JP2017056851A - ハイブリッド車両 - Google Patents

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岳志 岸本
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Abstract

【課題】MG−ECUとHV−ECUとの通信異常が生じた場合にインバータを確実にゲート遮断状態にする。【解決手段】車両は、エンジンと、MG(モータジェネレータ)1と、MG2と、これらを機械的に連結する遊星歯車機構と、バッテリと、インバータと、第1直結線によってインバータに接続されるMG−ECUと、第2直結線によってインバータに接続されるとともに通信線によってMG−ECUに接続されるHV−ECUとを備える。MG−ECUは、HV−ECUとの通信異常が生じている場合、インバータをゲート遮断状態にするための制御信号を第1直結線を通じてインバータに出力する。HV−ECUは、MG−ECUとの通信異常が生じている場合、インバータをゲート遮断状態にするための制御信号を第2直結線を通じてインバータに出力する。【選択図】図7

Description

本発明は、エンジンと回転電機との少なくとも一方の動力を用いて走行可能なハイブリッド車両に関する。
特開2013−203116号公報(特許文献1)には、エンジンと、ロータに永久磁石を有する第1回転電機と、第2回転電機と、遊星歯車機構と、バッテリと、バッテリと第1回転電機と第2回転電機との間で電力変換を行なうインバータと、制御装置とを備えるハイブリッド車両が開示されている。遊星歯車機構は、第1回転電機に連結されたサンギヤと、第2回転電機に連結されたリングギヤと、エンジンに連結されたキャリアとを含む。
制御装置は、インバータによる第1回転電機および第2回転電機の電気的な駆動を正常に行なうことができない異常が生じている場合、インバータをゲート遮断状態にしつつエンジンを駆動して車両を退避走行させる「インバータレス走行制御」を実行する。インバータレス走行制御中においては、エンジンの回転力によって第1回転電機を力学的(機械的)に回転させることによって、第1回転電機に逆起電力を発生させる。この際、第1回転電機には、第1回転電機の回転を妨げる方向に作用する逆起トルク(制動トルク)が発生する。この逆起トルクが第1回転電機からサンギヤに作用することによって、リングギヤには、第1回転電機の逆起トルクの反力として、正方向(前進)に作用する駆動トルクが発生する。この駆動トルクによって退避走行が実現される。
特開2013−203116号公報
上述のように、インバータレス走行制御は、インバータをゲート遮断状態にしつつエンジンを駆動して車両を走行させる制御である。したがって、インバータレス走行制御を実行するには、インバータを確実にゲート遮断状態にする必要がある。
しかしながら、インバータを制御可能なMG−ECU(以下「第1制御装置」ともいう)と、エンジンを制御可能であって、かつインバータのゲート遮断指令を通信線を通じてMG−ECUに出力可能なHV−ECU(以下「第2制御装置」ともいう)とが別々に設けられるハイブリッド車両においては、第1制御装置と第2制御装置との間の通信線の異常が生じている場合、あるいは第1制御装置の異常が生じている場合、インバータをゲート遮断状態にすることができない場合が生じ得る。すなわち、第1制御装置と第2制御装置との間の通信線の異常が生じている場合には、ゲート遮断指令を第2制御装置から第1制御装置に正常に伝達することができない。また、第1制御装置の異常が生じている場合には、たとえ第2制御装置からのゲート遮断指令が第1制御装置に正常に伝達されたとしても、第1制御装置そのものに異常が生じているため、第1制御装置がゲート遮断指令に従ってインバータをゲート遮断状態にすることができないおそれがある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、第1制御装置と第2制御装置との間の通信線の異常が生じている場合であっても、第1制御装置の異常が生じている場合であっても、インバータを確実にゲート遮断状態にすることである。
この発明に係るハイブリッド車両は、エンジンと、ロータに永久磁石を有する第1回転電機と、駆動輪に接続された出力軸と、エンジン、第1回転電機および出力軸を機械的に連結する遊星歯車装置と、出力軸に接続された第2回転電機と、バッテリと、バッテリと第1回転電機と第2回転電機との間で電力変換可能なインバータと、インバータによる第1回転電機および第2回転電機の駆動を正常に行なうことができない場合にインバータレス走行制御を行なう制御装置とを備える。インバータレス走行制御は、インバータをゲート遮断状態にし、かつエンジンを駆動して第1回転電機に逆起電圧に起因する制動トルクを発生させ、制動トルクの反力として出力軸に作用するトルクでハイブリッド車両を走行させる制御である。制御装置は、インバータを制御可能な第1制御装置と、エンジンを制御可能であって、かつインバータのゲート遮断指令を通信線を通じて第1制御装置に出力可能な第2制御装置とを備える。ハイブリッド車両は、第1制御装置とインバータとを直接的に接続する第1接続線と、第2制御装置とインバータとを直接的に接続する第2接続線とをさらに備える。第1制御装置は、第2制御装置との通信に異常が生じている場合、インバータをゲート遮断状態にするための制御信号を第1接続線を通じてインバータに出力する。第2制御装置は、第1制御装置との通信に異常が生じている場合、インバータをゲート遮断状態にするための制御信号を第2接続線を通じてインバータに出力する。
