JP2017038692A - シリンジポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】把持部材のギヤが、動力側のギヤに対してスラスト方向にずれるのを防止して、把持部材がシリンジ押子を正しく把持して、薬剤の送液を行うことができるシリンジポンプを提供する。【解決手段】シリンジポンプの把持機構部80は、シリンジ押子を間に配置させる、第1把持部材81及び第2把持部材82と、第1把持部材81に対応する第1ギヤ151と、第2把持部材82に対応する第2ギヤ152と、第1ギヤ151と噛み合って、第1把持部材81に動力を伝達する第3ギヤ153と、第2ギヤ152と第3ギヤ153の間に介在して、第3ギヤ153の動力を第2ギヤ152に伝達する第4ギヤ154と、第1ギヤ151をスラスト方向(X方向)に付勢する第1弾性部材171を有し、この第3ギヤ153は、第1ギヤ151が第1弾性部材171により受ける付勢力に抗してスラスト方向(X1方向)に移動することを規制する係止部161を有する。【選択図】図10

Description

本発明は、シリンジを装着してこのシリンジ内の薬液を患者へ送液するためのシリンジポンプに関する。
シリンジポンプは、例えば集中治療室(ICU)等で使用されて、患者に対して抗がん剤、麻酔剤、化学療法剤、輸血製剤、栄養剤等の薬液の送液処置を、高い精度で比較的長時間行うことに用いられる。シリンジポンプの薬液の流量制御は、他の輸液ポンプに比較して精密で優れている。
シリンジポンプを使用する治療室や手術室では、異なる収容量を有する複数種類のシリンジが予め用意されている。医療従事者は、複数種類のシリンジから必要とする収容量のシリンジを選択し、選択された収容量のシリンジを上述したシリンジポンプに対して装着する。
シリンジがシリンジポンプの凹状の収容部に装着されると、シリンジ本体の本体フランジが把持されるとともに、シリンジ押子がスライダに把持される。このスライダは、一対の把持部材と、このスライダをスライド方向に固定したりこの固定を解除する操作レバーを有する。
一対の把持部材は、複数のギヤを介して操作レバーに連動している。この一対の把持部材は、医療従事者が操作レバーを押し込むと、シリンジの中心軸を基準として互いに傾くことで互いに離れる。そして、一対の把持部材は、医療従事者が操作レバーを開放すると互いに近づいて、シリンジ押子の両脇を把持するようになっている。
シリンジポンプのモータを駆動すると、スライダが、シリンジ押子をシリンジ本体側に向けて少しずつ押すことで、シリンジ押子はシリンジ本体内の薬液を押し出して、チューブを通じて患者に送液できる(特許文献1を参照)。
国際公開WO/2014/020632
上述したように、一対の把持部材は、複数のギヤを介して、動力を与えるための駆動側の操作レバー側のギヤに連動できるように噛み合っている。例えば清掃時に、指で少なくとも一方の把持部材の位置を変えるために把持部材を押してしまって、この把持部材に対して無理な力(過負荷)を加えてしまうことがある。
把持部材に対して無理な力を加えると、把持部材のギヤと操作レバー側のギヤとの間には、拘束関係が無いために、ギヤ同士の噛み合い状態が浮き上がって浅くなり、その結果、ギヤ同士の噛み合い位置が変位する「歯飛び」現象が生じることがある。また、「歯飛び」現象が生じる際に、歯先の細く弱い部分が削れて(舐めて)しまうこともある。
この「歯飛び」現象では、ギヤ同士の噛み合い位置が変位してしまっているので、一対の把持部材が回動して開いたり閉じたりする際に、一対の把持部材の回動の同期が取れなくなる。
また、把持部材のギヤは、スラスト方向についてはスプリングの力で抑えているのみであるので、把持部材のギヤが、操作レバー側のギヤに対して、スプリングの力に逆らってスラスト方向にずれてしまうと、把持部材のギヤと操作レバー側のギヤの噛み合い位置が変位しやすくなる。
このため、従来のシリンジポンプの把持部材は、シリンジのシリンジ押子を正しく把持できなくなり、このシリンジポンプは使用できず、シリンジポンプは修理に出す必要がある。
そこで、本発明は、把持部材のギヤが、動力側のギヤに対してスラスト方向にずれるのを防止して、把持部材がシリンジ押子を正しく把持して、薬剤の送液を行うことができるシリンジポンプを提供することを目的とする。
本発明のシリンジポンプは、シリンジを装着して前記シリンジ内の薬液を送液するシリンジポンプであって、前記シリンジのシリンジ本体を載置可能な載置部と、前記シリンジのシリンジ押子を把持可能な把持機構部と、を備え、前記把持機構部は、前記シリンジ押子を間に配置させる、第1把持部材及び第2把持部材と、前記第1把持部材に対応する第1ギヤと、前記第2把持部材に対応する第2ギヤと、前記第1ギヤと噛み合って、前記第1把持部材に動力を伝達する第3ギヤと、前記第2ギヤと前記第3ギヤの間に介在して、前記第3ギヤの動力を前記第2ギヤに伝達する第4ギヤと、前記第1ギヤをスラスト方向に付勢する弾性部材と、を有し、前記第3ギヤは、前記第1ギヤが前記弾性部材により受ける付勢力に抗してスラスト方向に移動することを規制する係止部を有する、ことを特徴とする。
上記構成によれば、第3ギヤは、第1ギヤが弾性部材により受ける付勢力に抗してスラスト方向に移動することを規制する係止部を有する。この係止部は、第1把持部材の第1ギヤが、第3ギヤに対してスラスト方向にずれるのを防止して、第1ギヤと第3ギヤ側の噛み合いを確保できる。従って、第1把持部材は、シリンジ押子を正しく把持して、薬剤の送液を行うことができる。このように、把持部材のギヤが、動力側の第3ギヤに対してスラスト方向にずれるのを防止して、把持部材がシリンジ押子を正しく把持できるので、シリンジポンプは、薬剤の送液を行うことができ、シリンジポンプを修理に出す必要が無い。
好ましくは、前記弾性部材を第1弾性部材とし、前記係止部を第1係止部としたときに、前記把持機構部は、前記第2ギヤをスラスト方向に付勢する第2弾性部材を備え、前記第2ギヤは、前記第2弾性部材により受ける付勢力に抗してスラスト方向に移動することを規制する第2係止部を有する。
上記構成によれば、第3ギヤは、第1ギヤが第1弾性部材により受ける付勢力に抗してスラスト方向に移動することを規制する第1係止部を有し、かつ第2ギヤは、第2ギヤが第2弾性部材により受ける付勢力に抗してスラスト方向に移動することを規制する第2係止部を有する。
このため、この第1係止部は、第1把持部材の第1ギヤが、第3ギヤに対してスラスト方向にずれるのを防止するとともに、第2係止部は、第2把持部材の第2ギヤが、第3ギヤに対してスラスト方向にずれるのを防止できる。従って、第1ギヤと第3ギヤ側の噛み合いと、第2ギヤと第3ギヤ側の噛み合いを確保できるので、第1把持部材と第2把持部材は、シリンジ押子を両側から正しく把持できる。
