JP2017035762A - 電動工具 - Google Patents

電動工具 Download PDF

Info

Publication number
JP2017035762A
JP2017035762A JP2015159130A JP2015159130A JP2017035762A JP 2017035762 A JP2017035762 A JP 2017035762A JP 2015159130 A JP2015159130 A JP 2015159130A JP 2015159130 A JP2015159130 A JP 2015159130A JP 2017035762 A JP2017035762 A JP 2017035762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
housing
vent
motor housing
grip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015159130A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6537402B2 (ja
Inventor
竜之助 熊谷
Tatsunosuke Kumagai
竜之助 熊谷
鼎 趙
Jeong Cho
鼎 趙
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP2015159130A priority Critical patent/JP6537402B2/ja
Publication of JP2017035762A publication Critical patent/JP2017035762A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6537402B2 publication Critical patent/JP6537402B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Portable Power Tools In General (AREA)

Abstract

【課題】通気口から水等が浸入しても電材部品に対する防水性や防塵性を維持する。【解決手段】インパクトドライバ1は、モータ11と、モータ11を収容して後吸気口が形成されるモータハウジング16と、モータハウジング16に繋がるグリップ部3と、モータ11に電力を供給するためのリード線55,55と、モータハウジング15内に設けられ、グリップ部3側へ配線されるリード線55,55が挿通する切欠部64を除いてモータハウジング16からグリップ部3への配線通路を塞ぐ防水リブ63と、切欠部64をシールするスポンジ65と、を含んでなる。【選択図】図2

