JP2017052481A - 鞍乗り型車両の下部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】レイアウトの設計自由度が増すとともに、車体下部を保護し、外観性を向上させることが可能な鞍乗り型車両の下部構造を提供する。
【解決手段】内側前部排気管84及び外側前部排気管85は4本であって、左右2本ずつが集合する集合部83が左右に設けられ、集合部83には触媒装置93が配置され、ヘッドパイプから左右一対に分かれて下方に延びるダウンフレームを備え、左右2本ずつの内側前部排気管84及び外側前部排気管85は、平面視で左右一対のダウンフレームをそれぞれ挟むように設けられ、集合部83は、ダウンフレームよりも車幅方向内側に配置され、ダウンフレームの外側に位置する外側前部排気管85及び外側後部排気管87に、集合部83に接続される部分のみ車幅方向内側に湾曲する湾曲部85c,87cが形成され、湾曲部85c,87cを側方から覆うようにプロテクター96が設けられる。
【選択図】図4

Description

本発明は、鞍乗り型車両の下部構造に関する。
従来、多気筒エンジンの各排気ポートから延びる複数の排気管が、車体の下側を通り、マフラーに接続される鞍乗り型車両は公知である(例えば、特許文献1参照)。
各排気ポートから延びる排気管が全て又は一部集合して集合部が形成され、その集合部から排気管が左右に延びて左右に2個備えるマフラーにそれぞれ接続される。集合部には、排気ガスを浄化する触媒装置が設けられている。
特開2005−220814号公報
特許文献1の鞍乗り型車両では、全ての排気管が集合する集合部を設けた場合には、触媒装置や集合部が大型化してしまい、レイアウトが難しく、また、集合部が目立ちやすい。一部の排気管が集合する集合部を設けた場合でも、集合部は大径となるから目立ちやすくなり、更には集合部が車幅方向中央よりも外側方に配置されるために集合部を保護しにくくなる。
そこで、車体下部のレイアウトの設計自由度を考慮して、複数の排気管の全てが集合するような集合部たるものを備えない排気管形状であって、車体下部の保護と外観性の向上とが図れるような鞍乗り型車両の下部構造が求められる。
本発明の目的は、レイアウトの設計自由度が増すとともに、車体下部を保護し、外観性を向上させることが可能な鞍乗り型車両の下部構造を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明は、多気筒エンジン(51)の各排気ポートから延びる排気管(81)が、車体の下側を通り、マフラー(82)に接続される鞍乗り型車両の下部構造において、排気ポートに接続される前記排気管(81)は4本であって、左右2本ずつが集合する集合部(83)が左右それぞれに設けられ、当該集合部(83)には触媒装置(93)が配置され、ヘッドパイプ(21)から左右一対に分かれて下方に延びる左右一対のダウンフレーム(26)を備え、前記左右2本ずつの排気管(81)は、平面視で前記左右一対のダウンフレーム(26)をそれぞれ挟むように設けられ、前記集合部(83)は、前記左右一対のダウンフレーム(26)よりも車幅方向内側に配置され、前記ダウンフレーム(26)の外側に位置する排気管(81)に、前記集合部(83)に接続される部分のみ車幅方向内側に湾曲する湾曲部(85c,87c)が形成され、前記湾曲部(85c,87c)を側方から覆うようにプロテクター(96)が設けられることを特徴とする。
上記構成において、前記プロテクター(96)は、前記ダウンフレーム(26)の外側に位置する前記排気管(81)の外周面形状に沿う形状を備え、前記集合部(83)の前後に位置する前記湾曲部(85c,87c)に連通する排気管(81)を繋ぐように設けられるようにしても良い。
また、上記構成において、前記ダウンフレーム(26)は、シートレール(24)に向けて立ち上がる左右一対の立ち上がり部(26c)が設けられ、当該立ち上がり部(26c)の下部には、上方に立設する板状の板状部(27)が設けられるようにしても良い。
また、上記構成において、前記板状部(27)に、後輪(17)を支持するスイングアーム(14)のピボット軸(36)が設けられるようにしても良い。
また、上記構成において、前記板状部(27)に乗員用のステップ(73)が設けられるようにしても良い。
また、上記構成において、前記左右一対の集合部(83)は、それぞれの後部に2本の排気管(81)が接続され、これら2本の排気管(81)にそれぞれマフラー(82)が接続され、前記マフラー(82)は上下に並べて配置されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記集合部(83)は、その外形が断面長円状に形成され、長円の長軸(83b)が、水平に対して車幅方向外側が車幅方向内側に対して高くなるように傾斜していても良い。
