JP2017049861A - 光学的情報読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】照明光の照度不足を招くことなく撮像範囲の中心を示すマーカ光の視認性を高め得る光学的情報読取装置を提供する。【解決手段】照明光源21aからの照明光Lfを情報コードCに向けて照射する照明レンズ60が設けられており、この照明レンズ60は、凹曲面状に形成される出射面62が、撮像範囲のうちの周辺部AR1に照明光Lfを照射可能な第1出射面部62aと撮像範囲のうち周辺部AR1よりも内側であって撮像範囲の中心を含めた中央部AR2に照明光Lfを照射可能な第2出射面部62bとから構成される。そして、第2出射面部62bは、第1出射面部61aよりも曲率が大きくなるように形成される。【選択図】図4

Description

本発明は、情報コード等を光学的に読み取る光学的情報読取装置に関するものである。
従来、情報コード等を光学的に読み取る光学的情報読取装置として、例えば、下記特許文献1に開示される二次元コード読取装置が知られている。この二次元コード読取装置では、2つの光学マーカにてそれぞれ十字型の光学マーカー像が照射された際の被読み取り面での両光学マーカー像の位置関係によって、その被読み取り面が読み取りに関して適正位置にあるか否かを容易に把握できるように構成されている。
特開2000−029979号公報
ところで、二次元コードを読み取り可能な光学的情報読取装置は、その機能上、広い撮像範囲を有するため、密集した多数の情報コードの中から1つ情報コードを読み取る場合には、その撮像範囲を示すマーカ光を基準に目的の情報コードを撮像する必要がある。この場合、撮像範囲には照明光も照射されるため、照明光の照度によっては撮像範囲に照射されたマーカ光が見にくくなるという問題がある。このため、単に照明光を暗くすると、照明光の照度不足のために情報コードからの反射光の光量も低下してしまい、情報コードのデコード成功率が低下してしまうという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、照明光の照度不足を招くことなく撮像範囲の中心を示すマーカ光の視認性を高め得る光学的情報読取装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の発明は、照明光(Lf)を出射する照明光源(21a)と、前記照明光源からの照明光を情報コード(C)に向けて照射する照明レンズ(60)と、前記情報コードを撮像可能な受光センサ(23)と、前記受光センサによる撮像範囲の中心(P)を示すためのマーカ光(Lm)を照射するマーカ光照射部(50)と、を備え、前記照明レンズは、凹曲面状に形成される出射面(62,63)が前記撮像範囲のうちの周辺部(AR1)に前記照明光を照射可能な第1出射面部(62a,63a)と前記撮像範囲のうち前記周辺部よりも内側であって前記撮像範囲の中心を含めた中央部(AR2)に前記照明光を照射可能な第2出射面部(62b,63b)とから構成され、前記第2出射面部は、前記第1出射面部よりも曲率が大きくなるように形成されることを特徴とする。
請求項3の発明は、照明光(Lf)を出射する照明光源(21a)と、前記照明光源からの照明光を情報コードに向けて照射する照明レンズ(71)と、前記情報コードを撮像可能な受光センサ(23)と、前記受光センサによる撮像範囲の中心を示すためのマーカ光(Lm)を照射するマーカ光照射部(50)と、を備え、前記照明レンズの出射面(73)は、前記撮像範囲のうちの周辺部(AR1)に前記照明光を照射可能な第1出射面部(73a)と前記撮像範囲のうち前記周辺部よりも内側であって前記撮像範囲の中心を含めた中央部(AR2)に前記照明光を照射可能な第2出射面部(73b)とから構成され、前記出射面のうち前記第2出射面部の出射側には、前記照明光を遮光可能な遮光部(74)が設けられることを特徴とする。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
請求項1の発明では、照明光源からの照明光を情報コードに向けて照射する照明レンズが設けられており、この照明レンズは、凹曲面状に形成される出射面が、撮像範囲のうちの周辺部に照明光を照射可能な第1出射面部と撮像範囲のうち周辺部よりも内側であって撮像範囲の中心を含めた中央部に照明光を照射可能な第2出射面部とから構成される。そして、第2出射面部は、第1出射面部よりも曲率が大きくなるように形成される。
