JP2017051058A - 回転子鉄心の磁石挿入装置及びその磁石挿入方法 - Google Patents

回転子鉄心の磁石挿入装置及びその磁石挿入方法 Download PDF

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Abstract

【課題】積厚の異なる回転子鉄心の製造に際し、磁石挿入孔への永久磁石の挿入を、作業性よく経済的に実施可能な回転子鉄心の磁石挿入装置及びその磁石挿入方法を提供する。【解決手段】回転子鉄心の磁石挿入装置10及びその磁石挿入方法は、傾転手段21により、複数の鉄心片11を積層して形成された回転子鉄心本体12を搬送治具20に載せた状態で、その軸心を垂直状態から水平状態に変え、傾転手段21とは間隔を有して配置された磁石挿入手段22により、軸心を水平にした回転子鉄心本体12の磁石挿入孔13に永久磁石14を挿入するものであり、軸心を水平にした回転子鉄心本体12と磁石挿入手段22との間に空間部33が生じることを条件として、空間部33に対応する厚みを備えたガイド部材34を、空間部33に配置し、磁石挿入手段22に設けられた永久磁石14の供給部32からガイド部材34を介して磁石挿入孔13に永久磁石14を挿入する。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の鉄心片を積層して形成された回転子鉄心本体の磁石挿入孔に永久磁石を挿入する回転子鉄心の磁石挿入装置及びその磁石挿入方法に関する。
回転子鉄心の製造においては、複数の鉄心片を積層して回転子鉄心本体を製造し、この回転子鉄心本体の積層方向に形成された磁石挿入孔へ永久磁石を挿入した後、この磁石挿入孔に樹脂を注入して永久磁石を固定している。
このように、永久磁石を磁石挿入孔へ挿入する際、永久磁石が磁石挿入孔の入口付近等にあたって、永久磁石に割れや欠けが生じるおそれがあるため、永久磁石と磁石挿入孔との位置決めを正確に行うことが求められている。
そこで、以下に示す技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、テーブル上に載置した回転子鉄心本体(ロータコア)をテーブルと共に、磁石挿入孔(マグネット孔)内を永久磁石(マグネット材)が滑り落ちない角度まで傾斜させ、この状態で永久磁石を磁石挿入孔に挿入し、傾斜させたテーブル及び回転子鉄心本体を水平状態(即ち、回転子鉄心本体の軸心が垂直状態)に戻す技術が開示されている。
また、図3に示す磁石挿入装置80は、傾転手段81により、回転子鉄心本体82を搬送治具83に載せた状態で、回転子鉄心本体82の軸心を垂直状態から水平状態に変えた後、磁石挿入手段84により、軸心が水平となった回転子鉄心本体82の磁石挿入孔85に永久磁石86を挿入するものである。
特開2008−113530号公報
しかしながら、前記従来の技術は、予め設定した積厚の回転子鉄心本体を、永久磁石の挿入対象としているため、積厚が異なる回転子鉄心本体に永久磁石を挿入する必要がある場合、対応できなかった。具体的には、図3に示す磁石挿入装置80のように、傾転手段81と磁石挿入手段84との間隔が一定であるため、永久磁石86を挿入する回転子鉄心本体の積厚が薄い場合、軸心を水平にした回転子鉄心本体と磁石挿入手段84との間に空間部が生じ、磁石挿入手段84から磁石挿入孔への永久磁石86の挿入が困難になる。
なお、永久磁石の挿入を安定に行うため、回転子鉄心本体の積厚ごとに、磁石挿入装置を複数種用意しておくことが考えられるが、コストがかかって不経済である。また、積厚の変更ごとに傾転手段の取付け位置を変更して、軸心を水平にした回転子鉄心本体と磁石挿入手段との間隔を調整することも考えられるが、作業性が悪く、生産性の低下を招くという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、積厚の異なる回転子鉄心の製造に際し、磁石挿入孔への永久磁石の挿入を、作業性よく経済的に実施可能な回転子鉄心の磁石挿入装置及びその磁石挿入方法を提供することを目的とする。
前記目的に沿う第1の発明に係る回転子鉄心の磁石挿入装置は、複数の鉄心片を積層して形成した回転子鉄心本体を搬送治具に載せた状態で、該回転子鉄心本体の軸心を垂直状態から水平状態に変える傾転手段と、該傾転手段とは間隔を有して配置され、前記傾転手段によって軸心が水平となった前記回転子鉄心本体の積層方向に形成した磁石挿入孔に永久磁石を挿入する磁石挿入手段とを有する回転子鉄心の磁石挿入装置において、
