JP2017033185A - インターネット接続維持管理システム、方法及びプログラム - Google Patents

インターネット接続維持管理システム、方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】インターネット回線・該回線に接続する機器に障害が生じた場合、通信事業者が提供する通信サービスに特化して、インターネット環境の維持管理に関する包括した情報を提供し、回線・該回線に接続する機器の保守を一括して行う。【解決手段】インターネット回線・該回線に接続する機器の保守に関するインターネット接続維持管理システムであって、ユーザからの問合せ情報を、前記回線・前記機器の保守を必要としない障害の問合せ情報と、前記回線・前記機器の保守を必要とする障害の問合せ情報と、に切り分けて障害の原因を特定する障害特定部と、前記障害特定部が特定した障害情報に基づいて、前記回線・前記機器の修理・買換の要否を判定するための判定部と、前記判定部が判定した情報に基づいて、通信事業者が提供する通信サービスに特化して、インターネット環境の維持管理に関する情報を出力する判定結果出力部と、を有することを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、インターネット回線・該回線に接続する機器の保守を一括して行うインターネット接続維持管理システム、方法及びプログラムに関する。
従来は、ユーザが使用している機器がインターネットに繋がらない場合、機器メーカーは機器メーカーの保守サービス、回線業者は回線業者の保守サービス、接続業者は接続業者の保守サービスでそれぞれ対応しており、ユーザが障害の原因がどこにあるのかわからない場合、どの業者の保守サービスを利用すればよいのかわからないことも多い。
そして、例えば回線業者の保守サービスのコールセンターに電話したとしても、前記コールセンターが障害の原因が回線にないものと判断した場合には、回線業者の保守サービスはそこで終了し、機器メーカーに問い合わせるよう促されてしまう。このように、ユーザは業者間でたらい回しにされる場合がある。このようにたらい回しにされた結果、ユーザが特に高齢者の場合にはインターネットの利用を断念してしまう場合や、ユーザ自身が勝手に機器が故障しているものと自己判断して新たな機器を購入し、新たに、別の回線業者によるサービスに乗り換える場合も生じる。
そして、障害の原因が機器にあったということが修理業者によって提示された場合、ユーザにとっては、別の業者からインターネット接続の継続利用に必要な特性をもつ以上の機器を提案された場合には、修理代を考慮すると、機器、回線ともに別の業者によるものに乗り換えることが往々にしてある。
以上のことから、インターネットに接続されている機器に障害が生じた場合、回線業者又はそのサポート業者(以下、通信事業者という)がユーザのインターネット接続の継続利用の維持を図るためには、ユーザにストレスを与えずスムーズに修理・買換を提案するということ、及び、同じ業者によるインターネット回線に接続する機器への買換えを提案すること、が重要となる。
特許文献1には、機器に障害が起こった場合に、ユーザビリティーの良い商品の買換を提案することが開示されている。
特開2012−159951
しかし、ユーザにストレスを与えずスムーズに修理又は買換を提案するということについては提案していない。
そこで本発明の目的は、インターネット回線・該回線に接続する機器に障害が生じた場合、ユーザに、通信事業者が提供する通信サービスに特化して、インターネット環境の維持管理に関する包括した情報を提供し、回線・該回線に接続する機器の保守を一括して行うインターネット接続維持管理システム、方法及びプログラムを提供することにある。
上記目的達成のため、本発明に係るインターネット接続維持管理システムは、インターネット回線・該回線に接続する機器の保守に関するインターネット接続維持管理システムであって、ユーザからの問合せ情報を、前記回線・前記機器の保守を必要としない障害の問合せ情報と、前記回線・前記機器の保守を必要とする障害の問合せ情報と、に切り分けて障害の原因を特定する障害特定部と、前記障害特定部が特定した障害情報に基づいて、前記回線・前記機器の修理・買換の要否を判定するための判定部と、前記判定部が判定した情報に基づいて、通信事業者が提供する通信サービスに特化して、インターネット環境の維持管理に関する情報を出力する判定結果出力部と、を有することを特徴とする。
前記障害特定部は、前記ユーザからの問合せ情報が前記回線・前記機器の保守を必要とする障害の問合せ情報である場合に、回線の保守を必要とする障害の問合せ情報と、機器の保守を必要とする障害の問合せ情報と、に切り分けて障害の原因を特定するものであることを特徴とする。
前記判定結果出力部は、前記判定部が前記機器の買換が必要であると判定した判定結果と、障害のある前記機器の情報と、に基づいて、前記通信サービスに特化して、構築されているインターネット環境の維持に少なくとも必要な買換機器情報を出力することを特徴とする。
前記判定結果出力部は、前記買換機器情報を出力する際に、前記機器の買換に要する費用情報を出力することを特徴とする。
前記判定結果出力部は、前記判定部が前記機器の保守が必要であると判定した判定結果に基づいて、前記機器の修理内容及びその修理に要する費用情報を出力することを特徴とする。
インターネット回線を利用するユーザの情報と、前記回線に接続する機器情報と、前記回線・前記機器の保守に関する保守契約情報と、を対応させて一括して管理する情報管理部を有することを特徴とする。
前記判定結果出力部は、前記判定部が判定した情報に、前記保守契約情報を紐づけて、インターネット環境の維持管理に関する情報を出力することを特徴とする。
