JP2017038864A - 什器 - Google Patents

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Abstract

【課題】支柱に対する仕切材の保持部材の取付位置を簡単に変更することができるとともに、仕切材を側面材としても使用することができるようにした什器を提供する。【解決手段】什器を、前面に複数の係合孔5を列設した支柱2と、支柱2の前方を左右方向に仕切る仕切板8と、仕切板8の後部を左右から挟んで保持しうる保持部19を支柱2における複数の係合孔5に係止しうる係止部20を有する保持部材18と、仕切板8を支柱2に対して前後方向に移動可能として支持する支持手段9とを備えるものし、仕切板8の前後方向の移動可能範囲を、仕切板8を前方に移動させたとき、仕切板8の後端と支柱2の前面との間に、保持部材18を別の係合孔5に付け替えしうるだけの作業スペース24を形成しうるように定める。【選択図】 図10

Description

本発明は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等において使用される商品陳列什器、ドラッグストアや薬局等において使用される化粧品什器、倉庫や工場等において使用される物品載置棚等を含む什器に関する。
従来のこの種の什器には、物品収容空間を左右方向に仕切る仕切板を、それと一体をなす係合部材における爪を、物品収容空間の後部における棚支柱の前面に設けた係合孔に係止させることにより取り付けるようにしたものがある(例えば特許文献1または2参照)。
この棚支柱の前面に設けた係合孔は、物品収容空間内に配設する棚板を支持するためのブラケットの後端に設けた係止爪を係止するための係合孔(例えば特許文献3の図1または同じく図3参照)と兼用されることがある。
また、この種の什器には、側面材を、支柱に取り付けたサイドフレームに取り付けたり(例えば特許文献4参照)、支柱の側面に直接取り付けたりしたものがある(例えば特許文献5参照)。
特開2001−120398号公報(図2) 特開平7−227339号公報(図2) 特開2010−183931号公報(図1および図3) 特許第5226286号公報(図4) 特開2006−288826号公報(図1および図2)
特許文献1および2に記載されている仕切材保持用の係合部材の爪を、特許文献3に記載されている棚板支持用のブラケットの係合爪を係止するための係合孔に係止しようとすると、係合部材とブラケットとが干渉して、棚板の高さを変更しようとしたとき、先に取り付けた係合部材によって、ブラケットの係合爪を所望の係合孔に係止するのが妨げられ、棚板の高さを自由に変更することができなくなったり、棚板の取り付け高さの変更を優先させようとすると、仕切材に対する係合部材の取付位置を変更しなければならなくなる等の問題がある。
また、特許文献4および5に記載されている側面材を取り付けた同一形状の複数の什器を左右方向に並べて使用する場合、互いに隣接する什器の側面材間に、物品を収容できない無駄な空間が形成されることがあり、また前記側面材同士を密接させて、例えば仕切材としようとすると、その合計厚さが大となり、不体裁となるおそれがある。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑みてなされたもので、支柱に対する仕切材の保持部材の取付位置を簡単に変更することができるとともに、仕切材を側面材としても使用することができるようにした什器を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)什器を、前面に複数の係合孔を上下方向に離間させて列設した支柱と、この支柱の前方を左右方向に仕切る仕切材と、この仕切材の後部を左右から挟んで保持しうる保持部およびこの保持部を前記支柱における複数の係合孔に選択的に係止しうる係止部を有する保持部材と、前記仕切材を、前記支柱に対して前後方向に移動可能として支持しうる支持手段とを備えるものとし、前記仕切材の前後方向の移動可能範囲を、前記仕切材を前方に移動させたとき、前記仕切材の後端と前記支柱の前面との間に、前記保持部材を別の係合孔に付け替えしうるだけの作業スペースを形成しうるように定める。
このような構成によると、仕切材を支持手段に沿って前方に移動させることにより、仕切材の後端と支柱の前面との間に、保持部材を別の係合孔に付け替えしうるだけの作業スペースを形成し、この作業スペースを利用して、保持部材を、高さの異なる別の係合孔に簡単に付け替えることができる。
