JP2017053414A - 作業機の油圧システム - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1の作業機は、ポンプから吐出されて供給対象に送られるパイロット油の圧力を制御するパイロット圧制御弁と、このパイロット圧制御弁が組み込まれた弁ボディとを備えている。特許文献1では、弁ボディに、ポンプから吐出されたパイロット油を流入させるヒートアップ油路を設け、ヒートアップ油路に流入させたパイロット油をリリーフ弁又は絞りを介して作動油タンクに流すことにより弁ボディをヒートアップしている。
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、簡単に暖機を行うことが可能な作業機の油圧システム及びこの油圧システムを備えた作業機を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、作動油を吐出する油圧ポンプと、作動油を貯留するタンクと、 作動油によって作動する油圧機器と、前記油圧機器を制御可能な弁であって、作動油のうち制御用として用いられる作動油であるパイロット油のパイロット圧によって作動油の流す方向を切換可能な制御弁と、前記パイロット油が供給され且つ前記制御弁に付与するパイロット油のパイロット圧を設定する比例弁と、前記比例弁と前記制御弁とを接続する第1油路と、前記第1油路と前記タンクとを接続する第2油路と、前記比例弁によって前記制御弁に付与するパイロット圧を、前記制御弁の切換が行われる切換圧未満に設定可能な第1設定部と、を備えている。
請求項7に係る発明は、前記第4油路に流れる作動油の流量を低下させる絞り部を備えている。
請求項8に係る発明は、前記作動油の温度を測定する測定装置を備え、前記第1設定部は、前記測定装置で測定された温度が、予め定められた温度以下である場合に、前記制御弁に付与するパイロット圧を、前記切換圧未満に保持する。
請求項10に係る発明は、前記作動油の温度を測定する測定装置を備え、前記第3設定部は、前記測定装置で測定された温度が予め定められた温度以下である場合に、前記第1作動弁の作動油の圧力を所定値にすることで前記操作弁から出力されるパイロット圧の最大値を、前記制御弁の切換が行われる切換圧未満に保持する。
請求項12に係る発明は、前記作動油の温度を測定する測定装置を備え、前記第5設定部は、前記測定装置で測定された温度が予め定められた温度以下である場合に、前記第2作動弁による作動油の圧力を、前記油圧装置が作動する作動圧未満に保持する。
請求項14に係る発明は、前記油圧機器を操作する操作部材を備え、前記第2設定部は、前記操作部材の操作が行われていない場合は、前記制御弁の開度を、前記切換開度未満に保持し、且つ、操作部材の操作が行われた場合には、前記制御弁の開度を、当該操作部材の操作に応じた開度に設定する。
請求項17に係る発明は、前記第5設定部は、前記操作部材の操作が行われていない場合は、前記第2作動弁の作動油の圧力を所定値に設定することで前記油圧装置が作動する作動圧未満に保持し、前記操作部材の操作が行われた場合には、前記油圧装置が作動する作動圧以上に保持する。
[第1実施形態]
図15は、本発明に係る作業機の側面図を示している。図15では、作業機の一例として、コンパクトトラックローダを示している。但し、本発明に係る作業機はコンパクトトラックローダに限定されず、例えば、スキッドステアローダ等の他の種類のローダ作業機であってもよい。また、ローダ作業機以外の作業機であってもよい。
作業装置4は、ブーム10と、作業具11と、リフトリンク12と、制御リンク13と、ブームシリンダ14と、バケットシリンダ15とを有している。
リフトリンク12、制御リンク13及びブームシリンダ14は、左側と右側の各ブーム10に対応して機体2の左側と右側にそれぞれ設けられている。
