JP2017040482A - 曲面を基準面とする三次元形状計測方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】計測対象となる物体に格子投影し、位相解析を行う第1ステップと、注目画素に関して、位相解析によって得られた位相値から、キャリブレーションによりもとめた関係に基づいて、移動量を求める第2ステップと、位相値から、基準面上の位相値を求める第3ステップと、基準面上の位相値から基準面座標テーブルを用いて注目画素の三次元位置を特定する第4ステップと、第4ステップで特定した三次元位置に移動量を加算し、注目画素に写されている物体上の三次元位置の座標を求める第5ステップと、を備え、第1〜第5のステップを、全画素について行うことで、物体の形状計測を行う。
【選択図】図5
Description
ここで、「表面に二次元格子模様を有する曲面」とは、二次元格子シートを貼り付けた曲面であってもよいし、二次元格子模様を印刷して設けてもよい。計測対象となる物体の形状にある程度合わせた曲面を基準面とした場合、短い距離での移動で計測が可能となる(図2における距離d2)。
請求項4に係る発明は、前記請求項3の第1〜第5のステップを、全画素について行うことで、物体の形状計測を行う方法である。
1.基準面の構造と基準面座標テーブルの作成<準備段階1>
(1)図3に示されるように、二次元格子シートを貼り付けた曲面を基準面とする。二次元格子のx方向,y方向の各線には順番に格子番号を割り振る。
(2)二次元格子のx方向,y方向それぞれの位相値をφx,φyとする。格子番号に2πをかけると位相値になる。また、格子線の間も位相値として細かく読み取ることができるようになる。
(3)初期位置の基準面において、あらかじめ別手法(例、カメラを使った三角法)により基準面全体のx,y,z座標を求め、また注目する1画素の格子シート上の位相値φx,φyを、位相解析方法の一つの方法であるところのサンプリングモアレ法により読み取る。それをもとに図4に示すようなφx,φyに対して(x,y,z)を要素として持つ二次元テーブル(基準面座標テーブル)を作成する。なお、サンプリングモアレ法の他に、フーリエ変換方法、あるいは、重み付け位相解析方法などの手法を用いることができる。
(1)図5中の直線Lで示すカメラで撮影した1画素(i,j)について説明する。ここでは、例として示す注目画素は基準面の初期位置R0における格子番号29番目付近を撮影しているものとする。
(2)格子投影の様子を図5に示す。基準面をz方向に少しずつ平行移動する。その移動量をΔzとする。x方向に振られている番号(0,1,2,・・・,28,29,30)はx方向の格子番号を示す。また、z方向に振られている番号Ri(R0,R1,・・・RN)は平行移動させた基準面の位置番号として示す。
(3)基準面をΔzだけ移動させたときに、注目画素が撮影されている点における投影格子の位相値θを求める。さらに、サンプリングモアレ法により注目画素の格子シート上の位相値φx,φyを求める。
(4)上記(2)(3)について、格子投影による位相値θが所定の値(例えば2π)を超える範囲まで行う。
(5)これまでで得た格子投影による位相値θと基準面の移動量Δzの関係のグラフを図6に示す。また、位相値θとφxの関係のグラフを図7に、位相値θとφyの関係のグラフを図8に示す。
(6)上記(1)〜(5)をカメラの全画素について行う。
(1)図9に示すように物体を置いた状態で、格子を投影し、位相解析を行う。このとき、図9では、物体上に点Sで示す位置における位相値φxにあたる格子番号は、例えば27.9を示しているものとする。
(2)注目画素に関して、得られた位相値θから図10のグラフを参照してΔzの値を求める。物体上の点Sはz方向において、例えば2.7mmの位置にあるとして、そのときの位相値θは1.58πとなる。
(3)同様に位相値θから図11を参照してφxを求め、図12を参照してφyを求める。この対応関係から参照して位相値θ=1.58πにおけるφx=27.9*2πを示し、φy=9.7*2πを示している。
(4)最後に図13に示すようにφx,φyからカメラで撮影した注目画素の(x,y,z)を特定する。これまでに得た位相値φx=27.9*2π,φy=9.7*2πはそれぞれ基準面の初期位置での位相値φx=27.9*2π,φy=9.7*2πとなるx座標,y座標と対応している。
(5)上記(4)で求めた座標中のzに、(2)で求めたΔzを加えると、注目画素に写されている物体上の1点の座標(x,y,z)が得られる(z’=z+Δz)。なお、この加算処理は、zの値を離散化することによって、テーブル化することが可能である。
