JP2017034046A - ヒートシンク - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒートシンクの受熱プレート表面側と対向した位置に、強制冷却用のファンが配置されても、優れた冷却作用を発揮するヒートシンクを提供する。【解決手段】裏面側において発熱体と熱的に接続された受熱プレートと、前記受熱プレートの表面側に設けられた複数の放熱フィンと、前記受熱プレートの表面側と対向した位置に設けられたファンとを備え、前記放熱フィンの、前記受熱プレートの表面に対して平行方向の中央部に、開口部または切り欠き部が設けられているヒートシンク。【選択図】図1

Description

本発明は、強制冷却用のファン等を使用した、発熱体を強制空冷で冷却するヒートシンクに関する。
近年、各種電子機器は、高機能化と処理の高速化に伴って、消費電力の多い高発熱量の電子部品が多数搭載されており、その発熱量も増大の一途をたどっている。そこで、高発熱量の電子部品を冷却して電子部品の動作を正常に保つことが、益々、重要となっている。
電子部品等の冷却装置として、各種ヒートシンクが開発されており、このうち、ヒートシンクの受熱プレート表面側と対向した位置に、強制冷却用のファンを設けたヒートシンクを使用する場合がある。上記ヒートシンクとしては、例えば、受熱プレート上に放熱フィンを複数有するくし型形状のヒートシンクにおいて、各放熱フィンの端部上に跨って、主面が受熱プレートに対して略平行に配置された第2の放熱フィンを設けたヒートシンクに、ファンによりヒートシンクの垂直方向の開放面側から風の流れを与えることが提案されている(特許文献1)。
しかし、特許文献1では、放熱フィン表面部の発熱体側の部位のうち、特に中央部では、受熱プレートによって、強制冷却用のファン由来の冷却風の流れが供給されにくい。よって、放熱フィン表面部の発熱体側の中央部では、十分な放熱作用が生じにくくなり、結果、ヒートシンクの冷却作用が十分ではないという問題があった。特に、強制冷却用のファン由来の冷却風に暴露されるのを回避すべき電子部品を冷却する場合、受熱プレートに切り欠きを設けたり、受熱プレートを小型化することによって、上記中央部への冷却風の供給を円滑化する手段を採用することもできない。
また、相互に隣接した放熱フィンの側端部間に形成された空隙部が、閉塞部材によって閉塞されてしまうヒートシンクの使用条件では、強制冷却用のファンの設置が、受熱プレート表面側と対向した位置でも、閉塞部材と対向した位置でも、放熱フィン表面部の閉塞部材側の端部では、受熱プレートと閉塞部材によって、強制冷却用のファン由来の冷却風の流れが供給されにくくなってしまう。よって、放熱フィン表面部の閉塞部材側の端部では、十分な放熱作用が生じにくくなり、結果、ヒートシンクの冷却作用が十分ではないという問題があった。
特開2013−145834号公報
本発明は上記した従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、ヒートシンクの受熱プレート表面側と対向した位置に、強制冷却用のファンが配置されても、優れた冷却作用を発揮するヒートシンクを提供し、さらに、放熱フィンの側端部が閉塞部材によって閉塞されてしまう使用条件であっても、優れた冷却作用を発揮するヒートシンクを提供することを目的とする。
本発明の態様は、裏面側において発熱体と熱的に接続される受熱プレートと、前記受熱プレートの表面側に設けられた複数の放熱フィンと、前記受熱プレートの表面側と対向した位置に設けられたファンとを備え、前記放熱フィンの、前記受熱プレートの表面に対して平行方向の中央部に、開口部または切り欠き部が設けられているヒートシンクである。
本発明の態様は、裏面側において発熱体と熱的に接続される受熱プレートと、前記受熱プレートの表面側に設けられた複数の放熱フィンであって、前記複数の放熱フィンの側端部間に形成された隙間部が、閉塞部材によって閉塞された複数の放熱フィンと、前記受プレートの表面側と対向した位置または前記閉塞部材と対向した位置に設けられたファンと、を備え、前記放熱フィンの前記閉塞部材側の端部に、開口部または切り欠き部が設けられているヒートシンクである。