リフトリンク12は、各ブーム10の基部の後部に、縦向きに設けられている。このリフトリンク12の上部(一端側)は、各ブーム10の基部の後部寄りに枢支軸16(第1枢支軸)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。また、リフトリンク12の下部(他端側)は、機体2の後部寄りに枢支軸17(第2枢支軸)を介して横軸回りに回転自在に枢支されている。第2枢支軸17は、第1枢支軸16の下方に設けられている。
左側のブーム10の前部には、接続部材50が設けられている。接続部材50は、予備アタッチメントに装備された油圧機器と、ブーム10に設けられたパイプ等の第1管材とを接続する装置である。具体的には、接続部材50の一端には、第1管材が接続可能で、他端には、予備アタッチメントの油圧機器に接続された第2管材が接続可能である。これにより、第1管材を流れる作動油は、第2管材を通過して油圧機器に供給される。
左側及び右側の各走行装置5は、本実施形態ではクローラ型(セミクローラ型を含む)の走行装置が採用されている。なお、前輪及び後輪を有する車輪型の走行装置を採用してもよい。
図1及び図2に示すように、油圧システムは、走行系油圧システム30Aと、作業系油圧システム30Bとに大別することができる。
走行系油圧システム30Aについて説明する。
図1に示すように、走行系油圧システム30Aは、主に、左走行モータ装置(第1走行モータ装置)31Lと、右走行モータ装置(第2走行モータ装置)31Rとを駆動するシステムである。また、走行系油圧システム30Aは、原動機32と、方向切換弁33と、第1油圧ポンプP1と、第1走行モータ装置31Lと、第2走行モータ装置31Rと、油圧装置34とを備えている。
第1走行モータ装置31Lは、機体2の左側に設けられた走行装置5の駆動軸に動力を伝達するモータである。第2走行モータ装置31Rは、機体2の右側に設けられた走行装置の駆動軸に動力を伝達するモータである。
斜板切換シリンダ37は、伸縮によってHSTモータ36の斜板の角度を変更するシリンダである。走行制御弁38Aは、斜板切換シリンダ37を一方側或いは他方側に伸縮させる弁であって、第1位置38a及び第2位置38bに切り換わる二位置切換弁である。この走行制御弁38Aの切換え操作は、当該走行制御弁38Aに接続された上流側に位置する方向切換弁33によって行われる。
油圧装置34は、第1走行モータ装置31L及び第2走行モータ装置31Rを駆動する装置であって、第1走行モータ装置31Lの駆動用の駆動回路(左用駆動回路)34Lと、第2走行モータ装置31Rの駆動用の駆動回路(右用駆動回路)34Rとを有している。
作業系油圧システム30Bについて説明する。
第2油圧ポンプP2は、第1油圧ポンプP1とは異なる位置に設置されたポンプであって、定容量型のギヤポンプによって構成されている。第2油圧ポンプP2は、作動油タンク22に貯留された作動油を吐出可能である。特に、第2油圧ポンプP2は、主に油圧アクチュエータを作動させる作動油を吐出する。
第1制御弁56Aには、油路を介してブームシリンダ14が接続され、第2制御弁56Bには、油路を介してバケットシリンダ15が接続されている。
操作レバー58を後側に傾動させると、上昇用パイロット弁(操作弁)59Bが操作されて当該上昇用パイロット弁59Bから出力されるパイロット油のパイロット圧が設定される。このパイロット圧は、第1制御弁56Aの受圧部に作用し、ブームシリンダ14が伸長して、ブーム10は上昇する。
操作レバー58を左側に傾動させると、バケットスクイ用のパイロット弁(操作弁)59Dが操作され当該パイロット弁59Dから出力されるパイロット油のパイロット圧が設定される。このパイロット圧は、第2制御弁56Bの受圧部に作用し、バケットシリンダ15は収縮して、バケット11がスクイ動作する。