インターネット回線・該回線に接続する機器の保守に関するインターネット接続維持管理方法であって、ユーザからの問合せ情報を、前記回線・前記機器の保守を必要としない障害の問合せ情報と、前記回線・前記機器の保守を必要とする障害の問合せ情報と、に切り分けて障害の原因を特定する障害特定ステップと、前記障害特定ステップが特定した障害情報に基づいて、前記回線・前記機器の修理・買換の要否を判定するための判定ステップと、前記判定ステップが判定した情報に基づいて、通信事業者が提供する通信サービスに特化して、インターネット環境の維持管理に関する情報を出力するステップと、を実行することを特徴とする。
前記障害特定ステップにおいて、前記ユーザからの問合せ情報が前記回線・前記機器の保守を必要とする障害の問合せ情報である場合に、回線の保守を必要とする障害の問合せ情報と、機器の保守を必要とする障害の問合せ情報と、に切り分けて障害の原因を特定するものであることを特徴とする。
インターネット回線・該回線に接続する機器の保守に関するインターネット接続維持管理プログラムであって、ユーザからの問合せ情報を、前記回線・前記機器の保守を必要としない障害の問合せ情報と、前記回線・前記機器の保守を必要とする障害の問合せ情報と、に切り分けて障害の原因を特定する障害特定機能と、前記障害特定機能が特定した障害情報に基づいて、前記回線・前記機器の修理・買換の要否を判定するための判定機能と、前記判定機能が判定した情報に基づいて、通信事業者が提供する通信サービスに特化して、インターネット環境の維持管理に関する情報を出力する機能と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
前記ユーザからの問合せ情報が前記回線・前記機器の保守を必要とする障害の問合せ情報である場合に、回線の保守を必要とする障害の問合せ情報と、機器の保守を必要とする障害の問合せ情報と、に切り分けて障害の原因を特定する障害特定機能を前記コンピュータに実行させることを特徴とする。
以上のように本発明によれば、ユーザからの問合せ情報を、回線・機器の保守を必要としない障害の問合せ情報と、回線・機器の保守を必要とする障害の問合せ情報と、に切り分けて障害の原因を特定する障害特定部と、障害特定部が特定した障害情報に基づいて、回線・機器の修理・買換の要否を判定するための判定部と、判定部が判定した情報に基づいて、通信事業者が提供する通信サービスに特化して、インターネット環境の維持管理に関する情報を出力する判定結果出力部と、を有することにより、インターネット回線・該回線に接続する機器に障害が生じた場合、前記機器を使用するユーザに、通信事業者が提供する通信サービスに特化して、インターネット環境の維持管理に関する包括した情報を提供し、回線・該回線に接続する機器の保守を一括して行うことができ、ユーザにストレスを与えずスムーズに修理・買換を提案することができることから、ユーザのインターネット接続の継続利用の維持を図ることができる、という効果を奏する。
本発明に係るインターネット接続維持管理システムの概念図である。 本発明に係るインターネット接続維持管理システムの機能ブロック図である。 本発明に係るインターネット接続維持管理システムの機器に障害が生じている場合にユーザが機器の修理を選択する場合におけるシーケンス図である。 本発明に係るインターネット接続維持管理システムの機器に障害が生じている場合にユーザが機器の修理を選択する場合におけるシーケンス図である。 本発明に係るインターネット接続維持管理システムの機器に障害が生じている場合にユーザが機器の買換を選択する場合におけるシーケンス図である。
以下、本発明の実施形態に係るインターネット接続維持管理システム100を図に基づいて詳細に説明する。
先ず、本発明の実施形態に係るインターネット接続維持管理システム100の基本構成を図1に基づいて説明する。図1に、本発明の実施形態に係るインターネット接続維持管理システム100の概念図を示す。図1に示すように、本発明の実施形態は、インターネット回線・該回線に接続する機器の保守に関するものであって、ユーザ側入力装置1で取得するユーザからの問合せ情報を、前記回線・前記機器の保守を必要としない障害の問合せ情報と、前記回線・前記機器の保守を必要とする障害の問合せ情報と、に切り分けて障害の原因を特定し、前記特定した障害情報に基づいて、前記回線・前記機器の修理・買換の要否を判定し、前記判定した情報に基づいて、通信事業者が提供する通信サービスに特化して、インターネット環境の維持管理に関する情報を出力することを特徴とするものである。
これらの情報は、通信事業者サイト内のインターネット接続維持管理システム100と、ユーザ側入力装置1、回線業者サイト200、修理業者サイト300、買換機器業者サイト400、廃棄業者サイト500でそれぞれ出入力される。
次に、図1に基づいて説明した本発明の具体的構成を図2に基づいて説明する。図2に、本発明の実施形態に係るインターネット接続維持管理システム100の機能ブロック図を示す。インターネット接続維持管理システム100は、ユーザからの問合せ情報を受け付ける受付部110と、前記ユーザの情報と、回線に接続する機器情報と、前記回線・前記機器の保守に関する保守契約情報と、を対応させて一括して管理する情報管理部120と、前記ユーザからの問合せ情報を、前記回線・前記機器の保守を必要としない障害の問合せ情報と、前記回線・前記機器の保守を必要とする障害の問合せ情報と、に切り分けて障害の原因を特定する障害特定部130と、障害特定部130が特定した障害情報に基づいて、前記回線・前記機器の修理・買換の要否を判定するための判定部140と、判定部140が判定した情報に基づいて、通信事業者が提供する通信サービスに特化して、インターネット環境の維持管理に関する情報を出力する判定結果出力部150と、を有している。
一般に、ユーザは、インターネット回線又は該回線に接続する機器に何らかの障害が生じ、インターネットサービスを利用できない場合、通信事業者又は機器メーカーの保守サービス業者のコールセンターへ問い合わせる。受付部110は、そのような回線・機器のどちらの障害の問合せに関する情報に対しても一括して受け付け、ユーザからの問合せ情報を取得する。
ここで、回線とは、インターネットサービスを利用するための通信回線でありインターネット回線であって、通信事業者から建物までに至る建物外部の通信回線である。
