JP2017050683A - 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像装置、画像処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】局所領域ごとにコントラスト補正を行った画像の明るさを適正にすることができる。【解決手段】散乱光の成分を除去するためのコントラスト補正が局所領域ごとになされた処理画像の、明るさを調整する画像処理装置であって、コントラスト補正が局所領域ごとになされる前の入力画像の輝度と当該輝度に対応する透過率とに基づいて、処理画像の輝度を推測する推測手段と、入力画像の輝度と、推測手段で推測された処理画像の輝度とに基づいて、露出補正パラメータを算出するパラメータ算出手段と、処理画像に対して、露出補正パラメータを用いて露出補正を行う露出補正手段とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、微粒子による散乱光の影響を低減する画像処理に関する。
監視カメラなどの分野において、カメラから被写体までの間に存在する微小粒子(例えば、塵、埃、霧)による撮影画像の画質低下が問題になっている。これは、光が大気を通過する際に微小粒子によって散乱し、その結果、撮影画像のコントラストが低下するためである。光散乱は、被写体までの距離によって散乱度合いが変化する。そのため、被写体までの距離が混在したシーンを撮影した場合、画像領域ごとにコントラストの低下度合いが異なる画像が取得される可能性がある。このようにコントラストが低下した画像に対する、一般的なコントラスト補正技術として、撮影画像からヒストグラムを算出し、ヒストグラムに基づき画像を補正する技術がある(特許文献1参照)。しかし、特許文献1に記載された方法では、領域ごとにコントラスト低下度合いが異なる画像を十分に補正することができない。そこで、領域ごとのコントラスト低下を補正する技術として、ダーク・チャンネル・プライアを用いた技術がある(特許文献2参照)。この技術では、撮影画像の局所領域におけるRGB最小値(ダークチャンネル)から、微小粒子による光の散乱度合いを推定し、局所領域ごとのコントラスト補正を行う。
特許第3614692号公報 米国特許第8340461号明細書
しかし、特許文献2に記載された方法を用いて局所領域ごとのコントラスト補正を行った場合、画像全体の明るさを保障することができず、画像全体の明るさが適正な明るさに比べ、明るくなったり、暗くなったりする可能性がある。そこで本発明は、局所領域ごとにコントラスト補正を行った画像の明るさを適正にすることを目的とする。
本発明による画像処理装置は、散乱光の成分を除去するためのコントラスト補正が局所領域ごとになされた処理画像の、明るさを調整する画像処理装置であって、コントラスト補正が局所領域ごとになされる前の入力画像の輝度と当該輝度に対応する透過率とに基づいて、処理画像の輝度を推測する推測手段と、入力画像の輝度と、推測手段で推測された処理画像の輝度とに基づいて、露出補正パラメータを算出するパラメータ算出手段と、処理画像に対して、露出補正パラメータを用いて露出補正を行う露出補正手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、局所領域ごとにコントラスト補正を行った画像の明るさを適正にすることができる。
実施例1における画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 実施例1における画像処理装置のソフトウェア構成を示すブロック図である 実施例1における画像処理装置の処理を示すフローチャートである。 散乱光除去処理部の内部構成を示すブロック図である。 散乱光除去処理部の処理を示すフローチャートである。 ダークチャンネル抽出部が、ある注目画素に対応するダークチャンネルを導出する過程を示す模式図である。 基準強度算出部の処理を示すフローチャートである。 参照画素値の抽出方法を説明するための説明図である。 実施例1における露出補正パラメータ算出部の内部構成を示すブロック図である。 実施例1における露出補正パラメータ算出部の処理を示すフローチャートである。 平均輝度に対応する透過率の探索処理を説明するための説明図である。 実施例1の効果を説明するための説明図である。 実施例2における露出補正パラメータ算出部の内部構成を示すブロック図である。 実施例2における露出補正パラメータ算出部の処理を示すフローチャートである。
[実施例1]
図1は、実施例1における画像処理装置101のハードウェア構成を示すブロック図である。図1には、本実施例における画像処理装置101を備える、撮像装置が示されている。図1に示す撮像装置は、画像処理装置101の他に、外部メモリ110と、撮像部111と、表示部112とを備える。なお、外部メモリ110は撮像装置から取り外し可能に構成されていてもよい。すなわち、撮像装置は、外部メモリ110を備えていなくてもよい。
