JP2017053955A - 画像形成装置 - Google Patents

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真之 徳本
Masayuki Tokumoto
真之 徳本
浩介 西川
kosuke Nishikawa
浩介 西川
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Abstract

【課題】 簡易な構成で、画像形成装置の配置に関わらずに排気性能を損なわない画像形成装置を提供する。
【解決手段】 プリンタ(100)は、シート(S)に形成された画像を加熱する定着部(15)と、定着部を覆う筐体(110)であって、表面に後側面のカバー113baと横側面のカバー113bと連結部113cを備える筐体と、定着部の熱気を排熱するための排気ファン(120)と、ファンにより送風された熱を排出するための開口が形成された排気部(115)であって、筐体の側面の周方向において連結部の全域にわたって設けられた排気部を有する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、記録材上に画像を形成する画像形成装置に関する。この画像形成装置としては、例えば、複写機、プリンタ、ファックス、及びこれらの機能を複数備えた複合機等が挙げられる。
画像形成装置では、シート(記録材、用紙)上にトナーの画像を形成して、これを定着装置により加熱、加圧することでシートに画像を定着させている。このような定着装置は周囲に熱を放出するため、画像形成装置内の空気が加熱されてしまう。画像形成装置内の空気が高温になると、装置の寿命低下を招くため、装置内で熱が発生した場合この熱を装置外に排出することが望ましい。
ところで昨今、オフィス等で用いられる画像形成装置は、省スペース化のために壁際に配置されることがある。画像形成装置が壁際に配置された場合、壁によって排気のための排気部が塞がれてしまう虞がある。仮に排気部が塞がれた場合、画像形成装置は、熱を機外に排出することが困難となり、機内が高温になってしまう。
特許文献1には、装置の上面に排気部を備える画像形成装置が記載されている。このような構成により、この画像形成装置は壁際に配置された場合であっても適切に排熱を行うことができる。
特開2013−152308号公報
しかしながら、画像形成装置の上面に排気部を配置しようとした場合、排気部への風路等を配置することが求められるため画像形成装置内部のスペースによっては内部構成が複雑になる場合がある。そのため、簡易な構成で、画像形成装置の配置に関わらずに排気性能を損なわない画像形成装置が望まれている。
本発明の目的は、簡易な構成で、画像形成装置の配置に関わらずに排気性能を損なわない画像形成装置を提供することである。
本発明は、画像形成装置において、記録材に形成された画像を加熱する加熱部を備え、記録材に画像形成するための画像形成部と、前記画像形成部を覆う筐体と、前記筐体の側面のうちの一側面の表面に設けられた第一のカバー部と、前記筐体の側面のうち前記一側面と異なる側面の表面に設けられた第二のカバー部と、前記筐体の表面に設けられ、前記第一のカバー部と前記第二のカバー部との間に設けられた曲面形状の第三のカバー部と、前記加熱部で生ずる熱を排熱するためのファンと、前記ファンにより送風された熱を排出するための開口が形成された排気部と、を有し、前記排気部は前記筐体の側面の周方向において前記第三のカバー部の全域にわたって設けられていることを特徴とするものである。
本発明によれば、簡易な構成で、画像形成装置の配置に関わらずに排気性能を損なわない画像形成装置を提供できる。
プリンタの主要構成を断面で示す図である。 プリンタの正面側を斜視した図である。 プリンタの背面側を斜視した図である。 図3において排気部の周囲を拡大して示す図である。 図4において、カバーを開けた状態を示す図である。 排気部の周囲の構成を示すプリンタの断面の図である。 オプション装置が装着された状態のプリンタを示す図である。 (a)は、従来例のプリンタの背面側を壁に接触させた状態を示す図である。(b)は、実施例のプリンタの背面側と一方の側面側を壁に接触させた状態を示す図である。(c)は、変形例のプリンタの背面側と一方の側面側を壁に接触させた状態を示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、実施例を挙げて詳細に説明する。なお、以下の実施例では、画像形成装置について、電子写真プロセスを利用したレーザービームプリンタを例に説明する。以降の説明において、このレーザービームプリンタをプリンタ100と呼ぶ。