本発明の態様は、前記ファンが、前記放熱フィンの表面に対して平行方向の回転軸を有するヒートシンクである。
本発明の態様は、前記放熱フィンの、前記受熱プレートの表面に対して直交方向における中間部よりも受熱プレート側に、前記開口部または切り欠き部が設けられているヒートシンクである。
本発明の態様は、前記開口部または切り欠き部が、前記放熱フィンに複数設けられているヒートシンクである。この態様では、1枚の放熱フィンあたり、開口部または切り欠き部が、複数形成されている。
本発明の態様は、前記受熱プレートと前記放熱フィンに熱的に接続されたヒートパイプを、さらに備えるヒートシンクである。
本発明の態様は、前記ヒートパイプが、側面視コ字状であるヒートシンクである。
本発明の態様は、前記開口部または切り欠き部の形状が、前記放熱フィンごとに異なるヒートシンクである。
本発明の態様は、前記開口部または切り欠き部に、平面状の折り曲げ部が設けられているヒートシンクである。
本発明の態様は、前記ファンが1つであり、前記受熱プレートに熱的に接続される発熱体が1つまたは複数であるヒートシンクである。
本発明の態様は、前記ファンが複数であり、前記受熱プレートに熱的に接続される発熱体が1つまたは複数であるヒートシンクである。
本発明の態様によれば、放熱フィンの、受熱プレートの表面に対して平行方向の中央部に、開口部または切り欠き部が設けられているので、ファン由来の冷却風が開口部または切り欠き部を流通することにより、上記中央部にも円滑に冷却風が供給される。従って、ヒートシンクの受熱プレート表面側と対向した位置にファンが設けられても、放熱フィン表面部の受熱プレート側の中央部でも十分な放熱作用が発揮され、結果、ヒートシンクの冷却能力が向上する。
本発明の態様によれば、複数の放熱フィンの側端部間に形成された隙間部が、閉塞部材によって閉塞されたヒートシンクの使用状態であっても、放熱フィン表面部の閉塞部材側
の端部に、開口部または切り欠き部が設けられているので、ファン由来の冷却風が開口部または切り欠き部を流通することにより、上記端部にも円滑に冷却風が供給される。従って、受熱プレートの表面側と対向した位置または閉塞部材と対向した位置にファンが設けられても、放熱フィン表面部の閉塞部材側の端部でも十分な放熱作用が発揮され、結果、ヒートシンクの冷却能力が向上する。
本発明の態様によれば、放熱フィンの、受熱プレートの表面に対して直交方向における中間部よりも受熱プレート側に、開口部または切り欠き部が設けられていることにより、受熱プレートの表面に対して平行方向の中央部のうち、特に、ファン由来の冷却風の流れが供給されにくい前記中間部よりも受熱プレート側の部位に、冷却風を円滑に供給できる。従って、放熱フィンの放熱作用がさらに向上して、結果、ヒートシンクの冷却能力がさらに向上する。
本発明の態様によれば、受熱プレートと放熱フィンに熱的に接続されたヒートパイプが設置されることにより、放熱フィンの全体にて確実に放熱効果を発揮でき、また、受熱プレートから放熱フィンへの熱輸送を円滑化できる。
本発明の態様によれば、開口部または切り欠き部に、平面状の折り曲げ部が設けられていることにより、放熱フィン間におけるファン由来の冷却風の流れを均一化できる。
(a)図は、本発明の第1実施形態例に係るヒートシンクの正面図、(b)図は、本発明の第1実施形態例に係るヒートシンクの側面図である。 (a)図は、本発明の第2実施形態例に係るヒートシンクの正面図、(b)図は、本発明の第2実施形態例に係るヒートシンクの側面図である。 本発明の第2実施形態例に係るヒートシンクの斜視図である。 本発明の第3実施形態例に係るヒートシンクの正面図である。 本発明の第4実施形態例に係るヒートシンクの説明図である。 本発明の第5実施形態例に係るヒートシンクの説明図である。 本発明の第6実施形態例に係るヒートシンクの斜視図である。
以下に、本発明のヒートシンクの実施形態例について、図面を用いながら説明する。
