JP6810256B2 - ヒートシンク - Google Patents

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Description

本発明は、発熱体を冷却するヒートシンクに関し、特に、ヒートパイプ式ヒートシンクに関するものである。
電子機器の高機能化に伴い、電子機器内部には、電子部品等の発熱体が高密度に搭載されている。電子部品等の発熱体を冷却する手段として、ヒートパイプを備えたヒートシンク(ヒートパイプ式ヒートシンク)が使用される場合がある。上記ヒートシンクとしては、例えば、平板状の多数の放熱フィンが複数設けられたヒートパイプの外周面に半径方向に向けて突出して設けられたヒートパイプ式ヒートシンクが提案されている(特許文献1)。
特許文献1では、強制空冷のためのファンから供給される冷却風の流れ方向に沿って、複数のヒートパイプが並列配置されている。すなわち、複数のヒートパイプには、凝縮部が冷却風の風上側に配置されたヒートパイプと、凝縮部が冷却風の風下側に配置されたヒートパイプとが設けられている。
一方で、冷却対象である発熱体に近い位置に蒸発部が取り付けられるヒートパイプは、該発熱体から遠い位置に蒸発部が取り付けられるヒートパイプと比較して、該発熱体からの入熱量が多く、要求される熱輸送量が多くなるので、その分、ヒートパイプの冷却能力を向上させる必要がある。発熱体に近い位置に蒸発部が取り付けられるヒートパイプの冷却能力が十分ではない場合、発熱体から十分に熱を奪うことができず、結果として、発熱体の温度が上昇してしまう。従って、発熱体に近い位置に蒸発部が取り付けられるヒートパイプには、冷却能力の高い特性が要求される。各ヒートパイプが所定の熱抵抗を有する場合には、発熱体に近い位置に蒸発部が取り付けられるヒートパイプの凝縮部に、低温の冷却風を供給して凝縮部に熱的に接続された放熱フィンと冷却風との間の温度差を得ることで、発熱体に近い位置に蒸発部が取り付けられるヒートパイプの冷却能力を向上させることができる。なお、「ヒートパイプの冷却能力」とは、熱輸送を行っている(すなわち、稼働している)ヒートパイプの蒸発部の温度を低下させる能力を意味し、「ヒートパイプの冷却能力が向上する」とは、熱輸送を行っているヒートパイプの蒸発部の温度がより低下することを意味する。
しかし、特許文献1では、複数のヒートパイプは、その長手方向が略平行となるように並列配置されており、いずれのヒートパイプも、その一端が加熱部と熱的に接続されて蒸発部を形成し、他端が放熱フィンと熱的に接続されて凝縮部を形成しているにすぎない。従って、発熱体からの入熱量が多いヒートパイプに対し、冷却能力を向上させることができない場合があるので、ヒートシンクの放熱特性に改善の余地があった。
特開2003−110072号公報
上記事情に鑑み、本発明は、複数のヒートパイプのうち、冷却対象である発熱体からの入熱量が相対的に多いヒートパイプに対し、冷却能力を向上させることにより、冷却対象に対して優れた冷却性能を発揮できるヒートシンクを提供することを目的とする。
本発明の態様は、発熱体と熱的に接続される受熱部と、該受熱部と所定の部位にて熱的に接続された複数のヒートパイプと、複数の該ヒートパイプの該所定の部位とは異なる他の部位と熱的に接続された放熱部と、を備え、複数の前記ヒートパイプのうち、前記所定の部位の少なくとも一部分または前記所定の部位の端部から該所定の部位の伸延方向に沿って延出させた仮想直線が前記発熱体の発熱密度の高い部分と平面視において重なり合う第1ヒートパイプの、前記他の部位が、前記所定の部位または前記所定の部位の端部から該所定の部位の伸延方向に沿って延出させた仮想直線が前記発熱体の発熱密度の高い部分と平面視において重なり合わない第2ヒートパイプの、前記他の部位よりも、冷却風の風上側に設けられているヒートシンクである。
上記態様では、ヒートパイプは所定の部位にて発熱体から受熱するので、所定の部位が蒸発部であり、他の部位にて発熱体からの熱を放熱部へ放出するので、他の部位が凝縮部である。なお、本明細書中、「平面視」とは、ヒートパイプの熱輸送方向に対して直交方向且つヒートパイプの所定の部位の配列方向に対して直交方向から視認した状態を意味する。