プリンタ100は、画像形成部において形成したトナーの画像を転写部にてシートSに転写し、定着部にてシートSに画像を定着させることでシートSに画像を形成する画像形成装置である。以下、図1を用いてその構成を詳細に説明する。図1は、プリンタ100の主要構成を断面で示す図である。
図1に示すように、プリンタ100は、プリンタ100内の各構成を制御する制御手段として制御回路70を備えている。制御回路はCPU等の演算部とROMやRAMなどの記憶部を備えている。記憶部には各種プログラムが記憶されており、CPUはこれを読み出して各種制御が行う。例えば、制御回路70はPC等の外部情報端末200からプリント信号(画像情報)を受信するとプリンタ100内の各構成を制御して画像形成プロセス(プリントジョブ)を実行させる。
図1に示すように、プリンタ100は、プリンタ100内の各構成を給電するための給電手段として電源回路71を備えている。電源回路71は商用電源に電気的に接続されて用いられる。
[画像形成部]
画像形成部104は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色の画像を形成する4つのプロセスカートリッジPa〜Pdと、画像情報に基づいてレーザ光を照射する露光装置7a〜7dと、を備えている。プロセスカートリッジPaは、静電潜像が形成される感光体ドラム6a〜6dを備えている。4つのプロセスカートリッジPa〜Pdは、形成する画像の色が異なること以外は同じ構成であるためプロセスカートリッジPb〜Pdについての詳細な説明は省略する。画像形成部104は、感光体ドラム6a〜6dのトナー像が1次転写される無端状の中間転写ベルト2と、感光体ドラム6a〜6dのトナー像を中間転写ベルト2に1次転写する1次転写ローラ5a〜5dと、を備えている。1次転写ローラ5a〜5dは、中間転写ベルト2を感光体ドラム6a〜6dとの間に挟むことで1次転写部T1a〜T1dを形成している。1次転写部T1a〜T1dでは、感光体ドラム6a〜6dに形成された各色のトナー像が中間転写ベルト2に転写される。
画像形成部104は、中間転写ベルト2を張架する2次転写内ローラ1と、テンションローラ3と、2次転写上流ローラ8と、中間転写ベルト2をクリーニングする転写クリーニング部4と、を備えている。画像形成部104は、プロセスカートリッジPa〜Pdにトナーを供給するトナーカートリッジTa〜Tdを備えている。画像形成部104は、1次転写されたトナー像をシートSに2次転写する2次転写ローラ14と、2次転写されたトナー像を熱と圧力によりシートSに定着させる定着部15と、を備えている。
制御回路70によってプリントジョブが開始されると、画像情報に基づいて露光装置7a〜7dが感光体ドラム6a〜6dに向けてレーザ光を照射する。このとき、感光体ドラム6a〜6dは予め負極性の電位に帯電されており、レーザ光が照射されることで感光体ドラム6a〜6dに静電潜像が形成される。そしてこの静電潜像に負性のトナーが付着して感光体ドラム6a〜6dには、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)のトナー像がそれぞれ形成される。
感光体ドラム6a〜6dに形成された各色のトナー像には、1次転写部T1a〜T1dにおいて、1次転写ローラ5a〜5dに印加された正極性の1次転写バイアスと、1次転写ローラ5a〜5dと中間転写ベルト2との加圧力とが作用する。
これにより、感光体ドラム6a〜6dに形成された各色のトナー像は、1次転写部T1a〜T1dにおいて、感光体ドラム6a〜6dから順次、中間転写ベルト2に重ね合わされるように転写される。
中間転写ベルト2に重畳転写された4色のトナー像は、中間転写ベルト2が回転駆動することにより2次転写ローラ14まで搬送される。
[給送部]