それによって、保持部材が、棚板支持用のブラケットと干渉するのを避けることができ、棚板を後付けしたり、棚板の高さを、所望の高さに自由に変更したりすることができる。
また、仕切材を、什器における側端に設けた支柱に取り付けることにより、仕切材を側面材として使用することができるとともに、同様の複数の什器を左右方向に並べて使用する際に、互いに隣接する什器の側面材として使用していた1対の仕切材のいずれか一方を取り外すことにより、左右方向に連続する横長の収容空間に、複数の同一の仕切材が、左右方向に離間して設けられた美麗な外観の横長の連結什器を提供することができる。
(2)上記(1)項において、前記仕切材の前後方向の移動可能範囲を、前記保持部材における係止部の前後方向の長さより大とする。
このような構成によると、仕切材を支持手段に沿って前方に移動させたとき、仕切材の後端と支柱の前面との間に、保持部材を別の係合孔に付け替えしうるだけの作業スペースを確実に確保することができる。
(3)上記(1)または(2)項において、前記支持手段が、前記仕切材を支柱に対して前後方向に移動可能として案内するガイド部材を備えているものとする。
このような構成によると、仕切材を、支持手段に沿って前後方向に円滑に移動させることができる。
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、前記支持手段が、前記仕切材の前端部が前後方向に移動可能として嵌合する嵌合溝を有する前部ガイド部材を備えているものとする。
このような構成によると、仕切材の前端が外部に露呈するのを防止することができ、美麗な外観を呈することができるだけでなく、仕切材の前端部を前部ガイド部材によって防護することができる。
(5)上記(4)項において、前記支持手段が、支柱の下端部から前方を向き、かつ前記仕切材の下端を前後方向に移動可能として支持する下部ガイド部材と、支柱の上端部から前方を向き、かつ前記仕切材の上端を前後方向に移動可能として支持する上部ガイド部材と、下端部が前記下部ガイド部材の前端部に結合され、かつ上端部が前記上部ガイド部材の前端部に結合された前記前部ガイド部材とを備え、前記下部ガイド部材、上部ガイド部材および前部ガイド部材により、前記仕切材の下端、上端および前端を囲繞するようにする。
このような構成によると、仕切材を安全かつ強固に支持することができるとともに、仕切材と支持手段とによって、鍵がかかる収納部の側面材として使用することもできる。
(6)上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、前記保持部材における保持部が、前記仕切材の後部を、上下方向に摺動可能、かつ自重により落下しない程度の把持力をもって把持するようにする。
このような構成によると、仕切材を前方に移動させて形成した作業スペースを利用して、保持部材を別の係合孔に付け替えする際に、支柱の係合孔から係止部を外した保持部材が、仕切材の後部を把持した状態を維持することができ、保持部材が自重により落下するのを防止することができ、しかも、保持部材の保持部が仕切材の後部を把持したままの状態で、保持部材を、仕切材の後端に沿って、所望の高さまで上下動させることができるので、保持部材を別の係合孔に付け替えする際の作業性が向上する。
本発明によると、支柱に対する仕切材の保持部材の取付位置を簡単に変更することができるとともに、仕切材を側面材としても使用することができるようにした什器が提供される。
本発明の什器の一実施形態を、前面右上方より見た斜視図である。 図1のII−II線における縦断側面図である。 図2のIII−III線における拡大横断平面図である。 図2のIV−IV線における拡大横断平面図である。 図2のV部における拡大分解斜視図である。 図2のVI−VI線における拡大縦断正面図である。 図2のVII−VII線における拡大縦断正面図である。 前部ガイド部材を後方から見た分解斜視図である。 仕切材を、図4に示す状態から、前方へ移動させたときの、図4と同様の部分の拡大横断平面図である。 図9のX−X線における拡大縦断側面図である。 本発明の什器の変形例における図2と同様の部分の拡大縦断側面図である。
以下、本発明の什器の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、この什器は、化粧品等の商品陳列用のもので、水平のベース1と、このベース1の後部における中央部と両側部とに立設した3本の支柱2と、隣り合う支柱2、2の上端部同士を連結する上部連結杆3と、ベース1と上部連結杆3との間において、隣り合う支柱2、2間に架設した背面板4とを備えている。
