JP2017034412A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】最大原稿サイズよりも大きい原稿であっても、比較的容易に部数を増やせるようにする。
【解決手段】原稿の画像を読み取る原稿読取部5と、記録紙に画像を印刷する画像形成部12と、原稿読取部5による読取可能な原稿サイズよりも大きいサイズの記録紙に印刷された印刷元画像を保存する印刷元画像保存部110と、印刷元画像保存部110に保存されている印刷元画像と、原稿読取部5により読み取られた原稿画像とを比較照合することによって、原稿の画像が印刷元画像の一部分を示しているか否かを判定する画像判定部103と、画像判定部103により原稿の画像がその一部分を示していると判定された印刷元画像を、印刷元画像保存部110に保存されている画像に基づいて、画像形成部12に印刷させる制御部100とを備える。
【選択図】図3
【解決手段】原稿の画像を読み取る原稿読取部5と、記録紙に画像を印刷する画像形成部12と、原稿読取部5による読取可能な原稿サイズよりも大きいサイズの記録紙に印刷された印刷元画像を保存する印刷元画像保存部110と、印刷元画像保存部110に保存されている印刷元画像と、原稿読取部5により読み取られた原稿画像とを比較照合することによって、原稿の画像が印刷元画像の一部分を示しているか否かを判定する画像判定部103と、画像判定部103により原稿の画像がその一部分を示していると判定された印刷元画像を、印刷元画像保存部110に保存されている画像に基づいて、画像形成部12に印刷させる制御部100とを備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、画像形成装置に関し、特に、最大印刷サイズが、スキャナー読み取り可能な最大原稿サイズよりも大きい画像形成装置に関する。
画像形成装置には、最大印刷サイズ(出力可能な印刷物のサイズ)が、スキャナー読み取りが可能な最大原稿サイズ(読取可能な原稿のサイズ)よりも大きいものがある。例えば、このような画像形成装置としては、最大印刷サイズがSRA3(320mm×450mm)であるのに対し、最大原稿サイズがA3(297mm×420mm)のものがある。印刷サイズや原稿サイズに関連する技術については、例えば、下記の特許文献1に記載されている。
しかしながら、最大原稿サイズがA3の画像形成装置では、SRA3サイズの印刷物をスキャンする(読み取る)ことができないので、印刷物をそのままコピーして部数を増やすことはできない。そのため、部数を増やすには、印刷物に印刷された画像が保存されているパソコン等を操作して、再度印刷し直す必要があり、非常に手間が掛かり不便である。上記特許文献1〜3に記載された技術によっても、当該不具合を解消できない。
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、最大印刷サイズが、スキャナー読み取り可能な最大原稿サイズよりも大きい画像形成装置において、最大原稿サイズよりも大きい原稿であっても、比較的容易に部数を増やせるようにすることを目的とする。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、原稿の画像を読み取って原稿画像を取得する原稿読取部と、
記録紙に画像を印刷する画像形成部と、
前記原稿読取部による読取可能な原稿サイズよりも大きいサイズの記録紙に印刷された印刷元画像を保存する印刷元画像保存部と、
前記印刷元画像保存部に保存されている印刷元画像と、前記原稿読取部による読取で得られた原稿画像とを比較照合することによって、当該原稿画像が前記印刷元画像の一部分を示しているか否かを判定する画像判定部と、
前記印刷元画像保存部に保存されている印刷元画像のうち、前記画像判定部により前記原稿画像がその一部分を示していると判定された前記印刷元画像を、前記画像形成部に印刷させる制御部と、を備える。
記録紙に画像を印刷する画像形成部と、
前記原稿読取部による読取可能な原稿サイズよりも大きいサイズの記録紙に印刷された印刷元画像を保存する印刷元画像保存部と、
前記印刷元画像保存部に保存されている印刷元画像と、前記原稿読取部による読取で得られた原稿画像とを比較照合することによって、当該原稿画像が前記印刷元画像の一部分を示しているか否かを判定する画像判定部と、
