JP2017054758A - 電磁石装置およびこれを用いた電磁継電器 - Google Patents

電磁石装置およびこれを用いた電磁継電器 Download PDF

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Abstract

【課題】小型で生産性の高い電磁石装置を提供することにある。【解決手段】貫通孔23を備えた筒状胴部22を有するスプール21と、前記筒状胴部22の外周面に沿って螺旋状に、かつ、金属メッキで閉回路を形成するように形成された二次コイル26と、前記二次コイル26を被覆する絶縁材を介して巻回する導電性ワイヤで形成された一次コイル30と、からなる電磁石装置20である。そして、前記一次コイル30または前記二次コイル26のいずれか一方に電圧を印加して発生した誘電電流を、前記二次コイル26または前記一次コイル30のいずれか一方に流す。【選択図】図2

Description

本発明は電磁石装置、特に、コイルを二重巻線し、電磁継電器に組み込まれる電磁石装置に関する。
従来、コイルを二重巻線した電磁石装置としては、例えば、特許文献1の第1図に示すように、ボビン13にコイル12を二層に巻回して形成したボビン完成体11がある。そして、前記第1図には、前記ボビン完成体11をベース16に組み込んだ電磁継電器が開示されている。
特開平3−254035号公報
しかしながら、前記ボビン完成体11は、ボビン13にコイル12を二層に巻回しているので、嵩高くなり、装置を小型化できない。
また、前記ボビン完成体11では、前記コイル12の引出線12a,12a’を外部接続端子14a、14a’に巻回する必要がある。同様に、前記コイル12の引出線12b,12b’を外部接続端子14b,14b’に巻回する必要がある。このため、前記ボビン完成体11は前記コイル12の接続作業に手間がかかり、生産性が低いという問題点がある。
本発明は、前記問題点に鑑み、小型で生産性の高い電磁石装置を提供することを課題とする。
本発明に係る電磁石装置は、前記課題を解決すべく、貫通孔を備えた筒状胴部を有するスプールと、前記筒状胴部の外周面に沿って螺旋状に、かつ、金属メッキで閉回路を形成するように形成された二次コイルと、前記二次コイルを被覆する絶縁材を介して巻回する導電性ワイヤで形成された一次コイルと、からなる電磁石装置であって、前記一次コイルまたは前記二次コイルのいずれか一方に電圧を印加して発生した誘電電流を、前記二次コイルまたは前記一次コイルのいずれか一方に流す構成としてある。
本発明によれば、二次コイルを金属メッキで形成するので、従来例よりも嵩が低く、小型の電磁石装置が得られる。
また、従来例のようにコイルの引出線をコイル端子に絡げる必要がなく、接続作業が容易になるので、生産性の高い電磁石装置が得られる。
本発明の実施形態としては、前記筒状胴部の少なくとも一端に鍔部を設けるとともに、前記胴部の外周面に形成された前記二次コイルの両端を、前記筒状胴部および前記鍔部に設けた連通孔を介し、金属メッキで形成されたリード線で電気接続しておいてもよい。
本実施形態によれば、二次コイルの両端を金属メッキで接続するので、導電性ワイヤからなるリード線で接続する必要がない。このため、占有スペースが小さく、より一層小型できる。また、接続作業が簡単になり、省力化できるので、より一層生産性の高い電磁石装置が得られる。
本発明の他の実施形態としては、前記鍔部に固定され、かつ、前記二次コイルに電気接続された動作表示灯を設けておいてもよい。
本実施形態によれば、鍔部に設けられた動作表示灯が二次コイルに電気接続されているので、動作表示灯の接続作業が容易である。
また、鍔部に動作表示灯を直接、設置しているので、大きな配線スペースを必要とせず、装置を小型化できる。
さらに、一次コイルに電圧を印加したときに生じる誘導電流で動作表示灯を点灯するので、省エネルギータイプの電磁石装置が得られる。
