JP2017043234A - 車両荷室仕切り板取付構造 - Google Patents

車両荷室仕切り板取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2017043234A
JP2017043234A JP2015167847A JP2015167847A JP2017043234A JP 2017043234 A JP2017043234 A JP 2017043234A JP 2015167847 A JP2015167847 A JP 2015167847A JP 2015167847 A JP2015167847 A JP 2015167847A JP 2017043234 A JP2017043234 A JP 2017043234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trim
partition plate
main body
restriction
along
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015167847A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6578819B2 (ja
Inventor
周太 笹山
Shuta Sasayama
周太 笹山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2015167847A priority Critical patent/JP6578819B2/ja
Publication of JP2017043234A publication Critical patent/JP2017043234A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6578819B2 publication Critical patent/JP6578819B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

【課題】部品点数を増加させることなくトリムに仕切り板を安定して固定でき、仕切り板をトリムから容易に取り外すことができる車両荷室仕切り板取付構造を提供する。【解決手段】車両荷室仕切り板取付構造100は、荷室を拡張するように窪んだ収納部を有するトリム112と、荷室と収納部とを仕切る仕切り板116とを備え、仕切り板は、本体118の一端120に一体成形されトリムの孔部138に着脱可能に嵌合し本体の可動方向の動きを規制する第1規制部122を有する第1規制形状123と、本体の他端124に一体成形され可動方向に沿ってトリムの開口部160に挿入され本体の法線方向の対向する方向でトリムと当接し本体の法線方向の動きを規制する第2規制部126、128を有する第2規制形状127、129とを有し、第1規制部から本体端部168までの長さLaは、第2規制部から本体端部174、176までの長さLbより短い。【選択図】図5

