JP2017045384A - 駐車管理装置および駐車場システム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両のナンバープレートを認識することで駐車場の利用者を識別する装置において、利用者の識別精度を向上させる。【解決手段】カメラを用いて車室に入庫した車両のナンバープレートを撮像し、第一の画像を取得する撮像手段と、識別器を有し、前記第一の画像に基づいて前記車両のナンバープレート情報を識別する識別手段と、前記識別手段がナンバープレート情報を識別した場合に、車室を特定する情報と、識別したナンバープレート情報と、を含む入庫情報を、前記車室付近に存在するユーザ端末に近距離無線通信によってブロードキャスト送信するユーザ報知手段と、前記ユーザ端末から、前記入庫情報に対する応答を取得するユーザ確認手段と、前記入庫情報に対する応答の内容に基づいて、前記入庫した車両のナンバープレート情報を確定させ、当該ナンバープレート情報に基づいて課金処理を行う課金手段と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、駐車車両の管理を行うシステムおよび装置に関する。
コインパーキングをはじめとする有料の駐車スペースにおいては、一般的に、駐車料金を課すための課金装置が設けられている。具体的には、精算機と阻止手段(例えば、ロック板や遮断機)を有し、車室に車両が入庫すると阻止手段が働き、精算機によって精算を行うと阻止手段が解除され出庫可能になるという構成が主に用いられている。
また、駐車場に入庫した車両を識別するために、ナンバープレートを読み取るという駐車場システムが考案されている。例えば、特許文献1には、入庫した車両のナンバープレートを読み取り、車両が駐車されていた時間に応じて自動的に料金を算出する駐車場システムが記載されている。このようなシステムにおいて、口座引き落としやクレジットカード決済を利用することで、キャッシュレスでの駐車場利用が可能になる。
また、車室にカメラを設けることで、ナンバープレートの読み取りと、車両が入庫した車室の特定を同時に行うことが可能となる。例えば、特許文献2には、車室にカメラを設け、入庫した車両のナンバープレートを認識することが記載されている。
特開2003−132380号公報 特開2009−104441号公報
ナンバープレートを認識することで課金対象の利用者を特定する駐車場システムにおいては、ナンバープレートの認識に失敗した場合、何らかの方法で利用者を特定しなければ、課金が行えなくなってしまうという問題がある。
本発明は上記の課題を考慮してなされたものであり、車両のナンバープレートを認識することで駐車場の利用者を識別する装置において、利用者の識別精度を向上させることを目的とする。
前述した課題を解決するための、本発明に係る駐車管理装置は、
複数の車室を有する駐車場に入庫した車両を管理する駐車管理装置であって、カメラを用いて前記車室に入庫した車両のナンバープレートを撮像し、第一の画像を取得する撮像手段と、識別器を有し、前記第一の画像に基づいて前記車両のナンバープレート情報を識別する識別手段と、前記識別手段がナンバープレート情報を識別した場合に、車室を特定する情報と、識別したナンバープレート情報と、を含む入庫情報を、前記車室付近に存在するユーザ端末に近距離無線通信によってブロードキャスト送信するユーザ報知手段と、前記ユーザ端末から、前記入庫情報に対する応答を取得するユーザ確認手段と、前記入庫情報に対する応答の内容に基づいて、前記入庫した車両のナンバープレート情報を確定させ、当該ナンバープレート情報に基づいて課金処理を行う課金手段と、を有することを特徴とする。
本発明における駐車管理装置は、ナンバープレートを撮像して得られた第一の画像を用いて、識別器によってナンバープレート情報を識別する。
なお、本明細書において、「ナンバープレート情報」とは、車両のナンバープレートに記されている情報を指す言葉として用い、「ナンバープレート情報の識別」とは、取得した画像に基づいて、ナンバープレート情報をコンピュータが処理可能な形式に変換する処理を指す言葉として用いる。
また、ユーザ報知手段が、車室を特定する情報(例えば車室番号)と、識別したナンバープレート情報(例えばナンバープレートの内容を表す文字列)を、近距離無線通信によって車室の近傍にブロードキャスト送信する。送信された情報は、ユーザ端末によって受信される。
ユーザ端末は、駐車場を利用する利用者が所持する端末であり、車両が入庫した際には車室の近傍に存在することが推定される。そこで、近距離無線通信を用いて車室の近傍に入庫情報をブロードキャスト送信することで、該当する車両が確かに入庫したか否かを利用者に確認させることができる。そして、ユーザ確認手段によって取得された応答結果に基づいて、課金手段がナンバープレート情報を確定し、課金処理を行う。
かかる構成によると、車両を駐車した利用者に、ナンバープレートの識別結果を確認させることができるため、利用者の識別精度を向上させることができる。
また、前記入庫情報に対する応答の内容が、識別した前記ナンバープレート情報が正しくない旨を示すものである場合に、前記撮像手段が、前記カメラを用いて、利用者によって提示された、ナンバープレート情報をコード化した画像を撮像して第二の画像を取得し、前記課金手段が、前記第二の画像からナンバープレート情報を復号することで、前記入庫した車両のナンバープレート情報を確定させることを特徴としてもよい。
識別したナンバープレート情報が正しくない場合、他の手段を用いて正しいナンバープレート情報を取得する必要がある。そこで、駐車管理装置が、利用者によって提示された、ナンバープレート情報をコード化した画像を撮像し、これをデコードすることで正解となるナンバープレート情報を取得する。これにより、正しいナンバープレート情報に基づいて課金を行えるようになる。なお、ナンバープレート情報をコード化した画像とは、例えば、ナンバープレート情報をQRコード(登録商標)などによってエンコードした画像であるが、これに限られない。
