JP2013226013A - 積層コアの製造方法及び積層コアの製造装置 - Google Patents

積層コアの製造方法及び積層コアの製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来、材料取りされていなかったエリアから材料取りすることができ、歩留まりをさらに向上させることができる積層コアの製造方法及び積層コアの製造装置を提供する。
【解決手段】薄板52から円環状の第1の小径コア用プレート20Aと第2の小径コア用プレート20Bを打ち抜くことにより形成される、第1の小径コア用プレート20Aの外周円弧部分64aと、第2の小径コア用プレート20Bの外周円弧部分64bと、薄板の幅方向の中心を通る中心線Lcと、薄板の側端部52a、52bと、第1の小径コア用プレート20Aの中心を通り、薄板の幅方向に平行な第1の平行線Lと、第2の小径コア用プレート20Bの中心を通り、薄板の幅方向に平行な第2の平行線Lと、によって囲まれるエリア66a、66bから、周方向に分割された大径コア用プレート16A、16Bを材料取りする。
【選択図】図7

Description

本発明は、帯状の薄板から打ち抜かれた鋼板を積層して円環状の小径コア及び大径コアを製造する積層コアの製造方法及び積層コアの製造装置に関する。
一般に、モータコア(ロータコア及びステータコア)は、帯状鋼板をプレス打ち抜きにより形成される所定形状の鋼板を積層することにより製造される。コアに用いられる帯状鋼板は高価であるため、その歩留まりを向上させることが求められる。
そこで、従来から、ロータコア用の鋼板とステータコア用の鋼板を同じ帯状鋼板から材料取り(共取り)する方法が提案されており、例えば特許文献1では、ロータコア用の鋼板の内径部分にステータコア用の鋼板を切り取ることが記載されている。
特開2002−186227号公報
特許文献1記載の方法では、歩留まりの向上に限界が生じるという問題がある。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、従来、材料取りされていなかったエリアから材料取りすることができ、歩留まりをさらに向上させることができる積層コアの製造方法及び積層コアの製造装置を提供することを目的とする。
[1] 第1の本発明に係る積層コアの製造方法は、薄板から打ち抜かれた鋼板を積層して円環状の小径コア及び大径コアを製造する積層コアの製造方法であって、前記薄板から円環状の第1の小径コア用プレートと第2の小径コア用プレートを打ち抜くことにより形成される、前記第1の小径コア用プレートの外周円弧部分と、前記第2の小径コア用プレートの外周円弧部分と、前記薄板の幅方向の中心を通る中心線と、前記薄板の側端部と、前記第1の小径コア用プレートの中心を通り、前記薄板の幅方向に平行な第1の平行線と、前記第2の小径コア用プレートの中心を通り、前記薄板の幅方向に平行な第2の平行線と、によって囲まれるエリアから、周方向に分割された大径コア用プレートを材料取りすることを特徴とする。
上述したエリアは、従来において材料取りされていなかったエリアであり、該エリアから大径コア用プレートを材料取りすることができるため、歩留まりを向上させることが可能となる。
[2] 第1の本発明において、前記大径コア用プレートの材料取りは、前記中心線を挟んで前記薄板の幅方向に対称となるように、第1の大径コア用プレートと第2の大径コア用プレートとを材料取りするようにしてもよい。
これにより、前記薄板の幅方向に並ぶ上述したエリアからそれぞれ大径コア用プレート(第1の大径コア用プレートと第2の大径コア用プレート)を材料取りすることができ、歩留まりをさらに向上させることが可能となる。
[3] この場合、材料取りされた前記第1の大径コア用プレート同士を積層し、材料取りされた前記第2の大径コア用プレート同士を積層するようにしてもよい。
[4] また、材料取りされた前記第1の大径コア用プレートと前記第2の大径コア用プレートとを互い違いに積層するようにしてもよい。
上述したエリアは、帯状の薄板の側端部に近いため、厚さばらつき(厚さむら)が大きい。薄板の幅方向に厚みむらが存在する場合(例えば幅方向に対称の位置にある2つのエリアの厚みが異なる場合)、前記第1の大径コア用プレートと前記第2の大径コア用プレートとを互い違いに積層することで、厚みばらつきをほぼキャンセルすることができる。
[5] この場合、前記薄板から打ち抜かれた前記第1の大径コア用プレートが積層される第1積層型と、前記薄板から打ち抜かれた前記第2の大径コア用プレートが積層される第2積層型とを、前記第1の大径コア用プレート及び前記第2の大径コア用プレートを打ち抜く度に切り替えるようにしてもよい。
[6] さらに、前記第1積層型及び前記第2積層型の切り替えが完了するまで、前記打ち抜きを一時的に休止するようにしてもよい。この場合、確実に、前記第1の大径コア用プレートと前記第2の大径コア用プレートとを互い違いに積層することが可能となる。
[7] 第1の本発明において、前記薄板のうち、前記第1の小径コア用プレート及び/又は前記第2の小径コア用プレートを打ち抜く前の、前記第1の小径コア用プレート及び/又は前記第2の小径コア用プレートの内径部分に対応するエリアから1以上の大径コア用プレートを材料取りするようにしてもよい。
