JP2017037263A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動波モータ102を備えた撮像装置100において、摩擦接触面121aの水分の付着により、使用動作中に発生した振動子124と摩擦部材121との摩擦保持力の低下に対して、撮影時におけるユーザーの操作性を著しく低下させることなく摩擦保持力を復帰させることが可能な撮像装置100を提供する。
【解決手段】振動子124と摩擦部材121による摩擦接触を駆動力とする振動波モータ102と、該振動波モータ102に連結され駆動される鏡筒部104と、該鏡筒部104に保持される焦点位置調整レンズ105と、を有する撮影レンズ101を備えた撮像装置100において、撮像装置100は、振動波モータ102が駆動していない時間を計測する時間計測部113を備え、該計測した時間に応じて、焦点位置調整レンズ105を往復駆動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、振動子に超音波振動を発生させることにより駆動力を発生する振動波モータを備えた撮像装置に関する。
従来、無音動作、低速から高速までの駆動が可能、高トルク出力などの特徴を活かして、例えば、カメラやレンズの駆動源として超音波モータが採用されている。しかしながら、特に直動型の超音波モータでは、振動子を摩擦部材に圧着した状態において摩擦部材の圧着部分以外が外気に露出された状態となる。そして、高湿度な環境に曝されたり長期間放置されたりすると、振動子と摩擦部材との間の摩擦力が低下し、起動時の性能劣化や無通電状態での保持力が低下するという問題がある。
特許文献1には、超音波モータの起動時及び通常時に圧電素子に印加する周期駆動信号について開示されている。より詳細には、起動時の基準位置検出動作に使用する周期駆動信号を通常時に使用する周期駆動信号に対して、振動子の共振周波数に近い周期駆動信号とすることにより、起動時、振動子に大きな振動を与えることができる。そして、その振動によって、振動子と摩擦部材との間に付着した水分等を蒸発させることができる。更に、基準位置検出動作時に超音波モータの性能劣化を抑制する、制御方法等が開示されている。また、特許文献2には、圧電素子の積層構造や振動モードに関する詳細が開示されている。
特開2012−23884号公報 特開2004−304887号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法は、基準位置検出動作時を前提とした周波数駆動信号を使用する。そのため、摩擦力の復帰のために基準位置検出動作を行う必要がある。この基準位置検出動作を行う方法では、例えば、連続した使用動作中に前述の原因による摩擦保持力の低下が発生すると、使用動作中に基準位置検出動作が必要となり、撮影時におけるユーザーの操作性を著しく低下させる。また、その摩擦保持力が低下した状態において、撮影動作中にシャッターが作動した際の衝撃や、ユーザーが意図せず撮影装置に与えた衝撃により、レンズ群の位置が変化する。レンズ群の位置の変化により、撮影した画像にはユーザーの意図しないぼけが発生してしまうという問題があった。
そこで本発明は、上述の問題に鑑み、振動波モータを備えた撮像装置において、使用動作中に発生した摩擦保持力の低下に対して、ユーザーの操作性を損なうことなく摩擦保持力を復帰させることが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明における撮像装置は、振動子を摩擦部材に摩擦接触させて駆動力を生ずる振動波モータと、該振動波モータに連結されて駆動される鏡筒部と、該鏡筒部に保持される焦点位置調整レンズと、を有する撮影レンズを備えた撮像装置において、撮像装置は、振動波モータが駆動していない時間を計測する時間計測部を備え、該計測した時間に応じて、焦点位置調整レンズを往復駆動させることを特徴とする。
本発明によれば、撮影動作時におけるユーザーの操作性を損なうことなく、無通電時の摩擦保持力を復帰させることが可能な振動波モータを備えた撮像装置を提供することができる。
本発明の実施例1における撮像装置100の構成ブロック図である。 本発明の実施例1における振動波モータ102の分解斜視図である。 本発明の実施例1における振動体122と圧電素子123との接合状態を示す拡大斜視図である。 本発明の実施例1における振動子124と振動子基台125との接合状態を示す拡大斜視図である。 本発明の実施例1における振動波モータ102の駆動方向における断面図である。 本発明の実施例1における動作フローチャートである。 本発明の実施例1における動作フローチャートの一部である。 本発明の実施例2における撮像装置200の構成ブロック図である。 本発明の実施例2における動作フローチャートである。 本発明の実施例3における撮像装置300の構成ブロック図である。 本発明の実施例3における動作フローチャートである。
(実施例1)