Description

本発明は、駆動源としてモータを用いた電動工具に関する。
インパクトドライバ等の電動工具においては、特許文献1に示すように、モータハウジング内に駆動源となるモータを収容すると共に、モータハウジングの後方に吸気口を、前方に排気口をそれぞれ開口形成して、モータの回転軸に設けたファンの回転により、吸気口から外気を吸い込んでモータを通過させて排気口から排出することで、モータを冷却可能としたものが知られている。
特開2015−33739号公報
このような電動工具においては、後方に設けた吸気口等からモータハウジング内に水や塵埃が浸入すると、モータハウジング内に設けたノイズフィルタ等の電材部品に接触して故障を引き起こしたり、モータハウジングから下方に連設したグリップ内にまで流れ込み、グリップ内のスイッチ等の電材部品を故障させたりするおそれがあった。
そこで、本発明は、吸気口等の通気口から水や塵埃が浸入しても電材部品に対する防水性や防塵性を維持することができる電動工具を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、モータと、モータを収容し、通気口が形成されるモータハウジングと、モータハウジングの下方に繋がるグリップハウジングと、モータに電力を供給するためのリード線と、モータハウジング内に設けられ、グリップハウジング側へ配線されるリード線の挿通孔を除いてモータハウジングからグリップハウジングへの配線通路を塞ぐ防水部と、挿通孔をシールする弾性体と、を含んでなることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、弾性体は、単泡のスポンジであることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、モータは整流子を有する整流子モータであり、防水部は、通気口の下方でモータハウジングの内面に突設され、整流子に摺接するブラシを保持するブラシホルダに当接して配線通路を塞ぐ防水リブであって、防水リブの端部に形成した切欠部とブラシホルダとの間で挿通孔が形成されることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、モータと、モータを収容し、通気口が形成されるモータハウジングと、モータハウジング内で通気口の下方に配置されるノイズフィルタと、通気口とノイズフィルタとの間を塞いでノイズフィルタ側へ水や塵埃が移動することを抑制する防水部と、を含んでなることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4の構成において、モータハウジングは、左右一対の半割ハウジングを組み付けてなり、防水部は、一方の半割ハウジングの内面に設けられた凹状リブと、他方の半割ハウジングの内面に設けられ、両半割ハウジングの組み付け状態で凹状リブに嵌合する凸状リブとを含んでなることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、モータと、モータを収容すると共に通気口が形成され、左右一対の半割ハウジングと後部ハウジングとからなるモータハウジングと、モータハウジングの下方に繋がるグリップハウジングと、通気口の下方で後部ハウジングに形成され、通気口からグリップハウジング側へ水や塵埃が移動することを抑制する防水リブと、を含んでなることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項7に記載の発明は、整流子モータと、整流子モータを収容し、通気口が形成されるモータハウジングと、モータハウジングの下方に繋がるグリップハウジングと、モータハウジング内に設けられるブラシホルダと、通気口の下方でモータハウジングの内面とブラシホルダとの間に設けられ、グリップハウジング側へ水や塵埃が移動することを抑制する防水部と、を含んでなることを特徴とする。
本発明によれば、通気口から水等が浸入しても、防水部や防水リブによってスイッチやノイズフィルタ等の電材部品への水等の移動を抑制できる。よって、電材部品に対する防水性や防塵性を維持することができる。
インパクトドライバの縦断面図である。 本体部の拡大図である。 後カバーを取り外した本体部の後方からの斜視図である。 図2のA−A線部分断面図である。 変更例の防水構造を有する本体部の拡大図である。 図5のB−B線断面図である。 右側の半割ハウジングの側面図である。 左右の半割ハウジングの斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、電動工具の一例であるインパクトドライバの縦断面図である。インパクトドライバ1は、中心軸を前後方向とする本体部2と、その本体部2から下方へ突出するグリップハウジングとしてのグリップ部3とを有し、グリップ部3の下端に設けたバッテリー装着部4には、電源となるバッテリーパック5が装着されている。グリップ部3の上部には、トリガ7を前方に突出させたスイッチ6が収容されて、バッテリー装着部4には、バッテリーパック5と電気的に接続される端子台8と、マイコン等を搭載した制御回路基板9とが内設される。バッテリー装着部4の前側上面には、回転数を変更操作する押しボタン及びバッテリーの残容量の表示部を有するスイッチパネル10が設けられている。