画像処理装置101は、CPU102と、RAM103と、ROM104と、HDD I/F105と、HDD106と、入力I/F107と、出力I/F108と、システムバス109とを備える。
CPU102は、画像処理装置101の各構成要素を統括的に制御するプロセッサである。
RAM103は、CPU102の主メモリ、ワークエリアとして機能するメモリである。
ROM104は、画像処理装置101で実行される処理を司るプログラムを格納するメモリである。
HDD I/F105は、シリアルATA(SATA)等のインタフェースである。HDD I/F105は、二次記憶装置であるHDD106をシステムバス109に接続する。CPU102は、HDD I/F105を介して、HDD106からのデータ読み出し、およびHDD106へのデータ書き込みが可能である。さらにCPU102は、HDD106に格納されたデータをRAM103に展開したり、RAM103に展開されたデータをHDD106に保存したりすることが可能である。本実施例では、CPU102は、ROM104やHDD106に格納されたプログラム、例えば各構成要素を統括的に制御するためのプログラムをRAM103に展開し、実行する。
HDD106は、ハードディスクドライブ(HDD)等の二次記憶装置である。なお、HDD106は、HDDの他、光ディスクドライブ等の記憶装置でもよい。
入力I/F107は、USBやIEEE1394等のシリアルバスインタフェースである。画像処理装置101は、入力I/F107を介して、外部メモリ110および撮像部111に接続される。CPU102は、入力I/F107を介して、外部メモリ110および撮像部111からデータを取得することができる。
出力I/F108は、DVI(Digital Visual Interface)やHDMI(登録商標)(High−Definition Multimedia Interface)等の映像出力インタフェースである。画像処理装置101は、出力I/F108を介して表示部112に接続される。
システムバス109は、各種データの転送経路である。画像処理装置101の各構成要素は、システムバス109を介して相互に接続される。
外部メモリ110は、ハードディスク、メモリカード、CFカード、SDカード、USBメモリなどの記憶媒体である。外部メモリ110は、画像処理装置101で処理された画像データなどを保存する。
撮像部111は、被写体の光情報をセンサで受光し、画像を取得する。撮像部111は、取得した画像をデジタルデータとして出力する。以下、撮像部111が出力するデジタルデータを画像データという。
表示部112は、ディスプレイなどの表示装置である。本実施例では、CPU102が、出力I/F108を介して表示部112に画像データを出力し、表示部112が、入力した画像データによって示される画像を表示する。
上述したように、撮像部111から被写体までの間に塵などの微小粒子が存在する場合には、撮像部111が取得する画像は、光散乱によりコントラストが低下する。そこで、本実施例では、画像処理装置101が、撮像部111が出力する画像データに処理を施すことで、散乱光の影響が低減された画像データを生成する。
[全体処理の流れ]
図2は、実施例1における画像処理装置101のソフトウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、画像処理装置101は、撮影実行部1011と、現像処理部1012と、散乱光除去処理部1013と、露出補正パラメータ算出部1014と、露出補正部1015と、ガンマ補正部1016と、画像出力部1017とを備える。
以下、図3を用いて、本実施例の画像処理装置101における処理の流れを説明する。
図3は、実施例1における画像処理装置101の処理を示すフローチャートである。本実施例では、ROM104やHDD106に、図3に示される処理を司るプログラムが格納されていて、CPU102が、当該プログラムをロードして実行することにより、図2に示される各構成要素が機能する。
まず、ステップS201では、撮影実行部1011が、被写体を撮影するのに最適な撮影条件を撮像部111に設定する。なお、撮影実行部1011は、一般的な自動露出制御などを実行することにより、最適な撮影条件を設定する。
ステップS202では、撮影実行部1011が、ステップS201の処理で設定した撮影条件に基づき撮像部111を駆動させ、撮影を行う。
ステップS203では、現像処理部1012が、ステップS202の処理で撮像部111から出力された画像データに対して、現像処理を行う。現像処理では、ホワイトバランス、デモザイキング、色変換、ノイズリダクション、エッジ強調処理などの一般的な現像処理が行われる。そして、1画素につきR、G、Bの色を有する画像が生成される。
ステップS204では、散乱光除去処理部1013が、ステップS203の処理で現像処理された画像データに対して、局所領域ごとにコントラスト補正を行う。本実施例では、局所領域ごとのコントラスト補正として、後述する散乱光除去処理を行う。
