JP2017058309A - 塵芥貯留装置及び塵芥重量計測方法 - Google Patents

塵芥貯留装置及び塵芥重量計測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】計測される塵芥の重量と収集される塵芥の重量との誤差を抑制できる塵芥貯留装置を提供する。
【解決手段】塵芥貯留装置1は、塵芥を貯留する。塵芥貯留装置1は、ドラム3と、計測部5とを備える。ドラム3には、塵芥が投入され、ドラム3は、回転する。計測部5は、ドラム3を含む風袋の重量を参照して、ドラム3内の塵芥の重量を計測する。計測部5は、ドラム3から塵芥が排出された後において、ドラム3に塵芥が投入される前に、風袋の重量を計測する。塵芥貯留装置1は、トリガー部9をさらに備えることが好ましい。トリガー部9は、ドラム3から塵芥が排出されたことを示すトリガー信号を出力する。計測部5は、トリガー信号に応答して、風袋の重量を計測する。
【選択図】図1

Description

本発明は、塵芥を貯留する塵芥貯留装置及び塵芥重量計測方法に関する。
一般的に、塵芥貯留機に貯留された塵芥を収集する塵芥収集車が知られている。そして、塵芥の収集量の確認又は塵芥の収集代金の算出のために、塵芥貯留機から収集した塵芥の重量を計測することが要求される場合がある。
例えば、特許文献1に記載された塵芥貯留機は、貯留槽と、重量計測装置とを備える。重量計測装置は、貯留槽の下部に設けられ、貯留槽に貯留された塵芥の重量を計測する。
特開2006−116513号公報
しかしながら、特許文献1に記載された塵芥貯留機では、貯留槽の内部に塵芥が固着する場合がある。従って、塵芥貯留機で測定される塵芥の重量は、貯留槽の内部に固着した塵芥の重量と、貯留槽の内部で固着していない塵芥の重量との合計の重量である。
一方、貯留槽の内部に固着した塵芥は、貯留槽から排出されず、塵芥収集車によって収集されない。貯留槽の内部で固着していない塵芥が塵芥収集車によって収集される。
従って、塵芥貯留機で計測された塵芥の重量は、塵芥収集車が収集した塵芥の重量よりも大きくなる。つまり、塵芥貯留機で計測された塵芥の重量と塵芥収集車が収集した塵芥の重量との間に誤差が生じる。特に、経年により、貯留槽の内部に固着する塵芥の重量が増加し、誤差が大きくなる可能性がある。誤差によって、塵芥の収集量の確認又は塵芥の収集代金の算出を精度良く実行できない場合がある。
本発明の目的は、計測される塵芥の重量と収集される塵芥の重量との誤差を抑制できる塵芥貯留装置及び塵芥重量計測方法を提供することにある。
本発明の第1の観点によれば、塵芥貯留装置は、塵芥を貯留する。塵芥貯留装置は、ドラムと、計測部とを備える。ドラムには、前記塵芥が投入され、ドラムは、回転する。計測部は、前記ドラムを含む風袋の重量を参照して、前記ドラム内の前記塵芥の重量を計測する。前記計測部は、前記ドラムから前記塵芥が排出された後において、前記ドラムに前記塵芥が投入される前に、前記風袋の重量を計測する。
本発明の塵芥貯留装置は、トリガー部をさらに備えることが好ましい。トリガー部は、前記ドラムから前記塵芥が排出されたことを示すトリガー信号を出力することが好ましい。前記計測部は、前記トリガー信号に応答して、前記風袋の重量を計測することが好ましい。
本発明の塵芥貯留装置は、電源部をさらに備えることが好ましい。電源部は、前記ドラムを駆動するための電源電圧を供給することが好ましい。前記トリガー部は、前記電源部のオンとオフとを切り替えるスイッチを含むことが好ましい。前記スイッチは、前記トリガー信号として、前記電源部をオフにすることを示す信号を出力することが好ましい。
本発明の塵芥貯留装置は、排出側蓋部をさらに備えることが好ましい。前記排出側蓋部は、前記塵芥を前記ドラムから排出するための排出口を塞ぐ閉位置と前記排出口を露出させる開位置との間を移動することが好ましい。前記トリガー部は、前記排出側蓋部が前記開位置から前記閉位置に移動したことを検知するセンサーを含むことが好ましい。前記センサーは、前記トリガー信号として、前記排出側蓋部が前記開位置から前記閉位置に移動したことを示す信号を出力することが好ましい。
本発明の塵芥貯留装置において、前記計測部は、一定の周期で、前記風袋の重量を計測することが好ましい。
本発明の塵芥貯留装置において、前記計測部は、前記風袋の重量が閾値を超えているときは、前記閾値を超える前記風袋の重量を計測した時間と異なる時間に計測された前記風袋の重量を参照して、前記塵芥の重量を計測することが好ましい。
本発明の第2の観点によれば、塵芥重量計測方法は、塵芥貯留装置のドラムに貯留された塵芥の重量を計測する方法である。塵芥重量計測方法は、風袋の重量を参照して、前記塵芥の重量を計測する工程と、前記ドラムから前記塵芥が排出された後において、前記ドラムに前記塵芥が投入される前に、前記風袋の重量を計測する工程とを含む。
本発明によれば、計測される塵芥の重量と収集される塵芥の重量との誤差を抑制できる。