Description

本発明は、車室内の荷室に面した内装部材であり荷室を拡張するように窪んだ収納部を有するトリムと、トリムに取付けられて荷室と収納部とを仕切る仕切り板とを備える車両荷室仕切り板取付構造に関するものである。
近年、自動車などの車室内の荷室は、収納容量を拡大することや複雑な凹凸形状を成すデザインの多様化に対応することが求められている。荷室は、例えば車室内の後部座席の背後に設けられていて、内装部材であるトリムが面している。トリムは、荷室の収納容量を拡大するために、荷室を拡張するように窪むことで収納物を収納可能な収納部を形成する(例えば特許文献1)。
特許文献1には、収納部に収納された小物が収納部から荷室に移動することを防止するために、荷室と収納部とを仕切る蓋部材(仕切り板)をトリムに取付ける取付構造が記載されている。
特開2009−73376号公報
しかし特許文献1では、仕切り板の短手方向では位置規制されているものの、長手方向では位置規制されていないため、取付けが安定せず、さらに位置規制をする箇所の形状が複雑であり、金型が複雑になるなど製造コストが増加するという問題があった。
また仕切り板をトリムに取付ける取付構造では、仕切り板をトリムから取り外す際、例えばロック機構を操作する作業を伴う場合には、ユーザーの利便性が損なわれ、さらに別体のロック機構が必要であることから、部品点数も増えてしまう。またトリムに仕切り板を取付けたとしても、トリムが複雑な凹凸形状を成していると取付けが安定しない可能性もある。仮にトリムの複雑な凹凸形状に合わせて仕切り板を成形すると、仕切り板を製造するための金型が複雑になり製造コストが増加してしまう。
本発明は、このような課題に鑑み、部品点数を増加させることなくトリムに対して仕切り板を安定して固定でき、さらに仕切り板をトリムから容易に取り外すことができる車両荷室仕切り板取付構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両荷室仕切り板取付構造の代表的な構成は、車室内の荷室に面した内装部材であり荷室を拡張するように窪んだ収納部を有するトリムと、トリムに取付けられて荷室と収納部とを仕切る仕切り板とを備える車両荷室仕切り板取付構造において、トリムは、仕切り板が挿入される一方および他方の開口部を有し、仕切り板は、板状の本体と、本体の一端に一体成形されトリムの一方の開口部に着脱可能に嵌合して、本体の、一方の開口部と他方の開口部との間を結んだ可動方向に沿った動きを規制する第1規制部を有する第1規制形状と、本体の他端に一体成形され、可動方向に沿ってトリムの他方の開口部に挿入され本体の法線方向に沿った互いに対向する方向でトリムと当接することで本体の法線方向に沿った動きを規制する第2規制部を有する第2規制形状とを有し、第1規制部から板状の本体端部までの可動方向に沿った長さは、第2規制部から板状の本体端部までの可動方向に沿った長さより短いことを特徴とする。
上記構成によれば、仕切り板は、トリムに取付けられた状態でトリムに対して本体の可動方向、法線方向の位置が第1規制部、第2規制部によりそれぞれ規制される。このため、仕切り板は、トリムに対して安定して固定される。また仕切り板は、第1規制部および第2規制部を成す第1規制形状および第2規制形状が本体とともに一体成形されているので、部品点数を増加させることなくトリムに対して仕切り板を安定して固定できる。
さらに仕切り板は、第1規制部から板状の本体端部までの可動方向に沿った長さが、第2規制部から板状の本体端部までの可動方向に沿った長さより短い。よって仕切り板では、トリムに取付けられた状態で第2規制部が他方の開口部に挿入されている本体の他端を他方の開口部に向けて可動方向にスライドさせると、本体の一端に一体成形された第1規制部と一方の開口部との嵌合が解除されてトリムから取り外される。このようにして上記構成によれば、仕切り板をトリムから容易に取り外すことができる。
上記の第1規制形状は、本体の一端から法線方向に張り出した第1フランジと、第1フランジの先端から可動方向に沿って本体から遠ざかるように延びていてトリムに挿入されトリムに嵌合する第1規制部とを含み、第2規制形状は、本体の他端から法線方向に張り出した第2フランジと、第2フランジの先端から可動方向に沿って本体から遠ざかるように延びていてトリムに挿入される第2規制部とを含むとよい。これにより、仕切り板は、本体から法線方向に張り出した第1フランジおよび第2フランジを有するので、剛性が高まり、トリムへの固定が安定する。またトリムから仕切り板を取り外す際、仕切り板の本体を可動方向にスライドさせると、第1規制形状は、本体の一端を起点にして第1フランジが撓り易い。このため、仕切り板は、トリムから容易に取り外すことができる。
上記のトリムの他方の開口部は、段差を成す部分と、段差を成す部分を跨ぐ2つの平坦な部分とを含み、平坦な部分は2つの開口部を有し、仕切り板の第2規制形状は、トリムの平坦な部分および段差を成す部分に沿った形状を有し、第2規制形状は、トリムの2つの開口部にそれぞれ挿入される2つの第2規制部を有するとよい。このように、トリムの平坦な部分の2つの開口部に仕切り板の2つの第2規制部がそれぞれ挿入されている。このため、トリムのデザインが凹凸形状の段差を成すような複雑なものであっても、仕切り板をトリムに安定して固定できる。
