JP2017041321A - 電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】集電端子部材とガスケットとの相対的な回転による位置ずれが抑制された電池を提供すること。【解決手段】電池100は,発電要素13を収容するケース11と,ケース11の開口部を閉塞する蓋サブアッシ12とを有する。蓋サブアッシ12には,発電要素13と電気的に接続される集電端子部材31を含む負極用端子ユニット23が取り付けられている。さらに,電池100は,集電端子部材31と蓋部材21とをシールするガスケット32を備える。ガスケット32のシール部322は,集電端子部材31の座部313の座面314を覆い,ガスケット32の周縁部323は,集電端子部材31の座部313の側面316の少なくとも一部と,座面314の反対側の面である下面315の少なくとも一部と,を覆う。【選択図】図4

Description

本発明は,発電要素をケース内に収容し,ケースの開口部を蓋部材で閉塞する電池に関する。さらに詳細には,発電要素と電気的に接続されて蓋部材を挿通する集電端子部材と,蓋部材と集電端子部材との間をシールするガスケットとを備える電池に関する技術である。
電池は,携帯電話やパーソナルコンピュータ等の電子機器,ハイブリッド車両や電気自動車等の車両など,多岐にわたる分野で利用されている。例えば,車両分野で利用される電池には,ケースに発電要素を収納し,ケースの開口部に蓋部材を溶接することで,当該開口部を封止しているものがある。そして,一端部で発電要素と電気的に接続する集電端子部材の他端部を,蓋部材に設けられた貫通孔を貫通して蓋部材から延出させ,他端部の先端部を径方向に広げてかしめることで,発電要素とケースの外部に設けられる外部端子とを接続する技術がある。さらに,蓋部材と集電端子部材との間に挟まれたガスケットによって,電池内部の気密性と,蓋部材と発電要素との絶縁性と,が確保されている。
蓋部材と集電端子部材との間に挟まれるガスケットを有する電池としては,例えば,特許文献1に開示されているものがある。特許文献1には,ガスケットを集電端子部材の上面に当接させて,さらにその上から蓋部材等を重ね,集電端子部材の先端を押し広げてかしめるかしめ工程が開示されている。
特開2014−127277号公報
しかしながら,前記した従来の技術には,次のような問題があった。すなわち,かしめ工程としては,例えば,集電端子部材の先端部にかしめ治具をやや傾けて押し当て,押し当てたかしめ治具を先端部の軸心から外側へ渦巻き状に移動させつつ加圧する方法がある。この方法によるかしめ工程では,先端部に,軸方向への加圧力のみでなく,軸周りの回転力も加えられる可能性が高い。かしめ工程の初期では,集電端子部材とガスケットとが強力に圧接されているとは限らないため,この回転力によって,集電端子部材とガスケットとの相対的な回転による位置ずれが発生し易い。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,集電端子部材とガスケットとの相対的な回転による位置ずれが抑制された電池を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた電池は,発電要素と,開口部を有し,前記発電要素を収容するケースと,前記ケースの開口部に溶接され,前記開口部を閉塞する蓋部材と,前記発電要素と電気的に接続される集電端子部材であって,前記発電要素と電気的に接続される集電板と,前記蓋部材を前記蓋部材の厚さ方向となる上下方向に挿通する挿通部と,前記挿通部と直交する前記挿通部側の面である座面を有し,前記集電板及び前記挿通部と連続する座部と,前記挿通部と連続しており,前記蓋部材の外側で外部接続端子と電気的に接続され,前記挿通部より大径である頭部と,を備える前記集電端子部材と,前記蓋部材と前記集電端子部材とをシールするガスケットであって,前記挿通部を挿通させる筒状部と,前記座面を覆い,前記座部と前記蓋部材との間に形成されているシール部と,前記シール部から延設され,前記座部の側面の少なくとも一部と,前記座部の前記座面の反対側の面である下面の少なくとも一部と,を覆う周縁部と,を備える前記ガスケットと,を備えることを特徴としている。
本明細書に開示される電池は,座部を有する集電端子部材と蓋部材とをシールするガスケットを有する。ガスケットは,集電端子部材の座面を覆うシール部と,座面の反対側の面である下面の少なくとも一部を覆う周縁部と,を有している。