各支柱2の前面および後面には、図5に示すように、左右複列の係合孔5、5が、上下方向に等間隔をもって列設されている。
隣り合う1対の支柱2、2における等高の係合孔5、5には、それぞれ棚板6支持用のブラケット7(図2および図5参照)の後端に設けた係合爪7aが係止され、等高で並ぶ左右のブラケット7、7をもって、棚板6が所望の高さに支持されている。
図1〜図4に示すように、各支柱2の前面には、この支柱2の前方空間を左右方向に仕切る仕切材である仕切板8と、この仕切板8を、支柱2に対して前後方向に移動可能として支持しうる支持手段である支持枠9が設けられている。
仕切板8は、透明、半透明、または不透明のアクリル板、ガラス板、木製板、合成樹脂板、その他の材料よりなる垂直板状のものである。
支持枠9は、支柱2の下端部から前方を向き、かつ仕切板8の下端を前後方向に移動可能として支持する下部ガイド部材10と、支柱2の上端部から前方を向き、かつ仕切板8の上端を前後方向に移動可能として支持する上部ガイド部材11と、下端部が下部ガイド部材10の前端部に結合され、上端部が上部ガイド部材11の前端部に結合され、かつ仕切板8の前端部が前後方向に移動可能として嵌合する嵌合溝13aを有する前部ガイド部材13とを備え、下部ガイド部材10、上部ガイド部材11および前部ガイド部材13により、仕切板8の下端、上端および前端を、前後方向に移動可能として囲繞している。
下部ガイド部材10は、具体的には、図2および図7に示すように、断面上向コ字形をなし、かつベース1の上面に固着された前後方向を向く下部杆10aとしてあるが、図11に示す変形例のように、ベース1の上面に設けた前後方向を向く凹溝35とすることもある。
上部ガイド部材11は、図2および図6に示すように、支柱2の上端部から前方を向くようにして、後端部が支柱2の上端部に結合された角管状の上部杆12の下面に固着した断面下向コ字状のチャンネル材12aとしてあるが、図11に示す変形例のように、上部杆12の下面に設けた前後方向を向く凹溝36とすることもある。
前部ガイド部材13は、図2〜図4、図8および図9に示すように、開口部が後方を向く平面視後向コ字状のチャンネル材よりなる前部杆14の内側に、インナーサッシ15を嵌合して形成されている。
インナーサッシ15は、平面視後向L字状をなす左右1対のアングル材16、16の長片16a、16a同士を、仕切板8の板厚分だけ離間させて背向させ、両アングル材16、16の短片16b、16bの上下部を、両側片17a、17aが後方に向かってわずかに拡開するようにした上下1対のチャンネル材17、17の各基片17bに固着して形成されている。
インナーサッシ15は、上下のチャンネル材17、17の両側片17a、17aを内向きに弾性撓曲させつつ、前部杆14内に圧嵌させることにより、前部杆14内に強固に取り付けられている。
インナーサッシ15におけるアングル材16、16の長片16a、16a間の空間により、仕切板8の前端部が前後方向に移動可能として嵌合する嵌合溝13aが形成されている。
この嵌合溝13aの前後方向の深さは、後述する仕切板8の前後方向の移動可能範囲L1よりも大とし、仕切板8が、図2〜図4に示す正規の装着位置に位置しているときにも、仕切板8の前端部が、この嵌合溝13aから離脱することのないようにしてある。
仕切板8の後端部は、支柱2に係止した4個の保持部材18により保持されている。
各保持部材18は、図2〜図5に示すように、仕切板8の後端部を左右から挟んで保持しうる1対の把持片19a、19aからなる保持部19と、この保持部19から後方へ突出し、保持部19を支柱2における複数の係合孔に選択的に係止しうる係止部20とからなっている。
係止部20は、図3および図4に示すように、左右の把持片19a、19aによって挟まれた仕切板8の中心が、支柱2の前面における左右方向の中心と一致させた状態で、支柱2の前面における左右の係合孔5、5の列のいずれか一方に係止しうるように、左右の把持片19a、19a間の中心より側方に変位した下向きフック20aと上向きフック20bとを備えている。
下向きフック20aの下端と上向きフック20bの上端との間隔は、支柱2の前面における上下に隣接する上方の係合孔5の下端と、下方の係合孔5の上端との間の間隔より大とし、下向きフック20aと上向きフック20bとを、上下に隣接する係合孔5、5に、同時に前方より挿入し、かつ予め定めた係合代だけ下降しうるようにしてある。
