JP2017044871A - 走査型顕微鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】正確な3次元像を高速に取得することができる走査型顕微鏡を提供する。
【解決手段】顕微鏡100は、対物レンズ8の光軸方向に観察対象物である標本Sを走査する可変焦点レンズ5と、光軸と直交する方向に標本Sを走査するスキャナ3と、可変焦点レンズ5とスキャナ3を制御する制御部14を備える。制御部14は、可変焦点レンズ5に起因して生じる走査位置のズレを補正するための走査制御データに基づいて、スキャナ3を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、走査型顕微鏡の技術に関し、特に、可変焦点レンズを備える走査型顕微鏡の技術に関する。
観察対象物の3次元像を観察する装置として、共焦点レーザ走査型顕微鏡や多光子励起レーザ走査型顕微鏡などの走査型顕微鏡が知られている。
走査型顕微鏡は、対物レンズの光軸と直交する方向(x方向、y方向)については、ガルバノスキャナや共振スキャナを用いて、数百から数千Hzといった高い周波数で走査することができる。一方、光軸方向(z軸方向)への走査は、典型的には、ピエゾエレクトリックトランスデューサ(以降、ピエゾ素子と記す)やその他のアクチュエータを用いて、対物レンズ又はステージを光軸方向へ移動させることによって行われる。また、特許文献1には、結像レンズを光軸方向に移動させることで、光軸方向への走査を実現する技術が記載されている。
しかしながら、光学系やステージなどの構造物をアクチュエータによって機械的に移動させる方法では、移動時間や移動に伴う振動の静定時間が必要となるため、光軸方向への高速な走査を行うことは難しい。このため、3次元像の取得にも時間がかかってしまう。
このような技術的な課題を解決する手段として、特許文献2には、可変焦点レンズが記載されている。可変焦点レンズを用いることで、印加電流もしくは印加電圧の変更により焦点距離を素早く変化させることができるため、光軸方向への高速な走査が可能となる。また、近年では、焦点距離がこれまで以上に大きく変動する可変焦点レンズが開発されているため、可変焦点レンズの走査手段としての有用性が高まっている。
米国特許第8553324号明細書 特開2004−317704号公報 特開2001−257932号公報 特開2004−029685号公報
しかしながら、可変焦点レンズを用いて光軸方向への走査を行うと、特許文献3及び特許文献4に記載されているように、可変焦点レンズの焦点距離の変化に起因して、可変焦点レンズを含む光学系の投影倍率が変化してしまう。さらに、光学系で生じる収差も変化してしまう。このため、観察対象物の正確な3次元像を取得することが難しい。
以上のような実情を踏まえ、本発明は、正確な3次元像を高速に取得することができる走査型顕微鏡を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、対物レンズの光軸方向に観察対象物を走査する可変焦点レンズと、前記対物レンズの光軸と直交する方向に前記観察対象物を走査するスキャナと、前記可変焦点レンズと前記スキャナを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記可変焦点レンズに起因して生じる走査位置のズレを補正するための走査制御データに基づいて、前記スキャナを制御する走査型顕微鏡を提供する。
本発明の別の態様は、対物レンズの光軸方向に観察対象物を走査する可変焦点レンズと、前記対物レンズの光軸と直交する方向に前記観察対象物を走査するスキャナと、前記可変焦点レンズと前記スキャナを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記可変焦点レンズに起因して生じる走査位置のズレが補正されるように、前記スキャナを制御する走査型顕微鏡を提供する。
本発明によれば、正確な3次元像を高速に取得することができる走査型顕微鏡を提供することができる。
