JP2017054796A - スタンド型照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用時にLEDの出射光の眩しさを抑制しつつ被照射対象の照度の低下を抑制することができるスタンド型照明装置を提供する。
【解決手段】スタンド型照明装置は被照射対象を照射する。スタンド型照明装置は、1個又は複数個のLED921から構成される光源部(92)と、光源部(92)から入射した光を被照射対象に向けて出射する第1光学部93と、第1光学部93から使用者の目の存在予測領域K側に向けて出射された光が目の存在予測領域Kへ届くのを抑制する第2光学部94とを有する。
【選択図】図8

Description

本発明は電気スタンド等のスタンド型照明装置に関する。
近年、机上や宮付ベッドの宮等に配置して又は取り付けて使用するスタンド型照明装置(例えば、電気スタンド)の光源に省電力化に優れたLEDが利用されている。
このような電気スタンドとして、光源用のLEDを備えた灯体と、LEDの上方に設けられた光反射手段とを有し、LEDの光軸が水平よりも上向きに規定されていると共に光反射手段と交差させ、LEDの放射側には透光性を有するLEDカバーが設けられ、このLEDカバーに、LEDから被照射面(被照射対象)に直接向かう光が通過する範囲に拡散光生成手段を設け、LEDからの直接光による眩しさ及び多重影の発生を低減するようにしたものが提案されている(例えば特許文献1)。
特開2015−138766号公報
上記の電気スタンドは、LEDから被照射対象に直接向かう光が通過する範囲に対応してLEDカバーに拡散光生成手段を設けているため、被照射対象に直接向かう光が少なくなり、被照射対象の照度が低下するという問題がある。
本発明は、使用時にLEDの出射光の眩しさを抑制しつつ被照射対象の照度を低下を抑制することができるスタンド型照明装置を提供することを目的とする。
本発明に係るスタンド型照明装置は、被照射対象を照射するスタンド型照明装置において、1個又は複数個のLEDから構成される光源部と、前記光源部から入射した光を前記被照射対象に向けて出射する第1光学部と、前記第1光学部から使用者の目の存在予測領域側に向けて出射された光が前記目の存在予測領域へ届くのを抑制する第2光学部とを有する。
上記構成によれば、第2光学部を有しているため使用時のLEDの出射光の眩しさを抑制でき、第1光学部を有しているため被照射対象の照度低下を抑制できる。
第1の実施形態に係る電気スタンドの斜視図である。 第1の実施形態に係る灯体の分解した状態を裏側から見た斜視図である。 第1の実施形態に係る灯体の分解した状態を表側から見た斜視図である。 第1の実施形態に係る灯体の縦断面図である。 第1の実施形態に係る灯体の横断面図である。 第1の実施形態に係る第1光学部材を裏側から見た図である。 (a)は第1の実施形態に係る第2光学部材を表側から見た図であり、(b)は第1の実施形態に係る第2光学部材を裏側から見た図である。 第1の実施形態に係る第1光学部材と第2光学部材の位置関係を説明する図である。 光路を説明する図であり、(a)は第1光学部材及び第2光学部材に凹凸がない場合であり、(b)は第1光学部材及び第2光学部材に凹凸がある場合である。 第2の実施形態に係る電気スタンドの斜視図である。 第2の実施形態に係る灯体の横断面図である。 第2の実施形態に係る灯体の縦断面図である。 第2の実施形態に係る第1光学部材と第2光学部材の位置関係を説明する図である。 第3の実施形態に係る電気スタンドの斜視図である。 第3の実施形態に係る灯体の縦断面図である。 第3の実施形態に係る灯体の分解した状態を裏側から見た斜視図である。
<概要>
本発明の一態様に係るスタンド型照明装置は、被照射対象を照射するスタンド型照明装置において、1個又は複数個のLEDから構成される光源部と、前記光源部から入射した光を前記被照射対象に向けて出射する第1光学部と、前記第1光学部から使用者の目の存在予測領域側に向けて出射された光が前記目の存在予測領域へ届くのを抑制する第2光学部とを有する。ここでの「使用者の目の存在予測領域」とは、成人男性が通常使用する場合を想定して、当該成人男性の目の存在する範囲を予測した領域である。
別態様に係るスタンド型照明装置において、前記第1光学部は前記光源部からの光を透過する光透過部により構成され、前記第2光学部は前記光透過部よりも前記被照射対象側へ突出する突出部により構成されている。
別態様に係るスタンド型照明装置において、前記突出部の光透過率は、前記光透過部の光透過率よりも低い。
別態様に係るスタンド型照明装置において、前記突出部は前記光透過部側の面に凹凸を有する。
別態様に係るスタンド型照明装置において、前記光透過部は透光性を有する樹脂製の平板部を有する第1光学部材の前記平板部により構成され、前記突出部は筒部を有する第2光学部材の前記筒部により構成され、前記光源部は前記筒部の一端側に配され、前記平板部は前記筒部の内部であって当該筒部の中心軸方向の中間に配されている。