また、一般にユーザがインターネットサービスを利用しようとするときは、通信事業者と契約を行う。その際に、通信事業者は予めユーザにユーザIDを付与し、加入者情報を管理している場合が多い。情報管理部120は、予め取得しているユーザの情報を加入者情報として加入者情報データベース122に記憶している。
受付部110は、ユーザからの問合せ情報を受け付け、ユーザID、名前などのユーザ情報を取得する。ここで、取得するユーザ情報は、後述する情報管理部120でユーザID、加入者情報と紐づけができれば良く、これに限られるものではない。紐づけされたユーザIDと加入者情報は、予め付与されたユーザIDによって一元管理される。
受付部110は、ユーザからの問合せ情報を受け付ける際に、機器の障害の事象、内容、機器の症状や型番のなどの機器情報を取得し、情報管理部120は、前記機器情報に基づいて、機器情報データベースを更新する。
情報管理部120は、受付部110が取得したユーザ情報に基づいて、加入者情報と機器情報と、予め記憶している障害履歴情報を紐づける。
次に、障害特定部130は、情報管理部120で紐づけた加入者情報、障害履歴情報、機器情報から、ユーザからの問合せ情報を、回線・機器の保守を必要としない障害の問合せ情報と、回線・機器の保守を必要とする障害の問合せ情報と、に切り分けて障害の原因を特定する。
障害の原因は様々あるが、例えば、機器の電源コードのコンセントへの挿し忘れ、電源の入れ忘れ、モニタ画面の破損、キーボードなどへの水の浸入、落雷などによる回線の障害、等が挙げられる。大きく分類すると、コンセントへの挿し忘れや電源の入れ忘れ等のユーザ側の人為的な要因によるものであって、回線・機器の保守を必要としない障害と、モニタ画面の破損や落雷などによるものであって、回線・機器の保守を必要とする障害に分類される。そして、ユーザ側の人為的な要因によるもの、回線の障害、機器の障害に分類される。
障害特定部130では、まず、ユーザからの問合せ情報を、このような回線・機器の保守を必要としない障害の問合せ情報と、回線・機器の保守を必要とする障害の問合せ情報に切り分け、回線・機器の保守を必要とする障害の問合せ情報である場合に、回線の保守を必要とする障害の問合せ情報と、機器の保守を必要とする障害の問合せ情報と、に切り分けて障害の原因を特定する。
判定部140は、障害特定部130で特定した障害の原因や障害の程度などの障害情報と障害履歴情報に基づいて、回線・機器の修理・買換の要否を判定する。
判定結果出力部150は、判定部140が判定した判定情報に基づいて、通信事業者が提供する通信サービスに特化して、インターネット環境の維持管理に関する情報を出力する。具体的には、障害の原因が人為的な要因によるものであれば、保守を必要としない障害である旨の判定情報が出力され、回線の障害であれば回線の障害情報及び回線の修理の要否についての判定情報が出力され、機器の障害であれば機器の障害情報及び機器の修理・買換の要否についての判定情報が出力される。
以上の説明では、本発明の実施形態に係るインターネット接続維持管理システム100の構成を説明したが、本発明の実施形態に係るインターネット接続維持管理システム100は図2に示すように、上述した構成に加えて、回線修理部160、修理発注部170、買換発注部180を有している。さらに、本発明の実施形態では、インターネット接続維持管理システム100に連携させて、図2に示すように、回線業者サイト200、修理業者サイト300、買換機器業者サイト400を備えている。
回線修理部160は、情報管理部120から回線修理依頼情報、加入者情報を取得し、回線業者サイト200に回線の修理を依頼する。
さらに、回線修理部160は、回線の修理を依頼した旨の回線修理依頼情報とユーザ情報を情報管理部120に出力し、情報管理部120は、保守契約情報データベース124に記録する。
回線の修理が完了した場合には、回線業者サイト200は、回線修理完了情報とユーザ情報を情報管理部120に出力し、情報管理部120は、保守契約情報データベース124に記録する。
修理発注部170は、情報管理部120から修理選択情報、機器情報、加入者情報、保守契約情報を取得し、修理業者サイト300に修理選択情報、機器情報、加入者情報、保守契約情報を出力する。
さらに、修理発注部170は、機器の修理の発注が完了した旨の修理発注完了情報とユーザIDを情報管理部120に出力し、情報管理部120は、保守契約情報データベース124を更新する。
機器の修理が完了し、修理した機器の発送が完了した場合には、修理業者サイト300は、機器発送情報とユーザ情報を情報管理部120に出力し、情報管理部120は、保守サービスのステータスを記録し、保守契約情報データベース124を更新する。
買換発注部180は、情報管理部120から買換機器情報、加入者情報、保守契約情報を取得し、買換機器業者サイト400に買換機器情報、加入者情報、保守契約情報を出力する。
さらに、買換発注部180は、買換機器の発注が完了した旨の買換機器発注完了情報とユーザIDを情報管理部120に出力し、情報管理部120は、保守契約情報データベース124を更新する。
買換機器の発送が完了した場合には、買換機器業者サイト400は、買換発注部180は、買換機器発送完了情報とユーザ情報を情報管理部120に出力し、情報管理部120は、保守サービスのステータスを記録し、保守契約情報データベース124を更新する。
次に、本発明の実施形態に係るインターネット接続維持管理システム100を用いて、通信事業者からユーザに向けて情報提供する場合の動作について説明する。
ユーザは判定結果出力部150が出力した情報に基づいて、保守の終了、回線の修理、機器の修理、機器の買換のいずれかを選択する。
図3A及び図3Bに機器に障害が生じている場合にユーザが機器の修理を選択する場合におけるシーケンス図を、図4に機器に障害が生じている場合にユーザが機器の買換を選択する場合におけるシーケンス図を示す。
[機器の修理]