かかる構成によると、車両のナンバープレートを撮像するカメラを用いてコードを撮像できるため、正解であるナンバープレート情報を、コストをかけずに得ることができる。
また、前記入庫情報に対する応答の内容が、識別した前記ナンバープレート情報が正しくない旨を示すものである場合に、前記ユーザ確認手段が、前記ユーザ端末から、当該ユーザ端末に関連付いたナンバープレート情報を取得し、前記課金手段が、当該ナンバープレート情報を用いて、前記入庫した車両のナンバープレート情報を確定させることを特徴としてもよい。
このように、正解となるナンバープレート情報は、直接ユーザ端末から駐車管理装置に送信するようにしてもよい。
また、前記識別手段が、前記第一の画像と、前記確定したナンバープレート情報に基づいて、前記識別器を学習させることを特徴としてもよい。
第一の画像と、確定したナンバープレート情報は、識別器を学習させるためのデータとして用いることができる。かかる構成によると、運用しながら識別器の学習を行わせ、ナンバープレートの識別精度を向上させることができる。
また、本発明に係る駐車管理装置は、単位時間あたりの駐車料金に関する情報を含む駐車場情報を前記ユーザ端末に送信する情報送信手段をさらに有することを特徴としてもよい。
単位時間あたりの駐車料金をユーザ端末に通知することで、ユーザ端末側で料金を算出し、利用者に提示することが可能になる。
また、前記課金手段は、前記ユーザ端末からの要求に応じて、現在の駐車時間、現在の駐車料金、車室の位置を表す情報の少なくともいずれかを前記ユーザ端末に送信することを特徴としてもよい。
ユーザ端末によって入庫情報を確認させることで、入庫中の車両と、利用者が所持するユーザ端末との紐付けを行うことができる。そこで、ユーザ端末からの要求に応じて、駐車に関する情報(駐車時間、駐車料金、車室の位置など)を送信するように構成してもよい。このようにすることで、利用者が、ユーザ端末を通して現在の状況を把握できるようになる。
また、前記識別手段は、前記第一の画像を、それぞれ異なる文字種を含む複数の領域に分割し、文字種ごとに学習および識別を行うことを特徴としてもよい。
ナンバープレートは、本拠地(陸運支局)を表す文字、分類番号、事業用判別文字、指定番号(車両番号)の四種類で構成され、漢字、平仮名、数字の三種類の文字種が用いられている。そこで、第一の画像を複数の領域に分割し、それぞれに対して学習および識別を行うようにしてもよい。
例えば、本拠地(漢字または平仮名)を識別する第一の識別器と、事業用判別文字(平仮名)を識別する第二の識別器と、分類番号および指定番号(数字)を識別する第三の識別器を用いてもよい。このように分割することで、学習および識別の精度をより向上させることができる。この他にも、例えば、漢字のみを識別する第一の識別器と、平仮名のみを識別する第二の識別器と、数字のみを識別する第三の識別器を用いてもよい。
また、前記識別手段は、前記カメラに対するナンバープレートの角度を推定し、推定した角度をさらに用いて識別器を学習させることを特徴としてもよい。
識別器の学習は、第一の画像と、正解となるナンバープレート情報を用いて行うが、カメラに対するナンバープレートの角度は一様ではない。すなわち、角度を区別せずに学習させると、逆に識別精度が低下するなどの不都合が生じうる。そこで、カメラに対するナンバープレートの角度を推定し、得られた角度情報を学習データの一部としてもよい。これにより、角度を考慮した学習結果を得ることができ、カメラとナンバープレートとの角度が異なる場合であっても、識別精度を維持することができる。
また、前記撮像手段は、前記第一の画像中におけるナンバープレートの位置に応じて、水平方向におけるカメラの角度を変更する機構をさらに有することを特徴としてもよい。
カメラと車両とが近接している場合、車両のわずかな動きによって、画像上におけるナンバープレートの位置が大きく移動し、場合によってはフレームアウトしてしまう場合がある。そこで、カメラの角度を変更する機構を設け、ナンバープレートに追従させるようにしてもよい。
また、本発明に係る駐車場システムは、
複数の車室を有する駐車場に入庫した車両を管理する駐車管理装置と、駐車場の利用者が所持するユーザ端末と、からなる駐車場システムであって、前記駐車管理装置が、カメラを用いて前記車室に入庫した車両のナンバープレートを撮像し、第一の画像を取得する撮像手段と、識別器を有し、前記第一の画像に基づいて前記車両のナンバープレート情報を識別する識別手段と、前記車室に入庫した車両を検知した場合に、車室を特定する情報と、識別したナンバープレート情報と、を含む入庫情報を、前記車室付近に存在するユーザ端末に近距離無線通信によってブロードキャスト送信するユーザ報知手段と、前記ユーザ端末から、前記入庫情報に対する応答を取得するユーザ確認手段と、前記入庫情報に対する応答の内容に基づいて、前記入庫した車両のナンバープレート情報を確定させ、当該ナンバープレート情報に基づいて課金処理を行う課金手段と、を有し、前記ユーザ端末が、受信した前記入庫情報に対する応答として、当該入庫情報の正誤を表す情報を前記駐車管理装置に送信する応答手段を有することを特徴とする。
このように、本発明は、前述した駐車管理装置にユーザ端末を加えたシステムとして特定することもできる。
また、本発明の第二の形態に係る駐車管理装置は、
