JP2017034874A - ロータおよび回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロータの体格を抑制しながらも、リラクタンストルクを積極的に利用してトルク性能を向上させる。
【解決手段】ロータ15は、ロータコア15dから径方向に延びてステータ11との間で磁束φmが流れるように形成されており界磁巻線15bが巻装される複数の磁気主突極部15aと、ロータコア15dから径方向に延びてステータ11との間で磁束φrが流れるように形成されており界磁巻線15bが巻装されない複数の磁気補突極部15cとを有し、磁気主突極部15aと磁気補突極部15cとは周方向に交互に配置される。界磁巻線15bに界磁電流を通電すると、磁気主突極部15aは磁束φmが通り難くなり、磁気補突極部15cは磁束φrが通り易くなる。磁気主突極部15aと磁気補突極部15cで磁気抵抗差が生じるので、磁気補突極部15cに流れる磁束φrによってリラクタンストルクが発生し、トルク性能を向上できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ロータコアと界磁巻線とを含むロータと、当該ロータを有する回転電機に関する。
従来では、回転子ティースの幅および磁極部の最狭部の寸法制限を考慮しつつ、回転子スロットの断面積を増加できるような回転子スロットの配置を提供することを目的とする回転電機の回転子に関する技術の一例が開示されている(例えば特許文献1を参照)。この回転電機の回転子は、回転子鉄心に設けられる回転子スロット数を1極あたり奇数個とする。また、回転子磁極の極間部の設けられる回転子スロットの深さを他の回転子スロットより深くする。
特開2005−348487号公報
しかし、特許文献1に記載の発明では、磁極部に極間部界磁コイルを巻いておらず、極間部回転子ティースの相互間に設けられる極間部界磁コイルが納められている。そのため、磁極部に対して極間部界磁コイルを集中巻で巻装するのが困難である。また、極間部回転子ティースの相互間が狭いため、多数本の極間部界磁コイルを巻装することが困難である。よって、少数巻装でロータの界磁力を高めるためには大電流を通電する必要がある。ところが、極間部界磁コイルに大電流を通電するにはブラシ等の給電装置を大型化せざるを得ず、ロータを含めた体格も大型化してしまう。
一方、極間部回転子ティースは、極間部界磁コイルへの通電に伴って磁化されて磁束が通り難くなる。そのため、極間部界磁コイルに通電する限りにおいて、極間部回転子ティースに流れる磁束によるリラクタンストルクが生じないので、性能向上に寄与しない。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、ロータの体格を抑制しながらも、リラクタンストルクを積極的に利用してトルク性能を向上し得るロータおよび回転電機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、ロータコア(15d)と界磁巻線(15b)とを含むロータ(15)において、前記ロータコアから径方向に延びてステータ(11)との間で磁束が流れるように形成されており、前記界磁巻線が巻装される複数の磁気主突極部(15a)と、前記ロータコアから径方向に延びて前記ステータとの間で磁束が流れるように形成されており、前記界磁巻線が巻装されない複数の磁気補突極部(15c)とを有し、前記磁気主突極部と前記磁気補突極部とは、周方向に交互に配置される。この構成によれば、界磁電流を通電して発生する界磁磁束により、磁気主突極部は磁束が通り難くなり、磁気補突極部は磁束が通り易い。磁気主突極部と磁気補突極部で磁気抵抗差が生じるので、磁気補突極部に流れる磁束によってリラクタンストルクが発生し、トルク性能を向上できる。したがって、ロータの体格を抑制しながらも、リラクタンストルクを積極的に利用してトルク性能を向上させることができる。
