JP2017049205A - センサ - Google Patents

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Noboru Matsui
登 松井
将 田中
Susumu Tanaka
将 田中
詩織 酒師
Shiori Sakashi
詩織 酒師
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【課題】高温に対してグロメットを保護する性能を向上させる【解決手段】ガスセンサ1は、長尺状に形成されたガスセンサ素子3と、主体金具2および外筒6と、複数のリード線7と、グロメット10と、包囲筒12と、包囲筒13とを備える。リード線7は、外筒6の開口部6aを通じて外筒6の内部に挿入されて、ガスセンサ素子3に接続される。グロメット10は、複数のリード線7を挿入するための貫通孔10aを有し、開口部6aの内部に配置される。包囲筒12は、筒状に形成され、少なくともグロメット10を内部に含むように配置されてグロメット10を包囲する。包囲筒13は、筒状に形成され、少なくとも、包囲筒12においてグロメット10を包囲している部分を内部に含むように配置されて包囲筒12を包囲する。そして、包囲筒12と包囲筒13との間に、空気を収容することが可能な空間が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、検出素子を収容する収容部材の内部に配置されるとともにリード線が挿入される弾性部材を備えるセンサに関する。
従来、検出素子と、検出素子を保持する主体金具と、主体金具の後端側に配置されて検出素子の後端部を収容する外筒とを備えるセンサが知られている。
このようなセンサは、外筒の後端側開口部を通じて外筒の外部から外筒の内部に挿入されて検出素子に接続されるリード線と、外筒の後端側開口部の内部に配置されてリード線の周囲を覆う状態でリード線を保持するグロメットとを備えている。
そして、このようなセンサにおいて、リード線とグロメットが高温に晒されるのを抑制するために、リード線とグロメットを包囲する包囲筒を設ける技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2008−3076号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、高温に対するグロメットの保護が十分ではない場合があるという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、高温に対してグロメットを保護する性能を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明は、長尺状に形成された検出素子と、収容部材と、複数のリード線と、弾性部材とを備えるセンサである。
収容部材は、検出素子が軸線方向に延びて検出素子の先端が被測定物に晒されるように検出素子を収容するとともに、軸線方向における後端で開口している後端側開口部を有し、軸線方向に延びる筒状に形成されている。複数のリード線は、収容部材の後端側開口部を通じて収容部材の外部から収容部材の内部に挿入されて、検出素子に接続される。弾性部材は、複数のリード線を挿入するために軸線方向に沿って貫通する貫通孔を有し、収容部材の後端側開口部の内部に配置される。
また、本発明のセンサは、第1包囲部材と、第2包囲部材とを備える。第1包囲部材は、筒状に形成され、少なくとも弾性部材を内部に含むように配置されて弾性部材を包囲する。第2包囲部材は、筒状に形成され、少なくとも、第1包囲部材において弾性部材を包囲している部分を内部に含むように配置されて第1包囲部材を包囲する。
そして、本発明のセンサでは、第1包囲部材と第2包囲部材との間に、空気を収容することが可能な空間が形成されている。
このように構成された本発明のセンサは、第1包囲部材と第2包囲部材との間に空気が存在している状態で、弾性部材の周囲を第1包囲部材と第2包囲部材で包囲する。このため、センサ周辺の環境が高温である場合に、弾性部材と第1包囲部材と第2包囲部材のうち、第2包囲部材がこの高温環境に晒される。高温に晒されて第2包囲部材の温度が上昇することにより第2包囲部材から放射される熱は、第1包囲部材と第2包囲部材との間に存在する空気を介して第1包囲部材へ伝導する。空気の熱伝導率は低いため、本発明のセンサは、第2包囲部材から第1包囲部材と弾性部材への熱伝導を抑制し、高温に対して弾性部材を保護する性能を向上させることができる。
