JP2017049603A - 電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】ショートによる導通不良を解消することが可能な電子部品を提供する。
【解決手段】ミラー駆動装置1は、固定フレームと、可動フレーム14と、ミラーと、永久磁石10とを備える。可動フレーム14は、基材100と、駆動コイル18と、被覆層102と、絶縁層104とを有する。基材100は、主面S4側に位置し且つスパイラル状に延びる溝部100aを含む。駆動コイル18は、溝部100a内に配置された金属材料によって構成されている。被覆層102は、溝部100aの開口を覆うように主面S4上まで延びると共に、駆動コイル18を構成する金属材料の拡散を抑制する金属材料で構成されている。絶縁層104は、主面S4上及び被覆層102上に配置されている。駆動コイル18の内側端部に電気的に接続された引き出し導体28bは、絶縁層104を介して駆動コイル18と立体的に交差している。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子部品に関する。
電子部品の一種として、特許文献1は半導体装置を開示している。この半導体装置は、凹部を主面側に有する基板と、凹部内に配置された金属材料と、金属材料のうち凹部から露出する露出面を覆うように配置された保護層とを備え、金属材料が配線として機能する。
特開2005−044913号公報
上記の配線は、基板の表面に形成された凹部内に、シード層を介して金属材料(例えばCu)をめっき法により埋め込む、いわゆるダマシン法によって形成される。特に金属材料がCuである場合には、エッチングでの微細化が困難であるため、ダマシン法が好適に用いられる。凹部内に金属材料が埋め込まれた後は、例えば化学機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)によって表面が平坦化される。その後、配線の表面に、保護層となる金属材料が、めっき法により選択的に形成される。
しかしながら、配線とシード層との境界部において、配線の表面を完全に被覆することは困難であり、配線の表面が露出する場合があった。配線の表面が露出した状態では、基板の表面及び保護層の表面に絶縁層を形成したとしても、配線を構成する金属材料が絶縁層に拡散する。そのため、基板の表面に複数の凹部が形成され、これらの凹部内に配置された金属材料が隣り合っていたり、絶縁層上に他の配線が配置されていたりする場合、基板の複数の凹部内における隣り合う配線間や、基板の凹部内の配線と絶縁層上の他の配線との間でショートが発生してしまう場合があった。金属材料がCuである場合には特に絶縁層に拡散しやすく、ショートの発生の虞が高まっていた。
そのため、本発明の目的は、ショートによる導通不良を解消することが可能な電子部品を提供することにある。
本発明の一側面に係る電子部品は、主面側に凹部を有する基材と、凹部内に配置された第1の金属材料により構成される第1の導体と、凹部の開口を覆うように主面上まで延びると共に、第1の金属材料の拡散を抑制する第2の金属材料で構成された被覆層と、主面上及び被覆層上に配置された第1の絶縁層とを備える。
本発明の一側面に係る電子部品では、第1の金属材料の拡散を抑制する第2の金属材料で構成された被覆層が、凹部の開口を覆うように主面上まで延びている。そのため、第1の銅線を構成する第1の金属材料が第1の絶縁層に拡散し難くなっている。従って、ショートによる導通不良を解消できる。
第1の金属材料はCu又はAuであってもよい。電気抵抗率が低い一方で比較的拡散しやすい材料であるCuやAuを第1の金属材料として用いた場合であっても、被覆層により、これらの材料の拡散を抑制できる。そのため、駆動コイルの電気抵抗率を下げつつショートの発生を防止できる。
第2の金属材料はAl又はAlを含む合金であってもよい。この場合、第1の金属材料の拡散を極めて良好に抑制できる。
第1の絶縁層上に配置された第2の導体をさらに備えてもよい。この場合、第1の導体と第2の導体との間で、ショートの発生が防止される。
基材は主面側に凹部を複数有し、複数の凹部内は主面に沿う方向に並んでいてもよい。この場合、各凹部内に配置された第1の金属材料の間で、ショートの発生が防止される。
凹部は、主面に対して直交する方向から見てスパイラル状に延びていてもよい。スパイラル状に延びた凹部内に配置されている第1の金属材料により、第1の導体がコイルとして構成される。この場合、コイルのうち隣り合う導体間で、ショートの発生が防止される。
基材は、主面と凹部の内壁面とに沿って配置された第2の絶縁層を有してもよい。
基材はシリコンで構成されており、第2の絶縁層はシリコンが熱酸化された酸化シリコンで構成されていてもよい。
シード層が、第2の絶縁層と第1の金属材料との間に配置されていてもよい。この場合、電気めっき法を用いて、第1の金属材料をシード層上に成長させることができる。
シード層はTiNにより構成されていてもよい。
