液体現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 - Google Patents

液体現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017058588A
JP2017058588A JP2015184989A JP2015184989A JP2017058588A JP 2017058588 A JP2017058588 A JP 2017058588A JP 2015184989 A JP2015184989 A JP 2015184989A JP 2015184989 A JP2015184989 A JP 2015184989A JP 2017058588 A JP2017058588 A JP 2017058588A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
liquid developer
acid
resin
toner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015184989A
Other languages
English (en)
Inventor
守屋 博之
Hiroyuki Moriya
博之 守屋
正啓 大木
Masahiro Oki
正啓 大木
大典 吉野
Onori Yoshino
大典 吉野
稲葉 義弘
Yoshihiro Inaba
義弘 稲葉
今井 彰
Akira Imai
彰 今井
小林 孝子
Takako Kobayashi
孝子 小林
幸治 堀場
Koji Horiba
幸治 堀場
佳剛 小倉
Yoshitake Ogura
佳剛 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2015184989A priority Critical patent/JP2017058588A/ja
Publication of JP2017058588A publication Critical patent/JP2017058588A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Developers In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】結着樹脂として芳香族ポリアミド樹脂を含むトナー粒子を含有する液体現像剤に比較して、得られた定着画像のフィルム密着性に優れる液体現像剤を提供する。【解決手段】キャリア液と、ダイマー酸変性ポリアミド樹脂を含むトナー粒子と、を含有する液体現像剤である。【選択図】なし

Description

本発明は、液体現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、および画像形成装置に関する。
電子写真法等静電荷像を経て画像情報を可視化する方法は、現在様々な分野で利用されている。電子写真法においては、帯電、露光工程により像保持体上に潜像(静電潜像)を形成し(潜像形成工程)、静電荷像現像用トナー(以下、単に「トナー」と呼ぶ場合がある。)を含む静電荷像現像用現像剤(以下、単に「現像剤」と呼ぶ場合がある。)で静電潜像を現像し(現像工程)、転写工程、定着工程を経て可視化される。乾式現像方式で用いられる現像剤には、トナーとキャリアからなる2成分現像剤と、磁性トナーまたは非磁性トナーを単独で用いる1成分現像剤とがある。
一方、湿式現像方式で用いられる液体現像剤は、絶縁性のキャリア液中にトナー粒子を分散させたものであり、揮発性のキャリア液中に熱可塑性樹脂を含むトナー粒子が分散されたタイプや、難揮発性のキャリア液中に熱可塑性樹脂を含むトナー粒子が分散されたタイプ等が知られている。
例えば、特許文献1には、高絶縁性、低誘電率の脂肪族炭化水素および/またはハロゲン化炭化水素中に着色顔料および樹脂を分散含有する静電写真用液体現像剤において、着色顔料が有機または無機顔料を、ワックス類と前記炭化水素液に不溶もしくは難溶な高分子物質との混合物により被覆処理してなり、高分子物質が天然樹脂変性マレイン酸樹脂、天然樹脂変性フェノール樹脂、天然樹脂変性ポリエステル樹脂、天然樹脂変性ペンタエリスリトール樹脂、天然樹脂変性アルキド樹脂、天然樹脂変性エポキシ樹脂、天然樹脂変性アクリレート樹脂等である、静電写真用液体現像剤が記載されている。
特許文献2には、液体キャリアに、少なくとも樹脂と着色顔料とを備え、樹脂の分子内に、カルボキシル基、ヒドロキシル基、エステル基、オキシラン環、フラン環、ウレタン基およびアミノ基のうちのいずれかである、水分子との水素結合能を有する官能基が含まれるトナーを分散してなる液体現像剤が記載されている。
特許文献3には、絶縁性液体と、絶縁性液体中に分散した、ロジン変性ポリエステル樹脂および/またはウレタン変性ポリエステル樹脂を含むトナー粒子とを有し、ポリエステル樹脂は、ポリエステル樹脂の表面自由エネルギーのうち、極性成分の占める割合が25%以上である液体現像剤が記載されている。
特開昭58−107550号公報 特開2004−157427号公報 特開2009−192991号公報
本発明の目的は、結着樹脂として芳香族ポリアミド樹脂を含むトナー粒子を含有する液体現像剤に比較して、得られた定着画像のフィルム密着性に優れる液体現像剤、その液体現像剤を用いる現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、および画像形成装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、キャリア液と、ダイマー酸変性ポリアミド樹脂を含むトナー粒子と、を含有する液体現像剤である。
請求項2に係る発明は、前記ダイマー酸変性ポリアミド樹脂の融点が、100℃以下である、請求項1に記載の液体現像剤である。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の液体現像剤が収容されている現像剤カートリッジである。
請求項4に係る発明は、請求項1または2に記載の液体現像剤が収容されているプロセスカートリッジである。
請求項5に係る発明は、像保持体と、前記像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、前記像保持体の表面に形成された前記潜像を、現像剤保持体の表面に保持された請求項1または2に記載の液体現像剤により現像して、トナー像を形成する現像手段と、前記像保持体の表面に形成された前記トナー像を記録媒体上に転写する転写手段と、前記記録媒体に転写された前記トナー像を前記記録媒体に定着させて定着画像を形成する定着手段と、を備える画像形成装置である。
請求項1に係る発明によると、結着樹脂として芳香族ポリアミド樹脂を含むトナー粒子を含有する液体現像剤に比較して、得られた定着画像のフィルム密着性に優れる液体現像剤が提供される。
請求項2に係る発明によると、ポリアミド樹脂の融点が100℃を超える場合に比較して、得られた定着画像のフィルム密着性に優れる液体現像剤が提供される。
請求項3に係る発明によると、結着樹脂として芳香族ポリアミド樹脂を含むトナー粒子を含有する液体現像剤に比較して、得られた定着画像のフィルム密着性に優れる液体現像剤が収容されている現像剤カートリッジが提供される。
請求項4に係る発明によると、結着樹脂として芳香族ポリアミド樹脂を含むトナー粒子を含有する液体現像剤に比較して、得られた定着画像のフィルム密着性に優れる液体現像剤が収容されているプロセスカートリッジが提供される。
