JP2017050084A - 非常用照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】点灯ユニットを構成する回路基板の小型化を図る。
【解決手段】本実施形態に係る非常用照明装置Xは、押釦スイッチ406Aの押釦4060Aを操作するための操作部材42が、カバー5の正面から見て、モニタランプ405と重ならないように構成されている。そのため、本実施形態に係る非常用照明装置Xは、点灯ユニット4の回路基板44の下端部にモニタランプ405と押釦スイッチ406Aを鉛直方向に並べて実装することにより、回路基板44の小型化を図ることができる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、非常用照明装置に関し、より詳細には電力系統の停電時に電池から供給される電力で非常用照明を行う非常用照明装置に関する。
従来例として、特許文献1記載の照明装置(非常灯)を例示する。特許文献1記載の照明装置(以下、従来例という)は、本体と、本体内に収容されるユニット部と、本体内に収容される二次電池と、化粧枠とを備えている。本体は、例えばアルミニウムなどの金属により、化粧枠に覆われる開口を下端部に備えた略有蓋円筒状に形成されている。ユニット部は、合成樹脂製の筐体と、光源と、レンズと、点灯ユニットとを有し、筐体内に点灯ユニットを収容し、筐体下面の取付面部に光源とレンズが取り付けられて構成される。
点灯ユニットは、二次電池を充電する充電回路や二次電池を電源として光源を点灯する点灯回路が構成される回路基板を備える。回路基板の下端部には、充電回路による二次電池の充電状態を表示するためのモニタランプ(例えば、緑色光を放射する発光ダイオード)や、点検動作(二次電池を電源として点灯回路に光源を点灯させる動作)を開始させるための点検スイッチなどが実装される。点検スイッチは、操作用の引き紐を有している。この引き紐は、化粧枠に設けられる孔を通して化粧枠の下に引き出される。また、化粧枠は、引き紐が挿通される孔と並んで、モニタランプの光を透過させるための孔が設けられる。
特開2015−65076号公報
上記従来例のように、点灯ユニットの回路基板の下端部にモニタランプと点検スイッチが水平方向に並べて実装されていると、回路基板の幅寸法を短縮することは難しい。
本発明は、上記課題に鑑みてなされており、点灯ユニットを構成する回路基板の小型化を図ることを目的とする。
本発明の非常用照明装置は、本体と、光源ユニットと、電池ユニットと、点灯ユニットと、カバーとを備え、前記本体は、前面が開口した有底筒状に形成され、前記電池ユニットは、電池と、前記電池を収容する電池ケースとを有し、前記点灯ユニットは、前記電池を充電し、かつ、前記電池から供給される電力で前記光源ユニットを点灯させる点灯装置と、前記点灯装置を収容する筐体と、操作部材とを有し、前記光源ユニットは、前記筐体の前面に取り付けられ、前記カバーは、前記光源ユニットから放射される光が通過する窓孔を有し、前記本体の前記前面の開口を開放可能に塞ぐように構成され、前記電池ケースは、前記開口を通して前記本体内に抜き差し可能に挿入され、前記点灯装置は、外部電源から供給される電力で前記電池を充電する充電回路と、前記外部電源が停電したときに前記電池から供給される電力で前記光源ユニットを点灯させる点灯回路と、押釦スイッチと、発光素子と、前記押釦スイッチの押釦が押操作されたときに前記点灯回路に前記光源ユニットを点灯させ、前記充電回路が前記電池を充電しているときに前記発光素子を発光させる制御回路と、少なくとも前記発光素子及び前記押釦スイッチを第1面に実装した回路基板とを有し、前記回路基板は、前記発光素子が前記本体の前面に近い方の端部に実装され、前記本体の前方から見て前記発光素子の後に前記押釦スイッチが実装されており、前記第1面を前記本体の内周面に対向させるように前記筐体内に収容され、前記操作部材は、前記カバーの前面に設けられる孔に臨む操作部と、前記本体の前後方向に沿って前記押釦スイッチの前記押釦と対向する押圧部と、前記押圧部と前記操作部を連結する連結部とを有し、前記連結部は、前記本体の前方から見て前記操作部を前記発光素子と重ねないように構成されることを特徴とする。
本発明の非常用照明装置は、本体と、光源ユニットと、電池ユニットと、点灯ユニットと、カバーとを備え、前記本体は、前面が開口した有底筒状に形成され、前記電池ユニットは、電池と、前記電池を収容する電池ケースとを有し、前記点灯ユニットは、前記電池を充電し、かつ、前記電池から供給される電力で前記光源ユニットを点灯させる点灯装置と、前記点灯装置を収容する筐体と、操作部材とを有し、前記光源ユニットは、前記筐体の前面に取り付けられ、前記カバーは、前記光源ユニットから放射される光が通過する窓孔を有し、前記本体の前記前面の開口を開放可能に塞ぐように構成され、前記電池ケースは、前記開口を通して前記本体内に抜き差し可能に挿入され、前記点灯装置は、外部電源から供給される電力で前記電池を充電する充電回路と、前記外部電源が停電したときに前記電池から供給される電力で前記光源ユニットを点灯させる点灯回路と、押釦スイッチと、発光素子と、前記押釦スイッチの押釦が押操作されたときに前記点灯回路に前記光源ユニットを点灯させ、前記充電回路が前記電池を充電しているときに前記発光素子を発光させる制御回路と、少なくとも前記発光素子及び前記押釦スイッチを第1面に実装した回路基板とを有し、前記回路基板は、前記発光素子が前記本体の前面に近い方の端部に実装され、前記本体の前方から見て前記発光素子の後に前記押釦スイッチが実装されており、前記第1面を前記本体の内周面に対向させるように前記筐体内に収容され、前記操作部材は、前記カバーの前面に設けられる孔に臨む操作部と、前記本体の前後方向に沿って前記押釦スイッチの前記押釦と対向する押圧部と、前記押圧部と前記操作部を連結する連結部とを有し、前記連結部は、前記本体の前方から見て前記操作部を前記発光素子と重ねるように構成され、少なくとも前記連結部と前記操作部は、前記発光素子から放射される光を導光するように構成されることを特徴とする。
