JP2017040408A - 空気調和機 - Google Patents

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Yukinori Tanaka
幸範 田中
大舘 一夫
Kazuo Odate
一夫 大舘
吉田 和正
Kazumasa Yoshida
和正 吉田
中川 直紀
Naoki Nakagawa
直紀 中川
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    • F24F13/30Arrangement or mounting of heat-exchangers

Abstract

【課題】比較的単純な構成で、空調空気を所望する方向へ、送風抵抗を低減し、十分な送風量で送風することができる上下風向板を備える空気調和機を提供する。【解決手段】送風口13を横切るように水平方向に沿って設置され、運転停止時には、送風口13を閉止する板状の上下風向板21を、下流端22bが上流端22aに対して傾斜することで、上面22が下側に凸の凹形状に形成するとともに、上流側の部位24を中心にして、上下方向に揺動可能に支持し、第1の運転モードでは、下流端22bが上流端22aよりも下方に位置し、第2の運転モードでは、下流端22bが上流端22aよりも上方に位置するように角度調整する。【選択図】図2

Description

本発明は、空気調和機に関し、特に上下方向の風向制御に関するものである。
空気調和機は、室内を目標とする温度環境に、より早く効率良く近付けるために、室内機の送風口に上下風向板が設けられている。この上下風向板は、空気調和機の運転モードに応じて上下に揺動し、空調空気の上下方向の風向を制御する。
たとえば、特許文献1のような壁掛型の室内機の場合、室内機が壁面上の天井付近に設置され、送風口が室内機の下面部分に開口し、送風口には、上下風向板が設置されている。そして、上下風向板の表裏を返すことで、上向きに送風する上向き運転モードと下向きに送風する下向き運転モードを切り替えている。また、特許文献1では、上下風向板は、湾曲した板状部材で構成され、中央部を貫通する支軸によって表裏に回転可能に軸支されている。また、上下風向板の支軸は、アームの先端に設置され、アームを移動させることで、室内機内の構造に当たることなく、上下風向板を表裏に回転可能にしつつ、上下風向板を運転モード毎に適切な位置と角度に調整している。
特許第4735377号公報
ところで、上下風向板について、可動部分の構造が複雑であればあるほど、故障の原因となるため、可動部分は、より単純な構造であることが望まれる。
また、室内を目標とする温度環境に効率よく近付けるには、空調空気の風向とともに、十分な送風量が必要である。
しかしながら、特許文献1では、室内ファンの回転速度を変えることで、送風量を変えるという一般的な手段が記述されているのみで、送風抵抗を低減するための技術について、開示、示唆されていない。
そこで、本発明は、比較的単純な構成で、空調空気を天井方向へ、送風抵抗を低減し、十分な送風量で送風することができる上下風向板を備える空気調和機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の空気調和機は、上下風向板が、運転停止時に上方に面する板面が下側に凸の凹形状を備え、第1の運転モードでは、下流端が上流端よりも下方に位置し、第2の運転モードでは、下流端が上流端よりも上方に位置することを特徴とする。
本発明によると、比較的単純な構成で、各運転モードにおいて送風口の開口面積を確保し、送風抵抗を低減しつつ、天井方向に十分な送風量で空調空気を送風することができる。
空気調和機を構成する室内機の第1実施例を示す斜視図である。 第1実施例の運転停止時における上下風向板の位置を示す断面図である。 第1実施例の上下風向板を示す側面図である。 第1実施例の通常冷房運転時における上下風向板の位置を示す断面図である。 第1実施例の天井冷房運転時における上下風向板の位置を示す断面図である。 第1実施例の変形例における上下風向板を示す側面図である。 空気調和機を構成する室内機の第2実施例を示す斜視図である。 第2実施例の上下風向板を示す側面図である。 第2実施例の運転停止時における上下風向板の位置を示す断面図である。 第2実施例の通常冷房運転時における上下風向板の位置を示す断面図である。 第2実施例の天井冷房運転時における上下風向板の位置を示す断面図である。 第3実施例の上下風向板を示す側面図である。 第3実施例の運転停止時における上下風向板の位置を示す断面図である。 第3実施例の通常冷房運転時における上下風向板の位置を示す断面図である。 第3実施例の天井冷房運転時における上下風向板の位置を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための第1実施例について、図面を用いて説明する。図1は本実施例の室内機を示す斜視図、図2は本実施例の運転停止時における上下風向板の位置を示す断面図、図3は本実施例の上下風向板を示す側面図である。まず、空気調和機の全体構成について説明する。
