JP2017046983A - 組立家具 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造工数が少なく、更には組立に関わる部品点数が少なく、簡易且つ迅速に組み立てることが可能な組立家具を提供することができる。【解決手段】この組立家具1は、平板2と、平板2に対して垂直な位置関係で接続する2枚の側板3,4と、平板2と側板3,4とで共用するものであって、その一部が平板2及び側板3,4に嵌合するフレーム5とを備え、フレーム5は、平板2及び側板3,4に形成された凹部に嵌合し、側板3,4に形成された凹部は平板2と側板3,4との接続端側とは反対の面に形成されており、フレーム5は側板3,4が平板2に対して接続解除する方向に動くことを規制する。【選択図】図1

Description

本発明は、テーブルや机等の組立家具に関する。
従来、種々の組立家具が提案されている。
例えば、特許文献1では、基本構造体に接合区画が設定されており、1つの接合区画が2つの接合片と、スペーサと、ロッド体と、キャップ部及びボトム部で構成され、システム家具として組立可能とされた組立家具が開示されている。
さらに、特許文献2では、連結用金属片を用いて、引き起こし操作に伴い連結用金属片に発生する曲げ応力により塑性変形して壁面構成部材間の相対位置を保持する組立家具が開示されている。
特開2011−206086号公報 特開2015−70890号公報
しかしながら、特許文献1に係る組立家具は、部品点数が多く組立が煩雑で、組立時間にも長時間を要していた。
さらに、特許文献2に係る組立家具は、側板、天板、底板等の壁面構成部材に対して連結用金属片及び金属片連結部を予め配設する必要があり、取り付けに係る設計並びに加工に、手間、時間、及びコストがかかっていた。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、製造工数が少なく、更には組立に関わる部品点数が少なく、簡易且つ迅速に組み立てることが可能な組立家具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様に係る組立家具は、第1の部材と、前記第1の部材に対して垂直な位置関係で接続する第2の部材と、前記第1の部材と第2の部材とで共用するものであって、その一部が前記第1の部材及び前記第2の部材に嵌合する支持部材と、を備え、前記支持部材は、前記第1の部材及び前記第2の部材に形成された凹部に嵌合し、前記第1の部材又は前記第1の部材に形成された凹部の少なくともいずれかは前記第1の部材と前記第2の部材との接続端側とは反対の面に形成されている。
本発明の第2の態様に係る組立家具は、平板と、前記平板に対して垂直な位置関係で接続する2枚の側板と、前記平板と前記側板とで共用するものであって、その一部が前記平板及び前記側板に嵌合するフレームと、を備え、前記フレームは、前記平板及び前記側板に形成された凹部に嵌合し、前記側板に形成された凹部は前記平板と前記側板との接続端側とは反対の面に形成されており、前記フレームは前記側板が前記平板に対して接続解除する方向に動くことを規制する。
本発明の第3の態様に係る組立家具は、底板と、前記底板に対して垂直な位置関係で接続する複数の支柱と、前記底板と前記支柱とで共用するものであって、その一部が前記底板及び前記支柱に嵌合するフレームと、を備え、前記フレームは、前記底板及び前記支柱に形成された凹部に嵌合し、前記支柱に形成された凹部は前記底板と前記支柱との接続端側とは反対の面に形成されており、前記フレームは前記支柱が前記底板に対して接続解除する方向に動くことを規制する。
本発明によれば、製造工数が少なく、更には組立に関わる部品点数が少なく、簡易且つ迅速に組み立てることが可能な組立家具を提供することができる。
さらに、本発明によれば、強度を確保するための余計な部材が不要であることから、美しい美的外観とすることが可能である。また、そのような外観により、物を置き易い、足を入れ易い等、機能面も向上させることができる。さらに、組立が簡易且つ迅速に行えるということは、分解も容易であることを意味し、必要に応じて組立前後の形態をとることができる等、実用性も向上させることができる。