また、上記構成において、前記プロテクター(96)は、断面U字状に形成されるとともに前記集合部(83)の前記長軸(83b)の延長線上に配置され、前記プロテクター(96)の開口部(96b)が、前記集合部(83)を指向していても良い。
本発明は、排気ポートに接続される排気管は4本であって、左右2本ずつが集合する集合部が左右それぞれに設けられ、当該集合部には触媒装置が配置され、ヘッドパイプから左右一対に分かれて下方に延びる左右一対のダウンフレームを備え、左右2本ずつの排気管は、平面視で左右一対のダウンフレームをそれぞれ挟むように設けられ、集合部は、左右一対のダウンフレームよりも車幅方向内側に配置され、ダウンフレームの外側に位置する排気管が、集合部に接続される部分のみ車幅方向内側に湾曲する湾曲部として形成され、湾曲部を側方から覆うようにプロテクターが設けられるので、全ての排気管が集合する集合部を廃止し、左右それぞれに集合部を設け、その集合部に触媒装置を配置することで、車体下部のレイアウトの設計自由度を向上させつつ、集合部をダウンフレームより車幅方向内側に配置することで、集合部を保護可能で且つ見えにくい場所に配置することができる。また、湾曲部を側方からプロテクターで覆うことで、更なる車体下部における集合部の保護と外観性の向上とを図ることができる。
また、プロテクターは、ダウンフレームの外側に位置する排気管の外周面形状に沿う形状を備え、集合部の前後に位置する湾曲部に連通する排気管を繋ぐように設けられるので、集合部に湾曲して接続される湾曲部をプロテクターで覆って、あたかも前後方向に連続して延びる排気管があるかのように見せるとともに、その内側に位置する湾曲部及び集合部を覆うことができ、外観性向上に寄与できる。
また、ダウンフレームは、シートレールに向けて立ち上がる左右一対の立ち上がり部が設けられ、当該立ち上がり部の下部には、上方に立設する板状の板状部が設けられるので、板状部によって、その内側に位置する部品を覆うことができ、外観性を向上させることができる。
また、板状部に、後輪を支持するスイングアームのピボット軸が設けられるので、ダウンフレームに板状部が設けられて高剛性部が形成され、この高剛性部でスイングアームを介して後輪を支持することができる。これにより、車両の走行性能を高めることができる。
また、板状部に乗員用のステップが設けられるので、板状部であるから、ステップを設けるための加工がしやすく、ステップを容易に取付けることができる。
また、左右一対の集合部は、それぞれの後部に2本の排気管が接続され、これら2本の排気管にそれぞれマフラーが接続され、マフラーは上下に並べて配置されるので、左右で合計4個のマフラーを、集合部を介して車体に無駄なくレイアウトできる。
また、集合部は、その外形が断面長円状に形成され、長円の長軸が、水平に対して車幅方向外側が車幅方向内側よりも高くなるように傾斜しているので、集合部を長円とすることで、集合部の上下寸法を抑えながら触媒装置をより大きくすることができる。これにより、車両の最低地上高を確保するとともに、排気ガス浄化性能を高めることができる。また、集合部の長軸が傾斜しているので、車体側方斜め上方から車体下部を見たときに、集合部をより目立たなくすることができる。
また、プロテクターは、断面U字状に形成されるとともに集合部の長軸の延長線上に配置され、プロテクターの開口部が、集合部を指向しているので、プロテクターを集合部の長軸の延長線上に配置することで、車体側方斜め上方から車体下部を見たときに、集合部がプロテクターによってより隠れるようにして外観性を向上させることができる。
本発明に係る下部構造を備えた自動二輪車の右側面図である。 車体フレーム及び排気装置を示す右側面図である。 排気装置の配置及び構造を示す斜視図であり、図3(A)は車体フレームの下部と排気装置との位置関係を示す図、図3(B)は排気装置の構造を示す図である。 排気装置を示す平面図である。 車体フレームと排気装置との位置関係を示す図であり、図5(A)は平面図、図5(B)は底面図である。 車体フレーム及び排気装置を示す正面図である。 排気装置を示す断面図であり、図7(A)は図5(B)のVA−VA線断面図、図7(B)は図5(B)のVB−VB線断面図、図7(C)は図5(B)のVC−VC線断面図である。 プロテクターを示す図であり、図8(A)はプロテクターの斜視図、図8(B)は図4のVIII−VIII線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明に係る下部構造を備えた自動二輪車10の右側面図である。