本発明の非常用照明装置は、点灯ユニットを構成する回路基板の小型化を図ることができるという効果がある。
実施形態に係る非常用照明装置の分解斜視図である。 実施形態に係る非常用照明装置を示し、図2Aは背面図、図2Bは正面図、図2Cは平面図である。 実施形態に係る非常用照明装置を示し、カバーを取り外した状態の一部破断した正面図である。 実施形態に係る非常用照明装置の要部の断面図である。 実施形態に係る非常用照明装置における点灯装置の回路ブロック図である。 実施形態に係る非常用照明装置における光源ユニットの縦断面図である。 実施形態に係る非常用照明装置における点灯ユニットの正面図である。 実施形態に係る非常用照明装置における点灯ユニットを示し、第2筐体を省略した平面図である。 実施形態に係る非常用照明装置における点灯ユニットの分解斜視図である。 実施形態に係る非常用照明装置における点灯ユニットの断面図である。 実施形態に係る非常用照明装置における点灯ユニットの操作部材の別の構成を示す斜視図である。 別の実施形態に係る非常用照明装置における点灯ユニットの一部省略した要部の斜視図である。 別の実施形態に係る非常用照明装置における点灯ユニットの一部省略した要部の側面図である。
以下、本実施形態に係る非常用照明装置Xについて、図面を参照して詳細に説明する。本実施形態に係る非常用照明装置Xは、電池内蔵型の非常灯(非常用照明器具)として構成されている。なお、以下の実施形態で説明する構成は本発明の一例にすぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
本実施形態に係る非常用照明装置Xは、図1に示すように、本体1、光源ユニット2、電池ユニット3、点灯ユニット4、カバー5、支持具6並びに取付ばね7を備え、建物の通路や廊下などの天井に埋込配設される。ただし、以下の非常用照明装置Xの説明では、図1において上下、左右、前後の各方向を規定する。
光源ユニット2は、図6に示すように、LEDモジュール20、放熱部材21、レンズブロック22、取付部材23、押さえ部材24、熱伝導シート25並びにプラグコネクタ26などを備えることが好ましい。LEDモジュール20は、矩形平板状の実装基板200の上面中央に1個又は複数個のLEDチップ(固体発光素子)が実装される。これらのLEDチップは、例えば、青色光を放射する青色発光ダイオードであることが好ましい。また、LEDチップを含む実装基板200の上面は、LEDチップから放射される青色光を波長変換する蛍光物質が混入された封止樹脂で円盤状に被われる。さらに、実装基板200の対角の位置にある一対の角部の上面には、カソードの電極とアノードの電極が形成されている。なお、LEDモジュール20は、アノードの電極とカソードの電極に直流電圧が印加されることにより、白色の照明光を放射するように構成される。
熱伝導シート25は、高熱伝導率、電気絶縁性及び難燃性を有するシリコーン樹脂製のシート材で構成されることが好ましい。熱伝導シート25は、LEDモジュール20の実装基板200と放熱部材21との間に介在し、LEDチップから発せられて実装基板200を通して伝導される熱を、放熱部材21に伝導するように構成される。
押さえ部材24は、例えば、ポリカーボネート樹脂などの合成樹脂材料によって、おおよそ円盤状に形成されることが好ましい。押さえ部材24は、中央にほぼ矩形の孔240を有する。また、押さえ部材24の上面における孔240の周囲に凹所241が設けられる。さらに、押さえ部材24の上面において、孔240の対角の位置に、押さえ突起242がそれぞれ形成されている。また、押さえ部材24は、角筒状のコネクタ保持部243を有する。このコネクタ保持部243は、プラグコネクタ26を内側に収容して保持するように構成される(図6参照)。
プラグコネクタ26は、一対のコンタクトと、これら一対のコンタクトを電気的に絶縁した状態で支持するコネクタハウジング260とを有する。片方のコンタクトは、電線を介してLEDモジュール20のカソード電極と電気的に接続される。もう片方のコンタクトは、別の電線を介してLEDモジュール20のアノード電極と電気的に接続される。
レンズブロック22は、例えば、ガラス製であって、おおよそ円錐台形状のレンズ部220と、レンズ部220の周縁から外向きに突出する円環状の外鍔部221とを有することが好ましい(図1及び図6参照)。レンズ部220は、図6に示すように、おおよそ回転放物面形状の入射面2200が形成されている。レンズ部220は、入射面2200に入射する光(LEDモジュール20から放射される照明光)の配光を制御するように構成される。