上記の構成によれば、第1制御装置(MG−ECU)は、第2制御装置(HV−ECU)との通信に異常が生じている場合、インバータをゲート遮断状態にするための制御信号を第1接続線を通じてインバータに出力する。そのため、通信異常の発生要因が第1制御装置と第2制御装置との間の通信線の異常である場合(すなわち第2制御装置からのゲート遮断指令を第1制御装置に伝達できない場合)であっても、第1制御装置が直接的にインバータをゲート遮断状態にする。さらに、第2制御装置は、第1制御装置との通信に異常が生じている場合、ゲート遮断指令を通信線を通じて第1制御装置に出力するのではなく、インバータをゲート遮断状態にするための制御信号を第2接続線を通じて直接的にインバータに出力する。そのため、通信異常の発生要因が第1制御装置の異常である場合(すなわち第1制御装置がゲート遮断指令に従ってインバータをゲート遮断状態にすることができない場合)であっても、第2制御装置が直接的にインバータをゲート遮断状態にする。その結果、第1制御装置と第2制御装置との間の通信線に異常が生じている場合であっても、第1制御装置に異常が生じている場合であっても、インバータを確実にゲート遮断状態にすることができる。
車両の全体構成を概略的に示すブロック図である。 車両の電気システムおよびECUの構成を説明するための回路ブロック図である。 MG−ECUとHV−ECUとインバータとの接続関係を概略的に示す図である。 インバータレス走行中における電気システムの状態を概略的に示す図である。 インバータレス走行中における制御状態の一例を共線図上に示す図である。 ECUの処理手順を示すフローチャートである。 HV−MG通信異常の発生要因とインバータの状態との関係を示す図である。 HV−ECUの処理手順を示すフローチャートである。 MG−ECUの処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<車両の全体構成>
図1は、本実施の形態に係る車両1の全体構成を概略的に示すブロック図である。車両1は、エンジン100と、モータジェネレータ(第1回転電機)10と、モータジェネレータ(第2回転電機)20と、遊星歯車機構30と、駆動輪50と、駆動輪50に接続された出力軸60と、バッテリ150と、システムメインリレー(SMR:System Main Relay)160と、電力制御ユニット(PCU:Power Control Unit)200と、電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)300とを備える。
車両1は、エンジン100とモータジェネレータ20との少なくとも一方の動力を用いて走行するハイブリッド車両である。車両1は、後述する通常走行中において、エンジン100の動力を用いずにモータジェネレータ20の動力を用いる電気自動車走行(以下「EV走行」という)と、エンジン100およびモータジェネレータ20の双方の動力を用いるハイブリッド自動車走行(以下「HV走行」という)との間で走行態様を切り替えることができる。
エンジン100は、ガソリンエンジンまたはディーゼルエンジン等の内燃機関である。エンジン100は、ECU300からの制御信号に応じて車両1が走行するための動力を発生する。エンジン100により発生した動力は遊星歯車機構30に出力される。
エンジン100にはエンジン回転速度センサ410が設けられている。エンジン回転速度センサ410は、エンジン100の回転速度(エンジン回転速度)Neを検出し、その検出結果を示す信号をECU300に出力する。
モータジェネレータ10,20の各々は、三相交流永久磁石型同期モータである。モータジェネレータ10は、エンジン100を始動させる際にはバッテリ150の電力を用いてエンジン100のクランクシャフト110を回転させる。また、モータジェネレータ10は、エンジン100の動力を用いて発電することも可能である。モータジェネレータ10によって発電された交流電力は、PCU200により直流電力に変換されてバッテリ150に充電される。また、モータジェネレータ10によって発電された交流電力がモータジェネレータ20に供給される場合もある。
モータジェネレータ20のロータは、出力軸60に連結される。モータジェネレータ20は、バッテリ150およびモータジェネレータ10の少なくとも一方から供給される電力を用いて出力軸60を回転させる。また、モータジェネレータ20は、回生制動によって発電することも可能である。モータジェネレータ20によって発電された交流電力は、PCU200により直流電力に変換されてバッテリ150に充電される。
