JP2017050454A - 電子部品用トレー - Google Patents

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Abstract

【課題】収容する電子部品の形状に左右されずに、安定して電子部品を支持することができる電子部品用トレーを提供する。【解決手段】電子部品用トレー2は、電子部品4を基板に実装する部品実装機に用いられ、部品実装機に供給する電子部品4を収容する。この電子部品用トレー2は、その上面に複数の第1嵌合部10を有するベースプレート6と、第1嵌合部10に嵌合可能な1又は複数の第2嵌合部12を有する複数の組立ブロック8とを備えている。複数の第1嵌合部10は、ベースプレート6の上面に2次元的に配置されており、組立ブロック8の第2嵌合部12をベースプレート6の複数の第1嵌合部10に選択的に嵌合させることで、ベースプレート6の上面に電子部品4を収容するキャビティが形成可能となっている。【選択図】図3

Description

本明細書は、電子部品を基板に実装する部品実装機に関する。詳しくは、部品実装機に供給する電子部品を収容する電子部品用トレーに関する。
部品実装機に供給する電子部品を収容するために、部品トレーが用いられることがある。従来、このような部品トレーの作成方法として、真空成型、射出成型などが用いられていたため、型が必要となり、コストが高く、作成までに時間を要していた。また、型の作成に時間がかかることから、客先に対して部品トレーに収容した電子部品を自社の実装機を用いて実装するデモンストレーションや、基板データの評価をするための部品実装機を用いた電子部品の実装試験等の緊急時には対応できなかった。近年では、3Dプリンタによる成形も可能となり、コスト面は改善されたが、図面作成と印刷に多大な時間を要している。
特許文献1には、孔の空いた基板上に着脱可能なピンを差込み、差込まれたピンの内側に半導体装置を格納する半導体装置用トレーが開示されている。この半導体装置用トレーでは、半導体装置の大きさ及び形状に合わせてピンを差し換えることで、異なる大きさ及び形状の半導体装置を格納することができる。
特開平04−213855号公報
特許文献1の半導体装置用トレーでは、半導体装置の大きさ及び形状に合わせてピンを差し換えることで半導体装置を格納するため、半導体装置用トレーの種類を少なくすることができる。しかしながら、半導体装置の姿勢をピンにより支えるため、半導体装置の形状によっては支持が不安定になり、半導体装置を支持できない虞がある。本明細書は、収容する電子部品の形状に左右されずに、安定して電子部品を支持することができる電子部品用トレーを開示する。
本明細書に開示する電子部品用トレーは、電子部品を基板に実装する部品実装機に用いられ、部品実装機に供給する電子部品を収容する。電子部品用トレーは、上面に複数の第1嵌合部を有するベースプレートと、第1嵌合部に嵌合可能な1又は複数の第2嵌合部を有する複数の組立ブロックとを備えている。複数の第1嵌合部は、ベースプレートの上面に2次元的に配置されている。組立ブロックの第2嵌合部をベースプレートの複数の第1嵌合部に選択的に嵌合させることで、ベースプレートの上面に電子部品を収容するキャビティが形成可能となっている。
上記の電子部品用トレーでは、ベースプレートの上面に2次元的に配置された複数の第1嵌合部に、選択的に複数の組立ブロック(第2嵌合部)を嵌合させることで、所望の大きさ及び形状を有するキャビティを形成することができる。このため、様々な大きさ及び形状を有する電子部品を安定した状態で収容することができる。なお、以下では、便宜のため、一つの第1嵌合部(例えば、凸部又は凹部)若しくは一つの第2嵌合部(例えば、凹部又は凸部)を表現する単位として「ロット」という言葉を用いることがある。
