JP2017043273A - 車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料タンクを保護できるとともに、走行中の空気抵抗を抑制することができる車体構造を提供する。
【解決手段】フロアパネル10の下方に位置して車体の前後方向へ延在する左右一対のサイドフレーム20と、該一対のサイドフレームの間に配置された燃料タンク40よりも車体前方に配置されるとともに、下端縁31bが前記燃料タンクの下面41よりも下方に位置する保護部材30と、を備えた車体構造1において、前記保護部材は、両端が前記一対のサイドフレームに固定されており、前記フロアパネルと離間して該フロアパネルとの間に通気スペースSを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両下部の車体構造に関する。
一般に、車両の下部構造としてフロアパネルを有し、フロアパネルは、フロントフロアパネルと、このフロントフロアパネルの後方に段差を介して高床のリヤフロアパネルが連続し、リヤフロアパネルの下方に燃料タンクが搭載される。近年、燃料タンクの容量を確保しつつ、リヤフロアパネルを低くして、車両の室内空間を広くする車体構造が増えている。例えば、特許文献1には、燃料タンクの下面をフロントフロアパネルの最下面よりも低くした車体構造が記載されており、燃料タンクよりも前方のフロントフロアパネルには、保護部材が取り付けられている。
保護部材は、下端縁が燃料タンクの下面よりも下方に位置するようにフロアパネルから下方へ突出しており、保護部材によって燃料タンクを障害物との接触から保護することができる。
特開2006−21635号公報
しかし、車両の室内空間を広くするために、燃料タンクの下面をフロアパネルに対して大きく下方へ突出させた状態では、保護部材がフロアパネルから下方へ突出する領域が大きくなって、走行中の空気抵抗が増大してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、燃料タンクを保護できるとともに、走行中の空気抵抗を抑制することができる車体構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の車体構造は、フロアパネルの下方に位置して車体の前後方向へ延在する左右一対のサイドフレームと、該一対のサイドフレームの間に配置された燃料タンクよりも車体前方に配置されるとともに、下端縁が前記燃料タンクの下面よりも下方に位置する保護部材と、を備えた車体構造において、前記保護部材は、両端が前記一対のサイドフレームに固定されており、前記フロアパネルと離間して該フロアパネルとの間に通気スペースを有することを特徴とする。
これによると、保護部材の下端縁が燃料タンクの下面よりも下方に位置することにより、燃料タンクを障害物との接触から保護することができる。また、保護部材とフロアパネルとの間に通気スペースを有するので、保護部材による空気抵抗を抑制することができる。更に、左右のサイドフレームに保護部材が固定されて車体剛性が向上する。
また、請求項2に記載の車体構造は、上記の発明において、前記フロアパネルは、幅方向の中央部において車体の内方へ突出したトンネル構造部を有し、前記保護部材は、前記トンネル構造部の両側に設けられて下方へ突出するとともに前記前後方向へ延在する一対のトンネル脇フレームに固定されることを特徴とする。
これによると、保護部材によってサイドフレームとトンネル脇フレームとの相対移動を抑制し、車体構造の剛性を向上することができる。
また、請求項3に記載の車体構造は、上記の発明において、前記保護部材は、前記トンネル構造部の後端部の両側に位置する、前記一対のサイドフレームと前記一対のトンネル脇フレームとに固定されることを特徴とする。
これによると、トンネル構造部の後端部は、フロアパネルの曲げの影響を受けやすく、幅方向へ開きやすいが、該後端部の両側のサイドフレームとトンネル脇フレームとに保護部材を固定することにより、トンネル構造部の後端部の幅方向への開きを防止することができる。
また、請求項4に記載の車体構造は、上記の発明において、前記保護部材は、両側部分が前記トンネル脇フレームから前記サイドフレームへ向かって後方側へ延在し、平面視でハの字状であることを特徴とする。
