JP3240108U - パネル型陳列装置 - Google Patents

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裕之 松本
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Abstract

【課題】一般的な構造を有するラックの前面に容易に設置でき、また、有効な陳列スペースに合わせてサイズや配置を設定できるパネル型陳列装置を提供する。【解決手段】複数本の支柱R1と複数本の支柱R1に前方に張り出すように片持ち支持された多段状の複数の棚板R2とを備えたラックRの前面に設置されるパネル型陳列装置1であって、任意の上部高さ位置でラックRの前面に沿って水平に配置されるように複数本の支柱R1に上部ブラケット3を介して取り付けられた上部レール2と、任意の下部高さ位置でラックRの前面に沿って水平に配置されるように複数本の支柱R1に下部ブラケットを介して取り付けられた下部レール4と、上部レール2および下部レール4によりラックRの前面に沿って水平方向にスライド自在に支持されかつ前面に物品保持手段7を有している陳列パネル6とを備えている。【選択図】図1

Description

この考案は、例えば展示品やサンプル品等を陳列するための陳列装置(什器)に関し、より詳細には、ラックの前面に設置可能なパネル型陳列装置に関する。
例えば靴等の履物のようにサイズ、カラー等が異なる多種類を品揃えする必要がある商品を、スーパーマーケット、ホームセンター等の量販店や専門店等の小売店で販売する場合、通常、購入者が直に見たり手に取ったりできる展示品やサンプル品を陳列するためのラック、ワゴン、展示パネル等の展示用什器に加えて、包装箱等に収容された多数の販売品を陳列するためのラック等の在庫用什器が必要となる。
在庫用什器は、バックヤードに設置されることもあるが、希望する販売品を購入者自身または販売員が即座に見つけられるようにするためには、売場内に設置されるのが好ましい。
しかしながら、展示用什器および在庫用什器を売場内に併設するには、多くのスペースが必要となるため、売場のスペース効率が低下し、店舗の状況によっては併設が困難な場合もある。
そこで、上記の課題を解決する手段として、下記の特許文献1記載の商品陳列台が提案されている。この商品陳列台は、台板に立設された支持部材に、商品を陳列するための複数の棚板が多段状に取り付けられ、前記棚板の上方を覆う天板が、前記支持部材の所要の高さ位置から前方に張り出して設けられ、前記天板の前端下面と前記台板の前端上面に、上下1対のガイドレールが互いに向かい合うように設けられ、商品を懸吊させる掛具を前面に取り付けうる引戸型の陳列パネルが、前記上下1対のガイドレールに沿って摺動自在に設けられているものである。
上記の商品陳列台によれば、多段状の棚板に多数の販売品を陳列できると同時に、陳列パネルに展示品等を見やすく展示できるので、売場のスペース効率を向上させることができる。
実公昭57-60381号公報
しかしながら、上記の商品陳列台は、その天板や台板にガイドレールが設けられた特殊な構造のものであって、一般的な構造を有する市販のラック等の在庫用什器をそのまま利用できないため、コストが嵩んでしまうおそれがあった。
また、販売品の陳列スペースを多く確保するためには、床近くから天井近くまで多段の棚板による陳列スペースが設けられるように、商品陳列台の高さを高くする事が考えられるが、床や天井に近い陳列スペースの前面は、展示品やサンプル品の陳列には適さない。しかしながら、上記の商品陳列台の場合、全ての棚板の陳列スペースの前面が陳列パネルで覆われてしまうため、陳列パネルのサイズが展示品等のための有効な陳列スペースに対して大きくなりすぎるという問題があった。
この考案は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、一般的な構造を有するラックの前面に簡単に設置でき、また、有効な陳列スペースに合わせてサイズや配置を設定できるパネル型陳列装置を提供することを目的としている。
この考案は、上記の目的を達成するために、以下の(1)~(6)の態様からなる。
なお、この考案を特定するに当たり、「前」とは、ラックの正面から見て手前方向(図4の左)を言い、「後」とは、同奥方向(図4の右)を言い、「左右」とは、前から見た場合の左右(図1の左右)を言うものとする。
(1)左右に間隔をおいて立てられた複数本の支柱と、前記複数本の支柱に前方に張り出すように片持ち支持された多段状の複数の棚板とを備えているラックの前面に設置されるパネル型陳列装置であって、
任意の上部高さ位置において前記ラックの前面に沿って水平に配置されるように、前記複数本の支柱にそれぞれ上部ブラケットを介して取り付けられている上部レールと、
前記上部高さ位置よりも下方の任意の下部高さ位置において前記ラックの前面に沿って水平に配置されるように、前記複数本の支柱にそれぞれ下部ブラケットを介して取り付けられている下部レールと、