実施例1に係る顕微鏡100の構成を示した図である。 走査制御データの生成方法を示すフローチャートである。 横倍率を補正する方法について説明するための図である。 糸巻き型のディストーションを補正する方法について説明するための図である。 樽型のディストーションを補正する方法について説明するための図である。 走査範囲の中心位置ズレを補正する方法について説明するための図である。 スキャナと走査位置の関係について説明するための図である。 像面湾曲を補正する方法について説明するための図であり、像面湾曲が補正される前の状態を示した図である。 像面湾曲を補正する方法について説明するための図であり、像面湾曲が補正された後の状態を示した図である。 実施例1に係る顕微鏡100で行われる3次元画像データ生成処理のフローチャートである。 実施例2に係る顕微鏡200の構成を示した図である。 実施例3に係る顕微鏡300の構成を示した図である。 実施例4に係る顕微鏡400の構成を示した図である。 実施例5に係る顕微鏡500の構成を示した図である。
図1は、本実施例に係る顕微鏡100の構成を示した図である。顕微鏡100は、共焦点レーザ走査型顕微鏡である。なお、顕微鏡100が標本Sからの蛍光を検出する蛍光顕微鏡である場合を例にして説明するが、顕微鏡100は、蛍光顕微鏡に限られず、例えば、反射光を検出する工業用の共焦点レーザ走査型顕微鏡であってもよい。
顕微鏡100は、レーザ光を出射するレーザ1と、観察対象物である標本Sが配置されるステージ9とを備え、レーザ1とステージ9の間の照明光路上に、ビームエキスパンダ19と、ダイクロイックミラー2と、スキャナ3と、リレーレンズ4と、可変焦点レンズ5と、リレーレンズ6と、ミラー7と、対物レンズ8を備えている。なお、顕微鏡100が工業用の共焦点レーザ走査型顕微鏡である場合には、顕微鏡100は、ダイクロイックミラー2の代わりに偏光ビームスプリッターを含み、偏光ビームスプリッターと対物レンズの間にλ/4板を含んでもよい。また、偏光ビームスプリッターとレーザ1の間にλ/2板を含んでもよい。
ビームエキスパンダ19は、使用する対物レンズの瞳径等に合わせてレーザ1からのレーザ光の光束径(ビーム径)を変更する光学系である。ビームエキスパンダ19により対物レンズ8の瞳に入射するレーザ光の光束径を制御することで、対物レンズ8で発生する諸収差(球面収差など)を抑制することが可能である。また、例えば、細胞の深部を観察する場合に、励起光の散乱を抑制することも可能である。
ダイクロイックミラー2は、レーザ光を反射させ、蛍光を透過させる特性を有するミラーである。ダイクロイックミラー2は、波長に基づいて入射光を分離する手段である。スキャナ3は、対物レンズ8の光軸と直交する方向に標本Sを走査する手段であり、対物レンズ8の瞳と光学的に共役な位置(以降、瞳共役位置)又はその近傍に配置されている。スキャナ3は、対物レンズ8の光軸と直交するx方向に走査するスキャナと、対物レンズ8の光軸と直交し且つx方向と直交するy方向に走査するスキャナを含む。各スキャナは、例えば、ガルバノスキャナ、共振スキャナである。
リレーレンズ4は、スキャナ3を可変焦点レンズ5に投影するレンズである。可変焦点レンズ5は、その焦点距離を変化させることで、対物レンズ8の光軸方向に標本Sを走査する手段である。可変焦点レンズ5は、例えば、レンズ形状を変化させることで焦点距離を変化させる。図1において点線で示す光束は、実線で示す光束とは可変焦点レンズ5の焦点距離が異なるときの光束を示している。可変焦点レンズ5は、対物レンズ8の瞳共役位置又はその近傍に配置されている。
リレーレンズ6は、対物レンズ8の瞳を可変焦点レンズ5に投影するレンズである。対物レンズ8は、図示しないレボルバに装着されている。顕微鏡100では、観察倍率などに応じて、対物レンズ8を含む複数の対物レンズが切り替えて使用される。ステージ9は、図示しないアクチュエータによって対物レンズ8の光軸方向に移動する電動ステージである。
顕微鏡100は、標本Sからの蛍光を検出する光検出器13を備え、さらに、ダイクロイックミラー2と光検出器13の間の検出光路上に、レンズ10と、ピンホール板11と、レンズ12を備えている。
レンズ10は、ダイクロイックミラー2を通過した蛍光を集光するレンズである。ピンホール板11は、対物レンズ8の前側焦点位置と共役な位置にピンホールが形成された共焦点絞りである。レンズ12は、ピンホール板11を通過した蛍光を光検出器13に導くレンズである。光検出器13は、検出した蛍光の強度に応じた信号を出力する光検出器であり、例えば、光電子増倍管(PMT:Photomultiplier Tube)である。