好ましくは、前記第4ギヤは、前記第1係止部と前記第2係止部との間に配置されている。
上記構成によれば、第4ギヤは、第1係止部と前記第2係止部との間に配置できるので、第4ギヤがスラスト方向(X1方向とX2方向の両方)についてずれるのを防止できる。
好ましくは、前記第1把持部材及び前記第2把持部材を回動させるとともに、スラスト方向へ移動させる動力入力部を備える。
上記構成によれば、動力入力部は、第1把持部材と第2把持部材を回動し、しかもスライド方向へ移動することで、第1把持部材と第2把持部材は、シリンジ押子を両側から把持できる。
本発明は、把持部材のギヤが、動力側のギヤに対してスラスト方向にずれるのを防止して、把持部材がシリンジ押子を正しく把持して、薬剤の送液を行うことができる。
本発明のシリンジポンプの第1好ましい実施形態を示す斜視図。 図1に示すシリンジポンプをW方向から見た斜視図。 複数種類の大きさのシリンジの例を示す斜視図。 シリンジポンプにおける電気的な構成例を示す図。 図2に示すシリンジ設定部とシリンジ押子駆動部の一部分を示す斜視図。 図5に示すシリンジ設定部とシリンジ押子駆動部の一部分を、E方向から拡大して見た斜視図。 ブーツを最も伸長している状態から、押子フランジをスライダに固定しようとしている状態を示す斜視図。 ブーツを収縮させた状態を示す斜視図。 図9(A)は、シリンジ押子押圧部材の斜視図であり、図9(B)は、別の角度から見たシリンジ押子押圧部材の斜視図。 シリンジ押子押圧部材の把持機構部の構造例を示す斜視図。 把持機構部を別の角度から見た示す斜視図。 把持機構部を示す平面図。 第3ギヤの前面図。 第3ギヤの前面側から見た斜視図。 本発明の第2実施形態を示しており、第3ギヤの前面側から見た斜視図。 第3ギヤと付勢部材であるコイルスプリングを示す断面図。 第3ギヤの比較例を示す図。 従来のシリンジポンプの把持部材の付近を清掃する様子を示す図。 従来のシリンジポンプにおいて、把持部材のギヤが、操作レバー側のギヤに対して、コイルスプリングの力に抗して、スラスト方向であるX方向にずれてしまう様子を示す図。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照して詳しく説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
<第1実施形態>
図1は、本発明のシリンジポンプの第1実施形態を示す斜視図である。図2は、図1に示すシリンジポンプをW方向から見た斜視図である。
図1と図2に示すシリンジポンプ1は、例えば集中治療室等で使用され、患者に対して、例えば抗がん剤、麻酔剤、化学療法剤、輸血製剤、栄養剤等の薬液の微量注入処置を、高い精度で比較的長時間行う微量持続注入ポンプである。
図1と図2に示すように、シリンジポンプ1は、例えば薬液を充填したシリンジ200のシリンジ本体201を、クランプ5を用いて、動かないように装着して固定することができる。
図2に示すシリンジ押子駆動部7のモータ133が、送りネジ135を回転することで、シリンジ押子駆動部7のシリンジ押子押圧部材10は、シリンジ200のシリンジ押子202を、シリンジ本体201側へT方向に押圧することができる。これにより、シリンジ本体201内の薬液は、図2に示すようにチューブ203と留置針204を介して、患者Pに対して正確に送液する。
このシリンジ押子押圧部材10は、シリンジ押子202を把持した状態で、シリンジ押子202をシリンジ本体201側に押して移動させるための移動部材の一例であり、スライダともいう。
図2に示すように、シリンジポンプ1は、筐体2を有し、この筐体2は耐薬品性を有する成型樹脂材料により一体成型されている。図1に示すように、筐体2は、フロントカバー2Fとリアカバー2Rを接合して組み立てることにより、液密性能を有する箱体として構成されている。これにより、後で説明するように、仮に薬液や水分等がかかってもシリンジポンプ1の内部に侵入するのを防ぐことができる防沫および防滴(防水)処理構造を有している。
まず、シリンジポンプ1の筐体2に配置された各要素について説明する。
図2に示すように、シリンジポンプ1は、筐体2と取手2Tを有している。筐体2の上部分2Aには、表示部3と、操作パネル部4が配置されている。筐体2の下部分2Bには、シリンジの載置部6とシリンジ押子駆動部7が配置されている。
これにより、医療従事者は、筐体2の上部分2Aの表示部3にカラー表示される情報内容を目視で確認しながら、シリンジ200からの薬液の送液作業を行うことができる。そして、医療従事者は、筐体2の表示部3にカラー表示される情報内容を確認しながら、操作パネル部4の操作ボタンを操作することができる。
図1と図2に示す表示部3は、カラーグラフィック表示することができるカラー液晶表示装置(LCD)である。この表示部3は、筐体2の上部分2Aの左上位置であって、シリンジの載置部6とシリンジ押子駆動部7の上側に配置されている。操作パネル部4は、筐体2の上部分2Aにおいて表示部3の右側に配置され、操作パネル部4には、操作ボタンとしては、図示例では、パイロットランプ4A、早送りスイッチボタン4B、開始スイッチボタン4C、停止スイッチボタン4D、メニュー選択ボタン4E、電源スイッチ4F等が配置されている。
図2に示す筐体2は、上部分2Aと下部分2Bを有する。図1と図2に示す例では、シリンジの載置部6とシリンジ押子駆動部7は、X方向(長手軸方向ともいう)に沿って並べて配置されている。シリンジの載置部6は、複数種類の収容量の異なるシリンジの中から、例えば収容量のシリンジ200を選択して、着脱可能にはめ込んで装着することができる。
図1と図2に示すシリンジの載置部6は、シリンジ本体201を収容する収容部8と、クランプ5と、本体フランジ209を着脱可能にはめ込んで把持するための本体フランジ把持部500を有している。収容部8は、凹型のシリンジ本体保持部8Dを有している。収容部8の左側の端部の壁部分には、チューブ203を着脱可能に挟み込むためのチューブ固定部9が形成されている。このチューブ固定部9は、図2に示すようにチューブ203の一部を挟み込んで固定する溝部分である。
図1と図2において、医療従事者が、クランプ5を操作してシリンジ200をシリンジの載置部6から取り外す際には、例えばクランプ5を図示しないスプリングの力に抗してY1方向(手前方向)に引っ張って、しかもR1方向に90度回すことで、クランプ5はシリンジ本体201の外周面から離れる。これにより、シリンジ本体201は、クランプ5による固定を解除して、収容部8のシリンジ本体保持部8Dから取り出すとともに、チューブ203はチューブ固定部9内から取り外すことができる。