図1に示すように、プリンタ装置100は、積載された状態の複数のシートSを収納する給送カセット11と、給送カセット11からシートSを給送及び搬送するシート搬送部103と、を備えている。シートSとは、その表面(記録材上)に画像が形成される記録材(記録媒体、用紙)である。シートSの具体例として、普通紙、厚紙、樹脂製のシート状部材、オーバーヘッドプロジェクター用フィルムなどがある。
シート搬送部103は、給送カセット11に収納されたシートSを摩擦分離方式により1枚ずつに分離しながら給送する給送ローラ12を備える。シート搬送部103は、給送されたシートSを搬送する搬送ローラ対13を備えている。搬送ローラ対13は、第1ローラ30と第2ローラ20を備える。
シート搬送部103は、搬送ローラ対13に搬送されるシートSの斜行を補正する斜行補正機構80を備える。シート搬送部103は、中間転写ベルト2とともに2次転写部T2を形成する2次転写ローラ14を備える。
制御回路70によってプリントジョブが実行されると、画像形成部104におけるトナー像の形成動作に並行して、シートSの搬送動作が行われる。すなわち、給送カセット11に収納されたシートSが給送ローラ12により1枚ずつ分離及び給送され所定のタイミングで搬送ローラ対13に搬送される。搬送ローラ対13は、斜行補正機構80によりシートSの斜行を補正しつつ、シートSを2次転写部T2に向けて搬送する。2次転写部T2に搬送されたシートSには、2次転写ローラ14に印加された正極性の2次転写バイアスと、2次転写ローラ14と中間転写ベルト2との間の加圧力が作用する。これにより、中間転写ベルト2に保持されていた4色のトナー像がシートSに2次転写される。
[定着部]
トナー像が転写されたシートSは次に加熱部としての定着部15に搬送される。定着部15はシートSを加熱するための一対のローラを備える。シートSは一対のローラに挟持搬送されることで加熱及び加圧される。こうしてシートSにはトナー像が定着される。なお、シートSを加熱する際、一対のローラは180℃近くとなるため、その放熱により定着部15の周囲の空気(雰囲気)は加熱される。
定着部15は、側面カバー112が支持軸112aを中心に回動することで露出した状態となる。本実施例の定着部15は、交換可能にユニット化されており、矢印A1方向に引くことでプリンタ100から取り外すことができる。
[排気部]
その後、トナー像が定着されたシートSは機外に排出される。プリンタ100は、シートSを排出する排出ローラ16と、排出されたシートSが積載される積載部17と、を備えている。
[筐体]
次に、プリンタ100の筐体110について説明する。画像形成部104や定着部15を覆う諸々の構成を筐体110と呼ぶ。本実施例の筐体110は、各側面を凹凸の少ないフラット形状にすることができる。そのため、プリンタ100は壁際などの狭い設置スペースに設置することができる。
図2は、プリンタの正面側を斜視した図である。図3は、プリンタの背面側を斜視した図である。図4は、図3において排気部の周囲を拡大して示す図である。図5は、図4において、カバーを開けた状態を示す図である。
図2に示すように、本実施例のプリンタ100は上述した主要構成に加えて、いくつかの構成を備えている。
原稿読み取り台132は、セットされたシートSの画像情報を読み込むことができる。読み込まれた画像は制御回路70に送信され、原稿のコピージョブに利用される。あるいは、読み込まれた画像情報は制御回路70に送信され、スキャン画像として外部情報端末200に送信される。
操作パネル133は、情報を表示するためのディスプレイと入力を行うためのボタンを備える操作部である。ユーザは操作パネル133を操作することで、プリントジョブの各種設定を行うことができる。
給送カセット134は、給送カセット11とは別の種類のシートSを積載して収納可能な構成である。給送カセット134及び給送カセット11は矢印方向A2(図2)に引き出すことでシートSの補充を行うことができる。
プリンタ100は周方向に4つの側面が並んでいる。側面のうちの1つ(一側面)として、給送カセット11が引き出される側をプリンタ100の正面(前側面)と呼ぶ。あるいは、操作パネル133は設けられた側の側面をプリンタ100の正面と呼ぶ。側面のうちの1つ(一側面)として、正面に平行な面に対して直交する方向に延びる2つの側面を横側面と呼ぶ。側面のうちの1つ(一側面)として、正面と正対する対向面を背面(後側面)と呼ぶ。
水平方向において、プリンタ100の前側面・横側面・後側面の寸法はそれぞれ600mmである。