また、本発明のセンサにおいて、収容部材が、後端側開口部の内部に弾性部材を固定するために、収容部材において弾性部材と対向している部分が収容部材の外側から内側に向けて弾性部材を押え付けるように凹んだ凹部を有している場合には、第1包囲部材は、収容部材の外側から凹部を押え付けることで、収容部材に固定されるようにしてもよい。
これにより、本発明のセンサは、第1包囲部材が収容部材の凹部で引っ掛かった状態で第1包囲部材を収容部材に固定させることができ、第1包囲部材の収容部材からの耐抜け性を向上させることができる。また、収容部材が有する凹部は、後端側開口部の内部に弾性部材を固定するために形成された凹部である。このため、第1包囲部材の耐抜け性を向上させるために凹部を別途形成する必要がなく、第1包囲部材を収容部材に固定させる作業を簡略化することができる。
また、本発明のセンサにおいて、第2包囲部材が、第1包囲部材の外側から第1包囲部材を押え付けることで、第1包囲部材に固定されるようにしてもよい。これにより、本発明のセンサは、第1包囲部材と第2包囲部材との間から水分が浸入するのを抑制することができる。このため、本発明のセンサは、水分が、第1包囲部材と第2包囲部材との間の隙間を伝ってセンサの内部へ浸入するのを抑制することができる。
ガスセンサ1の構成を示す断面図である。 ガスセンサ1の正面図である。
以下に本発明の実施形態を図面とともに説明する。
本発明が適用された実施形態のガスセンサ1は、図1に示すように、主体金具2と、ガスセンサ素子3と、保持部4と、プロテクタ5と、外筒6と、複数のリード線7と、複数の接続端子8と、分離部9と、グロメット10と、保護チューブ11と、包囲筒12,13を備える。図1において、ガスセンサ1の下端側を先端側FEといい、ガスセンサ1の上端側を後端側BEという。
主体金具2は、例えばステンレス等の耐熱金属で筒状に形成された部材である。主体金具2は、本体部21と六角部22を備える。
本体部21は、ガスセンサ1の軸線Oの方向(以下、軸線方向DAという)に延びる円筒状に形成され、その外周に雄ネジ21aが形成されている。雄ネジ21aは、ガスセンサ1を内燃機関の排気管に取り付けるために排気管に設けられている取付ネジ孔に嵌め合わせることが可能な形状を有する。また本体部21は、軸線方向DAに沿って貫通する貫通孔21bを備える。貫通孔21bの内周壁には、径方向内側に向かって突出する段部21cが形成されている。
六角部22は、本体部21において雄ネジ21aよりも後端側BEに位置する外周から径方向に沿って外側へ延びて外周が六角形の板状に形成されている。六角部22は、ガスセンサ1を排気管に取り付けるときに六角レンチ等の取付工具を嵌合させるための部位である。
ガスセンサ素子3は、素子本体部31と保護層32を備える。素子本体部31は、軸線方向DAに延びる長尺の板状に形成されている。そして、素子本体部31の先端側FEに、ガスセンサ素子3が晒される測定対象ガス(本実施形態では内燃機関の排気ガス)に含まれる特定ガス(本実施形態では酸素)の濃度を検出する検知部31aが形成されている。保護層32は、多孔質状のアルミナで形成されており、少なくとも検知部31aを覆うようにして素子本体部31の先端側FEに配置される。
保持部4は、セラミックホルダ41と滑石粉末42とセラミックスリーブ43とパッキン44を備える。
セラミックホルダ41は、本体部21の段部21cによって支持された状態で本体部21の貫通孔21b内に収容可能な略円柱状に形成されたアルミナ製の部材である。セラミックホルダ41には、軸線方向DAに沿って貫通する貫通孔41aが形成されており、貫通孔41a内にガスセンサ素子3が挿入される。
滑石粉末42は、セラミックホルダ41よりも後端側BEで本体部21の貫通孔21b内に充填される。
セラミックスリーブ43は、本体部21の貫通孔21b内に収容可能な略円柱状に形成されたアルミナ製の部材である。セラミックスリーブ43には、軸線方向DAに沿って貫通する貫通孔43aが形成されており、貫通孔43a内にガスセンサ素子3が挿入される。これにより、セラミックスリーブ43は、滑石粉末42よりも後端側BEで本体部21の貫通孔21b内に収容される。
パッキン44は、本体部21の貫通孔21b内に収容可能な円環状に形成された部材である。パッキン44は、セラミックスリーブ43と、本体部21における後端側BEの端部21dとの間に配置される。本体部21の端部21dは、パッキン44を介してセラミックスリーブ43を先端側FEへ押し付けるように加締められる。これにより、滑石粉末42が圧縮充填され、保持部4は、ガスセンサ素子3の先端側FEが主体金具2の先端側FEより突出するとともに、ガスセンサ素子3の後端側BEが主体金具2の後端側BEより突出する状態で、ガスセンサ素子3を保持する。