前記磁石挿入手段には、軸心が水平となった前記回転子鉄心本体と前記磁石挿入手段との間に生じる空間部に配置され、前記磁石挿入手段に設けられた前記永久磁石の供給部と前記磁石挿入孔とを連通するガイド部材が設けられている。
第1の発明に係る回転子鉄心の磁石挿入装置において、前記ガイド部材は、積厚の異なる前記回転子鉄心本体ごとに複数種用意され、前記永久磁石の挿入対象となる前記回転子鉄心本体の積厚に応じて交換可能であることが好ましい。
第1の発明に係る回転子鉄心の磁石挿入装置において、前記磁石挿入手段は、複数の前記永久磁石が水平状態で積み重ねて収容される磁石収納マガジンと、該磁石収納マガジンに収容した前記永久磁石が、前記供給部を介して前記磁石挿入孔へ押出される押込みロッドとを有することが好ましい。
第1の発明に係る回転子鉄心の磁石挿入装置において、前記傾転手段には、軸心が水平となった前記回転子鉄心本体を、その軸心を中心として予め設定した角度で回動させる回動機構が設けられていることが好ましい。
前記目的に沿う第2の発明に係る回転子鉄心の磁石挿入装置は、複数の鉄心片を積層して形成した回転子鉄心本体の積層方向に形成した磁石挿入孔に、永久磁石を挿入する磁石挿入手段を有する回転子鉄心の磁石挿入装置において、
前記磁石挿入手段には、前記回転子鉄心本体と前記磁石挿入手段との間に生じる空間部に配置され、前記磁石挿入手段に設けられた前記永久磁石の供給部と前記磁石挿入孔とを連通するガイド部材が設けられている。
前記目的に沿う第3の発明に係る回転子鉄心の磁石挿入方法は、傾転手段により、複数の鉄心片を積層して形成された回転子鉄心本体を搬送治具に載せた状態で、該回転子鉄心本体の軸心を垂直状態から水平状態に変える傾転工程と、前記傾転手段とは間隔を有して配置された磁石挿入手段により、軸心を水平にした前記回転子鉄心本体の積層方向に形成された磁石挿入孔に永久磁石を挿入する磁石挿入工程とを有する回転子鉄心の磁石挿入方法において、
軸心を水平にした前記回転子鉄心本体と前記磁石挿入手段との間に空間部が生じることを条件として、前記磁石挿入工程の前に、前記空間部に対応する厚みを備え、前記磁石挿入手段に設けられたガイド部材を、前記空間部に配置し、前記磁石挿入手段に設けられた前記永久磁石の供給部から前記ガイド部材を介して前記磁石挿入孔に前記永久磁石を挿入する。
第3の発明に係る回転子鉄心の磁石挿入方法において、前記ガイド部材を、積厚の異なる前記回転子鉄心本体ごとに複数種用意し、前記永久磁石の挿入対象となる前記回転子鉄心本体の積厚に応じて交換することが好ましい。
第3の発明に係る回転子鉄心の磁石挿入方法において、前記磁石挿入工程では、磁石収納マガジンに水平状態で積み重ねて収容された前記永久磁石を、押込みロッドにより前記供給部を介して前記磁石挿入孔へ押出すことが好ましい。
第3の発明に係る回転子鉄心の磁石挿入方法において、前記磁石挿入孔を複数の群に分けて、前記磁石挿入工程では、予め設定した角度ずつ前記回転子鉄心本体を回動させて、軸心を水平にした前記回転子鉄心本体の群ごとの前記磁石挿入孔に、前記永久磁石を順次挿入することが好ましい。
前記目的に沿う第4の発明に係る回転子鉄心の磁石挿入方法は、複数の鉄心片を積層して形成された回転子鉄心本体の積層方向に形成された磁石挿入孔に、磁石挿入手段によって永久磁石を挿入する回転子鉄心の磁石挿入方法において、
前記回転子鉄心本体と前記磁石挿入手段との間に空間部が生じることを条件として、前記空間部に対応する厚みを備え、前記磁石挿入手段に設けられたガイド部材を、前記空間部に配置し、前記磁石挿入手段に設けられた前記永久磁石の供給部から前記ガイド部材を介して前記磁石挿入孔に前記永久磁石を挿入する。
第1の発明に係る回転子鉄心の磁石挿入装置及び第3の発明に係る回転子鉄心の磁石挿入方法は、傾転手段により軸心を水平にした回転子鉄心本体と、磁石挿入手段との間に生じる空間部に、ガイド部材を配置するので、磁石挿入手段に設けられた永久磁石の供給部と磁石挿入孔とを、容易に連通させることができる。これにより、積厚の異なる回転子鉄心の製造に際し、回転子鉄心本体の積厚ごとに、例えば、磁石挿入装置を準備する必要がなく、また、磁石挿入装置を改造する必要もないため、磁石挿入孔への永久磁石の挿入を、作業性よく経済的に実施できる。