遊星歯車機構30は、エンジン100、モータジェネレータ10および出力軸60を機械的に連結し、エンジン100、モータジェネレータ10および出力軸60の間でトルクを伝達するように構成される。具体的には、遊星歯車機構30は、回転要素として、モータジェネレータ10のロータに連結されるサンギヤSと、出力軸60に連結されるリングギヤRと、エンジン100のクランクシャフト110に連結されるキャリアCAと、サンギヤSとリングギヤRとに噛合するピニオンギヤPとを含む。キャリアCAは、ピニオンギヤPが自転かつ公転できるようにピニオンギヤPを保持する。
バッテリ150は、再充電が可能に構成されたリチウムイオン二次電池である。なお、バッテリ150は、ニッケル水素二次電池などの他の二次電池であってもよい。
SMR160は、バッテリ150とPCU200との間の電力線に直列に接続されている。SMR160は、ECU300からの制御信号に応じて、バッテリ150とPCU200との導通状態および遮断状態を切り替える。
PCU200は、バッテリ150に蓄えられた直流電力を昇圧し、昇圧された電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータ10およびモータジェネレータ20に供給する。また、PCU200は、モータジェネレータ10およびモータジェネレータ20により発電された交流電力を直流電力に変換してバッテリ150に供給する。PCU200の構成については図2にて詳細に説明する。
ECU300は、いずれも図示しないが、CPU(Central Processing Unit)と、メモリと、入出力バッファ等とを含んで構成される。ECU300は、各センサおよび機器からの信号、ならびにメモリに格納されたマップおよびプログラムに基づいて、車両1が所望の走行状態となるように各種機器を制御する。なお、各種制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)により処理することも可能である。
<電気システムおよびECUの構成>
図2は、車両1の電気システムおよびECU300の構成を説明するための回路ブロック図である。車両1の電気システムは、バッテリ150と、PCU200と、モータジェネレータ10,20と、ECU300とを含む。PCU200は、コンデンサC1と、コンバータ210と、コンデンサC2と、インバータ221,222と、電圧センサ230とを含む。ECU300は、MG−ECU310と、エンジンECU320と、HV−ECU330とを含む。
バッテリ150には監視ユニット440が設けられている。監視ユニット440は、バッテリ150の電圧(バッテリ電圧)VB、バッテリ150を流れる電流(バッテリ電流)IB、バッテリ150の温度(バッテリ温度)TBをそれぞれ検出して、それらの検出結果を示す信号をHV−ECU330に出力する。
コンデンサC1は、バッテリ電圧VBを平滑化してコンバータ210に供給する。
コンバータ210は、上アーム(スイッチング素子Q1)および下アーム(スイッチング素子Q2)を有する。コンバータ210は、MG−ECU310からの制御信号に応じた上アームおよび下アームのスイッチング動作によって、バッテリ150から入力されるバッテリ電圧VBを昇圧して電力線PL,NLに出力する。また、コンバータ210は、MG−ECU310からの制御信号に応じた上アームおよび下アームのスイッチング動作によって、インバータ221およびインバータ222の一方または両方から供給される電力線PL,NLの直流電圧を降圧してバッテリ150に出力する。
コンバータ210は、リアクトルL1と、上述のスイッチング素子Q1(上アーム)およびスイッチング素子Q2(下アーム)と、ダイオードD1,D2とを含む。スイッチング素子Q1,Q2および後述するスイッチング素子Q3〜Q14の各々は、たとえばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。スイッチング素子Q1,Q2は、電力線PLと電力線NLとの間に互いに直列に接続されている。ダイオードD1,D2は、スイッチング素子Q1,Q2のコレクタ−エミッタ間に逆並列にそれぞれ接続されている。リアクトルL1の一方端は、バッテリ150の高電位側に接続されている。リアクトルL1の他方端は、上アームと下アームとの中間点(スイッチング素子Q1のエミッタとスイッチング素子Q2のコレクタとの接続点)に接続されている。
コンデンサC2は、電力線PLと電力線NLとの間に接続されている。コンデンサC2は、コンバータ210から供給された直流電圧を平滑化してインバータ221,222に供給する。
電圧センサ230は、コンデンサC2の両端の電圧、すなわちコンバータ210の出力電圧(以下「システム電圧」ともいう)VHを検出し、その検出結果を示す信号をMG−ECU310に出力する。
インバータ221は、システム電圧VHが供給されると、MG−ECU310からの制御信号に応じて、直流電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータ10を駆動する。これにより、モータジェネレータ10は、トルク指令値TR1により指定されたトルクを発生するように駆動される。