図1に示すように、本発明の第1実施形態例に係るヒートシンク1は、裏面側において発熱体10と熱的に接続された受熱プレート11と、受熱プレート11の表面側に設けられた複数の放熱フィン12と、受熱プレート11の表面側と対向した位置に設けられたファン13とを備えている。
受熱プレート11の形状は平板状である。ヒートシンク1では、1枚の平板状である受熱プレート11に1つの発熱体10が熱的に接続されている。平板状である受熱プレート11の表面側には、複数(図1(b)では18枚)の矩形状の放熱フィン12が立設されて、放熱フィン群17を形成している。放熱フィン12の下端部16、すなわち、受熱プレート11側の端部が受熱プレート11の表面側に取り付けられることで、受熱プレート11に放熱フィン12が立設され、受熱プレート11に放熱フィン12が熱的に接続されている。それぞれの放熱フィン12は、放熱フィン12の表面が、相互に、平行または略平行の位置関係となるように、受熱プレート11の表面側に配置されている。また、放熱フィン12は、受熱プレート11の一方の端部側から他方の端部側へ、並列に配置されている。
なお、ヒートシンク1では、各放熱フィン12は、いずれも、同じ寸法となっている。さらに、図1(a)に示すように、放熱フィン12の幅は、いずれも、受熱プレート11の幅と同じ寸法となっている。ただし、上記態様に代えて、必要に応じて、複数の放熱フィン12のうちの一部または全てが、異なる寸法であってもよく、放熱フィン12の幅は、複数の放熱フィン12のうちの一部または全てが、受熱プレート11の幅と異なる寸法であってもよい。また、必要に応じて、複数の放熱フィン12のうちの一部または全てが、矩形状に代えて、異なる形状であってもよい。
ヒートシンク1では、放熱フィン12の上端部15、すなわち、放熱フィン12の下端部16とは反対側の端部の側に、強制冷却用のファン13が1つ配置されている。従って、受熱プレート11の表面側と対向するように、強制冷却用のファン13が配置されている。また、ファン13の回転軸が、放熱フィン12の表面に対して平行方向となるように、ファン13が配置されている。ファン13が稼働することにより、気流Fが発生し、この気流Fが、各放熱フィン12間、すなわち、放熱フィン群17内に、冷却風として供給される。
放熱フィン12の上端部15側に、ファン13が設置され、ファン13の回転軸が、放熱フィン12の表面に対して平行方向となっているので、上記気流Fの方向は、特に、放熱フィン12の受熱プレート11の表面に対して平行方向の中央部では、おおよそ、放熱フィン12の表面に対して平行かつ受熱プレート11の表面に対して直交の方向となる。
それぞれの放熱フィン12には、受熱プレート11の表面に対して平行方向の中央部に、開口部14が設けられている。開口部14は、ヒートシンク1では、各放熱フィン12の前記中央部のうち、受熱プレート11の表面に対して直交方向における中間部よりも受熱プレート11側に、すなわち、上端部15と下端部16の間の中心線よりも下端部16側に配置されている。また、開口部14は、受熱プレート11の表面よりも上端部15側に配置されている。従って、ヒートシンク1では、放熱フィン12のうち、受熱プレート11の表面に対して直交方向における、開口部14と下端部16との間にも、放熱フィン12の表面部が存在する。
ヒートシンク1では、それぞれの放熱フィン12に複数(図1(a)では2つ)の開口部14が設けられている。また、ヒートシンク1では、開口部14は、いずれの放熱フィン12でも、同じ寸法・形状である。さらに、いずれの放熱フィン12も、相互に、同じ位置に同数(図1(a)では2つ)の開口部14が形成されている。従って、それぞれの放熱フィン12の開口部14によって形成された空間は、受熱プレート11の一方の端部側から他方の端部側の方向へ、同じ寸法・形状にて、放熱フィン群17を直線状に貫通する態様となっている。
放熱フィン12及び受熱プレート11は、いずれも熱伝導性のよい金属材料の平板であり、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金などで製造されている。
