JP2017042068A - プランター - Google Patents

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Abstract

【課題】位置や向きをずらして階段状に段積みする場合の利便性の向上を図ることができるプランターを提供する。【解決手段】プランター1は、上方に開口する箱状をなすとともに、発泡樹脂により構成され、植物を植栽可能な内容器2と、上方に開口する箱状をなし、内容器2を収容可能な外容器3とを備えている。また、外容器3同士が同じ向きで水平方向に位置をずらして上下に積み重ねられた状態、又は、外容器3同士が90度ずつ水平に回転した向きで上下に積み重ねられた状態において、下側に位置する外容器3の内側に形成される収容スペース35のうち、当該外容器3の上側に直接重ねられている外容器3と上下に重なっている被覆部位36には位置させることなく、上方に露出している露出部位37に収まるように、内容器2が嵌装可能に構成されている。【選択図】 図7

Description

本発明は、植物の栽培や展示に使用されるプランターに関するものである。
一般に、草花や野菜等の栽培や展示に使用されるプランターは、上方に開口する箱型をなし、その内側に培養土等が入れられて、草花等が植えられるようになっている。また、草花等が植えられた状態にあるプランター同士を上下に積み重ねる(段積みする)ことができるように構成されたものもある(例えば、特許文献1等参照。)。
特開2001−211752号公報
ところで、ガーデニング等では、複数のプランターを並べて、草花等の組合わせを楽しむこと等が行われている。そこで、上記特許文献1に記載のプランターを使用する場合には、水平方向における位置や向きをずらすようにしてプランターを段積みし、草花等を階段状に配置することも考えられる。
しかしながら、下側のプランターのうち、上側のプランターと上下に重なる部分については、日光が届き難く、また、水やり等の世話もし難い。さらには、上側のプランターにより草花等の成長の余地もない上、草花等が植えられていたとしても観賞することができない。従って、当該部分に草花等を植えたとしても育ち難い、或いは、育たない等といった事態を招くことが懸念され、事実上のデッドスペースとなってしまうおそれがある。
本発明は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであって、その目的は、位置や向きをずらして階段状に段積みする場合の利便性の向上を図ることができるプランターを提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.上方に開口する箱状をなすとともに、発泡樹脂により構成され、植物を植栽可能な内容器と、
上方に開口する箱状をなし、前記内容器を収容可能な外容器とを備え、
前記外容器同士を同じ向きで上下に真っ直ぐに積み重ね可能、及び、前記外容器同士を同じ向きで水平方向に位置をずらして上下に積み重ね可能、並びに、前記外容器同士を90度ずつ水平に回転させた向きで上下に積み重ね可能に構成されたプランターであって、
前記外容器同士が同じ向きで水平方向に位置をずらして上下に積み重ねられた状態、又は、前記外容器同士が90度ずつ水平に回転した向きで上下に積み重ねられた状態において、
下側に位置する前記外容器の内側に形成される収容スペースのうち、当該外容器の上側に直接重ねられている前記外容器と上下に重なっている被覆部位には位置させることなく、上方に露出している露出部位に(丁度)収まるように、前記内容器が嵌装可能に構成されていることを特徴とするプランター。