<第1の実施形態>
1.概略
図1を用いて説明する。
スタンド型照明装置の一例である電気スタンド1は、例えば机の天板3の上面(設置面)に配され、天板3の上面の被照射対象を照射する。電気スタンド1は、天板3に配置されるベース5と、ベース5から立設するアーム7と、アーム7の先端に設けられた灯体9とを備える。なお、電気スタンド1は、灯体9を通常点灯する際の点灯回路を内蔵するアダプタ(図示省略)を介して商用電源に接続されて使用される。
ベース5は平坦状な箱形状をしている。ベース5は、灯体9の光源部であるLEDユニット92を点灯させるためのスイッチ(スイッチ回路を含む。)、電気スタンド1を安定配置するための重り(図示省略)等を備える。
アーム7は長尺箱状をしている。アーム7は例えば図1の矢印Aに示すように設置面と直交する上下軸廻りに回転自在にベース5に取付られている。アーム7は例えば図1の矢印Bに示すように設置面と平行な第1水平軸廻りに回転自在にベース5に取付られている。アーム7は、アーム7に対して灯体9を折り畳んだ際に、後述する第2光学部材94の表側部分が嵌る収容部73を有している。収容部73は具体的には凹みである。なお、第2光学部材94を収容する時に、アーム7に確実に収容できるように、アーム7と灯体9とが互いに接触する各接触部分内に磁石を設けてもよい。
灯体9は長尺状をしている。灯体9は例えば図1の矢印Cに示すように第2水平軸廻りに回転自在にアーム7に取り付けられている。なお、第2水平軸はアームの短手方向と平行である。灯体9は例えば図1の矢印Dに示すように第2水平軸に対して直交する直交軸廻りに回転自在にアーム7に取付られている。なお、灯体9から光が出射される側を表側とする。
2.灯体
灯体9は、アーム7に取り付けられる筐体部と、複数個のLEDから構成される光源部と、光源部から入射した大部分の光を被照射対象に向けて出射する第1光学部と、電気スタンド1の使用時に使用者の目が位置するであろう目の存在予測領域側に向けて第1光学部から出射された光が目の存在予測領域へ届くのを抑制する第2光学部とを有する。なお、第1光学部は光源部から入射した光を、上記の被照射対象に向けて出射する他、使用者の目の存在予測領域等を含む被照射対象以外の領域に向けても出射する。
第1光学部は光源部からの光を透過する光透過部により構成され、第2光学部は光透過部における被照射対象側の面よりも被照射対象側に位置する突出部により構成されている。なお、突出部の光透過率は光透過部の光透過率よりも低く、突出部は光透過部側の面に光拡散領域(ここでは凹凸である。)を有する。
以下具体的に説明する。
灯体9は、図2〜5に示すように、筐体部として機能する筐体91と、光源部として機能するLEDユニット92と、第1光学部としての機能を有する第1光学部材93と、第2光学部としての機能を有する第2光学部材94とを有する。なお、第2光学部材94の筒部94aは突出部としての機能も有する。
(1)筐体
主に図2〜図5を用いて説明する。
筐体91は内部に空間を有する。この空間を利用して光源部とベース5の内部のスイッチ回路とを接続する電気ケーブル(図示省略)が配される。場合によっては点灯回路の一部又は全部を収容してもよい。筐体91は裏筐体96と表筐体97とを組み合わせてなる。
(1−1)裏筐体
裏筐体96は表側が開口し且つ長尺状の箱状をしている。裏筐体96は表筐体97用の取付部を複数個有する。ここでは取付手段として係合手段が採用されている。このため、取付部は側壁96cに形成された係合突起96dにより構成される(図3参照)。
裏筐体96は、LEDユニット92、表筐体97及び筒状の第2光学部材94を裏筐体96へ固定する固定部を複数個有する。ここでは固定手段として螺合手段が採用されている。このため、固定部は、裏壁96bに形成されたボス96eと、ボス96eに設けられたねじ穴96fとにより構成される。なお、ボス96eの基部にはLEDユニット92を位置決めするための位置決め突起96gを有する(図3参照)。
裏筐体96はアーム7に取り付けられる取付部を有する。取付部は側壁96hから外方へと延出する円筒部分96i(図2及び図3参照)により構成される。なお。円筒部分96iの内部を電気ケーブルが通る。
裏筐体96は側壁96hの内面に一対のリブ96jを有する。一対のリブ96jは、電気ケーブルの配線空間を確保したり、円筒部分96iの周辺を補強したりする機能を有する(図3参照)。
(1−2)表筐体
表筐体97は裏側が開口し且つ長尺状の箱状をしている。表筐体97は裏筐体96の内側に挿入される。表筐体97は表壁97bに第2光学部材94を装着するための装着部を有する。ここでは第2光学部材94の裏側部分が表筐体97に嵌合する状態で装着される。このため、装着部は表壁97bから凹入する凹入部97cにより構成される。
凹入部97cを表側(LEDユニット92から光が出射される側)から見たときの形状は第2光学部材94を表側から見たときの外周の形状と一致している。凹入部97cは、表壁97bから裏側へと筒状に延伸する凹入周壁97dと、凹入周壁97dの裏側端に設けられ且つ開口97eを有する凹入底壁97fとから構成される。