空気調和機1は、室内を快適な温度や湿度に調整するもので、室内に設置される室内機1a(図1参照)と、室外に設置される室外機(図示せず)と、空気調和機1の運転モードを設定するリモコン(図示せず)と、室内機1aと室外機とを繋ぐ接続配管(図示せず)とを備えている。
室外機は、圧縮機、室外ファン、室外熱交換器等を備える。室外機の圧縮機と室外熱交換器は、接続配管によって、後述する室内機1aの室内熱交換器14に連通され、冷媒を循環させることにより冷凍サイクルを構成する。
室内機1aは、図1、図2に示すように、壁面上の天井付近に設置される壁掛型室内機である。室内機1aは、箱状の本体ケース(室内機本体)11に、室内空気を内部に取込む吸込口12と、空調空気を室内に送風する送風口13とが開口している。また、室内機1aは、本体ケース11内に、室内熱交換器14と、室内ファン15と、露受部品16と、左右風向板17と、上下風向板21とを備えている。そして、室内空気は、室内ファン15によって、吸込口12から室内機1a内に吸込まれ、室内熱交換器14を通過する際に、温度と湿度を調整されて、空調空気となり、送風口13から室内に送風される。
吸込口12は、本体ケース11の上部に開口する上側吸込口12aと、本体ケース11の前面に開口する前側吸込口12bとで構成されている(図4参照)。また、上側吸込口12aと前側吸込口12bには、フィルター12cがそれぞれ設置されている。そして、フィルター12cによって、室内機1aに吸込まれる室内空気中の塵埃が取除かれる。また、前側吸込口12bには、前面パネル18が設置されている。
前面パネル18は、その下端部を中心にして上端側が揺動するように構成されている。そして、前面パネル18は、空気調和機1の運転停止時には前側吸込口12bを閉止し、運転時には前側吸込口12bを開くように制御される。これにより、室内機1aの美観を損なうことなく、吸込口12の開口面積を広め、室内空気の吸込抵抗を低減している。
送風口13は、本体ケース11の下面部分に、後述する送風路Sの送風方向に対して斜めに横切るように開口し、送風口13を通じて、空調空気が室内に送風される。
室内熱交換器14は、断面略U字形状を有し、U字の底部が前側上方に、U字の開口部分が後側下方にそれぞれ位置するように、本体ケース11内に幅方向に沿って設置されている。
室内ファン15は、横流ファン方式の筒状ファンからなり、室内熱交換器14のU字形状内に配置されている。
露受部品16は、V字溝形状を有し、室内熱交換器14の下方に設置されている。露受部品16は、冷房運転時や除湿運転時に、室内熱交換器14で結露した凝縮水をV字溝内に集め、室外へ排出する。また、露受部品16は、その外周面と、本体ケース11内に設置される下部ケーシング19とで、室内ファン15を出た空調空気を送風口13へ導く送風路Sを形成している。
左右風向板17は、たとえば、同一形状を有する複数の平板からなり、送風路S内を幅方向に等間隔に、且つ送風路Sを上下方向に縦断しつつ、左右方向に揺動可能に設置されている。また、左右風向板17には、左右駆動モータ(図示せず)が連結され、運転モードやリモコンからの指示等に応じて、左右駆動モータが、左右風向板17を設定された角度に揺動する。
上下風向板21は、図3に示すように、送風口13を閉止可能な一枚の板状部材からなり、左右風向板17よりも下流側に位置する送風口13を、水平方向(左右の幅方向)に沿って横切り、板面が上下に面しつつ、上下方向に揺動可能に設置されている。上下風向板21は、図2に示すように、運転停止時に上方に面する板面である上面22の下流端部分22bが、上面22の上流端部分22aに対して傾斜するように形成されている。つまり、上面22は下側に凸の凹形状を備えている。また、上下風向板21の上面22は、上流側と下流側では曲率半径が異なる曲面によって構成されており、上流側の曲率半径R22aよりも下流側の曲率半径R22bが大きく(上流側の曲率よりも下流側の曲率が小さく)設定されている。すなわち、上面22の反りは、下流端部分22bの方が上流端部分22aよりも小さく設定されている。そして、上下風向板21は、運転停止時に下方に面する板面である下面23が本体ケース11底部の外形形状を構成している。上下風向板21は、上流側端部の上面22に突設された複数の上下ヒンジ部(上流側の部位)24を介して本体ケース11に支持され、回動軸24aを中心にして、下流側端部が上下方向に揺動する。また、上下風向板21には、上下駆動モータ(図示せず)が連結され、上下駆動モータが、運転モードやリモコンからの指示等に応じて、送風口13の開閉を行なうとともに、上下風向板21を設定された角度に揺動する。
