JP6324192B2 - 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、撮像装置、画像処理方法及びプログラム Download PDF

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Description

散乱光の影響を含む画像データの高画質化に関する。
監視カメラなどの分野において、カメラから被写体までの間に微小な粒子(例えば、霧)が存在すると、被写体から出射された光線が微小粒子により拡散され(散乱光)、被写体の視認性が低下する。具体的には、被写体とカメラとの間の相対的な距離が大きくなるにつれて、被写体像のコントラストの低下やぼけが発生する。このような微小粒子による散乱光の影響を撮像画像から除去する技術として、特許文献1および非特許文献1に記載の技術が提案されている。特許文献1に記載の技術では、各画素のRGBチャンネルの画素値のうち最小の画素値に基づいて、各画素に届く光の霧等に対する透過率を算出し、算出した透過率に応じて各画素の画素値を補正することでコントラストの回復を行う。また、非特許文献1に記載の技術では、被写体像のコントラストの回復を行った画像に対して、Wiener Filterを適用することにより、被写体像のぼけを更に補正する。
米国特許第8340461号明細書
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、コントラストの回復を行った画像の色が、実際の被写体像の色と乖離し、不自然な色合いになってしまうことがある。これは、微小粒子によって光が拡散される際、各色成分によって拡散度合いが異なるにも関わらず、全ての色成分を一律で補正してしまうことに起因する。
また、非特許文献1に記載の技術では、ぼけ状態の補正に過補正もしくは補正不足が発生してしまうことがある。これは、霧等によって生じる画像のぼけ度合いが、被写体とカメラとの間の距離によって変化するものであり、霧等が発生した状態では、カメラと被写体との間の距離が正常に取得できないことが多いことに起因する。
上記の課題に鑑み、本発明は、散乱光の影響を含む画像データから、散乱光の影響を低減した自然な画質の画像データを生成することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像処理装置は、散乱光の影響を含む第一の画像データと、前記第一の画像データよりも散乱光の影響が小さい第二の画像データとを取得する取得手段と、前記第一の画像データに基づいて、前記第一の画像データにおける前記散乱光の影響を低減した第三の画像データを生成する生成手段と、前記第二の画像データに基づいて、前記第三の画像データに高画質化処理を行う処理手段とを有する。
散乱光の影響を含む画像データから、散乱光の影響を低減した自然な画質の画像データを生成することを目的とする。
実施例1の画像処理装置の構成を示すブロック図。 実施例1の画像処理装置の機能構成を示すブロック図。 実施例1の画像処理装置の処理の流れを示すフローチャート。 実施例1における散乱光低減処理の流れを示すフローチャート。 シャープネス補正パラメータと透過率の関係を示す図。 実施例1における鮮鋭化処理の流れを示すフローチャート。 実施例1におけるシャープネス補正パラメータの例を示す図。 実施例1における晴天画像データベースの概要を示す図。 実施例1における晴天画像データベース生成処理の流れを示すフローチャート。 実施例1における晴天画像の判定を説明する図。 実施例2の画像処理装置の構成を示す図。 実施例2における色調補正処理の流れを示すフローチャート。
<実施例1>
実施例1の概要について説明する。実施例1では、まず、霧などの微小粒子が発生しているシーンを撮影した画像(以下、霧画像と呼ぶ)に対して、該霧画像の画素値に基づいたコントラスト補正を行う。更に、コントラスト補正が行われた画像に対して、霧画像よりも散乱光の影響が小さいシーンにおいて撮影した画像(以下、晴天画像と呼ぶ)に基づいて取得されたぼけ補正パラメータを用いて、ぼけを補正する鮮鋭化処理を行う。以下、実施例1の具体的な構成について述べる。
実施例1における画像処理装置の構成例について、図1を用いて説明する。画像処理装置100(以下、処理装置100)は、CPU101、RAM102、ROM103、HDDI/F104、HDD105、入力I/F106、出力I/F107、システムバス108を含む処理装置である。処理装置100は、入力I/Fを106を介して外部メモリ109および撮像部111に接続され、出力I/F107を介して表示部110に接続されている。また、撮像部111は、被写体の光情報をセンサで受光し、A/D変換を施すことによって撮像画像のデジタルデータ(撮像画像データ)を取得する。画像処理装置100は撮像部111が取得した撮像画像に画像処理を施す。
