JP2017056842A - 車両用座席固定構造 - Google Patents

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柏林 丁
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Abstract

【課題】シートレール構造及びシートレールの組立作業の簡素化及び低コスト化を図り、これによって、車両の重量低減及び剛性向上を可能にする。
【解決手段】車両用座席固定構造を構成するシートレール12は、ほぼC型チャンネル構造のレール溝14を形成し、開口16aの上下両側につば部16b及び16cが形成されるレール溝形成部16と、第1結合部18a及び18bと、湾曲部20a及び20bと、中間壁部22a及び22bと、中空部28a及び28bを閉空間とする重合部24a及び24bと、レール溝形成部16の閉壁部16dと面一となる第2結合部26a及び26bが形成される。中間壁部22a及び22bと第1結合部18a及び18bとの間の空間s1及びs2は、車両装備品を挟持するために用いられる。
【選択図】図3

Description

本開示は、車両の側面壁に固定されて座席を支持するために設けられる車両用座席固定構造に関する。
車室内に設けられる座席は、車両の前後方向に延設され車両の側面壁(サイドボデー)に固定されたシートレールに座席の側部を固定することによって設置されている。
このような車両用座席固定構造として、例えば、特許文献1には、断面角型C字状の溝を有するシートレールが車両の側面壁にスポット溶接され、該C字状の溝に座席のシートフレームが挿入固定された車両用座席固定構造が開示されている。
実開昭62−198185号の明細書及び図面
この種の車両用座席固定構造100は、典型的には、図5に示すように、シートレール106と補強板108とを組み合わせて構成され、シートレール106は補強板108の上部及び下部に溶接にて結合され(溶接部w)、溶接ひずみ調整が必要である。
また、補強板108をサイドボデーを構成する柱部材104に溶接にて固定すると共に、シートレールの下方に、例えば空調用などのダクトをサイドボデーに取り付けるためのダクト取付け用プレート110を溶接にて固定している。
このような車両用座席固定構造は、シートレール106、補強板108及びダクト取付け用プレート110で構成され、部品点数が多い。そのため、構造の簡素化及び低コスト化が求められている。
また、シートレール106と補強板108との溶接に加えて、サイドボデーにシートレール及びダクト取付用プレートを夫々別々に溶接して固定しているため、組立作業工数が増加し高コストとなっている。
本発明の少なくとも一実施形態は上述の問題点に鑑みなされたものであり、車両用座席の車室側壁への固定構造を簡易且つ低コストで実現することにより、車両の重量低減及び剛性向上が可能な車両用座席固定構造を提供することを目的とする。
本発明の少なくとも一実施形態に係る車両用座席固定構造は、
車両の座席を、前記車両の前後方向に延び、交差する前記車両の柱部材に対して固定することにより支持する車両用座席固定構造であって、
断面が略C型チャンネル形状を有するレール溝と、
前記レール溝のつば部に折り重なり側方に延びる第1結合部と、
前記第1結合部と連続する湾曲部と、
前記湾曲部から前記レール溝の側部方向に延びる中間壁部と、
前記中間壁部から屈曲し前記レール溝の側部と重なる重合部と、
前記重合部から屈曲し前記レール溝の底壁部と面一となる第2結合部と、
前記第1結合部と前記湾曲部と前記中間壁部とで囲われた中空部とを有し、
前記中間壁部と前記第2結合部との間に車両装備品を挟持するとともに、前記第2結合部が前記車両装備品又は他の車両装備品の固定部を兼ねる。
上記構成によれば、従来のように、シートレール本体、補強板及びダクト取付け用プレートに分離させず、1個の部材に一体化した構成としたため、夫々の部品の単品レベルの溶接作業及び溶接ひずみ調整が不要になり、構成及び組立作業の簡素化及び低コスト化を達成できる。
また、座席を固定する場合に、座席側の結合部に結合される上記つば部などの結合部の接触面の面積を拡大したため、従来型と比べ、さらに滑りにくくなり、シートベルトアンカレッジ性能を向上できる。
また、上記第1結合部と上記湾曲部と上記中間壁部とで囲われた閉断面の中空部を備えることで、剛性を増大でき、これによって、溶接ひずみを抑制できる。そのため、溶接ひずみ調整が不要になり、組立作業工数を低減でき低コスト化できる。