取付部材23は、例えば、ポリカーボネート樹脂などの合成樹脂材料によって、おおよそ円環状に形成されることが好ましい(図1参照)。取付部材23は、枠部230、一対の引掛部232、固定部233などを有することが好ましい(図6参照)。枠部230は、円環状の主部2300と、主部2300の外周縁から全周に渡って下向きに突出する円筒形状の周壁部2301とを有する。主部2300は、円形の窓孔231を有する。一対の引掛部232は、周壁部2301の左前及び右前の下面から下向きに突出するように周壁部2301と一体に形成されることが好ましい。引掛部232は、周壁部2301から下向きに突出する直方体状の突片2320と、突片2320から周壁部2301と並行して突出する直方体状の引掛片2321とを有する(図1参照)。つまり、引掛部232は、全体としてL字状に形成されることが好ましい。固定部233は、おおよそ台形状に形成されることが好ましい。固定部233は、枠部230の周壁部2301における後面から後方へ突出するように、周壁部2301と一体に形成されることが好ましい(図1参照)。なお、固定部233は、中央に円形のねじ挿通孔2330が設けられることが好ましい。
放熱部材21は、アルミ又はアルミ合金製の板材で構成され、LEDモジュール20と熱結合される結合部210と、点灯ユニット4の筐体41に固定される固定部211とを有することが好ましい(図6参照)。さらに、放熱部材21は、結合部210と固定部211を繋ぐ連結部212を有することが好ましい。結合部210は、おおよそ円盤状に形成されることが好ましい。固定部211は、おおよそ台形状に形成されることが好ましい。連結部212は、矩形に形成されることが好ましい。ただし、固定部211は、結合部210及び連結部212のいずれよりも左右方向の幅寸法を大きくするように構成されることが好ましい。
結合部210の前端における左右両側には、それぞれ被引掛部213が設けられる。被引掛部213は、取付部材23の引掛部232を放熱部材21の厚み方向(上下方向)に通過させ、かつ、引掛部232を厚み方向と交差する方向(左右方向及び前後方向)に移動可能に構成されることが好ましい。被引掛部213は、放熱部材21(の結合部210)の周縁部分に形成される切欠2130を有することが好ましい。切欠2130は、おおよそ矩形に形成されることが好ましい。被引掛部213は、切欠2130と、切欠2130の隣(左隣)に位置する部位とで構成されることが好ましい(図1参照)。ただし、被引掛部213は、切欠2130の代わりに、放熱部材21を厚み方向に貫通する孔を有してもよい。この場合、被引掛部213は、孔と、孔の隣に位置する部位(被引掛部位)とで構成される。
固定部211には、2つの丸孔2110と、1つのねじ孔(第1ねじ孔2111)とが設けられる(図1参照)。2つの丸孔2110は、左右方向に一列に並ぶように設けられることが好ましい。第1ねじ孔2111は、固定部211の右端近くに設けられることが好ましい。また、連結部212には、矩形の挿通孔2120と、ねじ孔(第2ねじ孔)とが設けられることが好ましい。挿通孔2120は、連結部212のほぼ中央に設けられて押さえ部材24のコネクタ保持部243が挿通される(図6参照)。また、第2ねじ孔は、挿通孔2120の左後方の位置に設けられ、取付部材23の固定部233のねじ挿通孔2330に挿通されるねじがねじ込まれる。
本体1は、下面が開口した有底筒状に形成される。また、本体1は、左右両側に平坦な面(平坦面)を有し、それらの平坦面を除く周面が円筒面となるように構成されている。さらに、本体1の下端縁には、外向きに突出する円環状のフランジ10が形成されている(図1及び図3参照)。なお、本体1は、本体1の下端の近傍における左前方の位置から内側に突出する被固定部12を有することが好ましい。この被固定部12は矩形の平板状に形成され、先端の近傍にねじ挿通孔120が設けられることが好ましい(図1及び図3参照)。
本体1の左右両側の平坦面には、それぞれ支持具6が1つずつ取り付けられている(図2A及び図2C参照)。これら一対の支持具6は、長尺の板ばね状に形成されることが好ましい。それぞれの支持具6は、長手方向の一端部で本体1の平坦面に固定され、かつ、長手方向の他端部が本体1の底板11に近付く向き(上向き)に撓み可能に構成されている。つまり、本体1は、埋込孔内に挿入される一対の支持具6と、本体1の下端面に設けられるフランジ10との間で天井材を挟み込むようにして天井材に支持される。
カバー5は、本体1のフランジ10の外径よりも大きい円盤状に形成され、中央に円形の窓孔50が設けられている(図1及び図2B参照)。この窓孔50には、光源ユニット2のレンズ部220が挿通される。カバー5は、本体1の前面の開口を開放可能に塞ぐように構成されている。カバー5の上面における前端及び後端には、それぞれ取付ばね7が取り付けられている。これら一対の取付ばね7は、本体1の内周面の前側及び後側にそれぞれ一対ずつ設けられる挿通溝13に抜き差し可能に挿通される。つまり、カバー5は、一対の取付ばね7がそれぞれ一対の挿通溝13に挿通されることにより、本体1の下面を閉塞する状態で本体1に保持される(図2C参照)。また、カバー5は、窓孔50の近傍に4つの孔(第1孔53、第2孔54、第3孔55、第4孔56)が設けられている(図1参照)。なお、これら4つ孔53〜56は、縦横2列かつ等間隔に並べて設けられることが好ましい。
電池ユニット3は、複数本の電池30と、これら複数本の電池30を収容する電池ケース31とを有する(図1及び図3参照)。電池30は、例えば、円筒形のニッカド電池、あるいは、円筒形のニッケル水素電池などの2次電池が好ましい。電池ケース31は、上下両側の底面が馬蹄形(U字形)である筒状に形成されることが好ましい。複数本の電池30は、軸方向を上下方向とし、径方向に沿って一列に並ぶように電池ケース31内に収容されることが好ましい。