自動二輪車10は、車体フレーム11の前端部にフロントフォーク12が設けられ、車体フレーム11の下部にスイングアーム14が設けられ、フロントフォーク12の下端部に前輪16、スイングアーム14の後端部に後輪17が支持された鞍乗り型車両である。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ21、左右一対のメインフレーム22、左右一対のセンターフレーム23、左右一対のシートレール24(図2参照)、左右一対のダウンフレーム26及び左右一対のピボットプレート27を備える。
ヘッドパイプ21は、車体フレーム11の前端部を構成し、ヘッドパイプ21にフロントフォーク12が左右操舵可能に支持されている。メインフレーム22は、ヘッドパイプ21の上部から後斜め下方に延びている。センターフレーム23は、メインフレーム22の下端に接続されて下方に延びている。シートレール24は、シート42を支持する。ダウンフレーム26は、ヘッドパイプ21に接続されてメインフレーム22の下方を後斜め下方、後方そして後斜め上方に延びている。ピボットプレート27は、車幅方向に延びるピボット軸36が固定され、ピボット軸36にスイングアーム14の前端部が上下揺動可能に支持されている。
フロントフォーク12は、左右一対のテレスコピック型のフォークチューブ31と、左右のフォークチューブ31を連結するトップブリッジ32及びボトムブリッジ33と、トップブリッジ32、ボトムブリッジ33間を上下に連結するステアリングステム(不図示)とから構成される。ステアリングステムは、ヘッドパイプ21に回動可能に挿入されている。フロントフォーク12の下端部には、車軸38を介して前輪16が支持されている。
スイングアーム14は、その後端部にリヤクッションユニット37の下端部が連結され、スイングアーム14の後端部に車軸39を介して後輪17が支持されている。リヤクッションユニット37の上端は、シート42の下方の車体フレーム11に連結されている。
車体フレーム11の上部には、ヘッドパイプ21の後方に配置された燃料タンク41と、燃料タンク41の後方に配置されたシート42とが支持されている。
燃料タンク41の下方であって、車体フレーム11で囲まれた空間には多気筒のエンジン51が配置されている。
エンジン51は、メインフレーム22、ダウンフレーム26及び後部クロスパイプ29(図3(A)参照)で支持され、クランクケース52と、クランクケース52の前部から立ち上げられたシリンダ部53とを備える。シリンダ部53は、クランクケース52側から順に配置されたシリンダブロック55、シリンダヘッド56及びヘッドカバー57を備える。クランクケース52の後部には一体的に変速機58が設けられている。なお、符号58aは変速機58に備える出力軸であり、クランクケース52の左側面から側方に突出している。
シリンダヘッド56は、その後部に開口する複数の吸気ポート(不図示)に吸気装置61が接続され、前部に開口する複数の排気ポート(不図示)に排気装置62が接続されている。吸気装置61は、スロットルボディ、エアクリーナボックス等からなる。排気装置62については、後で詳述する。
変速機58の出力軸58aの先端部にはドライブスプロケット59が取付けられ、後輪17の左側部には一体的にドリブンスプロケット64が取付けられ、ドライブスプロケット59とドリブンスプロケット64とにチェーン68が掛け渡されている。これにより、変速機58からチェーン68を介して後輪17に動力が伝えられる。
図中に示す符号71はヘッドライト、72は前輪16の上方を覆うフロントフェンダ、73は運転者用のステップ、76は後輪17を上方から覆うリヤフェンダ、77はテールランプ、78はピボットプレート27の車幅方向内側に設けられた前輪ブレーキ用のマスターシリンダーである。
図2は、車体フレーム11及び排気装置62を示す右側面図である。
メインフレーム22は、ヘッドパイプ21の上部から後斜め下方に延びる前フレーム部22aと、前フレーム部22aの後端から下方に屈曲して後斜め下方に延びる後フレーム部22bとから一体に形成される。左右一対の後フレーム部22bの下端部には、エンジン51(図1参照)の後上部を支持するエンジンブラケット65がそれぞれ取付けられている。シートレール24は、メインフレーム22の後フレーム部22bから後方に延びている。
ダウンフレーム26は、ヘッドパイプ21から後斜め下方に延びる前傾斜部26aと、前傾斜部26aの後端部から屈曲して後方に略水平に延びる水平部26bと、水平部26bの後端から屈曲して後斜め上方に延びる後傾斜部26cとから一体に形成される。後傾斜部26cの後端部は、シートレール24の前後方向の中間部に接続されている。エンジン51を支持するために、左右の前傾斜部26aの上下方向の中間部にそれぞれエンジンブラケット66、後部クロスパイプ29(図5(A)参照)に左右一対のエンジンブラケット67が取付けられている。