本発明の実施形態1に係る塵芥貯留装置を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る塵芥貯留装置が実行する塵芥重量計測方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る塵芥貯留装置の正面側(排出側)を示す斜視図である。 本発明の実施形態2に係る塵芥貯留装置を示す正面図である。 本発明の実施形態2に係る塵芥貯留装置の背面側(投入側)を示す斜視図である。 本発明の実施形態2に係る塵芥貯留装置を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。また、本発明の実施形態において、X軸とY軸とZ軸とは互いに直交し、X軸及びY軸は水平面に略平行であり、Z軸は鉛直線に略平行である。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る塵芥貯留装置1を示すブロック図である。図1に示すように、塵芥貯留装置1は、塵芥貯留システム100に備えられる。塵芥貯留システム100は、端末200と、サーバー300と、ネットワークNWとをさらに備える。端末200は、例えば、パーソナルコンピューター、タブレット、スマートフォン、又は携帯電話である。ネットワークNWは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、及び公衆電話網を含む。塵芥貯留装置1と、端末200と、サーバー300とは、ネットワークNWに接続され、ネットワークNWを介して相互に通信する。
塵芥貯留装置1は塵芥を貯留する。塵芥貯留装置1は、ドラム3と、計測部5と、トリガー部9と、記憶部11と、通信部13とを備える。
ドラム3には、塵芥が投入される。ドラム3は、回転し、塵芥を圧縮するとともに貯留する。記憶部11は、コンピュータープログラム及びデータを記憶する。記憶部11は、例えば、半導体メモリー、ハードディスクドライブ、及び/又はリムーバブル記憶媒体を含む。半導体メモリーは、例えば、RAM(Random Access Memory)及び/又はフラッシュメモリーである。リムーバブル記憶媒体は、例えば、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリー、及び/又は光ディスクである。通信部13は、ネットワークNWに接続され、端末200及びサーバー300と通信する。
計測部5は、ドラム3を含む風袋の重量を参照して、ドラム3内の塵芥の重量を計測する。例えば、計測部5は、塵芥の重量を常時計測している。
具体的には、計測部5は、総重量(つまり、風袋の重量とドラム3内の塵芥の重量との合計値)を検出し、総重量から風袋の重量を差し引くことによって、ドラム3内の塵芥の重量を導出する。そして、計測部5は、塵芥の重量を示すデータを、記憶部11に記憶させるとともに、通信部13を介して端末200及びサーバー300に送信する。例えば、計測部5は、端末200から通信部13を介して塵芥の重量を送信することを要求された場合、通信部13を介して端末200に、塵芥の重量を示すデータを送信する。例えば、計測部5は、サーバー300から通信部13を介して塵芥の重量を送信することを要求された場合、通信部13を介してはサーバー300に、塵芥の重量を示すデータを送信する。例えば、計測部5は、定期的に、通信部13を介して端末200及びサーバー300に、塵芥の重量を示すデータを送信する。
計測部5は、ドラム3から塵芥が排出された後において、ドラム3に塵芥が投入される前に、風袋の重量を計測する。従って、ドラム3の内部に塵芥が固着している場合、風袋の重量は、固着した塵芥の重量を含む。その結果、計測部5が計測した塵芥の重量は、固着した塵芥の重量を含まず、ドラム3から排出される塵芥の重量、つまり、ドラム3から収集される塵芥の重量に略一致する。換言すれば、実施形態1に係る塵芥貯留装置1によれば、計測部5によって計測される塵芥の重量と塵芥収集業者によってドラム3から収集される塵芥の重量との誤差を抑制できる。なお、塵芥収集業者は、塵芥収集車等を使用して、ドラム3から塵芥を収集する。
計測部5は、計測した風袋の重量を示すデータを記憶部11に記憶させる。ただし、計測部5は、計測した風袋の重量が閾値を超えているときは、計測した風袋の重量を示すデータを破棄する。従って、計測部5は、風袋の重量が閾値を超えているときは、閾値を超える風袋の重量を参照せず、閾値を超える風袋の重量を計測した時間と異なる時間に計測された風袋の重量を参照して、塵芥の重量を計測する。その結果、実施形態1によれば、塵芥の収集作業の終了後において、ドラム3の内部に固着していない塵芥がドラム3に残留している場合に、ドラム3の内部に固着していない塵芥が風袋の重量に含まれることを抑制でき、精度良く塵芥の重量を計測できる。
引き続き、図1を参照して、計測部5が風袋の重量を計測するタイミングについて説明する。
例えば、トリガー部9は、ドラム3から塵芥が収集されたことを示すトリガー信号を出力する。計測部5は、トリガー信号に応答して、風袋の重量を計測する。実施形態1によれば、トリガー部9を設けることによって、風袋の重量を計測するタイミングを適切に設定できる。