電池ケース31の下側の前端部には、点灯ユニット4と電気的に接続されるコネクタ部32が設けられている(図1参照)。コネクタ部32は、一対のコンタクトと、これら一対のコンタクトを電気的に絶縁した状態で支持するコネクタハウジング320とを有する。片方のコンタクトは、電池ケース31内で電気的に直列接続されている複数本の電池30のうちの一方の端の電池30の正極と電気的に接続される。もう片方のコンタクトは、他方の端の電池30の負極と電気的に接続される。
また、電池ケース31の下側の後端部には、抜け止め部33が設けられている(図1参照)。抜け止め部33は、上端が電池ケース31に固定されて左右方向に撓み可能に構成されるばね片330と、ばね片330の下端寄りの左側面に設けられる突起331とを有する。突起331は、下に向かってばね片330から離れる向きに傾斜する斜面を有した三角柱状に形成されることが好ましい(図4参照)。
点灯ユニット4は、点灯装置40と、点灯装置40を収容する筐体41とを有する。点灯装置40の回路ブロック図を図5に示す。点灯装置40は、直流電源回路400、充電回路401、点灯回路402、停電検出回路403、制御回路404、モニタランプ405、押釦スイッチ406、受信部407などを備えることが好ましい。
直流電源回路400は、例えば、リンギングチョークコンバータなどの自励型のスイッチング電源回路で構成され、外部電源(例えば、商用の電力系統)Wから供給される交流電圧を、当該交流電圧の実効値よりも低い直流電圧に変換することが好ましい。充電回路401は、外部電源Wから給電されているときに動作し、直流電源回路400から電池ユニット3へ一定の充電電流を流すように構成されることが好ましい。点灯回路402は、電池ユニット3から供給される直流電流を定電流化して光源ユニット2に供給するように構成されることが好ましい。停電検出回路403は、直流電源回路400の出力電圧から外部電源Wの停電を検出して制御回路404に通知するように構成される。モニタランプ405は、例えば、緑色光を放射する発光ダイオードで構成され、充電回路401から電池ユニット3に供給される充電電流によって発光させられることが好ましい。受信部407は、赤外線を通信媒体とする無線信号を受信し、受信した無線信号から送信フレームを復調して制御回路404に渡すように構成される。この無線信号は、定期点検の作業を行う作業者に操作されるワイヤレス送信器から送信される。なお、定期点検とは、法令で定められた期間ごとに実施され、点灯回路402を強制的に動作させて光源ユニット2が規定の時間以上、点灯状態を維持することを確認することを目的とする。
制御回路404は、停電検出回路403が停電を検出していないとき、充電回路401を動作させ、かつ、点灯回路402を停止させるように構成される。また、制御回路404は、停電検出回路403が停電を検出しているとき、充電回路401を停止させ、かつ、点灯回路402を動作させるように構成される。さらに、制御回路404は、一方の押釦スイッチ406Aが押操作された場合、あるいは、受信部407から送信フレームを受け取った場合、充電回路401を停止させ、かつ、点灯回路402を動作させて定期点検動作を行うように構成される。ただし、制御回路404は、他方の押釦スイッチ406Bが押操作された場合は、点灯回路402を数秒間動作させた後、再度、点灯回路402を停止させ、かつ、充電回路401を動作させるように構成されることが好ましい。
点灯装置40は、プリント配線板からなる回路基板44の第1面440に実装される種々の電子部品441と、回路基板44の第2面(第1面440の裏面)に形成される導体とで各回路を実現するように構成される(図8〜図10参照)。モニタランプ405、受信部407及び2つの押釦スイッチ406A、406Bは、いずれも回路基板44の第1面440における下端近くに実装される。ただし、2つの押釦スイッチ406A、406Bは、いずれも押釦4060A、4060Bを下に向けて実装される。また、モニタランプ405は、一方の押釦スイッチ406Aの押釦4060Aの下に実装される。さらに、受信部407は、他方の押釦スイッチ406Bの押釦4060Bの下に実装される(図8参照)。なお、回路基板44の第1面における上端部には、電源入力用の端子台442が実装されている。
点灯ユニット4の筐体41は、図7及び図9に示すように、第1筐体413と第2筐体414が結合されて箱状に形成されることが好ましい。第1筐体413は、一面(左側面)が開放された矩形の箱状に形成されることが好ましい。また、第1筐体413の外側の底面(右側面)には、速結式の端子台43が取り付けられる取付台4130が一体に形成されることが好ましい(図2C、図7及び図9参照)。
第2筐体414は、一面(右側面)が開放された箱状に形成され、開放端を、第1筐体413の開放端と突き合わすようにして第1筐体413に結合されることが好ましい。ただし、第2筐体414の上面及び下面は、1つの辺(第1辺)が対向する他の1つの辺(第2辺)よりも長く、かつ、第1辺の両側の2つの辺(第3辺及び第4辺)が平行となる六角形に形成されることが好ましい(図7参照)。さらに、筐体41(第2筐体414)の下面には、3つの開口部410A、410B、410Cが前後方向に一列に並ぶように設けられている。前端の開口部410Aの奥(上)には、回路基板44の第1面440に実装された受け側のコネクタ409が配置される(図7参照)。このコネクタ409は、電池ユニット3のコネクタ部32と挿抜可能かつ電気的に接続される。また、中央の開口部410Bの奥(上)には、回路基板44の第1面440に実装されたレセプタクルコネクタ408が配置される。このレセプタクルコネクタ408は、光源ユニット2のプラグコネクタ26と挿抜可能かつ電気的に接続される。さらに、後端の開口部410Cの奥(上)には、モニタランプ405、2つの押釦スイッチ406A、406B、受信部407及び2つの操作部材42が配置される(図7参照)。