前記上部レールおよび前記下部レールにより前記ラックの前面に沿って水平方向にスライド自在に支持され、かつ前面に物品保持手段を有している陳列パネルとを備えている、パネル型陳列装置。
(2)前記陳列パネルが、厚さ方向に貫通した多数の孔を有する多孔パネルよりなり、
前記物品保持手段が、前記多孔パネルの任意の孔の縁に係り止められる係止部と所定の物品を保持しうる物品保持部とを有している物品保持部材よりなる、(1)のパネル型陳列装置。
(3)前記複数本の支柱の各前側面に多数の棚板取付用孔が上下方向所定間隔おきに形成されており、
前記上部ブラケットの後端部に、任意の前記棚板取付用孔の縁に係り止められる係止爪部が設けられており、
前記下部ブラケットの後端部に、任意の前記棚板取付用孔の縁に係り止められる係止爪部が設けられている、(1)または(2)のパネル型陳列装置。
(4)前記上部ブラケットが、前後方向にのびかつ連結部材を介して互いに連結されている上ベース部材および下ベース部材を含んでおり、
前記係止爪部が、前記上ベース部材および前記下ベース部材それぞれの後端部に設けられている、(3)のパネル型陳列装置。
(5)左右に隣り合う前記上部ブラケットが、これらの長さ中間部または後端部において、左右方向にのびる上部連結部材により互いに連結されており、
左右に隣り合う前記下部ブラケットが、これらの長さ中間部または後端部において、左右方向にのびる下部連結部材により互いに連結されている、(1)~(4)のいずれか1つのパネル型陳列装置。
(6)前記下部レールが、左右方向にのびるレール本体部と、前記レール本体部の両端から上方にのびる所定長さの左右2つの立ち上がり部とを有しており、
前記左右2つの立ち上がり部の上端が、左右に隣り合う前記下部ブラケットの前端部に接続されている、(1)~(5)のいずれか1つのパネル型陳列装置。
この考案のパネル型陳列装置によれば、上述した上部レール、上部ブラケット、下部レール、下部ブラケット、陳列パネルおよび物品保持手段により構成されているので、一般的な構造のラックの前面に容易に設置できる。
また、上部レールおよび下部レールを設ける高さ位置を任意に設定できるので、有効な陳列スペースに合わせて陳列パネルのサイズや配置を設定することができる。
この考案の実施形態に係るパネル型陳列装置を示すものであって、ラックの前面に設置した状態の正面図である。 図1のII-II線に沿う水平断面図である。 図1のIII-III線に沿う水平断面図である。 同パネル型陳列装置の右側面図である。 同パネル型陳列装置の上部レールを示すものであって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は拡大右側面図、(d)は部分拡大正面図である。 同パネル型陳列装置の上部ブラケットを示すものであって、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は正面図、(d)は部分拡大右側面図である。 同パネル型陳列装置の下部レールを示すものであって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は拡大右側面図である。 同パネル型陳列装置の下部ブラケットを示すものであって、(a)は平面図、(b)は右側面図、(c)は拡大正面図である。 同パネル型陳列装置の陳列パネルを示すものであって、(a)は平面図、(b)は中間省略正面図、(c)は(b)のc-c線に沿う拡大垂直断面図である。 同パネル型陳列装置の物品保持部材を示すものであって、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図である。 同パネル型陳列装置の組立工程の一部を示す分解斜視図である。
図1~図11を参照して、この考案の実施形態を以下に説明する。但し、この考案は、以下の実施形態や図面によって限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載されたこの考案の要旨を変更しない範囲内で適宜に変更を加えた上で実施することも勿論可能である。
図1~図4に示すように、この考案の実施形態に係るパネル型陳列装置(1)は、ラック(R)の前面に設置されている。
図示のラック(R)は、左右に間隔をおいて立てられた2本の支柱(R1)と、両支柱(R1)に前方に張り出すように片持ち支持された多段状の複数の棚板(R2)とを備えている。各棚板(R2)の上面には、箱によって包装された販売品(G1)が陳列される。
支柱(R1)は、横断面方形の中空材よりなる。支柱(R1)の前側面には、多数の縦長方形状の棚板取付用孔(R11)が、上下方向所定間隔おきにかつ左右2列に形成されている。
棚板(R2)は、横長方形板状の水平な棚板本体(R21)と、棚板本体(R21)の左右端縁部に垂下状に設けられ左右2つのブラケット(R22)とを備えている。両ブラケット(R22)の後端部には、先端下向きの鉤形をした複数の係止爪部(R221)が上下に間隔をおいて形成されている。これらの係止爪部(R221)を両支柱(R1)の任意の高さ位置の棚板取付用孔(R11)の下縁に係り止めることで、棚板(R2)が両支柱(R1)の任意の高さ位置に取り付けられるようになっている。