また、このクランプ5を操作してシリンジ200をシリンジの載置部6の収容部8に収容して取り付ける際には、クランプ5を図示しないスプリングの力に抗してY1方向に引っ張ってR2方向に90度回して、スプリングの力によりY2方向に戻す。これにより、シリンジ本体201は、収容部8のシリンジ本体保持部8D内に収容するとともに、チューブ203をチューブ固定部9内にはめ込んだ状態で、クランプ5により固定することができる。
図1と図2に示すように、シリンジ本体201が収容部8のシリンジ本体保持部8D内に収容して装着されると、シリンジ押子202がシリンジ押子駆動部7内に配置される。このシリンジ押子駆動部7は、シリンジ押子押圧部材10を有している。制御部からの指令により図2のモータ133が駆動して送りネジ135が回転すると、このシリンジ押子押圧部材10は、シリンジ押子202の押子フランジ205を、シリンジ本体201側へT方向に沿って少しずつ押す。この送りネジ135は、シリンジ押子押圧部材10を収容部8側に少しずつ押して案内していくための案内部材である。
これにより、シリンジ本体201内の薬液は、チューブ203と留置針204を通じて、患者Pに対して高い精度で比較的長時間かけて送液することができる。なお、図1と図2におけるX方向、Y方向、Z方向は互いに直交している。X方向は、シリンジポンプ1の収容部8の長手軸方向であり、Y方向は、シリンジポンプ1の前後方向であり、そしてZ方向はシリンジポンプ1の上下方向である。
図3は、複数種類の大きさのシリンジの例を示す斜視図である。図1と図2では、一例として、最も薬液の収容量が大きいシリンジ200が固定されている。
図3(A)に示す最も薬液の収容量が大きいシリンジ200は、シリンジ本体201と、シリンジ押子202を有しており、シリンジ本体201は本体フランジ209を有し、シリンジ押子202は押子フランジ205を有している。シリンジ本体201には、薬液の目盛210が形成されている。シリンジ本体201の出口部211には、フレキシブルなチューブ203の一端部が着脱可能に接続される。
図3(B)に示す薬液の収容量が中くらいのシリンジ300は、シリンジ本体301と、シリンジ押子302を有しており、シリンジ本体301は本体フランジ309を有し、シリンジ押子302は押子フランジ305を有している。シリンジ本体301には、薬液の目盛310が形成されている。シリンジ本体301の出口部311には、フレキシブルなチューブ203の一端部が着脱可能に接続される。
図3(A)に示すシリンジ200は、例えば薬液の収容量が50mLであり、図3(B)に示すシリンジ300は、例えば薬液の収容量が30mLである。
しかし、シリンジの収容量は、50mL、30mLに限らず、例えばシリンジの収容量は、5mL、10mL、20mL等がある。
図3に例示するシリンジ200,300の各シリンジ本体201,301は、それぞれ大きさが異なる。シリンジ200,300の各シリンジ本体201,301は、図1と図2に示すようにして、収容部8のシリンジ本体保持部8D内に収容して固定することができる。
次に、図4を参照して、図1と図2に示すシリンジポンプ1における電気的な構成例を説明する。
図4において、シリンジポンプ1は、全体的な動作の制御を行う制御部(コンピュータ)100を有している。この制御部100は、例えばワンチップのマイクロコンピュータであり、ROM(読み出し専用メモリ)101,RAM(ランダムアクセスメモリ)102、不揮発性メモリ103、そしてクロック104を有する。クロック104は、所定の操作により現在時刻の修正ができ、現在時刻の取得や、所定の送液作業の経過時間の計測、送液の速度制御の基準時間の計測等ができる。
図4に示す制御部100は、電源スイッチボタン4Fと、スイッチ111が接続されている。スイッチ111は、電源コンバータ部112と例えばリチウムイオン電池のような充電池113を切り換えることで、電源コンバータ部112と充電池113のいずれかから制御部100に電源供給する。電源コンバータ部112は、コンセント114を介して商用交流電源115に接続されている。図4において、例えば収容部8内には、一対の検出スイッチ120,121が配置されている。検出スイッチ120,121は、複数種類のシリンジのシリンジ本体のいずれか、例えばシリンジ200のシリンジ本体201が、収容部8内に正しく配置されているかどうかを検知して、制御部100に通知する。
図4に示すクランプセンサとしてのポテンションメータ122は、クランプ5に連結されている。このポテンションメータ122は、シリンジ本体201をクランプ5によりクランプした状態で、クランプ5がY2方向に関して移動する際のクランプ5の移動量を検出する。これにより、どの収容量のシリンジ本体201(301)がクランプ5によりクランプされているかどうかを、制御部100に検出信号を送って通知する。制御部100は、このポテンションメータ122からの検出信号によりクランプ5のY方向に関する移動量を得て、例えば図3に示す複数種類のシリンジ本体201,301の内のどのシリンジが装着されているかを判別することができる。
図4に示すシリンジ押子駆動部7のモータ133は、制御部100の指令によりモータドライバ134により駆動されると、送りネジ135を回転させてシリンジ押子押圧部材10をT方向に移動させる。これにより、シリンジ押子押圧部材10は、シリンジ押子202をT方向に押圧して、図2に示すシリンジ本体201内の薬液を、チューブ203を通じて患者Pに対して留置針204を介して正確に送液する。
図4において、表示部ドライバ130は、制御部100の指令により表示部3を駆動して、各種情報や報知内容等を表示する。スピーカ131は、制御部100の指令により各種の報知内容を告知する。制御部100は、通信ポート140を通じて、例えばデスクトップコンピュータのような外部コンピュータ141に対して双方向に通信可能である。この外部コンピュータ141は、薬液データベース(DB)150に接続されており、薬液データベース150に格納されている薬液情報MFは、外部コンピュータ141を介して、制御部100に取得して、制御部100の不揮発性メモリ103に記憶させることができる。制御部100は、記憶した薬液情報MFを基にして、表示部3には薬液情報MF等を表示することができる。
図4において、早送りスイッチボタン4B、開始スイッチボタン4C、停止スイッチボタン4D、メニュー選択ボタン4E、電源スイッチ4Fは、制御部100に電気的に接続されている。この他に、制御部100には、本体フランジ209が、本体フランジ把持部500(図5を参照)により把持されたことを検出するための検出器としてのフォトカプラセンサ250が、電気的に接続されている。このフォトカプラセンサ250は、発光素子251と、この発光素子251からの光を受光する受光素子252を有している。
次に、図5と図6を参照して、シリンジの載置部6の詳しい構造を説明する。図5は、図2に示すシリンジの載置部6とシリンジ押子駆動部7の一部分を示す斜視図である。図6は、図5に示すシリンジの載置部6とシリンジ押子駆動部7の一部分を、E方向から拡大して見た斜視図である。