手段1によれば、外容器同士を同じ向きで水平方向に位置をずらして上下に積み重ねたり、或いは、外容器同士を90度ずつ水平に回転させた向きで上下に積み重ねたりした場合に、外容器の収容スペースのうち上側に外容器が重ねられて隠れてしまう被覆部位に対しては内容器を設置することなく、上方に開口する露出部位にのみ内容器を設置することが可能となる。また、腐葉土等を入れて草花等を植えた内容器を外容器の露出部位に収容させたとしても、当然、内容器に入れられた腐葉土等が、被覆部位に雪崩れ込む等のおそれはない。このため、被覆部位に対し、園芸用のツール(スコップ等)や、使い切れずに袋に残った腐葉土や栄養剤等を、外側からはあまり見えないように効率良く収納しておくこと等が可能となる。従って、意匠性の低下を招くことなく、被覆部位の有効活用を図ることができる。結果として、外容器の位置や向きをずらしつつ、プランターを階段状に段積みする場合の利便性の向上を図ることができる。
さらに、例えば、内容器が外容器の内寸とほぼ同じ大きさで構成される場合のように、被覆部位にまで必要のない内容器が配置されたり、例えば、内容器が設けられない、或いは、内容器が露出部位よりも広範囲に存在する場合のように、被覆部位にまで腐葉土等を入れたりするといった無駄をなくすことができ、コストの削減等を図ることができる。
尚、「内容器が嵌装可能」とあるのは、内容器が露出部位に対応した形状に形成されていることを意図しており、内容器が外容器の内面に圧接されるような格好で露出部位に設置される構成や、内容器が外容器の内面との間に若干の隙間が形成されるような格好で露出部位に設置される構成が含まれる趣旨である。
手段2.前記外容器は、貯水可能な貯水部を備え、
前記貯水部の水を、毛細管現象により、前記内容器の内部空間に供給する給水手段が設けられ、
前記内容器の底壁部は、前記外容器の底壁部と当接して支持される支持部と、前記外容器の底壁部との間に空間が形成される一般部とを備え、
前記一般部と前記外容器の底壁部との間に形成される空間において、前記貯水部が形成されるとともに、前記給水手段の一部が設置されていることを特徴とする手段1に記載のプランター。
手段2によれば、プランターを外容器及び内容器の2層構造とし、内容器の底壁部において、支持部と一般部とを設けることによって、外容器と内容器との間に、貯水部と、給水手段を設置するスペースとを確保することができるとともに、内容器の内側空間まで水に浸かってしまうといった事態を避けることができる。
手段3.前記内容器の外面において上下に延びる凹部が形成されていることを特徴とする手段1又は2に記載のプランター。
手段3によれば、植物支持用の棒を、凹部に挿入するようにして、内容器と外容器との間に挟んで立てることができる。特に、内容器は、発泡樹脂により構成されていることから、植物支持用の棒をよりスムースに凹部に挿入させることができるとともに、植物支持用の棒の取付状態を安定させることができる。
また、手段2に対応しては、プランターの上方から、凹部を介して、貯水部に水を供給することができる。従って、外容器の内周面と、内容器の外周面との間のほとんど隙間が形成されないような構成であっても、凹部を介して、貯水部に対し直接的に(内容器の腐葉土等を介さずに)給水を行うことができる。
プランターの上面側斜視図である。 外容器の下面側斜視図である。 内容器の上面側斜視図である。 内容器の下面側斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 プランターを階段状に段積みした状態を示す斜視図である。 図7のC−C線断面図である。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。図1等に示すように、プランター1は、上方に開口する箱状をなし、草花等の植物を植栽可能な内容器2と、上方に開口する箱状をなし、内容器2を収容可能な外容器3とを備えている。本実施形態では、内容器2は、発泡ポリプロピレンにより構成され、外容器3は、非発泡のポリプロピレンにより構成されている。
図3、図4等に示すように、内容器2は、平面視略正方形状の底壁部11と、底壁部11の側辺部からそれぞれ上方に延出する側壁部12とを備えている。また、内容器2は、底壁部11の下面から下方に突出する支持部13を備えている。支持部13は、底壁部11の4隅に設けられた隅支持部13aと、底壁部11の中央部に設けられた中央支持部13bと、底壁部11の各側辺部の中央部に設けられた中間支持部13cとによって構成されている。
