JP2017033189A - 検査業務支援システム - Google Patents

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【課題】モダリティで撮影された撮影画像データを、検査オーダに関連づけて登録する技術を提供する。【解決手段】グループ管理部16が、一つの検査オーダに関して使用可能な複数のモダリティのグループを管理する。画像登録部14は、受付部12が受け付けた撮影画像データを、オーダ特定情報に関連づけて撮影画像記録部30に登録する。画像登録部14は、撮影画像を撮影したモダリティと、撮影画像記録部30においてオーダ特定情報に関連づけて記録された撮影画像を撮影したモダリティとがグループ管理部16においてグループとして管理されている場合に、受付部12が受け付けた撮影画像データを、受付部12が受け付けたオーダ特定情報に関連づけて撮影画像記録部30に登録する。【選択図】図1

Description

本発明は、医療検査で使用するモダリティで取得された撮影画像データを、検査オーダに関連づけて登録する技術に関する。
内視鏡検査のオーダ(以下「検査オーダ」とも呼ぶ)は、オーダリングシステム等の院内情報システムにおいて生成され、内視鏡部門システムに対して発行される。検査オーダには、検査オーダを特定するオーダID、検査開始、検査終了の予定時刻、患者の識別情報(患者ID)、検査項目、検査の担当医師、検査室など、内視鏡検査に関するオーダ情報が含まれる。
従来から、内視鏡先端部を患者体内に挿入して、医師が内視鏡画像を観察する内視鏡検査が実施されている。また内視鏡が超音波装置を備えることで、体表からではなく、消化管のなかから超音波検査を行う超音波内視鏡検査(EUS:Endoscopic ultrasonography)も実用化されている。さらに放射線科においては、内視鏡検査とは異なる体内検査として、放射線検査装置による放射線検査が実施される。
このように医用画像を撮影するモダリティは多様化しているが、近年では、各モダリティの特性の違いを利用して、複数種類のモダリティを組み合わせて使用する複合検査が実施されるようになっている。各モダリティの強みを活かしつつ、各モダリティにおいて不足していた特性を互いに補完することで、診断精度が向上される。
検査を実施するためには、その前提として、予め検査オーダが生成されている必要があり、モダリティは検査開始前に検査オーダを取得し、取得した検査オーダに関する患者の検査画像を撮影して、画像データベースに登録する。そして複合検査を実施した場合には、各モダリティにおいて取得した撮影画像データが互いに関連づけて記録されることが好ましい。たとえば特許文献1は、第1のオーダ情報に第2の検査を特定する第1の付帯情報を付加して第1の検査装置に送り、第2のオーダ情報に第1の検査を特定する第2の付帯情報を付加して第2の検査装置に送って、それぞれの検査で取得された画像データと検査情報を、第1および第2の付帯情報のそれぞれに関連付けて記憶する技術を開示する。
特開2008−3783号公報
従来より検査オーダは、1つのモダリティにより取得されて実施されることを前提としており、1つの検査オーダが、複数のモダリティにより取得されて実施されることは想定されていない。そのため従来の検査業務支援システムにおいては、各モダリティにおける検査ごとに検査オーダが生成されるようになっており、特許文献1においても、複合検査において、各モダリティにおける検査ごとに別個の検査オーダが生成されている。
複合検査に対して1つの検査オーダを生成し、複合検査で使用する複数のモダリティのそれぞれが当該検査オーダを取得できるようにすると、各モダリティで取得された撮影画像データを1つの検査オーダに関連づけて記録でき、効率的である。しかしながら関係のないモダリティが誤って検査オーダを取得すると、当該検査オーダに、関係のない撮影画像データが関連づけて記録されることになるため、このような事態は避けなければならない。
したがって、1つの検査オーダを複数のモダリティが取得できるようにする場合には、各モダリティで取得された撮影画像データを検査オーダに関連づけて登録する際に、登録してよいものであるか否かを判断する仕組みの構築が望まれる。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、モダリティで取得された撮影画像データを、適切に検査オーダに関連づけて登録する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の検査業務支援システムは、一つの検査オーダに関して使用可能な複数のモダリティのグループを管理するグループ管理部と、モダリティから、モダリティに関する情報とともに、検査オーダを特定するオーダ特定情報と撮影画像データを受け付ける受付部と、オーダ特定情報に、撮影画像データを関連づけて記録する記録部と、受付部が受け付けた撮影画像データを、オーダ特定情報に関連づけて記録部に登録する画像登録部とを備える。画像登録部は、受付部が受け付けた撮影画像を撮影したモダリティと、記録部においてオーダ特定情報に関連づけて記録された撮影画像を撮影したモダリティとがグループ管理部においてグループとして管理されている場合に、受付部が受け付けた撮影画像データを、受付部が受け付けたオーダ特定情報に関連づけて記録部に登録する。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、モダリティで取得された撮影画像データを、適切に検査オーダに関連づけて登録する技術を提供することができる。
本発明の実施形態にかかる検査業務支援システムの構成を示す図である。 モダリティが検査オーダを取得するフローチャートを示す図である。 モダリティグループの管理テーブルの一例を示す図である。 撮影画像記録部におけるデータベース構造および記録状況の一例を示す図である。 ケース1−1においてモダリティから送信される撮影画像データおよびメタデータを示す図である。 画像登録部により更新された撮影画像記録部における記録状況の例を示す図である。 ケース1−2においてモダリティから送信される撮影画像データおよびメタデータを示す図である。 画像登録部により更新された撮影画像記録部における記録状況の例を示す図である。 ケース1−3においてモダリティから送信される撮影画像データおよびメタデータを示す図である。 画像登録部により更新された撮影画像記録部における記録状況の例を示す図である。 実施例1における画像登録処理のフローチャートを示す図である。 モダリティグループの管理テーブルの別の例を示す図である。 検査項目の管理テーブルの一例を示す図である。 撮影画像記録部におけるデータベース構造および記録状況の一例を示す図である。 ケース2−1においてモダリティから送信される撮影画像データおよびメタデータを示す図である。 画像登録部により更新された撮影画像記録部における記録状況の例を示す図である。 ケース2−2においてモダリティから送信される撮影画像データおよびメタデータを示す図である。 画像登録部により更新された撮影画像記録部における記録状況の例を示す図である。 モダリティの管理テーブルを示す図である。 ケース2−3においてモダリティから送信される撮影画像データおよびメタデータを示す図である。 画像登録部により更新された撮影画像記録部における記録状況の例を示す図である。 ケース2−4においてモダリティから送信される撮影画像データおよびメタデータを示す図である。 画像登録部により更新された撮影画像記録部における記録状況の例を示す図である。 実施例2における画像登録処理のフローチャートを示す図である。 モダリティの管理テーブルの変形例を示す図である。 撮影画像記録部におけるデータベース構造および記録状況の一例を示す図である。 ケース3−1においてモダリティから送信される撮影画像データおよびメタデータを示す図である。 画像登録部により更新された撮影画像記録部における記録状況の例を示す図である。 ケース3−2においてモダリティから送信される撮影画像データおよびメタデータを示す図である。 画像登録部により更新された撮影画像記録部における記録状況の例を示す図である。
図1は、本発明の実施形態にかかる検査業務支援システム1の構成を示す図である。検査業務支援システム1は、検査業務、特に内視鏡検査業務を支援するためのシステムであり、複数のモダリティと、画像管理装置10とを備え、各モダリティは、LAN(ローカルエリアネットワーク)などのネットワーク2によって画像管理装置10に接続される。モダリティは検査画像を撮影して、撮影画像データを画像管理装置10に送信する医療機器である。実施形態において、画像撮影機能を有するモダリティは、それぞれ個々の筐体に内蔵されて、それぞれ個別に扱われることとしているが、別の例では複数のモダリティが一つの筐体に内蔵されて、一体に扱われるものであってもよい。
検査業務支援システム1において、第1室40aは内視鏡検査室であって、第1内視鏡観察装置42および超音波観察装置48が配置されている。第2室40bは放射線検査室であり、第2内視鏡観察装置44および放射線検査装置50が配置されている。第3室40cは手術室であって、第3内視鏡観察装置46および硬性内視鏡観察装置52が配置されている。第1内視鏡観察装置42、第2内視鏡観察装置44、第3内視鏡観察装置46、超音波観察装置48、放射線検査装置50、硬性内視鏡観察装置52は、それぞれ撮影画像データを取得するためのモダリティとして検査業務支援システム1に備えられている。図1においては各モダリティが特定の室内に配置されている様子を示しているが、各モダリティは可動式に構成されて、室間を移動できるようにされてよい。
第1内視鏡観察装置42、第2内視鏡観察装置44、第3内視鏡観察装置46は、通常の軟性内視鏡が接続されて、内視鏡画像をディスプレイに表示するための観察装置である。内視鏡観察装置は、内視鏡検査を実施する上で基本となる観察装置であり、医師は、この内視鏡観察装置を用いて通常検査を行うとともに、他のモダリティも利用して、複合検査を行うことができる。
超音波観察装置48は、超音波内視鏡が接続されて、超音波画像をディスプレイに表示するための観察装置である。超音波内視鏡は、通常の内視鏡では見ることのできない組織の内部を観察でき、潰瘍などの病巣の深達度や表面には見えない粘膜下の腫瘍などを調べることができる。
放射線検査装置50は、放射線を利用して骨や組織、器官等の構造を画像化する検査装置である。医師は通常の内視鏡検査とあわせて、放射線検査を行うことで、患者の体内を詳細に調べることができる。
硬性内視鏡観察装置52は、硬性内視鏡が接続されて、硬性内視鏡画像をディスプレイに表示するための観察装置である。硬性内視鏡は代表的には、腹部に開けた小さな穴から体内に挿入されて診断や手術を行う腹腔鏡であり、処置具を挿入したり、水を灌流させたりする機能を有するものもある。
各モダリティは医師による操作に応じて検査画像を撮影し、取得した撮影画像データを画像管理装置10に送信する機能を有する。撮影画像データは、一般には静止画像データであるが、動画像データであってもよい。撮影画像データには、撮影画像に関するメタデータが付加され、メタデータは、撮影したモダリティに関する情報、モダリティで実施している検査オーダに関するオーダ情報を少なくとも含む。モダリティに関する情報はモダリティを特定する情報(モダリティID)であってよく、オーダ情報は、少なくとも検査オーダを特定するオーダ特定情報(オーダID)を含み、さらに検査項目を特定する検査項目情報や、患者IDなどを含んでもよい。なお検査項目情報は、検査種別を示す情報を含み、検査部位を示す情報を含んでもよい。
画像管理装置10は、モダリティで取得された撮影画像データを管理する機能を有し、受付部12、画像登録部14、グループ管理部16、検査項目管理部18、モダリティ管理部20、通知部22、オーダ検索部24、オーダ記録部28および撮影画像記録部30を備える。図1において、さまざまな処理を行う機能ブロックとして記載される各要素は、ハードウェア的には、回路ブロック、メモリ、その他のLSIで構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。