図2は、本体部2の拡大断面図で、本体部2には、後方から、モータ11、遊星歯車減速機構12、スピンドル13、打撃機構14、アンビル15の順で収容されて、アンビル15が本体部2の前端から前方へ突出している。本体部2の後部には、モータ11を収容してグリップ部3と一体となる筒状部17と、筒状部17の後端を塞ぐ後部ハウジングとしての後カバー18とからなるモータハウジング16が設けられている。筒状部17とグリップ部3とは、筒状部17とグリップ部3との半割部分を一体形成した樹脂製の左右一対の半割ハウジングHR,HLを複数のネジ19,19・・によって組み付けて形成される。
グリップ部3内において、スイッチ6と制御回路基板9との間には、各半割ハウジングHR,HLでグリップ部3内を上下に仕切る倒L字状の防水リブ20,20(図8)が設けられ、左右の防水リブ20,20によって同形状のゴムシール材21が挟持されている。このゴムシール材21は、スイッチ6と制御回路基板9との間を接続する図示しないリード線が貫通する角筒部22を備えて、トリガ7を突出させる開口からグリップ部3内に浸入した水や塵埃が制御回路基板9側へ移動することを防ぐもので、ゴムシール材21の後方でグリップ部3の後面には、ゴムシール材21でせき止められた水等を排出する透孔23が形成されている。
筒状部17の後部は、側面視でL字状に切除されて、図3にも示すように、筒状部17の軸線と直交状に開口する円形状の後開口部24と、後開口部24の下方から後方へ連続して上向きに開口するU字状の下開口部25とを形成している。後カバー18は、円形状の背面部26と、背面部26の外周へ前向きに連結される側面部27とからなり、背面部26と側面部27との下部には、下開口部25の形状に合わせたU字状の切欠き28が形成されている。筒状部17の後開口部24と下開口部25との周縁には、内周寄りに凸条29が形成され、後カバー18の側面部27と切欠き28との内周縁には、凸条29が嵌合する凹部30が形成されて、後カバー18は筒状部17にいんろう結合されるようになっている。後開口部24の凸条29の内側には、一対の突出片31,31が内側へ突出されて、各突出片31にはネジ止めボス32がそれぞれ後向きに突設されている。後カバー18は、筒状部17の後端に嵌合させた状態で、背面部26に後方から貫通させたネジ(図示略)をネジ止めボス32,32にそれぞれねじ込むことで筒状部17に取り付けられる。
モータ11は、筒状の固定子33と、固定子33を同軸で貫通する回転子34とを備える整流子モータで、固定子33は、筒状部17の内面で周方向に形成された受けリブ35,35によって保持される。36は、筒状部17内で固定子33の下側を保持する保持リブで、受けリブ35は、保持リブ36の上面に亘って形成されている。
回転子34は、軸心に位置する回転軸37と、回転軸37の後端に設けられる整流子38と、整流子38の前方に設けられる遠心ファン39とを備え、回転軸37の後端が、後カバー18に保持される軸受40に軸支される。回転軸37の前端は、筒状部17に保持されるベアリングリテーナ41を貫通して前方へ突出し、ベアリングリテーナ41に保持される軸受42に軸支されて、先端にはピニオン43が嵌着される。筒状部17の左右側面における遠心ファン39の外側には、複数の排気口44,44・・が形成され、その前方には、複数の前吸気口45,45が形成されている。筒状部17内で保持リブ36の下方には、ノイズフィルタ46が設けられている。
47は、筒状部17の後開口部24に設けられたブラシホルダである。このブラシホルダ47は、中央に整流子38が貫通する筒部48を備え、図4に示すように、後開口部24の凸条29の内周に形成された溝部49に嵌合して保持される円板状で、左右には、ネジ止めボス32,32が貫通する逃げ部50,50が形成されている。ここでは左側の凸条29の後端には、中央側へ突出してブラシホルダ47の後面にオーバーラップする延設片51が形成されている。ブラシホルダ47の後面で筒部48の上側には、カーボンブラシ53をそれぞれ保持する一対の金属製のスリーブ52,52が、背面視でV字状に配置されている。54は、カーボンブラシ53を整流子38側へ付勢するトーションスプリングである。左右のスリーブ52,52に接続されるリード線55,55は、筒部48の両側からブラシホルダ47の後面で下方へ引き回されて、筒部48の下方で左右方向の中心に突設した中央突起56と、その両側に突設した一対のガイド突起57,57との間で保持される。その後、各リード線55は、下開口部25から筒状部17内へ引き込まれて、ノイズフィルタ46を貫通している。
また、後カバー18の背面部26の内側には、回転軸37の軸受40の保持部58が形成され、保持部58の上側左右には、後カバー18の組み付け状態でスリーブ52,52に当接するラバーピン59,59を保持する保持凹部60,60が形成されている。61は、ネジを貫通させてネジ止めボス32が嵌合する受け部である。また、背面部26には、通気口としての複数の後吸気口62,62・・が放射状に形成されている。