両支柱(R1)の下端部には、床面に設置された台板(R3)後面の左右両端部が接続固定されている。台板(R3)は、その上面に販売品(G1)を陳列できるようになっており、最下段のベース棚を兼ねている。
両支柱(R1)の対向する側面間には、垂直な背面パネル(R4)が介在固定されている。
両支柱(R1)の上端部どうしおよび下端部どうしは、それぞれ水平な連結バー(R5)によって連結されている。
図示のパネル型陳列装置(1)は、
・任意の上部高さ位置においてラック(R)の前面に沿って水平に配置されるように、2本の支柱(R1)にそれぞれ上部ブラケット(3)を介して取り付けられている上部レール(2)と、
・上部高さ位置よりも下方の任意の下部高さ位置においてラック(R)の前面に沿って水平に配置されるように、2本の支柱(R1)にそれぞれ下部ブラケット(5)を介して取り付けられている下部レール(4)と、
・上下に向かい合う上部レール(2)および下部レール(4)によりラック(R)の前面に沿って水平方向にスライド自在に支持され、かつ前面に物品保持手段(7)を有している陳列パネル(6)と、
・左右方向にのびかつ両上部ブラケット(3)の長さ中間部(または後端部)どうしを連結している上部連結部材(8)と、
・左右方向にのびかつ両下部ブラケット(5)の後端部(または長さ中間部)どうしを連結している下部連結部材(9)と、
を備えている。
上部レール(2)は、下部レール(4)と協働して、陳列パネル(6)を左右方向にスライド自在に支持するための部材である。
この実施形態の上部レール(2)は、図5に詳しく示すように、左右方向にのびかつ下方に開口した略リップ溝形の横断面を有する金属形材等の長尺材よりなる。後述するように陳列パネル(6)の上縁部に取り付けられた吊り車(63)が、上部レール(2)内に収容されることにより、陳列パネル(6)が吊り下げ支持されている。このように陳列パネル(6)を上吊りタイプとすれば、陳列パネル(6)のスライド操作をスムーズに行いうる。もっとも、陳列パネルは、その下縁部に設けたローラによって下部レール上を走行しうるレールタイプとする事も可能であり、その場合、上部レールは、例えば陳列パネルの上縁部を緩く保持しうる横断面下方開口溝形に構成することができる。
上部レール(2)には、その上壁(211)の後縁から全長に亘って後方に水平に突出した後方突出縁部(212)が設けられている。この後方突出縁部(212)の左右両端部分が、左右の上部ブラケット(3)との接続部分となされている。
図5(d)に示すように、上部レール(2)の左右各端部には、陳列パネル用ストッパ(22)が取り付けられている。ストッパ(22)は、左右方向内方に開口したコ字形の折曲板片よりなり、上部レール(2)の左右各端部内に挿入された状態で、ビス(23)によって上部レール(2)の上壁(211)に固定されている。このストッパ(22)により、上部レール(2)の端部から陳列パネル(6)の吊り車(63)が外れるのが阻止される。
上部ブラケット(3)は、上部レール(2)と支柱(R1)とを連結するためのものであって、各支柱(R1)の任意の上部高さ位置に前方に張り出すように片持ち支持される。
図6は、右側の上部ブラケット(3)の詳細構造を示したものである。なお、左側の上部ブラケット(3)は、右側の上部ブラケット(3)と左右対称形であるので、詳しい図示は省略する。図示の上部ブラケット(3)は、前後方向にのびている上ベース部材(3A)および下ベース部材(3B)と、上ベース部材(3A)と下ベース部材(3B)とを連結している垂直な連結部材(3C)とを備えている。上ベース部材(3A)および下ベース部材(3B)それぞれの後端部には、複数の係止爪部(33)が上下に間隔をおいて形成されている。係止爪部(33)は、棚板(R2)の係止爪部(R221)と同様に、先端下向きの鉤形のものであって、支柱(R1)の棚板取付用孔(R11)の下縁に係り止められるようになっている。
上ベース部材(3A)は、その前側に横断面略方形の中空部(31)を有しているとともに、その後側に側面視略逆台形の垂下板部(32)を有している。中空部(31)には、その下壁の前端から前方に突出した水平な前方突出部(311)が設けられている。この前方突出部(311)により、上部レール(2)における後側下壁(213)の左右各端部が受けられるようになっている。垂下板部(32)は、中空部(31)の左右方向外側壁(図では右側壁)と連続して設けられている。垂下板部(32)の垂直な後端縁に、複数(図では3つ)の係止爪部(33)が上下に並んで設けられている。また、上ベース部材(3A)の後側には、垂下板部(32)の上縁から左右方向内方にのびる上部水平板部(34)と、垂下板部(32)の下縁から左右方向内方にのびる下部水平板部(35)とが設けられている。