本発明の態様は、前記第1ヒートパイプと前記第2ヒートパイプとが、平面視において交差している交差部を備えたヒートシンクである。
本発明の態様は、前記第1ヒートパイプの、前記所定の部位と前記他の部位との間に位置する中間部と、前記第2ヒートパイプの、前記所定の部位と前記他の部位との間に位置する中間部とが、平面視において交差している交差部を備えたヒートシンクである。
本発明の態様は、前記交差部において、前記第1ヒートパイプ及び/または前記第2ヒートパイプが扁平加工されているヒートシンクである。
本発明の態様は、前記所定の部位が、前記ヒートパイプの長手方向における一方の端部であり、前記他の部位が、前記ヒートパイプの長手方向における他方の端部であるヒートシンクである。
本発明の態様は、前記所定の部位が、前記ヒートパイプの長手方向における中央部であり、前記他の部位が、前記ヒートパイプの長手方向における一方の端部及び他方の端部であるヒートシンクである。
本発明の態様によれば、複数のヒートパイプのうち、蒸発部の少なくとも一部分または蒸発部の端部から該蒸発部の伸延方向に沿って延出させた仮想直線が発熱体の発熱密度の高い部分と平面視において重なり合う第1ヒートパイプの凝縮部が、蒸発部または蒸発部の端部から該蒸発部の伸延方向に沿って延出させた仮想直線が発熱体の発熱密度の高い部分と平面視において重なり合わない第2ヒートパイプの凝縮部よりも冷却風の風上に設けられていることにより、第1ヒートパイプに供給される冷却風の温度は、第2ヒートパイプに供給される冷却風の温度よりも低温である。従って、第1ヒートパイプの熱交換量は、第2ヒートパイプの熱交換量よりも向上する。上記から、複数のヒートパイプのうち、発熱体からの入熱量が相対的に多い第1ヒートパイプは熱交換が促進されて冷却能力が向上することになり、結果、冷却対象に対して優れた冷却性能を発揮できるヒートシンクを得ることができる。
本発明の態様によれば、第1ヒートパイプと第2ヒートパイプとが平面視において交差している交差部を備えることにより、受熱部の中央部に冷却対象である発熱体が熱的に接続されても、第1ヒートパイプの凝縮部が第2ヒートパイプの凝縮部よりも冷却風の風上側に配置することができる。
本発明の態様によれば、第1ヒートパイプと第2ヒートパイプの交差部において、第1ヒートパイプ及び/または第2ヒートパイプが扁平加工されていることにより、上記交差部の厚さが低減されて、ヒートシンクをコンパクト化することができる。従って、狭小空間であっても、ヒートシンクを設置することができる。
本発明の第1実施形態例に係るヒートシンクの平面視の説明図である。 本発明の第2実施形態例に係るヒートシンクの平面視の説明図である。 本発明の第2実施形態例に係るヒートシンクの平面視の説明図である。
以下に、本発明の第1実施形態例に係るヒートシンクについて、図面を用いながら説明する。図1に示すように、第1実施形態例に係るヒートシンク1は、冷却対象である発熱体100と熱的に接続されている受熱板31と、受熱板31と熱的に接続されている複数(図1では、4本)のヒートパイプ11と、を備えている。複数のヒートパイプ11は、いずれも、ヒートシンク1の共通の放熱部20と熱的に接続されている。
ヒートパイプ11は、長尺の管材からなるコンテナ内部に作動流体が封入されている熱輸送部材である。コンテナは密閉容器であり、コンテナ内部は減圧状態となっている。ヒートパイプ11の長手方向が、ヒートパイプ11の熱輸送方向となっている。
複数のヒートパイプ11は、ヒートパイプ11の長手方向に対して略直交方向に並列に配置されてヒートパイプ群12を形成している。複数のヒートパイプ11は、いずれも、隣接する別のヒートパイプ11と側部にて対向した状態となっている。複数のヒートパイプ11は、いずれも、その一方の端部13が発熱体100と熱的に接続されていることで、ヒートパイプ群12の一方の端部が、発熱体100と熱的に接続されている。ヒートシンク1では、ヒートパイプ11の一方の端部13が発熱体100表面と平板状の受熱板31を介して間接的に接触することにより、ヒートパイプ11の一方の端部13と発熱体100とが熱的に接続されている。従って、ヒートパイプ11の一方の端部13は、受熱板31と熱的に接続されている。また、ヒートパイプ11の一方の端部13は、受熱板31と熱的に接続されていることで蒸発部として機能する。ヒートシンク1では、ヒートパイプ11の一方の端部13は、受熱板31の平面方向に沿って、その長手方向が伸延している。
