JP2017050911A - 運転計画の算出装置、算出方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

運転計画の算出装置、算出方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 受電電力の超過を許容する運転計画を算出できるようにする。【解決手段】 本発明の一態様に係る装置は、管理対象の電力機器として補助電源装置5,6と負荷装置4とを含み、電力系統7からの受電が可能な電力設備2の運転計画を算出する装置である。この装置は、下記に定義する第1〜第3条件を含む制約条件と、当該制約条件の下で達成すべき目的関数とを記憶する記憶部12と、記憶された制約条件と目的関数を用いて、所定の時間ステップtごとの電力設備2の運転計画を算出する制御部11と、を備える。第1条件の目的関数には、時間ステップtごとの受電電力Petと目標電力のPtの差分を変数として定式化されたペナルティCptが含まれる。第1条件:目的関数に関する条件第2条件:電力機器の運転状態に関する条件第3条件:電力設備における電力需給をバランスさせるための条件【選択図】 図4

Description

本発明は、運転計画の算出装置、算出方法及びコンピュータプログラムに関する。
具体的には、管理対象の電力機器として補助電源装置と負荷装置とを含み、電力系統からの受電が可能な電力設備の運転計画を算出する方法の改良に関する。
エネルギー管理システム(Energy Management System:以下、「EMS」という。)の機能の1つとして、例えば線形計画法を利用して、電力設備に含まれる電力機器の運転計画を算出することが知られている(特許文献1参照)。
運転計画の算出処理は、管理対象である電力機器の時間ステップごとの変数でモデル化した機器条件などを含む制約条件を設定し、設定した制約条件の下で、コストを最小にするなどの目的関数が満たされるように、時間ステップごとの電力機器の変数の解(運転計画)を求めるものである。
特開2015−35941号公報
従来のEMSでは、受電電力の超過に伴うペナルティ(違約金)の発生を防止すべく、受電電力≦目標電力(≦契約電力)が各時間ステップで充足されるように、当該不等式を制約条件として採用するのが一般的である。
従って、例えば需要予測パターンが途中で大きくなり、自前の発電装置及び蓄電装置では需要電力を賄えない時間ステップが発生した場合には、上記の制約条件が満たされないために計画不能と判断され、運転計画が出力されないことがある。
しかし、受電電力が目標電力(≦契約電力)を超える超過状態となる場合でも、超過状態となる時間帯を予測できれば、予測される時間帯に一部の負荷を停止して需要を減らすなど、需要電力を見直す対策を講じることができる。従って、受電電力が超過状態の時間ステップが発生しても、運転計画を算出できる装置が望まれる。
一方、電力設備の需要電力を見直す場合に、負荷の停止時間や停止する負荷の種類は千差万別であり、例えば、小規模な負荷の電力を長い時間に渡って落としたい、逆に、大規模な負荷の電力を短い時間だけ落としたいなど、種々の要望があり得る。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑み、受電電力の超過を許容する運転計画を算出する場合において、受電電力の超過が発生するタイミングを調整することができる、運転計画の算出装置等を提供することを目的とする。
(1) 本発明の一態様に係る装置は、管理対象の電力機器として補助電源装置と負荷装置とを含み、電力系統からの受電が可能な電力設備の運転計画を算出する装置であって、下記に定義する第1〜第3条件を含む制約条件と、当該制約条件の下で達成すべき目的関数とを記憶する記憶部と、記憶された前記制約条件と前記目的関数を用いて、所定の時間ステップごとの前記電力設備の運転計画を算出する制御部と、を備えており、前記第1条件の目的関数には、前記時間ステップごとの受電電力と目標電力の差分を変数として定式化されたペナルティが含まれる。
第1条件:目的関数に関する条件
第2条件:電力機器の運転状態に関する条件
第3条件:電力設備における電力需給をバランスさせるための条件
(8) 本発明の一態様に係るコンピュータプログラムは、管理対象の電力機器として補助電源装置と負荷装置とを含み、電力系統からの受電が可能な電力設備の運転計画を算出する処理を、コンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、前記処理には、上記に定義する第1〜第3条件を含む制約条件と、当該制約条件の下で達成すべき目的関数とを記憶する記憶処理と、記憶された前記制約条件と前記目的関数を用いて、所定の時間ステップごとの前記電力設備の運転計画を算出する算出処理とが含まれ、前記第1条件の目的関数には、前記時間ステップごとの受電電力と目標電力の差分を変数として定式化されたペナルティが含まれる。
(9) 本発明の一態様に係る方法は、管理対象の電力機器として補助電源装置と負荷装置とを含み、電力系統からの受電が可能な電力設備の運転計画を算出する方法であって、上記に定義する第1〜第3条件を含む制約条件と、当該制約条件の下で達成すべき目的関数とを記憶するステップと、記憶された前記制約条件と前記目的関数を用いて、所定の時間ステップごとの前記電力設備の運転計画を算出するステップと、を含み、前記第1条件の目的関数には、前記時間ステップごとの受電電力と目標電力の差分を変数として定式化されたペナルティが含まれる。
本発明によれば、受電電力の超過を許容する運転計画を算出することができる。
本発明によれば、受電電力の超過を許容する運転計画を算出する場合において、受電電力の超過が発生するタイミングを調整することができる。