プロテクタ5は、主体金具2から突出するガスセンサ素子3の先端側FEの端部を覆うように筒状に形成された金属製の部材である。プロテクタ5には、複数のガス取入孔5aが形成されている。プロテクタ5は、溶接により、主体金具2の先端側FEの外周に接合されている。
プロテクタ5は、二重構造をなしており、外側プロテクタ51と内側プロテクタ52を備える。外側には、有底円筒状の外側プロテクタ51が配置され、内側には、有底円筒状の内側プロテクタ52が配置される。
外筒6は、軸線方向DAに延びる筒状に形成された金属製の部材である。外筒6は、先端側FEの端部の開口部内に、主体金具2の後端側BEの端部を嵌め込んだ状態で固定される。
複数のリード線7は、素子本体部31の後端側BEに形成された複数の電極パッド(不図示)のそれぞれに対応して設けられており、素子本体部31と、ガスセンサ素子3を駆動制御するセンサ制御装置とを電気的に接続するための導線である(図1では3本のリード線7を示す)。
複数の接続端子8は、複数のリード線7のそれぞれに対応して設けられ、対応するリード線7の一端部に取り付けられる。
分離部9は、セパレータ91と保持部材92を備える。セパレータ91は、軸線方向DAに延びる円筒状に形成されたセラミック製の部材であり、外筒6内に配置される。セパレータ91の内部には、複数の接続端子8と、素子本体部31の後端側BEの一部分とを収容可能な空間が形成されている。セパレータ91は、複数の接続端子8の後端側BEがセパレータ91の後端側BEより突出しており且つ複数の接続端子8が互いに接触しない状態を保持して、複数の接続端子8を内部に収容する。またセパレータ91は、複数の接続端子8がそれぞれ素子本体部31の電極パッドに接触している状態を保持する。また、セパレータ91の後端側BEの外周面には、径方向に沿って外側へ延びる鍔部91aが形成されている。
保持部材92は、本体部92aと湾曲部92bを備える。本体部92aは、軸線方向DAに延びる筒状に形成された金属製の部材である。湾曲部92bは、本体部92aの後端側BEから延びてU字状に曲げられた部材である。保持部材92は、鍔部91aよりも先端側FEで主体金具2とセパレータ91との間に位置するように設置される。これにより、本体部92aは、主体金具2の内周面に接触する状態となり、湾曲部92bは、セパレータ91の鍔部91aをその内側に向けて押し付ける状態となる。このため、セパレータ91は保持部材92によって外筒6内に保持される。
グロメット10は、軸線方向DAに延びる円柱状に形成されたフッ素ゴム製の弾性部材である。グロメット10には、軸線方向DAに沿って貫通する複数の貫通孔10aが形成されている。複数の貫通孔10aは、上記の複数のリード線7のそれぞれに対応して設けられており、複数の貫通孔10aには、それぞれ対応するリード線7が挿入される。
グロメット10は、外筒6における後端側BEの端部の開口部6aの内側に配置され、外筒6を介して径方向に加締められる。これにより、外筒6における後端側BEの端部の開口部6aが閉塞される。
保護チューブ11は、ガラス繊維を編んだ編組で筒状に形成された部材である。複数のリード線7は、束ねられた状態で保護チューブ11内に挿入される。これにより、保護チューブ11は、複数のリード線7においてグロメット10から引き出されている部分を保護する。
包囲筒12,13は、アルミニウム箔とガラス繊維とが積層された積層体で、アルミニウム箔が外周側に位置してガラス繊維が内周側に位置するようにして筒状に形成された部材である。外周側にアルミニウム箔を配置することにより、外部からの熱線を反射することができる。ガラス繊維は、断熱層として機能する。
また包囲筒12,13は、軸線方向DAに沿って凹凸が形成されるように蛇腹状に折り曲げられた外周面と内周面を有する。
包囲筒12は、その内部に保護チューブ11が挿入され、且つ、先端側FEの端部の開口部内に外筒6の後端側BEの端部が挿入された状態で、外筒6に加締め接続される。なお、包囲筒12の先端側FEの端部は、凹部6bで加締められている。凹部6bは、グロメット10を外筒6の開口部内に固定するために外筒6が加締められることで外筒6の外周面に形成された凹部である。これにより、グロメット10と複数のリード線7が、包囲筒12により包囲される。
