JP2017032895A - 音楽再生装置、音楽再生プログラム、音楽再生方法、音楽配信システム - Google Patents

音楽再生装置、音楽再生プログラム、音楽再生方法、音楽配信システム Download PDF

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Abstract

【課題】2次元イメージや1次元ワードに落とし込むことが難しいという特徴を持つ広告音楽データをユーザの負担を軽減した状態を再生する音楽再生装置が求められていた。【解決手段】本発明の音楽再生装置は、ユーザからのアラーム時刻設定操作に基づいてアラーム時刻を設定するアラーム時刻設定手段と、外部サーバに接続して音楽データを受信する音楽データ受信手段と、前記アラーム時刻から所定の時間前の時刻を音楽データ再生時刻として設定する音楽データ再生時刻設定手段と、アラーム時刻に基づいて設定される音楽データ再生時刻に前記音楽データの再生を開始する音楽データ再生開始手段と、音楽データの再生を停止する音楽データ再生停止手段と、アラーム時刻にアラーム音データの再生を開始するアラーム音データ再生開始手段と、アラーム音データの再生を停止するアラーム音データ再生停止手段を具備する。【選択図】図27

Description

本発明は、広告に係る音楽をユーザの負担を軽減した方法で再生する音楽再生方法、音楽再生プログラム、音楽再生装置、およびユーザに対して広告対象とする音楽を配信する音楽配信システム、音楽配信方法に関する。
近年、情報通信技術の発展に伴って従来のテレビ等のマスメディアからWEBへ広告の割合が増加している。マスメディアの利点はより多くの大衆にリーチ出来るのに足し、WEBではターゲットユーザに絞り込んで広告を配信できるため効率良く広告を出すことができるという利点がある。
例えば特許文献1には、WEBページ上に設けられた広告枠に対してユーザの属性情報に基づいて広告の画像データを選択して配信する技術が開示されている。当該技術によれば効率良くユーザの注意を惹くことができるため効率的な広告配信が可能となる。
特開2015−46015号公報
しかしながら、このようなWEB広告が有効に機能するかどうかは、そこで広告を出す対象物に大きく依存するという問題がある。例えばデザイン性に優れた製品やコンセプトを的確に表すキャッチワードがあるサービスでは、与えられた広告枠にそれらの製品の画像データやサービスのキャッチワードの文字を表示することでユーザの視覚を通して情報を伝達し、ユーザの興味を刺激することができる。
一方、このような広告媒体が機能しない対象物として音楽(曲)が挙げられる。音楽は聴覚によってユーザに認識されるコンテンツであるため、その特徴を2次元イメージやキャッチワードといった情報に変換し、視覚を通じてユーザに広告することが非常に難しい。なぜならば製品は空間軸方向に広がっているのに対し音楽は時間軸方向に広がっているためである。
したがって、広告対象物が音楽である場合には、聴覚を通じてユーザに広告し、その音楽に対するユーザの興味を惹起して購買行動へ繋げる必要がある。
しかしながら、一般的なコンセンサスとして、ユーザがWEBでブラウジングしている最中に自動的に音楽を再生することは暗黙的な合意事項として禁止されている。そのため、特許文献1に開示の技術では、対象とするユーザを推定することができても、広告対象となる音楽を再生することができず効率的に広告することは困難であった。
上記課題を鑑み、本発明は2次元イメージや1次元ワードに落とし込むことが難しいという特徴を持つ音楽をユーザの負担を軽減した状態で再生する音楽再生方法、音楽再生プログラム、音楽再生装置、音楽配信システム、を提供することを目的とする。
本発明の一態様である本発明の音楽再生方法は、ユーザからのアラーム時刻設定操作に基づいてアラーム時刻を設定するアラーム時刻設定ステップと、外部サーバに接続して音楽データを受信する音楽データ受信ステップと、前記設定されたアラーム時刻に基づいて前記音楽データの再生を開始する音楽データ再生開始ステップと、前記音楽データの再生を停止する音楽データ再生停止ステップと、を有する。
また、本発明の一態様である音楽再生プログラムは、ユーザからのアラーム時刻設定操作に基づいてアラーム時刻を設定するアラーム時刻設定ステップと、外部サーバに接続して音楽データを受信する音楽データ受信ステップと、前記設定されたアラーム時刻に基づいて前記音楽データの再生を開始する音楽データ再生開始ステップと、前記音楽データの再生を停止する音楽データ再生停止ステップと、を情報処理装置に実行させる。
また本発明の一態様である音楽再生装置は、ユーザからのアラーム時刻設定操作に基づいてアラーム時刻を設定する処理を行うアラーム時刻設定処理手段と、外部サーバに接続して音楽データを受信する処理を行う音楽データ受信処理手段と、前記設定されたアラーム時刻に基づいて前記音楽データの再生を開始する処理を行う音楽データ再生開始処理手段と、前記音楽データの再生を停止する処理を行う音楽データ再生停止処理手段と、を具備する。
また、本発明の一態様である音楽配信システムは、 音楽データを再生する複数の音楽再生装置と前記音楽再生装置に音楽データを配信する音楽配信サーバとを含んで構成される音楽配信システムであって、前記音楽再生装置の各々は、ユーザからのアラーム時刻設定操作に基づいてアラーム時刻を設定する処理を行うアラーム時刻設定処理手段と、外部サーバに接続して音楽データを受信する処理を行う音楽データ受信処理手段と、前記設定されたアラーム時刻に基づいて前記音楽データの再生を開始する処理を行う音楽データ再生開始処理手段と、前記音楽データの再生を停止する処理を行う音楽データ再生停止処理手段と、を具備し、前記音楽配信サーバは、音楽データに係るアーティストからの音楽データ配信要求を受信する処理を行う配信要求受信処理手段と、前記音楽データ配信要求に係る音楽データを配信対象音楽データとして登録する処理を行う配信対象音楽データ登録処理手段と前記音楽再生装置からの音楽データ送信要求に基づいて、前記配信対象音楽データとして登録されている音楽データの中から選択した音楽データを前記音楽データ送信要求元の音楽再生装置に送信する処理を行う音楽データ送信処理手段と、を具備する。
本発明によれば、2次元イメージや1次元ワードに落とし込むことが難しいという特徴を持つ音楽を効率的に広告する音楽再生方法、音楽再生プログラム、音楽再生装置、音楽配信システム、を提供することができる。
実施形態1に係る音楽配信システムの構成を示すブロック図 実施形態1に係る音楽配信システムの処理の流れを示すシーケンス図 実施形態1に係る音楽配信システムの別形態構成を示すブロック図 アーティスト情報を表示した状態の実施形態1に係る音楽再生装置の正面図 実施形態2に係る音楽配信システムの構成を示すブロック図 実施形態3に係る音楽配信システムの構成を示すブロック図 実施形態4に係る音楽配信システムの構成を示すブロック図 実施形態5に係る音楽配信システムの構成を示すブロック図 実施形態6に係る音楽広告システムの構成を示すブロック図 実施形態7に係る音楽広告システムの構成を示すブロック図 実施形態8に係る音楽広告システムの構成を示すブロック図 アラーム画面の一例を示す図 実施形態8に係る音楽広告処理装置のアラーム設定処理の流れを示すフローチャート図 実施形態8に係る音楽広告処理装置の広告対象データ格納処理の流れを示すフローチャート図 実施形態8に係る音楽広告処理装置の広告対象データ処理の流れを示すフローチャート図 実施形態8に係る音楽広告処理装置のアラーム処理の流れを示すフローチャート図 実施形態8に係る音楽広告処理装置の構成を示すブロック図 フィードバック情報の一例を示す図 実施形態8に係る音楽広告処理装置における広告対象データ処理とフィードバック処理の流れを示すフローチャート図 実施形態8に係る音楽広告処理装置の具体的構成を示すブロック図 アラーム設定画面の一例を示す図 実施形態9に係る音楽広告処理装置の構成を示すブロック図 実施形態9に係る音楽広告処理装置におけるアラーム設定処理の流れを示すフローチャート図 実施形態9に係る音楽広告処理装置における広告対象データ処理時刻設定処理の流れを示すフローチャート図 実施形態9に係る音楽広告処理装置の別構成を示すブロック図 実施形態9に係る音楽広告処理装置における広告対象データ処理時刻設定処理の流れを示すフローチャート図 実施形態10に係る音楽再生装置の構成を示すブロック図 実施形態10の別形態に係る音楽再生装置の構成を示すブロック図 実施形態10の別形態に係る音楽再生装置の構成を示すブロック図 実施形態10の別形態に係る音楽再生装置の構成を示すブロック図 実施形態10の別形態に係る音楽再生装置の構成を示すブロック図 実施形態10の別形態に係る音楽再生装置の構成を示すブロック図 実施形態10の別形態に係る音楽再生装置の構成を示すブロック図 実施形態10に係る音楽再生装置における処理の流れを示すフローチャート図 実施形態10の別形態に係る音楽再生装置の構成を示すブロック図 ポイント付与条件の一例を示す図 実施形態10の別形態に係る音楽再生装置の構成を示すブロック図 実施形態10の別形態に係る音楽再生装置の構成を示すブロック図
以下、本発明の各実施形態について図面を参照して詳細に説明する。以下の説明において同一の符号が付された部分は実質的に同一の機能を有している。また、発明の明確化のため重複部分は適宜説明が省略されている。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1に係る音楽広告システムの構成を示すブロック図である。音楽広告システムは、複数の音楽再生装置1100と、音楽配信サーバ1200と、を含んで構成される。
音楽再生装置1100は、広告の配信対象者が使用する装置であり、サーバより送信されてくる音楽データを受信して再生する機能を少なくとも具備する。本明細書では当該配信対象者をユーザと称する。音楽再生装置1100は、アーティスト自身が作曲等した作品である音楽を広くユーザに広告することを目的として配信されるデータを処理する装置であるため、本明細書では、音楽再生装置を広告処理装置と称することがある。