本発明の別の実施形態としては、前記動作表示灯が発光ダイオード(LED)であってもよい。
本実施形態によれば、より一層省エネルギータイプの動作表示灯を備えた電磁石装置が得られる。
本発明に係る電磁継電器は、ベースに前述の電磁石装置を組み込んだ構成としてある。
本発明によれば、二次コイルを金属メッキで形成してあるので、電磁石装置が従来例よりも嵩が低く、小型になる。このため、小型の電磁継電器が得られる。
また、従来例のようにコイルの引出線をコイル端子に絡げる必要がなく、接続作業が容易になり、生産性の高い電磁継電器が得られる。
本発明の実施形態としては、前記一次コイルまたは前記二次コイルのいずれか一方に電圧を印加して生じた磁力により、前記スプールの貫通孔に挿通された鉄芯のうち、前記鍔部側から突出する前記鉄芯の磁極部に吸引されるように可動鉄片を配置するとともに、前記可動鉄片に、前記動作表示灯を目視できる切欠き部を設けておいてもよい。
本実施形態によれば、電磁石装置の鍔部に設けた動作表示灯を、可動鉄片に設けた切欠き部を介し、目視で確認できる。このため、動作状態を、前記切欠き部を介して目視で確認できるので、安全性が高く、使用者が安心感を得られる電磁継電器が得られる。
本発明の他の実施形態としては、前記ベースに嵌合したケースの外周面のうち、前記動作表示灯を目視できる位置に動作確認窓を設けておいてもよい。
本実施形態よれば、ケースに設けた動作確認窓を介して動作表示灯を確認でき、使い勝手のよい電磁継電器が得られる。
本発明の別の実施形態としては、前記動作確認窓が、ケースに設けた透明窓であってもよい。
本実施形態によれば、ケースに貫通孔を設けていないので、塵埃等の侵入に基づく故障が生じず、信頼性の高い電磁継電器が得られるという効果がある。
本発明に係る電磁石装置の実施形態を組み込んだ電磁継電器を示す斜視図である。 本発明に係る電磁石装置の実施形態を組み込んだ電磁継電器の分解斜視図である。 図1からベースを消去した状態を示す斜視図である。 図3から一次コイルを消去した状態を示す斜視図である。 図4に示したスプールを示す斜視図である。 図6Aは図5の縦断面斜視図、図6Bは図6Aの部分拡大斜視図である。 図7Aは図5を別の視点から見た横断面斜視図、図7Bは図7Aの部分拡大斜視図である。
本発明の実施形態を説明するにあたり、図面に表された構成を説明するうえで、「上」、「下」、「左」、「右」等の方向を表す用語、および、それらを含む別の用語を使用するが、それらの用語を使用する目的は図面を通じて実施形態の理解を容易にするためである。したがって、それらの用語は、本発明の実施形態が実際に使用されるときの方向を示すものとは限らないし、それらの用語によって特許請求の範囲に記載された技術的範囲が限定的に解釈されるべきではない。
本発明に係る電磁石装置の実施形態を、図1ないし図7の添付図面に従い、電磁継電器に組み込んだ場合について説明する。
前記電磁継電器10は、図2に示すように、ベース11と、前記ベース11に設置する電磁石装置20と、前記電磁石装置20の励磁、消磁に基づいて回動する可動鉄片40と、前記ベース11に搭載される接点機構50と、前記可動鉄片40を介して前記接点機構50を駆動するカード60と、ケース70と、を備えている。なお、説明の便宜上、図1においてケース70は図示されていない。
ベース11は、図1および図2に示すように、その上面の一方側に電磁石装置20を設置するための配置スペース12を設けてある。また、前記ベース11は、その上面の他方側に、接点機構50を構成するために3つの端子孔(図示せず)を設けてある。
前記配置スペース12は、図2において手前側の隣り合う隅部に、前記電磁石装置20のコイル端子27,27を圧入するための端子孔(図示せず)を設けてある。また、前記配置スペース12は、図2において奥側隅部に平面門型のリブ13を設けてある。前記リブ13は、その内側面の隅部に後述するヨーク32を圧入するための圧入溝14を設けてある。そして、前記リブ13は、対向する外側面に、後述するケース70を固定するための係合爪部15を設けてある。