本発明によれば、ショートによる導通不良を解消することが可能な電子部品を提供できる。
図1は、本実施形態に係るミラー駆動装置を示す平面図である。 図2は、図1のII−II線断面図である。 図3は、図1のIII−III線断面図である。 図3は、図1のIV−IV線断面図である。
本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
本実施形態に係るミラー駆動装置1は、図1及び図2に示されるように、永久磁石10と、固定フレーム12と、可動フレーム14と、ミラー16とを備える。
永久磁石10は、矩形状を呈する平板である。永久磁石10は、可動フレーム14の周囲(後述する駆動コイル18,20の周囲)に磁場を形成する。永久磁石10は、一対の主面10a,10bを有する。本実施形態では、主面10a側がN極であり、主面10b側がS極である。主面10a側がS極であり、主面10b側がN極であってもよい。永久磁石10の厚さは、例えば2mm〜3mm程度に設定することができる。
固定フレーム12は、矩形状を呈する枠体である。固定フレーム12は、永久磁石10の主面10a上に配置されている。固定フレーム12の厚さは、例えば250μm〜300μm程度に設定することができる。
可動フレーム14は、固定フレーム12の開口内に位置している。可動フレーム14は、外側に位置する外側部14aと、外側部14aの内側に位置する内側部14bと、内側部14bの内側に位置すると共にミラー16が配置されるミラー配置部14cとを有する。
外側部14a及び内側部14bは、矩形状を呈する平板状の枠体である。外側部14aは、永久磁石10及び固定フレーム12から離間している。外側部14aは、永久磁石10とは反対側を向く主面S1を有する。外側部14aは、同一直線上に延びる一対のトーションバー22を介して、固定フレーム12に対し回転可能に取り付けられている。トーションバー22は、直線状を呈していてもよいし、蛇行形状を呈していてもよい。
外側部14aの主面S1側には、駆動コイル18が配置されている。駆動コイル18は、主面S1(ミラー16の表面)に対して直交する方向から見てスパイラル状に複数周回巻回されている。駆動コイル18の一端は駆動コイル18の外側に位置し、駆動コイル18の他端は駆動コイル18の内側に位置する。駆動コイル18の外側端部には、引き出し導体28aの一端が電気的に接続されている。駆動コイル18の内側端部には、引き出し導体28bの一端が電気的に接続されている。
引き出し導体28a,28bは、外側部14aからトーションバー22を介して固定フレーム12まで引き出されている。引き出し導体28a,28bの他端は、固定フレーム12の表面に配置された電極30a,30bに電気的に接続されている。電極30a,30bは図示しない電源に接続されている。引き出し導体28bは、駆動コイル18の上方を通るように駆動コイル18と立体的に交差している。
内側部14bは、外側部14aから離間している。内側部14bは、永久磁石10とは反対側を向く主面S2を有する。内側部14bは、トーションバー22と同一直線上に延びる一対のトーションバー24を介して、外側部14aに対し回転可能に取り付けられている。トーションバー24は、直線状を呈していてもよいし、蛇行形状を呈していてもよい。
内側部14bの主面S2側には、駆動コイル20が配置されている。駆動コイル20は、主面S2(ミラー16の表面)に対して直交する方向から見てスパイラル状に複数周回巻回されている。駆動コイル20の一端は駆動コイル20の外側に位置し、駆動コイル20の他端は駆動コイル20の内側に位置する。駆動コイル20の外側端部には、引き出し導体32aの一端が電気的に接続されている。駆動コイル20の内側端部には、引き出し導体32bの一端が電気的に接続されている。
引き出し導体32a,32bは、内側部14bからトーションバー22、外側部14a及びトーションバー22を介して固定フレーム12まで引き出されている。引き出し導体32a,32bの他端は、固定フレーム12の表面に配置された電極34a,34bに電気的に接続されている。電極34a,34bは図示しない電源に接続されている。引き出し導体32aは、駆動コイル18の上方を通るように駆動コイル18と立体的に交差している。引き出し導体32bは、駆動コイル18,20の上方を通るように駆動コイル18,20と立体的に交差している。
ミラー配置部14cは、円形状を呈する円板である。ミラー配置部14cは、永久磁石10とは反対側を向く主面S3を有する。ミラー配置部14cは、同一直線上に延びる一対の支持梁26を介して、内側部14bに取り付けられている。ミラー配置部14cが支持梁26を介して内側部14bに連結されていることで、駆動コイル18,20において発生したジュール熱がミラー配置部14cに伝熱し難くできると共に、ミラー配置部14cの変形を抑制できる。本実施形態において、支持梁26の対向方向は、トーションバー22,24の対向方向とは交差している。