顕微鏡100は、さらに、記憶部15を有する制御部14を備えている。制御部14は、顕微鏡100全体の動作を制御するコントローラであり、スキャナ3と、可変焦点レンズ5と、ステージ9を制御する。制御部14は、スキャナ3に含まれるミラーの振り角、可変焦点レンズ5の焦点距離、ステージ9の光軸方向の位置を変化させることができる。また、制御部14は、ビームエキスパンダ19を制御してもよく、ビームエキスパンダ19から射出されるレーザ光の光束径を変化させてもよい。記憶部15は、例えば、ハードディスク装置であり、可変焦点レンズ5に起因して生じる走査位置のズレを補正するための走査制御データを記憶する。走査制御データは、スキャナ3若しくは可変焦点レンズ5又はその両方を制御するためのデータであり、対物レンズ毎に記憶部15に記憶される。走査制御データは、図2で後述する方法により生成され、記憶部15に記憶される。
以上のように構成された顕微鏡100では、レーザ1から出射したレーザ光は、ダイクロイックミラー2で反射し、スキャナ3、リレーレンズ4、可変焦点レンズ5、リレーレンズ6、及びミラー7を介して対物レンズ8に入射し、標本S上に集光する。光の集光位置(以降、走査位置と記す)は、スキャナ3の振り角を変化させることで、光軸と直交する方向(xy方向)に変化し、可変焦点レンズ5の焦点距離を変化させることで、光軸方向(z方向)に変化する。このため、制御部14がスキャナ3及び可変焦点レンズ5を制御することで、標本Sを3次元に走査することができる。なお、可変焦点レンズ5の焦点距離の変動量には限界があるため、可変焦点レンズ5による光軸方向の走査は、ステージ9の移動により標本Sを対物レンズ8の焦点位置近傍にまで近づけた後に行われる。
レーザ光が照射された標本Sでは、蛍光が発生し、対物レンズ8、ミラー7、リレーレンズ6、可変焦点レンズ5、リレーレンズ4、及びスキャナ3を介してダイクロイックミラー2に入射する。蛍光は、ダイクロイックミラー2を透過してレンズ10によってピンホール板11上に集光する。レーザ光が集光した走査位置から生じた蛍光は、ピンホール板11に形成されたピンホールを通過して、レンズ12を介して入射する光検出器13で検出される。一方、走査位置以外の位置から生じた蛍光は、ピンホール板11で遮断される。これにより、光検出器13は、走査位置から生じた蛍光の強度に応じた信号を出力する。
顕微鏡100は、スキャナ3による走査期間中に、光検出器13からの出力信号をサンプリングすることで、標本Sの2次元像(xy断面像)を取得し、xy断面像データを生成する。そして、この処理を可変焦点レンズ5による光軸方向への走査が行われる毎に繰り返す。顕微鏡100は、このようにして生成されたz座標の異なる複数のxy断面像データに基づいて、3次元画像データを生成する。
顕微鏡100では、制御部14は、記憶部15に記憶された走査制御データに基づいて、可変焦点レンズ5に起因して生じる走査位置のズレが補正されるように、スキャナ3又はスキャナ3と可変焦点レンズ5の両方を制御するように構成されている。これにより、可変焦点レンズ5に起因する倍率誤差や収差等を抑えることができるため、顕微鏡100は、正確な3次元像を取得することができる。また、顕微鏡100は、可変焦点レンズ5の焦点距離を変化させることにより、標本Sを光軸方向に走査する。このため、対物レンズ8やステージ9を光軸方向に移動させる場合に比べて、高速な走査が可能である。従って、顕微鏡100によれば、正確な3次元像を高速に取得することができる。
図2は、制御部14による走査制御に使用される走査制御データの生成方法を示すフローチャートである。以下、図2を参照しながら、走査制御データの生成方法について具体的に説明する。
まず、利用者は、キャリブレーション用の標本を準備し、キャリブレーション用の標本をステージ9に配置する(ステップS1)。キャリブレーション用の標本は、例えば、蛍光を発する領域の形状が既知な標本である。
キャリブレーション用の標本がステージ9に配置されると、利用者は、平行光束が対物レンズ8に入射するように可変焦点レンズ5を調整する(ステップS2)。可変焦点レンズ5が調整されると、利用者は、ステージ9を光軸方向に移動させて、標本にピントが合うように、標本と対物レンズ8の間隔を調整する(ステップS3)。ここでは、利用者は、顕微鏡100が有する図示しない観察手段によって、標本Sにピントが合っているかどうかを確認しながら、ステージ9の位置を調整してもよい。
次に、顕微鏡100は、利用者からの指示に従って、標本の面のxy断面像を取得する(ステップS4)。ここでは、制御部14は走査制御データを使用することなくスキャナ3を制御する。即ち、制御部14が可変焦点レンズ5がない場合と同様にスキャナ3を制御することで、xy断面像データが生成される。