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明する。なお、以下の実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1には、本発明の実施例1である撮像装置100の構成がブロック図として示されている。なお、同一部材は同一記号で示される。撮像装置100は、撮影レンズ101と撮像部110とによって構成される。撮影レンズ101には、振動波モータ102、振動波モータ駆動回路103、鏡筒部104、焦点位置調整レンズ105及び位置検出センサ106が備えられる。振動波モータ102の詳細構成については後述する。
鏡筒部104は、複数のレンズ群を保持する保持手段であり、その複数のレンズ群には、焦点位置調整レンズ105が含まれる。鏡筒部104は振動波モータ102に連結されており、焦点位置調整レンズ105が振動波モータ102によって駆動される。鏡筒部104には、焦点位置調整レンズ105の位置を検出するための位置検出センサ106が取り付けられる。位置検出センサ106によって、焦点位置調整レンズ105の位置情報が検出され、検出された位置情報は、撮像部110に備えられた駆動信号決定部(CPU)111へ送られる。駆動信号決定部111が有する目標位置情報と検出された位置情報とから偏差が算出され、当該偏差を用いてフィードバック制御が行われる。そして、目標位置まで駆動させるための駆動信号が制御部である振動波モータ駆動回路103に送られ、駆動信号が増幅されて振動波モータ102が駆動される。
撮像部110には、駆動信号決定部111、シャッタースイッチ112、各部の作動開始からの経過時間を計測する時間計測部113、撮像手段制御部114、シャッター制御手段115、シャッター116及び撮像手段117が備えられる。シャッタースイッチ112がユーザーにより押されると、その押し具合に応じた信号が駆動信号決定部111に送られる。このシャッタースイッチ112の押し具合、所謂、半押しの状態をSW1、完全押しの状態をSW2とし、それぞれの押し具合に応じた信号をSW1信号、SW2信号とする。シャッタースイッチ112から駆動信号決定部111にSW1信号又はSW2信号が送られると、駆動信号決定部111において、この信号により振動波モータ駆動回路103、シャッター116、撮像手段117を駆動させる駆動信号が生成される。生成された各駆動信号は、それぞれ振動波モータ駆動回路103、撮像手段制御部114、シャッター制御手段115に送られ、シャッター116及び撮像手段117が駆動される。
図2には、図1における振動波モータ102の構成を示した分解斜視図が示されている。振動体122には、後述の摩擦部材121の摩擦接触面121aに接触する接触部122aが備えられている。圧電素子123は、振動体122に対して圧着され接着材などを用いて固定されている。すなわち、振動子124は、振動体122と圧電素子123により構成される。そして、振動体122に圧電素子123が圧着された状態で圧電素子123に電圧が印加されると、超音波領域の振動数の振動(超音波振動)が発生し、振動体122に楕円運動が発生する。摩擦部材121には、振動子124が加圧接触する摩擦接触面121aが備えられる。
振動子基台125には、長手方向の端部に接触部125aが備えられ、接触部125aがベース部材129の内部に嵌合される。振動子124は、振動子基台125に接合されている(図4参照)。振動子124は、押圧部材126を介してコイルばね128と加圧部材127とにより摩擦部材121へ加圧される。ベース部材129とコイルばね128とは互いに当接しており、ベース部材129はコイルばね128の弾性による加圧反力を受ける。ベース部材129には、案内溝129aが備えられる。案内溝129aと対向する側のカバー部材131には案内溝131aが設けられ、案内溝129aと案内溝131aとの間に転動部材130が挟持される。カバー部材131は、固定部材132にねじ133により固定される。摩擦部材121もまた固定部材132に固定される。
次に、振動子124の構成について説明する。図3には、圧電素子123が振動体122に圧着された側から見た、振動子124の拡大斜視図が示されている。圧電素子123は、複数の圧電素子膜を積層するとともに一体化して構成されている。圧電素子123は、圧力を加えて接着材とともに振動体122の平面部122bに圧着されている。なお、振動体122と圧電素子123との圧着は、圧着できればその圧着方法は限定されない。
図4には、図2における振動体122が振動子基台125に接合された状態を示す拡大斜視図であって、摩擦部材121側から見た図が示されている。振動体122には、長手方向の両端部に接合部122dが備えられ、振動体122と振動子基台125とは、接着材、溶接などにより接合部122dで接合される。振動体122には、二つの突起部122cが備えられており、二つの突起部122cが備えられている面の反対側の面に圧電素子123が圧着されている。