最初に、機器に障害が生じている場合にユーザが機器の修理を選択する場合におけるインターネット接続維持管理システム100の動作を図3A及び図3Bに基づいて詳細に説明する。
図2に基づいて上述した受付部110がユーザ側入力装置1からユーザからの問合せ情報を受け付け、判定結果出力部150が通信事業者が提供する通信サービスに特化して、インターネット環境の維持管理に関する情報を出力するまでのフローは、図3Aに示すステップS1〜S18に対応する。以下、ステップS1から順を追って説明する。
まず、受付部110は、ユーザ側入力装置1から、ユーザからの問合せ情報を取得する(ステップS1)。ユーザからの問合せ情報とは、少なくともインターネット回線に接続する機器についての機器情報及びユーザ情報であって、機器情報とは、機器に生じている障害の事象、内容、機器の症状や型番などについての情報であるが、障害特定部130が障害の原因を特定するに足る情報であれば、これに限られるものではない。また、ユーザ側入力装置1とは、電話機、携帯電話機、スマートフォン、パーソナルコンピュータ等をいうが、ユーザからの問合せ情報を受付部110に出力することができるものであればよく、これらに限られるものではない。
次に、受付部110は、取得した機器情報及びユーザ情報を、情報管理部120に出力する(ステップS2)。
情報管理部120は、取得した機器情報を機器情報データベース121に記録・更新するとともに、ユーザ情報に紐づけて予め記憶している加入者情報データベース122から加入者情報を、障害履歴情報データベース123から障害履歴情報を、それぞれ抽出する(ステップS3)。以下の情報の出入力に関しては、抽出した加入者情報のうち、ユーザIDを各情報と紐づけてユーザ側入力装置1で取得したユーザからの問合せ情報であるとして管理する。
次に、情報管理部120は、機器情報とともに、抽出した加入者情報と障害履歴情報を障害特定部130に出力する(ステップS4)。
ここで、障害履歴情報とは、予め障害履歴情報データベース123に記憶している情報であって、過去に生じた機器の障害に関する情報である。例えば、過去に障害のあった機器の機種、型番、障害の事象、障害の内容、障害の原因、障害のある機器の利用年数、修理・買換の要否などの情報であって、障害の事象から障害の原因を特定することができる情報である。なお、後述するように、障害特定部130が機器情報と紐づけてユーザからの問合せ情報を、回線・機器の保守を必要としない障害の問合せ情報と、回線・機器の保守を必要とする障害の問合せ情報と、に切り分けて障害の原因を特定することができる情報であれば、これらに限られるものではない。
障害特定部130は、障害のある機器情報と障害履歴情報を紐づけて、ユーザからの問合せ情報を、回線・機器の保守を必要としない障害の問合せ情報と、回線・機器の保守を必要とする障害の問合せ情報と、に切り分けて障害の原因を特定する(ステップS5)。
図3A及び図3Bでは機器に障害が生じている場合にユーザが機器の修理を選択することを想定しているから、この場合には、障害特定部130は、ユーザからの問合せ情報は回線・機器の保守を必要とする障害の問合せ情報であって、障害の原因が回線にあることを特定する。障害特定部130は、障害の原因が回線にあるという障害情報と加入者情報を判定部140に出力する(ステップS6)。
判定部140は、前記障害情報、障害履歴情報に基づいて、機器の修理・買換が必要であることを判定する(ステップS7)。
ここで、障害情報とは、障害が生じている機器の部位、障害の原因、障害の程度、状態などを言うが、後述する判定結果出力部150が機器の修理内容、修理費用を算出するに足る情報であればよく、これらに限られるものではない。
そして、判定部140は、機器の修理・買換が必要であるという判定情報と、障害情報と加入者情報を判定結果出力部150に出力する(ステップS8)。
一方、情報管理部120は、ステップS2で取得したユーザ情報から、機器情報、加入者情報、保守契約情報、修理費用情報を紐づけて機器情報データベース121、加入者情報データベース122、保守契約情報データベース124、修理費用情報データベース125から抽出し(ステップS9)、判定結果出力部150に出力する(ステップS10)。
ここで、保守契約情報とは、保守サービスに関する契約情報であって、例えば、保守サービスの保証期間は購入から3年、1年間で前記保守サービスを受けられる上限回数は2回、保証上限金額は4万円、前記保証サービスを受けられる利用間隔は3ヶ月等の情報である。
修理費用情報とは、想定される障害の原因や障害の程度に対応する修理費用の情報であって、情報管理部120の修理費用情報データベースに予め記憶されているものである。なお、判定結果出力部150が機器の修理費用を算出することができる情報であれば、これに限られるものではない。
判定結果出力部150は、ステップS8で取得した障害情報を出力する(ステップS11)。
また、判定結果出力部150は、判定部140が判定した機器の修理・買換が必要であるという判定情報に、保守契約情報を紐づけて、ユーザが保守サービスを受けることが出来るユーザであるか否かの情報を含めた判定結果情報を出力する(ステップS12)。例えば、保守サービスを受けることが出来る上限回数が1年間で2回、利用間隔が3ヶ月という契約であった場合、前記ユーザIDが付与されているユーザは、前記保守サービスの契約期間内で1回目の利用であるから前記保守サービスを受けることができるユーザである、などの判定を行い、その判定結果を、判定部140が判定した出力した判定情報とともに、判定結果情報として出力する。
なお、保守契約情報は、ユーザと通信事業者との間の契約に基づいて取り決められるものであるから、これに限られるものではない。
そして、判定結果出力部150は、機器の障害の原因などの障害情報と修理費用情報を紐づけて、機器の修理費用を算出する(ステップS13)。
さらに、判定結果出力部150は、データベースから抽出した保守契約情報のうち、前記ユーザの保証上限金額の情報を抽出し、前記修理費用との差額を算出する(ステップS14)。
