JP2017149426A - 合成樹脂製容器 - Google Patents

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【課題】易開封性、意匠性、操作性に優れた合成樹脂製容器を提供する。【解決手段】上方開口周縁にフランジ部11が設けられる容器本体10と、前記フランジ部に溶着される蓋材20とを備える合成樹脂製容器であって、前記フランジ部は、外周縁部から内側方向へ向けて形成される凹部11aと、上面に前記蓋材が溶着される突条部12とを有してなり、前記突条部は、前記凹部の両端部に外側方向に向けて形成される第1開封助勢部13と、前記第1開封助勢部間に外側方向に向けて形成される第2開封助勢部14とを備えることを特徴とする合成樹脂製容器。【選択図】図1

Description

本発明は、易開封性の合成樹脂製容器に関するものである。
従来より、易開封性を付与した合成樹脂製容器が公知である。例えば、合成樹脂製容器のフランジ部に対して、外周縁の少なくとも一箇所に、蓋材を把持して剥離するために切り欠いた凹部を形成するとともに、上面の外周端及びその内側に、蓋材を固着する外側環状突条及び内側環状突条を全周にわたって設け、凹部近傍の内側環状突条には、半径方向外側向きに初期開口部を形成し、外側環状突条と内側環状突条の間の少なくとも凹部近傍に蓋材を固着する柱状突起を点在させ、凹部の両側にそれぞれ初期開口部を形成した合成樹脂製容器が公知である(特許文献1参照)。
特許第4933705号公報
しかしながら、特許文献1の合成樹脂製容器においては、レトルト処理する容器に適したものとして、フランジ部に外側環状突条及び内側環状突条を設け、さらに蓋材がフランジ面に溶着されるのを防止するために外側環状突条と内側環状突条との間隙に柱状の突起を複数設けた構造であるため、フランジ部の幅寸法が幅広となってしまい、易開封性には優れるものの、外観を損ねてしまうことが懸念されるものであった。
また、当該容器は易開封性ではあるものの、フランジ部と蓋材との溶着に際して高い密閉性を付与するために、シール強度が高くなり、引っ張り力の小さい高齢者等が容易に開封できず、開封に関する操作性の低下が懸念されるものであった。
そこで、本発明はこのような問題点を解決するものであって、易開封性、意匠性、操作性に優れた合成樹脂製容器を提供することを課題とする。
前記問題点を解決するために、本発明の請求項1に記載の合成樹脂製容器は、上方開口周縁にフランジ部が設けられる容器本体と、前記フランジ部に溶着される蓋材とを備える合成樹脂製容器であって、前記フランジ部は、外周縁部から内側方向へ向けて形成される凹部と、上面に前記蓋材が溶着される突条部とを有してなり、前記突条部は、前記凹部の両端部に外側方向に向けて形成される第1開封助勢部と、前記第1開封助勢部間に外側方向に向けて形成される第2開封助勢部とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載の合成樹脂製容器は、請求項1に記載の合成樹脂製容器において、前記第1開封助勢部間に位置する前記突条部は、前記凹部の形状に対応して形成されるものである。
また、本発明の請求項3に記載の合成樹脂製容器は、請求項1又は請求項2に記載の合成樹脂製容器において、前記凹部の両端部における前記フランジ部には、前記外周縁部から外側方向へ向けて突出する凸部が形成されるものである。
また、本発明の請求項4に記載の合成樹脂製容器は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の合成樹脂製容器において、少なくとも前記凹部に対向する前記フランジ部の内形は、前記フランジ部の他の内形領域を結ぶ内形連結部とされるものである。
また、本発明の請求項5に記載の合成樹脂製容器は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の合成樹脂製容器において、前記第2開封助勢部は、前記第1開封助勢部の外側方向に位置する頂部同士を結んだ線分に直交し、前記第1開封助勢部間に位置する前記突条部の中心を通る開封仮想線に対して線対称となるよう形成されるものである。
また、本発明の請求項6に記載の合成樹脂製容器は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の合成樹脂製容器において、前記容器本体は、前記蓋材を把持して開封する開封方向と直交する位置で夫々対向する把持部を有してなるものである。