そして、圧電素子123に所望の高周波の駆動電圧が印加されることで圧電素子123を励振させ、圧電素子123が圧着された振動体122に2つの振動モードを励起させる。このとき、2つの振動モードの振動位相が所望の位相差となるように設定することで、突起部122cには、図4の矢印で示すような楕円運動が発生する。楕円運動している振動子124の突起部122cにおける接触部122aを摩擦部材121の摩擦接触面121aに摩擦接触させることにより駆動力が発生する。この駆動力により、摩擦部材121に対して振動子124を相対移動させることが可能となる。すなわち、振動子124が摩擦部材121の長手方向に相対移動すると、振動子124が接着固定された振動子基台125が移動し、振動子基台125が嵌合されたベース部材129も一緒に移動する。なお、前述の圧電素子123の積層構造や振動モードに関する詳細は、特許文献2に記載された内容と同様であるため、説明は割愛する。
図5には、振動体122の二つの突起部122cの中心部を通る平面で振動波モータ102を切断した断面図が示されている。押圧部材126は圧電素子123に当接し、コイルばね128による加圧力が加圧部材127を介して、摩擦部材121と振動体122の略球面の突起部122cとの接線に対して法線方向に伝えられる。そして、振動子124は、押圧部材126により加圧力を受け、摩擦部材121に摩擦接触面121aで加圧接触することが可能となる。押圧部材126には、加圧部材127と対向する側に半円筒形状の突起部126aが備えられており、加圧部材127には、押圧部材126と対向する側に平面部127aが備えられている。半円筒形状の突起部126aと平面部127aとが接することにより、押圧部材126は加圧部材127に接する。このコイルばね128、加圧部材127及び押圧部材126により本実施例における押圧手段140が構成される。上述のとおり突起部122cが楕円運動することにより、振動子124が図5の矢印で示す駆動方向に駆動され、振動波モータ102の推力が得られる。
上述の構成により振動波モータ102は、摩擦接触面121a上で振動子124が相対移動することで直動駆動を可能としている。この振動子124を焦点位置調整レンズ105の光軸OLと平行な方向に配置し、振動波モータ102の駆動部分と鏡筒部104とを連結する。この構成によって、焦点位置調整レンズ105を光軸OLと平行な方向に駆動することが可能となる。以上の構成の振動波モータ102において、摩擦接触面121aは、振動体122の接触部122a以外の領域が空気と接触するため、長期間の放置により水分が付着する可能性がある。摩擦接触面121aに水分が付着することにより、加圧状態で接している接触部122aと摩擦接触面121aとにおける摩擦係数が低下するため、振動波モータ102の推力が低下する。
また、摩擦接触面121aと接触部122aとは、無通電状態においても摩擦接触しており、この摩擦接触による摩擦力が無通電時において焦点位置調整レンズ105を保持する摩擦保持力として作用している。上述のとおり、水分の付着により摩擦係数が低下すると、無通電時の摩擦保持力もまた低下する。摩擦保持力が低下すると、撮影動作中にシャッターが作動した際の衝撃や、ユーザーが意図せず撮像装置100に与えた衝撃によって、焦点位置調整レンズ105の位置が変化する。焦点位置調整レンズ105の位置の変化によって、撮影した画像にはユーザーの意図しないぼけが発生する。
上述の摩擦保持力の低下による焦点位置調整レンズ105の位置の変化を防ぐための方法を以下に説明する。図6には、本実施例1の撮像装置100の動作フローチャートが示されている。まず、撮像装置100において、ユーザーがシャッタースイッチ112を押した際、ステップS400では、半押しの状態(SW1)であるか否かが判定される。シャッタースイッチ112が半押しの状態(SW1)であると判定されるまで、ステップS400は繰り返される。半押しの状態(SW1)であると判定されるとステップS410へと進む。
ステップS410では、時間計測部113により計時が開始される。この計時の開始時間をT1とする。この開始時間T1は、振動波モータ102が前回の駆動停止からどのくらい時間が経過するかを測定するための開始点である。
次にステップS420へ進み、絞り値を用いて適正な露出値の設定を行うために露光条件の算出が行われる。次にステップS430へ進み、ユーザーによってシャッタースイッチ112が完全押しの状態(SW2)にされたか否かが判定される。シャッタースイッチ112が完全押しの状態(SW2)であると判定されるまで、ステップS430は繰り返される。完全押しの状態(SW2)であると判定されると、ステップS440へ進む。ステップS440では、時間計測部113の計時が終了される。この時の終了時間をT2とする。