その後、顕微鏡100は、焦点深度内のxy断面像を、全て取得済みか否かを判定する(ステップS5)。ここでは、顕微鏡100は、例えば、ステップS3でピントが合った面から焦点深度内の領域のxy断面像を一定間隔毎に全て取得したか否かを判定する。
全て取得していないと判定されると(ステップS5NO)、顕微鏡100は、焦点深度内から外れないようにステージ9を光軸方向に移動させて、標本と対物レンズ8の間の距離を変更する(ステップS6)。その後、xy断面像の取得処理(ステップS4)と判定処理(ステップS5)を繰り返す。
全て取得したと判定されると(ステップS5YES)、顕微鏡100は、可変焦点レンズ5の全ての焦点距離でxy断面像を、取得済みか否かを判定する(ステップS7)。なお、全ての焦点距離とは、例えば、可変焦点レンズ5の焦点距離の変動範囲における一定間隔毎の焦点距離の全てのことである。
全ての焦点距離でxy断面像を取得していないと判定されると(ステップS7NO)、顕微鏡100は、可変焦点レンズ5の焦点距離を変更する(ステップS8)。その後、ピント合わせ処理(ステップS3)以降の処理(ステップS3からステップS7)を繰り返す。
全ての焦点距離でxy断面像を取得したと判定されると(ステップS7YES)、顕微鏡100は、走査制御データを生成して(ステップS9)、走査制御データの生成処理を終了する。ここでは、顕微鏡100は、まず、可変焦点レンズ5の焦点距離毎に生成された複数のxy断面像データから、焦点距離毎に標本の3次元像データを生成する。そして、顕微鏡100は、焦点距離毎に生成された3次元像データとキャリブレーション用の標本の情報に基づいて、可変焦点レンズ5に起因して生じた走査位置のズレを特定する。最後に、顕微鏡100は、特定された走査位置のズレが補正されるように走査制御データを生成し、記憶部15に記憶させる。なお、図2で示したフローチャートは1つの波長での走査制御データを取得するものであるが、観察する波長毎に走査制御データを取得してもよい。また、走査制御データは、制御部14で生成されてもよい。
以下、図3から図7を参照しながら、走査位置のズレが補正されるように生成される走査制御データの生成方法について、走査位置のズレが生じる要因(横倍率の誤差、ディストーション、中心位置ズレ、像面湾曲)毎に詳細に説明する。
図3は、横倍率を補正する方法について説明するための図である。図3には、横倍率の誤差によって生じる走査範囲の変化が示されている。図3に示すように、横倍率に誤差が生じると、3次元画像データに含まれるxy方向の走査範囲F1が、誤差がない場合に走査されるxy方向の走査範囲F0に対して拡大又は縮小(ここでは縮小)される。従って、顕微鏡100は、可変焦点レンズ5に起因して走査範囲が縮小される場合には、誤差がない場合に設定すべき走査範囲(例えば、走査範囲F0)よりも広い走査範囲を設定する走査制御データを生成すればよい。また、可変焦点レンズ5に起因して走査範囲が拡大される場合には、誤差がない場合に設定すべき走査範囲よりも狭い走査範囲を設定する走査制御データを生成すればよい。
図4Aは、糸巻き型のディストーションを補正する方法について説明するための図であり、図4Bは、樽型のディストーションを補正する方法について説明するための図である。図4A及び図4Bには、ディストーションによって生じる走査範囲の変化が示されている。図4A及び図4Bに示すように、ディストーションが生じると、3次元画像データに含まれるxy方向の走査範囲(走査範囲F2及び走査範囲F3)の形状が、ディストーションがない場合に走査されるxy方向の走査範囲F0を縦横に歪めた形状になる。このため、走査範囲F2(又は走査範囲F3)の中心から離れるほど走査位置のズレが大きく生じ、特に、x方向(y方向)に離れるほどx方向(y方向)の走査位置のズレが大きく生じることになる。従って、顕微鏡100は、可変焦点レンズ5に起因してディストーションが生じる場合には、走査範囲の中心から離れるほどディストーションがない場合に設定すべき走査位置からxy方向に大きく補正された走査位置を設定する走査制御データを生成すればよい。