図2、3に示すように、プリンタ100の筐体110は複数の外装カバーを備えている。
正面カバー111は、プリンタ100の正面側に設けられている。正面カバー111は正面側に開放可能であり、正面カバー111が開放された状態ではトナーボトル等の交換部品を交換することができる。正面カバー111が閉じられた状態では、プリンタ100の正面が略フラットな状態となる。
側面カバー112は、プリンタ100の一方の横側面側に設けられている。
側面カバー112は、横側面側に開放可能であり、側面カバー112が開放された状態ではプリンタ100の各種メンテナンスを行うことができる。詳細には、定着部15を交換することができ、また、シート搬送部103で発生したジャムを解消することができる。側面カバー112が閉じられた状態では、プリンタ100の一方の側面が略フラットな状態となる。
プリンタ100の他方の横側面には、マルチ給送トレイ(不図示)が設けられている。マルチ給送トレイ(不図示)には不定型サイズのシートSをセットすることができる。マルチ給送トレイは開閉可能に設けられており、マルチ給送トレイが閉じられた状態では、プリンタ100の他方の側面が略フラットな状態となる。
背面カバー113はプリンタ100内の回路部品(不図示)を保護している。背面カバー113はビス止めされており通常は取り外されることはない。背面カバー113はプリンタ100の背面側に背面部113aを備えている。背面部113aプリンタ100の背面が略フラットになるように構成されている。また、背面カバー113はプリンタ100の横側面の一部に側面部113bを備えている。側面部113bはプリンタ100の一方の横側面が略フラットとなるように構成されている。
背面カバー113は、背面部113aと側面部113bとを結ぶ連結部113cを備えている。連結部113cは背面部113aと側面部113bを結ぶ曲面形状をしている。つまり、連結部113cは、背面部113aと側面部113bを曲面状に架け渡す曲面部である。
プリンタ100の背面を壁に密着させた場合に壁と間に隙間ができるように、連結部113cの曲率半径は25mm以上50mm以下の範囲で設計されることが望ましい。本実施例では連結部113cの曲率半径を30mmである。したがって、連結部113cの寸法は、プリンタ100の横側面・後側面と比べて十分に小さいが、部材のR面取りなどと比べると十分に大きい。
角部カバー117は、プリンタ100の背面とプリンタ100の一方の側面を跨るように設けられた小サイズのカバー部材である。図5に示すように、角部カバー117は回動軸117aを中心に開閉可能な構成となっている。角部カバー117が開放された状態では、背面カバー113の裏側に設けられた回路部品(不図示)の一部へとアクセスすることができる。角部カバー117が閉じられた状態において、角部カバー117は背面カバー113の一部として機能する。そのため、角部カバー117が閉じられた状態において、プリンタ100の背面は略フラットな状態となり、プリンタ100の一方の側面は略フラットな状態となる。角部カバー117は、背面部113aに相当する部分と、側面部113bに相当する部分と連結部113cに相当する部分と、排気部115を形成する複数のリブ118(後述)とが一体成形された部材である。
[排気部]
次に、定着部15の周囲の熱気を機外に排出するための排気構成について説明する。図6は、排気部の周囲の構成を示すプリンタの断面の図である。図7は、オプション装置が装着された状態のプリンタを示す図である。図8(a)は、従来例のプリンタの背面側を壁に接触させた状態を示す図である。図8(b)は、実施例のプリンタの背面側と一方の横側面側を壁に接触させた状態を示す図である。図8(c)は、変形例のプリンタの背面側と一方の側面側を壁に接触させた状態を示す図である。プリンタ100において定着部15の熱気が機内にこもると、機内が昇温して制御回路70や電源回路71などの機内の各構成部品の寿命を低下させてしまう虞がある。そのためプリンタ100は定着部15の周囲の熱気を機外に排出するための排気構成を備えている。上述したようにプリンタ100は側面をフラットな状態にすることができる。そのため、プリンタ100はその側面が壁に密着するように配置される場合がある。
図8(a)に示すように、従来例ではプリンタ100の背面側にのみ排気部を設けているため、背面が壁に密着してしまうと排気が困難になる。