詳しくは、給排油路83は、第3制御弁56Cの第1給排ポートと接続部材50の第1ポートとを接続する第1給排油路83aを含んでいる。また、給排油路83は、第3制御弁56Cの第2給排ポートと接続部材50の第2ポートとを接続する第2給排油路83bとを含んでいる。つまり、第3制御弁56Cを操作することによって、第3制御弁56Cから第1給排油路83aに向けて作動油を流したり、第3制御弁56Cから第2給排油路83bに向けて作動油を流すことができる。
第1油路86は、パイロット油を比例弁60(第1比例弁60Aと、第2比例弁60B)を介して第3制御弁56Cに流す油路である。第1油路86は、鋼管、パイプ、ホース等で構成されている。第1油路86は、第1比例弁60Aと第3制御弁56Cの受圧部61aとを接続する第1制御油路86aと、第2比例弁60Bと第3制御弁56Cの受圧部61bとを接続する第2制御油路86bとを含んでいる。
以下、第3制御弁56C、比例弁60、制御装置90、第1設定部91、記憶部92、操作部材93等について詳しく説明する。
図3に示すように、例えば、第3制御弁56Cの受圧部61aに作用するパイロット圧が、中立位置62cから第1位置62aに切り換える境界の圧力(切換圧)A1未満であれば、第3制御弁56Cは中立位置62cのままである。
同様に、第3制御弁56Cの受圧部61bに作用するパイロット圧が、中立位置62cから第2位置62bに切り換える境界の圧力(切換圧)A2よりも低い圧力であれば、第3制御弁56Cは第3位置62cのままである。第1設定部91は、操作部材93が操作されていない状態において、第3制御弁56Cの受圧部61bに所定のパイロット圧(第2与圧B2という)をかける制御を行う。第2与圧B2は、零以上であって切換圧A2未満(0<B2<P2)である。即ち、第1設定部91は、受圧部61bに作用するパイロット圧が第2与圧B2となるように、第2比例弁60Bの開度を設定する。言い換えれば、第1設定部91は、第2制御油路86bのパイロット圧を零以上切換圧A2未満に設定する。
この実施形態では、切換圧A1と切換圧A2とは同じ値であるが異なる値であってもよい。また、切換圧A1及び切換圧A2は、第3制御弁56Cに設けられたスプリング(パイロット圧に伴って移動するスプールを中立位置に戻そうとするスプリング)によって設定が可能である。
例えば、操作部材93を一方向に揺動、或いは、スライドすることによって、第1比例弁60Aの開度を調整した結果、受圧部61aのパイロット圧が切換圧以上になると、第3制御弁56Cのスプールが移動して当該第3制御弁56Cは、第1位置62aに切り換わる。また、例えば、操作部材93を他方向に揺動、或いは、スライドすることによって、第2比例弁60Aの開度を調整した結果、受圧部61bのパイロット圧が切換圧以上になると、第3制御弁56Cのスプールが移動して当該第3制御弁56Cは、第3制御弁56Cは第2位置62bに切り換わる。
[第2実施形態]
図5は、第2実施形態における走行系油圧システムの一部を示している。図5は、走行系油圧システム30Aにおいて、第1実施形態で示した走行制御弁38Aを、別の走行切換弁38Bに変更した回路を示している。第2実施形態では、第1実施形態と異なる構成について説明する。
第3油路100は、走行制御弁38Bの第1給排ポートと斜板切換シリンダ37の第1ポート(ボトムポート)とを接続する第1給排油路100aを含んでいる。また、第3油路100は、走行制御弁38Bの第2給排ポートと斜板切換シリンダ37の第2ポート(ロッドポート)とを接続する第2給排油路100bとを含んでいる。つまり、走行制御弁38Bを操作することによって、走行制御弁38Bから第1給排油路100aに向けて作動油を流したり、走行制御弁38Bから第2給排油路100bに向けて作動油を流すことができる。