さらに、底壁部11のうち、支持部13が設けられていない一般部14において、底壁部11を上下に貫通する貫通孔15が形成されている。本実施形態では、中央支持部13bを囲うようにして、8か所(中央支持部13bと各中間支持部13cとの間の部位、及び、中央支持部13bと各隅支持部13aとの間の部位)に貫通孔15が形成されている。
また、内容器2は、側壁部12の上辺部を含む部位から外方に突出する庇部16を備えている。加えて、内容器2の側壁部12のうち、各中間支持部13cと連続する部位(以下、中間対応部位17と称する)については、側壁部12から外方に突出して、庇部16の外面と面一とされている。さらに、本実施形態では、側壁部12の外面には、各中間対応部位17の横幅方向中央部を通るようにして、内容器2の上端部から下端部にかけて上下に延びる凹部18が形成されている。当該凹部18は、上端部側から下端部側に向かって次第に横幅が広がるようにして形成されている。
図1、図2等に示すように、外容器3は、平面視略矩形状の底壁部21と、底壁部21の側辺部からそれぞれ上方に延出する側壁部22とを備えている。さらに、外容器3は、側壁部22の上辺部から外方に延出する上フランジ部23と、側壁部22の下辺部から外方に延出する下フランジ部24とを備えている。
図7に示すように、本実施形態の外容器3には、内容器2を横並びで3つ収容可能な大容器3aと、内容器2を横並びで2つ収容可能な中容器3bと、内容器2を1つだけ収容可能な小容器3cとが存在する。小容器3cは平面視正方形状をなし、中容器3bの長手方向における幅は小容器3cの幅の2倍の長さをなし、大容器3aの長手方向における幅は小容器3cの幅の3倍の長さをなしている。尚、外容器3のうち大容器3a及び中容器3bに関して、底壁部21の各長辺部からそれぞれ上方に延出する側壁部22を「長辺側側壁部22a」とも称し、底壁部21の各短辺部からそれぞれ上方に延出する側壁部22を「短辺側側壁部22b」とも称することとする。
加えて、図5、図6等に示すように、本実施形態では、内容器2を外容器3に収容した場合に、内容器2の庇部16及び中間対応部位17と、外容器3の内周面とが当接又は近接するように構成されている。さらに、図1に示すように、当該収容状態において、内容器2の凹部18に対して植物支持用の棒31を挿入することで、植物支持用の棒31を内容器2と外容器3との間に挟んで立てることができるようになっている。
また、図5等に示すように、外容器3には、貯水可能な貯水部26が設けられている。より具体的に説明すると、本実施形態の外容器3の底壁部21、及び、側壁部22には孔等の開口部が形成されていない。さらに、外容器3の底壁部21の上面は平坦面となっている。これに対し、上記のように、内容器2の底壁部11の下面側には、底壁部11から下方に突出し、内容器2が外容器3に収容された状態では外容器3の底壁部21の上面に当接して支持される複数の支持部13が形成されている。当該構成により、内容器2を外容器3に収容した状態において、内容器2の底壁部11のうち支持部13が設けられていない部位である一般部14と、外容器3の底壁部21との間には空間が形成されることとなる。そして、外容器3と内容器2との間に水を注ぐことにより、かかる空間において水を貯めておくことができるようになっている。本実施形態では、かかる空間によって「貯水部26」が構成されている。
さらに、内容器2の底壁部11の一般部14に形成された貫通孔15に対して、貯水部26の水を、毛細管現象により、内容器2に収容された腐葉土等、ひいては、植栽された草花等に供給する給水手段としての給水ロープ32が設置されている。より具体的には、空の状態にある内容器2の内側から、給水ロープ32の両端部がそれぞれ別々の貫通孔15に挿通される。そして、該内容器2が外容器3に設置されることで、貫通孔15を介して底壁部11の下方に延出した給水ロープ32の両端部が、貯水部26に設置されることとなる。給水ロープ32の両端部から吸い上げられた貯水部26の水は、内容器2に入れられた腐葉土等に埋設されている給水ロープ32の中央部側へと浸透し、腐葉土等を介して草花等に供給されるようになっている。