一方、本実施例では、プリンタ100の側面間の角(連結部113c)を曲面形状に形成し、ここに排気部115を設けている。そのため、本実施例プリンタ100は、及び横側面が壁に密着している場合であっても適切に排熱ができる。以下、図を用いて排気構成について詳細に説明する。
図6に示すように、プリンタ100内には、定着部15の近傍で且つ定着部15よりも上側に排気ファン120が設けられている。
排気ファン120は、プリンタ100内の空気を図6の矢印方向にむけて送風することで、プリンタ100内が定着部15の熱気によって昇温することを抑制している。本実施例の排気ファン120の寸法は60×60×25[mm]であり、定格電力を供給した場合は0.81 [m/min]の出力で送風をおこなう。排気ファン120の送風方向には排気ルーバー121が設けられており、排気ファン120への異物の侵入を抑制している。排気ルーバー121は排気ファン120による送風を妨げないように開口率が50%以上であることが望ましい。本実施例の排気ルーバー121の寸法は60×60[mm]であり、開口率は70%である。
排気ダクト122は、排気ファン120からの送風を排気部115に案内する案内部材である。排気ダクト122は角部カバー117に取り付けられており、
角部カバー117が開放状態になると、排気ルーバー121と排気ダクト122が離れる構成になっている。なお、角部カバー117が閉じているときに排気ルーバー121と排気ダクト122の間に生じる隙間は封止シート120aによって埋められている。
排気部115は、機内の空気を機外に排出するために筐体110に設けられた開口である。本実施例の排気部115は角部カバー117に設けられている。
排気部115は、背面部113a側に設けられた面排気部115aと、連結部113c側に設けられた角排気部115bと、を備えている。
角排気部115bは、背面部113aの端部位置の仮想線116と側面部113bの端部位置の仮想線119に跨って(亘って)設けられている。つまり、角排気部115bは、角部カバー117の連結部113cに相当する部分と水平方向の全域と鉛直方向において隣り合うように設けられている。
図4において、排気部115の高さ方向の寸法をY1で示し、面排気部115aの水平方向の寸法をX1で示し、水平方向において角部カバー117の表面に沿った角排気部115bの寸法をX2で示す。本実施例では、Y1は45[mm]であり、X1は40[mm]であり、X2は42[mm]である。角排気部115bの領域(面積)と面排気部115aの領域の総和のうち、割合として30%以上は角排気部115bであることが望ましい。本実施例では排気部115の領域(面積)のうち50%以上が角排気部115bである。
排気部115には複数のリブ118がルーバー状に配置されており、角部カバー117の内部への異物の侵入を抑制している。複数のリブ118は排気ファン120による送風を妨げないように開口率が50%以上であることが望ましい。本実施例の複数のリブ118の開口率は70%である。
図4に示すように、排気部115は複数のリブ118によって複数の開口に区切られている。本実施例では、鉛直方向に伸びる1つのリブと水平方向に延びる12本のリブによって排気部115は14の開口に区切られている。
角排気部115bにおいて、水平方向に延びるリブは連結部113c曲面形状に沿った形状であることが望ましく、鉛直方向に延びるリブは排気を妨げないように配置されていることが望ましい。本実施例では、鉛直方向に延びるリブを角排気部115bに設けずに面排気部115aに設けている。このとき、角排気部115bの各々の開口は連結部113cの水平方向の全域に設けられている。しかしながら、連結部113cの水平方向の全域のうち80%以上が開口となる開口群が形成されれば、連結部113cに鉛直方向に延びるリブを設けてもよい。
また、このとき、角排気部115bにおける各々の開口は、鉛直方向長さに対して水平方向長さが長い。各々の開口の水平方向長さは鉛直方向長さの2倍以上であることが望ましく、本実施例では7倍である。