複数の車室を有する駐車場に入庫した車両を管理する駐車管理装置であって、カメラを用いて前記車室に入庫した車両のナンバープレートを撮像し、第一の画像を取得する撮像手段と、識別器を有し、前記第一の画像に基づいて前記車両のナンバープレート情報を識別する識別手段と、ナンバープレート情報と、利用者が所持するユーザ端末と、を対応付けた情報を記憶する記憶手段と、前記識別手段がナンバープレート情報を識別した場合に、対応するユーザ端末に、車室を特定する情報と、識別したナンバープレート情報と、を含む入庫情報を送信するユーザ報知手段と、前記ユーザ端末から、前記入庫情報に対する応答を取得するユーザ確認手段と、前記入庫情報に対する応答の内容に基づいて、前記入庫した車両のナンバープレート情報を確定させ、当該ナンバープレート情報に基づいて課金処理を行う課金手段と、前記識別手段がナンバープレート情報の識別に失敗した場合に、その旨を視覚または聴覚によって利用者に通知するエラー通知手段と、を有し、前記識別手段がナンバープレート情報の識別に失敗した場合に、前記撮像手段が、前記カメラを用いて、利用者によって提示された、ナンバープレート情報をコード化した画像を撮像して第二の画像を取得し、前記課金手段が、前記第二の画像からナンバープレート情報を復号することで、前記入庫した車両のナンバープレート情報を確定させることを特徴とする。
入庫情報をブロードキャスト送信するかわりに、予めナンバープレート情報とユーザ端末との対応を記憶させておき、宛先を特定したうえで通信を行ってもよい。ただし、当該構成においては、ナンバープレート情報が正しく識別できなかった場合に、通信先が不明となってしまう。そこで、視覚または聴覚によって利用者に通知を行う手段を設け、第二の画像を用いて正解であるナンバープレート情報を伝送する。
通知は、視覚または聴覚に基づいて行うものであれば、どのようなものであってもよい。例えば、スピーカ等の音声通知手段を設け、音声によって通知を行ってもよいし、画面等の視覚的な表示手段を設け、案内を表示するようにしてもよい。また、通知を受けた利用者は、車両のナンバープレートをコード化した画像(第二の画像)を撮像手段にかざし、読み取りを行わせる。かかる構成によると、近距離無線通信を用いずとも、入庫した車両のナンバープレート情報を確定させることができるようになる。
なお、本発明は、上記手段の少なくとも一部を含む駐車管理装置または駐車場システムとして特定することができる。上記処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
本発明によれば、車両のナンバープレートを認識することで駐車場の利用者を識別する装置において、利用者の識別精度を向上させることができる。
第一の実施形態に係る駐車場システムのシステム構成図である。 第一の実施形態における車室の俯瞰図である。 ユーザ情報テーブルの例である。 第一の実施形態に係る駐車場システムの処理フローチャート図である。 ナンバープレート画像の分割方法を説明する図である。 第一の実施形態に係る駐車場システムの処理フローチャート図である。 近距離無線通信のブロードキャスト範囲を説明する図である。 携帯端末を通して利用者に提供される入庫情報の例である。 第一の実施形態に係る駐車場システムの処理フローチャート図である。 ナンバープレート情報を表すQRコードの例である。 携帯端末を通して利用者に提供される情報提供画面の例である。 カメラに対するナンバープレートの角度を説明する図である。 カメラの角度とナンバープレートの位置との関係を説明する図である。
(第一の実施形態)
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。第一の実施形態に係る駐車場システム100は、複数の駐車区画(以下、車室)を有する時間貸し駐車場を管理するシステムであって、各車室に設けられた車室装置10と、複数の車室を管理する駐車場サーバ20と、利用者が所持する携帯端末30からなるシステムである。
<システム構成>
図1は、第一の実施形態に係る駐車場システム100のシステム構成図である。なお、図1では、車室装置10および携帯端末30を一つずつ図示しているが、車室装置10および携帯端末30は複数であってもよい。例えば、車室装置10は、駐車場が有する車室の数だけ設置されていてもよい。また、携帯端末30は、駐車場の利用者が所持するスマートフォンなどの携帯端末である。
まず、車室装置10の構成について説明する。車室装置10は、車室に入庫した車両を検知し、ナンバープレートを撮像する装置であり、車両検知部11、画像取得部12、通信部13、近距離通信部14から構成される。車室装置10は、例えば、図2に示したように、車室の後方に設置されたポール(以下、車室ポール200)に内蔵された装置であるが、この形態に限られない。
車両検知部11は、車室内に車両が存在するか否かを検知する手段である。例えば、図2に示した形態の場合、車室ポール200にセンサ(例えば距離センサ)を配置し、センシング結果に基づいて車両の有無を検知する。車両を検知する技術は公知であるため、詳細な説明は省略する。なお、車両検知部11は、車両を検知できる手段であれば、路面に埋め込まれたループコイルなど、他の手段を用いてもよい。
画像取得部12は、車室に入庫した車両のナンバープレートを撮像する手段である。例えば、図2に示した形態の場合、車室ポールにカメラを配置し、入庫した車両のナンバープレートを撮像する。画像取得部12が用いるカメラは、RGB画像を取得するカメラであってもよいし、グレースケール画像等を取得するカメラであってもよい。
通信部13は、車室装置10をネットワークに接続するための通信手段である。通信部13は、ネットワークに接続することができれば、有線ネットワークインタフェースであってもよいし、無線ネットワークインタフェースであってもよい。
近距離通信部14は、利用者が所持する携帯端末30と無線通信を行う手段である。本実施形態では、近距離通信部14は、Bluetooth(登録商標)LowEnergy規格(以下、BLE)によるデータ通信を行う。BLEとは、Bluetoothによる低電力通信規格であり、機器同士のペアリングを必要とせず、相手を検知することですぐに通信を開始できるという特徴を有する。また、通信先の携帯端末にプッシュ通知を送信できるという特徴を有する。