オーダ記録部28は、少なくとも検査当日分の複数の検査オーダを記録する。検査オーダはオーダIDによって一意に識別され、検査開始、検査終了の予定時刻、患者ID、検査項目、担当医師、室情報など、検査に関するオーダ情報が含まれる。オーダ記録部28は内視鏡部門システムにおいて、院内情報システムで生成された1日分の複数の検査オーダを取り込んで記録しており、たとえば医療施設における1日の検査業務の開始前に、当日分の全ての検査オーダを院内情報システムにおける検査オーダのデータベースから取得して記録する。なおオーダ記録部28は、院内情報システムにおける検査オーダのデータベースであってもよい。
検査業務支援システム1は複数のモダリティを有して構成されるが、医師がモダリティを用いて検査を実施するためには、検査開始前にモダリティが、画像管理装置10にアクセスして検査オーダを取得することが前提となる。モダリティが検査開始前に検査オーダを取得することで、モダリティは、撮影した撮影画像データを、検査オーダを特定するオーダ特定情報(オーダID)とともに画像管理装置10に送信し、画像管理装置10は、撮影画像データをオーダIDに紐付けて管理できるようになる。
図2は、モダリティが検査オーダを取得するフローチャートを示す。検査オーダの取得処理は、検査の開始前に行われる。
医療従事者がモダリティからオーダ要求を画像管理装置10に送信する(S10)。画像管理装置10において、受付部12が、モダリティからオーダ要求を受け付けると、オーダ検索部24が、オーダ記録部28に記録された複数の検査オーダを検索して、モダリティに送信する検査オーダを抽出する(S12)。オーダ記録部28において検査オーダはステータス管理されており、既に終了した検査の検査オーダには「実施済」のステータスが設定されている。そこでオーダ検索部24は、当日分の検査オーダのうち「実施済」のステータスが設定されていない検査オーダを抽出して、モダリティに送信する(S14)。
モダリティは画像管理装置10から複数の検査オーダを受信すると、モダリティに接続されたディスプレイにオーダ一覧を表示する(S16)。医療従事者が、オーダ一覧の中から1つの検査オーダを選択すると(S18)、モダリティは、選択された検査オーダの取得通知を画像管理装置10に送信する(S20)。画像管理装置10において、受付部12が取得通知を受け付けると、当該検査オーダがモダリティに取得されたことが、検査オーダのステータスとして登録される(S22)。たとえば、この検査オーダのステータスは「検査中」として設定されてもよい。なおオーダ記録部28には、複数のモダリティを使用する複合検査の検査オーダも記録されており、複合検査の検査オーダは、複数のモダリティにおいて取得されるべきものである。そのためS12においてオーダ検索部24は、ステータスが「検査中」となっている検査オーダも抽出し、したがって上記したように「実施済」のステータスが設定されている検査オーダ以外の検査オーダを抽出するように構成されている。
一方で、1つの検査オーダを複数のモダリティが取得できるようにすると、複合検査に関係のないモダリティが間違えて検査オーダを取得するリスクが高まる。図2のS18において、医療従事者はオーダ一覧の中から1つの検査オーダを選択するが、このオーダ一覧には、既に他のモダリティによって取得されて「検査中」のステータスを設定されている検査オーダも含まれており、医療従事者は間違って検査オーダを選択することもある。そのような場合に、モダリティで取得した撮影画像データを、間違った検査オーダ(オーダID)に関連づけて登録することは好ましくないため、撮影画像データを検査オーダに関連づけて撮影画像記録部30に登録する際には、その検査オーダに関連づけてよいか否かをチェックする仕組みを構築することが好ましい。
<実施例1>
実施例1では、一つの検査オーダに関して使用可能な複数のモダリティを予めグルーピングしておき、グルーピングされた関係にある複数のモダリティで取得された撮影画像データについては、一つの検査オーダに関連づけて撮影画像記録部30に記録する。そのため実施例1では、グループ管理部16が、一つの検査オーダに関して使用可能な複数のモダリティのグループを管理する。
図3は、モダリティグループの管理テーブルの一例を示す。グループ管理部16は、管理テーブルにおいて、複合検査で使用可能な複数のモダリティの組合せを保持し、図3に示す管理テーブルの例では4つのグループ1〜4を管理している。各モダリティは可動式に構成されており、これから行う検査項目に合わせて、検査開始前に看護師などにより室間で移動される。そのためモダリティは、図1に示された室以外にも配置可能となっている。
グループ1は、超音波検査で使用可能な複数のモダリティのグループであり、第1内視鏡観察装置42および超音波観察装置48からなる組合せを特定する。グループ2は、超音波検査で使用可能な複数のモダリティのグループであり、第2内視鏡観察装置44および超音波観察装置48からなる組合せを特定する。図1において超音波観察装置48は第1室40aに配置されているが、このグループ2は、超音波観察装置48が第2室40bに移動されて、第2内視鏡観察装置44とともに使用可能であることを示している。
またグループ3は、ERCP(Endoscopic retrograde cholangio-pancreatography)で使用可能な複数のモダリティのグループであり、第2内視鏡観察装置44および放射線検査装置50からなる組合せを特定する。グループ4は、外科手術で使用可能な複数のモダリティのグループであり、第3内視鏡観察装置46、硬性内視鏡観察装置52および放射線検査装置50からなる組合せを特定する。図1において放射線検査装置50は第2室40bに配置されているが、グループ4は、放射線検査装置50が第3室40cに移動されて、第3内視鏡観察装置46および硬性内視鏡観察装置52とともに外科手術に使用可能であることを示している。
検査において、モダリティは、医師による操作にもとづいて患者の画像を撮影する。モダリティは画像を撮影すると、撮影画像データにメタデータを自動的に付加する。このメタデータには、以下のものが存在する。
・モダリティに関する情報
・オーダ情報
・撮影時刻
・撮影された順番
・検査の実施医情報
「モダリティに関する情報」は、画像を撮影したモダリティを特定する情報(モダリティID)であり、モダリティIDは、製造時に機器固有に設定された識別情報であってもよいが、医療施設において一意に割り当てられた管理用の識別情報であってもよい。モダリティIDは、画像管理装置10において管理されており、画像管理装置10は、撮影画像データに付加されたモダリティIDを参照することで、画像を撮影したモダリティを特定できる。
「オーダ情報」は、画像管理装置10からモダリティが取得したオーダ情報であってよく、検査オーダを特定するオーダ特定情報(オーダID)、検査開始、検査終了の予定時刻、患者の識別情報(患者ID)、検査項目を特定する検査項目情報、検査の担当医情報、検査を実施する室情報を含む。なお実施例1において、撮影画像データにメタデータとして付加されるオーダ情報は、オーダIDと検査項目情報を含んでいればよく、他の情報は付加を省略されてもよい。
「撮影時刻」は画像が撮影された時刻であり、「撮影された順番」は、検査において画像が撮影された順番である。この順番は、たとえば医師がモダリティに接続された内視鏡のレリーズスイッチを操作した順番であり、番号1から降順に割り当てられる。「検査の実施医情報」は検査を実際に実施した医師情報であり、オーダ情報に含まれる担当医に変更がなければ、この実施医情報と、オーダ情報に含まれる担当医情報は同じとなる。
検査中、各モダリティは、取得した撮影画像データを、メタデータとともに画像管理装置10に送信する。以下においては、モダリティが、画像を撮影するたびに撮影画像データを画像管理装置10に送信する場合について説明するが、モダリティは検査終了後に、取得した複数の撮影画像データをまとめて画像管理装置10に送信してもよい。
画像管理装置10において、受付部12がモダリティから、モダリティに関する情報とともに、検査オーダを特定するオーダ特定情報と撮影画像データを受け付ける。ここで上記したように、モダリティに関する情報(モダリティID)およびオーダ特定情報(オーダID)は、撮影画像データにメタデータとして付加されている。なおモダリティIDおよびオーダIDは、必ずしも撮影画像データのメタデータとして付加されている必要はなく、受付部12がモダリティIDおよびオーダIDを受け付ける際に、撮影画像データに関連するモダリティIDおよびオーダIDであることを受付部12が認識できるようにモダリティから送信されればよい。
撮影画像記録部30は、オーダIDに、撮影画像データを関連づけて記録する。撮影画像記録部30は、オーダIDに紐付けて撮影画像データを記録する画像データベースを構築し、そのためにオーダ記録部28から少なくとも当日分の検査オーダのオーダIDを取得して記録しておく。
画像登録部14は、受付部12が受け付けた撮影画像データを、オーダIDに関連づけて撮影画像記録部30に登録する。画像登録部14による登録処理により、撮影画像記録部30は、オーダIDに、撮影画像データを関連づけて記録するようになる。これにより撮影画像データは、オーダIDを検索キーとして撮影画像記録部30から抽出することができ、たとえば医師が検査レポートを作成する際に、オーダIDを指定することで、撮影画像記録部30から検査中に取得した撮影画像データを読み出すことが可能となる。
図4は、撮影画像記録部30におけるデータベース構造および記録状況の一例を示す。撮影画像記録部30は、少なくとも「オーダID」フィールドと、オーダIDに紐付けて記録するための「撮影画像データ」フィールドを備える。この例のデータベース構造は、撮影したモダリティのIDを記録するための「モダリティID」フィールドを設けており、このフィールドを設けることで、画像登録部14による登録処理を効率化できる。
オーダA〜Eは、医療施設における1日分の検査オーダのオーダIDである。撮影画像記録部30は、1日分の複数の検査オーダのオーダIDをオーダ記録部28から取得して記録しておき、検査中にモダリティが取得した撮影画像データを、オーダIDに紐付けて登録可能な状態となっている。図4に示す例では、オーダAに、第1内視鏡観察装置42で撮影された30枚の画像1〜30が関連づけて記録されており、オーダCに、第3内視鏡観察装置46で撮影された25枚の画像1〜25と、硬性内視鏡観察装置52で撮影された10枚の画像1〜10が関連づけて記録されている。図4において、画像の番号は、当該検査において各モダリティで撮影された順番を表現し、画像1はモダリティで撮影された1番目の画像であること、画像30はモダリティで撮影された30番目の画像であることを表現する。各画像の撮影画像データは、メタデータとともに撮影画像記録部30に記録されている。
実施例1において、撮影画像記録部30が図4の記録状況を示す状態のもと、画像管理装置10が、モダリティから撮影画像データを受け付けたときの処理を、いくつかのケースに関して説明する。
<ケース1−1>
オーダBに関する撮影画像データがモダリティから送信されたケース。
受付部12が、モダリティである第2内視鏡観察装置44から、第2内視鏡観察装置44で取得した撮影画像データを受け付ける。
図5は、ケース1−1においてモダリティから送信される撮影画像データ60aおよびメタデータ60bを示す。撮影画像データ60aには、メタデータ60bとして、モダリティID(第2内視鏡観察装置44を特定する情報)、検査オーダを特定するオーダID(オーダB)、撮影番号が1であることを示す情報が少なくとも含まれている。