図5は、走査範囲の中心位置ズレを補正する方法について説明するための図である。図5には、走査範囲の中心位置がズレることによって生じる走査範囲の変化が示されている。なお、走査範囲の中心位置ズレは、例えば、可変焦点レンズ5の焦点距離の変更により、可変焦点レンズ5の光軸方向が変化してしまう場合に生じ得る。図5に示すように、中心位置ズレが生じると、3次元画像データに含まれるxy方向の走査範囲F4は、中心位置ズレがない場合に走査されるxy方向の走査範囲F0がシフト(平行移動)した範囲になる。なお、シフトする方向は中心位置がズレた方向であり、シフトする距離は中心位置がズレた距離である。従って、顕微鏡100は、可変焦点レンズ5に起因して中心位置ズレが生じる場合には、中心位置ズレがない場合に設定すべき走査範囲から、ズレが生じる方向とは反対の方向にズレが生じる距離と同じ距離だけシフトした走査範囲を設定する走査制御データを生成すればよい。
図6には、リレーレンズRLにより対物レンズOBの瞳共役位置にスキャナSCが配置された光学系が示されている。このような光学系では、スキャナSCの振り角(スキャナSCの反射面と光軸のなす角度)が変化することで、対物レンズOBの瞳位置に入射する主光線の角度が変化する。この角度の変化が対物レンズOBによって集光位置(走査位置)のxy方向への位置の変化に変換されるため、スキャナSCの振り角を変更することで、集光位置を変化させることができる。なお、図6には、スキャナSCの振り角を変更することで、走査位置が位置P1から位置P2に移動した例が示されている。
顕微鏡100の光学系も図6に示す光学系と同様に機能するため、顕微鏡100でもスキャナ3の振り角を変更することで、走査位置をxy方向に変化させることができる。図3から図5で説明した各要因(横倍率の誤差、ディストーション、中心位置ズレ)及びそれらの組み合わせは、いずれも可変焦点レンズ5に起因する走査位置のズレがxy方向に生じるものである。従って、可変焦点レンズ5に起因して横倍率の誤差、ディストーション、中心位置ズレが発生し、その結果、走査位置のズレが生じる場合には、顕微鏡100は、制御部14が走査制御データに基づいてスキャナ3を制御するだけで、走査位置のズレを補正することができる。この場合、走査制御データはいずれも、スキャナ3を制御するためのデータである。具体的には、可変焦点レンズ5の焦点距離に応じてスキャナ3を制御するためのデータであり、例えば、スキャナ3の振り角を目標とするxyz座標毎に指定するためのデータである。つまり、制御部14が可変焦点レンズ5の焦点距離に応じてスキャナ3を制御することで、顕微鏡100は、可変焦点レンズ5に起因する走査位置のズレを補正することができる。
図7A及び図7Bは、像面湾曲を補正する方法について説明するための図であり、図7A及び図7Bには、像面湾曲によって生じる走査範囲の変化が示されている。図7Aは、像面湾曲が補正される前の状態を示した図であり、図7Bは、像面湾曲が補正された後の状態を示した図である。なお、図7A及び図7Bでは、可変焦点レンズ5と標本の間の光学系(リレーレンズ6、ミラー7、対物レンズ8)の記載は省略されている。図7Aに示すように、像面湾曲が生じると、3次元画像データに含まれる走査範囲F5がz方向に反った形状を有することになるため、走査範囲の中心付近の走査位置のz座標と中心から離れた走査位置のz座標が異なることになる。従って、顕微鏡100は、可変焦点レンズ5に起因して像面湾曲が生じる場合には、走査範囲の中心から離れるほど像面湾曲がない場合に設定すべき走査位置からz方向に大きく補正された走査位置を設定する走査制御データを生成すればよい。
図7Bに示すように、レンズ形状を変化させて可変焦点レンズ5の焦点距離を変化させると、走査位置のz座標を変化させることができる。像面湾曲は、可変焦点レンズ5に起因する走査位置のズレがz方向に生じるものである。従って、可変焦点レンズ5に起因して像面湾曲が発生し、その結果、走査位置のズレが生じる場合には、顕微鏡100は、制御部14が走査制御データに基づいて可変焦点レンズ5を制御するだけで、走査位置のズレを補正することができる。この場合、走査制御データは、可変焦点レンズ5を制御するためのデータである。具体的には、目標とするz座標(走査位置の情報)から逆算される可変焦点レンズ5の焦点距離と目標とするxy座標(走査位置の情報)から逆算されるスキャナ3の振り角に応じて可変焦点レンズ5を制御するためのデータであり、例えば、可変焦点レンズ5の焦点距離を目標とするxyz座標毎に指定するためのデータである。つまり、制御部14が目標とするz座標から逆算される可変焦点レンズ5の焦点距離と目標とするxy座標から逆算されるスキャナ3の振り角とに応じて可変焦点レンズ5を制御することで、顕微鏡100は、可変焦点レンズ5に起因する走査位置のズレを補正することができる。