音楽再生装置1100の具体的形態としては、例えばスマートフォンやフィーチャーフォンといった携帯端末装置の他、タブレット端末装置、ウェアラブル端末装置などが該当する。音楽再生装置は1台の装置であっても良いが、複数の装置に分かれた状態で実装されていても良い。
音楽再生装置1100は、操作入力処理部1110と、アラーム設定処理部1120と、サーバ通信処理部1130と、配信データ処理部1140と、を具備する。
操作入力処理部1110は、タッチパネル等のユーザインタフェースを介してユーザより行われる各種操作を入力する。操作入力処理部1110で入力される当該操作としては所定のオブジェクトに対するクリック操作やスワイプ操作などがある。なお、ユーザインタフェースとしては音声認識などの形態であっても良い。
アラーム設定処理部1120は、操作入力処理部1110で入力されるアラーム設定操作に基づいてアラームを設定する処理を行う。ここで、アラームを設定するとは、操作入力処理部1110で入力されるアラーム設定操作によってユーザより指定されるアラーム時刻に所定の処理を実行させる設定を行うことを言う。すなわち、アラーム設定処理部1120は、操作入力処理部1110で入力されるアラーム設定操作によってユーザより指定されるアラーム時刻に所定の処理を実行させる設定を行う。当該設定を行うことでアラーム時刻にOS側からコールされる。
サーバ通信処理部1130は、外部に配置されている音楽配信サーバ1200に接続し、当該音楽配信サーバ1200より配信されるデータを受信する処理を行う。ここで、音楽配信サーバ1200より配信されるデータには少なくとも音楽データを含む。具体的には、サーバ通信処理部1130は、配信対象データ送信要求送信処理部1131と、配信対象データ受信処理部1132と、を具備する。
配信対象データ送信要求送信処理部1131は、アラーム設定処理部1120で設定されたアラーム時刻に基づいて、少なくとも音楽データを含む配信対象データを自端末装置1100へ送信することを要求する配信対象データ送信要求を音楽配信サーバ1200へ送信する処理を行う。
配信対象データ受信処理部1132は、配信対象データ送信要求送信処理部1131が送信した配信対象データ送信要求に基づいて送信される配信対象データを受信する処理を行う。
配信データ処理部1140は、アラーム設定処理部1120で設定されたアラーム時刻に基づいて、サーバ通信処理部1130で受信された配信データに対して所定の処理を行う。具体的には、配信データ処理部1140は、音楽データ再生開始処理部1141と、音楽データ再生停止処理部1142と、を具備する。
音楽データ再生開始処理部1141は、アラーム設定処理部1120で設定されたアラーム時刻に基づいて、サーバ通信処理部1130で配信データとして受信された音楽データの再生を開始する処理を行う。
音楽データ再生停止処理部1142は、音楽データ再生開始処理部1141が再生を開始した音楽データの再生を停止する処理を行う。例えば、音楽データ再生停止処理部1142は、操作入力処理部1110でユーザより再生停止操作が入力された場合や、音楽データの再生が完了された場合に、当該音楽データの再生を停止する処理を行う。
次に音楽配信サーバ1200について説明する。音楽配信サーバ1200は、配信候補データ受信処理部1210と、配信候補データ記憶処理部1220と、配信要求受信処理部1230と、配信登録処理部1240と、配信処理部1250と、配信対象データ選択処理部1260と、を具備する。
配信候補データ受信処理部1210は、音楽再生装置1100への配信候補となるデータとして少なくとも音楽データを含む配信候補データを受信する処理を行う。例えば、アーティストは自身が作曲又は演奏する音楽をより多くの人へ広告する場合、PCなど自身の端末装置を用いて当該広告にかかる音楽の音楽データを配信候補データとして音楽配信サーバ1200に送信し、配信候補データ受信処理部1210は、当該音楽データを含む配信候補データを受信する処理を行う。
配信候補データ記憶処理部1220は、配信候補データ受信部1210で受信された配信候補データを記憶媒体に記憶する処理を行う。
配信要求受信処理部1230は、アーティストは自身が作曲又は演奏する音楽の音楽データを含む配信候補データをユーザに対して配信することを要求する配信要求を受信する処理を行う。
配信登録処理部1240は、配信要求受信処理部1230で受信される配信要求に基づいて、配信候補データ受信処理部1210で受信されて配信候補データ記憶部1220で記憶媒体に記憶されている配信候補データを音楽再生装置1100への配信対象とする配信対象データとして登録する処理を行う。具体的には、配信登録処理部1240は、配信要求に基づいて配信候補データを配信対象データとして配信用データベースに登録する。配信対象データは、少なくとも音楽データを含む。
配信処理部1250は、配信登録処理部1240によって配信対象データとして登録されているデータを複数の音楽再生装置1100に送信する処理を行う。具体的には、配信処理部1250は、配信対象データ送信要求受信処理部1251と、配信対象データ送信処理部1252と、を具備する。
配信対象データ送信要求受信処理部1251は、複数の音楽再生装置1100よりそれぞれ送信されてくる配信対象データの送信を要求する配信対象データ送信要求を受信する処理を行う。配信対象データ送信処理部1252は、配信対象データ送信要求受信処理部1251で受信された配信対象データ送信要求に基づいて配信登録処理部1240によって配信対象データとして登録されている配信対象データを音楽再生装置1100へ送信する処理を行う。より具体的には、配信対象データ送信処理部1252は、配信対象データ送信要求受信処理部1251で受信された配信対象データ送信要求に基づいて配信登録処理部1240によって配信対象データとして登録されている配信対象データの中から配信対象データ選択処理部1260で選択された配信対象データを当該配信対象データ送信要求の要求元である音楽再生装置1100へ送信する処理を行う。
配信対象データ選択処理部1260は、配信登録処理部1240によって配信対象データとして登録されている複数の配信対象データの中から配信処理部1250が音楽再生装置1100へ送信する配信対象データを選択する処理を行う。具体的には、配信対象データ選択処理部1260は、配信対象データ送信要求受信部1251で配信対象データ送信要求を受信した場合に、配信登録処理部1240によって配信対象データとして登録されている複数の配信対象データの中から、当該配信対象データ送信要求の送信元である音楽再生装置1100又はそのユーザに対して配信する配信対象データを選択する処理を行う。当該選択される配信対象データは、少なくとも音楽データを含む。
図2は、本実施形態1にかかる音楽配信システムの処理の流れを示すシーケンス図である。配信候補データ受信処理部1210は、自身が作曲や演奏する音楽を多くの人に配信して広く認知させたいと考えているアーティストや当該アーティストが所属する団体より送信される音楽データを含む配信候補データを受信する処理を行う(ステップS101)。配信候補データ記憶処理部1220は、配信候補データ受信部1220で受信された配信候補データを記憶媒体に記憶する(ステップS102)。
配信要求受信処理部1230は、上述した配信候補データを音楽再生装置1100へ配信する配信対象データとして登録することを要求する配信要求を受信する処理を行う(ステップS103)。配信登録処理部1240は、配信要求受信処理部1230で受信された配信要求にかかる配信候補データを配信対象データとしてデータベースに登録する処理を行う(ステップS104)。配信対象データとして登録されたデータは音楽再生装置1100からの配信要求に基づいて配信されるデータである。ここまでは、自身の音楽を広告したいアーティスト達が音楽配信サーバ1200に対して行うアクションである。
当該アーティスト達とは独立して各音楽再生装置1100のユーザはユーザインタフェースを介してアラームをセットする操作を行う。アラーム設定処理部1120は、操作入力処理部1110で入力されたアラーム設定操作に基づいてアラーム時刻を設定する処理を行う(ステップS105)。
配信対象データ送信要求送信処理部1131は、配信対象データの送信を要求する配信対象データ送信要求を音楽配信サーバ1200に送信する処理を行う(ステップS106)。音楽配信サーバ1200において、配信対象データ送信要求受信処理部1251は、音楽再生装置1100の配信対象データ送信要求送信処理部1131より送信された配信対象データ送信要求を受信する処理を行う(ステップS107)。
配信対象データ選択処理部1260は、ステップS106で受信された配信対象データ送信要求に基づいて、ステップS104で登録されている配信対象データの中から配信対象データ送信要求の送信元ユーザの音楽再生装置1100へ送信する配信対象データを選択する処理を行う(ステップS108)。配信対象データ送信処理部1252は、ステップS107で受信された配信対象データ送信要求に基づいてステップS108で選択された配信対象データを配信対象データ送信要求の送信元ユーザの音楽再生装置1100に送信する処理を行う(ステップS109)。
音楽再生装置1100において配信対象データ受信処理部1132は、ステップS106で送信した配信対象データ送信要求に基づいて音楽配信サーバ1200より送信されてくる音楽データを含む配信対象データを受信する処理を行う(ステップS110)。音楽データ再生開始処理部1141は、ステップS105で設定されたアラーム時刻に基づいて、ステップS110で受信された配信対象データに含まれる音楽データを再生する処理を行う(ステップS111)。音楽データ再生停止処理部1142は、ステップS111で開始された音楽データの再生を、当該音楽データの再生が完了した場合やユーザからのアラーム停止操作が入力された場合に停止する処理を行う(ステップS112)。