次にステップS450へ進み、開始時間T1と終了時間T2との差として経過時間T3が算出される。この経過時間T3は、振動波モータ102が駆動されていない期間としての指標である。そして、経過時間T3が判定基準TCに対して大きいか否か判定される。判定基準TCは、振動子124と摩擦部材121との間の摩擦保持力の判定のための指標であり、経過時間T3が判定基準TC以上の場合、摩擦保持力が低下していると判定される。経過時間T3が判定基準TC以上の場合は、ステップS460へ進み、小さい場合はステップS470へと進む。
ステップS460では、摩擦保持力の復帰のための往復駆動が行われる。この往復駆動における処理については、図7においてサブルーチン化したフローチャートとして後述する。ステップS460においてこの往復駆動が行われた後、次にステップS470へ進む。ステップS470では、シャッター開作動が行われ、このシャッター開作動が行われている間、次のステップS480において露光動作が行われ、次のステップS490においてシャッター閉作動が行われる。このステップS470乃至ステップS490における動作は、駆動信号決定部111により生成された信号により、シャッター制御手段115、シャッター116、撮像手段制御部114、撮像手段117が駆動される動作である。シャッター閉作動が行われると、一連の撮影動作が終了する。一方、上述のステップS450において経過時間T3が判定基準TCに対して小さい場合は、往復駆動を行う必要がないと判定される。その後、ステップS470のシャッター開作動へと進み、上述同様、ステップS480の露光動作、ステップS490のシャッター閉作動を経て撮影動作が終了する。
ステップS460の往復駆動サブルーチンについて、図7を用いて説明する。サブルーチンステップSS1では、前述のステップS420の露光条件の算出で使用した絞り値により撮像装置100における被写界深度が算出される。そして、往復駆動量は、その被写界深度に対応したフォーカスレンズの移動量より小さい値として算出される。次にサブルーチンステップSS2へ進み、サブルーチンステップSS1で算出された往復駆動量が設定される。そして、サブルーチンステップSS3へ進み、駆動信号決定部111において上述の往復駆動量の設定値を用いて駆動信号が生成され、振動波モータ駆動回路103に駆動信号が送られ、振動波モータ102が往復駆動される。
この往復駆動によって、図5における摩擦接触面121aと接触部122aとの間に摩擦熱を発生させて水分を蒸発させる。水分を蒸発させることで摩擦接触面121aにおける摩擦保持力を水分が付着していない状態まで復帰させることが可能となる。サブルーチンステップSS1で算出した往復駆動量は、被写界深度よりも小さい値であるので、サブルーチンステップSS3で往復駆動を行った場合でも、ユーザーが往復駆動を認識することなく摩擦保持力を復帰させることができる。
本発明の実施例1は、使用動作中に発生した摩擦力低下に対して、ユーザーの操作性を損なうことなく摩擦力を復帰させる効果を奏する。また、十分な摩擦保持力を被駆動部に与えると同時に、駆動効率を最適化して低消費電力を実現した振動波モータ102を備えた撮像装置100を提供することができる。
(実施例2)
図8は、実施例2における撮像装置200の構成図である。実施例2は、実施例1における図1の撮像装置100の構成に対して、撮影レンズ201にレンズ側駆動信号決定部(CPU)207、振動波モータ判断部208、レンズ側インターフェース部209が加えられている。また、撮像部210には、撮像部側インターフェース部218が加えられている。更に、実施例1の駆動信号決定部111に換えて、撮像部側駆動信号決定部(CPU)211が備えられている。そして、撮影レンズ201と撮像部210とは分離することができる構成である。すなわち、複数の撮影レンズが交換可能である交換レンズシステムを想定した、撮影レンズ201及び撮像部210により撮像装置200が構成されている。
本実施例2の撮影レンズ201において、振動波モータ判断部208では、撮影レンズ201にどのタイプの振動波モータ102が使用されているかの個体情報が判断される。レンズ側インターフェース部209は、撮像部側インターフェース部218に接続され、撮像部210からの情報をやり取りする。そして、レンズ側駆動信号決定部(CPU)207には、振動波モータ判断部208、レンズ側インターフェース部209及び位置検出センサ106からの各情報が送られる。
撮像部210における、撮像部側インターフェース部218は、撮影レンズ201に備えられたレンズ側インターフェース部209に取り外し可能に接続されている。撮像部側インターフェース部218は、撮像部側駆動信号決定部(CPU)211に接続されており、各情報をやり取りする。
図9には、実施例2の撮像装置200の動作フローチャートが示されている。実施例2における、ステップS400からS440までのステップ及びステップS450からS490までのステップは、実施例1と同じである。実施例2には、ステップS440の後に、実施例1におけるステップS460の往復駆動の要否判定に係るステップが追加されている。