ここで、LEDユニット92は凹入底壁97fと裏筐体96の裏壁96bとの間に配される(図5参照)。このため、開口97eはLEDユニット92から出射される光を遮らないように設けられている。LEDユニット92のLED921は一列の直線状に配されており、開口97eは全体として長円形状をしている。なお、正確には第2光学部材94の固定用のねじ部材を挿通するために長円形状の長手方向の両端から外方へ開口が延伸し(図2及び図3の「97g」である。)たり、第2光学部材94の張出部分94hに対応して長円形状の短手方向の両端から外方へと延伸し(図2及び図3の「97h」であり、凹入部分である。)たりしている。
凹入周壁97dは補強リブ97jを外面に複数個有している。なお、補強リブ97jは凹入底壁97fよりも裏側に突出している。補強リブ97jの先端はLEDユニット92の基板922の短手方向の外側に位置し、LEDユニット92の短手方向の位置ずれを規制する。
凹入底壁97fはLEDユニット92の位置ずれを規制する規制部を有している。ここでは規制手段として嵌合手段が採用されている。このため、規制部は、凹入底壁97fに形成された突起97kにより構成される(図2参照)。
表筐体97は裏筐体96用の取付部を複数個有する。ここでは、上述のように取付手段として係合手段が採用されている。このため、取付部は側壁97nに形成された係合孔97mにより構成される(図2及び図3参照)。
表筐体97は、表壁97bにLEDユニット92の基板922の貫通孔922dに嵌合する突起97pや、側壁97qに裏筐体96の一対のリブ96j用の切欠き97rを有している(図2参照)。
(2)LEDユニット
図2及び図3を用いて説明する。
LEDユニット92は、複数個のLED921(図3参照)と、複数個のLED921を実装する基板922とを有する。複数個のLED921はここでは直線状に配列されている。基板922は長尺形状をしている。基板922は貫通孔922a,922c,922dを有している。貫通孔922aは、基板922の長手方向の両端に設けられ、ボス96e(裏筐体96)が嵌合するための孔である。貫通孔922c,922dは位置ずれ規制用の突起97k,97p(表筐体97)が嵌合するためのものである。
(3)第1光学部材
図2、図3、図5及び図6用いて説明する。
第1光学部材93は透光性を有する樹脂材料により構成されている。樹脂材料としては例えば、ポリカーボネイト等の透明材料を利用することで被照射対象の照度を高めることができる。
第1光学部材93は少なくとも平板部93aを有する。ここでの第1光学部材93は平板部93aの外周縁部から裏側へと延出する鍔部93bを有している。
(3−1)平板部
第1光学部材93は第2光学部材94(円部94a)の中心軸と平板部93aとが直交する状態で第2光学部材94内に配される(図5参照)。
平板部93aは、LED921と対向する領域を含み且つ中間部分に位置する中間領域93cと、中間領域93cの外側(外周側)に位置する外周領域93dとを有する(図3除く)。中間領域93cは、当該領域に入射したLED921からの光を被照射対象に向けて出射する。正確には、入射及び出射の際に屈折するが、被照射対象を含む領域に向けて光が出射される。このため、平板部93aの光透過率は高い方が好ましい。これによりLED921からの中間領域93cに向けて出射された光は中間領域93cのみを通過して被照射対象へと届くことになる。
外周領域93dは拡散機能を有する。具体的には、拡散機能は外周領域93dの表面及び裏面の少なくとも一方に設けられた凹凸により構成される。ここでは外周領域93dの裏面(LED921と対向する側の面である。)にのみ凹凸93eが設けられている。凹凸93eは、第1光学部材93(平板部93a)の短手方向に延伸し且つ長手方向に沿って設けられている。凹凸93eは短手方向と直交する断面において三角波状をし、長手方向に凹凸を繰り返している。これにより、LED921から外周領域93dに向けて出射された光は凹凸93eにより拡散され、被照射対象が存在する領域外へ向かうのを抑制できる。つまり、被照射対象外への向かう光量を少なくでき、被照射対象外での眩しさを低減できる。
(3−2)鍔部
鍔部93bは第2光学部材94へ取り付けられるための取付部を複数個有している。ここでは取付手段として係合手段を採用している。このため、鍔部93bは周壁93fに形成された係合突起93gより構成される。係合突起93gは周壁93fの内、長手方向に沿って延伸する部分に間隔をおいて2個、合計4個設けられている。
鍔部93bは、第2光学部材94、LEDユニット92及び表筐体97を裏筐体96に固定(一体化)するねじ部材を配するための空間形成用の切欠き93hを周壁93fに有している。
(4)第2光学部材
図2、図3、図5及び図7用いて説明する。