上記のトリムの他方の開口部は、平坦な部分と段差を成す部分とをつなぐ1つの長穴を含み、仕切り板は、2つの第2規制部の間で第2規制形状同士をつなぎ第2規制部とともに長穴に挿入される連結部を有するとよい。このように、2つの第2規制形状同士が連結部によってつながれているので、第2規制形状の剛性を高めることができる。また連結部は、第2規制部とともにトリムの長穴に挿入されるため、仕切り板をトリムに取付けるあるいは取り外す際のガイドとなり、仕切り板をトリムに容易に着脱できる。
本発明によれば、部品点数を増加させることなくトリムに対して仕切り板を安定して固定でき、さらに仕切り板をトリムから容易に取り外すことができる車両荷室仕切り板取付構造を提供することができる。
本実施形態における車両荷室仕切り板取付構造が適用される車両の一部を示す図である。 本実施形態における車両荷室仕切り板取付構造を示す図である。 図2の車両荷室仕切り板取付構造の仕切り板を示す図である。 図2の車両荷室仕切り板取付構造の一部を拡大して示す図である。 図2の車両荷室仕切り板取付構造のB−B線に沿った端面を示す図である。 図3の仕切り板の変形例を示す図である。 図3の仕切り板の他の変形例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態における車両荷室仕切り板取付構造が適用される車両の一部を示す図である。図2は、本実施形態における車両荷室仕切り板取付構造を示す図である。以下、各図に示す矢印X、Yは車両前方、車外側をそれぞれ示している。
車両荷室仕切り板取付構造100は、車両102の後部すなわちリアシート104のシートバック106の背後に設けられた荷室108に適用される。なお荷室108の一部は、図示のようにシートバック106の背後に位置する目隠し用カバー110によって覆われている。
車室内の荷室108は、内装部材であるクォータートリム(以下、トリム112)に面している。トリム112は、荷室108を拡張するように車外側に向けて窪んだ収納部114を有し、荷室108の収納容量を拡大している。車両荷室仕切り板取付構造100は、トリム112と、荷室108と収納部114とを仕切る仕切り板116(図2参照)とを備え、トリム112に仕切り板116を取付けることで、収納部114に収納された小物などが収納部114から荷室108に移動することを防止している。
図3は、図2の車両荷室仕切り板取付構造100の仕切り板116を示す図である。図3(a)は、仕切り板116全体を示す斜視図である。図3(b)は、図3(a)のC領域を含む仕切り板116の一部を示す図である。図3(c)は、図3(a)のD領域を含む仕切り板116の一部を示す図である。
仕切り板116は、図3(a)に示すように板状の本体118と、本体118の一端120に一体成形された第1規制部122を有する第1規制形状123と、本体118の他端124に一体成形された2つの第2規制部126、128を有する2つの第2規制形状127、129と、連結部130とを有する。連結部130は、2つの第2規制部126、128の間で第2規制形状127、129同士をつないでいる。図中の矢印E、Fは、本体118に平行な可動方向(ここでは長手方向)、本体118の法線方向をそれぞれ示している。なお本体118の一端120にはフック132も一体成形されている。
第1規制形状123は、図3(b)に示すように、第1規制部122と、本体118の一端120から法線方向に張り出した第1フランジ134とを含む。第1規制部122は、第1フランジ134の先端134aから可動方向に沿って本体118から遠ざかるように延びていて、先端が肉厚になっている爪形状を成している。そして第1規制部122は、トリム112の一方の開口部としての孔部138(図4参照)に挿入されトリム112に嵌合する。なおフック132は、本体118の一端120から法線方向に張り出したフランジ140の先端140aから可動方向に沿って本体118から遠ざかるように延びていて、トリム112の孔部142に挿入される。
2つの第2規制形状127、129は、図3(c)に示すように、第2規制部126、128と、本体118の他端124から法線方向に張り出した第2フランジ144、146とをそれぞれ含む。第2規制部126、128は、第2フランジ144、146の先端144a、146aから可動方向に沿って本体118から遠ざかるように延びていてトリム112の2つの開口部148、150(図4参照)にそれぞれ挿入される。
図4は、図2の車両荷室仕切り板取付構造100の一部を拡大して示す図である。図4(a)は、図2の車両荷室仕切り板取付構造100のA矢視図である。図4(b)は、図4(a)から仕切り板116を省略して示す図である。
トリム112の2つの開口部148、150は、図4(b)に示すように平坦な部分152、154にそれぞれ形成されている。また平坦な部分152、154は、段差を成す部分156を跨いだ位置にある。トリム112には、平坦な部分152、154と段差を成す部分156とをつなぐように、1つの長穴158が形成されている。なお図中では、トリム112に形成された2つの開口部148、150、1つの長穴158を含めて他方の開口部160として示している。ここで本実施形態では、トリム112の一方の開口部としての孔部138と他方の開口部160との間を結んだ直線方向を、仕切り板116の本体118の可動方向としている。