図5に示すシリンジの載置部6は、シリンジ本体201を収容する収容部8と、クランプ5と、シリンジ200の本体フランジ209(図3を参照)を押さえて把持する本体フランジ把持部500と、本体フランジ検出部600を有している。
図1と図2に示すように、一例として、シリンジ200のシリンジ本体201がシリンジの載置部6に設定され、シリンジ200のシリンジ本体201が、クランプ5を用いて固定されている。図5と図6に示すように、シリンジの載置部6の収容部8は、シリンジ本体201を収容することができる凹部であり、収容部8の長手軸方向であるX方向に沿っている。シリンジ本体201の外周面の一部分が収容部8のシリンジ本体保持部8Dの内面に対して密接され、シリンジ本体201の外周面の残り部分は、外側に露出されている。本体フランジ検出部600は、図4に示すフォトカプラセンサ250を有している。
図5と図6を参照して、本体フランジ把持部500の形状を説明する。この本体フランジ把持部500の形状はあくまでも一例であり、本体フランジ把持部500はこの形状に限定されない。この本体フランジ把持部500は、Y方向とZ方向で形成される面に沿って配置されている。
図5と図6に示すように、本体フランジ把持部500は、先端部501と、2つの連結部588を有している。図6に示すように、この先端部501は、好ましくは2つの導入部502,503と、これらの導入部502,503の間に形成されている凹部504を有している。これにより、医療従事者は、図1と図2に示すように、シリンジ200の本体フランジ209を、2つの導入部502,503を用いて、本体フランジ把持部500の内面とシリンジ本体保持部8Dの右側側面部8Vとの間に、Y2方向(図1を参照)に沿って容易に挿入できる。
従って、本体フランジ把持部500は、本体フランジ209を確実に把持して固定することができる。図5と図6に示すように、両側の連結部588の間には、ほぼ円形の穴部599を有している。この穴部599は、図6に示すように、後で説明する覆い部材としてのブーツ800を通すために形成されている。これにより、図2に示すシリンジ押子202をシリンジ本体201側に向けて押してシリンジ本体201内の薬液を送液する時に、ブーツ800は、本体フランジ把持部500に接触することなく弾性変形して収縮できる。
図6に戻ると、シリンジポンプ1が使用される状態では、この導入部502は、Z方向に関して上側に位置し、導入部503は下側に位置している。凹部504の中央位置には、好ましくはさらに小さい凹部505が形成されている。この小さい凹部505は、シリンジ200が装着された状態で、図2に示すシリンジ押子202の羽根部分の一部分を入れ込むための溝部分である。これにより、シリンジ押子202の羽根部分が本体フランジ把持部500の凹部504の面に乗り上げてしまうことが無い。このため、シリンジ200を所定に位置に確実に固定できる。このことは、シリンジ200だけでなく、図3に示すシリンジ300の場合も同様である。
次に、図5と図6に示す覆い部材としてのブーツ800の形状例について、簡単に説明する。
このブーツ800は、図2に示すシリンジ押子202をシリンジ本体201側に押してシリンジ本体201内の薬液を送る際に、弾性変形して収縮可能な部材である。図5に示すように、ブーツ800は、収容部8のシリンジ本体保持部8Dの右側側面部8Vと、シリンジ押子押圧部材10の把持機構部80の間に配置されている。ブーツ800は、弾性変形により伸縮可能な例えばゴムやプラスチックにより作られており、シリンジ押子押圧部材10がX1方向とX2方向に移動するのに伴って、伸張と収縮ができる。
ブーツ800は、例えば、図4に示すガイドバーやシャフト136等の機械要素を覆うために防沫構造になっている。これにより、例えばシリンジ本体201内の薬液がこぼれたり、上方に配置されている点滴液がこぼれ落ちたり、周辺で用いる消毒液や水分等が飛散しても、機械要素に対して付着するのを防ぐ。
図7(A)は、ブーツ800を最も伸長している状態を示し、図7(B)は、押子フランジ205をシリンジ押子押圧部材10に固定しようとしている状態を示している。
図7に例示するように、ブーツ800は、例えば複数の同じ大きさの第1凸部分811,812,813,814,815,816と、複数の同じ大きさの第2凸部分821,822,823と、左右の連結部分830,831を有している。第2凸部分821,822,823の直径は、第1凸部分811,812,813,814,815,816の直径よりも小さい。
図6に示すように、左側の連結部分830は、本体フランジ把持部500の穴部599を通って、シリンジ本体保持部8Dの右側側面部8V側に固定されている。1つの第2凸部分823は右側の連結部分831を介して把持機構部80の内側面89側に接続されている。
これにより、シリンジ押子押圧部材10が左側に移動してブーツ800が弾性変形して収縮されると、第2凸部分821,822,823が、より直径の大きい第1凸部分に対して入り込むようになっている。
次に、図7と図8を参照して、図2に示すシリンジ押子駆動部7の構造例を説明する。図8は、ブーツ800を収縮させている途中の状態を示す斜視図である。
図2と図7に示すように、シリンジ押子駆動部7は、本体カバー2の延長部2N内に収容して保持されている。この延長部2Nは、本体カバー2の下部分からX1方向に延長することにより形成されている。図2に示すように、延長部2Nは、上側面部701と、下側面部702と、右側面部703を有している。この延長部2Nは、上側面部701と下側面部702と右側面部703と、図7に示すすでに説明した収容部8のシリンジ本体保持部8Dの右側側面部8Vと、により囲まれた空間SPを有しており、この空間SP内にはシリンジ押子駆動部7が収容されている。
図4に示すシリンジ押子駆動部7のモータ133は、制御部100の指令により駆動されると、送りネジ135を回転させてシリンジ押子押圧部材10をT方向に移動させる。これにより、シリンジ押子押圧部材10は、シリンジ押子202をT方向に押圧して、図2に示すシリンジ本体201内の薬剤を、チューブ203を通じて患者Pに対して留置針204を介して正確に送液することができる。
図7に示すように、このシリンジ押子押圧部材10は、把持機構部80と、2つの把持部材81,82と、把持部材81,82の開閉用の動力を手動で入力するための操作部としての操作レバー83を有している
この把持部材81は上側の第1把持部材であり、把持部材82は、下側の第2把持部材である。把持部材81,82はフックとも呼ぶことができる。