さらに、後カバー18の内側には、背面部26及び側面部27に跨がって形成され、切欠き28と後吸気口62との間を仕切る防水部としての防水リブ63が設けられている。この防水リブ63は、後カバー18の組み付け状態で筒部48と中央突起56及びガイド突起57との間でブラシホルダ47の後面に当接してブラシホルダ47の後方空間を上下に仕切る。防水リブ63の前端中央には、図4に示すように、中央突起56及びガイド突起57,57と平面視で重ならない幅及び深さを有し、ブラシホルダ47との間でリード線55,55の挿通孔を形成する切欠部64が形成されている。この切欠部64内には、板状で単泡(独立気泡)の弾性体としてのスポンジ65(網掛け部分)が設けられて、ブラシホルダ47及びリード線55,55との間で圧縮されている。よって、グリップ部3への配線通路となるブラシホルダ47の後方空間は、防水リブ63及びスポンジ65によってシールされることになる。
一方、ベアリングリテーナ41は、中央にくびれ部66を形成した金属製の円盤状で、筒状部17の内面に設けた係止リブ67がくびれ部66に係止することで、ベアリングリテーナ41は前後方向への移動を規制された状態で筒状部17内に保持される。
また、ベアリングリテーナ41の前面周縁には、外周に雄ネジ部を形成したリング壁68が前方へ向けて突設されており、このリング壁68に、スピンドル13及び打撃機構14、アンビル15を収容したハンマケース69がねじ込まれている。
ハンマケース69は、前半部が先細りとなって前筒部70が形成される金属製の筒状体で、ベアリングリテーナ41が蓋となって後部が閉塞される。ハンマケース69の下面には、止め突起71が形成されて、組み付け状態では、左右の半割ハウジングHR,HLの内面に突設された押さえリブ72,72(図7,8)がそれぞれ止め突起71の側面に当接するようになっている。また、ハンマケース69の左右においても、ハンマケース69側の図示しない凸部と半割ハウジングHR,HL側の凹部73(図7,8)とが嵌合するようになっている。この止め突起71と押さえリブ72、凸部と凹部73との係合により、ハンマケース69の回転規制がなされる。
ハンマケース69とスイッチ6との間には、モータ11の正逆切替レバー74が左右へスライド可能に設けられ、その前方には、アンビル15の前方を照射するLED75が斜め上向きに取り付けられている。
さらに、筒状部17の前方には、ハンマケース69の前部から前筒部70にかけて覆う樹脂製のカバー76が設けられ、カバー76の前端外周部には、ゴム製のバンパ77が装着されている。
そして、ベアリングリテーナ41の前部では、軸受78を介してスピンドル13の後端が軸支されている。このスピンドル13は、後部に中空で円盤状のキャリア部79を有し、後面から軸心に形成した有底孔80内に、回転軸37のピニオン43を突出させている。
遊星歯車減速機構12は、内歯を有するインターナルギヤ81と、インターナルギヤ81に噛み合う外歯を有する3つのプラネタリーギヤ82,82・・と、を含む。インターナルギヤ81は、ベアリングリテーナ41のリング壁68の内側に同軸で収容され、前部外周側に設けた肉厚部83が、ハンマケース69の内周面に係合して回り止めされると共に、リング壁68とハンマケース69の内周に設けた段部84との間に挟持されて軸方向の移動が規制される。
85は、インターナルギヤ81の後端とベアリングリテーナ41の前面との間に介在されたOリングで、このOリング85によってインターナルギヤ81とベアリングリテーナ41との間がシールされると共に、インターナルギヤ81からベアリングリテーナ41への衝撃も緩和される。
プラネタリーギヤ82は、ピン86によってそれぞれスピンドル13のキャリア部79内で回転可能に支持されて、回転軸37のピニオン43と噛合している。
打撃機構14は、スピンドル13に外装されるハンマ87と、そのハンマ87を前方へ付勢するコイルバネ88とを含んでなる。まずハンマ87は、前面に一対の爪(図示略)を有し、内面に形成した外側カム溝89,89と、スピンドル13の表面に形成した内側カム溝90,90とに跨がって嵌合されるボール91,91を介してスピンドル13と結合されている。また、ハンマ87の後面には、リング状の溝92が形成されて、ここにコイルバネ88の前端が挿入されている。コイルバネ88の後端は、キャリア部79の前面に設けられたバネ受け93に当接している。溝92の底部には、複数のボール94,94・・及びワッシャ95が収容されてコイルバネ88の前端を受けるようになっている。
アンビル15は、ハンマケース69の前筒部70に保持された軸受96によって軸支されて、後端には、ハンマ87の爪と回転方向で係合する一対のアーム97,97が形成されている。アーム97の前方で軸受96の後面には、リング状の突条98が突設され、その突条98の外側に、アーム97を受ける樹脂製のワッシャ99が嵌合されている。
また、アンビル15の後面軸心には、嵌合孔100が形成されて、ここにスピンドル13の前端が同軸で挿入されている。101は、嵌合孔100と軸受96の内面とを半径方向に繋いでグリスを供給する供給路である。
一方、アンビル15の前面軸心には、図示しないビットを受け入れる挿入孔102が形成され、アンビル15の前端には、挿入孔102に差し込まれたビットを抜け止めするボール103及びスリーブ104等からなるチャック機構が設けられている。
