JP2017039550A5 - 包装容器 - Google Patents

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この発明はミシン目構造体を用いた包装容器に関し、特に使用前提領域から除去領域を分離するのに用いられるミシン目構造体を用いた包装容器に関するものである。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、使用に際して切断箇所に触れにくくなり、使用感が向上するミシン目構造体を用た包装容器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、包装容器であって、合成樹脂よりなり、上部が開放され平面視八角形形状の容器本体と、合成樹脂よりなり、容器本体にヒンジ部を介して開閉自在に嵌合する、平面視八角形形状の蓋体とを備え、容器本体には、ヒンジ部に対向する辺であって、容器本体の上縁から外方に延びる第1のタブが形成され、蓋体には、蓋体の下縁から外方に延び、容器本体との嵌合時に第1のタブと少なくとも一部が重なりあう第2のタブと、蓋体の下縁から外方に延び、第2のタブが形成された辺に隣接する辺に形成されたつまみとが形成され、容器本体及び蓋体のうち、蓋体のみにつまみが形成されており、第1のタブは、使用前提領域と除去領域とを有し、これらの境界に形成されると共に波形形状に形成されるミシン目を有する第1のミシン目構造体よりなり、第2のタブは、使用前提領域と除去領域とを有し、これらの境界に形成されると共に波形形状に形成されるミシン目を有する第2のミシン目構造体よりなり、第1のミシン目構造体及び第2のミシン目構造体は、それぞれ、ミシン目を構成する、間隔を隔てて形成される少なくとも2つの開口部と、開口部の各々の間に位置する被切断部とを備え開口部であって隣接する少なくとも2つは、それぞれ、開口を構成する縁の1つであって使用前提領域側の縁である特定縁を含み、被切断部は、隣り合う開口部の特定縁の各々で形成される波形形状のそれぞれに接する直線より使用前提領域側に位置するものであり、第1のミシン目構造体の第1のミシン目と第2のミシン目構造体の第2のミシン目とが重なるように配置され、第1のタブの第1の除去領域の少なくとも一部と第2のタブの第2の除去領域の少なくとも一部とが溶着されて一体化されるものである。
このように構成すると、切断によって使用前提領域に残った切断箇所は、直線に対して内方側に位置する。又、切断後の開口部の外方側は曲線形状となる。更に、第1のミシン目と第2のミシン目とを併せて切断すると、蓋体が開閉可能になると共に容器本体及び蓋体の各々の切断部が内方側に位置する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、容器本体及び蓋体は、互いに平面視八角形形状の全周において嵌合するものである。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の発明の構成において、つまみは、容器本体及び蓋体が互いに嵌合する部分とは異なる位置に形成されているものである。
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明の構成において、つまみは、第2のタブが形成された辺に隣接する辺にのみ形成されているものである。
請求項記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明の構成において、被切断部はミシン目の底部分に形成され、波形形状は、周期は4〜8mmに設定されると共に曲率半径は1〜1.5mmに設定されるものである。
このように構成すると、切断後の被切断部に指が触れにくい。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、切断によって使用前提領域に残った切断箇所は、直線に対して内方側に位置するので、使用に際して切断箇所に触れにくくなり、使用感が向上する。又、切断後の開口部の外方側は曲線形状となるので、外周が滑らかになり、より使用感が向上する。更に、第1のミシン目と第2のミシン目とを併せて切断すると、蓋体が開閉可能になると共に容器本体及び蓋体の各々の切断部が内方側に位置するので、使用に際しての容器本体及び蓋体のいずれも使用感が向上する。
請求項記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、切断後の被切断部に指が触れにくいので、不用意にも被切断部に触れないので更に使用感が向上する。
すると、図5及び図7を参照して、第1の分離ミシン目51及び第2の分離ミシン目52の切断に伴い、第1のタブ41及び第2のタブ42の溶着部分(除去領域)が第1の分離ミシン目51及び第2の分離ミシン目52の内方部分における第1のタブ41及び第2のタブ42(使用前提領域)から分離・除去されるので、蓋体32の開閉が可能となる。又、第1の分離ミシン目51の被切断部62及び第2の分離ミシン目52の被切断部66が上述のように位置しているため、容器本体31及び蓋体32の各々の切断部が容器本体31及び蓋体32側に位置し、バリ63及び67が蓋付包装容器30の外周に突出しない。尚、蓋体32の開閉はローレット加工されたつまみ39を摘んで行う。

Claims (5)

  1. 包装容器であって、
    合成樹脂よりなり、上部が開放され平面視八角形形状の容器本体と、
    合成樹脂よりなり、前記容器本体にヒンジ部を介して開閉自在に嵌合する、平面視八角形形状の蓋体とを備え、
    前記容器本体には、前記ヒンジ部に対向する辺であって、前記容器本体の上縁から外方に延びる第1のタブが形成され、
    前記蓋体には、前記蓋体の下縁から外方に延び、前記容器本体との嵌合時に前記第1のタブと少なくとも一部が重なりあう第2のタブと、前記蓋体の下縁から外方に延び、前記第2のタブが形成された辺に隣接する辺に形成されたつまみとが形成され、
    前記容器本体及び前記蓋体のうち、前記蓋体のみに前記つまみが形成されており、
    前記第1のタブは、使用前提領域と除去領域とを有し、これらの境界に形成されると共に波形形状に形成されるミシン目を有する第1のミシン目構造体よりなり、
    前記第2のタブは、使用前提領域と除去領域とを有し、これらの境界に形成されると共に波形形状に形成されるミシン目を有する第2のミシン目構造体よりなり、
    前記第1のミシン目構造体及び前記第2のミシン目構造体は、それぞれ、
    前記ミシン目を構成する、間隔を隔てて形成される少なくとも2つの開口部と、
    前記開口部の各々の間に位置する被切断部とを備え
    前記開口部であって隣接する少なくとも2つは、それぞれ、開口を構成する縁の1つであって前記使用前提領域側の縁である特定縁を含み、
    前記被切断部は、隣り合う前記開口部の前記特定縁の各々で形成される前記波形形状のそれぞれに接する直線より前記使用前提領域側に位置するものであり、
    前記第1のミシン目構造体の第1のミシン目と前記第2のミシン目構造体の第2のミシン目とが重なるように配置され、前記第1のタブの第1の除去領域の少なくとも一部と前記第2のタブの第2の除去領域の少なくとも一部とが溶着されて一体化される、包装容器。
  2. 前記容器本体及び前記蓋体は、互いに前記平面視八角形形状の全周において嵌合する、請求項1記載の包装容器
  3. 前記つまみは、前記容器本体及び前記蓋体が互いに嵌合する部分とは異なる位置に形成されている、請求項1又は請求項2記載の包装容器。
  4. 前記つまみは、前記第2のタブが形成された辺に隣接する辺にのみ形成されている、請求項1から請求項3のいずれかに記載の包装容器。
  5. 前記被切断部は前記ミシン目の底部分に形成され
    前記波形形状は、周期は4〜8mmに設定されると共に曲率半径は1〜1.5mmに設定される、請求項1から請求項4のいずれかに記載の包装容器
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