特に、ガイド部材を、積厚の異なる回転子鉄心本体ごとに複数種用意し、回転子鉄心本体の積厚に応じて交換する場合、様々な積厚の回転子鉄心本体の磁石挿入孔への永久磁石の挿入にも、容易に対応できる。
なお、第2の発明に係る回転子鉄心の磁石挿入装置及び第4の発明に係る回転子鉄心の磁石挿入方法も、回転子鉄心本体と、磁石挿入手段との間に生じる空間部に、ガイド部材を配置するので、磁石挿入手段に設けられた永久磁石の供給部と磁石挿入孔とを、容易に連通させることができ、磁石挿入孔への永久磁石の挿入を、作業性よく経済的に実施できる。
(A)、(B)はそれぞれ本発明の一実施の形態に係る回転子鉄心の磁石挿入装置の使用状態の説明図である。 本発明の他の実施の形態に係る回転子鉄心の磁石挿入装置の使用状態の説明図である。 従来例に係る回転子鉄心の磁石挿入装置の使用状態の説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
まず、図1を参照しながら、本発明の一実施の形態に係る回転子鉄心の磁石挿入装置10を用いて製造する回転子鉄心(ロータコア)について説明する。
回転子鉄心は、環状(所定形状)の複数の鉄心片11を積層して構成された回転子鉄心本体12を有している。なお、回転子鉄心本体は、環状の複数の鉄心片を積層して形成した複数のブロック鉄心を、順次転積して構成することもできる。
この鉄心片11は、環状の一体構造のものである。なお、鉄心片は、複数の円弧状の鉄心片部を環状に連結できる分割構造のものや、複数の円弧状の鉄心片部の周方向の一部が連結部で繋がり、この連結部を折曲げて環状にできる構造のものでもよい。
鉄心片11は、厚みが、例えば、0.10〜0.5mm程度の電磁鋼板やアモルファス等からなる薄板材(薄板条材)から打抜き形成されるものである。なお、鉄心片は、1枚の薄板材から打抜いたものや、薄板材を複数枚(例えば、2枚、更には3枚以上)重ねた状態で打抜いたものでもよい。
積層方向に隣り合う鉄心片11、11同士は、かしめ接合により連結されているが、かしめ、樹脂(熱硬化性樹脂(例えば、エポキシ樹脂)や熱可塑性樹脂)、接着剤、及び、溶接のいずれか1又は2以上を用いて、連結することもできる。
回転子鉄心(回転子鉄心本体12)の中央には、軸孔(シャフト孔)が形成され、この軸孔を中心としてその周囲に、回転子鉄心(回転子鉄心本体12)の積層方向に形成された磁石挿入孔13が、複数形成されている。この磁石挿入孔13への永久磁石14の固定は、上記した樹脂を用いて行う。
なお、回転子鉄心(回転子鉄心本体12)には更に、軸孔を中心としてその周囲に、積層方向に貫通する重量軽減孔(図示しない)が複数形成されている。
続いて、本発明の一実施の形態に係る回転子鉄心の磁石挿入装置(以下、単に磁石挿入装置ともいう)10について、図1(A)、(B)を参照しながら説明する。
回転子鉄心の磁石挿入装置10は、回転子鉄心本体12を搬送治具20に載せた状態で、この回転子鉄心本体12の軸心を垂直状態から水平状態に変える傾転手段21と、この傾転手段21によって軸心が水平となった回転子鉄心本体12の磁石挿入孔13に永久磁石14(未磁化)を挿入する磁石挿入手段22とを有し、積厚の異なる回転子鉄心本体でも、永久磁石14の挿入を、作業性よく経済的に実施可能な装置である。以下、詳しく説明する。
搬送治具20は、回転子鉄心本体12を載置する載置台23と、この載置台23の中央部に立設された位置決めロッド(図示しない)を備えている。
載置台23は、平面視して正方形状(四角形状)のものであるが、他の形状(例えば、多角形状や円形状)のものでもよい。
また、位置決めロッドは、回転子鉄心本体12の軸孔に嵌入して、載置台23に載せた回転子鉄心本体12を位置決めするものである。
傾転手段21は、ベース台24上に水平配置され起立可能な傾転架台25と、この傾転架台25上に回動機構25aを介して設けられた受入れ台26とを有している。
傾転架台25は、平面視して四角形状となって、その一端部に回動軸27が設けられている。この回動軸27は、ベース台24に取付け固定された軸受け部28に、回動可能に支持されている。また、ベース台24には、図示しない空圧シリンダ(アクチュエータ)が設けられ、その作動部が、傾転架台25に回動可能に取付けられている。