本発明の実施形態に係る電力システムの構成例を示すブロック図である。 EMSサーバの機能的構成の一例を示すブロック図である。 計画期間と計画の刻み幅(ステップ間隔)の説明図である。 従来の運転計画の算出方法の問題点とその解決策を示す説明図である。 運転計画が失敗した場合の説明図であり、(a)は再計画周期が24時間の場合を示し、(b)は再計画周期が30分の場合を示す。 運用計画の算出処理に用いる変数及び定数の定義を示す表である。 ペナルティコストの定式化に用いる係数の設定方法の例(パターン1及び2)を示すイメージ図である。 ペナルティコストの定式化に用いる係数の設定方法の例(パターン3及び4)を示すイメージ図である。 運転計画のシミュレーションに用いた需要パターンを示すグラフである。 運転計画のシミュレーション結果の一例を示すグラフである。 運転計画のシミュレーション結果の別の例を示すグラフである。 運転計画のシミュレーション結果の別の例を示すグラフである。 運転計画のシミュレーション結果の別の例を示すグラフである。 超過時間と超過電力の算出処理の一例を示すフローチャートである。
<本発明の実施形態の概要>
以下、本発明の実施形態の概要を列記して説明する。
(1) 本発明の実施形態に係る装置は、管理対象の電力機器として蓄電装置と負荷装置とを含み、電力系統からの受電が可能な電力設備の運転計画を算出する装置であって、下記に定義する第1〜第3条件を含む制約条件と、当該制約条件の下で達成すべき目的関数とを記憶する記憶部と、記憶された前記制約条件と前記目的関数を用いて、所定の時間ステップごとの前記電力設備の運転計画を算出する制御部と、を備えており、前記第1条件の目的関数には、前記時間ステップごとの受電電力と目標電力の差分を変数として定式化されたペナルティが含まれる。
第1条件:目的関数に関する条件
第2条件:電力機器の運転状態に関する条件
第3条件:電力設備における電力需給をバランスさせるための条件
本実施形態の算出装置によれば、第1条件の目的関数に、時間ステップごとの受電電力と目標電力の差分を変数として定式化されたペナルティが含まれるので、受電電力≦目標電力となる制約が存在しない。従って、ペナルティを考慮した運転計画が算出され、運転計画の算出が不能と判定されることがない。
このため、受電電力の超過を許容する運転計画を算出することができ、上述の目的が達成される。
(2) 本実施形態の算出装置において、前記ペナルティは、前記受電電力が前記目標電力を超える前記時間ステップの発生数及び発生時期の少なくとも1つが調整可能となるように定式化されていることが好ましい。
この場合、上記の少なくとも1つが調整可能となるようにペナルティが定式化されているので、ペナルティの条件式を種々に調整して受電電力の超過を許容する運転計画を算出することにより、受電電力の超過が発生するタイミングを調整することができる。このため、上述の目的が達成される。
(3) 例えば、前記ペナルティを、前記受電電力が前記目標電力を超える前記時間ステップの発生数が多くなるように定式化すれば、目標電力を超過するなら小規模な負荷(例えば照明の一部)の電力を長い時間に渡って落として目標電力の超過を回避したいという、管理者の要望に応じた運転計画を算出できるようになる。
(4) 逆に、前記ペナルティを、前記受電電力が前記目標電力を超える前記時間ステップの発生数が少なくなるように定式化すれば、目標電力を超過するなら大規模な負荷(例えば生産機械の一部)の電力を短い時間だけ落として目標電力の超過を回避したいという、管理者の要望に応じた運転計画を算出できるようになる。
(5) また、前記ペナルティを、前記受電電力が前記目標電力を超える前記時間ステップの発生時期が後回しとなるように定式化すれば、受電電力が超過する時間帯をできるだけ未来の時間帯にしたいという、管理者の要望に応じた運転計画を算出できるようになる。
(6) 逆に、前記ペナルティを、前記受電電力が前記目標電力を超える前記時間ステップの発生時期が前倒しとなるように定式化すれば、受電電力が超過する時間帯をできるだけ現在に近い時間帯にしたいという、管理者の要望に応じた運転計画を算出できるようになる。
(7) 本実施形態の算出装置において、前記第1条件の目的関数に関する条件が、前記電力機器の運転に必要なコストに関する条件である場合には、前記ペナルティは、前記コストに含まれるペナルティコストとなる。なお、第1条件としてコストに関する条件を採用する場合の本実施形態の算出装置を、独立請求項の形式で記載し直すと次のようになる。
管理対象の電力機器として補助電源装置と負荷装置とを含み、電力系統からの受電が可能な電力設備の運転計画を算出する装置であって、
下記に定義する第1〜第3条件を含む制約条件と、当該制約条件の下で達成すべき目的関数とを記憶する記憶部と、
記憶された前記制約条件と前記目的関数を用いて、所定の時間ステップごとの前記電力設備の運転計画を算出する制御部と、を備えており、
前記第1条件のコストには、前記時間ステップごとの受電電力と目標電力の差分を変数として定式化されたペナルティコストが含まれる運転計画の算出装置。
第1条件:電力機器の運転に必要なコストに関する条件
第2条件:電力機器の運転状態に関する条件
第3条件:電力設備における電力需給をバランスさせるための条件
(8) 本実施形態のコンピュータプログラムは、上述の運転計画の算出装置が行う処理をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
このため、本実施形態のコンピュータプログラムは、上述の運転計画の算出装置と同様の作用効果を奏する。
(9) 本実施形態の算出方法は、上述の運転計画の算出装置が実行する運転計画の算出方法に関する。
このため、本実施形態の算出方法は、上述の運転計画の算出装置と同様の作用効果を奏する。
<本発明の実施形態の詳細>
以下、図面を参照して、本発明の実施形態の詳細を説明する。なお、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
〔システムの全体構成〕
図1は、本発明の実施形態に係る電力システムの構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の電力システムは、EMSサーバ1と、EMSサーバ1の管理対象である電力設備2とを備える。EMSサーバ1は、電力設備2に含まれる各種の電力機器の運転状態を管理する。
本実施形態のEMSサーバ1は、例えばFEMS(Factory Energy Management System)サーバよりなる。従って、電力設備2は、工場内に配線された配電線3よりなる配電網と、配電線3に接続された負荷装置4、発電装置5及び蓄電装置6とを備える。
