JP2017044282A - 圧縮機の支持装置 - Google Patents

圧縮機の支持装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017044282A
JP2017044282A JP2015167754A JP2015167754A JP2017044282A JP 2017044282 A JP2017044282 A JP 2017044282A JP 2015167754 A JP2015167754 A JP 2015167754A JP 2015167754 A JP2015167754 A JP 2015167754A JP 2017044282 A JP2017044282 A JP 2017044282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washer
compressor
elastic body
bolt
support device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015167754A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6530279B2 (ja
Inventor
淳 穂高
Atsushi Hodaka
淳 穂高
村社 基幸
Motoyuki Murakoso
基幸 村社
孝浩 折笠
Takahiro Origasa
孝浩 折笠
村田 勉
Tsutomu Murata
勉 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Qingdao Haier Co Ltd
Aqua KK
Original Assignee
Qingdao Haier Co Ltd
Aqua KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Qingdao Haier Co Ltd, Aqua KK filed Critical Qingdao Haier Co Ltd
Priority to JP2015167754A priority Critical patent/JP6530279B2/ja
Publication of JP2017044282A publication Critical patent/JP2017044282A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6530279B2 publication Critical patent/JP6530279B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Springs (AREA)
  • Compressor (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

【課題】騒音の発生が少なく優れた防振効果を発揮し、且つ取り付けが容易な圧縮機の支持装置を提供する。
【解決手段】ベース8上で圧縮機5を下方から支持する支持装置1であって、圧縮機5の取付脚6に形成される取付孔7に装着されてベース8上に載置される弾性体2と、取付孔7よりも上方に突出する弾性体2の上部に取り付けられるワッシャ3と、弾性体2に形成される貫通孔13及びワッシャ3に挿通されてベース8に立設される支持軸4と、を有し、弾性体2には、ワッシャ3の内径部に嵌合するワッシャ取付部18が形成されており、ワッシャ3は、ワッシャ取付部18に嵌合している。これにより、ワッシャ3の内径部と支持軸4との直接的な接触がなく、ワッシャ3と支持軸4との接触に起因する騒音の発生を抑制することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、冷蔵庫等に用いられる圧縮機の支持装置に関する。
従来、冷媒を圧縮する圧縮部とその圧縮部を駆動するモータとが密閉容器内に収納される密閉式の圧縮機を備える冷蔵庫において、圧縮機の振動が冷蔵庫本体等に伝達することを抑制するため、防振ゴム等の弾性体を用いて圧縮機を支持することが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
図6は、特許文献1に開示された冷蔵庫における圧縮機の支持構造を示す縦断面図である。図6に示すように、同文献に開示された冷蔵庫では、圧縮機の下部に形成される圧縮機支持部208にグロメット装着孔が形成され、そのグロメット装着孔に圧縮機を弾性支持するグロメット204が取り付けられる。
グロメット204は、ゴムなどの緩衝材料で形成され、内部にスリーブ205が挿入される貫通孔と、外径部には圧縮機支持部208が取り付けられる括れ部を有している。グロメット204の上方には、圧縮機支持部208のグロメット装着孔径より大きいワッシャ206が設けられ、グロメット204は、上方から挿通されるボルト207をベースフレーム203のボルト挿入孔に螺合させることによって固定される。
また、他の従来技術の例として、特許文献2には、底板にボルトを固定し、そのボルトの上端にナット及びワッシャを取り付ける構成が開示されている。即ち、同文献の防振ゴムは、底板に固定されて防振ゴムの中心孔を貫通するボルトによって径方向の動きが制限され、このボルトの上端に取り付けられるナット及びワッシャによって軸方向の動きが制限される。
特開2014−181747号公報(4−5頁、図2) 特開2013−151996号公報(7頁、図4)
しかしながら、上記した従来技術では、圧縮機の稼働中、圧縮機の振動によって弾性体を支持するボルトとそのボルトが挿通されるワッシャとが接触し、そのボルトとワッシャとの接触に起因する騒音が発生するという問題点があった。