ステップS205では、露出補正パラメータ算出部1014が、ステップS204の処理において局所領域ごとにコントラスト補正がなされた画像データから、露出補正パラメータαを算出する。露出補正パラメータαの算出処理については、後述する。
ステップS206では、露出補正部1015が、ステップS205の処理で算出された露出補正パラメータαを用いて、次式により露出補正を行う。
ここで、Oは露出補正後の画像データを表す。j´は散乱光除去処理後の画像データを表す。cはカラープレーンを表す。
ステップS207では、ガンマ補正部1016が、ステップS206の処理で露出補正された画像データ(以下、露出補正後画像データという)に対して、ガンマ補正を行う。
最後に、ステップS208では、画像出力部1017が、ステップS207の処理でガンマ補正された画像データをHDD I/F105を介してHDD106に出力する。なお、画像出力部1017は、画像データを他の記録媒体に保存するようにしてもよい。例えば、画像出力部1017は、画像データを入力I/F107を介して外部メモリ110に出力するようにしてもよい。
[散乱光除去処理]
以下、ステップS204の散乱光除去処理について説明する。
図4は、散乱光除去処理部1013の内部構成を示すブロック図である。図4に示すように、散乱光除去処理部1013は、入力画像取得部301と、ダークチャンネル抽出部302と、基準強度算出部(基準強度導出部ともいう)303と、フィルタ処理部304と、透過率算出部305と、散乱光除去部306と、散乱光除去画像出力部307と、透過率画像出力部308と、基準強度出力部309とを含む。
図5は、散乱光除去処理部1013の処理を示すフローチャートである。本実施例では、ROM104やHDD106に、図5に示す処理を司るプログラムが格納されていて、CPU102が、当該プログラムをロードして実行することにより、図4に示される各構成要素が機能する。なお、図4に示される全ての構成要素が散乱光除去処理部1013に含まれていなくてもよく、各構成要素に対応する処理回路を画像処理装置101内に新たに設けるようにしてもよい。
まず、ステップS401では、入力画像取得部301が、ステップS203の処理で現像された画像データを取得する。以下、この画像データによって示される画像を入力画像または撮像画像という。入力画像取得部301は、取得した画像データを、ダークチャンネル抽出部302、基準強度算出部303および散乱光除去部306に出力する。また、入力画像取得部301は、入力画像データを、HDD I/F105を介してHDD106に出力する。なお、入力画像取得部301は、入力画像データを他の記録媒体に保存するようにしてもよい。例えば入力画像取得部301は、入力画像データを入力I/F107を介して外部メモリ110に出力するようにしてもよい。
ステップS402では、ダークチャンネル抽出部302が、入力画像取得部301から出力された画像データから、画素位置ごとに、ダークチャンネルを抽出する。ダークチャンネル抽出部302は、抽出したダークチャンネルを並べて構成された画像データを基準強度算出部303に出力する。以下、この画像データをダークチャンネル画像データという。また、ダークチャンネル画像データによって示される画像をダークチャンネル画像という。
ここで、ダークチャンネルとは、ある画素における、R,G,Bの各チャンネルの画素値の中で最も小さい画素値を有するチャンネルである。R,G,Bの各チャンネルの画素値の中で最も小さい画素値は、散乱光に由来する成分が占める割合が大きい。そのため、ダークチャンネル画像は、カラー画像よりも散乱光の成分の強度を反映した画像になる。
図6は、ダークチャンネル抽出部302が、ある注目画素に対応するダークチャンネルを導出する過程を示す模式図である。図6の左図に示すように、入力画像の注目画素Tの画素値が(R0,G0,B0)であったとする。このとき、画素値の絶対値がR0>G0>B0であったとすると、図6の右図に示すように、注目画素TのダークチャンネルはB0となる。以後、ダークチャンネル抽出部302は、この処理を全ての画素に対して適用することにより、ダークチャンネル画像データを生成する。
ステップS403では、基準強度算出部303が、ダークチャンネル抽出部302から出力されたダークチャンネル画像データおよび、入力画像取得部301から出力された入力画像データを用いて、散乱光の各色成分の基準強度を算出する。基準強度算出部303は、算出した基準強度を、透過率算出部305、散乱光除去部306および基準強度出力部309に出力する。ここで、基準強度は、画像データの各画素位置における散乱光の各色成分の大きさを決定する際に基準とされる値である。基準強度は、散乱光の成分が支配的な、霧などにより白くかすんだ空の画素などの画素値に基づいて決定される。この処理の詳細については後述する。
ステップS404では、基準強度出力部309が、ステップS403の処理で算出された基準強度を、RAM103に出力する。