CPU101は、システムバス108を介して接続された各構成を統括的に制御するプロセッサである。CPU101の制御に基づいて、後述する様々な処理が実行される。RAM102はCPU101のワークメモリとして機能する揮発性の記憶媒体、ROM103はCPU101により実行されるプログラムを格納した不揮発性の記憶媒体である。なお、RAM102およびROM103は別の種類の記憶媒体に置き換えてもよい。
HDDI/F104は、例えばシリアルATA(SATA)等のインタフェイスであり、二次記憶装置としてのHDD105を接続する。CPU101は、HDDI/F104を介してHDD105からのデータ読み出し、およびHDD105へのデータ書き込みが可能である。さらにCPU101は、HDD105に格納されたデータをRAM102に展開し、同様に、RAM102に展開されたデータをHDD105に保存することが可能である。そしてCPU101は、RAM102に展開したデータをプログラムとみなし、実行することができる。なお、二次記憶装置はHDDの他、光ディスクドライブ等の記憶デバイスでもよい。
入力I/F106は、例えばUSBやIEEE1394等のシリアルバスインタフェイスである。CPU101は、入力I/F106を介して、撮像部、外部メモリ109(例えば、ハードディスク、メモリーカード、CFカード、SDカード、USBメモリ)などからデータを取得する。出力I/F107は、例えばDVIやHDMI(登録商標)等の映像出力インタフェイスである。CPU101は、出力I/F107を介して、表示部110(ディスプレイなどの各種出力デバイス)に、撮像部111に撮像された画像データなどを表示する。
撮像部111は、レンズなどを備える光学系を介して結像された被写体の光情報をセンサで受光し、A/D変換を施すことによって撮像画像のデジタルデータ(撮像画像データ)を取得するカメラである。画像処理装置100は、ROM103に格納されたプログラムをCPU101が実行することによって、撮像部111から出力された撮像画像データに各種の画像処理を施す。なお、画像処理装置100の構成要素は上記以外にも存在するが、本発明の主眼ではないので、説明を省略する。
次に、実施例1における画像処理装置100で行われる処理について説明する。図2に示すブロック図と図3に示すフローチャートを参照して説明する。処理装置100は、ROM103内に格納された、図3のフローチャートに示す制御プログラムをCPU101に読み込み実行することで、図2に示す各構成部としての機能を実現する。図2に示すように、処理装置100は取得部201、透過率算出部202、散乱光低減部203、鮮鋭化処理部204、晴天画像データベース205で構成される。なお、本発明の構成はこれに限られず、各構成部の役割を果たす専用の処理回路を設けるなどしてもよい。
まず、ステップS301では、取得部201が、撮像部111により撮影された、霧による散乱光の影響を含む霧画像データを取得する。そして、取得部201は、取得した霧画像データを透過率算出部202(以下、算出部202とする)に出力する。ステップS302では、算出部202と散乱光低減部203(以下、低減部203とする)が、取得部201から出力された霧画像データにおける散乱光の影響を低減する処理を行う。具体的には、コントラスト補正処理を行うが、この処理の詳細については後述する。そして、低減部203は、コントラスト補正処理を行った画像データを鮮鋭化処理部204(以下、処理部204とする)に出力する。
ステップS303では、処理部204が、低減部203から出力されたコントラスト補正処理済みの画像データに対して、シャープネスを向上させる鮮鋭化処理を施す。この処理の詳細についても後述する。そして、ステップS304では、処理部204が、鮮鋭化処理を行った画像データを表示部110やHDD105に出力して処理を終了する。以下、各ステップの詳細について述べる。
まず、霧画像データに対するコントラスト補正処理(ステップS302)の詳細について説明する。実施例1におけるコントラスト処理では、透過率算出部202が、霧画像データ中の各画素が受光した光のうち、微小粒子の散乱光に由来する成分を求め、散乱光低減部203が、その散乱光に由来する成分の大きさに応じて画素値の補正を行う。まず、霧画像について説明する。一般的に霧画像は以下の式によって表せることが知られている。
I(x,y)=J(x,y)・t(x,y)+(1−t(x,y))・A (1)
ここで、I(x,y)は霧画像データの画素値、J(x,y)は微小粒子による散乱光の影響がない場合の画素値、t(x,y)はセンサの各画素に入射する光のうち、散乱されずに被写体から直接各画素に到達した光の割合を示す透過率分布である。また、Aは太陽や空などの光源から直接発せられた光が霧等の微小粒子によって散乱された光成分である(以下、環境光と呼ぶ)。すなわち、ここで行われる画素値の補正処理とは、次式によってJ(x,y)を導き出し、I(x,y)と置き換える処理である。