下ベース部材(3B)も、その前側に横断面略方形の中空部(31)を有しているとともに、その後側に側面視略逆台形の垂下板部(32)を有している。中空部(31)の前端開口は、前端壁(312)により塞がれている。垂下板部(32)は、中空部(31)の左右方向外側壁(図では右側壁)と連続して設けられている。垂下板部(32)の垂直な後端縁に、複数(図では2つ)の係止爪部(33)が上下に並んで設けられている。また、下ベース部材(3B)の後側には、垂下板部(32)の上縁から左右方向内方にのびる上部水平板部(34)が設けられている。
連結部材(3C)は、2つ設けられている。一方の連結部材(3C)は、上ベース部材(3A)および下ベース部材(3B)の中空部(31)の前端部分どうしを連結している。他方の連結部材(3C)は、上ベース部材(3A)および下ベース部材(3B)の中空部(31)の後端寄り部分どうしを連結している。各連結部材(3C)は、横断面略方形の中空状となされており、例えば溶接等によって上ベース部材(3A)および下ベース部材(3B)と接合されている。
また、上部ブラケット(3)には、支柱(R1)から不用意に外れるのを防止するための上部ブラケット用ストッパ(3D)が備えられている。同ストッパ(3D)は、垂直板部(36)と、垂直板部(36)の上縁から左右方向内方にのびる水平板部(37)と、垂直板部(36)の後端縁に設けられかつ支柱(R1)の棚板取付用孔(R11)の上縁に係り止められる逆向き係合爪部(38)とを備えている。水平板部(37)は、逆向き係合爪部(38)が棚板取付用孔(R11)の上縁に係り止められた状態で、上ベース部材(3A)の下部水平板部(35)下面と重ねられて、ビス(39)により接合固定される。
上部ブラケット(3)に対して上向きの外力が作用すると、上部ブラケット(3)の係止爪部(33)が支柱(R1)の棚板取付用孔(R11)から外れるおそれがあるが、上部ブラケット用ストッパ(3D)が設けられることで、上部ブラケット(3)の上方への移動が阻止されるため、上部ブラケット(3)が支柱(R1)から不用意に外れるのが確実に防止され、使用時の安全性が高められる。
なお、上部ブラケット用ストッパは、上記のように上ベース部材(3A)の下部に設けられる他、これに代えて又はこれに加えて、下ベース部材(3B)の下部に設けられてもよい。
上部レール(2)は、その後側下壁(213)の左右端部が、左右の上部ブラケット(3)における上ベース部材(3A)の前方突出部(311)で受けられるとともに、その後方突出縁部(212)の左右端部分が、左右の上部ブラケット(3)における上ベース部材(3A)の中空部(31)の上壁前端部分に重ねられてビスで接合固定されることにより、両上部ブラケット(3)の前端部に接続されるようになっている。これにより、上部レール(2)をラック(R)の前面の所要高さ位置に水平に配置することができる。
また、例えばラック(R)の棚板(R2)の取付高さ位置の変更等に伴い、上部レール(2)を配置する高さ位置を変更したい場合には、左右の上部ブラケット(3)の支柱(R1)への取付高さ位置を変更すればよい(係止爪部(33)を他の任意の高さの棚板取付用孔(R11)に係り止める)ので、その作業を簡単に行いうる。
図2に示すように、左右の上部ブラケット(3)は、これらの長さ中間部において、左右方向にのびる上部連結部材(8)によって、互いに連結されている。この上部連結部材(8)により、両上部ブラケット(3)の左右方向のガタツキ、ひいては上部レール(2)の左右方向の揺れが防止されるので、後述する下部連結部材(9)と協働することで、陳列パネル(6)のスライド操作をスムーズに行いうる。
上部連結部材(8)は、左右方向に長い水平バーよりなる。図示の上部連結部材(8)の場合、水平バーは横断面略方形の中空形材となされている。上部連結部材(8)の左右端部には雌ねじ部(81)が設けられている。また、上部連結部材(8)には、その上壁の左右端から左右方向外方に張り出した張り出し板部(82)が設けられている。
この上部連結部材(8)は、左右の上部ブラケット(3)における上ベース部材(3A)の中空部(31)の長さ中間位置において、同中空部(31)の上壁に張り出し板部(82)が重ねられるとともに、同中空部(31)の左右方向内側壁にビス(83)によって接合固定されるようになっている(図6(c)参照)。
なお、上部連結部材は、その配置が棚板(R2)の陳列スペースと重なってしまう場合には、同陳列スペースを避けられるように、後述する下部連結部材(9)と同様に、左右の上部ブラケット(3)の後端部どうしを連結する構成としてもよい。
下部レール(4)は、上部レール(2)と協働して、陳列パネル(6)を左右方向にスライド自在に支持するためのものである。
この実施形態の下部レール(4)は、図7に詳しく示すように、左右方向にのびるレール本体部(4A)と、レール本体部(4A)の左右端から上方にのびる所定長さの左右2つの立ち上がり部(4B)とを有しており、両立ち上がり部(4B)の上端部分が、左右の下部ブラケット(5)の前端部に接続されている。
