JP2017053330A - 建設機械 - Google Patents

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Masakazu Ozaki
正和 尾▲崎▼
佑 吉田
Yu Yoshida
佑 吉田
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Abstract

【課題】冷却水貯留部をインジェクタや排気処理装置に近接した位置に配置しながら、冷却水貯留部が排気処理装置の影響で高温になることを極力低減させる。【解決手段】エンジン25からの排気ガスを処理するための排気処理装置30と、尿素水が貯えられる尿素水タンク51と、排気処理装置30に尿素水を噴射するインジェクタ53と、インジェクタ53を冷却する冷却水が貯えられる冷却水貯留部29とを備えた油圧ショベルにおいて、冷却水貯留部29を、インジェクタ53よりも上方に位置させるとともに、排気処理装置30との間に仕切り壁39を介在させて配置する。【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンとエンジンからの排気ガスを処理するための排気処理装置を備える建設機械に関する。
従来より、エンジンと、エンジンの周囲に空気流を生成する冷却機構と、エンジンから排出される排気ガス中の窒素酸化物を浄化する排気処理装置を備えた建設機械が知られている。上記の排気処理装置の一例として、例えば特許文献1には、内部に還元触媒を有するNOx浄化装置と、NOx浄化装置に供給する還元剤として作用する尿素水を収容する尿素水タンク(還元剤タンク)と、NOx浄化装置に取り付けられており、尿素水タンク中の尿素水をNOx浄化装置内に噴射する尿素水噴射弁(インジェクタ)とを備えた排気処理装置が記載されている。
また、特許文献1では、尿素水噴射弁の温度上昇を防ぐため、エンジンを冷却するための冷却水を尿素水噴射弁にも供給する冷却水循環経路を設けて、尿素水噴射弁を冷却するようになっている。
ところで、例えばエンジンが停止することでエンジンからの排気ガスの排出が停止されたとしても排気処理装置内に排気ガスが滞留している場合には、エンジンの停止に伴い冷却水循環経路における冷却水の循環が停止されることで、前記滞留した排気ガスの熱によってインジェクタを冷却している冷却水が沸騰し、インジェクタが急激に温度上昇する所謂ヒートソークバック現象を生じうるという問題がある。
そのための対策として、特許文献1では、冷却水循環経路の途中において、尿素水噴射弁よりも上方位置に冷却水貯留部を設けて、エンジン停止時に冷却水貯留部から自然落下で尿素水噴射弁へ冷却水を供給して、尿素水噴射弁が急激に温度上昇することを抑止する構成となっている。
特開2014−181718号公報
特許文献1では、エンジン停止時に、冷却水貯留部内の冷却水を自然落下で素早く尿素水噴射弁に供給するために、冷却水貯留部は尿素水噴射弁にできるだけ近い位置に配置される。その結果として、冷却水貯留部は、排気処理装置とも近接して配置されることになる。この場合、排気処理装置はエンジンから排出される高温の排気ガスを浄化するために高温になっているので、冷却水貯留部が排気処理装置の高温雰囲気中に晒されることとなる。そうすると、エンジンが停止しても、エンジンからの排気ガスや排気処理装置は依然として高温であるところ冷却水循環路は停止しているため、排気処理装置に近接配置された冷却水貯留部が高温になり、尿素水噴射弁の冷却効果が低下するおそれがある。このため、冷却水貯留部自体の温度上昇を抑止できる排気処理装置を備える建設機械の提供が望まれている。
本発明の目的は、冷却水貯留部を尿素水噴射弁や排気処理装置に近接した位置に配置しながら、冷却水貯留部が排気処理装置の影響で高温になることを極力低減させるようにした建設機械を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明では、排気処理装置と冷却水貯留部との間に仕切り部材を設けるようにした。