この場合、以下の3つの態様が挙げられる。
(a) 前記第1の小径コア用プレートを打ち抜く前の、前記第1の小径コア用プレートの内径部分に対応するエリアのみから1以上の大径コア用プレートを材料取りする。
(b) 前記第2の小径コア用プレートを打ち抜く前の、前記第2の小径コア用プレートの内径部分に対応するエリアのみから1以上の大径コア用プレートを材料取りする。
(c) 前記第1の小径コア用プレート及び前記第2の小径コア用プレートを打ち抜く前の、前記第1の小径コア用プレート及び前記第2の小径コア用プレートの内径部分に対応するエリアから1以上の大径コア用プレートを材料取りする。
[8] 第2の本発明に係る積層コアの製造装置は、薄板から打ち抜かれた鋼板を積層して円環状の小径コア及び大径コアを製造する積層コアの製造装置であって、前記薄板から円環状の小径コア用プレートを打ち抜く小径コア用金型と、前記小径コア用金型によって打ち抜かれる円環状の第1の小径コア用プレートと第2の小径コア用プレートを打ち抜くことにより形成される、前記第1の小径コア用プレートの外周円弧部分と、前記第2の小径コア用プレートの外周円弧部分と、前記薄板の幅方向の中心を通る中心線と、前記薄板の側端部と、前記第1の小径コア用プレートの中心を通り、前記薄板の幅方向に平行な第1の平行線と、前記第2の小径コア用プレートの中心を通り、前記薄板の幅方向に平行な第2の平行線と、によって囲まれるエリアから、周方向に分割された大径コア用プレートを打ち抜く大径コア用金型とを有することを特徴とする。
[9] 第2の本発明において、前記大径コア用金型は、前記中心線を挟んで前記薄板の幅方向に対称となるように、第1の大径コア用プレートと第2の大径コア用プレートとを打ち抜くようにしてもよい。
[10] この場合、前記薄板から打ち抜かれた前記第1の大径コア用プレートが積層される第1積層型と、前記薄板から打ち抜かれた前記第2の大径コア用プレートが積層される第2積層型とを有するようにしてもよい。
[11] さらに、少なくとも前記第1積層型と前記第2積層型とを、前記第1の大径コア用プレート及び前記第2の大径コア用プレートを打ち抜く度に配置位置を切り替えて、少なくとも前記第1積層型及び前記第2積層型に、前記第1の大径コア用プレートと前記第2の大径コア用プレートとを互い違いに積層するようにしてもよい。
[12] また、前記第1積層型と前記第2積層型との間に第3積層型を有し、
少なくとも前記第1積層型、前記第2積層型及び前記第3積層型に、前記第1の大径コア用プレートと前記第2の大径コア用プレートとを互い違いに積層するようにしてもよい。
この場合、積層型の配置位置を切り替えるときの時間を一定とした場合、積層型の配置位置を切り替えるときの速度を低速にすることができ、高速で切り替えるときと比較して、位置合わせに要求される高度な制御技術が不要となり、製造装置を簡略化することが可能となる。また、積層型の配置位置を切り替えるときの速度を一定とした場合、切り替え時間が短縮されるため、打ち抜き速度を向上させることができ、スループットの向上につながる。
以上説明したように、本発明に係る積層コアの製造方法及び積層コアの製造装置によれば、従来、材料取りされていなかったエリアから材料取りすることができ、歩留まりをさらに向上させることができる。
図1Aは本実施の形態に係る積層コアの製造装置及び製造方法にて製造される積層コアの一例を示す平面図であり、図1Bは図1AにおけるIB−IB線上の断面を一部省略して示す図である。 図2Aは積層コアの構成部材である大径コアの一例を示す平面図であり、図2Bは図2AにおけるIIB−IIB線上の断面を一部省略して示す図である。 図3Aは積層コアの構成部材である小径コアの一例を示す平面図であり、図3Bは図3AにおけるIIIB−IIIB線上の断面を一部省略して示す図である。 第1の本実施の形態に係る積層コアの製造装置(第1製造装置)を一部破断して示す構成図である。 第1製造装置によって薄板に打ち抜き加工していく様子を示す説明図である。 薄板のうち、従来において、材料取りされる部分と、スクラップする部分(斜線で示す部分)を示す説明図である。 薄板のうち、第1製造装置において材料取りされる部分と、スクラップする部分(斜線で示す部分)を示す説明図である。 第1製造装置を用いた積層コアの製造方法(第1製造方法)を示すフローチャートである。 第2の本実施の形態に係る積層コアの製造装置(第2製造装置)を一部破断して示す構成図である。 第2製造装置によって薄板に打ち抜き加工していく様子を示す説明図である。 第2製造装置を用いた積層コアの製造方法(第2製造方法)を示すフローチャートである。 第3の本実施の形態に係る積層コアの製造装置(第3製造装置)を一部破断して示す構成図である。 第3製造装置によって薄板に打ち抜き加工していく様子を示す説明図である。 図14A及び図14Bは第1積層型及び第2積層型の配置位置を切り替える様子を示す説明図である。 第3製造装置を用いた積層コアの製造方法(第3製造方法)を示すフローチャートである。 第3製造方法の変形例を示すフローチャートである。 図17A及び図17Bは回転体にそれぞれ等間隔に4つの積層型を配置して、これら4つの積層型の配置位置を切り替える様子を示す説明図である。 図18A〜図18Dは回転体にそれぞれ等間隔に8つの積層型を配置して、これら8つの積層型の配置位置を切り替える様子を示す説明図である。