以上の如く構成されたインパクトドライバ1においては、トリガ7を押し込んでスイッチ6をONさせると、モータ11に給電されて回転軸37が回転する。すると、ピニオン43と噛合するプラネタリーギヤ82がインターナルギヤ81内で公転運動し、キャリア部79を介してスピンドル13を減速して回転させる。よって、ハンマ87も回転して爪が係合するアーム97,97を介してアンビル15を回転させ、ビットによるネジ締めを可能とする。ネジ締めが進んでアンビル15のトルクが高まると、ハンマ87が、ボール91,91をスピンドル13の内側カム溝90,90に沿って転動させながらコイルバネ88の付勢に抗して後退し、爪がアーム97,97から離れると、コイルバネ88の付勢と内側カム溝90の案内とにより、ハンマ87は前進しながら回転して爪を再びアーム97,97に係合させ、アンビル15に回転打撃力(インパクト)を発生させる。この繰り返しによってさらなる締め付けが可能となる。
そして、回転軸37の回転に伴って遠心ファン39が回転すると、前吸気口45から吸い込まれた空気がモータ11を通過してモータ11を冷却した後、排気口44から排出されると共に、後吸気口62から吸い込まれた空気がブラシホルダ47の筒部48を通過して整流子38を冷却した後、排気口44から排出される。
ここで、後吸気口62から水や塵埃がモータハウジング16内に浸入することがあっても、後カバー18の下側はブラシホルダ47との間で防水リブ63及びスポンジ65により閉塞されているため、水や塵埃は防水リブ63及びスポンジ65によってせき止められ、グリップ部3側へ浸入することはなくなる。
このように、上記形態のインパクトドライバ1によれば、モータハウジング16内に設けられ、グリップ部3側へ配線されるリード線55の挿通孔(切欠部64)を除いてモータハウジング16からグリップ部3への配線通路を塞ぐ防水リブ63と、挿通孔をシールする弾性体(スポンジ65)とを設けたことで、後吸気口62から水等が浸入しても、防水リブ63及びスポンジ65によってスイッチ6やノイズフィルタ46等の電材部品への水等の移動を抑制できる。よって、電材部品に対する防水性や防塵性を維持することができる。
なお、上記形態では、後カバーに防水リブを設けてグリップ部側への水等の浸入を防止しているが、防水部の構造はこれに限らない。例えば図5〜8は防水部の変更例を示すもので、このインパクトドライバ1Aにおいて、防水部は筒状部17内に設けられている。まず、左側の半割ハウジングHLにおいて、保持リブ36の後方下側には、底部にリード線55,55が前後に貫通するスリット106を形成した凹状リブ105を、保持リブ36の下側空間を塞ぐ格好で形成している。一方、右側の半割ハウジングHRにおいて、保持リブ36の後方下側には、組み付け状態で凹状リブ105に嵌合してスリット106を横から塞ぐ凸状リブ107を形成している。そして、挿通孔となるスリット106にスポンジ65を圧縮状態で詰めて挟持させることで、リード線55,55の貫通部分をシールしている。
この変更例においても、後吸気口62から水や塵埃がモータハウジング16内に浸入することがあっても、ノイズフィルタ46の後方で後吸気口62との間は、防水部(凹状リブ105及び凸状リブ107、スポンジ65)により閉塞されているため、水や塵埃は両リブ105,107及びスポンジ65によってせき止められ、グリップ部3側へ浸入することはなくなる。よって、スイッチ6やノイズフィルタ46等の電材部品に対する防水性や防塵性を維持することができる。
但し、凹状リブと凸状リブとは左右逆に設けてもよいし、スリットは凸状リブ側に設けたり、両リブに跨がって設けたりしてもよい。
一方、上記形態や変更例において、弾性体は単泡スポンジに限らず、ゴム等を採用したり、材質や特性の異なる弾性体を重ねて使用したり等、適宜変更可能である。
また、モータハウジングも、後カバーが一体となった半割ハウジングを組み付けるものであってもよい。この場合、防水リブは左右の半割ハウジングにそれぞれ分割して設け、組み付け状態で両防水リブの突き合わせ部分でリード線を挿通させて弾性体でシールする構造とすることが考えられる。弾性体も左右に分割して左右の防水リブの突き合わせ部分に予め貼着してもよい。
さらに、モータも整流子モータに限らず、ブラシレスモータ等であっても、同様に防水部の採用によってリード線の配線通路をシールすることは可能である。
1,1A・・インパクトドライバ、2・・本体部、3・・グリップ部、5・・バッテリーパック、9・・制御回路基板、11・・モータ、12・・遊星歯車減速機構、13・・スピンドル、14・・打撃機構、15・・アンビル、16・・モータハウジング、17・・筒状部、18・・後カバー、24・・後開口部、25・・下開口部、26・・背面部、27・・側面部、28・・切欠き、33・・固定子、34・・回転子、37・・回転軸、38・・整流子、39・・遠心ファン、44・・排気口、45・・前吸気口、46・・ノイズフィルタ、47・・ブラシホルダ、55・・リード線、56・・中央突起、57・・ガイド突起、62・・後吸気口、63・・防水リブ、64・・切欠部、65・・スポンジ、69・・ハンマケース、87・・ハンマ、88・・コイルバネ、105・・凹状リブ、106・・スリット、107・・凸状リブ、HR・・右側の半割ハウジング、HL・・左側の半割ハウジング。