操作部材42は、円柱状の操作部420と、同じく円柱状の第1押圧部421と、操作部420と押圧部421を連結する連結部422とを有する(図7及び図9参照)。操作部420は、軸方向(長手方向)の一端(上端)に、操作部420の直径よりも直径の大きい円盤状のフランジ部4200を有することが好ましい。第1押圧部421は、軸方向(長手方向)の寸法が、操作部420の軸方向(長手方向)の寸法のおおよそ半分に形成されている(図7及び図9参照)。連結部422は、厚み寸法が操作部420及び第1押圧部421の直径よりも小さい直方体状に形成されることが好ましい。ここで、操作部材42は、第2押圧部423を有することが好ましい。第2押圧部423は、半円柱状に形成され、第1押圧部421の側面から突出するように構成されることが好ましい(図7参照)。なお、操作部材42の操作部420、第1押圧部421、連結部422並びに第2押圧部423は、合成樹脂成形体として一体に形成されることが好ましい。
また、点灯ユニット4は、2つの操作部材42を筐体41の上下方向に沿って移動可能に支持する支持部材45を備えることが好ましい。支持部材45は、一対の挟み部450と、これら一対の挟み部450を保持する保持枠451とを有する(図9参照)。保持枠451は、一対の脚部4511と、一対の脚部4511の先端同士を繋ぐ主部4510と、一対の脚部4511の間に配置される補強壁4512とを有する。一対の挟み部450は、軸方向から見た形状がC字状となる筒形に形成されて保持枠451の主部4510に支持される。これらの挟み部450は、軸方向に沿った開口4500を通して操作部420が内部に挿入され、かつ、挿入された操作部420を軸方向(長手方向)に沿って移動可能に挟み込んで支持する。なお、操作部材42は、操作部420の一端(上端)に設けられたフランジ部4200によって、挟み部450から抜け止めされる(図10参照)。
一対の脚部4511の後端からは、それぞれ結合爪4513が突出している。これらの結合爪4513は、三角柱状に形成され、第1筐体413に設けられた2つの段部4131、4132に各別に引っ掛けられる(図7及び図9参照)。そして、2つの結合爪4513が2つの段部4131、4132にそれぞれ引っ掛けられることにより、保持枠451が第1筐体413に結合される(図7参照)。ここで、2つの操作部材42は、図7に示すように、筐体41の下から見て、モニタランプ405及び受信部407と重ならないように支持部材45に支持されている。そして、一方の押釦スイッチ406Aは、一方の操作部材42が上向きに移動したときに第1押圧部421に押釦4060Aが押される。また、他方の押釦スイッチ406Bは、他方の操作部材42が上向きに移動したときに第2押圧部423に押釦4060Bが押される。なお、操作部材42は、操作部420が上向きに押されなくなれば、押釦スイッチ406A、406Bの押釦4060A、4060Bの復帰力(ばね力)によって、元の位置(フランジ部4200が挟み部450と当たる位置)に戻る(図10参照)。
点灯ユニット4は、図1及び図3に示すように、第1筐体413の上面及び下面の第2辺を平坦面に沿わせるようにして、本体1内に収容される。そして、点灯ユニット4は、筐体41の上面が本体1の底板11に設けられた固定片110にねじ止めされることによって、本体1に固定される(図2A参照)。ただし、筐体41の取付台4130に取り付けれた速結式の端子台43は、図2Cに示すように、本体1の底板11に設けられる段差部111の孔1110を通して、差込口430を本体1の外に露出させることが好ましい。つまり、これらの差込口430に電源線の導体が差し込まれることにより、端子台43から回路基板44に実装された端子台442を介して外部電源Wと点灯装置40とが電気的に接続される。
次に、本実施形態に係る非常用照明装置Xの組立手順を説明する。ただし、一対の支持具6は、既に本体1に取り付けられている。
まず、組立作業を行う作業者は、本体1内に点灯ユニット4を収容し、本体1の底板11の固定片110に点灯ユニット4の筐体41をねじ止めして固定する(図1参照)。それから、作業者は、光源ユニット2を点灯ユニット4の筐体41に取り付ける。ここで、筐体41の下面には、放熱部材21の2つの丸孔2110にそれぞれ個別に挿通される2つの突起411が下向きに突設されている。つまり、作業者は、放熱部材21の固定部211に設けられている2つの丸孔2110に2つの突起411を個別に挿通させて位置決めするようにして、固定部211を筐体41の下面に載せる。ただし、作業者は、本体1の被固定部12が放熱部材21の下になるように、被固定部12と筐体41の下面との間に固定部211を挿入する(図3参照)。それから、作業者は、被固定部12のねじ挿通孔120に挿通したねじを、放熱部材21の固定部211に設けられている第1ねじ孔2111にねじ込むことにより、光源ユニット2を点灯ユニット4の筐体41に取り付ける(図3参照)。このとき、光源ユニット2のプラグコネクタ26は、筐体41の中央の開口部410Bの奥に配置されているレセプタクルコネクタ408と電気的かつ機械的に接続される。なお、固定部211には、丸孔2110の代わりに、突起411が嵌まる凹部が設けられても構わない。