画像登録部14は、メタデータ60bのオーダIDを参照して撮影画像データ60aがオーダBに関して取得されたものであることを特定し、撮影画像記録部30においてオーダBに、撮影画像データが関連づけて記録されているか否かを判定する。ここで図4を参照して、オーダBには、まだ撮影画像データが関連づけて記録されていない。画像登録部14は、撮影画像記録部30において、受付部12が受け付けたオーダID(オーダB)に撮影画像データが関連づけて記録されていない場合に、グループ管理部16で管理されているグループに関係なく、受付部12が受け付けた撮影画像データ60aを、受付部12が受け付けたオーダIDに関連づけて撮影画像記録部30に登録する。つまり、ケース1−1では、撮影画像記録部30においてオーダBに撮影画像データが関連づけて記録されていないため、画像登録部14は、無条件に、オーダBに関連づけて、撮影画像データ60aを登録する。
図6は、画像登録部14により更新された撮影画像記録部30における記録状況の例を示す。図6に示すように、画像登録部14は撮影画像記録部30において、オーダBに関連づけて、撮影画像データ60aを取得したモダリティID(第2内視鏡観察装置44)と、撮影画像データ60aである画像1とを登録している。この後、受付部12が、第2内視鏡観察装置44から、撮影番号2以降の撮影画像データを受け付けると、画像登録部14は、順次、撮影画像記録部30においてオーダBに関連づけて登録する。
このように画像登録部14は、撮影画像記録部30においてオーダIDに撮影画像データが登録されている場合に、登録された撮影画像データを取得したモダリティと同一モダリティからの撮影画像データについては、順次、オーダIDに関連づけて登録する。画像登録部14は、メタデータに含まれるオーダIDから、撮影画像記録部30において当該オーダIDに関連づけて登録されているモダリティIDを参照し、このモダリティIDがメタデータに含まれるモダリティIDに一致すれば、撮影画像データを、撮影画像記録部30においてオーダIDに関連づけて登録する。たとえば図4に示す記録状況のもと、受付部12が、第1内視鏡観察装置42のモダリティID、オーダID(オーダA)および撮影番号が31であることを示す情報をメタデータとして含む撮影画像データを受け付けると、画像登録部14は、当該撮影画像データを、画像31としてオーダAに関連づけて登録する。
このように撮影画像記録部30において、オーダIDに関連づけて、画像を撮影したモダリティIDを登録しておくことで、画像登録部14による登録の可否判断が迅速に行われるようになる。なお撮影画像記録部30においてモダリティIDを登録しておかない場合には、画像登録部14が、オーダIDに関連づけて登録されている全ての撮影画像データのメタデータを参照してモダリティを特定し、登録の可否判断を行うようにしてもよい。
<ケース1−2>
オーダAに関する撮影画像データがモダリティから送信された第1のケース。
受付部12が、モダリティである超音波観察装置48から、超音波観察装置48で取得した撮影画像データを受け付ける。
図7は、ケース1−2においてモダリティから送信される撮影画像データ62aおよびメタデータ62bを示す。撮影画像データ62aには、メタデータ62bとして、モダリティID(超音波観察装置48を特定する情報)、検査オーダを特定するオーダID(オーダA)、撮影番号が1であることを示す情報が少なくとも含まれている。
画像登録部14は、メタデータ62bのオーダIDを参照して撮影画像データ62aがオーダAに関して取得されたものであることを特定し、撮影画像記録部30においてオーダAに、撮影画像データが関連づけて記録されているか否かを判定する。ここで図4を参照すると、オーダAには、既に第1内視鏡観察装置42で取得された画像1〜30が登録されている。
画像登録部14は、撮影画像記録部30において、受付部12が受け付けたオーダID(オーダA)に撮影画像データが関連づけて記録されている場合に、受付部12が受け付けた撮影画像を撮影したモダリティと、撮影画像記録部30においてオーダAに関連づけて記録された撮影画像を撮影したモダリティとが、グループ管理部16においてグループとして管理されているか否かを判定する。
ここで受付部12が受け付けた撮影画像を撮影したモダリティは、超音波観察装置48であり、撮影画像記録部30においてオーダAに関連づけて記録された撮影画像を撮影したモダリティは、第1内視鏡観察装置42(図4参照)である。そこで画像登録部14は、超音波観察装置48と第1内視鏡観察装置42とが、グループ管理部16においてグループとして管理されているか否かを判定する。
図3を参照して、グループ1が、第1内視鏡観察装置42と超音波観察装置48との組合せを規定している。画像登録部14は、オーダAに関して新たな撮影画像を撮影した超音波観察装置48と、撮影画像記録部30においてオーダAに紐付けられた撮影画像を撮影した第1内視鏡観察装置42との組合せが、複合検査のモダリティグループとしてグループ管理部16において管理されていることを確認すると、受付部12が受け付けた撮影画像データ62aを、受付部12が受け付けたオーダID(オーダA)に関連づけて撮影画像記録部30に登録する。これにより一人の患者に対して実施した超音波検査において第1内視鏡観察装置42と超音波観察装置48とで取得した撮影画像データを、1つの検査オーダに紐付けて記録できるようになる。
図8は、画像登録部14により更新された撮影画像記録部30における記録状況の例を示す。図8に示すように、画像登録部14は撮影画像記録部30において、オーダAに関連づけて、撮影画像データ62aを取得したモダリティID(超音波観察装置48)と、撮影画像データ62aである画像1とを登録している。この後、受付部12が、超音波観察装置48から、オーダAに関して撮影番号2以降の撮影画像データを受け付けると、画像登録部14は、順次、撮影画像記録部30においてオーダAに関連づけて登録する。なお受付部12が、第1内視鏡観察装置42から、オーダAに関して撮影番号31以降の撮影画像データを受け付けた場合は、画像登録部14が、順次、撮影画像記録部30においてオーダAに関連づけて登録することになる。
<ケース1−3>
オーダAに関する撮影画像データがモダリティから送信された第2のケース。
受付部12が、モダリティである第2内視鏡観察装置44から、第2内視鏡観察装置44で取得した撮影画像データを受け付ける。
図9は、ケース1−3においてモダリティから送信される撮影画像データ64aおよびメタデータ64bを示す。撮影画像データ64aには、メタデータ64bとして、モダリティID(第2内視鏡観察装置44を特定する情報)、検査オーダを特定するオーダID(オーダA)、撮影番号が1であることを示す情報が少なくとも含まれている。
画像登録部14は、メタデータ64bのオーダIDを参照して撮影画像データ64aがオーダAに関して取得されたものであることを特定し、撮影画像記録部30においてオーダAに、撮影画像データが関連づけて記録されているか否かを判定する。ここで図4を参照すると、オーダAには、既に第1内視鏡観察装置42で取得された画像1〜30が記録されている。
画像登録部14は、撮影画像記録部30において、受付部12が受け付けたオーダID(オーダA)に撮影画像データが関連づけて記録されている場合に、受付部12が受け付けた撮影画像を撮影したモダリティと、撮影画像記録部30においてオーダAに関連づけて記録された撮影画像を撮影したモダリティとが、グループ管理部16においてグループとして管理されているか否かを判定する。
ここで受付部12が受け付けた撮影画像を撮影したモダリティは、第2内視鏡観察装置44であり、撮影画像記録部30においてオーダAに関連づけて記録された撮影画像を撮影したモダリティは、第1内視鏡観察装置42(図4参照)である。そこで画像登録部14は、第2内視鏡観察装置44と第1内視鏡観察装置42とが、グループ管理部16においてグループとして管理されているか否かを判定する。
図3を参照して、グループ1〜4のなかで、第1内視鏡観察装置42と第2内視鏡観察装置44との組合せを規定するグループは存在しない。画像登録部14は、オーダAに関して新たな撮影画像を撮影した第2内視鏡観察装置44と、撮影画像記録部30においてオーダAに紐付けられた撮影画像を撮影した第1内視鏡観察装置42との組合せが、複合検査のモダリティグループとしてグループ管理部16において管理されていないことを確認すると、受付部12が受け付けた撮影画像データ64aを、受付部12が受け付けたオーダID(オーダA)に関連づけて撮影画像記録部30に登録しない。つまりケース1−3においては、第1内視鏡観察装置42と第2内視鏡観察装置44との組合せが、複合検査において使用可能なグループとして予定されておらず、そのため画像登録部14は、第2内視鏡観察装置44で取得した撮影画像データ64aを、オーダAに紐付けて登録しないようにする。
このとき画像登録部14は、受付部12が受け付けた撮影画像データ64aを、受付部12が受け付けたオーダID(オーダA)とは異なるオーダIDに関連づけて、撮影画像記録部30に登録する。
図10は、画像登録部14により更新された撮影画像記録部30における記録状況の例を示す。図10においては、オーダIDとして、「オーダX」が新たに追加されており、受付部12で受け付けた撮影画像データ64aが「オーダX」に関連づけて撮影画像記録部30に記録されている。このオーダXは、院内情報システムにおいて生成された検査オーダのIDではなく、画像データ記録用に画像登録部14が新たに生成したオーダIDである。つまり画像登録部14は、受付部12が受け付けた撮影画像データ64aを、受付部12が受け付けたオーダIDに関連づけて登録できない場合に、新たなオーダXを生成し、そのオーダXに関連づけて登録する。なお画像登録部14は、オーダA〜Eと重複しないように、オーダXを発行する必要がある。
撮影画像データ64aとメタデータ64bは、オーダXに関連づけて画像1として撮影画像記録部30に記録されるが、メタデータ64bにはオーダID(オーダA)が含まれている。そのため画像登録部14は新たなオーダXを生成して、撮影画像データ64aをオーダXに紐付けて登録する際、メタデータ64bにおけるオーダIDをオーダXに更新して、撮影画像データ64aおよびメタデータ64bを撮影画像記録部30に登録することが好ましい。
なお画像登録部14は、新たなオーダXを生成すると、以後、第2内視鏡観察装置44によりオーダAに関して取得された撮影画像データを、オーダXに紐付けて撮影画像記録部30に登録する必要がある。そのため画像登録部14は、第2内視鏡観察装置44のモダリティIDと、オーダAとの組合せと、オーダXとの関係を保持しておき、第2内視鏡観察装置44によりオーダAに関して取得された撮影画像データについては、オーダXに紐付けて撮影画像記録部30に登録するように処理する。
図11は、実施例1における画像登録処理のフローチャートを示す。画像を撮影したモダリティが、画像管理装置10に撮影画像データおよびメタデータを送信する。以下、このモダリティを、「送信元モダリティ」とも呼ぶ。画像管理装置10において、受付部12が撮影画像データおよびメタデータを受け付ける(S30)。このメタデータには、少なくともモダリティIDおよびオーダIDが含まれている。
画像登録部14は、撮影画像記録部30の記録状況を参照して、受け付けたオーダIDに、送信元モダリティの撮影画像データが既に登録されているか判定する(S32)。ここで、受け付けたオーダIDに関連づけて、既に送信元モダリティの撮影画像データが登録されていれば(S32のY)、画像登録部14は撮影画像記録部30において、そのオーダIDに撮影画像データを登録する(S36)。
一方、送信元モダリティの撮影画像データが撮影画像記録部30に登録されていない場合(S32のN)、画像登録部14は、受け付けたオーダIDに、他のモダリティの撮影画像データが既に登録されているか判定する(S34)。ここで、受け付けたオーダIDに関連づけて、他のモダリティの撮影画像データが登録されていなければ(S34のN)、画像登録部14は撮影画像記録部30において、そのオーダIDに撮影画像データを登録する(S36)。