次に、駐車場サーバ20の構成について説明する。駐車場サーバ20は、車室装置10から取得した画像に基づいてナンバープレート情報を識別し、車両の入出庫の管理や課金処理などを行う装置である。
駐車場サーバ20は、通信部21、制御部22、ナンバー識別部23、記憶部24から構成される。駐車場サーバ20は、一つの駐車場につき一台設置される。
通信部21は、通信部13と同様に、ネットワークと通信を行う手段である。使用するプロトコルおよび通信方法は通信部13と同様である。また、通信部21は、後述する携帯端末30と通信する手段でもある。車室装置10に対する通信と、携帯端末30に対する通信は、それぞれ異なるネットワークを用いてもよい。例えば、車室装置10に対しては、ローカルネットワーク経由で通信を行い、携帯端末30に対しては、インターネットや公衆通信網経由で通信を行ってもよい。同様に、通信プロトコルも同一でなくてもよい。
ナンバー識別部22は、車室装置10から取得した画像に基づいて、入庫した車両のナンバープレート情報を取得する手段である。ナンバー識別部22は、複数の識別器を有しており、入力した画像に対応するナンバープレート情報を取得することができる。詳細な処理については後述する。
制御部23は、駐車場サーバ20の制御を司る手段である。具体的には、ナンバー識別部22が識別したナンバープレート情報に基づいて入庫車両の管理を行う処理、駐車料金の課金を行う処理、ナンバー識別部22が有する識別器を学習させる処理などを行う。詳細な処理については後述する。
記憶部24は、生成した情報(例えば、車両の入庫状態や課金情報等)を一時的に記憶する手段である。また、ナンバープレート情報と、利用者とを紐付けた情報を予め記憶する手段である。記憶部24には、高速に読み書きでき、かつ、大容量な記憶媒体を用いることが好ましい。例えば、フラッシュメモリなどを好適に用いることができる。
本実施形態に係る駐車場システムでは、ナンバープレート情報と、利用者とを紐付ける情報を記憶部24が予め記憶しており、ナンバープレート情報を取得した場合に、対応する利用者を特定することができる。
図3は、ナンバープレート情報と利用者とを紐付ける情報を記憶するためのテーブル(ユーザ情報テーブル)の例である。本例では、ナンバープレートの内容と、利用者に固有なユーザIDとが関連付けられて保持される。ユーザIDは、例えば駐車料金を課金する際(決済処理を行う際)に用いられる。
次に、携帯端末30の構成について説明する。携帯端末30は、駐車場の利用者が所持する端末であり、通信部31、制御部32、入出力部33から構成される。携帯端末30は、例えばスマートフォン、携帯電話、タブレット端末、個人情報端末、ウェアラブルコ
ンピュータ(スマートウォッチ等)といった小型のコンピュータである。
通信部31は、通信回線(例えば携帯電話網)を介してネットワークにアクセスすることで、駐車場サーバ20との通信を行う手段である。
制御部32は、駐車場サーバ20から受信したデータに基づいてユーザインタフェース画面を生成し、後述する入出力部33を介して利用者とのインタラクションを行う手段である。具体的な内容については後述する。
入出力部33は、利用者が行った入力操作を受け付け、利用者に対して情報を提示する手段である。本実施形態では一つのタッチパネルディスプレイからなる。すなわち、液晶ディスプレイとその制御手段、タッチパネルとその制御手段から構成される。
以上に説明した各手段の制御は、制御プログラムをCPUなどの処理装置が実行することによって実現される。また、当該制御は、FPGA(Field-Programmable Gate Array
)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などによって実現されても
よいし、これらの組合せによって実現されてもよい。また、専用のハードウェアによって実現されてもよい。
次に、車両が駐車場に入庫した際の処理について説明する。図4は、駐車場サーバ20(制御部23)が行う処理のフローチャートである。図4に示したフローチャートは、周期的に実行される。
まず、ステップS11で、車室装置10が有する車両検知部11から情報を受信し、入庫車両の有無を判定する。ここで、車両が存在すると判定した場合(ステップS12−Yes)、処理はステップS13へ遷移し、ナンバープレート情報の識別を開始する。
また、車両が存在しないと判定した場合(ステップS12−No)、ステップS41へ遷移し、今まで入庫していた車両が出庫したか否かを判定する。当該判定結果が真(Yes)である場合、処理はステップS42へ遷移し、駐車料金を課金する処理を行う。具体的な処理については後述する。ステップS41での判定結果が偽(No)である場合(最初から車両が存在しない場合)、処理はステップS11へ戻る。
ステップS13では、ナンバープレートの識別が完了しているか否かを判定する。
判定結果が偽(No)であった場合、すなわち、車両は入庫しているがナンバープレートの識別が未だ行われていない場合、処理はステップS14へ遷移し、画像取得部12を介して、車両を撮像した画像(以下、車両画像)を取得する。そして、ステップS15で、ナンバー識別部22が、取得した車両画像に基づいてナンバープレートの識別を行う。判定結果が真(Yes)であった場合、処理はステップS11へ戻る。
ステップS15では、取得された車両画像に対して、以下に説明する処理を実行することでナンバープレート情報を識別する。
本実施形態では、車両画像からナンバープレートに対応する領域を切り出し、さらに4つの部分画像に分割し、文字種ごとにそれぞれ対応する識別器に入力する。
図5は、分割した部分画像と、識別器との関係を示した図である。識別器1が漢字および平仮名に対応する識別器であり、識別器2が平仮名に対応する識別器である。また、識別器3が数字に対応する識別器である。
なお、画像を切り出す方法は、例えば、文献「画像処理を用いた車番認識システムの開発(三島他:電学論D、109巻5号、平成元年)」に記載されているような従来技術を用いることができる。