例えば、判定結果出力部150が出力する修理に要する費用情報は、保証上限金額である4万円との差額情報である。なお、保守契約情報は、ユーザと通信事業者との間の契約に基づいて取り決められるものであるから、保証上限金額はこれに限られるものではない。
判定結果出力部150は、判定結果情報、障害情報、加入者情報を情報管理部120に出力し(ステップS15)、情報管理部120は、機器情報データベース121、加入者情報データベース122、障害履歴情報データベース123を更新する(ステップS16)。
判定結果出力部150は、判定部140が機器の修理が必要であると判定した判定結果に基づいて、機器の修理内容及びその修理に要する費用情報を出力し、障害情報、判定結果情報とともに受付部110に出力し(ステップS17)、受付部110はユーザ側入力装置1に前記情報を提供する(ステップS18)。
つまり、判定結果出力部150は、前記判定部140が判定した情報に、前記保守契約情報を紐づけて、インターネット環境の維持管理に関する情報を出力する。
なお、ステップS1〜S18の動作の順番は、障害特定部130がユーザからの問合せ情報を、回線・機器の保守を必要としない障害の問合せ情報と、回線・機器の保守を必要とする障害の問合せ情報と、に切り分けて障害の原因を特定でき、判定部140が障害特定部130が特定した障害情報に基づいて、回線・機器の修理・買換の要否を判定でき、判定結果出力部150が判定部140が判定した情報に基づいて、通信事業者が提供する通信サービスに特化して、インターネット環境の維持管理に関する情報を出力できればよく、これに限られるものではない。
ユーザは、ユーザ側入力装置1から取得する機器の修理・買換が必要であるという判定情報を含む判定結果情報、修理内容及びその修理に要する費用情報などのインターネット環境の維持管理に関する情報を鑑みて、保守サービスを終了するか、機器の修理を依頼するか、機器の買換を依頼するか、を検討する。
修理・買換を検討するユーザに、保守サービスを受けることが出来るか否かの情報、保証上限金額以内で修理できるか否かの情報、修理に要する費用情報などを提供することによって、ユーザが修理又は買換の判断をしやすくし、スムーズに修理の依頼をしやすくなる。これによって、ユーザのインターネット接続の継続利用の維持を図ることができる。
ユーザが機器の修理を選択する場合には、ユーザ側入力装置1に機器の修理を依頼する旨の修理選択情報が入力され(ステップS19)、受付部110は、前記修理選択情報とユーザ情報を取得する(ステップS20)。受付部110は、ユーザ側入力装置1に修理業者サイト300の所在地などの情報を出力し(ステップS21)、情報管理部120に前記修理選択情報とユーザ情報を出力する(ステップS22)。
情報管理部120は、ユーザ情報に紐づけて、機器情報を機器情報データベース121から、加入者情報を加入者情報データベース122から、それぞれ抽出するとともに、機器の修理という保守サービスに関する情報を、予め記憶している保守契約情報データベース124に記録し、保守契約情報を抽出する(ステップS23)
情報管理部120は、修理発注部170に修理選択情報、機器情報、加入者情報、保守契約情報を出力し(ステップS24)、保守契約情報データベース124を更新する(ステップS25)。
そして、修理発注部170は、情報管理部120から修理選択情報、機器情報、加入者情報、保守契約情報を取得し、修理発注情報が入力され(ステップS26)、修理業者サイト300に修理選択情報、機器情報、加入者情報、保守契約情報を出力する(ステップS27)。
さらに、修理発注部170は、機器の修理の発注が完了した旨の修理発注完了情報とユーザIDを情報管理部120に出力し(ステップS28)、情報管理部120は、保守契約情報データベース124を更新する(ステップS29)。
一方、ユーザは、ユーザ側入力装置1が受付部110から取得した修理業者サイト300の情報に基づいて、障害が生じた機器を修理業者サイト300の所在地に送付し、修理業者サイト300に機器受領情報が入力される(ステップS30)。修理業者サイト300は、情報管理部120に機器受領情報とユーザIDを出力し(ステップS31)、情報管理部120は、取得した情報に基づいて、保守サービスのステータスを記録し、保守契約情報データベース124を更新する(ステップS32)。
そして、修理業者サイト300に、機器の修理状況が機器修理情報として入力される(ステップS33)。機器の修理が完了し、機器の発送が完了した場合には、修理業者サイト300に機器発送情報が入力され(ステップS34)、修理発注部170から取得した機器情報、加入者情報に基づいて、情報管理部120に機器発送情報を出力する(ステップS35)。
情報管理部120は、保守契約情報データベース124を更新する(ステップS36)。ここで、更新する保守契約情報は、例えば、1年間で当該保守サービスを受けられる上限回数2回のうち、1回分を利用した旨の記録などである。
受付部110は、情報管理部120から取得した機器発送情報とユーザIDに基づいて(ステップS37)、ユーザ側入力装置1に機器発送情報を提供する(ステップS38)。
以上のように、本発明の実施形態によれば、機器の修理・買換が必要である場合に、ユーザに機器の修理に関する情報などのインターネット環境の維持管理に関する情報を提供することによって、ユーザがスムーズに修理を依頼できることから、ユーザのインターネット接続の継続利用の維持を図ることができる。
また、図3A及び図3BのステップS1〜S38に示すように、インターネット接続維持管理システム100における情報管理部120は各種情報を管理する際に、インターネットサービスを利用するユーザの加入者情報と、前記回線に接続する機器情報と、前記回線・前記機器の保守に関する保守契約情報と、を対応させて一括して管理している。
一般に、機器についての保守は機器メーカーの保守サービス業者、回線についての保守は回線業者の保守サービス業者でそれぞれ対応していることが多く、各業者によってユーザ情報は異なることが一般的である。さらに、機器メーカーと機器メーカーの保守サービス業者のユーザ情報もまた、異なることが多い。