以上のように、本実施形態1にかかる音楽祭装置は1100は、少なくともアラーム時刻を設定する設定手段と、外部に配置されているサーバに接続して音楽データを含む配信対象データを受信する通信手段と、設定されたアラーム時刻に基づいて前記配信対象データに含まれる音楽データの再生を開始する処理開始手段と、前記音楽データの再生を停止する処理停止手段と、を具備する。また、音楽配信サーバ1200は、音楽データを含む配信候補データを記憶媒体に記憶する配信候補データ記憶手段と、前記配信候補データに対する配信要求に基づいて前記記憶媒体に記憶されている配信候補データを配信対象データとして登録する配信対象データ登録手段と、音楽再生装置から送信される配信対象データ送信要求を受信する配信対象データ送信要求受信手段と、前記受信された配信対象データ送信要求に基づいて、前記登録されている複数の配信対象データの中から前記音楽再生装置へ配信する配信対象データを選択する配信対象データ選択手段と、選択された配信対象データを前記音楽再生装置へ送信する配信対象データ送信手段と、を具備する。
上記構成で音楽を配信することで自身が作曲したり演奏したりしている音楽を一般市民に広く認知させることができ、当該音楽を気に入った一般市民を当該音楽の購買行動へ誘導することができる。
上述した音楽配信システムは、アーティスト(ミュージシャン)が作曲・作詞・編曲・演奏等を行う音楽を一般市民により多く購入するための広告を配信するものである。それは以下のような考察に基づいて行われている。
近年、WEBページの中に埋め込まれた広告エリアに2次元イメージデータや1次元文字データを表示するタイプの広告が増えている。一方、音楽に関してはこのようなメディアを用いて広告することは困難である。それは大きく分けて(1)視覚認識困難性、(2)時間拘束性、の2つの理由に基づく。
有体物である製品の価値は、そのデザインや機能によってその価値の多くが決定される。3次元の製品を写像(縮小や投影)することにより2次元イメージに変換することは容易である。なぜならば、私達の視覚がそもそも3次元の物体からの光を2次元の網膜で受けて情報に変換しているため、視差を除けば予め2次元に変換されていても得られる情報量は同じだからである。また、機能についてもキャッチコピーや文章など1次元の文字データで表すことは可能である。
このように、製品は3次元の空間方向に広がっていることから、その外観であるデザインを2次元イメージへ変換することが可能であるし、機能についてもシンボル化して1次元の文字で表すことが可能である。一方、音楽は時間方向に広がるサービスであるため、このような変換が難しいという問題がある。
一瞬の音楽は単なる音でしかなく価値を持たないことからもわかるように、音楽とはピッチ、メロディー、使用楽器、などを組み合わせて時間方向に構成(Compose)した作品である。時間軸と空間軸は直交していることから時間軸方向に広がる情報を視覚で捉えられる空間2次元イメージに変換することは困難である。シンボル化して楽譜で表現することは一部可能であるが、音楽は芸術の一形態であり、シンボル化することでその細部の情報が欠落してしまい、芸術性が失われてしまうため、その音楽の価値もまた失われてしまうという問題がある。また、日本人の多くがアラビア語を読めないように、シンボル化するためにはそこにある変換規約(プロトコル)を理解していることが前提である。一流の音楽家であればシンボル化された楽譜を一読するだけでその音楽が優れているかどうかを判断することはある程度可能であるかもしれないが、一般人には厳しい。
このような理由から、時間方向に情報が広がる音楽を2次元イメージや1次元文字に変換することが困難であることから、対象となる音楽を視覚を通じて評価することは困難となる。したがって、購入に価する音楽であるかどうかをユーザが評価するためには、聴覚を用いて評価する必要が出てくる。
ここで、視覚と聴覚がそれぞれ備える感覚器としての特徴が新たな問題を生むことになる。自然界にはコウモリなど暗闇の洞窟内で生活し、超音波で外界索敵を行う動物のように視覚よりも聴覚が発達している動物もいるが、人間は聴覚よりも視覚の方が発達している。もし、視覚か聴覚かどちらか1つを失わなければならないとすれば多くの人間は聴覚を失う方を選ぶであろう。
人間の視覚は聴覚と比較して大量の情報を並行して処理することが可能であるという特徴を有する。私達は焦点を合わせているエリアの情報を処理しながらも視覚が持つ周辺領域からの情報を入手して薄く処理することは可能である。このことがWEB広告を可能としている。すなわち、メインタスクとしてWEBサイトのコンテンツを消費しつつも周辺視野を使って広告を認識しており、興味ある広告に焦点を合わせるということが可能である。これはWEB広告に限らず、チラシなどにおいても数個の広告商品の情報を一度に取得して価値を評価することが可能である。
一方、百聞は一見に如かずという諺もあるように、聴覚は1度に複数の情報を処理することが困難である。したがって聴覚を通じて広告を広告対象者であるユーザに評価するためには、ユーザが持つ情報処理能力を当該広告の処理へ拘束する必要がある。このように聴覚は視覚と比較して並行処理が困難である。
また人間の聴覚は、視覚と比較して入力される情報を遮断することが困難であるという特徴を有している。例えば、視覚で認識される情報を遮断したければ瞼を閉じるか、首を傾けたり視線を逸らすだけで情報が入力されることを防ぐことができるのに対し、聴覚では自身が聞きたくないと思っても両耳を手で思いっきり塞ぐか、その音が聞こえなくなる場所まで自ら移動する必要がある。このように聴覚は視覚と比較して入力される情報を遮断することが困難である。
この聴覚が持つ並行処理困難性と情報遮断困難性は、聴覚を通じて情報が入力される場合にそのユーザの時間を拘束してしまうという時間拘束性に帰結する。インターネットが情報経路というリソースを共有することでコストを下げているのに対し、電話回線が通信経路を占有することでコストが高くなる原理と同じである。この情報遮断困難性があるために例えばWEBページなどでユーザの許可もなく音楽を流すことは暗黙的に禁止されている。視覚のデザイン等でユーザが気に入らなければ情報を自ら遮断すれば良いのに対し、音楽は情報を容易に遮断することができず、遮断するためにユーザに強いるコストが高いためである。
Time is moneyという諺があるように、広告対象者にとって広告という情報を提示されることで、自身の時間が奪われている側面がある。したがって自身に関係がない広告を提示されるとユーザはイライラする。それは、自身が保有するリソースである価値を有する時間が他者に無駄に奪われているためである。
以上説明した視覚認識困難性と時間拘束性は、聴覚を通じて音楽を広告し、ユーザに評価させる場合のコストが非常に高くなるという問題を生ずることになる。すなわち、製品の広告であれば、例えばユーザが1秒に3つの広告を視覚を通じて評価できるとすれば30秒の間に90個の製品の広告を処理することができる。一方、聴覚を通じて音楽を評価する場合では、30秒程度その音楽を聞いてみなければ評価することは難しい。この場合、視覚を通じて広告する場合と聴覚を通じて広告する場合では実に90倍のコスト差を生じていることになる。
ユーザから見ると自身が持つ資産(お金)を消費して財を購入する場合において、その情報が視覚を通じて認識されたか聴覚を通じて認識されたかは重要ではなく、その財が提示されている価格以上の価値を有していると感じるかの1点に尽きる。したがって、自身の音楽をユーザに購入してもらう場合においても、一般的な有体物の製品と同じ競争を行わなければならない。この点において、聴覚を通じてのみ広告ができるという音楽は広告コストの面で非常なハンディーキャップを追っていることになる。
現在のWEB広告ではこのような広告対象物が本質的な特徴を十分に検討していなかった。かつては、テレビCMというメディアが主な広告手段であったため、この点はさほど争点にはならなかった。なぜならばテレビCMは視覚と聴覚を使って15秒から30秒程度ユーザを拘束する形態の広告であるため、有体物の製品であっても新しく作曲された音楽であっても同じ広告コストであったためである。しかし、ユーザが費やす時間がテレビからインターネットに移行する中で、広告形態もテレビCMからWeb広告へと移り変わる中、Webというメディアの特性が広告対象物に広告コスト差を顕著に生じさせるようになってきている。したがって、聴覚を通じてユーザに広告するためにはWebページ内の周辺領域に広告スペースを埋め込む方法とは別の広告手段を考えなければならなくなっていると言える。
このような考察を進めた結果、音楽に特化した広告方法が本実施形態1に開示の技術である。まず、上述したように音楽は本質的に聴覚でのみ有効に広告し得るものであり、この点は変更をすることが難しい。この聴覚を通じてユーザに広告対象物の情報を送り込むという方法は、視覚で情報を送り込む場合と比較して、並行処理困難性や時間拘束性の問題によりより多くのユーザの時間を奪うためにコストが上がってしまうという点に問題がある。
そこで本発明者が着目した点は、より多くの時間をユーザから貰わなければならないというのであれば、ユーザの時間の価値が低い時間を貰うという点である。これは、「時間の価値は変動する」という特性に着目している。
人間には平均的に60秒×60分×24時間×365日×80年程度の時間が与えられている。健康度等によって幾分左右されるものの、その者が持つ資産の多寡や身分といったものによって与えられる時間が変わるものではない。このように平等に与えられる時間であるからこそ、その時間の価値は異なることになる。