実施例1の電子部品用トレーのベースプレートを模式的に示す斜視図。 実施例1の電子部品用トレーの組立ブロックを模式的に示す斜視図。 実施例1の電子部品用トレーを用いて電子部品を収容するキャビティを形成した状態を示す斜視図。 実施例1の電子部品用トレーに電子部品を収容した状態を示す断面図。 実施例2の電子部品用トレーのベースプレートを模式的に示す斜視図。 変形例1の電子部品用トレーの組立ブロックを模式的に示す斜視図。 変形例2の電子部品用トレーの組立ブロックを模式的に示す斜視図。 実施例3の電子部品用トレーのベースプレートを模式的に示す斜視図。 実施例4の電子部品用トレーの構成を模式的に示す斜視図(組立ブロックでキャビティを形成した状態)。 実施例5の電子部品用トレーのベースプレートを模式的に示す斜視図。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1) 本明細書に開示する電子部品用トレーでは、ベースプレートは、第1方向に伸びる長辺と、第1方向に直交する第2方向に伸びる短辺とを有する矩形状に形成されていてもよい。また、複数の第1嵌合部は、ベースプレートに対して規則的に配置されていてもよい。このように構成すると、電子部品の形状に合わせてキャビティを形成することが容易となる。
(特徴2) 本明細書に開示する電子部品用トレーでは、第2嵌合部は、組立ブロックの一方の端面に設けられており、組立ブロックの他方の端面には、第2嵌合部と嵌合する1又は複数の第3嵌合部が設けられていてもよい。また、組立ブロックは、他の組立ブロックの端面に連結可能となっていてもよい。このような構成によると、組立ブロックを連結することで、収容する電子部品の高さに合わせてキャビティの高さを調整することができる。
(特徴3) 本明細書に開示する電子部品用トレーでは、ベースプレートの上面は、第1方向又は第2方向に所定間隔を空けて配置された複数の基準ラインを備えていてもよい。このような構成によると、ユーザが第1嵌合部のロット数を容易に把握することができるため、電子部品の形状に応じたキャビティを簡易に形成することができる。
(特徴4) 本明細書に開示する電子部品用トレーでは、複数の組立ブロックは、形状の異なる複数の種類の組立ブロックにより構成されていてもよい。このような構成によると、電子部品の大きさ及び形状に合った組立ブロックを用いることで、より容易に電子部品を収容するキャビティを形成することができる。
(特徴5) 本明細書に開示する電子部品用トレーでは、複数の組立ブロックは、ベースプレートに連結したときに第1方向及び第2方向に直交する第3方向に貫通する貫通孔を備える形状のブロックを含んでいてもよい。このような構成によると、当該ブロックをベースプレートに嵌合させるだけで、ベースプレートの上面と貫通孔の内面とにより、電子部品を収容するキャビティを形成することができる。
(特徴6) 本明細書に開示する電子部品用トレーは、ベースプレートを複数備えており、複数のベースプレートの少なくとも一つは、第1方向又は第2方向に他のベースプレートを連結可能であってもよい。このような構成によると、ベースプレートを連結することで、複数の大きさの電子部品用トレーを容易に制作することができる。
(特徴7) 本明細書に開示する電子部品用トレーでは、ベースプレート又は組立ブロックは、部品実装機に装備される撮像カメラにより認識可能な基準マークを有していてもよい。このような構成によると、電子部品用トレーを部品実装機に装着した際に、撮像カメラにより電子部品用トレーの基準位置(基準マークの位置)を把握することができる。
(特徴8) 本明細書に開示する電子部品用トレーでは、第1嵌合部は凹部であり、第2嵌合部が凸部であってもよい。このような構成によると、ベースプレートの上面(電子部品の底面が対向する面)に凸部が形成されないため、電子部品を収容するキャビティを好適に形成することができる。
(特徴9) 本明細書に開示する電子部品用トレーでは、ベースプレートの第1方向の両端には、ユーザがベースプレートの方向を認識できる目印を有していてもよい。このような構成によると、ユーザが電子部品用トレーを部品実装機に装着する際のミスを低減することができる。