保持部材18は、図2他に示すように、側面視において上下対称の形状をしており、図5に示す状態では、左右の把持片19a、19aによって把持した仕切板8の中心を、支柱2の前面における左右方向の中心と一致させた状態で、下向きフック20aを、支柱2の前面における左方の列の係合孔5に係止できるようにしてあるが、保持部材18を、前後方向を向く中心線L回りに180度回転させて、上下反転させることにより、そのときに上方に位置した上向きフック20bを、左右の把持片19a、19aによって把持した仕切板8の中心位置を変更させることなく、支柱2の前面における右方の列の係合孔5に係止させることができるようにしてある。
これによって、同一の保持部材18を上下の向きを反転させるだけで、下向きフック20aか上向きフック20bのいずれかを、支柱2の前面における左右のいずれの列の係合孔5にも係止させることができ、勝手違いの態様にも対応することができる。
保持部19における両把持片19a、19aは、仕切板8の後端部に後方より嵌合したとき、自重では落下しないが、使用者が手で上下動させることにより、仕切板8の後端部に沿って上下方向に摺動しうるように、適度の把持力をもって仕切板8の後端部を把持するようにしておくのが好ましい。
そのためには、両把持片19a、19aの内面に、ゴム等の弾性体、織布、不織布、その他の材料よりなるパッド材(図示略)を貼設しておくのが好ましい。
このようにすることによって、仕切板8を前方に移動させて形成した後述する作業スペース24を利用して、保持部材18を別の係合孔5に付け替えする際に、支柱2の係合孔5から係止部20を外した保持部材18が、仕切板8の後部を把持した状態を維持することができ、保持部材18が自重により落下するのを防止することができ、しかも、保持部材18の保持部19が仕切板8の後部を把持したままの状態で、保持部材18を、仕切板8の後端に沿って、所望の高さまで上下動させることができるので、保持部材18を別の係合孔5に付け替えする際の作業性が向上する。
保持部19における両把持片19a、19aの側面におけるほぼ中央には、取付孔21が設けられている。
図2および図3に示すように、仕切板8の後端部における上部と下部に取り付ける保持部材18は、取付孔21を利用して、公知のプッシュリベット22により、仕切板8に止着してあるが、上下の保持部材18間に位置している中間の2個の保持部材18は、図4に示すように、上記のプッシュリベット22による止着は行っておらず、両把持片19a、19aによって、仕切板8の後端部を左右から挟むだけとしてある。
すなわち、仕切板8の後端部における上部と下部のみに取付孔23(図3参照)が穿設されており、この取付孔23に、両把持片19a、19aにおける取付孔21が整合するようにして、上下の保持部材18における両把持片19a、19aをもって仕切板8の後端部を挟み、次いで、互いに整合している両把持片19a、19aの取付孔21とその間における仕切板8の取付孔23に、プッシュリベット22におけるグロメット22aを挿入した後、グロメット22aにプランジャ22bを挿入して、グロメット22aの軸端部を拡開させることにより、グロメット22aを取付孔21および取付孔23から抜け止めし、上下の保持部材18は、仕切板8の後端部における上部と下部とに止着されている。
上下の保持部材18における下向きフック20aは、保持部材18をプッシュリベット22をもって仕切板8の後端部に止着する前に、支柱2の前面における上部と下部の対応する係合孔5の下縁に係止しておく。
この支柱2の前面における上部と下部の係合孔5には、棚板6支持用のブラケット7を係止することはないので、これらの係合孔5に係止させた上部と下部の保持部材18は、支柱2への取付位置を変更する必要性が生じることはない。
この上下の保持部材18により、仕切板8は、正規の装着位置から前方への移動と、後部の左右方向への移動とが阻止されている。
中間部の2個の保持部材18は、その下向きフック20aを、支柱2の前面における中間の任意の係合孔5の下縁に係止し、かつ左右の把持片19a、19aによって、仕切板8の後端部を左右から挟むことにより、仕切板8の後端部の中間部が左右方向へ移動するのを阻止している。
仕切板8は、上下の保持部材18におけるプッシュリベット22を外すことにより、支持枠9に沿って、前後方向に移動することができ、その前後方向の移動可能範囲L1は、仕切板8を前方に移動させたとき、仕切板8の後端と支柱2の前面との間に、保持部材18を別の係合孔5に付け替えしうるだけの、図9および図10に示すような作業スペース24を形成しうるように定めてある。