負荷装置4には、例えば、生産機械などの電力調整が不可能あるいは可能であっても実際上調整が許されない非調整型の負荷装置が含まれる。負荷装置4には、照明、エアコンなどの、消費電力の調整が可能な調整型の負荷装置が含まれていてもよい。
負荷装置4は、スマートタップ(図示せず)やスマート分電盤などの、制御と電力情報の計測とが可能な機器を介して配電線3に接続されている。
発電装置5には、例えば、ガスやディーゼル油などの燃焼エネルギー又は燃料電池などの、化学変化によるエネルギーを電気エネルギーに変換する発電装置が含まれる。発電装置5は、配電線3に接続されている。
蓄電装置6には、例えば、レドックスフロー(RF)電池、リチウムイオン電池、溶融塩電池、鉛蓄電池のうちの少なくとも1つが含まれる。蓄電装置6は、双方向のDC/AC変換器(図示せず)を介して配電線3に接続されている。
本実施形態の電力設備2では、配電線3がスマートメーターなどの計測機器を介して電力系統(商用電源)7と繋がっている。このため、電力設備2は、電力系統7に対する系統連系が可能となっている。
EMSサーバ1は、通信線8を介して電力設備2の各種の電力機器と接続されており、各種の電力機器と有線LAN(Local Area Network)を構成している。EMSサーバ1と電力機器との通信は、無線LANなどの無線通信であってもよい。
EMSサーバ1は、複数種類の制御指令E1〜E3を、電力設備2に含まれる通信可能な電力機器に送信可能である。EMSサーバ1は、電力設備2の運転状況を表す現在情報S1を、電力設備2に含まれる通信可能な電力機器から受信可能である。
制御指令E1は、負荷装置4の制御に関連する制御指令である。例えば、EMSサーバ1は、負荷装置4が接続されたスマートタップを、制御指令E1によってオン又はオフすることができる。
EMSサーバ1は、消費電力を調整可能な負荷装置4に制御指令E1を送信することにより、当該負荷装置4の消費電力の調整を行うこともできる。
制御指令E2は、発電装置5の制御に関連する制御指令である。例えば、EMSサーバ1は、発電装置5を制御指令E2によってオン又はオフすることができる。
EMSサーバ1は、発電量を調整可能な発電装置5に制御指令E2を送信することにより、当該発電装置5の発電量の調整を行うこともできる。
制御指令E3は、蓄電装置6の制御に関連する制御指令である。例えば、EMSサーバ1は、蓄電装置6に接続されたDC/AC変換器を、制御指令E3によってオン又はオフすることができる。
EMSサーバ1は、配電線3に接続中の蓄電装置6に対する充電電力及び放電電力の少なくとも一方の調整を、制御指令E3によって行うこともできる。この調整は、例えば、DC/AC変換器に含まれるPWM回路に対するデューティ比の調整によって行われる。
EMSサーバ1は、電力設備2の各種の変換器及びスマートタップの接続状況(オン/オフ)や、各装置4〜6の稼働状況と電力値などよりなる現在情報S1を、所定時間(例えば1秒)ごとに収集している。
EMSサーバ1が取得する現在情報S1には、現時点における蓄電装置6の充電残量(以下、「SOC(State Of Charge)」ともいう。)の値も含まれる。
現時点のSOC値は、テーブル参照方式、電流積分方式、及びこれらの併用のいずれかの方式によって算出することができる。
テーブル参照方式は、電池セルの端子電圧から推定される開放電圧に対応するSOC値を、予め記憶された参照デーブルから求める方式である。電流積分方式は、電池セルに流れる電流を微小時間ごとに積分することにより、SOC値を算出する方式である。
現時点のSOC値は、蓄電装置6が自律的に算出してEMSサーバ1に通知してもよいし、EMSサーバ1が算出してもよい。
前者の場合、蓄電装置6は、自身が算出したSOC値を現在情報S1としてEMSサーバ1に送信し、送信されたSOC値をEMSサーバ1の通信部13(図1参照)が受信する。従って、この場合には、EMSサーバ1の通信部13が現時点のSOC値の取得部となる。
後者の場合、蓄電装置6は、現時点の電池セルの電圧値及び電流値を現在情報S1としてEMSサーバ1に送信し、EMSサーバ1の制御部11(図1参照)が、受信した電圧値及び電流値に基づいてSOC値を算出すればよい。
従って、この場合には、EMSサーバ1の制御部11自身が、現時点のSOC値の取得部となる。
〔EMSサーバの構成〕
図1に示すように、EMSサーバ1は、制御部11、記憶部12及び通信部13を含むコンピュータ装置によって構成されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)を含む情報処理装置よりなる。記憶部12は、RAM(Random Access Memory)を含むメモリと、HDD(Hard Disk Drive)などよりなる大容量記憶部とを有する。
図1では図示を省略しているが、EMSサーバ1には、電力設備2の管理者が操作入力を行うためのマウス及びキーボードなどを含む入力装置と、制御部11が出力する画像データを管理者に提示する液晶ディスプレイなどよりなる表示装置が接続されている。
通信部13は、有線LAN又は無線LANあるいはその他の通信方式により、電力設備2に含まれる各種の電力機器と通信可能である。
制御部11は、記憶部12に格納されたコンピュータプログラムを読み出して実行することにより、通信部13に対する通信制御、入力装置及び表示装置に対する入出力制御、管理対象である電力設備2のエネルギー管理などの各種の制御を行う。
通信部13は、制御部11による通信制御に基づき、電力設備2に含まれる通信可能な各電力機器に制御指令E1〜E3を送信し、電力設備2の運転状況を示す現在情報S1を、各電力機器から受信して制御部11に転送する。
EMSサーバ1の制御部11は、電力設備2に対するエネルギー管理の一環として、「計画制御」と「動的制御」を実行することができる。
計画制御は、比較的長期(例えば24時間)に渡る電力設備2の将来の運転計画を算出し、算出した運転計画に従って電力機器を稼働させる制御である。動的制御は、例えば、運転計画の実行中に発生した需要増などの外乱に対応するために、所定の電力機器を稼働させる制御である。