続いて、作業者は、本体1内に電池ユニット3を収容する。電池ユニット3のコネクタ部32は、電池ユニット3が本体1内に収容される際に、点灯ユニット4の筐体41に設けられている開口部410Aを通して、点灯ユニット4の受け側のコネクタ409と電気的かつ機械的に接続される。ここで、筐体41の右側面の後端寄りの部位には、凹部412が設けられている(図4参照)。そして、電池ユニット3の抜け止め部33の突起331が筐体41の凹部412に引っ掛かることにより、電池ユニット3が点灯ユニット4の筐体41に取り付けられる。なお、作業者は、抜け止め部33のばね片330を指で摘まんで撓ませ、突起331と凹部412の引っ掛かりを解除することにより、光源ユニット2が点灯ユニット4の筐体41に取り付けられた状態で本体1から電池ユニット3を引き抜いて取り外すことができる。
最後に、作業者は、一対の取付ばね7を本体1の内周面の前側及び後側にそれぞれ一対ずつ設けられる挿通溝13に挿通することにより、本体1の下面を閉塞するようにカバー5を本体1に保持させる(図2C参照)。以上のようにして、本実施形態に係る非常用照明装置Xの組立が完了する。
ここで、点灯ユニット4のモニタランプ405及び受信部407は、操作部材42に遮られることなく、本体1に取り付けられたカバー5の第2孔54及び第4孔56に臨んでいる。つまり、モニタランプ405が発する光は、第2孔54を通過してカバー5の外へ放射される。また、赤外線を通信媒体とする無線信号は、第4孔56を通過して受信部407で受信される。さらに、点灯ユニット4の2つの操作部材42(の操作部420)は、それぞれカバー5の第1孔53及び第3孔55にそれぞれ臨んでいる。ただし、第3孔55は、操作部材42の操作部420の先端部分が挿通されている。つまり、第1孔53及び第3孔55を通して操作部420が押されると、それぞれの操作部材42が上向きに移動する。その結果、押釦スイッチ406Aの押釦4060A及び押釦スイッチ406Bの押釦4060Bがそれぞれ操作部材42の第1押圧部421及び第2押圧部423に押圧され、押釦スイッチ406A、406Bがオンする。
このように本実施形態に係る非常用照明装置Xは、押釦スイッチ406Aの押釦4060Aを操作するための操作部材42が、カバー5の正面から見て、モニタランプ405と重ならないように構成されている(図3及び図7参照)。そのため、本実施形態に係る非常用照明装置Xは、点灯ユニット4の回路基板44の下端部にモニタランプ405と押釦スイッチ406Aを鉛直方向に並べて実装することにより、回路基板44の幅寸法(水平方向の長さ寸法)の短縮を図ることができる。
ところで、操作部材42の操作部420は、カバー5の第1孔53及び第3孔55の内径よりも直径が小さく形成されている(図2B参照)。そのため、操作部420と第1孔53及び第3孔55との間に隙間が生じ、その隙間を通して虫などの異物を本体1内に進入する可能性がある。そこで、図11に示すように、操作部420の先端又は先端近傍に円盤状の鍔部4201が設けられることが好ましい。さらに、この鍔部4201の直径は、第1孔53及び第3孔55の内径よりも大きいことが好ましい。つまり、操作部420に設けられる鍔部4201により、操作部420と第1孔53及び第3孔55との隙間が狭められるため、虫などの異物を本体1内に進入し難くさせることができる。
本実施形態に係る非常用照明装置Xは上述のように、本体1と、光源ユニット2と、電池ユニット3と、点灯ユニット4と、カバー5とを備える。本体1は、前面が開口した有底筒状に形成される。電池ユニット3は、電池30と、電池30を収容する電池ケース31とを有する。点灯ユニット4は、電池30を充電し、かつ、電池30から供給される電力で光源ユニット2を点灯させる点灯装置40と、点灯装置40を収容する筐体41と、操作部材42とを有する。光源ユニット2は、筐体41の前面に取り付けられる。カバー5は、光源ユニット2から放射される光が通過する窓孔50を有し、本体1の前面の開口を開放可能に塞ぐように構成される。電池ケース31は、(本体1の)開口を通して本体1内に抜き差し可能に挿入される。点灯装置40は、外部電源Wから供給される電力で電池30を充電する充電回路401と、外部電源Wが停電したときに電池30から供給される電力で光源ユニット2を点灯させる点灯回路402とを有する。また、点灯装置40は、押釦スイッチ406Aと、発光素子(モニタランプ405)と、制御回路404と、回路基板44とを有する。制御回路404は、押釦スイッチ406Aの押釦4060Aが押操作されたときに点灯回路402に光源ユニット2を点灯させ、充電回路401が電池30を充電しているときにモニタランプ405を発光させるように構成される。回路基板44は、少なくともモニタランプ405及び押釦スイッチ406Aを第1面に実装する。さらに、回路基板44は、モニタランプ405が本体1の前面に近い方の端部に実装され、本体1の前方(下方)から見てモニタランプ405の後(上)に押釦スイッチ406Aが実装されている。そして、回路基板44は、第1面を本体1の内周面に対向させるように筐体41内に収容される。操作部材42は、操作部420と、押圧部(第1押圧部421)と、連結部422とを有する。操作部420は、カバー5の前面に設けられる孔(第1孔53)に臨むように構成される。第1押圧部421は、本体1の前後方向(上下方向)に沿って押釦スイッチ406Aの押釦4060Aと対向するように構成される。連結部422は、第1押圧部421と操作部420を連結し、かつ、本体1の前方から見て操作部420をモニタランプ405と重ねないように構成される。