この把持機構部80は、延長部2Nのガイドレール84に沿ってX1方向とX2方向(T方向)に沿って移動可能である。医療従事者は、指により、この操作レバー83を、図7(A)に示す初期位置からP1方向にスプリングの付勢力に抗して押し下げたり、図8(A)に示すようにPR方向にスプリングの付勢力により持ち上げて初期位置に復帰させることができる。
図8(B)に示すように、医療従事者が操作レバー83を、初期位置からP1方向に押し下げることにより、把持部材81,82は、スラスト方向であるX2方向に移動して把持機構部80から離れて間隔BNを開け、医療従事者が操作レバー83をさらに押すと、把持部材81,82は互いに遠ざかるRQ1方向に開く。
医療従事者がシリンジ押子202の押子フランジ205を、この間隔BNにはめ込んだ後に、医療従事者が操作レバー83を放すと、操作レバー83はスプリングの力によりRQ2方向に復帰する。これにより、把持部材81,82は、図示しないスプリングの力により、X1方向に移動して押子フランジ205をこれらの把持部材81,82と把持機構部80の間に挟んで保持する。しかも、把持部材81,82をRQ2方向に閉じることで、把持部材81,82はシリンジ押子202を両側から挟んで保持できる。
次に、図9を参照して、シリンジ押子押圧部材10の構造例を、簡単に説明する。
図9(A)は、シリンジ押子押圧部材10の斜視図であり、図9(B)は、別の角度から見たシリンジ押子押圧部材10の斜視図である。
図9を参照すると、シリンジ押子押圧部材10の把持機構部80は、第1カバー901と第2カバー902と、第1シール材903と第2シール部材914を有している。第2カバー902はこの第1カバー901に対して、第1シール材903を介して、図9(B)に示す3本のネジ904を用いて固定されている。第1シール材903は、把持機構部80を防沫構造にするために、第1カバー901の接合部分と第2カバー902の接合部分を気密に接合する。
第1カバー901と第2カバー902の内部には、上述したように操作レバー83を操作することで、把持部材81,82を開いたり、閉じたりするための把持機構部80のギヤ等の機構要素が収容されている。把持機構部80の機構要素は、次に説明する。
次に、図10から図12を参照して、把持機構部80の構造例を、さらに詳しく説明する。
図10は、把持機構部80の構造例を示す斜視図である。図11は、把持機構部80を別の角度から見た示す斜視図である。図12は、把持機構部80の平面図である。
図10から図12に示す把持機構部80は、把持部材81と把持部材82が同期して回動し、且つスラスト方向(X2方向)に所定量移動する動作を、手動により操作する動力入力部としての操作レバー83を有している。ここで、スラスト方向(X2方向)に移動する所定量は、図8(B)に示す間隔BNに等しい。把持部材81,82は、上述したようにシリンジ押子202(302)を両側から挟み込んで把持する。
図10と図11に示すように、この把持機構部80は、第1ギヤ151と、第2ギヤ152と、第3ギヤ153と、そして第4ギヤ154を有する。第1ギヤ151と第2ギヤ152と第3ギヤ153と第4ギヤ154は、好ましくは軽量化を図るために、プラスチック製である。
まず、第1ギヤ151と第2ギヤ152について説明する。
第1ギヤ151は、把持部材81の軸部81Tを用いて、把持部材81に連結されている。第2ギヤ152は、把持部材82の軸部82Tを用いて、把持部材82に連結されている。図10に示すように、第1ギヤ151は、その全周囲の一部分に、複数の歯151Aを有する。第2ギヤ152は、その全周囲の一部分に、複数の歯152Aを有する。
次に、第3ギヤ153について説明する。
図10に示す第3ギヤ153は、操作レバー83に連結されている。第3ギヤ153は、把持部材81と把持部材82を同期して、開いたり閉じたりするための動力入力用の駆動ギヤである。
第3ギヤ153は、中央部分153Cと、この中央部分153Cから半径方向に突出して形成された第1延長部分153Dと第2延長部分153Eを有する。中央部分153Cは、円形の孔153Fを有する。
図10と図11に示すように、第3ギヤ153の第1延長部分153Dの先端部は、複数の歯153Aと、第1係止部161を有する。第3ギヤ153の歯153Aは、第1ギヤ151の歯151Aと第4ギヤ154の歯154Aと噛み合っている。
第1係止部161は、第3ギヤ153の複数の歯153Aの背面側に連続して形成されており、この第1係止部161は、弓型の壁部分である。この第1係止部161は、複数の歯153Aの背側(X1方向側)に配置されている。言い換えると、スラスト方向であるX方向に関して、第1係止部161は、把持部材81,82が配置されている側とは反対側(X1方向側)において、複数の歯153Aに沿って形成されている。この第1係止部161の形成高さH1は、複数の歯153Aの歯高さと同じか大きい。
次に、第4ギヤ154について説明する。
図10に示すように、第4ギヤ154は、第2ギヤ152と第3ギヤ153の間に介在されている。第4ギヤ154は、全周に渡って複数の歯154Aを有する。この第4ギヤ154の歯154Aは、第2ギヤ152の歯152Aと、第3ギヤ153の歯153Aの両方に噛み合っているアイドルギヤである。第4ギヤ154は、第2ギヤ152と第3ギヤ153の間に介在して、第3ギヤ153の回転動力を第2ギヤ152に反転して伝達する。これにより、第1ギヤ151と第2ギヤ152は、互いに反転する。
このような把持機構部80の構造により、医療従事者が指で操作レバー83を図示しないコイルスプリングの力に抗してP1方向に押すと、第3ギヤ153もP1方向に回転する。この第3ギヤ153のP1方向の回転により、把持部材81,82はRQ1方向に回転して開く。
逆に、医療従事者が、指を操作レバー83から離すと、操作レバー83は、コイルスプリングの力により逆にPR方向に回転するので、第3ギヤ153もPR方向に回転する。第3ギヤ153のPR方向に回転により、把持部材81,82はRQ2方向に回転して閉じる。
このようにして、把持部材81,82は、同期して回転して開き、同期して回転して閉じるようになっている。
図10に示す第1弾性部材171は、第1ギヤ151をスラスト方向であるX2方向に突っ張って付勢する。第1弾性部材171は、第1ギヤ151と固定側の部品171Dの間に取り付けられている。同様にして、第2弾性部材172は、第2ギヤ152をスラスト方向であるX2方向に突っ張って付勢する。第2弾性部材172は、第2ギヤ152と固定側の部品172Dの間に取り付けられている。
第3ギヤ153の第1係止部161は、第1ギヤ151が第1弾性部材171により受ける付勢力(突っ張り力)に抗して、第1ギヤ151が、スラスト方向であるX1方向に移動することを規制する役割を有する。
一方、図10から図12に示すように、第4ギヤ154は、第2ギヤ152と第3ギヤ153にそれぞれ噛み合っている。しかも、第2ギヤ152は、第2係止部162を有する。