(特徴10) 本明細書に開示する電子部品用トレーは、ベースプレートを複数備えており、複数のベースプレートは、長辺と短辺の少なくとも一方の長さが異なる複数の種類のベースプレートにより構成されていてもよい。このような構成によると、収容する電子部品の形状、大きさ及び数によって、ベースプレートを使い分けることで、電子部品を適切に収容することができる。
以下、実施例1の電子部品用トレー2について説明する。電子部品用トレー2は、実装ラインを構成する部品実装機に用いられ、基板に実装する電子部品4を収容する。すなわち、部品実装機は、基板に電子部品4を実装するための機械であり、電子部品用トレー2が搭載可能となっている。部品実装機に電子部品用トレー2を搭載することで、部品実装機に電子部品4が供給される。部品実装機は、電子部品4を吸着可能なノズルを備えたヘッドを有している。ヘッドが電子部品用トレー2に対して位置決めされると、電子部品用トレー2に収容された電子部品4がノズルに吸着される。ノズルに電子部品4を吸着した状態でヘッドが基板に対して位置決めされると、ノズルに吸着した電子部品が基板に実装される。上述したように部品実装機では、ノズルに電子部品を吸着し、また、ノズルに吸着した電子部品を基板に実装する。このために、部品実装機は、通常、電子部品用トレー2又は基板を撮像する撮像カメラを備えている。撮像カメラで撮像された画像に基づいてヘッドの動作が制御されることで、電子部品用トレー2又は基板に対するヘッドの位置決めが行われる。なお、電子部品用トレー2は、電子部品4の試作段階で客先に対して電子部品用トレー2に収容した電子部品4を自社の実装機を用いて実装するデモンストレーションや、基板データの評価をするための部品実装機を用いた電子部品4の実装試験にも用いられる。図1〜3に示すように、電子部品用トレー2は、ベースプレート6と、複数の組立ブロック8とを備えている。
ベースプレート6は、第1方向(図面X方向(以下、単にX方向という))に伸びる2つの長辺16aと、第1方向に直交する第2方向(図面Y方向(以下、単にY方向という))に伸びる2つの短辺16bとを有している。ベースプレート6は、第1方向及び第2方向に直交する第3方向(図面Z方向(以下、単にZ方向という))に沿って見ると(平面視すると)、2つの長辺16a及び2つの短辺16bを有する矩形状となっている。ベースプレート6は、Z方向に一定の厚みを有しており、その上面に複数の第1嵌合部10を有している。第1嵌合部10のそれぞれは、ベースプレート6の上面から下面方向に窪んでおり、その形状は円筒形状となっている。以下では便宜のため、「第1嵌合部」を「凹部」と称する。複数の凹部10は、ベースプレート6の上面に2次元的に一定の規則を持って配置されている。具体的には、複数の凹部10は、平面視すると、ベースプレート6の上面一体に、X方向及びY方向に等間隔でマトリックス状に配列されている。凹部10のX方向の間隔は、凹部10のY方向の間隔と同一となっている。また、X方向に隣り合う凹部10のY方向の位置は同一となり、Y方向に隣り合う凹部10のX方向の位置は同一となっている。すなわち、凹部10はマトリックス状に配置されている。
図2に示すように、組立ブロック8は、X方向、Y方向及びZ方向のそれぞれに一対の面を有する直方体形状に形成されている。組立ブロック8は、凹部10に嵌合可能な複数(本実施例では2つ)の第2嵌合部12が形成されている。第2嵌合部12は、組立ブロック8の下面から下方に突出するように形成されている。すなわち、第2嵌合部12は、凹部10に対応する円筒形状に形成されている。また、隣接し合う第2嵌合部12の間隔は、隣接し合う凹部10の間隔と同一となっている。以下では便宜のため、「第2嵌合部」を「凸部」と称する。なお、組立ブロック8の凸部12をベースプレート6の凹部10に選択的に嵌合させることで、例えば、図3に示すように、ベースプレート6の上面に電子部品4を収容するキャビティ(空間)を形成することができる。