このような場合には、ユーザ情報と機器情報を都度対応させなければならず、非効率であるとともに、機器の取り違えなどのリスクが生じる。
このように、情報管理部120が一括して管理することにより、回線業者の顧客情報と保守サービス業者の顧客情報、保守サービスの加入者情報などを一括して管理することができ、作業の効率化、機器の取り違い等のリスクを軽減することができる。
なお、ステップS1〜S38の動作の順番は、情報管理部120が、インターネット回線を利用するユーザの情報と、回線に接続する機器情報と、回線・機器の保守に関する保守契約情報と、を対応させて一括して管理することができればよく、これに限られるものではない。
[機器の買換]
次に、機器に障害が生じている場合にユーザが機器の買換を選択する場合におけるインターネット接続維持管理システム100の動作を図4に基づいて詳細に説明する。
図4に示す(A)は、図3Aに示す機器に障害が生じている場合にユーザが機器の修理を選択する場合のステップS1〜S18の処理と同様であるから、説明を省略する。
ユーザは、ステップS18でユーザ側入力装置1が取得した機器の修理・買換が必要であるという判定情報、機器の障害内容などの障害情報、修理に要する費用情報を鑑みて、保守サービスを終了するか、機器の修理を依頼するか、機器の買換を依頼するか、を検討する。
修理に要する費用を鑑みると買換を検討するユーザに、以下に示す買換機器情報を提供することによって、ユーザがスムーズに機器の買換を依頼しやすくなる。これによって、ユーザのインターネット接続の継続利用の維持を図ることができる。
図4に示すように、ユーザが機器の買換を選択する場合には、ユーザ側入力装置1に機器の買換を依頼する旨の買換選択情報が入力され(ステップS40)、受付部110は、買換選択情報とユーザ情報を取得する(ステップS41)。受付部110は、ユーザ側入力装置1に障害のある機器を廃棄するための廃棄業者サイト500の所在地などの情報を出力し(ステップS42)、情報管理部120に前記買換選択情報とユーザ情報を出力する(ステップS43)。ユーザはユーザ側入力装置1から取得した廃棄業者サイト500の所在地などの情報に基づいて、障害のある機器を廃棄業者サイト500の所在地に送付する。
情報管理部120は、ユーザ情報に紐づけて、機器情報を機器情報データベース121から、加入者情報を加入者情報データベース122から、それぞれ抽出するとともに、機器の買換という保守サービスに関する情報を、予め記憶している保守契約情報データベース124に記録・更新し、保守契約情報を抽出する(ステップS44)。
そして、廃棄業者サイト500は、情報管理部120から買換選択情報、機器情報、加入者情報を取得する(ステップS45)。
ユーザが送付した機器を受領し、機器の障害の内容や機器の型番などを確認した後に、廃棄業者サイト500に機器受領情報と障害情報が入力される(ステップS46)。そして、廃棄業者サイト500は、情報管理部120に機器受領情報とユーザIDを出力し(ステップS47)、情報管理部120は、取得した情報に基づいて、保守サービスのステータスを記録・更新し、保守契約情報データベース124を更新する(ステップS48)。
機器受領情報に基づいて、判定結果出力部150は、情報管理部120から買換選択情報、機器情報、買換機器情報、加入者情報、保守契約情報(ステップS49)を取得し、買換機器情報出力する(ステップS50)。
ここで、買換機器情報とは、情報管理部120で管理する買換機器情報データベース126に記憶されている情報であって、買換機器の型番、費用、性能などが記憶されている。なお、買換機器情報は、判定結果出力部150がインターネット環境の維持管理に関する情報を出力することができる情報であれば良く、これらに限られるものではない。
また、買換機器情報とは、例えば、障害が生じた機器がパーソナルコンピュータである場合は、受付部110が取得した機器情報データベース121には機器がパーソナルコンピュータであること、機器の型番、機器の費用などの情報が記憶されている。判定結果出力部150は、当該機器情報とユーザの保守契約情報に基づいて、保証上限金額を鑑みた1台以上のパーソナルコンピュータの機器情報を出力する。
つまり、ユーザの保守契約の内容と、障害が生じた機器の種類、性能に合わせた買換機器情報が出力されることとなり、判定結果出力部150は、判定部140が判定した情報に、保守契約情報を紐づけて、インターネット環境の維持管理に関する情報を出力する。
情報管理部120は、判定結果出力部150から取得した買換機器情報に基づいて(ステップS51)買換機器情報データベース126から当該買換機器の費用情報を抽出し(ステップS52)、判定結果出力部150に出力する(ステップS53)。
なお、本発明の実施形態では、障害のある機器、買換機器はパーソナルコンピュータを例示しているが、液晶モニタ、ルーター、LANケーブルなど、インターネット回線に接続することができる機器であればよく、これらに限られるものではない。
判定結果出力部150は、当該買換機器情報に基づいて、買換機器費用を出力する(ステップS54)。前記買換機器費用とユーザの保証上限金額の差額を算出することによって(ステップS55)、判定結果出力部150は、機器の買換に要する費用情報を出力する。判定結果出力部150は、出力した買換に要する費用情報と買換機器情報とユーザIDを受付部110に出力し(ステップS56)、受付部110はユーザ側入力装置1に買換に要する費用情報と買換機器情報を提供する(ステップS57)。
例えば、保守契約情報の上限金額4万円以内で買換できるパーソナルコンピュータの機器情報、保証上限金額4万円以上のパーソナルコンピュータの費用との差額や機器情報などのインターネット環境の維持に少なくとも必要な買換機器情報を、ユーザ側入力装置1に提供することによって、ユーザが新たに別の買換機器を買いに行き一から選ぶという労力を軽減し、保守サービスも受けられることによるコスト削減を実現できることから、ユーザがラインナップから買換機器を購入しやすくなり、ユーザのインターネット接続の継続利用の維持を図ることができる。