ピボットプレート27は、ダウンフレーム26の後傾斜部26cと、水平部26bの後端部に設けられた後湾曲部26dとから立ち上げられた板状の部品であり、上端にセンターフレーム23が接続されている。ピボットプレート27の上部には、ピボット軸36が支持される上ボス部26e、下部には、運転者用のステップ73(図1参照)が取付けられる下ボス部26fが設けられている。
ダウンフレーム26の後傾斜部26cの下部には、同乗者用のステップ(不図示)を支持するステップブラケット94が取付けられている。
排気装置62は、排気管81と、排気管81の後端部に接続された複数のマフラー82とから構成される。排気管81は、上端部がシリンダヘッド56(図1参照)に接続されるとともにシリンダヘッド56の前面に対して下方に湾曲し、更にダウンフレーム26の前傾斜部26a、前傾斜部26aの下端に設けられた前湾曲部26g及び水平部26bに沿って延びる複数本の排気管(内側前部排気管84、外側前部排気管85、内側後部排気管86、外側後部排気管87)から構成される。
排気管81の途中には、集合部83が設けられ、集合部83に触媒装置(不図示)が配置されている。本実施形態では、集合部83の配置を従来のものと異ならせることで、車体下部のレイアウトの設計自由度及び外観性の向上が図られている。
図3は、排気装置62の配置及び構造を示す斜視図である。図3(A)は車体フレーム11の下部と排気装置62との位置関係を示す図、図3(B)は排気装置62の構造を示す図である。
図3(A),(B)に示すように、排気装置62は、左右一対の左排気装置62L及び右排気装置62Rとから構成される。左排気装置62L及び右排気装置62Rは、それぞれ排気管81と、排気管81の後端部に接続されたマフラー82とを備える。
排気管81は、シリンダヘッド56(図1参照)に接続される前部排気管81Fと、マフラー82に接続される後部排気管81Rとを備え、前部排気管81Fと後部排気管81Rとの間に集合部83が配置されている。
前部排気管81Fは、車体の車幅方向中央側に配置された内側前部排気管84と、内側前部排気管84の車幅方向外側に配置された外側前部排気管85とから構成される。
ダウンフレーム26の前傾斜部26aは、内側前部排気管84の上部と外側前部排気管85の上部との間に通される。
後部排気管81Rは、集合部83との接続部が車体の車幅方向中央側に配置される内側後部排気管86と、集合部83との接続部が内側後部排気管86の車幅方向外側に配置される外側後部排気管87とから構成される。
マフラー82は、内側後部排気管86の後端部に接続される下マフラー91と、外側後部排気管87の後端部に接続される上マフラー92とから構成され、下マフラー91の上方に上マフラー92が配置される。
左右の排気管81、詳しくは、内側前部排気管84の上部及び外側前部排気管85の上部にそれぞれ設けられる上湾曲部26hの後方には、左右の前傾斜部26a,26aを接続する車幅方向に延びる前部クロスパイプ28が配置されている。
ステップブラケット94は、その後端部で上マフラー92の上部を支持している。なお、符号82aはステップブラケット94に連結するために上マフラー92の上部に設けられたマフラー取付片である。
図4は、排気装置62を示す平面図である。
左排気装置62Lと右排気装置62Rとは、左右に完全に独立して設けられ、左右対称な構成を有している。以下では、左排気装置62Lについてのみ説明する。
左排気装置62Lは、排気管81と、マフラー82と、排気管81に接続された集合部83と、集合部83を車幅方向外側から覆うように排気管81に取付けられたプロテクター96とからなる。
排気管81は、内側前部排気管84、外側前部排気管85、内側後部排気管86及び外側後部排気管87からなる。マフラー82は、下マフラー91及び上マフラー92からなる。集合部83は、内側前部排気管84及び外側前部排気管85のそれぞれの後端部84a,85dと、内側後部排気管86及び外側後部排気管87のそれぞれの前端部86a,87bとに接続される。集合部83には触媒装置93が内蔵されている。触媒装置93は、排気ガスが通過する無数の排気通路が設けられた担体に触媒が担持され、排気ガス中のHC、CO、NOxを除去して排気ガスを浄化する。
平面視では、内側前部排気管84は、前後方向に略直線状に延び、内側前部排気管84の延長線上に内側後部排気管86の少なくとも前端部86aが配置され、内側前部排気管84の後端部84aと内側後部排気管86の前端部86aとに集合部83が接続されている。
また、平面視では、外側前部排気管85は、その前部85aが前後方向に略直線状に延び、後部に車幅方向内側に湾曲して集合部83に接続される湾曲部85cが一体に形成され、湾曲部85cの後端部85dが集合部83に接続される。