(a)乃至(c)は、本発明の第1実施形態に係る組立家具の構成図である。 (a)及び(b)は、本発明の第1実施形態に係る組立家具の組立に関わる仕組みを示す図である。 (a)及び(c)は、本発明の第1実施形態に係る組立家具の組立に関わる仕組みを示す図である。 (a)乃至(d)は、本発明の第1実施形態に係る組立家具の構成図である。 (a)及び(b)は、本発明の第1実施形態に係る組立家具の構成図である。 (a)乃至(e)は、本発明の第1実施形態に係る組立家具の組立工程を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る組立家具の構成図である。 本発明の第2実施形態に係る組立家具の分解斜視図である。 (a)乃至(d)は、本発明の第2実施形態に係る組立家具の構成図である。 (a)乃至(c)は、本発明の第2実施形態に係る組立家具の組立工程を示す図である。 (a)乃至(c)は、本発明の第2実施形態に係る組立家具の組立工程を示す図である。 (a)乃至(c)は、本発明の第2実施形態に係る組立家具の組立工程を示す図である。 (a)乃至(c)は、本発明の第3実施形態に係る組立家具の構成図である。 (a)乃至(d)は、本発明の第3実施形態に係る組立家具の構成図である。 本発明の第1実施形態に係る組立家具の改良例を説明する図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
本発明の組立家具は、第1の部材と、第1の部材に対して垂直な位置関係で接続する第2の部材と、第1の部材と第2の部材とで共用するものであって、その一部が第1の部材及び第2の部材に嵌合する支持部材とを備えている。そして、支持部材は、第1の部材及び第2の部材に形成された凹部に嵌合し、第1の部材又は第1の部材に形成された凹部の少なくともいずれかは第1の部材と第2の部材との接続端側とは反対の面に形成されている。ここで、第1の部材とは例えば平板であってよく、第2の部材とは複数の側板であってよい。その場合には、側板の凹部は、平板と側板との接続端側とは反対の面に形成される。ゆえに、平板と側板との接続が解除される方向に側板が動こうとすると、支持部材としてのフレーム等が、その動きを規制するように働く。つまり、第1の部材と第2の部材との接続関係が支持部材により強固に保持される。
<第1実施形態>
図1(a)には本発明の第1実施形態に係る組立家具を上方から見た斜視図を示し、図1(b)には同実施形態に係る組立家具を下方から見た斜視図を示し、図1(c)には同実施形態に係る組立家具の分解斜視図を示し、説明する。
これらの図1(a)乃至図1(c)に示されるように、この組立家具1は、平板2、側板3,4、及びフレーム5で構成されている。そして、平板2には、組立時に床面を向く平面の中央に、その長手方向に沿って、フレーム5の一部が嵌合される凹部2aが設けられている。さらに、平板2の側板3,4との接続端には、組立時に側板3,4と嵌合する凸部2b,2cが設けられている。より具体的には、平板2の側板3,4への接続端のそれぞれにおいて、平板2の底面から所定の高さだけ平板2の長手方向に沿って所定幅突出した凸部2b,2cが設けられている。一方、側板3,4には、組立時に内面となる平面の上端近傍に長手方向に沿って平板2の凸部2b,2cが嵌合される凹部3a,4aが設けられている。より具体的には、側板3,4には、それぞれ上端から所定長だけ離れて長手方向に沿って直線状に延びた凹部3a,4aが設けられている。そして、側板3,4の上記内面とは反対側の外面となる平面には、その中央で短手方向に沿って、フレーム5の一部が嵌合される凹部3b,4bが設けられている。この凹部3b,4bの上方の所定長だけは側板3,4の内面から外面にかけて貫通した切込部3c,4cとなっている。フレーム5が側板3,4の凹部3b,4bに嵌合した状態で、クサビ6a,6bが側板3,4の底面の略中央に嵌合され、フレーム5と側板3,4とが一体となるよう状態が保持されるようになっている。フレーム5は、平板2の凹部2aと側板3,4の凹部3b,4bにそれぞれ嵌合するように、コの字型の形状となっている。