Claims (7)

  1. モータと、
    前記モータを収容し、通気口が形成されるモータハウジングと、
    前記モータハウジングの下方に繋がるグリップハウジングと、
    前記モータに電力を供給するためのリード線と、
    前記モータハウジング内に設けられ、前記グリップハウジング側へ配線される前記リード線の挿通孔を除いて前記モータハウジングから前記グリップハウジングへの配線通路を塞ぐ防水部と、
    前記挿通孔をシールする弾性体と、を含んでなる電動工具。
  2. 前記弾性体は、単泡のスポンジであることを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記モータは整流子を有する整流子モータであり、前記防水部は、前記通気口の下方で前記モータハウジングの内面に突設され、前記整流子に摺接するブラシを保持するブラシホルダに当接して前記配線通路を塞ぐ防水リブであって、前記防水リブの端部に形成した切欠部と前記ブラシホルダとの間で前記挿通孔が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動工具。
  4. モータと、
    前記モータを収容し、通気口が形成されるモータハウジングと、
    前記モータハウジング内で前記通気口の下方に配置されるノイズフィルタと、
    前記通気口と前記ノイズフィルタとの間を塞いで前記ノイズフィルタ側へ水や塵埃が移動することを抑制する防水部と、を含んでなる電動工具。
  5. 前記モータハウジングは、左右一対の半割ハウジングを組み付けてなり、前記防水部は、一方の前記半割ハウジングの内面に設けられた凹状リブと、他方の前記半割ハウジングの内面に設けられ、両前記半割ハウジングの組み付け状態で前記凹状リブに嵌合する凸状リブとを含んでなることを特徴とする請求項4に記載の電動工具。
  6. モータと、
    前記モータを収容すると共に通気口が形成され、左右一対の半割ハウジングと後部ハウジングとからなるモータハウジングと、
    前記モータハウジングの下方に繋がるグリップハウジングと、
    前記通気口の下方で前記後部ハウジングに形成され、前記通気口から前記グリップハウジング側へ水や塵埃が移動することを抑制する防水リブと、を含んでなる電動工具。
  7. 整流子モータと、
    前記整流子モータを収容し、通気口が形成されるモータハウジングと、
    前記モータハウジングの下方に繋がるグリップハウジングと、
    前記モータハウジング内に設けられるブラシホルダと、
    前記通気口の下方で前記モータハウジングの内面と前記ブラシホルダとの間に設けられ、前記グリップハウジング側へ水や塵埃が移動することを抑制する防水部と、を含んでなる電動工具。
JP2015159130A 2015-08-11 2015-08-11 電動工具 Active JP6537402B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015159130A JP6537402B2 (ja) 2015-08-11 2015-08-11 電動工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015159130A JP6537402B2 (ja) 2015-08-11 2015-08-11 電動工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017035762A true JP2017035762A (ja) 2017-02-16
JP6537402B2 JP6537402B2 (ja) 2019-07-03