この第2係止部162は、第2ギヤ152の複数の歯152Aの前面側に連続して形成されており、この第2係止部162は、弓型の壁部分である。第2係止部162は、複数の歯152Aの前側(X2方向側)に配置されている。言い換えると、X方向に関して、第2係止部162は、把持部材81,82が配置されている側(X2方向側)において、複数の歯152Aに沿って形成されている。この第2係止部162の形成高さH1は、複数の歯152Aの歯高さと同じか大きい。好ましくは、第2係止部162の形成高さH1は、第1係止部161の形成高さH1と同じで良い。
そして、この第2係止部162は、第2弾性部材172により受ける付勢力(突っ張り力)に抗して、第2ギヤ152が、スラスト方向であるX1方向に移動することを規制する役割を有する。
このように、第1係止部161と第2係止部162の両方が設けられていることで、第4ギヤ154は、第1係止部161と第2係止部162との間において、スラスト方向であるX方向(X1方向とX2方向)のいずれにも移動しないように規制されている。
次に、図13と図14を参照して、第3ギヤ153のより好ましい構造例を説明する。図13は、第3ギヤ153の前面図であり、図14は、第3ギヤ153の前面側から見た斜視図である。
図13と図14に示すように、第3ギヤ153の第1延長部分153Dの先端部には、円弧状の縁部分153Gが、X2方向に突き出るように設けられている。この縁部分153Gの曲面状の外面には、上述した複数の歯153Aと第1係止部161が形成されている。
縁部分153Gは、第1延長部分153Dに対して、複数の補強用のリブ181により、強度的に補強されている。複数のリブ181は、縁部分153Gが撓むのを防止して撓み強度を上げるために設けられている。このリブ181は、縁部分153Gの内側において、縁部分153Gの全長に渡って、一定角度毎に形成されている。
このように、複数の補強用のリブ181を設けることにより第3ギヤ153が撓むのを防止すると、図10に示す第1ギヤ151の歯151Aと第3ギヤ153の歯153Aとの間にクリアランスが生じるのを防ぐことができ、ギヤ同士の噛み合いが浅くなるのを防ぐことができる。
同様にして、第3ギヤ153が撓むのを防止すると、第4ギヤ154の歯154Aと第3ギヤ153の歯153Aとの間にクリアランスが生じるのを防ぐことができ、ギヤ同士の噛み合いが浅くなるのを防ぐことができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を、図15と図16を参照して説明する。
図15は、本発明の第2実施形態を示しており、第3ギヤ153の前面側から見た斜視図である。図16は、第3ギヤ153と付勢部材であるコイルスプリング180を示す断面図である。
また、図15と図16に示すように、第3ギヤ153は、次に説明する撓み強度を向上するための構造を採用している。
第3ギヤ153の第1延長部分153Dには、上述した円弧形状の縁部分153Gが、X2方向に沿って延長して形成されている他に、円弧形状の別の縁部分153Hが、X1方向に沿って延長して形成されている。
中央部分153Cと第1延長部分153Dの形成方向は、Y方向に沿っているのに対して、縁部分153Gと反対側の縁部分153Hの形成方向は、X方向である。縁部分153Gと反対側の縁部分153Hの形成方向は、中央部分153Cと第1延長部分153Dの形成方向とは直交している。
このように、縁部分153Gと反対側の縁部分153Hの形成方向と、中央部分153Cと第1延長部分153Dの形成方向は、T字型の断面形状を形成している。
これに対して、図17は、図15と図16に示す第3ギヤ153の形状に対する、第3ギヤの比較例を示している。比較例の第3ギヤ199の縁部分193Gと延長部分193Dは、ほぼL字型の断面形状を形成している。
図17に示す比較例の第3ギヤ199の縁部分193Gと延長部分193DがほぼL字型である。コイルスプリング180は、延長部分193DのX2方向側に配置されている。
この比較例に比べて、図16に示す本発明の実施形態の第3ギヤ153では、すでに説明したように、縁部分153Gと反対側の縁部分153Hの形成方向と、中央部分153Cと第1延長部分153Dの形成方向は、T字型を形成している。
しかも、コイルスプリング180は、中央部分153Cと第1延長部分153DのX1方向側の面に配置されている。このように、T字型の第3ギヤ153の構造を採用することで、L字型の第3ギヤ199に比べて、X1方向とX2方向に関するバランスが良くなり、駆動ギヤである第3ギヤ153が撓んで変形することを防止することができる。
従って、第3ギヤ153が撓むのを防止すると、第4ギヤ154の歯154Aと第3ギヤ153の歯153Aとの間にクリアランスが生じるのを防ぐことができ、第4ギヤ154の歯154Aと第3ギヤ153の歯153Aとの間にクリアランスが生じるのを防ぐことができる。
図16に示すコイルスプリング180を図10の把持駆動部80に用いると、コイルスプリング180は、第3ギヤ153をPR方向に付勢しており、把持部材81,82の初期位置状態を保持している。医療従事者は、操作レバー83を、コイルスプリング180の力に抗して、P1方向に押し込むことにより、把持部材81,82は閉じた状態からRQ1方向にそれぞれ開くことができる。医療従事者が、操作レバー83を離すことにより、第3ギヤ153はコイルスプリング180の力により、PR方向に回転することで、把持部材81,82はRQ2方向にそれぞれ閉じる。
ここで、本発明の実施形態のシリンジポンプ1の使用例を、前の図面に戻って簡単に説明する。
医療従事者は、図3に示す複数種類のシリンジ200,300の中から、例えばシリンジ200を選択して、図1と図2に示すように、シリンジ200をシリンジポンプ1に対して装着する。医療従事者は、シリンジ本体201は、収容部8のシリンジ本体保持部8D内に収容するとともに、チューブ203をチューブ固定部9内にはめ込んだ状態で、クランプ5により固定する。
これにより、シリンジ本体201は、収容部8のシリンジ本体保持部8D内に固定できる。しかも、本体フランジ209の一部分は、右側側面部8Vと本体フランジ把持部500の間に挟んで把持する。これにより、図1と図2に示すように、シリンジ200の本体フランジ209は、確実に把持することができる。
図8を参照する。
図8に示すように、医療従事者は、指で操作レバー83をP1方向へ押したままの状態で、シリンジ押子押圧部材10をT(X2方向)方向に押すことにより、図8(B)に示すようにして、把持機構部80を押子フランジ205に接近して、シリンジ押子押圧部材10の2つの把持部材81,82により、図8(B)に示すようにシリンジ押子202の両側を把持させる。