前記印刷元画像保存部に保存されている印刷元画像のうち、前記画像判定部により前記原稿画像がその一部分を示していると判定された前記印刷元画像を、前記画像形成部に印刷させる制御部と、を備える。
本発明によれば、印刷元画像保存部に保存されている印刷元画像と、原稿読取部により読み取られた原稿画像とが比較照合され、原稿読取部により得られた原稿画像がその一部分を示していると判定された印刷元画像(すなわち、原稿の全体を示す画像)が印刷されるので、原稿を全部ではなく、部分的に読み取らせることによって、原稿の全体を示す画像を印刷させることができる。このため、最大原稿サイズよりも原稿が大きく、原稿の全体を読み取らせることができなかったとしても、操作者は原稿を部分的に読み取らせるという簡単な作業で、原稿の部数を増やすことができる。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構造を示した模式的な部分断面正面図である。画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機である。画像形成装置1は、LAN等を介して情報端末装置と通信可能とされている。画像形成装置1は、装置本体11に、操作部47、画像形成部12、定着部13、給紙部14、原稿給送部6、及び原稿読取部5を含んで構成されている。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について操作者から画像形成動作実行指示や原稿読取動作実行指示等の指示を受け付けるものであり、操作者への操作案内等を表示する表示部473を備えている。
画像形成装置1で原稿読取動作が行われる場合について説明する。原稿給送部6により給送されてくる原稿、又は原稿載置ガラス161に載置された原稿の画像を、読取機構163を備えた原稿読取部5が光学的に読み取り、原稿画像を生成する。原稿読取部5により生成された原稿画像は、内蔵HDD(Hard Disk Drive)、又はネットワーク接続されたコンピューター等に保存される。
画像形成装置1で画像形成動作が行われる場合について説明する。原稿読取動作により生成された原稿画像や、内蔵HDDに記憶されている画像、ネットワーク接続されたコンピューターから受信した画像等に基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される記録紙としての用紙Pにトナー像を形成する。
転写ユニット120は、その外周面にトナー像が転写される中間転写ベルト125、駆動ローラー125a、従動ローラー125b、及び一次転写ローラー126を含んで構成されている。
中間転写ベルト125は、駆動ローラー125aと従動ローラー125bとの間に張架され、感光体ドラム121の周面に当接した状態で駆動ローラー125aによって駆動され、感光体ドラム121と同期しながら、無端走行する。
次に、カラー印刷が行われる場合について説明する。画像形成部12のマゼンタ用の画像形成ユニット12M、シアン用の画像形成ユニット12C、イエロー用の画像形成ユニット12Y、及びブラック用の画像形成ユニット12Bkは、それぞれに、上記画像を構成するそれぞれの色成分からなる画像に基づいて、帯電、露光、及び現像の工程により感光体ドラム121上にトナー像を形成し、当該トナー像を一次転写ローラー126により中間転写ベルト125上に転写させる。
中間転写ベルト125上に転写される各色(ブラック、イエロー、シアン、マゼンタ)のトナー像は、転写タイミングを調整して中間転写ベルト125上で重ね合わされ、カラーのトナー像となる。
二次転写ローラー210は、中間転写ベルト125の表面に形成されたカラーのトナー像を、中間転写ベルト125を挟んだ、駆動ローラー125aとのニップ部Nにおいて、給紙部14から搬送路190を搬送されてきた用紙Pに転写させるものである。なお、ここまで説明したのはカラー印刷の場合であり、モノクロ印刷の場合には、イエロー用、シアン用、及びマゼンタ用の感光体ドラム121は使用されず、ブラック用の感光体ドラム121だけが使用される。
定着部13は、熱圧着によりトナー像を用紙Pに定着させるものであり、定着処理が施されたカラー画像形成済みの用紙Pは、排出トレイ151に排出される。
次に、画像形成装置1の主要内部構成を説明する。図2は、画像形成装置1の主要内部構成を示す機能ブロック図である。