図4(b)に示すようにトリム112の他方の開口部160は、平坦な部分152、154と段差を成す部分156とを含んでいて、デザインとして複雑な形状となっている。これに対して第2規制形状127、129は、図4(a)に示すように平坦な部分152、154および段差を成す部分156に沿った形状を有している。このため、仕切り板116の2つの第2規制部126、128は、平坦な部分152、154に形成された2つの開口部148、150にそれぞれ挿入可能となっている。
図4(a)に示すように1つの長穴158には、第2規制形状127、129同士をつなぐ連結部130が第2規制部126、128とともに挿入されている。さらに図4(a)に示すように仕切り板116は、トリム112に取付けられた状態で、第1規制形状123およびフック132は孔部138、142にそれぞれ根本まで挿入されている。一方、トリム112に取付けられた状態で、仕切り板116の第2規制形状127、129は2つの開口部148、150に挿入可能でありながら挿入されていない部分162、164が存在する。この部分162、164が存在することで、仕切り板116は、トリム112に取付けられた状態で、本体116の他端124を他方の開口部160に向けて可動方向にスライド可能となる。
図5は、図2の車両荷室仕切り板取付構造100のB−B線に沿った端面を示す図である。図5(a)は、仕切り板116がトリム112に取付けられた状態を示している。図5(b)、図5(c)は、図5(a)のG領域、H領域をそれぞれ拡大して示す図である。なお図5(c)では、第2規制形状127よりも下方に位置する第2規制形状129を鎖線で示している。
第1規制形状123は、図5(b)に示すように先端が肉厚の爪形状を成す第1規制部122を有する。第1規制部122は、仕切り板116の本体118に平行な可動方向(図中、矢印E)に沿ってトリム112の孔部138に挿入され、さらにトリム112の孔部138の側壁166に着脱可能に嵌合する。これにより、第1規制部122は、トリム112に対する仕切り板116の本体118の可動方向に沿った動きを規制している。また図中では、第1規制部122から板状の本体118の本体端部168までの可動方向に沿った長さ(第1長さLa)を示している。なお本体端部168は、図示のように本体118の一端120の角のR形状の終端に適宜設定される。
第2規制形状127、129は、図5(c)に示すように第2規制部126、128を有する。第2規制部126、128は、仕切り板116の本体118に平行な可動方向に沿ってトリム112の他方の開口部160に挿入される。さらに第2規制部126、128は、本体118の法線方向(図中、矢印F)に沿った互いに対向する方向で、それぞれトリム112の他方の開口部160の対向する側壁170、172と当接する。これにより、2つの第2規制部126、128は、トリム112に対する仕切り板116の本体118の法線方向に沿った動きを規制する。また図中では、第2規制部126から板状の本体118の本体端部174までの可動方向に沿った長さ(第2長さLb)を示している。また第2規制部128から本体端部176までの可動方向に沿った長さも、第2長さLbとされる。なお本体端部174、176は、本体118の他端124の角のR形状の終端に適宜設定される。そして仕切り板116では、図示のように第1長さLaが第2長さLbより短いように設定されている。
ここでトリム112から仕切り板116を取り外す際の作業を説明する。仕切り板116では、第1長さLaが第2長さLbより短く、図5(a)に示すトリム112に取付けられた状態で第2規制形状127、129に部分162、164が存在する。よって仕切り板116では、まずトリム112に取付けられた状態で部分162、163を利用して本体118の第2規制形状127、129を可動方向(図5(c)の矢印Eの右方向)にスライドさせる。このとき、2つの第2規制部126、128を例えば第2フランジ144、146の先端144a、146a付近までトリム112の他方の開口部160に挿入させる。
トリム112に取付けられた状態で第2規制形状127、129を可動方向にスライドさせて、2つの第2規制部126、128がトリム112の他方の開口部160に挿入されると、第1規制形状123は、仕切り板116の本体118の一端120を起点にして第1フランジ134が撓る。さらに第1長さLaが第2長さLbより短いため、トリム112の孔部138の側壁166と第1規制部122との嵌合が解除されて、トリム112から取り外される。その後、仕切り板116を可動方向(図5(c)の矢印Eの左方向)にスライドさせて、2つの第2規制形状127、129を他方の開口部160から取り出すことで、仕切り板116をトリム112から容易に取り外すことができる。
本実施形態によれば、仕切り板116は、トリム112に取付けられた状態でトリム112に対して本体118の可動方向、法線方向の位置が第1規制部122、第2規制部126、128によりそれぞれ規制されるため、トリム112に対して安定して固定できる。また仕切り板116は、第1規制部122および第2規制部126、128を成す第1規制形状123および第2規制形状127、129が本体118とともに一体成形されているので、部品点数を増加させることなくトリム112に対して仕切り板116を安定して固定できる。さらに、仕切り板116は、本体118から法線方向に張り出した第1フランジ134および第2フランジ144、146を有するので、剛性が高まり、トリム112への固定が安定する。