また、可変焦点レンズ5に起因して走査位置のズレがxy方向とz方向の両方に生じる場合(例えば、像面湾曲とディストーションが生じた場合など)には、顕微鏡100は、制御部14が走査制御データに基づいてスキャナ3と可変焦点レンズ5を制御することで、走査位置のズレを補正することができる。この場合、走査制御データは、目標とするz座標から逆算される可変焦点レンズ5の焦点距離に応じてスキャナ3を制御するためのデータと、目標とするz座標から逆算される可変焦点レンズ5の焦点距離と目標とするxy座標から逆算されるスキャナ3の振り角とに応じて可変焦点レンズ5を制御するためのデータを含んでいる。走査制御データは、例えば、スキャナ3の振り角と可変焦点レンズ5の焦点距離とを、目標とするxyz座標毎に指定するためのデータである。つまり、制御部14が、目標とするz座標から逆算される可変焦点レンズ5の焦点距離に応じてスキャナを制御し、目標とするz座標から逆算される可変焦点レンズ5の焦点距離と目標とするxy座標から逆算されるスキャナ3の振り角とに応じて可変焦点レンズ5を制御することで、顕微鏡100は、可変焦点レンズ5に起因する走査位置のズレを補正することができる。また、走査位置のズレは観察する波長毎に異なるため、それぞれの波長で走査制御データを持ってもよい。
図8は、顕微鏡100で行われる3次元画像データ生成処理のフローチャートである。以下、図8を参照しながら、走査制御データを使用して3次元画像データを生成する方法について具体的に説明する。なお、図8に示す3次元画像データ生成処理は、標本Sがステージ9に配置され、対物レンズ8に平行光束が入射するように可変焦点レンズ5の焦点距離が調整された状態で、利用者が標本Sにピントを合わせた後に行われる。
まず、顕微鏡100は、初期設定を行う(ステップS11)。ここでは、顕微鏡100は、使用する対物レンズ、走査範囲(xy方向の走査範囲及びz方向の走査範囲)、xy断面像を取得するz座標の間隔(以降、z間隔と記す)などの情報を設定する。これらの情報は、利用者によって顕微鏡100に入力されてもよく、予め記憶部15に記憶された設定ファイルから読み出されてもよい。
次に、顕微鏡100は、走査制御データを読み出す(ステップS12)。ここでは、制御部14が、対物レンズ毎に記憶部15に記憶された走査制御データの中から、使用する対物レンズ(ここでは、対物レンズ8)に対応する走査制御データを読み出す。
走査制御データを読み出すと、顕微鏡100は、読み出した走査制御データに基づいて、xy断面像を取得する(ステップS13)。ここでは、可変焦点レンズ5に起因してxy方向に走査位置のズレが生じる場合には、制御部14が対物レンズ8に応じた走査制御データに基づいてスキャナ3を制御する。また、可変焦点レンズ5に起因してxy方向及びz方向に走査位置のズレが生じる場合には、制御部14が対物レンズ8に応じた走査制御データに基づいてスキャナ3及び可変焦点レンズ5を制御する。その結果、xy断面像が取得され、xy断面像データが生成される。
その後、顕微鏡100は、全てのz座標でxy断面像を取得済みか否かを判定する(ステップS14)。ここでは、顕微鏡100は、例えば、ステップS11で設定されたz方向の走査範囲内をz間隔毎に全て走査済みか否かを判定する。
全て取得していないと判定されると(ステップS14NO)、顕微鏡100は、可変焦点レンズ5の焦点距離を変更してz座標を変更する(ステップS15)。ここでは、制御部14が走査位置のz座標がz間隔だけ変化するように可変焦点レンズ5の焦点距離を変更する。その後、xy断面像の取得処理(ステップS13)と判定処理(ステップS14)を繰り返す。
全て取得したと判定されると(ステップS14YES)、顕微鏡100は、3次元画像データを生成し(ステップS15)、3次元画像データ生成処理を終了する。ここでは、顕微鏡100は、ステップS13で生成されたz座標の異なる複数のxy断面像データから3次元画像データを生成する。なお、図8で示したフローチャートは1つの波長での3次元画像データを生成するものであるが、3次元画像データを観察する波長毎に生成し、重ね合わせて1つの多色3次元画像データを生成してもよい。また、光学系が持つ色収差情報を基にそれぞれの波長で3次元像位置が一致するように可変焦点レンズとスキャナを制御しながら3次元画像データを生成してもよい。