Figure 0006324192
以下、霧画像データに対するコントラスト補正処理(ステップS302)の詳細な流れについて、図4に示すフローチャートを参照して説明する。ステップS401では、算出部202が、取得部201から入力された画像データの画素値に基づいて、式(1)に示す環境光Aの強度を算出する。ここでは、特許文献1に記載の方法を用いて環境光Aの強度の算出を行う。具体的には、ステップS302で入力された画像に対して、各画素のRGB各チャンネルの画素値のうち、値が最小となるチャンネルの画素値を各画素について抽出する。こうして生成された画像(ダークチャンネル画像)において、画素値の大きさが上位0.1%以内の画素の平均画素値を環境光Aとする。このような画素は、画素値のほぼ全てを環境光の成分が占めていると考えられている。なお、実施例1では、環境光の算出に用いる画素を、画素値の大きさが上位0.1%の画素の画素値を環境光の算出に用いる画素値としているが、環境光の算出に用いる画素値の判定に用いる基準はこの値でなくても良い。
ステップS402では、算出部202が、ステップS401で生成されたダークチャンネル画像に、パッチ処理を行う。具体的には、ダークチャンネル画像の各画素に対し、処理対象となる画素を中心に、上下左右5ピクセルずつの範囲の画素値を参照し、参照した範囲内で最も小さい画素値を処理対象画素の画素値として置き換える。これにより、透過率分布の算出において、画像データ中の局所的な微細構造に対するロバスト性を高めることができる。尚、実施例1では、パッチ処理における参照範囲を上下左右5ピクセルずつとしたが、参照範囲はこの大きさに限られず自由に設定することが可能である。
ステップS403では、算出部202が、ステップS402でパッチ処理したダークチャンネル画像を用いて、霧画像データの透過率分布t(x,y)を以下の式に基づき算出する。
Figure 0006324192
ここで、patch_dark_I(x,y)は、パッチ処理後のダークチャンネル画像の画素値である。ωは調整のための係数で、実施例1では0.9としている。ωは、対象の画素の透過光が霧などの微小粒子による散乱光のみで構成されていた場合、tが0になってしまい、後述の画素値補正により補正後の画素値が0になってしまうのを避けるために設けられた値である。この値は0.9に限られず好きな値を用いるようにして良い。算出部202は、ここで得られた透過率分布tと環境光強度Aを、取得部201から入力された霧画像データと合わせて低減部203に出力する。
ステップS404では、低減部203が、算出部202から出力された情報を用いて、霧画像データから微小粒子成分による散乱光の影響を低減した補正画像データを生成する。補正画像データの画素値J(x,y)は以下の式により表わされる。
Figure 0006324192
ここで、I(x,y)は算出部202から入力された霧画像データの画素値であり、t0は調整のための係数であり、実施例1では0.1とする。t0は、tが限りなく小さい値であった場合、Jの値が、撮像時のショットノイズ等のIのわずかな差によって大きく変動してしまうのを防ぐために設けられた値であって、上で挙げた0.1でなくても良い。低減部203は、算出部202から入力された各パラメータを式4に代入し、補正画像データを生成する。そして、ここで生成した補正画像データと、霧画像データの透過率分布t(x,y)を処理部204に出力し、処理を終了する。以上が、実施例1で行われるコントラスト補正処理である。
次に、処理部204によって行われる、補正画像データに対する鮮鋭化処理(ステップS303)の詳細について述べる。実施例1では、処理部204が、低減部203から出力された霧画像データの透過率分布と、晴天画像データベース(以下、データベース205とする)に記憶された晴天画像データの透過率分布とを読み込み、その両方に基づいて鮮鋭化処理の補正量を決定する。なお、データベース205の詳細については後述する。ここでは、代表的なシャープネス補正方法の一つであるアンシャープマスクを適用する例を述べる。
ここで、アンシャープマスクによるシャープネス補正の手順について述べる。実施例1におけるアンシャープマスクは、まず、入力画像に対してガウスフィルタを適用した平滑化画像IM’を作成し、入力画像IMとの差分画像IMsを取得する。
IM’=IM*g (5)
ここで、ガウスフィルタgのフィルタ係数g(x,y)は、以下の式で求められる。
Figure 0006324192
このとき、σは、ガウス関数の半値幅に相当するピクセル数で、σの値の3倍のサイズをgのフィルタサイズとする。Cは、g(x,y)の値の総和である。
Figure 0006324192
次に、差分画像IMsに対して、閾値th以下の画素値を0とする閾値処理を行い、閾値処理後の差分画像IMs’を、以下のように求める。
|IMs(x,y)|<thのとき、IMs’(x,y)=0 (8)