図2(a)及び図2(b)には、本発明の第1実施形態に係る組立家具の組立に関わる仕組みを更に詳細に示し、説明する。
図2(a)に示されるように、組立に際しては、フレーム5の角部を、側板3,4の凹部3b,4bの上部の切込部3c,4cに挿入し、フレーム5が凹部3b,4bに嵌合するように、傾斜した側板3,4を垂直に立ち上がらせる。その過程で、側板3,4の上方の凹部3a,4aに平板2の左右の接続端に設けられた凸部2b,2cを嵌合させ、平板2の凹部2aにフレーム5の一部を嵌合させる。これにより、図2(b)に示されるような位置関係で、平板2、側板3,4、及びフレーム5が一体となる。尚、図2(a)に示されるように、フレーム5の下方端部には、後述するようにクサビを受けるための切欠部が設けられている。
図3(a)乃至図3(c)には、組立時に嵌合する平板2側の凸部2b,2cと側板3,4の凹部3a,4aの構成を更に詳細に示し、説明する。
図3(a)の領域100の詳細な構成は図3(b)に示され、図3(a)の領域101の詳細な構成は図3(c)に示される。側板3の凹部3aは、側板3の上端近傍において側板3の長手方向に延びており、側板3の左右の端から端まで所定の深さで略矩形状にくり抜かれた構成となっている(図3(b)参照)。一方、平板2の凸部2cは、平板2の右方の端において、平板2の上面から所定長だけ下方にて、所定の幅及び高さで水平方向に突出している(図3(c)参照)。
図4(a)乃至図4(d)には、本発明の第1実施形態に係る組立家具を各面の方向から見た様子を示し説明する。図4(a)は上面図、図4(b)は平面図、図4(c)は正面図、図4(d)は側面図である。
図4(a)に示されるように、フレーム5が嵌合する凹部2aは平板2の床面側の平面に設けられているので、上面側は溝等がないフラットな平面となっている。そして、図4(b)に示されるように、側板3,4の凹部3b,4bは、側板3,4の外面側に形成されており、切込部3c,4c(図4(a)参照)を除いて、側板3,4の内面側には貫通していない。この例では、側板3,4の幅を25mmとした場合、凹部3b,4bの深さは16mm、つまり幅全体に対して4/5の深さとしているが、これには限定されない。図4(c)に示されるように、平板2の凸部2b,2cは、側板3,4の凹部3a,4aに嵌合するが、凸部2b,2cの上側の角部は傾斜面とされている。同様に、凹部3a,4aの下側の角部も傾斜面とされている。これにより、側板3,4を傾けた状態で平板2の凸部2b,2cを側板3,4の凹部3a,4aに挿入しやすいようにしている。そして、図4(d)に示されるように、側板4の底面は、中央部に向けて所定角度で傾斜した傾斜部4dを有している。これにより、底面の中央にクサビ6a,6bを差し込んだ場合に、側板3,4の底面の両端の平坦部4eのみが床面に当接するような高さとなるようにして設置安定性を保持している。つまり、クサビ6a,6bの部分は、床面から少し浮いたような位置関係となる。これは、側板3についても同様である。
図5(a)には図4(a)のAA’線での断面図を示し、図5(b)には図4(a)のBB’線での断面図を示し、更に詳細に説明する。
図5(a)に示されるように、フレーム5はコの字型の形状をしており、組立時に高さ方向に延びる第1及び第2直線部5a,5bと、第1及び第2直線部5a,5bを結ぶ第3直線部5cからなる。第1直線部5aは側板3の凹部3bに嵌合され、第2直線部5bは側板4の凹部4bに嵌合され、第2直線部5cは平板2の凹部2aに嵌合される。この例では、平板2及び側板3,4の厚さはいずれも25mmであり、フレーム5の幅は第1乃至第3直線部5a乃至5cのいずれにおいても16mmであり、凹部2a,3b,4bの深さと同じとなっている。従って、フレーム5は、平板2及び側板3,4の中に全て納まり、各平面にて不要な凹凸をもたらすことはない。図5(b)に示されるように、平板2の凹部2aの深さも16mmとなっている。