以下、本発明に係る積層コアの製造方法及び積層コアの製造装置の実施の形態例を図1A〜図18Dを参照しながら説明する。
先ず、本実施の形態に係る積層コアの製造方法及び製造装置にて製造される積層コア10は、図1A及び図1Bに示すように、大径コア12の内径部分に小径コア14を挿入して構成される。大径コア12は、図2A及び図2Bに示すように、複数の大径コア用プレート16を積層してなる複数の分割コア18を、円環状に配置(周方向に配置)して構成される。各大径コア12は、外形がほぼT字状を有する。小径コア14は、図3A及び図3Bに示すように、複数の円環状の小径コア用プレート20を積層して構成される。各小径コア用プレート20には、円周に沿って形成された複数のマグネット挿入孔22を有する。また、各大径コア用プレート16及び各小径コア用プレート20には、それぞれ積層時に互いに固定するためのカシメダボ24が形成されている。
この積層コア10をモータコアとする場合は、小径コア14をロータコア、大径コア12をステータコアとして使用するか、あるいは、小径コア14をステータコア、大径コア12をロータとして使用する。
そして、第1の実施の形態に係る積層コアの製造装置(以下、第1製造装置50Aと記す)は、図4に示すように、帯状の薄板52(鋼板)を一方向に搬送する搬送機構54と、搬送過程にある薄板52に対してプレス打ち抜きを行う金型56とを有する。
金型56は、図4に示すように、薄板52の搬送方向の上流側から下流側に向かって、予め設定された位置にカシメダボ24を成形(半抜き)するための第1金型56Aと、打ち抜きによってマグネット挿入孔22を形成する第2金型56Bと、該第2金型56Bと同時に動作し、大径コア用プレート16を打ち抜く第3金型56C(大径コア用金型)と、打ち抜きによって小径コア用プレート20の内径部分を形成する第4金型56Dと、小径コア用プレート20を打ち抜く(打ち抜きによって小径コア用プレート20の外形部分を形成する)第5金型56E(小径コア用金型)とを有する。
これら第1金型56A〜第5金型56Eのうち、第3金型56Cは、薄板52のうち、従来、材料取りされていなかったエリアから大径コア用プレート16を材料取り、すなわち、打ち抜くようにしている。
つまり、図5に示すように、薄板52のうち、予め設定された位置58に、第1金型56Aによってカシメダボ24が形成され、第2金型56Bの打ち抜きによって、薄板52にマグネット挿入孔22が形成され、第3金型56Cによって、薄板52から大径コア用プレート16が打ち抜かれて、薄板52に大径コア用プレート16の外形に沿った貫通孔60が形成される。また、第4金型56Dの打ち抜きによって、薄板52に小径コア用プレート20の内径部分20aが形成され、第5金型56Eによって、薄板52から小径コア用プレート20が打ち抜かれて、薄板52に小径コア用プレート20の外形に沿った貫通孔62が形成される。
ここで、大径コア用プレート16を材料取りするエリアについて、図6及び図7を参照しながら説明する。
図6は、薄板52のうち、従来において、材料取りされる部分と、スクラップする部分(斜線で示す部分)を示し、図7は、薄板52のうち、第1製造装置50Aにおいて材料取りされる部分と、スクラップする部分(斜線で示す部分)を示す。
そして、図6及び図7において、材料取りされる部分のうち、第1の小径コア用プレート20Aの中心点Oを通り、薄板52の各側端部52a及び52bと直交する線Lと各側端部52a及び52bとの交点をそれぞれA及びBとし、第2の小径コア用プレート20Bの中心点Oを通り、薄板52の各側端部52a及び52bと直交する線Lと各側端部52a及び52bとの交点をそれぞれC及びDとし、中心点O及びOの中点をEとしたとき、従来は、三角形ACEで示すエリアと、三角形BDEで示すエリアは、大径コア用プレート16の材料取りのエリアとして使用されていない。
より詳細には、薄板52から円環状の第1の小径コア用プレート20Aと第2の小径コア用プレート20Bを打ち抜くことにより形成される、第1の小径コア用プレート20Aの外周円弧部分64aと、第2の小径コア用プレート20Bの外周円弧部分64bと、薄板52の幅方向の中心を通る中心線Lcと、薄板52の各側端部52a及び52bと、第1の小径コア用プレート20Aの中心点Oを通り、薄板52の幅方向に平行な第1の平行線Lと、第2の小径コア用プレート20Bの中心点Oを通り、薄板52の幅方向に平行な第2の平行線Lと、によって囲まれるエリア66a及び66b(太線で囲まれたエリア)は、材料取りのエリアとして使用されていない。