また、外容器3は、底壁部21の下面から下方に突出する複数の支持部27を備えている。例えば、図2に示すように、中容器3bの底壁部21には、2行4列で並ぶ8つの支持部27が形成されている。各支持部27は、略正方形枠状の外リブ27aと、外リブ27aの内周側に設けられる格子状の内リブ27bとを備えている。8つの支持部27の外リブ27aの少なくとも1辺(コーナー部に対応する支持部27については2辺)は、底壁部21の外周(底壁部21と、下フランジ部24との境界部)に沿って形成されるとともに、支持部27同士は、上フランジ部23の突出長と、側壁部22の厚みとを足した長さの2倍の長さよりも若干長い距離を離間するようにして配置されている。さらに、支持部27の底壁部21からの突出長は、外容器3の側壁部22の上辺部と、外容器3に収容された内容器2の側壁部12の上辺部との間の距離よりも短く構成されている(図8参照)。
そして、同じ型の外容器3同士を同じ向きで上下に真っ直ぐに積み重ねた(段積みした)場合には、上側の外容器3の支持部27の全てが、下側の外容器3の側壁部22の内周側に挿入されるとともに、上側の外容器3の下フランジ部24の下面が、下側の外容器3の上フランジ部23の上面に支持されることとなる。また、かかる段積み状態においては、上側の外容器3の支持部27の外周面が、下側の外容器3の側壁部22の内周面に当接、又は、近接する。これにより、上下の外容器3の水平方向における相対変位が防止されるようになっている。
また、例えば、図7、図8に示すように、長辺側側壁部22a同士を対向させるようにして並べられた3つの大容器3aの上方に対し、大容器3aや中容器3bを(長手方向が一致する向きから)水平に90度回転させた向きで段積みする場合には、上側の外容器3が、下側の互いに隣接する一対の外容器3の長辺側側壁部22aを跨ぐようにして設置されることとなる。このとき、上側の外容器3の支持部27の間に形成される空間に対し、下側の一対の外容器3の長辺側側壁部22aの上辺部及び上フランジ部23が挿入されるとともに、当該下側の一対の外容器3の長辺側側壁部22aの上辺部及び上フランジ部23によって、上側の外容器3の底壁部21の下面が支持されることとなる。さらに、上側の外容器3の下フランジ部24のうち短辺側側壁部22bに対応する部位の下面が、下側の外容器3の長辺側側壁部22a及び上フランジ部23の上面によって支持されることとなる。また、かかる段積み状態においては、上側の外容器3の支持部27の外周面が、下側の外容器3の側壁部22の内周面に当接、又は、近接する。これにより、下側の外容器3の短手方向における下側の外容器3に対する上側の外容器3の相対変位が防止されるようになっている。
さて、図7、図8に示すように、大容器3a及び中容器3bに関して外容器3同士を水平に90度ずつ回転させた向きで段積みする、又は、中容器3bに小容器3cを載せるといった具合に大きさの異なる外容器3同士を段積みする、或いは、図示はされていないが、外容器3同士を同じ向きで水平方向に位置をずらして(一部がはみ出すようにして)段積みすることにより、外容器3に植栽された草花等を階段状に配置することができる。この場合には、下側の外容器3の内側に形成される収容スペース35において、当該外容器3の上側に直接重ねられている外容器3と上下に重なっている被覆部位36(図8参照)と、上方に露出している露出部位37とが形成されることとなる。
