JP2018137153A - 非常用照明器具 - Google Patents

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雄介 澤田
Yusuke Sawada
雄介 澤田
猛 陣内
Takeshi Jinnai
猛 陣内
功 齊藤
Isao Saito
功 齊藤
亜矢子 鈴木
Ayako Suzuki
亜矢子 鈴木
陽子 清水
Yoko Shimizu
陽子 清水
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Abstract

【課題】外観の見栄えの低下を抑制することを可能にする。【解決手段】器具本体(本体10及びカバー5)は、レンズブロック22の一部(レンズ部220)を露出させるための窓孔50がカバー5にに設けられた箱形に形成されている。モニタランプは、器具本体の前方(下方)から見て窓孔50の投影範囲内に配置されている。操作部は、押釦4060を有する押釦スイッチと、押釦4060を押操作するための操作部材(放熱部材21)とを有し、押釦スイッチの操作状態に応じて操作入力を受け付けるように構成されている。放熱部材21は、窓孔50から露出するレンズ部220に加えられる操作力によって押釦4060を押操作するように構成されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、非常用照明器具に関し、より詳細には、点検用のスイッチ及び非常用電源の充電状態を表示する表示素子を有する非常用照明器具に関する。
従来例として、特許文献1記載の非常用照明器具を例示する。この従来例は、有底筒状の器具本体、非常用電源ブロック、光源ブロック、電源装置、点検スイッチ部、枠体などを有している。器具本体は、非常用電源ブロック、光源ブロック、電源装置、点検スイッチ部を内部に収容する。非常用電源ブロックは、蓄電池を有している。電源装置は、電力系統から供給される交流電力で非常用電源ブロックの蓄電池を充電する。また、電源装置は、電力系統の停電時に非常用電源ブロックから出力される直流電力で光源ブロックを点灯させる。点検スイッチ部は、操作釦及び表示部を有している。表示部は、電源装置による蓄電池の充電状態を表示する。電源装置は、点検スイッチ部の操作釦が操作されると非常用電源ブロックの充電を中止し、非常用電源ブロックから出力される直流電力を光源ブロックに供給する。枠体は、器具本体の下端部に着脱可能に取り付けられる。枠体は、点検スイッチ部の操作釦と対応する位置に、操作釦が挿通される孔が設けられている。つまり、操作釦は、枠体の孔を通して押操作される。また、枠体は、点検スイッチ部の表示部と対応する位置にも孔が設けられている。つまり、発光素子を有する表示部の発する光は、枠体の孔を通して器具本体の外へ放射される。
特開2014−32868号公報
ところで、上記従来例は、最も人の目に触れやすい部分である枠体の表面に2つの孔を有している。このため、これら2つの孔により、非常用照明器具の外観の見栄え(デザイン性)が低下する可能性がある。
本発明の目的は、外観の見栄えの低下を抑制することが可能な非常用照明器具を提供することである。
本発明の一態様に係る非常用照明器具は、光源及び前記光源の配光を制御する光学部品を有する光源ユニットと、蓄電池と、前記蓄電池を充電し、かつ、前記蓄電池から供給される電力で前記光源を点灯させる点灯装置とを備える。前記非常用照明器具は、前記蓄電池の充電状況を表示する表示部と、前記光源ユニット、前記蓄電池、前記点灯装置及び前記表示部を収容する器具本体とを備える。前記点灯装置は、外部電源から供給される電力で前記蓄電池を充電する充電回路と、前記外部電源が停電したときに前記蓄電池から供給される電力で前記光源を点灯させる点灯回路と、操作入力を受け付ける操作部とを有する。前記点灯装置は、前記外部電源の停電の有無によらず、前記操作部が操作入力を受け付けたときに前記点灯回路を制御して前記光源を点灯させる制御回路を有する。前記器具本体は、前記光学部品の一部を露出させるための窓孔が前面に設けられた箱形に形成されている。前記表示部は、前記器具本体の前方から見て前記窓孔の投影範囲内に配置されている。前記操作部は、押釦を有する押釦スイッチと、前記押釦を押操作するための操作部材とを有し、前記押釦スイッチの操作状態に応じて前記操作入力を受け付けるように構成されている。前記操作部材は、前記窓孔から露出する前記光学部品の一部に加えられる操作力によって前記押釦を押操作するように構成されている。