具体的には、第4油路101は、第1給排油路100aと作動油タンク22を接続する第1排出油路101aと、第2給排油路100bと作動油タンク22を接続する第2排出油路101bとを含んでいる。また、第4油路101には、当該第4油路101に流れる作動油の流量を低下させる絞り部102が設けられている。絞り部102は、第1給排油路100aに設けられた第1絞り部102aと、第2給排油路100bに設けられた第2絞り部102bとを含んでいる。
以下、走行制御弁38B、走行制御弁38B、制御装置105、第2設定部106、記憶部107、操作部材108等について詳しく説明する。
図6は、走行制御弁38Bの開度と、走行制御弁38Bの切替との関係を示した図である。
また、走行制御弁38Bの開度が、中立位置38cから第2位置38bに切り換える境界の開度(第2切換開度)M2未満であれば、走行制御弁38Bは中立位置38cのままである。第2設定部106は、操作部材108が操作されていない状態では、走行制御弁38Bの開度K2を最低開度M3以上第2切換開度M2未満に設定する(M3≦K1<M2)。
この実施形態では、第1切換開度M1と第2切換開度M2とは同じ値であるが異なる値であってもよい。また、第1切換開度M1及び第2切換開度M2は、走行制御弁38Bに設けられたスプリング(パイロット圧に伴って移動するスプールを中立位置に戻そうとするスプリング)によって設定が可能である。
例えば、操作部材108を一方向に揺動、或いは、スライドすることによって、走行制御弁38Bの開度が切換開度以上になると、走行制御弁38Bのスプールが移動して当該走行制御弁38Bは、第1位置38aに切り換わる。また、例えば、操作部材108を他方向に揺動、或いは、スライドすることによって、走行制御弁38Bの開度が切換開度以上になると、走行制御弁38Bのスプールが移動して当該走行制御弁38Bは、走行制御弁38Bは第2位置38bに切り換わる。
[第3実施形態]
図8は、第3実施形態における走行系油圧システムの一部を示している。第3実施形態は、走行モータを変更した例であり、全ての実施形態に適用可能である。なお、上述した実施形態と同様の構成については説明を省略する。
[第4実施形態]
図9は、第4実施形態における作業系油圧システムを示している。なお、上述した実施形態と同様の構成については説明を省略する。図9に示す符号「X1」は油路の繋ぎ先を示している。
第3設定部122は、リモコン弁から出力されるパイロット圧の最大値(上限値)を、制御弁56の切換が行われる切換圧未満に設定可能である。具体的には、操作レバー58を最大に操作した状態(フルストローク)では、リモコン弁から出力されるパイロット圧は最大になる。第3設定部122は、第1作動弁120を励磁して当該第1作動弁120を開いた状態においても、リモコン弁から出力されるパイロット圧の最大値が制御弁56の切換圧未満となるように、第1作動弁120の開度を設定する。説明の便宜上、リモコン弁から出力されるパイロット圧の最大値(操作レバー58をフルストロークした場合にリモコン弁から出力されるパイロット圧の上限値)のことを、最大パイロット圧という。
以下、第3設定部122の動作について詳しく説明する。
制御装置90には、スイッチ123が接続されている。スイッチ123は、制御弁56の作動を許可するか否か否を設定するオン・オフ切換スイッチである。スイッチ123の操作は、例えば、運転席8の周囲に設けられたレバー(アンロード)の上げ下げによって行う。レバーが上げられている場合、スイッチ123がオンとなり、レバーが下げられている場合、スイッチ123がオフとなる。
以上、第3設定部122によれば、最大パイロット圧を、制御弁56の切換が行われる切換圧未満にしている。そのため、操作レバー58が操作されていない状態(操作レバー58を中立状態にしている状況下)では、作動油を、吐出油路40、第7油路121a、121b、第6油路43a、43b、43c、43d、リモコン弁のポートを経て排出油路42及び作動油タンク22に流すことができる。したがって、吐出油路40、第7油路121a、121b、第6油路43a、43b、43c、43d、リモコン弁を通して作動油を循環することができ、暖機を簡単に行うことができる。