制御部11は、電力設備2に対するエネルギー管理に際して、電力系統7の受電点Q(図1参照)における電力需給がバランスするように、電力設備2に含まれる負荷装置4、発電装置5及び蓄電装置6の稼働状態を制御する。
その理由は、例えば受電電力(瞬時値)が大きく変動したために、受電電力の30分平均値が所定の目標電力(≦契約電力)を超えると、電力会社に対するペナルティが発生する可能性が高くなるからである。
このため、制御部11は、収集した各種の現在情報S1に基づいて、電力設備2における現時点の電力需要を算出している。
電力設備2における現時点の電力需要は、現時点における受電電力(例えばスマートメーターの計測値)と、発電装置5による現時点の発電電力と、蓄電装置6による現時点の放電電力を合計して算出することができる。電力設備2における現時点の電力需要は、負荷装置4の現時点の消費電力を合計して算出することもできる。
〔運転計画の算出装置の構成〕
図2は、EMSサーバ1の制御部11の機能的構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、EMSサーバ1の制御部11は、コンピュータプログラムの実行により実現される機能部分として、発電予測部31、需要予測部32、計画演算部33、及び計画実行部34を備えている。
発電予測部31は、太陽光発電装置などの自然エネルギー発電装置が電力設備2に含まれる場合に、気象情報などに基づいて、当該発電装置の発電量の予測値を算出する。発電予測部31は、算出した予測値を記憶部12に含まれる発電予測用のデータベースDB1に記録する。
なお、自然エネルギー発電装置が含まれない電力設備2の場合には、発電予測部31を省略してもよいし、発電予測部31を機能させなくしてもよい。
需要予測部32は、電力設備2における過去の電力需要の実績値(スマートメーターの計測値の時系列データ)及び気象情報などに基づいて、例えば統計的手法により電力設備2における将来の電力需要の予測値を算出する。
需要予測部32は、現時点から所定の予測期間(例えば24時間)だけ先までの電力需要の予測値を単位時間(例えば30分)ごとに算出し、算出した予測値を記憶部12に含まれる需要予測用のデータベースDB2に記録する。
記憶部12には、2つのデータベースDB1,DB2が含まれている。データベースDB1は、発電量の予測値用のデータベースである。発電予測部31は、算出した発電量の予測値を、年月日データと対応づけて時系列にデータベースDB1に蓄積する。
データベースDB2は、電力需要の予測値用のデータベースである。需要予測部32は、算出した電力需要の予測値を、年月日データと対応づけて時系列にデータベースDB2に蓄積する。
計画演算部33は、データベースDB1,DB2に記録された発電量及び電力需要の予測値と、現在情報S1に含まれる電力機器のステータス情報(状態変数)を用いて、電力設備2に含まれる電力機器4〜6の少なくとも1つの対象装置について、所定の計画期間Tpにおける運転計画の算出を、所定の再計画周期ごとに繰り返して実行する。
図3は、計画期間Tpと計画の刻み幅(ステップ間隔)Tcの説明図である。
図3に示すように、計画演算部33は、現在から未来の所定時間長(例えば24時間)の計画期間Tpを所定時間長の計画の刻み幅(以下、「ステップ間隔」ともいう。)Tcごとの時間ステップt(t=1〜N:N=Tp/Tc)に区切る。
そして、計画演算部33は、電力設備2に含まれる電力機器の状態変数(当該装置のオンオフや接続、接続解除、電力量などを表す変数)を、N次元の時間ステップt(時間変数)の関係式に展開する。
その後、計画演算部33は、所定の目的関数が最小(または最大)となる各時間ステップtの変数値を求めることにより、電力設備2の各装置4〜6のうちの少なくとも1つについての、時間ステップtごとの運転計画を演算する。
すなわち、運転計画は、所定の計画期間Tpに含まれる時間ステップtごとの、対象装置の運転状態を表す。計画演算部33による計画演算を行う場合のアルゴリズムは、例えば、線形計画法に代表される数理計画法を用いることができる。
本実施形態の計画演算部33は、計画期間Tpよりも大幅に短い所定の「再計画周期」(例えば30分)ごとに運転計画を繰り返し算出する処理能力を有する。この場合、計画演算部33は、算出した運転計画を再計画周期ごとに計画実行部34に出力する。
計画実行部34は、計画演算部33から運転計画が入力されると、その運転計画に基づいて制御指令E2,E3を生成し、通信部13を介して制御指令E2,Eを電力設備2の各電力機器に送信する。
例えば、計画実行部34は、発電装置5の接続又は接続解除や発電量の調整のための制御指令E2を取得すると、その制御指令E2を、発電装置5用のDC/AC変換器や発電量を調整可能な発電装置5に送信する。
計画実行部34は、蓄電装置6の接続又は接続解除や充放電電力の調整のための制御指令E3を取得すると、その制御指令E3を、蓄電装置6のDC/AC変換器や当該蓄電装置6に送信する。
以下の説明においては、「受電電力」を「買電電力」という場合がある。すなわち、本明細書において、「受電電力」と「買電電力」は同義である。
また、本明細書において、「目標電力」とは、受電電力が「契約電力」を超えないように所定のマージンα(α=0でもよい。)を持たせた閾値のことである。すなわち、目標電力は、目標電力≦契約電力となるように設定された受電電力の閾値である。もっとも、以下の説明では、目標電力=契約電力に設定されているとものとする。
〔従来の運転計画の算出方法の問題点とその解決策〕
図4は、従来の運転計画の算出方法の問題点とその解決策を示す説明図である。
図4の左側に示すように、ここでは、電力系統、発電機(定格:600kW)及び蓄電池(定格:100kW×2h)の3つに電源が分散する電力設備に対して、EMSサーバが1日分(24時間分)の運転計画を算出する場合を想定する。
従来のEMSサーバでは、電力設備の運転計画を算出する場合の制約条件として、次の2つ条件1及び2が設定される。
・条件1:需要電力=受電電力+蓄電池出力+発電地出力
・条件2:受電電力≦契約電力