また、本発明の請求項7に記載の合成樹脂製容器は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の合成樹脂製容器において、前記容器本体は、外周面に滑り止め部を有してなるものである。
本発明の合成樹脂製容器によれば、易開封性、意匠性、操作性に優れたものとすることができる。
本発明の実施例における合成樹脂製容器の分解斜視図である。 本発明の実施例における合成樹脂製容器の縦断面図である。 本発明の実施例における合成樹脂製容器の横断面図である。 本発明の実施例における合成樹脂製容器の容器本体の一部省略平面図である。 本発明の別実施例における合成樹脂製容器の容器本体の一部省略平面図である。
以下、本発明の実施の形態における合成樹脂製容器を図面に基づいて説明する。当該容器は、上方開口周縁にフランジ部が設けられる容器本体と、フランジ部に溶着される蓋材とを備えてなり、フランジ部の突条部内に2種類の開封助勢部を設けることで、易開封性、意匠性を付与することができるものである。また、容器本体に、容器本体を把持する際の把持部、滑り止め部を設けることで、操作性の向上を図ることができるものである。
当該容器において、蓋材側を当該容器の上方とし、容器本体の底部が設けられる側を当該容器の下方とする。図1は、合成樹脂製容器の分解斜視図、図2は、合成樹脂製容器の縦断面図、図3は、合成樹脂製容器の横断面図、図4は、容器本体の一部省略平面図である。図5は、別実施例における容器本体の一部省略平面図である。
本発明に係る合成樹脂製容器は、図1に示すように、主に、上方開口周縁にフランジ部11が設けられる容器本体10と、フランジ部11に溶着される蓋材20とから構成される。
容器本体10は、上方が開口してなり、上方開口周縁には外側方向へ拡開するようフランジ部11が設けられる。当該容器本体10は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂によって、真空成形又は射出成形等から成形される。容器本体10には、例えば、もずく、豆腐等の非レトルト食品が個食用として収容されるが、レトルト食品を収容することができるのは勿論である。
また、フランジ部11には、外周縁部から内側方向へ向けて切欠状の凹部11aが形成される。当該凹部11aは、合成樹脂製容器を開封する際、蓋材20が独立して摘み片となるよう設けられるものである。また、凹部11aは、開封時の目印として使用することもできる。凹部11aの形状は、開封時に指が掛かる又は指が入るような形状であれば、円弧状、略V字状、略コ字状、略波状等を採用することができ、特に制限されるものではない。
また、凹部11aの両端部には、外周縁部から外側方向へ向けて凸部11bがそれぞれ突出して形成される。当該凸部11bは、後述する第1開封助勢部13の形成領域を確保するとともに、これによりフランジ部11の幅寸法を幅狭にできるよう設けられるものである。また、凸部11bは、凹部11aと同様にして、開封時の目印とすることもできる。凸部11bの形状においても、特に制限されるものではないが、フランジ部11の外周縁部から外側方向へ突出して形成されるため、ユーザの怪我等を防止する観点から、角部を有さない丸みを帯びた状態で形成されることが望ましい。
また、フランジ部11の上面には、上方へ向けて突出する突条部12が全領域に亘って形成される。当該突条部12は、図2に示すように、上方部が幅狭となるよう、断面略台形状に形成されており、当該上方部に蓋材20が溶着される。また、突条部12には、図1及び図4に示すように、蓋材20の開封を容易にするために、フランジ部11の凸部11bに対応する位置にて、第1開封助勢部13が形成されるとともに、凹部11aに対応する位置にて、第2開封助勢部14が形成される。
第1開封助勢部13は、フランジ部11の凸部11bに対向してなり、容器本体10の外側方向に向けて突出するように形成される。また、第2開封助勢部14は、フランジ部11の凹部11aに対向してなり、両者の第1開封助勢部13間における突条連結部15にて、容器本体10の外側方向に向けて突出するように形成される。当該突条連結部15の形状は、直線状、曲線状、又はこれらを適宜組み合わせたものとすることができるが、開封時の観点、又はフランジ部11における幅寸法の観点から、凹部11aの形状に対応させたものであることが望ましい。