ステップS405では、フィルタ処理部304が、ダークチャンネル抽出部302から出力されたダークチャンネル画像データに対して、最小値フィルタ処理を行う。そして、フィルタ処理部304は、最小値フィルタ処理を施したダークチャンネル画像データを、透過率算出部305に出力する。なお、最小値フィルタ処理は、画像中の局所的な構造やノイズを散乱光由来のものと誤認する可能性を低減させるための処理である。
ステップS406では、透過率算出部305が、フィルタ処理部304から出力された、最小値フィルタ処理後のダークチャンネル画像データと、基準強度算出部303から出力された、散乱光の基準強度とに基づいて、入力画像の各画素位置における透過率t(x,y)を決定する。t(x,y)は、以下の式で表わされる。
ここで、Dは、ステップS405の処理で出力された、最小値フィルタ処理後のダークチャンネル画像である。Aは、ステップS403で算出された散乱光の基準強度である。ωは、散乱光の基準強度の算出に用いた画素における透過率を仮定した係数である。本実施例では、ωを0.9とする。なお、散乱光除去処理後の画像データによって示される画像が好ましい画像になるように、ωの値を調整してもよい。
透過率算出部305は、数式2の各変数に取得した値を代入することで、各画素における透過率を算出する。透過率算出部305は、算出した透過率を散乱光除去部306および透過率画像出力部308に出力する。なお、透過率は数式2に基づいて決定しなくてもよく、例えば、ステレオカメラなどを用いて取得した被写体との距離に基づいて決定してもよい。
ステップS407では、透過率画像出力部308が、ステップS406の処理において算出された透過率t(x,y)を、透過率画像データとして取得し、RAM103に出力する。以下、透過率画像データによって示される画像を、透過率画像または透過率分布画像という。
ステップS408では、散乱光除去部306が、透過率算出部305から出力された透過率と、入力画像取得部301から出力された入力画像データと、基準強度算出部303から出力された散乱光の基準強度とを用いて、入力画像の散乱光除去処理を行う。散乱光除去処理は、以下の式を用いて行われる。
ここで、J(x,y,c)は、散乱光除去処理後の画像の画素値を表す。I(x,y,c)は、入力画像の画素値を表す。cは、カラープレーンを表す。また、t0は、Jの値を調整するための係数である。例えば、本実施例では、t0を0.1とする。t0は、t(x,y,c)が限りなく0に近い場合に、Iの値のわずかな差によってJの値が大きく変動してしまうのを防ぐために設けられた定数である。なお、より好ましい画像が得られるように、t0に0.1以外の値を設定してもよい。
散乱光除去部306は、数式3の各パラメータに取得した値を代入して、各画素におけるJを算出する。散乱光除去部306は、算出したJを散乱光除去処理後の画像データとして散乱光除去画像出力部307に出力する。以下、散乱光除去処理後の画像データによって示される画像を、散乱光除去画像または処理画像という。
ステップS409では、散乱光除去画像出力部307が、散乱光除去部306から出力された散乱光除去処理後の画像データを取得し、HDD I/F105を介してHDD106に出力する。
[基準強度算出]
以下、ステップS403の基準強度算出処理について説明する。図7は、基準強度算出部303の処理を示すフローチャートである。
ステップS601では、基準強度算出部303が、ダークチャンネル抽出部302から出力されたダークチャンネル画像データを取得する。
ステップS602では、基準強度算出部303が、ステップS601で取得したダークチャンネル画像データに基づいて、基準強度算出に用いる画素(以下、参照画素という)を決定する。本実施例では、ダークチャンネル画像の各画素の中で、画素値が大きい画素の上位1%を参照画素とする。ダークチャンネル画像は散乱光の強度が画素値に反映された画像なので、ダークチャンネル画像において画素値が大きい画素は、散乱光の成分が支配的な画素であると考えることができる。
なお、画素値が大きい画素の上位1%を参照画素としているが、この割合は上位1%に限らない。例えば、撮影シーンに応じてこの割合を設定するようにしてもよい。また、ダークチャンネル画像の各画素のうち画素値が閾値以上となる画素を参照画素としてもよい。閾値を用いて参照画素を選択する場合には、撮影シーンに応じて閾値を設定するようにしてもよい。
ステップS603では、基準強度算出部303が、入力画像取得部301から出力された入力画像データを取得する。
ステップS604では、基準強度算出部303が、ステップS603の処理で取得した入力画像データと、ステップS602で決定された参照画素とに基づいて、基準強度の算出に用いる参照画素値を抽出する。
ここで、図8を用いて参照画素値の抽出方法について説明する。図8は、参照画素値の抽出方法を説明するための説明図である。