画像形成装置1は、制御ユニット10、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、画像メモリー32、HDD92、定着部13、操作部47、ファクシミリ通信部71、及びネットワークインターフェイス部91を含んで構成されている。なお、図1に示した画像形成装置1と同様の構成部分については同符号を付し、ここではその詳しい説明を省略する。
原稿給送部6は、読取対象の原稿を原稿読取部5へ給送する。
原稿読取部5は、制御ユニット10を構成する制御部100による制御の下、光照射部及びCCD(Charge Coupled Device)センサー等を有する読取機構163(図1)を備えており、原稿読取部5は、光照射部を使って原稿を照射し、その反射光をCCDセンサーで受光することによって、原稿から画像を読み取る。
画像形成部12は、印刷すべき画像のトナー像を用紙上に形成する。定着部13は、用紙上のトナー像を、熱圧着により用紙に定着させる。
画像メモリー32は、原稿読取部5による読み取りで得られた原稿画像を一時的に記憶したり、画像形成部12のプリント対象となるデータを一時的に保存したりするための領域である。
HDD92は、原稿読取部5によって読み取られた原稿画像等を記憶する大容量の記憶装置である。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について操作者から画像形成動作実行指示や原稿読取動作実行指示等の指示を受け付ける。操作部47は、操作者への操作案内等を表示する表示部473を備えている。表示部473はタッチパネルになっており、操作者は画面表示されるボタンやキーに触れて画像形成装置1を操作することができる。
ネットワークインターフェイス部91は、LANボード等の通信モジュールを含んで構成され、ネットワークインターフェイス部91に接続されたLAN等を介して、ローカルエリア内、又はインターネット上のパーソナルコンピューター等の外部装置20と種々のデータの送受信を行うものである。
制御ユニット10は、HDD92にインストールされている制御プログラムに従った動作により、制御部100、設定受付部101、画像管理部102、画像判定部103、位置検出部105、差分検出部107、告知部109、及び印刷元画像保存部110として機能する。但し、制御部100等は、制御ユニット10による制御プログラムに従った動作によらず、それぞれハードウェア回路により構成することも可能である。
印刷元画像保存部110は、画像形成部12による画像形成に用いられた印刷元画像を記憶する。本実施形態では、特に、印刷元画像保存部110は、原稿読取部5による読取可能な原稿サイズ(最大原稿サイズ)より大きいサイズの記録紙に印刷された印刷元画像Gpが保存される。
制御部100は、画像形成装置1の全体的な動作制御を司る。制御部100は、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、画像メモリー32、HDD92、定着部13、操作部47、ファクシミリ通信部71、及びネットワークインターフェイス部91と接続され、これら各部の制御を行う。
設定受付部101は、操作者からの各種設定を受け付ける。設定受付部101は、例えば、操作部47が操作されて、印刷における「特殊印刷設定」が要求されると、設定受付部101は、図3に示すような特殊印刷設定画面D1を表示部473に表示し、操作部47を介して行われる設定を受け付ける。
特殊印刷設定画面D1には、複数の選択ボタンB1〜B3が形成され、これら選択ボタンB1〜B3のいずれかが選択され、この選択が設定受付部101に受け付けられると、設定受付部101は、選択された選択ボタンに対応付けられたそれぞれの処理を実行する。なお、「特殊印刷設定」は、最大原稿サイズ(例えば、A3サイズ)よりも大きいサイズ(例えば、SRA3のサイズ)の原稿の読み取りを操作者が要求する場合の印刷設定である。
画像管理部102は、例えば、最大原稿サイズよりも大きいサイズの記録紙に印刷された印刷元画像Gpを印刷元画像保存部110に記憶させて管理する。
画像判定部103は、印刷元画像保存部110に保存されている印刷元画像Gpと、原稿読取部5により読み取られた原稿画像Gsとを、例えばパターンマッチング等により比較照合することによって、原稿画像Gsが印刷元画像Gpの一部分であるかを判定する。
制御部100は、画像判定部103により原稿画像Gsがその一部分を示していると判定された印刷元画像Gpを、原稿の全体を示す画像として、印刷元画像保存部110に保存されている印刷元画像Gpを用いて、画像形成部12に印刷させる。