このとき、凸部11b及び第1開封助勢部13は、開封時の観点から、凹部11aの形状に対して、左右対称に形成されることが望ましい。これにより、溶着された蓋材20を容器本体10から引き剥す際に、左右の第1開封助勢部13に作用力が均等に作用し、開封し易いものとなる。また、第2開封助勢部14についても、開封時の観点から、第1開封助勢部13間の突条連結部15の形状に対して、左右対称に形成されることが望ましい。
また、容器本体10には、図1及び図3に示すように、外周面を把持して蓋材20を開封し易いよう把持部16が設けられる。当該把持部16は、容器本体10の外周面から内側方向へ凹んだ状態で形成される。また、把持部16は、容器本体10を把持し易いよう、蓋材20の開封方向と直交する位置でそれぞれが対向するようにして形成されることが望ましい。
把持部16は、開封時に把持し易いような形状であれば、特に制限されるものではなく、例えば、半円状の窪んだものであってもよいし、平坦部16aを有するようにして凹ませたものであってもよい趣旨である。当該把持部16は、容器本体10に蓋材20を溶着する際の搬送工程等にて、当該部分を挟持する又は嵌合させる等して位置決め部として使用することもできる。
また、容器本体10には、図1に示すように、底面及び把持部16を除いた外周面に滑り止め部17が設けられる。当該滑り止め部17は、容器本体10の外周面に沿って、突出又は陥没して形成される直線状、曲線状、又はこれらを適宜組み合わせたものを上下方向に複数形成することもできるし、梨地処理等の表面処理がされた略三角形、略四角形、略円形、その他模様等の所定領域を均等に配設させることで形成することもできるし、これに限られるものではない。
蓋材20は、フランジ部11を覆設可能な形状であって、ポリエチレン等のヒートシール性の合成樹脂製フィルムであれば、特に制限されるものではなく、公知のフィルムを採用することができる。
本実施例においては、容器本体10におけるフランジ部11の外形11cは、図1及び図4に示すように、凹部11a及び凸部11bが形成される一部の領域を除いて、同一の径寸法を有して形成される。そして、フランジ部11の外形11cから内側方向へ向けて、円弧状の切欠が形成されることで凹部11aが形成され、当該凹部11aの両端部におけるフランジ部11の外形11cから外側方向へ向けて、同一形状の緩やかな山状部が突出して形成されることで凸部11bが形成される。
また、容器本体10におけるフランジ部11の内形11dは、凹部11a及び凸部11bが形成される一部の領域を除いて、同一の径寸法を有して形成される。そして、少なくとも凹部11aに対向する箇所の内形部分は、フランジ部11の他の内形11dの領域を結ぶ内形連結部11eとされる。また、開封助勢領域の強度を向上させる観点から、内形連結部11eは、凹部11a及び両凸部11bに対向する箇所の内形部分とすることもできる。当該内形連結部11eは、同一径から形成される内形11dの円弧を結ぶ弦となるよう、例えば、直線状に形成されるがこれに限られることなく、曲線状、又はこれらを適宜組み合わせたものとすることができるのは勿論である。
すなわち、フランジ部11の上面は、当該一部の領域を除いて、同一の幅寸法を有して形成されており、フランジ部11の外形11cにて、両凸部11bを外側方向に突出させて形成するとともに、フランジ部11の内形11dにて、これに対応する位置を内形連結部11eにて連結して形成している。これにより、第1開封助勢部13及び第2開封助勢部14を形成する開封助勢領域を確保したうえで、フランジ部11の全体の幅寸法が幅狭となるよう構成することで、容器本体10におけるフランジ部11の意匠性を向上させている。
また、突条部12は、フランジ部11における上面の幅寸法の略中央部に形成され、開封助勢領域に対応するようにして、第1開封助勢部13及び第2開封助勢部14が形成される。当該第1開封助勢部13は、フランジ部11のそれぞれの凸部11bに対向する位置にて、容器本体10の外側方向に向けて、略V字状となるよう形成される。また、相互の第1開封助勢部13は、凹部11aに沿うようにして形成される円弧状の突条連結部15にて連結されており、第2開封助勢部14は、当該突条連結部15の中央部で、容器本体10の外側方向に向けて、略M字状となるよう形成される。