次に、各運転モードにおける上下風向板の動作例として、運転停止状態、通常冷房モード、および天井冷房モードについて説明する。
運転停止状態では、図2に示すように、上下風向板21は、その下流端部分22bが最も上方に位置し、送風路Sをほぼ隠蔽しつつ、送風口13を閉止している。また、上下風向板21が送風口13を閉止した状態では、上下風向板21の下面23が、本体ケース11における底部から前面パネル18下縁にかけての範囲の外形形状を構成している。なお、運転停止状態では、前面パネル18も前側吸込口12bを閉止している。
また、通常冷房モード(第1の運転モード)では、図4に示すように、上下風向板21は、下流端部分22bが上流端部分22aよりも下方に位置するように設定される。このような通常冷房モードでは、送風路Sを通過し、斜め下方向へ吹出された空調空気は、上下風向板21の上面22によって向きを変えられ、送風口13から室内機1aの前方に向かってほぼ水平に送風される。
そして、天井冷房モード(第2の運転モード)では、図5に示すように、上下風向板21は、水平に引かれた補助線(一点鎖線)から分かるように、下流端部分22bが上流端部分22aよりも上方、且つ運転停止状態の時よりも下方に位置するように角度調整される。このような天井冷房モードでは、送風路Sを通過した空調空気は、上下風向板21の上面22によって向きを変えられ、送風口13から天井に向かって斜め上方に送風される。
このように、空気調和機1の室内機1aは、リモコンからの指示に応じて、上下風向板21、左右風向板17を所定の角度まで回動して、空調空気を送風口13から上下左右に向きを変え、目標とする領域へ送風する。
なお、リモコンからの指示等により、空気調和機1の運転中に上下風向板21、左右風向板17を周期的に揺動させ、室内の広範囲に周期的に空調空気を送風することもできる。
以上説明したように、本実施例における空気調和機1の上下風向板21は、下流端部分22bが上流端部分22aに対して傾斜するように形成されていることによって、上面22が下側に凸の凹形状を備えている。また、上下風向板21は、運転モードに応じて、回動軸24aを中心にして、下流端部分22bが上下方向に揺動するように設置されている。そして、上面22が下側に凸の凹形状を備えることによって、上下風向板21を送風口13を大きく開いても下流端部分22bの吹出角度を確保できるため、送風口13の開口面積を確保しつつ、天井方向に向けて送風することができる。
つまり、このような構成とすることで、室内機1aは、比較的単純な構成で、天井運転モードを含む各運転モードにおいて、送風口13の開口面積を確保することで送風抵抗を低減し、天井方向に十分な送風量で空調空気を送風することができる。
これに対して、上下風向板として、湾曲しない平板を用いて、運転停止時に送風口を閉止する構成とした場合には、送風口を閉じた状態から天井方向に送風する際に、本実施例と同様の吹出角度を確保した場合には、送風口を大きく開くことができず、送風抵抗が高くなってしまう。
また、本実施例では、上下風向板21の上面22が、上流側と下流側では曲率半径が異なる曲面で構成されることによって、上下風向板21の外形寸法を要求される寸法内に収めたり、本体ケース11の外形形状を構成しつつ、送風口13の開口面積を確保し、且つ天井部分の目標とする範囲に送風することができる。
これに対して、上流側から下流側まで曲率半径一定で湾曲する上下風向板を用いた場合には、本体ケースの外形形状を構成することが困難な場合が生じたり、運転停止時に送風口全体を閉止することができず、美観を損なう場合がある等の問題が生じてしまう。
さらに、上面22における上流側の曲率半径よりも下流側の曲率半径が大きく設定されていることで、天井方向へ送風した際に、送風口13から吹出された空調空気が、室内機1aから速やかに離れる。これにより、送風口13から吹出された直後の空調空気が室内機1aに吸込まれてしまうショートサーキットの発生を抑制することができる。