トリガー部9は、例えば、スイッチを含む。そして、計測部5は、スイッチの出力するトリガー信号に応答して、風袋の重量を計測する。トリガー信号は、例えば、スイッチがオンされたことを示す信号でもよいし、スイッチがオフされたことを示す信号でもよい。
トリガー部9は、例えば、センサーを含む。そして、計測部5は、センサーの出力するトリガー信号に応答して、風袋の重量を計測する。トリガー信号は、例えば、センサーが対象物又は現象を検知したことを示す信号でもよいし、センサーが対象物又は現象を検知していないことを示す信号でもよい。
例えば、計測部は、一定の周期で、風袋の重量を計測する。従って、塵芥貯留装置1が設置されている環境の温度の変動に起因する風袋の重量の計測誤差を抑制できる。その結果、実施形態1によれば、更に精度良く塵芥の重量を計測できる。特に、計測部5が環境の温度の変動に影響を受ける場合に、風袋の重量の計測誤差を効果的に抑制できる。なお、周期は、例えば、24時間であってもよいし、1週間であってもよいし、任意の時間に設定され得る。
図1及び図2を参照して、塵芥貯留装置1の詳細について説明する。図1に示すように、計測部5は、演算部21と、荷重検出器23Aと、荷重検出器23Bと、荷重検出器23Cと、荷重検出器23Dとを含む。実施形態1では、荷重検出器23A〜荷重検出器23Dの各々は、ロードセル(例えば、歪ゲージ式のロードセル)である。例えば、荷重検出器23A〜荷重検出器23Dは、常時起動している。図2は、塵芥貯留装置1が実行する塵芥重量計測方法を示すフローチャートである。図2に示すように、塵芥重量計測方法は、工程S1〜工程S11を含み、塵芥貯留装置1のドラム3に貯留された塵芥の重量を計測する方法である。
図1及び図2に示すように、工程S1において、演算部21は、風袋の重量を参照して、塵芥の重量を計測する。工程S1は、工程S11〜工程S17を含む。
工程S11において、演算部21は、荷重検出器23A〜荷重検出器23Dの各々から、荷重に応じた電圧値を取得する。具体的には、荷重検出器23A〜荷重検出器23Dの各々は、ドラム3を含む風袋とドラム3内の塵芥とから受ける荷重を検出する。そして、荷重検出器23Aは、荷重検出器23Aが受けた荷重に応じた電圧値VAを有する電気信号LAを演算部21に出力する。荷重検出器23Bは、荷重検出器23Bが受けた荷重に応じた電圧値VBを有する電気信号LBを演算部21に出力する。荷重検出器23Cは、荷重検出器23Cが受けた荷重に応じた電圧値VCを有する電気信号LCを演算部21に出力する。荷重検出器23Dは、荷重検出器23Dが受けた荷重に応じた電圧値VDを有する電気信号LDを演算部21に出力する。その結果、演算部21は、荷重検出器23A〜荷重検出器23Dから、電気信号LA〜電気信号LDを受信し、電圧値VA〜電圧値VDを取得する。
工程S13において、演算部21は、電圧値VAと電圧値VBと電圧値VCと電圧値VDとの和VSを算出する。和VSを、合計電圧値VSと記載する。
工程S15において、演算部21は、合計電圧値VSを重量WSに変換する。重量WSは、ドラム3を含む風袋の重量WTとドラム3内の塵芥の重量WGとの合計値を示す。そこで、重量WSを、総重量WSと記載する。
工程S17において、演算部21は、総重量WSから風袋の重量WTを差し引き、ドラム3内の塵芥の重量WG(=WS−WT)を導出する。
工程S3において、演算部21は、塵芥の重量WGを示すデータを、記憶部11に記憶させるとともに、通信部13を介して端末200及びサーバー300に送信する。
工程S5において、演算部21は、ドラム3の状態が、ドラム3から塵芥が排出された後の状態であるとともに、ドラム3に塵芥が投入される前の状態であるか否かを判定する。具体的には、演算部21は、トリガー部9からトリガー信号を受信したか否かを判定する。
演算部21は、否定的判定を行った場合(工程S5でNo)、処理を工程S1に進める。
一方、演算部21は、肯定的判定を行った場合(工程S5でYes)、処理を工程S7に進める。
工程S7において、演算部21は、ドラム3から塵芥が排出された後において、ドラム3に塵芥が投入される前に、風袋の重量を計測する。工程S7は、工程S71〜工程S75を含む。
工程S71において、演算部21は、荷重検出器23A〜荷重検出器23Dの各々から、荷重に応じた電圧値を取得する。具体的には、荷重検出器23A〜荷重検出器23Dの各々は、ドラム3を含む風袋から受ける荷重を検出する。そして、荷重検出器23A、荷重検出器23B、荷重検出器23C、及び荷重検出器23Dは、それぞれ、電圧値VAを有する電気信号LA、電圧値VBを有する電気信号LB、電圧値VCを有する電気信号LC、及び電圧値VDを有する電気信号LDを演算部21に出力する。その結果、演算部21は、荷重検出器23A〜荷重検出器23Dから、電気信号LA〜電気信号LDを受信し、電圧値VA〜電圧値VDを取得する。
工程S73において、演算部21は、電圧値VAと電圧値VBと電圧値VCと電圧値VDとの和VS、つまり、合計電圧値VSを算出する。
工程S75において、演算部21は、合計電圧値VSを重量WMに変換する。合計電圧値VSは、ドラム3から塵芥が排出された後における電圧値VAと電圧値VBと電圧値VCと電圧値VDとの和である。従って、重量WMは、ドラム3を含む風袋の重量WTを示す。つまり、工程S75では、風袋の重量WTが新たに取得される。