ミラー16は、ミラー配置部14cの主面S3上に配置されている。ミラー16は、金属薄膜により構成された光反射膜である。ミラー16に用いられる金属材料としては、例えばアルミ(Al)、金(Au)、銀(Ag)が挙げられる。
続いて、駆動コイル18,20の詳細な構成について以下に説明する。駆動コイル18,20の構成は本実施形態において同様であるので、以下では駆動コイル18について説明し、駆動コイル20の説明は省略する。
図3及び図4に示されるように、外側部14aは、基材100と、駆動コイル18と、被覆層102と、絶縁層104とを有する。基材100は、駆動コイル18に対応する形状を呈する溝部100aを有する。すなわち、溝部100aは、基材100aの主面S4側から見てスパイラル状に延びている。このような溝部100aは、例えば、平板状の基材100の表面に所定パターンのマスクを形成し、続いて、当該マスクを介して基材100をエッチングすることにより形成できる。基材100は、例えばSiで構成される。基材100の厚さは、例えば20μm〜60μm程度に設定することができる。
基材100の表面S4及び溝部100aの内壁面には、絶縁層100bが配置されている。絶縁層100bは、基材100を熱酸化して得られる熱酸化膜である。絶縁層100bは、例えばSiOで構成される。溝部100aの内壁面には、シード層100cが配置されている。すなわち、シード層100cは、絶縁層100bと駆動コイル18との間に位置している。シード層100cは、駆動コイル18を構成する金属材料に対して付着性を有する緻密な金属材料を、基材100(絶縁層100b)上にスパッタリングすることにより得られる。シード層100cを構成する金属材料としては、例えばTiNが挙げられる。
溝部100a内で且つシード層100c上には、駆動コイル18を構成する金属材料が配置されている。駆動コイル18は、ダマシン法により、シード層100c上に当該金属材料を埋め込むことにより得られる。溝部100a内に当該金属材料を埋め込むための手法としては、めっきや、スパッタリングや、CVDが挙げられる。
溝部100a内に当該金属材料を配置した後に、化学機械研磨によって主面S4側を平坦化してもよい。この平坦化工程においては、駆動コイル18とシード層100cとの間で生ずる電位差等により、駆動コイル18のうちシード層100cと接する境界部100dが局所的に減肉することがある。当該金属材料としては、例えばCu又はAuが挙げられる。駆動コイル18の厚さは、例えば5μm〜10μm程度に設定することができる。
被覆層102は、溝部100aの開口を覆うように主面S4上まで延びている。すなわち、被覆層102は、主面S1,S4(ミラー16の表面)に対して直交する方向から見て、駆動コイル18のうち主面S1,S4側の表面全体を覆うと共に、基材100のうち溝部100aの周囲を覆っている。被覆層102は、例えばスパッタリング法又はCVD法により基材100の上面全体に金属材料を堆積し、続いて、パターニングすることにより得られる。
被覆層102を構成する金属材料は、駆動コイル18を構成する金属材料の拡散を抑制する機能を有する。被覆層102を構成する金属材料としては、例えばAl又はAlを含む合金が挙げられる。Alを含む合金としては、Al−Si合金、Al−Cu合金、Al−Si−Cu合金が挙げられる。Al−Si合金の組成比は、例えばAlが99%、Siが1%とすることができる。Al−Cu合金の組成比は、例えばAlが99%、Cuが1%とすることができる。Al−Si−Cu合金の組成比は、例えばAlが98%、Siが1%、Cuが1%とすることができる。被覆層102の厚さは、例えば1μm程度に設定することができる。
絶縁層104は、基材100上及び被覆層102上を覆うように配置されている。絶縁層104を構成する材料としては、例えばSiO、SiN又はTEOSが挙げられる。絶縁層104上には、引き出し導体28a,28b,32a,32bが配置されている。すなわち、引き出し導体28a,28bは、絶縁層104及び被覆層102を介して駆動コイル18と離間している。
以上のような本実施形態では、被覆層102が、駆動コイル18,20を構成する金属材料の拡散を抑制する金属材料で構成されていると共に、溝部100aの開口を覆うように主面S4上まで延びている。そのため、駆動コイル18,20を構成する金属材料が絶縁層104に拡散し難くなっており、駆動コイル18,20のうち隣り合う配線間や、駆動コイル18,20と引き出し導体28b、32a,32bとの間で、ショートの発生が防止される。従って、ショートによる導通不良を解消できる。これに伴い、高密度に巻回された駆動コイル18,20が実現されるので、より大きな電流を駆動コイル18,20に流すことができる。その結果、より大きなローレンツ力を駆動コイル18,20に作用させ得るので、ミラー16の可動範囲が大きなミラー駆動装置1を得ることができる。