電磁石装置20は、図2に示すように、スプール21と、一次コイル30と、鉄芯31と、ヨーク32とで構成されている。
前記スプール21は、図5に示すように、筒状胴部22と、前記筒状胴部22の両端に一体成形された鍔部24,25とで形成されている。
前記筒状胴部22は、図6に示すように、その内側に断面T字形状の鉄芯31を挿通できる貫通孔23を設けてある。また、前記筒状胴部22の外周面に沿って形成された二次コイル26は、図5ないし図7に示すように、MID成形法によって形成されている。前記MID成形法とは、樹脂と導電素材とを混合した材料で形成した成形品に、予め決められたパターンにレーザ照射し、樹脂を除去した後、露出する前記導電素材に金属メッキを施すことにより、所望の回路パターンを形成する方法である。
本実施形態において、前記二次コイル26は、図5図および図7に示すように、前記筒状胴部22の外周面に沿って平行なパターン26aを所定のピッチで形成してある。そして、上下で隣り合う前記パターン26aは階段状の補助パターン26b(図7A)で接続されている。
また、前記二次コイル26の下方端部は、図7Bに示すように、前記筒状胴部22に設けた連通孔22aを介し、前記筒状胴部22の内周面に前記MID成形で形成したリード線26c(図6A)に接続されている。前記リード線26cは、鍔部24の上面にMID成形法で設けたリード線26dに接続されている。前記リード線26dは、前記鍔部24に設けた連通孔24a(図6B)を介し、前記鍔部24の裏面に形成したリード線26e(図7A)に接続されている。そして、前記リード線26eは前記二次コイル26の上方端部に接続されている。したがって、二次コイル26は閉回路を形成している。
なお、前記鍔部24に形成したリード線26dに、発光素子33と抵抗34とが直列に接続されている(図6A)。
本実施形態では、前記鍔部24のリード線26dに発光素子33と抵抗34とを直接、接続している。このため、組立工程における部品点数,組立工数が少なく、生産性が高いとともに、省スペース型の電磁石装置20が得られるという利点がある。
また、前記スプール21は、図6Aに示すように、その鍔部25に後述するヨーク32を嵌合するための凹所25aを設けてある。また、前記鍔部25は、図5に示すように、その側端面に設けた端子孔25b,25bに、コイル端子27,27をそれぞれ圧入してある(図4)。そして、前記スプール21の筒状胴部22に絶縁フィルム(図示せず)を巻回し、さらに、導電性ワイヤを巻回して一次コイル30を形成する。ついで、前記一次コイル30の引き出し線を前記コイル端子27,27の絡げ部27a,27aに絡げて半田付けしてある(図3)。
なお、本実施形態では、スプール21の鍔部24に、接続端子(図示せず)を圧入可能なリブ28,28を形成してある。前記スプール21を他の電磁継電器の組立に兼用するためである。
前記鉄芯31は断面T字形状の磁性材(図2)であり、前記スプール21の貫通孔23に挿通可能な断面積を有している。
前記ヨーク32は断面L字形状の磁性材であり、図2に示すように、その上端部を切り欠いて支持部32aを形成してある。また、前記ヨーク32は、その水平部32bにカシメ孔32cを有している。そして、一次コイル30を巻回したスプール21の筒状胴部22に鉄芯31を挿入し、突出する一端部31aを前記ヨーク32のカシメ孔32cにカシメ固定する一方、突出する他端部を磁極部31bとしてある。
前記可動鉄片40は、図2に示すように、断面略L字形状に屈曲した磁性材で形成されている。そして、前記可動鉄片40は、ヨーク32の背面にカシメ固定されたヒンジバネ35を介し、前記ヨーク32の支持部32aを支点として回動可能に支持される。これにより、可動鉄片40は、その水平部41が鉄芯31の磁極部31bに接離可能に対向する。なお、前記可動鉄片40は、前記水平部41に、発光素子33を目視で確認するための切欠き部42を設けてある。