図示した例によると、「練馬530た2468」というナンバープレート情報を取得することができる。取得した情報は制御部23へ送信される。
図6を参照して、説明を続ける。
ステップS21では、制御部23が、利用者が所持する携帯端末30へ送信する入庫情報を生成する。入庫情報とは、以下の二つの情報を含んだデータである。
(1)車室装置に関連付いた車室番号
(2)ステップS15で識別したナンバープレート情報
車室番号は、利用者が見て車室の位置を理解できる形式であれば、どのようなものであってもよい。また、必ずしも数字で表されたものでなくてもよい。また、ナンバープレート情報は、識別したナンバープレートの内容を文字列で表したものである。
ステップS22では、制御部23によって生成された入庫情報を車室装置10へ送信し、近距離通信部14経由でブロードキャスト送信する。本実施形態では、近距離通信部14が有するアンテナは指向性を有しており、図7に示したように、対象の車室の近傍に対してのみ入庫情報を送信する。この結果、符号700で示した枠内に存在する携帯端末30にプッシュ通知が送信され、車室番号およびナンバープレート情報が伝送される。
伝送された情報は、携帯端末30上で動作する専用のアプリケーションによって取得され、利用者に提示される。図8は、プッシュ通知を受信した携帯端末30の画面例である。
なお、車室ポール200の向き、利用するアンテナの特性などは、図7に示したものに限られない。
携帯端末30は、入庫情報に対する応答を利用者から取得し、駐車場サーバ20に送信できるように構成される。応答の内容は、以下の三種類である。
(応答1)車室番号およびナンバープレート情報が正しい旨の応答
(応答2)車室番号は正しいがナンバープレート情報が誤っている旨の応答
(応答3)入庫情報自体に心当たりが無い旨の応答
図8の例において、例えば「確認」ボタン(符号801)を押下すると、上記応答1に対応する応答を、通信回線を経由して送信する。また、「ナンバーが異なる」旨のボタン(符号802)を押下すると、上記応答2に対応する応答を送信する。また、「心当たりが無い」旨のボタン(符号803)を押下すると、上記応答3に対応する応答を送信する。携帯端末30から送信された応答はステップS23で受信される。
ところで、ステップS15で、ナンバープレート情報の識別結果が正しく得られない場合がある。例えば、識別自体に失敗した場合や、識別の結果得られた信頼度が著しく低いような場合である。このような場合、入庫情報には、その旨を表す情報が格納される。この場合、確認ボタン(符号801)は押下不可となる。
例えば、三つの識別器が、識別結果の確度を出力するものである場合、それぞれが出力した確度のうち、どれか一つでも閾値を下回っているものがあれば識別失敗と判断してもよいし、確度の合計を閾値と比較してもよい。また、それ以外の情報を用いてもよい。識別成否の判断には、任意の手法を用いることができる。
ステップS23で受信した応答が「応答1」であった場合(ステップS24−応答1)、処理はステップS25へ遷移し、ナンバープレート情報を確定させる。一方、受信した応答が「応答2」であった場合(ステップS24−応答2)、処理はステップS31(後述)へ遷移する。
受信した応答が「応答3」であった場合(ステップS24−応答3)、処理はステップS25へ遷移し、ナンバープレート情報を確定させる。この場合、利用者の確認を取らず、識別したナンバープレート情報のみに基づいて処理を進める。
なお、ナンバープレート情報自体が不明である場合、ナンバープレート画像をそのまま
記憶させ、当該ナンバープレート画像を、ステップS42で生成する課金情報に含ませる。なお、本ケースでは請求先を特定することができないため、システムのオペレータがナンバープレート画像を目視し、手動で料金の請求先を決定する。
また、ステップS23で、一定時間(例えば3分)以内に携帯端末30から応答が無かった場合も、「応答3」を受信したものとして処理を進める。
図6の処理が完了すると、ナンバープレート情報が確定した状態となる。ナンバープレート情報は、入庫日時とともに記憶部24に一時的に記憶され、車両が出庫した際の料金計算に用いられる。具体的には、ステップS41で「出庫した」と判定された場合に、ステップS42で、入庫日時と出庫日時から料金を計算し、ナンバープレート情報に紐付いた請求先を宛先とする課金情報を生成し、決済サーバ(不図示)に送信する。
一方、ステップS23で、「応答2」を受信した場合、処理は、図9に示したステップS31へ遷移する。
携帯端末から「応答2」を受信したということは、駐車場サーバ20が識別したナンバープレート情報が誤っている(もしくは識別自体が失敗した)ことを意味する。そこで、本実施形態では、このような場合に、携帯端末30から駐車場サーバ20に正解となるナンバープレート情報を伝達し、駐車場サーバ20が、当該情報をもってナンバープレート情報を確定させる。
本実施形態では、携帯端末30が、符号802で示したボタンを押下すると、自端末に関連付いたナンバープレート情報をコード化した画像を表示する構成となっている。図10は、ナンバープレート情報をQRコードによって表示させた例である。
画面を確認した利用者が、携帯端末30にコードを表示させ、車室ポール200に備えられたカメラにかざすと、画像取得部12が当該QRコードを読み取り、デコードを行う(ステップS31)。
画像の読み取りとデコードに成功すると(ステップS32−Yes)、ステップS31で読み取ったナンバープレート情報を、正解となるナンバープレート情報として確定させる。なお、読み取りに失敗した場合、処理を終了させてもよいし、「応答3」を受信した場合と同様の処理を行い、オペレータによる対応を行ってもよい。
第一の実施形態によると、車室に入庫した車両のナンバープレート情報を光学的に認識するのと同時に、車室の近傍に存在する携帯端末に対して近距離無線通信を用いて、読み取ったナンバープレート情報の確認を依頼する情報を送信する。また、内容に疑義がある場合に、正しい情報を駐車場サーバに伝達することができる。かかる構成によると、ナンバープレートの識別精度を向上させ、利便性を高めることができる。