請求項5に係る発明によると、結着樹脂として芳香族ポリアミド樹脂を含むトナー粒子を含有する液体現像剤に比較して、得られた定着画像のフィルム密着性に優れる液体現像剤を用いる画像形成装置が提供される。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
本発明の実施の形態について以下説明する。本実施形態は本発明を実施する一例であって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
<液体現像剤>
本実施形態に係る液体現像剤は、キャリア液と、ダイマー酸変性ポリアミド樹脂を含むトナー粒子と、を含有する。
少中量印刷、オンデマンド印刷には電子写真(乾式現像、液体現像)やインクジェットを用いたデジタル印刷が適しており、中でも電子写真液体現像方式は、超微粒子トナーを液体中で電気泳動によって移動させるため高速高画質対応に優れている。従来の電子写真液体現像方式はキャリア液として石油系の炭化水素系溶剤を用い、結着樹脂としてポリエステル樹脂等の粘着性を有する樹脂を含むトナーを主に用いることによって高品質を達成しているが、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ナイロン等のフィルムのような軟質記録媒体に対しては密着性が悪く満足できる画像品質が得られない場合があった。また、結着樹脂として芳香族ポリアミド樹脂を含むトナーを用いると、ポリアミド樹脂がアミド基を有するため、極性基を有するポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムやナイロンフィルムに対する密着性は得られても、極性基の比較的少ないポリプロピレン(PP)フィルムやポリエチレン(PE)フィルムに対する十分な密着性が得られないという問題があった。
また、印刷には、画像部の高画質化はもちろんであるが、非画像部(白地)の白さや画像部と非画像部との光沢調整、さらに裏面に画像が透けない、印刷物を重ねた場合に画像が移動(オフセット)しない等の厳しい品質が要求される。通常の印刷では、コート紙、コートフィルム等の記録媒体に加工を施したものを使用したり、印刷後の画像にコーティングやフィルム加工等の後加工を行って対応しているが、印刷枚数の比較的少ないデジタル印刷ではそのような加工は記録媒体や加工装置等のコスト増加の要因となってしまう。
本発明者らは、トナー粒子を構成する結着樹脂としてダイマー酸変性ポリアミド樹脂を含むトナー粒子を含有する液体現像剤によって、結着樹脂として芳香族ポリアミド樹脂を含むトナー粒子を含有する液体現像剤に比較して、得られた定着画像のフィルム密着性に優れることを見出した。本実施形態に係る液体現像剤により、トナー粒子の定着性が改善され、特にフィルムに対する定着性、密着性が改善され、画像品質向上が可能となる。
トナーを構成する結着樹脂がダイマー酸変性ポリアミド樹脂を含むことによって、ポリアミド樹脂の密着性が良好な、極性基を有するポリエチレンテレフタレートやナイロン等のフィルムのみならず、ポリアミド樹脂の密着性に劣る、極性基の少ないポリプロピレンやポリエチレン等のフィルムに対してもダイマー酸変性部分により定着性、密着性が改善され、画像強度、画像品質が向上すると考えられる。
ダイマー酸とは炭素数10以上24以下の不飽和脂肪酸が二量化した、炭素数20個以上48個以下の範囲の二量体脂肪酸であり、ダイマー酸変性ポリアミド樹脂は分子構造内にソフトセグメントとしてダイマー酸由来の比較的分子量の大きい炭化水素グループと、高極性のアミド結合とを有することから、柔軟性と密着性を合わせ持つ非常に特徴的な素材となると考えられる。ダイマー酸変性ポリアミド樹脂は、熱可塑形とアミノ基を有した反応形の二つに分けられるが、本実施形態に係る液体現像剤において用いられるダイマー酸変性ポリアミド樹脂は、熱可塑形の樹脂である。
本実施形態に係る液体現像剤において用いられるダイマー酸変性ポリアミド樹脂は、例えば、ダイマー酸と二価アミンとの反応により得られ、式(1)に示す構造を有する。この構造によって、極性基を有するフィルムと極性基の少ないフィルムの両方に良好な定着性、密着性を示す。
(1)
式(1)において、ポリアミド繰り返し単位Rは、環状基1個または2個を含んでもよい−(X−Y−(Z−であり、pおよびqはそれぞれ独立して、0または1であり、XおよびZは、それぞれ独立して、炭素数1以上12以下のアルキレン基、または炭素数7以上12以下のアルキレンシクロアルキレン基であり、それぞれ独立して、炭素数1以上12以下のアルキレン基、または炭素数7以上12以下のアルキレンシクロアルキレン基により置換されていてもよく、Yは、炭素数1以上9以下のアルキレン基で置換されていてもよい飽和または不飽和の炭素数3以上12以下の脂環式基、または、炭素数6以上10以下の芳香族基であり、そしてRおよびRは水素原子であるか、またはRは、炭素数1以上18以下のアルキレン基により置換されていてもよい、炭素数1以上18以下のアルキレン基であり、そしてRおよびRは一緒になって形成される炭素数2以上6以下のアルキレン基である。Rは、同一または異なる、N、S等のヘテロ原子で置換されてもよい炭素数20個以上48個以下の脂肪族ジカルボン酸残基、または、炭素数20個以上48個以下の脂環式ジカルボン酸残基である。
ダイマー酸変性ポリアミド樹脂の重量平均分子量は、3,000以上30,000以下の範囲が好ましい。ダイマー酸変性ポリアミド樹脂の重量平均分子量が3,000未満であると、トナーの粉砕性が悪化する場合があり、30,000を超えると、定着性が悪化する場合がある。
ダイマー酸変性ポリアミド樹脂の融点は、120℃以下であることが好ましく、100℃以下であることがより好ましく、フィルム等の軟質記録媒体に必要な低温定着条件より、80℃以上100℃以下の範囲がさらに好ましい。
ダイマー酸変性ポリアミド樹脂の含有量は、例えばトナー粒子全体に対して5質量%以上30質量%以下の範囲である。ダイマー酸変性ポリアミド樹脂の含有量がトナー粒子全体に対して5質量%未満であると、接着性が悪くなる場合があり、30質量%を超えると、定着性が悪くなる場合がある。
ダイマー酸変性ポリアミド樹脂の市販品としては、具体的には、三洋化成工業株式会社ポリマイドS−40E(融点110℃)等のポリマイドSシリーズ、BASF社製VERSAMIDシリーズ、T&K TOKA社製PA−200(融点85℃)、PA−100(融点84℃)、TPAE−12、TXM−78A(融点78℃)、TXM−80A(融点80℃)等が挙げられる。
結着樹脂としては、ダイマー酸ポリアミド樹脂単独でもよいが、必要に応じて、ポリエステル樹脂等の他の樹脂と混合して使用してもよい。ポリエステル樹脂は、酸(多価カルボン酸)成分とアルコール(多価アルコール)成分とから合成されるものであり、本実施形態において、「酸由来構成成分」とは、ポリエステル樹脂の合成前には酸成分であった構成部位を指し、「アルコール由来構成成分」とは、ポリエステル樹脂の合成前にはアルコール成分であった構成部位を指す。主成分とは、トナー粒子中の結着樹脂100質量部に対して50質量部以上のことをいう。
[酸由来構成成分]