ここで、両凸部11bにおける最も外側方向に位置する頂部同士を結んだ線分L1に直交し、且つ、フランジ部11における径方向の中心を通る線分L2を開封仮想線とする。すなわち、当該開封仮想線は、容器本体10の中心を通り、突条連結部15の中心を通るとともに、凹部11aの中心を通ることとなる。また、突条部12に関して、開封仮想線は、第1開封助勢部13の外側方向に位置する頂部同士を結んだ線分に直交し、第1開封助勢部13間に位置する突条部12(突条連結部15)の中心を通ることとなる。
このとき、易開封性の観点から、第1開封助勢部13及び第2開封助勢部14は、開封仮想線に対して線対称となるよう形成される。これにより、溶着された蓋材20を容器本体10から引き剥す際に、左右の第1開封助勢部13、第2開封助勢部14に開封時の作用力を均等に作用させることができる。
また、容器本体10の外周面に設けられる把持部16は、図2及び図3に示すように、開封仮想線と略平行するようにして、平坦部16aが容器本体10の上方から下方にかけて傾斜状に設けられる。当該平坦部16aは、容器本体10の外周面から凹むようにして形成されており、上方側に指掛かりとなる段部16bを有した状態で、下方側へ向けて凸状となるよう略U字状に形成される。
また、容器本体10の底面及び把持部16を除いた外周面に設けられる滑り止め部17は、図1に示すように、容器本体10の上方から下方にかけて、容器本体10の外周面に沿って突出して設けられる。当該滑り止め部17は、梨地処理によって略四角形となるよう形成され、容器本体10の上方から下方にかけて滑り止め部17と非滑り止め部とが格子状となるよう交互に配設される。
このようにして、容器本体10の外周面に把持部16及び滑り止め部17を設けることで、容器本体10を把持した際に、平坦部16aがユーザの掌又は指先等にフィットするとともに、滑り止め部17にてグリップ力を向上させ、さらに段部16bを介してしっかりと把持することができるので、開封時の操作性を向上することができる。
そして、蓋材20においては、両凸部11b及び凹部11aが設けられる領域については、容器本体10の外側方向に向けて突出する舌片部21が形成され、その他の同一の径寸法を有するフランジ部11においては、フランジ部11の外形11cより僅かに大きくなるよう形成される。当該蓋材20が少なくとも突条部12の上方部に溶着されることで、容器本体10が密閉された状態となる。
また、蓋材20の溶着については、密閉性を向上させる観点から、突条部12の上方部及びフランジ部11の外形11c縁部を蓋材20に溶着することが望ましい。これにより、蓋材20がカールしたり、波状となったりするのを防止することができる。
このようにして構成される合成樹脂製容器は、次のようにして開封される。まず、容器本体10におけるフランジ部11に設けられた凹部11aに指先を入れ、蓋材20に対応する部分(舌片部21)を把持して開封仮想線方向へと引き上げると、フランジ部11の上面の外形11c縁部が剥離される。後に、フランジ部11には、凹部11aの両端部に外側方向に向けて略V字状の第1開封助勢部13が形成されているので、当該第1開封助勢部13が突条部12の最初に引き剥されることとなる。
そして、第1開封助勢部13を初めとして、その両端側へと突条部12が徐々に引き剥されることとなる。このとき、相互の第1開封助勢部13の外側方向に位置する突条部12は、フランジ部11の形状に沿って張り出されるため、開封方向に即して順に引き剥されることになる。
一方、相互の第1開封助勢部13の内側方向に位置する突条部12、すなわち、突条連結部15においては、容器本体10の内側方向へ向けて突条部12が湾曲しているため、外側方向に向けて略V字状に形成される第1開封助勢部13を剥離させる作用力と同様の作用力では引き剥すことはできない。しかしながら、内形連結部11e側に位置し、最も内側方向に位置する突条連結部15の領域に至るまでに、外側方向へ向けて略M字状の第2開封助勢部14が形成されているため、第2開封助勢部14をきっかけとして、最も内側方向に位置する当該領域を引き剥すことができる。これにより、剥離させる作用力を大きく付与することなく、引き剥すことができる。
以上、説明した本発明に係る合成樹脂製容器によれば、フランジ部11における突条部12に2つの第1開封助勢部13を設け、第1開封助勢部13間の突条部12に第2開封助勢部14を設けたので、易開封性に優れたものとすることができる。