すなわち,本明細書に開示される電池では,集電端子部材の座部の少なくとも一部は,ガスケットのシール部と周縁部とによって,上下方向の両側から挟まれている。そして,かしめ部を形成するかしめ工程では,集電端子部材を,ガスケットや蓋部材等とともに上下方向に圧縮する。そのため,かしめ工程の初期でも集電端子部材の座部の少なくとも一部では,座面と下面との少なくとも一方とガスケットとが圧接される。これにより,かしめ工程での,集電端子部材とガスケットとの相対的な回転による位置ずれは抑制される。
本発明によれば,集電端子部材とガスケットとの相対的な回転による位置ずれが抑制された電池が提供される。
実施形態にかかる電池を示す断面図である。 図1のA部の拡大図である。 蓋サブアッシを示す分解斜視図である。 ガスケットと集電端子部材とを示す側面図である。 ガスケットと集電端子部材とを示す断面図である。 ガスケットと集電端子部材とを示す断面図である。 ガスケットと集電端子部材との裏面を示す斜視図である。 従来のガスケットの形状を示す説明図である。 従来のガスケットの形状を示す説明図である。 ガスケットの形状を示す説明図である。
以下,本発明にかかる電池を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。なお,以下の形態では,ハイブリッド自動車に車載されるリチウムイオン二次電池に本発明を適用する。
本形態にかかる電池100の断面図を,図1に示す。電池100は,図1に示すように,ケース11と,蓋サブアッシ12と,発電要素13と,を備えるリチウムイオン二次電池である。ケース11は,金属製であり,図1中で上方が開口している矩形箱状の容器である。蓋サブアッシ12は,ケース11の開口に溶接されて,ケース11を封止している。発電要素13は,正極板,負極板,及びセパレータを扁平形状に捲回した扁平型の捲回電極体である。発電要素13は,電解液とともにケース11の内部に封入されている。なお,以下では,図1中に示すように,ケース11に対して蓋サブアッシ12の側を上方として上下方向を規定する。
蓋サブアッシ12は,図1に示すように,蓋部材21と,正極用端子ユニット22と,負極用端子ユニット23とを備える。蓋部材21には,安全弁211と注液口212とが形成されている。また,蓋部材21の長手方向の両端部には,正極用端子ユニット22を取り付けるための貫通孔213と,負極用端子ユニット23を取り付けるための貫通孔214とが形成されている。なお,前述した上下方向は,蓋部材21の厚さ方向である。
蓋サブアッシ12のうち,蓋部材21への負極用端子ユニット23の取り付け部分である,図1中のA部を拡大して,図2に示す。なお,正極用端子ユニット22は,一部の部品の材質や取り付け向きが異なるのみで,負極用端子ユニット23とほぼ同様の構成を有している。以下では,負極用端子ユニット23を例にとって説明し,正極用端子ユニット22の説明は省略するが,本発明は,正極用端子ユニット22にも適用可能である。
図2に示すように,負極用端子ユニット23の取り付け部分には,ガスケット32と,蓋部材21と,インシュレータ33と,外部接続端子35と,が積み重ねられ,これらを集電端子部材31の挿通部318が挿通している。さらに,集電端子部材31は,挿通部318の下方の座部313と,挿通部318の上方の頭部317とを有している。座部313と頭部317とは,いずれも挿通部318よりも大径である。つまり,集電端子部材31は,挿通部318の上下で挿通部318よりも大径となっており,挿通部318にて挿通される各部材を挟み込んでいる。
ガスケット32とインシュレータ33とは,弾性を有する絶縁部材である。ガスケット32は,例えば,PFA(パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)にて一体的に形成されている。ガスケット32のシール部322は,集電端子部材31の座部313の上面である座面314を覆い,座部313と蓋部材21との間に形成されている。具体的には,シール部322は,座部313と蓋部材21とに挟まれている。ガスケット32の形状については後述する。インシュレータ33は,蓋部材21と外部接続端子35との間に挟み込まれている。