これにより、空圧シリンダを伸ばすことで、図1(B)に示すように、回動軸27を中心として傾転架台25を傾動させ、傾転架台25を水平に対して垂直状態(例えば、90度であるが、±5度(更には±3度)の範囲で傾斜する場合も含む)にできる。また、空圧シリンダを縮めることで、図1(A)に示すように、回動軸27を中心として傾転架台25を傾動させ、傾転架台25を水平状態にできる(ベース台24上に載置できる)。
なお、上記したように、傾転架台25を傾動できれば、回動軸27、軸受け部28、及び、空圧シリンダ以外の構成を用いることもできる。
受入れ台26は、平面視して四角形状となって、その一方の幅方向両側に、対となる側壁部29、30が設けられている。この側壁部29、30はそれぞれ、断面逆L字状となって、載置台23を幅方向両側から挟み込み、搬送治具20のスライド装着を可能にするものである。
また、受入れ台26の、対向する側壁部29と側壁部30との間には、載置台23を載置して水平移動可能にする複数のガイドローラ31が設けられている。
これにより、複数のガイドローラ31によって、搬送治具20を受入れ台26上に水平移動させ、受入れ台26の一方の幅方向両側に設けられた側壁部29、30と、他方の幅方向両側に設けられたロック機構(図示しない)によって、搬送治具20を受入れ台26上に位置決めできる。
従って、傾転架台25を傾動させる際に、受入れ台26上から搬送治具20がずれ落ちることを防止できる。
また、回動機構25aは、傾転架台25に対して受入れ台26を、その軸心(回転子鉄心本体12の軸心に対応)を中心として回動させる駆動部(例えば、エアシリンダ)と、この回動位置で、傾転架台25に対する受入れ台26の位置決めを行うロック部とで、構成されている。
これにより、軸心が水平となった回転子鉄心本体12を、その軸心を中心として予め設定した角度で回動させることができる。
磁石挿入手段22にはフローティング機構が設けられ、磁石挿入手段22がベース台24に、僅かな揺動が可能となるように立設されている。また、磁石挿入手段22は、回転子鉄心本体12に形成された孔部(例えば、重量軽減孔)に係合可能なガイドブロック(図示しない)を備えた位置決め機構を有している。
これにより、フローティング機構によって磁石挿入手段22を揺動させながら、回転子鉄心本体12の孔部にガイドブロックを係合させ、後述するガイド部材34の磁石搬送路35と磁石挿入孔13との位置決めを行うことができる。
また、磁石挿入手段22は、傾転手段21とは間隔を有して配置(起立状態となった受入れ台26とは間隔を有して対向配置)され、その内部には、短尺の永久磁石14を、その長さ方向にスライド移動可能にする磁石供給路(供給部の一例)32が複数設けられている。なお、各磁石供給路32は、例えば、断面凹状の溝部で構成できるが、これに限定されるものではない。また、磁石供給路32には、上記した短尺の永久磁石14に替えて、長尺の永久磁石を供給することもできる。
この磁石挿入手段22に設けられた磁石供給路32の個数は、回転子鉄心本体12に形成された全ての磁石挿入孔13を、複数の群に分けた場合の、各群を構成する磁石挿入孔13の個数と同数にしている(例えば、全ての磁石挿入孔13の個数の約数としている)。このため、磁石挿入孔13への永久磁石14の挿入は、前記した回動機構25aにより、予め設定した角度ずつ回転子鉄心本体12を回動させ、軸心を水平にした回転子鉄心本体12の群ごとの磁石挿入孔13に、永久磁石14を順次挿入して行う。
なお、磁石供給路32の設置位置は、軸心を水平にした回転子鉄心本体12の、各群を構成する磁石挿入孔13の形成位置に対応している。
また、磁石挿入手段22に設ける磁石供給路32の個数は、磁石挿入孔13の個数と同じにすることもできる。この場合、磁石挿入孔13への永久磁石14の挿入を、同時(一度)に行うことができるため、上記した回動機構による回転子鉄心本体12の回動は不要である。
上記した磁石挿入手段22と傾転手段21との間隔、即ち、磁石挿入手段22と起立状態の受入れ台26との間隔は、永久磁石14の挿入対象となる回転子鉄心本体の積厚に応じて設定されており、ここでは、積厚が最も厚い回転子鉄心本体に基づいて設定されている。具体的には、回転子鉄心本体の軸心を水平にした際に、回転子鉄心本体の上面(一端面)が、磁石挿入手段22に当接する程度(隙間があってもよい)に設定されている(例えば、前記した図3参照)。