第2の発明は、前記磁気補突極部の径方向長さ(Rq)は、前記磁気主突極部の径方向長さ(Rd)以上である。この構成によれば、磁気補突極部はステータとのギャップ(間隔)が小さくなるので、磁気補突極部の磁気抵抗も小さくなる。よって、リラクタンストルクが増加するので、さらにトルク性能が向上する。
第3の発明は、前記磁気主突極部および前記磁気補突極部のうちで一方または双方は、先端部から周方向に延びて形成されている鍔部(15ab,15cb)を有する。この構成によれば、ロータの回転に伴って界磁巻線に発生する遠心力の一部を鍔部で受けるので、ロータに加わる応力が低減できる。また、ステータとの対向面積が大きくなって流れる磁束量が増えるので、さらにトルク性能が向上する。
第4の発明は、周方向に隣り合う前記磁気主突極部と前記磁気補突極部との間は、それぞれに前記鍔部が形成されている第1部位(P1)と、それぞれに前記鍔部が形成されない第2部位(P2)とを有する。この構成によれば、第1部位では、上述した第3の発明と同様に、ロータに加わる応力の低減と、性能の向上とを図ることができる。第2部位では、磁気主突極部および磁気補突極部の突極性を確保することができる。
第5の発明は、周方向に非対称の形状で形成されている一以上の前記磁気主突極部と、周方向に非対称の形状で形成されている一以上の前記磁気補突極部とのうちで少なくとも一方を有する。この構成によれば、回転方向に応じて力行時もしくは回生時のいずれかのトルクが向上する。例えば、正回転時には力行トルクが向上するとともに回生トルクが低下し、逆回転時には回生トルクが向上するとともに力行トルクが低下する。力行時や回生時に応じて全体のトルク性能を向上させることができる。
第6の発明は、全ての前記磁気主突極部の先端部と、全ての前記磁気補突極部の先端部とは、周方向につながって一体となる円環状部(15e)を有する。この構成によれば、ロータの回転に伴って界磁巻線に発生する遠心力の一部を円環状部で受けるので、ロータに加わる応力が低減できる。また、円環状部は磁気主突極部と磁気補突極部とで周方向につながって一体となるので、ロータの剛性が高まる。
第7の発明は、前記磁気主突極部および前記磁気補突極部のうちで一方または双方は、径方向に対応する面(15g)と、前記ロータの中心点(P0)を通る線分とが所定角度(θ)をなす。この構成によれば、ロータの回転に伴って界磁巻線に発生する遠心力の一部を径方向に対応する面で受けるので、ロータに加わる応力が低減できる。
第8の発明は、前記磁気補突極部の周方向幅をWqとし、前記磁気主突極部の周方向幅をWdとするとき、0.2Wd<Wq<1.0Wdの範囲にある。この構成によれば、リラクタンストルクが有効に働き、さらにトルク性能が向上する。
第9の発明は、前記界磁巻線は、前記磁気主突極部に対して集中巻によって巻装される。この構成によれば、磁気主突極部に対して集中巻で界磁巻線を巻けばよく、巻装にかかる製造コストを低減できる。また、細線を使って多数巻きができるので、界磁電流が低くても界磁力を向上できる。つまり、ブラシ等の給電装置の大型化を抑止できる。
第10の発明は、回転電機(10)は、請求項1から9のいずれか一項に記載のロータ(15)と、前記ロータに対向して設けられるステータ(11)とを有する。この構成によれば、ロータの体格を抑制しながらも、リラクタンストルクを積極的に利用してトルク性能が向上する回転電機を提供することができる。
なお「磁気主突極部」と「磁気補突極部」は、いずれも磁束の磁路となる突極部に相当し、界磁巻線が巻装されるか否かの相違に過ぎない。「巻装」は巻いて装うことを意味し、巻き回す意味の「巻回」と同義に用いる。「回転電機」は、回転する部材(例えば軸やシャフト等)を有する機器であれば任意である。例えば、発電機,電動機,電動発電機等が該当する。発電機には電動発電機が発電機として作動する場合を含み、電動機には電動発電機が電動機として作動する場合を含む。