工程S9において、風袋の重量WTが閾値を超えているか否かを判定する。なお、工程S9を省略することもできる。
演算部21は、肯定的判定を行った場合(工程S9でYes)、つまり、塵芥の収集作業の終了後において、ドラム3の内部に固着していない塵芥がドラム3に残留していると判定した場合、工程S75で新たに取得した風袋の重量WTを示すデータを破棄し、処理を工程S1に進める。
一方、演算部21は、否定的判定を行った場合(工程S9でNo)、つまり、塵芥の収集作業の終了後において、ドラム3の内部に固着していない塵芥がドラム3に残留していないと判定した場合、処理を工程S11に進める。
工程S11において、演算部21は、工程S75で新たに取得した風袋の重量WTを示すデータを、記憶部11に記憶させる。つまり、演算部21は、風袋の重量WTを示すデータを更新する。
工程S11の後、演算部21は、処理を工程S1に進める。従って、工程S17では、演算部21は、総重量WSから更新後の風袋の重量WTを差し引き、ドラム3内の塵芥の重量WGを導出する。
更新後の風袋の重量WTは、ドラム3の内部に塵芥が固着している場合、固着した塵芥の重量を含む。従って、計測部5が計測した塵芥の重量WGは、固着した塵芥の重量を含まず、ドラム3から排出及び収集される塵芥の重量に略一致する。その結果、実施形態1に係る塵芥重量計測方法によれば、計測部5によって計測される塵芥の重量WGと塵芥収集業者によってドラム3から収集される塵芥の重量との誤差を抑制できる。
(実施形態2)
図1及び図3〜図6を参照して、本発明の実施形態2に係る塵芥貯留装置1について説明する。実施形態2に係る塵芥貯留装置1では、主に、排出側蓋部40が閉じられたことをトリガーとして風袋の重量を計測する点で、実施形態1に係る塵芥貯留装置1と異なる。
図3は、実施形態2に係る塵芥貯留装置1の正面側(排出側)を示す斜視図である。図4は、実施形態2に係る塵芥貯留装置1を示す正面図である。図5は、実施形態2に係る塵芥貯留装置1の背面側(投入側)を示す斜視図である。
図3〜図5に示すように、塵芥貯留装置1は、本体1Aと、荷重検出器23Aと、荷重検出器23Bと、荷重検出器23Cと、荷重検出器23Dと、支持部1Cとを備える。本体1Aは塵芥を圧縮して貯留する。本体1Aは、荷重検出器23A〜荷重検出器23Dを介して、支持部1Cに支持される。支持部1Cは、例えば、台である。支持部1Cは設置位置に設置される。従って、塵芥貯留装置1は設置位置に設置される。4個の荷重検出器23A〜荷重検出器23Dは、矩形の4隅を形成するように、支持部1Cの上部に配置される。実施形態2では、荷重検出器23A〜荷重検出器23Dの各々は、ロードセル(例えば、歪ゲージ式のロードセル)である。例えば、荷重検出器23A〜荷重検出器23Dは、常時起動している。
本体1Aは、ドラム3と、チェーン30と、ドラム駆動部32と、投入口34aを有する投入側閉塞部34と、内部ガイド35と、投入ガイド36と、排出口38aを有する排出側閉塞部38と、排出側蓋部40と、一対の開閉ガイド42と、蓋駆動部44と、排出ガイド46と、上限センサー48と、下限センサー50と、操作部52と、フレームFとを備える。なお、図5は、塵芥貯留装置1の投入側を示しているが、説明の便宜のため、投入ガイド36を省略している。
フレームFは、ドラム3を囲むように形成される。フレームFの底部と支持部1Cの上部との間に、荷重検出器23A〜荷重検出器23Dが配置される。
ドラム3は、フレームFに回転可能に支持される。ドラム3は回転方向R1に回転する。実施形態2では、回転方向R1は、本体1Aを正面から見たときに、時計回りを示す。ドラム3は、円筒状であり、ドラム3の回転軸線方向において、ドラム3の内径が略一定である。ドラム3には塵芥が投入される。ドラム3の外周面には、大径スプロケット60が形成される。ドラム3の内周面には、複数の羽根部材66が形成される。図5では、1個の羽根部材66が表れている。
ドラム駆動部32はドラム3を回転方向R1に回転させる。ドラム駆動部32は、モーター62と、小径スプロケット64とを含む。小径スプロケット64はモーター62の回転軸に連結される。
チェーン30は、大径スプロケット60と小径スプロケット64との間に架け渡される。モーター62が、小径スプロケット64を回転方向R2に回転させると、チェーン30が回転し、更に大径スプロケット60を介してドラム3が回転方向R1に回転する。回転方向R2は回転方向R1と同じである。ドラム3に投入された塵芥は、ドラム3が回転方向R1に回転すると、ドラム3の内周面に形成された複数の羽根部材66によって、投入側閉塞部34から排出側閉塞部38に向けて移動され、排出側閉塞部38及び排出側蓋部40に押し付けられる。その結果、塵芥は、圧縮されて、ドラム3に貯留される。
投入側閉塞部34は、フレームFの両端部のうちの一方端部に取り付けられる。投入側閉塞部34は、投入側端部に形成された開口の一部を塞ぐ。投入側端部は、ドラム3の両端部のうちの一方の端部である。投入側閉塞部34には、塵芥をドラム3に投入するための投入口34aが形成される。