インバータ221は、U相アーム1Uと、V相アーム1Vと、W相アーム1Wとを含む。各相アームは、電力線PLと電力線NLとの間に互いに並列に接続されている。U相アーム1Uは、互いに直列に接続されたスイッチング素子Q3,Q4を有する。V相アーム1Vは、互いに直列に接続されたスイッチング素子Q5,Q6を有する。W相アーム1Wは、互いに直列に接続されたスイッチング素子Q7,Q8を有する。各スイッチング素子Q3〜Q8のコレクタ−エミッタ間には、ダイオードD3〜D8が逆並列にそれぞれ接続されている。
インバータ222は、各相アーム2U〜2Wと、スイッチング素子Q9〜Q14と、ダイオードD9〜D14とを含む。なお、インバータ222の構成は、基本的にはインバータ221の構成と同等であるため、説明は繰り返さない。
モータジェネレータ10には、レゾルバ421、電流センサ241および温度センサ251が設けられる。モータジェネレータ20には、レゾルバ422、電流センサ242および温度センサ252が設けられる。レゾルバ421は、モータジェネレータ10の回転速度(MG1回転速度Nm1)を検出する。レゾルバ422は、モータジェネレータ20の回転速度(MG2回転速度Nm2)を検出する。電流センサ241は、モータジェネレータ10を流れる電流(モータ電流MCRT1)を検出する。電流センサ242は、モータジェネレータ20を流れる電流(モータ電流MCRT2)を検出する。温度センサ251は、モータジェネレータ10の温度(モータ温度TH1)を検出する。温度センサ252は、モータジェネレータ20の温度(モータ温度TH2)を検出する。これらのセンサは、検出結果を示す信号をMG−ECU310にそれぞれ出力する。
ECU300は、上述のように、MG−ECU310と、エンジンECU320と、HV−ECU330とを含む。
MG−ECU310は、レゾルバ421,422、電流センサ241,242および温度センサ251,252の出力等に基づいてモータジェネレータ10,20の状態(回転速度、通電電流、温度等)を監視するとともに、HV−ECU330からの指令信号に基づいてコンバータ210およびインバータ221,222を制御することによってモータジェネレータ10,20の出力(通電量)を制御する。
具体的には、MG−ECU310は、コンバータ210の出力電圧の目標値(以下「目標システム電圧」という)VHtagをHV−ECU330から受けた場合、システム電圧VHが目標システム電圧VHtagに追従するようにコンバータ210のスイッチング素子Q1,Q2の各々をスイッチング動作させるためのPWM(Pulse Width Modulation)方式の制御信号PWMCを生成してコンバータ210に出力する。一方、MG−ECU310は、HV−ECU330からコンバータ210のゲート遮断指令を受けた場合には、スイッチング素子Q1,Q2の各々をゲート遮断するための制御信号(ゲート遮断信号)SDNCを生成してコンバータ210に出力する。
また、MG−ECU310は、HV−ECU330から受けた運転指令に従ってモータジェネレータ10,20が動作するようにインバータ221,222を制御する。MG−ECU310は、HV−ECU330からモータジェネレータ10の運転許可指令を受けた場合には、システム電圧VH、モータ電流MCRT1およびトルク指令値TR1に基づいて、スイッチング素子Q3〜Q8の各々をスイッチング動作させるためのPWM方式の制御信号PWM1を生成してインバータ221に出力する。同様に、MG−ECU310は、HV−ECU330からモータジェネレータ20の運転許可指令を受けた場合には、PWM方式の制御信号PWM2を生成してインバータ222に出力する。
一方、MG−ECU310は、HV−ECU330からインバータ221,222のゲート遮断指令SDNcomを受けた場合には、スイッチング素子Q3〜Q8の各々をゲート遮断するための制御信号(ゲート遮断信号)SDN1を生成してインバータ221に出力するとともに、スイッチング素子Q9〜Q14の各々をゲート遮断するための制御信号(ゲート遮断信号)SDN2を生成してインバータ222に出力する。
図3は、MG−ECU310とHV−ECU330とインバータ221,222との接続関係を概略的に示す図である。
MG−ECU310は、直結線311(第1接続線)によってインバータ221,222に直接的に接続される。具体的には、MG−ECU310は、直結線311(1)によってインバータ221に直結され、直結線311(2)によってインバータ222に直結される。
HV−ECU330は、通信線331によってMG−ECU310に接続される。具体的には、通信線331の一方の端部はHV−ECU330に接続され、通信線331の他方の端部はコネクタ333に接続される。このコネクタ333がMG−ECU310側のコネクタ312に結合(挿入)されることによって、HV−ECU330とMG−ECU310とが通信線331によって接続される。