酸由来構成成分は、特に制限はなく、脂肪族ジカルボン酸、芳香族カルボン酸が好ましく用いられる。脂肪族ジカルボン酸としては、例えば、蓚酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼリン酸、セバシン酸、1,9−ノナンジカルボン酸、1,10−デカンジカルボン酸、1,11−ウンデカンジカルボン酸、1,12−ドデカンジカルボン酸、1,13−トリデカンジカルボン酸、1,14−テトラデカンジカルボン酸、1,16−ヘキサデカンジカルボン酸、1,18−オクタデカンジカルボン酸等、あるいはその低級アルキルエステルや酸無水物が挙げられるが、これらに限定されない。また芳香族カルボン酸としては例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、無水フタル酸、無水トリメリット酸、ピロメリット酸、ナフタレンジカルボン酸等の芳香族カルボン酸類の低級アルキルエステルや酸無水物が挙げられる。また、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環式カルボン酸類等が挙げられる。さらに良好な定着性を確保するため、架橋構造あるいは分岐構造をとるためにジカルボン酸とともに3価以上のカルボン酸(トリメリット酸やその酸無水物等)を併用することが好ましい。また、前述のアルケニルコハク酸類の具体的なものとしては、ドデセニルコハク酸、ドデシルコハク酸、ステアリルコハク酸、オクチルコハク酸、オクセニルコハク酸等が挙げられる。
[アルコール由来構成成分]
アルコール由来構成成分としては特に制限はないが、脂肪族ジオールとして、例えば、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,11−ウンデカンジオール、1,12−ドデカンジオール、1,13−トリデカンジオール、1,14−テトラデカンジオール、1,18−オクタデカンジオール、1,20−エイコサンジオール等が挙げられる。また、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、グリセリン等や、シクロヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノール、水添ビスフェノールA等の脂環式ジオール類、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物等の芳香族ジオール類が用いられる。また、良好な定着性を確保するため、架橋構造あるいは分岐構造をとるためにジオールとともに3価以上の多価アルコール(グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール)を併用してもよい。
ポリエステル樹脂の製造方法としては特に制限はなく、酸成分とアルコール成分を反応させる一般的なポリエステル重合法で製造すればよく、例えば、直接重縮合、エステル交換法等が挙げられ、単量体の種類によって使い分けて製造すればよい。前記酸成分とアルコール成分とを反応させる際のモル比(酸成分/アルコール成分)としては、反応条件等によっても異なるため、一概には言えないが、通常1/1程度である。
ポリエステル樹脂の製造は、例えば、重合温度180℃以上230℃以下の間で行えばよく、必要に応じて反応系内を減圧にし、縮合時に発生する水やアルコールを除去しながら反応させてもよい。単量体が、反応温度下で溶解または相溶しない場合は、重合反応が部分的に早くなったり、遅くなる場合があり、無着色粒子を多く発生する場合があるため、高沸点の溶媒を溶解補助剤として加え溶解させてもよい。重縮合反応においては、溶解補助溶媒を留去しながら行ってもよい。共重合反応において相溶性の悪い単量体が存在する場合はあらかじめ相溶性の悪い単量体と、その単量体と重縮合予定の酸またはアルコールとを縮合させておいてから主成分と共に重縮合させてもよい。
ポリエステル樹脂の製造時に使用してもよい触媒としては、ナトリウム、リチウム等のアルカリ金属化合物;マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属化合物;亜鉛、マンガン、アンチモン、チタン、スズ、ジルコニウム、ゲルマニウム等の金属化合物;亜リン酸化合物、リン酸化合物、およびアミン化合物等が挙げられる。この中でも、例えば、スズ、ギ酸スズ、シュウ酸スズ、テトラフェニルスズ、ジブチルスズジクロライド、ジブチルスズオキシド、ジフェニルスズオキシド等のスズ含有触媒を用いることが好ましい。
本実施形態においては、静電荷像現像用トナー用の樹脂として共重合可能なものであれは、親水性極性基を有する化合物を用いてもよい。具体例としては、仮に用いる樹脂がポリエステルである場合、スルホニル−テレフタル酸ナトリウム塩、3−スルホニルイソフタル酸ナトリウム塩等の芳香環に直接スルホニル基が置換したジカルボン酸化合物が挙げられる。
ポリエステル樹脂の重量平均分子量Mwは5,000以上であることが好ましく、5,000以上50,000以下の範囲であることがより好ましい。このポリエステル樹脂を含むと、擦摺性に優位である。ポリエステル樹脂の重量平均分子量Mwが5,000を下回ると、場合によっては分離しやすくなることから、遊離した樹脂に由来する問題(フィルミング、脆さによる微粉増加、粉体流動性悪化等)が発生する場合がある。
結着樹脂等の重量平均分子量(Mw)は、ゲルパーミュエーションクロマトグラフィ(GPC)により測定される。GPCによる分子量測定は、測定装置として東ソー製GPC・HLC−8120を用い、東ソー製カラム・TSKgel SuperHM−M(15cm)を使用し、THF溶媒で行う。そして上記重量平均分子量は、この測定結果から単分散ポリスチレン標準試料により作成した分子量校正曲線を使用して算出したものである。
本実施形態に係るトナーにおいて、ポリエステル樹脂以外の樹脂を含んでもよい。ポリエステル樹脂以外の樹脂としては特に制限されないが、具体的には、スチレン、パラクロロスチレン、α−メチルスチレン等のスチレン類;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸2−エチルヘキシル等のアクリル系単量体;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2−エチルヘキシル等のメタクリル系単量体;さらにアクリル酸、メタクリル酸、スチレンスルフォン酸ナトリウム等のエチレン系不飽和酸単量体;さらにアクリロニトリル、メタクリロニトリル等のビニルニトリル類;ビニルメチルエーテル、ビニルイソブチルエーテル等のビニルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルイソプロペニルケトン等のビニルケトン類;エチレン、プロピレン、ブタジエン等のオレフィン類単量体の単独重合体、それらの単量体を2種以上組み合せた共重合体、またはそれらの混合物、さらには、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ポリエーテル樹脂等、非ビニル縮合系樹脂、または、それらと前記ビニル系樹脂との混合物、これらの共存下でビニル系単量体を重合して得られるグラフト重合体等が挙げられる。これらの樹脂は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
結着樹脂の含有量は、例えばトナー粒子全体に対して80質量%以上95質量%以下の範囲である。
本実施形態に係るトナー粒子は、必要に応じて、着色剤、離型剤、帯電制御剤、シリカ粉末、金属酸化物等の他の添加剤を含有してもよい。これら添加剤は、結着樹脂に混練する等して内添してもよいし、粒子としてトナー粒子を得たのち混合処理を施す等して外添してもよい。
着色剤としては、特に制限はなく、公知の有機顔料、無機顔料が用いられ、必要に応じて、公知の染料を含んでもよい。具体的には、以下に示すイエロー、マゼンタ、シアン、黒(ブラック)等の各顔料が用いられる。