並列配置された複数のヒートパイプ11のうち、ヒートパイプ群12の一方の端部において、並列配置の中央に位置する第1ヒートパイプ11−1は、その一方の端部13が発熱体100と平面視において重なり合う位置に設けられている。従って、第1ヒートパイプ11−1の一方の端部13は、発熱体100のホットスポットである発熱密度の高い部分と平面視において重なり合う位置に設けられている。なお、図1では、便宜上、発熱体100全体を発熱密度の高い部分としている。一方の端部13が発熱体100と平面視において重なり合う位置に設けられている第1ヒートパイプ11−1の本数は、特に限定されず、ヒートシンク1では、2本となっている。一方で、ヒートパイプ群12の一方の端部において、第1ヒートパイプ11−1の両側(すなわち、ヒートパイプ群12の一方の端部における、並列配置の両端の位置)に配置された第2ヒートパイプ11−2は、その一方の端部13が発熱体100と平面視において重なり合わない位置に設けられている。従って、第2ヒートパイプ11−2の一方の端部13は、発熱体100の発熱密度の高い部分と平面視において重なり合わない位置に設けられている。一方の端部13が発熱体100と平面視において重なり合わない位置に設けられている第2ヒートパイプ11−2の本数は、特に限定されず、ヒートシンク1では、2本並列配置された第1ヒートパイプ11−1の両側に、それぞれ1本ずつ設けられている。
上記から、2本並列配置された第1ヒートパイプ11−1は、発熱体100からの入熱量が、上記2本の第1ヒートパイプ11−1の両側に配置された第2ヒートパイプ11−2よりも多いヒートパイプ11である。
図1に示すように、複数のヒートパイプ11は、いずれも、その他方の端部14が放熱部20と熱的に接続されていることで、ヒートパイプ群12の他方の端部が、放熱部20と熱的に接続されている。従って、ヒートパイプ11の、放熱部20と熱的に接続されている他方の端部14は、凝縮部として機能する。なお、放熱部20は、外観形状が略直方体となっている。
ヒートシンク1では、第1ヒートパイプ11−1と第2ヒートパイプ11−2について、放熱部20と熱的に接続された部分の手前に、曲げ部15が形成されている。従って、第1ヒートパイプ11−1と第2ヒートパイプ11−2は、いずれも、平面視略L字状となっている。ヒートシンク1では、ヒートパイプ11が放熱部20の長手方向中央部から放熱部20に導入されていることに対応して、第1ヒートパイプ11−1の曲げ部15と第2ヒートパイプ11−2の曲げ部15のうち、放熱部20への導入部において、右側に位置する第1ヒートパイプ11−1と第2ヒートパイプ11−2は、右方向の曲げとなっている。一方で、放熱部20への導入部において、左側に位置する第1ヒートパイプ11−1と第2ヒートパイプ11−2は、左方向の曲げとなっている。よって、第1ヒートパイプ11−1と第2ヒートパイプ11−2は、曲げ部15により、外観形状が略直方体である放熱部20の長手方向に対して略平行方向に他方の端部14が伸延している態様となっている。また、複数のヒートパイプ11のうち、放熱部20への導入部において右側に位置する第1ヒートパイプ11−1と第2ヒートパイプ11−2は、他方の端部14がヒートパイプ11の長手方向に対して略直交方向に並列配置されている。また、放熱部20への導入部において左側に位置する第1ヒートパイプ11−1と第2ヒートパイプ11−2は、他方の端部14がヒートパイプ11の長手方向に対して略直交方向に並列配置されている。さらに、ヒートパイプ11の他方の端部14は、隣接する別のヒートパイプ11の他方の端部14と側部にて対向した状態となっている。
放熱部20は、複数の放熱フィン21を備えている。放熱フィン21は、薄い平板状の部材である。放熱フィン21は、それぞれ、放熱部20の長手方向に対して略平行方向に所定間隔にて並列配列されている。放熱フィン21の主表面が、主に放熱フィン21の放熱機能を発揮する面である。各放熱フィン21の主表面は、右方向の曲げとなっているヒートパイプ11及び左方向の曲げとなっているヒートパイプ11の、平面視直線状である他方の端部14に対して、略直交方向となるように配置されている。従って、放熱フィン21の主表面が、放熱部20の短手方向を形成している。