一方で、他のモダリティの撮影画像データが登録されている場合(S34のY)、画像登録部14は、画像送信元モダリティと、他のモダリティとの組合せが、グループ管理部16においてグループとして管理されているか判定する(S38)。これらのモダリティの組合せがグループとして管理されている場合(S38のY)、画像登録部14は撮影画像記録部30において、そのオーダIDに撮影画像データを登録する(S36)。しかしながら、これらのモダリティの組合せがグループとして管理されていない場合(S38のN)、画像登録部14は撮影画像記録部30において新規のオーダIDを登録し、その新規オーダIDに、撮影画像データを登録する(S40)。
なおS40において、新規オーダIDに撮影画像データを登録する例を示したが、画像登録部14は、新規オーダを生成することなく、撮影画像データを撮影画像記録部30に登録してもよい。つまり画像登録部14は、受付部12が受け付けたオーダIDに撮影画像データを関連づけられない場合には、オーダIDに関連づけることなく、撮影画像データを登録してもよい。
以上のケース1−1〜1−3における登録処理は、グループ管理部16が、図3に示す複数のモダリティの組合せを管理することを前提にしている。図3においては、検査オーダに関して使用可能な複数のモダリティのグループを示したが、グループ管理部16は、検査オーダの検査項目に関して使用可能な複数のモダリティのグループを管理してもよい。
<ケース1−4>
図12は、モダリティグループの管理テーブルの別の例を示す。グループ管理部16は、管理テーブルにおいて、検査項目に関して使用可能な複数のモダリティの組合せを保持する。この例では、検査項目を特定するグループ名称に対して、使用可能な複数のモダリティの組合せが管理されている。
超音波検査グループ(1)は、超音波検査で使用可能な複数のモダリティのグループであり、第1内視鏡観察装置42および超音波観察装置48からなる組合せを特定する。超音波検査グループ(2)は、超音波検査で使用可能な複数のモダリティのグループであり、第2内視鏡観察装置44および超音波観察装置48からなる組合せを特定する。ERCPグループは、ERCPで使用可能な複数のモダリティのグループであり、第2内視鏡観察装置44および放射線検査装置50からなる組合せを特定する。外科手術グループは、外科手術で使用可能な複数のモダリティのグループであり、第3内視鏡観察装置46、硬性内視鏡観察装置52および放射線検査装置50からなる組合せを特定する。ここでグループ名称は、検査オーダに含まれる検査項目に対応する。
ケース1−4では、ケース1−2の例にならい、受付部12が、モダリティである超音波観察装置48から、オーダAに関して超音波観察装置48で取得した撮影画像データを受け付けた場合について説明する。
図7を参照して、画像登録部14は、メタデータ62bのオーダIDを参照して撮影画像データ62aがオーダAに関して取得されたものであることを特定し、撮影画像記録部30においてオーダAに、撮影画像データが関連づけて記録されているか否かを判定する。ここで図4を参照すると、オーダAには、既に第1内視鏡観察装置42で取得された画像1〜30が登録されている。
画像登録部14は、撮影画像記録部30において、受付部12が受け付けたオーダID(オーダA)に撮影画像データが関連づけて記録されている場合に、受付部12が受け付けた撮影画像を撮影したモダリティと、撮影画像記録部30においてオーダAに関連づけて記録された撮影画像を撮影したモダリティとが、グループ管理部16においてグループとして管理されているか否かを判定する。
ここでオーダAは、超音波検査を検査項目とする検査オーダであるとし、画像登録部14は、たとえばオーダ記録部28に記録されているオーダ情報、またはメタデータ62bとして付加されているオーダ情報を参照して、オーダAに対応する検査項目(超音波検査)を特定する。画像登録部14は、図12に示すグループテーブルを参照して、オーダAの検査項目に関してグループ管理部16において管理されるグループ、すなわち超音波検査グループを特定する。図12に示す例では、2つの超音波検査グループが設定されている。
画像登録部14は、受付部12が受け付けた撮影画像を撮影したモダリティが、オーダAに対応する検査項目に関してグループ管理部16において管理されるグループに含まれる場合に、受付部12が受け付けた撮影画像データ62aを、受付部12が受け付けたオーダAに関連づけて撮影画像記録部30に登録する。具体的に図12に示すグループテーブルにおいて、超音波検査グループとして成立するモダリティの組合せは、(1)第1内視鏡観察装置42および超音波観察装置48の組合せ、(2)第2内視鏡観察装置44および超音波観察装置48の組合せの2通りである。図4を参照して、オーダAには、第1内視鏡観察装置42で取得された撮影画像データが紐付けられており、したがって、オーダAには、超音波検査グループ(1)に含まれる超音波観察装置48からの撮影画像データを登録可能であることが分かる。そこで画像登録部14は、新たな画像を撮影した超音波観察装置48が、超音波検査グループとして管理されるグループに含まれていることを判定し、撮影画像データ62aを、オーダAに関連づけて撮影画像記録部30に登録する。
ケース1−4によると、画像登録部14が、検査項目に関するグループに限定して、モダリティの組合せの可否を判断できるため、判断時間を短縮できるというメリットがある。
以上、実施例1では、一つの検査オーダに関して使用可能な複数のモダリティを予めグルーピングしておき、グルーピングされた関係にある複数のモダリティで取得された撮影画像データを、一つの検査オーダに関連づけて撮影画像記録部30に記録する内容を説明した。実施例1では、グルーピングされた関係になければ、複数のモダリティで取得された撮影画像データを一つの検査オーダに関連づけないこととしている。
なお画像登録部14は、実施例1で説明した条件を満たさない場合であっても、撮影画像データを、受付部12が受け付けたオーダIDに関連づけて登録するように構成されてもよい。この場合には、通知部22が、その旨をユーザに通知するようにしてもよい。この通知のタイミングは、たとえば医師が検査レポートの作成時に、当該オーダIDを指定して撮影画像記録部30から撮影画像データを読み出すときであってよい。
また実施例1では、グループ管理部16が、個別のモダリティの組合せを管理したが、モダリティの機種の組合せを管理してもよい。
<実施例2>
実施例2では、検査項目ごとに、画像を撮影可能なモダリティの最大台数を予め設定しておく。一つの検査オーダに関して画像を撮影したモダリティの台数が、最大台数未満である場合には、新たなモダリティで取得された撮影画像データを、その検査オーダに関連づけて撮影画像記録部30に登録可能とし、一方で、一つの検査オーダに関して画像を撮影したモダリティの台数が最大台数に達していると、新たなモダリティで取得された撮像画像データは、その検査オーダに関連づけて撮影画像記録部30に登録できないようにする。
図13は、検査項目の管理テーブルの一例を示す。検査項目管理部18は、検査項目管理テーブルにおいて、検査項目と、当該検査項目に関して画像を撮影可能なモダリティの最大台数とを関連づけて管理する。この検査項目管理テーブルには、「上部通常」を検査項目とする検査オーダに関し、最大で1台のモダリティが画像を撮影可能であること、「超音波検査」、「ERCP」を検査項目とする検査オーダに関し、最大で2台のモダリティが画像を撮影可能であること、「外科手術」を検査項目とする検査オーダに関し、最大で3台のモダリティが画像を撮影可能であること、が登録されている。
「上部通常」の検査項目では、第1内視鏡観察装置42、第2内視鏡観察装置44、第3内視鏡観察装置46のいずれかで画像を撮影することが予定されており、そのため検査項目管理テーブルでは、撮影可能な最大台数が1台に設定される。「超音波検査」の検査項目では、内視鏡観察装置と超音波観察装置48とが画像を撮影することが予定されており、そのため検査項目管理テーブルでは、撮影可能な最大台数が2台に設定される。「ERCP」の検査項目では、内視鏡観察装置と放射線検査装置50とが画像を撮影することが予定されており、そのため検査項目管理テーブルでは、撮影可能な最大台数が2台に設定される。また「外科手術」の検査項目では、内視鏡観察装置、硬性内視鏡観察装置52および放射線検査装置50とが画像を撮影することが予定されており、そのため検査項目管理テーブルでは、撮影可能な最大台数が3台に設定される。
撮影画像記録部30は、検査項目に対応付けられた最大台数を超えた数のモダリティからの撮影画像データの記録を禁止される。たとえば「超音波検査」を検査項目とする検査オーダは、撮影可能なモダリティの最大台数が2台と定められているため、当該検査オーダに関し、既に2台のモダリティにより取得された撮影画像データが撮影画像記録部30に登録されていれば、画像登録部14は、さらに別の1台のモダリティにより取得された撮影画像データを、当該検査オーダのオーダ特定情報(オーダID)に関連づけて、撮影画像記録部30に登録しない。一方で、当該検査オーダに関し、1台のモダリティにより取得された撮影画像データが撮影画像記録部30に登録されている場合、まだ1台分の余裕があるため、画像登録部14は、別の1台のモダリティにより取得された撮影画像データを、当該検査オーダのオーダIDに関連づけて撮影画像記録部30に登録する。
実施例1で説明したように、検査中、各モダリティは、取得した撮影画像データを、メタデータとともに画像管理装置10に送信する。以下においては、モダリティが、画像を撮影するたびに撮影画像データを画像管理装置10に送信する場合について説明するが、モダリティは検査終了後に、取得した複数の撮影画像データをまとめて画像管理装置10に送信してもよい。
画像管理装置10において、受付部12がモダリティから、モダリティに関する情報とともに、検査オーダを特定するオーダ特定情報と撮影画像データを受け付ける。実施例2において、モダリティに関する情報(モダリティID)およびオーダ特定情報(オーダID)は、撮影画像データにメタデータとして付加されていることとするが、モダリティIDおよびオーダIDは、必ずしも撮影画像データのメタデータとして付加されている必要はなく、受付部12がモダリティIDおよびオーダIDを受け付ける際に、撮影画像データに関連するモダリティIDおよびオーダIDであることを受付部12が認識できるようにモダリティから送信されればよい。なお実施例1で説明したように、メタデータには、オーダ情報として、オーダID以外にも、患者ID、検査項目情報等が含まれてよい。
撮影画像記録部30は、オーダIDに、撮影画像データを関連づけて記録する。撮影画像記録部30は、オーダIDに紐付けて撮影画像データを記録する画像データベースを構築し、そのためにオーダ記録部28から少なくとも当日分の検査オーダのオーダIDを取得して記録しておく。
画像登録部14は、受付部12が受け付けた撮影画像データを、オーダIDに関連づけて撮影画像記録部30に登録する。画像登録部14による登録処理により、撮影画像記録部30は、オーダIDに、撮影画像データを関連づけて記録するようになる。これにより撮影画像データは、オーダIDを検索キーとして撮影画像記録部30から抽出することができ、たとえば医師が検査レポートを作成する際に、オーダIDを指定することで、撮影画像記録部30から検査中に取得した撮影画像データを読み出すことが可能となる。
図14は、撮影画像記録部30におけるデータベース構造および記録状況の一例を示す。撮影画像記録部30は、少なくとも「オーダID」フィールドと、オーダIDに紐付けて記録するための「撮影画像データ」フィールドを備える。この例のデータベース構造は、検査オーダの検査項目を記録するための「検査項目」フィールドと、撮影したモダリティのIDを記録するための「モダリティID」フィールドとを設けており、これらのフィールドを設けることで、画像登録部14による登録処理を効率化できる。