ステップS440の後にステップS441及びステップS442が追加されており、ステップS441において振動波モータ判断部208によりレンズの鏡筒部104の個体情報が取得される。次にステップS442に進み、取得された個体情報に基づいて、鏡筒部104にどのような振動波モータ102が使用されているか判別される。そして、上述のような摩擦接触面121aが空気に曝されている構成の振動波モータ102が搭載されているか否かが判定される。もし、そのような振動波モータ102ではない(否)と判定されると(保持力復帰駆動否)、ステップS460の往復駆動サブルーチンを行わず、ステップS470のシャッター開作動へと進む。以下、実施例1と同様に、ステップS480の露光動作、ステップS490のシャッター閉作動を経て撮影動作が終了する。
一方、ステップS442において、摩擦接触面121aが空気に曝されている構成の振動波モータ102を搭載していると判定されると、摩擦保持力の復帰駆動を要と判定してステップS450へと進む。ステップS450の経過時間判定の方法は、実施例1と同様である。そして、ステップS460の往復駆動サブルーチンが行われる。以降のステップは、実施例1と同様に、ステップS470のシャッター開作動、ステップS480の露光動作、ステップS490のシャッター閉作動を経て撮影動作が終了する。
以上のように、本発明の実施例2では、ステップS441、ステップS442を加えることにより、振動波モータ102の種別を判定し、確実にユーザーの操作性を損なうことが無く、摩擦保持力の復帰のための往復駆動が行われることが可能となる。本発明の実施例2は実施例1の効果に加えて、特に、交換レンズシステムを有する撮像装置200において、使用される撮像レンズの個体情報に基づいて細かく対応できるという効果を奏する。
(実施例3)
図10は、実施例3における撮像装置300の構成図である。実施例3は、実施例1における撮像装置100の構成に対して、撮影レンズ301に焦点調整切り替え部308、レンズ側駆動信号決定部(CPU)307、レンズ側インターフェース部309が加えられている。また、撮像部310には、撮像部側インターフェース部318が加えられている。更に、実施例1の駆動信号決定部111に換えて、撮像部側駆動信号決定部(CPU)311が備えられている。なお、焦点調整切り替え部308は、撮影レンズ301内に備えられることに限定されず、撮像部310に備えられる構成も考えられる。そして、撮影レンズ301と撮像部310とは分離することができる構成である。すなわち、複数の撮影レンズが交換可能である交換レンズシステムを想定した、撮影レンズ301と撮像部310とにより撮像装置300が構成されている。
本実施例3の撮影レンズ301において、焦点調整切り替え部308では、自動焦点調整(AF)のモードとなっているか、手動焦点調整(MF)のモードになっているかが判断される。レンズ側インターフェース部309は、撮像部側インターフェース部318に接続され、撮像部310からの情報をやり取りする。そして、レンズ側駆動信号決定部(CPU)307には、レンズ側インターフェース部309及び位置検出センサ106からの各情報が送られる。
撮像部310における、撮像部側インターフェース部318は、撮影レンズ301に備えられたレンズ側インターフェース部309に取り外し可能に接続されている。撮像部側インターフェース部318は、撮像部側駆動信号決定部(CPU)311に接続されており、各情報をやり取りする。
図11には、実施例3の撮像装置300の動作フローチャートが示されている。実施例3における、ステップS400、ステップS410からS440、ステップS450からS490までの各ステップは、実施例1と同じである。実施例3には、実施例1におけるステップS460の往復駆動の要否判定を自動焦点調整(AF)であるか、又は手動焦点調整(MF)であるかによって判別するステップが追加されている。具体的には、ステップS400の後に、焦点調整切り替え部308がAFモードかMFモードかを判定するステップS401と、ステップS440の後に、焦点調整切り替え部308がAFモードかMFモードかを判定するステップS443とが加えられている。
ステップS401では、焦点調整切り替え部308が自動焦点調整(AF)か手動焦点調整(MF)かを判別し、AFモードとなっている場合は、ステップS402へ進み、AF駆動が行われ、ステップS410に進む。MFモードとなっている場合は、ステップS410に進む。そして、ステップS410乃至S440が実行され、ステップS440の後、ステップS443にて再度AF/MFモード判定が行われる。AFモードである場合は、すでにステップS402にてAF駆動が行われる際に焦点位置調整レンズ105が作動されているので摩擦保持力が復帰していると推定される。そのためステップS460の往復駆動サブルーチンを行わず、ステップS470のシャッター開作動へと進み、以下、実施例1と同様に、ステップS480の露光動作、ステップS490のシャッター閉作動を経て撮影動作が終了する。