具体的には、第1の発明では、機械室と、該機械室内に配設されたエンジンと、該機械室内に空気を取り込んで該エンジン側に空気を導く送風ファンとを備えた建設機械を前提とする。そして、上記機械室内における空気の流れ方向にみて上記エンジンよりも下流側で、該エンジンの排気経路に設けられ、排気ガスを処理するための排気処理装置と、還元剤が貯えられる還元剤タンクと、上記還元剤タンクに接続され、該還元剤タンク内の該還元剤を上記排気経路内に噴射するインジェクタと、上記インジェクタを冷却する冷却水が貯えられる冷却水貯留部と、上記冷却水貯留部内の上記冷却水を上記インジェクタに供給する冷却水配管とを備え、上記冷却水貯留部は、上記インジェクタよりも上方に位置するとともに、上記排気処理装置との間に仕切り部材を介在して配置されることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、上記エンジンにより駆動される油圧ポンプが、該エンジンよりも空気の流れ方向下流側に配設され、上記排気処理装置及び上記冷却水貯留部が上記油圧ポンプの上方に設けられ、上記送風ファンを通って上記エンジンに沿って下流側に流れる空気を、上記冷却水貯留部を通過してから上記建設機械の外部に排出されるように導く空気流路を備えることを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、上記仕切り部材が上記排気処理装置よりも空気の流れ方向下流側に配設され、上記冷却水貯留部が上記仕切り部材よりもさらに下流側に配設され、上記空気流路は、上記送風ファンを通った空気が上記エンジン及び上記油圧ポンプに沿って下流側に流れるように導く第1空気流路と、該第1空気流路を通った空気が上記仕切り部材よりも下流側で上方向きに流れるように導く第2空気流路とを備え、上記第2空気流路に上記冷却水貯留部が配置され、該第2空気流路を通る空気の流れによって、該冷却水貯留部が冷却されるようになっていることを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明において、上記仕切り部材が、上記排気処理装置の電気接続部分を覆う防火カバー部を備え、該仕切り部材に、上記冷却水貯留部が支持されていることを特徴とする。
以上説明したように、第1の発明によると、排気処理装置と冷却水貯留部とが仕切り部材を隔てて配置されるので、インジェクタに供給される冷却水貯留部内の冷却水が排気処理装置の高温雰囲気に晒されて温度上昇することを抑制できる。その結果、エンジンの停止後に排ガス温度が上昇するという所謂ヒートソークバック現象が生じた時でもインジェクタが冷却不足になることを防止できる。
第2の発明によると、エンジンに沿って下流側に流れる空気が冷却水貯留部を通過するように空気流路が設けられているので、冷却水貯留部内の冷却水が効果的に冷却され、所謂ヒートソークバック現象が生じた時でもインジェクタが冷却不足になることをさらに防止できる。
第3の発明によると、排気処理装置よりも下流側に仕切り部材が設けられ、この仕切り部材よりもさらに下流側に冷却水貯留部が設けられるので、エンジンに沿って流れた空気は排気処理装置よりもさらに下流側まで流れてから冷却水貯留部に導かれる。このような構成とすれば、冷却水貯留部がエンジンから離れた位置となり、第1空気流路を通る空気がエンジン及び油圧ポンプに沿って一定距離流れた後、第2空気流路によって上方向に導かれるため、空気の流れを急激に方向転換することなく上方向きに変更できるので、空気の乱れが少なく冷却水貯留部が効果的に冷却される。
第4の発明によると、仕切り部材が、防火カバー部と冷却水貯留部の支持部とを兼ね備えるので、別の支持部材や防火カバーを設ける必要がなく部品点数を削減でき、かつコンパクトな構成にすることができる。
本発明の実施形態に係る建設機械の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る建設機械の上部旋回体に配置される各要素の配置を概略的に示す平面図である。 本発明の実施形態に係る建設機械の冷却経路を示す概略経路図である。 本発明の実施形態に係る建設機械の機械室内を斜め後方から表した概略斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。各図においては、上下や前後左右の方向を矢印で示してある。特に言及しない限り、上下等の方向についてはこれら矢印で示す方向に従って説明する。
図1に示すように、建設機械としての油圧ショベル10は、クローラ式の下部走行体11と、下部走行体11上に旋回自在に搭載された上部旋回体12とを備えている。上部旋回体12には、アタッチメント13、キャブ14、機械室15等が備えられている。
なお、本実施形態の油圧ショベル10は小旋回型であり、旋回半径が小さくなるように上部旋回体12は相対的に小さく構成され、上部旋回体12の後部の外郭線は、平面視で円弧状に形成されているが、それに限定されるものではない。
アタッチメント13は、上部旋回体12の前部に設置され、ブーム13a、アーム13b、及びバケット13c等で構成されている。ブーム13a等のそれぞれは、油圧制御された油圧シリンダ13dの伸縮に連動して動作し、掘削等の作業を行う。これらブーム13a等の操作は、通常はキャブ14において行われる。