以下、図6(a)乃至図6(e)を参照して、本発明の第1実施形態に係る組立家具の組立工程について詳細に説明する。
先ず、平板2を床面側の平面が表となるように床面に並べて、側板3,4を凹部3a,4aが形成された平面が表となるように、且つ凹部3a,4aがそれぞれ外側に位置するように並べて、フレーム5を側板3,4の近傍に並べる(図6(a)参照)。
続いて、平板2の凹部2aにフレーム5の第3直線部5cを嵌合させ、床面に置かれた平板2に対してフレーム5の第1及び第2直線部5a,5bが垂直に立ち上がったような位置関係とする(図6(b)参照)。
そして、側板3,4を内側に向けて傾斜させながら凹部3a,4aの切込部3c,4cにフレーム5の第1及び第2直線部5a,5bを挿入し、傾いた状態から側板3,4を徐々に垂直となるまで立ち上げつつ、その過程で側板3,4の凹部3a,4aを平板2の凸部2b,2cに嵌合させ、更に側板3,4の凹部3b,4bにフレーム5の第1及び第2直線部5a,5bを挿入する(図6(c)参照)。
こうして、側板3,4の底面の略中央部に、側板3,4に対してフレーム5が位置固定されるようにクサビ6a,6bを装着し(図6(d)参照)、組立家具の組立完了となる(図6(e)参照)。
以上説明したように、本発明の第1実施形態に係る組立家具は、平板2と、平板2に対して垂直な位置関係で接続する2枚の側板3,4と、平板2と側板3,4とで共用するものであって、その一部が平板2及び側板3,4に嵌合するフレーム5とを備える。フレーム5は、平板2及び側板3,4に形成された凹部2a,3b,4bに嵌合し、側板3,4に形成された凹部3b,4bは平板2と側板3,4との接続端側とは反対の面に形成されており、前記フレーム5は側板3,4が平板2に対して接続解除する方向に動くことを規制する。
ここで、記フレーム5は略コの字型形状であり、側板3,4の外面側の凹部3b,4bに嵌合する第1及び第2直線部5a,5bと平板2の床面側の凹部2aに嵌合する第3直線部5cとからなる。そしてフレーム5が側板3,4の凹部3b,4bに嵌合された状態で当該状態を保持するためにクサビ6a,6bが装着される。即ち、側板3,4の底部にはクサビ6a,6bを打ち込むための凹部が設けられており、フレームの先端にもクサビ6a,6bを打ち込むための切欠部が設けられている。そして、フレーム5を側板3,4に嵌合した際にフレーム5の先端の切欠部と、側板3,4の底部の凹部を揃え、クサビ6a,6bを打ち込むことで、フレーム5と側板3,4とが嵌合された状態を保持することができる。
従って、構成部材の凹凸嵌合と共通するフレームによる位置固定により、簡易且つ迅速に組み立てられる、組立強度が高い組立家具が提供される。
<第2実施形態>
図7には本発明の第2実施形態に係る組立家具の構成を示し、図8には同実施形態に係る組立家具の分解斜視図を示し、説明する。
これらの図に示されるように、組立家具10は、平板11、支柱12〜15、フレーム16,17、及び底板18,19からなる。
平板11の床面側に面した平面には、フレーム16,17の先端の突出部16a,17aが差し込まれ位置固定される凹部11aが設けられている。支柱12〜15には、組立時に外側を向く平面に長手方向に沿ってフレーム16,17が嵌合される凹部12a〜15aが設けられている。凹部12a〜15aの上方には、フレーム16,17の固定部16b,17bが挿通される貫通孔12d〜15dが設けられている。更に、支柱12〜15の底面には各板を貫通した切欠部12b〜15bが設けられている。この切欠部12b〜15bは、凹部12a〜15aの下方の一部と連続している。更に、支柱12〜15には、その下端から所定長のところに、短手方向に沿って端から端までにわたり底板18,19が嵌合される凹部12c〜15cが設けられている。
フレーム16,17は、略コの字型の形状をしており、組立時に底板に嵌合される直線部の略中央には2つのフレーム16,17を交差した状態で位置決めするための相欠き部16c,17cが設けられている。更に、フレーム16,17の各角部には、所定の高さの脚部16d、17dが設けられている。これは、フレーム16,17と底板18,19とをより強固に位置固定するためのものである。