また、上記中空部を備え剛性を増大できることで、乗り心地性能を向上できる。
また、車両のサイドボデーに衝突された時又は車両転倒時に、衝突エネルギを上記中空部で吸収できるので、乗員の被害を軽減できる。
また、内装トリム及びダクトの寸法を考慮し、上記中間壁部と上記第2結合部との間に形成される複数の間隔を夫々異なる大きさに設定することで、周辺の複数の内装部品の取付け作業を軽減できかつ見栄えを改善できる。
さらに、上記レール溝の底壁部と上記第2結合部とを面一とすることで、サイドボデーに対して溶接ビードの長さを拡大でき、これによって、サイドボデーに対する取付け強度を増大できる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、車両用座席固定構造及びその組立作業の簡素化及び低コスト化が可能になり、これによって、車両の重量低減及び剛性向上が可能になると共に、乗員の安全性を向上できる。また、部品点数を減らしたことで、周辺内装の見栄えを改善できる。
車体に対するシートレールの配置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車両用座席固定構造の正面図である。 前記車両用座席固定構造に用いられるシートレールの横断面図である。 (A)及び(B)は、夫々シートレールとサイドボデーとの結合部を示す側面図である。 従来の車両用座席固定構造を示す横断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、これらの実施形態に記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状及びその相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は、車両101の側面を形成するサイドボデー102を示す。サイドボデー102を構成する柱部材104は垂直方向に設けられる垂直柱104aや、垂直方向に対して傾斜して設けられる傾斜柱104bで構成されている。シートレール12は車両の前後方向へ延設され、柱部材104の内面に溶接などによって取り付けられる。
図2は、本発明の一実施形態に係る車両用座席固定構造10を示し、図3は車両用座席固定構造10を構成する主要部材であるシートレール12を示す。
図2において、車両用座席固定構造10を構成するシートレール12は、車両の前後方向に延設されることにより、車両のサイドボデーを構成する柱部材104に溶接によって固定される。他方、座席本体50と一体に形成されたシート結合部52は、シートレール12と対面する位置に配置され、マウンティングボルト54及びナット56によってシートレール12に固定される。車内に配置された複数の座席は、このように夫々シートレール12に支持される。
図3において、シートレール12は、横断面の中央部に車両前後方向に延設され断面が略C型チャンネル構造のレール溝14を形成するレール溝形成部16を有している。
レール溝14の開口16aの上下両側には、つば部16b及び16cが形成されており、該つば部16b及び16cには夫々折り重なり側方に延びる第1結合部18a及び18bが形成されている。さらに、第1結合部18a及び18bと夫々連続する湾曲部20a及び20bと、湾曲部20a及び20bから夫々レール溝14の側部方向に延び、後述する中空部28a及び28bを閉空間とする中間壁部22a及び22bが形成されている。
さらに、中間壁部22a及び22bから屈曲しレール溝形成部16の側部と重なる重合部24a及び24bが形成される。さらに、重合部24a及び24bから屈曲しレール溝形成部16の底壁部16dと面一となる第2結合部26a及び26bが形成される。
こうして、第1結合部18a及び18bと、湾曲部20a及び20bと、中間壁部22a及び22bとで夫々囲われた中空部28a及び28bが形成される。
中間壁部22a及び22bと第2結合部26a及び26bとの間に夫々形成された空間s1及びs2は、車両装備品を挟持するために用いられる。また、第2結合部26a及び26bは、他の車両装備品の固定部を兼ねるために用いられる。
例えば、中間壁部22bと第2結合部26bとの間に形成された空間s2には、ダクト類、例えば空調用ダクトと一体に形成されたダクト固定部などが挿入され、該ダクト固定部は第2結合部26bに固定される。