図8(a)は、ダークチャンネル画像の一例を示す。ここでは、図8(a)に示す5×5画素のダークチャンネル画像から、参照画素値を抽出する場合を例にする。図8では、各画素に、左上から右下(図8における左上から右下)に向かって1〜25の番号が割り当てられている。ダークチャンネル画像の各画素には、入力画像の各画素の画素値(Rk,Gk,Bk)[k=1〜25]のうち、画素値が最も小さい色の画素値が割り当てられる。図8に示す円は、当該円が付された画素が、参照画素として選択された画素であることを示している。ステップS604では、入力画像のR画像、G画像、B画像の、参照画素に対応する画素の画素値が、参照画素値として抽出される。つまり、図8(a)に示すように、ダークチャンネル画像において画素3,12,13,18が参照画素として選択された場合には、図8(b)〜(d)に示すように、R画像、G画像、B画像の画素3,12,13,18の画素値が、それぞれ参照画素値として抽出される。このように、本実施例では、基準強度算出部303が、散乱光が支配的であると判定された画素の画素値を色ごとに抽出して基準強度を算出するので、散乱光の波長依存性を反映した基準強度を算出することができる。
ステップS605では、基準強度算出部303が、ステップS604の処理で抽出した参照画素値に基づいて、R,G,Bの各チャンネルに対応する、散乱光の基準強度Aを算出する。ステップS604の処理でR画像、G画像、B画像について抽出された参照画素値をそれぞれRs、Gs、Bsとし、抽出された参照画素値の平均をそれぞれAR,AG,ABとすると、基準強度Aは以下の式で表わされる。
AR=ΣRs/n
AG=ΣGs/n
AB=ΣBs/n
A=(AR+AG+AB)/3 ・・・(数式4)
ここで、nは各画像における参照画素の数である。基準強度算出部303は、ステップS604の処理で抽出した参照画素値を数式4に代入して、基準強度Aを算出する。
ステップS606では、基準強度算出部303が、ステップS605の処理で算出した散乱光の基準強度Aを、透過率算出部305と散乱光除去部306と基準強度出力部309とに出力する。
以上が本実施例における散乱光の基準強度算出処理である。この処理では、ダークチャンネル画像に基づいて基準強度算出に用いる画素を決定するので、基準強度を正確に求めることができる。
[露出補正パラメータ算出]
以下、ステップS205の露出補正パラメータ算出処理について説明する。
図9は、実施例1における露出補正パラメータ算出部1014の内部構成を示すブロック図である。図9に示すように、露出補正パラメータ算出部1014は、入力画像取得部801と、透過率画像取得部802と、輝度信号算出部803と、平均輝度算出部804と、平均輝度透過率探索部805と、基準強度取得部806と、パラメータ算出部807と、パラメータ出力部808とを含む。
図10は、実施例1における露出補正パラメータ算出部1014の処理を示すフローチャートである。本実施例では、ROM104やHDD106に、図10に示す処理を司るプログラムが格納されていて、CPU102が、当該プログラムをロードして実行することにより、図9に示される各構成要素が機能する。なお、図9に示される全ての構成要素が露出補正パラメータ算出部1014に含まれていなくてもよく、各構成要素に対応する処理回路を画像処理装置101内に新たに設けるようにしてもよい。
まず、ステップS901では、入力画像取得部801が、ステップS401の処理においてHDD106に格納された入力画像データを、HDD106から取得する。
ステップS902では、輝度信号算出部803が、ステップS901の処理で取得された、入力画像データから輝度信号を生成し、輝度画像データとして、平均輝度算出部804および平均輝度透過率探索部805に出力する。本実施例では、輝度信号算出部803は、次に示すような一般的な輝度信号の生成式を用いて、輝度信号を生成する。
上式は、入力画像データのRGB値から輝度Yを生成する式である。なお、輝度信号の生成式は、これに限定されるものではなく、数式5以外の式であってもよい。
ステップS903では、平均輝度算出部804が、輝度信号算出部803から出力された輝度画像データから、画像全体の平均輝度を算出する。そして、平均輝度算出部804は、算出した平均輝度を、平均輝度透過率探索部805、および、パラメータ算出部807に出力する。
ステップS904では、透過率画像取得部802が、図3に示すステップS204、具体的には図5に示すステップS407の処理でRAM103に格納された透過率画像データを取得し、平均輝度透過率探索部805に出力する。
ステップS905では、平均輝度透過率探索部805が、平均輝度、輝度画像データ、および透過率画像データを用いて、平均輝度に対応する透過率を探索する。そして、平均輝度透過率探索部805は、平均輝度に対応する透過率を、パラメータ算出部807に出力する。