上記のように、ファン13によって生じる気流Fの方向が、おおよそ、放熱フィン12の表面に対して平行かつ受熱プレート11の表面に対して直交の方向となる場合、放熱フィン12表面の受熱プレート11側の部位のうち、受熱プレート11の表面に対して平行方向の中央部は、受熱プレート11の存在によって、特にファン13由来の冷却風の流れ(すなわち、気流F)が供給されにくいところ、ファン13由来の冷却風が開口部14を流通する、すなわち、開口部14が冷却風の流れの流路となることにより、上記中央部にも冷却風が円滑に供給される。従って、ヒートシンク1の受熱プレート11の表面側と対向した位置にファン13が設けられても、上記中央部を含めた放熱フィン12全体において、すなわち、放熱フィン群17全体において、放熱作用が発揮される。その結果、ヒー
トシンク1の冷却能力が向上する。
次に、本発明の第2実施形態例に係るヒートシンクについて、図面を用いながら説明する。なお、第1実施形態例に係るヒートシンク1と同じ構成要素については、同じ符号を用いて説明する。
図2、3に示すように、第2実施形態例に係るヒートシンク2は、第1実施形態例に係るヒートシンク1に、さらに、受熱プレート11と各放熱フィン12に熱的に接続されたヒートパイプ21が設置された態様となっている。図2(b)に示すように、ヒートシンク2では、ヒートパイプ21の形状は、受熱プレート11表面に対して平行方向に延びる直線部を2つ有する側面視コ字状となっている。また、ヒートシンク2では、複数(図2(a)、図3では3つ)のヒートパイプ21が設けられている。
側面視コ字状であるヒートパイプ21の2つの直線部のうち、一方の直線部22は受熱プレート11と接触することで受熱プレート11と熱的に接続され、他方の直線部23は、各放熱フィン12と接触することで各放熱フィン12と熱的に接続されている。ヒートシンク2では、受熱プレート11の表面に沿って直線状に溝部が形成され、該溝部に一方の直線部22が嵌合されている。また、各放熱フィン12には孔部が形成され、該孔部に他方の直線部23が嵌挿されている。
また、他方の直線部23は、各放熱フィン12の上端部15側の部位に取り付けられている。従って、側面視コ字状であるヒートパイプ21が、受熱プレート11から放熱フィン12の上端部15側へ熱輸送するので、各放熱フィン12は、その全体にて確実に放熱効果を発揮でき、また、受熱プレート11から各放熱フィン12への熱輸送を円滑化できる。
次に、本発明の第3実施形態例に係るヒートシンクについて、図面を用いながら説明する。なお、第1実施形態例に係るヒートシンク1と同じ構成要素については、同じ符号を用いて説明する。
図4に示すように、第3実施形態例に係るヒートシンク3は、1枚の受熱プレート11に複数(図4では2つ)の発熱体10−1、10−2が熱的に接続され、複数(図4では2つ)の発熱体10−1、10−2に対応して、放熱フィン12の上端部15側に、複数(図4では2つ)のファン13−1、13−2が設置されている。ヒートシンク3では、一方の発熱体10−1と一方のファン13−1が対向し、他方の発熱体10−2と他方のファン13−2が対向している態様となっている。
また、ヒートシンク3では、ヒートシンク2と同様の側面視コ字状のヒートパイプ21が設置されている。ヒートシンク3では、受熱プレート11に2つの発熱体10−1、10−2が熱的に接続されていることに対応して、受熱プレート11を介して一方の発熱体10−1と熱的に接続されたヒートパイプ21が3つ、受熱プレート11を介して他方の発熱体10−2と熱的に接続されたヒートパイプ21が3つ設けられている。
ヒートシンク3でも、ヒートシンク1、2と同様に、それぞれの放熱フィン12には、受熱プレート11の表面に対して平行方向の中央部に、複数(図4では2つ)の開口部14が設けられている。開口部14は、各放熱フィン12の前記中央部のうち、上端部15と下端部16の間の中心線よりも下端部16側に配置されている。図4では、2つの開口部14は、いずれも、一方の発熱体10−1と他方の発熱体10−2との間に相当する位置に形成され、受熱プレート11を介して一方の発熱体10−1と熱的に接続されたヒートパイプ21と受熱プレート11を介して他方の発熱体10−2と熱的に接続されたヒー