イエローの着色剤としては、縮合アゾ化合物、イソインドリノン化合物、アントラキノン化合物、アゾ金属錯化合物、メチン化合物、アリルアミド化合物等に代表される化合物が用いられる。イエロー用の着色剤の具体例としては、ファストイエローG(C.I.Pigment Yellow 1)、ファストイエロー10G(C.I.Pigment Yellow 3)、ジスアゾイエローAAA(C.I.Pigment Yellow 12)、ジスアゾイエローAAMX(C.I.Pigment Yellow 13)、ジスアゾイエローAAOT(C.I.Pigment Yellow 14)、ジスアゾイエローAAOA(C.I.Pigment Yellow 17)、タートラジンイエローレーキ(C.I.Pigment Yellow 100)、縮合アゾイエローGR(C.I.Pigment Yellow 95)、キノリンイエローレーキ(C.I.Pigment Yellow 115)、チオフラビンレーキ(C.I.Pigment Yellow 18)、フラバントロンイエロー(C.I.Pigment Yellow 24)、イソインドリノンイエロー3RLT(C.I.Pigment Yellow 110)、キノフタロンイエロー(C.I.Pigment Yellow 138)、イソインドリンイエロー(C.I.Pigment Yellow 139)、銅アゾメチンイエロー(C.I.Pigment Yellow 117)等が挙げられる。
マゼンタの着色剤としては、縮合アゾ化合物、ジケトピロロピロール化合物、アントラキノン、キナクリドン化合物、塩基染料レーキ化合物、ナフトール化合物、ベンズイミダゾロン化合物、チオインジゴ化合物、ペリレン化合物等が用いられる。マゼンタ用の着色剤の具体例としては、バリウムレッド2B(C.I.Pigment Red 48:1)、カルシウムレッド2B(C.I.Pigment Red 48:2)、ストロンチウムレッド(C.I.Pigment Red 48:3)、マンガンレッド2B(C.I.Pigment Red 48:4)、バリウムリソールレッド(C.I.Pigment Red 49:1)、カルシウムレッド52(C.I.Pigment Red 52:1)、レーキレッドC(C.I.Pigment Red 53:1)、ブリリアントカーミン6B(C.I.Pigment Red 57:1)、ボンマルーンライト(C.I.Pigment Red 58:4)、ブリリアントカーミン3B(C.I.Pigment Red 60:1)、ブリリアントスカーレットG(C.I.Pigment Red 64:1)、トルイジンレッド(C.I.Pigment Red 3)、ピラロゾンレッドB(C.I.Pigment Red 38)、フロキシンBレーキ(C.I.Pigment Red 174)、ローダミン6Gレーキ(C.I.Pigment Red 81)、ジアントラキノニルレッド(C.I.Pigment Red 177)、チオインジゴボルドー(C.I.Pigment Red 88)、ペリノンレッド(C.I.Pigment Red 194)、キナクリドンマゼンタ(C.I.Pigment Red 122)、キナクリドンマルーン(C.I.Pigment Red 206)、キナクリドンスカーレット(C.I.Pigment Red 207)、イソインドリノンレッド2BLT(C.I.Pigment Red 180)、マダーレーキ(C.I.Pigment Red 83)等が挙げられる。
シアンの着色剤としては、銅フタロシアニン化合物およびその誘導体、アントラキノン化合物、塩基染料レーキ化合物等が用いられる。シアン用の着色剤の具体例としては、ジアニシジンブルー(C.I.Pigment Blue 25)、フタロシアニンブルー(C.I.Pigment Blue 15)、ピーコックブルーレーキ(C.I.Pigment Blue 24)、ビクトリアピュアブルーレーキ(C.I.Pigment Blue1)、インダントロンブルー(C.I.Pigment Blue 60)、アルカリブルー(C.I.Pigment Blue 19)等が挙げられる。
黒の着色剤としては、カーボンブラック、アニリンブラック、アセチレンブラック、鉄黒等が用いられる。ブラック用の着色剤の具体例としては、カーボンブラック、スピリットブラック、アニリンブラック(C.I.Pigment Black 1)、金属の焼成顔料等が挙げられる。カーボンブラックとしては、ファーネスブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等いずれを使用してもよい。
着色剤の含有量は、例えばトナー粒子全体に対して5質量%以上20質量%以下の範囲である。
離型剤としては、特に制限はなく、例えば、カルナバワックス、木蝋、米糠蝋等の植物性ワックス;蜜ワックス、昆虫ワックス、鯨ワックス、羊毛ワックス等の動物性ワックス;モンタンワックス、オゾケライト等の鉱物性ワックス、エステルを側鎖に有するフィッシャートロプシュワックス(FTワックス)、特殊脂肪酸エステル、多価アルコールエステル等の合成脂肪酸固体エステルワックス;パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、ポリテトラフルオロエチレンワックス、ポリアミドワックス、およびシリコーン化合物等の合成ワックス;等が挙げられる。離型剤は1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
離型剤の含有量は、例えばトナー粒子全体に対して0.1質量%以上10質量%以下の範囲である。
帯電制御剤としては、特に制限はなく、従来公知の帯電制御剤が使用される。例えば、ニグロシン染料、脂肪酸変性ニグロシン染料、カルボキシル基含有脂肪酸変性ニグロシン染料、四級アンモニウム塩、アミン系化合物、アミド系化合物、イミド系化合物、有機金属化合物等の正帯電性帯電制御剤;オキシカルボン酸の金属錯体、アゾ化合物の金属錯体、金属錯塩染料やサリチル酸誘導体等の負帯電性帯電制御剤;等が挙げられる。帯電制御剤は1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
金属酸化物としては、特に制限はなく、例えば、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム等が挙げられる。金属酸化物は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
(トナー粒子の製造方法)
本実施形態で用いるトナー粒子を製造する方法としては、特に制限はなく、例えば、粉砕トナー、液中乳化乾燥トナー、もしくは重合トナー等の製造方法で製造したトナーをキャリア液中で粉砕して得られる。
例えば、結着樹脂、必要に応じて、着色剤、他の添加剤等をヘンシェルミキサー等の混合装置に投入して混合し、この混合物を二軸押出機、バンバリーミキサー、ロールミル、ニーダー等で溶融混練した後、ドラムフレーカー等で冷却し、ハンマーミル等の粉砕機で粗粉砕し、さらにジェットミル等の粉砕機で粉砕した後、風力分級機等を用いて分級することにより、粉砕トナーが得られる。
また、結着樹脂、必要に応じて、着色剤、他の添加剤を酢酸エチル等の溶剤に溶解し、炭酸カルシウム等の分散安定剤が添加された水中に乳化、懸濁し、溶剤を除去した後、分散安定剤を除去して得られた粒子を濾過、乾燥することによって液中乳化乾燥トナーが得られる。
また、結着樹脂を形成する重合性単量体、着色剤、重合開始剤(例えば、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、イソプロピルパーオキシカーボネート、クメンハイドロパーオキサイド、2,4−ジクロリルベンゾイルパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド等)および他の添加剤等を含有する組成物を水相中に撹拌下で加えて造粒し、重合反応後、粒子を濾過、乾燥することによって重合トナーが得られる。