このため、第2出射面部から照明光として出射する光は、第1出射面部から照明光として出射する光よりも拡散するので、撮像範囲での中央部の照度は、撮像範囲での周辺部の照度よりも低くなる。これにより、撮像範囲の中央部ではマーカ光が見やすくなり、撮像範囲の周辺部ではデコードに必要な照度を確保しやすくなる。したがって、照明光の照度不足を招くことなく撮像範囲の中心を示すマーカ光の視認性を高めることができる。特に、マーカ光の視認性を維持しつつ、結像光学的に暗くなりやすい撮像範囲の周辺部に対して照度を高めた照明光を照射しやすくなるので、バーコードのように幅広い情報コードであってもそのデコード成功率を高めることができる。
請求項2の発明では、出射面は、第2出射面部から第1出射面部にかけて曲率が徐々に小さくなるように形成されるため、撮像範囲の中央部から周辺部にかけて照度が徐々に高くなるような照度分布となる。これにより、撮像範囲の中央部と周辺部との照度差を容易に大きくできるため、マーカ光の視認性を考慮しつつ、結像光学的に暗くなりやすい撮像範囲の周辺部に対してより照度を高めた照明光を照射しやすくなるので、情報コードのデコード成功率をさらに高めることができる。
請求項3の発明では、照明光源からの照明光を情報コードに向けて照射する照明レンズが設けられており、この照明レンズの出射面は、撮像範囲のうちの周辺部に照明光を照射可能な第1出射面部と撮像範囲のうち周辺部よりも内側であって撮像範囲の中心を含めた中央部に照明光を照射可能な第2出射面部とから構成される。そして、出射面のうち第2出射面部の出射側には、照明光を遮光可能な遮光部が設けられる。
このため、第2出射面部から出射する光の少なくとも一部が遮光部により遮光されるので、撮像範囲での中央部の照度は、撮像範囲での周辺部の照度よりも低くなる。これにより、撮像範囲の中央部ではマーカ光が見やすくなり、撮像範囲の周辺部ではデコードに必要な照度を確保しやすくなる。したがって、照明光の照度不足を招くことなく撮像範囲の中心を示すマーカ光の視認性を高めることができる。特に、マーカ光の視認性を維持しつつ、結像光学的に暗くなりやすい撮像範囲の周辺部に対して照度を高めた照明光を照射しやすくなるので、バーコードのように幅広い情報コードであってもその情報コードのデコード成功率を高めることができる。
請求項4の発明では、マーカ光照射部は、光源がLEDとして構成され、マーカ光は、撮像範囲の中心に対して十字形状となるように照射される。撮像範囲での中央部の照度は周辺部の照度よりも低くなっているので、レーザー等よりも照度が低いLEDであっても、マーカ光の視認性を確保することができる。特に、マーカ光が撮像範囲の中心に対して十字形状となるように照射されるので、マーカ光の形状を利用して当該マーカ光の視認性を高めることができる。
第1実施形態に係る光学的情報読取装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図1のマーカ光照射部の構成を概略的に示す説明図である。 図3(A)は、絞り部の開口形状を説明する説明図であり、図3(B)は、図3(A)の絞り部を透過したマーカ光について図2のX1−X1断面での形状を説明する説明図である。 第1実施形態における照明レンズから出射される照明光の状態を説明する説明図である。 図5(A)は、第1実施形態において撮像範囲のうち中央部にマーカ光が照射された状態を示す説明図であり、図5(B)は、図4のX2−X2断面での照明光の照度分布を示す説明図である。 第1実施形態の変形例に係る光学的情報読取装置の要部を示す説明図であり、図6(A)は、絞り部の開口形状を示し、図6(B)は、図6(A)の絞り部を透過したマーカ光について図2のX1−X1に相当する断面での形状を示す。 図7(A)は、第1実施形態の変形例において撮像範囲のうち中央部にマーカ光が照射された状態を示す説明図であり、図7(B)は、図7(A)の照射状態において図4のX2−X2に相当する断面での照明光の照度分布を示す説明図である。 第2実施形態における照明レンズから出射される照明光の状態を説明する説明図である。 図9(A)は、第2実施形態において撮像範囲のうち中央部にマーカ光が照射された状態を示す説明図であり、図9(B)は、図8のX3−X3断面での照明光の照度分布を示す説明図である。 