|IMs(x,y)|≧thのとき、g’(x,y)=g(x,y) (9)
そして、閾値処理後の差分画像IMs’に対して、補正量aをかけ、IMs’の画素値をa倍する。最後に、a倍した閾値処理後の差分画像IMs’を入力画像IMに加算することにより、アンシャープマスク適用後の画像J’が生成される。
J’=IMs’*a+IM (10)
実施例1では、アンシャープマスクのパラメータである補正量a、ガウスフィルタの半値幅σ、閾値th、を、霧画像データの透過率分布と、晴天画像データの透過率分布との比率T’の値に応じて変更する。ここで、晴天画像データの透過率分布をTfineとし、tとTfineとの比率T’を以下の式で求める。
T’(x,y)=t(x,y)/Tfine(x,y) (11)
アンシャープマスクのパラメータのうち、σ及びaは、図5(a)、および図5(b)に示すように、T’の増加に従って大きくなるようにする。これは、T’が大きい場合、微小粒子による光の散乱の影響が大きく、画像のぼけ度合いが大きいということを意味するため、シャープネス補正量も大きくするべきだからである。一方、thは、図5(c)に示すように、tが増加するに従って小さくなるようにする。tが小さい場合とは、被写体から直接届く光の割合が小さい、すなわち、一般的に遠方を指し、tが大きい場合は近方を指す。ステップS302での処理において、近方に比べて遠方のコントラスト補正量は大きくなるため、撮像時のノイズも、近方に比べて遠方の方が拡大してしまう。そのため、拡大したノイズ幅に対するロバスト性を担保するために、tが小さい場合のth、すなわち遠方のthは、近方のthに比べて大きくするようにする。上記の関係を基に、補正画像データに対するアンシャープマスクのパラメータσ、a、thをT’およびtから求める。
以下、図6に示すフローチャートを参照して、実際に処理部204によって行われる、鮮鋭化処理(ステップS303)を説明する。ステップS601では、処理部204が、低減部203から出力された霧画像データの透過率分布tと、データベース205に記憶された晴天画像データの透過率分布Tfineを読み込む。ここで、処理部204は、処理対象の霧画像データが撮影された日時と、データベース205に記憶された各晴天画像データが撮影された日時とを比較し、処理対象の霧画像データと撮影された時間帯が最も近い晴天画像データの透過率分布を読込む。なお、時間帯が近い晴天画像データが複数存在する場合には、その中で撮影された日付が最も近い晴天画像データを選択するようにする。このようにすることで、より正確な鮮鋭化処理を行うことができる。なお、晴天画像データの選択方法はこれに限られず、例えば霧画像データと晴天画像データの撮影時の撮影パラメータを比較して選択するようにしてもよい。ISO感度等の撮影パラメータが異なっている物を選択しないようにすれば、より正確な鮮鋭化処理を行うことができる。
ステップS602では、処理部204が、ステップS601で読込んだtとTfineを式11に代入し、tとTfineとの比率T’を算出する。ステップS603では、処理部204が、ステップS602で算出したT’の値と、ステップS601で読込んだtの値とに基づいて、アンシャープマスクに用いるパラメータを決定する。実施例1においては、図7の表に示す法則に従って各パラメータを決定する。なお、パラメータの決定法則は図7の表に示すものに限られず、例えばT’とtに依存する関数を各パラメータについてあらかじめ設定しておき、その関数に基づいて決定されるようにしてもよい。そして、ステップS604では、ステップS603で決定された補正パラメータを用いて、低減部203から入力された補正画像データにアンシャープマスク処理を施し、処理を終了する。
以上が実施例1における鮮鋭化処理の詳細である。以上の処理によれば、晴天時に撮像された画像データに基づいて鮮鋭化処理のパラメータが決定されるので、微小粒子成分が少ない環境で撮像された実際の画像に近い画質の画像を得ることができる。なお、実施例1では鮮鋭化処理としてアンシャープマスクを適用する例について述べたが、鮮鋭化処理の例はこれに限られず、デコンボリューション処理などを適用するようにしてもよい。なお、鮮鋭化処理は、散乱光除去処理により既にコントラスト補正が行われた画像に対して行われるのが好ましい。コントラスト補正が行われていない画像は強調の対象のエッジが弱すぎるため、コントラスト補正が行われていない画像に対して鮮鋭化処理を行っても、コントラスト補正が行われた画像に対して鮮鋭化処理を行った場合ほどの効果は得られない