第2光学部材94は樹脂材料により構成されている。ここでは、第2光学部材94は第1光学部材93の平板部93aの光透過率よりも低くなるように構成されている。具体的には、ABS等の樹脂材料に全反射しない色の顔料(例えば灰色、黒色等である。)を混入してなる。これにより第2光学部材94を透過する光量を少なくできる。また、全反射しない色の顔料は光を吸収する機能も有するため、部材として第2光学部材は第1光学部材よりも低反射率部材となる。
第2光学部材94は、長尺状のLEDユニット92に対応して、表側から見たときに長円形状をしている。第2光学部材94は少なくとも筒部94aを有する。ここでの第2光学部材94は筒部94aの裏側端に底部94bを有する。底部94bには開口94cが設けられている(図3除く)。
開口94cは表側から見たときに第2光学部材94の形状に対応して長円状をしている。開口94cはLEDユニット92から出射される光を遮らないように設けられている。
第2光学部材94は筒部94a内に第1光学部材93を収容する。この状態の第1光学部材93の中間領域93cはLEDユニット92のLED921に対して表側に間隔をおいて配されている。第1光学部材93は筒部94aの内部であって筒部94aの中心軸(表裏)方向の中間に配されている(図5参照)。これにより、第2光学部材94における第1光学部材93よりも表側部分で突出部が構成される。
(4−1)筒部
筒部94aは内面に拡散機能を有する。拡散機能は内周面に形成された凹凸94eにより構成される。凹凸94eは第1光学部材93を収容した状態において少なくとも平板部93aよりも表側に設けられている(図5参照)。凹凸94eは中心軸方向に延伸し且つ周方向に沿って凹凸を繰り返すと共に中心軸方向に延伸している。凹凸94eは筒部94aの中心軸と直交する断面において三角波状をしている。これにより、第1光学部材93から筒部94aの内周面に向けて出射された光は凹凸94eにより拡散され、被照射対象が存在する領域外へ向かうのを抑制できる。つまり、被照射対象外への向かう光量を少なくでき、被照射対象外での眩しさを低減できる。
筒部94aは第1光学部材93を取り付けるための取付部を複数個有している。ここでは上述のように取付手段として係合手段を採用している。このため、筒部94aは周壁94dに形成された係合凹み94fより構成される。係合凹み94fは第1光学部材93の係合突起93gに対応して長手方向に沿って延伸する部分に間隔をおいて2個、合計4個設けられている。
(4−2)底部
底部94bは表筐体97の凹入部97cの開口97eに嵌合する嵌合凸部94gを有している。嵌合凸部94gは開口97eの形状に対応して長円環状をしている。嵌合凸部94gは長手方向に延伸する部分の略中央位置から幅方向の内方へと張り出す張出部分94hを有している。張出部分94hは凹入部97cの凹入部分97hと嵌合する(図2及び図3参照)。
嵌合凸部94gが表筐体97の凹入部97cの開口97eに嵌合すると、嵌合凸部94gの裏面がLEDユニット92の基板922に当接する(図5参照)。なお、嵌合凸部94gが表筐体97の凹入部97cの開口97eに嵌合すると、底部94bの裏面は表筐体97の凹入部97cの凹入底壁97fに当接し、筒部94aの外周面は凹入部97cの凹入周壁97dに当接する(図5参照)。
底部94bは、第2光学部材94、LEDユニット92及び表筐体97を裏筐体96に固定(一体化)するためのねじ部材が挿通するための貫通孔94iを有している(図3及び図5除く)。
3.LEDユニット、第1光学部材及び第2光学部材の位置関係
図8を用いて説明する。
灯体9の横断面において、LEDユニット92のLED921の発光中心Oは線分X1上に位置している。発光中心は、LED921の発光層であって光出射方向からLED921を見たときの中心である。線分X1は第2光学部材94の短手方向の中央を通り且つ筒部94aの中心軸と平行な方向に延伸する。
灯体9の横断面において、LED921の発光中心Oと第2光学部材94の筒部94aの表側端縁H1とを結ぶ2本の線分X2の間の角度Fは60[°]以上となっている。これにより被照射対象を効率よく照射できる。線分X2の間の角度Fは、50[°]以上90[°]以下の範囲が好ましい。なお、LED921の1/2照射角は60[°]であり、角度Fはこの角度より大きくなっている。
灯体9の横断面において、LED921の発光中心Oと第1光学部材93の平板部93aの裏側端縁H2とを結ぶ2本の線分X3の間の角度Gは120[°]以上となっている。これによりLED921の発する光を有効に利用することができる。線分X3の間の角度Gは、100[°]以上140[°]以下の範囲が好ましい。
灯体9の横断面(筒部94aにおける長手方向と直交する断面)において、仮想線分X4と仮想線分X5との間の角度Jは15[°]以上30[°]以下の範囲が好ましい。これにより、第1光学部材93から出射された光が使用者の目の存在予測領域Kに向かうのを抑制でき、使用者の眩しさを低減できる。なお、仮想線分X4は、第2光学部材94の表側(被照射面側)端縁(第2光学部材側端縁である。)H1と、第1光学部材93の表側端縁であって第2光学部材94の表側端縁H1から遠い側の端縁(第1光学部材側端縁である。)Iとを結ぶ仮想線である。仮想線分X5は、第1光学部材93の平板部93aの被照射面側の面を示す仮想線である。