本発明の非常用照明器具は、外観の見栄えの低下を抑制することが可能になるという効果がある。
図1は、本発明の一実施形態に係る非常用照明器具の分解斜視図である。 図2は、同上の非常用照明器具における光源ユニットの断面図である。 図3は、同上の光源ユニットのレンズを省略した要部の正面図である。 図4は、同上の非常用照明器具の下面図である。 図5は、同上の非常用照明器具の左側面図である。 図6は、同上の非常用照明器具の前面図である。 図7は、同上の非常用照明器具の上面図である。 図8は、同上の非常用照明器具のカバーを外した状態の下面図である。 図9は、同上の非常用照明器具における点灯装置の回路ブロック図である。 図10は、同上の非常用照明器具における点灯ユニットの分解斜視図である。 図11は、同上の非常用照明器具の光源ユニット及びカバーを取り外した状態の一部省略した斜視図である。 図12は、同上の非常用照明器具の定常位置における要部の断面図である。 図13は、同上の非常用照明器具の操作位置における要部の断面図である。 図14は、同上の非常用照明器具の操作位置における左側面図である。
本発明の一実施形態に係る非常用照明器具1について、図面を参照して詳細に説明する。非常用照明器具1は、天井材に設けられる埋込孔に埋め込むようにして設置される、電池内蔵型の非常用照明器具である。ただし、非常用照明器具1は天井埋込型の非常用照明器具に限定されず、例えば、天井材に直付けされる直付け型の非常用照明器具であってもよい。なお、以下の実施形態で説明する構成は本発明の一例にすぎない。本発明は、以下の実施形態に限定されず、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
非常用照明器具1は、図1に示すように、本体10と、光源ユニット2と、電池ユニット3と、点灯ユニット4と、本体10とともに器具本体を構成するカバー5とを備えている。非常用照明器具1は、さらに、支持具6並びに取付ばね7を備える。ただし、以下の説明では、特に断りのない限り、図1において非常用照明器具1の上下、左右、前後の各方向を規定する。
光源ユニット2は、図2に示すように、LEDモジュール20、放熱部材21、レンズブロック22、取付部材23、押さえ部材24、熱伝導シート25を備えることが好ましい。LEDモジュール20は、矩形平板状の実装基板200の実装面(図2における下面)の中央に1個以上のLED(Light Emitting Diode)チップが実装される。LEDチップは、例えば、青色光を放射する青色発光ダイオードであることが好ましい。また、LEDチップを含む実装基板200の実装面は、LEDチップから放射される青色光を波長変換する蛍光物質が混入された封止樹脂201で円盤状に被われる(図3参照)。さらに、実装基板200の対角の位置にある一対の角部の下面には、カソード電極202とアノード電極203が形成されている。なお、LEDモジュール20は、カソード電極202とアノード電極203に直流電圧が印加されることにより、白色の照明光を放射するように構成される。
熱伝導シート25は、高熱伝導率、電気絶縁性及び難燃性を有するシリコーン樹脂製のシート材で構成されることが好ましい。熱伝導シート25は、LEDモジュール20の実装基板200と放熱部材21との間に介在し、LEDチップから発せられて実装基板200を通して伝導される熱を、放熱部材21に伝導するように構成される。
押さえ部材24は、例えば、ポリカーボネート樹脂などの合成樹脂材料によって、概ね円盤状に形成されることが好ましい(図3参照)。押さえ部材24は、中央に正方形の孔240を有する。また、押さえ部材24において、正方形の孔240の4つの角のうちの2つの対角の位置に、押さえ突起242がそれぞれ形成されている(図3参照)。また、押さえ部材24は、円形の第1貫通孔244と、矩形の第2貫通孔245とを有している。