ヒートシンク1は、送風ファン(図示せず)により強制空冷される。送風ファン由来の冷却風Fが、放熱部20の短手方向に沿って放熱部20へ供給されて、放熱フィン21が冷却される。
図1に示すように、ヒートシンク1では、第1ヒートパイプ11−1と第2ヒートパイプ11−2とが、平面視において交差している交差部16を備えている。それぞれの第1ヒートパイプ11−1は、複数(図1では、2本)の第2ヒートパイプ11−2のうち、隣接する1本と、交差部16を形成している。ここでは、それぞれの第1ヒートパイプ11−1は、一方の端部13がヒートパイプ群12の並列配置の外方面に隣接している第2ヒートパイプ11−2と交差部16を形成している。一方の端部13がヒートパイプ群12の並列配置の中央に位置する第1ヒートパイプ11−1が、一方の端部13がヒートパイプ群12の並列配置の外方面に隣接する第2ヒートパイプ11−2と交差部16を形成することにより、第1ヒートパイプ11−1の他方の端部14が、一方の端部13がヒートパイプ群12の並列配置の外方面に位置する第2ヒートパイプ11−2の他方の端部14よりも、冷却風Fの風上に位置することとなる。
上記から、ヒートシンク1では、第1ヒートパイプ11−1の両側に配置された第2ヒートパイプ11−2は、いずれも、一方の端部13がヒートパイプ群12の並列配置の内方面に隣接する第1ヒートパイプ11−1と交差部16を形成している。
第1ヒートパイプ11−1が、一方の端部13から他方の端部14方向において、ヒートパイプ群12の並列配置の中央から外方面の端方向へ、第2ヒートパイプ11−2が、一方の端部13から他方の端部14方向において、ヒートパイプ群12の並列配置の外方面の端から中央方向へ、交差部16にて交差することで、第1ヒートパイプ11−1の他方の端部14が第2ヒートパイプ11−2の他方の端部14よりも冷却風Fの風上に位置している。従って、第1ヒートパイプ11−1の他方の端部14は、いずれの第2ヒートパイプ11−2の他方の端部14よりも、冷却風Fの風上に位置している。
ヒートシンク1では、いずれの第1ヒートパイプ11−1も、第1ヒートパイプ11−1の、一方の端部13と他方の端部14との間に位置する中央部17と、第2ヒートパイプ11−2の、一方の端部13と他方の端部14との間に位置する中央部17とが、平面視において交差して交差部16を形成している。
また、第1ヒートパイプ11−1と第2ヒートパイプ11−2の交差部16において、必要に応じて、第1ヒートパイプ11−1及び/または第2ヒートパイプ11−2が扁平加工されていてもよい。第1ヒートパイプ11−1及び/または第2ヒートパイプ11−2が交差部16において扁平加工されていることにより、交差部16の厚さが低減されてヒートシンク1をコンパクト化することができ、ひいては、狭小空間、特に、厚さ方向が狭い空間でも、ヒートシンク1を設置することができる。
放熱フィン21の材質は、特に限定されず、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属を挙げることができる。ヒートパイプ11のコンテナの材質は、特に限定されず、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼等の金属を挙げることができる。また、ヒートパイプ11に封入される作動流体は、コンテナの材質に応じて適宜選択可能であり、例えば、水、代替フロン、パーフルオロカーボン、シクロペンタン等を挙げることができる。
次に、ヒートシンク1の冷却機能のメカニズムについて説明する。まず、発熱体100から、受熱板31を介して、ヒートパイプ11の一方の端部13へ熱が伝達される。発熱体100からヒートパイプ11の一方の端部13へ熱が伝達されると、ヒートパイプ11の熱輸送作用によって、前記伝達された熱は、ヒートパイプ11の長手方向に沿って、蒸発部である一方の端部13から凝縮部である他方の端部14へ輸送される。このとき、第2ヒートパイプ11−2よりも発熱体100からの入熱量の多い複数(図1では、2本)の第1ヒートパイプ11−1が、より多くの熱輸送に寄与する。ヒートパイプ11の他方の端部14へ輸送された熱は、ヒートパイプ11の他方の端部14から放熱部20へ伝達され、放熱部20へ伝達された熱は、放熱部20から外部へ放出される。発熱体100の熱が放熱部20から外部へ放出されることで、発熱体100が冷却される。