ところで、平坦化工程において、駆動コイルのうちシード層と接する境界部が局所的に減肉した場合、被覆層102がない従来のミラー駆動装置では、駆動コイルと、駆動コイルを覆う絶縁層上に形成される引き出し導体との間の距離が小さくなり、特にショートが発生しやすくなっていた。しかしながら、本実施形態では、被覆層102が、駆動コイル18,20の表面のみならず溝部100aの開口を覆うように主面S4上まで延びている。そのため、境界部100dが局所的に減肉した場合であっても、ショートによる導通不良を防ぐことができる。
本実施形態では、駆動コイル18,20を構成する金属材料がCu又はAuである。電気抵抗率が低い一方で比較的拡散しやすい材料であるCuやAuを用いて駆動コイル18,20を構成した場合であっても、被覆層102により、これらの材料の拡散を抑制できる。そのため、駆動コイル18,20の電気抵抗率を下げつつショートの発生を防止できる。
本実施形態では、駆動コイル18,20を構成する金属材料に対して付着性を有するシード層100cが、絶縁層100bと駆動コイル18,20との間に配置されている。そのため、電気めっき法を用いて、駆動コイル18,20を構成する金属材料をシード層100c上に成長させることができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態ではミラー駆動装置1について説明したが、周囲よりも窪んだ溝部や凹部(窪み部)の内部に金属材料がダマシン法によって埋め込まれた電子部品に、広く本発明を適用することができる。
1…ミラー駆動装置、10…永久磁石、12…固定フレーム、14…可動フレーム、16…ミラー、18,20…駆動コイル、22,24…トーションバー、28a,28b,32a,32b…引き出し導体、100…基材、100a…凹溝部、100b…絶縁層、100c…シード層、102…被覆層、104…絶縁層、S1〜S4…主面。
基材は主面側に凹部を複数有し、複数の凹部は主面に沿う方向に並んでいてもよい。この場合、各凹部内に配置された第1の金属材料の間で、ショートの発生が防止される。
図3及び図4に示されるように、外側部14aは、基材100と、駆動コイル18と、被覆層102と、絶縁層104とを有する。基材100は、駆動コイル18に対応する形状を呈する溝部100aを有する。すなわち、溝部100aは、基材100の主面S4側から見てスパイラル状に延びている。このような溝部100aは、例えば、平板状の基材100の表面に所定パターンのマスクを形成し、続いて、当該マスクを介して基材100をエッチングすることにより形成できる。基材100は、例えばSiで構成される。基材100の厚さは、例えば20μm〜60μm程度に設定することができる。
基材100の主面S4及び溝部100aの内壁面には、絶縁層100bが配置されている。絶縁層100bは、基材100を熱酸化して得られる熱酸化膜である。絶縁層100bは、例えばSiO2で構成される。溝部100aの内壁面には、シード層100cが配置されている。すなわち、シード層100cは、絶縁層100bと駆動コイル18との間に位置している。シード層100cは、駆動コイル18を構成する金属材料に対して付着性を有する緻密な金属材料を、基材100(絶縁層100b)上にスパッタリングすることにより得られる。シード層100cを構成する金属材料としては、例えばTiNが挙げられる。
1…ミラー駆動装置、10…永久磁石、12…固定フレーム、14…可動フレーム、16…ミラー、18,20…駆動コイル、22,24…トーションバー、28a,28b,32a,32b…引き出し導体、100…基材、100a…溝部、100b…絶縁層、100c…シード層、102…被覆層、104…絶縁層、S1〜S4…主面。

Claims (5)

  1. 主面側に位置し且つ前記主面に対して直交する方向から見て渦巻状に形成された溝部を含む、シリコン基材と、
    前記溝部に配置され且つ前記主面に対して直交する方向から見て渦巻状に形成されたコイル配線部と、
    前記主面上及び前記コイル配線部上に配置された第1の絶縁層とを備え、
    前記コイル配線部の内側端部には、引き出し導体の一端が電気的に接続されており、
    前記引き出し導体の他端は、前記コイル配線部の外側に引き出されており、
    前記引き出し導体は、前記第1の絶縁層を介して前記コイル配線部と立体的に交差しており、
    前記第1の絶縁層のうち前記コイル配線部に対応する領域が平坦ではない、電子部品。
  2. 前記シリコン基材は、前記主面と前記溝部の内壁面とに沿って配置された第2の絶縁層を有する、請求項1に記載の電子部品。
  3. 前記第2の絶縁層は前記シリコン基材が熱酸化された酸化シリコンで構成されている、請求項2に記載の電子部品。
  4. シード層が、前記第2の絶縁層と前記コイル配線部のうち前記溝部内に配置された部分との間に配置されている、請求項2又は3に記載の電子部品。
  5. 前記シード層はTiNにより構成されている、請求項4に記載の電子部品。
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