なお、トナーを得る際の各材料(結着樹脂、着色剤、その他の添加剤等)の配合割合は、要求される特性、低温定着性、色等を考慮して設定すればよい。得られたトナーは、ボールミル、ビーズミル、高圧湿式微粒化装置等の公知の粉砕装置を用いて、キャリアオイル中で粉砕することにより本実施形態の液体現像剤用のトナー粒子が得られる。
(トナー粒子の特性)
トナー粒子の体積平均粒径D50vは、0.5μm以上5.0μm以下であることが好ましい。上記範囲内であることで、付着力が高く、現像性の向上が図られる。また、画像の解像性の向上も図られる。トナー粒子の体積平均粒径D50vは、0.8μm以上4.0μm以下の範囲であることがより好ましく、1.0μm以上3.0μm以下の範囲であることがさらに好ましい。
トナー粒子の体積平均粒径D50v、数平均粒度分布指標(GSDp)、体積平均粒度分布指標(GSDv)等は、レーザ回折/散乱式粒度分布測定装置、例えば、LA920(堀場製作所社製)を用いて測定される。粒度分布を基にして分割された粒度範囲(チャネル)に対して体積、数をそれぞれ小径側から累積分布を描き、累積16%となる粒子径を体積D16v、数D16p、累積50%となる粒子径を体積D50v、数D50p、累積84%となる粒子径を体積D84v、数D84pと定義する。これらを用いて、体積平均粒度分布指標(GSDv)は(D84v/D16v)1/2、数平均粒度分布指標(GSDp)は(D84p/D16p)1/2として算出される。
[キャリア液]
キャリア液は、トナー粒子を分散させるための絶縁性の液体であり、特に制限はないが、例えば、電気絶縁性の脂肪族炭化水素系溶剤等が挙げられる。脂肪族炭化水素系溶剤としては、特に制限するものではないが、例えば、電気抵抗が10Ω・cm以上で誘電率が3以下であるもので、沸点が68℃以上250℃以下の範囲である、例えば、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン、n−ノナン、n−デカン、n−ウンデカン、n−ドデカン、n−トリデカン、イソオクタン、リグロインおよびそれらの混合物等が挙げられる。脂肪族炭化水素系溶剤の市販品としては、エッソ石油株式会社から販売されている「アイソパー」E,G,H,L,M、「ソルベッソ」150、シェル石油株式会社から販売されている「シェルゾール」71、出光石油株式会社から販売されている「IPソルベント」1016,1620,2028、日本油脂株式会社から販売されているNAS−3、NAS−4等の有機溶剤が例として挙げられる。特に沸点が、100℃以上200℃以下の範囲の溶剤、例えば「アイソパー」G,H,Lが好ましい。
本実施形態に係る液体現像剤に含まれるキャリア液は、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよい。
キャリア液の体積抵抗率としては、例えば1.0×10Ω・cm以上1.0×1014Ω・cm以下の範囲が挙げられ、1.0×1010Ω・cm以上1.0×1013Ω・cm以下の範囲であってもよい。
キャリア液の粘度としては25℃における定常せん断粘度で1mPas以上100mPas以下の範囲であることが好ましい。より好ましくは1mPas以上80mPas以下の範囲、さらに好ましくは1mPas以上60mPas以下の範囲である。定常せん断粘度が1mPasより小さくなると、オイルの分子量が低くなる場合がある。また、定常せん断粘度が100mPasよりも大きくなると、このキャリアオイルを用いた現像剤の粘度が高くなるため、所要の特性が得られなくなる場合がある。
キャリア液は、各種副資材、例えば、分散剤、乳化剤、界面活性剤、安定化剤、湿潤剤、増粘剤、起泡剤、消泡剤、凝固剤、ゲル化剤、沈降防止剤、帯電制御剤、帯電防止剤、老化防止剤、軟化剤、可塑剤、充填剤、付香剤、粘着防止剤、離型剤等を含んでいてもよい。
[液体現像剤の製造方法]
本実施形態に係る液体現像剤は、上記トナー粒子とキャリア液とを、例えば、ボールミル、サンドミル、アトライター、ビーズミル、振動ミル等の分散機を用いて混合し、湿式粉砕して、トナー粒子をキャリア液中に分散することにより得られる。なお、トナー粒子のキャリア液中への分散は分散機に限られず、ミキサーのごとく、特殊な撹拌羽根を高速で回転させ分散してもよいし、ホモジナイザーとして知られるローター・ステーターの剪断力で分散してもよいし、超音波によって分散してもよい。
キャリア液中のトナー粒子の濃度は、現像剤の粘度を適性に制御し、現像機内の現像液循環を円滑にする等の観点から、0.5質量%以上40質量%以下の範囲とすることが好ましく、1質量%以上30質量%以下の範囲とすることがより好ましい。
その後、得られた分散液を、例えば孔径100μm程度の膜フィルタ等のフィルタ等を用いて濾過し、ゴミおよび粗大粒子等を除去してもよい。
<現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置>
本実施形態に係る画像形成装置は、例えば、像保持体(以下、「感光体」という場合がある)と、像保持体の表面を帯電する帯電手段と、像保持体の表面に潜像(静電潜像)を形成する潜像形成手段と、像保持体の表面に形成された潜像を、現像剤保持体の表面に保持された上記本実施形態に係る液体現像剤により現像して、トナー像を形成する現像手段と、像保持体の表面に形成されたトナー像を記録媒体上に転写する転写手段と、記録媒体に転写されたトナー像を記録媒体に定着させて定着画像を形成する定着手段と、を備える。
また、本実施形態に係る画像形成方法は、例えば、像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成工程と、像保持体の表面に形成された潜像を、現像剤保持体の表面に保持された上記本実施形態に係る液体現像剤により現像して、トナー像を形成する現像工程と、像保持体の表面に形成されたトナー像を記録媒体上に転写する転写工程と、記録媒体に転写されたトナー像を記録媒体に定着させて定着画像を形成する定着工程と、を含む方法である。
上記画像形成装置において、例えば現像手段を含む部分が、画像形成装置本体に対して脱着するカートリッジ構造(プロセスカートリッジ)であってもよい。このプロセスカートリッジとしては、上記本実施形態に係る液体現像剤が収容されているものであればよく、特に制限はない。プロセスカートリッジは、例えば、上記本実施形態に係る液体現像剤を収容し、像保持体上に形成された潜像を液体現像剤により現像してトナー像を形成する現像手段を備え、画像形成装置に着脱されるものである。
また、本実施形態に係る現像剤カートリッジは、上記本実施形態に係る液体現像剤が収容されているものであればよく、特に制限はない。現像剤カートリッジは、例えば、上記本実施形態に係る液体現像剤を収容し、像保持体上に形成された潜像を液体現像剤により現像してトナー像を形成する現像手段を備える画像形成装置に着脱されるものである。
以下、本実施形態における、液体現像剤を用いた画像形成装置を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。画像形成装置100は、感光体(像保持体)10と、帯電装置(帯電手段)20と、露光装置(潜像形成手段)12と、現像装置(現像手段)14と、中間転写体(転写手段)16と、クリーナ(清掃手段)18と、転写定着ローラ(転写手段、定着手段)28とを含んで構成される。感光体10は円筒形状を有し、感光体10の外周に、帯電装置20、露光装置12、現像装置14、中間転写体16、および、クリーナ18が順次に設けられている。
以下、この画像形成装置100の動作について説明する。
帯電装置20が感光体10の表面を予め定められた電位に帯電させ(帯電工程)、帯電された表面を画像信号に基づき、露光装置12が、例えばレーザ光線等によって露光して潜像(静電潜像)を形成する(潜像形成工程)。