内部ガイド35は、ドラム3の内部に配置され、ドラム3の内部から投入口34aを覆うように、投入側閉塞部34に取り付けられる。内部ガイド35は、投入側閉塞部34から斜め下方に突出している。内部ガイド35の底部は開口している。従って、内部ガイド35は、投入口34aから投入された塵芥を、ドラム3の底部の内面に案内する。内部ガイド35は破砕部35aを有する。ドラム3が回転方向R1に回転すると、投入口34aから投入された塵芥は、羽根部材66と破砕部35aとに挟まれて、破砕又は押し潰される。
投入ガイド36は、投入側閉塞部34に連結され、投入口34aに塵芥を案内する。投入ガイド36の上面は開口しており、投入ガイド36の底面は傾斜している。例えば、投入ガイド36は、ダストシュートに連結され、ダストシュートを通って落下した塵芥を投入口34aに案内する。
排出側閉塞部38は、フレームFの両端部のうちの他方端部に取り付けられる。排出側閉塞部38は、ドラム3の排出側端部に形成された開口の一部を塞ぐ。排出側端部は、ドラム3の両端部のうちの他方の端部である。排出側閉塞部38には、塵芥をドラム3から排出するための排出口38aが形成される。
排出側蓋部40は、排出口38aを塞ぐ閉位置と排出口38aを露出させる開位置との間を、一対の開閉ガイド42に沿って移動する。実施形態2では、開閉ガイド42の各々は、鉛直方向に沿って延びている。なお、図3では、閉位置に位置する排出側蓋部40が示される。図4では、閉位置に位置する排出側蓋部40を実線で示し、開位置に位置する排出側蓋部40を二点鎖線で示している。排出側蓋部40には、上限センサー48に対応して、被検知部8Uが形成され、下限センサー50に対応して、被検知部8Lが形成される。
蓋駆動部44は、一対の開閉ガイド42に沿って閉位置と開位置との間で排出側蓋部40を移動させる。ドラム3に貯留された塵芥を排出するときは、蓋駆動部44によって排出側蓋部40が開位置に移動され、排出口38aが露出する。そして、ドラム3が回転方向R1に回転すると、塵芥は、ドラム3の内周面に形成された複数の羽根部材66によって、排出口38aからドラム3の外部へ排出される。
蓋駆動部44は、上限センサー48が被検知部8Uを検知したことに応じて、排出側蓋部40を開位置で停止させる。なお、実施形態2では、被検知部8Uが上限センサー48のアクチュエーターを押し上げたときに、上限センサー48がオンになり、被検知部8Uが検知される。また、蓋駆動部44は、下限センサー50が被検知部8Lを検知したことに応じて、排出側蓋部40を閉位置で停止させる。なお、実施形態2では、被検知部8Lが下限センサー50のアクチュエーターを押し下げたときに、下限センサー50がオンになり、被検知部8Lが検知される。
排出ガイド46は、排出側閉塞部38に連結され、排出口38aから排出された塵芥を塵芥貯留装置1の外部に案内する。例えば、排出ガイド46は、塵芥収集車の投入口に塵芥を案内する。
操作部52は、電源スイッチ70、回転スイッチ72、停止スイッチ74、開スイッチ76、及び閉スイッチ78を含む。キーを回して電源スイッチ70がオンにされると、本体1Aに電源電圧が供給される。回転スイッチ72が押下されると、ドラム3が回転方向R1に回転する。停止スイッチ74が押下されると、ドラム3が停止する。また、開スイッチ76が押下されると、排出側蓋部40が開位置に移動し、閉スイッチ78が押下されると、排出側蓋部40が閉位置に移動する。
図1、図2、図4、及び図6を参照して、塵芥貯留装置1の制御について説明する。図6は、塵芥貯留装置1を示すブロック図である。図6に示すように、塵芥貯留装置1は、制御部80と、電源部82と、記憶部11と、通信部13とをさらに備える。
電源部82は、塵芥貯留装置1の各構成に電源電圧Vccを供給する。例えば、電源部82は、ドラム駆動部32に電源電圧Vccを供給する。つまり、電源部82は、ドラム3を駆動するための電源電圧Vccを供給する。電源スイッチ70は、電源部82のオンとオフとを切り替える。従って、電源部82は、電源スイッチ70がオンされると、電源電圧Vccを供給する。ただし、電源スイッチ70がオフの場合でも、制御部80及び荷重検出器23A〜荷重検出器23Dには、電源電圧Vccが供給されている。
制御部80は、CPU(Central Processing Unit)又はMCU(Micro Controller Unit)のようなコンピューターである。制御部80は、塵芥貯留装置1の各構成を制御する。
具体的には、図4及び図6に示すように、制御部80は、開スイッチ76からオン信号が入力されると、蓋駆動部44を制御して、排出側蓋部40を閉位置から開位置に向かって移動させる。そして、制御部80は、上限センサー48からオン信号が入力されると、蓋駆動部44を制御して、排出側蓋部40を開位置で停止させる。
制御部80は、閉スイッチ78からオン信号が入力されると、蓋駆動部44を制御して、排出側蓋部40を開位置から閉位置に向かって移動させる。そして、制御部80は、下限センサー50からオン信号が入力されると、蓋駆動部44を制御して、排出側蓋部40を閉位置で停止させる。下限センサー50のオフ信号からオン信号への遷移は、排出側蓋部40が開位置から閉位置に移動したことを示す。つまり、下限センサー50は、排出側蓋部40が開位置から閉位置に移動したことを検知する。