また、図6に示す従来技術では、ワッシャ206を介してボルト207の頭部とグロメット204とを接触させて、ボルト207でグロメット204を軸方向に締め付けて固定している。そのため、ボルト207を介して圧縮機の振動がベースフレーム203(冷蔵庫本体側)に伝わり易いという問題点がある。
また、特許文献2に開示された従来技術のように、底板にボルトを固定し、そのボルトの上端にナット及びワッシャを取り付ける構成では、生産工程数が多いという問題点があった。即ち、防振ゴムを取り付けるためには、底板にボルトを固定する工程と、ボルトにナットを締め付ける工程と、が必要である。また、溶接やカシメ加工等によって底板にボルトを固定した後、当該固定箇所近傍の表面処理層等を補修(タッチアップ)する工程が必要である。そのため、生産工程数を削減して生産性を高めることが望まれていた。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、騒音の発生が少なく優れた防振効果を発揮し、且つ取り付けが容易な圧縮機の支持装置を提供することにある。
本発明の圧縮機の支持装置は、ベース上で圧縮機を下方から支持する支持装置であって、前記圧縮機の取付脚に形成される取付孔に装着されて前記ベース上に載置される弾性体と、前記取付孔よりも上方に突出する前記弾性体の上部に取り付けられるワッシャと、前記弾性体に形成される貫通孔及び前記ワッシャに挿通されて前記ベースに立設される支持軸と、を有し、前記弾性体には、前記ワッシャの内径部に嵌合するワッシャ取付部が形成されており、前記ワッシャは、前記ワッシャ取付部に嵌合していることを特徴とする。
また、本発明の圧縮機の支持装置は、前記ワッシャの上方に突出する前記支持軸の上部には、径方向の寸法が前記ワッシャの内径よりも大きく形成されるストッパ部が設けられ、前記ワッシャ取付部は、前記ワッシャの上面よりも上方に突出していることを特徴とする。
また、本発明の圧縮機の支持装置は、前記ワッシャ取付部は、その径方向の寸法が前記ワッシャの内径よりも大きく形成されることを特徴とする。
また、本発明の圧縮機の支持装置は、前記支持軸が、円柱状の主軸部と、前記主軸部の上端部近傍に形成されて前記ストッパ部となる頭部と、前記主軸部の下端部近傍に形成されて前記ベースに形成される固定孔に螺合するねじ部と、を有するボルトであることを特徴とする。
また、本発明の圧縮機の支持装置は、前記主軸部の外径が前記ねじ部の外径よりも大きく、前記主軸部の長さが前記弾性体の高さ寸法よりも長いことを特徴とする。
本発明の圧縮機の支持装置によれば、圧縮機を弾性支持する弾性体には、ワッシャの内径部に嵌合するワッシャ取付部が形成され、ワッシャは、ワッシャ取付部に嵌合している。そのため、ワッシャの内径部と支持軸との直接的な接触がなく、ワッシャと支持軸との接触に起因する騒音の発生を抑制することができる。
また、本発明の圧縮機の支持装置によれば、ワッシャの上方に突出する支持軸の上部には、径方向の寸法がワッシャの内径よりも大きく形成されるストッパ部が設けられるので、ストッパ部とワッシャとによって弾性体の外れが抑えられる。そして、ワッシャが嵌合されるワッシャ取付部は、ワッシャの上面よりも上方に突出しているので、ワッシャとストッパ部とが直接的に接触することがない。これにより、ワッシャの上面とストッパ部との接触に起因する騒音の発生や振動の伝達を低減することができる。
また、本発明の圧縮機の支持装置によれば、弾性体のワッシャ取付部は、その径方向の寸法がワッシャの内径よりも大きく形成されても良い。これにより、ワッシャ取付部とワッシャとが適度な締め代で嵌合するので(締り嵌め)、弾性体の弾性復元力によってワッシャが保持され、ワッシャがワッシャ取付部から外れてしまうことを抑制することができる。
また、本発明の圧縮機の支持装置によれば、支持軸として、円柱状の主軸部と、主軸部の上端部近傍に形成されてストッパ部となる頭部と、主軸部の下端部近傍に形成されるねじ部と、を有するボルトを用いても良い。これにより、予めベースに支持軸を固定するためのカシメ工程や溶接工程等が不要になり、また、カシメ等によってベースに支持軸を取り付ける構成のような取り付け後のタッチアップ等の工程も不要になる。
また、予めベースに固定された支持軸に、弾性体が取り付けられた圧縮機を上方から取り付ける場合に比べて、圧縮機の組み付け作業が容易である。即ち、弾性体が取り付けられた圧縮機をベース上に載置し、その状態で圧縮機の位置調整が可能である。
また、本発明の圧縮機の支持装置によれば、支持軸としてのボルトは、主軸部の外径がねじ部の外径よりも大きく形成されても良い。これにより、ボルト締め付け時に主軸部の下端部がベースに当接して固定されるので、ストッパ部となる頭部の高さ方向の位置決めが容易になる。
また、ボルトの主軸部の長さは、弾性体の高さ寸法よりも長く形成されても良い。これにより、弾性体を過度に押し潰すことがなくなり、支持軸としてのボルトを介した振動の伝達を抑制することができ、好適な防振効果を得ることができる。
本発明の実施形態に係る圧縮機の支持装置を採用する冷蔵庫の機械室近傍の側面断面図である。 本発明の実施形態に係る圧縮機の支持装置の斜視図である。 本発明の実施形態に係る圧縮機の支持装置の縦断面図である。 本発明の実施形態に係る圧縮機の支持装置の分解縦断面図である。 本発明の実施形態に係る弾性体の変形例を示す縦断面図である。 従来技術の圧縮機の支持構造を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る圧縮機の支持装置を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る支持装置1を採用する冷蔵庫30の機械室35近傍の側面断面図である。図1に示すように、冷蔵庫30は、前面が開口する断熱箱体32と、前記開口を塞ぐ開閉自在な断熱扉33と、を備え、該断熱箱体32の内部に食品等を貯蔵する貯蔵室31が形成されている。なお、貯蔵室31は、保存温度や用途に応じて複数の収納室に区分されても良い。