底板18は、2枚の底板18A,18Bで構成される。底板18A,18Bには、フレーム16の一部が嵌合される凹部18aが長手方向に沿って端から端まで所定の深さで設けられている。底板18A,18Bは、フレーム17に接続され底板18として一体になったときに、その接続部である略中央においては、この凹部18aと交差するように短手方向に沿って端から端まで所定の深さで隙間、即ち凹部18bを形成する。この凹部18bには、フレーム16の一部が嵌合される。一体化された底板18の底面には、略中央部において底板19の短手方向の幅と同じ幅となる凹部18cが形成される。そして、一体化された底板18の長手方向の左右両端の側面には、支柱12〜15のいずれかの凹部12c〜15cに嵌合する凸部18dが形成されている。
底板19には、長手方向に沿って端から端までフレーム16の一部が嵌合される凹部19aが設けられている。この凹部19aは底板18と19とが一体となったときに、底板18の凹部18bと連続するような位置関係で形成されている。底板19には、略中央にて短手方向に沿って端から端までフレーム17の一部が嵌合される凹部19bが設けられている。この凹部19bは底板18と19とが一体となったときに、底板18の凹部18aと連続するような位置関係で形成されている。底板19の上面の略中央には、底板18の短手方向の幅と同じ幅となるように凹部19cが形成されている。そして、底板19の長手方向の左右両端の側面には、支柱12〜15のいずれかの凹部12c〜15cに嵌合する凸部19dが形成されている。
このような各部材が組み合わされて構成された組立家具の組立後の様子は図7に示される通りであり、複数の底板18(底板18A及び18Bからなる),19が交差して土台となり、各底板の端から上方に4本の支柱12〜15が伸びて、当該支柱12〜15の上端から突出したフレームの突出部16a,17aに平板11の凹部11aが差し込まれ、固定されることになる。2枚の底板18,19及び4本の支柱12〜15は、それぞれの一部が2つのフレーム16,17に嵌合することで、一体化されている。
ここで、図9(a)乃至(c)には、本発明の第2実施形態に係る組立家具を各面から見た様子を示し説明する。図9(a)は平面図、図9(b)はフレームだけの側面図、図9(c)は側面図、図9(d)はフレームだけの側面図である。
先ず、図9(a)に示されるように、2枚の底板18,19は交差するように凹部18c、19c同士が嵌合されて一体となる。このとき、底板19の凹部19aと底板18の凹部18bは連続するように位置関係がとられる。さらに、底板18の長手方向の両端には支柱12,14がそれぞれ装着され、底板19の長手方向の両端には支柱13,15がそれぞれ装着される。
そして、図9(c)に示されるように、底板18と支柱12,14は、フレーム17により一体となるように保持されている。より詳細には、支柱12の上方に設けられた貫通孔12dよりフレーム17の固定部17bが挿通され、当該固定部17bの貫通孔に棒状の固定具20を差し込むことで、フレーム17が支柱12から外れないように内面側から強固に固定されている。固定具の形状は、特に限定されるものではない。
さらに、図9(b),図9(d)に示されるように、フレーム16,17は、略コの字型の形状をしており、支柱12〜15側の凹部12a〜15aに嵌合される第1及び第2直線部16e,16f,17e,17fと、底板18,19側の凹部18a,18b,19a,19bに嵌合される第3直線部16g,17gとで構成されている。そして、2つのフレーム16,17を交差した状態で用いるため、高さを揃えるために、第3直線部16g,17gの略中央に相欠き部16c,17cが設けられている。
以下、図10(a)乃至図10(c)、図11(a)乃至図11(c)、及び図12(a)乃至図12(c)を参照して、本発明の第2実施形態に係る組立家具の組立工程を各段階に分けて詳細に説明する。