回転電機の構成例であって一部断面を含む模式図である。 図1に示すII−II線から見た一部断面を含む平面図である。 ロータとステータの第1構成例を部分的に拡大して示す模式図である。 トルクと幅比率の関係例に示すグラフ図である。 ロータとステータの第2構成例を部分的に示す模式図である。 ロータとステータの第3構成例であって一部断面を含む平面図である。 ロータとステータの第3構成例を部分的に拡大して示す模式図である。 ロータとステータの第4構成例であって一部断面を含む平面図である。 ロータとステータの第5構成例を部分的に拡大して示す模式図である。 ロータとステータの第6構成例であって一部断面を含む平面図である。 ロータとステータの第6構成例を部分的に拡大して示す模式図である。 ロータとステータの第7構成例であって一部断面を含む平面図である。 ロータとステータの第7構成例を部分的に拡大して示す模式図である。 ロータとステータの第8構成例であって一部断面を含む平面図である。 ロータとステータの第9構成例であって一部断面を含む平面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。なお、特に明示しない限り、「接続する」という場合には電気的に接続することを意味する。各図は、本発明を説明するために必要な要素を図示し、実際の全要素を図示しているとは限らない。上下左右等の方向を言う場合には、図面の記載を基準とする。
英数字の連続符号は記号「〜」を用いて略記する。例えば「ロータ15A〜15G」は「ロータ15A,15B,15C,15D,15E,15F,15G」を意味する。符号の英文字は大文字と小文字とで別の要素を意味する。例えば、図2に示すロータ15Aと磁気主突極部15aは別の要素である。部材間の固定方法は問わない。磁束が流れる磁性材は、主に軟磁性材であるが、磁束が流れることを条件として材料や構成などを問わない。「外側」は径方向における外径側や外周側を意味し、「内側」は径方向における内径側や内周側を意味する。
〔実施の形態1〕
実施の形態1は図1〜図4を参照しながら説明する。図1に示す回転電機10は、インナーロータ型の回転電機である。この回転電機10は、ステータ11,ロータ15,軸受16,回転軸18,通電部19などをハウジング14内に有する。回転電機10の内外には、例えばECU(Electronic Control Unit)やコンピュータなどであって、回転電機10全体の制御を司る制御部20が設けられる。
ハウジング14は、筐体やフレームなどに相当し、形状や材料等を任意に設定してよい。このハウジング14は、少なくともステータ11を支持して固定するとともに、軸受16を介して回転軸18を回転自在に支持する。
固定子に相当するステータ11は、ステータ巻線12やステータコア13などを有する。電機子巻線,固定子巻線,ステータコイルなどに相当するステータ巻線12は、三相以上の多相巻線である。ステータコア13は、複数のティース13aや複数のスロット13bなどを有する(図2を参照)。ティース13aは、ロータ15A(具体的には磁気主突極部15aや磁気補突極部15c)との間で磁束が流れる磁路である。ティース13aの形状や数は任意に設定してよい。スロット13bは、周方向に隣り合うティース13aの相互間に形成され、ステータ巻線12を収容して巻装する空間部位である。
回転子に相当するロータ15Aは、ロータ15の一例である。ロータ15Aは、回転軸18に直接的または間接的に固定され、回転軸18と一体的に回転する。ロータ15Aの具体的な構成例については後述する(図2,図3を参照)。
接続線17は、回転電機10(具体的にはステータ巻線12や通電部19)と制御部20との間を個別に接続する。制御部20から供給する電力信号によって、ロータ15Aを回転させて電動機として作動させることができる。また、ロータ15Aの回転に伴ってステータ巻線12に生じた電力は、接続線17を介して制御部20に送って発電機として作動させることができる。制御部20に送られた電力は、例えば図示しないバッテリに充電したり、他の機器を作動させたり等して用いる。