そこで、この第1製造装置50Aでは、図7に示すように、中心線Lcを挟んで薄板52の幅方向に対称となるように、エリア66aから第1の大径コア用プレート16Aを材料取りし、エリア66bから第2の大径コア用プレート16Bを材料取りするようにしている。もちろん、エリア66aのみから大径コア用プレート16を材料取りしてもよいし、あるいは、エリア66bのみから大径コア用プレート16を材料取りしてもよいし、あるいは、エリア66a及びエリア66bから交互に大径コア用プレート16を材料取りしてもよい。なお、図7の例では、各エリア66a及び66bからそれぞれ1つの大径コア用プレート16を打ち抜く例を示しているが、それぞれ2つ以上の大径コア用プレート16を打ち抜いてもよい。
また、金型56は、薄板52から第1の小径コア用プレート20A及び第2の小径コア用プレート20Bを打ち抜く前の、隣接する第1の小径コア用プレート20Aと第2の小径コア用プレート20Bの中心点O及びO間の距離Da(図図7及び図5参照)を基準に設置されている。
具体的には、図4に示すように、第1金型56Aの中心位置Paから下流側にDaだけ離間した位置に、第2金型56Bの中心が位置するように第2金型56Bが設置され、第2金型56Bの中心位置Pbから下流側に0.5Daだけ離間した位置に、第3金型56Cの中心が位置するように第3金型56Cが設置され、第3金型56Cの中心位置Pcから下流側に0.5Daだけ離間した位置に、第4金型56Dの中心が位置するように第4金型56Dが設置され、第4金型56Dの中心位置Pdから下流側にDaだけ離間した位置に、第5金型56Eの中心が位置するように第5金型56Eが設置されている。従って、第1金型56Aの中心位置Paから第5金型56Eの中心位置Peまでの距離は3Daという短い距離となり、第1製造装置50Aの設置空間の省スペース化が図られている。
さらに、第3金型56Cは、薄板52から打ち抜いた大径コア用プレート16を積層して、分割コア18(図2A及び図2B参照)を構成するための分割コア用積層型68を有する。特に、エリア66aから打ち抜いた第1の大径コア用プレート16Aが積層される第1積層型68A(図5参照)と、エリア66bから打ち抜いた第2の大径コア用プレート16Bが積層される第2積層型68B(図5参照)とを有する。
同様に、第5金型56Eは、薄板52から打ち抜いた小径コア用プレート20を積層して、小径コア14(図3A及び図3B参照)を構成するための小径コア用積層型70を有する。
次に、第1製造装置50Aを用いた積層コアの製造方法(第1製造方法)について図8のフローチャートを参照しながら説明する。薄板52に対する第1金型56A〜第5金型56Eによる打ち抜き処理は、それぞれ薄板52の第1金型56A〜第5金型56Eに対応する位置に対してほぼ同時に打ち抜きが行われるが、以下の説明は、搬送過程にある薄板52の特定箇所に対する打ち抜き処理を主体に説明する。
先ず、図8のステップS1において、搬送機構54は、搬送過程にある薄板52の特定箇所、例えば小径コア用プレート20の中心となる部分が例えば第1金型56Aの中心位置Paに到達した段階で、薄板52の搬送を一時的に停止する。
ステップS2において、第1金型56Aは、停止中の薄板52に対してカシメダボ24を形成する。
ステップS3において、搬送機構54は、薄板52の搬送を再開し、特定箇所が例えば第2金型56Bの中心に到達した段階で、薄板52の搬送を一時的に停止する。
ステップS4において、第2金型56Bは、停止中の薄板52に対して打ち抜きによってマグネット挿入孔22を形成する。それと同時に、第3金型56Cは、エリア66a及び66bから第1の大径コア用プレート16A及び第2の大径コア用プレート16Bを打ち抜く。打ち抜かれた第1の大径コア用プレート16Aは、第1積層型68Aに積層され、第2の大径コア用プレート16Bは、第2積層型68Bに積層される。
ステップS5において、搬送機構54は、薄板52の搬送を再開し、特定箇所が例えば第4金型56Dの中心に到達した段階で、薄板52の搬送を一時的に停止する。
ステップS6において、第4金型56Dは、停止中の薄板52に対して、打ち抜きによって小径コア用プレート20の内径部分20aを形成する。
ステップS7において、搬送機構54は、薄板52の搬送を再開し、特定箇所が例えば第5金型56Eの中心に到達した段階で、薄板52の搬送を一時的に停止する。
ステップS8において、第5金型56Eは、停止中の薄板52に対して、打ち抜きによって小径コア用プレート20の外形部分を形成する。すなわち、小径コア用プレート20を打ち抜く。打ち抜かれた小径コア用プレート20は小径コア用積層型70に積層される。
上述のステップS1〜ステップS8の動作が順次特定箇所が到来する毎に行われることで、第1積層型68Aに第1の大径コア用プレート16A同士が順次積層され、第2積層型68Bに第2の大径コア用プレート16B同士が順次積層され、小径コア用積層型70に小径コア用プレート20が順次積層されていくこととなる。
このように、第1製造装置50A及び第1製造方法においては、従来において材料取りされていなかったエリア66a及び66bから大径コア用プレート16を材料取りすることができるため、歩留まりを向上させることが可能となる。
特に、第1製造装置50A及び第1製造方法では、薄板52の幅方向に並ぶ上述したエリア66a及び66bからそれぞれ大径コア用プレート16(第1の大径コア用プレート16Aと第2の大径コア用プレート16B)を材料取りすることができるため、歩留まりをさらに向上させることが可能となる。