まず、人によって時間の価値は異なる。例えば、日本首相の1時間と一般市民の1時間では価値が異なる。日本首相に1時間貰おうとすれば非常に多くの金を積むか、それ相応の理由がなければならない。何の理由もなければ1000万円から1億円程度を積まなければ日本の首相は1時間を自身の雑談のために割いてはくれないであろう。一方、一般市民の1時間であれば、100万円も渡せば多くの人は時間を割いてくれると思われる。
次に、時間は同じ人間であっても人生における時期によって異なる。プロ野球選手であれば現役時代の1時間を割いてもらうのと引退後に1時間割いてもらうのでは必要となる金額は変わるであろうし、一般市民であっても多感な青春時代の1時間と余暇を過ごす老後の1時間では金額は異なるであろう。
次に、時間は年によっても異なる。自由に時間を使える大学4年生の時に1時間を割いてもらうのと、社会人になった後の1時間を割いてもらうのでは必要となる金額は異なるであろう。
次に、時間は日によっても異なる。大学浪人生に入学試験前日の1時間を割いてもらうのと入学試験当日の1時間を割いてもらうのでは必要とする金額に大きな差を生むことは明らかである。
このように考えていくと、1日の中でも時間の価値は常に変動していることがわかる。仕事に集中している時の30秒を割いてもらうのと、トイレで退席している時の30秒を割いてもらうのでは価値が異なることがわかる。この点を鑑みれば、ユーザに多くの時間を割いてもらわなければならない音楽広告であるからこそ、そのユーザの1日の中で時間の価値が相対的に低い時間帯を狙って広告を出すことが重要であるという結論に至る。比較的時間の価値が低そうな時間帯として、朝目覚める時間、トイレにいく時間、風呂に入る時間、通勤・通学時間、運動している時間、などが考えられる。
次に、聴覚を通じた音楽広告では並行処理困難性や情報遮断困難性によりユーザの時間を拘束してしまうという特徴を踏まえ、ユーザの時間を一定程度拘束することがユーザの負担にならない時間帯に音楽広告を提示する必要がある。例えばユーザが集中しようとしている時や休息することがメインタスクである時に音楽広告を提示することはユーザのメインタスクを阻害する方向に働くため、行ってはならないということになる。
このように考えていくと、聴覚を通じた音楽広告を行う際に求められる要件を満たす時間帯として「目覚め」の時間帯が好ましいことになる。第1に、目覚めの時間はユーザの脳が覚醒しきっておらず、睡眠状態から覚醒状態へ移行させるのに数十秒から数分の時間を要するためである。また、この間におけるユーザのメインタスクは脳を覚醒させることであり、外界からの刺激を入力することはそのメインタスクを助ける方向に働くためである。
以上のことから、人間に1日1回巡ってくる「目覚め」というイベントに合わせて音楽広告を提示することで非常に低いコストでユーザに効率的に音楽を広告することが可能となる。
なお、上述した配信対象データはアーティストがユーザに対して広告したいと考えている情報をデジタルデータ化したものであるため、本明細書では広告対象データと称することがある。なお、通常の製品において広告は当該製品の持つ情報を抽出及び圧縮したものであることから製品と広告は非同一であるのに対し、音楽はその最終製品である音楽と広告が同一である。このことから、当該ユーザに提示する音楽を広告と捉えれば広告対象データとなるし、サービスとしての音楽と捉えれば配信対象データとなる。どのように取られるかは音楽配信サーバ1200の提供者のビジネスモデルに依存するが、どちらの観点から捉えるにせよ、ユーザが当該音楽により多く接する機会を持つことで音楽配信委託者である当該音楽にかかるアーティストの収益性を向上させることが可能となる。
なお、上記説明では配信対象データとして広告にかかる音楽データを配信する構成について説明したが、当該音楽データに加えて当該音楽データにかかるアーティストのイメージデータや当該アーティストを紹介する文字データを配信対象データとして配信する構成とすると更に良好である。
図3は、音楽データに加えて配信対象データとしてアーティスト関連データを送信する構成を示すブロック図である。配信対象データ処理部1130は、アーティスト関連データ表示処理部1143を更に具備する。
アーティスト関連データ表示処理部1143は、アラーム設定処理部1120が設定したアラーム時刻に基づいて、配信対象データ受信処理部1132で受信された配信対象データに含まれるアーティスト関連データをディスプレイに表示する処理を行う。
図4は、当該アーティスト関連データをディスプレイに表示する音楽再生装置1100の正面図の一例を示している。音楽再生装置1100は、アーティスト関連データを表示するディスプレイ1101、実行するアプリケーションを切り替えるホームボタン1102、配信データ処理部1140で再生される音楽データを電気信号から空気振動に変換して放音するスピーカー1103などを備えている。アーティスト関連データ表示処理部1143は、ディスプレイ1102の所定の位置に表示用のビュー(View)を配置しており、アーティスト関連データに含まれるアーティストイメージデータをイメージビュー1104へ、アーティストの名前、音楽ジャンル、年齢、紹介文、の文字データをそれぞれテキストビュー1105、1106、1107、1108に表示する処理を行う。
当該構成とすることで、アラーム設定処理部1120で設定されるアラーム時刻に配信対象データである音楽が再生されるとともに、ディスプレイに当該音楽にかかるアーティストの情報が表示されことにより、ユーザは朝目覚めるタイミングで聴覚と視覚の両方の感覚器官を通じて音楽及び当該音楽の作曲者または演奏者であるアーティストを評価することができるためより効率的に広告を行うことが可能となる。広告対象の音楽に係るアーティストの情報は当該音楽の価値を判断する上の補助材料として機能するためである。
(実施形態2)
実施形態1では音楽が聴覚を通じてのみ効率的にユーザに広告出来る点と、聴覚は視覚と比較して情報をユーザに伝達する際に要するコストが高いことから、ユーザの時間単価が相対的に安く、時間を拘束することが問題にならない時間帯である「目覚め」とリンクさせて音楽を提示することを特徴としている。
しかしながら、例え相対的にコストが低くてもユーザからしてみれば自身の興味の引かない、すなわちユーザにとって価値のない音楽を提示されることはコストとなる。したがって、ユーザにとって価値のある音楽が広告されることが好ましいことになる。本実施形態2にかかる音楽配信システムでは、当該ユーザの属性情報を加味した音楽広告を行うことを特徴とする。以下、図面を用いて詳細に説明する。なお、実施形態1で説明した部分については発明の明確化のために一部説明を省略する。
図5は本実施形態2にかかる音楽配信システムの構成を示すブロック図である。音楽配信システムを構成する音楽再生装置2100は、装置側ユーザ情報登録処理部2110を更に具備する。
装置側ユーザ情報登録処理部2110は、操作入力部1110を介して入力されるユーザ情報登録操作に基づいて当該音楽再生装置2100のユーザに関する所定の情報をユーザ情報として登録する処理を行う。ユーザ登録する情報としては、例えばユーザの性別、ユーザの年齢または年齢グループ、居住地域、などに関する情報である。ここで年齢グループとは、複数の年齢をグループ分けしたものである。
配信対象データ送信要求送信処理部1131は、装置側ユーザ情報登録処理部2110で登録されているユーザ情報を含む配信対象データ送信要求を音楽配信サーバ2200に送信する処理を行う。
音楽配信サーバ2200は、アーティスト情報受信処理部2210と、アーティスト情報登録処理部2220と、を具備する。
アーティスト情報受信処理部2210は、配信対象データの配信要求元であるアーティストに関する情報であるアーティスト情報を受信する処理を行う。ここで、アーティストとは音楽データを含む配信対象データの配信を要求するサービス享受者であり、当該音楽を作曲・作詞・編曲・演奏を行っている者をさす。アーティスト情報としては、当該アーティストのイメージデータ、性別、活動地域、音楽ジャンル、年齢、メンバー、設立年月日、これまでにリリースした音楽に関する情報などが含まれる。
アーティスト情報登録処理部2220は、アーティスト情報受信処理部2220で受信されたアーティスト情報を登録する処理を行う。具体的にアーティスト情報は、配信対象データに含まれる音楽データにかかるアーティストに関する情報である。
配信要求受信処理部1230は、配信にかかる配信対象データの配信先を指定する情報である配信先指定情報を含む配信要求を受信する処理を行う。配信先指定情報とは、配信先となるユーザの性別、年齢グループ、居住地域などを指定するための情報である。
配信対象データ選択処理部1260は、配信対象データ送信要求受信処理部1251で受信される配信対象データ送信要求に含まれるユーザ情報と、配信要求受信処理部1230で受信される配信要求に含まれる配信先指定情報に基づいて、配信対象データ登録処理部1240で登録されている複数の配信対象データの中から、当該配信対象データ送信要求の送信元ユーザへ配信する配信対象データを選択する処理を行う。例えば、ユーザ情報に含まれるユーザの性別、年齢グループ、居住地域と、配信要求に含まれる配信先となるユーザの性別、年齢グループ、居住地域が一致する配信要求にかかる配信対象データを選択する処理を行う。
配信対象データ送信処理部1252は、配信対象データ選択処理部1260で選択された配信対象データを音楽再生装置2100に送信する処理を行う。
以上のように本実施形態2にかかる音楽配信システムによれば、ユーザ側の音楽嗜好とアーティスト側が希望する配信先とを考慮した上で、ユーザに配信される音楽を選択するため、ユーザは自身に興味がない音楽が配信されてくる可能性を下げることが出来るため、音楽広告のコストを下げることができる。
なお、上記説明では、ユーザ情報として性別、年齢、地域に関する情報を登録する場合について説明したがこれに限定されるものではない。例えば、ユーザ情報として、配信を希望する音楽ジャンル、配信元のアーティストの性別、グループ構成、レベルなどの情報をユーザ情報の一種である音楽嗜好性情報として登録する構成であっても良い。