つまり、判定結果出力部150は、判定部140が機器の買換が必要であると判定した判定結果と、障害のある機器の情報と、に基づいて、前記通信サービスに特化して、構築されているインターネット環境の維持に少なくとも必要な買換機器情報を出力し、買換機器情報を出力する際に、機器の買換に要する費用情報を出力することとなる。
なお、ステップS40〜S57の動作の順番は、判定結果出力部150が、判定部140が機器の買換が必要であると判定した判定結果と、障害のある機器の情報と、に基づいて、通信サービスに特化して、構築されているインターネット環境の維持に少なくとも必要な買換機器情報を出力できればよく、これに限られるものではない。
ユーザがユーザ側入力装置1から取得した1つ以上の買換機器に関する買換機器情報に基づいて買換機器を選択し、ユーザ側入力装置1にその情報が入力されると(ステップS58)、受付部110は買換選択情報とユーザ情報を取得し(ステップS59)、情報管理部120に前記情報を出力する(ステップS60)。
情報管理部120は、取得した機器情報を機器情報データベース121に記録・更新するとともに、ユーザ情報に紐づけて予め記憶している加入者情報データベース122から加入者情報を抽出する(ステップS61)。
次に、情報管理部120は、買換機器情報とともに、抽出した加入者情報と保守契約情報を買換発注部180に出力する(ステップS62)。
買換機器情報に基づいて、買換機器の発注が完了すると、買換発注部180は、買換機器発注情報を入力し(ステップS63)、買換機器業者サイト400に買換機器情報、加入者情報、保守契約情報を出力する(ステップS64)。そして、情報管理部120は買換発注部180から買換機器発注完了情報とユーザIDを取得し(ステップS65)、保守サービスのステータスを記録し、保守契約情報データベース124を更新する(ステップS66)。
機器の発送が完了した場合、買換機器業者サイト400に買換機器発送情報が入力される(ステップS67)。買換機器業者サイト400は、情報管理部120に、買換機器の発送が完了した旨の買換機器発送情報とユーザIDを出力する(ステップS68)。情報管理部120は、受付部110に買換機器発送情報とユーザIDを出力し(ステップS69)、受付部110はユーザ側入力装置1に買換機器発送情報を提供する(ステップS70)。一方、情報管理部120は、保守サービスのステータスを記録し、保守契約情報データベース124を更新する(ステップS71)。
次に、買換機器発送情報に基づいて、情報管理部120は、廃棄業者サイト500に、機器の廃棄依頼情報と機器情報、加入者情報を出力する(ステップS72)。
機器廃棄依頼情報に基づいて、ステップS46で受領確認している機器の廃棄が完了した場合には、廃棄業者サイト500に機器廃棄完了情報が入力される(ステップS73)。そして、情報管理部120は廃棄業者サイト500から廃棄完了情報とユーザIDを取得し(ステップS74)、保守サービスのステータスを記録し、保守契約情報データベース124を更新する(ステップS75)。
なお、ステップS40〜S75の動作の順番は、判定結果出力部150が、判定部140が機器の買換が必要であると判定した判定結果と、障害のある前記機器の情報と、に基づいて、通信サービスに特化して構築されているインターネット環境の維持に少なくとも必要な買換機器情報を出力することができればよく、これに限られるものではない。
また、ステップS1〜S18、S40〜S75の動作の順番は、情報管理部120が、インターネット回線を利用するユーザの情報と、回線に接続する機器情報と、回線・機器の保守に関する保守契約情報と、を対応させて一括して管理することができればよく、これに限られるものではない。
以上のように、本発明の実施形態によれば、機器の修理・買換が必要である場合に、ユーザに機器の買換に関する情報などのインターネット環境の維持管理に関する情報を提供することによって、ユーザがスムーズに買換を依頼できることから、ユーザのインターネット接続の継続利用の維持を図ることができる。
以上の説明では、本発明を装置としてのインターネット接続維持管理システムとして構築したが、これに限られるものではない。すなわち、コンピュータにアプリケーションソフトを実装し、そのアプリケーションソフトを実行することにより、ユーザからの問合せ情報を、回線・機器の保守を必要としない障害の問合せ情報と、前記回線・前記機器の保守を必要とする障害の問合せ情報と、に切り分けて障害の原因を特定する障害特定機能(障害特定部130)と、障害特定部130が特定した障害情報に基づいて、前記回線・前記機器の修理・買換の要否を判定するための判定機能(判定部140)と、前記判定した情報(前記判定部140が判定した情報)に基づいて、通信事業者が提供する通信サービスに特化して、インターネット環境の維持管理に関する情報を出力する判定結果出力機能(判定結果出力部150)と、をコンピュータに実行させるインターネット接続維持管理プログラムとして構築してもよいものである。
以上の通り、本発明の実施形態によれば、インターネット回線・該回線に接続する機器に障害が生じた場合、当該機器を使用するユーザに、通信事業者が提供する通信サービスに特化して、インターネット環境の維持管理に関する包括した情報を提供し、回線の修理、機器の修理、機器の買換のいずれに対しても、回線・該回線に接続する機器の保守を一括して行うことができる。
さらに、本発明の実施形態によれば、一括した保守サービスを提供し、すなわち通信事業者が提供する通信サービスに特化して、インターネット環境の維持管理に関する包括した情報をユーザに提供できることによって、ユーザにストレスを与えずスムーズに修理・買換を提案することができることから、ユーザのインターネット接続の継続利用の維持を図ることができる、という効果を奏する。