レンズブロック22は、例えば、ガラス製であって、概ね円錐台形状のレンズ部220と、レンズ部220の周縁から外向きに突出する円環状の外鍔部221とを有する(図1及び図2参照)。レンズ部220は、図2に示すように、概ね回転放物面形状の入射面2200が形成されている。レンズ部220は、入射面2200に入射する光(LEDモジュール20から放射される照明光)の配光を制御するように構成される。
取付部材23は、例えば、ポリカーボネート樹脂などの合成樹脂材料によって、概ね楕円形状に形成される(図1参照)。取付部材23は、上下方向から見た形状が円形である凹所230と、凹所230の底に開口する円形の窓孔231とを有している(図2参照)。また、取付部材23は、長軸方向の両端に、それぞれねじ挿通孔を有している。
放熱部材21は、図1及び図2に示すように、結合部210、固定部211、突板部212及び操作突起213を有している。結合部210は、左右方向を長手方向とする平板状に形成されている。結合部210の下面における左右方向の中央から右寄り(図2では左寄り)の位置に、LEDモジュール20及びレンズブロック22が取付部材23によって取り付けられている。結合部210は、2つのねじ孔を有している。取付部材23は、2つのねじ挿通孔にそれぞれ挿通された2本のねじ232が、結合部210の2つのねじ孔にそれぞれねじ込まれることにより、結合部210に固定される(図1及び図2参照)。操作突起213は、例えば、結合部210における取付部材23の左横(図2では右横)から切り起こされて上向きに突出する直方体状に形成されている(図1及び図2参照)。固定部211は、概ね矩形の平板状であって、結合部210の左側(図2では右側)の縁から上向きに起立するように形成されている。また、固定部211の下端寄りの前後両端に、それぞれねじ孔2110が1つずつ設けられている(図1参照)。さらに、固定部211は、前後方向の中央に、上端が開放された矩形の縦溝2111が形成されている。突板部212は、左右方向から見て概ねL字形状に形成されている(図1参照)。突板部212は、結合部210の右側(図2では左側)の縁から上向きに起立するように結合部210と一体に形成されている。なお、結合部210、固定部211、突板部212及び操作突起213は、例えば、アルミ又はアルミ合金製の板材によって一体に形成されることが好ましい。
本体10は、下面が開口した有底筒状に形成される。また、本体10は、12個の平坦な壁を有する角筒状に形成されている。12個の壁のうち、左側に位置する平坦な壁(平坦壁15)に、2つのねじ挿通孔150が設けられている(図1参照)。各ねじ挿通孔150は、長軸の方向を上下方向に一致させた長孔状に形成されている。さらに、本体10の12個の壁のそれぞれの下端縁には、外向きに突出する複数のフランジ片100が形成されている(図1参照)。
本体10の左右両側の平坦壁15には、それぞれ支持具6が1つずつ取り付けられている(図1参照)。これら一対の支持具6は、長尺の板ばね状に形成されることが好ましい。それぞれの支持具6は、長手方向の一端部で本体10の平坦壁15に固定され、かつ、長手方向の他端部が本体10の底板11に近付く向き(上向き)に撓み可能に構成されている。つまり、本体10は、埋込孔内に挿入される一対の支持具6と、本体10の下端面に設けられる複数のフランジ片100との間で天井材を挟み込むようにして天井材に支持される。
カバー5は、本体10の外径(複数のフランジ片100の先端縁の外径)よりも大きい円盤状に形成されている。カバー5の中央には、円形の窓孔50が設けられている(図1及び図4参照)。この窓孔50には、光源ユニット2のレンズ部220が挿通される。カバー5は、本体10の前面の開口を開放可能に塞ぐように構成されている。カバー5の上面における前端及び後端には、それぞれ取付ばね7が取り付けられている(図1参照)。これら一対の取付ばね7は、本体10の内周面の前側及び後側にそれぞれ一対ずつ設けられる挿通溝13(図8参照)に抜き差し可能に挿通される。つまり、カバー5は、一対の取付ばね7がそれぞれ一対の挿通溝13に挿通されることにより、本体10の下面を閉塞する状態で本体10に保持される(図5参照)。なお、従来例と異なり、カバー5には窓孔50以外の孔は設けられていない。