トパイプ21との間の位置に形成されている。
このように、1枚の受熱プレート11に複数の発熱体10が熱的に接続されていても、ファン13由来の冷却風が、開口部14を流通する、すなわち、開口部14が冷却風の流れの流路となるので、放熱フィン12表面の受熱プレート11側の部位のうち、受熱プレート11の表面に対して平行方向の中央部にも、冷却風が円滑に供給される。従って、ヒートシンク3でも、上記中央部を含めた放熱フィン12全体において放熱作用が発揮される。
次に、本発明の第4実施形態例に係るヒートシンクについて、図面を用いながら説明する。なお、第1実施形態例に係るヒートシンク1と同じ構成要素については、同じ符号を用いて説明する。
図5に示すように、第4実施形態例に係るヒートシンク4は、開口部14に代えて、それぞれの放熱フィン12に切り欠き部24が形成され、切り欠き部24の形状が、それぞれの放熱フィン12ごとに異なる態様となっている。ヒートシンク4では、外側に配置される放熱フィン12の切り欠き部24の面積が、内側に配置される放熱フィン12の切り欠き部24の面積よりも大きい態様となっている。つまり、放熱フィン群17の外側から内側へ、切り欠き部24の面積が徐々に小さくなる態様となっている。
また、それぞれの放熱フィン12の切り欠き部24によって形成された空間は、放熱フィン群17の外側から内側へ、前記空間の面積を小さくしながら、放熱フィン群17を直線状に貫通する態様となっている。
上記切り欠き部24の態様により、放熱フィン群17の外側の切り欠き部24を流れる冷却風の流速と放熱フィン群17の内側の切り欠き部24を流れる冷却風の流速を均一化できるので、ファン13は、放熱フィン群17全体に、冷却風を安定的に供給することができる。
次に、本発明の第5実施形態例に係るヒートシンクについて、図面を用いながら説明する。なお、第1実施形態例に係るヒートシンク1と同じ構成要素については、同じ符号を用いて説明する。
図6に示すように、第5実施形態例に係るヒートシンク5は、開口部14に代えて、それぞれの放熱フィン12に切り欠き部24が形成され、切り欠き部24に平面状の折り曲げ部25が設けられている。平面状の折り曲げ部25は、放熱フィン12表面と一体となっている。ヒートシンク5では、平面状の折り曲げ部25は、切り欠き部24の両端部に、それぞれ、放熱フィン12の表面に対して垂直方向または略垂直方向、かつ受熱プレート11の表面に対して垂直方向または略垂直方向に、形成されている。さらに、平面状の折り曲げ部25は、受熱プレート11の表面と接触した態様となっている。
従って、平面状の折り曲げ部25は、放熱フィン12の上端部15方向が、開放された状態となっている。また、平面状の折り曲げ部25の折り曲げ方向は、いずれの放熱フィン12も同じとなっている。
平面状の折り曲げ部25は、例えば、放熱フィン12の所定位置に切り込みを入れて2つの切片を形成し、該切片をそれぞれ所定の方向に折り曲げることにより、切り欠き部24の形成と同時に、形成できる。
上記平面状の折り曲げ部25により、放熱フィン群17内における冷却風の流れが安定
化するので、放熱フィン群17の内側へ確実に冷却風を供給することができる。
次に、本発明の第6実施形態例に係るヒートシンクについて、図面を用いながら説明する。なお、第1実施形態例に係るヒートシンク1と同じ構成要素については、同じ符号を用いて説明する。
図7に示すように、第6実施形態例に係るヒートシンク6は、裏面側において発熱体10と熱的に接続された受熱プレート11と、受熱プレート11の表面側に設けられた複数の放熱フィン12と、を備えている。ヒートシンク6は、放熱フィン12の一方の側端部間に形成された隙間部18、すなわち、放熱フィン群17の一方の側端部の空隙部18が、閉塞部材19によって閉塞された状態となっている。また、ファン13は、閉塞部材19と対向した位置に設けられている。
