JP2017037987A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記億装置に外部から伝わる振動を抑制する。【解決手段】 HDD取付具3にHDD2を取付けて形成されたHDDユニット5を、ガイド枠6の収容空間6K内に収容すると共に、ガイド枠6を収容ボックス9の収容空間9J内に収容し、ガイド枠6の上面6Aと収容ボックス9の上面9Aとの間には上防振部材11を設け、ガイド枠6の下面6Bと収容ボックス9の下面9Bとの間には下防振部材12を設ける。これにより、HDDユニット5を収容したガイド枠6を、上防振部材11と下防振部材12を介して収容ボックス9に弾性的に支持することができる。従って、収容ボックス9に外部からの振動が伝わったとしても、この振動がHDDユニット5に伝わるのを上防振部材11と下防振部材12とによって抑制することができ、HDD2を振動から保護することができる。【選択図】 図3

Description

本発明は、大容量の情報を記憶する手段として、例えばHDD、SDD、CFカード等の記憶装置を収容する収容ボックスを備えた電子機器、特に、収容ボックスから記憶装置への振動の伝達を抑制した電子機器に関する。
パーソナルコンピュータ、ビデオデッキ、ビデオカメラ等に搭載される記憶装置として、HDD(ハードディスクドライブ)、SDD(ソリッドステートドライブ)、CFカード等が広く採用されている。ここで、記憶装置としてHDDを搭載したパーソナルコンピュータは、一般に、本体部を構成する筺体(ケース)を有し、この筺体の内部には、ドライブ・ベイ等と呼ばれるHDD収容空間が設けられている。そして、HDDは、筺体のHDD収容空間内に収容され、HDDの交換、点検等の保守作業を行うときには、HDD収容空間から筺体の外部に取出される。
ところで、HDDは、記憶容量が大きく情報の記録密度が大きいため、情報の読み書きを行うヘッドの位置決めには高精度を要する。従って、HDDは、外部からの振動や衝撃に対して脆弱であり、筺体のHDD収容空間内に収容されたHDDに振動が伝わることにより、情報の正確な読み書きができなくなる上に、HDDの転送速度が低下してしまうという不具合がある。
これに対し、従来技術として、HDD(HDDユニット)とHDDホルダとの間に防振部材を設けた状態で、これらHDDとHDDホルダとを筺体内に収容する構成となった電子機器が開示されている。この構成によれば、筺体からHDDホルダに振動が伝わったとしても、この振動がHDDホルダからHDDに伝わるのを防振部材によって抑えることができ、HDDの転送速度が低下するのを抑えることができる(特許文献1参照)。
特開2003−314613号公報
しかし、上述した従来技術では、HDDとHDDホルダとが防振部材を介して一体化されている。このため、HDDに対する修理、交換等の保守作業を行うときには、HDDが取付けられたHDDホルダを筺体の外部に取出し、HDDホルダから防振部材とHDDとを取外した後、HDDに対する保守作業を行う必要がある。また、HDDの保守作業が終了した後には、HDDホルダに防振部材を介してHDDを取付ける必要がある。
このように、従来技術では、HDDとHDDホルダとの間に防振部材が設けられているので、HDDを筺体の外部に取出して保守作業を行うときには、HDDホルダから防振部材とHDDとを取外し、かつHDDホルダに防振部材を介してHDDを取付けるといった煩雑な作業が必要となり、HDDに対する保守作業の作業性が低下してしまうという問題がある。
本発明は、上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、記憶装置に外部から伝わる振動を抑制することができ、かつ記億装置に対する保守作業を行うときの作業性を高めることができるようにした電子機器を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、請求項1の発明による電子機器は、矩形状のボックス体として形成され大容量の情報を記憶する記憶装置と、前記記憶装置が固定的に取付けられて記憶装置ユニットを構成する板状体として形成された記憶装置取付具とを備えてなる電子機器において、上面、下面、左側面、右側面、前面および後面を有し前,後方向に延びる枠状に形成され、前記記憶装置取付具に前記記憶装置を取付けることにより形成された前記記憶装置ユニットが前,後方向の一方側から抜差しされるガイド枠と、前記記憶装置に電気的に着脱可能に接続されるコネクタを有し、前記ガイド枠の前,後方向の他方側に取付けられるコネクタ基板と、上面、下面、左側面、右側面、前面および後面を有し前,後方向に延びるボックス体として形成され、内部に前記ガイド枠を収容する収容ボックスと、前記ガイド枠を前記収容ボックス内に収容し、前記記憶装置ユニットと前記コネクタ基板のコネクタとを接続した状態で、前記収容ボックスの前,後方向の前側から前記記憶装置ユニットを前記ガイド枠に固定する記憶装置ユニット固定部材と、前記ガイド枠の上面と前記収容ボックスの上面との間に設けられ前記収容ボックスの上面に対して前記ガイド枠の上面を弾性的に固定する上防振部材と、前記ガイド枠の下面と前記収容ボックスの下面との間に設けられ前記収容ボックスの下面に対して前記ガイド枠の下面を弾性的に固定する下防振部材とを備えて構成したことを特徴としている。