通電部19は、ブラシやスリップリングなどを含み(図示を省略)、回転軸18が回転しているか否かを問わず界磁巻線15b(図2を参照)に通電可能に接続する。上述したように通電部19は接続線17に接続されるので、結果的に制御部20と界磁巻線15bが接続される。よって、制御部20は界磁巻線15bに界磁電流を流すことができる。
図2に示すロータ15Aは、複数の磁気主突極部15a,複数の界磁巻線15b,複数の磁気補突極部15c,ロータコア15dなどを有する。このロータ15Aは、電磁鋼板を積層させる構成としてもよく、単体の磁性材で構成してもよい。
ロータ15Aは、磁気主突極部15aと磁気補突極部15cとが周方向に交互に配置される。磁気主突極部15aの数と、磁気補突極部15cの数は、それぞれ2以上で任意に設定してよい。本形態では、磁気主突極部15aと磁気補突極部15cの数を、それぞれ「8」に設定した例を示す。磁気主突極部15aと、磁気補突極部15cと、ステータコア13とは磁気回路を構成する。
各々の磁気主突極部15aは、ロータコア15dから径方向に延び、ステータ11(具体的にはティース13a)との間で磁束φmが流れるように形成される。各々の磁気補突極部15cは、ロータコア15dから径方向に延び、ステータ11(具体的にはティース13a)との間で磁束φrが流れるように形成される。界磁巻線15bは、磁気主突極部15aに巻装され、磁気補突極部15cには巻装されない。界磁巻線15bの巻装形態は任意であるが、本形態では磁気主突極部15aに対して集中巻によって巻装する。
図3に示すように、磁気主突極部15aはd軸となり、磁気補突極部15cはq軸となる。磁気主突極部15aの先端部(すなわち外側端部)には、周方向の両側に延びる鍔部15abが形成される。磁気補突極部15cの先端部には、周方向の両側に延びる鍔部15cbが形成される。
磁気主突極部15aは周方向幅Wdで形成されており、磁気補突極部15cは周方向幅Wqで形成されている。周方向幅Wqを周方向幅Wdで除した比率を幅比率Wrとする。すなわち、Wr=Wq/Wdである。制御部20からステータ巻線12や界磁巻線15bに通電して得られるトルクFと、幅比率Wrとの関係を図4に示す。
図4において、0.2<Wr<1.0の範囲では、トルクFがトルク閾値Fthを上回る。トルク閾値Fthは、磁気補突極部15cを有しない従来の回転電機で得られるトルクFの最大値である。よって、0.2Wd<Wq<1.0Wdの範囲内で磁気主突極部15aと磁気補突極部15cを設けると、従来よりも高いトルクFが得られる。
上述した実施の形態1によれば、以下に示す各作用効果を得ることができる。
(1)ロータ15Aは、ロータコア15dから径方向に延びてステータ11との間で磁束φmが流れるように形成されており、界磁巻線15bが巻装される複数の磁気主突極部15aと、ロータコア15dから径方向に延びてステータ11との間で磁束φrが流れるように形成されており、界磁巻線15bが巻装されない複数の磁気補突極部15cとを有し、磁気主突極部15aと磁気補突極部15cとは、周方向に交互に配置される構成とした(図1〜図3を参照)。この構成によれば、界磁巻線15bに界磁電流を通電して発生する界磁磁束により、磁気主突極部15aは磁束φmが通り難くなり、磁気補突極部15cは磁束φrが通り易くなる。磁気主突極部15aと磁気補突極部15cで磁気抵抗差が生じるので、磁気補突極部15cに流れる磁束φrによってリラクタンストルクが発生し、トルク性能を向上できる。したがって、ロータ15Aの体格を抑制しながらも、リラクタンストルクを積極的に利用してトルク性能を向上させることができる。
(3)磁気主突極部15aおよび磁気補突極部15cの双方は、先端部から周方向に延びて形成される鍔部15ab,15cbを有する構成とした(図2,図3を参照)。磁気主突極部15aだけに鍔部15abを設けてもよく、磁気補突極部15cだけに鍔部15cbを設けてもよい。これらの構成によれば、ロータ15Aの回転に伴って界磁巻線15bに発生する遠心力の一部を鍔部15ab,15cbで受けるので、ロータ15Aに加わる応力が低減できる。また、ステータ11との対向面積が大きくなって流れる磁束量も増えるので、さらにトルク性能が向上する。