前記接点機構50は、図3に示すように、常閉固定接点51aをカシメ固定した固定接点端子51と、可動接点52aをカシメ固定した可動接触片52と、常開固定接点53aをカシメ固定した固定接点端子53と、から構成されている。そして、図1に示すように、前記ベース11に、前記固定接点端子51の端子部51bと、前記可動接触片52の端子部52bと、前記固定接点端子53の端子部53bとを圧入することにより、接点機構50が形成される。これにより、可動接点52aが常閉,常開固定接点51a,53aにそれぞれ接離可能に対向する。
前記カード60は、図1ないし図4に示すように、対向する表裏面のうち、一方の片面に前記可動鉄片40の下端部43に係合する凹部(図示せず)を有する一方、残る他方の片面に操作用突起61を突設してある。そして、前記カード60は、前記凹部を、ヨーク32に組み付けた可動鉄片40の下端部43に係合する。これにより、前記操作用突起61が前記固定接点端子51の貫通孔51cを介して前記可動接触片52に圧接する。
前記ケース70は、前記ベース11に嵌合可能な箱形状を有し、その対向する側面の下辺縁部に係合孔71を設けてある。また、前記ケース70は、その天井面に前記発光素子33を目視できる貫通した動作確認窓72を設けてある。
次に、電磁継電器10の動作について説明する。
まず、電磁石装置20の一次コイル30に電圧が印加されていない場合には、図1に示すように、二次コイル26に誘導電流が発生しておらず、発光素子33は点灯していない。また、可動接触片52がカード60を介して可動鉄片40の下端部43を付勢している。このため、可動接点52aが常閉固定接点51aに接触している。そして、可動鉄片40の水平部41が鉄芯31の磁極部31bから開離している。
そして、一次コイル30に電圧を印加して励磁すると、鉄芯31を通過する磁力線により、鉄芯31の磁極部31bに可動鉄片40の水平部41が吸引される。そして、可動接触片52のばね力に抗し、可動鉄片40がヨーク32の支持部32aを支点として回動し、前記可動鉄片40の下端部43がカード60を押圧する。このため、前記カード60の操作用突起61が可動接触片52を押圧し、前記可動接触片52が回動する。この結果、可動接点52aが常閉固定接点51aから開離した後、常開固定接点53aに接触する。その後、可動鉄片40の水平部41が鉄芯31の磁極部31bに吸着する。
また、一次コイル30に電圧を印加した場合には、電磁誘導で二次コイル26に誘導電流が流れ、リード線26dを介して発光素子33が点灯する。そして、発光素子33の上方に設けた可動鉄片40の切欠き部42を介し、発光素子33が点灯しているか否かを、ケース70の動作確認窓72から確認できる。このため、本実施形態では、一次コイル30に電圧が印加されている間は、発光素子33が発光し続けるので、電磁継電器10が動作しているか否かを外部から判別できる。
なお、ケース70は、その少なくとも一部が、発光素子33の光を外部から目視できるように、透光性を有する、あるいは、透明な動作確認窓72を有していてもよい。
ついで、一次コイル30への電圧の印加を停止すると、鉄芯31を通過する磁力線が消失し、可動接触片52がカード60を介して可動鉄片40を押し戻す。このため、可動接点52aは常開固定接点53aから開離した後、常閉固定接点51aに接触し、元の位置に復帰する。そして、二次コイル26に流れていた誘導電流が消失し、発光素子33が消灯する。これにより、電磁継電器10が動作を停止したことを目視で確認できる。
本実施形態では、スプール21の鍔部24に発光素子33を直接取り付けてある。このため、スプール21の鍔部24に接続端子を介して発光素子33を取り付ける必要がない。さらに、前記接続端子にリード線を介して前記発光素子33を電気接続する必要もない。この結果、接続端子の組付け作業、半田付け作業が不要となり、部品点数,組立工数が少なく、生産性の高い電磁石装置が得られる。