先ず、フレーム16,17の各相欠き部16c,17cを交差させて(図10(a)参照)、底板18と底板19とを、各長手方向の中心軸が直交するような位置関係で凹部18c,19cとを嵌合させ、底板18,19の凹部18a,18b,19a,19bに、交差させたフレーム16,17の第3直線部16g,17gを嵌合させる(図10(b)参照)。
続いて、支柱13が内側に向けて傾斜した状態で、その下方の凹部13bをフレーム16の下方に挿入する(図10(c)参照)。そして、支柱13を底板19に対して垂直となるように立ち上げる(図11(a)参照)。この過程で、底板19の凸部19dが支柱13の凹部13cに挿入される。さらに、フレーム16の第1直線部16aが、支柱13の凹部13aに挿入される。そして、支柱13が立ち上がり垂直状態となったところで、凸部19dが凹部13cに嵌合し、フレーム16の第1直線部16aは凹部13aに嵌合する。この状態で、フレーム16の固定部16bが貫通孔13dから突出するので、固定具20により支柱13の内側面の方より固定する(図11(b)参照)。これと同様の工程を、支柱12,14,15についても行い、底板18,19に対して、フレーム16,17により支柱12乃至15を固定する(図11(c)参照)。
次いで、支柱12〜15の上方から突出したフレーム16,17の突出部16a,17aに、平板11の下面に形成された凹部11aを嵌め込み(図12(a)参照)、平板11を回転させることで突出部16a,17aと凹部11aとの係合関係を成立させて位置固定し(図12(b)参照)、こうして組立完了となる(図12(c)参照)。尚、突出部16a,17aと凹部11aの形状については、この例では、所謂寄せ蟻に近い形状であるが、これに限定されず、位置固定される形状であれば種々のものを採用できる。
以上説明したように、本発明の第2実施形態に係る組立家具10は、2枚の底板18,19と、これら底板18,19に対して垂直な位置関係で接続する複数の支柱12乃至15と、底板18,19と支柱12乃至15とで共用するものであって、その一部が底板18,19及び支柱12乃至15に嵌合するフレーム16,17とを備えている。フレーム16,17は、底板18,19及び支柱12乃至15に形成された凹部18a,18b,19a,19b、12a,13a,14a,15a(切欠部12b〜15b含む)のいずれかに嵌合し、支柱12乃至15に形成された凹部12a,13a,14a,15aは底板18,19と支柱12乃至15との接続端側とは反対の面に形成されており、フレーム16,17は支柱12乃至15が底板18,19に対して接続解除する方向に動くことを規制する。
そして、上記構成に加えて、平板11を更に有し、フレーム16,17の一部は支柱12乃至15の上端から突出した突出部16a,17aを有し、平板11はフレーム16,17の突出部16a,17aにより固定されてよい。フレーム16,17は略コの字型形状であり、支柱12乃至15の外面側の凹部12a,13a,14a,15aに嵌合する第1及び第2直線部16e,16f,17e,17fと底板18,19の上面の凹部18a,18b,19a,19bに嵌合する第3直線部16g,17gとからなってよい。そして、底板18,19は、相互に中心部で交差しており、支柱12乃至15は、それぞれが底板18,19の各端部に接続されており、底板18(18A,18B),19と4枚の支柱12乃至15とが、フレーム16及び17により一体に構成されていてよい。
従って、構成部材の凹凸嵌合と共通するフレームによる位置固定により、簡易且つ迅速に組み立てられる、組立強度が高い組立家具が提供される。
<第3実施形態>
図13(a)乃至図13(c)には、本発明の第3実施形態に係る組立家具の構成を示し、図14(a)乃至図14(d)には、同実施形態に係る組立家具の固定部の形状を中心に詳細に示し、説明する。