ここで、図11を用いて平均輝度に対応する透過率の探索処理について説明する。図11は、平均輝度に対応する透過率の探索処理を説明するための説明図である。図11には、三角の物体を撮影した入力画像の、輝度を示す輝度画像(図11(a))と透過率を示す透過率画像(図11(b))とが示されている。ここで、平均輝度透過率探索部805が入力した平均輝度を、Y0とする。すると、平均輝度透過率探索部805は、図11(a)に示す輝度画像内において、Y0と同輝度を示す1または複数の画素を含む、領域を探索する。図11(a)において網掛けされた領域は、Y0と同輝度を示す領域を表す。次いで、平均輝度透過率探索部805は、透過率画像内において、Y0と同輝度を示す領域に対応する領域(図11(b)において網掛けされた領域)を探索する。最後に、平均輝度透過率探索部805は、図11(b)において網掛けされた領域の各画素位置における透過率を取得し、その平均値を、平均輝度に対応する透過率t0として算出する。なお、ここでは、平均輝度透過率探索部805が、Y0と同輝度を示す領域を探索しているが、平均輝度透過率探索部805は、Y0に相当する輝度を示す領域を探索するようにしてもよい。例えば、Y0が小数点付きの値である場合には、平均輝度透過率探索部805は、Y0を四捨五入して整数化した値と同じ輝度を示す領域を探索するようにしてもよい。また例えば、平均輝度透過率探索部805は、Y0との差があらかじめ定められた閾値以下の輝度を示す領域を探索するようにしてもよい。
ステップS906では、基準強度取得部806が、図3に示すステップS204、具体的には図5に示すステップS404の処理でRAM103に格納された基準強度を取得し、パラメータ算出部807に出力する。
ステップS907では、パラメータ算出部807が、ステップS903の処理で算出された平均輝度と、ステップS905の処理で算出された、平均輝度に対応する透過率と、ステップS906の処理で取得された基準強度とを用いて、次式によって露出補正パラメータαを算出する。
まず、パラメータ算出部807は、数式6を用いて、散乱光除去画像の平均輝度、すなわち散乱光の成分が除去された平均輝度Y´を推測する。Y0は、ステップS903の処理で算出された平均輝度である。Aは、ステップS605の処理で算出された散乱光の基準強度である。次いで、パラメータ算出部807は、数式7により、すなわちY0をY´で除算することにより、露出補正パラメータαを算出する。
以上が本実施例における露出補正パラメータの算出方法である。
ここで、図12を用いて、本実施例の効果を説明する。図12は、実施例1の効果を説明するための説明図である。
図12(a),(b)には、入力画像から得られた輝度画像および透過率画像の一例が示されている。図12(a),(b)において、平均輝度Y0(図12(a)に示される各画素位置の輝度から算出された平均値182.88≒183)に相当する輝度を有する画素位置が、網かけで示されている。図12(b)から、平均輝度に対応する透過率t0が、0.22であることがわかる。
図12(c)には、散乱光除去画像(上記入力画像に対して散乱光除去処理を行って得られた画像)から得られた輝度画像であって、露出補正前の輝度画像が示されている。図12(c)における平均輝度は、157.96≒158であり、入力画素の平均輝度Y0と差があることが分かる。すなわち、図12(c)によって示される露出補正前の画像の明るさは適正な明るさとは言えない。
ここで、散乱光の基準強度Aは、190である。この値は、入力画像から得られた、R画像、G画像、B画像(図示せず)に対して、上記のステップS403の基準強度算出処理を適用することで得られた値である。すると、数式6により、Y´は以下のように推測される。
Y´=(Y0−A)/t0+A=157.64
算出されたY´が、図12(c)における平均輝度(=157.96)に近い値になっていることから明らかなように、数式6を用いることにより、散乱光除去画像の平均輝度を正確に推測することができる。
そして、推測したY´でY0を除算することにより、αは以下のように算出される。
α=Y0/Y´=182.88/157.64≒1.16
図12(d)には、散乱光除去画像(上記入力画像に対して散乱光除去処理を行って得られた画像)から得られた輝度画像であって、算出されたαを用いて露出補正を行った後の輝度画像が示されている。図12(d)における平均輝度は、183.6≒184であり、図12(a)における平均輝度Y0≒183に近い値になっていることが分かる。すなわち、散乱光除去処理後の画像に、本実施例における露出補正を適用することにより、散乱光除去処理後の画像の明るさを、適正な明るさにすることができることが分かる。
このように、本実施例では、入力画像の適正露出値(本実施例における、平均輝度に相当)とそれに対応する透過率(本実施例における、平均輝度に対応する透過率に相当)とを用いて、数式6により、入力画像の適正露出値がどのように変動するかを推測する。したがって、画像のヒストグラム等を算出し、そこからヒストグラム拡張などを用いて露出補正する、一般的な技術と比べて、本実施例では、ヒストグラムなどを算出する必要がなく、より簡易に露出補正を行うことができる。また、そのような推測にもとづく露出補正を行うことにより、図12に示されるように、散乱光除去処理後の画像の明るさを適正な明るさにすることができる。