電池ユニット3は、複数本の蓄電池30と、これら複数本の蓄電池30を収容する電池ケース31とを有している(図1及び図8参照)。蓄電池30は、例えば、円筒形のニッケル水素電池である。電池ケース31は、上下両側の底面が馬蹄形(U字形)である筒状に形成されている。電池ケース31の下側の前端部には、複数本の蓄電池30を点灯ユニット4と電気的に接続するためのコネクタ部32が設けられている(図8参照)。
点灯ユニット4は、点灯装置40と、点灯装置40を収容する筐体41とを有する。点灯装置40の回路ブロックを図9に示す。点灯装置40は、直流電源回路400、充電回路401、点灯回路402、停電検出回路403、制御回路404、モニタランプ405、押釦スイッチ406、受信部407などを備えている。
直流電源回路400は、例えば、リンギングチョークコンバータなどの自励型のスイッチング電源回路で構成され、外部電源(例えば、商用の電力系統)9から供給される交流電圧を、当該交流電圧の実効値よりも低い直流電圧に変換する。充電回路401は、外部電源9から給電されているときに動作し、直流電源回路400から電池ユニット3へ一定の充電電流を流すように構成されている。点灯回路402は、電池ユニット3から供給される直流電流を定電流化して光源ユニット2に供給するように構成されている。停電検出回路403は、直流電源回路400の出力電圧から外部電源9の停電を検出して制御回路404に通知するように構成されている。モニタランプ405は、例えば、緑色光を放射する発光ダイオードで構成されている。押釦スイッチ406は、押釦4060(図10参照)が押操作されて内部の接点4061が閉じられることによって操作入力を受け付け、かつ、受け付けた操作入力を制御回路404に渡すように構成されている。受信部407は、赤外線を通信媒体とする無線信号を受信し、受信した無線信号から送信フレームを復調して制御回路404に渡すように構成されている。この無線信号は、定期点検の作業を行う作業者に操作されるワイヤレス送信器から送信される。なお、定期点検は、法令で定められた期間ごとに実施され、点灯回路402を強制的に動作させて光源ユニット2が規定の時間以上、点灯状態を維持することを確認することを目的として行われる。
制御回路404は、停電検出回路403が停電を検出していないとき、充電回路401を動作させ、かつ、点灯回路402を停止させるように構成されている。なお、制御回路404は、充電回路401を動作させているときにモニタランプ405を点灯させるように構成されている。また、制御回路404は、停電検出回路403が停電を検出しているとき、充電回路401を停止させ、かつ、点灯回路402を動作させるように構成されている。さらに、制御回路404は、押釦スイッチ406から受け取る操作入力が第1の操作入力と第2の操作入力のいずれであるかを判別するように構成されている。制御回路404は、所定時間(例えば、2秒間)内に受け取る操作入力の回数に基づいて第1の操作入力と第2の操作入力を判別すればよい。あるいは、制御回路404は、操作入力の継続時間(押釦スイッチ406がオンしている時間)に基づいて第1の操作入力と第2の操作入力を判別してもよい。
制御回路404は、第1の操作入力を受け取った場合、あるいは、受信部407から送信フレームを受け取った場合、充電回路401を停止させ、かつ、点灯回路402を動作させる制御動作(第1の制御動作)を行うように構成されている。さらに、制御回路404は、第2の操作入力を受け取った場合、点灯回路402を数秒間動作させた後、再度、点灯回路402を停止させ、かつ、充電回路401を動作させる制御動作(第2の制御動作)を行うように構成されている。なお、制御回路404は、第2の制御動作を行う際に点灯回路402から光源ユニット2へ正常に電流が供給されているか否かを判定し、その判定結果をモニタランプ405によって表示するように構成されることが好ましい。
点灯装置40は、プリント配線板からなる回路基板44の第1面440に実装される種々の電子部品441と、回路基板44の第2面(第1面440の裏面)に形成される導体とで各回路を実現するように構成される(図10参照)。押釦スイッチ406は、回路基板44の第1面440の下端における前後方向のほぼ中央に、その押釦4060を下に向けるようにして実装されている。なお、回路基板44の第1面440における上端部には、電源入力用の端子台442が実装されている。