第3実施形態に係る光学的情報読取装置の要部を示す説明図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態に係る光学的情報読取装置について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る光学的情報読取装置10は、一次元コードや二次元コード等の情報コードを光学的に読み取る情報コードリーダとして構成されている。ここで、一次元コードとしては、例えば、JANコード、EAN、UPC、ITFコード、CODE39、CODE128、NW−7等からなるいわゆるバーコードが想定される。また、二次元コードとしては、例えば、QRコード(登録商標)、データマトリックスコード、マキシコード、Aztecコード等の方形状の情報コードが想定される。
この光学的情報読取装置10は、図示しないケースの内部に回路部20が収容されてなるものであり、回路部20は、主に、照明光照射部21、マーカ光照射部50、受光センサ23等の光学系と、メモリ35、制御回路40等のマイクロコンピュータ(以下「マイコン」という)系とを備えている。
光学系は、投光光学系と、受光光学系とに分かれている。投光光学系は、照明光照射部21とマーカ光照射部50とから構成されている。照明光照射部21は、照明光Lfを発光可能なLED等の照明光源21aと、この照明光源21aの出射側に設けられる照明レンズ60とから構成されている。なお、照明レンズ60の詳細形状については後述する。
マーカ光照射部50は、受光センサ23の撮像範囲の中心を示すマーカ光Lmを照射するように構成されるもので、図2に示すように、LEDからなるマーカ光源51と、このマーカ光源51の出射側に設けられる絞り部52と、絞り部52の開口52aを透過した光を集光してマーカ光Lmとして照射するレンズ53とを備えている。図3(A)に示すように、開口52aは、断面円形状に形成されるため、図3(B)に示すように、マーカ光Lmは、撮像範囲の中心Pに対して円形状となるように照射される。なお、図1では、情報コードCが付された読取対象Rに向けて照明光Lfおよびマーカ光Lmを照射する例を概念的に示している。
受光光学系は、受光センサ23、結像レンズ25、反射鏡(図示略)などによって構成されている。受光センサ23は、例えば、C−MOSやCCD等の固体撮像素子である受光素子を二次元に配列したエリアセンサとして構成されるものであり、受光した受光素子ごとに反射光Lrの強度に応じた電気信号を出力するように構成されている。この受光センサ23は、結像レンズ25を介して入射する入射光を受光可能(撮像可能)にプリント配線板(図示略)に実装されている。
結像レンズ25は、外部から読取口13を介して入射する入射光を集光して受光センサ23の受光面23aに像を結像可能な結像光学系として機能するものである。本実施形態では、照明光照射部21から照射された照明光Lfが情報コードにて反射した後、この反射光Lrを結像レンズ25で集光し、受光センサ23の受光面23aにコード像を結像させている。
マイコン系は、増幅回路31、A/D変換回路33、メモリ35、アドレス発生回路36、同期信号発生回路38、制御回路40、操作部42、液晶表示器43、ブザー44、バイブレータ45、発光部46、通信インタフェース48等から構成されている。このマイコン系は、その名の通り、マイコン(情報処理装置)として機能し得る制御回路40およびメモリ35を中心に構成されるもので、上述した光学系によって撮像された情報コードの画像信号をハードウェア的およびソフトウェア的に信号処理し得るものである。また制御回路40は、当該光学的情報読取装置10の全体システムに関する制御も行っている。
光学系の受光センサ23から出力される画像信号(アナログ信号)は、増幅回路31に入力されることで所定の増幅率で増幅された後、A/D変換回路33に入力されると、アナログ信号からディジタル信号に変換される。そして、ディジタル化された画像信号、つまり画像データ(画像情報)は、生成されてメモリ35に入力されると、所定のコード画像情報格納領域に蓄積される。なお、同期信号発生回路38は、受光センサ23およびアドレス発生回路36に対する同期信号を発生可能に構成されており、またアドレス発生回路36は、この同期信号発生回路38から供給される同期信号に基づいて、メモリ35に格納される画像データの格納アドレスを発生可能に構成されている。