請求項2の発明は、前記ガイド枠内には、前記ガイド枠内に前記記憶装置ユニットを抜差しするときに前記記億装置ユニットをガイドするガイドレールを設ける構成としたことにある。
請求項3の発明は、前記上防振部材は、前記ガイド枠の上面と前記収容ボックスの上面との間に配置された上防振体と、前記上防振体を前記ガイド枠に固定する上防振体固定具とにより構成し、前記下防振部材は、前記ガイド枠の下面と前記収容ボックスの下面との間に配置された下防振体と、前記下防振体を前記ガイド枠に固定する下防振体固定具とにより構成したことにある。
請求項1の発明によれば、記憶装置取付具に記憶装置を取付けて形成された記憶装置ユニットを、ガイド枠内に収容すると共に、このガイド枠を、上防振部材と下防振部材を介して収容ボックス内に弾性的に支持することができる。これにより、収容ボックスに外部からの振動が伝わったとしても、この振動が記憶装置ユニットに伝わるのを上防振部材と下防振部材とによって抑制することができ、記億装置を振動から保護することができる。
しかも、記憶装置ユニットは、上防振部材と下防振部材を介して収容ボックスに支持されたガイド枠内に収容されているので、記憶装置ユニットを構成する記憶装置と記憶装置取付具との間に防振部材を設ける必要がない。従って、記憶装置に対する保守作業を行うときに、記憶装置ユニットに対して防振部材を取付けたり、取外したりする煩雑な作業を不要にすることができ、記憶装置に対する保守作業の作業性を高めることができる。
一方、ガイド枠の前,後方向の他方側には、記憶装置に接続されるコネクタを有するコネクタ基板が取付けられているので、記憶装置ユニットをガイド枠の前,後方向の一方側からガイド枠内に差込むことにより、コネクタ基板のコネクタと記憶装置とを電気的に接続することができ、記憶装置ユニットをガイド枠の前,後方向の一方側から抜取ることにより、コネクタ基板のコネクタと記憶装置とを切離すことができる。従って、収容ボックス内に収容されたガイド枠に対し、その前,後方向の一方側から記憶装置ユニットを抜差しするだけで、記憶装置とコネクタ基板のコネクタとの間を容易に切離し、または接続することができるので、記憶装置に対する保守作業を行うときの作業性を高めることができる。
請求項2の発明によれば、ガイド枠内に設けられたガイドレールが記憶装置ユニットをガイドすることにより、コネクタ基板のコネクタと記憶装置との接続、切離しを容易に行うことができ、ガイド枠に対して記憶装置ユニットを円滑に抜差しすることができる。
請求項3の発明によれば、上防振体を、上防振体固定具を用いてガイド枠の任意の位置に固定し、下防振体を、下防振体固定具を用いてガイド枠の任意の位置に固定することができるので、ガイド枠への振動の伝達を抑制するのに適した位置に、上防振部材と下防振部材を配置することができる。
本発明の実施の形態による電子機器を前側からみた斜視図である。 電子機器を図1中の矢示II−II方向からみた断面図である。 電子機器を図1中の矢示III−III方向からみた断面図である。 HDDユニット、ガイド枠、コネクタ基板、収容ボックス、上弾性部材、下弾性部材、コネクタケーブルを分解した状態を示す分解斜視図である。 HDDユニットを構成するHDDとHDD取付具とを示す分解斜視図である。 ガイド枠とコネクタ基板とを示す分解斜視図である。 ガイド枠からコネクタ基板を取外した状態を後側からみた斜視図である。 収容ボックス、上防振部材、下防振部材を示す分解斜視図である。 収容ボックス内にガイド枠を収容する状態を示す分解斜視図である。 収容ボックス内に収容されたガイド枠内にHDDユニットを差込む状態を示す分解斜視図である。 電子機器のコネクタ基板からコネクタケーブルを取外した状態を後側からみた分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態に係る電子機器について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施の形態では、記憶装置としてハードディスクドライブ(HDD)を搭載した電子機器を例に挙げて説明する。
図1ないし図4に示すように、本実施の形態による電子機器1は、後述するHDD2、HDD取付具3、ガイド枠6、コネクタ基板7、収容ボックス9、HDDユニット固定ボルト10を含んで構成されている。電子機器1は、図1に示すように、全体として直方体に形成され、例えばパーソナルコンピュータの本体部を構成する筺体(いずれも図示せず)内に取付けられ、記憶装置を構成するものである。なお、本実施の形態による電子機器1は、HDD2、HDD取付具3、コネクタ基板7が2個ずつ設けられている。これら2個のHDD2、HDD取付具3、コネクタ基板7は、それぞれ同一の構成を有している。