モニタランプ405及び受信部407は、回路基板44ではなく、光源ユニット2の放熱部材21の結合部210に取り付けられている。モニタランプ405は、LEDモジュール20の後方において、押さえ部材24の第1貫通孔244と上下方向に重なる位置に配置されている。受信部407は、LEDモジュール20の前方において、押さえ部材24の第2貫通孔245と上下方向に重なる位置に配置されている(図3参照)。なお、モニタランプ405及び受信部407は、例えば、複数本の電線によって制御回路404と電気的に接続されることが好ましい。
点灯ユニット4の筐体41は、図10に示すように、第1筐体413と第2筐体414が結合されて箱状に形成されている。第1筐体413は、一面(図10における上面)が開放された矩形の箱状に形成されている。また、第1筐体413の外側の底面(図10における下面)には、速結式の端子台43が取り付けられる取付台4130が一体に形成されている。さらに、第1筐体413の外側の底面における前後方向の中央の下端寄りの位置に復帰ばね46が取り付けられている(図10及び図11参照)。復帰ばね46は、板ばねで構成されている。ただし、復帰ばね46はコイルばねなどの板ばね以外の種類のばねで構成されてもよい。復帰ばね46は、C字状のばね部460と、ばね部460の一端から伸びる平板状の固定部461とを有している。復帰ばね46は、その固定部461を第1筐体413に固定させることで筐体41に取り付けられている(図11参照)。
第2筐体414は、一面(図10における下面)が開放された箱状に形成されている。第2筐体414は、その開放端を第1筐体413の開放端と突き合わすようにして第1筐体413に結合される。さらに、筐体41(第2筐体414)の下面の前端(図10における右端)に開口部410が設けられている。この開口部410の奥(上)には、回路基板44の第1面440に実装された受け側のコネクタ409が配置される。このコネクタ409は、電池ユニット3のコネクタ部32と挿抜可能かつ電気的に接続される。また、第2筐体414の下面の中央に、挿通孔415が設けられている。この挿通孔415の奥(上)には、回路基板44の第1面440に実装された押釦スイッチ406が配置されている。押釦スイッチ406の押釦4060は、上下方向に沿って挿通孔415と対向している。なお、挿通孔415は、放熱部材21の操作突起213が挿通可能な形状及び寸法に形成されている。
点灯ユニット4は、図1及び図8に示すように、本体10内の左寄りの空間に収容される。そして、点灯ユニット4は、本体10の底板11に設けられている固定片110に筐体41が固定されることで本体10に取り付けられている。さらに詳しく説明すると、固定片110には2つの孔1100が設けられ、これら2つの孔1100に、第2筐体414の上面から突出する2つの突起4140がそれぞれ挿通される。そして、それぞれの孔1100に挿通された2つの突起4140が溶融されることにより、筐体41が固定片110にかしめ固定される(図7参照)。ただし、筐体41の取付台4130に取り付けれた速結式の端子台43は、図6に示すように、本体10の底板11に設けられる段差部111の孔1110を通して、差込口430を本体10の外に露出させることが好ましい。つまり、これらの差込口430に電源線の導体が差し込まれることにより、端子台43と回路基板44に実装された端子台442とを介して、点灯装置40が外部電源9と電気的に接続される。
次に、非常用照明器具1の組立手順を説明する。ただし、一対の支持具6は、既に本体10に取り付けられている。
まず、組立作業を行う作業者は、本体10内に点灯ユニット4を収容し、本体10の底板11の固定片110に点灯ユニット4の筐体41をかしめ固定する(図1参照)。それから、作業者は、本体10の左側の平坦壁15と点灯ユニット4の間に放熱部材21の固定部211を差し込み、かつ、電池ケース31の内側(左側)に突板部212を配置する。なお、光源ユニット2のカソード電極202及びアノード電極203は、電線によって点灯ユニット4の点灯回路402と電気的に接続される。そして、作業者は、本体10の外から平坦壁15の2つのねじ挿通孔150にそれぞれ1本ずつねじ151を挿通し、放熱部材21の固定部211の各ねじ孔2110に各ねじ151をねじ込む。