この場合、配信対象データ選択処理部1240は、アーティスト情報登録部2220によってアーティスト情報として登録されているアーティスト情報に含まれる当該アーティストの性別、グループ構成、レベルなどの情報と配信対象データ送信要求に含まれるユーザ情報とに基づいて、配信対象データを選択する構成としても良い。
(実施形態3)
ユーザが朝起床する時間にはかなりの共通性がある。一般的には朝6時から朝9時の間という限られた時間帯であって、朝7時丁度などキリの良い時間をアラーム時刻としてセットするユーザは多い。したがって、ユーザがセットしたアラーム時刻に複数の音楽再生装置より音楽配信サーバに対して配信対象データ送信要求が送信されると音楽配信サーバの処理能力を超えてしまう可能性がある。本実施形態3にかかる音楽配信システムはこのようなトラフィック集中の問題を回避することを目的としている。以下、図面を参照して詳細に説明する。なお、上述の実施形態ですでに説明している部分については発明の明確化のため一部説明を省略する。
図6は、本実施形態3にかかる音楽配信システムの構成を示すブロック図である。本実施形態3にかかる音楽配信システムにおいて、音楽再生装置3100は、配信対象データ送信要求時刻設定処理部3110と、配信対象データ記憶処理部3120と、を具備する。
配信対象データ送信要求時刻設定処理部3110は、アラーム設定処理部1120が設定するアラーム時刻に基づいて、配信対象データ送信要求を音楽配信サーバ3200に送信するタイミングとなる配信対象データ送信要求時刻を設定する処理を行う。例えば、配信対象データ送信要求時刻設定処理部3110は、現在の時刻とアラーム時刻との間の時刻をランダムで選択し、当該選択した時刻を配信対象データ送信要求時刻として設定する。
配信対象データ送信要求送信処理部1131は、配信対象データ送信要求時刻設定処理部3110によって、設定された配信対象データ送信要求時刻に音楽配信サーバ3100へ配信対象データ送信要求を送信する処理を行う。
配信対象データ記憶処理部3120は、上記配信対象データ送信要求時刻に送信される配信対象データ送信要求に基づいて配信対象データ受信処理部1132で受信された配信対象データを記憶媒体に記憶する処理を行う。
音楽データ再生開始処理部1141は、アラーム設定処理部1120で設定されるアラーム時刻に基づいて配信対象データとして記憶媒体に記憶されている音楽データを読み出して再生を開始する処理を行う。また、アーティスト関連情報表示処理部1143は、アラーム設定処理部1120で設定されるアラーム時刻に基づいて、配信対象データとして記憶媒体に記憶されているアーティスト関連データを読み出してディスプレイに表示する処理を行う。
当該構成とすることで「目覚め」というユーザ間で時間が共通しているイベントに対して各ユーザに音楽を提示する場合であっても、セットされるアラーム時刻より以前の段階で所定のアルゴリズムにしたがって決定した時刻に音楽配信サーバにアクセスして配信対象データを受信して記憶媒体に記憶しておくことでサーバへのアクセス集中を回避することができる。
(実施形態4)
上述の実施形態では、音楽再生装置より音楽配信サーバへ十分な情報がフィードバックされていないため、広告の効果を音楽配信サーバ側で解析してより効率的な広告配信に改善すると言った処理を行うことが困難であった。本実施形態4にかかる音楽配信システムでは、配信対象データとしてユーザに提示された際のユーザの反応を次の広告配信に用いることでより効率的な広告配信を可能とする点を特徴とする。以下、図面を用いて詳細に説明する。なお、上述の実施形態で既に説明した部分については発明の明確化のため一部説明を省略する。
図7は、本実施形態4にかかる音楽配信システムの構成を示すブロック図である。本実施形態4にかかる音楽配信システムにおいて音楽再生装置4100は、配信対象データ記憶管理処理部4110と、お気に入りアーティスト関連データ表示処理部4120と、フィードバックデータ生成処理部4130と、を更に具備する。また、サーバ通信処理部1130は、ユーザ登録情報送信処理部1133と、フィードバックデータ送信処理部1134と、を更に具備する。
ユーザ登録情報送信処理部1133は、操作入力処理部1110を介して入力されるユーザ情報登録操作に基づいて装置側ユーザ情報登録処理部2110で装置内に登録されるユーザ情報の一部または全部の情報を音楽配信サーバ4200側へユーザ登録情報として送信する処理を行う。ユーザ登録情報としては、上述したようにユーザの性別、年齢グループ、居住地域などの情報が含まれる。
配信対象データ記憶管理処理部4110は、配信対象データ記憶処理部3120によって記憶媒体に記憶されている配信対象データの記憶を管理する処理を行う。具体的には、配信対象データ記憶管理処理部4110は、配信対象データ記憶処理部3120によって記憶媒体に記憶されてから所定の日時が経過した配信対象データを記憶媒体から自動的に消去する処理を行う。
なお、配信対象データに含まれる音楽データの再生やアーティスト関連データの表示によって当該音楽又はアーティストに関心を持ったユーザは、これらのデータを装置内に「お気に入りアーティスト」のデータとして保持しておきたい場合が考えられる。したがって、
配信対象データ記憶管理処理部4110は、操作入力処理部1110を介してお気に入りアーティスト追加操作が入力された場合に、記憶媒体に記憶されている配信対象データを自動消去の対象から外す処理を行う構成とすると更に良好である。
お気に入りアーティスト関連データ表示処理部4120は、操作入力処理部1110を介して入力されたお気に入り追加操作に基づいて配信対象データ記憶管理処理部4110でお気に入りアーティストとして処理されたアーティストに関する関連データをディスプレイに表示する処理を行う。当該構成とすることで、受信された配信対象データに含まれる音楽データの再生やアーティスト関連データの表示によってそのアーティストに興味を持ったユーザは、お気に入り追加操作を行うことで好きな時に当該アーティストの情報にアクセスすることが可能となる。
フィードバックデータ生成処理部4130は、音楽配信サーバ4200にフィードバックするフィードバックデータ(フィードバック情報)を生成する処理を行う。ここでフィードバック情報とは、配信対象データに対するユーザの反応を音楽配信サーバ4200に返信することで当該ユーザに対して配信する今後の配信対象データの選択をより最適化するために用いられる情報である。具体的には、フィードバックデータ生成処理部4130は、音楽データ再生開始処理部1141によって開始される音楽データの再生時刻と音楽データ再生停止処理部1142によって停止された停止時刻を取得する、これらの時刻情報をフィードバック情報として生成する処理を行う。どれだけの間音楽データの再生が継続していたかという情報に当該音楽データに対するユーザの興味の度合いが反映されているため、当該情報をフィードバック情報として生成する。
なお、フィードバックデータ生成処理部4130は、配信対象データ記憶管理処理部4120でお気に入りアーティストとして追加されたかどうかに関する情報をフィードバック情報として生成する構成としても良い。お気に入りアーティストとして追加したということは、ユーザの興味を大きく引いたことを示しているため、次回以降の配信対象データとして類似のジャンルのアーティストを選択するといった処理に反映させることが可能であるためである。
また、フィードバックデータ生成処理部4130は、音楽データの再生が完了したことで音楽データの再生が停止されたか、ユーザからの操作によって音楽データの再生が停止されたかを示すフラグデータをフィードバック情報として返信する構成としても良い。アーティスト側としては自分が作曲した作品である音楽を1曲ちゃんと聞いてくれたかどうかをフィードバック情報として取得したいためである。
フィードバックデータ送信処理部1134は、フィードバックデータ生成処理部4130で生成されたフィードバック情報を音楽配信サーバ4200へ送信する処理を行う。
音楽配信サーバ4200は、サーバ側ユーザ情報登録処理部4210と、フィードバックデータ記憶処理部4220と、データ解析処理部4230と、解析結果表示処理部4240と、ユーザ登録情報更新処理部4250と、を具備する。また、配信処理部1250は、ユーザ登録情報受信処理部1253と、フィードバックデータ受信処理部1254と、を具備する。
ユーザ登録情報受信処理部1253は、音楽再生装置4100のユーザに関するユーザ登録情報を受信する処理を行う。フィードバックデータ受信処理部1254は、配信対象データ送信処理部1252より送信された配信対象データに対するユーザからの反応結果に関するフィードバックデータを受信する処理を行う。
サーバ側ユーザ登録処理部4210は、ユーザ登録情報受信処理部1253で受信されたユーザ登録情報に基づいて当該ユーザ登録情報で示されるユーザをデータベースに登録する処理を行う。
フィードバックデータ記憶処理部4220は、フィードバックデータ受信処理部1254で受信されたフィードバックデータを記憶媒体に記憶する処理を行う。
データ解析処理部4230は、フィードバックデータ記憶処理部4220によって記憶媒体に記憶されているフィードバックデータに基づいて所定の解析処理を行う。例えば、データ解析処理部4230は、当該フィードバックデータに係るユーザの過去のフィードバックデータの傾向と比較することで、当該フィードバックデータに係る配信対象データに含まれる音楽やアーティストに興味を示したかどうかを推定する処理を行う。当該解析を同一の配信対象データに対するフィードバックデータに対して行うことで、年齢グループ毎や性別毎、地域毎に興味度合いの傾向を算出する処理を行う。
解析結果表示処理部4240は、配信要求元のアーティストからの解析結果表示要求に基づいてデータ解析処理部4230における解析結果を画面に表示する処理を行う。