また、ステップS23では、通信回線を経由して携帯端末30から応答が送信されるため、ここで携帯端末30を識別する情報を同時に送信することで、駐車場サーバから携帯端末に対するインタラクションが可能になる。このため、例えば、ナンバープレート情報と、携帯端末30を識別する情報を紐付けて一時的に(例えば車両が出庫するまで)記憶させるようにしてもよい。
なお、第一の実施形態では、QRコードをカメラにかざすことで正解となるナンバープレート情報を駐車場サーバに伝達したが、携帯端末30が、自端末に関連付いたナンバープレート情報を、通信回線を介して伝送するようにしてもよい。
また、第一の実施形態では、図8に示した画面を利用者に提示し、内容を選択させたが、入庫情報に含まれるナンバープレート情報と、携帯端末30に関連付いたナンバープレート情報が一致している場合は、画面の提示を省略し、携帯端末30が自動的に「応答1
」を駐車場サーバ20へ送信するようにしてもよい。
また、ステップS25(ステップS33)を実行した後で、ステップS14で取得したナンバープレート画像と、確定したナンバープレート情報とを用いて、ナンバー識別部22が有する三つの識別器を学習させるようにしてもよい。例えば、図5に示したように、ナンバープレート情報を、本拠地、分類番号、事業用判別文字、指定番号に分割し、対応する識別器をそれぞれ学習させてもよい。かかる構成によると、駐車場を運用しながらナンバープレート情報の識別精度を向上させることができる。
(第二の実施形態)
第二の実施形態は、携帯端末30が、駐車に関する情報を駐車場サーバ20から更に受信し、入庫時刻、経過時間、駐車料金といった情報を利用者に提示する実施形態である。
本実施形態では、図6または図9の処理が完了した後で、駐車場サーバ20が携帯端末30に対して以下のような情報を送信する。
(1)入庫時刻
(2)単位時間あたりの駐車料金情報
(3)車室の位置を表す情報
また、携帯端末30は、受信したこれらの情報を利用者の求めに応じて提示する。なお、単位時間あたりの駐車料金と、入庫時刻と、現在時刻とに基づいて、現在の駐車料金を算出するようにしてもよい。
また、駐車に関する情報を、任意のタイミングで駐車場サーバ20から携帯端末30へ送信するようにしてもよい。例えば、利用者の求めに応じて、駐車場サーバ20が携帯端末30に対して以下のような情報を送信してもよい。
(1)現在の駐車時間
(2)現在の駐車料金
(3)単位時間あたりの駐車料金情報
(4)車室の位置を表す情報
この場合、現時点における駐車時間や駐車料金といった情報を駐車場サーバ20が生成し、送信するようにしてもよい。図11は、利用者に提示される画面の例である。本例では、入庫時刻、現在時刻、経過時間、現在の駐車料金のほか、駐車料金の追加までの残り時間が表示される。
また、第二の実施形態では、駐車した車両の位置を、利用者の求めに応じて図形によって表示する。図11は、車室番号と、フロアにおける駐車位置をグラフィック表示した場合の例である。利用者に提示するグラフィックは、駐車場サーバから携帯端末に送信してもよいし、駐車場に対応するマップのみを予め携帯端末が記憶し、取得した車室の識別子に基づいて、携帯端末が生成してもよい。
このように、第二の実施形態では、入庫情報とは別に情報を携帯端末30に送信することで、駐車時間や駐車料金といった、利用者が欲する情報を提供することができる。
なお、本実施形態では、利用者に提示する情報(ないしは提示する情報を生成するためのデータ)を駐車場サーバ20から携帯端末30に送信したが、これらの情報を入庫情報に含ませ、入庫情報に含まれる情報に基づいて、携帯端末30が利用者に提示する情報を生成してもよい。
(第三の実施形態)
第一ないし第二の実施形態では、図2に示したように、ナンバープレートを識別するた
めのカメラが、車両の中心からオフセットした状態で設置されている。すなわち、カメラとナンバープレートとが平行ではないため、角度がついた状態でナンバープレート画像が撮像される。しかし、カメラとナンバープレートとの角度は、車種や駐車位置によって毎回変わるため、角度を考慮せずに識別器を学習させると、識別精度が低下するおそれがある。
第三の実施形態は、これに対応するため、カメラとナンバープレートとの角度を表す情報をさらに用いて学習および識別を行う実施形態である。
第三の実施形態では、ナンバー識別部22が、取得したナンバープレート画像に基づいて、カメラとナンバープレートとの角度を推定する機能を有している。
カメラとナンバープレートとの角度は、ナンバープレート画像を解析することで推定してもよい。例えば、ナンバープレートのエッジや、ナンバープレート中の文字が存在する領域を抽出し、上辺と下辺がなす角度から推定してもよい。また、入庫した車両をセンシングすることで、カメラに対する車両の相対位置を測定し、測定結果に基づいて推定してもよい。例えば、図12に示した例の場合、角度θが、カメラとナンバープレートとの角度として推定される(矢印はカメラが向いている方向を示す)。
また、第三の実施形態では、ステップS15において、推定した角度を、識別器に対する入力に加えて識別を行う。また、識別器を学習させる際に、推定した角度を学習データの一部に加えて学習を行う。これにより、角度別に学習結果を得ることができ、識別の精度をより向上させることができる。
(第四の実施形態)
第一の実施形態では、車室の近傍にある携帯端末に対して、近距離無線通信を用いて入庫情報をブロードキャスト送信した。これに対し、第四の実施形態は、近距離無線通信を用いない実施形態である。
第四の実施形態では、車室装置10が近距離通信部14を有していないという点と、記憶部24に記憶されるユーザ情報テーブルに、携帯端末を特定する情報(携帯端末の識別子)が追加されるという点において、第一の実施形態と相違する。