(6)これを全画素について行うことで、平面ではない基準面を用いて形状を計測することが可能となる。
(7)本手法は、投影格子の位相分布を求めた後、投影格子の位相値から注目画素の格子シート上の位相値φx,φyおよび基準面移動量Δzを求めるテーブルを参照し、さらに、位相値φx,φyからx座標,y座標,z座標を求めるテーブルを参照し、z座標に関しては、さらに、基準面移動量Δzを加算することで座標値を求めることがでる手法である。この加算処理も容易にテーブル化することが可能である。すなわち、テーブル参照と短時間で計算できる加算処理のみ、もしくは、テーブル参照のみで高速に三次元座標を得ることができることになる。そのため、本手法を用いたリアルタイムに三次元形状を測定可能な三次元形状計測装置も構築できる。
4.キャリブレーション作業<計測準備段階>
本実験では平板を用い、カメラに対して角度α(ここではα=30°と設定している)をつけて設置することで曲面を見立てて計測する。カメラの撮影している一面素のみに着目したとき、基準面の移動に伴って変化する格子投影による位相値θ、二次元格子上の位相値φx,φyとx,y,z座標の対応関係を求める。二次元格子の縦方向と横方向のピッチをそれぞれpxとpyとする。
(1)初期位置において格子投影し、その位置における位相値θを求め、次に、二次元格子の最も右上に位置する格子位置を原点として、サンプリングモアレ法により二次元格子上の位相値φx,φyを求める。基準面の初期位置での座標は、1.〜3.の原理で説明したように、既知の値として扱うため、本実験では以下の数1式〜数3式より、あらかじめ算出しておく。
(2)次に投影装置をΔz(ここでは20mmに設定している)だけ移動させた。
(3)これを格子投影による位相値θが2πを超える範囲までN枚目まで(ここでは0mmから80mmまで20mm間隔で計5回の撮影を行った)繰り返しを行う。
前記4.で一画素のみに着目したキャリブレーションを行い、格子投影による位相値θからΔzと位相値φx,φyの対応を求めることができた。
z’=-10*(-98.941)*sin30°/(2π)+49.52=128.3
x’=10*(-98.941)*cos30°/(2π)=-136.4
y’=10*(-33.95)/(2π)=-54.0
ここで、x座標におけるx’,y座標におけるy’は二次元格子から求められる座標であり、全画素計測の場合位相値マッピングより求める。そのため本実験では、Δzのみ実計測との比較となり、50mmの移動に対しその計測結果は49.52mmとなり、誤差は0.48mmであった。
2 プロジェクタ
3 基準面
Claims (4)
- 表面に二次元格子模様を有する曲面を有する基準面の三次元座標を求める第1ステップと、
初期位置における基準面の三次元座標を求める第2ステップと、
注目画素の前記二次元格子模様上の位相値を位相解析方法により読み取る第3ステップと、
前記第2ステップにより求めた三次元座標と前記第3ステップにより読み取った位相値とから、前記位相値に対して前記三次元座標を要素としてもつ基準面座標テーブルを作成する第4ステップと、
を含む基準面座標テーブル作成方法。 - 表面に二次元格子模様を有する曲面を有する基準面を所定方向に微小量ずつ移動させる第1ステップと、
前記基準面を前記微小量移動させたときに、注目画素が撮影されている点における投影格子の位相値を求める第2ステップと、
位相解析方法により前記注目画素の前記基準面上の位相値を求める第3ステップと、
を備え、前記第1〜前記第3のステップについて、格子投影による位相値が所定の値を超える範囲まで繰り返し行い、前記投影格子による位相値と前記微小量ずつ移動させた移動量との関係を求める第4ステップと、
前記投影格子の位相値と前記基準面上の位相値との関係を求める第5ステップと、
を含むキャリブレーション方法。 - 計測対象となる物体に格子投影し、位相解析を行う第1ステップと、
注目画素に関して、前記位相解析によって得られた位相値から、前記請求項2のキャリブレーション方法によりもとめた前記関係に基づいて、移動量を求める第2ステップと、
前記位相値から、前記基準面上の位相値を求める第3ステップと、
前記基準面上の位相値から前記請求項1の基準面座標テーブルを用いて注目画素の三次元位置を特定する第4ステップと、
前記第4ステップで特定した三次元位置に前記移動量を加算し、前記注目画素に写されている前記物体上の三次元位置の座標を求める第5ステップと、
を備える、座標算出方法。 - 前記請求項3の第1〜第5のステップを、全画素について行うことで、物体の形状計測を行う方法。
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