ユーザ登録情報更新処理部4250は、サーバ側ユーザ情報登録処理部によってユーザ登録されているユーザの音楽嗜好度に関するパラメータを当該ユーザからのフィードバックデータに基づいてデータ解析処理部4230が行った解析結果に基づいて更新する処理を行う。
以上の構成によれば、音楽再生装置側で提示された配信対象データに対するユーザからのフィードバックを解析するとともに各ユーザの音楽嗜好性のパラメータに反映させることで、今後の配信対象データ選択をより効率良く行うことができる。
(実施形態5)
一般的にユーザは自身が起床したい時刻をアラーム時刻として設定する。仕事や学業を抱える市民は、出社時間や登校時刻が決められており、そこから逆算してアラーム時刻を設定しているため、その時刻から音楽データの再生が数分間に渡って行われるとユーザはじっくり聞くことができず広告比率が落ちてしまうという問題があった。以下、図面を用いて詳細に説明する。ただし、すでに説明している部分については発明の明確化のために一部は説明を省略する。
図8は本実施形態5に係る音楽再生装置5100の構成を示すブロック図である。本実施形態5にかかる音楽再生装置5100は、アラーム音データ記憶処理部5110と、アラーム処理部5120と、配信対象データ処理時刻設定処理部5130と、を具備する。またサーバ通信処理部1130は、アラーム音データ受信処理部1135を更に具備する。
アラーム音データ受信処理部1135は、例えばアプリケーションをダウンロードするタイミングでアラーム音データを受信する処理を行う。当該受信処理はユーザが設定するアラームとは独立して行われる。本明細書ではユーザからのアープリケーションダウンロード操作に基づいて受信される当該アラーム音データを第1種音声データと、ユーザからのアラーム設定操作に基づいて受信される配信対象音楽データを第2種音声データと称することがある。アラーム音データはアプリケーションダウンロード時の1回に受信されるのに対し、配信対象音楽データは毎週又は毎日受信される点が異なる。
アラーム音データ記憶処理部5110は、アラーム音データ受信処理部1135で受信されたアラーム音データを記憶媒体に記憶する処理を行う。アラーム音データとしては数秒から数十秒程度のベル等の目覚まし音データなどであると良い。ユーザを目覚めさせるために用いられる音データである。
アラーム処理部5120は、アラーム設定処理部1120によって設定されるアラーム時刻にアラームを処理する。具体的には、アラーム処理部5120は、アラーム音データ再生開始処理部5121と、アラーム音データ再生停止処理部5122と、アラーム画面表示処理部5123と、を具備する。
アラーム音データ再生開始処理部5121は、アラーム設定処理部1120によって設定されるアラーム時刻に、アラーム音データ記憶処理部5110によって記憶媒体に記憶されているアラーム音データを読みだして再生する処理を行う。
アラーム画面表示処理部5122は、アラーム設定処理部1120によって設定されるアラーム時刻にアラーム画面を表示する処理を行う。
アラーム音データ再生停止処理部5123は、アラーム音データ再生開始処理部5121によって開始されたアラーム音データの再生を、操作入力処理部1110で入力されるアラーム音データ再生停止操作に基づいて停止する処理を行う。
配信対象データ処理時刻設定処理部5130は、配信対象データ受信処理部1132で配信対象データが受信された場合に、アラーム設定処理部1120で設定されるアラーム時刻に基づいて配信対象データ記憶処理部3120で記憶媒体に記憶される配信対象データを処理する時刻を設定する処理を行う。例えば、配信対象データ処理時刻設定処理部5130は、アラーム設定処理部1120で設定されるアラーム時刻から所定の時間遡った時刻を配信対象データを処理する配信対象データ処理時刻として設定する処理を行う。
配信対象データ処理部1140は、配信対象データ処理時刻設定処理部5130で設定される配信対象データ処理時刻に配信対象データ記憶処理部3120で記憶媒体に記憶される配信対象データを処理する。具体的には、音楽データ再生開始処理部1141は、配信対象データ処理時刻設定処理部5130で設定される配信対象データ処理時刻に基づいて配信対象データ記憶処理部3120で記憶媒体に記憶される音楽データの再生を開始する処理を行う。また、アーティスト関連データ表示処理部1143は、配信対象データ処理時刻設定処理部5130で設定される配信対象データ処理時刻に基づいて配信対象データ記憶処理部3120で記憶媒体に記憶されるアーティスト関連データを所定の形式で画面の所定位置に配置して表示する処理を行う。
当該構成とすることで、ユーザが設定したアラーム時刻から遡った時刻に配信対象データが処理されるため、ユーザが設定したアラーム時刻までに処理の全てまたは大部分を終えることが可能となる。
(実施形態6)
図9は本発明の実施形態6に係る音楽広告システムの構成を示すブロック図である。音楽広告システムは、複数の音楽広告処理装置6100と、音楽広告サーバ6200と、を含んで構成される。
音楽広告処理装置6100の具体的形態としては、スマートフォンやフィーチャーフォンといった携帯端末装置の他、タブレット端末装置、ウェアラブル端末装置などが該当する。音楽広告処理装置は1台の装置で構成されていても良いが、音楽広告処理システムとして複数の装置に分かれた状態で構成されていても良い。
音楽広告処理装置6100は、操作入力処理部6110と、アラーム設定処理部6120と、アラーム管理処理部6130と、サーバ通信処理部6140と、広告対象データ記憶処理部6150と、広告対象データ処理部6160と、を具備する。
操作入力処理部6110は、タッチパネル等のユーザインタフェースを介してユーザより行われる各種操作を入力する。操作入力処理部6110で入力される当該操作としてはディスプレイに表示されているビュー(View)など所定のオブジェクトに対するクリック操作やスワイプ操作などがある。なお、操作入力処理部6110は、音声入力などの方法でユーザからの所定の指示操作を入力する構成であっても良い。
アラーム設定処理部6120は、操作入力処理部6110でユーザより入力されるアラーム設定操作に基づいてアラームをセットする処理を行う。ここで、アラーム設定処理部6120が入力するアラーム設定操作は、具体的にはアラーム時刻を設定する操作に該当するため、本明細書ではアラーム時刻設定操作と称することがある。アラーム設定処理部6120は、操作入力処理部6110でユーザより入力されるアラーム時刻設定操作に基づいてユーザより指定される時刻をアラーム時刻として設定する処理を行う。
アラーム管理処理部6130は、アラーム設定処理部6120で設定されるアラーム時刻に所定の処理を実行する。アラーム管理処理部6130は、OS(Operating System)に実装される機能の一部であり具体的にはAlarmManagerなどの機能が該当する。本実施形態6では、アラーム管理処理部6130は後述する広告対象データ処理部6160に対して、アラーム設定処理部6120が設定したアラーム時刻になったことを通知する処理を行う。
サーバ通信処理部6140は、音楽広告サーバ6200と所定の時刻で通信を行う。サーバ通信処理部6140は、広告対象データ配信要求送信処理部6141と、広告対象データ受信処理部6142と、を具備する。
広告対象データ送信要求送信処理部6141は、少なくとも広告対象データを自端末装置6100へ送信することを要求する広告対象データ送信要求を音楽広告サーバ6200へ送信する処理を行う。ここで広告対象データとは、音楽広告サーバ6200より配信される広告対象となるデータであり、MP3やAACといった音楽フォーマットで符号化されている広告対象音楽データを少なくとも含む。
広告対象データ送信要求送信処理部6141は、1日のうち予め定められた所定の時刻に広告対象データ送信要求を音楽広告サーバ6200へ送信する構成としても良いし、1日のうち少なくとも1回、ランダム関数によって求められる時刻に広告対象データ送信要求を音楽広告サーバ6200へ送信する構成としても良い。
広告対象データ受信処理部6142は、広告対象データ送信要求送信処理部6141が送信した広告対象データ送信要求に基づいて音楽広告サーバ6200より送信される広告対象データを受信する処理を行う。
広告対象データ記憶処理部6150は、広告対象データ受信処理部6142で受信された広告対象データを記憶媒体に記憶する処理を行う。
広告対象データ処理部6160は、アラーム設定処理部6120で設定されたアラーム時刻に基づいて、サーバ通信処理部6140で受信された配信データに対して所定の処理を行う。例えば、広告対象データ処理部6160は、アラーム設定処理部6120で設定されたアラーム時刻に基づいて、アラーム管理処理部6130より通知を受けた場合に、広告対象データ記憶処理部6150によって記憶媒体に記憶されている広告対象データを読み出して所定の処理を行う。具体的には、広告対象データ処理部6160は、広告対象音楽データ再生開始処理部6161と、広告対象音楽データ再生停止処理部6162と、を具備する。
広告対象音楽データ再生開始処理部6161は、アラーム設定処理部6120で設定されたアラーム時刻に基づいて、広告対象データ記憶処理部6150が記憶媒体に広告対象データとして記憶している広告対象音楽データを読み出して再生を開始する処理を行う。具体的には、広告対象音楽データ再生開始処理部6161は、記憶媒体より広告対象音楽データを読み出して所定のデコード処理を行うことで広告対象データの再生を開始する。
広告対象音楽データ再生停止処理部6162は、広告対象音楽データ再生開始処理部6161が再生を開始した広告対象音楽データの再生を停止する処理を行う。例えば、広告対象音楽データ再生停止処理部6162は、操作入力処理部6110でユーザより広告対象音楽データに対する再生停止操作が入力された場合や、広告対象音楽データの再生が完了した場合に、当該音楽データの再生を停止する処理を行う。