また、外側後部排気管87は、全体がS字状に形成され、後端部87aが、外側前部排気管85の延長線上に配置され、前端部87bが後端部87aより車幅方向内側に配置されている。後端部87aから湾曲しながら延びる湾曲部87cは、その前端部87bが集合部83に接続される。
そして、外側前部排気管85の前部85a(詳しくは、前部85aであって湾曲部85cよりも前側の部分)と、外側後部排気管87の後端部87aとに、湾曲部85c,87cを外側方から覆うように平面視で略直線状に延びるプロテクター96が取付けられている。
プロテクター96は、平面視で集合部83及び湾曲部85c,87cの車幅方向外側に配置されている。このように、プロテクター96を設けることで、図2に示したように、外側前部排気管85が、あたかも車体下部を後方まで延びて上マフラー92に接続されているかのうように車体側方から視認させ、また、湾曲部85c,87c(図4参照)を隠すことができる。
図5は、車体フレーム11と排気装置62との位置関係を示す図である。図5(A)は平面図、図5(B)は底面図である。
図5(A),(B)に示すように、左右のダウンフレーム26,26は、左右の前傾斜部26a,26aが車幅方向に延びる前部クロスパイプ28で接続され、左右の水平部26b,26bが車幅方向に延びる後部クロスパイプ29で接続されている。後部クロスパイプ29の後方には近接してピボット軸36が配置されている。
平面視において、内側前部排気管84、外側前部排気管85及びプロテクター96は、ダウンフレーム26の前傾斜部26a、前湾曲部26g及び水平部26bに沿って前後方向に延びるように配置されている。
また、内側前部排気管84は、ダウンフレーム26よりも車幅方向内側に配置され、外側前部排気管85は、ダウンフレーム26よりも車幅方向外側に配置されている。即ち、内側前部排気管84と外側前部排気管85とは、ダウンフレーム26の前傾斜部26a、前湾曲部26g及び水平部26bを挟むように配置される。
集合部83は、筒状でその筒の中心軸が前後に延びるように配置され、平面視で、ダウンフレーム26の水平部26bよりも車幅方向内側に配置されている。また、集合部83は、後部クロスパイプ29よりも前方に配置され、後部クロスパイプ29の上方には、内側後部排気管86及び外側後部排気管87が配置される。
内側後部排気管86及び外側後部排気管87は、集合部83の後端から後斜め外側方に延びている。
このように、集合部83は、左排気装置62L及び右排気装置62Rのそれぞれの車幅方向内側に位置し、且つ外側方がプロテクター96で覆われている。これにより、集合部83を側方から保護するとともに、比較的大きな集合部83が側方から視認しにくくなるため、外観性を向上させることができる。
下マフラー91及び上マフラー92は、それぞれ長手方向の中間部が外側方に突出するように屈曲し、左右の下マフラー91,91及び左右の上マフラー92,92は、後方に向かうにつれて次第に左右の間隔が広がるように延びている。下マフラー91と上マフラー92とは、上下に並ぶように配置されているため、下マフラー91及び上マフラー92が車体側方に突出する突出量を抑えることができ、車幅をより小さくすることができる。
図6は、車体フレーム11及び排気装置62を示す正面図である。
内側前部排気管84及び外側前部排気管85は、正面視で、ダウンフレーム26の前部に沿ってダウンフレーム26の前部の両側を上下方向に延びている。
外側前部排気管85の湾曲部85cは、車幅方向内側に向かうにつれて次第に下がるように延びて集合部83に接続される。また、湾曲部85cは、ダウンフレーム26の水平部26bよりも下方に配置されている。
上マフラー92は、その車幅方向内側の部分が、正面視で外側前部排気管85に重なるように配置されている。
集合部83は、後部クロスパイプ29より前方に配置されるとともに、正面視で集合部83の上部が後部クロスパイプ29と重なっている。これにより、外形の大きな集合部83をより上方に配置することができ、集合部83の最低地上高を高くすることができる。従って、路面側から突出する突出物と干渉しにくくすることができる。
図7は、排気装置62を示す断面図である。図7(A)は図5(B)のVA−VA線断面図、図7(B)は図5(B)のVB−VB線断面図、図7(C)は図5(B)のVC−VC線断面図である。なお、図中の符号100は車体の車幅方向中央を通って鉛直に延びる車体中心線である。
図7(A)に示すように、左排気装置62Lと右排気装置62Rとは、車体中心線100に対して左右対称に配置されている。