[第5実施形態]
図10は、第5実施形態における走行系油圧システムを示している。なお、上述した実施形態と同様の構成については説明を省略する。
走行レバー254は、上述した走行レバー54と構造は同じであって、下部にリモコン弁255A、255Bが設けられている。リモコン弁255A、255Bは、作動油タンク22に接続する排出ポート(ポート)を有し、排出油路42を介して作動油タンク22に接続されている。
[第6実施形態]
図11は、第6実施形態における走行系油圧システムを示している。なお、上述した実施形態と同様の構成については説明を省略する。
第8油路130aが接続されている。分岐後の他方の油路140aには、第8油路130bが接続されている。一方の油路140a及び他方の油路140aにおいて、第2バイパス油路151を接続する区間には、HSTポンプ53からのパイロット油を許容しHSTポンプ53へ向かうパイロット油を阻止する逆止弁152が接続されている。第10油路140において、分岐前の油路には、第2作動弁141が設けられている。
制御装置90は、第5設定部142と、記憶部92とを備えている。第5設定部142は、制御装置90に組み込まれたプログラム、電気・電子回路等から構成されている。記憶部92は上述した実施形態と同様に、HSTポンプ53が作動する最低の圧力である作動圧、作動圧に相当する第1作動弁120の開度(切換開度)、切換開度に相当する電流値を記憶している。
[第7実施形態]
図13は、第7実施形態における作業系油圧システムの一部を示している。なお、上述した実施形態と同様の構成については説明を省略する。
第7実施形態における作業系油圧システムでは、第3バイパス油路161と、第4バイパス油路162とを有している。第3バイパス油路161は、一方の切換弁160Aの入側と一方の切換弁160Aの出側とを繋ぐ油路で、絞り部163が設けられている。言い換えれば、第3バイパス油路161は、一方の切換弁160Aの入力ポートの近傍と、第1制御油路186aとを接続している。
以上、第7実施形態によれば、一方の切換弁160aを第1位置160aにした状態では、作動油は、吐出油路40及び第3バイパス油路161を通って第1制御油路186aに入り、一方の切換弁160aを通過して、作動油タンク22に流れる。同様に、他方の切換弁160bを第1位置160bにした状態では、作動油は、吐出油路40及び第4バイパス油路162を通って第2制御油路186bに入り、他方の切換弁160bを通過して、作動油タンク22に流れる。このように、作動油を、吐出油路40、バイパス油路(第3バイパス油路161、第4バイパス油路162)、切換弁160a、160bを通して作動油を循環することができ、暖機を簡単に行うことができる。
[第8実施形態]
図14は、第8実施形態における走行系油圧システムの一部を示している。第8実施形態は、上述した第2実施形態を変形したものである。なお、上述した実施形態と同様の構成については説明を省略する。
以上、第8実施形態によれば、走行制御弁38Bを第3位置(中立位置)38cにした状態では、作動油は、吐出油路40及び第5バイパス油路170を通って第1給排油路100aに入り、走行制御弁38Bを通過して、作動油タンク22に流れる。同様に、走行制御弁38Bを第3位置(中立位置)38cにした状態では、作動油は、吐出油路40及び第6バイパス油路171を通って第2給排油路100bに入り、走行制御弁38Bを通過して、作動油タンク22に流れる。このように、作動油を、吐出油路40、バイパス油路(第4バイパス油路170、第5バイパス油路171)、走行制御弁38Bを通して作動油を循環することができ、暖機を簡単に行うことができる。
22 タンク(作動油タンク)
32 原動機
43a、43b、43c 43d 第6油路