(8)磁気補突極部15cの周方向幅をWqとし、磁気主突極部15aの周方向幅をWdとするとき、0.2Wd<Wq<1.0Wdの範囲にある構成とした(図4を参照)。この構成によれば、リラクタンストルクが有効に働き、さらにトルク性能が向上する。
(9)界磁巻線15bは、磁気主突極部15aに対して集中巻によって巻装される構成とした(図2,図3を参照)。この構成によれば、磁気主突極部15aに対して集中巻で界磁巻線15bを巻けばよく、巻装にかかる製造コストを低減できる。また、細線を使って多数巻きができるので、界磁電流が低くても界磁力を向上できる。つまり、通電部19の体格が大型化するのを抑止できる。
(10)回転電機10は、ロータ15Aと、ロータ15Aに対向して設けられるステータ11とを有する構成とした(図1を参照)。この構成によれば、ロータ15Aの体格を抑制しながらも、リラクタンストルクを積極的に利用してトルク性能が向上する回転電機10を提供することができる。
〔実施の形態2〕
実施の形態2は図5を参照しながら説明する。なお図示や説明を簡単にするため、特に明示しない限り、実施の形態1で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。よって、実施の形態1と相違する点を中心に説明する。
図5に示すロータ15Bは、ロータ15の一例であって、図3に示すロータ15Aの変形例である。ロータ15Bがロータ15Aと相違するのは、磁気主突極部15aと磁気補突極部15cの径方向長さである。すなわち、磁気補突極部15cの径方向長さRqは、磁気主突極部15aの径方向長さRd以上(すなわちRq≧Rd)となるように設ける。ただし、Rq<Rd+Gである。このように設けると、磁気補突極部15cとステータ11(具体的にはティース13a)との間隔が短くなるので、磁気抵抗が小さくなって磁束φrが通り易くなる。
上述した実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の作用効果を得ることができるとともに、次の作用効果を得ることができる。
(2)磁気補突極部15cの径方向長さRqは、磁気主突極部15aの径方向長さRd以上である構成とした(図5を参照)。この構成によれば、磁気補突極部15cはステータ11との間隔が小さくなるので、磁気補突極部15cの磁気抵抗も小さくなる。よって、リラクタンストルクが増加するので、さらにトルク性能が向上する。
〔実施の形態3〕
実施の形態3は図6,図7を参照しながら説明する。なお図示や説明を簡単にするため、特に明示しない限り、実施の形態1,2で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。よって、実施の形態1,2と相違する点を中心に説明する。
図6に示すロータ15Cは、ロータ15の一例であって、図3に示すロータ15Aの変形例である。ロータ15Cがロータ15Aと相違するのは、磁気主突極部15aと磁気補突極部15cにおける先端部の形状である。すなわち、磁気主突極部15aと磁気補突極部15cについて、周方向に非対称の形状で成形する。
具体的には図7に示すように、二点鎖線で囲む第1部位P1と第2部位P2とが周方向に交互に配置されるように、磁気主突極部15aと磁気補突極部15cの先端部に鍔部を設ける。第1部位P1では、磁気主突極部15aの先端部に設ける鍔部15abと、磁気補突極部15cの先端部に設ける鍔部15cbとが向き合う部位である。第2部位P2では、磁気主突極部15aの先端部に鍔部15abが無く、磁気補突極部15cの先端部に鍔部15cbが無い部位である。
第1部位P1と第2部位P2を設けることにより、力行時もしくは回生時のいずれかでトルクFが向上する。すなわち正回転(例えば左回転)のときは、力行トルクが向上し、回生トルクが低下する。また逆回転(例えば右回転)のときは、回生トルクが向上し、力行トルクが低下する。