次に、実施例1のデータベース205の詳細について説明する。データベース205には、図8に示すように、微小粒子成分が少ない晴天時に撮像された画像データが、撮像された日時と撮像に用いられた撮像パラメータを示す情報と共に記憶されている。以下、このデータベースを生成するための処理について、図9に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップS901では、取得部201が、撮像部111に撮像された画像データを取得する。実施例1では、撮像部111が撮像した画像データを、取得部201が1時間ごとに晴天画像データ候補として取得する。なお、この間隔は任意に設定して良く、取得部201が不定期に候補を抽出するようにしてもよい。ステップS902では、算出部202が、ステップS401〜S403と同様の処理を行うことで、取得した画像データの透過率分布を算出し、算出した透過率分布を判定部206に出力する。
ステップS903では、判定部206が、ステップS902で算出された透過率分布に基づいて、取得した画像データが晴天画像データであるかどうかを判定する。取得した画像データが晴天画像データであるかどうかは、透過率分布のヒストグラムに基づいて判定することができる。図10に示すように、晴天時に比べて、霧発生時においては透過率の最大値と最小値の差が大きくなる。これは、霧などが発生している場合には、大気中の微小粒子の影響により、カメラからの距離が遠い被写体ほど対応する透過率が小さくなるためである。一方、晴天時においては、距離の違いによる透過率の変化は霧発生時ほどではないため、結果として透過率の最大値と最小値の差は小さくなる。そこで、ここでは、判定部206が、算出部202から出力された透過率分布に含まれる透過率の最大値および最小値が以下の式を満たすかどうかに基づいて、取得した画像データが晴天画像データであるかどうかを判定する。
Figure 0006324192
ここで、Tmaxは取得した画像データの透過率分布に含まれる透過率の最大値、Tminは取得した画像データの透過率分布に含まれる透過率の最小値である。ノイズの影響を低減するために、所定の頻度を超える透過率の中で最大および最小の値をTmaxおよびTminとするようにする。また、T’maxおよびT’minは晴天画像データの基準として設定された透過率の最大値と最小値であり、シーンに応じてユーザが設定可能である。なお、判定の閾値は上記の式に示す0.01に限られず、自由な値を設定して良い。判定部206は、透過率が上記の式を満たす画像データを、晴天画像データであるとして判定する。判定部206により、取得した画像データが晴天画像データであると判定された場合は、ステップS904に進む。判定部206により、取得した画像データが晴天画像データではないと判定された場合は処理を終了する。
ステップS904では、判定部206が、取得した画像データと、取得した画像データの撮影日時および撮影パラメータをデータベース205に追加し、処理を終了する。以上が実施例1のデータベース205の作成処理である。なお、データベース205の作成処理は以上の形式に限られず、例えば、ユーザが目視により晴天であると判断した場合に、撮像した画像をデータベース205に追加するようにしてもよい。その場合も、撮像時の撮像条件を一緒に追加しておくのが好ましい。
なお、実施例1において、取得部201は散乱光の影響を含む第一の画像データと、前記第一の画像データよりも散乱光の影響が小さい第二の画像データとを取得する取得手段として機能する。また、低減部203は、前記第一の画像データに基づいて、前記第一の画像データにおける前記散乱光の影響を低減した第三の画像データを生成する生成手段として機能する。また、処理部204は、前記第二の画像データに基づいて、前記第三の画像データに高画質化処理を行う処理手段として機能する。また、算出部202は、前記第一の画像データと前記第二の画像データとに含まれる各画素について、該画素に入射する光のうち、散乱光が占める割合を示す情報を導出する導出手段として機能する。また、データベース205は、良天候の際に撮像された複数の良天候画像データを記憶する記憶手段として機能する。また、判定部206は、所定の期間ごとに撮像装置から出力された画像データを取得し、該取得した画像データが良天候の際に撮像された画像であるかどうかを判定する判定手段として機能する。
<実施例2>
実施例1では、散乱光の影響を低減した補正画像データに、晴天画像データに基づく鮮鋭化処理を施す例について説明した。実施例2では、補正画像データに対して、晴天画像データに基づく色調補正処理を行う例について述べる。図11に実施例2の処理装置100の構成を示す。実施例2の処理装置100の構成は基本的に実施例1と同様であるが、鮮鋭化処理部204が色調補正部1101(以下補正部1101)に変更されている。また、実施例2の処理装置100で行われる処理の全体的な流れは基本的には図3のフローチャートに示す処理と同様であるが、実施例2ではステップS303の鮮鋭化処理が行われず、代わりに補正部1101による色調補正処理が行われる。以下、補正部1101による色調補正処理の詳細について、図12に示すフローチャートを参照して説明する。