図13(a)、図14(a)に示されるように、第3実施形態に係る組立家具30は、平板31と2枚の側板32,33と、フレーム34で構成されており、略コの字形状のフレーム34の側板32,33に嵌合される直線部分の下端には、内側に向けて突出しフレーム34に対して回転自在の固定部35が形成されている。側板32,33の底部には、フレーム34の回転部が内側に貫通できるようにするための貫通孔が設けられている。固定部35は、図13(b)に示されるように回転自在となっており、図13(c)に示されるような状態とすることでフレーム34を側板32に対して固定する。
すなわち、図14(b)に示されるように、固定部35は、回動平板部35aと当該回動平板部35aをフレーム34の下方に対して回動自在に装着するための軸部35bとからなる。この固定部35を、図14(c)に示されるように、フレーム34の長手方向と水平となるように位置決めして、当該フレーム34を側板32の凹部に嵌合させた後、図14(d)に示されるように回転させれば、フレーム34が側板32の凹部から外れない状態に固定することができる。
以上、本発明の第1乃至第3の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良・変更が可能である。
例えば、側板とフレームとを一体に固定するクサビの形状は、特に限定されるものでなく、種々の形状のものを採用することができる。また、フレームを嵌合させる凹部も側板等の略中央部に形成されることには限定されず、種々の場所に形成することができ、その数も1か所に限定されないことは勿論である。また、側板の凹部に加えて、フレームの数も前述したものに限定されない。例えば、テーブル自体が大きくなり、より強度を増したい場合には、フレームを中央1本だけでなく、分散的に2本、3本とすることも可能であることは勿論である。
また、図15に示されるように、第1実施形態に係る組立家具のフレームと側板及び平板の位置関係を反転しても、同様の仕組みで組み立てることが可能である。つまり、側板52,53の内面側に設けられた凹部にフレームの第1直線部54a,第2直線部54bがそれぞれ嵌合し、平板51の上面に設けられた凹部にフレーム54の第3直線部54cが嵌合するように所謂天板勝ちの構成としてもよい。このように側板勝ち、天板勝ちの関係を反転させることは、第2実施形態との関係でも同様に成立することは勿論である。
1 組立家具
2 平板
2a 凹部
2b,2c 凸部
3,4 側板
3a,4a 凹部横
3b,4b 凹部縦
3c,4c 切込部
4d 傾斜部
4e 平坦部
5 フレーム
6a,6b クサビ
10 組立家具
11 平板
11a 凹部
12〜15 支柱
12a,13a,14a,15a 凹部
12b,13b,14b,15b 切欠部
12c,13c,14c,15c 凹部
16,17 フレーム
16a,17a 突出部
16b,17b 固定部
16c,17c 相欠き部
16d,17d 脚部
16e,17e 第1直線部
16f,17f 第2直線部
16g,17g 第3直線部
18,19 底板
18A,18B 底板
18a,19a 凹部
18b 凹部(隙間)
19b 凹部
18c,19c 凹部
20 固定具
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様に係る組立家具は、第1の部材と、前記第1の部材に対して垂直な位置関係で接続する第2の部材と、前記第1の部材と第2の部材とで共用する支持部材と、を備え、前記支持部材は、前記第1の部材及び前記第2の部材に形成された凹部に嵌合し、前記第2の部材に形成された凹部は前記第1の部材と前記第2の部材との接続端側とは反対の面に形成されており、前記支持部材は前記第2の部材が前記第1の部材に対して接続解除する方向に動くことを規制する。
本発明の第2の態様に係る組立家具は、平板と、前記平板に対して垂直な位置関係で接続する2枚の側板と、前記平板と前記側板とで共用するフレームと、を備え、前記フレームは、前記平板及び前記側板に形成された凹部に嵌合し、前記側板に形成された凹部は前記平板と前記側板との接続端側とは反対の面に形成されており、前記フレームは前記側板が前記平板に対して接続解除する方向に動くことを規制する。