図9は、本実施例に係る顕微鏡200の構成を示した図である。顕微鏡200は、共焦点レーザ走査型顕微鏡である。顕微鏡200は、スキャナ3と可変焦点レンズ5の配置が顕微鏡100とは反対になっている点を除き、顕微鏡100と同様である。顕微鏡200によっても、走査制御データに基づいて標本Sを走査することで、実施例1に係る顕微鏡100と同様に、正確な3次元像を高速に取得することができる。
図10は、本実施例に係る顕微鏡300の構成を示した図である。顕微鏡300は、共焦点レーザ走査型顕微鏡である。顕微鏡300は、可変焦点レンズ5が対物レンズ8の瞳位置又はその近傍に配置されている点を除き、顕微鏡200と同様である。顕微鏡300によっても、走査制御データに基づいて標本Sを走査することで、実施例1及び実施例2に係る顕微鏡と同様に、正確な3次元像を高速に取得することができる。この構成は、対物レンズ8の瞳位置が対物レンズ8の外側に位置する場合に採用し得る。
図11は、本実施例に係る顕微鏡400の構成を示した図である。顕微鏡400は、共焦点レーザ走査型顕微鏡である。顕微鏡400は、対物レンズ8を光軸方向に移動させるアクチュエータ16を備えている点が、顕微鏡100とは異なっている。顕微鏡400は、制御部14がアクチュエータ16に対物レンズ8を移動させることで、標本Sと対物レンズ8との間の距離を変更することができる。その他の点は、顕微鏡100と同様である。顕微鏡400によっても、走査制御データに基づいて標本Sを走査することで、実施例1から実施例3に係る顕微鏡と同様に、正確な3次元像を高速に取得することができる。
なお、顕微鏡400では、対物レンズ8の移動により、対物レンズ8の瞳共役位置と可変焦点レンズ5の位置関係も変化する。このため、可変焦点レンズ5に起因する走査位置のズレが対物レンズ8の位置によって変化し得る。この点を考慮して、記憶部15には、対物レンズの位置毎の走査制御データが記憶されてもよく、制御部14は、対物レンズの位置に応じた走査制御データに基づいて、スキャナ3又はスキャナ3と可変焦点レンズ5の両方を制御してもよい。また、対物レンズ8の移動によって可変焦点レンズ5が対物レンズ8の瞳共役位置から大きく外れた結果、走査位置のズレが可変焦点レンズ5によって調整できない大きさとなることが起こり得る。記憶部15には、このような場合に使用される、走査位置をz方向にオフセットするためのオフセット用データが追加で記憶されていてもよい。
図12は、本実施例に係る顕微鏡500の構成を示した図である。顕微鏡500は、共焦点レーザ走査型顕微鏡である。顕微鏡500は、スキャナ3とダイクロイックミラー2の間に、リレーレンズ17と、波面変調器18を備えている点が、顕微鏡400とは異なっている。リレーレンズ17は、波面変調器18をスキャナ3に投影するレンズである。波面変調器18は、波面収差を補正するための波面収差補正装置であり、対物レンズの瞳共役位置に配置されている。
顕微鏡500によっても、走査制御データに基づいて標本Sを走査することで、実施例1から実施例4に係る顕微鏡と同様に、正確な3次元像を高速に取得することができる。また、顕微鏡500では、スキャナ3及び可変焦点レンズ5によっては補正することができない収差(例えば、球面収差など)を波面変調器18で補正することができる。このため、さらに正確な3次元像の取得が可能となる。
なお、図12では、透過型の波面変調器18を例示したが、例えば、LCOSやデフォーマブルミラーなどの反射型の波面変調器が採用されてもよい。また、図12では、波面変調器18がスキャナ3と(図示しない)ダイクロイックミラー2の間に配置されているが、波面変調器18は対物レンズ8の瞳共役位置に配置されていればよい。
上述した各実施例は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。走査型顕微鏡は、特許請求の範囲により規定される本発明の思想を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。この明細書で説明される個別の実施例の文脈におけるいくつかの特徴を組み合わせて単一の実施例としてもよい。
例えば、上述した実施例では、顕微鏡が共焦点レーザ走査型顕微鏡である場合を例示したが、走査型顕微鏡であればよく、例えば、多光子励起レーザ走査型顕微鏡であってもよい。または、光源は必ずしもレーザに限られず、レーザ以外に、例えば、スーパールミネッセントダイオード(SLD)、水銀ランプなどの光源を有する走査型顕微鏡であってもよい。