また、スプール21の筒状胴部22に二次コイル26をMID成形法で予め形成してあるので、二次コイルの巻線作業が不要となり、より一層、生産性が向上する。
さらに、前記発光素子33は、二次コイル26に流れる誘導電流で点灯する。このため、前記発光素子33を点灯するために必要な電力を、外部電源から得る必要がない。この結果、前記発光素子33を外部電源に接続する必要がなく、簡単な構造の電磁石装置20が得られる。
なお、本実施形態に係る電磁石装置20の二次コイル26は、その一部に階段状の補助パターン26bを設けてあるが、滑らかに連続する螺旋状の二次コイルを形成してもよい。
また、前記スプール21の連通孔22a,24aは、MID成形法で行うレーザ照射を容易にするため、すり鉢状に形成しておいてもよい。
本実施形態にかかる電磁石装置は、前述の電磁石装置に限らず、他の電磁石装置およびこれを組み込んだ電磁継電器に適用してもよい。
10 電磁継電器
11 ベース
12 配置スペース
13 リブ
14 圧入溝
15 係合爪部
20 電磁石装置
21 スプール
22 筒状胴部
22a 連通孔
23 貫通孔
24 鍔部
25 鍔部
24a 連通孔
26 二次コイル
26a パターン
26b 補助パターン
26c リード線
26d リード線
26e リード線
30 一次コイル
31 鉄芯
31b 磁極部
32 ヨーク
33 発光素子
34 抵抗
35 ヒンジバネ
40 可動鉄片
41 水平部
42 切欠き部
50 接点機構
51 固定接点端子
51a 常閉固定接点
52 可動接触片
52a 可動接点
53 固定接点端子
53a 常開固定接点
60 カード
61 操作用突起
70 ケース
71 係合孔
72 動作確認窓

Claims (8)

  1. 貫通孔を備えた筒状胴部を有するスプールと、
    前記筒状胴部の外周面に沿って螺旋状に、かつ、金属メッキで閉回路を形成するように形成された二次コイルと、
    前記二次コイルを被覆する絶縁材を介して巻回する導電性ワイヤで形成された一次コイルと、
    からなる電磁石装置であって、
    前記一次コイルまたは前記二次コイルのいずれか一方に電圧を印加して発生した誘電電流を、前記二次コイルまたは前記一次コイルのいずれか一方に流すことを特徴とする電磁石装置。
  2. 前記筒状胴部の少なくとも一端に鍔部を設けるとともに、前記筒状胴部の外周面に形成された前記二次コイルの両端を、前記筒状胴部および前記鍔部に設けた連通孔を介し、金属メッキで形成されたリード線で電気接続したことを特徴とする請求項1に記載の電磁石装置。
  3. 前記鍔部に固定され、かつ、前記二次コイルに電気接続された動作表示灯を有することを特徴とする請求項2に記載の電磁石装置。
  4. 前記動作表示灯が発光ダイオード(LED)であることを特徴とする請求項3に記載の電磁石装置。
  5. ベースに、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電磁石装置を組み込んだことを特徴とする電磁継電器。
  6. 前記一次コイルまたは前記二次コイルのいずれか一方に電圧を印加して生じた磁力により、前記スプールの貫通孔に挿通された鉄芯のうち、前記鍔部側から突出する前記鉄芯の磁極部に吸引されるように可動鉄片を配置するとともに、
    前記可動鉄片に、前記動作表示灯を目視できる切欠き部を設けたことを特徴とする請求項5に記載の電磁継電器。
  7. 前記ベースに嵌合したケースの外周面のうち、前記動作表示灯を目視できる位置に動作確認窓を設けたことを特徴とする請求項6に記載の電磁継電器。
  8. 前記動作確認窓が、前記ケースに設けた透明窓であることを特徴とする請求項7に記載の電磁継電器。
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