現像装置14は、現像ローラ14aと現像剤収納容器14bとを含んで構成される。現像ローラ14aは、現像剤収納容器14bに収納される液体現像剤24に一部が浸るようにして設けられる。液体現像剤24は、絶縁性のキャリア液と、結着樹脂を含むトナー粒子と、上記帯電制御剤とを含む。
液体現像剤24中では、トナー粒子は分散されているが、例えば液体現像剤24を、さらに現像剤収納容器14b内に設けられる撹拌部材によって撹拌し続けることで、液体現像剤24中のトナー粒子の濃度の位置ばらつきは低減される。これにより図の矢印A方向に回転する現像ローラ14aには、トナー粒子の濃度バラツキが低減された液体現像剤24が供給される。
現像ローラ14aに供給された液体現像剤24は、規制部材によって一定の供給量に制限された状態で感光体10に搬送され、現像ローラ14aと感光体10とが近接(あるいは接触)する位置で静電潜像に供給される。これによって静電潜像は顕像化されてトナー像26となる(現像工程)。
現像されたトナー像26は、図の矢印B方向に回転する感光体10に搬送され、用紙(記録媒体)30に転写されるが、本実施形態では、用紙30に転写する前に、感光体10からのトナー像の剥離効率を含めた記録媒体への転写効率を向上させ、さらに記録媒体への転写と同時に定着を行うため、一旦中間転写体16にトナー像を転写する(中間転写工程)。このとき、感光体10および中間転写体16間に周速差を設けてもよい。
次いで、中間転写体16により矢印C方向に搬送されたトナー像は、転写定着ローラ28との接触位置において用紙30に転写されると共に定着される(転写工程、定着工程)。転写定着ローラ28は、中間転写体16と共に用紙30を挟み、中間転写体16上のトナー像を用紙30に密着させる。これによって用紙30にトナー像を転写し、用紙上にトナー像が定着され、定着画像29となる。トナー像の定着は、転写定着ローラ28に発熱体を設けて加圧および加熱により行うことが好ましい。定着温度は、通常、120℃以上200℃以下の範囲である。
中間転写体16が図1に示すようにローラ形状であれば、転写定着ローラ28とローラ対を構成するため、中間転写体16、転写定着ローラ28が各々定着装置における定着ローラ、押圧ローラに準じた構成となって定着機能を発揮する。すなわち、用紙30が中間転写体16と転写定着ローラ28との間で形成されるニップを通過する際、トナー像が転写されると共に転写定着ローラ28により中間転写体16に対して加熱および押圧される。これにより、トナー像を構成するトナー粒子中の結着樹脂が軟化すると共に、トナー像が用紙30の繊維中に浸潤して、用紙30に定着画像29が形成される。
本実施形態では用紙30への転写と同時に定着を行っているが、転写工程と定着工程とを別々として、転写を行った後に定着を行ってもよい。この場合には、感光体10からトナー像を転写する転写ローラが、中間転写体16に準じた機能を有することとなる。
一方、中間転写体16にトナー像26を転写した感光体10では、転写されずに残留したトナー粒子がクリーナ18との接触位置まで運ばれ、クリーナ18によって回収される。なお、転写効率が100%に近く、残留トナーが問題とならない場合は、クリーナ18は設けなくてもよい。
画像形成装置100は、さらに、転写後かつ次の帯電までに感光体10の表面を除電する除電装置(図示せず)を備えていてもよい。
画像形成装置100に備えられる帯電装置20、露光装置12、現像装置14、中間転写体16、転写定着ローラ28、および、クリーナ18等は、例えば、すべてが感光体10の回転速度と同期をとって動作されてもよい。
以下、実施例および比較例を挙げ、本発明をより具体的に詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
樹脂材料として、ダイマー酸変性ポリアミド樹脂(T&K TOKA社製、商品名「PA−100」、融点:84℃、上記式(1)において、Rはダイマー酸、Rはアゼライン酸、RおよびRはピペラジン酸、重量平均分子量10,000):100質量部を用意した。なお、ダイマー酸変性ポリアミド樹脂の融点は、融点測定装置(柴田科学製、M−560型)を用い、昇温速度0.5℃/minで測定した。
次に、上記樹脂材料と、着色剤としてのピグメントブルー15:3(大日精化社製)との混合物(質量比50:50)を用意した。これらの各成分を、ヘンシェルミキサーを用いて混合し、次に、この原料(混合物)を、2軸混練押出機を用いて混練した。2軸混練押出機の押出口から押し出された混練物を冷却し、冷却された混練物を粗粉砕し、体積平均粒径:1.0mm以下の着色剤マスターバッチとした。さらに着色剤マスターバッチ100質量部と上記樹脂材料150質量部を、ヘンシェルミキサーを用いて混合し、再び2軸混練押出機を用いて混練した。2軸混練押出機の押出口から押し出された混練物を冷却し、冷却された混練物を粗粉砕し、体積平均粒径:1.0mm以下のトナー製造用の原料を得た。混練物の粗粉砕にはハンマーミルを用いた。上記の方法で得られた粗粉砕物100質量部と、絶縁性液体としての脂肪族炭化水素系溶剤300質量部(IPソルベント2028、出光化学社製)と、添加剤としてSolsperse 13940 0.2質量部(日本ルーブリゾール株式会社製)をセラミック製ポットに入れ、さらにジルコニアボール(ボール直径:3mm)を体積充填率60%になるようにセラミック製ポットに入れ、卓上ポットミルにて回転速度300rpmで120時間湿式粉砕を行い、液体現像剤を得た。得られた液体現像剤中のトナー粒子の粒径を測定したところ、体積平均粒径D50vは0.8μmであった。
<実施例2>
(ポリエステル樹脂の合成)
加熱乾燥した二口フラスコに、テレフタル酸ジメチル200質量部と、1,3−ブタンジオール85質量部と、触媒としてジブチル錫オキサイド0.3質量部とを入れた後、減圧操作により容器内の空気を窒素ガスにより不活性雰囲気とし、機械撹拌にて180rpmで5時間撹拌を行った。その後、減圧下にて230℃まで徐々に昇温を行い2時間撹拌し、粘稠な状態となったところで空冷し、反応を停止させ、非結晶性ポリエステル樹脂(芳香族ジカルボン酸由来構成成分の含有量が100構成モル%である酸由来構成成分と、脂肪族ジオール由来構成成分の含有量が100構成モル%であるアルコール由来構成成分と、を含む非結晶性ポリエステル樹脂)240質量部を合成した。得られた非結晶性ポリエステル樹脂をPES(1)とする。GPCによる分子量測定(ポリスチレン換算)の結果、PES(1)の重量平均分子量(Mw)は9,500であり、数平均分子量(Mn)は4,200であった。また、非結晶性ポリエステル樹脂(1)のDSCスペクトルを、前述の示差走査熱量計(DSC)を用いて測定したところ、明確なピークを示さず、階段状の吸熱量変化が観察された。階段状の吸熱量変化の中間点をとったガラス転移温度は55℃であった。なお樹脂酸価は18mgKOH/gであった。
(現像剤の作製)
樹脂材料として、ダイマー酸変性ポリアミド樹脂(T&K TOKA社製、商品名「PA−100」、融点:84℃):50質量部とPES(1):50質量部を用意した。次に、上記樹脂材料と、着色剤としてのピグメントブルー15:3(大日精化社製)との混合物(質量比50:50)を用意した。これらの各成分を、ヘンシェルミキサーを用いて混合し、次に、この原料(混合物)を、2軸混練押出機を用いて混練した。