記億装置としてのHDD(ハードディスクドライブ)2は、大容量の情報を記億するものである。ここで、HDD2は、全体として矩形状のボックス体からなり、磁性体が塗布された大容量記憶媒体であるハードディスク、ハードディスクを回転させる駆動機構、および磁気ヘッド等を内蔵している。そして、HDD2は、磁気ヘッドによってハードディスクに記録された情報を読取り、またはハードディスクに情報を記録するものである。
ここで、図5に示すように、HDD2は、上面2A、下面2B、前面2C、後面2D、左側面2Eおよび右側面2Fを有している。HDD2の後面2Dの下側には、雌コネクタ2Gが設けられ、この雌コネクタ2Gは、後述するコネクタ基板7の雄コネクタ7Aに電気的に接続される。また、HDD2の左側面2Eの上,下方向の両側には、それぞれ2個(合計4個)の雌ねじ孔2Hが形成されている。
記億装置取付具としてのHDD取付具3は、全体として前,後方向に延びる矩形の板体からなり、HDD2が固定的に取付けられるものである。図5に示すように、HDD取付具3は、HDD2の左側面2Eが取付けられる側面板3Aと、側面板3Aの上端部からHDD2側に張出し、HDD2の上面2Aと僅かな隙間をもって対面する上フランジ板3Bと、側面板3Aの下端部からHDD2側に張出し、HDD2の下面2Bと僅かな隙間をもって対面する下フランジ板3Cと、側面板3Aの前端部に一体成形されて上,下方向に延び、HDD2の前面2Cと僅かな隙間をもって対面する前面板3Dとにより構成されている。
HDD取付具3の側面板3Aには、HDD2の左側面2Eに設けられた各雌ねじ孔2Hに対応する4個のねじ挿通孔3Eが形成され、各ねじ挿通孔3Eの周囲は、HDD2側に凹んだ凹部3Fとなっている。そして、各ねじ挿通孔3Eに挿通したHDD取付ねじ4を、HDD2の雌ねじ孔2Hに螺着することにより、HDD取付具3にHDD2を取付けた記憶装置ユニットとしてのHDDユニット5が形成される。
ここで、HDD取付具3にHDD2を取付けた状態で、HDD取付ねじ4の頭部4Aは側面板3Aに形成された凹部3F内に収納され、この凹部3Fの深さ寸法は、HDD取付ねじ4の頭部4Aが側面板3Aの表面から突出しない寸法に設定されている。一方、HDD取付具3の前面板3Dの上側には、後述するHDDユニット固定ボルト10が回転自在に支持されている。また、HDD取付具3の側面板3Aには、軽量化および放熱性を促進するための角穴3A1が設けられている。
ガイド枠6は、全体として前,後方向に延びる枠状体からなり、その内部に2個のHDDユニット5を収容するものである。ガイド枠6は、図6および図7に示すように、上面6A、下面6B、左側面6C、右側面6Dによって囲まれた角筒状に形成され、前,後方向に延びている。また、左,右の側面6C,6Dには、軽量化および放熱性を促進するための角穴6C1,6D1がそれぞれ設けられている。
ここで、ガイド枠6の前,後方向の一方側(前側)には、上面6Aから上方に張出す上前フランジ板6Eと、下面6Bから上方に張出す2個の下前フランジ板6F,6Gとが設けられ、これら各前フランジ板6E,6F,6Gが、ガイド枠6の前面を構成している。一方、ガイド枠6の前,後方向の他方側(後側)には、上面6Aから下方に張出す上後フランジ板6Hと、下面6Bから上方に張出す下後フランジ板6Jとが設けられ、これら各後フランジ板6H,6Jが、ガイド枠6の後面を構成している。
ガイド枠6の内部は、HDDユニット5を収容する収容空間6Kとなり、ガイド枠6の上前フランジ板6Eと下前フランジ板6F,6Gとの間は、収容空間6Kに対してHDDユニット5を抜差しするための開口部6Lとなっている。
ガイド枠6の上面6Aには、上,下方向に貫通する上雌ねじ孔6Mが、前,後方向に離間して2個設けられ、ガイド枠6の下面6Bには、上,下方向に貫通する下雌ねじ孔6Nが、前,後方向に離間して2個設けられている。これら2個の上雌ねじ孔6Mと下雌ねじ孔6Nとは、上,下方向で正対する位置に設けられている。
ガイド枠6の上前フランジ板6Eには、前,後方向に貫通する前雌ねじ孔6Pが左,右方向に離間して2個設けられている。これら前雌ねじ孔6Pは、後述するHDDユニット固定ボルト10が螺着されるものである。一方、ガイド枠6の上後フランジ板6Hには、前,後方向に貫通する後雌ねじ孔6Qが左,右方向に離間して4個設けられ、下後フランジ板6Jには、前,後方向に貫通する後雌ねじ孔6Rが左,右方向に離間して4個設けられている。これら後雌ねじ孔6Q,6Rは、後述する基板取付ねじ8が螺着されるものである。
ガイド枠6の上面6Aには、当該上面6Aから下向きに突出し、収容空間6K内を前,後方向に直線的に延びる3本の上ガイドレール6A1,6A2,6A3が設けられている。また、ガイド枠6の下面6Bには、当該下面6Bから上向きに突出し、収容空間6K内を前,後方向に直線的に延びる3本の下ガイドレール6B1,6B2,6B3が設けられている。上面6Aに設けられた3本の上ガイドレール6A1,6A2,6A3と、下面6Bに設けられた3本の下ガイドレール6B1,6B2,6B3とは、上,下方向で正対している(図2参照)。