また、上述した実施例では、記憶部15が対物レンズ毎に走査制御データを記憶する例を示したが、走査制御データは、対物レンズ毎で且つビームエキスパンダ19から射出されるレーザ光の光束径毎に記憶部15に記憶されてもよい。対物レンズの瞳に入射するレーザ光の光束径によって対物レンズで生じる収差が変化するが、そのような走査制御データを用いることで、可変焦点レンズに起因して生じる走査位置のズレだけではなく、対物レンズで生じる収差の変化に起因して生じる走査位置のズレも補正することができる。
1・・・レーザ、2・・・ダイクロイックミラー、3、SC・・・スキャナ、4、6、17、RL・・・リレーレンズ、5・・・可変焦点レンズ、7・・・ミラー、8、OB・・・対物レンズ、9・・・ステージ、10、12・・・レンズ、11・・・ピンホール板、13・・・光検出器、14・・・制御部、15・・・記憶部、16・・・アクチュエータ、18・・・波面変調器、19・・・ビームエキスパンダ、100、200、300、400、500・・・顕微鏡、S・・・標本、F0、F1、F2、F3、F4、F5・・・走査範囲、P1、P2・・・位置

Claims (10)

  1. 対物レンズの光軸方向に観察対象物を走査する可変焦点レンズと、
    前記対物レンズの光軸と直交する方向に前記観察対象物を走査するスキャナと、
    前記可変焦点レンズと前記スキャナを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記可変焦点レンズに起因して生じる走査位置のズレを補正するための走査制御データに基づいて、前記スキャナを制御する
    ことを特徴とする走査型顕微鏡。
  2. 請求項1に記載の走査型顕微鏡において、
    前記制御部は、前記走査制御データに基づいて、前記可変焦点レンズと前記スキャナを制御する
    ことを特徴とする走査型顕微鏡。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の走査型顕微鏡において、
    前記制御部は、前記対物レンズに応じた前記走査制御データに基づいて、前記スキャナ、又は、前記可変焦点レンズと前記スキャナの両方を制御する
    ことを特徴とする走査型顕微鏡。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の走査型顕微鏡において、
    前記制御部は、前記対物レンズの位置に応じた前記走査制御データに基づいて、前記スキャナ、又は、前記可変焦点レンズと前記スキャナの両方を制御する
    ことを特徴とする走査型顕微鏡。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の走査型顕微鏡において、さらに、
    前記走査制御データが記憶された記憶部を備える
    ことを特徴とする走査型顕微鏡。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の走査型顕微鏡において、さらに、
    波面収差を補正する波面収差補正装置を備える
    ことを特徴とする走査型顕微鏡。
  7. 対物レンズの光軸方向に観察対象物を走査する可変焦点レンズと、
    前記対物レンズの光軸と直交する方向に前記観察対象物を走査するスキャナと、
    前記可変焦点レンズと前記スキャナを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記可変焦点レンズに起因して生じる走査位置のズレが補正されるように、前記スキャナを制御する
    ことを特徴とする走査型顕微鏡。
  8. 請求項7に記載の走査型顕微鏡において、
    前記制御部は、前記可変焦点レンズの焦点距離に応じて前記スキャナを制御する
    ことを特徴とする走査型顕微鏡。
  9. 請求項7に記載の走査型顕微鏡において、
    前記制御部は、前記可変焦点レンズに起因して生じる走査位置のズレが補正されるように、前記スキャナと前記可変焦点レンズを制御する
    ことを特徴とする走査型顕微鏡。
  10. 請求項9に記載の走査型顕微鏡において、
    前記制御部は、
    前記走査位置の情報から逆算される前記可変焦点レンズの焦点距離に応じて前記スキャナを制御し、
    前記走査位置の情報から逆算される前記可変焦点レンズの焦点距離と前記走査位置の情報から逆算される前記スキャナの振り角に応じて前記可変焦点レンズを制御する
    ことを特徴とする走査型顕微鏡。
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