オーダA〜Eは、医療施設における1日分の検査オーダのオーダIDである。撮影画像記録部30は、1日分の複数の検査オーダのオーダIDをオーダ記録部28から取得して記録しておき、検査中にモダリティが取得した撮影画像データを、オーダIDに紐付けて登録可能な状態となっている。図14に示す例では、オーダAに、第1内視鏡観察装置42で撮影された30枚の画像1〜30が関連づけて記録されており、オーダBに、第2内視鏡観察装置44で撮影された22枚の画像1〜22が関連づけて記録されており、オーダCに、第3内視鏡観察装置46で撮影された25枚の画像1〜25と、硬性内視鏡観察装置52で撮影された10枚の画像1〜10が関連づけて記録されている。図14において、画像の番号は、当該検査において各モダリティで撮影された順番を表現し、画像1はモダリティで撮影された1番目の画像であること、画像30はモダリティで撮影された30番目の画像であることを表現する。各画像の撮影画像データは、メタデータとともに撮影画像記録部30に記録されている。
実施例2において、撮影画像記録部30が図14の記録状況を示す状態のもと、画像管理装置10が、モダリティから撮影画像データを受け付けたときの処理を、いくつかのケースに関して説明する。
<ケース2−1>
オーダAに関する撮影画像データがモダリティから送信されたケース。
受付部12が、モダリティである超音波観察装置48から、超音波観察装置48で取得した撮影画像データを受け付ける。
図15は、ケース2−1においてモダリティから送信される撮影画像データ66aおよびメタデータ66bを示す。撮影画像データ66aには、メタデータ66bとして、モダリティID(超音波観察装置48を特定する情報)、検査オーダを特定するオーダID(オーダA)、撮影番号が1であることを示す情報が少なくとも含まれている。
画像登録部14は、メタデータ66bのオーダIDを参照して撮影画像データ66aがオーダAに関して取得されたものであることを特定し、撮影画像記録部30においてオーダAに、撮影画像データが関連づけて記録されているか否かを判定する。ここで図14を参照して、オーダAには、既に第1内視鏡観察装置42で取得された画像1〜30が登録されている。
画像登録部14は、撮影画像記録部30において、受付部12が受け付けたオーダID(オーダA)に撮影画像データが関連づけて記録されている場合に、検査項目管理部18における検査項目管理テーブルを参照して、オーダAの検査項目(超音波検査)に関して画像を撮影可能なモダリティの最大台数を取得する。このとき画像登録部14は、撮影画像記録部30においてオーダAに関して登録されている検査項目から、オーダAの検査項目が超音波検査であることを特定することで、最大台数の取得処理を効率化できる。ここで超音波検査に関して撮影可能な最大台数は2台と設定されている。
画像登録部14は、撮影画像記録部30において、受付部12が受け付けたオーダID(オーダA)に関連づけて記録された撮影画像データを取得したモダリティの台数が、当該検査オーダの検査項目に関連づけられた撮影可能なモダリティの最大台数に達しているか判定する。ここでオーダAに関して撮影画像データを取得したモダリティの台数が、オーダAの検査項目に関連づけられた撮影可能なモダリティの最大台数に達していれば、画像登録部14は、新たなモダリティにより取得された撮影画像データを、受付部12が受け付けたオーダIDに関連づけて撮影画像記録部30に登録しない。一方で、オーダAに関して撮影画像データを取得したモダリティの台数が、オーダAの検査項目に関連づけられた撮影可能なモダリティの最大台数未満であれば、新たなモダリティにより取得された撮影画像データを、受付部12が受け付けたオーダIDに関連づけて撮影画像記録部30に登録する。これにより画像登録部14は、検査項目管理テーブルにおいて設定されている最大台数を超えたモダリティからの撮影画像データを、検査オーダに関連づけて記録される状況を回避する。
ケース2−1においては、撮影画像記録部30において、オーダAに関連づけて記録された撮影画像データを取得したモダリティの台数は1台(第1内視鏡観察装置42のみ)であり、一方で、オーダAの検査項目である超音波検査に設定されている最大台数は2台である。そのため画像登録部14は、新たな超音波観察装置48で取得された撮影画像データ66aを、オーダAに関連づけて登録可能であることを判定し、オーダAに関連づけて撮影画像データ66aを撮影画像記録部30に登録する。
図16は、画像登録部14により更新された撮影画像記録部30における記録状況の例を示す。図16に示すように、画像登録部14は撮影画像記録部30において、オーダAに関連づけて、撮影画像データ66aを取得したモダリティID(超音波観察装置48)と、撮影画像データ66aである画像1とを登録している。この後、受付部12が、超音波観察装置48から、撮影番号2以降の撮影画像データを受け付けると、画像登録部14は、順次、撮影画像記録部30においてオーダAに関連づけて登録する。
このように画像登録部14は、撮影画像記録部30においてオーダIDに撮影画像データが登録されている場合に、登録された撮影画像データを取得したモダリティと同一モダリティからの撮影画像データについては、順次、オーダIDに関連づけて登録する。画像登録部14は、メタデータに含まれるオーダIDから、撮影画像記録部30において当該オーダIDに関連づけて登録されているモダリティIDを参照し、このモダリティIDがメタデータに含まれるモダリティIDに一致すれば、撮影画像データを、撮影画像記録部30においてオーダIDに関連づけて登録する。たとえば図14に示す記録状況のもと、受付部12が、第1内視鏡観察装置42のモダリティID、オーダID(オーダA)および撮影番号が31であることを示す情報をメタデータとして含む撮影画像データを受け付けると、画像登録部14は、当該撮影画像データを、画像31としてオーダAに関連づけて登録する。
このように撮影画像記録部30においてオーダIDに関連づけて、画像を撮影したモダリティIDを登録しておくことで、画像登録部14による登録の可否判断が迅速に行われるようになる。なお撮影画像記録部30においてモダリティIDを登録しておかない場合には、画像登録部14が、オーダIDに関連づけて登録されている撮影画像データのメタデータを参照して、登録の可否判断を行うようにしてもよい。
また撮影画像記録部30においてオーダIDに関連づけて、検査オーダの検査項目を登録しておくことで、画像登録部14は、検査オーダの検査項目を撮影画像記録部30を参照することで確認でき、検査項目管理部18から最大台数を取得する処理を効率化できる。なお撮影画像記録部30において検査項目を登録しておかない場合には、画像登録部14が、オーダ記録部28のオーダ情報、または撮影画像データ66aのメタデータ66bを参照して、検査項目を取得するようにしてもよい。
<ケース2−2>
オーダBに関する撮影画像データがモダリティから送信されたケース。
受付部12が、モダリティである第1内視鏡観察装置42から、第1内視鏡観察装置42で取得した撮影画像データを受け付ける。
図17は、ケース2−2においてモダリティから送信される撮影画像データ68aおよびメタデータ68bを示す。撮影画像データ68aには、メタデータ68bとして、モダリティID(第1内視鏡観察装置42を特定する情報)、検査オーダを特定するオーダID(オーダB)、撮影番号が1であることを示す情報が少なくとも含まれている。
画像登録部14は、メタデータ68bのオーダIDを参照して撮影画像データ68aがオーダBに関して取得されたものであることを特定し、撮影画像記録部30においてオーダBに、撮影画像データが関連づけて記録されているか否かを判定する。ここで図14を参照して、オーダBには、既に第2内視鏡観察装置44で取得された画像1〜22が登録されている。
画像登録部14は、撮影画像記録部30において、受付部12が受け付けたオーダID(オーダB)に撮影画像データが関連づけて記録されている場合に、検査項目管理部18における検査項目管理テーブルを参照して、オーダBの検査項目(上部通常)に関して画像を撮影可能なモダリティの最大台数を取得する。ここで上部通常に関して撮影可能な最大台数は1台と設定されている。
画像登録部14は、撮影画像記録部30において、受付部12が受け付けたオーダID(オーダB)に関連づけて記録された撮影画像データを取得したモダリティの台数が、当該検査オーダの検査項目に関連づけられた撮影可能なモダリティの最大台数に達しているか判定する。ケース2−2においては、撮影画像記録部30において、オーダBに関連づけて記録された撮影画像データを取得したモダリティの台数は1台(第2内視鏡観察装置44)であり、オーダAの検査項目である上部通常に設定されている最大台数は1台である。そのため画像登録部14は、新たな第1内視鏡観察装置42で取得された撮影画像データ68aを、オーダBに関連づけて登録不能であることを判定し、撮影画像データ68aを、オーダBに紐付けて登録しないようにする。
このとき画像登録部14は、受付部12が受け付けた撮影画像データ68aを、受付部12が受け付けたオーダID(オーダB)とは異なるオーダIDに関連づけて、撮影画像記録部30に登録する。
図18は、画像登録部14により更新された撮影画像記録部30における記録状況の例を示す。図18においては、オーダIDとして、「オーダY」が新たに追加されており、受付部12で受け付けた撮影画像データ68aが「オーダY」に関連づけて撮影画像記録部30に記録されている。このオーダYは、院内情報システムにおいて生成された検査オーダのIDではなく、画像データ記録用に画像登録部14が新たに生成したオーダIDである。つまり画像登録部14は、受付部12が受け付けた撮影画像データ68aを、受付部12が受け付けたオーダIDに関連づけて登録できない場合に、新たなオーダYを生成し、そのオーダYに関連づけて登録する。なお画像登録部14は、オーダA〜Eと重複しないように、オーダYを発行する必要がある。
撮影画像データ68aとメタデータ68bは、オーダYに関連づけて画像1として撮影画像記録部30に記録されるが、メタデータ68bにはオーダID(オーダB)が含まれている。そのため画像登録部14は新たなオーダYを生成して、撮影画像データ68aをオーダYに紐付けて登録する際、メタデータ68bにおけるオーダIDをオーダYに更新して、撮影画像データ68aおよびメタデータ68bを撮影画像記録部30に登録することが好ましい。
なお画像登録部14は、新たなオーダYを生成すると、以後、第1内視鏡観察装置42によりオーダBに関して取得された撮影画像データを、オーダYに紐付けて撮影画像記録部30に登録する必要がある。そのため画像登録部14は、第1内視鏡観察装置42のモダリティIDと、オーダBとの組合せと、オーダYとの関係を保持しておき、第1内視鏡観察装置42によりオーダBに関して取得された撮影画像データについては、オーダYに紐付けて撮影画像記録部30に登録するように処理する。
なお新規オーダID(オーダY)に撮影画像データを登録する例を示したが、画像登録部14は、新規オーダを生成することなく、撮影画像データを撮影画像記録部30に登録してもよい。つまり画像登録部14は、受付部12が受け付けたオーダIDに撮影画像データを関連づけられない場合には、オーダIDに関連づけることなく、撮影画像データを登録してもよい。
以上は、検査項目に設定された撮影可能なモダリティの最大台数の制約を用いて撮影画像データを登録する処理について説明した。以下では、このアルゴリズムを前提として、さらに登録処理の精度を高める手法を説明する。
図19は、モダリティの管理テーブルを示す。モダリティ管理部20は、モダリティ管理テーブルにおいて、モダリティを、画像登録制約情報に関連づけて管理する。画像登録制約情報は、画像登録部14が撮影画像記録部30に撮影画像データを登録するにあたり他のモダリティとの関係で制約があるか否かを定める情報である。
画像登録部14が撮影画像データを、最大台数の制約のもと、オーダIDに関連づけて撮影画像記録部30に登録しようとする場合、この画像を撮影したモダリティの画像登録制約情報が「制約あり」を示し、撮影画像記録部30において当該オーダIDに関連づけて既に記録されている画像を撮影したモダリティの画像登録制約情報が「制約あり」であれば、撮影画像データを、当該オーダIDに関連づけて登録しない。つまり撮影画像記録部30においては、一つの検査オーダに関し、画像登録制約情報が「制約あり」を示す1台のモダリティが取得した撮影画像データは登録されうるが、画像登録制約情報が「制約あり」を示す2台のモダリティが取得した撮影画像データは登録されないようにされる。