また、第四の実施形態では、ステップS22において、駐車場サーバ20が、通信回線を経由して入庫情報を対象の携帯端末に送信する。なお、ステップS23〜S25の処理は第一の実施形態と同様である。
なお、本実施形態では、ナンバープレートの識別に失敗した場合(誤った内容を取得した場合も含む)、通信すべき携帯端末が特定できない。そこで、第四の実施形態では、車室装置10に、利用者に対してエラー通知を行う通知手段をさらに設ける。表示装置や音声案内装置は、例えば、図2に示した車室ポールに内蔵されていてもよい。
第四の実施形態では、ステップS22において、通信すべき携帯端末が特定できない場合に、表示装置や音声案内装置を用いて、ナンバープレートの認識に失敗した旨の通知を行ったうえで、処理をステップS31へ遷移させる。なお、第四の実施形態では、携帯端末30が、自端末に関連付いたナンバープレート情報をコード化した画像を任意のタイミングで表示可能な構成となっている。
ステップS31以降の処理は、第一の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
このように、第四の実施形態によると、近距離無線通信を用いずとも、第一の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(変形例)
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本発明はその要旨を逸脱しない範囲内で適
宜変更して実施しうる。例えば、例示した実施形態をそれぞれ組み合わせて実施してもよい。
また、車室装置が有する画像取得部は、車室ポール200と平行な軸を中心として視野を動かす駆動機構を有するカメラを利用してもよい。例えば、図13のように、ナンバープレートの位置に追従してカメラがパンニングを行うような構成としてもよい。また、パンニングの角度は、入庫した車両をセンシングした結果に基づいて制御してもよいし、カメラが取得した画像を解析し、ナンバープレートが画像の中心部分に来るように制御してもよい。
また、各実施形態では、ユーザ情報テーブルを用いて、ナンバープレート情報と、利用者とを紐付けたが、他の情報を紐付けてもよい。例えば、請求先情報などをユーザ情報テーブルに記憶させてもよい。
また、各実施形態では、利用者が所持する携帯端末をユーザ端末の例として挙げたが、本発明におけるユーザ端末は必ずしも携帯端末である必要はない。例えば、カーナビゲーション装置などであってもよい。
また、各実施形態では、ブロードキャスト送信された入庫情報を受信した携帯端末30が、図8に例示したような情報を利用者に提示したが、対象の車室の近傍にある無関係の携帯端末に通知がされることを防ぐための手段を追加してもよい。例えば、一度入庫情報を受信してから所定の時間以内に再度入庫情報を受信した場合に、通知をブロックするようにしてもよい。また、携帯端末に関連付いた車両がまだ出庫していない状態において、当該携帯端末が再度入庫情報を受信した場合に、通知をブロックするようにしてもよい。これを実現するため、車両が出庫したという情報を、駐車場サーバ20から携帯端末30に送信するようにしてもよい。
また、各実地形態では、車室装置10が車両の検知とナンバープレート画像の取得を行い、駐車場サーバ20がナンバープレート情報の識別、利用者の特定などを行ったが、駐車場サーバ20が有する手段のうちの一部または全部を車室装置10に持たせ、図4,6,9に示した処理のうちの一部または全部を車室装置10が行うようにしてもよい。
10 車室装置
11 車両検知部
12 画像取得部
13,21,31 通信部
14 近距離通信部
20 駐車場サーバ
22 ナンバー識別部
23,32 制御部
24 記憶部
30 携帯端末
33 入出力部
100 駐車場システム
200 車室ポール

Claims (14)

  1. 複数の車室を有する駐車場に入庫した車両を管理する駐車管理装置であって、
    カメラを用いて前記車室に入庫した車両のナンバープレートを撮像し、第一の画像を取得する撮像手段と、
    識別器を有し、前記第一の画像に基づいて前記車両のナンバープレート情報を識別する識別手段と、
    前記識別手段がナンバープレート情報を識別した場合に、車室を特定する情報と、識別したナンバープレート情報と、を含む入庫情報を、前記車室付近に存在するユーザ端末に近距離無線通信によってブロードキャスト送信するユーザ報知手段と、
    前記ユーザ端末から、前記入庫情報に対する応答を取得するユーザ確認手段と、
    前記入庫情報に対する応答の内容に基づいて、前記入庫した車両のナンバープレート情報を確定させ、当該ナンバープレート情報に基づいて課金処理を行う課金手段と、
    を有することを特徴とする、駐車管理装置。
  2. 前記入庫情報に対する応答の内容が、識別した前記ナンバープレート情報が正しくない旨を示すものである場合に、
    前記撮像手段が、前記カメラを用いて、利用者によって提示された、ナンバープレート情報をコード化した画像を撮像して第二の画像を取得し、
    前記課金手段が、前記第二の画像からナンバープレート情報を復号することで、前記入庫した車両のナンバープレート情報を確定させる
    ことを特徴とする、請求項1に記載の駐車管理装置。
  3. 前記入庫情報に対する応答の内容が、識別した前記ナンバープレート情報が正しくない旨を示すものである場合に、
    前記ユーザ確認手段が、前記ユーザ端末から、当該ユーザ端末に関連付いたナンバープレート情報を取得し、
    前記課金手段が、当該ナンバープレート情報を用いて、前記入庫した車両のナンバープレート情報を確定させる
    ことを特徴とする、請求項1に記載の駐車管理装置。
  4. 前記識別手段が、前記第一の画像と、前記確定したナンバープレート情報に基づいて、前記識別器を学習させる