このため、回転子鉄心本体12の平面視した(軸心方向に見た)形状が、上記した積厚が最も厚い回転子鉄心本体と同一であっても、この回転子鉄心本体より積厚が薄い回転子鉄心本体12に永久磁石14を挿入しようとする場合、軸心が水平となった回転子鉄心本体12と磁石挿入手段22との間に、空間部33が生じる。
そこで、磁石挿入手段22の傾転手段21側(磁石供給路32の永久磁石14の出口側)の上部に、磁石挿入手段22の傾転手段21側の面に沿って昇降可能に、ガイド部材34を設ける。
ガイド部材34は、空間部33に対応する厚みを備えたものであり、その内部には、永久磁石14を、その長さ方向にスライド移動可能にする磁石搬送路35(例えば、断面凹状の溝部)が設けられている。この磁石搬送路35の個数は、磁石挿入手段22に設けられた磁石供給路32の個数(各群を構成する磁石挿入孔13の個数)と同数である。
これにより、ガイド部材34を、上記した空間部33に配置することで、磁石搬送路35を介して、永久磁石14の磁石供給路32と磁石挿入孔13とを連通できる。
なお、ガイド部材34は、常時は、図1(A)に示すように、磁石挿入手段22の上部に待機し、使用にあっては、図1(B)に示すように、磁石供給路32と磁石搬送路35とが連通する位置まで、磁石挿入手段22の傾転手段21側の表面に沿って下降する。しかし、ガイド部材34の待機位置は、これに限定されるものではなく、例えば、磁石挿入手段22の傾転手段21側の下部や側部に設定することもできる。
また、ガイド部材は、1つに限定されるものではなく、積厚の異なる回転子鉄心本体ごとに複数種(回転子鉄心本体の種類と同数)用意することが好ましい。
この場合、永久磁石の挿入対象となる回転子鉄心本体の積厚に応じて、ガイド部材を交換可能にする。なお、ガイド部材は、回転子鉄心本体の積厚を変更するごとに、磁石挿入手段に付け替えてもよく、また、予め複数のガイド部材を磁石挿入手段の傾転手段側に設け、回転子鉄心本体の積厚を変更するごとに、選択して使用することもできる。
磁石挿入手段22は、それぞれの磁石供給路32に設けられた、永久磁石14が収容される磁石収納マガジン36と、この磁石収納マガジン36に収容した永久磁石14が押出される押込みロッド(図示しない)とを有している。
磁石収納マガジン36は、長尺の容器であり、傾転手段21とは反対側(磁石供給路32の永久磁石14の入口側)に設けられ、複数の永久磁石14が水平状態で積み重ねて収容されるものである。この積み重ねられた複数の永久磁石14は、常時は上方へ付勢され、その最上部に位置する永久磁石14が、正面視して磁石供給路32の位置に対応している。
また、押込みロッド(例えば、プッシュピン)は、磁石収納マガジン36に収容した最上部に位置する永久磁石14を、磁石供給路32と磁石搬送路35を介して、磁石挿入孔13へ押出すものである。
この押込みロッドの押出し動作は、永久磁石14の長さと、磁石挿入孔13の深さに基づいて、1つの磁石挿入孔13に対し、1回又は2回以上の複数回、行われる(即ち、1つの磁石挿入孔13に、1本又は2本以上の複数本の永久磁石14が挿入される)。
以上に示した空圧シリンダ、回動機構、ガイド部材34、及び、押込みロッドの各動作は、制御部(図示しない)からの指令により、予め入力されたプログラムに基づいて行われる。
なお、上記した回転子鉄心の磁石挿入装置10の代わりに、図2に示す回転子鉄心の磁石挿入装置(以下、単に磁石挿入装置ともいう)40を使用することもできる。この回転子鉄心の磁石挿入装置40を構成する一部の部材は、上記した回転子鉄心の磁石挿入装置10を構成する部材と略同様であるため、同一部材には同一符号を付し、詳しい説明を省略する。
磁石挿入装置40は、回転子鉄心本体12の軸心を垂直状態に維持した状態で、磁石挿入手段41(前記した磁石挿入手段22と同様の機能を備えている)により、回転子鉄心本体12の磁石挿入孔13に永久磁石14を挿入するものである。なお、この磁石挿入装置40は、永久磁石14を磁石挿入孔13へ挿入する際、永久磁石14が磁石挿入孔13の入口付近等にあたって永久磁石14に割れや欠けが生じないように、補助手段(図示しない)によって磁石挿入孔13に永久磁石14を挿入可能な構成となっている。
ベース台42には、水平載置手段43が設けられている。
この水平載置手段43は、ベース台42上に回動機構25aを介して設けられた受入れ台26を有している。
これにより、軸心が垂直状態の回転子鉄心本体12を、搬送治具20に載せた状態で、その軸心を中心として予め設定した角度で回動させることができる。