ここで、図2に示すように、HDD取付具3の上フランジ板3Bの左,右方向の幅寸法と下フランジ板3Cの左,右方向の幅寸法とは、等しい幅寸法Xを有している。また、ガイド枠6の左側面6Cと上ガイドレール6A1との左,右方向の間隔寸法と左側面6Cと下ガイドレール6B1との左,右方向の間隔寸法とは、等しい間隔寸法Yを有している。そして、前記間隔寸法Yは、前記幅寸法Xよりも僅かに大きく設定されている。これにより、図4中の左側のHDDユニット5を、ガイド枠6の開口部6Lを通じて収容空間6Kに対して抜差しするときに、HDD取付具3の上フランジ板3Bは、ガイド枠6の左側面6Cと上ガイドレール6A1との間に挟込まれた状態で両者にガイドされつつ前,後方向に移動し、下フランジ板3Cは、ガイド枠6の左側面6Cと下ガイドレール6B1との間に挟込まれた状態で両者にガイドされつつ前,後方向に移動することができる。
一方、ガイド枠6の上ガイドレール6A2,6A3間の左,右方向の間隔寸法と、下ガイドレール6B2,6B3間の左,右方向の間隔寸法とは、等しい間隔寸法Yを有し、前記間隔寸法Yは、前記幅寸法Xよりも僅かに大きく設定されている。これにより、図4中の右側のHDDユニット5を、ガイド枠6の開口部6Lを通じて収容空間6Kに対して抜差しするときに、HDD取付具3の上フランジ板3Bは、ガイド枠6の上ガイドレール6A2,6A3間に挟込まれた状態で両者にガイドされつつ前,後方向に移動し、下フランジ板3Cは、ガイド枠6の下ガイドレール6B2,6B3間に挟込まれた状態で両者にガイドされつつ前,後方向に移動することができる。
また、ガイド枠6の左側面6Cと下前フランジ板6Fの左端部との間隔と、下前フランジ板6Fの右端部と下前フランジ板6Gの左端部との間隔は、前記間隔寸法Yと等しいか、僅かに大きく設定されている。これにより、図4中の左側のHDDユニット5を構成するHDD取付具3の下フランジ板3Cは、ガイド枠6の左側面6Cと下前フランジ板6Fとにガイドされ、ガイド枠6の左側面6Cと下ガイドレール6B1との間に円滑に導かれる。同様に、図4中の右側のHDDユニット5を構成するHDD取付具3の下フランジ板3Cは、下前フランジ板6F,6Gによってガイドされ、下ガイドレール6B2,6B3間に円滑に導かれる。
コネクタ基板7は、ガイド枠6の前,後方向の他方側(後側)に取付けられている。このコネクタ基板7は、上,下方向に延びる長方形の板体からなり、その前面側(ガイド枠6側)には、HDD2の雌コネクタ2Gに電気的に接続される雄コネクタ7Aが設けられている。また、コネクタ基板7の後面側には、後述するコネクタケーブル13が接続される雌コネクタ7B,7Cが設けられている。一方、コネクタ基板7の上端側には、前,後方向に貫通するねじ挿通孔7Dが、左,右方向に離間して2個設けられ、コネクタ基板7の下端側には、前,後方向に貫通するねじ挿通孔7Eが、左,右方向に離間して2個設けられている。これら各ねじ挿通孔7D,7Eは、ガイド枠6の上,下の後フランジ板6H,6Jに設けられた後雌ねじ孔6Q,6Rに対応している。
従って、コネクタ基板7のねじ挿通孔7Dに挿通された基板取付ねじ8を、ガイド枠6の後雌ねじ孔6Qに螺着すると共に、コネクタ基板7のねじ挿通孔7Eに挿通された基板取付ねじ8を、ガイド枠6の後雌ねじ孔6Rに螺着することにより、ガイド枠6の後端部(上後フランジ板6Hと下後フランジ板6J)にコネクタ基板7を取付けることができる。
そして、ガイド枠6の後端部にコネクタ基板7を取付けた状態で、HDDユニット5を、ガイド枠6の開口部6Lを通じて収容空間6K内に差込むことにより、HDDユニット5のHDD2に設けられた雌コネクタ2Gと、コネクタ基板7に設けられた雄コネクタ7Aとを電気的に接続することができる構成となっている。
収容ボックス9は、パーソナルコンピュータの本体部を構成する筺体(いずれも図示せず)の内部に取付けられるもので、収容ボックス9の内部にはガイド枠6が収容される。収容ボックス9は、図8に示すように、上面9A、下面9B、左側面9C、右側面9Dによって囲まれた、ガイド枠6よりも一回り大きな角筒状に形成され、前,後方向に延びている。また、左,右の側面9C,9Dには、軽量化および放熱性を促進するための角穴9C1,9D1がそれぞれ設けられている。
ここで、収容ボックス9の前,後方向の一側(前側)には、上面9Aから上方に張出す補強用の上前フランジ板9Eと、下面9Bから下方に張出す補強用の下前フランジ板9Fとが設けられ、これら各前フランジ板9E,9Fが、収容ボックス9の前面を構成している。一方、収容ボックス9の前,後方向の他方側(後側)には、上面9Aから下方に張出す上後フランジ板9G(図3参照)と、下面9Bから上方に張出す下後フランジ板9Hとが設けられ、これら各後フランジ板9G,9Hが、収容ボックス9の後面を構成している。また、収容ボックス9の内部は、ガイド枠6を収容する収容空間9Jとなっている。