このうち、条件1は、エネルギー保存則に基づく物理的な制約条件である。条件2は、電力会社に対するペナルティ料金の発生を防止するための運用上の制約条件である。
このように、従来のEMSサーバでは、達成すべきエネルギーバランスの制約条件として、条件1に加えて条件2を採用している。
このため、例えば、図4の右側の時間/需要予測パターンのグラフに示すように、需要予測パターンの電力値が途中で大きくなり、既存の発電機及び蓄電池では需要電力を賄えない時間ステップtpが発生した場合には、EMSサーバは、条件2が満たされないことが原因で計画不能(失敗)と判断し、運転計画を出力しない。
従って、例えば図5(a)に示すように、再計画周期が24時間に設定されている場合には、丸1日分の運転計画が欠落し、その日に関しては最適な電力の運用計画を管理者が取得できないことになる。
また、例えば図5(b)に示すように、再計画周期が30分などの短い周期に設定されている場合には、計画失敗となる前の古い運転計画が維持される。しかし、この場合、電力需要が電力供給を超過してしまうリスクが発生する。
そこで、本実施形態のEMSサーバ1では、発電機及び蓄電池の能力では、電力需要を賄えない時間ステップtpが発生する場合でも、運転計画を算出して電力設備2の管理者に提示できるようにする。
すなわち、エネルギーバランスの制約条件として、上記の条件1のみを採用し、条件2の代わりに、時間ステップtごとの受電電力Pe(t)と契約電力(=目標電力)Ptの差分を変数として定式化されたペナルティコストCp(t)を導入する。
より具体的には、時間ステップtごとのペナルティコストCp(t)を、係数Ap(t),Bp(t)を用いた下式の一次関数として定式化し、このペナルティコストCp(t)をトータルコストに加えて運用計画を算出する。
Cp(t)=Ap(t)×(Pe(t)−Pt)+Bp(t)
このようにすれば、受電電力Pe(t)が契約電力Ptを超える図4のような需要予測パターンの場合であっても、EMSサーバ1は、計画失敗という解を出さずに、運転計画を算出できるようになる。
従って、算出された運転計画を、Pe(t)>Ptとなる時間ステップtを探索してEMSサーバ1の管理者に提供することにより(図14参照)、管理者は、どの時点で受電電力Pe(t)が超過状態になる危険性があるかを事前に察知できるようになる。
ところで、需要のピークをシフトできる電力量は蓄電池によって差がある。また、燃料の使用範囲に限度がある発電機の場合もピークシフトできるが、ピークシフトできる電力量に限りがある。従って、需要予測パターンの変動だけでなく、電力設備に備わる電力機器の特性によっても、超過状態になるタイミングtpが異なる。
また、発電機及び蓄電池では需要を賄えない場合には、通常、負荷電力を削減する対策が講じられる。この場合、負荷をどのように変動させるのが望ましいかは、電力設備2の運用者次第であり、例えば、以下のような要望1〜4が考えられる。
要望1:小規模な負荷(例えば照明の一部)の電力を長い時間に渡って落としたい。
要望2:大規模な負荷(例えば生産機械の一部)の電力を短い時間だけ落としたい。
要望3:受電電力が超過する時間帯をできるだけ未来の時間帯にしたい。
要望4:受電電力が超過する時間帯をできるだけ現在に近い時間帯にしたい。
そこで、本実施形態では、ペナルティコストCp(t)を定式化する係数Ap(t),Bp(t)を調整することにより、上記の要望1〜4に対応できるようにする。
すなわち、受電電力Pe(t)が目標電力Ptを超える時間ステップtの発生数が多くなるように設定されたAp(t),Bp(t)を採用することにより、要望1に対応する。
また、受電電力Pe(t)が目標電力Ptを超える時間ステップtの発生数が少なくなるように設定されたAp(t),Bp(t)を採用することにより、要望2に対応する。
更に、受電電力Pe(t)が目標電力Ptを超える時間ステップtの発生時期が後回しとなるように設定されたAp(t),Bp(t)を採用することにより、要望3に対応する。
また、受電電力Pe(t)が目標電力Ptを超える時間ステップtの発生時期が前倒しとなるように設定されたAp(t),Bp(t)を採用することにより、要望4に対応する。
なお、上記のAp(t),Bp(t)の具体的な設定方法については、後述する。
〔目的関数及び制約条件の例〕
上述のペナルティコストCp(t)を採用して数理計画法に基づく運転計画を算出する場合の、目的関数と制約条件の具体例を以下に列挙する。
ここでは、図4に示すように、EMSサーバ1が、発電機と蓄電池を1つずつ有しかつ電力系統からの受電が可能な電力設備を管理対象とする場合を想定している。また、当該運用計画の算出処理に用いる変数及び定数の定義は、図6の表に示す通りである。
なお、以下の制約条件(式1〜式18)及び図6の表において、添え字の「」は、時間ステップtの変数であることを意味する。
(目的関数)
コストの最小化 Minimize :Ct
(制約条件)
(1) トータルコストの条件式
Ct=Ce+Cg+Cp ……式1
(2) 電気コストの条件式
Ce=Σ(Ae×Ee) ……式2
(3) ガスコストの条件式
Cg=Σ(Ag×Eg) ……式3
(4) ペナルティコストの条件式
Cp=ΣCp×Tc ……式4
Cp−M×ke
≦Ap1,t×(Pe−Pt)+Bp1,t
≦Cp+M×ke ……式5
Cp−M×(1−ke
≦Ap2,t×(Pe−Pt)+Bp2,t
≦Cp+M×(1−ke) ……式6
−M×(1−ke)≦Pe−Pt≦M×ke ……式7
(5) エネルギーバランスの条件式
Pe+Pg+Pb=Pd ……式8
(6) 買電電力量の条件式
Ee=Pe×Tc ……式9
(7) 発電機出力の上下限の制約
Pgmin ×Sg≦Pg≦Pgmax ×Sg ……式10
(8) 発電機のガス消費量の条件式
Eg=Dg×Pg ……式11
(9) 蓄電池の充電残量上下限の条件式
Ebmin≦Eb≦Ebmax ……式12
(10) 蓄電池の充放電電力上下限の条件式
Pbmin ≦Pb≦Pbmax ……式13
(11) 蓄電池効率の条件式
kb1,t+kb2,t=1 ……式14
Xb1,t+Xb2,t=Pb ……式15
0≦Xb1,t≦Pbmax ×kb1,t ……式16