これによると、ハの字状の保護部材によって走行風を車体の両側へ誘導し、空気抵抗を低減することができる。
また、請求項5に記載の車体構造は、上記の発明において、前記保護部材は、一端が前記サイドフレームに固定されるとともに他端が前記トンネル脇フレームに固定された一対の部材から構成されることを特徴とする。
これによると、トンネル構造部の下方における保護部材の空気抵抗をなくして、空力性能をより向上することができる。
また、請求項6に記載の車体構造は、上記の発明において、前記保護部材は、走行風の空気抵抗を抑制する断面形状であることを特徴とする。
これによると、保護部材による空気抵抗をより抑制することができる。
本発明に係る車体構造によれば、燃料タンクを保護することができるとともに、空気抵抗が増大するのを抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る車体構造を下面側から視た斜視図。 図1のII−II線に沿った断面図。 図1のIII−III線に沿った断面図。 図1に示す保護部材の斜視図。 図3の要部拡大図。 図3と同様の断面図であって、走行中の空気の流れを説明する図。 図2の要部拡大図。 図2の要部拡大図。 本発明の第2実施形態に係る車体構造を下面側から視た斜視図。
図1は、本発明の第1実施形態に係る車体構造を下面側から視た斜視図であり、図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。車両下方部における車体構造は、車体下部両側に沿って前後方向へ延在する左右一対のサイドシル62と、サイドシル62間に架設されるフロアパネル10と、フロアパネル10の下方に位置して車体の前後方向へ延在する左右一対のサイドフレーム20と、車幅方向へ延在し、両端が一対のサイドフレーム20間に固定された保護部材30とを備える。燃料タンク40は、フロアパネル10の下面側であって、一対のサイドフレーム20の間に配置されており、保護部材30は、燃料タンク40よりも前方に配置される。
フロアパネル10は、車体の床面を構成する板状の部材であり、車体の前方に位置するフロントフロアパネル11と、車体の後方に位置するリヤフロアパネル12とを有する。図1〜図3に示すように、フロントフロアパネル11は、幅方向の中央部において車体の内方(室内側)へ突出するトンネル構造部13を有する。リヤフロアパネル12では、下面12aの高さ位置がフロントフロアパネル11の下面11aの位置よりも高くなっている。
トンネル構造部13は、車体の前後方向へ延びており、トンネル構造部13の両側には、車体の下方へ突出する一対のトンネル脇フレーム50が設けられる。
トンネル脇フレーム50は、トンネル構造部13と近接して設けられ、トンネル構造部13の壁面となだらかに連なるように下方へ突出しており、トンネル構造部13に沿って前後方向へ延在する。図7に示すように、トンネル脇フレーム50は、互いに対向する側壁部51と、側壁部51を繋ぐ底部52とを有する、上方が開口した断面略コの字状(U字状)の部材であり、側壁部51の開口側に、フロントフロアパネル11に対する取付け部位となるフランジ部53を有する。
図3に示すように、車体の前後方向においてフロントフロアパネル11とリヤフロアパネル12との境界部分には、段差が形成されており、該段差部には、剛性部材として第1クロスメンバ60が配置される。第1クロスメンバ60は、一対のサイドフレーム20の間を車幅方向へ延在する。更に、第1クロスメンバ60よりも後方側には、剛性部材として、一対のサイドフレーム20間に架設され、車幅方向へ延在する第2クロスメンバ61が配置される。なお、フロントフロアパネル11とリヤフロアパネル12とは別体であってもよく、一体的に形成されてもよい。
一対のサイドフレーム20は、フロアパネル10の幅方向の両側部に位置しており、フロントフロアパネル11からリヤフロアパネル12に亘って延在する。図7に示すように、サイドフレーム20は、互いに対向する側壁部21と、側壁部21を繋ぐ底部22とを有する、上方が開口した断面略コの字状(U字状)の部材であり、側壁部21の開口側に、フロアパネル10に対する取付け部位となるフランジ部25を有する。サイドフレーム20は、フロントフロアパネル11側に位置する左右一対のフロントサイドフレーム23と、リヤフロアパネル12側に位置する左右一対のリアサイドフレーム24とを有する。フロントサイドフレーム23の後端とリアサイドフレーム24の前端とは、フロントフロアパネル11とリヤフロアパネル12との境界部分において、互いに連結される。