また、ファン13の回転軸が、放熱フィン12の表面に対して平行方向となるように、配置されている。ファン13が稼働することにより、気流が発生し、この気流が、各放熱フィン12間、すなわち、放熱フィン群17内に、冷却風として供給される。
ファン13が閉塞部材19と対向した位置に設置され、ファン13の回転軸が放熱フィン12の表面に対して平行方向となっているので、上記気流の方向は、特に、放熱フィン12の閉塞部材19側の端部では、おおよそ、放熱フィン12の表面に対して平行かつ受熱プレート11の表面に対して平行の方向となる。
それぞれの放熱フィン12には、閉塞部材19側の端部に、開口部34が設けられている。ヒートシンク6では、開口部34は、各放熱フィン12の閉塞部材19側の端部のうち、受熱プレート11の表面に対して直交方向における中間部よりも受熱プレート11側に、すなわち、上端部15と下端部16の間の中心線よりも下端部16側に配置されている。また、開口部34は、受熱プレート11の表面よりも上端部15側に形成されている。従って、ヒートシンク6では、放熱フィン12のうち、受熱プレート11の表面に対して直交方向における、開口部34と下端部16との間にも、放熱フィン12の表面部が存在する。
ヒートシンク6では、それぞれの放熱フィン12に1つの開口部34が設けられている。また、ヒートシンク1では、開口部34は、いずれの放熱フィン12でも、同じ寸法・形状である。さらに、いずれの放熱フィン12も、相互に、同じ位置に同数(図7では1つ)の開口部34が形成されている。従って、それぞれの放熱フィン12の開口部34によって形成された空間は、受熱プレート11の一方の端部側から他方の端部側の方向へ、同じ寸法・形状にて、放熱フィン群17を直線状に貫通する態様となっている。なお、ヒートシンク6では、第2の実施形態例に係るヒートシンク2と同様に、受熱プレート11と各放熱フィン12に熱的に接続された側面視コ字状のヒートパイプ21が、複数(図7では3つ)設置されている。
上記のように、ファン13によって生じる気流の方向が、おおよそ、放熱フィン12の表面に対して平行かつ受熱プレート11の表面に対して平行の方向となる場合、放熱フィン12表面の受熱プレート11側の部位のうち、閉塞部材19側の端部は、受熱プレート11と閉塞部材19の存在によって、特にファン13由来の冷却風の流れが供給されにくいところ、ファン13由来の冷却風が、開口部34を流通する、すなわち、開口部34が冷却風の流れの流路となることにより、上記閉塞部材19側の端部にも冷却風が円滑に供給される。従って、閉塞部材19と対向した位置にファン13が設けられても、上記閉塞部材19側の端部を含めた放熱フィン12全体において、すなわち、放熱フィン群17全体において、放熱作用が発揮される。その結果、ヒートシンク6の冷却能力が向上する。
次に、本発明の他の実施形態例について説明する。上記第1、2、3、6実施形態例に係るヒートシンクでは、開口部が設けられていたが、これに代えて、切り欠き部を設けてもよく、上記第4、5実施形態例に係るヒートシンクでは、切り欠き部が設けられていたが、これに代えて、開口部を設けてもよい。また、各放熱フィンに設ける開口部または切り欠き部の数は、特に限定されず、上記第1、2、3実施形態例に係るヒートシンクでは、各放熱フィンに開口部が2つ設けられていたが、1つでもよく、3つ以上でもよい。また、上記第6実施形態例に係るヒートシンクでは、各放熱フィンに開口部が1つ設けられ、上記第4、5実施形態例に係るヒートシンクは、各放熱フィンに切り欠き部が1つ設けられていたが、複数(2つ以上)でもよい。
また、上記第1、2、3、6実施形態例に係るヒートシンクでは、開口部に平面状の折り曲げ部を、さらに設けてもよい。
また、上記各実施形態例に係るヒートシンクに設けるファンは、放熱フィン群への吸気ファンでも、放熱フィン群からの排気ファンでもよい。また、上記各実施形態例に係るヒートシンクでは、発熱体の数と同数のファンが設けられていたが、ファンの設置数は、特に限定されず、1つの発熱体に対して複数のファンが設けられてもよく、複数の発熱体に対して1のファンが設けられてもよい。