次に、第2の実施の形態に係る積層コアの製造装置(以下、第2製造装置50Bと記す)について図9〜図11を参照しながら説明する。
この第2製造装置50Bは、図9に示すように、上述した第1製造装置50Aとほぼ同様の構成を有するが、第2金型56Bの位置に、薄板52のうち、小径コア用プレート20を打ち抜く前の、小径コア用プレート20の内径部分に対応するエリアから1以上の大径コア用プレート16を打ち抜く第6金型56Fを有する点で異なる(図10参照)。
第6金型56Fは、小径コア用プレート20を打ち抜く前の、小径コア用プレート20の内径部分に対応するエリアから、図10に示すように、1以上の大径コア用プレート16を打ち抜く。図10の例では、4つの大径コア用プレート16を打ち抜く例を示しているが、2つ、3つ、5つ以上でもよい。
第2製造装置50Bでは、第6金型56Fに隣接する第4金型56Dで小径コア用プレート20の内径部分を打ち抜くようにしているため、図7で示すと、第6金型56Fは、第1の小径コア用プレート20Aを打ち抜く前の、第1の小径コア用プレート20Aの内径部分に対応するエリア66cのみから4つの大径コア用プレート16を打ち抜く方式になっている。もちろん、小径コア用プレート20の内径部分を打ち抜く第4金型56Dが比較的離間した位置にある場合は、図7で示すと、上述したエリア66cのほか、第2の小径コア用プレート20Bを打ち抜く前の、第2の小径コア用プレート20Bの内径部分に対応するエリア66dからも4つの大径コア用プレート16を打ち抜くようにしてもよい。また、第6金型56Fを第3金型56Cよりも下流側に設置した場合は、エリア66dのみから4つの大径コア用プレート16を打ち抜くようにしてもよい。
なお、第6金型56Fは、図9及び図10に示すように、薄板52から打ち抜いた4つの大径コア用プレート16をそれぞれ個別に積層して、4つの分割コア18を構成するための分割コア用積層型72を有する。
次に、第2製造装置50Bを用いた積層コアの製造方法(第2製造方法)について図11のフローチャートを参照しながら説明する。
先ず、図11のステップS101において、搬送機構54は、搬送過程にある薄板52の特定箇所、例えば小径コア用プレート20の中心となる部分が例えば第1金型56Aの中心に到達した段階で、薄板52の搬送を一時的に停止する。
ステップS102において、第1金型56Aは、停止中の薄板52に対してカシメダボ24を形成する。
ステップS103において、搬送機構54は、薄板52の搬送を再開し、特定箇所が例えば第2金型56B(及び第6金型56F)の中心に到達した段階で、薄板52の搬送を一時的に停止する。
ステップS104において、第2金型56Bは、停止中の薄板52に対して打ち抜きによってマグネット挿入孔22を形成する。それと同時に、第3金型56Cは、エリア66a及び66b(図7参照)から第1の大径コア用プレート16A及び第2の大径コア用プレート16Bを打ち抜く。また、それと同時に、第6金型56Fは、エリア66c(図7参照)から4つの大径コア用プレート16を打ち抜く。第3金型56Cで打ち抜かれた第1の大径コア用プレート16Aは、第1積層型68Aに積層され、第2の大径コア用プレート16Bは、第2積層型68Bに積層される。また、第6金型56Fで打ち抜かれた4つの大径コア用プレート16はそれぞれ個別に分割コア用積層型72に積層される。
後は、上述した第1製造方法のステップS5〜ステップS8と同様に、ステップS105〜ステップS108において、第4金型56Dは、打ち抜きによって小径コア用プレート20の内径部分20aを形成し、第5金型56Eは、小径コア用プレート20を打ち抜いて小径コア用積層型70に積層する。
上述のステップS101〜ステップS108の動作が順次特定箇所が到来する毎に行われることで、分割コア用積層型72における4つの積層型にそれぞれ大径コア用プレート16が順次積層され、第1積層型68Aに第1の大径コア用プレート16A同士が順次積層され、第2積層型68Bに第2の大径コア用プレート16B同士が順次積層され、小径コア用積層型70に小径コア用プレート20が順次積層されていくこととなる。
このように、第2製造装置50B及び第2製造方法においては、従来において材料取りされていなかったエリア66a及び66bから大径コア用プレート16を材料取りするほか、小径コア用プレート20を打ち抜く前の、小径コア用プレート20の内径部分に対応するエリアから4つの大径コア用プレート16を打ち抜くことができるため、歩留まりを大幅に向上させることが可能となる。
次に、第3の実施の形態に係る積層コアの製造装置(以下、第3製造装置50Cと記す)について図12〜図18Dを参照しながら説明する。
この第3製造装置50Cは、図12に示すように、上述した第2製造装置50Bとほぼ同様の構成を有するが、第1積層型68A及び第2積層型68Bの配置位置が切り替わるように構成されている点で異なる。