なお、本実施例では、適正露出値を示す指標として、平均輝度を例としているが、平均輝度以外のパラメータ、例えば撮像装置に内蔵される露出計から取得される、撮影シーンのおおよその輝度を、適正露出値として用いるようにしてもよい。そのような形態によれば、入力画像の適正露出値がどのように変動するかをより簡易に推測することができる。
[実施例2]
実施例1では、平均輝度を算出し、算出した平均輝度に対応する透過率を探索することで、露出補正パラメータを算出する場合を例にした。本実施例では、まず、平均透過率を算出し、その後平均透過率に対応する輝度を探索することで、露出補正パラメータを算出する。
本実施例における画像処理装置は、露出補正パラメータ算出部1014の代わりに、露出補正パラメータ算出部2014を備える。本実施例における、画像処理装置のその他の構成、および、画像処理装置の全体処理の流れは、実施例1と同様である。したがって、以下では、本実施例における露出補正パラメータ算出処理についてのみ説明する。
図13は、実施例2における露出補正パラメータ算出部2014の内部構成を示すブロック図である。図13に示すように、実施例2における露出補正パラメータ算出部2014は、入力画像取得部801と、透過率画像取得部802と、輝度信号算出部803と、平均透過率算出部1101と、平均透過率輝度探索部1102と、基準強度取得部806と、パラメータ算出部807と、パラメータ出力部808とを含む。
図14は、実施例2における露出補正パラメータ算出部2014の処理を示すフローチャートである。本実施例では、ROM104やHDD106に、図14に示す処理を司るプログラムが格納されていて、CPU102が、当該プログラムをロードして実行することにより、図13に示される各構成要素が機能する。なお、図13に示される全ての構成要素が露出補正パラメータ算出部に含まれていなくてもよく、各ブロックに対応する処理回路を画像処理装置内に新たに設けるようにしてもよい。
まず、ステップS1201では、入力画像取得部801が、ステップS401の処理においてHDD106に格納された入力画像データを、HDD106から取得する。
ステップS1202では、輝度信号算出部803が、ステップS901の処理で取得された入力画像データから輝度信号を生成し、輝度画像データとして、平均透過率輝度探索部1102に出力する。なお、輝度信号を生成する処理は、ステップS902の処理と同様である。
ステップS1203では、透過率画像取得部802が、図3に示すステップS204、具体的には図5に示すステップS407の処理でRAM103に格納された透過率画像データを取得し、平均透過率算出部1101に出力する。
ステップS1204では、平均透過率算出部1101が、ステップS1203の処理で取得された透過率画像データから、画像全体の平均透過率を算出する。そして、平均透過率算出部1101は、算出した平均透過率を、平均透過率輝度探索部1102に出力する。
ステップS1205では、平均透過率輝度探索部1102が、平均透過率、輝度画像データ、および透過率画像データを用いて、平均透過率に対応する輝度を探索する。そして、平均透過率輝度探索部1102は、平均透過率に対応する輝度を、パラメータ算出部807に出力する。なお、平均透過率に対応する輝度の探索処理は、ステップS905における平均輝度に対応する透過率の探索処理と同様にして行われる。簡単に説明すると、まず、平均透過率輝度探索部1102は、透過率画像データを用いて、入力した平均透過率に相当する透過率を示す画素位置を探索する。次いで、平均透過率輝度探索部1102は、探索した各画素位置における輝度を、輝度画像データから取得する。そして、平均透過率輝度探索部1102は、取得した輝度の平均値を、平均透過率に対応する輝度として算出する。
ステップS1206では、基準強度取得部806が、図3に示すステップS204、具体的には図5に示すステップS404の処理でRAM103に格納された基準強度を取得し、パラメータ算出部807に出力する。
ステップS1207では、パラメータ算出部807が、ステップS1204の処理で算出された平均透過率と、ステップS1205の処理で算出された平均透過率に対応する輝度と、ステップS1206で取得された基準強度とを用いて、式6,7によって露出補正パラメータαを算出する。なお、このとき、式6のY0には、平均輝度の代わりに、ステップS1205の処理で算出された平均透過率に対応する輝度が設定される。また、式6のt0には、平均輝度に対応する透過率の代わりに、ステップS1204の処理で算出された平均透過率が設定される。
以上が本実施例における露出補正パラメータの算出方法である。
以上に説明したように、本実施例では、入力画像の適正露出値(本実施例における、平均透過率に対応する輝度に相当)とそれに対応する透過率(本実施例における、平均透過率に相当)とを用いて、数式6により、入力画像の適正露出値がどのように変動するかを推測する。そのような形態により、実施例1と同様に、ヒストグラムなどを算出する必要がなく、より簡易に露出補正を行うことができる。また、そのような推測にもとづく露出補正を行うことにより、散乱光除去処理後の画像の明るさを適正な明るさにすることができる。