第2光学部材94の筒部94aの凹凸94e及び第1光学部材93の外周領域93dの凹凸93eは少なくとも線分X2と線分X3との間の領域に存在するのが好ましい。これにより、被照射対象外の領域に向う光の光量を少なくできる。以下、図9を用いて説明する。
凹凸を設けていない場合を同図の(a)に示す。
LED921から第1光学部材993の平板部の外周領域に向けて出射した光1L1は、第1光学部材993を通過して第2光学部材994の内周面で反射する。反射した光1L2は灯体から出射される。光1L1は、第1光学部材993で屈折したり吸収されたりするが、大部分の光が第1光学部材993を通過する。また、第2光学部材994に達した光は第2光学部材994の内部に入射するが、大部分が反射する。このようにLED921から出射された光1L1は、光量を大幅に減少させることなく、灯体904から光1L2として出射される。
一方、凹凸を設けている場合を同図の(b)に示す。
LED921から第1光学部材93の平板部(93a)の外周領域(93d)に向けて出射した光L1は、第1光学部材93の凹凸93eにより屈曲する光L11と、第1光学部材93の内部に入射する光L12とに分光される。第2光学部材94の内周面に達した光L12は、内周面で反射する光L21と、第2光学部材94の内部に入射する光L22とに分光される。この場合、反射した光L11,L21が灯体9から異なる方向に出射されることとなる。このようにLED921から出射された光L1は、反射、吸収等により光量を減少させて、灯体9から光L11,L21として異なる方向に出射される。
<第2の実施形態>
1.概略
図10を用いて説明する。
スタンド型照明装置の一例である電気スタンド1Aは、例えば机の天板3の上面(設置面)に配され、天板3の上面の被照射対象を照射する。電気スタンド1Aは、天板3に配置されるベース5Aと、ベース5Aから立設するアーム7Aと、アーム7Aの先端に設けられた灯体9Aとを備える。
ベース5Aは薄型箱形状をしている。ベース5Aはスイッチ(スイッチ回路を含む)や重り(図示省略)を備える。アーム7Aは、長尺筒状をし、ベース5Aに立設され、図10の矢印Nに示すように上部が前後方向に湾曲可能な構造を有する。アーム7Aの下部内には例えば調光用の点灯回路が収容されている。
灯体9Aは、長尺状をしている。灯体9は例えば図10の矢印Lに示すように上下軸廻りに回転自在にアーム7Aに取り付けられている。
2.灯体
主に図11及び図12を用いて説明する。
灯体9Aは、LEDユニット92Aを筐体91Aの内部に有し、第1光学部材93Aが内周に配された第2光学部材94AがLEDユニット92Aの光取出口である筐体91Aの開口に設けられている。
(1)筐体
筐体91Aは、箱状をし、当該箱を表裏に2分割したような構成の表筐体97Aと裏筐体96Aとを有する。表筐体97Aと裏筐体96Aとはこれらの開口端同士を突き合わせて組み合わされる。
裏筐体96Aは裏側に凹入部96Aaを有し、この凹入部96Aaにカバー体98Aが嵌る。裏筐体96Aの表面(内面)には、LEDユニット92Aの基板922Aを裏側から支持し且つ中心に貫通孔を有するボス96Abや、表筐体97Aの取付用であって中心にねじ孔を有するボス96Acが複数個設けられている。
表筐体97Aは第2光学部材94A用の凹入部97Aaを有している。凹入部97Aaは筒状部分97Abと底部分97Acとを有している。底部分97Acには光取出口である開口97Adが設けられている。表筐体97Aの裏面には裏筐体96Aのボス96Acに対応したエンボス97Aeが複数個設けられている。エンボス97Aeの底には貫通孔が設けられている。この貫通孔をボス96Acのねじ孔に挿通するねじ体のねじ部が通り、ねじ体の頭部がエンボス97Ae内に収容される。
なお、裏筐体96Aの開口端部と表筐体97Aの開口端部とには、互いに嵌合する嵌合突起(表筐体97A側である。)97Afと嵌合溝(裏筐体96A側である。)96Adを有している(図11参照)。
カバー体98Aは裏筐体96Aのボス96Abの貫通孔を挿通するボス98Aaを有している(図12参照)。ボス98Aaは中心軸にねじ穴を有している(図示省略)。
(2)LEDユニット
LEDユニット92Aは、複数個のLED921Aと基板922Aとを有する。基板922Aには固定用の貫通孔(図示省略)が設けられている。この貫通孔をカバー体98Aのボス98Aaが挿通する。基板922Aの表面の外周部は表筐体97Aの底部分97Acの裏面と当接する。
(3)第2光学部材
第2光学部材94Aは、表側から見たときに長円状をする筒部94Aaと、筒部94Aaの裏側端に設けられた底部94Abと、底部94Abから裏側へと突出して表筐体97Aの凹入部97Aaの開口97Adに嵌合する嵌合凸部94Acを有している(図11参照)。第2光学部材94Aは筒部94Aaの表側部分が表筐体97Aの凹入部97Aaから表側へ張り出すように筐体91Aに取り付けられている。筒部94Aaの内周面における第1光学部材93Aよりも表側部分に凹凸94Adが設けられている。底部94Abの裏面は表筐体97Aの凹入部97Aaの底部分97Acの表面に当接する。