ヒートシンク1では、第2ヒートパイプ11−2よりも発熱体100からの入熱量の多い第1ヒートパイプ11−1の凝縮部(他方の端部14)が、第2ヒートパイプ11−2の凝縮部(他方の端部14)よりも冷却風Fの風上に設けられていることにより、第1ヒートパイプ11−1の凝縮部に供給される冷却風Fの温度は、第2ヒートパイプ11−2の凝縮部に供給される冷却風Fの温度よりも低温である。すなわち、凝縮部に熱的に接続された放熱フィン21と冷却風との間の温度差は、第2ヒートパイプ11−2よりも第1ヒートパイプ11−1の方が大きくなる。従って、いずれの第1ヒートパイプ11−1も、その熱交換量は、第2ヒートパイプ11−2の熱交換量よりも向上する。上記から、複数のヒートパイプ11のうち、発熱体100からの入熱量が相対的に多い第1ヒートパイプ11−1の凝縮部に低温の冷却風Fが供給されることで、第1ヒートパイプ11−1の蒸発部と凝縮部の温度差が、第2ヒートパイプ11−2の蒸発部と凝縮部の温度差よりも大きくなり、第1ヒートパイプ11−1の熱交換が促進されて、第1ヒートパイプ11−1の冷却能力が向上し、結果、ヒートシンク1では、冷却対象に対して優れた冷却性能を発揮できる。
なお、ヒートシンク1では、第1ヒートパイプ11−1は、凝縮部が第2ヒートパイプ11−2の凝縮部よりも冷却風Fの風上に設けられても、所望の最大熱輸送量を有する態様となっている。
次に、本発明の第2実施形態例に係るヒートシンクについて、図面を用いながら説明する。なお、第1実施形態例に係るヒートシンクと同じ構成要素については、同じ符号を用いて説明する。
第1実施形態例に係るヒートシンク1では、ヒートパイプ11の一方の端部13が蒸発部として機能し、他方の端部14が凝縮部として機能し、また、一方の端部13が受熱板31と熱的に接続されていた。これに代えて、図2に示すように、第2実施形態例に係るヒートシンク2では、ヒートパイプ11の中央部17が蒸発部として機能し、一方の端部13と他方の端部14が凝縮部として機能し、また、ヒートパイプ11の一方の端部13から他方の端部14まで受熱板31が延在している。発熱体100は、受熱板31の略中心に熱的に接続される。
複数(図2では、3本)のヒートパイプ11は、ヒートパイプ11の長手方向に対して略直交方向に並列配置されてヒートパイプ群12を形成している。発熱体100が受熱板31の略中心に熱的に接続されることに対応して、ヒートパイプ11の中央部17に発熱体100が熱的に接続される。よって、ヒートパイプ11の中央部17が蒸発部として機能する。
また、並列配置された複数のヒートパイプ11のうち、ヒートパイプ群12の長手方向中央部において、並列配置の中央に位置する第1ヒートパイプ11−1(図2では、1本)は、その中央部17が発熱体100と平面視において重なり合う位置に設けられている。一方で、ヒートパイプ群12の両側(すなわち、ヒートパイプ群12の長手方向中央部における、並列配置の両端の位置)に配置された第2ヒートパイプ11−2は、その中央部17が発熱体100と平面視において重なり合わない位置に設けられている。
ヒートシンク2では、主に、ヒートパイプ11の一方の端部13と他方の端部14に冷却風Fが供給される。よって、ヒートパイプ11の一方の端部13と他方の端部14が凝縮部として機能する。
ヒートシンク2では、受熱板31上に複数の放熱フィン21が立設されることで、放熱部20が形成されている。放熱フィン21は、受熱板31上に所定間隔で並列配置されている。放熱フィン21は、ヒートパイプ11の一方の端部13に対応する部位から他方の端部14に対応する部位まで並列に配置されている。