キャブ14は、例えば矩形箱形の運転室であり、アタッチメント13に隣接して上部旋回体12の左前部に設置されている。機械室15は、上部旋回体12の後部に設けられている。機械室15の内部には、エンジン25(図2参照)や油圧ポンプ26等が密集した状態で収容されている。機械室15の周囲は、カウンタウエイト17や機械室カバー18で覆われている。カウンタウエイト17は、上部旋回体12の後部に搭載されている。機械室カバー18は、カウンタウエイト17とともにエンジン25等の周囲を覆うことで、機械室15を区画している。機械室カバー18は、エンジン25を覆うエンジン側カバー18aと油圧ポンプ26を覆う油圧ポンプ側カバー18bとを有する。
図1に示すように、エンジン側カバー18aの左側には、機械室15内に外気を取り込むための吸気口19が形成されている。油圧ポンプ側カバー18bの右側には、機械室15内に取り込まれた空気を排気する排気口20が形成されている。また、油圧ポンプ側カバー18bには、エンジン25からの排気ガスを外部に排気する排気筒35が排気口20に近接して設けられている。排気筒35は、開口部を後方に向けた状態で、油圧ポンプ側カバー18bから上方に突出して設けられている。
図1及び図2に示すように、機械室15の内部には、エンジン25の他にも、例えば、ラジエター21及び送風ファン22からなる冷却機構23、油圧ポンプ26、排気処理装置30等が収容されている。この油圧ショベル10では、吸気口19から入って排気口20から出る空気の流れ方向の上流側から順に、ラジエター21、送風ファン22、エンジン25、及び油圧ポンプ26が横並びで配置されている。また、排気処理装置30は、油圧ポンプ26の上方に配置されている。
図2に示すように、油圧ショベル10の平面視では、前方中央にアタッチメント13を支持するブームフット13e、アタッチメント13の左側にキャブ14、アタッチメント13の右側に燃料タンク40、作動油タンク41、尿素水タンク(還元剤タンク)51等の収容室16、これらの後方に機械室15が配置されている。具体的には、燃料タンク40の上方に尿素水タンク51が配置され、燃料タンク40の前方に作動油タンク41が配置されている。
図1及び図2に示すように、ラジエター21は、縦長の長方形状からなり、コア面が左右方向を向くように配設されている。送風ファン22は、エンジン25の駆動軸の左端部に接続され、エンジン25とラジエター21との間に配設されている。油圧ポンプ26は、エンジン25の駆動軸の右端部に接続され、機械室15の右側部分に位置している。
図3に直線状黒矢印で示すように、この油圧ショベル10においては、ラジエター21とエンジン25とがエンジン冷却水循環経路C1で接続されている。エンジン冷却水循環経路C1には、エンジン25で駆動されるポンプP1が設けられている。送風ファン22の回転によって吸気口19から機械室15内に取り入れられた空気は、ラジエター21で、エンジン冷却水循環経路C1内の冷媒と熱交換される。ラジエター21で空気と熱交換された冷媒は、エンジン25に循環されてエンジン25等が冷却される。
また、送風ファン22からの空気が、エンジン25の外周に沿って空気の流れ方向下流側(以下、単に下流側と称す。)に流れ、さらに油圧ポンプ26の外周に沿って下流側に流れ(すなわち、機械室15内を左側から右側に流れ)、その後、排気口20から機械室15の外に排出されるように導く空気流路Aが設けられている。
油圧ポンプ26は、油圧制御に用いられる作動油の循環経路(図示省略)の途中に接続されている。油圧ポンプ26は、エンジン25によって駆動され、作動油を高圧にして循環経路に送り出す。
排気処理装置30は、エンジン25からの高温の排気ガスを処理するものであり、エンジンの排気経路27に設けられている。排気処理装置30は、フィルタ装置としてのDPF装置31(Diesel particulate filter:ディーゼル・パーティキュレート・フィルタ)と、SCR装置32(Selective Catalytic Reduction:選択還元触媒)とを備えている。図3及び図4に示すように、DPF装置31の上方にSCR装置32が並列した状態で、支持フレーム38に支持されて油圧ポンプ26の上方に配置されている。排気処理装置30は、エンジン25からの排気ガスを排出する排気管34に接続されている。排気管34は、第1排気管34a、第2排気管34b及び第3排気管34cを有している。第1排気管34aは、エンジン25とDPF装置31との間に介在している。第2排気管34bは、DPF装置31とSCR装置32との間に介在している。第3排気管34cは、SCR装置32の下流側に設けられ、排気筒35に接続されている。エンジン25から排出される排気ガスは、第1排気管34a、DPF装置31、第2排気管34b、SCR装置32、第3排気管34c及び排気筒35を経て、油圧ショベル10の外部へ排出される。