本実施形態において、サイドフレーム20とトンネル脇フレーム50とは、それぞれ、フロアパネル10と別体であって、フロアパネル10の下面にスポット溶接等の固定手段を用いて取付けられている。
燃料タンク40は、リヤフロアパネル12の下面側であって、一対のリアサイドフレーム24の間、かつ第1クロスメンバ60と第2クロスメンバ61との間に配置される。燃料タンク40は、燃料タンク40の下面に沿って前後方向へ延びる複数のベルト42によって、支持されており、ベルト42の一端は、ボルト等と用いて第1クロスメンバ60に結合され、他端は、ボルト等と用いて第2クロスメンバ61に結合される。
図3に示すように、燃料タンク40の下面41は、フロアパネル10の最下面を形成する、フロントフロアパネル11の下面11aよりも下方に位置している。なお、図3においてベルト42は省略されている。本実施形態において、燃料タンク40は、車幅方向の中央部の下面41aが凹状となり、その両側の下面41bが凸状となる鞍型であり、凸状の下面41bがフロントフロアパネル11の最下面11aよりも下方に位置する。凹状の下面41aは、図1及び図2に示すように、トンネル構造部13の後方に位置する。
保護部材30は、走行中において、石などの障害物との接触から燃料タンク40を保護するものであり、燃料タンク40よりも前方に配置される。保護部材30は、車幅方向へ延在しており、本実施形態では、ほぼ左右対称な形状であって、左右のサイドフレーム20間に架設されており、図4に示すように、両端に位置する一対の第1取付け部32と、この第1取付け部32の間に位置する一対の第2取付け部33と、第1取付け部32と第2取付け部33との間に位置する一対の保護部31と、一対の第2取付け部32の間に位置する連結部34とを有する。
第1取付け部32は、サイドフレーム20の底部22に固定される部位であり、平板状であって、一以上の取付け孔が形成される。第2取付け部33は、トンネル脇フレーム50の底部52に固定される部位であり、平板状であって、一以上の取付け孔が形成される。連結部34は、トンネル構造部13の下方に位置する部位であり、平板状であって、平面視において車幅方向へ延びる略直線状をなす。
一対の保護部31は、保護部材30がサイドフレーム20とトンネル脇フレーム50とに取付けられた状態で、平面視において車幅方向の外方に移行するに従って車体後方となるように、連結部34に対して傾斜して延在する。本実施形態において保護部31の幅寸法は、連結部34の幅寸法よりも大きくなっているが、保護部31の幅寸法を連結部34の幅寸法以下にしてもよい。ここで、幅寸法とは、保護部材30の幅方向(保護部材30の長さ方向(すなわち、車幅方向)と直交する方向)における寸法をいう。
保護部材30は、トンネル構造部13の後端部の両側に位置する、一対のサイドフレーム20の底部22と一対のトンネル脇フレーム50の底部52とに固定される。具体的には、一対の第1取付け部32は、一対のフロントサイドフレーム23の後端及び/又は一対のリアサイドフレーム24の前端に、一対の第2取付け部33は、一対のトンネル脇フレーム50の後端に、それぞれ、取付け孔に対応するボルト55、ナット等の固定手段を用いて固定される。第2取付け部33は第1取付け部32よりも車体前方に位置しており、一対の保護部31は、フロントフロアパネル11と離間するとともに、平面視において車体後方へ向かって両端が車幅方向へ広がる略ハの字状をなす。
図2及び図3に示すように、保護部31と保護部材30とフロントフロアパネル11の下面11aとの間、及び、連結部34とフロントフロアパネル11の下面11a(すなわち、トンネル構造部13の下面)との間には、通気スペースSが形成される。保護部31の上端縁31aは燃料タンク40の下面41よりも上方に位置し、下端縁31bは下面41よりも下方に位置する。