蓋部材21と集電端子部材31と外部接続端子35とは,いずれも金属製である。そして,図2に示すように,ガスケット32とインシュレータ33とによって,蓋部材21は,集電端子部材31や外部接続端子35と絶縁されている。また,集電端子部材31と外部接続端子35とは電気的に接続されている。さらに,ガスケット32とインシュレータ33とが弾性的に圧縮されて挟み込まれていることによって,電池100のケース11の内部が密閉されている。
蓋サブアッシ12に組み付けられる前の負極用端子ユニット23の各部品の形状を図3に示す。負極用端子ユニット23は,図3中の右側に示すように,集電端子部材31と,ガスケット32と,インシュレータ33と,ボルト34と,外部接続端子35とを含む。
組み付け前の集電端子部材31は,図3に示すように,集電板311と,柱状部312と,座部313とを備え,これらが銅等の金属で一体的に形成されている。集電板311は,途中で折り曲げられた帯状の金属板である。座部313は,略正方形の板状であり,その一辺にて集電板311に連結されている。柱状部312は,略円柱状であり,座部313の上面の中心から上方に延びている。座部313は,柱状部312の軸方向に対して直交している。
また,ガスケット32は,図3に示すように,円筒状の筒状部321と,筒状部321の周囲に延びる略正方形の板状のシール部322と,シール部322の外周から下方へ延びる周縁部323と,を備える。筒状部321の内側には,貫通孔325が形成されている。
ガスケット32と,蓋部材21と,インシュレータ33と,外部接続端子35には,それぞれ,集電端子部材31の柱状部312を貫通させる貫通孔が形成されている。具体的に,組み立て時には,集電端子部材31の柱状部312を,ガスケット32の貫通孔325と,蓋部材の貫通孔214と,インシュレータ33の貫通孔331と,外部接続端子35の貫通孔351とに,この順に貫通させる。
なお,外部接続端子35には,柱状部312を貫通させる貫通孔351の他に,ボルト34を貫通させるための貫通孔352が形成されている。ボルト34は,金属製であり,上部が貫通孔352を貫通して,下部がインシュレータ33と外部接続端子35との間に挟み込まれる。ボルト34は,外部接続端子35と電気的に接続され,電池100の負極端子として機能する。組み立て後の電池100では,インシュレータ33は,蓋部材21と外部接続端子35との間を絶縁するとともに,蓋部材21とボルト34との間も絶縁する。
集電端子部材31とガスケット32との関係について,図4〜図6を参照してさらに説明する。図4は,組み立て前の集電端子部材31とガスケット32とを,図3の左手前側から見た側面図である。図5と図6は,集電端子部材31をガスケット32に嵌め込んだ状態の断面図である。図5は,図4の右方から見た中心断面図であり,図6は,図4の手前側から見た中心断面図である。
集電端子部材31の柱状部312は,図4に示すように,座部313の上面である座面314と直交して上方へ延びている。座面314は,柱状部312の軸方向に直交し,柱状部312から周囲に延びる平面である。なお,以下では,座部313の下側の面を下面315,座部313のうち座面314と下面315以外の外面であって,座部313の厚さ方向の外周をなす面を側面316とする。
柱状部312の上端は,後述するかしめ工程にてかしめられる部分である。そのため,柱状部312の上端には,中央にくぼみが形成されている。なお,組み立て後の電池100では,柱状部312は,かしめ工程によって変形され,図2に示した頭部317と挿通部318とになる。以下では,柱状部312の中心軸の位置を,軸心とする。
集電端子部材31の集電板311は,図4に示すように,上下方向に長い平板状であって,座部313の一辺と接続する部分は,軸心側へ斜め下方に延びる上部319となっている。つまり,集電板311の上部319と,座部313とは,鋭角をなして連続している。そして,組み立て後の電池100では,集電板311の下端部は,ケース11の内部で発電要素13の負極板と電気的に接続される。
ガスケット32は,概略,下側が開放している箱状である。図4中でガスケット32の内部の破線の内側は空洞となっている。この空洞部分の形状は,集電端子部材31の座部313周辺の形状とほぼ同形である。集電端子部材31とガスケット32とは,ガスケット32の内部の空洞部分に集電端子部材31の座部313周辺が入り込むように組み付けられる。