組立ブロック8の上面には、他の組立ブロック8の凸部12と嵌合可能な複数(本実施例では2つ)の第3嵌合部14が形成されている。第3嵌合部14は、組立ブロック8の上面から下面方向に窪んでおり、凸部12に対応する形状に形成されている。また、隣接し合う第3嵌合部14の間隔は、隣接し合う凸部12の間隔と同一となっている。このため、一の組立ブロック8の第3嵌合部14と、他の組立ブロック8の凸部12とが嵌合することによって、両者は連結可能となっている。なお、上記から明らかなように、凸部12は、ベースプレート6の凹部10及び組立ブロック8の第3嵌合部14のいずれにも嵌合可能であることから、第3嵌合部14は、凹部10と同一形状に形成されている。また、組立ブロック8の上面の第3嵌合部14(凹部)は、組立ブロック8の下面の凸部12に対して、対応する位置(X方向及びY方向の位置が同一となる位置)に配置されている。このため、2つの組立ブロック8を連結すると、その高さ方向(Z方向)の寸法が異なる一つのブロック(X方向及びY方向の寸法は同一)となる。
実施例1の電子部品用トレー2は、複数の組立ブロック8(凸部12)をベースプレート6(凹部10)に嵌合させることで、電子部品4を収容するキャビティを所望の大きさ及び形状に形成することができる。例えば、組立ブロック8をX方向に連続して配置することで、キャビティのX方向の寸法を調整することができ、組立ブロック8をY方向に連続して配置することで、キャビティのY方向の寸法を調整することができる。このため、収容する電子部品4の大きさや形状に応じたキャビティに、電子部品4を安定して収容することができる。また、多数の種類の電子部品を収容するキャビティを同一のベースプレート6上に形成することができるため、試作段階等のデモンストレーションや少量の電子部品4の収容にも対応することができ、従来の部品トレーの成形方法と比較して、格段にコストを低減することができる。
また、一の組立ブロック8は、他の組立ブロック8と上下方向(Z方向)に連結可能に形成されている。したがって、組立ブロック8を積層することで、収容する電子部品4の高さに合わせてキャビティの深さを調整することができる。また、図4に示すように、電子部品用トレー2に収容される電子部品4の中には、その下面より下方に突出する端子4aを有するものがある。電子部品4の端子4aを保護するためには、他の部分やキャビティとの干渉を避ける必要がある。このような電子部品4を収容する場合は、電子部品4の下面を組立ブロック8で支持し、他の部分との干渉を避けるように(ベースプレート6の上面と電子部品4の端子との間のクリアランスを確保できるように)キャビティを形成することができる。
次に、図5を参照して、実施例2の電子部品用トレーについて説明する。以下では、実施例1と相違する点についてのみ説明し、実施例1と同様の構成についてはその詳細な説明を省略する。その他の変形例及び実施例についても同様である。
電子部品用トレーは、複数の基準ライン20を有するベースプレート6aを備えている。図に示すように、複数の基準ライン20は、ベースプレート6aの第2方向(Y方向)に沿って伸びており、第1方向(X方向)に等間隔(例えば、本実施例では10ロット間隔に5本)で設けられている。本実施例では、基準ライン20は、例えば、第2方向に配列された複数の凹部10上に、ベースプレート6aの他の部分とは異なる色によって線が引かれている。色は特に限られず、ユーザが視認できるものであればよい。
実施例2の電子部品用トレーでは、ベースプレート6aは、X方向に等間隔で配置された基準ライン20を有している。このため、ユーザが組立ブロック8により電子部品4を収容するキャビティを形成する際に、ロット数を容易に把握することができる。したがって、電子部品4を収容するキャビティの作成に要する時間を削減することができる。なお、本実施例では、基準ライン20は、第2方向(Y方向)に配列された複数の凹部10上に形成されているが、第1方向(X方向)に沿って伸びるように、第1方向(X方向)に配列された凹部10上に引かれていてもよいし、第1方向又は第2方向に沿って、隣接する凹部10の間(ロット間)に引かれていてもよい。
(変形例1)