より詳細には、下部レール(4)は、左右方向にのびる横断面略U形の溝形部材(41)を備えている。溝形部材(41)は、その後側壁(413)の高さが前側壁(412)の高さよりも高くなされている。また、溝形部材(41)には、その後側壁(413)の左右端部から上方に向かって縦長方形状に突出させられた左右の上方突出部(414)が設けられている。左右の上方突出部(414)の上端縁には、後方に向かって水平に折り曲げられた後方突出縁部(414a)が設けられている。そして、溝形部材(41)の底壁(411)、前側壁(412)および後側壁(413)によって、レール本体部(4A)が構成され、溝形部材(41)の左右の上方突出部(414)によって、左右の立ち上がり部(4B)が構成されている。また、後方突出縁部(414a)は、下部ブラケット(5)の前端部との接続部分を構成している。
溝形部材(41)における後側壁(413)の後面の左右端部から左右の上方突出部(414)の後面にかけての部分には、横断面略方形の垂直補強部材(42)が接合固定されている。また、溝形部材(41)における後側壁(413)の後面には、左右の垂直補強部材(42)どうしを連結するように、フランジ付き溝形の水平補強部材(43)が接合固定されている。これらの垂直補強部材(42)および水平補強部材(43)により、下部レール(4)の剛性が高められている。溝形部材(41)の左右両端の開口は、それぞれ端壁(45)によって塞がれている。
下部レール(4)におけるレール本体部(4A)の底部(溝形部材(41)の底壁(411)上面)には、その幅中央部に、上方に開口した横断面U形のガイド溝部材(44)が取り付けられている。ガイド溝部材(44)内には、陳列パネル(6)の下縁部に設けられたガイドローラ(65)が収容される。なお、図示の態様とは逆に、陳列パネル(6)の下縁部に横断面逆U形のガイド溝部材を設けるとともに、下部レール(4)の底部にガイドローラを設けてもよい。
下部ブラケット(5)は、下部レール(4)と支柱(R1)とを連結するためのものであって、各支柱(R1)の任意の下部高さ位置に前方に張り出すように片持ち支持される。
図8は、右側の下部ブラケット(5)の詳細構造を示したものである。なお、左側の下部ブラケット(5)は、右側の下部ブラケット(5)と左右対称形であるので、詳しい図示は省略する。
図示の下部ブラケット(5)は、前後に長いものであって、その後端部に、複数の係止爪部(53)が上下に間隔をおいて形成されている。係止爪部(53)は、棚板(R2)の係止爪部(R221)と同様、先端下向きの鉤形のものであって、支柱(R1)の棚板取付用孔(R11)の下縁に係り止められるようになっている。
より詳細には、下部ブラケット(5)は、その前側に横断面略方形の中空部(51)を有しているとともに、その後側に側面視略逆台形の垂下板部(52)を有している。中空部(31)の上壁の前端部分により、下部レール(4)の左右の立ち上がり部(4B)の上端(後方突出縁部(414a))が受けられて、ビス(46)で接合固定されるようになっている。垂下板部(52)は、中空部(51)の左右方向外側壁(図では右側壁)と連続して設けられている。垂下板部(52)の垂直な後端縁に、複数(図では2つ)の係止爪部(53)が上下に並んで設けられている。また、下部ブラケット(5)の後側には、垂下板部(52)の上縁前部から左右方向内方にのびる上部水平板部(54)と、垂下板部(52)の下縁から左右方向内方にのびる下部水平板部(55)とが設けられている。垂下板部(52)の左右方向内側面には、同面に開口を向けて接合固定された正面視コ字形の折曲板片よりなる取付基部(56)が設けられている。
なお、下部ブラケットについても、上部ブラケット(3)と同様に、上ベース部材、下ベース部材および連結部材よりなりかつ上ベース部材および下ベース部材それぞれの後端部に係止爪部を設けた構造としてもよく、それによって、下部ブラケットの体裁を損なうことなく、下部ブラケットの取付強度、ひいては下部レールの取付強度を高めることができる。
また、図示の下部ブラケット(5)にも、上部ブラケット(3)と同様に、支柱(R1)から不用意に外れるのを防止するための下部ブラケット用ストッパ(57)が備えられている。
同ストッパ(57)は、垂直板部(571)と、垂直板部(571)の上縁から左右方向内方(図8では左方)にのびる水平板部(572)と、垂直板部(571)の後端縁に設けられかつ支柱(R1)の棚板取付用孔(R11)の上縁に係り止められる逆向き係合爪部(573)とを備えている。水平板部(572)は、逆向き係合爪部(573)が棚板取付用孔(R11)の上縁に係り止められた状態で、下部水平板部(55)の下面と重ねられ、ビス(58)により接合固定される。
図3に示すように、左右の下部ブラケット(5)は、これらの後端部において、左右方向にのびる下部連結部材(9)によって、互いに連結されている。この下部連結部材(9)により、両下部ブラケット(5)の左右方向のガタツキ、ひいては下部レール(4)の左右方向の揺れが防止されるので、前述の上部連結部材(8)と協働することで、陳列パネル(6)のスライド動作がよりスムーズに行われる。