本発明の第3の態様に係る組立家具は、底板と、前記底板に対して垂直な位置関係で接続する複数の支柱と、前記底板と前記支柱とで共用するフレームと、を備え、前記フレームは、前記底板及び前記支柱に形成された凹部に嵌合し、前記支柱に形成された凹部は前記底板と前記支柱との接続端側とは反対の面に形成されており、前記フレームは前記支柱が前記底板に対して接続解除する方向に動くことを規制する。
本発明の組立家具は、第1の部材と、第1の部材に対して垂直な位置関係で接続する第2の部材と、第1の部材と第2の部材とで共用するものであって、その一部が第1の部材及び第2の部材に嵌合する支持部材とを備えている。そして、支持部材は、第1の部材及び第2の部材に形成された凹部に嵌合し、第1の部材又は第の部材に形成された凹部の少なくともいずれかは第1の部材と第2の部材との接続端側とは反対の面に形成されている。ここで、第1の部材とは例えば平板であってよく、第2の部材とは複数の側板であってよい。その場合には、側板の凹部は、平板と側板との接続端側とは反対の面に形成される。ゆえに、平板と側板との接続が解除される方向に側板が動こうとすると、支持部材としてのフレーム等が、その動きを規制するように働く。つまり、第1の部材と第2の部材との接続関係が支持部材により強固に保持される。

Claims (8)

  1. 第1の部材と、
    前記第1の部材に対して垂直な位置関係で接続する第2の部材と、
    前記第1の部材と第2の部材とで共用するものであって、その一部が前記第1の部材及び前記第2の部材に嵌合する支持部材と、を備え、
    前記支持部材は、前記第1の部材及び前記第2の部材に形成された凹部に嵌合し、前記第1の部材又は前記第1の部材に形成された凹部の少なくともいずれかは前記第1の部材と前記第2の部材との接続端側とは反対の面に形成されている
    組立家具。
  2. 平板と、
    前記平板に対して垂直な位置関係で接続する2枚の側板と、
    前記平板と前記側板とで共用するものであって、その一部が前記平板及び前記側板に嵌合するフレームと、を備え、
    前記フレームは、前記平板及び前記側板に形成された凹部に嵌合し、前記側板に形成された凹部は前記平板と前記側板との接続端側とは反対の面に形成されており、前記フレームは前記側板が前記平板に対して接続解除する方向に動くことを規制する
    組立家具。
  3. 前記フレームは略コの字型形状であり、前記側板の外面側の凹部に嵌合する第1及び第2直線部と前記平板の床面側の凹部に嵌合する第3直線部とからなる
    請求項2に記載の組立家具。
  4. 前記フレームが前記側板の凹部に嵌合された状態で当該状態を保持するためにクサビが装着される
    請求項3に記載の組立家具。
  5. 底板と、
    前記底板に対して垂直な位置関係で接続する複数の支柱と、
    前記底板と前記支柱とで共用するものであって、その一部が前記底板及び前記支柱に嵌合するフレームと、を備え、
    前記フレームは、前記底板及び前記支柱に形成された凹部に嵌合し、前記支柱に形成された凹部は前記底板と前記支柱との接続端側とは反対の面に形成されており、前記フレームは前記支柱が前記底板に対して接続解除する方向に動くことを規制する
    組立家具。
  6. 平板を更に有し、
    前記フレームの一部は前記支柱の上端から突出した突出部を有し、
    前記平板は前記フレームの前記突出部により固定される
    請求項5に記載の組立家具。
  7. 前記フレームは略コの字型形状であり、前記支柱の外面側の凹部に嵌合する第1及び第2直線部と前記底板の上面の凹部に嵌合する第3直線部とからなる
    請求項5に記載の組立家具。
  8. 前記底板は複数枚あり、中央で交差して一体となり、
    前記支柱は4枚あり、それぞれが底板の各端部に接続されており、
    前記底板と前記支柱とが、前記フレームにより一体に構成されている
    請求項7に記載の組立家具。
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