Family

ID=58047360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015159130A Active JP6537402B2 (ja) 2015-08-11 2015-08-11 電動工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6537402B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019076994A (ja) * 2017-10-24 2019-05-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 電動工具
JP2020082252A (ja) * 2018-11-21 2020-06-04 工機ホールディングス株式会社 電気機器システム
US11435181B2 (en) 2019-12-24 2022-09-06 Stanley Black & Decker Inc. Laser level

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7412263B2 (ja) 2020-04-22 2024-01-12 株式会社マキタ 電動工具

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3691407A (en) * 1969-11-18 1972-09-12 Bosch Gmbh Robert Toy electric power tool
JP2008080421A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Matsushita Electric Works Ltd 手持ち工具
JP2012091309A (ja) * 2010-09-28 2012-05-17 Makita Corp 充電式電動工具
JP2014061557A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3691407A (en) * 1969-11-18 1972-09-12 Bosch Gmbh Robert Toy electric power tool
JP2008080421A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Matsushita Electric Works Ltd 手持ち工具
JP2012091309A (ja) * 2010-09-28 2012-05-17 Makita Corp 充電式電動工具
JP2014061557A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019076994A (ja) * 2017-10-24 2019-05-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 電動工具
JP2020082252A (ja) * 2018-11-21 2020-06-04 工機ホールディングス株式会社 電気機器システム
JP7077922B2 (ja) 2018-11-21 2022-05-31 工機ホールディングス株式会社 電気機器システム
US11435181B2 (en) 2019-12-24 2022-09-06 Stanley Black & Decker Inc. Laser level
US11668566B2 (en) 2019-12-24 2023-06-06 Stanley Black & Decker Inc. Laser level
US11668565B2 (en) 2019-12-24 2023-06-06 Stanley Black & Decker Inc. Laser level

Also Published As

Publication number Publication date
JP6537402B2 (ja) 2019-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6320453B2 (ja) 電動工具のセット
JP6198515B2 (ja) インパクト工具
JP6085225B2 (ja) ネジ締め電動工具
JP6537402B2 (ja) 電動工具
CN105798852B (zh) 电动工具
JP2013000828A (ja) 打撃工具
JP2008302434A (ja) 電動工具
JP2016153153A (ja) 震動機構付き電動工具
JP2017087330A (ja) 電動工具
JP6095529B2 (ja) 電動工具
JP2018183874A (ja) 電動工具
JP6397594B2 (ja) インパクトドライバ、ドライバドリル、電動工具
US11426853B2 (en) Power tool having improved air exhaust ports
JP6316649B2 (ja) 電動工具
JP2017164867A (ja) 電動工具
JP6539513B2 (ja) 電動ドライバ
JP6917577B2 (ja) 電動工具
JP6416664B2 (ja) 回転打撃工具
JP6308704B2 (ja) 電動工具
JP6095843B2 (ja) インパクト工具
JP6618726B2 (ja) 電動工具
JP6615298B2 (ja) 動力工具
JP7426831B2 (ja) インパクト工具
JP2014061557A (ja) 電動工具
JP6335345B2 (ja) ネジ締め電動工具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180307

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190604

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6537402

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250