上述した実施の形態3によれば、実施の形態1と同様の作用効果を得ることができるとともに、以下に示す作用効果を得ることができる。
(4)周方向に隣り合う磁気主突極部15aと磁気補突極部15cとの間は、それぞれに鍔部15ab,15cbが形成される第1部位P1と、それぞれに鍔部15ab,15cbが形成されない第2部位P2とを有する構成とした(図6,図7を参照)。この構成によれば、第1部位P1では、ロータ15Aに加わる応力の低減と、性能の向上とを図ることができる。第2部位P2では、磁気主突極部15aおよび磁気補突極部15cの突極性を確保することができる。
(5)周方向に非対称の形状で形成される磁気主突極部15aと、周方向に非対称の形状で形成される磁気補突極部15cとを有する構成とした(図6,図7を参照)。周方向に非対称の形状は、一以上の磁気主突極部15aに適用してもよく、一以上の磁気補突極部15cに適用してもよい。これらの構成によれば、回転方向に応じて力行時もしくは回生時のいずれかのトルクFが向上する。力行時や回生時に応じて全体のトルク性能を向上させることができる。
〔実施の形態4〕
実施の形態4は図8を参照しながら説明する。なお図示や説明を簡単にするため、特に明示しない限り、実施の形態1〜3で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。よって、実施の形態1〜3と相違する点を中心に説明する。
図8に示すロータ15Dは、ロータ15の一例であって、図3に示すロータ15Aの変形例である。ロータ15Dがロータ15Aと相違するのは、円環状部15eを有する点である。円環状部15eは、全ての磁気主突極部15aの先端部と、全ての磁気補突極部15cの先端部とが周方向につながって一体となる部位である。
上述した実施の形態4によれば、(3)を除いて実施の形態1と同様の作用効果を得ることができるとともに、次の作用効果を得ることができる。
(6)全ての磁気主突極部15aの先端部と、全ての磁気補突極部15cの先端部とは、周方向につながって一体となる円環状部15eを有する構成とした(図8を参照)。この構成によれば、ロータ15Dの回転に伴って界磁巻線15bに発生する遠心力の一部を円環状部15eで受けるので、ロータ15Dに加わる応力が低減できる。また、円環状部15eは磁気主突極部15aと磁気補突極部15cとで周方向につながって一体となるので、ロータ15Dの剛性が高まる。
〔実施の形態5〕
実施の形態5は図9を参照しながら説明する。なお図示や説明を簡単にするため、特に明示しない限り、実施の形態1〜4で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。よって、実施の形態1〜4と相違する点を中心に説明する。
図9に示すロータ15Eは、ロータ15の一例であって、図8に示すロータ15Dの変形例である。ロータ15Eがロータ15Dと相違するのは、円環状部15eに設けられる磁気抵抗部位15fである。磁気抵抗部位15fは、磁気主突極部15aと磁気補突極部15cとの間における円環状部15eに設けられ、磁気主突極部15aと磁気補突極部15cとの間で流れる漏れ磁束を抑制(阻止を含む)する機能を担う。磁気抵抗部位15fは、漏れ磁束を抑制できれば任意であり、例えば穴(貫通穴や非貫通穴)や非磁性材などが該当する。穴は非磁性材(例えば樹脂等)で埋めると剛性を確保できる。
上述した実施の形態5によれば、(3)を除いて実施の形態1と同様の作用効果を得ることができる。また、磁気抵抗部位15fによって漏れ磁束が抑制されるので、さらにトルク性能を向上させることができる。
〔実施の形態6〕
実施の形態6は図10,図11を参照しながら説明する。なお図示や説明を簡単にするため、特に明示しない限り、実施の形態1〜5で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。よって、実施の形態1〜5と相違する点を中心に説明する。