集電端子部材31がガスケット32に嵌め込まれた状態では,図5と図6に示すように,集電端子部材31の柱状部312は,ガスケット32の筒状部321を貫通して上方へ突出する。ガスケット32の筒状部321の上下方向の長さは,集電端子部材31の柱状部312の上下方向の長さよりも短い。また,ガスケット32の貫通孔325の内径は,集電端子部材31の柱状部312の外径と等しいか,やや大きい。なお,筒状部321の外径は,蓋部材21の貫通孔214の内径よりも小さい。
集電端子部材31がガスケット32に嵌め込まれた状態では,図5と図6に示すように,集電端子部材31の座部313の座面314は,ガスケット32のシール部322にて覆われる。また,集電端子部材31の座部313の側面316は,ガスケット32の周縁部323にて覆われる。
さらに,図4に示すように,ガスケット32には,周縁部323の下部に,周縁部323の下端から内向きに折り返され,内周側に延びる脚部324が設けられている。脚部324は,内周側ほど厚さが薄い斜面状に形成されている。集電端子部材31がガスケット32に嵌め込まれた状態では,図5と図6に示すように,脚部324の上面は,座部313の下面315,または,集電板311の上部319の下面に接触する。そして,脚部324は,周縁部323の全周に形成されている。つまり,脚部324は,図7に示すように,集電端子部材31の下面315のうち,側面316に近い部分を全周で覆う。なお,ガスケット32は,柔軟性を有しているので,周縁部323をやや押し広げることができる。それによって,ガスケット32と集電端子部材31とを組み付けることができる。
図5と図6に示すように,電池100の集電端子部材31の座部313は,ガスケット32のシール部322と周縁部323にて,座面314の全体と,側面316の全体と,下面315の周囲部分と,が覆われている。つまり,座部313の周囲は,シール部322と脚部324とによって上下に挟まれる。また,集電板311の上部319が座部313から軸心に向かって鋭角に曲がっているので,ガスケット32の脚部324は,集電板311の上部319と座部313との間も下側から覆うことができる。
電池の製造工程のうち,蓋サブアッシ12の製造工程では,集電端子部材31をガスケット32に嵌め込んだ後,図3に示したように,蓋部材21,インシュレータ33,ボルト34,外部接続端子35の各貫通孔に,集電端子部材31の柱状部312を貫通させる。さらに,柱状部312の上端部をかしめるかしめ工程を行う。
かしめ工程では,例えば,かしめ具を集電端子部材31の柱状部312の先端部に下向きに押し付けながら,軸心に近い位置から外側へ渦巻き状にかしめ具を移動させることにより,柱状部312の先端部を拡径するロータリーかしめを行う。つまり,かしめ工程を開始すると,まず,集電端子部材31の柱状部312の先端部が,かしめ具によって下向きに押し下げられる。これにより,座部313と柱状部312とは,上下方向に圧縮する力を受ける。
そして,集電端子部材31の座部313の周囲は,ガスケット32のシール部322と脚部324とによって挟まれているので,かしめ工程の初期の押圧によって,座部313は,シール部322と脚部324との少なくとも一方に圧接される。具体的には,座面314とシール部322とが圧接されるか,または,下面315とガスケット32の周縁部323の脚部324とが圧接される。これにより,かしめ具の渦巻き状の移動によって,集電端子部材31に回転方向の力が加えられる際には,座部313とガスケット32とが,少なくとも一部にて圧接されている。従って,かしめ工程にて,集電端子部材31とガスケット32との間で相対的な回転方向のずれが発生する可能性は小さい。
かしめ工程の終了時には,図2に示すように,柱状部312の先端部は,拡径されて頭部317となる。これにより,頭部317と座部313とで,ガスケット32,蓋部材21,インシュレータ33,外部接続端子35が挟み込まれ,外部接続端子35と集電端子部材31とが電気的に接続される。そして,蓋部材21と集電端子部材31の座面314とに挟まれることによって,ガスケット32のシール部322が圧縮され,密閉状態となる。
なお,周縁部323に脚部324が形成されていない従来のガスケット500では,例えば,図8や図9に示すように,ガスケット500の下端が,集電端子部材31の座部313の側面側に位置するものがある。この配置では,電解液中に長尺の導電性の異物501が生じ,この異物501の一端がガスケット500の下端と座部313との間に挟まった場合,図8や図9に示すように,異物501の他端が外側を向く可能性がある。そして,異物501の他端がケース11に接触した場合には,集電端子部材31とケース11との間で短絡が発生するおそれがある。