第6実施形態例に係るヒートシンクでは、閉塞部材と対向した位置にファンが設けられていたが、これに代えて、受熱プレートと対向した位置にファンが設けられてもよい。受熱プレートと対向した位置にファンが設けられても、放熱フィン表面の受熱プレート側の部位のうち、放熱フィンの閉塞部材側の端部は、受熱プレートと閉塞部材の存在によって、特にファン由来の冷却風の流れが供給されにくいところ、ファン由来の冷却風が、開口部を流通する、すなわち、開口部が冷却風の流れの流路となることにより、上記閉塞部材側の端部にも冷却風が円滑に供給される。
また、第4、5実施形態例に係るヒートシンクでは、必要に応じて、さらに、ヒートパイプ(例えば、側面視コ字状であるヒートパイプ)を設置してもよい。また、第6実施形態例に係るヒートシンクでは、開口部の形状が、それぞれの放熱フィンごとに異なる態様としてもよい。例えば、外側に配置される放熱フィンの開口部の面積が、内側に配置される放熱フィンの開口部の面積よりも大きい態様としてもよい。
本発明のヒートシンクは、受熱プレート表面側と対向した位置に、強制冷却用のファンが配置されても、優れた冷却作用を発揮するので、広汎な分野で利用価値が高く、例えば、ファン由来の冷却風に暴露されるのを回避すべき電子部品や強制冷却用のファンの設置位置が制約されるような狭い領域に設置された電子部品を冷却する分野で、特に利用価値が高い。
1、2、3、4、5、6 ヒートシンク
11 受熱プレート
12 放熱フィン
13 ファン
14、34 開口部
21 ヒートパイプ
24 切り欠き部
25 平面状の折り曲げ部

Claims (11)

  1. 裏面側において発熱体と熱的に接続される受熱プレートと、前記受熱プレートの表面側に設けられた複数の放熱フィンと、前記受熱プレートの表面側と対向した位置に設けられたファンとを備え、
    前記放熱フィンの、前記受熱プレートの表面に対して平行方向の中央部に、開口部または切り欠き部が設けられているヒートシンク。
  2. 裏面側において発熱体と熱的に接続される受熱プレートと、
    前記受熱プレートの表面側に設けられた複数の放熱フィンであって、前記複数の放熱フィンの側端部間に形成された隙間部が、閉塞部材によって閉塞された複数の放熱フィンと、前記受熱プレートの表面側と対向した位置または前記閉塞部材と対向した位置に設けられたファンと、
    を備え、
    前記放熱フィンの前記閉塞部材側の端部に、開口部または切り欠き部が設けられているヒートシンク。
  3. 前記ファンが、前記放熱フィンの表面に対して平行方向の回転軸を有する請求項1または2記載のヒートシンク。
  4. 前記放熱フィンの、前記受熱プレートの表面に対して直交方向における中間部よりも受熱プレート側に、前記開口部または切り欠き部が設けられている請求項1乃至3のいずれか1項に記載のヒートシンク。
  5. 前記開口部または切り欠き部が、前記放熱フィンに複数設けられている請求項1乃至4のいずれか1項に記載のヒートシンク。
  6. 前記受熱プレートと前記放熱フィンに熱的に接続されたヒートパイプを、さらに備える請求項1乃至5のいずれか1項に記載のヒートシンク。
  7. 前記ヒートパイプが、側面視コ字状である請求項6に記載のヒートシンク。
  8. 前記開口部または切り欠き部の形状が、前記放熱フィンごとに異なる請求項1乃至7のいずれか1項に記載のヒートシンク。
  9. 前記開口部または切り欠き部に、平面状の折り曲げ部が設けられている請求項1乃至8のいずれか1項に記載のヒートシンク。
  10. 前記ファンが1つであり、前記受熱プレートに熱的に接続される発熱体が1つまたは複数である請求項1乃至9のいずれか1項に記載のヒートシンク。
  11. 前記ファンが複数であり、前記受熱プレートに熱的に接続される発熱体が1つまたは複数である請求項1乃至9のいずれか1項に記載のヒートシンク。
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