エンジン51の下方には、左右一対のダウンフレーム26,26が配置されている。それぞれのダウンフレーム26の車幅方向内方斜め下方には内側前部排気管84の前部が配置され、ダウンフレーム26の車幅方向外側には外側前部排気管85の前部85aが配置されている。
図7(B)に示すように、ダウンフレーム26の車幅方向内側(詳しくは、ダウンフレーム26の車幅方向内方斜め下方)に近接するように集合部83が配置されている。また、ダウンフレーム26の車幅方向外側にプロテクター96が配置されている。
集合部83は、外形の断面が略横長の長円形に形成された筒部83aを備え、長円の長軸83bは、車幅方向外側より車幅方向内側が高くなるように水平線105に対して角度θ1だけ傾斜している。また、集合部83の下端は、エンジン51の下端と略同一高さに配置されている。
プロテクター96は、断面U字状に形成され、その開口部96bが集合部83を指向するように且つ集合部83の車幅方向外方斜め上方に配置されている。
図7(C)に示すように、ダウンフレーム26の車幅方向外側、詳しくは、ダウンフレーム26の車幅方向外方斜め下方に湾曲部87c及びプロテクター96が配置され、ダウンフレーム26の下方、詳しくはダウンフレーム26の下方斜め車幅方向内方に内側後部排気管86が配置されている。
図8は、プロテクター96を示す図である。図8(A)はプロテクター96の斜視図、図8(B)は図4のVIII−VIII線断面図である。
図8(A)に示すように、プロテクター96は、鋼板が折り曲げられて断面U字状に形成された部材である。プロテクター96の両側の端面96a,96aの間には、車幅方向内側に開放された開口部96bが形成され、開口部96bの上下の開口縁部96c,96cが略前後方向に平行に延びている。
図4及び図8(A)において、プロテクター96を外側前部排気管85と外側後部排気管87に取付けるには、プロテクター96の一方の端面96aと外側前部排気管85の外周面とを溶接し、プロテクター96の他方の端面96aと外側後部排気管87の外周面とを溶接する。
図8(B)に示すように、プロテクター96は、丸パイプからなる外側前部排気管85の外周面に沿うように形成された断面半円形の半円部96dと、半円部96dの上端部及び下端部から平行に延びる平板部96e,96eとが一体に形成されている。
半円部96dは、その内面が外側前部排気管85に当接又は近接している。平板部96eは、半円部96dの端部から開口縁部96cまでの幅Wが、外側前部排気管85の外径の略半分となっている。
外側前部排気管85の断面の中央を通る軸線85jを通って一対の平板部96e,96eに平行なプロテクター中心線101は、水平線105に対して角度θ2だけ車幅方向外側が車幅方向内側より高くなるように傾斜している。
図7(B)に戻って、プロテクター96のプロテクター中心線101の角度θ2は、集合部83の長軸83bの角度θ1と略等しい、即ち略平行で、プロテクター中心線101と長軸83bとは近接している。また、プロテクター96の開口部96bは集合部83を略指向している。これにより、プロテクター96は、集合部83の外側方斜め上方を覆っているので、エンジン51の下方を車体側方から斜め下向きに見たときに、プロテクター96に隠れて集合部83が見えにくくなり、外観性を向上させることができる。
以上の図1、図2及び図4に示したように、多気筒エンジンとしてのエンジン51の各排気ポートから延びる排気管81が、車体の下側を通り、マフラー82に接続される鞍乗り型車両としての自動二輪車10の車体の下部構造において、排気ポートに接続される排気管81(詳しくは、内側前部排気管84,84及び外側前部排気管85,85)は4本であって、左右2本ずつが集合する集合部83が左右それぞれに設けられ、当該集合部83には触媒装置93が配置され、ヘッドパイプ21から左右一対に分かれて下方に延びるダウンフレーム26,26を備え、左右2本ずつの排気管81(詳しくは、内側前部排気管84,84及び外側前部排気管85,85)は、平面視で左右一対のダウンフレーム26をそれぞれ挟むように設けられ、集合部83は、左右一対のダウンフレーム26よりも車幅方向内側に配置され、ダウンフレーム26の外側に位置する排気管81(詳しくは、外側前部排気管85及び外側後部排気管87)に、集合部83に接続される部分のみ車幅方向内側に湾曲する湾曲部85c,87cが形成され、湾曲部85c,87cを側方から覆うようにプロテクター96が設けられる。
この構成によれば、全ての排気管が集合する集合部を廃止し、左右それぞれに集合部83を設け、その集合部83に触媒装置93を配置することで、車体下部の集合部83のレイアウトの設計自由度を向上させつつ、集合部83をダウンフレーム26より車幅方向内側に配置することで、集合部83を保護可能で且つ見えにくい場所に配置することができる。また、湾曲部85c,87cを側方からプロテクター96で覆うことで、更なる車体下部における集合部83の保護と車体下部の外観性の向上とを図ることができる。