収容ボックス9の上面9Aには、左,右方向の中央部を前,後方向に延びる矩形状のスリット9Kが形成され、スリット9Kの前,後方向の両端側には、後述の上防振体11Aが取付けられる円形状の防振体取付孔9Lが設けられている。ここで、スリット9Kと防振体取付孔9Lとの間は、防振体取付孔9Lの孔径よりも小さな溝幅を有する切欠き溝9Mを介して連通している。これにより、上防振体11Aを、スリット9Kから切欠き溝9Mを通じて防振体取付孔9L内に挿入することができる。一方、収容ボックス9の下面9Bには、上面9Aと同様に、前,後方向に延びるスリット9Nと、スリット9Nの前,後方向の両端側に配置された防振体取付孔9Pと、スリット9Nと防振体取付孔9Pとの間を連通させる切欠き溝9Qが設けられている。
記億装置ユニット固定部材としてのHDDユニット固定ボルト10は、HDD取付具3を構成する前面板3Dの上側に設けられている。図3および図4に示すように、HDDユニット固定ボルト10は、ガイド枠6の上前フランジ板6Eに設けられた前雌ねじ孔6Pに螺着される雄ねじ部10Aと、HDD取付具3の前面板3Dの外部に突出した円柱状の摘み部10Bとにより構成されている。このHDDユニット固定ボルト10は、HDD取付具3の前面板3Dに対し、軸方向に抜止めされた状態で回転可能に支持されている。
そして、図10に示すように、後述の上防振部材11と下防振部材12を介してガイド枠6を収容ボックス9内に収容した状態で、HDDユニット固定ボルト10の摘み部10Bを回転させることにより、雄ねじ部10Aがガイド枠6(上前フランジ板6E)の前雌ねじ孔6Pに螺着され、ガイド枠6に対してHDDユニット5を固定することができる。
上防振部材11は、ガイド枠6の上面6Aと収容ボックス9の上面9Aとの間に2個設けられ、収容ボックス9の上面9Aに対してガイド枠6の上面6Aを弾性的に固定するものである。ここで、図3および図8に示すように、各上防振部材11は、上防振体11Aと、上防振体固定具11Bとにより構成されている。
上防振体11Aは、ガイド枠6の上面6Aと収容ボックス9の上面9Aとの間に配置されるもので、ゴム等の弾性材料を用いて円筒状に形成されている。上防振体11Aの内周側は、上防振体固定具11Bが挿通される固定具挿通孔11A1となっている。上防振体11Aの軸方向の中間部は、軸方向の両側よりも小径な小径円筒部11A2となり、この小径円筒部11A2の外周を、収容ボックス9の上面9Aに設けられた防振体取付孔9Lに挿嵌することにより、収容ボックス9の上面9Aに対して上防振体11Aを位置決めすることができる。
上防振体固定具11Bは、上防振体11Aをガイド枠6の上面6Aに固定するもので、ガイド枠6(上面6A)の上雌ねじ孔6Mに螺着される雄ねじ部11B1と、雄ねじ部11B1よりも大径な円柱状をなし上防振体11Aの固定具挿通孔11A1内に挿通される円柱部11B2と、上防振体11Aとほぼ等しい外径寸法を有しドライバ等の工具によって回転される鍔付き頭部11B3とにより構成されている。
そして、ガイド枠6の上面6Aと収容ボックス9の上面9Aとの間に上防振体11Aを配置した状態で、上防振体11Aの固定具挿通孔11A1内に上防振体固定具11Bの円柱部11B2を挿通し、上防振体固定具11Bの雄ねじ部11B1をガイド枠6の上雌ねじ孔6Mに螺着する。これにより、円柱部11B2の端部がガイド枠6の上面6Aに当接した状態で、上防振体11Aをガイド枠6の上面6Aに対して固定することができる。
下防振部材12は、ガイド枠6の下面6Bと収容ボックス9の下面9Bとの間に設けられ、収容ボックス9の下面9Bに対してガイド枠6の下面6Bを弾性的に固定するものである。ここで、下防振部材12は、上防振部材11と同様に、ガイド枠6の下面6Bと収容ボックス9の下面9Bとの間に配置される下防振体12Aと、下防振体12Aをガイド枠6の下面6Bに固定する下防振体固定具12Bとにより構成されている。下防振体12Aの内周側は固定具挿通孔12A1となり、下防振体12Aの軸方向の中間部は小径円筒部12A2となっている。下防振体固定具12Bは、雄ねじ部12B1と、円柱部12B2と、鍔付き頭部12B3とにより構成されている。
そして、ガイド枠6の下面6Bと収容ボックス9の下面9Bとの間に下防振体12Aを配置した状態で、下防振体12Aの固定具挿通孔12A1内に下防振体固定具12Bの円柱部12B2を挿通し、下防振体固定具12Bの雄ねじ部12B1をガイド枠6の下雌ねじ孔6Nに螺着することにより、下防振体12Aをガイド枠6の下面6Bに対して固定することができる。
従って、図2および図3に示すように、コネクタ基板7が取付けられると共にHDDユニット5を内部に収容したガイド枠6は、上防振部材11と下防振部材12を介して収容ボックス9内に収容され、これら上防振部材11と下防振部材12とによって収容ボックス9に対して弾性的に支持されている。これにより、外部(例えば収容ボックス9が取付けられる筺体等)から収容ボックス9に振動が伝わったとしても、この振動がHDDユニット5に伝わるのを上防振部材11と下防振部材12とによって抑制することができる。