次に、本発明の第1実施例の変形例について説明する。図6は、第1実施例の変形例における上下風向板を示す側面図である。上記第1実施例に対して本変形例が異なる点は、上下風向板31の上面32の構成である。このため、上記第1実施例と共通する構成については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図6に示すように、本変形例の上下風向板31では、上記第1実施例と同様に、上下風向板31の上面32が、上流端部分32aと下流端部分32bでは曲率半径が異なる曲面によって構成されている。しかしながら、本変形例の上下風向板31では、その上面32における上流端部分32aの曲率半径R32aよりも下流端部分32bの曲率半径R32bが小さく(上流側の曲率よりも下流側の曲率が大きく)設定されている。このような上下風向板31を用いることで、天井冷房モード(第2の運転モード、上方運転モード)では、垂直により近い角度で天井に向かって送風することができる。
以上説明したように、本変形例の空気調和機1では、上記第1実施例によって得られる作用効果に加え、上下風向板31の上面32における上流端部分32a側の曲率半径R32aよりも下流端部分32bの曲率半径R32bが小さく設定されていることで、送風口13の開口面積を確保しつつ、天井への送風を行うことができる。
次に、本発明の第2実施例について説明する。図7は、本実施例の室内機を示す斜視図、図8は本実施例の上下風向板を示す側面図である。上記第1実施例に対して本実施例が異なる点は、上下風向板41の構成である。このため、上記第1実施例と共通する構成については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施例の上下風向板41は、図7,図8に示すように、上流側風向板41Aと下流側風向板41Bで構成されている。また、本実施例では、上流側風向板41Aと下流側風向板41Bで構成される上下風向板41が、送風口13の左右方向に3組配置されている。各上下風向板41A,41Bは、板状部材からなり、左右風向板17よりも下流側に位置する送風口13を水平方向(左右の幅方向)に沿って横切りつつ、上下方向に揺動可能に設置されている。なお、送風口13は、送風路Sの送風方向に対して斜めに開口している。そして、上流側風向板41Aは、送風口13の上流側部位を、下流側風向板41Bは、送風口13の下流側部位を閉止可能に形成され、上流側風向板41Aと下流側風向板41Bのそれぞれが、送風口13を閉止することで、送風口13全体が閉止される。
また、各上下風向板41A,41Bは、各上面42A,42Bの各下流端部分42Ab,42Bbが、各上面42A,42Bの各上流端部分42Aa,42Baに対して傾斜するように形成されることによって、各上面42A,42Bが下側に凸の凹形状を備えている。なお、本実施形態の上流側風向板41Aと下流側風向板41Bは、それぞれについて、上流側と下流側、で曲率半径が異なっている。つまり、曲率半径R42Aaと曲率半径R42Ab、および曲率半径R42Baと曲率半径R42Bbが異なっている。また、上流側風向板41Aと下流側風向板41Bについても、曲率半径が異なっている。つまり、曲率半径R42Aaと曲率半径R42Ba、および曲率半径R42Abと曲率半径R42Bbが異なっている。そして、上流側風向板41Aの上流側の曲率半径R42Aaが最も小さく、下流側風向板41Bの下流側の曲率半径R42Bbが最も大きくなるように、上流側から下流側に向かって曲率が順に小さく(上流側から下流側に向かって曲率が順に小さく)なるように設定されている。
各上下風向板41A,41Bは、各上流側端部の各上面42A,42Bに突設された複数の上下ヒンジ部(上流側の部位)24によって本体ケース11に軸支され、各上下ヒンジ部24を中心にして、各下流側端部が上下方向に揺動する。また、上流側風向板41Aと下流側風向板41Bは、リンク構造(図示せず)等によって連係されており、連結された上下駆動モータ(図示せず)によって連動しつつ、上下に揺動する。
なお、各運転モードにおける上下風向板の動作例として、運転停止状態、通常冷房モード、および天井冷房モードについて説明する。図9は本実施例の運転停止時における上下風向板の位置を示す断面図、図10は本実施例の通常冷房運転時における上下風向板の位置を示す断面図、図11は本実施例の天井冷房運転時における上下風向板の位置を示す断面図である。
運転停止状態では、図9に示すように、各上下風向板41A,41Bは、その下流端部分42Ab,42Bbが他の状態に比べて最も上方に位置し、送風路Sをほぼ隠蔽しつつ、送風口13を閉止している。また、各上下風向板41A,41Bが送風口13を閉止した状態では、各上下風向板41A,41Bの下面43A,43Bが、本体ケース11における底部から前面パネル18下縁にかけての範囲の外形形状を構成している。なお、運転停止状態では、前面パネル18も前側吸込口12bを閉止している。