磁石挿入手段41は、ベース台42に立設された支持部材44により、水平載置手段43(受入れ台26)とは間隔を有して対向配置され、その内部には、永久磁石14を、その長さ方向に移動可能にする磁石供給路32が複数設けられている。
この磁石挿入手段41と水平載置手段43(受入れ台26)との間隔は、前記した磁石挿入手段22と傾転手段21との間隔と同様、積厚が最も厚い回転子鉄心本体に基づいて設定されている。
このため、積厚が最も厚い回転子鉄心本体よりも積厚が薄い回転子鉄心本体12に永久磁石14を挿入しようとする場合、軸心が垂直となった回転子鉄心本体12と磁石挿入手段41との間に、空間部33が生じる。
そこで、磁石挿入手段41の下側(水平載置手段43側、永久磁石14の出口側)に、磁石挿入手段41の下面に沿って移動可能に、ガイド部材34を設ける。
このガイド部材34は、常時は、平面視して回転子鉄心本体12の半径方向外側位置(回転子鉄心本体12とは重複しない領域)に待機し、使用にあっては、磁石供給路32と磁石搬送路35とが連通する位置まで、磁石挿入手段41の下面に沿って移動する。
続いて、本発明の一実施の形態に係る回転子鉄心の磁石挿入方法について、図1(A)、(B)を参照しながら説明する。
回転子鉄心の磁石挿入方法は、積厚の異なる回転子鉄心本体でも、永久磁石14の挿入を、作業性よく経済的に実施可能な方法であり、鉄心本体製造工程、準備工程、傾転工程、及び、磁石挿入工程、を有している。
以下、詳しく説明する。
(鉄心本体製造工程)
複数の鉄心片11を積層して回転子鉄心本体12を製造し、これを搬送治具20に載せる。このとき、回転子鉄心本体12の軸孔に、搬送治具20の位置決めロッドを嵌合させて、回転子鉄心本体12を搬送治具20の載置台23の所定位置に取付ける。
なお、搬送治具20を、回転子鉄心本体12を製造する金型装置に配置して、鉄心片11を金型装置内で順次積層してもよい。
(準備工程)
ここでは、永久磁石14の挿入対象となる回転子鉄心本体の積厚に応じて、ガイド部材34の使用の有無を決定する。具体的には、以下の通りである。
軸心を水平にした回転子鉄心本体と磁石挿入手段との間に空間部が生じない場合、即ち、回転子鉄心本体の上面(一端面)が、磁石挿入手段22に当接する程度であれば、ガイド部材を待機位置に維持する(図3参照)。
一方、図1(A)、(B)に示すように、軸心を水平にした回転子鉄心本体12と磁石挿入手段22との間に空間部33が生じる場合、磁石挿入手段22の上部に待機したガイド部材34を、磁石供給路32と磁石搬送路35とが連通する位置まで、磁石挿入手段22の表面に沿って下降させ、空間部33に配置する。
なお、ガイド部材34は、積厚の異なる回転子鉄心本体ごとに複数種用意し、永久磁石14の挿入対象となる回転子鉄心本体の積厚に応じて交換することが好ましい。
(傾転工程)
傾転手段21の受入れ台26に設けられたガイドローラ31により、回転子鉄心本体12を載置した搬送治具20を受入れ台26上に水平移動させ、側壁部29、30とロック機構により、搬送治具20を受入れ台26上に位置決めする。
そして、空圧シリンダを伸ばすことで、図1(B)に示すように、傾転架台25を水平に対して垂直状態にする。これにより、回転子鉄心本体12を搬送治具20に載せた状態で、回転子鉄心本体12の軸心を垂直状態から水平状態に変える。
このとき、軸心が水平となった回転子鉄心本体12の上面(一端面)が、ガイド部材34の傾転手段21側の表面に当接する(隙間があってもよい)。これにより、磁石挿入手段22に設けられた永久磁石14の磁石供給路32と、ガイド部材34の磁石搬送路35と、磁石挿入孔13とを、連通させることができる。
(磁石挿入工程)
磁石挿入手段22により、軸心を水平にした回転子鉄心本体12の磁石挿入孔13に永久磁石14(未磁化)を挿入する。具体的には、以下の通りである。
磁石収納マガジン36に水平状態で積み重ねて収容された永久磁石14を、押込みロッドにより磁石供給路32と磁石搬送路35を介して、磁石挿入孔13へ押出す。
なお、磁石挿入手段22に設けられた磁石供給路32と、ガイド部材34に設けられた磁石搬送路35の各個数は、前記した各群を構成する磁石挿入孔13の個数と同数(あるいは約数)であるため、回動機構25aにより、予め設定した角度ずつ回転子鉄心本体12を回動させ、軸心を水平にした回転子鉄心本体12の群ごとの磁石挿入孔13に、永久磁石14を順次挿入する。