コネクタケーブル13は、コネクタ基板7を介してパーソナルコンピュータ(図示せず)の電源部および制御部とHDD2との間を電気的に接続するものである。ここで、コネクタケーブル13は、制御用ケーブル13Aと電源用ケーブル13Bとにより構成されている。制御用ケーブル13Aの一端側は制御部に接続され、他端側はコネクタ基板7の一方の雌コネクタ7Bに接続される。電源用ケーブル13Bの一端側は電源部に接続され、他端側はコネクタ基板7の他方の雌コネクタ7Cに接続される。
本実施の形態による電子機器1は、上述の如き構成を有するもので、以下、電子機器1の組立手順の一例について説明する。
まず、図5に示すように、HDD2をHDD取付具3に取付けることにより、HDDユニット5を形成する。即ち、HDD取付具3の側面板3Aに設けられた各ねじ挿通孔3EにHDD取付ねじ4を挿通し、このHDD取付ねじ4を、HDD2の左側面2Eに設けられた雌ねじ孔2Hに螺着する。これにより、HDD取付具3にHDD2を取付けたHDDユニット5が形成される。
次に、図6および図7に示すように、ガイド枠6の後端部にコネクタ基板7を取付ける。即ち、コネクタ基板7の上端側に設けられたねじ挿通孔7Dに、基板取付ねじ8を挿通し、この基板取付ねじ8を、ガイド枠6の上後フランジ板6Hに設けられた後雌ねじ孔6Qに螺着する。また、コネクタ基板7の下端側に設けられたねじ挿通孔7Eに、基板取付ねじ8を挿通し、この基板取付ねじ8を、ガイド枠6の下後フランジ板6Jに設けられた後雌ねじ孔6Rに螺着する。これにより、ガイド枠6の後端部にコネクタ基板7を取付けることができ、コネクタ基板7に設けられた雄コネクタ7Aは、ガイド枠6の収容空間6K内に突出する。
次に、図9に示すように、コネクタ基板7が取付けられたガイド枠6を、上防振部材11および下防振部材12を介して収容ボックス9の収容空間9J内に収容する。即ち、収容ボックス9の上面9Aに形成された防振体取付孔9Lに上防振体11Aを挿嵌すると共に、収容ボックス9の下面9Bに形成された防振体取付孔9Pに、下防振体12Aを挿嵌する。これにより、収容ボックス9の上面9Aに対して2個の上防振体11Aを位置決めし、収容ボックス9の下面9Bに対して2個の下防振体12Aを位置決めすることができる。
この状態で、収容ボックス9の収容空間9J内にガイド枠6を差込み、上防振体11Aの固定具挿通孔11A1に上防振体固定具11Bを挿通すると共に、下防振体12Aの固定具挿通孔12A1に下防振体固定具12Bを挿通する。そして、上防振体固定具11Bの雄ねじ部11B1を、ガイド枠6の上面6Aに設けられた上雌ねじ孔6Mに螺着すると共に、下防振体固定具12Bの雄ねじ部12B1を、ガイド枠6の下面6Bに設けられた下雌ねじ孔6Nに螺着する。これにより、図3に示すように、ガイド枠6を、2個の上防振体11Aと2個の下防振体12Aを介して、収容ボックス9の収容空間9J内で弾性的に固定(支持)することができる。
次に、図10に示すように、収容ボックス9内に弾性的に支持されたガイド枠6内に、2個のHDDユニット5を収容する。即ち、2個のHDDユニット5を、それぞれガイド枠6の開口部6Lを通じて収容空間6K内に差込む。ここで、図10中の左側のHDDユニット5をガイド枠6内に差込むときには、HDDユニット5を構成するHDD取付具3の上フランジ板3Bは、ガイド枠6の左側面6Cと上ガイドレール6A1とにガイドされつつ後方へと移動し、下フランジ板3Cは、ガイド枠6の左側面6Cと下ガイドレール6B1とにガイドされつつ後方へと移動する(図2参照)。一方、図10中の右側のHDDユニット5をガイド枠6内に差込むときには、HDDユニット5を構成するHDD取付具3の上フランジ板3Bは、ガイド枠6の上ガイドレール6A2,6A3にガイドされつつ後方へと移動し、下フランジ板3Cは、ガイド枠6の下ガイドレール6B2,6B3にガイドされつつ後方へと移動する(図2参照)。
そして、HDDユニット5を構成するHDD取付具3の前面板3Dが、ガイド枠6の上前フランジ板6Eに当接した状態で、HDDユニット5を構成するHDD2の雌コネクタ2Gと、ガイド枠6に取付けられたコネクタ基板7の雄コネクタ7Aとが電気的に接続される。
このように、ガイド枠6内に3本の上ガイドレール6A1,6A2,6A3と、3本の下ガイドレール6B1,6B2,6B3とを設けることにより、HDDユニット5を常に一定の軌道に沿ってガイド枠6内に差込むことができる。この結果、HDDユニット5をガイド枠6の開口部6Lを通じて収容空間6K内に差込むだけで、HDD2に設けられた雌コネクタ2Gと、ガイド枠6に取付けられたコネクタ基板7の雄コネクタ7Aとを確実に接続することができる。
そして、HDDユニット5がガイド枠6内に収容された状態で、HDDユニット固定ボルト10の摘み部10Bを回転させ、雄ねじ部10Aをガイド枠6(上前フランジ板6E)の前雌ねじ孔6Pに螺着することにより、HDDユニット5をガイド枠6に対して固定することができる。