また、これら助勢部13、14を設ける開封助勢領域を確保したうえで、フランジ部11の全体の幅寸法が幅狭となるよう構成したので、容器本体10の意匠性を優れたものとすることができる。また、容器本体10の外周面に、把持部16及び滑り止め部17を設けたので、操作性に優れたものとすることができる。
上記実施例において、容器本体10、蓋材20、第1開封助勢部13、第2開封助勢部14等の形状を適宜変更して実施することが可能である。例えば、フランジ部11において、凹部11a及び凸部11bが形成される一部の領域を除いて、同一の径寸法を有して形成されるものであったが、これに限られるものではなく、例えば、楕円状、三角形状、四角形状、多角形状等、適宜の形状とすることができるのは勿論である。係る際において、容器本体10、蓋材20の形状を適宜対応させることができるのは勿論である。
また、第2開封助勢部14においては、突条部12における突条連結部15の中央部に設けられるものであったが、これに限られるものではない。例えば、図5に示すように、突条連結部15において、開封仮想線に対して左右対称となるよう形成されるものであれば、内形連結部11e側に位置し、最も内側方向に位置する突条連結部15の領域よりも外側方向(第1開封助勢部13側)に設けることもできる。これにより、さらに早期の段階で第2開封助勢部14が作用するため、より好ましいものとなる。第2開封助勢部14は、これに限られるものではなく、第1開封助勢部13側に設けるものと、中央部に設けるものと適宜組み合わせて設けることができるのは勿論である。
また、滑り止め部17においては、底面及び把持部16を除いた容器本体11の外周面の全面に限られることなく、上下方向における上方側又は下方側等の一部に設けることができるのは勿論である。
また、一部構成を省略することができるし、一部抽出した構成とすることができるのは勿論である。
10 容器本体
11 フランジ部
11a 凹部
11b 凸部
11c 外形
11d 内形
11e 内形連結部
12 突条部
13 第1開封助勢部
14 第2開封助勢部
15 突条連結部
16 把持部
16a 平坦部
16b 段部
17 滑り止め部
20 蓋材
21 舌片部

Claims (7)

  1. 上方開口周縁にフランジ部が設けられる容器本体と、前記フランジ部に溶着される蓋材とを備える合成樹脂製容器であって、
    前記フランジ部は、外周縁部から内側方向へ向けて形成される凹部と、上面に前記蓋材が溶着される突条部とを有してなり、
    前記突条部は、前記凹部の両端部に外側方向に向けて形成される第1開封助勢部と、前記第1開封助勢部間に外側方向に向けて形成される第2開封助勢部と、
    を備えることを特徴とする合成樹脂製容器。
  2. 前記第1開封助勢部間に位置する前記突条部は、前記凹部の形状に対応して形成される請求項1に記載の合成樹脂製容器。
  3. 前記凹部の両端部における前記フランジ部には、前記外周縁部から外側方向へ向けて突出する凸部が形成される請求項1又は請求項2に記載の合成樹脂製容器。
  4. 少なくとも前記凹部に対向する前記フランジ部の内形は、前記フランジ部の他の内形領域を結ぶ内形連結部とされる請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の合成樹脂製容器。
  5. 前記第2開封助勢部は、前記第1開封助勢部の外側方向に位置する頂部同士を結んだ線分に直交し、前記第1開封助勢部間に位置する前記突条部の中心を通る開封仮想線に対して線対称となるよう形成される請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の合成樹脂製容器。
  6. 前記容器本体は、前記蓋材を把持して開封する開封方向と直交する位置で夫々対向する把持部を有してなる請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の合成樹脂製容器。
  7. 前記容器本体は、外周面に滑り止め部を有してなる請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の合成樹脂製容器。
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