底部94Abはカバー体98Aのボス98Aaのねじ穴に対応して貫通孔を有している(図示省略)。表筐体97A、裏筐体96A、カバー体98A及び第2光学部材94Aを一体に結合するためのねじ体(図示省略)は第2光学部材94Aの底部94Abの貫通孔を挿通してねじ穴に螺合する。なお、ねじ穴はカバー体98Aのボス98Aaに形成され、カバー体98Aは第2光学部材94の底部94Abの裏面に当接する。
(4)第1光学部材
第1光学部材93Aは、平板部93Aaと、平板部93Aaの外周縁部から裏側に突出する鍔部93Abを有している(図11参照)。平板部93Aaは、LED921Aと対向する領域を含む中間領域93Acと、その外周に位置する外周領域93Adとを有する。外周領域93Adの裏面には凹凸93Aeが設けられている(図11参照)。第1光学部材93Aは、鍔部93Abの外面の係合部(例えば凸部であり、その図示を省略する。)が第2光学部材94Aの筒部94Aaの係合部(例えば凹部であり、その図示を省略する。)に係合することで、第2光学部材94Aに取り付けられる(図示省略)。
3.LEDユニット、第1光学部材及び第2光学部材の位置関係
図13を用いて説明する。
灯体9Aの横断面において、LEDユニット92AのLED921Aの発光中心OAは線分X1A上に位置している。線分X1Aは第2光学部材94Aの短手方向の中央を通り且つ筒部94Aaの中心軸と平行な方向に延伸する。
灯体9Aの横断面において、LED921Aの発光中心OAと第2光学部材94Aの筒部94Aaの表側端縁H1Aとを結ぶ2本の線分X2Aの間の角度FAは60[°]以上となっている。これにより被照射対象を効率よく照射できる。学習用のJIS規格AA形に対応する場合は、線分X2Aの間の角度FAは、75[°]以上105[°]以下の範囲が好ましい。
灯体9Aの横断面において、LED921Aの発光中心OAと第1光学部材93Aの平板部93Aaの裏側端縁H2Aとを結ぶ2本の線分X3Aの間の角度GAは120[°]以上となっている。これによりLED921Aの発する光を有効に利用することができる。学習用のJIS規格AA形に対応する場合は、線分X3Aの間の角度GAは、120[°]以上150[°]以下の範囲が好ましい。
灯体9Aの横断面(筒部94Aaにおける長手方向と直交する断面)において、仮想線分X4Aと仮想線分X5Aとの間の角度JAは、学習用のJIS規格AA形に対応する場合は、10[°]以上25[°]以下の範囲が好ましい。これにより、使用者の目の位置予定領域に向かう光を抑制でき、使用者の眩しさを低減できる。なお、仮想線分X4は、第2光学部材94Aの表側(被照射対象側)端縁(第2光学部材側端縁である。)H1Aと、第1光学部材93Aの表側端縁であって第2光学部材94Aの表側端縁H1Aから遠い側の端縁(第1光学部材側端縁である。)IAとを結ぶ仮想線である。仮想線分X5Aは、第1光学部材93Aの平板部Aaの被照射対象側の面を示す仮想線である。
<第3の実施形態>
1.概略
図14を用いて説明する。
スタンド型照明装置の一例である電気スタンド1Bは、設置面に配置されるベース5Bと、ベース5Bから立設するアーム7Bと、アーム7Bの先端に設けられた灯体9Bとを備える。
ベース5Bは薄型箱形状をしている。ベース5Bはスイッチ(スイッチ回路を含む)や重り(図示省略)を備える。アーム7Bは、長尺パイプ状をし、灯体9Bが図14の矢印P,Q,Rに示すように、湾曲可能な構造(所謂フレキシブルパイプである。)を有する。
2.灯体
主に図15及び図16を用いて説明する。
灯体9Bは、LEDユニット92Bを筐体91Bの内部に有し、第1光学部材93Bが内周に配された第2光学部材94BがLEDユニット92Bの光取出口である筐体91Bの開口に設けられている。LEDユニット92Bの光の出射方向から灯体9Bを見たときに灯体9Bは長円形状をし、灯体9Bの長手方向の端部がアーム7Bに固定されている。
(1)筐体
筐体91Bは箱状をしている。筐体91Bは、裏側に開口を有する箱状の表筐体97Bと、表側に開口を有する箱状の裏筐体96Bとからなり、表筐体97Bが裏筐体96Bに挿入される。
表筐体97Bは第2光学部材94Bの筒部94Ba用の円形状の開口97Baと、当該開口周縁部から裏側に延出する円筒部97Bbとを有している。表筐体97Bの裏面(内面)にはLEDユニット92B、第2光学部材94Bを固定するためのねじ穴97Bcを有するボス97Bdを有している(図16参照)。裏筐体96Bへの表筐体97Bの取付は、裏筐体96Bの周壁内面の係合部(例えば凸部であり、その図示を省略する。)が表筐体97Bの周壁外面の係合部(例えば凹部97Beであり、図16参照。)に係合することで行われる。
(2)LEDユニット