DPF装置31は、排気ガス中の粒子状物質を捕集するためのものであり、円筒状のケーシングの内部には、酸化触媒が設けられている。DPF装置31で捕集された粒子状物質が高温の排気ガスによって自己燃焼されることでDPF装置31は再生され、それとともにさらに高温になる。
SCR装置32は、後述する尿素水供給装置50から供給される尿素水を還元剤として作用させることで排気ガス中の窒素酸化物を還元浄化するものであり、円筒状のケーシングの内部には、アンモニア低減触媒が設けられている。このアンモニア低減触媒によってアンモニアが酸化処理されて無害化されるようになっている。SCR装置32で還元浄化された排気ガスは、排気筒35から外部に排気される。
尿素水供給装置50は、第2排気管34bに尿素水を供給する装置である。尿素水供給装置50は、尿素水を収容する尿素水タンク51、尿素水供給配管52、およびインジェクタ53を備えている。
尿素水供給装置50は、エンジン25を動力源として駆動される尿素水供給ポンプP3を備えている。尿素水タンク51に収容された尿素水は、尿素水供給ポンプP3によって、尿素水供給配管52内に導かれ、インジェクタ53を通じて第2排気管34bに供給される。
DPF装置31を通過した排気ガスには、第2排気管34bでインジェクタ53から尿素水が噴射される。尿素水は、高温の排気ガスによって熱分解されてアンモニアとなり、還元剤として作用して排気ガスとともに下流側のSCR装置32へ供給される。
図3に示すように、油圧ショベル10は、インジェクタ53を冷却する排気系冷却水循環経路C2を備えている。排気系冷却水循環経路C2は、インジェクタ53の周囲に設けられた熱交換部(図示省略)に冷却水を流入させる冷却水流入配管28aと、熱交換部から冷却水が流出される冷却水流出配管28bとからなる冷却水配管28を備える。冷却水流入配管28aの一端は、インジェクタ53に接続されている。また、冷却水流入配管28aの他端は、エンジン冷却水循環経路C1に接続されている。冷却水流入配管28aの途中に、エンジン25を動力源として駆動されるとともに、冷却水を循環させるポンプP2が設けられている。冷却水流出配管28bの一端は、インジェクタ53に接続されている。また、冷却水流出配管28bの他端は、エンジン冷却水循環経路C1に接続されている。これによって、排気系冷却水循環経路C2内の冷却水とインジェクタ53との間で熱交換が行われ、インジェクタ53が冷却される。
冷却水流出配管28bには、冷却水貯留部29が接続されている。エンジン25の停止に伴うポンプP2の停止によって、排気系冷却水循環経路C2における冷却水の循環が停止される。この時に、冷却水貯留部29から、自然落下でインジェクタ53の周囲に冷却水を供給することができるように、冷却水貯留部29はインジェクタ53よりも上方に配置されている。さらに、図3及び図4に示すように、冷却水貯留部29は、排気処理装置30よりも下流側において、排気処理装置30との間に仕切り部材である仕切り壁39を隔てて配置されている。この仕切り壁39によって、冷却水貯留部29が排気処理装置30の高温雰囲気に晒されて高温になることを防止している。また、この仕切り壁39は、排気処理装置30の電機接続部(図示省略)などの防火対策を果たす防火カバー部としての機能を兼ね備えている。さらに、この仕切り壁39に冷却水貯留部29を取り付けて支持できるので、冷却水貯留部29の支持部としての機能も果たしている。
次に、図3及び図4に基づいて、機械室15内の空気の流れを説明する。空気流路Aは、吸気口19から取り入れた空気を、冷却機構23からエンジン25及び油圧ポンプ26に沿って下流側に流れるように導く第1空気流路A1(横方向に延びる白抜き矢印で示す。)と、第1空気流路A1を通過した空気を、仕切り壁39よりもさらに下流側で、油圧ショベル10の上方向きに流れるように導く第2空気流路A2(縦方向に延びる白抜き矢印で示す。)とを備える。この第2空気流路A2に冷却水貯留部29が配置され、第2空気流路A2を通過する空気によって冷却水貯留部29が冷却されるようになっている。
特に、冷却水貯留部29は、図3及び図4に示すように、仕切り壁39に取り付けられた取付部材44によって、仕切り壁39との間に隙間を空けて支持される。取付部材44は、断熱材43を介して仕切り壁39に取り付けられている。このことで、第2空気流路A2を通る空気が、仕切り壁39と冷却水貯留部29と隙間を通って下から上に向かって流れることができる。そのため、仕切り壁39が仮に排気処理装置30の高温雰囲気の影響で高温になっても、冷却水貯留部29はこの高温の影響を受けにくくなっている。
このように、本発明では、排気系冷却水循環経路C2における冷却水の循環が停止されても、冷却水貯留部29から、冷却された冷却水をインジェクタ53へ供給することができ、これによりエンジン25の停止時にインジェクタ53が急激に温度上昇することを抑止できる。