なお、これら2本のねじ151は、いわゆる段付ねじであることが好ましい。その結果、放熱部材21は、固定部211が本体10にねじ止めされることにより、本体10と熱的及び機械的に結合される。ただし、2つのねじ挿通孔150が長孔状に形成されているため、2本のねじ151は、各ねじ挿通孔150の長軸方向(上下方向)に沿ってねじ挿通孔150内を移動することができる。特に、各ねじ151が段付ねじであれば、固定部211のねじ孔2110にきつく締め付けられた状態であっても、ねじ挿通孔150内を移動することができる。したがって、光源ユニット2は、上下方向に沿って変位可能な状態で本体10と結合されている。なお、光源ユニット2は、復帰ばね46のばね部460を上下方向に圧縮した状態で本体10に結合されているので、ばね部460のばね力により下向きの力を受けている。そして、光源ユニット2は、ばね部460のばね力により、2本のねじ151の雄ねじ部がねじ挿通孔150の内周面の下端に当たる位置(以下、定常位置という)に収まる(図5参照)。
続いて、作業者は、本体10内に電池ユニット3を収容する。電池ユニット3のコネクタ部32は、電池ユニット3が本体10内に収容される際に、点灯ユニット4の筐体41に設けられている開口部410を通して、点灯ユニット4の受け側のコネクタ409と電気的かつ機械的に接続される。
最後に、作業者は、一対の取付ばね7を本体10の内周面の前側及び後側にそれぞれ一対ずつ設けられる挿通溝13に挿通することにより、本体10の下面を閉塞するようにカバー5を本体10に保持させる(図4及び図5参照)。以上のようにして、非常用照明器具1の組立が完了する。
次に、非常用照明器具1の点検作業について説明する。点検作業を行う作業者は、カバー5の窓孔50から突出しているレンズ部220を上向きに押す。光源ユニット2は、レンズ部220に上向きの力を受けると、定常位置から上向きに移動(変位)する。光源ユニット2が上向きに移動すると、操作突起213が挿通孔415を通して筐体41内に進入し、押釦スイッチ406の押釦4060を押操作する(図13参照)。ただし、光源ユニット2は、2本のねじ151の雄ねじ部がねじ挿通孔150の内周面の上端に当たる位置(以下、操作位置という)で停止する(図14参照)。作業者がレンズ部220を上向きに押すことを止めると、光源ユニット2は、復帰ばね46のばね力によって操作位置から定常位置に変位(復帰)する(図12参照)。そして、点灯ユニット4の制御回路404は、作業者による操作入力が第1の操作入力であれば第1の制御動作を行い、作業者による操作入力が第2の操作入力であれば第2の制御動作を行う。このようにして非常用照明器具1の点検作業が実施される。ただし、光源ユニット2が自重で操作位置から定常位置に変位可能であれば、復帰ばね46がなくてもかまわない。
ここで、非常用照明器具1は、光源ユニット2を押釦スイッチ406の押釦4060を押操作するための操作部材に用いている。そのため、非常用照明器具1は、押釦4060を押操作するための孔をカバー5に設ける必要がない。また、非常用照明器具1において、モニタランプ405(表示部)及び受信部407が、下から見て窓孔50の投影範囲内に配置されている(図4参照)。つまり、モニタランプ405の光は、レンズ部220を通して器具本体(本体10及びカバー5)の外に放射される。また、ワイヤレス送信器から送信される無線信号(赤外線)は、レンズ部220を通して受信部407で受信(受光)される。したがって、非常用照明器具1は、モニタランプ405の光及びワイヤレス送信器から送信される無線信号を通過させるための孔をカバー5に設ける必要がない。その結果、非常用照明器具1は、カバー5に窓孔50以外の孔を設ける必要がないので、従来例と比較して、外観の見栄えの低下を抑制することが可能になる。