一方、HDDユニット5をガイド枠6から抜取る場合には、HDDユニット固定ボルト10の摘み部10Bを逆方向に回転させ、雄ねじ部10Aを上前フランジ板6Eの前雌ねじ孔6Pから離脱させた状態で、HDDユニット5をガイド枠6から前方に引抜く。これにより、HDD2の雌コネクタ2Gを、ガイド枠6に取付けられたコネクタ基板7の雄コネクタ7Aから容易に離脱させることができる。これにより、HDDユニット5は、ガイド枠6内に設けられた3本の上ガイドレール6A1,6A2,6A3と、3本の下ガイドレール6B1,6B2,6B3とに沿って一定の軌道上を移動するので、HDDユニット5を、ガイド枠6の開口部6Lを通じてガイド枠6の外部(前側)に容易に抜取ることができる。
かくして、本実施の形態による電子機器1は、HDDユニット5を収容したガイド枠6を、上防振部材11と下防振部材12を介して収容ボックス9に弾性的に支持することができる。従って、収容ボックス9に外部(例えば収容ボックス9が取付けられる筺体等)からの振動が伝わったとしても、この振動がHDDユニット5に伝わるのを上防振部材11と下防振部材12とによって抑制することができ、HDD2を振動から保護することができる。
この結果、HDD2の転送速度が振動によって低下するのを抑えることができ、HDD2を安定して作動させることができる。また、HDD2を構成するハードディスクと磁気ヘッドとが振動によって衝突するのを防止することができ、HDD2の寿命を延ばすことができる。さらに、HDD2の雌コネクタ2Gとコネクタ基板7の雄コネクタ7Aとの接続部に対して振動が伝わるのを抑えることができるので、雌コネクタ2Gと雄コネクタ7Aとの接触不良を防止することができ、HDD2を安定して作動させることができる。なお、HDD2以外の他の記億装置をガイド枠6に収容し、上防振部材11と下防振部材12を介して収容ボックス9に弾性的に支持した場合でも、この記憶装置に振動が伝わるのを防止し、記憶装置を安定して作動させることができる。
この場合、ガイド枠6は、その上面6Aが上防振部材11を介して収容ボックス9の上面9Aに取付けられると共に、下面6Bが下防振部材12を介して収容ボックス9の下面9Bに取付けられている。これにより、ガイド枠6は、上,下方向の両端側が収容ボックス9に支持されるので、例えば上,下方向の一端側のみが防振部材を介して支持され、他端側が自由端になる場合に比較して、ガイド枠6を収容ボックス9に対して強固に支持することができ、ガイド枠6に伝わる振動を抑制することができる。
しかも、HDDユニット5は、上防振部材11と下防振部材12を介して収容ボックス9に支持されたガイド枠6の収容空間6K内に収容されているので、HDDユニット5を構成するHDDとHDD取付具との間に防振部材を設ける必要がない。従って、HDD2に対して修理、交換等の保守作業を行うときには、ガイド枠6の開口部6Lを通じてHDDユニット5を取出すだけで(防振部材を取外す作業を伴うことなく)、容易にHDD2に対する保守作業を行うことができる。また、保守作業が終了した後には、HDDユニット5をガイド枠6内に差込むだけで(防振部材を取付ける作業を伴うことなく)、HDDユニット5をガイド枠6の収容空間6K内に収容することができる。この結果、HDD2に対する保守作業の作業性を高めることができる。
さらに、ガイド枠6の前,後方向の一方側(前側)には、HDDユニット5を抜差しする開口部6Lが設けられ、ガイド枠6の前,後方向の他方側(後側)には、HDD2の雌コネクタ2Gに接続される雄コネクタ7Aを備えたコネクタ基板7が取付けられている。このため、HDDユニット5をガイド枠6の開口部6Lを通じて収容空間6K内に差込むことにより、HDD2の雌コネクタ2Gとコネクタ基板7の雄コネクタ7Aとを容易に接続することができる。また、HDDユニット5をガイド枠6の開口部6Lを通じて外部に抜取ることにより、HDD2の雌コネクタ2Gとコネクタ基板7の雄コネクタ7Aとを容易に切離すことができる。この結果、収容ボックス9内に収容されたガイド枠6に対し、その前側からHDDユニット5を抜差しするだけで、HDD2の雌コネクタ2Gとコネクタ基板7の雄コネクタ7Aとの間を容易に切離し、または接続することができ、HDD2に対する保守作業を前面作業(前面保守作業)として行うことができるので、その作業性を高めることができる。
一方、本実施の形態による電子機器1は、ガイド枠6の収容空間6K内に3本の上ガイドレール6A1,6A2,6A3と、3本の下ガイドレール6B1,6B2,6B3とを設ける構成としている。従って、HDDユニット5は、上ガイドレール6A1〜6A3および下ガイドレール6B1〜6B3にガイドされることにより、常に一定の軌道に沿ってガイド枠6の収容空間6K内に挿入される。この結果、HDDユニット5をガイド枠6の開口部6Lを通じて収容空間6K内に差込むだけで、HDD2に設けられた雌コネクタ2Gと、ガイド枠6に取付けられたコネクタ基板7の雄コネクタ7Aとを確実に接続することができる。