次に、通常冷房モード(第1の運転モード)では、図10に示すように、各上下風向板41A,41Bは、水平に引かれた補助線(一点鎖線)から分かるように、各下流端部分42Ab,42Bbが各上流端部分42Aa,42Baよりも下方に位置するように角度調整される。また、下流側風向板41Bは、その下流端部分42Abの角度がほぼ水平となるように設定される。そして、上流側風向板41Aは、上流側風向板41Aの上面42Aによって風向が変えられた空調風が、下流側風向板41Bの下面43Bに沿って流れるように、角度が調整されている。通常冷房モードにおいて、このように各上下風向板41A,41Bを角度調整することで、送風路Sを通過し、斜め下方向へ吹出された空調空気は、各上面42A,42Bによって向きを変えられ、送風口13から室内機1aの前方に向かってほぼ水平に送風される。
また、天井冷房モード(第2の運転モード)では、図11に示すように、下流側風向板41Bは、水平に引かれた補助線(一点鎖線)から分かるように、その下流端部分42Abが上流端部分42Aaよりも上方に位置するように角度調整される。また、上流側風向板41Aは、空調風を下流側風向板41B側へ流すために、ほぼ水平になるよう角度が調整されている。天井冷房モードにおいて、このように各上下風向板41A,41Bを角度調整することで、送風路Sを通過した空調空気は、各上面42A,42Bによって向きを変えられ、送風口13から天井に向かって斜め上方に送風される。
このように、空気調和機1の室内機1aは、リモコンからの指示に応じて、上下風向板41、左右風向板17を所定の角度まで回動して、空調空気を送風口13から上下左右に向きを変え、目標とする領域へ送風する。
以上説明したように、本実施例における空気調和機1の上下風向板41が、上流側風向板41Aと下流側風向板41Bで構成され、各上下風向板41A,41Bを連動させることで、上記第1実施例(上下風向板21が1枚の場合)と同様の作用効果が得られる。
なお、本実施例では、上流側風向板41Aと下流側風向板41Bの各上面42A,42Bについて、上流側と下流側で曲率半径が異なっているが、これに限定されることはない。
たとえば、上流側風向板41Aの上面42Aは平面形状とし、下流側風向板41Bの上面42Bについてのみ、上流側と下流側で曲率半径を変える構成とすることも可能である。
また、上流側風向板41Aと下流側風向板41Bの各上面42A,42Bが、単一の曲率半径からなる曲面で形成されつつも、上流側風向板41Aの曲率半径と下流側風向板41Bの曲率半径が異なるように設定し、上流側風向板41Aと下流側風向板41Bを1つの上下風向板41とみなして、上流側の曲率半径と下流側の曲率半径が異なる構成としてもよい。
さらに、上下風向板41を揺動させる際に、リンク構造は使用せず、上流側風向板41Aと下流側風向板41Bにそれぞれ別の駆動モータ(図示せず)を連結し、別々に揺動させる構成としてもよい。このような構成とした場合、各上下風向板41A,41Bを別々に動かすことで、様々な方向へ同時に送風することが可能となり、複雑な送風パターンを実現することができる。
加えて、図7に示すように、本実施例の室内機1aは、3組の上下風向板41を連動させて、同じ動きをさせることが可能であるとともに、それぞれ別々に動かすことで、複雑な送風パターンを実現することも可能である。
次に、本発明の第3実施例について説明する。図12は本実施例の上下風向板を示す側面図である。上記第1実施例に対して本実施例が異なる点は、上下風向板51の構成である。このため、上記第1実施例と共通する構成については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施例の上下風向板51は、図12に示すように、その上面52が、円弧形状を有する屈曲部分52cを介して連続する2つの平面(上流側平面部52a、下流側平面部52b)によって、断面略V字形状に形成されている。また、屈曲部分52cが上面52のほぼ中央に位置するように、各平面52a,52bの領域が設定されている。そして、上面52の断面形状を略V字形状とすることで、下流端部分52bbが上流端部分52aaに対して傾斜し、下側に凸の凹形状を備える構成としている。
次に、各運転モードにおける上下風向板の動作例として、運転停止状態、通常冷房モード、および天井冷房モードについて説明する。図13は本実施例の運転停止時における上下風向板の位置を示す断面図、図14は本実施例の通常冷房運転時における上下風向板の位置を示す断面図、図15は本実施例の天井冷房運転時における上下風向板の位置を示す断面図である。