図10に示すロータ15Fは、ロータ15の一例であって、図3に示すロータ15Aの変形例である。ロータ15Fがロータ15Aと相違するのは、径方向に対応する面の構成である。具体的には図11に示すように、磁気主突極部15aの径方向に対応する面15gは、中心点P0を通る線分L0に対して、所定角度θをなすように成形される。所定角度θは任意に設定してよい。所定角度θが大きくなるにつれて、界磁巻線15bに発生する遠心力を受け易くなるが、ロータコア15d側の周方向幅Wd(図3を参照)が小さくなって流れ得る磁束量が少なくなる。そのため、遠心力と磁束量とを考慮して適切に設定するとよい。それぞれの面15gは、界磁巻線15bに対して勾配がある勾配部に相当する。磁気補突極部15cの径方向に対応する面も同様に成形してよい。
上述した実施の形態6によれば、実施の形態1と同様の作用効果を得ることができるとともに、次の作用効果を得ることができる。
(7)磁気主突極部15aおよび磁気補突極部15cの双方は、径方向に対応する面15gと、ロータ15Fの中心点P0を通る線分とが所定角度θをなす構成とした(図10,図11を参照)。この構成によれば、ロータ15Fの回転に伴って界磁巻線15bに発生する遠心力の一部を径方向に対応する面15gで受けるので、ロータ15Fに加わる応力が低減できる。
〔実施の形態7〕
実施の形態7は図12,図13を参照しながら説明する。なお図示や説明を簡単にするため、特に明示しない限り、実施の形態1〜6で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。よって、実施の形態1〜6と相違する点を中心に説明する。
図12に示すロータ15Gは、ロータ15の一例であって、図3に示すロータ15Aの変形例である。ロータ15Gがロータ15Aと相違するのは、永久磁石を有する点である。具体的には図13に示すように、磁気主突極部15aのロータコア15d側に永久磁石15hを設ける。それぞれの永久磁石15hは、図形の矢印で着磁方向を示すように、周方向に隣り合う磁気主突極部15aについて極性(すなわちN極やS極)が交互に変わるように着磁される。界磁巻線15bへの通電に伴う磁束φmに対して、永久磁石15hによる磁束φpが加わる。すなわち界磁電流トルクとマグネットトルクとが合わさるので、さらにトルク性能を向上させることができる。
上述した実施の形態7によれば、実施の形態1と同様の作用効果を得ることができる。また、永久磁石15hによるマグネットトルクが加わるので、さらにトルク性能を向上させることができる。
〔他の実施の形態〕
以上では本発明を実施するための形態について実施の形態1〜7に従って説明したが、本発明は当該形態に何ら限定されるものではない。言い換えれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。例えば、次に示す各形態を実現してもよい。
上述した実施の形態1〜7のロータ15(すなわちロータ15A〜15G)は、一の磁気主突極部15aと一の磁気補突極部15cとを周方向に交互に配置する構成とした(図2,図3,図5〜図13を参照)。この形態に代えて、一の磁気主突極部15aと複数の磁気補突極部15cとを周方向に交互に配置する構成としてもよい。
例えば図14に示すロータ15Hのように、周方向に隣り合う磁気主突極部15aの相互間に二の磁気補突極部15cを配置する。ロータ15Hは、ロータ15の一例であって、ロータ15A〜15Gの変形例である。図示を省略するが、三以上の磁気補突極部15cを配置してもよい。ただし、磁気補突極部15cの数が増えるにつれて、周方向に隣り合う磁気主突極部15aの相互間における機械角(すなわち機械的な角度)が大きくなるとともに、磁気主突極部15aの数も少なくなる。そのため、上記機械角が許容角度(例えば90度)以下になることや、磁気主突極部15aの数が許容数(例えば4)以上になる範囲で設定するのが望ましい。磁気補突極部15cの数が増えるに伴ってリラクタンストルクも増えるので、さらにトルク性能が向上する。