ヒートシンク2では、ヒートパイプ11の中央部17が蒸発部として機能し、一方の端部13と他方の端部14が凝縮部として機能することに対応して、第1ヒートパイプ11−1の中央部17と一方の端部13との間に、複数(図2では、2本)の第2ヒートパイプ11−2のうちの1本と、平面視において交差している交差部16−1が設けられている。さらに、第1ヒートパイプ11−1の中央部17と他方の端部14との間にも、交差部16−1を形成している第2ヒートシンク11−2と、平面視において交差している交差部16−2が設けられている。第1ヒートパイプ11−1は、複数の第2ヒートパイプ11−2のうち、冷却風Fの最も風上に位置する第2ヒートパイプ11−2と交差部16−1、16−2を形成している。一方で、第1ヒートパイプ11−1は、複数の第2ヒートパイプ11−2のうち、冷却風Fの最も風下に位置する第2ヒートパイプ11−2とは交差部を形成していない。
第1ヒートパイプ11−1は、中央部17から一方の端部13方向において、ヒートパイプ群12の並列配置の中央から風上方面の端方向へ、複数の第2ヒートパイプ11−2のうちの1本は、中央部17から一方の端部13方向において、ヒートパイプ群12の並列配置の風上方面の端から中央方向へ、交差部16−1にて交差することで、第1ヒートパイプ11−1の一方の端部13が第2ヒートパイプ11−2の一方の端部13よりも冷却風Fの風上に位置している。従って、第1ヒートパイプ11−1の一方の端部13は、いずれの第2ヒートパイプ11−2の一方の端部13よりも、冷却風Fの風上に位置している。
また、第1ヒートパイプ11−1は、中央部17から他方の端部14方向において、ヒートパイプ群12の並列配置の中央から風上方面の端方向へ、複数の第2ヒートパイプ11−2のうちの1本は、中央部17から他方の端部14方向において、ヒートパイプ群12の並列配置の風上方面の端から中央方向へ、交差部16−2にて交差することで、第1ヒートパイプ11−1の他方の端部14が第2ヒートパイプ11−2の他方の端部14よりも冷却風Fの風上に位置している。従って、第1ヒートパイプ11−1の他方の端部14は、いずれの第2ヒートパイプ11−2の他方の端部14よりも、冷却風Fの風上に位置している。
ヒートシンク2でも、第1ヒートパイプ11−1の凝縮部に供給される冷却風Fの温度は、第2ヒートパイプ11−2の凝縮部に供給される冷却風Fの温度よりも低温であることから、凝縮部に熱的に接続された放熱フィン21と冷却風間の温度差は、第2ヒートパイプ11−2よりも第1ヒートパイプ11−1の方が大きくなる。従って、第1ヒートパイプ11−1の熱交換量は、第2ヒートパイプ11−2の熱交換量よりも向上する。上記から、複数のヒートパイプ11のうち、発熱体からの入熱量が相対的に多い第1ヒートパイプ11−1の凝縮部に低温の冷却風Fが供給されることで、第1ヒートパイプ11−1の蒸発部と凝縮部の温度差が、第2ヒートパイプ11−2の蒸発部と凝縮部の温度差よりも大きくなり、第1ヒートパイプ11−1の熱交換が促進されて、第1ヒートパイプ11−1の冷却能力が向上し、結果、ヒートシンク2でも、冷却対象である発熱体100に対して優れた冷却性能を発揮できる。
次に、本発明の第3実施形態例に係るヒートシンクについて、図面を用いながら説明する。なお、第1、第2実施形態例に係るヒートシンクと同じ構成要素については、同じ符号を用いて説明する。
第1、第2実施形態例に係るヒートシンク1、2では、発熱体100が熱的に接続される受熱板31の平面方向に沿ってヒートパイプ11の長手方向が伸延していたが、これに代えて、図3に示すように、第3実施形態例に係るヒートシンク3では、受熱板31に複数のヒートパイプ11が立設した態様となっている。すなわち、ヒートシンク3は、タワー型ヒートシンクである。ヒートシンク3では、受熱板31の平面部に対し、鉛直方向にヒートパイプ11が伸延している。発熱体100は、受熱板31の略中心に熱的に接続される。
ヒートシンク3では、複数(図3では、3本)のヒートパイプ11は、ヒートパイプ11の長手方向(立設されている方向)に対して略直交方向に並列配置されてヒートパイプ群12を形成している。発熱体100が受熱板31に熱的に接続されることに対応して、ヒートパイプ11の受熱部側基部33に発熱体100が熱的に接続される。よって、ヒートパイプ11の受熱部側基部33が蒸発部として機能する。