運転停止状態では、図13に示すように、上下風向板51は、第1実施例と同様に、最も上方に位置し、送風路Sをほぼ隠蔽しつつ、送風口13を閉止している。そして、本実施例においても、運転停止状態で、上下風向板51の下面53が、本体ケース11における底部から前面パネル18下縁に架けての範囲の外形形状を構成する。
また、通常冷房モード(第1の運転モード)では、図14に示すように、上下風向板51は、第1実施例と同様に、下流端部分52bbが上流端部分52aaよりも下方に位置し、下流側平面部52bの角度がほぼ水平となるように設定される。そして、斜め下方向へ吹出された空調空気は、上面52によって、送風口13から室内機1aの前方に向かってほぼ水平に送風される。
そして、天井冷房モード(第2の運転モード)では、図15に示すように、上下風向板51は、下流端部分52bbが上流端部分52aaよりも上方に位置するように角度調整される。そして、送風路Sを通過した空調空気は、送風口13から天井に向かって斜め上方に送風される。
以上説明したように、本実施例の空気調和機1では、上下風向板51の上面52が、折れ曲がりつつ、連続する複数の曲面、および平面で構成されることによって、上下風向板51の外形寸法を要求される寸法内に収めつつ、送風口13の開口面積を確保し、天井部分の目標とする範囲に送風することができる。
なお、本実施例では、上下風向板51の上面52が、屈曲部分52cを介して連続する上流側平面部52aと下流側平面部52bによって構成されているが、どちらか一方の平面を曲面としたり、両方を曲面としてもよい。
また、本実施例では、屈曲部分52cが、上下風向板51のほぼ中央付近に位置するように、上面52の形状が設定されているが、屈曲部分52cを中央よりも上流側や下流側に設定することで、上記第1実施例のように、上流側と下流側で曲率半径を変えた場合と同様の作用効果が得られる。
1 空気調和機
1a 室内機
13 送風口
21 上下風向板
22 上面(運転停止時に上方に面する板面)
22a 上流端部分
22b 下流端部分
24 上下ヒンジ部
R22a 上流側の曲率半径
R22b 下流側の曲率半径
31 上下風向板
32 上面(運転停止時に上方に面する板面)
32a 上流端部分
32b 下流端部分
R32a 上流側の曲率半径
R32b 下流側の曲率半径
41 上下風向板
41A 上流側風向板
41B 下流側風向板
42A 上流側の上面(運転停止時に上方に面する板面)
42Aa 上流端部分
42Ab 下流端部分
42B 下流側の上面(運転停止時に上方に面する板面)
42Ba 上流端部分
42Bb 下流端部分
R42Aa 上流側風向板の上流側曲率半径
R42Ab 上流側風向板の下流側曲率半径
R42Ba 下流側風向板の上流側曲率半径
R42Bb 下流側風向板の下流側曲率半径
51 上下風向板
52 上面(運転停止時に上方に面する板面)
52a 上流側平面部
52aa 上流端部分
52b 下流側平面部
52bb 下流端部分
52c 屈曲部分

Claims (6)

  1. 室内機本体と、
    該室内機本体の少なくとも下面部分に開口された送風口と、
    該送風口に配置された上下風向板とを備えた室内機を有し、
    前記上下風向板は、
    運転停止時に上方に面する板面が下側に凸の凹形状であり、
    第1の運転モードでは、該板面の下流端が該板面の上流端よりも下方に位置し、
    第2の運転モードでは、該下流端が該上流端よりも上方に位置することを特徴とする空気調和機。
  2. 前記上下風向板の前記上面が、上流側と下流側では曲率半径が異なる曲面によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記上下風向板の前記上面における上流側の曲率半径よりも下流側の曲率半径が大きく設定されていることを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記上下風向板の前記上面における上流側の曲率半径よりも下流側の曲率半径が小さく設定されていることを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
  5. 前記上下風向板の前記上面が、略V字形状に折れ曲がりつつ、連続する複数の曲面、および平面で構成されることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  6. 前記上下風向板が、送風路に沿って配置される上流側風向板と下流側風向板で構成されることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の空気調和機
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