56 制御弁
55 操作弁
59 操作弁
60 比例弁
86 第1油路
87 第2油路
91 第1設定部
93 操作部材
95 測定装置
100 第3油路
101 第4油路
106 第2設定部
121a、121b 第7油路
122 第3設定部
130a、130b 第8油路
131a、131b 第9油路
132 第4設定部
142 第5設定部
140 第10油路
Claims (17)
- 作動油を吐出する油圧ポンプと、
作動油を貯留するタンクと、
作動油によって作動する油圧機器と、
前記油圧機器を制御可能な弁であって、作動油のうち制御用として用いられる作動油であるパイロット油のパイロット圧によって作動油の流す方向を切換可能な制御弁と、
前記パイロット油が供給され且つ前記制御弁に付与するパイロット油のパイロット圧を設定する比例弁と、
前記比例弁と前記制御弁とを接続する第1油路と、
前記第1油路と前記タンクとを接続する第2油路と、
前記比例弁によって前記制御弁に付与するパイロット圧を、前記制御弁の切換が行われる切換圧未満に設定可能な第1設定部と、
を備えている作業機の油圧システム。 - 作動油を吐出する油圧ポンプと、
作動油を貯留するタンクと、
作動油によって作動する油圧機器と、
前記油圧機器を制御可能な弁であって、開度が変わることにより作動油の流す方向を切換可能な制御弁と
前記制御弁と前記油圧機器とを接続する第3油路と、
前記第3油路と前記タンクとを接続する第4油路と、
前記制御弁の開度を、当該制御弁の切換が行われる切換開度未満に設定可能な第2設定部と、
を備えている作業機の油圧システム。 - 作動油を吐出する油圧ポンプと、
作動油を貯留するタンクと、
操作部材と、
前記操作部材の操作に応じて出力する作動油の圧力であるパイロット圧が設定可能で且つ前記タンクに接続するポートを有する操作弁と、
前記操作弁と前記油圧ポンプとを接続する第5油路と、
前記第5油路に接続されて前記操作弁に向かう作動油の圧力を変更可能な第1作動弁と、
前記操作弁で設定された前記パイロット圧によって作動油の流す方向を切換可能な制御弁と、
前記操作部材と前記制御弁とを接続する第6油路と、
前記第5油路と前記第6油路とを接続する第7油路と、
前記第1作動弁の作動油の圧力を所定値にすることで前記操作弁から出力されるパイロット圧の最大値を、前記制御弁の切換が行われる切換圧未満に設定可能な第3設定部と、
を備えている作業機の油圧システム。 - 作動油を吐出する油圧ポンプと、
作動油を貯留するタンクと、
操作部材と、
前記操作部材の操作に応じて出力する作動油の圧力であるパイロット圧が設定可能で且つ前記タンクに接続するポートを有する操作弁と、
前記操作弁と前記油圧ポンプとを接続する第5油路と、
前記第5油路に接続されて前記操作弁に向かう作動油の圧力を変更可能な第1作動弁と、
前記操作弁で設定された前記パイロット圧によって作動可能な油圧装置と、
前記操作弁と前記油圧装置とを接続する第8油路と、
前記第5油路であって前記操作弁と前記第1作動弁との間の区間と、前記第8油路とを接続する第9油路と、
前記第1作動弁の作動油の圧力を所定値にすることで前記操作弁から出力されるパイロット圧の最大値を、前記油圧装置が作動する作動圧未満に設定可能な第4設定部と、
を備えている作業機の油圧システム。 - 作動油を吐出する油圧ポンプと、
作動油を貯留するタンクと、
操作部材と、
前記操作部材の操作に応じて出力する作動油の圧力であるパイロット圧が設定可能で且つ前記タンクに接続するポートを有する操作弁と、
前記操作弁と前記油圧ポンプとを接続する第5油路と、
前記操作弁で設定された前記パイロット圧によって作動可能な油圧装置と、
前記操作弁と前記油圧装置とを接続する第8油路と、
前記第8油路と前記第5油路とを接続する第10油路と、
前記第10油路に接続されて前記油圧装置に向かう作動油の圧力を変更可能な第2作動弁と、