本実施形態では、外容器3のうち、小容器3cが1つの内容器2を収容可能な大きさとされ、中容器3bが内容器2を2つ横並びで収容可能な大きさとされ、大容器3aが内容器2を3つ横並びで収容可能な大きさとされている。これにより、大容器3aや中容器3bに対して、当該大容器3aや中容器3bの収容スペース35のうち、内容器2の2つ分、或いは、1つ分のスペースを覆うようにして、その上側に、大容器3aや中容器3bや小容器3cを段積みすることができ、結果として、下側の大容器3aや中容器3bの収容スペース35においては、内容器2を1つ分、或いは、2つ分収容可能なスペースを露出部位37として確保することができる。従って、下側の外容器3の収容スペース35のうち、当該外容器3の被覆部位36には位置させることなく、露出部位37に丁度収まるようにして、内容器2を嵌装可能となっている。
以上詳述したように、本実施形態によれば、外容器3同士を90度ずつ水平に回転させた向きで段積みしたり、所定の外容器3の上側に、当該外容器3よりも小さい外容器3を段積みしたりした場合に、外容器3の収容スペース35のうち上側に外容器3が重ねられて隠れてしまう被覆部位36に対しては内容器2を設置することなく、上方に開口する露出部位37にのみ内容器2を設置することが可能となる。また、腐葉土等を入れて草花等を植えた内容器2を外容器3の露出部位37に収容させたとしても、当然、内容器2に入れられた腐葉土等が、被覆部位36に雪崩れ込む等のおそれはない。このため、被覆部位36に対し、園芸用のツール(スコップ等)や、使い切れずに袋に残った腐葉土や栄養剤等を、外側からはあまり見えないように効率良く収納しておくこと等が可能となる。従って、意匠性の低下を招くことなく、被覆部位36の有効活用を図ることができる。結果として、外容器3の位置や向きをずらしつつ、プランター1を階段状に段積みする場合の利便性の向上を図ることができる。
さらに、例えば、内容器2が外容器3の内寸とほぼ同じ大きさで構成される場合のように、被覆部位36にまで必要のない内容器2が配置されたり、例えば、内容器2が設けられない、或いは、内容器2が露出部位37よりも広範囲に存在する場合のように、被覆部位36にまで腐葉土等を入れたりするといった無駄をなくすことができ、コストの削減等を図ることができる。
尚、内容器2を発泡樹脂により構成することで、内容器2内部の断熱・保温性を高めることができ、内容器2内部の極端な温度変化等に起因する草花等への悪影響を防止することができる。また、外容器3(大容器3a)において内容器2の2つ分の露出部位37を確保することができる場合には、当該外容器3の上側に段積みされる外容器3を取除かなくても、前記外容器3に収容されている内容器2の交換を行うこともできる。
また、本実施形態によれば、プランター1が外容器3及び内容器2の2層構造とされ、内容器2の底壁部11において、底壁部11から下方に突出して外容器3の底壁部21に支持される支持部13が設けられている。これにより、内容器2の底壁部11のうち支持部13が設けられていない一般部14と、外容器3の底壁部21との間に、貯水部26と、給水ロープ32の両端部を設置するスペースとを確保することができるとともに、内容器2の内側空間まで水に浸かってしまうといった事態を避けることができる。
さらに、本実施形態では、内容器2の外面において上下に延びる凹部18が形成されている。このため、植物支持用の棒31を、凹部18に挿入するようにして、内容器2と外容器3との間に挟んで立てることができる。特に、内容器2は、発泡樹脂により構成されていることから、植物支持用の棒31をよりスムースに凹部18に挿入させることができるとともに、植物支持用の棒31の取付状態を安定させることができる。
また、本実施形態の凹部18は、内容器2の上端部から下端部にかけて形成されている。このため、植物支持用の棒31を取付けていない状態では、プランター1の上方から、凹部18を介して、貯水部26に水を供給することができる。従って、外容器3の内周面と、内容器2の外周面との間のほとんど隙間が形成されないような構成であっても、凹部18を介して、貯水部26に対し直接的に(内容器2の腐葉土等を介さずに)給水を行うことができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)外容器3の形状は特に限定されるものではなく、適宜設計変更可能である。例えば、内容器2を2行3列や3行3列で並べて設置できるように構成してもよい。さらに、上記実施形態では、外容器3が貯水可能に構成されているが、底壁部21や側壁部22に水抜き孔が形成される等して、貯水不可能な構成としてもよい。