そのため、撮影画像データを送信した新たなモダリティの画像登録制約情報が「制約なし」を示す場合、画像登録部14は、図13に示した最大台数の制約をクリアすれば、撮影画像データを検査オーダに関連づけて撮影画像記録部30に登録できる。
図19に示すモダリティ管理テーブルにおいては、第1内視鏡観察装置42、第2内視鏡観察装置44、第3内視鏡観察装置46の画像登録制約情報が「制約あり」に設定されており、それ以外のモダリティ、すなわち超音波観察装置48、放射線検査装置50、硬性内視鏡観察装置52の画像登録制約情報が「制約なし」に設定されている。
通常、内視鏡検査業務において、複数台の内視鏡観察装置が同時に使用されることは実質的にほぼない。そのため図19に示すモダリティ管理テーブルでは、内視鏡観察装置の画像登録制約情報を「制約あり」に設定して、撮影画像記録部30が、1つの検査オーダ(オーダID)に関連づけて、複数台の内視鏡観察装置からの撮影画像データを記録しないようにしている。たとえば図14の記録状況を参照して、第1内視鏡観察装置42または第2内視鏡観察装置44が、オーダCに関する撮影画像データを画像管理装置10に送信した場合、撮影画像記録部30においてオーダCには、既に第3内視鏡観察装置46で取得された撮影画像データが登録されている。そのため画像登録部14は、第3内視鏡観察装置46とは異なる第1内視鏡観察装置42または第2内視鏡観察装置44で取得された撮影画像データについては、オーダCに関連づけて登録しないようにする。
具体的な手順を説明する。受付部12が、制約があることを示す画像登録制約情報を設定されているモダリティから撮影画像データを受け付けた場合、画像登録部14は、撮影画像記録部30に記録された撮影画像データを取得したモダリティに、制約があることを示す画像登録制約情報を設定されているモダリティが含まれていれば、受付部12が受け付けた撮影画像データを、受付部12が受け付けたオーダIDに関連づけて撮影画像記録部30に登録しない。一方、画像登録部14は、撮影画像記録部30に記録された撮影画像データを取得したモダリティに、制約があることを示す画像登録制約情報を設定されているモダリティが含まれていなければ、受付部12が受け付けた撮影画像データを、受付部12が受け付けたオーダIDに関連づけて撮影画像記録部30に登録する。
<ケース2−3>
オーダCに関する撮影画像データがモダリティから送信された第1のケース。
受付部12が、モダリティである放射線検査装置50から、放射線検査装置50で取得した撮影画像データを受け付ける。
図20は、ケース2−3においてモダリティから送信される撮影画像データ70aおよびメタデータ70bを示す。撮影画像データ70aには、メタデータ70bとして、モダリティID(放射線検査装置50を特定する情報)、検査オーダを特定するオーダID(オーダC)、撮影番号が1であることを示す情報が少なくとも含まれている。
画像登録部14は、メタデータ70bのオーダIDを参照して撮影画像データ70aがオーダCに関して取得されたものであることを特定し、撮影画像記録部30においてオーダCに、撮影画像データが関連づけて記録されているか否かを判定する。ここで図14を参照して、オーダCには、既に第3内視鏡観察装置46で取得された画像1〜25、硬性内視鏡観察装置52で取得された画像1〜10が登録されている。
撮影画像記録部30において、受付部12が受け付けたオーダID(オーダC)に撮影画像データが関連づけて記録されている場合に、画像登録部14は、モダリティ管理部20におけるモダリティ管理テーブルを参照し、放射線検査装置50に設定されている画像登録制約情報を調査する。
ここで放射線検査装置50には、制約がないことを示す画像登録制約情報が設定されている。そのため撮影画像記録部30において、オーダCに、既に、制約ありを示す画像登録制約情報が設定されたモダリティからの撮影画像データが登録されているか否かに関わらず、画像登録部14は、放射線検査装置50で取得された撮影画像データ70aを、オーダCに関連づけて登録可能であると判定する。
続いて画像登録部14は、検査項目管理部18における検査項目管理テーブルを参照して、オーダCの検査項目(外科手術)に関して画像を撮影可能なモダリティの最大台数を取得する。ここで外科手術に関して撮影可能な最大台数は3台と設定されている。
画像登録部14は、撮影画像記録部30において、受付部12が受け付けたオーダID(オーダC)に関連づけて記録された撮影画像データを取得したモダリティの台数が、当該検査オーダの検査項目に関連づけられた撮影可能なモダリティの最大台数に達しているか判定する。ケース2−3においては、撮影画像記録部30において、オーダCに関連づけて記録された撮影画像データを取得したモダリティの台数は2台(第3内視鏡観察装置46および硬性内視鏡観察装置52)であり、オーダCの検査項目である外科手術に設定されている最大台数は3台である。そのため画像登録部14は、新たな放射線検査装置50で取得された撮影画像データ70aを、オーダCに関連づけて登録可能であることを判定し、撮影画像記録部30においてオーダCに関連づけて登録する。
図21は、画像登録部14により更新された撮影画像記録部30における記録状況の例を示す。図21に示すように、画像登録部14は撮影画像記録部30において、オーダCに関連づけて、撮影画像データ70aを取得したモダリティID(放射線検査装置50)と、撮影画像データ70aである画像1とを登録している。この後、受付部12が、放射線検査装置50から、撮影番号2以降の撮影画像データを受け付けると、画像登録部14は、順次、撮影画像記録部30においてオーダCに関連づけて登録する。
<ケース2−4>
オーダCに関する撮影画像データがモダリティから送信された第2のケース。
受付部12が、モダリティである第1内視鏡観察装置42から、第1内視鏡観察装置42で取得した撮影画像データを受け付ける。
図22は、ケース2−4においてモダリティから送信される撮影画像データ72aおよびメタデータ72bを示す。撮影画像データ72aには、メタデータ72bとして、モダリティID(第1内視鏡観察装置42を特定する情報)、検査オーダを特定するオーダID(オーダC)、撮影番号が1であることを示す情報が少なくとも含まれている。
画像登録部14は、メタデータ72bのオーダIDを参照して撮影画像データ72aがオーダCに関して取得されたものであることを特定し、撮影画像記録部30においてオーダCに、撮影画像データが関連づけて記録されているか否かを判定する。ここで図14を参照して、オーダCには、既に第3内視鏡観察装置46で取得された画像1〜25、硬性内視鏡観察装置52で取得された画像1〜10が登録されている。
撮影画像記録部30において、受付部12が受け付けたオーダID(オーダC)に撮影画像データが関連づけて記録されている場合に、画像登録部14は、モダリティ管理部20におけるモダリティ管理テーブルを参照し、第1内視鏡観察装置42に設定されている画像登録制約情報を調査する。
ここで第1内視鏡観察装置42には、制約があることを示す画像登録制約情報が設定されている。そのため撮影画像記録部30において、オーダCに、既に、制約ありを示す画像登録制約情報が設定されたモダリティからの撮影画像データが登録されている場合には、第1内視鏡観察装置42で取得された撮影画像データを、オーダCに関連づけて登録することができない。そこで画像登録部14は、撮影画像記録部30においてオーダCに関して記録された撮影画像データを取得したモダリティに、制約があることを示す画像登録制約情報を設定されているモダリティが含まれているか判定する。
撮影画像記録部30に記録された撮影画像データを取得したモダリティに、制約があることを示す画像登録制約情報を設定されているモダリティが含まれていれば、画像登録部14は、受付部12が受け付けた撮影画像データ72aを、受付部12が受け付けたオーダID(オーダC)に関連づけて撮影画像記録部30に登録しない。一方で、撮影画像記録部30に記録された撮影画像データを取得したモダリティに、制約があることを示す画像登録制約情報を設定されているモダリティが含まれていなければ、画像登録部14は、最大台数の制約をクリアすることを条件として、受付部12が受け付けた撮影画像データ72aを、受付部12が受け付けたオーダID(オーダC)に関連づけて撮影画像記録部30に登録する。
ケース2−4においては、図14を参照して、オーダCには、既に第3内視鏡観察装置46および硬性内視鏡観察装置52で撮影された画像が登録されている。画像登録部14は、図19に示すモダリティ管理テーブルを参照し、硬性内視鏡観察装置52には制約がないものの、第3内視鏡観察装置46には制約があることを確認する。そのため画像登録部14は、新たな第1内視鏡観察装置42で取得された撮影画像データ72aを、オーダCに関連づけて登録不能であることを判定し、撮影画像データ72aを、オーダCに紐付けて登録しないようにする。
このとき画像登録部14は、受付部12が受け付けた撮影画像データ72aを、受付部12が受け付けたオーダID(オーダC)とは異なるオーダIDに関連づけて、撮影画像記録部30に登録する。
図23は、画像登録部14により更新された撮影画像記録部30における記録状況の例を示す。図23においては、オーダIDとして、「オーダZ」が新たに追加されており、受付部12で受け付けた撮影画像データ72aが「オーダZ」に関連づけて撮影画像記録部30に記録されている。このオーダZは、院内情報システムにおいて生成された検査オーダのIDではなく、画像データ記録用に画像登録部14が新たに生成したオーダIDである。つまり画像登録部14は、受付部12が受け付けた撮影画像データ72aを、受付部12が受け付けたオーダIDに関連づけて登録できない場合に、新たなオーダZを生成し、そのオーダZに関連づけて登録する。この登録処理については、ケース2−2に関して説明したとおりである。
なお新規オーダID(オーダZ)に撮影画像データを登録する例を示したが、画像登録部14は、新規オーダを生成することなく、撮影画像データを撮影画像記録部30に登録してもよい。つまり画像登録部14は、受付部12が受け付けたオーダIDに撮影画像データを関連づけられない場合には、オーダIDに関連づけることなく、撮影画像データを登録してもよい。
図24は、実施例2における画像登録処理のフローチャートを示す。画像を撮影したモダリティが、画像管理装置10に撮影画像データおよびメタデータを送信する。以下、このモダリティを、「送信元モダリティ」とも呼ぶ。画像管理装置10において、受付部12が撮影画像データおよびメタデータを受け付ける(S50)。このメタデータには、少なくともモダリティIDおよびオーダIDが含まれている。
画像登録部14は、撮影画像記録部30の記録状況を参照して、受け付けたオーダIDに、送信元モダリティの撮影画像データが既に登録されているか判定する(S52)。ここで、受け付けたオーダIDに関連づけて、既に送信元モダリティの撮影画像データが登録されていれば(S52のY)、画像登録部14は撮影画像記録部30において、そのオーダIDに撮影画像データを登録する(S60)。
一方、送信元モダリティの撮影画像データが撮影画像記録部30に登録されていない場合(S52のN)、画像登録部14は、受け付けたオーダIDに、他のモダリティの撮影画像データが既に登録されているか判定する(S54)。ここで、受け付けたオーダIDに関連づけて、他のモダリティの撮影画像データが登録されていなければ(S54のN)、画像登録部14は撮影画像記録部30において、そのオーダIDに撮影画像データを登録する(S60)。
一方で、他のモダリティの撮影画像データが登録されている場合(S54のY)、画像登録部14は、画像送信元モダリティに、制約ありを示す画像登録制約情報が設定されているか判定する(S56)。ここで制約なしを示す画像登録制約情報が設定されている場合には(S56のN)、画像登録部14は、当該オーダに登録されている画像を撮影したモダリティの台数(現在の撮影台数)と、当該オーダの検査項目に対応付けられている撮影可能なモダリティの最大台数とを比較し、現在の撮影台数が最大台数未満であるか判定する(S58)。