本実施形態に係る非常用照明装置Xが上述のように構成されれば、回路基板44の第1面にモニタランプ405と押釦スイッチ406Aが前後方向に並べて実装されても、モニタランプ405から放射される光が操作部420に遮られない。そのため、本実施形態に係る非常用照明装置Xは、回路基板44の第1面にモニタランプ405と押釦スイッチ406Aが前後方向と交差する方向に隣り合って実装される場合と比較して、点灯ユニット4を構成する回路基板44の小型化を図ることができる。
また、本実施形態に係る非常用照明装置Xにおいて、点灯ユニット4は、操作部材42を本体1の前後方向(上下方向)に沿って移動可能に支持する支持部材45を有することが好ましい。
本実施形態に係る非常用照明装置Xが上述のように構成されれば、支持部材45に支持させることにより、操作部材42をスムーズに移動させて操作性の向上を図ることができる。
さらに、本実施形態に係る非常用照明装置Xにおいて、操作部420は、カバー5の前方(下方)から見て第1孔53と重なる鍔部4201を有することが好ましい。
本実施形態に係る非常用照明装置Xが上述のように構成されれば、操作部420と第1孔53との間に生じる隙間を鍔部4201で狭めることにより、虫などの異物を本体1内に進入し難くさせることができる。
次に、点灯ユニット4における操作部材の構成のみが異なる別の実施形態に係る非常用照明装置Xについて、図12及び図13を参照して説明する。本実施形態に係る非常用照明装置Xにおける操作部材46は、操作部460と、押圧部461と、連結部462とを有することが好ましい。操作部460は、図12及び図13に示すに示すように、おおよそ円錐台形状に形成されることが好ましい。押圧部461は、おおよそ半円柱状に形成されることが好ましい。連結部462は、おおよそ円柱状に形成され、操作部460の底面から上方に突出し、かつ、上端面で押圧部461と連結するように構成されることが好ましい(図12及び図13参照)。ただし、操作部材46は、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂等の透光性を有する材料によって、操作部46と押圧部461と連結部462とが一体に形成されることが好ましい。
操作部材46は、連結部462の端面をモニタランプ405に対向させ、押圧部461の端面を押釦スイッチ406Aの押釦4060Aに対向させるようにして、上下方向に移動可能となるように筐体41に取り付けられる。そして、操作部材46は、操作部460が押されることで上向きに移動し、押圧部461で押釦4060Aを押して押釦スイッチ406Aをオンさせることができる。しかも、操作部460と連結部462がモニタランプ405の光を透過させるように構成されているので、モニタランプ405が発する光を操作部材46に導光させてカバー5の外に放射させることができる。
このように本実施形態に係る非常用照明装置Xでは、モニタランプ405が発する光を操作部材46に導光させるように構成されているので、操作部材46、特に操作部460の寸法を大きくして操作性の向上を図ることができる。また、本実施形態に係る非常用照明装置Xにおいて、操作部460の外径をカバー5の第1孔53の内径よりも大きくすれば、操作部420と第1孔53との間に生じる隙間を狭めて虫などの異物を本体1内に進入し難くさせることができる。
本実施形態に係る非常用照明装置Xは上述のように、本体1と、光源ユニット2と、電池ユニット3と、点灯ユニット4と、カバー5とを備える。本体1は、前面が開口した有底筒状に形成される。電池ユニット3は、電池30と、電池30を収容する電池ケース31とを有する。点灯ユニット4は、電池30を充電し、かつ、電池30から供給される電力で光源ユニット2を点灯させる点灯装置40と、点灯装置40を収容する筐体41と、操作部材46とを有する。光源ユニット2は、筐体41の前面に取り付けられる。カバー5は、光源ユニット2から放射される光が通過する窓孔50を有し、本体1の前面の開口を開放可能に塞ぐように構成される。電池ケース31は、(本体1の)開口を通して本体1内に抜き差し可能に挿入される。点灯装置40は、外部電源Wから供給される電力で電池30を充電する充電回路401と、外部電源Wが停電したときに電池30から供給される電力で光源ユニット2を点灯させる点灯回路402とを有する。また、点灯装置40は、押釦スイッチ406Aと、発光素子(モニタランプ405)と、制御回路404と、回路基板44とを有する。制御回路404は、押釦スイッチ406Aの押釦4060Aが押操作されたときに点灯回路402に光源ユニット2を点灯させ、充電回路401が電池30を充電しているときにモニタランプ405を発光させるように構成される。回路基板44は、少なくともモニタランプ405及び押釦スイッチ406Aを第1面に実装する。さらに、回路基板44は、モニタランプ405が本体1の前面に近い方の端部に実装され、本体1の前方(下方)から見てモニタランプ405の後(上)に押釦スイッチ406Aが実装されている。そして、回路基板44は、第1面を本体1の内周面に対向させるように筐体41内に収容される。操作部材46は、操作部460と、押圧部461と、連結部462とを有する。操作部460は、カバー5の前面に設けられる孔(第1孔53)に臨むように構成される。押圧部461は、本体1の前後方向に沿って押釦スイッチ406Aの押釦4060Aと対向するように構成される。連結部462は、押圧部461と操作部460を連結するように構成される。連結部462は、本体1の前方(下方)から見て操作部460をモニタランプ405と重ねるように構成される。少なくとも連結部462と操作部460は、モニタランプ405から放射される光を導光するように構成される。