具体的には、例えば図13に示すように、円柱状の筐体あるいはターンテーブル(以下、回転体74と記す)を設置し、図14Aに示すように、この回転体74に第1積層型68Aと第2積層型68Bとを点対称の位置(回転体74の回転中心を挟んで互いに対向する位置)に設置する。そして、回転体74を、モータ(図示せず)とベルト76を有する回転駆動機構78によって一方向に回転駆動させる。回転体74が一方向に180°回転することで、第1積層型68Aと第2積層型68Bの配置位置が切り替わることになる。
すなわち、図14Aに示すように、第1積層型68Aに第1の大径コア用プレート16Aを積層し、第2積層型68Bに第2の大径コア用プレート16Bを積層した後、図14Bに示すように、回転体74を180°回転することで、今度は、第1積層型68Aに第2の大径コア用プレート16Bが積層され、第2積層型68Bに第1の大径コア用プレート16Aが積層されることになる。その結果、第1積層型68A及び第2積層型68Bには、第1の大径コア用プレート16Aと第2の大径コア用プレート16Bがそれぞれ互い違いに積層されることになる。
第3金型56Cが上述の回転体74を含むことから、第3金型56Cを第2金型56B及び第4金型56Dに近接して設置することができない。そこで、本実施の形態では、図12及び図13に示すように、第3金型56Cの中心位置Pc(回転体74の中心位置)から上流側に1.5Daだけ離間した位置に、第2金型56B及び第6金型56Fの中心(Pb及びPf)が位置するように第2金型56B及び第6金型56Fが設置され、第3金型56Cの中心位置Pcから下流側に1.5Daだけ離間した位置に、第4金型56Dの中心(Pd)が位置するように第4金型56Dが設置されている。従って、第1金型56Aの中心位置Paから第5金型56Eの中心位置Peまでの距離は5Daとなり、第1製造装置50Aや第2製造装置50Bよりも2Da分だけ長くなる。
次に、第3製造装置50Cを用いた積層コアの製造方法(第3製造方法)について図15のフローチャートを参照しながら説明する。
先ず、図15のステップS201において、搬送機構54は、搬送過程にある薄板52の特定箇所、例えば小径コア用プレート20の中心となる部分が例えば第1金型56Aの中心に到達した段階で、薄板52の搬送を一時的に停止する。
ステップS202において、第1金型56Aは、停止中の薄板52に対してカシメダボ24を形成する。
ステップS203において、搬送機構54は、薄板52の搬送を再開し、特定箇所が例えば第2金型56B(及び第6金型56F)の中心に到達した段階で、薄板52の搬送を一時的に停止する。
ステップS204において、第2金型56Bは、停止中の薄板52に対して打ち抜きによってマグネット挿入孔22を形成する。それと同時に、第6金型56Fは、エリア66c(図7参照)から4つの大径コア用プレート16を打ち抜く。打ち抜かれた4つの大径コア用プレート16はそれぞれ個別に分割コア用積層型72に積層される。
ステップS205において、搬送機構54は、薄板52の搬送を再開すると共に、回転駆動機構78は、回転体74を180°回転させ、第1積層型68Aと第2積層型68Bの配置位置を切り替える。そして、特定箇所が例えば第3金型56Cの中心に到達した段階で、薄板52の搬送を一時的に停止する。
その他の方法としては、図16のステップS205aにおいて、搬送機構54は、薄板52の搬送を再開すると共に、特定箇所が例えば第3金型56Cの中心に到達した段階で、薄板52の搬送を一時的に停止し、その後、ステップS205bにおいて、回転駆動機構78は、回転体74を180°回転させ、第1積層型68Aと第2積層型68Bの配置位置を切り替えるようにしてもよい。
図15のステップS205の場合、搬送機構54による薄板52の搬送中に、第1積層型68Aと第2積層型68Bの配置位置を切り替えることができるため、処理時間の短縮につながる。図16のステップS205a及びステップS205bの場合、搬送機構54による薄板52の搬送を停止した後に、第1積層型68Aと第2積層型68Bの配置位置を切り替えるようにしているため、処理時間はかかるが、回転体74の停止位置を高精度に位置決めすることが可能となる。
そして、ステップS206において、すなわち、第1積層型68A及び第2積層型68Bの配置の切り替えが完了した段階で、第3金型56Cは、エリア66a及び66b(図7参照)から第1の大径コア用プレート16A及び第2の大径コア用プレート16Bを打ち抜く。また、それと同時に、第3金型56Cで打ち抜かれた第1の大径コア用プレート16Aは、切り替え後の第1積層型68A又は第2積層型68Bに積層され、第2の大径コア用プレート16Bは、切り替え後の第2積層型68B又は第1積層型68Aに積層される。この場合、第1積層型68A及び第2積層型68Bの配置の切り替えが完了するまで、金型56による打ち抜きは一時的に休止するようにしているため、打ち抜かれた第1の大径コア用プレート16Aを、切り替え後の第1積層型68A又は第2積層型68Bに確実に積層することができ、第2の大径コア用プレート16Bを、切り替え後の第2積層型68B又は第1積層型68Aに確実に積層することができる。
後は、上述した第1製造方法のステップS5〜ステップS8と同様に、ステップS207〜ステップS210において、第4金型56Dは、打ち抜きによって小径コア用プレート20の内径部分20aを形成し、第5金型56Eは、小径コア用プレート20を打ち抜いて小径コア用積層型70に積層する。