現在の撮影台数が最大台数未満であれば(S58のY)、画像登録部14は撮影画像記録部30において、そのオーダIDに撮影画像データを登録する(S60)。一方で、現在の撮影台数が最大台数に達していれば(S58のN)、画像登録部14は撮影画像記録部30において新規のオーダIDを登録し、その新規オーダIDに、撮影画像データを登録する(S64)。
S56において、画像送信元モダリティに、制約ありを示す画像登録制約情報が設定されている場合(S56のY)、画像登録部14は、当該オーダに登録されている画像を撮影したモダリティの画像登録制約情報を調査し、制約ありの画像登録制約情報を設定されたモダリティの画像が登録されているか判定する(S62)。制約ありの画像登録制約情報を設定されたモダリティの画像が登録されている場合(S62のY)、画像登録部14は撮影画像記録部30において新規のオーダIDを登録し、その新規オーダIDに、撮影画像データを登録する(S64)。
一方、制約ありの画像登録制約情報を設定されたモダリティの画像が登録されていない場合(S62のN)、画像登録部14は、当該オーダに登録されている画像を撮影したモダリティの台数(現在の撮影台数)と、当該オーダの検査項目に対応付けられている撮影可能なモダリティの最大台数とを比較し、現在の撮影台数が最大台数未満であるか判定する(S58)。ここで現在の撮影台数が最大台数未満であれば(S58のY)、画像登録部14は撮影画像記録部30において、そのオーダIDに撮影画像データを登録する(S60)。一方、現在の撮影台数が最大台数に達していれば(S58のN)、画像登録部14は撮影画像記録部30において新規のオーダIDを登録し、その新規オーダIDに、撮影画像データを登録する(S64)。
図25は、モダリティの管理テーブルの変形例を示す。図25に示すモダリティ管理テーブルにおいては、画像登録制約情報が、画像登録部14が撮影画像データを撮影画像記録部30に登録するにあたり同種のモダリティとの関係で制約があるか否かを定める情報として設定される。複合検査においては、異種のモダリティを使用して複数種類の画像撮影が同時に実施されることはあるが、一般には同種のモダリティを同時に使用することは少ない。図25においては、検査において複数の硬性内視鏡を同時に使用する可能性があることに鑑み、2つの硬性内視鏡観察装置に関して、制約なしの画像登録制約情報が設定されている。これにより複合検査において、第1硬性内視鏡観察装置および第2硬性内視鏡観察装置を同時に使用することが可能となる。
以上、実施例2では、検査項目に応じて、画像を撮影できるモダリティの最大台数を設定しておき、最大台数の範囲内で撮影画像データを検査オーダに関連づけて撮影画像記録部30に記録する内容を説明した。実施例2では、さらに画像登録制約情報も加味して、適当でないと判断された撮影画像データを、一つの検査オーダに関連づけないこととしている。
なお画像登録部14は、実施例2で説明した条件を満たさない場合であっても、撮影画像データを、受付部12が受け付けたオーダIDに関連づけて登録するように構成されてもよい。この場合には、通知部22が、その旨をユーザに通知するようにしてもよい。この通知のタイミングは、たとえば医師が検査レポートの作成時に、当該オーダIDを指定して撮影画像記録部30から撮影画像データを読み出すときであってよい。
<実施例3>
実施例3では、一つの検査において、モダリティに属性情報を予め割り当てておく。ここで複数のモダリティを使用する複合検査においては、各モダリティに、異なる属性情報を割り当てる。たとえば第1室40aで超音波検査を行う場合、第1内視鏡観察装置42と超音波観察装置48とが使用されるが、第1内視鏡観察装置42に対して「番号1」の属性情報を、超音波観察装置48に対して「番号2」の属性情報を割り当てる。この属性情報は、医療従事者が手動で割り当ててよいが、たとえば第1内視鏡観察装置42と超音波観察装置48とが相互に接続される場合には、いずれかの装置が、自身の属性情報と、他の装置の属性情報とを割り当てるように構成されてよい。
なお実施例3では、複合検査において使用する複数のモダリティのそれぞれに異なる属性情報が割り当てられるため、複合検査において、画像管理装置10が、正規のモダリティからの撮影画像データを受け付けた場合には、各モダリティの属性情報が異なっており、このように属性情報が異なることを利用して、撮影画像データを検査オーダに登録する。
実施例1でも説明したように、検査中、各モダリティは、取得した撮影画像データを、メタデータとともに画像管理装置10に送信する。以下においては、モダリティが、画像を撮影するたびに撮影画像データを画像管理装置10に送信する場合について説明するが、モダリティは検査終了後に、取得した複数の撮影画像データをまとめて画像管理装置10に送信してもよい。
画像管理装置10において、受付部12がモダリティから、モダリティに関する情報とともに、検査においてモダリティに割り当てられたモダリティの属性情報と、検査オーダを特定するオーダ特定情報と撮影画像データとを受け付ける。実施例3において、モダリティに関する情報(モダリティID)およびオーダ特定情報(オーダID)は、撮影画像データにメタデータとして付加されていることとするが、モダリティIDおよびオーダIDは、必ずしも撮影画像データのメタデータとして付加されている必要はなく、受付部12がモダリティIDおよびオーダIDを受け付ける際に、撮影画像データに関連するモダリティIDおよびオーダIDであることを受付部12が認識できるようにモダリティから送信されればよい。なお実施例1で説明したように、メタデータには、オーダ情報として、オーダID以外にも、患者ID、検査項目情報等が含まれてよい。
実施例3においては、受付部12が、検査においてモダリティに割り当てられたモダリティの属性情報を受け付ける点で、実施例1、2と異なる。
撮影画像記録部30は、オーダIDに、撮影画像データを関連づけて記録する。撮影画像記録部30は、オーダIDに紐付けて撮影画像データを記録する画像データベースを構築し、そのためにオーダ記録部28から少なくとも当日分の検査オーダのオーダIDを取得して記録しておく。
画像登録部14は、受付部12が受け付けた撮影画像データを、オーダIDに関連づけて撮影画像記録部30に登録する。画像登録部14による登録処理により、撮影画像記録部30は、オーダIDに、撮影画像データを関連づけて記録するようになる。これにより撮影画像データは、オーダIDを検索キーとして撮影画像記録部30から抽出することができ、たとえば医師が検査レポートを作成する際に、オーダIDを指定することで、撮影画像記録部30から検査中に取得した撮影画像データを読み出すことが可能となる。
図26は、撮影画像記録部30におけるデータベース構造および記録状況の一例を示す。撮影画像記録部30は、少なくとも「オーダID」フィールドと、オーダIDに紐付けて記録するための「撮影画像データ」フィールドを備える。この例のデータベース構造は、撮影したモダリティのIDを記録するための「モダリティID」フィールドと、検査においてモダリティに割り当てられたモダリティの属性情報を記録するための「モダリティ属性情報」フィールドとを設けており、これらのフィールドを設けることで、画像登録部14による登録処理を効率化できる。
オーダA〜Eは、医療施設における1日分の検査オーダのオーダIDである。撮影画像記録部30は、1日分の複数の検査オーダのオーダIDをオーダ記録部28から取得して記録しておき、検査中にモダリティが取得した撮影画像データを、オーダIDに紐付けて登録可能な状態となっている。図26に示す例では、オーダAに、第1内視鏡観察装置42で撮影された30枚の画像1〜30が関連づけて記録されており、オーダBに、第2内視鏡観察装置44で撮影された22枚の画像1〜22が関連づけて記録されており、オーダCに、第3内視鏡観察装置46で撮影された25枚の画像1〜25と、硬性内視鏡観察装置52で撮影された10枚の画像1〜10が関連づけて記録されている。図26において、画像の番号は、当該検査において各モダリティで撮影された順番を表現し、画像1はモダリティで撮影された1番目の画像であること、画像30はモダリティで撮影された30番目の画像であることを表現する。各画像の撮影画像データは、メタデータとともに撮影画像記録部30に記録されている。
実施例3において、撮影画像記録部30が図26の記録状況を示す状態のもと、画像管理装置10が、モダリティから撮影画像データを受け付けたときの処理を、いくつかのケースに関して説明する。
<ケース3−1>
オーダAに関する撮影画像データがモダリティから送信された第1のケース。
受付部12が、モダリティである超音波観察装置48から、超音波観察装置48で取得した撮影画像データを受け付ける。
図27は、ケース3−1においてモダリティから送信される撮影画像データ74aおよびメタデータ74bを示す。撮影画像データ74aには、メタデータ74bとして、モダリティID(超音波観察装置48を特定する情報)、検査オーダを特定するオーダID(オーダA)、モダリティ属性情報(番号2)、撮影番号が1であることを示す情報が少なくとも含まれている。
画像登録部14は、メタデータ74bのオーダIDを参照して撮影画像データ74aがオーダAに関して取得されたものであることを特定し、撮影画像記録部30においてオーダAに、撮影画像データが関連づけて記録されているか否かを判定する。ここで図26を参照して、オーダAには、既に第1内視鏡観察装置42で取得された画像1〜30が登録されている。
画像登録部14は、撮影画像記録部30において、受付部12が受け付けたオーダID(オーダA)に撮影画像データが関連づけて記録されている場合に、受付部12が受け付けた撮影画像データ74aを取得したモダリティ(超音波観察装置48)の属性情報が、撮影画像記録部30においてオーダID(オーダA)に関連づけて記録された撮影画像データを取得した別のモダリティ(第1内視鏡観察装置42)の属性情報と同一であるか判定する。
ここで、超音波観察装置48の属性情報と、第1内視鏡観察装置42の属性情報とが同一であれば、画像登録部14は、受付部12が受け付けた撮影画像データ74aを、受付部12が受け付けたオーダID(オーダA)に関連づけて撮影画像記録部30に登録しない。一方で、超音波観察装置48の属性情報と、第1内視鏡観察装置42の属性情報とが異なっていれば、画像登録部14は、受付部12が受け付けた撮影画像データ74aを、受付部12が受け付けたオーダID(オーダA)に関連づけて撮影画像記録部30に登録する。
ケース3−1においては、超音波観察装置48の属性情報が「番号2」であり、第1内視鏡観察装置42の属性情報が「番号1」であって、両者は異なっている。したがって画像登録部14は、撮影画像データ74aを、オーダAに関連づけて撮影画像記録部30に登録する。
図28は、画像登録部14により更新された撮影画像記録部30における記録状況の例を示す。図28に示すように、画像登録部14は撮影画像記録部30において、オーダAに関連づけて、撮影画像データ74aを取得したモダリティID(超音波観察装置48)と、モダリティの属性情報(番号2)と、撮影画像データ74aである画像1とを登録している。この後、受付部12が、超音波観察装置48から、撮影番号2以降の撮影画像データを受け付けると、画像登録部14は、順次、撮影画像記録部30においてオーダAに関連づけて登録する。
<ケース3−2>
オーダAに関する撮影画像データがモダリティから送信された第1のケース。
受付部12が、モダリティである超音波観察装置48から、超音波観察装置48で取得した撮影画像データを受け付ける。
図29は、ケース3−2においてモダリティから送信される撮影画像データ76aおよびメタデータ76bを示す。撮影画像データ76aには、メタデータ76bとして、モダリティID(超音波観察装置48を特定する情報)、検査オーダを特定するオーダID(オーダA)、モダリティ属性情報(番号1)、撮影番号が1であることを示す情報が少なくとも含まれている。