本発明は、その本質的特性から逸脱することなく数多くの形式のものとして具体化することができる。よって、上述した実施形態は専ら説明上のものであり、本発明を制限するものではないことは言うまでもない。
1 ユーザ側入力装置
100 インターネット接続維持管理システム
110 受付部
120 情報管理部
121 機器情報データベース
122 加入者情報データベース
123 障害履歴情報データベース
124 保守契約情報データベース
125 修理費用情報データベース
126 買換機器情報データベース
130 障害特定部
140 判定部
150 判定結果出力部
160 回線修理部
170 修理発注部
180 買換発注部
200 回線業者サイト
300 修理業者サイト
400 買換機器業者サイト
500 廃棄業者サイト

Claims (11)

  1. インターネット回線・該回線に接続する機器の保守に関するインターネット接続維持管理システムであって、
    ユーザからの問合せ情報を、前記回線・前記機器の保守を必要としない障害の問合せ情報と、前記回線・前記機器の保守を必要とする障害の問合せ情報と、に切り分けて障害の原因を特定する障害特定部と、
    前記障害特定部が特定した障害情報に基づいて、前記回線・前記機器の修理・買換の要否を判定するための判定部と、
    前記判定部が判定した情報に基づいて、通信事業者が提供する通信サービスに特化して、インターネット環境の維持管理に関する情報を出力する判定結果出力部と、
    を有することを特徴とするインターネット接続維持管理システム。
  2. 前記障害特定部は、前記ユーザからの問合せ情報が前記回線・前記機器の保守を必要とする障害の問合せ情報である場合に、回線の保守を必要とする障害の問合せ情報と、機器の保守を必要とする障害の問合せ情報と、に切り分けて障害の原因を特定するものであることを特徴とする請求項1に記載のインターネット接続維持管理システム。
  3. 前記判定結果出力部は、前記判定部が前記機器の買換が必要であると判定した判定結果と、障害のある前記機器の情報と、に基づいて、前記通信サービスに特化して、構築されているインターネット環境の維持に少なくとも必要な買換機器情報を出力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインターネット接続維持管理システム。
  4. 前記判定結果出力部は、前記買換機器情報を出力する際に、前記機器の買換に要する費用情報を出力することを特徴とする請求項3に記載のインターネット接続維持管理システム。
  5. 前記判定結果出力部は、前記判定部が前記機器の保守が必要であると判定した判定結果に基づいて、前記機器の修理内容及びその修理に要する費用情報を出力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインターネット接続維持管理システム。
  6. インターネット回線を利用するユーザの情報と、
    前記回線に接続する機器情報と、
    前記回線・前記機器の保守に関する保守契約情報と、
    を対応させて一括して管理する情報管理部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1に記載のインターネット接続維持管理システム。
  7. 前記判定結果出力部は、前記判定部が判定した情報に、前記保守契約情報を紐づけて、インターネット環境の維持管理に関する情報を出力することを特徴とする請求項6に記載のインターネット接続維持管理システム。
  8. インターネット回線・該回線に接続する機器の保守に関するインターネット接続維持管理方法であって、
    ユーザからの問合せ情報を、前記回線・前記機器の保守を必要としない障害の問合せ情報と、前記回線・前記機器の保守を必要とする障害の問合せ情報と、に切り分けて障害の原因を特定する障害特定ステップと、
    前記障害特定ステップが特定した障害情報に基づいて、前記回線・前記機器の修理・買換の要否を判定するための判定ステップと、
    前記判定ステップが判定した情報に基づいて、通信事業者が提供する通信サービスに特化して、インターネット環境の維持管理に関する情報を出力するステップと、
    を実行することを特徴とするインターネット接続維持管理方法。
  9. 前記障害特定ステップにおいて、前記ユーザからの問合せ情報が前記回線・前記機器の保守を必要とする障害の問合せ情報である場合に、回線の保守を必要とする障害の問合せ情報と、機器の保守を必要とする障害の問合せ情報と、に切り分けて障害の原因を特定するものであることを特徴とする請求項8に記載のインターネット接続維持管理方法。
  10. インターネット回線・該回線に接続する機器の保守に関するインターネット接続維持管理プログラムであって、
    ユーザからの問合せ情報を、前記回線・前記機器の保守を必要としない障害の問合せ情報と、前記回線・前記機器の保守を必要とする障害の問合せ情報と、に切り分けて障害の原因を特定する障害特定機能と、
    前記障害特定機能が特定した障害情報に基づいて、前記回線・前記機器の修理・買換の要否を判定するための判定機能と、
    前記判定機能が判定した情報に基づいて、通信事業者が提供する通信サービスに特化して、インターネット環境の維持管理に関する情報を出力する機能と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするインターネット接続維持管理プログラム。
  11. 前記ユーザからの問合せ情報が前記回線・前記機器の保守を必要とする障害の問合せ情報である場合に、回線の保守を必要とする障害の問合せ情報と、機器の保守を必要とする障害の問合せ情報と、に切り分けて障害の原因を特定する障害特定機能を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項10に記載のインターネット接続維持管理プログラム。
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