次に、図6を参照して、変形例1の電子部品用トレーについて説明する。変形例1の電子部品用トレーは、組立ブロックの構成が実施例1と異なっており、その他の構成については、実施例1と同様である。
電子部品用トレーは、形状の異なる複数の種類の組立ブロック8bを備えている。組立ブロック8bは、例えば、図6に示すように、組立ブロック8の凸部12及び第3嵌合部14の数(2つ)とは異なる数(本変形例では、1つまたは3つ)の凸部12及び第3嵌合部14を有する形状や、第3方向の長さ(Z方向の高さ)が組立ブロック8と異なる形状に形成されている。なお、組立ブロック8bの具体的な形状は、上記に限られない。組立ブロック8bは、Y方向に沿って複数の凸部12及び第3嵌合部14を有していてもよいし、直方体形状でなくてもよい。すなわち、組立ブロック8bの形状及び種類は、ユーザの扱いやすさや収容する電子部品4の形状を考慮して適宜変形、変更することができる。
変形例1の電子部品用トレーでは、組立ブロック8bは形状の異なる複数の種類の組立ブロック群によって構成されている。このため、収容する電子部品4の形状に合わせて組立ブロック8bを選択し、ベースプレート6に嵌合することによって、様々な形状の電子部品4を収容できるキャビティを短時間に形成することができる。なお、変形例1の組立ブロック8bの構成は、実施例2の電子部品用トレーに用いられてもよい。
(変形例2)
次に、図7を参照して、変形例2の電子部品用トレーについて説明する。電子部品用トレーは、組立ブロック8cを備えている。組立ブロック8cは、その下面にベースプレート6の凹部10に嵌合可能な複数の凸部12が形成されている。凸部12は、一の凸部12をベースプレート6の凹部10に嵌合させると、他の凸部12の全てが凹部10に嵌合する位置が存在するように形成されている。すなわち、組立ブロック8cの凸部12のX方向の間隔及びY方向の間隔は同一であり、これらはベースプレート6の凹部10の間隔と同一となっている。このため、組立ブロック8cの全ての凸部12を凹部10に嵌合させることによって、組立ブロック8cをベースプレート6に固定することができる。組立ブロック8cは、複数の凸部12をベースプレート6の凹部10に嵌合させた状態で、第3方向から平面視すると、正方形状となっている。すなわち、組立ブロック8cは、第3方向に貫通孔を有する形状に形成されている。本変形例では、組立ブロック8cは、一辺に6つの凸部12を有しており、合計すると20個の凸部12を有している。なお、組立ブロック8cの形状は、上記に限られない。例えば、平面視したときの形状が、円筒形状や、多角形状に形成されていてもよいし、凸部12の数は収容する電子部品4の大きさに合わせて変更することができる。
変形例2の電子部品用トレーでは、組立ブロック8cが貫通孔を有する形状となっている。このため、一の組立ブロック8cをベースプレート6に嵌合させるだけで、容易に電子部品4を収容するキャビティを形成することができる。なお、変形例2の組立ブロック8cの構成は、実施例2の電子部品用トレーに用いられてもよい。また、組立ブロック8cは、上述した組立ブロック8及び組立ブロック8bと合わせて用いることもできる。
次に、図8を参照して、実施例3の電子部品用トレーについて説明する。電子部品用トレーのベースプレート6dは、第1方向に他のベースプレート6dと連結可能に構成されている。具体的には、例えば、図8に示すように、ベースプレート6dは、その外周端部であって、一方の短辺16b(X方向(+)側の短辺)から突出する複数の突出部30を有している。また、ベースプレート6dの外周端部であって、他方の短辺16b(X方向(−)側の短辺)には、突出部30に対応する位置に、突出部30と嵌合可能な複数の孔部32が形成されている。すなわち、一のベースプレート6dの突出部30と、他のベースプレート6dの孔部32とが嵌合することによって、両者は第1方向に連結することができる。