回転子鉄心本体12の磁石挿入孔13への永久磁石14の挿入が終了した後は、空圧シリンダを縮めることで、図1(A)に示すように、傾転架台25を水平状態にする。これにより、回転子鉄心本体12を搬送治具20に載せた状態で、回転子鉄心本体12の軸心を水平状態から垂直状態に変える。
このとき、ガイド部材34を、磁石挿入手段22の上部の待機位置まで、磁石挿入手段22の表面に沿って上昇させる。
次に、受入れ台26から、回転子鉄心本体12を載置した搬送治具20を取外し、この回転子鉄心本体12を搬送治具20に載せた状態で、次の工程へ搬送する。そして、この工程で、各磁石挿入孔13へ樹脂を注入し硬化させることで、各磁石挿入孔13に永久磁石14を固定する。
以上の工程で得られた回転子鉄心本体12から搬送治具20を取外すことで、回転子鉄心が得られる。
なお、前記した図2に示す回転子鉄心の磁石挿入装置40を使用する場合は、回転子鉄心本体12の軸心を垂直状態に維持した状態で、磁石挿入手段41により、回転子鉄心本体12の磁石挿入孔13に永久磁石14を挿入すること以外は、上記した回転子鉄心の磁石挿入装置10を使用する場合と略同様の方法を行うことで、回転子鉄心が得られる。
具体的には、上記した傾転工程と磁石挿入工程で、回転子鉄心本体12の軸心の向きを変えることなく、回転子鉄心本体12の軸心を垂直状態に維持する。
従って、回転子鉄心の磁石挿入装置及びその磁石挿入方法を用いることで、積厚の異なる回転子鉄心の製造に際し、磁石挿入孔への永久磁石の挿入を、作業性よく経済的に実施できる。
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組合せて本発明の回転子鉄心の磁石挿入装置及びその磁石挿入方法を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
前記実施の形態においては、磁石挿入手段と傾転手段との間隔を、積厚が最も厚い回転子鉄心本体に基づいて設定した場合について説明したが、この回転子鉄心本体よりも積厚が厚い、将来的に永久磁石を挿入する予定のある、回転子鉄心本体の積厚に応じて設定することもできる。この場合、上記した積厚が最も厚い回転子鉄心本体へ永久磁石を挿入するに際しても、ガイド部材を使用する。
また、前記実施の形態においては、ガイド部材の空間部への配置を、傾転工程の前に行った場合について説明したが、磁石挿入工程の前であれば特に限定されるものではなく、例えば、傾転工程と磁石挿入工程の間で行うこともできる。
そして、前記実施の形態においては、磁石収納マガジンの最上部に位置する永久磁石を、正面視して磁石供給路の位置に対応させた場合について説明したが、磁石収納マガジンの最下部に位置する永久磁石を、正面視して磁石供給路の位置に対応させることもできる。この場合、最下部に位置する永久磁石を磁石供給路側へ押出すごとに、その上に位置していた永久磁石が、重力によって最下部に位置する。なお、永久磁石は、磁石収納マガジンを用いることなく、磁石供給路側へ押出してもよい。
更に、前記実施の形態においては、回転子鉄心本体の軸心を垂直状態から水平状態に変えた状態で、又は、回転子鉄心本体の軸心を垂直状態に維持した状態で、回転子鉄心本体の磁石挿入孔に永久磁石を挿入した場合について説明したが、回転子鉄心本体の軸心を傾斜させた状態(軸心を水平に対して0度を超え90度未満にした状態)で、回転子鉄心本体の磁石挿入孔に永久磁石を挿入することもできる。
10:回転子鉄心の磁石挿入装置、11:鉄心片、12:回転子鉄心本体、13:磁石挿入孔、14:永久磁石、20:搬送治具、21:傾転手段、22:磁石挿入手段、23:載置台、24:ベース台、25:傾転架台、25a:回動機構、26:受入れ台、27:回動軸、28:軸受け部、29、30:側壁部、31:ガイドローラ、32:磁石供給路(供給部)、33:空間部、34:ガイド部材、35:磁石搬送路、36:磁石収納マガジン、40:回転子鉄心の磁石挿入装置、41:磁石挿入手段、42:ベース台、43:水平載置手段、44:支持部材

Claims (10)

  1. 複数の鉄心片を積層して形成した回転子鉄心本体を搬送治具に載せた状態で、該回転子鉄心本体の軸心を垂直状態から水平状態に変える傾転手段と、該傾転手段とは間隔を有して配置され、前記傾転手段によって軸心が水平となった前記回転子鉄心本体の積層方向に形成した磁石挿入孔に永久磁石を挿入する磁石挿入手段とを有する回転子鉄心の磁石挿入装置において、