ステップS1201では、補正部1101が、低減部203から出力された補正画像データに対して色補正処理を行うための最適な晴天画像データを、データベース205から選択し、取得する。ここで行われる晴天画像データの選択基準は実施例1と同様であり、なるべく撮影条件の近い画像データを選択するようにすればよい。ステップS1202では、ステップS1201で取得した晴天画像データと、低減部203から出力された補正除去画像データとを用いて、次式によって色調補正の為の色補正係数α、αを算出する。
Figure 0006324192
Figure 0006324192
ここで、Rref(x,y)、Gref(x,y)、Bref(x,y)は晴天画像データの画素位置(x,y)におけるR、G、Bの各画素値、Rin(x,y)、Gin(x,y)、Bin(x,y)は補正画像データの画素位置(x,y)におけるR,G,Bの各画素値である。補正部1101は、取得した各画像データの画素値を式13および式14に代入し、色補正係数α、α算出する。
ステップS1203では、補正部1101が、ステップS1202にて算出した色補正係数の修正処理を行う。この修正処理は晴天画像データと霧画像データの撮影時刻のズレから、画像中に存在する被写体が変化している場合などに間違った色補正係数が算出されることを防ぐために行う。実施例2では、次式によって色補正係数α、αの修正を行う。
Figure 0006324192
Figure 0006324192

ここで、σ、およびσは注目画素周辺の画素位置の色補正係数の標準偏差、
Figure 0006324192

は、注目画素周辺画素位置における色補正係数の平均値である。実施例2では、注目画素周辺の11×11の画素位置における色補正係数から算出するとする。尚、
Figure 0006324192

を算出する画素位置の範囲は上記に限定されず、様々な形態をとることが可能である。また修正方法も上記に限定されず、色補正係数が周囲の画素位置と異なる場合に、周囲の色補正係数を用いて補正する方法であればよい。
ステップS1204では、補正部1101が、ステップS1203にて修正した色補正係数を用いて、次式によって色補正処理を行う。
out(x,y)=α(x,y)・Rin(x,y) (17)
out(x,y)=Gin(x,y) (18)
out(x,y)=α(x,y)・Bin(x,y) (20)
ここで、Rout(x,y)、Gout(x,y)、Bout(x,y)は補正部1101による色調補正後の画像データの、画素位置(x,y)におけるR,G,Bの各画素値である。補正部1101は、低減部203から取得した画像データの画素値と、ステップS1203で修正した色補正係数を式18〜20に代入し、色調補正後の画像データを生成して処理を終了する。
以上が実施例2の処理装置100で行われる処理である。以上の処理によれば、1枚の霧画像だけで散乱光低減処理を行った場合に発生する色ずれを、自然な色味になるように修正することができる。
<その他の実施形態>
本発明の適用範囲は上述の実施形態に限られるものではなく、上述の実施形態を互いに組み合わせたものであってもよい。例えば、実施例1と実施例2を組み合わせて、補正画像データに鮮鋭化処理と色調補正処理を両方行うようにしたものも含まれる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 画像処理装置
201 取得部
202 透過率算出部
203 散乱光低減部
204 鮮鋭化処理部
205 晴天画像データベース
206 判定部
1101 色調補正部

Claims (17)

  1. 散乱光の影響を含む第一の画像データと、前記第一の画像データよりも散乱光の影響が小さい第二の画像データとを取得する取得手段と、
    前記第一の画像データに基づいて、前記第一の画像データにおける前記散乱光の影響を低減した第三の画像データを生成する生成手段と、
    前記第二の画像データに基づいて、前記第三の画像データに高画質化処理を行う処理手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記高画質化処理は、前記第三の画像データの鮮鋭化処理を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第一の画像データと前記第二の画像データとに含まれる各画素について、該画素に入射する光のうち、散乱光が占める割合を示す情報を導出する導出手段を更に有し、
    前記処理手段は、前記第一の画像データの所定の画素において前記散乱光が占める割合と、前記第二の画像データの、前記所定の画素に対応する画素において前記散乱光が占める割合との比に基づいて、前記第三の画像データの、前記所定の画素に対応する画素に対する前記鮮鋭化処理の強度を決定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記処理手段は、前記第一の画像データの所定の画素において前記散乱光が占める割合の、前記第二の画像データに含まれる前記所定の画素に対応する画素において前記散乱光が占める割合に対する比が小さくなるほど、前記鮮鋭化処理の強度を大きくすることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記散乱光が占める割合を示す情報は、透過率であることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像処理装置。