この仕切板8の前後方向の移動可能範囲L1は、保持部材18における係止部20の前後方向の長さL2より大としてある。
したがって、棚板6を支持するブラケット7と、保持部材18とが干渉しそうな場合には、上下の保持部材18からプッシュリベット22を外し、かつ中間の2個の保持部材18を、仕切板8の後縁に沿って、支柱2の係合孔5から離脱可能な位置まで上昇させておき、その後、仕切板8を、その前端が前部ガイド部材13における嵌合溝13aの溝底である上下のチャンネル材17の基片17bに当接する前限まで移動させると、上下の保持部材18は、支柱2に係止されたまま仕切板8から離れ、中間の2個の保持部材18は、両把持片19a、19aが仕切板8の後端部を把持した状態で、仕切板8とともに、支柱2から離れて前方に移動する。
仕切板8を前限まで移動させることにより、仕切板8の後端と支柱2の前面との間に、作業スペース24が形成されるので、この作業スペース24を利用して、中間の2個の保持部材18を、ブラケット7と干渉しない適当な高さまで、仕切板8の後縁に沿って上下動させ、その後、仕切板8を後方に移動させて、仕切板8の後端上下部を、支柱2に係止されている上下の保持部材18における両把持片19a、19a間に嵌合させるとともに、中間の2個の保持部材18における下向きフック20aと上向きフック20bとを、支柱2の前面における対応する高さの係合孔5にそれぞれ嵌合した後下降させて、下向きフック20aを、嵌合した係合孔5の下縁に係止させる。
その後、上下の保持部材18にプッシュリベット22を装着して、各保持部材18を、仕切板8の後端上下部に止着する。
このようにすることによって、中間の2個の保持部材18を、作業スペース24を利用して、高さの異なる別の係合孔5に簡単に付け替えることができる。
それによって、保持部材18が、棚板6支持用のブラケット7と干渉するのを避けることができ、棚板6を後付けしたり、棚板6の高さを、所望の高さに自由に変更したりすることができる。
図1に示すように、左右両側部の支柱2の前面に設けた仕切板8と支持枠9は、側面材となっている。
この実施形態においては、中間の支柱2に設けた支持枠9における前部杆14の上端と、左方の支柱2に設けた支持枠9における前部杆14の上端とを、左右方向を向く横杆26をもって連結し、この横杆26と、それによって連結された左右の支持枠9における上部杆12と、後方の上部連結杆3とによって囲まれた空間の上端開口部を、透明板よりなる天板27をもって閉塞し、さらに、横杆26の下面と、それに対向するベース1の上面とに、レール28、29を設け、透明板よりなる2枚の引き戸30、31が、両レール28、29に沿って引き違いに開閉できるようにし、両引き戸30、31に施錠装置32を設け、ベース1の左半部上に、鍵の掛かる収容空間33を形成している。
天板27は、横杆26と、左右の上部杆12と、後方の上部連結杆3とに、単にねじ止めするだけでよい。
また、図示は省略したが、中間の支柱2に設けた支持枠9における前部杆14の前面と、左方の支柱2に設けた支持枠9における前部杆14の前面とに、支柱2おける係合孔5と同様の複数の係合孔を設け、これに、棚板支持用のブラケットを係止して、左右のブラケットにより、引き戸30、31の前方に、棚板(図示略)を配設することもある。
図11は、本発明の什器の変形例を示す。なお、図1〜図10に示す実施形態におけるのと同一または類似の部材には、同一の符号を付して図示するに止め、それらについての詳細な説明は省略する。
この変形例では、上記実施形態における上下の保持部材18に代えて、支柱2の前面における上下部に、平面視L字状のブラケット34を固着し、その一片に設けた取付孔(図示略)を、仕切板8の後端上下部に設けた取付孔23(図3および図11の2点鎖線参照)に整合させて、それらにプッシュリベット22を取り付けることにより、仕切板8を支柱2に止着してある。
また、上記実施形態における前部ガイド部材13を省略し、仕切板8の下端部を、ベース1の上面に設けた前後方向を向く凹溝35に、前後方向に摺動可能として嵌合し、かつ仕切板8の上端部を、上部杆12の下面に設けた前後方向を向く凹溝36に、前後方向に摺動可能として嵌合し、仕切板8を、両凹溝35、36に沿って前限まで移動させたとき、仕切板8の前端下部と前端上部が、凹溝35、36の前端壁35a、36aに当接して、仕切板8のそれ以上前方への移動が阻止されるようにしてある。
したがって、この変形例においては、ベース1における凹溝35を設けた部分によって、下部ガイド部材10が形成され、下面に凹溝36を設けた上部杆12によって、上部ガイド部材11が形成され、この下部ガイド部材10と上部ガイド部材11とによって、支持手段が形成されている。