位置検出部105は、印刷元画像保存部110に保存されている印刷元画像Gpと、原稿読取部5により読み取られた原稿画像Gsとを、例えばパターンマッチング等により比較照合することによって、原稿(原稿画像Gs)の元になる印刷元画像Gpを検出し、元になる印刷元画像Gpにおける原稿画像Gsの位置を検出する。
画像合成部106は、原稿画像Gsと、当該原稿画像Gsの印刷に用いられた印刷元画像Gpとを合成した合成画像(すなわち、原稿の全体を示す画像)を、位置検出部105により検出された位置、印刷元画像保存部110に保存されている印刷元画像Gp、及び原稿読取部5により読み取られた原稿画像Gsを用いて生成する。制御部100は、当該画像合成部106により生成された合成画像を画像形成部12により印刷させる。
差分検出部107は、印刷元画像保存部110に保存されている印刷元画像Gpと、原稿読取部5により読み取られた原稿画像Gsとを、例えばパターンマッチング等により比較照合することによって、原稿(原稿画像Gs)の元になる印刷元画像Gpを検出し、原稿画像Gsには存在するが、印刷元画像Gpには存在しない差分画像Ga(すなわち、印刷物に手が加えられた部分)を検出するとともに、印刷元画像Gpに対する、差分画像Gaの位置を示す位置データを検出する。
制御部100は、差分画像Gaを、差分検出部107により検出された差分画像Ga及び位置検出部105により検出された位置に基づいて、画像形成部12に印刷させる。
告知部109は、印刷元画像保存部110に、該当する印刷元画像Gpが存在しない場合に、その旨のメッセージを表示部473に表示させる等により、該当する印刷元画像Gpが存在しないことを告知させる。
次に、情報端末装置等の外部装置20(図2)から画像が送信されてくるとともに、画像の印刷が指示された場合に、画像形成装置1の制御ユニット10で行われる処理について説明する。図4は、画像形成装置1で行われる処理の一例を示したフローチャートである。
例えば操作者が外部装置20から印刷対象画像を画像形成装置1に送信することで、当該印刷対象画像の印刷が画像形成装置1に指示されると、制御部100は、画像形成部12等を制御することによって、当該印刷対象画像を用いて印刷を実行する(S1)。
続いて、画像管理部102が、当該印刷に用いられる記録紙のサイズ(印刷サイズ)が原稿読取部5で読取可能な最大原稿サイズよりも大きいか否かを判断する(S2)。画像管理部102が、印刷サイズが最大原稿サイズよりも大きいと判断した場合は(S2でYES)、外部装置20から送信されてきた印刷対象画像を、日時データと一緒に、当該印刷の印刷元画像Gpとして、印刷元画像保存部110に保存する(S3)。
なお、画像管理部102が、印刷サイズが最大原稿サイズよりも大きくないと判断すれば(S2でNO)、印刷対象画像を保存しておく必要はなく、処理を終了する。
次に、画像管理部102は、日時データに基づいて、印刷元画像保存部110に、保存されてから一定期間(例えば、7日間)が経過している印刷元画像Gpが存在するか否かを判断し(S4)、一定期間が経過している印刷元画像Gpが存在すると判断すれば(S4でYES)、該当する印刷元画像Gpを印刷元画像保存部110から消去する(S5)。これにより、古い印刷元画像Gpによって印刷元画像保存部110の空き容量が減るのを防ぐ。なお、画像管理部102が、一定期間が経過している印刷元画像Gpが存在しないと判断すれば(S4でNO)、処理は終了する。
なお、ここでは印刷元画像Gpを印刷元画像保存部110にデフォルト設定で保存する場合を説明しているが、印刷元画像Gpを印刷元画像保存部110に保存させるか否かについては、設定受付部101で操作者からの選択(保存する/保存しない)を受け付けるようにし、画像管理部102が、設定受付部101によって受け付けられた選択結果に基づいて、印刷元画像Gpを印刷元画像保存部110に保存するようにしてもよい。
次に、図3に示した特殊印刷設定画面D1を通じて「再印刷」を示す選択ボタンB1が選択された場合に、画像形成装置1で行われる処理について説明する。図5は、画像形成装置1で行われる処理の一例を示したフローチャートである。
また、図6は、この処理の実行中に利用される画像等を説明するための説明図であり、図6(A)は、印刷元画像保存部110に保存されている印刷元画像Gp1を示し、印刷元画像Gp1のサイズがSRA3であることを示している。