上述のように非常用照明器具1は、光源(LEモジュール20)及びLEDモジュール20の配光を制御する光学部品(レンズブロック22)を有する光源ユニット2と、蓄電池30とを備える。非常用照明器具1は、蓄電池30を充電し、かつ、蓄電池30から供給される電力でLEDモジュール20を点灯させる点灯装置40と、蓄電池30の充電状況を表示する表示部(モニタランプ405)とを備える。非常用照明器具1は、光源ユニット2、蓄電池30、点灯装置40及びモニタランプ405を収容する器具本体(本体10及びカバー5)を備える。点灯装置40は、外部電源9から供給される電力で蓄電池30を充電する充電回路401と、外部電源9が停電したときに蓄電池30から供給される電力でLEDモジュール20を点灯させる点灯回路402とを有する。点灯装置40は、操作入力を受け付ける操作部と、外部電源9の停電の有無によらず、操作部が操作入力を受け付けたときに点灯回路402を制御してLEDモジュール20を点灯させる制御回路404とを有する。器具本体は、レンズブロック22の一部(レンズ部220)を露出させるための窓孔50が前面(下面)に設けられた箱形に形成されている。モニタランプ405は、器具本体の前方(下方)から見て窓孔50の投影範囲内に配置されている。操作部は、押釦4060を有する押釦スイッチ406と、押釦4060を押操作するための操作部材(放熱部材21)とを有し、押釦スイッチ406の操作状態に応じて操作入力を受け付けるように構成されている。放熱部材21は、窓孔50から露出するレンズ部220に加えられる操作力によって押釦4060を押操作するように構成されている。
非常用照明器具1は上述のように構成されるので、押釦4060を押操作するための孔、及びモニタランプ405の光を通過させるための孔をカバー5に設ける必要がない。その結果、非常用照明器具1は、カバー5に窓孔50以外の孔を設ける必要がないので、従来例と比較して、外観の見栄えの低下を抑制することが可能になる。
非常用照明器具1において、放熱部材21は、LEDモジュール20及びレンズブロック22を保持するように構成されていることが好ましい。更に、放熱部材21は、レンズ部220に加えられる操作力に応じて、器具本体に対して定常位置から操作位置まで変位し、操作位置に変位したときに押釦4060を押操作するように構成されていることが好ましい。
非常用照明器具1が上述のように構成されれば、LEDモジュール20及びレンズブロック22を保持する放熱部材21に押釦4060を押操作する操作部材の機能を持たせることができる。その結果、非常用照明器具1は、LEDモジュール20及びレンズブロック22を保持する部材と操作部材を個別に有する場合と比較して構成部品の削減を図ることができる。
非常用照明器具1において、操作力がレンズ部220に加えられていないときに放熱部材21に対して操作位置から定常位置に向かう復帰力を印加する復帰ばね46を備えることが好ましい。
非常用照明器具1が上述のように構成されれば、復帰ばね46の復帰力(ばね力)によって放熱部材21を操作位置から定常位置に確実に変位(復帰)させることができる。
非常用照明器具1において、放熱部材21は、器具本体に対する窓孔50の貫通方向(上下方向)に沿って変位するように器具本体に取り付けられていることが好ましい。
非常用照明器具1が上述のように構成されれば、放熱部材21が窓孔50の貫通方向と交差する方向に沿って変位する場合と比較して、器具本体の貫通方向に沿った大きさの小型化を図ることができる。
非常用照明器具1において、制御回路404は、操作部が受け付ける操作入力が第1の操作入力である場合に点灯回路402に対して第1の制御動作を行うように構成されていることが好ましい。また、制御回路404は、操作部が受け付ける操作入力が第2の操作入力である場合に点灯回路402に対して第2の制御動作を行うように構成されていることが好ましい。
非常用照明器具1が上述のように構成されれば、2種類の操作入力に応じて、制御回路404に2種類の制御動作を各別に行わせることができる。
非常用照明器具1において、赤外線を媒体とする無線信号を受信する受信部407を備えることが好ましい。制御回路404は、無線信号が受信部407に受信されると、第1の制御動作と第2の制御動作のうちの少なくともいずれか一方の制御動作を行うように構成されることが好ましい。受信部407は、器具本体の前方から見て窓孔50の投影範囲内に配置されていることが好ましい。
非常用照明器具1が上述のように構成されれば、赤外線を媒体とする無線信号を通過させるための孔をカバー5に設ける必要がない。その結果、非常用照明器具1は、無線信号による遠隔制御を可能としながらも外観の見栄えの低下を抑制することが可能になる。
1 非常用照明器具
2 光源ユニット