上述のステップS201〜ステップS210の動作が順次特定箇所が到来する毎に行われることで、分割コア用積層型72における4つの積層型にそれぞれ大径コア用プレート16が順次積層され、第1積層型68A及び第2積層型68Bにそれぞれ第1の大径コア用プレート16Aと第2の大径コア用プレート16Bが互い違いに順次積層され、小径コア用積層型70に小径コア用プレート20が順次積層されていくこととなる。
このように、第3製造装置50C及び第3製造方法においては、上述した第2製造装置50B及び第2製造方法と同様に、従来において材料取りされていなかったエリア66a及び66bから大径コア用プレート16を材料取りするほか、小径コア用プレート20を打ち抜く前の、小径コア用プレート20の内径部分に対応するエリアから4つの大径コア用プレート16を打ち抜くことができるため、歩留まりを大幅に向上させることが可能となる。
特に、第3製造装置50C及び第3製造方法においては、以下に示す効果を奏する。すなわち、一般に、上述したエリア66a及び66bは、帯状の薄板52の側端部に近いため、厚さばらつき(厚さむら)が大きい。薄板52の幅方向に厚みむらが存在する場合(例えば薄板52の一方の側端部52aの厚みが大きく、他方の側端部52bの厚みが小さい等)、第1の大径コア用プレート16Aと第2の大径コア用プレート16Bとを互い違いに積層することで、厚みばらつきをほぼキャンセルことができ、複数の分割コア18間での厚みばらつきを低減することができると共に、各分割コア18の厚みが設計許容値を超えることがなくなり、大径コア12の歩留まりの向上、ひいては積層コア10(モータコア等)の歩留まりの向上に寄与することになる。上述したように、第3製造装置は、第1製造装置50Aや第2製造装置50Bよりも2Da分だけ長くなるが、複数の分割コア18間での厚みばらつきを低減することができる点で優れている。
ところで、回転体74を回転させて第1積層型68Aと第2積層型68Bの配置位置を切り替える場合、回転停止位置を精度よく合わせることが必要となる。特に、回転体74には、大径コア用プレート16が順次積層されることから、積層数が多くなると、重量が大きくなり、高速に回転させた場合、その慣性力により、決められた停止位置に回転停止させることが困難になるおそれがある。もちろん、高精度な位置決め制御を用いることも考えられるが、第3製造装置50Cの制御系が複雑化する。
そこで、第1積層型68Aと第2積層型68Bの間に少なくとも第3積層型68Cを介在させることが好ましい。具体的には、図17A及び図17Bに示すように、2つの積層型(第3積層型68C及び第4積層型68D)を追加して、回転体74の中心を基準に中心角が90°の位置に積層型を配置する。この場合、第1積層型68Aと第2積層型68Bとが回転体74の中心を挟んで対向し、第3積層型68Cと第4積層型68Dとが回転体74の中心を挟んで対向するように配置する。また、図18A〜図18Dに示すように、6つの積層型(第3積層型68C〜第8積層型68H)を追加して、回転体74の中心を基準に中心角が45°の位置に積層型を配置する。この場合も、2つの積層型が回転体74の中心を挟んで対向するように配置する。
そして、互いに対向する2つの積層型にそれぞれ1つの大径コア用プレート16を積層する操作を1ステップとしたとき、図14A及び図14Bの例では、各ステップ毎に回転体74を180°回転させる必要があったが、図17A及び図17Bの例では、各ステップ毎に回転体74を90°回転させればよく、図14A及び図14Bの例の1/2の回転量で済み、図18A〜図18Dの例では、各ステップ毎に回転体74を45°回転させればよく、図14A及び図14Bの例の1/4の回転量で済む。
そのため、各ステップの時間を一定とした場合、ステップ毎の回転体74の回転速度を低速にすることができ、高速で回転させる場合と比較して、位置合わせに要求される高度な制御技術が不要となり、第3製造装置50Cの制御系等を簡略化することが可能となる。これは、第3製造装置50Cや製造ラインのコストの低減、第3製造装置50Cのサイズの小型化につながる。また、ステップ毎の回転体74の速度を一定とした場合、各ステップの処理時間が短縮されるため、各金型での打ち抜き速度を向上させることができ、スループットの向上につながり、積層コア10の生産性の向上につながる。
なお、本発明に係る積層コアの製造方法及び積層コアの製造装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…積層コア 12…大径コア
14…小径コア 16…大径コア用プレート
16A…第1の大径コア用プレート 16B…第2の大径コア用プレート
18…分割コア 20…小径コア用プレート
50A…第1製造装置 52…薄板
54…搬送機構 56…金型
56A〜56F…第1金型〜第6金型 64a、64b…外周円弧部分
66a、66b…使用していなかったエリア
68…分割コア用積層型 68A…第1積層型
68B…第2積層型 70…小径コア用積層型