「再印刷」を示す選択ボタンB1が選択されて設定受付部101に当該選択が受け付けられると、制御部100は、原稿読取部5に対して、原稿載置ガラス161(図1)に載せられた原稿の読み取りを指示し、原稿読取部5が、原稿画像Gsを読み取ってその画像を取得する(図6のS11)。ここでは、画像形成装置1の原稿読取部5で読取可能な最大原稿サイズがA3であるものとし、原稿サイズSRA3は当該最大原稿サイズA3よりも大きいサイズである場合を説明する。図6(B)は、原稿M1を示し、原稿M1のサイズがSRA3であること、そして範囲E1が最大原稿サイズ(ここでは、A3サイズ)を示している。また、図6(C)は、原稿読取部5により読み取られた原稿画像Gsを示し、原稿画像GsのサイズがA3であることを示している。
次に、画像判定部103が、印刷元画像保存部110に保存されている印刷元画像Gpと、原稿読取部5により読み取られた原稿画像Gとを比較照合し(S12)、印刷元画像保存部110に、原稿画像Gsを含んでいる印刷元画像Gp(すなわち、原稿画像Gsがその一部分を示している印刷元画像Gp)が存在するか否かを判定する(S13)。
当該画像の比較照合については、画像判定部103は、例えば、当該両画像のパターンマッチングにより、原稿画像Gsを含んでいる印刷元画像Gpが存在するか否かを判定する。画像判定部103は、原稿画像Gsと一致する画像を印刷元画像Gpが含んでいる場合に加え、原稿画像Gsのうち予め定められた割合の画像部分が印刷元画像Gpに含まれている場合も、原稿画像Gsが印刷元画像Gpの一部分を示していると判定するようにしてもよい。なお、画像判定部103は、画像を2値化し、黒色部分の有無で両者を比較照合するようにすれば、比較照合処理を単純化することができる。
S13において、画像判定部103が、原稿画像Gsを含んでいる印刷元画像Gpが存在すると判定すれば(S13でYES)、制御部100は、画像判定部103により原稿画像Gsを含んでいると判定された印刷元画像Gpを、印刷元画像保存部110から読み出して、画像形成部12に印刷させる(S14)。この場合、図6(D)に示すように、原稿画像Gs1が印刷元画像Gp1の一部分にしか相当していなくても、原稿M1の全体を示す画像としての印刷元画像Gp1が印刷されることになる。
一方、S13において、画像判定部103が、印刷元画像保存部110に、原稿画像Gsを含んでいる印刷元画像Gpが存在しないと判定すれば(S13でNO)、告知部109が、「該当する画像は存在しません」というメッセージを表示部473に表示させる(S15)。
この実施形態によれば、印刷元画像保存部110に保存されている印刷元画像と、原稿読取部5により読み取られた原稿画像とが比較照合され、原稿読取部5により読み取られた原稿画像Gs1がその一部分を示していると判定された印刷元画像Gp1(すなわち、原稿M1の全体を示す画像)が印刷される。従って、原稿M1の全体ではなく、部分的に読み取らせることによって、原稿M1の全体を示す画像を印刷させることができる。
このため、原稿読取部5による読取可能な原稿サイズ(最大原稿サイズ)よりも原稿が大きく、原稿の全体を読み取らせることができなかったとしても、操作者は原稿を部分的に読み取らせるという簡単な作業を行うことで、原稿の部数を増やすことができる。
次に、図3に示した特殊印刷設定画面D1を通じて「合成印刷」を示す選択ボタンB2が選択された場合に、画像形成装置1で行われる処理について説明する。図7は、画像形成装置1で行われる処理の一例を示したフローチャートである。ここでも、画像形成装置1の原稿読取部5で読取可能な最大原稿サイズがA3であるものとし、原稿サイズSRA3は当該最大原稿サイズA3よりも大きいサイズである場合を説明する。
また、図8は、この処理の実行中に利用される画像等を説明するための説明図であり、図8(A)は、印刷元画像保存部110に保存されている印刷元画像Gp1を示し、印刷元画像Gp1のサイズがSRA3であることを示している。
「合成印刷」を示す選択ボタンB2が操作者により選択されて設定受付部101により当該選択が受け付けられると、制御部100から原稿読取部5に対して、原稿載置ガラス161(図1)に載せられた原稿の読み取りが指示され、原稿読取部5が、原稿画像Gsを読み取って画像を取得する(図7のS21)。図8(B)は、印刷物に手が加えられた原稿M2を示し、原稿M2のサイズがSRA3であること、そして範囲E1が原稿読取部5で読み取り可能な最大原稿サイズ(ここでは、A3サイズ)を示している。図8(C)は、原稿読取部5により読み取られた原稿画像Gs2を示し、原稿画像Gs2のサイズがA3であることを示している。