次に音楽広告サーバ6200について説明する。音楽広告サーバ6200は、広告候補データ受信部6210と、広告候補データ記憶部6220と、配信要求受信処理部6230と、配信登録処理部6240と、広告対象データ配信処理部6250と、広告対象データ選択処理部6260と、を具備する。
広告候補データ受信処理部6210は、音楽広告処理装置6100のユーザに対して広告する音楽のデータを含む広告候補データを受信する処理を行う。例えば、アーティストは自身が作詞・作曲・編曲・演奏等を行っている音楽の中からより多くの人へ広告したい音楽を広告候補音楽として選択し、当該広告候補音楽を所定のフォーマット形式で圧縮した音楽データを広告候補データとしてPCなど自身の端末装置よりインターネットを介して音楽広告サーバ6200に送信する。広告候補データ受信処理部6210は、当該広告に係る音楽データを含む広告候補データを受信する処理を行う。
広告候補データ記憶処理部6220は、広告候補データ受信部6210で受信された広告候補データを記憶媒体に記憶する処理を行う。
配信要求受信処理部6230は、広告候補データをユーザに対して配信することを要求する配信要求を受信する処理を行う。
配信登録処理部6240は、配信要求受信処理部6230で受信される配信要求に基づいて、広告候補データ受信処理部6210で受信されて広告候補データ記憶処理部6220によって記憶媒体に記憶されている広告候補データを音楽広告処理装置1100への広告対象とする広告対象データとして登録する処理を行う。具体的には、配信登録処理部6240は、配信要求に基づいて広告候補データを広告対象データとして配信用データベースに登録する。広告対象データは、少なくとも広告対象となる音楽のデータである広告対象音楽データを含む。
広告対象データ配信処理部6250は、配信登録処理部6240によって広告対象データとして登録されているデータを複数の音楽広告処理装置6100に送信する処理を行う。具体的には、広告対象データ配信処理部6250は、広告対象データ送信要求受信処理部6251と、広告対象データ送信処理部6252と、を具備する。
広告対象データ送信要求受信処理部6251は、複数の音楽広告処理装置6100よりそれぞれ送信されてくる広告対象データの送信を要求する広告対象データ送信要求を受信する処理を行う。広告対象データ送信処理部6252は、広告対象データ送信要求受信処理部6251で受信された広告対象データ送信要求に基づいて広告対象データ選択処理部6160で選択された広告対象データを当該広告対象データ送信要求の送信元の音楽広告処理装置6100へ送信する処理を行う。
広告対象データ選択処理部6160は、配信登録処理部6240によって登録されている複数の広告対象データの中から、広告対象データ送信要求受信処理部6251で受信された広告対象データ送信要求に基づいて、当該広告対象データ送信要求の送信元の音楽広告処理装置6100に対して配信するデータを選択する処理を行う。
以上のように、本実施形態6にかかる音楽広告システムにおいて、音楽広告処理装置は、ユーザからのアラーム時刻設定操作に基づいてアラーム時刻を設定する処理を行うアラーム時刻設定処理手段と、外部に配置されているサーバに接続して音楽データを受信する処理を行う音楽データ受信処理手段と、前記設定されたアラーム時刻に基づいて前記音楽データの再生を開始する処理を行う音楽データ再生開始処理手段と、前記再生が開始された音楽データの再生を停止する処理を行う音楽データ再生停止処理手段と、を具備する。また、音楽広告サーバは、アーティストからの配信要求に基づいて、音楽データを含む指定された所定のデータを広告対象データとして登録する処理を行う広告対象データ登録手段と、外部にある音楽広告処理装置からの音楽データ送信要求に基づいて、広告対象データとして登録されている音楽データの中から所定の音楽データを選択する処理を行う音楽データ選択処理手段と、選択された音楽データを送信する処理を行う音楽データ送信処理手段と、を具備する。
当該構成とすることで、ユーザが設定したアラーム時刻に基づいて、音楽形式の広告データが再生されるため、朝の目覚めの時刻に合わせて広告をユーザに聴覚を通じて提示することが可能となる。
(実施形態7)
実施形態7にかかる音楽広告システムは、広告配信先となるユーザに関する情報や広告配信元となるアーティストに関する情報などを用いて広告配信先を決定することで、広告効果を高めることを目的とする。以下、図面を参照して詳細に説明する。ただし、上述の実施形態で既に説明している部分については一部説明を省略する。
図10は、本実施形態7にかかる音楽広告システムの構成を示すブロック図である。音楽広告システムにおいて、音楽広告処理装置7100は、装置側ユーザ登録処理部7110と、フィードバックデータ取得処理部7120を更に具備する。また、サーバ通信処理部6140はフィードバック情報送信処理部6143を、広告対象データ処理部6160はアーティスト関連データ表示処理部6163を更に具備する。
装置側ユーザ登録処理部7110は、操作入力処理部6110でユーザより入力されるユーザ登録操作に基づいて、ユーザに関する所定の情報をユーザ情報として登録する処理を行う。ユーザ情報としては、ユーザの性別、年齢グループ、居住地域に関する情報などとすることができる。装置側ユーザ登録処理部7110は、ユーザ情報を音楽広告サーバ7200に送信することでサーバ側にユーザ情報を登録し、音楽広告サーバ7200で発行されるユーザIDを上記ユーザ情報と合わせて記憶媒体に記憶する。
フィードバックデータ取得処理部7120は、広告対象データ処理部6160における処理結果に基づいてフィードバックデータを取得する処理を行う。
フィードバックデータ送信処理部6143は、フィードバックデータ取得処理部7120で取得されたフィードバックデータを音楽広告サーバ7200へ送信する処理を行う。
音楽広告サーバ7200は、アーティスト情報受信処理部7210と、アーティスト登録処理部7220と、サーバ側ユーザ登録処理部7230と、フィードバックデータ記憶処理部7240と、を具備する。なお、広告対象データ配信処理部6250は、フィードバックデータ受信処理部6253を更に具備する。
アーティスト情報受信処理部7210は、広告対象データとして配信される音楽データにかかるアーティストの情報を受信する処理を行う。アーティスト登録処理部7220は、アーティスト情報受信処理部7210で受信されたアーティスト情報に基づいて、当該アーティスト情報にかかるアーティストの登録を行う。
サーバ側ユーザ登録処理部7230は、音楽広告処理装置7100からのユーザ登録要求に基づいてユーザ登録を行う。具体的には、サーバ側ユーザ登録処理部7230は、ユーザ登録要求に基づいて新しいユーザIDを発行し、音楽広告処理装置7100に送信するとともに当該音楽広告処理装置7100より送信されてくるユーザ情報を当該発行したユーザIDと関連付けて記憶媒体に記憶することでユーザ登録を行う。
フィードバックデータ受信処理部6253は、広告対象データ送信処理部6252によって送信された広告対象データに関する音楽広告処理装置7100側での処理結果に関するフィードバックデータを受信する処理を行う。
フィードバックデータ記憶処理部7240は、フィードバックデータ受信処理部6253で受信された各種フィードバックデータを記憶媒体に記憶する処理を行う。
配信登録処理部6240は、登録されているユーザ情報やアーティスト情報、フィードバック情報を用いて複数の広告対象データの中から広告対象データ送信要求の送信元ユーザに対して送信する広告対象データを選択する処理を行う。
以上のように、本実施形態7にかかる音楽広告システムによれば、ユーザ情報をサーバ側で管理することで配信スケジュールを効率化することが可能となる。すなわち、音楽広告処理装置の数を把握することで、配信要求でアーティスト側から要求されている配信数と整合性を取りながら各音楽広告処理装置に広告対象データを選択して配信することができる。
(実施形態8)
一般的にユーザは自身が起床したい時刻をアラーム時刻として設定する。仕事や学業を抱える市民は、出社時間や登校時刻が決められており、そこから逆算してアラーム時刻を設定しているため、その時刻から音楽データの再生が数分間に渡って行われるとユーザはじっくり聞くことができず広告比率が落ちてしまうという問題があった。以下、図面を用いて詳細に説明する。ただし、すでに説明している部分については発明の明確化のために一部は説明を省略する。
図11は本実施形態8に係る音楽広告処理装置8100の構成を示すブロック図である。本実施形態8にかかる音楽広告処理装置8100は、広告対象データ送信要求時刻設定処理部8110と、広告対象データ処理時刻設定処理部8120と、アラーム音データ記憶処理部8130と、アラーム処理部8140と、を具備する。
広告対象データ送信要求時刻設定処理部8110は、音楽広告サーバ8200に対して広告対象データの送信を要求する時刻を設定する処理を行う。例えば、広告対象データ送信要求時刻設定処理部8110は、操作入力処理部6110で入力されるユーザからのアラーム時刻設定操作で指定されるアラーム時刻に基づいて広告対象データの送信を要求する広告対象データ送信要求時刻を設定する処理を行う。この場合、広告対象データ送信要求時刻設定処理部8110は、アラーム設定時刻と現在の時刻の間の時刻をランダムに選択する処理を行い、当該選択された時刻を広告対象データ送信要求時刻として設定する。当該構成とすることでユーザが設定するアラーム時刻以前に音楽広告サーバ8200に対して広告対象データ送信要求を出すことができるため、アラーム時刻前に広告対象データを受信することができる。