従来の排気装置は、左右にそれぞれ集合部を設けても、各集合部の下流側の排気管を更に集合させて後部集合部を形成し、この後部集合部から排気管を左右に分けてそれぞれにマフラーを接続する一体構造を有している。
これに対して本実施形態の排気装置62では、左右の集合部83,83は、左右独立した左排気装置62Lと右排気装置62Rとに設けられる。このような左右独立した構造にすることで、従来よりも集合部83のレイアウトの自由度を増すことができる。更には、左排気装置62L及び右排気装置62Rがそれぞれ小型・軽量になり、取扱いが容易になって、エンジン51への接続作業や車体への組み付け作業が容易になり、生産性を高めることができる。
また、図4及び図8に示したように、プロテクター96は、ダウンフレーム26の外側に位置する排気管81(詳しくは、外側前部排気管85及び外側後部排気管87)の外周面形状に沿う形状を備え、また、プロテクター96は、集合部83の前後に位置する湾曲部85c,87cに連通するとともに湾曲部85c,87cの近傍の排気管81(詳しくは、外側前部排気管85の前部85a及び外側後部排気管87の後端部87a)を繋ぐように設けられるので、集合部83に湾曲して接続される湾曲部85c,87cをプロテクター96で覆って、あたかも前後方向に連続して延びる排気管があるかのように見せるとともに、その内側に位置する湾曲部85c,87c及び集合部83を覆うことができ、外観性向上に寄与できる。
また、図1、図2及び図3に示したように、ダウンフレーム26は、シートレール24に向けて立ち上がる左右一対の立ち上がり部としての後傾斜部26cが設けられ、後傾斜部26cの下部には、上方に立設する板状の板状部としてのピボットプレート27が設けられるので、左右一対のピボットプレート27によって、ピボットプレート27の車幅方向内側に位置する部品(例えば、変速機58から後輪17へ動力を伝えるチェーン68や、前輪ブレーキ用のマスターシリンダー78等)を覆うことができ、外観性を向上させることができる。
また、図1及び図2に示したように、ピボットプレート27に、後輪17を支持するスイングアーム14のピボット軸36が設けられるので、ダウンフレーム26にピボットプレート27が設けられて高剛性部が形成され、この高剛性部でスイングアーム14を介して後輪17を支持することができる。これにより、車両の走行性能を高めることができる。
また、ピボットプレート27に乗員用のステップ73が設けられるので、板状部であるから、ステップ73を設けるための加工がしやすく、ステップ73を容易に取付けることができる。
また、図3(A),(B)及び図4に示したように、左右一対の集合部83は、それぞれの後部に2本の排気管81(詳しくは、内側後部排気管86及び外側後部排気管87)が接続され、これら2本の内側後部排気管86及び外側後部排気管87にそれぞれマフラー82(詳しくは、下マフラー91及び上マフラー92)が接続され、下マフラー91及び上マフラー92は上下に並べて配置されるので、左右で合計4個の下マフラー91及び上マフラー92を、集合部83を介して車体に無駄なくレイアウトできる。
例えば、従来のように、左右にそれぞれ1個のマフラーを配置すると、マフラーの外形が大きくなり、マフラーが車体側方に突出して車幅を大きくする。これに対して本実施形態では、下マフラー91及び上マフラー92を上下に配置することで、車幅をより小さくすることができる。
また、図7(B)に示したように、集合部83は、その外形が断面長円状に形成され、長円の長軸83bが、水平に対して車幅方向外側が車幅方向内側に対して高くなるように傾斜しているので、集合部83を長円とすることで、集合部83の上下寸法を抑えながら触媒装置93をより大きくすることができる。これにより、車両の最低地上高を確保するとともに、排気ガス浄化性能を高めることができる。また、集合部83の長軸83bが傾斜しているので、車体側方斜め上方から車体下部を見たときに、集合部83をより目立たなくすることができる。
また、プロテクター96は、断面U字状に形成されるとともに集合部83の長軸83bの延長線上に配置され、プロテクター96の開口部96bが、集合部83を指向しているので、プロテクター96を集合部83の長軸83bの延長線上に配置することで、車体側方斜め上方から車体下部を見たときに、集合部83がプロテクター96によってより隠れるようにして外観性を向上させることができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