包囲筒13は、その内部に包囲筒12が挿入され、且つ、先端側FEの端部の開口部内に外筒6の後端側BEの端部が挿入された状態で、包囲筒12に加締め接続される。なお、図1と図2に示すように、包囲筒13は、包囲筒12が外筒6に加締められる凹部6bよりも後端において、包囲筒13の後端側BEの端部が、包囲筒12に加締められている(凹部13aを参照)。これにより、グロメット10と複数のリード線7と包囲筒12が、包囲筒13により包囲される。
上述のように、包囲筒12,13は、凹凸が形成されるように蛇腹状に折り曲げられた外周面と内周面を有する。このため、包囲筒12の外周面上の凹部の内部に空気が収容されるとともに、包囲筒13の内周面上の凹部の内部に空気が収容される。これにより、包囲筒12と包囲筒13との間に空気が存在している状態となる。
このように構成されたガスセンサ1は、長尺状に形成されたガスセンサ素子3と、主体金具2および外筒6と、複数のリード線7と、グロメット10とを備える。
主体金具2および外筒6は、ガスセンサ素子3が軸線方向DAに延びてガスセンサ素子3の先端が測定対象ガスに晒されるようにガスセンサ素子3を収容するとともに、軸線方向DAにおける後端で開口している開口部6aを有し、軸線方向DAに延びる筒状に形成されている。複数のリード線7は、開口部6aを通じて外筒6の外部から外筒6の内部に挿入されて、ガスセンサ素子3に接続される。グロメット10は、複数のリード線7を挿入するために軸線方向DAに沿って貫通する貫通孔10aを有し、開口部6aの内部に配置される。
またガスセンサ1は、包囲筒12と包囲筒13とを備える。包囲筒12は、筒状に形成され、少なくともグロメット10を内部に含むように配置されてグロメット10を包囲する。包囲筒13は、筒状に形成され、少なくとも、包囲筒12においてグロメット10を包囲している部分を内部に含むように配置されて包囲筒12を包囲する。
そして、ガスセンサ1では、包囲筒12と包囲筒13との間に、空気を収容することが可能な空間が形成されている。
このようにガスセンサ1は、包囲筒12と包囲筒13との間に空気が存在している状態で、グロメット10の周囲を包囲筒12と包囲筒13で包囲する。このため、ガスセンサ1の周辺の環境が高温である場合に、グロメット10と包囲筒12と包囲筒13のうち、包囲筒13がこの高温環境に晒される。高温に晒されて包囲筒13の温度が上昇することにより包囲筒13から放射される熱は、包囲筒12と包囲筒13との間に存在する空気を介して包囲筒12へ伝導する。空気の熱伝導率は低いため、ガスセンサ1は、包囲筒13から包囲筒12とグロメット10への熱伝導を抑制し、高温に対してグロメット10を保護する性能を向上させることができる。
また、ガスセンサ1において、外筒6が凹部6bを有しており、包囲筒12は、外筒6の外側から凹部6bを押え付けることで、外筒6に固定される。凹部6bは、開口部6aの内部にグロメット10を固定するために、外筒6においてグロメット10と対向している部分が外筒6の外側から内側に向けてグロメット10を押え付けるように凹んだ凹部である。
これにより、ガスセンサ1は、包囲筒12が凹部6bで引っ掛かった状態で包囲筒12を外筒6に固定させることができ、包囲筒12の外筒6からの耐抜け性を向上させることができる。また、外筒6が有する凹部6bは、開口部6aの内部にグロメット10を固定するために形成された凹部である。このため、包囲筒12の耐抜け性を向上させるために凹部を別途形成する必要がなく、包囲筒12を外筒6に固定させる作業を簡略化することができる。
また、ガスセンサ1において、包囲筒13が、包囲筒12の外側から包囲筒12を押え付けることで、包囲筒12に固定される。これにより、ガスセンサ1は、包囲筒12と包囲筒13との間から水分が浸入するのを抑制することができる。特に本実施形態のように、包囲筒13が、包囲筒12が外筒6に加締められた凹部6bよりも後端(すなわち、包囲筒13の後端側BEの端部)で、包囲筒12に加締められていると、包囲筒13よりも後方に存在する水分がガスセンサ1へと侵入するのを防ぐ事ができる。さらに、包囲筒13の先端は包囲筒12と固定する必要がない為、包囲筒13の先端は解放端とする事ができ、包囲筒13の先端付近に付着した水分がセンサ1に侵入せず包囲筒13の先端から排出される。このため、ガスセンサ1は、水分が、包囲筒12と包囲筒13との間の隙間を伝ってガスセンサ1の内部へ浸入するのを抑制することができる。
また、ガスセンサ1が車両に取り付けられ使用される状況では、センサ制御装置と接続される後端側の方が、ガスセンサ1の先端側よりも振動が大きくなる。従って、包囲筒13の後端側BEの端部で、包囲筒12に加締め固定することで、振動が大きくなる後端側での包囲筒12と包囲筒13との振動による接触を防ぎ、包囲筒12と包囲筒13の破損を防ぐことができる。