また、本実施形態では、エンジン冷却水循環経路C1から冷却水流入配管28aを通じてインジェクタ53へ冷却水が供給されるため、排気系冷却水循環経路C2の循環経路を兼用できるようになっている。
(その他の実施形態)
本実施形態では、仕切り部材として仕切り壁39を設けるようにしたが、仕切り壁39に限られるものではなく、例えば、断熱材を設けてもよいし、仕切り壁39に代わる何らかの部品を介在させようにしてもよい。
また、本実施形態の循環系路に限られることなく、エンジン冷却水循環経路C1とは別に排気系冷却水循環経路を設け、その排気系冷却水循環経路から冷却水流入配管28aを通じてインジェクタ53へ冷却水が供給されるようにしてもよい。
また、本実施形態では、ポンプP2を採用したが、これに限らず、例えばエンジン25を動力源として駆動されるモータ等を採用することで排気系冷却水循環路C2に冷却水を循環させてもよい。
また、本実施形態では、冷却水貯留部29を仕切り壁39よりも空気流の下流側に配置したが、これに限られるものではなく、排気処理装置30の高熱雰囲気で高温にならないように仕切り部材を介在させれば良いものであり、支持フレーム38を仕切り部材として使用してもよい。特に、エンジン側カバー18aと油圧ポンプ側カバー18bとの間に隙間があり、この隙間から空気が排出されるように、下から上に空気を導く空気流路を設けられるタイプの建設機械もあり、このような建設機械では、支持フレーム38を仕切り部材としてその上流側に冷却水貯留部29を配置することも可能である。
また、本実施形態では、建設機械として油圧ショベル10を例に挙げて説明したが、これに限られるものではなく、他の建設機械、例えばクレーンや杭打機等でもよい。
エンジンからの排気ガスを処理するための排気処理装置を備え、排気処理装置にインジェクタで還元剤を噴射する建設機械に関して実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
10 油圧ショベル(建設機械)
15 機械室
22 送風ファン
23 冷却機構
25 エンジン
26 油圧ポンプ
27 排気経路
28 冷却水配管
29 冷却水貯留部
30 排気処理装置
39 仕切り部材(仕切り壁)
50 尿素水供給装置
51 尿素水タンク(還元剤タンク)
53 インジェクタ
A 空気流路
A1 第1空気流路
A2 第2空気流路

Claims (4)

  1. 機械室と、該機械室内に配設されたエンジンと、該機械室内に空気を取り込んで該エンジン側に空気を導く送風ファンとを備えた建設機械であって、
    上記機械室内における空気の流れ方向にみて上記エンジンよりも下流側で、該エンジンの排気経路に設けられ、排気ガスを処理するための排気処理装置と、
    還元剤が貯えられる還元剤タンクと、
    上記還元剤タンクに接続され、該還元剤タンク内の該還元剤を上記排気経路内に噴射するインジェクタと、
    上記インジェクタを冷却する冷却水が貯えられる冷却水貯留部と、
    上記冷却水貯留部内の上記冷却水を上記インジェクタに供給する冷却水配管とを備え、
    上記冷却水貯留部は、上記インジェクタよりも上方に位置するとともに、上記排気処理装置との間に仕切り部材を介在して配置されることを特徴とする建設機械。
  2. 上記エンジンにより駆動される油圧ポンプが、該エンジンよりも空気の流れ方向下流側に配設され、
    上記排気処理装置及び上記冷却水貯留部が上記油圧ポンプの上方に設けられ、
    上記送風ファンを通って上記エンジンに沿って下流側に流れる空気を、上記冷却水貯留部を通過してから上記建設機械の外部に排出されるように導く空気流路を備えることを特徴とする請求項1に記載の建設機械。
  3. 上記仕切り部材が上記排気処理装置よりも空気の流れ方向下流側に配設され、
    上記冷却水貯留部が上記仕切り部材よりもさらに下流側に配設され、
    上記空気流路は、上記送風ファンを通った空気が上記エンジン及び上記油圧ポンプに沿って下流側に流れるように導く第1空気流路と、該第1空気流路を通った空気が上記仕切り部材よりも下流側で上方向きに流れるように導く第2空気流路とを備え、
    上記第2空気流路に上記冷却水貯留部が配置され、該第2空気流路を通る空気の流れによって、該冷却水貯留部が冷却されるようになっていることを特徴とする請求項2に記載の建設機械。
  4. 上記仕切り部材が、上記排気処理装置の電気接続部分を覆う防火カバー部を備え、該仕切り部材に、上記冷却水貯留部が支持されていることを特徴とする請求項3に記載の建設機械。
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