本実施形態によれば、仕切り板116の第1規制部122から本体端部168までの第1長さLaが第2規制部126、128から本体端部174、176までの第2長さLbより短い。このため、上記したように仕切り板116の本体118を可動方向にスライドさせるだけで、仕切り板116をトリム112から取り外すことができる。さらにトリム112の段差を成す部分156を跨ぐ2つの平坦な部分152、154に形成された2つの開口部148、150に仕切り板116の第2規制部126、128がそれぞれ挿入される。このため、トリム112が凹凸形状を成すような複雑なデザインであっても、仕切り板116をトリム112に安定して固定できる。
本実施形態によれば、2つの第2規制形状127、129同士が連結部130によってつながれているので、第2規制形状127、129の剛性を高めることができる。また連結部130は、第2規制部126、128とともにトリム112の長穴158に挿入されるため、仕切り板116をトリム112に取付けるあるいは取り外す際のガイドとなり、仕切り板116をトリム112に容易に着脱できる。
なお本実施形態では第2規制部126、128は2つとしたが、これに限定されない。一例として第2規制部は、トリム112の他方の開口部160の対向する側壁170、172にそれぞれ当接し、トリム112に対する仕切り板116の本体118の法線方向に沿った動きを規制できるのであれば、さらに複数設けてもよい。また本実施形態の仕切り板116に一体成形した第1規制形状123、第2規制形状127、129、連結部130およびフック132の位置は、適宜変更可能であり、以下図6、図7を参照して説明する。
図6は、図3の仕切り板116の変形例を示す図である。一例として図6(a)に示す仕切り板116Aは、フック132に代えて第1規制形状123Aを本体118Aの一端120に一体成形している。これにより、仕切り板116Aは、2つの第1規制形状123、123Aによって、トリム112に対する仕切り板116の本体118Aの可動方向に沿った動きを確実に規制することができる。
図6(b)に示す仕切り板116Bは、本体118Bの一端120に一体成形された2つの第2規制形状127A、129Aおよび連結部130Aと、本体118Bの他端124に一体成形された第1規制形状123Bおよびフック132Aとを有する。このような仕切り板116Bであっても、部品点数を増加させることなくトリム112に対して安定して固定でき、さらにトリム112から容易に取り外すことができる。
図7は、図3の仕切り板116の他の変形例を示す図である。一例として図7(a)に示す仕切り板116Cは、第1規制形状123Cおよびフック132Bを本体118Cの上端178に一体成形し、2つの第2規制形状127B、129Bおよび連結部130Bを本体118Cの下端180に一体成形している。この仕切り板116Cでは、トリムのデザインとして、本体118Cの上端178、下端180に対応するトリムの面に一方および他方の開口部がそれぞれ形成されているものを想定している。すなわち仕切り板116Cは、このようなデザインのトリムに安定して固定でき、さらにトリムから容易に取り外すことができる。
図7(b)に示す仕切り板116Dは、2つの第2規制形状127C、129Cおよび連結部130Cを本体118Dの上端178に一体成形し、第1規制形状123Dおよびフック132Cを本体118Dの下端180に一体成形している。この仕切り板116Dでは、トリムのデザインとして、本体118Dの上端178、下端180に対応するトリムの面に一方および他方の開口部がそれぞれ形成されているものを想定している。すなわち仕切り板116Dは、このようなデザインのトリムに安定して固定でき、さらにトリムから容易に取り外すことができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車室内の荷室に面した内装部材であり荷室を拡張するように窪んだ収納部を有するトリムと、トリムに取付けられて荷室と収納部とを仕切る仕切り板とを備える車両荷室仕切り板取付構造に利用することができる。
100…車両荷室仕切り板取付構造、102…車両、104…リアシート、106…シートバック、108…荷物、110…目隠し用カバー、112…トリム、114…収納部、116、116A〜116D…仕切り板、118、118A〜118D…本体、120…本体の一端、122…第1規制部、123、123A〜123D…第1規制形状、124…本体の他端、126、128…第2規制部、127、127A〜127C、129、129A〜129C…第2規制形状、130、130A〜130C…連結部、132、132A〜132C…フック、134…第1フランジ、134a…第1フランジの先端、138、142…トリムの孔部、140…フランジ、140a…フランジの先端、144、146…第2フランジ、144a、146a…第2フランジの先端、148、150…開口部、152、154…平坦な部分、156…段差を成す部分、158…長穴、160…他方の開口部、162、164…第2規制部の部分、166、170、172…側壁、168、174、176…本体端部、178…本体の上端、180…本体の下端、E…可動方向、F…法線方向、La…第1長さ、Lb…第2長さ