図27に示すケース3−1と比較すると、このケース3−2では、モダリティの属性情報が「番号1」であり、その点でケース3−1と異なっている。
画像登録部14は、メタデータ76bのオーダIDを参照して撮影画像データ76aがオーダAに関して取得されたものであることを特定し、撮影画像記録部30においてオーダAに、撮影画像データが関連づけて記録されているか否かを判定する。ここで図26を参照して、オーダAには、既に第1内視鏡観察装置42で取得された画像1〜30が登録されている。
画像登録部14は、撮影画像記録部30において、受付部12が受け付けたオーダID(オーダA)に撮影画像データが関連づけて記録されている場合に、受付部12が受け付けた撮影画像データ76aを取得したモダリティ(超音波観察装置48)の属性情報が、撮影画像記録部30においてオーダID(オーダA)に関連づけて記録された撮影画像データを取得した別のモダリティ(第1内視鏡観察装置42)の属性情報と同一であるか判定する。
ケース3−2においては、超音波観察装置48の属性情報が「番号1」であり、第1内視鏡観察装置42の属性情報が「番号1」であって、両者は同じである。したがって画像登録部14は、撮影画像データ76aを、オーダAに関連づけて登録不能であることを判定し、撮影画像データ76aを、オーダAに紐付けて登録しないようにする。
このとき画像登録部14は、受付部12が受け付けた撮影画像データ76aを、受付部12が受け付けたオーダID(オーダA)とは異なるオーダIDに関連づけて、撮影画像記録部30に登録する。
図30は、画像登録部14により更新された撮影画像記録部30における記録状況の例を示す。図30においては、オーダIDとして、「オーダQ」が新たに追加されており、受付部12で受け付けた撮影画像データ76aが「オーダQ」に関連づけて撮影画像記録部30に記録されている。このオーダQは、院内情報システムにおいて生成された検査オーダのIDではなく、画像データ記録用に画像登録部14が新たに生成したオーダIDである。つまり画像登録部14は、受付部12が受け付けた撮影画像データ76aを、受付部12が受け付けたオーダIDに関連づけて登録できない場合に、新たなオーダQを生成し、そのオーダQに関連づけて登録する。なお画像登録部14は、オーダA〜Eと重複しないように、オーダQを発行する必要がある。
撮影画像データ76aとメタデータ76bは、オーダQに関連づけて画像1として撮影画像記録部30に記録されるが、メタデータ76bにはオーダID(オーダA)が含まれている。そのため画像登録部14は新たなオーダQを生成して、撮影画像データ76aをオーダQに紐付けて登録する際、メタデータ76bにおけるオーダIDをオーダQに更新して、撮影画像データ76aおよびメタデータ76bを撮影画像記録部30に登録することが好ましい。
なお画像登録部14は、新たなオーダQを生成すると、以後、超音波観察装置48によりオーダAに関して取得された撮影画像データを、オーダQに紐付けて撮影画像記録部30に登録する必要がある。そのため画像登録部14は、超音波観察装置48のモダリティIDと、オーダAと、属性情報との組合せと、オーダQとの関係を保持しておき、超音波観察装置48によりオーダAに関して取得された撮影画像データについては、オーダQに紐付けて撮影画像記録部30に登録するように処理する。
なお新規オーダID(オーダQ)に撮影画像データを登録する例を示したが、画像登録部14は、新規オーダを生成することなく、撮影画像データを撮影画像記録部30に登録してもよい。つまり画像登録部14は、受付部12が受け付けたオーダIDに撮影画像データを関連づけられない場合には、オーダIDに関連づけることなく、撮影画像データを登録してもよい。
以上、実施例3では、検査においてモダリティに割り当てられたモダリティの属性情報を利用して、撮影画像データを検査オーダに関連づけて撮影画像記録部30に記録する内容を説明した。
なお画像登録部14は、実施例3で説明した条件を満たさない場合であっても、撮影画像データを、受付部12が受け付けたオーダIDに関連づけて登録するように構成されてもよい。この場合には、通知部22が、その旨をユーザに通知するようにしてもよい。この通知のタイミングは、たとえば医師が検査レポートの作成時に、当該オーダIDを指定して撮影画像記録部30から撮影画像データを読み出すときであってよい。
以上、本発明を複数の実施例をもとに説明した。これらの実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明は、以下の項目も特徴とする。
[項目1]
検査項目と、当該検査項目に関して画像を撮影可能なモダリティの最大台数とを関連づけて管理する検査項目管理部と、
モダリティから、モダリティに関する情報とともに、検査オーダを特定するオーダ特定情報と撮影画像データとを受け付ける受付部と、
オーダ特定情報に、撮影画像データを関連づけて記録する記録部と、
前記受付部が受け付けた撮影画像データを、オーダ特定情報に関連づけて前記記録部に登録する画像登録部と、を備えた検査業務支援システムであって、
前記画像登録部は、前記記録部においてオーダ特定情報に関連づけて記録された撮影画像データを取得したモダリティの台数が、当該検査オーダの検査項目に関連づけられた撮影可能なモダリティの最大台数に達していれば、新たなモダリティにより取得された撮影画像データを、前記受付部が受け付けたオーダ特定情報に関連づけて前記記録部に登録せず、一方で、前記記録部においてオーダ特定情報に関連づけて記録された撮影画像データを取得したモダリティの台数が、当該検査オーダの検査項目に関連づけられた撮影可能なモダリティの最大台数未満であれば、新たなモダリティにより取得された撮影画像データを、前記受付部が受け付けたオーダ特定情報に関連づけて前記記録部に登録する、
ことを特徴とする検査業務支援システム。
[項目2]
モダリティを、画像登録制約情報に関連づけて管理するモダリティ管理部と、をさらに備え、画像登録制約情報は、前記画像登録部が前記記録部に撮影画像データを登録するにあたり他のモダリティとの関係で制約があるか否かを定めるものであり、
前記受付部が、制約があることを示す画像登録制約情報を設定されているモダリティから撮影画像データを受け付けた場合、
前記画像登録部は、前記記録部に記録された撮影画像データを取得したモダリティに、制約があることを示す画像登録制約情報を設定されているモダリティが含まれていれば、前記受付部が受け付けた撮影画像データを、前記受付部が受け付けたオーダ特定情報に関連づけて前記記録部に登録せず、
前記画像登録部は、前記記録部に記録された撮影画像データを取得したモダリティに、制約があることを示す画像登録制約情報を設定されているモダリティが含まれていなければ、前記受付部が受け付けた撮影画像データを、前記受付部が受け付けたオーダ特定情報に関連づけて前記記録部に登録する、
ことを特徴とする請求項1に記載の検査業務支援システム。
[項目3]
モダリティから、モダリティに関する情報とともに、検査においてモダリティに割り当てられたモダリティの属性情報と、検査オーダを特定するオーダ特定情報と、撮影画像データとを受け付ける受付部と、
オーダ特定情報に、撮影画像データを関連づけて記録する記録部と、
前記受付部が受け付けた撮影画像データを、オーダ特定情報に関連づけて前記記録部に登録する画像登録部と、を備えた検査業務支援システムであって、
前記画像登録部は、前記受付部が受け付けた撮影画像データを取得したモダリティの属性情報が、前記記録部においてオーダ特定情報に関連づけて記録された撮影画像データを取得した別のモダリティの属性情報と同一であれば、前記受付部が受け付けた撮影画像データを、前記受付部が受け付けたオーダ特定情報に関連づけて前記記録部に登録せず、一方で、前記受付部が受け付けた撮影画像データを取得したモダリティの属性情報が、前記記録部においてオーダ特定情報に関連づけて記録された撮影画像データを取得した別のモダリティの属性情報と異なっていれば、前記受付部が受け付けた撮影画像データを、前記受付部が受け付けたオーダ特定情報に関連づけて前記記録部に登録する、
ことを特徴とする検査業務支援システム。
1・・・検査業務支援システム、10・・・画像管理装置、12・・・受付部、14・・・画像登録部、16・・・グループ管理部、18・・・検査項目管理部、20・・・モダリティ管理部、22・・・通知部、24・・・オーダ検索部、28・・・オーダ記録部、30・・・撮影画像記録部、42・・・第1内視鏡観察装置、44・・・第2内視鏡観察装置、46・・・第3内視鏡観察装置、48・・・超音波観察装置、50・・・放射線検査装置、52・・・硬性内視鏡観察装置。

Claims (7)

  1. 一つの検査オーダに関して使用可能な複数のモダリティのグループを管理するグループ管理部と、
    モダリティから、モダリティに関する情報とともに、検査オーダを特定するオーダ特定情報と撮影画像データを受け付ける受付部と、
    オーダ特定情報に、撮影画像データを関連づけて記録する記録部と、
    前記受付部が受け付けた撮影画像データを、オーダ特定情報に関連づけて前記記録部に登録する画像登録部と、を備えた検査業務支援システムであって、
    前記画像登録部は、前記受付部が受け付けた撮影画像を撮影したモダリティと、前記記録部においてオーダ特定情報に関連づけて記録された撮影画像を撮影したモダリティとが前記グループ管理部においてグループとして管理されている場合に、前記受付部が受け付けた撮影画像データを、前記受付部が受け付けたオーダ特定情報に関連づけて前記記録部に登録する、
    ことを特徴とする検査業務支援システム。
  2. 前記画像登録部は、前記受付部が受け付けた撮影画像を撮影したモダリティと、前記記録部においてオーダ特定情報に関連づけて記録された撮影画像を撮影したモダリティとが前記グループ管理部においてグループとして管理されていない場合に、前記受付部が受け付けた撮影画像データを、前記受付部が受け付けたオーダ特定情報に関連づけて前記記録部に登録しない、ことを特徴とする請求項1に記載の検査業務支援システム。
  3. 前記画像登録部は、前記受付部が受け付けた撮影画像データを、前記受付部が受け付けたオーダ特定情報とは異なるオーダ特定情報に関連づけて、前記記録部に登録する、ことを特徴とする請求項2に記載の検査業務支援システム。
  4. オーダ特定情報は、メタデータとして撮影画像データに付加されており、
    前記画像登録部は、付加されているオーダ特定情報を、前記異なるオーダ特定情報に更新して、撮影画像データを前記記録部に登録する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の検査業務支援システム。
  5. 前記画像登録部は、前記受付部が受け付けた撮影画像データを、オーダ特定情報に関連づけることなく前記記録部に登録する、ことを特徴とする請求項2に記載の検査業務支援システム。
  6. 前記画像登録部は、前記記録部において、前記受付部が受け付けたオーダ特定情報に撮影画像データが関連づけて記録されていない場合に、前記グループ管理部で管理されているグループに関係なく、前記受付部が受け付けた撮影画像データを、前記受付部が受け付けたオーダ特定情報に関連づけて前記記録部に登録する、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の検査業務支援システム。
  7. 前記グループ管理部は、検査オーダの検査項目に関して使用可能な複数のモダリティのグループを管理し、
    前記画像登録部は、前記受付部が受け付けた撮影画像を撮影したモダリティが、オーダ特定情報に対応する検査項目に関して前記グループ管理部において管理されるグループに含まれる場合に、前記受付部が受け付けた撮影画像データを、前記受付部が受け付けたオーダ特定情報に関連づけて前記記録部に登録する、
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の検査業務支援システム。
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