また、外容器3に収容される内容器2の形状についても特に限定されるものではなく、さらには、内容器2の形状として複数パターン存在するように構成してもよい。例えば、上記実施形態の内容器2の幅を2倍、4倍(例えば、上記実施形態の内容器2を2行2列で並べたような平面視略正方形状)、1.5倍、0.5倍にしたような内容器2のバリエーションを増やすこととしてもよい。また、例えば、貫通孔15を省略したり、凹部18を省略したりすることも可能である。さらに、例えば、貯水部26への給水用の開口部を設けるべく、庇部16のコーナー部を切欠いたような形状としてもよい。尚、本実施形態では、外容器3と内容器2との2層式であるため、凹部18に土等が詰まってしまったとしても、内容器2を持ち上げる等して簡単に除去することができる。
(b)さらに、外容器3と、内容器2との間の位置決め手段を設けることとしてもよい。例えば、外容器3の底面において、内容器2の支持部13の下部を挿入可能な凹部を形成し、支持部13と、凹部とによって位置決め手段を構成することとしてもよい。尚、内容器2の外周面、及び、外容器3の内周面に凹凸を形成することで、位置決め手段を設ける構成に比べ、内容器2の上部開口部の面積が小さくなったり、該上部開口部の形状が歪になったりするといった事態を回避することができ、意匠性の向上等を図ることができる。
また、例えば、内容器2の(外側の)幅を、外容器3の収容スペース35の短手幅と同じ、或いは、若干広く構成し、内容器2を外容器3に圧入する(外容器3の一対の長辺側側壁部22aに圧接する)ように構成してもよい。この場合、外容器3に対する内容器2の水平方向における位置ずれだけでなく、上下方向における位置ずれ(水圧による浮き上がり等)を防止することができ、位置決め効果がより一層奏されることとなる。尚、上記実施形態の庇部16や中間対応部位17のように、内容器2の側壁部12の外面から部分的に突出する突出部が形成されることで、例えば、内容器2の所定の側壁部12の外面が全体的に外容器3に圧接する場合に比べて、外容器3に対する内容器2の着脱作業性の向上、貯水部26の貯水量の増大等を図ることができる。
(c)また、外容器3の側壁部22において、外容器3の底壁部21の底面よりも上方、かつ、外容器3に収容された内容器2の底壁部11の底面(より望ましくは下面)よりも下方の位置に対し、水抜き孔を形成することとしてもよい。この場合、外容器3に収容された内容器2の底壁部11の上面よりも上方にまで外容器3に貯水されることで、内容器2の入れられた腐葉土等が水に浸かり、内容器2に植えられた草花等が根腐れを起こしてしまうといった事態を防止することができる。特に、本実施形態のプランター1は2層構造であり、外容器3に水がどの程度溜まっているかが外からでは分かり難い状況となる場合もあることから、貯水量を制限することのできる水抜き孔を形成することで根腐れを防止するといった作用効果がより顕著に奏されることとなる。
さらに、水抜き孔を塞ぐ閉塞手段(嵌め込み式の栓でもよいし、雄ねじと雌ねじとを螺合させるキャップでもよい)を設けることとしてもよい。また、水抜き孔を複数箇所に設け、前記閉塞手段を用いて、適宜開放するように構成してもよい。
加えて、複数の外容器3をずらして段積みした状態において、上側の外容器3の水抜き孔から排出された水が、下側の外容器3の貯水部26に(効率的に)流入するように構成してもよい。例えば、複数の外容器3の長手方向を揃えて段積みした場合、及び、複数の外容器3の長手方向を90度ずつ回転させた向きで段積みした場合のどちらであっても、上側の外容器3の水抜き孔から排出された水が、下側の外容器3の側壁部12から離間した位置に落下させることができるように、外容器3の長辺側側壁部22aや短辺側側壁部22bにそれぞれ水抜き孔を形成し、適宜開閉させることとしてもよい。また、例えば、外容器3の外面側において、水抜き孔から下方に延びる導水溝を形成することとしてもよい。