Claims (4)

  1. 車室内の荷室に面した内装部材であり前記荷室を拡張するように窪んだ収納部を有するトリムと、該トリムに取付けられて前記荷室と前記収納部とを仕切る仕切り板とを備える車両荷室仕切り板取付構造において、
    前記トリムは、前記仕切り板が挿入される一方および他方の開口部を有し、
    前記仕切り板は、
    板状の本体と、
    前記本体の一端に一体成形され前記トリムの一方の前記開口部に着脱可能に嵌合して、前記本体の、一方の前記開口部と他方の前記開口部との間を結んだ可動方向に沿った動きを規制する第1規制部を有する第1規制形状と、
    前記本体の他端に一体成形され、前記可動方向に沿って前記トリムの他方の前記開口部に挿入され、前記本体の法線方向に沿った互いに対向する方向で前記トリムと当接することで前記本体の前記法線方向に沿った動きを規制する第2規制部を有する第2規制形状とを有し、
    前記第1規制部から前記板状の本体端部までの前記可動方向に沿った長さは、前記第2規制部から前記板状の本体端部までの前記可動方向に沿った長さより短いことを特徴とする車両荷室仕切り板取付構造。
  2. 前記第1規制形状は、前記本体の一端から前記法線方向に張り出した第1フランジと、前記第1フランジの先端から前記可動方向に沿って前記本体から遠ざかるように延びていて前記トリムに挿入され該トリムに嵌合する前記第1規制部とを含み、
    前記第2規制形状は、前記本体の他端から前記法線方向に張り出した第2フランジと、前記第2フランジの先端から前記可動方向に沿って前記本体から遠ざかるように延びていて前記トリムに挿入される前記第2規制部とを含むことを特徴とする請求項1に記載の車両荷室仕切り板取付構造。
  3. 前記トリムの他方の前記開口部は、段差を成す部分と、前記段差を成す部分を跨ぐ2つの平坦な部分とを含み、前記平坦な部分は2つの開口部を有し、
    前記仕切り板の前記第2規制形状は、前記トリムの前記平坦な部分および前記段差を成す部分に沿った形状を有し、
    前記第2規制形状は、前記トリムの2つの開口部にそれぞれ挿入される2つの前記第2規制部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の車両荷室仕切り板取付構造。
  4. 前記トリムの他方の前記開口部は、前記平坦な部分と前記段差を成す部分とをつなぐ1つの長穴を含み、
    前記仕切り板は、前記2つの第2規制部の間で前記第2規制形状同士をつなぎ該第2規制部とともに前記長穴に挿入される連結部を有することを特徴とする請求項3に記載の車両荷室仕切り板取付構造。
JP2015167847A 2015-08-27 2015-08-27 車両荷室仕切り板取付構造 Active JP6578819B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015167847A JP6578819B2 (ja) 2015-08-27 2015-08-27 車両荷室仕切り板取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015167847A JP6578819B2 (ja) 2015-08-27 2015-08-27 車両荷室仕切り板取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017043234A true JP2017043234A (ja) 2017-03-02
JP6578819B2 JP6578819B2 (ja) 2019-09-25