冷蔵庫30は、冷却手段として蒸気圧縮式の冷凍サイクル回路を備えている。具体的には、前記冷凍サイクル回路は、貯蔵室31内を循環する空気を冷却するための冷却器34(蒸発器)と、冷却器34に冷媒配管を介して接続される圧縮機5、図示しない放熱器及び膨張弁(キャピラリーチューブ)等を有する。なお、本実施形態に係る冷蔵庫30では、前記冷凍サイクル回路の冷媒として、イソブタン(R600a)を用いている。
圧縮機5は、冷却器34で蒸発した低温低圧の蒸気冷媒を吸入して、高温高圧に圧縮するものであり、冷媒を圧縮する圧縮部とその圧縮部を駆動するモータとが密閉容器内に収納される密閉式圧縮機である。圧縮機5の形式としては、例えば、スクロール式、ロータリー式及びレシプロ式等を採用し得る。
冷蔵庫30の筐体内の下部背面側には、圧縮機5及び図示しない放熱器等を配設するための空間である機械室35が形成される。圧縮機5は、支持装置1によって下方から弾性的に支持され、機械室35のベース8(底板)上に配設される。
図2は、支持装置1の斜視図である。図2に示すように、支持装置1は、圧縮機5(図1参照)を下方から弾性的に支える弾性体2と、弾性体2の上部に取り付けられるワッシャ3と、弾性体2及びワッシャ3に挿通される支持軸としてのボルト4と、を有する。
弾性体2は、合成ゴム等から形成されるいわゆる防振ゴムであり、圧縮機5が載置される圧縮機載置面15と、圧縮機5を取り付けるための略凹溝状の圧縮機取付部17と、を有し、圧縮機5の荷重を支えると共に弾性的に変形して圧縮機5の振動を吸収する。
ボルト4は、例えば、鋼製等の六角ボルトであり、弾性体2及びその上に載置される圧縮機5を変位自在に支持する支持軸として機能する。ワッシャ3は、例えば、鋼板等から形成され、略中央に略円形の貫通孔が形成される略円形若しくは略多角形状等の板状体であり、圧縮機5がボルト4から外れてしまうことを抑制する。
図3は、支持装置1の縦断面図である。図3に示すように、弾性体2は、中心軸が略垂直になるようベース8上に配置される略円筒状の円筒部10を有する。円筒部10は、圧縮機5(図1参照)の荷重を受けて弾性的に変形して防振機能を発揮する主たる部分である。円筒部10は、圧縮機5の質量や運転周波数等に対応する所定のバネ定数となるよう所定の厚みで形成される。
円筒部10の下部、即ち冷蔵庫30(図1参照)のベース8上面に当接する下端面14の近傍は、他の部分に比べて厚肉に形成されている。これにより、下端面14を広く確保して圧縮機5の荷重を分散させてベース8に伝えることができると共に、下端面14近傍の円筒部10の形状を維持して好適な防振効果を発揮することができる。
弾性体2は、円筒部10の上端部から連続して内側に向かって形成される略円板状の段部11を有する。段部11の上面は、圧縮機5が載置される圧縮機載置面15となる。詳しくは、圧縮機載置面15は、圧縮機5の下部に設けられる取付脚6の下面に当接し、圧縮機5の荷重を受ける。そして、その荷重は、段部11を介して円筒部10に伝えられ、ベース8によって支持される。
段部11の略中央には、段部11から連続して円筒部10と略同軸に配置される略円筒状の内筒部12が形成される。内筒部12の略中央には、貫通孔13が形成されており、貫通孔13には、ボルト4が挿通される。
内筒部12は、段部11の上面及び下面から突出しており、段部11の上面に突出する部分の内筒部12には、圧縮機載置面15から連続して形成される略環状で外周方向に開口する略凹溝状の圧縮機取付部17が形成される。
圧縮機取付部17は、圧縮機5の取付脚6に形成される取付孔7に嵌合する。これにより、弾性体2は、取付脚6の取付孔7に装着される。ここで、圧縮機取付部17は略凹溝状に形成されるので、圧縮機5の取付脚6が圧縮機取付部17に挟持され、弾性体2を圧縮機5の取付脚6に装着した状態で圧縮機5を持ち上げても弾性体2は脱落しない。これにより、圧縮機5の組み付け作業を容易化できる。
取付脚6の取付孔7から上方に突出する弾性体2の内筒部12の上面には、ワッシャ3が載置されるワッシャ取付面16が形成される。そして、弾性体2には、ワッシャ取付面16の中央の貫通孔13の縁部近傍から連続して上方に突設される略円筒状のワッシャ取付部18が貫通孔13と略同軸に形成される。
ワッシャ取付部18は、ワッシャ3の内径部に嵌合する。即ち、ワッシャ3は、弾性体2の上部に形成されるワッシャ取付面16に取り付けられ、ワッシャ取付部18に嵌合している。
そして、弾性体2に形成される貫通孔13及びワッシャ3には、上方からボルト4が挿通され、ボルト4は、ベース8に立設される。詳しくは、ボルト4は、略円柱状の主軸部20と、主軸部20の上端部近傍に形成されてストッパ部となる頭部21と、主軸部20の下端部近傍に形成されるねじ部22と、を有し、ボルト4のねじ部22がベース8に形成される固定孔9に螺合する。
このように、ボルト4を弾性体2に挿通して締め付けることによって、弾性体2及び圧縮機5を変位自在に、且つ変位を所定の範囲内に制限して支持することができる。なお、前述のとおり、圧縮機5を弾性支持する弾性体2には、ワッシャ3の内径部に嵌合するワッシャ取付部18が形成され、ワッシャ3は、ワッシャ取付部18に嵌合している。そのため、ワッシャ3の内径部とそこに挿通されるボルト4との直接的な接触がなく、ワッシャ3とボルト4との接触に起因する騒音の発生を抑制することができる。
また、支持軸としてボルト4を採用することにより、従来技術のように予めベース8に支持軸を固定する必要がなく、そのためのカシメ工程や溶接工程等が不要になる。また、カシメ加工等によってベース8に支持軸を取り付けないので、支持軸を取り付けた後のタッチアップ等の工程も不要である。
また、予めベース8に支持軸が固定されないので、弾性体2が取り付けられた圧縮機5の組み付け作業が容易である。即ち、弾性体2が取り付けられた圧縮機5をベース8上に載置し、その状態で圧縮機5の位置を調整することができる。