以上説明した実施形態において、ガスセンサ1は本発明におけるセンサ、ガスセンサ素子3は本発明における検出素子、主体金具2および外筒6は本発明における収容部材、開口部6aは本発明における後端側開口部、グロメット10は本発明における弾性部材である。
また、包囲筒12は本発明における第1包囲部材、包囲筒13は本発明における第2包囲部材、凹部6bは本発明における凹部である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば上記実施形態では、アルミニウム箔とガラス繊維とが積層された2層の積層体で包囲筒12,13を形成したものを示した。しかし、包囲筒12,13を、1層のアルミニウム箔で形成するようにしてもよいし、ガラス繊維の表面と裏面の両方にアルミニウム箔が積層された3層の積層体で形成するようにしてもよい。
また上記実施形態では、包囲筒13の先端側FEの端部がグロメット10付近に位置するものを示した。しかし、包囲筒13の先端側FEの端部が主体金具2の六角部22付近に位置するように包囲筒13を軸線方向DAに沿って延ばしてもよい。これにより、ガスセンサ1における六角部22より後端側BEの部分の全てが包囲筒13により包囲される。このため、ガスセンサ1は、水分が、ガスセンサ1の内部へ浸入するのを抑制することができる。
また上記実施形態では、包囲筒12と包囲筒13との間に空気層が形成されているものを示したが、包囲筒12と包囲筒13との間に断熱部材(例えば、多孔質セラミックス)を配置するようにしてもよい。これにより、ガスセンサ1は、包囲筒13から包囲筒12とグロメット10への熱伝導を更に抑制し、高温に対してグロメット10を保護する性能を更に向上させることができる。
また上記実施形態では、酸素の濃度を検出するガスセンサ1に包囲筒12,13を適用したものを示したが、酸素の濃度を検出するセンサに限定されるものではなく、検出素子を収容する収容部材の内部に配置されるとともにリード線が挿入される弾性部材を備えるセンサであればよい。
また、包囲筒12,13の長さと、包囲筒12と包囲筒13との間隔は、上記実施形態で開示したものに限定されるものではなく、適宜変更可能である。
1…ガスセンサ、2…主体金具、3…ガスセンサ素子、4…保持部、5…プロテクタ、6…外筒、6a…開口部、6b…凹部、7…リード線、8…接続端子、9…分離部、10…グロメット、10a…貫通孔、11…保護チューブ、12…包囲筒、13…包囲筒、13a…凹部

Claims (3)

  1. 長尺状に形成された検出素子と、
    前記検出素子が軸線方向に延びて前記検出素子の先端が被測定物に晒されるように前記検出素子を収容するとともに、前記軸線方向における後端で開口している後端側開口部を有し、前記軸線方向に延びる筒状に形成された収容部材と、
    前記収容部材の前記後端側開口部を通じて前記収容部材の外部から前記収容部材の内部に挿入されて、前記検出素子に接続される複数のリード線と、
    複数の前記リード線を挿入するために前記軸線方向に沿って貫通する貫通孔を有し、前記収容部材の前記後端側開口部の内部に配置される弾性部材と
    を備えるセンサであって、
    筒状に形成され、少なくとも前記弾性部材を内部に含むように配置されて前記弾性部材を包囲する第1包囲部材と、
    筒状に形成され、少なくとも、前記第1包囲部材において前記弾性部材を包囲している部分を内部に含むように配置されて前記第1包囲部材を包囲する第2包囲部材とを備え、
    前記第1包囲部材と前記第2包囲部材との間に、空気を収容することが可能な空間が形成されている
    ことを特徴とするセンサ。
  2. 前記収容部材は、前記後端側開口部の内部に前記弾性部材を固定するために、前記収容部材において前記弾性部材と対向している部分が前記収容部材の外側から内側に向けて前記弾性部材を押え付けるように凹んだ凹部を有し、
    前記第1包囲部材は、前記収容部材の外側から前記凹部を押え付けることで、前記収容部材に固定される
    ことを特徴とする請求項1に記載のセンサ。
  3. 前記第2包囲部材は、前記第1包囲部材の外側から前記第1包囲部材を押え付けることで、前記第1包囲部材に固定される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のセンサ。
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