実施例3の電子部品用トレーでは、ベースプレート6d同士を第1方向に連結することができる。このため、キャビティ形成の際に、余った凹部10を別のベースプレート6dの凹部10と併用することで、凹部10を余すことなく利用でき、スペースを有効に活用することができる。また、収容する電子部品4の数に応じてベースプレートを適切な大きさに調整することができる。なお、ベースプレート同士を連結する方法は上記に限られず、一のベースプレート6dと他のベースプレート6dとを連結できるのであればどのような構成であってもよい。また、ベースプレート6d同士が第2方向(Y方向)に連結される構成であってもよい。なお、実施例3のベースプレート6dの構成は、実施例2の電子部品用トレーに用いられてもよい。
次に、図9を参照して、実施例4の電子部品用トレー2eについて説明する。実施例4の電子部品用トレー2eのベースプレート6eは、第1方向の両端に、目印40を有している。また、組立ブロック8eは、その上面に基準マーク50を有している。
目印40は、平面視において、ベースプレート6eの上面(凹部10が形成されている面)であって、第1方向の両端(短辺16b近傍)の短辺16bの中央部分に設けられている。目印40は、具体的には、ユーザがベースプレート6eの方向を認識することができる形状(例えば、三角形や矢印)となっている。これによって、ユーザは、電子部品用トレー2eを部品実装機に搭載する際の搭載方向の誤りを低減することができる。
基準マーク50は、組立ブロック8eの上面(第3嵌合部14が形成されている面)に設けられている。基準マーク50は、部品実装機に装備される撮像カメラにより画像認識することができる。撮像カメラは、装着された電子部品用トレー2eを、その上部から撮像する。撮像カメラは、部品実装機の制御装置と通信可能に接続されている。このため、ベースプレート6eと組立ブロック8eによりキャビティが形成された電子部品用トレー2eを部品実装機に装着すると、撮像カメラが組立ブロック8eに設けられた基準マーク50を認識することによって、キャビティ(組立ブロック8e)の位置を把握することができる。これによって、キャビティ内に収容された電子部品をノズルで正確に吸着することができる。
なお、基準マーク50は、ベースプレート6eの上面に設けることもできる。撮像カメラは、電子部品用トレー2eをその上部から撮像するため、組立ブロック8eが配置された位置においては、撮像カメラにより基準マーク50を認識することができない。したがって、撮像カメラにより基準マーク50を認識することができない位置にキャビティ(組立ブロック8e)が位置していることを把握することができる。
実施例4の電子部品用トレー2eにおいても、第1嵌合部10、第2嵌合部12及び第3嵌合部14の構成が実施例1のそれと同一であるため、実施例1の電子部品用トレー2と同様の作用効果を奏することができる。なお、上述した本実施例の構成は、他の実施例及び変形例に用いられてもよい。
次に、図10を参照して、実施例5の電子部品用トレーについて説明する。電子部品用トレーのベースプレート6fは、長辺16aと短辺16bの少なくとも一方の長さ(ロット数)が異なる複数の種類のベースプレートにより構成されている。具体的には、例えば、図10に示すように、長辺方向(第1方向)のロット数がベースプレート6より少ないものや、短辺方向(第2方向)のロット数がベースプレート6より少ないものによって構成されている。なお、ベースプレート6fの大きさ(長辺16a及び短辺16bの長さ)は、上述したものに限られず、収容する電子部品4の形状、大きさ及び数によって変更することができる。
実施例5の電子部品用トレーでは、ベースプレート6fは、大きさが異なる複数の種類によって構成されている。このため、収容する電子部品の形状、大きさ及び数によって、ベースプレートを使い分けることで、部品点数を削減することができる。なお、本実施例のベースプレート6fの構成は、他の実施例及び変形例に用いられてもよい。
以上、本明細書が開示する技術の具体例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、上述した実施例、変形例においては、第1嵌合部が凹部、第2嵌合部が凸部であったが、第1嵌合部が凸部、第2嵌合部が凹部であってもよい。この場合、第3嵌合部は第1嵌合部(凹部)と同一形状に形成されていてもよい。