72…分割コア用積層型 74…回転体

Claims (12)

  1. 薄板から打ち抜かれた鋼板を積層して円環状の小径コア及び大径コアを製造する積層コアの製造方法であって、
    前記薄板から円環状の第1の小径コア用プレートと第2の小径コア用プレートを打ち抜くことにより形成される、前記第1の小径コア用プレートの外周円弧部分と、前記第2の小径コア用プレートの外周円弧部分と、前記薄板の幅方向の中心を通る中心線と、前記薄板の側端部と、前記第1の小径コア用プレートの中心を通り、前記薄板の幅方向に平行な第1の平行線と、前記第2の小径コア用プレートの中心を通り、前記薄板の幅方向に平行な第2の平行線と、によって囲まれるエリアから、周方向に分割された大径コア用プレートを材料取りする、
    ことを特徴とする積層コアの製造方法。
  2. 請求項1記載の積層コアの製造方法において、
    前記大径コア用プレートの材料取りは、前記中心線を挟んで前記薄板の幅方向に対称となるように、第1の大径コア用プレートと第2の大径コア用プレートとを材料取りする、
    ことを特徴とする積層コアの製造方法。
  3. 請求項2記載の積層コアの製造方法において、
    材料取りされた前記第1の大径コア用プレート同士を積層し、材料取りされた前記第2の大径コア用プレート同士を積層する、
    ことを特徴とする積層コアの製造方法。
  4. 請求項2記載の積層コアの製造方法において、
    材料取りされた前記第1の大径コア用プレートと前記第2の大径コア用プレートとを互い違いに積層する、
    ことを特徴とする積層コアの製造方法。
  5. 請求項4記載の積層コアの製造方法において、
    前記薄板から打ち抜かれた前記第1の大径コア用プレートが積層される第1積層型と、前記薄板から打ち抜かれた前記第2の大径コア用プレートが積層される第2積層型とを、前記第1の大径コア用プレート及び前記第2の大径コア用プレートを打ち抜く度に切り替える、
    ことを特徴とする積層コアの製造方法。
  6. 請求項5記載の積層コアの製造方法において、
    前記第1積層型及び前記第2積層型の切り替えが完了するまで、前記打ち抜きを一時的に休止する、
    ことを特徴とする積層コアの製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の積層コアの製造方法において、
    前記薄板のうち、前記第1の小径コア用プレート及び/又は前記第2の小径コア用プレートを打ち抜く前の、前記第1の小径コア用プレート及び/又は前記第2の小径コア用プレートの内径部分に対応するエリアから1以上の大径コア用プレートを材料取りする、
    ことを特徴とする積層コアの製造方法。
  8. 薄板から打ち抜かれた鋼板を積層して円環状の小径コア及び大径コアを製造する積層コアの製造装置であって、
    前記薄板から円環状の小径コア用プレートを打ち抜く小径コア用金型と、
    前記小径コア用金型によって打ち抜かれる円環状の第1の小径コア用プレートと第2の小径コア用プレートを打ち抜くことにより形成される、前記第1の小径コア用プレートの外周円弧部分と、前記第2の小径コア用プレートの外周円弧部分と、前記薄板の幅方向の中心を通る中心線と、前記薄板の側端部と、前記第1の小径コア用プレートの中心を通り、前記薄板の幅方向に平行な第1の平行線と、前記第2の小径コア用プレートの中心を通り、前記薄板の幅方向に平行な第2の平行線と、によって囲まれるエリアから、周方向に分割された大径コア用プレートを打ち抜く大径コア用金型とを有する、
    ことを特徴とする積層コアの製造装置。
  9. 請求項8記載の積層コアの製造装置において、
    前記大径コア用金型は、前記中心線を挟んで前記薄板の幅方向に対称となるように、第1の大径コア用プレートと第2の大径コア用プレートとを打ち抜く、
    ことを特徴とする積層コアの製造装置。
  10. 請求項9記載の積層コアの製造装置において、
    前記薄板から打ち抜かれた前記第1の大径コア用プレートが積層される第1積層型と、
    前記薄板から打ち抜かれた前記第2の大径コア用プレートが積層される第2積層型とを有する、
    ことを特徴とする積層コアの製造装置。
  11. 請求項10記載の積層コアの製造装置において、
    少なくとも前記第1積層型と前記第2積層型とを、前記第1の大径コア用プレート及び前記第2の大径コア用プレートを打ち抜く度に配置位置を切り替えて、
    少なくとも前記第1積層型及び前記第2積層型に、前記第1の大径コア用プレートと前記第2の大径コア用プレートとを互い違いに積層する、
    ことを特徴とする積層コアの製造装置。
  12. 請求項11記載の積層コアの製造装置において、
    前記第1積層型と前記第2積層型との間に第3積層型を有し、
    少なくとも前記第1積層型、前記第2積層型及び前記第3積層型に、前記第1の大径コア用プレートと前記第2の大径コア用プレートとを互い違いに積層する、
    ことを特徴とする積層コアの製造装置。
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