次に位置検出部105が、印刷元画像保存部110に保存されている印刷元画像Gpと、原稿読取部5により読み取られた原稿画像Gsとを比較照合し(S22)、印刷元画像保存部110に、原稿(原稿画像Gs)の元になる印刷元画像Gpが存在するか否かを判断する(S23)。具体的には、位置検出部105は、原稿を構成する原稿画像Gsと広範囲で一致する印刷元画像Gpが存在するか否かを判断する。
位置検出部105は、原稿(原稿画像Gs)の元になる印刷元画像Gpが存在すると判断した場合、(S23でYES)、該当する印刷元画像Gpに対する原稿画像Gsの位置を示す位置を検出する(S24)。位置検出部105は、例えば、印刷元画像Gp上における原稿画像Gsの左上部分及び右下部分の座標データを検出する。図8(D)に示すように、例えば予め定められた割合(予め定められた範囲)で原稿画像Gsと一致する印刷元画像を印刷元画像Gp1とするとき、位置検出部105は、印刷元画像Gp1上における範囲E2(原稿画像Gs2の配置場所)の左上位置P1及び右下位置P2の座標データを検出する。
次に画像合成部106が、印刷元画像Gp1における、位置検出部105により検出された位置に、原稿読取部5により読み取られた原稿画像Gsを合成させる(S25)。すなわち、画像合成部106は、原稿(原稿画像Gs)の元になる印刷元画像Gp1と原稿画像Gsとを合成した合成画像を生成する。制御部100は、当該生成された合成画像を画像形成部12に印刷させる(S26)。
これにより、図8(E)に示すように、印刷元画像Gp1の範囲E2に、原稿画像Gs2が重ね合わされた画像GA(すなわち、原稿M2の全体を示す画像)が印刷される。
一方、S23において、位置検出部105が、印刷元画像保存部110に、原稿(原稿画像Gs)の元になる印刷元画像Gpが存在しないと判断した場合は(S23でNO)、告知部109が、「該当する画像は存在しません」というメッセージを表示部473に表示させる(S27)。
本実施形態によれば、最大原稿サイズよりも大きい印刷物に加筆などされ、手が加えられたとしても、原稿M2の全体ではなく、原稿読取部5で読み取り可能な領域の範囲内で、手が加えられた部分を読み取らせることによって、その部分が合成された画像(すなわち、原稿M2の全体を示す画像)を印刷させることができる。
次に、図3に示した特殊印刷設定画面D1を通じて「差分印刷」を示す選択ボタンB3が選択された場合に、画像形成装置1の制御ユニット10で行われる処理について説明する。図9は、画像形成装置1で行われる処理の一例を示したフローチャートである。また、図10は、この処理の実行中に利用される画像等を説明するための説明図であり、図10(A)は、印刷元画像保存部110に保存されている印刷元画像Gp1を示し、印刷元画像Gp1のサイズがSRA3であることを示している。
「差分印刷」を示す選択ボタンB3が選択されて設定受付部101が当該選択を受け付けると、制御部100は、原稿読取部5に対して、原稿載置ガラス161(図1)に載せられた原稿の読み取りを指示し、原稿読取部5が、原稿画像Gsを読み取って画像を取得する(図9のS31)。図10(B)は、印刷物に手が加えられた原稿M2を示し、原稿M2のサイズがSRA3であること、そして範囲E1が最大原稿サイズ(ここでは、A3サイズ)を示している。また、図10(C)は、原稿読取部5により読み取られた原稿画像Gs2を示し、原稿画像Gs2のサイズがA3であることを示している。
そして、差分検出部107が、印刷元画像保存部110に保存されている印刷元画像Gpと、原稿読取部5により読み取られた原稿画像Gsとを比較照合し(S32)、印刷元画像保存部110に、原稿(原稿画像Gs)の元になる印刷元画像Gpが存在するか否かを判断する(S33)。具体的には、差分検出部107は、原稿を構成する原稿画像Gsと広範囲で一致する印刷元画像Gpが存在するか否かを判断する。