前記第2作動弁による作動油の圧力を、前記油圧装置が作動する作動圧未満に設定可能な第5設定部と、
を備えている作業機の油圧システム。 - 前記第2油路に流れる作動油の流量を低下させる絞り部を備えている請求項1に記載の作業機の油圧システム。
- 前記第4油路に流れる作動油の流量を低下させる絞り部を備えている請求項2に記載の作業機の油圧システム。
- 前記作動油の温度を測定する測定装置を備え、
前記第1設定部は、前記測定装置で測定された温度が、予め定められた温度以下である場合に、前記制御弁に付与するパイロット圧を、前記切換圧未満に保持する請求項1又は6に記載の作業機の油圧システム。 - 前記作動油の温度を測定する測定装置を備え、
前記第2設定部は、前記測定装置で測定された温度が予め定められた温度以下である場合に、前記制御弁の開度を、前記切換開度未満に保持する請求項2又は7に記載の作業機の油圧システム。 - 前記作動油の温度を測定する測定装置を備え、
前記第3設定部は、前記測定装置で測定された温度が予め定められた温度以下である場合に、前記第1作動弁の作動油の圧力を所定値にすることで前記操作弁から出力されるパイロット圧の最大値を、前記制御弁の切換が行われる切換圧未満に保持する請求項3に記載の作業機の油圧システム。 - 前記作動油の温度を測定する測定装置を備え、
前記第4設定部は、前記測定装置で測定された温度が予め定められた温度以下である場合に、前記第1作動弁の作動油の圧力を所定値にすることで前記操作弁から出力されるパイロット圧の最大値を、前記油圧装置が作動する作動圧未満に保持する請求項4に記載の作業機の油圧システム。 - 前記作動油の温度を測定する測定装置を備え、
前記第5設定部は、前記測定装置で測定された温度が予め定められた温度以下である場合に、前記第2作動弁による作動油の圧力を、前記油圧装置が作動する作動圧未満に保持する請求項5に記載の作業機の油圧システム。 - 前記油圧機器を操作する操作部材を備え、
前記第1設定部は、前記操作部材の操作が行われていない場合は、前記制御弁に付与するパイロット圧を前記切換圧未満に保持し、且つ、操作部材の操作が行われた場合には、前記制御弁に付与するパイロット圧を当該操作部材の操作に応じた圧力に設定する請求項1、6、8のいずれかに記載の作業機の油圧システム。 - 前記油圧機器を操作する操作部材を備え、
前記第2設定部は、前記操作部材の操作が行われていない場合は、前記制御弁の開度を、前記切換開度未満に保持し、且つ、操作部材の操作が行われた場合には、前記制御弁の開度を、当該操作部材の操作に応じた開度に設定する請求項2、7、9のいずれかに記載の作業機の油圧システム。 - 前記制御弁の切換を許可するか否かの設定を行うスイッチを備え、
前記第3設定部は、前記制御弁の切換が許可されておらず且つ前記操作部材の操作が行われていない場合は、前記第1作動弁の作動油の圧力を所定値に設定することで前記パイロット圧の最大値を前記切換圧未満に保持し、前記制御弁の切換が許可された場合は前記パイロット圧の最大値を前記切換圧以上に保持する請求項3又は10に記載の作業機の油圧システム。 - 前記第4設定部は、前記操作部材の操作が行われていない場合は、前記第1作動弁の作動油の圧力を所定値に設定することで前記油圧装置が作動する作動圧未満に保持し、前記操作部材の操作が行われた場合には、前記油圧装置が作動する作動圧以上に保持する請求項4又は11に記載の作業機の油圧システム。
- 前記第5設定部は、前記操作部材の操作が行われていない場合は、前記第2作動弁の作動油の圧力を所定値に設定することで前記油圧装置が作動する作動圧未満に保持し、前記操作部材の操作が行われた場合には、前記油圧装置が作動する作動圧以上に保持する請求項5又は12に記載の作業機の油圧システム。
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