なお、上記実施例では、基準強度の出力および透過率画像の出力まで行う例について記載しているが、これらは必要に応じてスキップしてよく、少なくとも散乱光除去画像の出力ができればよい。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 画像処理装置
1014 露出補正パラメータ算出部
1015 露出補正部

Claims (9)

  1. 散乱光の成分を除去するためのコントラスト補正が局所領域ごとになされた処理画像の、明るさを調整する画像処理装置であって、
    前記コントラスト補正が局所領域ごとになされる前の入力画像の輝度と当該輝度に対応する透過率とに基づいて、前記処理画像の輝度を推測する推測手段と、
    前記入力画像の輝度と、前記推測手段で推測された前記処理画像の輝度とに基づいて、露出補正パラメータを算出するパラメータ算出手段と、
    前記処理画像に対して、前記露出補正パラメータを用いて露出補正を行う露出補正手段とを備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記入力画像から前記散乱光の基準強度を導出する基準強度導出手段と、
    前記入力画像の輝度の平均値を算出する輝度算出手段と、
    前記入力画像における、前記輝度算出手段で算出された輝度の平均値に相当する輝度を有する1または複数の画素位置の透過率について、平均値を算出する透過率算出手段とを備え、
    前記推測手段は、
    前記輝度算出手段で算出された輝度の平均値、前記透過率算出手段で算出された透過率の平均値、および前記基準強度導出手段で導出された散乱光の基準強度に基づいて、前記処理画像の輝度の平均値を推測する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記入力画像から前記散乱光の基準強度を導出する基準強度導出手段と、
    前記入力画像の透過率の平均値を算出する透過率算出手段と、
    前記入力画像における、前記透過率算出手段で算出された透過率の平均値に相当する透過率を有する1または複数の画素位置の輝度について、平均値を算出する輝度算出手段とを備え、
    前記推測手段は、
    前記輝度算出手段で算出された輝度の平均値、前記透過率算出手段で算出された透過率の平均値、および前記基準強度導出手段で導出された散乱光の基準強度に基づいて、前記処理画像の輝度の平均値を推測する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記パラメータ算出手段は、
    前記輝度算出手段で算出された前記輝度の平均値から、前記推測手段で推測された前記輝度の平均値を除算して、露出補正パラメータを算出する
    請求項2または請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記入力画像の輝度が、撮像装置に内蔵される露出計から取得される輝度である
    請求項1または請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 撮像することで得られた撮像画像を取得する取得手段と、
    取得した撮像画像に対して、画素位置ごとに、画素値に含まれる散乱光の成分を除去するコントラスト補正を行って、処理画像を生成する生成手段と、
    前記撮像画像の輝度と当該輝度に対応する透過率とに基づいて、前記処理画像の輝度を推測する推測手段と、
    前記撮像画像の輝度と、前記推測手段で推測された前記処理画像の輝度とに基づいて、露出補正パラメータを算出するパラメータ算出手段と、
    前記処理画像に対して、前記露出補正パラメータを用いて露出補正を行う露出補正手段とを備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の画像処理装置を備える撮像装置。
  8. 散乱光の成分を除去するためのコントラスト補正が局所領域ごとになされた処理画像の、明るさを調整する画像処理方法であって、
    前記コントラスト補正が局所領域ごとになされる前の入力画像の輝度と当該輝度に対応する透過率とに基づいて、前記処理画像の輝度を推測する推測ステップと、
    前記入力画像の輝度と、前記推測ステップで推測された前記処理画像の輝度とに基づいて、露出補正パラメータを算出するパラメータ算出ステップと、
    前記処理画像に対して、前記露出補正パラメータを用いて露出補正を行う露出補正ステップとを含む
    ことを特徴とする画像処理方法。
  9. コンピュータを請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の画像処理装置として機能させるプログラム。
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