ここで、プリンタ100の背面と一方の横側面が壁に密着している場合について想定する。このとき、角排気部115bから排出された熱気は壁と連結部113cの間に生じる隙間を通って鉛直方向上側と鉛直方向下側に逃げることができる。上述したように、本実施例では連結部113cの曲率半径が30[mm]であるため、上述した隙間の断面積は193[mm]である。これは、60×60のファンの断面積3600[mm]の5%である180[mm]以上の面積となっており、角排気部115bから排熱を行うのに十分なスペースである。
以上で説明したように、本実施例では、プリンタ100の排気部115が角排気部115bを備えている。そのためプリンタ100の背面が壁に密着して面排気部115aが塞がれてしまった場合であっても機内の熱を適切に機外に排出できる。これは、プリンタ100の一方の横側面にさらに壁が密着した場合であっても同様である。また、図7に示すように、シート後処理装置130や多数枚給送カセット131等のオプション装置がプリンタ100に装着された状態であっても同様の効果が得られる。
[変形例]
実施例では、連結部113cを曲面形状にしていた。しかしながら、プリンタ100と壁の間に隙間を形成して、そこから排気が可能であれば、連結部113cの形状は他の形状であってもよい。例えば図8(c)に示すように、プリンタ100において、背面と鈍角で交差し且つ一方の横側面と鈍角で交差する(傾斜する)新たな面を形成してもよい。このとき、この新たな面の水平方向長さは排気ファン120の半径以上であることが望ましく、35mm以上70mm以下であることが望ましい。つまり、変形例において、連結部113cの水平方向の長さは、後側面、横側面の長さに比べて十分に小さい。目安として、連結部113cの水平方向の長さは、後側面、横側面の水平方向の長さの15%以下であることが望ましい。
[評価]
比較例を用いて本実施例の効果の検証をおこなった。本実施例のプリンタ100と比較例のプリンタ100の違いは角排気部115bの有無のみである。つまり、比較例には角排気部115bが設けられていない。
検証ではまず、壁からプリンタ100を十分に離して設置した状態(通常時)で、4時間連続して画像形成を実行させる試験を行う。また、プリンタ100の正面以外の3つの側面をそれぞれ壁に密着させて設置した状態(壁ピタ時)で、4時間連続して画像形成を実行させる試験を行う。そして、試験後の電源回路71の周囲の温度とそのときの排気ファン120の出力について測定する。従来例のプリンタ100も実施例のプリンタ100も1分間に60枚のシートSを処理可能である。試験時の室温は25℃である。結果を表に示す。
表によれば、通常時では、比較例と実施例に電源温度の違いは見られない。しかしながら、実施例は面排気部115aに加えて角排気部115bを備えており、排気効率がよいため、ファンの出力を80%に維持できている。一方、壁ピタ時では、実施例の電源温度は比較例の電源温度よりも8度低い。つまり、角排気部115bにはプリンタ100の壁ピタ時に機内昇温を抑制する効果があるといえる。
本実施例によれば、プリンタ100の背面が壁に密着した状態であっても機内が昇温してしまうことを抑制できる。プリンタ100の背面及び側面が壁に密着した状態であっても機内が昇温してしまうことを抑制できる。プリンタ100の機内が昇温して画像不良が発生してしまうことを抑制できる。プリンタ100の機内が昇温して制御回路70や電源回路71の部品の寿命が低下してしまうことを抑制できる。
(その他の実施例)
以上、本発明を適用することができる実施例について説明したが、実施例で例示した寸法等の数値は一例であって、この数値に限定されるものではない。発明を適用できる範囲において、数値は適宜変更できる。また、発明を適用できる範囲において実施例に記載の構成を適宜変更してもよい。
定着部15においてシートSを加熱する構成は一対のローラのみには限られない。例えば、一対のローラの少なくとも一方をベルトに置き換えてもよい。
プリンタ100を例に説明した画像形成装置は、フルカラーの画像を形成する画像形成装置に限られず、モノクロの画像を形成する画像形成装置でもよい。
15 定着部
113 背面カバー
113a 背面カバーの背面部(第1のカバー部)
113b 背面カバーの側面部(第2のカバー部)
113c 背面カバーの連結部(第3のカバー部)
115 排気部
115a 面排気部
115b 角排気部
120 排気ファン
121 排気ルーバー
122 排気ダクト

Claims (12)

  1. 記録材に形成された画像を加熱する加熱部を備え、記録材に画像形成するための画像形成部と、