2軸混練押出機の押出口から押し出された混練物を冷却し、冷却された混練物を粗粉砕し、体積平均粒径:1.0mm以下の着色剤マスターバッチとした。さらに着色剤マスターバッチ100質量部と上記PES(1):150質量部を、ヘンシェルミキサーを用いて混合し、再び2軸混練押出機を用いて混練した。2軸混練押出機の押出口から押し出された混練物を冷却し、冷却された混練物を粗粉砕し、体積平均粒径:1.0mm以下のトナー製造用の原料を得た。混練物の粗粉砕にはハンマーミルを用いた。上記の方法で得られた粗粉砕物100質量部と、絶縁性液体としての脂肪族炭化水素系溶剤300質量部(IPソルベント2028、出光化学社製)と、添加剤としてSolsperse 13940 0.2質量部(日本ルーブリゾール株式会社製)をセラミック製ポットに入れ、さらにジルコニアボール(ボール直径:3mm)を体積充填率60%になるようにセラミック製ポットに入れ、卓上ポットミルにて回転速度300rpmで120時間湿式粉砕を行い、液体現像剤を得た。得られた液体現像剤中のトナー粒子の粒径を測定したところ、体積平均粒径D50vは0.7μmであった。
<実施例3>
樹脂材料として、ダイマー酸変性ポリアミド樹脂(三洋化成社製、商品名「ポリマイドS−40E」、融点:110℃、上記式(1)において、Rはアゼライン酸、Rはシクロヘキサン−1,4−ジメタノール、RおよびRはネオペンチルグリコース、重量平均分子量25,000):100質量部を用意した。次に、上記樹脂材料と、着色剤としてのピグメントブルー15:3(大日精化社製)との混合物(質量比50:50)を用意した。これらの各成分をヘンシェルミキサーを用いて混合し、次に、この原料(混合物)を、2軸混練押出機を用いて混練した。
2軸混練押出機の押出口から押し出された混練物を冷却し、次に、この原料(混合物)を、2軸混練押出機を用いて混練した。冷却された混練物を粗粉砕し、体積平均粒径:1.0mm以下の着色剤マスターバッチとした。さらに着色剤マスターバッチ100質量部と上記ダイマー酸変性ポリアミド樹脂(三洋化成社製、商品名「ポリマイドS−40E」):150質量部を、ヘンシェルミキサーを用いて混合し、再び2軸混練押出機を用いて混練した。2軸混練押出機の押出口から押し出された混練物を冷却し、冷却された混練物を粗粉砕し、体積平均粒径:1.0mm以下のトナー製造用の原料を得た。混練物の粗粉砕にはハンマーミルを用いた。上記の方法で得られた粗粉砕物100質量部と、絶縁性液体としての脂肪族炭化水素系溶剤300質量部(IPソルベント2028、出光化学社製)と、添加剤としてSolsperse 13940 0.2質量部(日本ルーブリゾール株式会社製)をセラミック製ポットに入れ、さらにジルコニアボール(ボール直径:3mm)を体積充填率60%になるようにセラミック製ポットに入れ、卓上ポットミルにて回転速度300rpmで120時間湿式粉砕を行い、液体現像剤を得た。得られた液体現像剤中のトナー粒子の粒径を測定したところ、体積平均粒径D50vは1.0μmであった。
<比較例1>
(低分子量DAP樹脂の合成)
撹拌機、温度計、窒素導入管、脱アルコール管を備えた4つ口フラスコに合成用原料として4,4’−ビフェニルジカルボン酸ジメチル(和光純薬工業製)270.28質量部(1.0当量)とエチレンジアミン78.13質量部(1.3当量)を仕込み、窒素ガスを導入しながら230℃で3時間脱アルコールした後、減圧化で1時間脱アルコールして重量平均分子量(Mw)2500の芳香族ポリアミド樹脂を得た。
次に、上記ポリアミド樹脂材料と、着色剤としてのピグメントブルー15:3(大日精化社製)との混合物(質量比50:50)を用意した。これらの各成分を、ヘンシェルミキサーを用いて混合し、トナー製造用の原料を得た。次に、この原料(混合物)を、2軸混練押出機を用いて混練した。2軸混練押出機の押出口から押し出された混練物を冷却した。上記のようにして冷却された混練物を粗粉砕し、体積平均粒径:1.0mm以下の着色剤マスターバッチとした。混練物の粗粉砕にはハンマーミルを用いた。上記の方法で得られた粗粉砕物100質量部と、絶縁性液体としての脂肪族炭化水素系溶剤300質量部(IPソルベント2028、出光化学社製)と、添加剤としてSolsperse 139400.2質量部(日本ルーブリゾール株式会社製)をセラミック製ポットに入れ、さらにジルコニアボール(ボール直径:3mm)を体積充填率60%になるようにセラミック製ポットに入れ、卓上ポットミルにて回転速度300rpmで120時間湿式粉砕を行い、液体現像剤を得た。得られた液体現像剤中のトナー粒子の粒径を測定したところ、体積平均粒径D50vは2.5μmであった。
<比較例2>
(高分子量DAP樹脂の合成)
比較例1と同様の装置に合成用原料として4,4’−ビフェニルジカルボン酸ジメチル(和光純薬工業製)278.28質量部(1.0当量)とエチレンジアミン60.1質量部(1.0当量)を仕込み、窒素ガスを導入しながら230℃で4時間脱アルコールした後、減圧化で2時間脱アルコールして重量平均分子量(Mw)40000の芳香族ポリアミド樹脂を得た。
次に、上記ポリアミド樹脂材料と、着色剤としてのピグメントブルー15:3(大日精化社製)との混合物(質量比50:50)を用意した。これらの各成分を、ヘンシェルミキサーを用いて混合し、次に、この原料(混合物)を、2軸混練押出機を用いて混練した。2軸混練押出機の押出口から押し出された混練物を冷却し、冷却された混練物を粗粉砕し、体積平均粒径:1.0mm以下の着色剤マスターバッチとした。さらに着色剤マスターバッチ100質量部と上記芳香族ポリアミド樹脂150質量部を、ヘンシェルミキサーを用いて混合し、再び2軸混練押出機を用いて混練した。2軸混練押出機の押出口から押し出された混練物を冷却し、冷却された混練物を粗粉砕し、体積平均粒径:1.0mm以下のトナー製造用の原料を得た。混練物の粗粉砕にはハンマーミルを用いた。上記の方法で得られた粗粉砕物100質量部と、絶縁性液体としての脂肪族炭化水素系溶剤300質量部(IPソルベント2028、出光化学社製)と、添加剤としてSolsperse 139400.2質量部(日本ルーブリゾール株式会社製)をセラミック製ポットに入れ、さらにジルコニアボール(ボール直径:3mm)を体積充填率60%になるようにセラミック製ポットに入れ、卓上ポットミルにて回転速度300rpmで120時間湿式粉砕を行い、液体現像剤を得た。得られた液体現像剤中のトナー粒子の粒径を測定したところ、体積平均粒径D50vは1.5μmであった。
(評価)
[フィルム密着性 テープ剥離試験]
旧JIS K 5400に従って、フィルム密着性を評価した。PETフィルム(東洋紡製、P2241、フィルム厚20μm)とOPPフィルム(東レ製、VM−PET 1011HG−AS、フィルム厚12μm)に、各実施例および各比較例で得られた液体現像剤を用いて、それぞれ図1に示すような画像形成装置により、予め定めたパターンの画像を印刷した後、印字面にカッターナイフを用いて素地に達する11本の切り傷(切り傷の間隔は1mm)をつけ、100個の碁盤目を作製した。次に、この碁盤目部分にセロテープ(登録商標)(セロハン粘着テープ 24mm幅 JIS Z1522)を、消しゴムを使用して強く圧着させたのち、テープの端を45°の角度で一気に引き剥がして、下記基準で評価した。結果を表1に示す。
A:どの格子の目もはがれがない。
B:カットの交差点における塗膜の小さなはがれあり。はがれが全碁盤目の5%を明確に上回らない。
C:塗膜がカットの線に沿って、交差点においてはがれている。はがれが全碁盤目の5%以上15%未満。
D:塗膜がカットの線に沿って部分的、全面的にはがれている。はがれが全碁盤目の15%以上65%未満。
実施例1〜3では、極性基を有するポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、極性基の少ない延伸ポリプロピレン(OPP)フィルムの両者に対して良好な密着性を示した。融点が100℃を超えているダイマー酸変性ポリアミド樹脂を用いた実施例3では、融点が100℃以下のダイマー酸変性ポリアミド樹脂を用いた実施例1、実施例2に比べると、密着性がやや悪かった。低分子量の芳香族ポリアミド樹脂を用いた比較例1はさらに密着性が悪く、高分子量の芳香族ポリアミド樹脂を用いた比較例2はさらに密着性が悪く、印刷のときにホットオフセットが発生してしまった。