図5に示すように、車体の前後方向における保護部31の断面(縦断面)は、走行風の空気抵抗を抑制する形状となっている。本実施形態において、保護部31は、中空の縦断面形状であって、その上面を形成する上部35と、その下面を形成する下部36とを有し、上部35と下部36とは、前端と後端とにおいて互いに接合される。保護部31の下面は、後方へ向かって斜め下方へ延在する傾斜面36aと、傾斜面36aの下端縁からほぼ垂直に上方へ延びる直立面36bとを有し、上面は、走行方向(車体の前後方向)において突出の少ない平面状に形成されることが好ましい。縦断面において保護部31の周囲長さは、上部35の長さよりも下部36の長さの方が長くなっている。
また、既述のとおり、第1取付け部32、第2取付け部33及び連結部34は平板状であり、縦断面は空気抵抗が少ない直線状の断面形状となっている(図2参照)。なお、第1取付け部32、第2取付け部33、連結部34並びに保護部31を構成する上部35及び下部36の板厚は、適宜設定することができる。本実施形態では、サイドフレーム20及びトンネル脇フレーム50を含む車両下部の車体剛性等の観点から、第1取付け部32、第2取付け部33及び連結部34の板厚が、保護部31を構成する上部35及び下部36の板厚よりも大きくなっているが、例えば、上部35及び下部36の板厚を第1取付け部32、第2取付け部33及び連結部34の板厚よりも大きくして、保護部31の剛性を高めてもよい。
なお、保護部材30の断面形状はこれに限られず、走行風の空気抵抗を抑制できる断面形状であればよい。ここで、走行風の空気抵抗を抑制できる断面形状とは、走行風による保護部材30自体の空気抵抗を抑制できる断面形状、及び/又は、通気スペースSを通る走行風の乱れや保護部材30の下方を通る走行風の乱れを抑制できる断面形状をいう。
図3に示すように、取付け状態において、燃料タンク40の下面41は、フロアパネルの最下面(すなわち、フロントフロアパネル11の下面11a)よりも距離L1だけ下方に位置しており、保護部31の下端縁(すなわち、保護部材30の下端縁)31bは、燃料タンク40の下面41よりも距離L2だけ下方に位置している。このように、燃料タンク40の下面41がフロアパネル10の下面よりも下方に突出した車体構造では、走行中に、岩などの障害物が、燃料タンク40の下面41(特に、燃料タンク40の凸状の下面41b)に当りやすくなるが、燃料タンク40の前方に保護部材30を設けて、その下端縁31bを燃料タンク40の下面41よりも低くすることで、下面41に障害物が当たるのを防止したり、保護部材30によって衝撃を吸収したりすることができる。
図6は、図3と同様の断面図であって、走行風Xの流れを説明する図である。従来の保護部材では、仮想線で示すように、フロントフロアパネル11の下面11aから連続して下方へ延在する。このような保護部材では、フロアパネル10に対する燃料タンク40の突出距離L1が大きい場合、これに合わせて保護部材がフロアパネル10から下方へ大きく突出した状態となり、保護部材自体の空気抵抗が増大してしまう。更に、保護部材と燃料タンク40との隙間Rに走行風が入り込みやすくなり、隙間Rに渦流が発生して空力性能が低下してしまう。
これに対し、本実施形態の保護部材30は、サイドフレーム20とトンネル脇フレーム50とに固定され、フロントフロアパネル11の下面11aと離隔しており、その間に通気スペースSを有する。このような通気スペースSを設けることにより、フロアパネル10に対する燃料タンク40の突出距離L1が大きくなっても、空気抵抗を低減し、空力性能を向上させることができる。また、通気スペースSを通過した走行風Xは、保護部材30の下面を通過する走行風Xに吸い寄せられて燃料タンク40の下方側へ流れるため、保護部材30の後方(すなわち、隙間R)における渦流の発生が抑制され、空力性能が向上する。
更に、保護部材30、特に、通気スペースSの下方に位置する保護部31が、走行風Xの空気抵抗を抑制する断面形状を有することにより、空力性能をより向上させることができる。また、ハの字状の一対の保護部31によって走行風Xを車体の両側へ誘導し、トンネル構造部13内への流入が抑制され、燃料タンク40に当接する走行風Xが減少して空気抵抗を低減することができる。