さらに、上防振部材11を、ガイド枠6の上面6Aと収容ボックス9の上面9Aとの間に配置された上防振体11Aと、上防振体11Aをガイド枠6の上面6Aに固定する上防振体固定具11Bとにより構成し、下防振部材12を、ガイド枠6の下面6Bと収容ボックス9の下面9Bとの間に配置された下防振体12Aと、下防振体12Aをガイド枠6の下面6Bに固定する下防振体固定具12Bとにより構成している。これにより、上防振体11Aを、上防振体固定具11Bを用いてガイド枠6の任意の位置に固定し、下防振体12Aを、下防振体固定具12Bを用いてガイド枠6の任意の位置に固定することができるので、ガイド枠6への振動の伝達を抑制するのに適した位置に、上防振部材11と下防振部材12を配置することができる。
なお、上述した実施の形態では、ガイド枠6と収容ボックス9との間に、2個の上防振部材11と2個の下防振部材12とを設けた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば1個または3個以上の上防振部材11を設け、1個または3個以上の下防振部材12を設ける構成としてもよい。
また、上述した実施の形態では、2個のHDDユニット5を搭載した電子機器1を例示したが、本発明はこれに限らず、例えば3個以上のHDDユニットを搭載した電子機器にも適用することができる。この場合には、HDDユニットの個数に応じて、ガイド枠6に設けられる上ガイドレール6A1および下ガイドレール6B1の個数、コネクタ基板7の個数、上防振部材11および下防振部材12の個数を適宜に増やせばよい。
また、上述した実施の形態では、電子機器1に搭載される記憶装置として、HDDを用いた場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えばSSD(ソリッドステートドライブ)、CFカード等の他の記憶装置を搭載した電子機器にも広く適用することができる。
さらに、上述した実施の形態では、電子機器1を、パーソナルコンピュータの記憶装置として用いた場合を例示したが、本発明はこれに限らず、例えばビデオデッキ、ビデオカメラ等の記憶装置として用いてもよい。
2 HDD(記憶装置)
3 HDD取付具(記憶装置取付具)
5 HDDユニット(記憶装置ユニット)
6 ガイド枠
6A,9A 上面
6A1,6A2,6A3 上ガイドレール
6B,9B 下面
6B1,6B2,6B3 下ガイドレール
6C,9C 左側面
6D,9D 右側面
6E,9E 上前フランジ板(前面)
6F,6G,9F 下前フランジ板(前面)
6H,9G 上後フランジ板(後面)
6J,9H 下後フランジ板(後面)
7 コネクタ基板
9 収容ボックス
10 HDDユニット固定ボルト(記憶装置ユニット固定部材)
11 上防振部材
11A 上防振体
11B 上防振体固定具
12 下防振部材
12A 下防振体
12B 下防振体固定具

Claims (3)

  1. 矩形状のボックス体として形成され大容量の情報を記憶する記億装置と、
    前記記憶装置が固定的に取付けられて記憶装置ユニットを構成する板状体として形成された記憶装置取付具とを備えてなる電子機器において、
    上面、下面、左側面、右側面、前面および後面を有し前,後方向に延びる枠状に形成され、前記記憶装置取付具に前記記憶装置を取付けることにより形成された前記記憶装置ユニットが前,後方向の一方側から抜差しされるガイド枠と、
    前記記憶装置に電気的に着脱可能に接続されるコネクタを有し、前記ガイド枠の前,後方向の他方側に取付けられるコネクタ基板と、
    上面、下面、左側面、右側面、前面および後面を有し前,後方向に延びるボックス体として形成され、内部に前記ガイド枠を収容する収容ボックスと、
    前記ガイド枠を前記収容ボックス内に収容し、前記記憶装置ユニットと前記コネクタ基板のコネクタとを接続した状態で、前記収容ボックスの前,後方向の前側から前記記憶装置ユニットを前記ガイド枠に固定する記憶装置ユニット固定部材と、
    前記ガイド枠の上面と前記収容ボックスの上面との間に設けられ前記収容ボックスの上面に対して前記ガイド枠の上面を弾性的に固定する上防振部材と、
    前記ガイド枠の下面と前記収容ボックスの下面との間に設けられ前記収容ボックスの下面に対して前記ガイド枠の下面を弾性的に固定する下防振部材とを備えて構成したことを特徴とする電子機器。
  2. 前記ガイド枠内には、前記ガイド枠内に前記記憶装置ユニットを抜差しするときに前記記憶装置ユニットをガイドするガイドレールを設ける構成としてなる請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記上防振部材は、前記ガイド枠の上面と前記収容ボックスの上面との間に配置された上防振体と、前記上防振体を前記ガイド枠に固定する上防振体固定具とにより構成し、
    前記下防振部材は、前記ガイド枠の下面と前記収容ボックスの下面との間に配置された下防振体と、前記下防振体を前記ガイド枠に固定する下防振体固定具とにより構成してなる請求項1または2に記載の電子機器。
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