メモリ35は、半導体メモリ装置で、例えばRAM(DRAM、SRAM等)やROM(EPROM、EEPROM等)がこれに相当する。このメモリ35のうちのRAMには、上述したコード画像情報格納領域のほかに、制御回路40が算術演算や論理演算等の各処理時に利用する作業領域や読取条件テーブルも確保可能に構成されている。またROMには、情報コードを光学的に読み取るための読取処理を実行可能な読取用プログラムや、照明光源21a、受光センサ23等の各ハードウェアを制御可能なシステムプログラム等が予め格納されている。
制御回路40は、光学的情報読取装置10全体を制御可能なマイコンで、CPU、システムバス、入出力インタフェース等からなるもので、メモリ35とともに情報処理装置を構成し得るもので情報処理機能を有する。この制御回路40は、受光センサ23によって撮像されてメモリ35に記憶される情報コードのコード画像について解読処理(デコード)を行うように機能する。また、制御回路40は、内蔵された入出力インタフェースを介して種々の入出力装置(周辺装置)と接続可能に構成されており、本実施形態の場合、操作部42、液晶表示器43、ブザー44、バイブレータ45、発光部46、通信インタフェース48等が接続されている。
操作部42は、複数のキーによって構成され、使用者のキー操作に応じて制御回路40に対して操作信号を与える構成をなしており、制御回路40は、操作部42から操作信号を受けたとき、その操作信号に応じた動作を行うように構成されている。液晶表示器43は、公知の液晶表示パネルによって構成されており、制御回路40によって表示内容が制御されるようになっている。ブザー44は、公知のブザーによって構成されており、制御回路40からの動作信号に応じて所定の音を発生させるように構成されている。バイブレータ45は、携帯機器に搭載される公知のバイブレータによって構成されており、制御回路40からの駆動信号に応じて振動を発生させるように構成されている。発光部46は、例えばLEDであって、制御回路40からの信号に応じて点灯するように構成されている。通信インタフェース48は、外部(例えばホスト装置)との間でのデータ通信を行うためのインタフェースとして構成されており、制御回路40と協働して通信処理を行う構成をなしている。
次に、照明レンズ60の詳細形状および機能等について図4および図5を参照して詳述する。
図4に示すように、照明レンズ60は、照明光源21aからの光を集光するために凸面状に形成される入射面61と、入射側に凹むように凹曲面状に形成される出射面62とを備えている。出射面62は、受光センサ23の撮像範囲のうちの周辺部(以下、周辺部AR1ともいう:図5(A)参照)に対して円環状に照明光Lfを照射可能な第1出射面部62aと、受光センサ23の撮像範囲のうち周辺部AR1よりも内側であって撮像範囲の中心Pを含めた中央部(以下、中央部AR2ともいう:図5(A)参照)に対して円状に照明光Lfを照射可能な第2出射面部62bとから構成されている。そして、第2出射面部62bは、第1出射面部62aよりも曲率が大きくなるように形成されている。
このような構成により、図4に示すように、第2出射面部62bから照明光Lfとして出射する光は、第1出射面部62aから照明光Lfとして出射する光よりも拡散しやすくなる。すなわち、第2出射面部62bは、照明光Lfを拡散するように機能し、第1出射面部62aは、照明光Lfの拡散を抑制して照度低下を抑えるように機能する。このため、図5(B)に示すように、撮像範囲での中央部AR2の照度は、撮像範囲での周辺部AR1の照度よりも低くなる。そして、照度が低くなった撮像範囲の中央には、マーカ光Lmが照射されることとなる(図5(A)(B)の2点鎖線参照)。
これにより、撮像範囲の中央部AR2ではマーカ光Lmが見やすくなり、撮像範囲の周辺部AR1ではデコードに必要な照度を確保しやすくなる。したがって、照明光Lfの照度不足を招くことなく撮像範囲の中心Pを示すマーカ光Lmの視認性を高めることができる。特に、マーカ光Lmの視認性を維持しつつ、結像光学的に暗くなりやすい撮像範囲の周辺部AR1に対して照度を高めた照明光を照射しやすくなるので(図5(B)参照)、バーコードのように幅広い情報コードであってもその情報コードのデコード成功率を高めることができる。