図7は、図2の要部拡大図であって、サイドフレーム20及びトンネル脇フレーム50と、保護部材30との固定状態を示す。保護部材30をサイドフレーム20の底部22と一対のトンネル脇フレーム50の底部52との両方に固定することにより、サイドフレーム20とトンネル脇フレーム50との相対移動が抑制することができる。また、保護部材30によって、サイドフレーム20及びトンネル脇フレーム50の捩じれを抑制することができ、車体全体の剛性が向上する。その結果、サイドフレーム20やトンネル脇フレーム50の振動に起因する車両のフロア振動を低減することができる。
図8は、図2の要部拡大図であって、一対のトンネル脇フレーム50と、保護部材30との固定状態を示す。保護部材30は、トンネル構造部13の両側に位置する一対のトンネル脇フレーム50に固定されるため、トンネル構造部13の幅方向への開き(図8の矢印方向への移動)を防止することができる。特に、トンネル構造部13の後端部は、フロアパネル10の曲げの影響を受けやすく、その側壁が幅方向へ開きやすいが、保護部材30が、該後端部の両側のトンネル脇フレーム50とサイドフレーム20とに固定されることにより、幅方向への開きを効果的に防止することができる。
図9は、本発明の第2実施形態に係る車体構造2を下面側から視た斜視図である。第2実施形態において第1実施形態と同一の符号は同一の構成を示し、ここではその詳細を省略する。
本実施形態において、保護部材70は、連結部34を有しておらず、一対の保護部31が互いに分離した左右一対の部材71,72からなる。一対の部材71,72は、それぞれ、一方の端部(部材71,72の一端であって、保護部材70の両端)に位置し、サイドフレーム20に固定される第1取付け部32と、他方の端部(他端)に位置し、トンネル脇フレーム50に固定される第2取付け部33と、第1取付け部32と第2取付け部33との間に位置する保護部31とを有する。かかる保護部材70では、トンネル構造部13の下方において保護部材70の空気抵抗をなくし、空力性能をより向上させることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、本実施形態では、鞍型の燃料タンク40を保護するために、保護部材30,70が一対の保護部31を有しているが、燃料タンクが略直方体型の場合には、保護部材は、該燃料タンクの下面を保護可能であって、フロアパネルと離間する少なくとも一つの保護部を備える構成であればよい。
10 フロアパネル
13 トンネル構造部
20 サイドフレーム
30,70 保護部材
31 保護部
31b 保護部の下端縁
40 燃料タンク
41 燃料タンクの下面
50 トンネル脇フレーム

Claims (6)

  1. フロアパネルの下方に位置して車体の前後方向へ延在する左右一対のサイドフレームと、
    該一対のサイドフレームの間に配置された燃料タンクよりも車体前方に配置されるとともに、下端縁が前記燃料タンクの下面よりも下方に位置する保護部材と、を備えた車体構造において、
    前記保護部材は、両端が前記一対のサイドフレームに固定されており、前記フロアパネルと離間して該フロアパネルとの間に通気スペースを有することを特徴とする前記車体構造。
  2. 前記フロアパネルは、幅方向の中央部において車体の内方へ突出したトンネル構造部を有し、
    前記保護部材は、前記トンネル構造部の両側に設けられて下方へ突出するとともに前記前後方向へ延在する一対のトンネル脇フレームに固定されることを特徴とする請求項1に記載の車体構造。
  3. 前記保護部材は、前記トンネル構造部の後端部の両側に位置する、前記一対のサイドフレームと前記一対のトンネル脇フレームとに固定されることを特徴とする請求項2に記載の車体構造。
  4. 前記保護部材は、両側部分が前記トンネル脇フレームから前記サイドフレームへ向かって後方側へ延在し、平面視でハの字状であることを特徴とする請求項2又は3に記載の車体構造。
  5. 前記保護部材は、一端が前記サイドフレームに固定されるとともに他端が前記トンネル脇フレームに固定された一対の部材から構成されることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の車体構造。
  6. 前記保護部材は、走行風の空気抵抗を抑制する断面形状であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車体構造。
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