5 カバー(器具本体)
9 外部電源
10 本体(器具本体)
20 LEDモジュール(光源)
21 放熱部材(操作部材)
22 レンズブロック(光学部品)
30 蓄電池
40 点灯装置
46 復帰ばね
50 窓孔
220 レンズ部(光学部品の一部)
401 充電回路
402 点灯回路
404 制御回路
405 モニタランプ(表示部)
406 押釦スイッチ
407 受信部
4060 押釦

Claims (6)

  1. 光源及び前記光源の配光を制御する光学部品を有する光源ユニットと、
    蓄電池と、
    前記蓄電池を充電し、かつ、前記蓄電池から供給される電力で前記光源を点灯させる点灯装置と、
    前記蓄電池の充電状況を表示する表示部と、
    前記光源ユニット、前記蓄電池、前記点灯装置及び前記表示部を収容する器具本体と
    を備え、
    前記点灯装置は、
    外部電源から供給される電力で前記蓄電池を充電する充電回路と、
    前記外部電源が停電したときに前記蓄電池から供給される電力で前記光源を点灯させる点灯回路と、
    操作入力を受け付ける操作部と、
    前記外部電源の停電の有無によらず、前記操作部が操作入力を受け付けたときに前記点灯回路を制御して前記光源を点灯させる制御回路と
    を有し、
    前記器具本体は、前記光学部品の一部を露出させるための窓孔が前面に設けられた箱形に形成され、
    前記表示部は、前記器具本体の前方から見て前記窓孔の投影範囲内に配置されており、
    前記操作部は、
    押釦を有する押釦スイッチと、
    前記押釦を押操作するための操作部材と
    を有し、前記押釦スイッチの操作状態に応じて前記操作入力を受け付けるように構成され、
    前記操作部材は、前記窓孔から露出する前記光学部品の一部に加えられる操作力によって前記押釦を押操作するように構成されている
    ことを特徴とする非常用照明器具。
  2. 前記操作部材は、前記光源及び前記光学部品を保持し、前記光学部品の一部に加えられる前記操作力に応じて、前記器具本体に対して定常位置から操作位置まで変位し、前記操作位置に変位したときに前記押釦を押操作するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の非常用照明器具。
  3. 前記操作力が前記光学部品の一部に加えられていないときに前記操作部材に対して前記操作位置から前記定常位置に向かう復帰力を印加する復帰ばねを備えることを特徴とする請求項2記載の非常用照明器具。
  4. 前記操作部材は、前記器具本体に対する前記窓孔の貫通方向に沿って変位するように前記器具本体に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の非常用照明器具。
  5. 前記制御回路は、前記操作部が受け付ける操作入力が第1の操作入力である場合に前記点灯回路に対して第1の制御動作を行い、前記操作部が受け付ける操作入力が第2の操作入力である場合に前記点灯回路に対して第2の制御動作を行うように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の非常用照明器具。
  6. 赤外線を媒体とする無線信号を受信する受信部を備え、
    前記制御回路は、前記無線信号が前記受信部に受信されると、前記第1の制御動作と前記第2の制御動作のうちの少なくともいずれか一方の制御動作を行うように構成され、
    前記受信部は、前記器具本体の前方から見て前記窓孔の投影範囲内に配置されていることを特徴とする請求項5記載の非常用照明器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109914912A (zh) * 2019-03-25 2019-06-21 泉州市东曼厨卫科技有限公司 一种高层建筑的深基坑边坡防护装置
JP2021174590A (ja) * 2020-04-20 2021-11-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明器具

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