さらに、撮像範囲での中央部AR2の照度は周辺部AR1の照度よりも低くなっているので、レーザー等よりも照度が低いLEDをマーカ光源51として採用しても、マーカ光Lmの視認性を確保することができる。
なお、マーカ光照射部50は、マーカ光Lmを撮像範囲の中心Pに対して円形状にて照射するように構成されることに限らず、他の形状、例えば、十字形状にて照射するように構成されてもよい。この場合、図6(A)に示す絞り部52のように開口52bが断面十字形状に形成されることで、図6(B)に示すように、マーカ光Lmは、撮像範囲の中心Pに対して十字形状となるように照射される。
このように、マーカ光Lmが撮像範囲の中心Pに対して十字形状となるように照射されることで、マーカ光Lmの形状を利用して当該マーカ光Lmの視認性をより高めることができる。
なお、マーカ光Lmの照射形状が遠くの撮像範囲ほど大きくなるようにマーカ光照射部50が形成されている場合には、遠方の撮像範囲では、図7(A)(B)に示すように、中央部AR2だけでなく周辺部AR1にもマーカ光Lmが照射されることとなる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る光学的情報読取装置について、図8および図9を参照して説明する。
本第2実施形態では、照明レンズ60に代えて出射面の形状が異なる照明レンズ60aを採用する点が、上記第1実施形態に係る光学的情報読取装置と主に異なる。したがって、第1実施形態の光学的情報読取装置と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
図8に示すように、照明レンズ60aは、その出射面63が第2出射面部63bから第1出射面部63aにかけて曲率が徐々に小さくなるように形成されている。なお、照明レンズ60aの入射面61は、照明レンズ60の入射面61と同じ形状である。このため、図9に示すように、撮像範囲の中央部AR2から周辺部AR1にかけて照度が徐々に高くなるような照度分布となる。これにより、撮像範囲の中央部AR2と周辺部AR1との照度差を容易に大きくできるため、マーカ光Lmの視認性を考慮しつつ、結像光学的に暗くなりやすい撮像範囲の周辺部AR1に対してより照度を高めた照明光Lfを照射しやすくなるので、バーコードのように幅広い情報コードであってもその情報コードのデコード成功率をさらに高めることができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る光学的情報読取装置について、図10を参照して説明する。
本第3実施形態では、照明光照射部21に代えて照明光照射部70を採用する点が、上記第1実施形態に係る光学的情報読取装置と主に異なる。したがって、第1実施形態の光学的情報読取装置と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
図10に示すように、照明光照射部70は、照明光源21aと、この照明光源21aの出射側に設けられる照明レンズ71と、照明レンズ71の出射側に設けられる遮光部74とを備えている。照明レンズ71は、投光光学系として一般的に使用される形状のレンズであって、凸面状に形成される入射面72から入射した光を所定の照射範囲に対して拡散して照射するように形成されている。すなわち、照明レンズ71の出射面73は、照明レンズ60の出射面62と異なり、第1出射面部62aに相当する第1出射面部73aと第2出射面部62bに相当する第2出射面部73bとが上述したような異なる機能を有するように形成されていない。
遮光部74は、光の透過を妨げる一般的な遮光性の部材により構成されており、照明レンズ71に対して出射面73のうち第2出射面部73bの出射側に位置するように配置されている。遮光部74は、第2出射面部73bに応じて、照明レンズ71側から見た形状が円形状となるように形成されている。
すなわち、図10に示すように、照明レンズ71の出射面73について、撮像範囲のうちの周辺部AR1に照明光Lfを照射可能な第1出射面部73aの出射側には遮光部74が配置されず、撮像範囲のうち周辺部AR1よりも内側であって撮像範囲の中心Pを含めた中央部AR2に照明光Lfを照射可能な第2出射面部73bの出射側のみに光を遮光可能な遮光部74が配置される。