このように、実施例のダイマー酸変性ポリアミド樹脂を含むトナー粒子を含有する液体現像剤は、比較例の、結着樹脂として芳香族ポリアミド樹脂を含むトナー粒子を含有する液体現像剤に比較して、得られた定着画像のフィルム密着性に優れていた。
10 感光体(像保持体)、12 露光装置(潜像形成手段)、14 現像装置(現像手段)、14a 現像ローラ(現像剤保持体)、14b 現像剤収納容器、16 中間転写体(転写手段)、18 クリーナ(清掃手段)、20 帯電装置(帯電手段)、24 液体現像剤、26 トナー像、28 転写定着ローラ(転写手段、定着手段)、29 定着画像、30 用紙(記録媒体)、100 画像形成装置。

Claims (5)

  1. キャリア液と、
    ダイマー酸変性ポリアミド樹脂を含むトナー粒子と、
    を含有することを特徴とする液体現像剤。
  2. 前記ダイマー酸変性ポリアミド樹脂の融点が、100℃以下であることを特徴とする、請求項1に記載の液体現像剤。
  3. 請求項1または2に記載の液体現像剤が収容されていることを特徴とする現像剤カートリッジ。
  4. 請求項1または2に記載の液体現像剤が収容されていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  5. 像保持体と、
    前記像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成手段と、
    前記像保持体の表面に形成された前記潜像を、現像剤保持体の表面に保持された請求項1または2に記載の液体現像剤により現像して、トナー像を形成する現像手段と、
    前記像保持体の表面に形成された前記トナー像を記録媒体上に転写する転写手段と、
    前記記録媒体に転写された前記トナー像を前記記録媒体に定着させて定着画像を形成する定着手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2015184989A 2015-09-18 2015-09-18 液体現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 Pending JP2017058588A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015184989A JP2017058588A (ja) 2015-09-18 2015-09-18 液体現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015184989A JP2017058588A (ja) 2015-09-18 2015-09-18 液体現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、および画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017058588A true JP2017058588A (ja) 2017-03-23

Family

ID=58390092

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015184989A Pending JP2017058588A (ja) 2015-09-18 2015-09-18 液体現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017058588A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019090971A (ja) * 2017-11-16 2019-06-13 花王株式会社 液体現像剤

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019090971A (ja) * 2017-11-16 2019-06-13 花王株式会社 液体現像剤

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5293029B2 (ja) 湿式現像剤
JP5949313B2 (ja) 液体現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置および画像形成方法
JP6019919B2 (ja) 液体現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置および画像形成方法
US9244393B1 (en) Image forming method
JP6048227B2 (ja) 液体現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置および画像形成方法
JP2017049546A (ja) 液体現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、および画像形成装置
JP5456590B2 (ja) 正帯電性トナー
JP6428021B2 (ja) 液体現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、および画像形成装置
JP2017054025A (ja) 液体現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、および画像形成装置
CN104216255B (zh) 液体显影装置以及成像装置
JP2017058588A (ja) 液体現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、および画像形成装置
JP2008170866A (ja) イエロートナー及びマゼンタトナー
JP5880349B2 (ja) 液体現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置および画像形成方法
US9285700B2 (en) Liquid developer, particles for liquid developer, and liquid developer accommodation container
JP6978923B2 (ja) トナー用結着樹脂組成物
JP4900684B2 (ja) 電子写真用トナー
JP2016128864A (ja) 液体現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、および画像形成装置
JP2014174455A (ja) 液体現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置および画像形成方法
JP6000491B1 (ja) 液体現像剤
JP6136887B2 (ja) 液体現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置および画像形成方法
JP2020020866A (ja) トナー用結着樹脂組成物
JP7001549B2 (ja) トナー用結着樹脂組成物
JP2014182246A (ja) 液体現像剤、液体現像剤用粒子、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置および画像形成方法
JP7278892B2 (ja) 静電荷像現像用トナーの製造方法
JP2016126088A (ja) 正帯電用トナー、液体現像剤、現像剤、現像剤カートリッジ、プロセスカートリッジ、および画像形成装置