    前記磁石挿入手段には、軸心が水平となった前記回転子鉄心本体と前記磁石挿入手段との間に生じる空間部に配置され、前記磁石挿入手段に設けられた前記永久磁石の供給部と前記磁石挿入孔とを連通するガイド部材が設けられていることを特徴とする回転子鉄心の磁石挿入装置。
  2. 請求項1記載の回転子鉄心の磁石挿入装置において、前記ガイド部材は、積厚の異なる前記回転子鉄心本体ごとに複数種用意され、前記永久磁石の挿入対象となる前記回転子鉄心本体の積厚に応じて交換可能であることを特徴とする回転子鉄心の磁石挿入装置。
  3. 請求項1又は2記載の回転子鉄心の磁石挿入装置において、前記磁石挿入手段は、複数の前記永久磁石が水平状態で積み重ねて収容される磁石収納マガジンと、該磁石収納マガジンに収容した前記永久磁石が、前記供給部を介して前記磁石挿入孔へ押出される押込みロッドとを有することを特徴とする回転子鉄心の磁石挿入装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転子鉄心の磁石挿入装置において、前記傾転手段には、軸心が水平となった前記回転子鉄心本体を、その軸心を中心として予め設定した角度で回動させる回動機構が設けられていることを特徴とする回転子鉄心の磁石挿入装置。
  5. 複数の鉄心片を積層して形成した回転子鉄心本体の積層方向に形成した磁石挿入孔に、永久磁石を挿入する磁石挿入手段を有する回転子鉄心の磁石挿入装置において、
    前記磁石挿入手段には、前記回転子鉄心本体と前記磁石挿入手段との間に生じる空間部に配置され、前記磁石挿入手段に設けられた前記永久磁石の供給部と前記磁石挿入孔とを連通するガイド部材が設けられていることを特徴とする回転子鉄心の磁石挿入装置。
  6. 傾転手段により、複数の鉄心片を積層して形成された回転子鉄心本体を搬送治具に載せた状態で、該回転子鉄心本体の軸心を垂直状態から水平状態に変える傾転工程と、前記傾転手段とは間隔を有して配置された磁石挿入手段により、軸心を水平にした前記回転子鉄心本体の積層方向に形成された磁石挿入孔に永久磁石を挿入する磁石挿入工程とを有する回転子鉄心の磁石挿入方法において、
    軸心を水平にした前記回転子鉄心本体と前記磁石挿入手段との間に空間部が生じることを条件として、前記磁石挿入工程の前に、前記空間部に対応する厚みを備え、前記磁石挿入手段に設けられたガイド部材を、前記空間部に配置し、前記磁石挿入手段に設けられた前記永久磁石の供給部から前記ガイド部材を介して前記磁石挿入孔に前記永久磁石を挿入することを特徴とする回転子鉄心の磁石挿入方法。
  7. 請求項6記載の回転子鉄心の磁石挿入方法において、前記ガイド部材を、積厚の異なる前記回転子鉄心本体ごとに複数種用意し、前記永久磁石の挿入対象となる前記回転子鉄心本体の積厚に応じて交換することを特徴とする回転子鉄心の磁石挿入方法。
  8. 請求項6又は7記載の回転子鉄心の磁石挿入方法において、前記磁石挿入工程では、磁石収納マガジンに水平状態で積み重ねて収容された前記永久磁石を、押込みロッドにより前記供給部を介して前記磁石挿入孔へ押出すことを特徴とする回転子鉄心の磁石挿入方法。
  9. 請求項6〜8のいずれか1項に記載の回転子鉄心の磁石挿入方法において、前記磁石挿入孔を複数の群に分けて、前記磁石挿入工程では、予め設定した角度ずつ前記回転子鉄心本体を回動させて、軸心を水平にした前記回転子鉄心本体の群ごとの前記磁石挿入孔に、前記永久磁石を順次挿入することを特徴とする回転子鉄心の磁石挿入方法。
  10. 複数の鉄心片を積層して形成された回転子鉄心本体の積層方向に形成された磁石挿入孔に、磁石挿入手段によって永久磁石を挿入する回転子鉄心の磁石挿入方法において、
    前記回転子鉄心本体と前記磁石挿入手段との間に空間部が生じることを条件として、前記空間部に対応する厚みを備え、前記磁石挿入手段に設けられたガイド部材を、前記空間部に配置し、前記磁石挿入手段に設けられた前記永久磁石の供給部から前記ガイド部材を介して前記磁石挿入孔に前記永久磁石を挿入することを特徴とする回転子鉄心の磁石挿入方法。
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