差分検出部107は、原稿(原稿画像Gs)の元になる印刷元画像Gpが存在すると判断した場合(S33でYES)、原稿画像Gsには存在するが、原稿(原稿画像Gs)の元になる印刷元画像Gpには存在しない差分画像Ga(すなわち、手が加えられた部分)を検出し(S34)、元になる印刷元画像Gpに対する差分画像Gaの位置を示す位置データを検出する(S35)。図10(D)、図10(E)に示すように、原稿(原稿画像Gs)の元になる印刷元画像Gpを印刷元画像Gp1とすると、原稿画像Gs2に存在し、印刷元画像Gp1に存在しない差分画像Ga1が検出される。
差分検出部107は、原稿画像Gsに対する差分画像Ga1の位置を、原稿画像Gsから検出し、元になる印刷元画像Gpに対する原稿画像Gsの位置については、図8(D)に示したように、印刷元画像Gp1上における範囲E2(原稿画像Gs2の配置場所)の左上P1及び右下P2の座標データから検出する。
次に制御部100が、上記差分画像Ga1を画像形成部12に印刷させる(S36)。これにより、図10(E)に示すような差分画像Ga1が印刷される。
一方、S33において、差分検出部107が、印刷元画像保存部110に、原稿(原稿画像Gs)の元になる印刷元画像Gpが存在しないと判断した場合は(S33でNO)、告知部109は、「該当する画像は存在しません」というメッセージを表示部473に表示させる(S37)。
本実施形態によれば、手が加えられた部分(差分画像Ga1)の画像を検出することや、差分画像部分だけを印刷させることが可能になる。
また、上記実施形態では、図1乃至図10を用いて上記実施形態により示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明を当該構成及び処理に限定する趣旨ではない。
1 画像形成装置
10 制御ユニット
100 制御部
103 画像判定部
105 位置検出部
107 差分検出部
110 印刷元画像保存部
10 制御ユニット
100 制御部
103 画像判定部
105 位置検出部
107 差分検出部
110 印刷元画像保存部
Claims (6)
- 原稿の画像を読み取って原稿画像を取得する原稿読取部と、
記録紙に画像を印刷する画像形成部と、
前記原稿読取部による読取可能な原稿サイズよりも大きいサイズの記録紙に印刷された印刷元画像を保存する印刷元画像保存部と、
前記印刷元画像保存部に保存されている印刷元画像と、前記原稿読取部による読取で得られた原稿画像とを比較照合することによって、当該原稿画像が前記印刷元画像の一部分を示しているか否かを判定する画像判定部と、
前記印刷元画像保存部に保存されている印刷元画像のうち、前記画像判定部により前記原稿画像がその一部分を示していると判定された前記印刷元画像を、前記画像形成部に印刷させる制御部と、を備える画像形成装置。 - 前記画像判定部は、前記原稿読取部による読取で得られた原稿画像のうち予め定められた割合の画像部分が前記印刷元画像の一部分を示している場合も、当該原稿画像が前記印刷元画像の一部分を示していると判定する請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記印刷元画像保存部に保存されている印刷元画像と、前記原稿読取部による読取で得られた原稿画像とを比較照合することによって、当該原稿画像の印刷に用いられた印刷元画像を特定し、当該特定した印刷元画像における前記原稿画像の位置を検出する位置検出部と、
前記原稿画像を、前記位置検出部により検出された位置に、前記特定された印刷元画像に対して合成する画像合成部とを更に備え、
前記制御部は、前記画像合成部により合成された合成画像を前記画像形成部に印刷させる請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記印刷元画像保存部に保存されている印刷元画像と、前記原稿読取部により読み取られた原稿画像とを比較照合することによって、前記原稿の元になる印刷元画像を検出し、前記原稿の画像に存在し、前記元になる印刷元画像に存在しない差分である差分画像を検出する差分検出部を、更に備える請求項1乃至請求項3のいずれかに画像形成装置。
- 前記差分検出部が、前記差分画像を検出するとともに、前記印刷元画像における当該差分画像の位置を検出する請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記差分画像を、前記差分検出部により検出された位置に基づいて、前記画像形成部に印刷させる請求項5に記載の画像形成装置。
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