    前記画像形成部を覆う筐体と、
    前記筐体の側面のうちの一側面の表面に設けられた第一のカバー部と、
    前記筐体の側面のうち前記一側面と異なる側面の表面に設けられた第二のカバー部と、
    前記筐体の表面に設けられ、前記第一のカバー部と前記第二のカバー部との間に設けられた曲面形状の第三のカバー部と、
    前記加熱部で生ずる熱を排熱するためのファンと、
    前記ファンにより送風された熱を排出するための開口が形成された排気部と、を有し、
    前記排気部は前記筐体の側面の周方向において前記第三のカバー部の全域にわたって設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第一のカバー部の一部と、前記第二のカバー部の一部と、前記排気部を有する前記第三のカバー部の一部は一体で成形されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第三のカバー部の曲面形状の曲率半径は25mm以上50mm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記排気部は前記周方向において前記第三のカバー部の全域にわたって設けられた開口を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記排気部は前記周方向において前記第三のカバー部の全域にわたって並べて設けられた複数の開口を有し、前記複数の開口の開口率は80%以上であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記排気部は前記画像形成装置の鉛直方向において並べて設けられた複数の開口を有し、前記複数の開口の開口率は50%以上であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 記録材に形成された画像を加熱する加熱部を有し、記録材に画像形成するための画像形成部と、
    前記画像形成部を覆う筐体と、
    前記筐体の側面のうちの一側面の表面に設けられた第一のカバー部と、
    前記筐体の側面のうち前記一側面と異なる側面の表面に設けられた第二のカバー部と、
    前記筐体の表面に設けられ、前記第一のカバー部と前記第二のカバー部との間に前記第一のカバー部と前記第二のカバー部に対してそれぞれ傾斜して配置され、前記筐体の側面の周方向における前記第一のカバー部の長さと前記第二のカバー部の長さよりもそれぞれ短い長さの第三のカバー部と、
    前記加熱部で生ずる熱を排熱するためのファンと、
    前記ファンにより送風された熱を排出するための開口を有する排気部と、を有し、
    前記排気部は前記周方向において前記第三のカバー部の全域にわたって設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記第一のカバー部の一部と、前記第二のカバー部の一部と、前記排気部を有する前記第三のカバー部の一部は一体で成形されていることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記周方向における前記第三のカバー部の長さは25mm以上50mm以下であることを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
  10. 前記排気部は前記周方向において前記第三のカバー部の全域にわたって設けられた開口を有することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記排気部は前記周方向において前記第三のカバー部の全域にわたって並べて設けられた複数の開口を有し、前記複数の開口の開口率は80%以上であることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記排気部は前記画像形成装置の鉛直方向において並べて設けられた複数の開口を有し、前記複数の開口の開口率は50%以上であることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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