制御部80は、回転スイッチ72からオン信号が入力されると、ドラム駆動部32を制御して、ドラム3を回転方向R1に回転させる。
制御部80は、停止スイッチ74からオン信号が入力されると、ドラム駆動部32を制御して、ドラム3を停止させる。
制御部80は、図1を参照して説明した演算部21として機能する。また、記憶部11、通信部13、荷重検出器23A、荷重検出器23B、荷重検出器23C、及び荷重検出器23Dは、それぞれ、図1を参照して説明した記憶部11、通信部13、荷重検出器23A、荷重検出器23B、荷重検出器23C、及び荷重検出器23Dとして機能する。従って、制御部80及び荷重検出器23A〜荷重検出器23Dは、図1を参照して説明した計測部5として機能する。例えば、計測部5は、塵芥の重量を常時計測している。さらに、下限センサー50(センサー)は、図1を参照して説明したトリガー部9として機能し、トリガー信号として、排出側蓋部40が開位置から閉位置に移動したことを示すオン信号(信号)を出力する。そして、計測部5は、下限センサー50が出力したトリガー信号としてのオン信号に応答して、つまり、下限センサー50のオフ信号からオン信号への遷移に応答して、ドラム3を含む風袋の重量を計測する。ただし、所定時間を超えて継続するオン信号は排出側蓋部40が閉位置に滞在していることを示すため、計測部5は、所定時間を超えて継続するオン信号をトリガー信号としてのオン信号として処理しない。
なお、塵芥収集業者は、排出側蓋部40を開位置に移動させ、ドラム3から塵芥を収集し、収集作業の終了後に、排出側蓋部40を閉位置に移動させる。従って、下限センサー50が、オフからオンになり、オン信号を出力したことは、ドラム3から塵芥が排出され、塵芥の収集作業が終了したことを示す。そこで、実施形態2では、下限センサー50を、トリガー部9として機能させている。
具体的には、演算部21として機能するときの制御部80は、図2を参照して説明した塵芥重量計測方法(工程S1〜工程S11)を実行する。従って、図2の説明において、演算部21を制御部80と読み替える。
ただし、実施形態2では、風袋は、ドラム3を含む本体1Aである。従って、工程S11では、荷重検出器23A〜荷重検出器23Dの各々は、風袋としての本体1Aとドラム3内の塵芥とから受ける荷重を検出する。従って、制御部80は、荷重検出器23A〜荷重検出器23Dから、風袋としての本体1Aとドラム3内の塵芥とから受ける荷重に応じた電圧値VA〜電圧値VDを取得する。また、工程S71では、荷重検出器23A〜荷重検出器23Dの各々は、風袋としての本体1Aから受ける荷重を検出する。従って、制御部80は、荷重検出器23A〜荷重検出器23Dから、風袋としての本体1Aから受ける荷重に応じた電圧値VA〜電圧値VDを取得する。さらに、工程S5では、制御部80は、下限センサー50からトリガー信号としてのオン信号を受信したか否かを判定する。肯定的判定(工程S5でYes)は、ドラム3から塵芥が排出され、ドラム3からの塵芥の収集作業が終了したことを示す。
以上、図1、図2、図4、及び図6を参照して説明したように、実施形態2に係る塵芥貯留装置1は、実施形態1と同様の計測部5を備え、実施形態1と同様の塵芥重量計測方法を実行する。従って、実施形態2によれば、実施形態1と同様に、計測部5によって計測される塵芥の重量と塵芥収集業者によってドラム3から収集される塵芥の重量との誤差を抑制できる。その他、実施形態2は、実施形態1と同様の効果を有する。
また、実施形態2によれば、下限センサー50をトリガー部9として機能させている。従って、ドラム3から塵芥が排出及び収集されたことを簡易に検知できる。また、専用のセンサーが不要であるため、塵芥貯留装置1の製造コストを低減できる。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)〜(7))。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)実施形態1及び実施形態2では、工程S17において、総重量WSから風袋の重量WTを差し引き、塵芥の重量WGを導出した。
ただし、本発明の実施形態の第1変形例では、演算部21又は制御部80は、工程S15及び工程S17に代えて、総重量WSに対応する合計電圧値VS(つまり、工程S13で算出した合計電圧値VS)から、風袋の重量WTに対応する合計電圧値VS(つまり、工程S73で算出した合計電圧値VS)を差し引き、差分電圧値DVを導出する。そして、演算部21又は制御部80は、差分電圧値DVを塵芥の重量WGに変換する。また、第1変形例では、工程S11において、演算部21又は制御部80は、工程S73で算出した合計電圧値VSを示すデータ、つまり、風袋の重量WTに対応する合計電圧値VSを示すデータを、記憶部11に記憶させる。