Family

ID=58211019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015167847A Active JP6578819B2 (ja) 2015-08-27 2015-08-27 車両荷室仕切り板取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6578819B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3070651A1 (fr) * 2017-09-05 2019-03-08 Cera Aps Dispositif de garniture laterale d'un compartiment a bagages de vehicule automobile

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58178004A (ja) * 1982-04-13 1983-10-18 日産自動車株式会社 自動車用カバ−類の取付装置
JPS62192955U (ja) * 1986-05-30 1987-12-08
JPH04263804A (ja) * 1991-02-20 1992-09-18 Matsushita Electric Works Ltd 乾燥機
JPH11348668A (ja) * 1998-06-11 1999-12-21 Hino Motors Ltd 車両用小物入れ
JP2001213242A (ja) * 2000-01-31 2001-08-07 Toyota Autom Loom Works Ltd 車両用トリム
JP2009073376A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Daikyo Nishikawa Kk 蓋部材の取付構造
DE102012013168A1 (de) * 2012-07-02 2014-04-10 Volkswagen Aktiengesellschaft Behältereinrichtung für ein Fahrzeug, Innenraumverkleidung
CN104955300A (zh) * 2014-03-24 2015-09-30 霍弗·霍斯贝克及弗斯特两合公司 容纳盒的容纳开口的盖

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58178004A (ja) * 1982-04-13 1983-10-18 日産自動車株式会社 自動車用カバ−類の取付装置
JPS62192955U (ja) * 1986-05-30 1987-12-08
JPH04263804A (ja) * 1991-02-20 1992-09-18 Matsushita Electric Works Ltd 乾燥機
JPH11348668A (ja) * 1998-06-11 1999-12-21 Hino Motors Ltd 車両用小物入れ
JP2001213242A (ja) * 2000-01-31 2001-08-07 Toyota Autom Loom Works Ltd 車両用トリム
JP2009073376A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Daikyo Nishikawa Kk 蓋部材の取付構造
DE102012013168A1 (de) * 2012-07-02 2014-04-10 Volkswagen Aktiengesellschaft Behältereinrichtung für ein Fahrzeug, Innenraumverkleidung
CN104955300A (zh) * 2014-03-24 2015-09-30 霍弗·霍斯贝克及弗斯特两合公司 容纳盒的容纳开口的盖

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3070651A1 (fr) * 2017-09-05 2019-03-08 Cera Aps Dispositif de garniture laterale d'un compartiment a bagages de vehicule automobile

Also Published As

Publication number Publication date
JP6578819B2 (ja) 2019-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8714614B2 (en) Instrument panel
JP2019064586A (ja) 車両用ドアライニングの取付構造
JP2012247037A (ja) 部品の部材への取付構造
JP2014162288A (ja) ハンドル装置
JP6578819B2 (ja) 車両荷室仕切り板取付構造
JP2008230587A (ja) コンソール取付部構造
US8434810B2 (en) Surrounding structure of storage compartment of instrument panel
JP6076731B2 (ja) 樹脂爪構造
JP6653288B2 (ja) グロメット
JP5296433B2 (ja) 収納装置
CN108454529B (zh) 交通工具用内饰件
JP4203580B2 (ja) 車両の収納装置
JP5235524B2 (ja) カップホルダー取付構造
JP6125198B2 (ja) 車両用コンソールボックス
JP6346805B2 (ja) 収納容器、収納容器ユニット及び収納容器付き車両用シート
JP7234786B2 (ja) 車両用外装部材の取付構造
KR101648088B1 (ko) 맵포켓에 추가로 구비된 수납구조물
JP6238118B2 (ja) グローブボックス取付構造
JP6418489B2 (ja) 車両の荷室構造
JP2014189217A (ja) スイッチの取付構造
JP6281407B2 (ja) 車両用内装材
JP6221673B2 (ja) 車両用内装の収納部周辺構造
JP2005081895A (ja) インストルメントパネル構造
JP2021049921A (ja) ヘッダートレイ
JP2010163094A (ja) 荷室用仕切り部材の取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20180717

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180720

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190711

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190812

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6578819

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151