一方、ステップS443においてMFのモードと判定された際は、ステップS450へと進む。ステップS450の経過時間判定の方法は、実施例1と同様である。そして、ステップS460の往復駆動サブルーチンが行われる。以降のステップは、実施例1と同様に、ステップS470のシャッター開作動、ステップS480の露光動作、ステップS490のシャッター閉作動を経て撮影動作が終了する。
以上のようなステップを加えることにより、摩擦接触面121aの水分を蒸発させ、ユーザーの操作性を損なうことなく無通電時の摩擦保持力を復帰させることが可能な振動波モータ102を備えた撮像装置300を提供することが可能となる。以上、本発明の好適な実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 撮像装置(200、300)
101 撮影レンズ(201、301)
102 振動波モータ
103 振動波モータ駆動回路(制御手段)
104 鏡筒部
105 焦点位置調整レンズ
110 撮像部(210、310)
111 駆動信号決定部(211、311)
113 時間計測部
121 摩擦部材
124 振動子
126 押圧部材(押圧手段)
127 加圧部材(押圧手段)
128 コイルばね(押圧手段)
208 振動波モータ判断部
308 焦点調整切り替え部

Claims (11)

  1. 振動子を摩擦部材に摩擦接触させて駆動力を生ずる振動波モータと、
    該振動波モータに連結されて駆動される鏡筒部と、
    該鏡筒部に保持される焦点位置調整レンズと、
    を有する撮影レンズを備えた撮像装置において、
    前記撮像装置は、前記振動波モータが駆動していない時間を計測する時間計測部を備え、該計測した時間に応じて、前記焦点位置調整レンズを往復駆動させることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記往復駆動は、焦点調整が手動焦点調整に設定されている時に行われることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像装置は、手動焦点調整と自動焦点調整とを切り替える焦点調整切り替え部を備え、前記手動焦点調整に設定されている時に前記焦点位置調整レンズを往復駆動させることを特徴とする、請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記焦点位置調整レンズの往復駆動量は、前記撮影レンズの被写界深度に対応することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記焦点位置調整レンズの往復駆動量は、前記撮影レンズの被写界深度に対応したフォーカスレンズの移動量よりも小さいことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記振動波モータが駆動していない時間の計測は、前記撮像装置のシャッタースイッチが半押しされた後に計時が開始され、前記シャッタースイッチが完全押しされた後に計時が終了することを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記焦点位置調整レンズの前記往復駆動により、摩擦熱を発生させて水分を蒸発させることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記振動波モータは、前記焦点位置調整レンズの光軸と平行な方向に駆動することが可能な振動子又は、摩擦部材を備えることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記撮像装置は、前記撮影レンズと分離する撮像部を備え、該撮像部に対して複数の前記撮影レンズを交換可能に取り付けられる交換レンズシステムにより構成され、
    前記撮像部は、取り付けられた前記撮影レンズが前記振動波モータを備えているか否かを判断する振動波モータ判断部を備え、
    前記振動波モータ判断部は、前記撮影レンズが前記振動波モータを備えていると判定すると、前記焦点位置調整レンズが前記往復駆動されることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記振動波モータは、前記振動子を前記摩擦部材に押圧する手段及び振動子を制御する制御手段を有することを特徴とする、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記振動波モータは、前記振動子が印加される高周波の駆動電圧により超音波振動する超音波モータであることを特徴とする、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置。
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