他方、中間壁部22aと第2結合部26aとの間に形成された空間s1には、別な内装部材を固定するために用いられる。そのため、空間s1と空間s2との大きさを別々に設定できる。
図4の(A)及び(B)は、垂直柱104aや傾斜柱104bに溶接されたシートレール12を拡大して示したものである。
シートレール12は、第2結合部26a及び26bの背面及びレール溝形成部16の底壁部16dの背面が垂直柱104a又は傾斜柱104bの両側辺と隅肉溶接される。溶接部wは上記部材の上下方向の長さが大きいほど広く取ることができる。
本実施形態によれば、従来のように、シートレール、補強板及びダクト取付け用プレートに分離させず、シートレール12のみからなるため、夫々の部品の単品レベルの溶接作業及び溶接ひずみ調整が不要になり、構成及び組立作業の簡素化及び低コスト化を達成できる。
また、シートレール12に座席本体50を固定する場合に、座席側のシート結合部52に結合される第1結合部18a及び第2結合部18bのシートレール12の結合部に対する接触面の面積を拡大したため、従来型と比べ、シートレール12に対して座席本体50がさらに滑りにくくなり、シートベルトアンカレッジ性能を向上できる。
また、閉断面の中空部28a及び28bを備えることで、シートレール12の剛性を増大でき、これによって、溶接ひずみを抑制できる。そのため、溶接ひずみ調整が不要になり、組立作業工数を低減でき低コスト化できる。
また、上記中空部28a及び28bを備え剛性を増大できることで、乗り心地性能を向上できる。
また、他の車両が車両101のサイドボデー102に衝突した時又は車両転倒時に、衝突エネルギを上記中空部28a及び28bで吸収できる。
また図3に示されるように、内装トリム及びダクトの寸法を考慮し、中間壁部22a及び22bと第2結合部26a及び26bとの間に夫々形成される複数の空間s1及びs2が夫々異なる大きさに設定されていてもよい。これにより、周辺の複数の内装部品の取付け作業を軽減できかつ見栄えを改善できる。
さらに、レール溝14の底壁部16dと第2結合部26a及び26bとを面一とすることで、柱部材104(104a、104b)に対して溶接ビードの長さを大きく確保でき、これによって、サイドボデー102に対するシートレール12の取付け強度を増大できる。
さらに、車両用座席固定構造10の部品点数を減らしたことで、周辺内装の見栄えを改善できる。
10,100 車両用座席固定構造
12,106 シートレール
14 レール溝
16 レール溝形成部
16a 開口
16b、16c つば部
16d 底壁部
18a、18b 第1結合部
20a、20b 湾曲部
22a、22b 中間壁部
24a、24b 重合部
26a、26b 第2結合部
28a、28b 中空部
50 座席本体
52 シート結合部
54 マウンティングボルト
56 ナット
101 車両
102 サイドボデー
104 柱部材
104a 垂直柱
104b 傾斜柱
108 補強板
110 ダクト取付け用プレート
s1、s2 空間
w 溶接部

Claims (1)

  1. 車両の座席を前記車両の前後方向に延び、交差する前記車両の柱部材に対して固定することにより支持する車両用座席固定構造であって、
    断面が略C型チャンネル形状を有するレール溝と、
    前記レール溝のつば部に折り重なり側方に延びる第1結合部と、
    前記第1結合部と連続する湾曲部と、
    前記湾曲部から前記レール溝の側部方向に延びる中間壁部と、
    前記中間壁部から屈曲し前記レール溝の側部と重なる重合部と、
    前記重合部から屈曲し前記レール溝の背面部と面一となる第2結合部と、
    前記第1結合部と前記湾曲部と前記中間壁部とで囲われた中空部と
    を備え、
    前記中間壁部と前記第2結合部との間に車両装備品を挟持するとともに、前記第2結合部が前記車両装備品又は他の車両装備品の固定部を兼ねることを特徴とする車両用座席固定構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102443869B1 (ko) * 2022-06-30 2022-09-16 주식회사 에이지오토모빌 차량 좌석용 고정장치

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