この実施形態の下部連結部材(9)は、左右方向にのびる水平バー(91)と、水平バー(91)の左右端部に前方に突出するように取り付けられた左右2つのブラケット(92)とを備えており、左右のブラケット(92)の前端部が左右の下部ブラケット(5)の後端部に接続固定さている。従って、この下部連結部材(9)は、これと同じ高さ位置にある棚板(R2)の陳列スペースと重ならないように、同スペースの後方に配置される。
図示の下部連結部材(9)において、水平バー(91)は横断面円形の管材よりなる。左右のブラケット(92)は、後端部が水平バー(91)の左右端面に接合固定された前後に長い垂直板片(92a)と、垂直板片(92a)の外側面の前端部に接合固定された側面視倒立L形の折曲板片(92b)とよりなる。折曲板片(92b)は下部ブラケット(5)の取付基部(56)と係り合わせられるようになっており、この状態で垂直板片(92a)の前端部が取付基部(56)の側壁と重ねわせられてビス(93)で接合固定される。
なお、下部連結部材は、その配置が棚板(R2)の陳列スペースと重ならない場合には、前述の上部連結部材(8)と同様に、左右の下部ブラケット(5)の長さ中間部どうしを連結する構成としてもよい。
陳列パネル(6)は、ラック(R)の前面にスライド自在に設けられて、展示品やサンプル品等の物品(G2)を陳列するためのものである。
図1~図4に示すパネル型陳列装置(1)の場合、上部レール(2)および下部レール(4)間に、2枚の陳列パネル(6)が左右に並んで設けられている。各陳列パネル(6)の横幅は、ラック(R)の両支柱(R1)の間隔(水平距離)の約3分の1となされている。但し、陳列パネル(6)の数や横幅は、パネル前面に所要の物品(G2)を陳列できるとともに、ラック(R)の棚板(R2)の陳列スペースへの販売品(G1)の出し入れを妨げないものであれば、特に限定されず、上記以外とすることも勿論可能である。なお、複数の陳列パネルを設ける場合には、特許文献1記載の商品陳列台のように複数の陳列パネルを引違い状に設けることも可能であるが、そのように構成すると、陳列パネルおよびこれに陳列された物品が前方に大きく張り出してしまう上、上部レールおよび下部レールの構造も複雑なものとなる。従って、これらの点を考慮すると、図示のように複数の陳列パネル(6)を左右並列状に設ける態様が好ましいと言える。
図9に詳しく示すように、陳列パネルは、厚さ方向に貫通した多数の孔(6a)を有する多孔パネル(6)よりなる。陳列パネル(6)を多孔パネル製とすれば、後述するように多孔パネル(6)の孔(6a)の縁に係り止められる物品保持部材(7)と組み合わせることにより、所望の物品(G2)を陳列パネル(6)前面の任意の箇所に簡単に陳列できる。但し、無孔パネルによって陳列パネルを構成することも可能である。
陳列パネル(6)を構成する多孔パネルとしては、図示のようなパンチングメタルよりなるものを用いることができる。多孔パネル(6)には、その周縁部が後面に向かって横断面コ字形に折り曲げられることにより、縦長方形のパネル枠部(61)が形成されている。その他、多孔パネルとして、金網等のメッシュパネルを用いることも可能である。
陳列パネル(6)の上縁部(パネル枠部(61)の上枠部分)には、複数(図では左右2つ)の吊り車(63)が取り付けられている。これらの吊り車(63)は、上部レール(2)内にその一端側から挿入されて、上部レール(2)の前後の下壁部の上面を長さ方向に沿って転動しうるようになっている。
陳列パネル(6)の左右各側縁部(パネル枠部(61)の左右側枠部分)には、陳列パネル(6)どうしの衝突による損傷を抑制するための緩衝材(64)が取り付けられている。緩衝材(64)は、例えばエラストマー等のゴム弾性材料により形成されている。図示の陳列パネル(6)の場合、緩衝材(64)は、横向き円錐台形状のものであって、陳列パネル(6)の左右各縁部の上下2箇所にビス(65)によって取り付けられている。但し、緩衝材の形状、数、配置、取付態様は適宜変更可能である。
陳列パネル(6)の下縁部(パネル枠(61)の下枠部)には、ガイドローラ(65)が垂直軸周りに回転自在に取り付けられている。ガイドローラ(65)は、下部レール(4)のガイド溝部材(44)内に収容されており、陳列パネル(6)をスライドさせる際にガイド溝部材(44)の一方の側壁内面に回転接触させられることで、陳列パネル(6)の前後の揺れが抑制され、陳列パネル(6)のスライド動作がスムーズに行われる。
物品保持手段は、多孔パネルよりなる陳列パネル(6)の任意の孔(6a)の縁に係り止められる係止部(7a)と、所定の物品(G2)を保持しうる物品保持部(7b)とを有している物品保持部材(7)よりなる。