また、本発明の実施形態の第2変形例では、演算部21又は制御部80は、工程S13〜工程S17に代えて、総重量WSの成分に対応する電圧値VA(つまり、工程S11で取得された電圧値VA)から、風袋の重量WTの成分に対応する電圧値VA(つまり、工程S71で取得された電圧値VA)を差し引き、差分電圧値DVAを導出する。同様にして、演算部21又は制御部80は、総重量WSの成分に対応する電圧値VBから、風袋の重量WTの成分に対応する電圧値VBを差し引き、差分電圧値DVBを導出し、総重量WSの成分に対応する電圧値VCから、風袋の重量WTの成分に対応する電圧値VCを差し引き、差分電圧値DVCを導出し、総重量WSの成分に対応する電圧値VDから、風袋の重量WTの成分に対応する電圧値VDを差し引き、差分電圧値DVDを導出する。そして、演算部21又は制御部80は、差分電圧値DVAと差分電圧値DVBと差分電圧値DVCと差分電圧値DVDとの和を算出し、和を塵芥の重量WGに変換する。また、第2変形例では、演算部21又は制御部80は、工程S11において、風袋の重量WTの成分に対応する電圧値VA、電圧値VB、電圧値VC、及び電圧値VDを、記憶部11に記憶させる。
以上、第1変形例及び第2変形例のように、本明細書及び特許請求の範囲において、風袋の重量は、風袋の重量そのものに限定されず、風袋の重量に対応する物理量(例えば、風袋の重量に対応する電圧値)であってもよい。
(2)実施形態1及び実施形態2では、工程S15において、合計電圧値VSを総重量WSに変換した。
ただし、本発明の実施形態の第3変形例では、工程S13及び工程S15に代えて、演算部21又は制御部80は、電圧値VAを重量WAに変換し、電圧値VBを重量WBに変換し、電圧値VCを重量WCに変換し、電圧値VDを重量WDに変換する。そして、演算部21又は制御部80は、重量WAと重量WBと重量WCと重量WDとの和を算出する。和は総重量WSを示す。また、第3変形例では、工程S73及び工程S75に代えて、演算部21又は制御部80は、電圧値VAを重量WAに変換し、電圧値VBを重量WBに変換し、電圧値VCを重量WCに変換し、電圧値VDを重量WDに変換する。そして、演算部21又は制御部80は、重量WAと重量WBと重量WCと重量WDとの和を算出する。和は風袋の重量WTを示す。
また、本発明の実施形態の第4変形例では、工程S13〜工程S17に代えて、演算部21又は制御部80は、電圧値VAを重量WA1に変換し、電圧値VBを重量WB1に変換し、電圧値VCを重量WC1に変換し、電圧値VDを重量WD1に変換する。そして、演算部21又は制御部80は、総重量WSの成分を示す重量WA1から、風袋の重量WTの成分を示す重量WA2を差し引き、差分重量DWAを導出し、総重量WSの成分を示す重量WB1から、風袋の重量WTの成分を示す重量WB2を差し引き、差分重量DWBを導出し、総重量WSの成分を示す重量WC1から、風袋の重量WTの成分を示す重量WC2を差し引き、差分重量DWCを導出し、総重量WSの成分を示す重量WD1から、風袋の重量WTの成分を示す重量WD2を差し引き、差分重量DWDを導出する。そして、演算部21又は制御部80は、差分重量DWAと差分重量DWBと差分重量DWCと差分重量DWDとの和を算出する。和は、塵芥の重量WGを示す。また、第4変形例では、工程S73及び工程S75に代えて、演算部21又は制御部80は、電圧値VAを重量WA2に変換し、電圧値VBを重量WB2に変換し、電圧値VCを重量WC2に変換し、電圧値VDを重量WD2に変換する。そして、演算部21又は制御部80は、重量WA2と重量WB2と重量WC2と重量WD2との和を算出する。和は、風袋の重量WTを示す。さらに、第4変形例では、演算部21又は制御部80は、工程S11において、風袋の重量WTの成分を示す重量WA2、重量WB2、重量WC2、及び重量WD2を、記憶部11に記憶させる。
(3)実施形態2では、下限センサー50がトリガー部9として機能した。ただし、電源スイッチ70をトリガー部9として機能させてもよい。具体的には、電源スイッチ70(スイッチ)は、トリガー信号として、電源部82をオフにすることを示すオフ信号(信号)を出力する。そして、計測部5は、電源スイッチ70が出力したトリガー信号としてのオフ信号に応答して、つまり、電源スイッチ70のオン信号からオフ信号への遷移に応答して、ドラム3を含む風袋の重量を計測する。ただし、計測部5は、所定時間を超えて継続するオフ信号をトリガー信号としてのオフ信号として処理しない。
なお、塵芥収集業者は、ドラム3からの塵芥の収集作業の終了後に、電源スイッチ70をオフにする。従って、電源スイッチ70が、オンからオフになり、オフ信号を出力したことは、ドラム3から塵芥が排出され、塵芥の収集作業が終了したことを示す。そこで、電源スイッチ70を、トリガー部9として機能させることができる。また、図2の工程S5では、制御部80は、電源スイッチ70からトリガー信号としてのオフ信号を受信したか否かを判定する。肯定的判定(工程S5でYes)は、ドラム3から塵芥が排出及び収集され、ドラム3からの塵芥の収集作業が終了したことを示す。
電源スイッチ70をトリガー部9として機能させることによって、ドラム3から塵芥が排出及び収集されたことを簡易に検知できる。また、専用のセンサーが不要であるため、塵芥貯留装置1の製造コストを低減できる。