その後、図4に示すシリンジ押子駆動部7のモータ133は、制御部100の指令により駆動されると、送りネジ135の回転によりシリンジ押子押圧部材10を、T方向に移動させる。これにより、シリンジ押子押圧部材10は、シリンジ押子202をT方向に押圧して、図2に示すシリンジ本体201内の薬液を、チューブ203を通じて患者Pに対して留置針204を介して正確に送液することができる。
ここで、従来のシリンジポンプのメンテナンス作業を行う際に、把持部材81,82に無理な力を加えると、次のような問題が生じていた。
例えば、18(A)に示すように、従来のシリンジポンプの把持部材381,382の付近を清掃する時には、指で上下の把持部材381,382を閉じた状態で、指で操作レバー383を無理にP1方向に押したり、図18(B)に示すように、指で操作レバー383をP1方向に押した状態で、把持部材381,382を指で矢印方向に閉じてしまうことがある。
このように、指で少なくとも把持部材381,382の一方に対して無理な力(過負荷)を加えてしまうことがある。把持部材381,382のギヤと操作レバー383側のギヤとの間には、拘束関係が無いために、上述したように把持部材381,382に過負荷が加わると、ギヤ同士の噛み合い状態が浮き上がって浅くなり、その結果、ギヤ同士の噛み合い位置が変位する「歯飛び」現象が生じる。
この「歯飛び」現象では、ギヤ同士の噛み合い位置が変位してしまっているので、把持部材381,382が回動して開いたり閉じたりする際に同期が取れなくなる。
また、把持部材381,382に過負荷が加わると、把持部材381のギヤと把持部材382のギヤは、操作レバー383側のギヤに対して、スラスト方向(X1方向)に移動してずれてしまう現象が生じる。
図19(A)と図19(B)は、従来のシリンジポンプにおいて、一例として、把持部材381のギヤ351が、操作レバー側のギヤ353に対して、コイルスプリング355の力に抗して、スラスト方向であるX1方向にずれてしまう様子を示している。
すでに、本発明の実施形態のシリンジポンプ1では、図8(B)を参照して説明しているが、医療従事者が操作レバー83を、初期位置からP1方向に押し下げることにより、把持部材81,82は、スラスト方向であるX2方向に移動して把持機構部80から離れて間隔BNを開けて、医療従事者が操作レバー83をさらに押すと、把持部材81,82は互いに遠ざかるRQ1方向に開く。
そして、医療従事者がシリンジ押子202の押子フランジ205を、この間隔BNにはめ込んだ後に、医療従事者が操作レバー83を放すと、操作レバー83はスプリングの力によりRQ2方向に復帰する。このように、把持部材81,82は、押子フランジ205を保持する際に、スラスト方向であるX2方向に移動した後、X1方向に戻る。
一方、従来のシリンジポンプでは、図19(A)と図19(B)に例示するように、把持部材381のギヤ351のスラスト方向への移動の規制は、弾性部材(スプリング)355のバネ力で押さえているのみである。このため、把持部材381が負荷時に力の逃げ場が無くなると、ギヤ351が弾性部材355のバネ力に逆らって、図19(B)に示すX1方向に移動してしまう。このことは、把持部材382についても同様である。
そこで、次に説明するように、本発明の実施形態のシリンジポンプ1では、図10に示す把持部材81の第1ギヤ151と把持部材82の第2ギヤ152が、第3ギヤ153に対して、スラスト方向(X1方向)にずれるのを防止して、ギヤ同士の噛み合いを常に確保している。
まず、図10から図12に示すように、把持部材81の第1ギヤ151と把持部材82の第2ギヤ152が、第3ギヤ153に対して、スラスト方向(X1方向)にずれるのを防止するために、第1係止部161と第2係止部162が設けられている。
第1係止部161は、第3ギヤ153の複数の歯153Aの背面側に連続して形成されて、この第1係止部161は、第1ギヤ151の歯151Aの側面に当たって移動を規制している。
これにより、第3ギヤ153の第1係止部161は、第1ギヤ151が、第1弾性部材171により受ける付勢力(突っ張り力)に抗してスラスト方向であるX1方向にずれる(移動する)ことを規制する。しかも、第3ギヤ153の第1係止部161は、第4ギヤ154が、スラスト方向であるX1方向にずれる(移動する)ことをも規制している。
このため、把持部材81の第1ギヤ151が、スラスト方向(X1方向)にずれるのを防止して、第1ギヤ151と第3ギヤ153の噛み合いを確保できるので、把持部材81は、押子フランジ203(305)を保持できる。
また、図10に示すように、第2ギヤ152が第3ギヤ153に対して、スラスト方向(X1方向)にずれるのを規制するために、第2ギヤ152の第2係止部162は、第2ギヤ152の複数の歯152Aの前面側に連続して形成されている。第2ギヤ152の第2係止部162は、第4ギヤ154の歯の一方の側面に当たっている。しかも、第3ギヤ153の第1係止部162は、第4ギヤ154の歯の他方の側面に当たっている。これにより、第2ギヤ152が第3ギヤ153に対して、スラスト方向(X1方向)にずれるのを規制している。
第2ギヤ152の第2係止部162と第3ギヤ153の第1係止部161は、第2ギヤ151が、第2弾性部材172により受ける付勢力(突っ張り力)に抗して、スラスト方向であるX1方向にずれる(移動する)ことを規制する。
このため、把持部材82の第2ギヤ152が、スラスト方向(X1方向)にずれるのを防止して、第2ギヤ152と第3ギヤ153の噛み合いを確保できる。把持部材81の第1ギヤ151と把持部材82の第2ギヤ152は、共にスラスト方向(X1方向)にずれるのを規制するので、把持部材81,82の回動方向への位置ずれと、把持部材81,82のスラスト方向(X1方向)への位置ずれを防ぐことができる。このため、把持部材81,82は、シリンジ押子202(302)を両側から把持する動作を正確に行なえる。
また、図13と図14に示すように、第3ギヤ153の円弧状の縁部分153Gは、複数の補強用のリブ181により、強度的に補強されている。複数のリブ181は、縁部分153Gが撓むのを防止して撓み強度を上げるために設けられている。このように複数の補強用のリブ181を設けることにより、駆動ギヤである第3ギヤ153が撓むのを防止している。第3ギヤ153が撓むのを防止すると、第1ギヤ151の歯151Aと第3ギヤ153の歯153Aとの間にクリアランスが生じるのを防ぐことができ、ギヤ同士の噛み合いが浅くなるのを防ぐことができる。
同様にして、第3ギヤ153が撓むのを防止すると、第4ギヤ154の歯154Aと第3ギヤ153の歯153Aとの間にクリアランスが生じるのを防ぐことができ、ギヤ同士の噛み合いが浅くなるのを防ぐことができる。
さらに、図15と図16に示すように、第3ギヤ153では、縁部分153Gと反対側の縁部分153Hの形成方向と、中央部分153Cと第1延長部分153Dの形成方向は、T字型を形成している。このような構造を採用することで、駆動ギヤである第3ギヤ153が撓んで変形することを防止することができる。