さらに、本実施の形態においては、HV−ECU330とインバータ221,222とが直結線332(第2接続線)によって直接的に接続される。本実施の形態においては、直結線332は、直結線332(1)〜332(4)を含む。直結線332(1)の一方の端部はHV−ECU330に接続され、直結線332(1)の他方の端部にはコネクタ333が設けられる。このコネクタ333がMG−ECU310側のコネクタ312に結合(挿入)されることによって、直結線332(1)がMG−ECU310の内部に設けられた直結線332(2)に接続される。直結線332(2)は、MG−ECU310の内部で直結線332(3)と直結線332(4)とに分岐される。直結線332(3)の一方の端部は、MG−ECU310の内部で直結線332(2)に接続され、直結線332(3)の他方の端部はインバータ221に接続される。直結線332(4)の一方の端部は、MG−ECU310の内部で直結線332(2)に接続され、直結線332(4)の他方の端部はインバータ222に接続される。
なお、図3に示される構成では直結線332の一部がMG−ECU310の内部に設けられているが、直結線332はHV−ECU330とインバータ221,222とを直接的に接続するものであればよく、必ずしも図3に示される構成に限定されない。たとえば、HV−ECU330とインバータ221とを接続する直結線と、HV−ECU330とインバータ222とを接続する直結線とを別々に設け、これら2本の直結線がMG−ECU310の内部を通らないように配設されるようにしてもよい。
HV−ECU330は、インバータ221,222のゲート遮断指令SDNcomを通信線331を通じてMG−ECU310に出力することができる。MG−ECU310は、HV−ECU330からゲート遮断指令SDNcomを受信すると、ゲート遮断指令SDNcomに従ってゲート遮断信号SDN1,SDN2を生成し、インバータ221,222にそれぞれ出力する。これにより、インバータ221,222はそれぞれゲート遮断状態となる。
また、HV−ECU330は、インバータ221,222を直接的にゲート遮断するための制御信号(ゲート遮断信号)SDN(HV)を生成し、生成したゲート遮断信号SDN(HV)を直結線332を通じてインバータ221,222に直接的に出力することも可能である。これにより、インバータ221,222はそれぞれゲート遮断状態となる。
図2に戻って、エンジンECU320は、エンジン回転速度センサ410の出力等に基づいてエンジン100の状態を監視するとともに、HV−ECU330からの指令信号に基づいてエンジン100の出力を制御する。具体的には、エンジンECU320は、エンジン回転速度センサ410からエンジン回転速度Neを受けて、その値をHV−ECU330に出力する。また、エンジンECU320は、HV−ECU330によって決定されたエンジン要求パワーPe*に基づいて定められた動作点(目標エンジン回転速度Netagおよび目標エンジントルクTetag)でエンジン100が駆動されるように、エンジン100の燃料噴射、点火時期、バルブタイミング等を制御する。
HV−ECU330は、MG−ECU310との通信を行なってモータジェネレータ10,20を制御するとともに、エンジンECU320との通信を行なって100を制御することによって、車両1全体を統括的に制御する。
具体的には、HV−ECU330は、モータジェネレータ10,20の運転指令を生成し、MG−ECU310に出力する。モータジェネレータ10,20の運転指令には、モータジェネレータ10,20各々の運転許可指令および運転禁止指令(インバータ221,222へのゲート遮断指令)、モータジェネレータ10のトルク指令値TR1、モータジェネレータ20のトルク指令値TR2、ならびに、MG1回転速度Nm1およびMG2回転速度Nm2の指令値等が含まれる。
また、HV−ECU330は、目標システム電圧VHtagを設定し、その値を示す信号をMG−ECU310に出力する。また、HV−ECU330は、エンジン要求パワーPe*を決定し、その値を示す信号をエンジンECU320に出力する。
なお、図2に示す例ではエンジンECU320がHV−ECU330から分割されているが、エンジンECU320の機能をHV−ECU330に統合してもよい。
以下では、MG−ECU310、エンジンECU320およびHV−ECU330を区別して説明する必要がない場合、これらの3つのECUを区別することなくECU300として説明する場合がある。
<通常走行およびインバータレス走行>
ECU300は、通常モードと退避モードとのどちらかの制御モードで車両1を走行させることができる。
通常モードは、上述のEV走行とHV走行とを必要に応じて切り替えながら車両1を走行させるモードである。言い換えれば、通常モードは、インバータ221,222によるモータジェネレータ10,20の電気的な駆動が許容されるモードである。以下では、通常モードによる走行を「通常走行」と記載する。
退避モードは、インバータ221,222によるモータジェネレータ10,20の電気的な駆動を正常に行なうことができないような異常(以下「インバータ異常」ともいう)が生じている場合に、インバータ221,222をゲート遮断状態としつつ、エンジン100を駆動して車両1を退避走行させるモードである。言い換えれば、退避モードは、インバータ221,222によるモータジェネレータ10,20の電気的な駆動が許容されないモードである。インバータ異常には、レゾルバ421,422、電流センサ241,242等のセンサ類の故障、およびMG−ECU310とHV−ECU330との通信異常(以下「HV−MG通信異常」ともいう)などが含まれる。以下では、この退避モードによる走行を「インバータレス走行」と記載し、インバータレス走行を行なうための制御を「インバータレス走行制御」と記載する。