LEDユニット92Bは複数個のLED921Bと基板922Bとを有する。基板922Bには固定用の貫通孔922Baが設けられている。この貫通孔922Baは、表筐体97Bのボス97Bdのねじ穴97Bcに螺合するねじ体(図示省略)が挿通する。複数個のLED921Bは円周上であってその周方向に間隔をおいて配されている(図示省略)。基板922Bは、LED921B以外に、当該LED921Bを調光させるための点灯回路を構成する電子部品(図示省略)が実装されている。
(3)第2光学部材
第2光学部材94Bは、表側から見たとき円状をする筒部94Baと、筒部94Baの裏側端に設けられた板状部94Bbと、板状部94Bbから表側に凹入して基板922Bの電子部品を収容(被覆)する凹部94Bcと、板状部94Bbの外周縁部から裏側へと突出する鍔部94Bdとを有している。板状部94Bbが表筐体97Bの裏側に位置する状態で、筒部94Baは表筐体97Bの円筒部97Bbに内嵌し、その裏側部分が開口97Baから表側へと張り出す(図15参照)。
筒部94Baの内周面における第1光学部材93Bよりも表側部分に凹凸94Beが設けられている。板状部94Bbの裏面はLEDユニット92Bの基板922Bの表面と当接し、鍔部94Bdが基板922Bの外周縁の外側に位置する。
板状部94Bbには表筐体97Bのボス97Bdに対応して貫通孔94Bfが設けられている。板状部94Bbの貫通孔94Bfの周辺部は表側に半円筒状に突出している。半円筒状に突出する部分は凹部94Bcの周壁の一部を構成する。半円筒状部分には表筐体97Bのボス97Bdが嵌合する(図示省略)。
(4)第1光学部材
第1光学部材93Bは、円形状の平板部93Baと、平板部93Baの外周縁部から裏側に円筒状に突出する鍔部93Bbを有している。平板部93Baは、LED921Bと対向する領域を含む中間領域93Bcと、その外周に位置する外周領域93Bdとを有する。外周領域93Bdの裏面には凹凸93Beが設けられている。第1光学部材93Bは、鍔部93Bbの外面の係合部(例えば凸部93Bfである。)が第2光学部材94Bの筒部94Baの係合部(例えば凹部94Bgである。)に係合することで、第2光学部材94Bに取り付けられる(図16参照)。
3.第1光学部材と第2光学部材の位置関係
第1光学部材93Bと第2光学部材94Bの位置関係は、筒部94Baの中心軸を含む断面において、第2光学部材94Bの筒部94Baにおける被照対象側の第2光学部材側端縁と、第1光学部材93Bの被照射対象側の端縁であって第2光学部材側端縁から遠い側の端縁(第1光学部材側端縁)とを結ぶ仮想線分は、第1光学部材93Bの平板部93Baの中間領域93Bcの被照射対象側の面に対して、10[°]以上25[°]以下の範囲の角度で傾斜している。
<変形例>
1.LEDユニット
複数個のLEDの配置は、実施形態で説明した一列直線状や一列円環状以外でもよい。例えば、複数個のLEDを2列状にして、光出射方向から見て、直線、曲線、円環や多角環等の環状、U字やV字状に配置してもよい。
実施形態では説明しなかったが、LEDユニットを点灯させる点灯回路は、ベース、アーム及び灯体の少なくとも1つに設けられてもよいし、ベース、アーム及び灯体に分散して設けてもよい。さらに、発光色の異なる2種類以上のLEDを用いて調色機能を点灯回路に含めてもよい。
2.第1光学部材
第1光学部材の平板部の凹凸は、実施形態ではLEDと対向する側の面に設けられていたが、凹凸は反対側の面にのみあってもよいし、LED側の面とその反対側の面との両面にあってもよい。但し、LEDから発せられた光をLED側に反射させずに平板部を通過させるには、LED側の面に凹凸があった方がよい。
凹凸は凹凸の断面が三角波となるように設けられていたが、横断面が他の形状であってもよい。但し、光の取出効率を考慮すると、LEDから出射された光がLED側に反射し難い形状が好ましい。このような形状としては、LED側に頂点を有するような円錐や多角錐等の錐状や三角波状がある。
凹凸の高低差、つまり、谷(最低点)となる部分を結んだ仮想面と、頂(最高点)となる部分を結んだ仮想面との距離は、0.4[mm]以上1.0[mm]以下の範囲が好ましく、0.5[mm]以上0.8[mm]以下の範囲がより好ましい。凹凸のピッチ、つまり、隣接する最高点となる部分の間隔は、0.5[mm]以上1.5[mm]以下の範囲が好ましく、0.8[mm]以上1.2[mm]以下の範囲がより好ましい。なお、凹凸の高低差及びピッチは、一定でもよいし、一定でなくてもよい。
さらに、被照射対象の照度を高めるよりもLEDの出射光の眩しさを抑制することに重点を置く場合は、例えば第1光学部材の平板部を全て凹凸としてもよい。
第1光学部材の形状は、平板部を有していればよく、全体としての第1光学部材の形状は、長円形状、円形状の他、矩形状、多角形状、楕円形状等であってもよい。平板部は、厚みが一定であってもよいし、中央が薄く且つ端に移るに従って厚くなるように厚みを変化させてもよい。例えば、平板部の厚みを調整して、平板部にレンズ機能を持たせもてもよい。
3.第2光学部材