図10に詳しく示した物品保持部材(7)は、特に、陳列する物品(G2)が靴である場合に好適に使用されるものであって、正面視略方形の垂直な背部枠板(71)と、背部枠板(71)の前面の下縁部に前方に張り出すように取り付けられた下部水平板(72)と、背部枠板(71)の前面における左右側縁部の高さ中間位置に前方に張り出すように取り付けられた平面視コ字形の上部水平枠板(73)と、背部枠板(71)の後面の左右側縁部にそれぞれ取り付けられかつ上端部に後方に向かってクランク状に折れ曲がった屈曲端部(741)を有する左右2本の垂直棒(74)とを備えている。下部水平板(72)の前縁部は、垂直上向きに折り曲げられている。上部水平枠板(73)の前縁部は、前斜め上向きに折り曲げられている。下部水平板(72)は、1足の靴のうち一方(G2)をその側部が前を向くように陳列される下側物品保持部(7b)を構成している。上部水平枠板(73)は、1足の靴のうち他方(G2)をその底部が前を向くように陳列される上側物品保持部(7b)を構成している。また、左右の垂直棒(74)の屈曲端部(741)が、多孔パネルよりなる陳列パネル(6)の孔(6a)の縁に係り止められる係止部(7a)を構成している。
また、物品保持手段として、ラック(R)の棚板(R2)に陳列された商品(G1)の部品、付属品、関連商品等の物品を陳列するための物品陳列部材を併用してもよい。具体的には、例えば、多孔パネルよりなる陳列パネル(6)の任意の孔(6a)の縁に係り止められる係止部と、前方にのびた棒状体よりなりかつ上記物品を吊り下げ状態で陳列しうる物品吊り下げ部とを備えた物品保持部材を使用できる。
図示のパネル型陳列装置(1)には、任意の構成要素として、ディスプレイ装置(10)が備えられている(図1および図4参照)。このディスプレイ装置(10)に、商品のコマーシャル映像や画像を表示させることにより、陳列された物品(G2)に関する情報を購入者に伝えることができる。
ディスプレイ装置(10)は、上部レール(2)の所定箇所(図では上部レールの左側部)に略倒立L形のブラケット(11)を介して取り付けられ、スライドする陳列パネル(6)と干渉しないように陳列パネル(6)の前方にやや間隔をあけて配置されている。なお、ディスプレイ装置(10)は、上部レール(2)以外の箇所、例えば陳列パネル(6)の前面に取り付けられてもよい。
上記実施形態のパネル型陳列装置によれば、以下のような有利な効果が奏される。
(a)複数本の支柱(R1)および複数の棚板(R2)よりなる一般的な構造のラック(R)における複数本の支柱(R1)の任意の高さ位置に、上部ブラケット(3)を介して上部レール(2)を、下部ブラケット(5)を介して下部レール(4)をそれぞれ取り付けるとともに、物品保持手段(7)を前面に有する陳列パネル(6)を、上部レール(2)および下部レール(4)によってスライド自在に支持するだけで、同ラック(R)の前面に容易に設置できる(図11参照)。従って、例えば既存のラック(R)に対して、パネル型陳列装置(1)を後付で設置することも可能であり、コストが抑えられる。
(b)上部レール(2)および下部レール(4)を配置する高さ位置を任意に設定できるので、例えば、ラック(R)の前面のうち、床や天井に近い棚板の陳列スペースの前面部分を除いて、陳列パネル(6)を配置することも可能であり、有効な陳列スペースに合わせて陳列パネル(6)のサイズや配置を設定することができる。
(c)陳列パネルが多孔パネル(6)よりなり、物品保持手段が、多孔パネル(6)の孔(6a)に係り止められる係止部(7a)と物品保持部(7b)とを有する物品保持部材(7)よりなるので、展示品等の物品(G2)を陳列パネル(6)前面の任意の箇所に簡単に陳列することができる。
(d)上部ブラケット(3)および下部ブラケット(5)それぞれの係止爪部(33)(53)を、ラック(R)の支柱(R1)における任意の高さ位置の棚板取付用孔(R11)の縁に係り止めるだけで、上部ブラケット(3)および下部ブラケット(5)を介して上部レール(2)および下部レール(4)が支柱(R1)に取り付けられるので、これらの部材(2)(3)(4)(5)の取付作業を簡単にかつ迅速に行いうる。
(e)上部ブラケット(3)が上ベース部材(3A)および下ベース部材(3B)を含んでいるとともに、上下両ベース部材(3A)(3B)の後端部にそれぞれ係止爪部(33)が設けられているので、上部ブラケット(3)の体裁を損なうことなく、上部ブラケット(3)の取付強度、ひいては上部レール(2)の取付強度を高めることができ、特に、陳列パネル(6)が上部レール(2)に吊り下げ支持される態様において好適である。
(f)左右に隣り合う上部ブラケット(3)が上部連結部材(8)により互いに連結され、また、左右に隣り合う下部ブラケット(5)が下部連結部材(9)により互いに連結されており、それによって上部レール(2)および下部レール(4)の剛性が高められているので、スライド時に陳列パネル(6)がガタついたり揺れたりするのを効果的に防止できる。
また、上部連結部材(8)や下部連結部材(9)(特に下部連結部材(9))の連結位置を、両上部ブラケット(3)の後端部や両下部ブラケット(5)の後端部とすることで、上部連結部材(8)や下部連結部材(9)がこれらの高さ位置にある棚板(R2)の陳列スペースの妨げとなるのを回避できる。