図4は、インバータレス走行中における電気システムの状態を概略的に示す図である。インバータレス走行中においては、インバータ221に含まれるすべてのスイッチング素子Q3〜Q8がゲート遮断状態(非導通状態)とされる。そのため、インバータ221に含まれるダイオードD3〜D8によって三相全波整流回路が構成される。図4には示していないが、インバータ222に含まれるすべてのスイッチング素子Q9〜Q14(図2参照)もゲート遮断状態(非導通状態)とされる。そのため、インバータ222に含まれるダイオードD9〜D14によって三相全波整流回路が構成される。一方、コンバータ210では、スイッチング素子Q1,Q2のスイッチング動作が継続される。
また、インバータレス走行中においては、エンジン100が駆動され、エンジン100からエンジントルクTeが出力される。このエンジントルクTeによってモータジェネレータ10が力学的(機械的)に回転させられる。モータジェネレータ10は同期モータであるので、モータジェネレータ10のロータには永久磁石12が設けられている。このため、エンジントルクTeによってモータジェネレータ10のロータに設けられた永久磁石12が回転させられることによって、モータジェネレータ10には逆起電圧Vcが生じる。この逆起電圧Vcがシステム電圧VHを超えると、モータジェネレータ10からバッテリ150に向かって電流が流れる。この際、モータジェネレータ10には、モータジェネレータ10の回転を妨げる方向に作用する逆起トルクTc(制動トルク)が発生する。
図5は、インバータレス走行中におけるエンジン100およびモータジェネレータ10,20の制御状態の一例を遊星歯車機構30の共線図上に示す図である。遊星歯車機構30が図1にて説明したように構成されることによって、サンギヤSの回転速度(=MG1回転速度Nm1)と、キャリアCAの回転速度(=エンジン回転速度Ne)と、リングギヤRの回転速度(=MG2回転速度Nm2)とは、共線図上において直線で結ばれる関係(いずれか2つの回転速度が決まれば残り1つの回転速度も決まる関係、以下「共線図の関係」ともいう)を有する。
インバータレス走行中には、エンジン100からエンジントルクTeが出力される。エンジントルクTeによってモータジェネレータ10が力学的に回転させられると、モータジェネレータ10は逆起電圧Vcを発生する。逆起電圧Vcがシステム電圧VHを超えると、モータジェネレータ10は、モータジェネレータ10の回転を妨げる方向(負方向)に作用する逆起トルクTcを発生する。
逆起トルクTcがモータジェネレータ10からサンギヤSに作用することによって、リングギヤRには、逆起トルクTcの反力として、正方向(前進方向)に作用する駆動トルクTepが発生する。この駆動トルクTepによって車両1が退避走行される。
なお、駆動トルクTepによってモータジェネレータ20が回転させられるためモータジェネレータ20にも逆起電圧が生じるが、図5に示す例では、モータジェネレータ20の逆起電圧がシステム電圧VHを超えない回転速度までMG2回転速度Nm2が低下しているため、モータジェネレータ20には逆起トルクは生じていない。
図6は、ECU300がインバータレス走行制御を行なう際の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは所定周期で繰り返し実行される。
ステップ(以下、ステップを「S」と略す)10にて、ECU300は、上述したインバータ異常が生じているか否かを判定する。インバータ異常が生じていない場合(S10にてNO)、ECU300は、S20にて、制御モードを通常モードに設定して通常走行を行なう。
インバータ異常が生じている場合(S10にてYES)、ECU300は、S30〜S50にて、制御モードを退避モードに設定してインバータレス走行を行なう。
具体的には、ECU300は、S30にてインバータ221,222をゲート遮断状態にする。その後、ECU300は、S40にて、システム電圧VHが目標システム電圧VHtagとなるようにコンバータ210を作動する。本実施の形態において、目標システム電圧VHtagは、たとえば予め定められた固定値とすることができる。
その後、ECU300は、S50にて、エンジン100を駆動する。すなわち、ECU300は、エンジン100を駆動してモータジェネレータ10を機械的に回転させることによって、モータジェネレータ10の逆起電圧Vcがシステム電圧VHを超えるようにしてモータジェネレータ10から逆起トルクTcを発生させる。これにより、逆起トルクTcの反力として出力軸60に作用する駆動トルクTepによって車両1が退避走行される。
<HV−MG通信異常時のインバータのゲート遮断>