このため、第2出射面部73bから出射する光の少なくとも一部が遮光部74により遮光されるので、撮像範囲での中央部AR2の照度は、撮像範囲での周辺部AR1の照度よりも低くなる。これにより、撮像範囲の中央部AR2ではマーカ光Lmが見やすくなり、撮像範囲の周辺部AR1ではデコードに必要な照度を確保しやすくなる。したがって、照明光Lfの照度不足を招くことなく撮像範囲の中心Pを示すマーカ光Lmの視認性を高めることができる。特に、マーカ光Lmの視認性を維持しつつ、結像光学的に暗くなりやすい撮像範囲の周辺部AR1に対して照度を高めた照明光Lfを照射しやすくなるので、バーコードのように幅広い情報コードであってもその情報コードのデコード成功率を高めることができる。
なお、遮光部74は、第2出射面部73bの出射側に位置するように配置されることに限らず、入射面72の入射側に配置されてもよい。この場合、遮光部74は、入射面72のうち上記中央部AR2に照明光Lfを照射するための入射面部に入射する光を遮光する位置に配置される。このようにしても撮像範囲での中央部AR2の照度は、撮像範囲での周辺部AR1の照度よりも低くなるので、照明光Lfの照度不足を招くことなく撮像範囲の中心Pを示すマーカ光Lmの視認性を高めることができる。
なお、照明光Lfの一部が遮光部74により遮光される構成は、他の実施形態にも適用することができる。
[他の実施形態]
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよい。
(1)照明レンズ60,71は、入射面61,72から入射した光を、断面円形状の照明光Lfとして出射面62(63),73から照射するように形成されることに限らず、他の断面形状の照明光、例えば、断面楕円形状の照明光として出射面62(63),73から照射するように形成されてもよい。
(2)本発明は、情報コードを光学的に読み取る機能に加えて他の機能、例えば、無線通信媒体と無線通信する無線通信機能等を兼備する情報読取装置に適用することができる。
10…光学的情報読取装置
21,70…照明光照射部
21a…照明光源
23…受光センサ
50…マーカ光照射部
60,71…照明レンズ
62,63,73…出射面
62a,63a,73a…第1出射面部
62b,63b,73b…第2出射面部
74…遮光部
AR1…周辺部
AR2…中央部
Lf…照明光
Lm…マーカ光
P…撮像範囲の中心

Claims (4)

  1. 照明光を出射する照明光源と、
    前記照明光源からの照明光を情報コードに向けて照射する照明レンズと、
    前記情報コードを撮像可能な受光センサと、
    前記受光センサによる撮像範囲の中心を示すためのマーカ光を照射するマーカ光照射部と、
    を備え、
    前記照明レンズは、凹曲面状に形成される出射面が前記撮像範囲のうちの周辺部に前記照明光を照射可能な第1出射面部と前記撮像範囲のうち前記周辺部よりも内側であって前記撮像範囲の中心を含めた中央部に前記照明光を照射可能な第2出射面部とから構成され、
    前記第2出射面部は、前記第1出射面部よりも曲率が大きくなるように形成されることを特徴とする光学的情報読取装置。
  2. 前記出射面は、前記第2出射面部から前記第1出射面部にかけて曲率が徐々に小さくなるように形成されることを特徴とする請求項1に記載の光学的情報読取装置。
  3. 照明光を出射する照明光源と、
    前記照明光源からの照明光を情報コードに向けて照射する照明レンズと、
    前記情報コードを撮像可能な受光センサと、
    前記受光センサによる撮像範囲の中心を示すためのマーカ光を照射するマーカ光照射部と、
    を備え、
    前記照明レンズの出射面は、前記撮像範囲のうちの周辺部に前記照明光を照射可能な第1出射面部と前記撮像範囲のうち前記周辺部よりも内側であって前記撮像範囲の中心を含めた中央部に前記照明光を照射可能な第2出射面部とから構成され、
    前記出射面のうち前記第2出射面部の出射側には、前記照明光を遮光可能な遮光部が設けられることを特徴とする光学的情報読取装置。
  4. 前記マーカ光照射部は、光源がLEDとして構成され、
    前記マーカ光は、前記撮像範囲の中心に対して十字形状となるように照射されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学的情報読取装置。
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