Pbmin ×kb2,t≦Xb2,t≦0 ……式17
Eb−Ebt−1=−(1/Ed×Xb1,t+Ec×Xb2,t)×Tc ……式18
上記の制約条件(式1〜式18)は、概ね次の第1〜第3条件に分類される。
第1条件:電力機器の運転に必要なコストに関する条件(式1〜式7)
第2条件:電力機器の運転状態に関する条件(式9〜式18)
第3条件:電力設備における電力需給をバランスさせるための条件(式8)
上記の制約条件(式1〜式18)において、エネルギーバランスの条件式は、エネルギー保存則に基づく式8のみであり、Pe≦Ptとする運用上の条件が含まれていない。
また、ペナルティコストCpの条件式である式4〜式7では、時間ステップtごとの受電電力Peと契約電力(=目標電力)Ptの差分(Pe−Pt)を変数として、ペナルティコストCpが定式化されている。
従って、上記の制約条件(式1〜式18)の下で、トータルコストCtの最小化を目的関数として、数理計画法に基づいて各時間ステップtの変数の解を求めることにより、受電電力Peが契約電力Ptを超える需要が発生する場合でも、図4に示す発電機、蓄電池及び負荷などの少なくとも1つの対象装置に関する運転計画を算出できる。
〔ペナルティ係数の設定例〕
図7及び図8は、ペナルティコストCpの定式化に用いる係数Ap,Bp(以下、「ペナルティ係数」という。)の設定方法の例を示すイメージ図である。
式5及び式6に示すように、本実施形態では、受電電力が目標電力以下の場合のペナルティ係数Ap1,t,Bp1,tと、受電電力が目標電力を超える場合のペナルティ係数Ap2,t,Bp2,tの、2組のペナルティ係数が定義されている。ペナルティ係数Ap1,t,Bp1,tは常に0に設定される。すなわち、Ap1,t=Bp1,t=0である。
図7(a)の「パターン1」では、Ap2,t>0でかつBp2,t=0となっている。この場合、受電電力Peが目標電力Ptを超える時間ステップtが多くなり、その分、各時間ステップtにおいて超過する電力量が小さくなる。
その理由は、Ap2,t>0でかつBp2,t=0の場合には、各時間ステップtにおいて、受電電力Peが目標電力Ptの境界線(図7の左側グラフの破線)よりも左側に移行し易くなるからである。
図7(b)の「パターン2」では、Ap2,t=0でかつBp2,t>0となっている。この場合、受電電力Peが目標電力Ptを超える時間ステップtが少なくなり、その分、当該時間ステップtにおいて超過する電力量が大きくなる。
その理由は、Ap2,t=0でかつBp2,t>0の場合には、各時間ステップtにおいて、受電電力Peが目標電力Ptの境界線(図7の左側グラフの破線)よりも右側に移行し易くなるからである。
図8には、ペナルティ係数Ap2,tに時間的な変動要素を付加する「パターン3」及び「パターン4」が例示されている。
具体的には、図8(a)では、受電電力Peの変化に関しては、Ap2,t=0でかつBp2,t>0とする「パターン2」を採用しつつ、時間の経過に応じて所定の傾きcでペナルティ係数Ap2,tが減少する「パターン3」を採用している。この場合、受電電力Peが目標電力Ptを超える時間ステップtが、なるべく遅く発生するようになる。
その理由は、ペナルティ係数Ap2,tが時間に対して漸減する場合には、時間が経つほどペナルティコストCpも減少するからである。
また、図8(b)では、受電電力の変化に関しては、Ap2,t=0でかつBp2,t>0とする「パターン2」を採用しつつ、時間の経過に応じて所定の傾きcにてペナルティ係数Ap2,tが増加する「パターン4」を採用している。この場合、受電電力Peが目標電力Ptを超える時間ステップtが、なるべく早く発生するようになる。
その理由は、ペナルティ係数Ap2,tが時間に対して漸増する場合には、時間が経つほどペナルティコストCpも増大するからである。
図示を省略しているが、図7(a)の「パターン1」と図8(a)の「パターン3」を併用してもよい。この場合は、受電電力Peが目標電力Ptを超える時間ステップtの数を多くしつつ、当該時間ステップtの発生を遅らせることができる。
同様に図示を省略しているが、図7(a)の「パターン1」と図8(b)の「パターン4」を併用してもよい。この場合は、受電電力Peが目標電力Ptを超える時間ステップtの数を多くしつつ、当該時間ステップtの発生を早めることができる。
〔運転計画のシミュレーション〕
本願発明者らは、上述の制約条件及び目的関数を用いて、EMSサーバ1に実際に運転計画を算出させるシミュレーションを行った。以下、このシミュレーションの条件と結果について説明する。
図9は、運転計画のシミュレーションに用いた需要パターンを示すグラフである。
図9に示すように、本実施形態のシミュレーションでは、運転計画の時間粒度Tcを30分とし、計画期間Tpを24時間とした。また、発電機を1台(定格:600kW)とし、蓄電池も1台(定格:100kW×2時間)とした。更に、蓄電池の初期残量を0kWhとし、契約電力(=目標電力)を1000kWとした。
図9に示す需要パターンでは、平日の場合の需要変動を想定して、8時から12時までの午前の「第1操業時間」と、13時から17時半までの午後の「第2操業時間」において、契約電力を大きく上回る1700kWの需要電力が発生するものとした。
図10は、運転計画のシミュレーション結果の一例を示すグラフである。
具体的には、図10は、図7(a)のパターン1及び図8(a)のパターン3となるようにペナルティ係数Ap2,t,Bp2,tを設定した場合の、運転計画のシミュレーション結果である。
図10に示すように、パターン1のペナルティ係数Ap2,t,Bp2,tを採用したことにより、第1及び第2操業時間において、受電電力が契約電力を超える時間ステップが連続して発生した。超過時間の合計は7時間となり、目標電力を超過する時間における超過電力は100kWとなった。
また、パターン3のペナルティ係数Ap2,tを採用したことにより、受電電力が契約電力を超える複数の時間ステップが、第1及び第2操業時間の後寄りに発生するようになった。
図11は、運転計画のシミュレーション結果の別の例を示すグラフである。
具体的には、図11は、図7(a)のパターン1及び図8(b)のパターン4となるようにペナルティ係数Ap2,t,Bp2,tを設定した場合の、運転計画のシミュレーション結果である。