(4)実施形態2において、排出側蓋部40は、略水平方向に沿って移動してもよい。排出側蓋部40は、排出口38aに沿って移動する引き戸に限られず、開き戸(例えば、観音開き)であってもよい。また、投入ガイド36に代えて、投入口34aを塞ぐ投入側蓋部を設けてもよい。投入側蓋部は、引き戸であってもよいし、開き戸であってもよい。
(5)実施形態2において、下限センサー50及び上限センサー48は、機械式センサーに限られず、例えば、光学式センサー(例えば、フォトインターラプター)であってもよい。被検知部8L及び被検知部8Uの形状は、下限センサー50及び上限センサー48の方式に適合するように、任意に変更可能である。
(6)実施形態2において、ドラム3の形状は、内径が一定の円筒状に限定されない。例えば、ドラム3は、内径が一定の円筒体の両端部のうちの一方端部及び/又は他方端部に、円錐台状の部材を結合することによって形成することができる。
(7)実施形態2において、制御部80は、塵芥の重量を常時計測していた。ただし、例えば、制御部80は、電源スイッチ70の操作情報に応じて、塵芥の重量を計測してもよい。具体的には、電源スイッチ70は、電源部82をオンにすることを示すオン信号を出力する。そして、制御部80は、電源スイッチ70が出力したオン信号に応答して、つまり、電源スイッチ70のオフ信号からオン信号への遷移に応答して、塵芥の重量を計測する。
例えば、制御部80は、排出側蓋部40の移動情報に応じて、塵芥の重量を計測してもよい。具体的には、下限センサー50は、排出側蓋部40が開位置から閉位置に移動したことを示すオン信号を出力する。そして、制御部80は、下限センサー50が出力したオン信号に応答して、つまり、下限センサー50のオフ信号からオン信号への遷移に応答して、塵芥の重量を計測する。
例えば、制御部80は、専用スイッチの操作情報に応じて、塵芥の重量を計測してもよい。具体的には、制御部80は、専用スイッチが出力したオン信号に応答して、つまり、専用スイッチのオフ信号からオン信号への遷移に応答して、塵芥の重量を計測する。
なお、実施形態1でも同様に、演算部21は、電源スイッチの操作情報に応じて、塵芥の重量を計測してもよいし、排出側蓋部の移動情報に応じて、塵芥の重量を計測してもよいし、専用スイッチの操作情報に応じて、塵芥の重量を計測してもよい。
本発明は、塵芥貯留装置及び塵芥重量計測方法に関するものであり、産業上の利用可能性を有する。
1 塵芥貯留装置
3 ドラム
5 計測部
9 トリガー部
40 排出側蓋部
50 下限センサー(センサー)
70 電源スイッチ(スイッチ)
82 電源部

Claims (7)

  1. 塵芥を貯留する塵芥貯留装置であって、
    前記塵芥が投入され、回転するドラムと、
    前記ドラムを含む風袋の重量を参照して、前記ドラム内の前記塵芥の重量を計測する計測部と
    を備え、
    前記計測部は、前記ドラムから前記塵芥が排出された後において、前記ドラムに前記塵芥が投入される前に、前記風袋の重量を計測する、塵芥貯留装置。
  2. 前記ドラムから前記塵芥が排出されたことを示すトリガー信号を出力するトリガー部をさらに備え、
    前記計測部は、前記トリガー信号に応答して、前記風袋の重量を計測する、請求項1に記載の塵芥貯留装置。
  3. 前記ドラムを駆動するための電源電圧を供給する電源部をさらに備え、
    前記トリガー部は、前記電源部のオンとオフとを切り替えるスイッチを含み、
    前記スイッチは、前記トリガー信号として、前記電源部をオフにすることを示す信号を出力する、請求項2に記載の塵芥貯留装置。
  4. 排出側蓋部をさらに備え、
    前記排出側蓋部は、前記塵芥を前記ドラムから排出するための排出口を塞ぐ閉位置と前記排出口を露出させる開位置との間を移動し、
    前記トリガー部は、前記排出側蓋部が前記開位置から前記閉位置に移動したことを検知するセンサーを含み、
    前記センサーは、前記トリガー信号として、前記排出側蓋部が前記開位置から前記閉位置に移動したことを示す信号を出力する、請求項2に記載の塵芥貯留装置。
  5. 前記計測部は、一定の周期で、前記風袋の重量を計測する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の塵芥貯留装置。
  6. 前記計測部は、前記風袋の重量が閾値を超えているときは、前記閾値を超える前記風袋の重量を計測した時間と異なる時間に計測された前記風袋の重量を参照して、前記塵芥の重量を計測する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の塵芥貯留装置。
  7. 塵芥貯留装置のドラムに貯留された塵芥の重量を計測する塵芥重量計測方法であって、
    風袋の重量を参照して、前記塵芥の重量を計測する工程と、
    前記ドラムから前記塵芥が排出された後において、前記ドラムに前記塵芥が投入される前に、前記風袋の重量を計測する工程と
    を含む、塵芥重量計測方法。
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