第2光学部材の筒部の凹凸は、凹凸の断面が三角波となるように設けられていたが、横断面が他の形状であってもよい。但し、光の取出効率を考慮すると、平板部から出射された光が平板部側に反射しないような形状が好ましい。このような形状としては、筒部の中心軸側に頂点を有するような円錐や多角錐等の錐状や三角波状がある。なお、筒部の凹凸は第1光学部材の平板部の裏側にあってもよい。
凹凸の高低差、つまり、谷(最低点)となる部分を結んだ仮想面と、頂(最高点)となる部分を結んだ仮想面との距離は、0.3[mm]以上1.2[mm]以下の範囲が好ましく、0.4[mm]以上0.9[mm]以下の範囲がより好ましい。凹凸のピッチ、つまり、隣接する最高点となる部分の間隔は、0.5[mm]以上1.5[mm]以下の範囲が好ましく、0.8[mm]以上1.2[mm]以下の範囲がより好ましい。なお、凹凸の高低差及びピッチは、一定でもよいし、一定でなくてもよい。
また、隣接する凸間に位置する溝状の凹みは延伸方向に深さが変わってもよい。例えば、溝状の凹は、延伸方向の一端(例えば第1光学部材側の端である。)と、延伸方向の両端間の中央とに頂(最高点)があり、延伸方向の他端に谷(最低点)があるように形成されていてもよい。
第2光学部材の形状は、筒部を有していればよく、全体としての形状は特に限定するものではない。筒部は、中心軸側の延伸方向から見たとき、長円形状、円形状の他、矩形状、多角形状、楕円形状等であってもよい。筒部は、中心軸上を一端から他端に移るに従って内周面間の距離が変化するようにしてもよい。例えば中心軸上を裏側に位置する裏側端から表側に位置する表側端に移るに従って内周面間の距離を大きくして広い範囲を被照射対象としてもよいし、中心軸上を裏側端から表側端に移るに従って内周面間の距離を小さくして狭い範囲を被照射対象としてもよい。
実施形態での筒部94a,94Aa,94Baは、平板部93a,93Aa,93Baよりも光透過率が低い材料により構成されている。しかしながら、筒部は、平板部と同じ材料や、平板部より光透過率の高い材料により構成されてもよい。この場合、筒部の内面に反射膜を形成することで、筒部の光の透過を抑制できる。
筒部は筐体からLEDの光の出射方向に張り出すように設けられていたが、筒部の表側端部が筐体と面一状であってもよい。つまり、平板部が筒部に対して筒部の表側端部より裏側に移った位置に存在していればよい。
4.平板部と筒部
実施形態では、筒部94a,94Aa,94Baと平板部93a,93Aa,93Baとは別部材で構成したが1つの部材として構成してもよいし、筒部を筐体の一部として構成してもよい。
実施形態における平板部93a、93Aa,93Baは、筒部94a,94Aa,94Ba内に配されていたが、筒部の一端側であって筒部の外部に配されてもよい。但し、筒部は平板部よりも被照射対象側に位置している必要がある。
5.スタンド型照明装置
実施形態では、スタンド型照明装置の一例として机の天板に載置されて使用される電気スタンドについて説明している。しかし、これらのスタンド型照明装置は、例えば、ベッド周辺に配されキャビネット等に載置されてもよいし、作業台に載置されてもよい。実施形態の電気スタンドはベースを有していたが、照明装置を目的場所に設置(取付)できればよく、ベースの代わりにクリップを備え、テーブル、旋盤等の機械、治療台等に取り付けるようにしてもよい。
1 電気スタンド
9 灯体
91 筐体
92 LEDユニット(光源部)
93 第1光学部材
93a 平板部
93c 中間領域
93d 外周領域
93e 凹凸
94 第2光学部材
94a 筒部
94e 凹凸

Claims (5)

  1. 被照射対象を照射するスタンド型照明装置において、
    1個又は複数個のLEDから構成される光源部と、
    前記光源部から入射した光を前記被照射対象に向けて出射する第1光学部と、
    前記第1光学部から使用者の目の存在予測領域側に向けて出射された光が前記目の存在予測領域へ届くのを抑制する第2光学部と
    を有するスタンド型照明装置。
  2. 前記第1光学部は前記光源部からの光を透過する光透過部により構成され、
    前記第2光学部は前記光透過部よりも前記被照射対象側へ突出する突出部により構成されている
    請求項1に記載のスタンド型照明装置。
  3. 前記突出部の光透過率は、前記光透過部の光透過率よりも低い
    請求項2に記載のスタンド型照明装置。
  4. 前記突出部は前記光透過部側の面に凹凸を有する
    請求項3に記載のスタンド型照明装置。
  5. 前記光透過部は透光性を有する樹脂製の平板部を有する第1光学部材の前記平板部により構成され、
    前記突出部は筒部を有する第2光学部材の前記筒部により構成され、
    前記光源部は前記筒部の一端側に配され、
    前記平板部は前記筒部の内部であって当該筒部の中心軸方向の中間に配されている
    請求項4に記載のスタンド型照明装置。
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