また、上述した実施例、変形例においては、ベースプレートが矩形状に形成されていたが、第1方向及び第2方向に伸びる両辺が同じ長さでもよい。すなわち、ベースプレートは、平面視において正方形状に形成されていてもよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:電子部品用トレー
4:電子部品
6:ベースプレート
8:組立ブロック
10:第1嵌合部
12:第2嵌合部
14:第3嵌合部
20:基準ライン
30:突出部
32:孔部
40:目印
50:基準マーク

Claims (11)

  1. 電子部品を基板に実装する部品実装機に用いられ、前記部品実装機に供給する前記電子部品を収容する電子部品用トレーであって、
    上面に複数の第1嵌合部を有するベースプレートと、
    前記第1嵌合部に嵌合可能な1又は複数の第2嵌合部を有する複数の組立ブロックと、を備えており、
    前記複数の第1嵌合部は、前記ベースプレートの上面に2次元的に配置されており、
    前記組立ブロックの第2嵌合部を前記ベースプレートの複数の第1嵌合部に選択的に嵌合させることで、前記ベースプレートの上面に前記電子部品を収容するキャビティが形成可能となっている、電子部品用トレー。
  2. 前記ベースプレートは、第1方向に伸びる長辺と、前記第1方向に直交する第2方向に伸びる短辺と、を有する矩形状に形成されており、
    前記複数の第1嵌合部は、前記ベースプレートに対して規則的に配置されている、請求項1に記載の電子部品用トレー。
  3. 前記第2嵌合部は、前記組立ブロックの一方の端面に設けられており、
    前記組立ブロックの他方の端面には、前記第2嵌合部と嵌合する1又は複数の第3嵌合部が設けられており、
    前記組立ブロックは、他の前記組立ブロックの端面に連結可能となっている、請求項1または2に記載の電子部品用トレー。
  4. 前記ベースプレートの上面は、前記第1方向又は前記第2方向に所定間隔を空けて配置された複数の基準ラインを備えている、請求項2または3に記載の電子部品用トレー。
  5. 前記複数の組立ブロックは、形状の異なる複数の種類の組立ブロックにより構成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子部品用トレー。
  6. 前記複数の組立ブロックは、前記ベースプレートに連結したときに前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向に貫通する貫通孔を備える形状のブロックを含む、請求項5に記載の電子部品用トレー。
  7. 前記ベースプレートを複数備えており、
    前記複数のベースプレートの少なくとも一つは、前記第1方向又は前記第2方向に他の前記ベースプレートを連結可能である、請求項2〜6のいずれか一項に記載の電子部品用トレー。
  8. 前記ベースプレート又は前記組立ブロックは、前記部品実装機に装備される撮像カメラにより認識可能な基準マークを有している、請求項1〜7のいずれか一項に記載の電子部品用トレー。
  9. 前記第1嵌合部は凹部であり、前記第2嵌合部が凸部である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の電子部品用トレー。
  10. 前記ベースプレートの前記第1方向の両端には、ユーザが前記ベースプレートの方向を認識できる目印を有している、請求項1〜9のいずれか一項に記載の電子部品用トレー。
  11. 前記ベースプレートを複数備えており、
    前記複数のベースプレートは、前記長辺と前記短辺の少なくとも一方の長さが異なる複数の種類のベースプレートにより構成されている、請求項2〜10のいずれか一項に記載の電子部品用トレー。
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