尚、上記実施形態のプランター1を、土を使用しない水耕栽培用にアレンジしてもよい。例えば、外容器3は、貯水可能に構成されるとともに、ホース等と連結される給水孔及び排水孔を有し、内容器2は、野菜等を所定の姿勢で支持するための支持手段(例えば、野菜を所定位置で支持するための切欠き部が形成された蓋のようなもの)を備えるとともに、外容器3の貯水を流入出させる開口部を有するように構成してもよい。
(d)上記実施形態では、内容器2の底壁部11を凹凸させることで、内容器2の底壁部11において外容器3の底壁部21と当接して支持される部位(支持部13)と、外容器3の底壁部21から上方に離間する部位(一般部14)とが形成されるように構成されているが、例えば、内容器2の底壁部11を略平板状に構成する一方で、外容器3の底壁部21を凹凸させることで、支持部と一般部とが形成されるように構成してもよい。
尚、貯水部26の下面を、給水ロープ32が設置される部位に向けて若干下方傾斜させてもよい。また、貯水部26に水が溜められている状態において、被覆部位36に対し、物品を水に濡らすことなく設置可能とする台部材を別途設けることとしてもよい。
(e)上記実施形態では、外容器3はポリプロピレンにより構成されているが、ポリエチレン、PET、ポリアミド等その他の樹脂材料、木材、陶磁器、金属等により構成されることとしてもよい。また、内容器2は発泡ポリプロピレンにより構成されているが、発泡ポリエチレン、発泡ポリスチレン等のその他の発泡樹脂材料により構成されることとしてもよい。さらに、給水ロープ32の素材としても、特にポリエステルに限定されるものではなく、綿、ポリエチレン等のその他の材料により構成されることとしてもよい。
1…プランター、2…内容器、3…外容器、3a…大容器、3b…中容器、3c…小容器、11…底壁部、12…側壁部、13…支持部、14…一般部、15…貫通孔、18…凹部、21…底壁部、22…側壁部、23…上フランジ部、24…下フランジ部、26…貯水部、27…支持部、31…植物支持用の棒、35…収容スペース、36…被覆部位、37…露出部位。

Claims (3)

  1. 上方に開口する箱状をなすとともに、発泡樹脂により構成され、植物を植栽可能な内容器と、
    上方に開口する箱状をなし、前記内容器を収容可能な外容器とを備え、
    前記外容器同士を同じ向きで上下に真っ直ぐに積み重ね可能、及び、前記外容器同士を同じ向きで水平方向に位置をずらして上下に積み重ね可能、並びに、前記外容器同士を90度ずつ水平に回転させた向きで上下に積み重ね可能に構成されたプランターであって、
    前記外容器同士が同じ向きで水平方向に位置をずらして上下に積み重ねられた状態、又は、前記外容器同士が90度ずつ水平に回転した向きで上下に積み重ねられた状態において、
    下側に位置する前記外容器の内側に形成される収容スペースのうち、当該外容器の上側に直接重ねられている前記外容器と上下に重なっている被覆部位には位置させることなく、上方に露出している露出部位に収まるように、前記内容器が嵌装可能に構成されていることを特徴とするプランター。
  2. 前記外容器は、貯水可能な貯水部を備え、
    前記貯水部の水を、毛細管現象により、前記内容器に植栽された植物に供給する給水手段が設けられ、
    前記内容器の底壁部は、前記外容器の底壁部と当接して支持される支持部と、前記外容器の底壁部との間に空間が形成される一般部とを備え、
    前記一般部と前記外容器の底壁部との間に形成される空間において、前記貯水部が形成されるとともに、前記給水手段が設置されていることを特徴とする請求項1に記載のプランター。
  3. 前記内容器の外面において上下に延びる凹部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のプランター。
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