なお、ベース8に形成される前述の固定孔9は、例えば、ベース8にバーリング加工等された孔に、タップ加工によってねじが形成されるねじ孔等である。また、固定孔9は、ベース8に穿孔される貫通孔にカシメ加工または溶接等によってナット等を取り付けることによって構成されても良い。
図4は、支持装置1の分解縦断面図である。図4に示すように、ボルト4の頭部21は、横断面略六角形状に形成され、その径方向の寸法、即ち略六角形の対角線の長さL2は、ワッシャ3の内径D3よりも大きく形成される。これにより、頭部21はストッパ部として機能し、ベース8(図3参照)に締結されるボルト4の頭部21とワッシャ3とによって弾性体2の外れが抑えられる。
なお、ワッシャ3の外径d4(多角形状の場合は対角線の長さ等)は、圧縮機5(図1参照)の取付脚6(図2参照)の取付孔7(図2参照)の内径よりも大きく形成されることが望ましい。これにより、圧縮機5の取付脚6が弾性体2から外れてしまうことを防止できる。
また、ボルト4の主軸部20の外径d5は、弾性体2に形成される貫通孔13の内径D1よりも小さく形成される。これにより、図3に示す如く、ボルト4の主軸部20と貫通孔13との間に隙間が確保される。その結果、ボルト4が弾性体2に接触して押圧されることにより圧縮機5の振動がボルト4を介してベース8に伝達されることが抑制され、弾性体2の好適な防振効果が維持される。
図4を参照して、ボルト4の主軸部20の外径d5は、ねじ部22の外径d6(ねじの山径)よりも大きく形成される。これにより、ボルト4の締め付け時に、図3に示すように、主軸部20の下端部20aがベース8に当接して固定されるので、ストッパ部となる頭部21の高さ方向の位置決めが容易になる。
また、図4を参照して、ボルト4の主軸部20の長さL1は、弾性体2の高さh1よりも長く形成される。これにより、図3に示すように、ボルト4を締結した状態において、ボルト4の主軸部20は、弾性体2の上端部よりも上方に突出し、その突出した主軸部20上部にストッパ部としての頭部21が位置する。即ち、弾性体2の上端部とボルト4の頭部21との間には、所定の間隙が確保される。
このような構成により、ボルト4の締め付けによって弾性体2を過度に押し潰すことがなくなり、支持軸としてのボルト4を介した振動の伝達を抑制することができる。よって、弾性体2による好適な防振効果を得ることができる。
図4を参照して、弾性体2のワッシャ取付部18は、その径方向の寸法、即ち外径d2がワッシャ3の内径D3よりも大きく形成される。これにより、ワッシャ取付部18とワッシャ3とが適度な締め代で嵌合するので(締り嵌め)、ワッシャ取付部18に嵌合されたワッシャ3は、弾性体2の弾性復元力によって保持される。つまり、好適な締め代を確保することにより、ワッシャ3がワッシャ取付部18から外れてしまうことを抑制することができる。なお、ワッシャ取付部18の外周面に、該外周面から部分的に突出する凸部等を形成して、ワッシャ取付部18とワッシャ3との締め代を確保しても良い。
弾性体2のワッシャ取付部18がワッシャ取付面16から上方に突出する高さh2は、ワッシャ3の厚みt1よりも大きく形成される。これにより、図3に示すように、ワッシャ3を弾性体2に取り付けた状態において、ワッシャ3が嵌合される弾性体2のワッシャ取付部18は、ワッシャ3の上面よりも上方に突出している。そのため、圧縮機5からの振動等によって弾性体2が変形しても、ワッシャ3とストッパ部としてのボルト4の頭部21とが直接的に接触することがないので、ワッシャ3の上面と頭部21との接触に起因する騒音の発生や振動の伝達を低減することができる。
なお、ワッシャ取付部18は、ワッシャ3の上面よりも上方に突出する部分の外径が、その下部に位置するワッシャ3に嵌合する部分の外径よりも大きくなるよう形成されても良い。即ち、ワッシャ取付部18の外周面を、ワッシャ3が嵌合するように外周方向に開口する略凹溝状に形成しても良い。これにより、ワッシャ3の外れをより確実に防止することができる。
図5は、弾性体2の変形例としての弾性体102の縦断面図である。なお、図5において、既に説明した弾性体2と同一若しくは同様の作用、効果を奏する構成要素については、同一の符号を付している。
図5に示すように、弾性体102は、貫通孔13の内面の上下方向中間部に、外径方向に凹む凹部19が形成されている。即ち、凹部19の内径D7は、貫通孔13の上部開口部近傍及び下部開口部近傍の内径D1よりも大きく形成される。
このような構成により、ボルト4(図2参照)と弾性体102との接触部分を減らすことができるので、弾性体102の好適な変形が許容され、弾性体102による好適な防振効果が得られる。また、圧縮機5(図1参照)の振動がボルト4を介してベース8(図2参照)に伝達されることを抑制することができる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、上記の実施形態では、支持軸としてボルト4を採用する例について説明したが、支持軸は、予めベース8に固定されるスタッドボルトやピン等であっても良い。その場合、ストッパ部としては、支持軸に螺合するナットやカシメ等によって取り付けられるリング等であっても良い。このような構成においても、ワッシャ3をワッシャ取付部18に嵌合させることにより、ワッシャ3と支持軸との接触に起因する騒音の発生を抑制することができる。その他、本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
1 支持装置
2 弾性体
3 ワッシャ
4 ボルト
5 圧縮機
6 取付脚
7 取付孔
8 ベース
9 固定孔
10 円筒部
11 段部
12 内筒部
17 圧縮機取付部
18 ワッシャ取付部
20 主軸部
21 頭部
22 ねじ部
30 冷蔵庫
35 機械室