  6. 前記高画質化処理は、前記第三の画像データの色調補正処理を含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  7. 前記色調補正処理は、前記第三の画像データの画素値に補正係数を乗ずる処理であり、
    前記処理手段は、前記第二の画像データの画素値と、前記第三の画像データの画素値とに基づいて、前記補正係数を決定し、該決定した補正係数を用いて前記色調補正処理を行うことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 良天候の際に撮像された複数の良天候画像データを記憶する記憶手段を更に有し、
    前記取得手段は、前記記憶手段に記憶された前記複数の良天候画像データの中から、前記第二の画像データとして前記高画質化処理に用いる画像データを選択することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. 前記記憶手段は、前記複数の良天候画像データを撮影に用いられた撮影条件を示す情報を更に記憶し、
    前記取得手段は、前記撮影条件を示す情報に基づいて、前記複数の良天候画像データから、前記第二の画像データとして前記高画質化処理に用いる画像データを選択することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記撮影条件を示す情報は、前記複数の良天候画像データを撮影した時間帯を示す情報を含み、
    前記取得手段は、前記複数の良天候画像データのうち、撮影された時間帯が前記第一の画像データが撮影された時間帯と最も近い画像データを、前記第二の画像データとして取得することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 所定の期間ごとに画像データを撮像して出力する撮像装置と接続されており、
    前記撮像装置から出力された画像データを取得し、該取得した画像データが良天候の際に撮像された画像であるかどうかを判定する判定手段を更に有し、
    前記記憶手段は、前記判定手段により、良天候の際に撮像された画像データであると判定された画像データを、良天候画像データとして記憶することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  12. 前記判定手段は、前記取得した画像データの透過率の最大値と最小値との差があらかじめ設定された閾値よりも大きい場合、前記取得した画像データを良天候で撮影された画像データとして判定することを特徴とする請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の画像処理装置としての機能を有し、
    画像データを撮像する撮像部を更に有することを特徴とする撮像装置。
  14. 前記撮像部により撮像された画像データが良天候の際に撮像された画像であるかどうかを判定する判定手段を更に有し、
    前記撮像部は、所定の期間ごとに画像データを撮像し、
    前記判定手段は、前記所定の期間ごとに前記撮像部により撮像された画像データが、良天候の際に撮像された画像であるかどうかを判定することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  15. 前記判定手段は、前記撮像部により撮像された画像データの透過率の最大値と最小値との差があらかじめ設定された閾値よりも大きい場合、前記取得した画像データを良天候で撮影された画像データとして判定することを特徴とする請求項14に記載の撮像装置。
  16. 散乱光の影響を含む第一の画像データと、前記第一の画像データよりも散乱光の影響が小さい第二の画像データとを取得するステップと、
    前記第一の画像データに基づいて、前記第一の画像データにおける前記散乱光の影響を低減した第三の画像データを生成するステップと、
    前記第二の画像データに基づいて、前記第三の画像データに高画質化処理を行うステップとを含むことを特徴とする画像処理方法。
  17. コンピュータを請求項1乃至12のいずれか一項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるプログラム。
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