このような変形例によっても、上記実施形態におけるのと同様の作用が生じ、同様の効果を奏することができる。
本発明は、上記実施形態および変形例のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱することなく、例えば、次のような変形した態様での実施が可能である。
(1) 3本の支柱2の後面側にも、それらの前面側に設けたのと同様の構成を、前後対称をなすように設け、前後両面に商品を同様に陳列できるようにする。
(2) 支柱2の前面の中央に、複数の係合孔5を1列に設け、各保持部材18における係止部20である下向きフック20a等を、左右の把持片19a、19a間の中心線Lと整合するように配設する。
(3) 上向きフック20bを省略する。
本発明は、化粧品陳列用什器だけでなく、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等において使用される商品陳列什器、倉庫や工場等において使用される物品載置什器等を含むあらゆる什器に適用することができる。
L 中心線
L1仕切材の前後方向の移動可能範囲
L2保持部材における係止部の前後方向の長さ
1 ベース
2 支柱
3 上部連結杆
4 背面板
5 係合孔
6 棚板
7 ブラケット
7a係合爪
8 仕切板(仕切材)
9 支持枠(支持手段)
10 下部ガイド部材
10a下部杆
11 上部ガイド部材
12 上部杆
12aチャンネル材
13 前部ガイド部材
13a嵌合溝
14 前部杆
15 インナーサッシ
16 アングル材
16a長片
16b短片
17 チャンネル材
17a側片
17b基片
18 保持部材
19 保持部
19a把持片
20 係止部
20a下向きフック
20b上向きフック
21 取付孔
22 プッシュリベット
22aグロメット
22bプランジャ
23 取付孔
24 作業スペース
26 横杆
27 天板
28、29 レール
30、31 引き戸
32 施錠装置
33 収容空間
34 ブラケット
35、36 凹溝
35a、36a 前端壁

Claims (6)

  1. 前面に複数の係合孔を上下方向に離間させて列設した支柱と、
    この支柱の前方を左右方向に仕切る仕切材と、
    この仕切材の後部を左右から挟んで保持しうる保持部およびこの保持部を前記支柱における複数の係合孔に選択的に係止しうる係止部を有する保持部材と、
    前記仕切材を、前記支柱に対して前後方向に移動可能として支持しうる支持手段とを備え、
    前記仕切材の前後方向の移動可能範囲を、前記仕切材を前方に移動させたとき、前記仕切材の後端と前記支柱の前面との間に、前記保持部材を別の係合孔に付け替えしうるだけの作業スペースを形成しうるように定めたことを特徴とする什器。
  2. 前記仕切材の前後方向の移動可能範囲を、前記保持部材における係止部の前後方向の長さより大とした請求項1記載の什器。
  3. 前記支持手段が、前記仕切材を支柱に対して前後方向に移動可能として案内するガイド部材を備えている請求項1または2記載の什器。
  4. 前記支持手段が、前記仕切材の前端部が前後方向に移動可能として嵌合する嵌合溝を有する前部ガイド部材を備えている請求項1〜3のいずれかに記載の什器。
  5. 前記支持手段が、支柱の下端部から前方を向き、かつ前記仕切材の下端を前後方向に移動可能として支持する下部ガイド部材と、支柱の上端部から前方を向き、かつ前記仕切材の上端を前後方向に移動可能として支持する上部ガイド部材と、下端部が前記下部ガイド部材の前端部に結合され、かつ上端部が前記上部ガイド部材の前端部に結合された前記前部ガイド部材とを備え、前記下部ガイド部材、上部ガイド部材および前部ガイド部材により、前記仕切材の下端、上端および前端を囲繞するようにした請求項4記載の什器。
  6. 前記保持部材における保持部が、前記仕切材の後部を、上下方向に摺動可能、かつ自重により落下しない程度の把持力をもって把持するようにした請求項1〜5のいずれかに記載の什器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108134017A (zh) * 2017-11-29 2018-06-08 江西九鼎动力新能源科技有限公司 一种可调节空间间距的电池组固定架

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