Claims (5)

  1. ベース上で圧縮機を下方から支持する支持装置であって、
    前記圧縮機の取付脚に形成される取付孔に装着されて前記ベース上に載置される弾性体と、
    前記取付孔よりも上方に突出する前記弾性体の上部に取り付けられるワッシャと、
    前記弾性体に形成される貫通孔及び前記ワッシャに挿通されて前記ベースに立設される支持軸と、を有し、
    前記弾性体には、前記ワッシャの内径部に嵌合するワッシャ取付部が形成されており、前記ワッシャは、前記ワッシャ取付部に嵌合していることを特徴とする圧縮機の支持装置。
  2. 前記ワッシャの上方に突出する前記支持軸の上部には、径方向の寸法が前記ワッシャの内径よりも大きく形成されるストッパ部が設けられ、
    前記ワッシャ取付部は、前記ワッシャの上面よりも上方に突出していることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機の支持装置。
  3. 前記ワッシャ取付部は、その径方向の寸法が前記ワッシャの内径よりも大きく形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧縮機の支持装置。
  4. 前記支持軸は、円柱状の主軸部と、前記主軸部の上端部近傍に形成されて前記ストッパ部となる頭部と、前記主軸部の下端部近傍に形成されて前記ベースに形成される固定孔に螺合するねじ部と、を有するボルトであることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の圧縮機の支持装置。
  5. 前記主軸部の外径は、前記ねじ部の外径よりも大きく、前記主軸部の長さは、前記弾性体の高さ寸法よりも長いことを特徴とする請求項4に記載の圧縮機の支持装置。
JP2015167754A 2015-08-27 2015-08-27 圧縮機の支持装置 Active JP6530279B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015167754A JP6530279B2 (ja) 2015-08-27 2015-08-27 圧縮機の支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015167754A JP6530279B2 (ja) 2015-08-27 2015-08-27 圧縮機の支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017044282A true JP2017044282A (ja) 2017-03-02
JP6530279B2 JP6530279B2 (ja) 2019-06-12