これに対し,本形態の電池100では,図5に示すように,ガスケット32の下端部は,集電端子部材31の座部313の下面315に位置する。従って,ガスケット32の下端部に異物の一端が挟まったとしても,異物の他端は内側に向く可能性が高い。また,異物の挟まる箇所とケース11との距離は,図8や図9の例よりも遠い。従って,本形態の電池100は,異物による短絡は発生し難い。つまり,本形態の電池100は,ガスケット32が脚部324を有することから,安全性が向上している。
以上詳細に説明したように本形態の電池100によれば,集電端子部材31と蓋部材21とは,ガスケット32によってシールされている。ガスケット32は,集電端子部材31の座部313の座面314を覆うシール部322と,座部313の側面316と下面315の少なくとも一部とを覆う周縁部323とを有している。つまり,集電端子部材31の座部313の少なくとも一部は,ガスケット32によって上下を挟まれている。従って,かしめ工程にてかしめ具が押しつけられ,回転方向の力を受けた場合でも,集電端子部材31とガスケット32との回転方向の位置ずれは抑制される。これにより,集電端子部材とガスケットとの相対的な回転による位置ずれを抑制することが期待できる。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,車両用の電池100に限らず,家電用の電池にも適用可能である。また,二次電池に限らず,一次電池にも適用可能である。
また,ガスケットと集電端子部材以外の各部材の形状等については,いずれも一例であり,図示の例に限らない。例えば,扁平な箱状の電池に限らず,円筒型の電池にも適用可能である。
また,脚部324は,内周側へ薄くなる斜面形状であるとしたが,これに限らない。座部313の下面315に接触する箇所があれば良く,例えば,内周側の端部は,上下方向の平面でもよいし,曲面でもよい。
また,例えば,ガスケット32の脚部324は,周縁部323の全周に設けられているとしたが,全周でなくてもよい。例えば,図10に示すように,周縁部の一部に脚部が形成されているガスケットでもよい。また,例えば,ガスケットの周縁部のうち,集電端子部材の集電板の側には,脚部を設けないとしてもよい。その場合には,集電端子部材の形状として,図9に示したように,座部と集電板とが直角に接続されていてもよい。そして,脚部の形成されていない箇所の周縁部は,上下方向について,集電端子部材の座部の側面の全体を覆っていなくてもよい。脚部が少ない方が,集電端子部材のはめ込みは容易である。ただし,座部と集電板とが鋭角であって,周縁部の全周に脚部が設けられていれば,電池の内部における異物による短絡の抑制効果が高い。
11 ケース
13 発電要素
21 蓋部材
31 集電端子部材
32 ガスケット
100 電池
311 集電板
313 座部
314 座面
315 下面
316 側面
317 頭部
318 挿通部
321 筒状部
322 シール部
323 周縁部

Claims (1)

  1. 発電要素と,
    開口部を有し,前記発電要素を収容するケースと,
    前記ケースの前記開口部に溶接され,前記開口部を閉塞する蓋部材と,
    前記発電要素と電気的に接続される集電端子部材であって,
    前記発電要素と電気的に接続される集電板と,
    前記蓋部材を前記蓋部材の厚さ方向となる上下方向に挿通する挿通部と,
    前記挿通部と直交する前記挿通部側の面である座面を有し,前記集電板及び前記挿通部と連続する座部と,
    前記挿通部と連続しており,前記蓋部材の外側で外部接続端子と電気的に接続され,前記挿通部より大径である頭部と,
    を備える前記集電端子部材と,
    前記蓋部材と前記集電端子部材とをシールするガスケットであって,
    前記挿通部を挿通させる筒状部と,
    前記座面を覆い,前記座部と前記蓋部材との間に形成されているシール部と,
    前記シール部から延設され,前記座部の側面の少なくとも一部と,前記座部の前記座面の反対側の面である下面の少なくとも一部と,を覆う周縁部と,
    を備える前記ガスケットと,
    を備えることを特徴とする電池。
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