    ことを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の駐車管理装置。
  5. 単位時間あたりの駐車料金に関する情報を含む駐車場情報を前記ユーザ端末に送信する情報送信手段をさらに有する
    ことを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の駐車管理装置。
  6. 前記課金手段は、前記ユーザ端末からの要求に応じて、現在の駐車時間、現在の駐車料金、車室の位置を表す情報の少なくともいずれかを前記ユーザ端末に送信する
    ことを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の駐車管理装置。
  7. 前記識別手段は、前記第一の画像を、それぞれ異なる文字種を含む複数の領域に分割し、文字種ごとに学習および識別を行う
    ことを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の駐車管理装置。
  8. 前記識別手段は、前記カメラに対するナンバープレートの角度を推定し、推定した角度をさらに用いて識別器を学習させる
    ことを特徴とする、請求項1から7のいずれかに記載の駐車管理装置。
  9. 前記撮像手段は、前記第一の画像中におけるナンバープレートの位置に応じて、水平方向におけるカメラの角度を変更する機構をさらに有する
    ことを特徴とする、請求項1から8のいずれかに記載の駐車管理装置。
  10. 複数の車室を有する駐車場に入庫した車両を管理する駐車管理装置と、駐車場の利用者が所持するユーザ端末と、からなる駐車場システムであって、
    前記駐車管理装置が、
    カメラを用いて前記車室に入庫した車両のナンバープレートを撮像し、第一の画像を取得する撮像手段と、
    識別器を有し、前記第一の画像に基づいて前記車両のナンバープレート情報を識別する識別手段と、
    前記車室に入庫した車両を検知した場合に、車室を特定する情報と、識別したナンバープレート情報と、を含む入庫情報を、前記車室付近に存在するユーザ端末に近距離無線通信によってブロードキャスト送信するユーザ報知手段と、
    前記ユーザ端末から、前記入庫情報に対する応答を取得するユーザ確認手段と、
    前記入庫情報に対する応答の内容に基づいて、前記入庫した車両のナンバープレート情報を確定させ、当該ナンバープレート情報に基づいて課金処理を行う課金手段と、を有し、
    前記ユーザ端末が、
    受信した前記入庫情報に対する応答として、当該入庫情報の正誤を表す情報を前記駐車管理装置に送信する応答手段を有する
    ことを特徴とする、駐車場システム。
  11. 前記ユーザ端末は、
    ナンバープレート情報をコード化した画像である第二の画像を表示する表示手段をさらに有し、
    前記駐車管理装置は、
    前記撮像手段が、前記カメラを用いて、利用者によって提示された前記第二の画像を撮像し、
    前記課金手段が、前記第二の画像からナンバープレート情報を復号することで、前記入庫した車両のナンバープレート情報を確定させる
    ことを特徴とする、請求項10に記載の駐車場システム。
  12. 前記駐車管理装置が有するユーザ報知手段は、前記識別手段が識別したナンバープレート情報を前記入庫情報にさらに含ませて送信し、
    前記ユーザ端末が有する応答手段は、前記入庫情報に含まれるナンバープレート情報と、自端末に関連付いたナンバープレート情報が一致した場合に、前記入庫情報が正しい旨を表す情報を前記駐車管理装置に送信する
    ことを特徴とする、請求項10または11に記載の駐車場システム。
  13. 前記駐車管理装置は、
    単位時間あたりの駐車料金に関する情報を含む駐車場情報を前記ユーザ端末に送信する情報送信手段をさらに有し、
    前記ユーザ端末は、
    前記駐車場情報に基づいて入庫中の車両の駐車料金を決定し、前記入庫情報に基づいて車室の位置を表す情報を生成し、利用者の要求に応じて、前記駐車料金、前記車室の位置を表す情報の少なくともいずれかを提示する情報提示手段をさらに有する
    ことを特徴とする、請求項10から12のいずれかに記載の駐車場システム。
  14. 複数の車室を有する駐車場に入庫した車両を管理する駐車管理装置であって、
    カメラを用いて前記車室に入庫した車両のナンバープレートを撮像し、第一の画像を取得する撮像手段と、
    識別器を有し、前記第一の画像に基づいて前記車両のナンバープレート情報を識別する識別手段と、
    ナンバープレート情報と、利用者が所持するユーザ端末と、を対応付けた情報を記憶する記憶手段と、
    前記識別手段がナンバープレート情報を識別した場合に、対応するユーザ端末に、車室を特定する情報と、識別したナンバープレート情報と、を含む入庫情報を送信するユーザ報知手段と、
    前記ユーザ端末から、前記入庫情報に対する応答を取得するユーザ確認手段と、
    前記入庫情報に対する応答の内容に基づいて、前記入庫した車両のナンバープレート情報を確定させ、当該ナンバープレート情報に基づいて課金処理を行う課金手段と、
    前記識別手段がナンバープレート情報の識別に失敗した場合に、その旨を視覚または聴覚によって利用者に通知するエラー通知手段と、
    を有し、
    前記識別手段がナンバープレート情報の識別に失敗した場合に、前記撮像手段が、前記カメラを用いて、利用者によって提示された、ナンバープレート情報をコード化した画像を撮像して第二の画像を取得し、
    前記課金手段が、前記第二の画像からナンバープレート情報を復号することで、前記入庫した車両のナンバープレート情報を確定させる
    ことを特徴とする、駐車管理装置。
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