図11の場合も、パターン1のペナルティ係数Ap2,t,Bp2,tを採用したことにより、第1及び第2操業時間において、受電電力が契約電力を超える時間ステップが連続して発生した。超過電力の合計は7時間となり、目標電力を超過する時間における超過電力は100kWとなった。
また、パターン4のペナルティ係数Ap2,tを採用したことにより、受電電力が契約電力を超える複数の時間ステップが、第1及び第2操業時間の前寄りに発生するようになった。
図12は、運転計画のシミュレーション結果の別の例を示すグラフである。
具体的には、図12は、図7(b)のパターン2及び図8(a)のパターン3となるようにペナルティ係数Ap2,t,Bp2,tを設定した場合の、運転計画のシミュレーション結果である。
図12に示すように、パターン2のペナルティ係数Ap2,t,Bp2,tを採用したことにより、第1及び第2操業時間において、受電電力が契約電力を超える時間ステップが離散的に発生した。超過時間の合計は3.5時間となり、目標電力を超過する時間における超過電力は200kWとなった。
また、パターン3のペナルティ係数Ap2,tを採用したことにより、受電電力が契約電力を超える複数の時間ステップが、第1及び第2操業時間の後寄りに発生するようになった。
図13は、運転計画のシミュレーション結果の別の例を示すグラフである。
具体的には、図13は、図7(b)のパターン2及び図8(b)パターン4となるようにペナルティ係数Ap2,t,Bp2,tを設定した場合の、運転計画のシミュレーション結果である。
図13の場合も、パターン2のペナルティ係数Ap2,t,Bp2,tを採用したことにより、第1及び第2操業時間において、受電電力が契約電力を超える時間ステップが離散的に発生した。超過時間の合計は3.5時間となり、目標電力を超過する時間における超過電力は200kWとなった。
また、パターン4のペナルティ係数Ap2,tを採用したことにより、受電電力が契約電力を超える複数の時間ステップが、第1及び第2操業時間の前寄りに発生するようになった。
〔超過時間と超過電力の算出処理〕
図14は、EMSサーバ1の制御部11が実行する、超過時間と超過電力の算出処理の一例を示すフローチャートである。
図14に示すように、EMSサーバ1の制御部11は、制約条件、目的関数及び需要の予測値などの必要な情報を記憶部12から取得すると(ステップST1)、運転計画の算出処理を実行する(ステップST2)。
上記の算出処理が完了すると、制御部11は、ステップST3〜ステップST6までのループ処理を、時間ステップtごとに繰り返し実行する。
上述のシミュレーションと同様に、図14のフローチャートにおいても、運転計画の時間粒度Tc=30分、計画期間Tp=24時間と仮定している。従って、時間ステップtの総数は「48」である。
ループ処理において、制御部11は、当該時間ステップtにおいて、Pe>Ptであるか否かを判定する(ステップST4)。
上記の判定結果が肯定的である場合は、制御部11は、nをカウンタとして、超過時間Tover[n]と超過電力Pover[n](=Pe−Pt)を記憶部12に記憶させる(ステップST5)。その後、制御部11は、カウンタnをインクリメントして(ステップST6)、次の時間ステップtに移行する。
上記の判定結果が否定的である場合は、制御部11は、ステップST5をスキップしてカウンタnをインクリメントし(ステップST6)、次の時間ステップtに移行する。
時間ステップt=1〜48までのループ処理が完了すると、制御部11は、ループ処理において得られた超過時間Toverと超過電力Poverを出力する(ステップST7)。この出力は、例えば表示装置によるデータの画像表示や通信部13によるデータ送信などにより行われる。
〔EMSサーバの効果〕
以上の通り、本実施形態のEMSサーバ1によれば、時間ステップtごとの受電電力Peと目標電力Ptの差分(Pe−Pt)を変数として定式化されたペナルティコストCpを採用し、このペナルティコストCpをトータルコストCtに含めて、運転計画を算出する。
このため、受電電力Peが目標電力Ptを超える時間ステップtがあっても、ペナルティコストCpを考慮した運転計画が算出され、運転計画の算出が不能と判定されることがない。従って、受電電力Peの超過を許容する運転計画を算出することができる。
本実施形態のEMSサーバ1によれば、ペナルティコストCpが、受電電力Peが目標電力Ptを超える時間ステップtの発生数及び発生時期の少なくとも1つが調整可能となるように定式化されている。
具体的には、ペナルティコストCpの条件式が、時間ステップtの変数であるペナルティ係数Ap1,t,Bp1,t,Ap2,t,Bp2,tによって定義されている。このため、ペナルティ係数を種々に変更して、受電電力Peの超過を許容する運転計画を算出することにより、受電電力Peの超過が発生するタイミングを調整することができる。
例えば、受電電力Peが目標電力Ptを超える時間ステップtの発生数が多くなるように、ペナルティ係数Ap1,t,Bp1,t,Ap2,t,Bp2,tを調整すれば、分散電源の調整だけでは受電電力が目標電力を超過する際には小規模な負荷(例えば照明の一部)の電力を長い時間に渡って落としたいという、管理者の要望に応じた運転計画を算出できる。
逆に、受電電力Peが目標電力Ptを超える時間ステップtの発生数が少なくなるように、ペナルティ係数Ap1,t,Bp1,t,Ap2,t,Bp2,tを調整すれば、分散電源の調整だけでは受電電力が目標電力を超過する際には大規模な負荷(例えば生産機械の一部)の電力を短い時間だけ落としたいという、管理者の要望に応じた運転計画を算出できる。
また、受電電力Peが目標電力Ptを超える時間ステップtの発生時期が後回しとなるように、ペナルティ係数Ap1,t,Bp1,t,Ap2,t,Bp2,tを調整すれば、分散電源の調整だけでは受電電力が目標電力を超過する際には受電電力Peが超過する時間帯をできるだけ未来の時間帯にしたいという、管理者の要望に応じた運転計画を算出できる。