上述のように、インバータレス走行制御は、インバータ221,222をゲート遮断状態にしつつエンジン100を駆動して車両1を走行させる制御である。したがって、インバータレス走行制御を実行するには、インバータ221,222を確実にゲート遮断状態にする必要がある。
しかしながら、車両1においては、ゲート遮断指令SDNcomに従ってインバータ221,222をゲート遮断状態に制御するMG−ECU310(第1制御装置)と、ゲート遮断指令SDNcomを通信線331を通じてMG−ECU310に出力するHV−ECU330(第2制御装置)とが別々に設けられる。そのため、MG−ECU310とHV−ECU330との間の通信線331の異常(以下「HV−MG通信線異常」ともいう)が生じている場合、あるいはMG−ECU310の異常(以下「MG異常」ともいう)が生じている場合、インバータ221,222をゲート遮断状態にすることができない場合が生じ得る。すなわち、HV−MG通信線異常が生じている場合には、HV−ECU330からのゲート遮断指令SDNcomがMG−ECU310に正常に伝達されない。また、MG異常が生じている場合には、たとえHV−ECU330からのゲート遮断指令SDNcomがMG−ECU310に正常に伝達されたとしても、MG−ECU310がゲート遮断信号SDN1,SDN2の生成および出力を正常に行なうことができないおそれがある。
そこで、本実施の形態においては、MG−ECU310とHV−ECU330との通信の異常(以下「HV−MG通信異常」ともいう)が生じた場合、MG−ECU310からのゲート遮断信号SDN1,SDN2と、HV−ECU330からのゲート遮断信号SDN(HV)とを、インバータ221,222に直接的に出力する。すなわち、MG−ECU310は、HV−ECU330との通信に異常が生じている場合、HV−ECU330からゲート遮断指令SDNcomを受信したか否かに関わらず、ゲート遮断信号SDN1,SDN2をインバータ221,222に出力する。HV−ECU330は、MG−ECU310との通信に異常が生じている場合、通信線331を通じてゲート遮断指令SDNcomをMG−ECU310に出力するのではなく、直結線332(直結線332(1)〜332(4))を通じてゲート遮断信号SDN(HV)をインバータ221,222に直接的に出力する。これにより、HV−MG通信線異常が生じている場合であっても、MG異常が生じている場合であっても、インバータ221,222を確実にゲート遮断状態にすることができる。
図7は、HV−MG通信異常の発生要因とインバータ221,222の状態との関係を示す図である。
HV−MG通信異常の発生要因がMG異常である場合、たとえばMG−ECU310内のCPU故障などによってMG−ECU310がゲート遮断信号SDN1,SDN2の生成および出力を正常に行なうことができず、インバータ221,222がゲート遮断状態とならない可能性がある。しかしながら、本実施の形態においては、HV−MG通信異常が生じた場合には、MG−ECU310からのゲート遮断信号SDN1,SDN2だけでなく、HV−ECU330からのゲート遮断信号SDN(HV)が直結線332を通じてインバータ221,222に直接的に出力される。これにより、MG異常が生じていることによって、MG−ECU310からのゲート遮断信号SDN1,SDN2が正常に機能しない場合であっても、HV−ECU330からのゲート遮断信号SDN(HV)によってインバータ221,222をゲート遮断状態にすることができる。
一方、HV−MG通信異常の発生要因がHV−MG通信線異常(通信線331の異常)である場合、通信線331とコネクタ333を共用している直結線332(1)にも異常が生じている可能性があり、HV−ECU330からのゲート遮断信号SDN(HV)が正常にインバータ221,222に出力されず、インバータ221,222がゲート遮断状態とならない可能性がある。しかしながら、本実施の形態においては、HV−MG通信異常が生じた場合には、HV−ECU330からのゲート遮断信号SDN(HV)だけでなく、MG−ECU310からのゲート遮断信号SDN1,SDN2がインバータ221,222にそれぞれ出力される。これにより、HV−MG通信線異常が生じている場合であっても、MG−ECU310が直接的にインバータ221,222をゲート遮断状態にすることができる。
図8は、インバータレス走行制御中におけるインバータ221,222のゲート遮断処理(上述の図6のS30の処理)をHV−ECU330が行なう手順を示すフローチャートである。
S31にて、HV−ECU330は、HV−MG通信異常が生じているか否かを判定する。HV−MG通信異常が生じていない場合(S31にてNO)、HV−ECU330は、S32にて、通信線331を通じてMG−ECU310にゲート遮断指令SDNcomを出力する。
一方、HV−MG通信異常が生じている場合(S31にてYES)、HV−ECU330は、S33にて、直結線332を通じてゲート遮断信号SDN(HV)をインバータ221,222に直接的に出力する。これにより、HV−MG通信異常の発生要因がMG異常である場合であっても、HV−ECU330からのゲート遮断信号SDN(HV)によってインバータ221,222をゲート遮断状態にすることができる。