本実施形態に係る非常用照明装置Xが上述のように構成されれば、点灯ユニット4を構成する回路基板44の小型化を図ることができる。しかも、操作部420をモニタランプ405と重ねないように構成される場合と比較して、操作部材46の操作部460を大きくして操作性の向上を図ることができる。
なお、本実施形態に係る非常用照明装置Xは天井の埋込孔に埋込配設される構造に限らず、天井面に本体1が直付けされる構造であっても構わない。
X 非常用照明装置
1 本体
2 光源ユニット
3 電池ユニット
4 点灯ユニット
5 カバー
30 電池
31 電池ケース
40 点灯装置
41 筐体
42 操作部材
44 回路基板
45 支持部材
46 操作部材
50 窓孔
53 第1孔(孔)
401 充電回路
402 点灯回路
404 制御回路
405 モニタランプ(発光素子)
406A 押釦スイッチ
420 操作部
421 第1押圧部(押圧部)
422 連結部
460 操作部
461 押圧部
462 連結部
4060A 押釦
4201 鍔部

Claims (4)

  1. 本体と、光源ユニットと、電池ユニットと、点灯ユニットと、カバーとを備え、
    前記本体は、前面が開口した有底筒状に形成され、
    前記電池ユニットは、電池と、前記電池を収容する電池ケースとを有し、
    前記点灯ユニットは、前記電池を充電し、かつ、前記電池から供給される電力で前記光源ユニットを点灯させる点灯装置と、前記点灯装置を収容する筐体と、操作部材とを有し、
    前記光源ユニットは、前記筐体の前面に取り付けられ、
    前記カバーは、前記光源ユニットから放射される光が通過する窓孔を有し、前記本体の前記前面の開口を開放可能に塞ぐように構成され、
    前記電池ケースは、前記開口を通して前記本体内に抜き差し可能に挿入され、
    前記点灯装置は、外部電源から供給される電力で前記電池を充電する充電回路と、前記外部電源が停電したときに前記電池から供給される電力で前記光源ユニットを点灯させる点灯回路と、押釦スイッチと、発光素子と、前記押釦スイッチの押釦が押操作されたときに前記点灯回路に前記光源ユニットを点灯させ、前記充電回路が前記電池を充電しているときに前記発光素子を発光させる制御回路と、少なくとも前記発光素子及び前記押釦スイッチを第1面に実装した回路基板とを有し、
    前記回路基板は、前記発光素子が前記本体の前面に近い方の端部に実装され、前記本体の前方から見て前記発光素子の後に前記押釦スイッチが実装されており、前記第1面を前記本体の内周面に対向させるように前記筐体内に収容され、
    前記操作部材は、前記カバーの前面に設けられる孔に臨む操作部と、前記本体の前後方向に沿って前記押釦スイッチの前記押釦と対向する押圧部と、前記押圧部と前記操作部を連結する連結部とを有し、前記連結部は、前記本体の前方から見て前記操作部を前記発光素子と重ねないように構成されることを特徴とする非常用照明装置。
  2. 前記点灯ユニットは、前記操作部材を前記本体の前後方向に沿って移動可能に支持する支持部材を有することを特徴とする請求項1記載の非常用照明装置。
  3. 本体と、光源ユニットと、電池ユニットと、点灯ユニットと、カバーとを備え、
    前記本体は、前面が開口した有底筒状に形成され、
    前記電池ユニットは、電池と、前記電池を収容する電池ケースとを有し、
    前記点灯ユニットは、前記電池を充電し、かつ、前記電池から供給される電力で前記光源ユニットを点灯させる点灯装置と、前記点灯装置を収容する筐体と、操作部材とを有し、
    前記光源ユニットは、前記筐体の前面に取り付けられ、
    前記カバーは、前記光源ユニットから放射される光が通過する窓孔を有し、前記本体の前記前面の開口を開放可能に塞ぐように構成され、
    前記電池ケースは、前記開口を通して前記本体内に抜き差し可能に挿入され、
    前記点灯装置は、外部電源から供給される電力で前記電池を充電する充電回路と、前記外部電源が停電したときに前記電池から供給される電力で前記光源ユニットを点灯させる点灯回路と、押釦スイッチと、発光素子と、前記押釦スイッチの押釦が押操作されたときに前記点灯回路に前記光源ユニットを点灯させ、前記充電回路が前記電池を充電しているときに前記発光素子を発光させる制御回路と、少なくとも前記発光素子及び前記押釦スイッチを第1面に実装した回路基板とを有し、
    前記回路基板は、前記発光素子が前記本体の前面に近い方の端部に実装され、前記本体の前方から見て前記発光素子の後に前記押釦スイッチが実装されており、前記第1面を前記本体の内周面に対向させるように前記筐体内に収容され、
    前記操作部材は、前記カバーの前面に設けられる孔に臨む操作部と、前記本体の前後方向に沿って前記押釦スイッチの前記押釦と対向する押圧部と、前記押圧部と前記操作部を連結する連結部とを有し、前記連結部は、前記本体の前方から見て前記操作部を前記発光素子と重ねるように構成され、少なくとも前記連結部と前記操作部は、前記発光素子から放射される光を導光するように構成されることを特徴とする非常用照明装置。
  4. 前記操作部は、前記カバーの前方から見て前記孔と重なる鍔部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の非常用照明装置。
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