(g)下部レール(4)がレール本体部(4A)と左右2つの立ち上がり部(4B)とを有しており、両立ち上がり部(4B)の上端が左右に隣り合う下部ブラケット(5)の前端部に接続されているので、両立ち上がり部(4B)の長さを、例えば下部ブラケット(5)の取付高さ位置とその下方の棚板(R2)との間の垂直距離とほぼ等しくなるように設定すれば、同棚板(R2)の陳列スペースへの販売品(G1)の出し入れに際して、下部レール(4)が邪魔になるのを防ぐことができる。
(h)上部ブラケット(3)には、上部ブラケット用ストッパ(3D)が備えられているので、上部ブラケット(3)が支柱(R1)から不用意に外れるのを防止できる。同様に、下部ブラケット(5)にも、下部ブラケット用ストッパ(56)が備えられているので、下部ブラケット(5)が支柱(R1)から不用意に外れるのを防止できる。
なお、上記の実施形態では、2本の支柱(R1)間に複数の棚板(R2)が多段状に設けられた単体型のラック(R)に、この発明のパネル型陳列装置(1)を設置した例を示したが、3本以上の支柱を有しかつ隣り合う支柱間にそれぞれ複数の棚板が多段状に設置された連結型のラックにも、この発明のパネル型陳列装置を設置できる。
後者の場合、例えば、ラックの左右に並んだ各単位体(隣り合う支柱およびこれらの間に設置された棚板)ごとに、上記の実施形態と同様にして、この発明のパネル型陳列装置を設置することができる。
また、ラックの複数の単位体にまたがる長さを有する上部レールおよび下部レールを用意し、これら長尺の上部レールおよび下部レールによって、複数の単位体の前面に配置される所要の複数の陳列パネルをスライド自在に支持する構成としてもよい。
この考案は、例えば販売品を陳列するラックの前面に設置して、展示品やサンプル品等の物品を陳列するためのパネル型陳列装置として、好適に使用することができる。
(R):ラック
(R1):支柱
(R11):棚板取付用孔
(R2):棚板
(1):パネル型陳列装置
(2):上部レール
(3):上部ブラケット
(3A):上ベース部材
(3B):下ベース部材
(3C):連結部材
(33):係止爪部
(4):下部レール
(4A):レール本体部
(4B):立ち上がり部
(5):下部ブラケット
(53):係止爪部
(6):(多孔パネルよりなる)陳列パネル
(6a):孔
(7):物品保持部材(物品保持手段)
(7a):係止部
(7b):物品保持部
(8):上部連結部材
(9):下部連結部材

Claims (6)

  1. 左右に間隔をおいて立てられた複数本の支柱と、前記複数本の支柱に前方に張り出すように片持ち支持された多段状の複数の棚板とを備えているラックの前面に設置されるパネル型陳列装置であって、
    任意の上部高さ位置において前記ラックの前面に沿って水平に配置されるように、前記複数の支柱にそれぞれ上部ブラケットを介して取り付けられている上部レールと、
    前記上部高さ位置よりも下方の任意の下部高さ位置において前記ラックの前面に沿って水平に配置されるように、前記複数の支柱にそれぞれ下部ブラケットを介して取り付けられている下部レールと、
    前記上部レールおよび前記下部レールにより前記ラックの前面に沿って水平方向にスライド自在に支持され、かつ前面に物品保持手段を有している陳列パネルとを備えている、パネル型陳列装置。
  2. 前記陳列パネルが、厚さ方向に貫通した多数の孔を有する多孔パネルよりなり、
    前記物品保持手段が、前記多孔パネルの任意の孔の縁に係り止められる係止部と所定の物品を保持しうる物品保持部とを有している物品保持部材よりなる、請求項1のパネル型陳列装置。
  3. 前記複数本の支柱の各前側面に、多数の棚板取付用孔が上下方向所定間隔おきに形成されており、
    前記上部ブラケットの後端部に、任意の前記棚板取付用孔の縁に係り止められる係止爪部が設けられており、
    前記下部ブラケットの後端部に、任意の前記棚板取付用孔の縁に係り止められる係止爪部が設けられている、請求項1または2のパネル型陳列装置。
  4. 前記上部ブラケットが、前後方向にのびかつ連結部材を介して互いに連結されている上ベース部材および下ベース部材を含んでおり、
    前記係止爪部が、前記上ベース部材および前記下ベース部材それぞれの後端部に設けられている、請求項3のパネル型陳列装置。
  5. 左右に隣り合う前記上部ブラケットが、これらの長さ中間部または後端部において、左右方向にのびる上部連結部材により互いに連結されており、
    左右に隣り合う前記下部ブラケットが、これらの長さ中間部または後端部において、左右方向にのびる下部連結部材により互いに連結されている、請求項1のパネル型陳列装置。
  6. 前記下部レールが、左右方向にのびるレール本体部と、前記レール本体部の両端から上方にのびる所定長さの左右2つの立ち上がり部とを有しており、
    前記左右2つの立ち上がり部の上端が、左右に隣り合う前記下部ブラケットの前端部に接続されている、請求項1のパネル型陳列装置。
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