また、並列配置された複数のヒートパイプ11のうち、ヒートパイプ群12の受熱部側基部において、並列配置の中央に位置する第1ヒートパイプ11−1(図3では、1本)は、その受熱部側基部33の端部から受熱部側基部33の伸延方向に沿って延出させた仮想直線Lが発熱体100と平面視において重なり合う位置に設けられている。従って、第1ヒートパイプ11−1の受熱部側基部33は、仮想直線Lが発熱体100の発熱密度の高い部分と平面視において重なり合う位置に設けられている。なお、図3では、便宜上、発熱体100全体を発熱密度の高い部分としている。一方で、ヒートパイプ群12の両側(すなわち、ヒートパイプ群12の受熱部側基部における、並列配置の両端の位置)に配置された第2ヒートパイプ11−2は、その受熱部側基部33の端部から受熱部側基部33の伸延方向に沿って延出させた仮想直線Lが発熱体100と平面視において重なり合わない位置に設けられている。従って、第2ヒートパイプ11−2の受熱部側基部33は、仮想直線Lが発熱体100の発熱密度の高い部分と平面視において重なり合わない位置に設けられている。
ヒートシンク3では、ヒートパイプ11に放熱フィン21が取り付けられることで、放熱部20が形成されている。また、放熱フィン21が取り付けられている部位が、ヒートパイプ11の凝縮部として機能する。放熱フィン21の取り付け位置は、特に限定されないが、ヒートシンク3では、ヒートパイプ11の先端部34から長手方向中央部37にかけて複数の放熱フィン21が取り付けられている。放熱フィン21は、ヒートパイプ11の伸延方向に対し略平行に、所定間隔にて並列配置されている。また、放熱フィン21の主表面は、受熱板31の平面部に対し、略平行に延在している。主に、ヒートパイプ11の先端部34から長手方向中央部37にかけて冷却風Fが供給される。
ヒートシンク3では、ヒートパイプ11の受熱部側基部33が蒸発部として機能し、先端部34から長手方向中央部37にかけて凝縮部として機能することに対応して、第1ヒートパイプ11−1の長手方向中央部37と受熱部側基部33との間(中間部)に、複数(図3では、2本)の第2ヒートパイプ11−2のうちの1本と、平面視において交差している交差部16が設けられている。第1ヒートパイプ11−1は、複数の第2ヒートパイプ11−2のうち、冷却風Fの最も風上に位置する第2ヒートパイプ11−2と交差部16を形成している。
第1ヒートパイプ11−1は、受熱部側基部33から先端部34方向において、ヒートパイプ群12の並列配置の中央から風上方面の端方向へ、複数の第2ヒートパイプ11−2のうちの1本は、受熱部側基部33から先端部34方向において、ヒートパイプ群12の並列配置の風上方面の端から中央方向へ、交差部16にて交差することで、第1ヒートパイプ11−1の先端部34と長手方向中央部37が第2ヒートパイプ11−2の先端部34と長手方向中央部37よりも冷却風Fの風上に位置している。従って、第1ヒートパイプ11−1の先端部34と長手方向中央部37は、いずれの第2ヒートパイプ11−2の先端部34と長手方向中央部37よりも、冷却風Fの風上に位置している。
タワー型のヒートシンクであるヒートシンク3でも、第1ヒートパイプ11−1の凝縮部に供給される冷却風Fの温度は、第2ヒートパイプ11−2の凝縮部に供給される冷却風Fの温度よりも低温であることから、凝縮部に熱的に接続された放熱フィン21と冷却風間の温度差は、第2ヒートパイプ11−2よりも第1ヒートパイプ11−1の方が大きくなる。従って、第1ヒートパイプ11−1の熱交換量は、第2ヒートパイプ11−2の熱交換量よりも向上する。上記から、複数のヒートパイプ11のうち、発熱体からの入熱量が相対的に多い第1ヒートパイプ11−1の凝縮部に低温の冷却風Fが供給されることで、第1ヒートパイプ11−1の蒸発部と凝縮部の温度差が、第2ヒートパイプ11−2の蒸発部と凝縮部の温度差よりも大きくなり、第1ヒートパイプ11−1の熱交換が促進されて、第1ヒートパイプ11−1の冷却能力が向上し、結果、ヒートシンク3でも、冷却対象である発熱体100に対して優れた冷却性能を発揮できる。
次に、本発明のヒートシンクの他の実施形態例について説明する。上記各実施形態例では、ヒートパイプ群を構成するヒートパイプの本数は、3本または4本であったが、ヒートパイプ群におけるヒートパイプの本数は、複数であれば、発熱体の発熱量等に応じて適宜選択可能であり、2本でもよく、5本以上でもよい。また、上記各実施形態例では、第1ヒートパイプは1本または2本であったが、第1ヒートパイプの本数は、特に限定されず、3本以上でもよい。また、上記各実施形態例では、第2ヒートパイプは2本であったが、第2ヒートパイプの本数は、特に限定されず、1本でもよく、3本以上でもよい。