Family

ID=58209572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015167754A Active JP6530279B2 (ja) 2015-08-27 2015-08-27 圧縮機の支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6530279B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018225636A1 (ja) * 2017-06-07 2018-12-13 株式会社デンソー 緩衝部材および緩衝部材を備えた送風装置
US10976063B2 (en) 2019-02-19 2021-04-13 Carrier Corporation Vibration reducing grommet

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018225636A1 (ja) * 2017-06-07 2018-12-13 株式会社デンソー 緩衝部材および緩衝部材を備えた送風装置
US10976063B2 (en) 2019-02-19 2021-04-13 Carrier Corporation Vibration reducing grommet

Also Published As

Publication number Publication date
JP6530279B2 (ja) 2019-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10859306B2 (en) Refrigerator vibration isolating compressor mount
TWI677631B (zh) 冷卻風扇的安裝構造
JP6530279B2 (ja) 圧縮機の支持装置
JP2005147128A (ja) 冷蔵庫の振動吸収用弾性部材
JP4937100B2 (ja) スターリングエンジンの防振支持装置
WO2018192758A1 (de) Kältegerät mit einer dämpfungsscheibe
US20080159887A1 (en) Housing of a Refrigerant Compressor
CN105890267A (zh) 冰箱
KR100438613B1 (ko) 압축기의 진동저감 지지장치
JP2002081377A (ja) 圧縮機の支持装置
CN212250382U (zh) 缓冲结构、压缩机和制冷设备
KR20040083724A (ko) 냉장고의 압축기 지지장치
KR20150001509U (ko) 냉각기용 방진기 설치구조
KR100621042B1 (ko) 냉장고의 압축기 지지장치
US20210017973A1 (en) Coolant compressor
CN113167525B (zh) 具有压缩机的冷藏柜
JP2020122437A (ja) 圧縮機及びこれを有する機器及び冷蔵庫
KR200318587Y1 (ko) 압축기의 고정구조
KR20060086164A (ko) 냉장고용 압축기의 방진고무
KR200279814Y1 (ko) 냉장고
KR20130071030A (ko) 압축기용 방진장치가 구비된 냉장고
KR20080050142A (ko) 냉장고 압축기의 지지 고무
JP2014115029A (ja) 冷蔵庫等の冷凍機器
KR20050117395A (ko) 냉장고의 압축기 지지장치
JP4357193B2 (ja) 圧縮機の支持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180718

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190516

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6530279

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250