逆に、受電電力Peが目標電力Ptを超える時間ステップtの発生時期が前倒しとなるように、ペナルティ係数Ap1,t,Bp1,t,Ap2,t,Bp2,tを調整すれば、分散電源の調整だけでは受電電力が目標電力を超過する際には受電電力Peが超過する時間帯をできるだけ現在に近い時間帯にしたいという、管理者の要望に応じた運転計画を算出できる。
〔その他の変形例〕
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
上述の実施形態では、目的関数に関する第1条件が、電力機器の運転に必要なコストに関する条件(Ct=Ce+Cg+Cp)であり、目的関数がコストの最小化である場合を例示したが、目的関数は、コスト以外のCO2排出量の最小化などであってもよい。
この場合、上述の実施形態の第1条件(目的関数に関する条件)を、電力機器の運転により排出されるCO2排出量に関する条件と読み替え、ペナルティコストCpを、ペナルティ排出量(単に「ペナルティ」でもよい。)と読み替えればよい。
上述の実施形態では、EMSサーバ1の管理対象である電力設備2に、負荷装置4、発電装置5及び蓄電装置6が含まれる場合を例示したが、電力設備2は、電力系統7に対する「補助電源装置」として、発電装置5及び蓄電装置6のうちの少なくとも1つ(1台でも複数台でもよい。)を備えておればよい。
上述の実施形態では、EMSサーバ1と電力設備2とを有するFEMSを例示したが、HEMS(Home Energy Management System)、BEMS(Building Energy Management System)、及びMEMS(Mansion Energy Management System)などにも、本実施形態の運転計画の算出処理を実行するEMSサーバ1を採用し得る。
1 EMSサーバ
2 電力設備
3 配電線
4 負荷装置
5 発電装置(補助電源装置)
6 蓄電装置(補助電源装置)
7 電力系統(商用電源)
8 通信線
11 制御部
12 記憶部
13 通信部
31 発電予測部
32 需要予測部
33 計画演算部
34 計画実行部

Claims (9)

  1. 管理対象の電力機器として補助電源装置と負荷装置とを含み、電力系統からの受電が可能な電力設備の運転計画を算出する装置であって、
    下記に定義する第1〜第3条件を含む制約条件と、当該制約条件の下で達成すべき目的関数とを記憶する記憶部と、
    記憶された前記制約条件と前記目的関数を用いて、所定の時間ステップごとの前記電力設備の運転計画を算出する制御部と、を備えており、
    前記第1条件の目的関数には、前記時間ステップごとの受電電力と目標電力の差分を変数として定式化されたペナルティが含まれる運転計画の算出装置。
    第1条件:目的関数に関する条件
    第2条件:電力機器の運転状態に関する条件
    第3条件:電力設備における電力需給をバランスさせるための条件
  2. 前記ペナルティは、前記受電電力が前記目標電力を超える前記時間ステップの発生数及び発生時期の少なくとも1つが調整可能となるように定式化されている請求項1に記載の運転計画の算出装置。
  3. 前記ペナルティは、前記受電電力が前記目標電力を超える前記時間ステップの発生数が多くなるように定式化されている請求項2に記載の運転計画の算出装置。
  4. 前記ペナルティは、前記受電電力が前記目標電力を超える前記時間ステップの発生数が少なくなるように定式化されている請求項2に記載の運転計画算出装置。
  5. 前記ペナルティは、前記受電電力が前記目標電力を超える前記時間ステップの発生時期が後回しとなるように定式化されている請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の運転計画の算出装置。
  6. 前記ペナルティは、前記受電電力が前記目標電力を超える前記時間ステップの発生時期が前倒しとなるように定式化されている請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の運転計画の算出装置。
  7. 前記第1条件の目的関数に関する条件は、前記電力機器の運転に必要なコストに関する条件であり、
    前記ペナルティは、前記コストに含まれるペナルティコストである請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の運転計画の算出装置。
  8. 管理対象の電力機器として補助電源装置と負荷装置とを含み、電力系統からの受電が可能な電力設備の運転計画を算出する処理を、コンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、前記処理には、
    下記に定義する第1〜第3条件を含む制約条件と、当該制約条件の下で達成すべき目的関数とを記憶する記憶処理と、
    記憶された前記制約条件と前記目的関数を用いて、所定の時間ステップごとの前記電力設備の運転計画を算出する算出処理とが含まれ、
    前記第1条件の目的関数には、前記時間ステップごとの受電電力と目標電力の差分を変数として定式化されたペナルティが含まれるコンピュータプログラム。
    第1条件:目的関数に関する条件
    第2条件:電力機器の運転状態に関する条件
    第3条件:電力設備における電力需給をバランスさせるための条件
  9. 管理対象の電力機器として補助電源装置と負荷装置とを含み、電力系統からの受電が可能な電力設備の運転計画を算出する方法であって、
    下記に定義する第1〜第3条件を含む制約条件と、当該制約条件の下で達成すべき目的関数とを記憶するステップと、
    記憶された前記制約条件と前記目的関数を用いて、所定の時間ステップごとの前記電力設備の運転計画を算出するステップと、を含み、
    前記第1条件の目的関数には、前記時間ステップごとの受電電力と目標電力の差分を変数として定式化されたペナルティが含まれる運転計画の算出方法。
    第1条件:目的関数に関する条件
    第2条件:電力機器の運転状態に関する条件
    第3条件:電力設備における電力需給をバランスさせるための条件
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