例えば、上記実施形態において、図7(B)に示したように、集合部83の外形を略横長(即ち、長軸が水平でない)の断面長円状に形成したが、これに限らず、横長(即ち、長軸が水平)の断面長円状に形成しても良く、あるいは、集合部の外形を略横長又は横長の断面楕円状又は矩形状、あるいは、略横長又は横長の断面長円状、楕円状又は矩形状に近い形状に形成しても良い。
また、図1に示したピボットプレート27に運転者用のステップ73を設けたが、ピボットプレートを前後に長く形成して、同乗者用のステップを設けても良いし、運転者用と同乗者用の両方のステップを設けても良い。
本発明は、自動二輪車10に適用する場合に限らず、自動二輪車10以外も含む鞍乗り型車両にも適用可能である。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
10 自動二輪車(鞍乗り型車両)
14 スイングアーム
17 後輪
21 ヘッドパイプ
24 シートレール
26 ダウンフレーム
26c 後傾斜部(立ち上がり部)
27 ピボットプレート(板状部)
36 ピボット軸
51 エンジン(多気筒エンジン)
73 ステップ
81 排気管
82 マフラー
83 集合部
84 内側前部排気管(排気管)
85 外側前部排気管(排気管)
85c 湾曲部
87c 湾曲部
91 下マフラー(マフラー)
92 上マフラー(マフラー
93 触媒装置
96 プロテクター

Claims (8)

  1. 多気筒エンジン(51)の各排気ポートから延びる排気管(81)が、車体の下側を通り、マフラー(82)に接続される鞍乗り型車両の下部構造において、
    排気ポートに接続される前記排気管(81)は4本であって、左右2本ずつが集合する集合部(83)が左右それぞれに設けられ、当該集合部(83)には触媒装置(93)が配置され、
    ヘッドパイプ(21)から左右一対に分かれて下方に延びる左右一対のダウンフレーム(26)を備え、
    前記左右2本ずつの排気管(81)は、平面視で前記左右一対のダウンフレーム(26)をそれぞれ挟むように設けられ、
    前記集合部(83)は、前記左右一対のダウンフレーム(26)よりも車幅方向内側に配置され、前記ダウンフレーム(26)の外側に位置する排気管(81)に、前記集合部(83)に接続される部分のみ車幅方向内側に湾曲する湾曲部(85c,87c)が形成され、
    前記湾曲部(85c,87c)を側方から覆うようにプロテクター(96)が設けられることを特徴とする鞍乗り型車両の下部構造。
  2. 前記プロテクター(96)は、前記ダウンフレーム(26)の外側に位置する前記排気管(81)の外周面形状に沿う形状を備え、前記集合部(83)の前後に位置する前記湾曲部(85c,87c)に連通する排気管(81)を繋ぐように設けられることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の下部構造。
  3. 前記ダウンフレーム(26)は、シートレール(24)に向けて立ち上がる左右一対の立ち上がり部(26c)が設けられ、当該立ち上がり部(26c)の下部には、上方に立設する板状の板状部(27)が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両の下部構造。
  4. 前記板状部(27)に、後輪(17)を支持するスイングアーム(14)のピボット軸(36)が設けられることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両の下部構造。
  5. 前記板状部(27)に乗員用のステップ(73)が設けられることを特徴とする請求項3又は4に記載の鞍乗り型車両の下部構造。
  6. 前記左右一対の集合部(83)は、それぞれの後部に2本の前記排気管(81)が接続され、これら2本の排気管(81)にそれぞれ前記マフラー(82)が接続され、前記マフラー(82)は上下に並べて配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の下部構造。
  7. 前記集合部(83)は、その外形が断面長円状に形成され、長円の長軸(83b)が、水平に対して車幅方向外側が車幅方向内側に対して高くなるように傾斜していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の下部構造。
  8. 前記プロテクター(96)は、断面U字状に形成されるとともに前記集合部(83)の前記長軸(83b)の延長線上に配置され、前記プロテクター(96)の開口部(96b)が、前記集合部(83)を指向していることを特徴とする請求項7に記載の鞍乗り型車両の下部構造。
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