上述したように、本発明の実施形態のシリンジポンプ1は、シリンジのシリンジ本体201(301)を載置可能な載置部6と、シリンジのシリンジ押子202(302)を把持可能な把持機構部80を備える。この把持機構部80は、シリンジ押子202(302)を間に配置させる第1把持部材81及び第2把持部材82と、第1把持部材81に対応する第1ギヤ151と、第2把持部材82に対応する第2ギヤ152と、第1ギヤ151と噛み合って、第1把持部材81に動力を伝達する第3ギヤ153と、第2ギヤ152と第3ギヤ153の間に介在して、第3ギヤ153の動力を第2ギヤ152に伝達する第4ギヤ154と、第1ギヤ151をスラスト方向(X方向)に付勢する弾性部材171と、を有する。この第3ギヤ153は、第1ギヤ151が弾性部材171により受ける付勢力に抗して、スラスト方向(X1方向)に移動することを規制する係止部161を有する。
これにより、第3ギヤ153は、第1ギヤ151が弾性部材171により受ける付勢力に抗してスラスト方向(X1方向)に移動することを規制する係止部161を有する。この係止部161は、第1把持部材81の第1ギヤ151が、第3ギヤ153に対してスラスト方向(X1方向)にずれるのを防止して、第1ギヤ151と第3ギヤ153側の噛み合いを確保できる。このため、第1把持部材81はシリンジ押子202(302)を正しく把持できることから、シリンジポンプ1は薬剤の送液を行うことができる。
このように、第1把持部材81の第1ギヤ151が、動力側の第3ギヤ153に対してスラスト方向にずれるのを防止して、把持部材がシリンジ押子を正しく把持できるので、シリンジポンプ1は、薬剤の送液を行うことができ、シリンジポンプを修理に出す必要が無い。
好ましくは、把持機構部80は、第2ギヤ152をスラスト方向(X方向)に付勢する第2弾性部材152を備え、第2ギヤ152は、第2弾性部材172により受ける付勢力に抗してスラスト方向(X1方向)に移動することを規制する第2係止部162を有する。
第3ギヤ153は、第1ギヤ151が第1弾性部材171により受ける付勢力に抗してスラスト方向(X1方向)に移動することを規制する第1係止部161を有し、かつ第2ギヤ152は、第2ギヤ152が第2弾性部材172により受ける付勢力に抗してスラスト方向(X1方向)に移動することを規制する第2係止部162を有する。
このため、この第1係止部161は、第1把持部材81の第1ギヤ151が、第3ギヤ153に対してスラスト方向(X1方向)にずれるのを防止するとともに、第2係止部162は、第2把持部材82の第2ギヤ152が、第3ギヤ153に対してスラスト方向(X1方向)にずれるのを防止できる。従って、第1ギヤ151と第3ギヤ153側の噛み合いと、第2ギヤ152と第3ギヤ153側の噛み合いを確保できるので、第1把持部材81と第2把持部材82は、シリンジ押子202(302)を両側から正しく把持できることから、シリンジポンプ1は、薬剤の送液を行うことができる。
好ましくは、第4ギヤ154は、第1係止部161と第2係止部162との間に配置されている。これにより、第4ギヤ154は、第1係止部161と第2係止部162との間に配置できるので、第4ギヤ154がスラスト方向(X1方向とX2方向の両方)にずれるのを防止できる。
好ましくは、第1把持部材81及び第2把持部材82を回動させるとともに、スラスト方向(X方向)へ移動させる動力入力部の一例である手動型の操作レバー83を備える。これにより、動力入力部は、第1把持部材81と第2把持部材82を回動し、しかもスライド方向へ移動することで、第1把持部材81と第2把持部材82は、シリンジ押子202(302)を把持できる。
本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。上記実施形態の各構成は、その一部を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合わせることができる。
把持機構部80は、把持部材81,82を回動してスラスト方向(X方向)に移動するために、手動操作型の動力入力部である操作レバー83を有している。しかし、これに限らず、把持機構部80は、把持部材81,82を回動してスラスト方向(X方向)に移動するために、モータ等を用いて操作する自動操作型の動力入力部を採用しても良い。
1・・・シリンジポンプ、2・・・筐体、6・・・シリンジの載置部、7・・・シリンジ押子駆動部、8・・・収容部、10・・・シリンジ押子押圧部材、80・・・把持機構部、81・・・把持部材(第1把持部材)、82・・・把持部材(第2把持部材)、151・・・第1ギヤ、152・・・第2ギヤ、153・・・第3ギヤ、154・・・第4ギヤ、161・・・第1係止部、162・・・第2係止部、171・・・第1弾性部材、172・・・第2弾性部材、200、300・・・シリンジ、202,302・・・シリンジ押子、205,305・・・押子フランジ

Claims (4)

  1. シリンジを装着して前記シリンジ内の薬液を送液するシリンジポンプであって、
    前記シリンジのシリンジ本体を載置可能な載置部と、
    前記シリンジのシリンジ押子を把持可能な把持機構部と、を備え、
    前記把持機構部は、前記シリンジ押子を間に配置させる、第1把持部材及び第2把持部材と、
    前記第1把持部材に対応する第1ギヤと、
    前記第2把持部材に対応する第2ギヤと、
    前記第1ギヤと噛み合って、前記第1把持部材に動力を伝達する第3ギヤと、
    前記第2ギヤと前記第3ギヤの間に介在して、前記第3ギヤの動力を前記第2ギヤに伝達する第4ギヤと、
    前記第1ギヤをスラスト方向に付勢する弾性部材と、を有し、
    前記第3ギヤは、前記第1ギヤが前記弾性部材により受ける付勢力に抗してスラスト方向に移動することを規制する係止部を有する、ことを特徴とするシリンジポンプ。
  2. 前記弾性部材を第1弾性部材とし、前記係止部を第1係止部としたときに、
    前記把持機構部は、前記第2ギヤをスラスト方向に付勢する第2弾性部材を備え、
    前記第2ギヤは、前記第2弾性部材により受ける付勢力に抗してスラスト方向に移動することを規制する第2係止部を有する請求項1に記載のシリンジポンプ。
  3. 前記第4ギヤは、前記第1係止部と前記第2係止部との間に配置されている請求項2に記載のシリンジポンプ。
  4. 前記第1把持部材及び前記第2把持部材を回動させるとともに、スラスト方向へ移動させる動力入力部を備える請求項1乃至3のいずれかに記載のシリンジポンプ。
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