また、第1実施形態例に係るヒートシンクでは、それぞれの第1ヒートパイプの中央部が、第2ヒートパイプの中央部と平面視において交差して交差部を形成していたが、これに代えて、それぞれの第1ヒートパイプの一方の端部が、第2ヒートパイプの一方の端部と平面視において交差して交差部を形成してもよく、それぞれの第1ヒートパイプの他方の端部が、第2ヒートパイプの他方の端部と平面視において交差して交差部を形成してもよい。また、上記各実施形態例では、発熱体の中央部が発熱密度の高いことに対応して第1ヒートパイプの蒸発部または蒸発部から延出させた仮想線が、発熱体の中央部と平面視において重なり合うように第1ヒートパイプが配置されていた。しかし、第1ヒートパイプの蒸発部または蒸発部から延出させた仮想線は、発熱体のうち、発熱密度の高い部分と平面視において重なり合う位置に配置される。従って、発熱体の発熱密度の高い部分が中央部以外の場合には、第1ヒートパイプの蒸発部または蒸発部から延出させた仮想線が、少なくとも該中央部以外の部分と平面視において重なり合うように第1ヒートパイプが配置される。
本発明のヒートシンクは、広汎な分野で利用可能であるが、発熱体からの入熱量が相対的に多いヒートパイプに対し、冷却能力を向上させることができるので、例えば、サーバ、デスクトップ型パーソナルコンピュータ、データセンター等に搭載された電子部品を冷却する分野で、利用価値が高い。
1、2、3 ヒートシンク
11 ヒートパイプ
11−1 第1ヒートパイプ
11−2 第2ヒートパイプ
13 一方の端部
14 他方の端部
16 交差部
17 中央部
20 放熱部

Claims (4)

  1. 発熱体と熱的に接続される受熱部と、該受熱部と所定の部位にて熱的に接続された、並列配置された複数のヒートパイプを有するヒートパイプ群と、該ヒートパイプ群の該所定の部位とは異なる他の部位と熱的に接続された放熱部と、を備え、
    前記ヒートパイプ群のうち、前記所定の部位の少なくとも一部分または前記所定の部位の端部から該所定の部位の伸延方向に沿って延出させた仮想直線が前記発熱体の発熱密度の高い部分と平面視において重なり合う第1ヒートパイプの、前記他の部位が、前記所定の部位または前記所定の部位の端部から該所定の部位の伸延方向に沿って延出させた仮想直線が前記発熱体の発熱密度の高い部分と平面視において重なり合わない第2ヒートパイプの、前記他の部位よりも、前記ヒートパイプ群の冷却風の風上側に設けられ、
    前記第1ヒートパイプの、前記所定の部位と前記他の部位との間に位置する中間部と、前記第2ヒートパイプの、前記所定の部位と前記他の部位との間に位置する中間部とが、平面視において交差している交差部を備えることで、前記他の部位における前記第1ヒートパイプと前記第2ヒートパイプの隣接する側部での対向関係が、前記所定の部位における前記第1ヒートパイプと前記第2ヒートパイプの隣接する側部での対向関係と逆になる部位を有し、前記対向関係が逆になる部位を有することで、前記第1ヒートパイプの前記他の部位が前記第2ヒートパイプの前記他の部位よりも、前記ヒートパイプ群の冷却風の風上側に設けられ、
    前記第1ヒートパイプと前記第2ヒートパイプは、発熱密度の高い部分を有する同一の受熱部材と熱的に接続されているヒートシンク。
  2. 前記交差部において、前記第1ヒートパイプ及び/または前記第2ヒートパイプが扁平加工されている請求項1に記載のヒートシンク。
  3. 前記所定の部位が、前記ヒートパイプの長手方向における一方の端部であり、前記他の部位が、前記ヒートパイプの長手方向における他方の端部である請求項1または2に記載のヒートシンク。
  4. 前記所定の部位が、前記ヒートパイプの長手方向における中央部であり、前記他の部位が、前記ヒートパイプの長手方向における一方の端部及び他方の端部である請求項1または2に記載のヒートシンク。
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