上述した実施の形態1〜7では、インナーロータ型の回転電機10に適用する構成とした(図1を参照)。この形態に代えて、アウターロータ型の回転電機10に適用する構成としてもよい。ステータ11とロータ15の配置が相違するに過ぎず、外側と内側を読み替えればよいので、実施の形態1〜7と同様の作用効果が得られる。
上述した実施の形態2(図5)に示す磁気補突極部15cの径方向長さRqや、実施の形態3(図6,図7)に示す第1部位P1および第2部位P2、実施の形態4(図8)に示す円環状部15e、実施の形態5(図9)に示す磁気抵抗部位15f、実施の形態6(図11)に示す磁気主突極部15aの径方向に対応する面15g、実施の形態7(図12,図13)に示す永久磁石15hの各要素については、二以上の要素を任意に組み合わせて、一のロータ15に備える構成としてもよい。例えば、実施の形態2(図5)に示す磁気補突極部15cの径方向長さRqと、実施の形態4(図8)に示す円環状部15eとを組み合わせたロータ15Iの構成例を図15に示す。ロータ15Iは、ロータ15の一例であって、ロータ15B,15Dの変形例である。この構成によれば、組み合わせる要素に対応する実施の形態における作用効果を得ることができる。
10 回転電機
11 ステータ
15(15A〜15I) ロータ
15a 磁気主突極部
15b 界磁巻線
15c 磁気補突極部
15d ロータコア
φm,φr,φp 磁束

Claims (10)

  1. ロータコア(15d)と界磁巻線(15b)とを含むロータ(15)において、
    前記ロータコアから径方向に延びてステータ(11)との間で磁束が流れるように形成されており、前記界磁巻線が巻装される複数の磁気主突極部(15a)と、
    前記ロータコアから径方向に延びて前記ステータとの間で磁束が流れるように形成されており、前記界磁巻線が巻装されない複数の磁気補突極部(15c)とを有し、
    前記磁気主突極部と前記磁気補突極部とは、周方向に交互に配置されるロータ。
  2. 前記磁気補突極部の径方向長さ(Rq)は、前記磁気主突極部の径方向長さ(Rd)以上である請求項1に記載のロータ。
  3. 前記磁気主突極部および前記磁気補突極部のうちで一方または双方は、先端部から周方向に延びて形成されている鍔部(15ab,15cb)を有する請求項1または2に記載のロータ。
  4. 周方向に隣り合う前記磁気主突極部と前記磁気補突極部との間は、それぞれに前記鍔部が形成されている第1部位(P1)と、それぞれに前記鍔部が形成されない第2部位(P2)とを有する請求項3に記載のロータ。
  5. 周方向に非対称の形状で形成されている一以上の前記磁気主突極部と、周方向に非対称の形状で形成されている一以上の前記磁気補突極部とのうちで少なくとも一方を有する請求項1から4のいずれか一項に記載のロータ。
  6. 全ての前記磁気主突極部の先端部と、全ての前記磁気補突極部の先端部とは、周方向につながって一体となる円環状部(15e)を有する請求項1または2に記載のロータ。
  7. 前記磁気主突極部および前記磁気補突極部のうちで一方または双方は、径方向に対応する面(15g)と、前記ロータの中心点(P0)を通る線分とが所定角度(θ)をなす請求項1から6のいずれか一項に記載のロータ。
  8. 前記磁気補突極部の周方向幅をWqとし、前記磁気主突極部の周方向幅をWdとするとき、0.2Wd<Wq<1.0Wdの範囲にある請求項1から7のいずれか一項に記載のロータ。
  9. 前記界磁巻線は、前記磁気主突極部に対して集中巻によって巻装される請求項1から8のいずれか一項に記載のロータ。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載のロータ(15)と、
    前記ロータに対向して設けられるステータ(11)と、
    を有する回転電機(10)。
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