図9は、インバータレス走行制御中におけるインバータ221,222のゲート遮断処理(上述の図6のS30の処理)をMG−ECU310が行なう手順を示すフローチャートである。
S35にて、MG−ECU310は、HV−MG通信異常が生じているか否かを判定する。HV−MG通信異常が生じていない場合(S35にてNO)、MG−ECU310は、S36にて、HV−ECU330からのゲート遮断指令SDNcomを受信したか否かを判定する。ゲート遮断指令SDNcomを受信していない場合(S36にてNO)、MG−ECU310は処理を終了する。一方、ゲート遮断指令SDNcomを受信した場合(S36にてYES)、MG−ECU310は、S37にて、直結線311(1),311(2)を通じてインバータ221,222にゲート遮断信号SDN1,SDN2をそれぞれ出力する。
さらに、HV−MG通信異常が生じている場合(S35にてYES)、MG−ECU310は、HV−ECU330からのゲート遮断指令SDNcomを受信したか否かに関わらず、処理をS37に移し、直結線311(1),311(2)を通じてインバータ221,222にゲート遮断信号SDN1,SDN2をそれぞれ出力する。これにより、HV−MG通信異常の発生要因がHV−MG通信線異常である場合であっても、MG−ECU310が直接的にインバータ221,222をゲート遮断状態にすることができる。
以上のように、本実施の形態においては、HV−MG通信異常が生じた場合、MG−ECU310がゲート遮断信号SDN1,SDN2をインバータ221,222に直接的に出力するとともに、HV−ECU330がゲート遮断信号SDN(HV)をインバータ221,222に直接的に出力する。そのため、HV−MG通信異常の発生要因がHV−MG通信線異常であり、HV−ECU330からのゲート遮断指令SDNcomがMG−ECU310に伝達されない場合であっても、MG−ECU310が直接的にインバータ221,222をゲート遮断状態にする。さらに、HV−MG通信異常の発生要因がMG異常であり、MG−ECU310がゲート遮断指令SDNcomに従ってインバータ221,222をゲート遮断状態にすることができない場合であっても、HV−ECU330が直接的にインバータ221,222をゲート遮断状態にする。その結果、HV−MG通信線異常が生じている場合であっても、MG異常が生じている場合であっても、インバータ221,222を確実にゲート遮断状態にすることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両、10,20 モータジェネレータ、12 永久磁石、30 遊星歯車機構、50 駆動輪、60 出力軸、100 エンジン、110 クランクシャフト、150 バッテリ、200 PCU、210 コンバータ、221,222 インバータ、230 電圧センサ、241,242 電流センサ、251,252 温度センサ、300 ECU、310 MG−ECU、320 エンジンECU、330 HV−ECU、311,332 直結線、312,333 コネクタ、331 通信線、410 エンジン回転速度センサ、421,422 レゾルバ、440 監視ユニット。

Claims (1)

  1. ハイブリッド車両であって、
    エンジンと、
    ロータに永久磁石を有する第1回転電機と、
    駆動輪に接続された出力軸と、
    前記エンジン、前記第1回転電機および前記出力軸を機械的に連結する遊星歯車装置と、
    前記出力軸に接続された第2回転電機と、
    バッテリと、
    前記バッテリと前記第1回転電機と前記第2回転電機との間で電力変換可能なインバータと、
    前記インバータによる前記第1回転電機および前記第2回転電機の駆動を正常に行なうことができない場合にインバータレス走行制御を行なう制御装置とを備え、
    前記インバータレス走行制御は、前記インバータをゲート遮断状態にし、かつ前記エンジンを駆動して前記第1回転電機に逆起電圧に起因する制動トルクを発生させ、前記制動トルクの反力として前記出力軸に作用するトルクで前記ハイブリッド車両を走行させる制御であり、
    前記制御装置は、
    前記インバータを制御可能な第1制御装置と、
    前記エンジンを制御可能であって、かつ前記インバータのゲート遮断指令を通信線を通じて前記第1制御装置に出力可能な第2制御装置とを備え、
    前記ハイブリッド車両は、
    前記第1制御装置と前記インバータとを直接的に接続する第1接続線と、
    前記第2制御装置と前記インバータとを直接的に接続する第2接続線とをさらに備え、
    前記第1制御装置は、前記第2制御装置との通信に異常が生じている場合、前記インバータをゲート遮断状態にするための制御信号を前記第1接続線を通じて前記インバータに出力し、
    前記第2制御装置は、前記第1制御装置との通信に異常が生じている場合、前記インバータをゲート遮断状態にするための制御信号を前記第2接続線を通じて前記インバータに出力する、ハイブリッド車両。
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