なお、アラーム時刻直前の時刻が広告対象データ送信要求時刻として選択されると、サーバ間の通信エラー等により間に合わなくなる場合がある。そこで、広告対象データ送信要求時刻設定処理部8110は、アラーム設定時刻から所定のオフセット時間だけ遡った時刻と現在の時刻の間の時刻をランダムに選択する処理を行い、当該選択された時刻を広告対象データ送信要求時刻として設定する構成とすると更に良好である。当該オフセット時間としては広告対象音楽データの収録時間を超える時間であることが好ましく、10分以上のオフセットを取っておくことが好ましい。
広告対象データ処理時刻設定処理部8120は、広告対象データ受信処理部6142で受信されて広告対象データ記憶処理部6150によって記憶媒体に記憶されている広告対象データに対する処理を行う時刻を設定する処理を行う。例えば、広告対象データ処理時刻設定処理部8120は、広告対象データ受信処理部6142で受信されて広告対象データ記憶処理部6150によって記憶媒体に記憶されている広告対象音楽データの再生を広告対象音楽データ再生開始処理部6161が開始する時刻を設定する処理を行う。また、広告対象データ処理時刻設定処理部8120は、広告対象データ受信処理部6142で受信されて広告対象データ記憶処理部6150によって広告対象データとして記憶媒体に記憶されているアーティスト関連データを画面に表示する処理をアーティスト関連データ表示処理部6163が開始する時刻を設定する処理を行う。
例えば、広告対象データ処理時刻設定処理部8120は、操作入力処理部6110で入力されるユーザからのアラーム時刻設定操作に基づいて、広告対象データに対する処理を行う時刻を設定する処理を行う。広告対象データ処理時刻設定処理部8120は、操作入力処理部6110で入力されるユーザからのアラーム時刻設定操作で指定されるアラーム時刻から所定の時間遡った時刻を、広告対象データに対する処理を行う時刻として設定する処理を行う。一般的に広告対象データとして配信される音楽データの長さ(収録時間)は5分以下であることが多いと考えられるため、当該アラーム時刻と広告対象データ処理時刻のオフセット時間は5分程度に設定しておくと良い。このように、ユーザが行う操作はアラーム時刻を指定する操作であるため、広告対象データ処理時刻設定処理部8120は、当該指定されるアラーム時刻に基づいて広告対象データ処理時刻を求め、当該求めた時刻を広告対象データ処理時刻として設定する。
広告対象データ処理時刻設定処理部8120は、広告対象データ処理部6160が広告対象データに対する処理を開始する時刻に該当する。したがって、本明細書では、広告対象データ処理時刻を広告対象データ処理開始時刻と、広告対象データ処理開始時刻設定処理部と、それぞれ称することがある。
アラーム音データ記憶処理部8130は、アラーム音データを記憶媒体に記憶する処理を行う。アラーム音データとしては数秒から数十秒程度のベル等の目覚まし音データなどであると良い。ユーザを目覚めさせるために用いられる音データである。アラーム音データはアラーム時刻に再生が開始される音声メディアデータであるのに対し、広告対象音楽データはアラーム時刻からオフセットを差し引いた広告対象データ処理時刻に再生が開始される音声メディアデータである点が異なる。
アラーム処理部8140は、アラーム設定処理部6120によって設定されるアラーム時刻にアラームを処理する。具体的には、アラーム処理部8140は、アラーム音データ再生開始処理部8141と、アラーム画面表示処理部8142と、アラーム音データ再生停止処理部8143と、を具備する。
アラーム音データ再生開始処理部8141は、ユーザからのアラーム時刻設定操作に基づいてアラーム設定処理部6120によって設定されるアラーム時刻に、アラーム音データ記憶処理部8130によって記憶媒体に記憶されているアラーム音データを読みだして再生する処理を行う。
アラーム画面表示処理部8142は、ユーザからのアラーム時刻設定操作に基づいてアラーム設定処理部6120によって設定されるアラーム時刻にアラーム画面を表示する処理を行う。図12は、当該アラーム画面の一例を示している。アラーム画面には、アラーム設定処理部6120によって設定されているアラーム時刻、すなわちアラームが鳴り始める現在の時刻を表示する時刻表示8101とアラーム音データの再生を停止するアラーム停止ボタン8102が配置されている。
アラーム音データ再生停止処理部8143は、アラーム音データ再生開始処理部8141によって開始されたアラーム音データの再生を、操作入力処理部6110で入力されるアラーム音データ再生停止操作に基づいて停止する処理を行う。例えば、図12に例示するアラーム画面に配置されるアラーム停止ボタン8102に対するクリック操作が入力された場合に、アラーム音データ再生停止操作が入力されたとしてアラーム音データの再生を停止する処理を行う。
次に、音楽広告処理装置8100の処理の流れについて説明する。図13から図16は、音楽広告処理装置8100の処理の流れを示すフローチャート図である。図13は、各種時刻の設定処理の流れを示すフローチャート図である。ユーザからの操作入力を受け付ける操作入力処理部6110を介してアラーム設定操作が入力された場合(ステップS801)、アラーム設定処理部6120は、当該アラーム設定操作で指定される時刻を、アラーム処理を開始するアラーム時刻として設定する処理を行う(ステップS802)。アラーム処理を開始するとは、アラーム音データの再生を開始することやアラーム画面の表示を開始することに該当する。
広告対象データ送信要求時刻設定処理部8110は、広告対象データを取得するために広告対象データ送信要求を音楽広告サーバ8200に送信する時刻である広告対象データ送信要求時刻を設定する処理を行う(ステップS803)。例えば、広告対象データ送信要求時刻設定処理部8110は、ステップS801で入力されたアラーム設定操作で指定される時刻と現在の時刻との間の1つの時刻をランダムに選択し、当該選択した時刻を広告対象データ送信要求時刻として設定する処理を行う。なお、広告対象データ送信要求時刻設定処理部8110は、アラーム時刻に依存せず、1日のうち所定の時刻をランダムに選択して広告対象データ送信要求時刻として設定する構成としても良い。
広告対象データ処理時刻設定処理部8120は、広告対象データを処理する時刻である広告対象データ処理時刻を設定する処理を行う(ステップS804)。具体的には、広告対象データ処理時刻設定処理部8120は、広告対象音楽データの再生を開始する広告対象音楽データ再生開始時刻を設定する処理やアーティスト関連データを画面に表示する処理を開始する時刻であるアーティスト紹介画面表示開始時刻を設定する処理を広告対象データ処理時刻を設定する処理として行う。なお、上述した音楽データ再生開始時刻とアーティスト紹介画面表示開始時刻は共通の時刻として設定されていると良い。
これらの時刻設定処理が行われることでアラーム管理処理部6130に各種処理を呼び出すための通知時刻がセットされる。なお、上述したステップS802からステップS804は順不同であっても良い。
図14は、広告対象データを音楽広告サーバ8200より取得するための処理の流れを示すフローチャート図である。アラーム管理処理部6130は、ステップS803で広告対象データ送信要求時刻設定処理部8110によって設定された広告対象データ送信要求時刻になった場合(ステップS811でYes)、広告対象データ送信要求送信処理部6141に対して処理の開始を通知し、広告対象データ送信要求送信処理部6141は当該通知を受け取って広告対象データ送信要求を音楽広告サーバ8200へ送信する処理を行う(ステップS812)。
広告対象データ受信処理部6142は、ステップ812で送信された広告対象データ送信要求に基づいて音楽広告サーバ8200より送信される広告対象データを受信する処理を行う(ステップS813)。広告対象データ記憶処理部6150はステップS813で受信された広告対象データを記憶媒体に記憶する処理を行う(ステップS814)。この時、広告対象データ記憶処理部6150は、処理待ち広告対象データとして当該広告対象データをリストに追加して管理しておくと良い。
図15は、広告対象データの処理の流れを示すフローチャート図である。アラーム管理処理部6130は、ステップS804で広告対象データ処理時刻設定処理部8120によって設定された広告対象データ処理時刻になった場合(ステップS821でYes)、広告対象データ処理部6160に対して処理の開始を通知する。
広告対象データ処理部6160を構成する広告対象音楽データ再生開始処理部6161は、広告対象データ処理時刻になった場合に送られる処理開始通知に基づいて、広告対象データ記憶処理部6150によって記憶媒体に記憶されている広告対象音楽データを読みだして再生を開始する処理を行う(ステップS822)。
広告対象データ処理部6160を構成するアーティスト関連データ表示処理部6163は、広告対象データ処理時刻になった場合に送られる処理開始通知に基づいて、広告対象データ記憶処理部6150によって記憶媒体に記憶されているアーティスト関連データを読みだして画面に表示する処理を行う(ステップS823)。
ステップS822で開始された広告対象音楽データの再生が行われている間に、操作入力処理部6110を介して広告対象音楽データ再生停止操作が入力された場合(ステップS824でYes)か、広告対象音楽データの再生が完了した場合(ステップS825でYes) 広告対象音楽データ再生停止処理部6162は、広告対象音楽データの再生を停止する処理を行う(ステップS826)。一方、広告対象音楽データ再生停止操作が入力されておらず(ステップS824でNo)、広告対象音楽データの再生も完了していない場合(ステップS825でNo)、広告対象データ処理部6160は広告対象音楽データの再生処理を継続する。
図16は、アラーム処理の流れを示すフローチャート図である。アラーム管理処理部6130は、ステップS802でアラーム設定処理部6120によって設定されたアラーム時刻になった場合(ステップS831でYes)、アラーム処理部8140に対して処理の開始を通知する。
アラーム処理部8140を構成するアラーム音データ再生開始処理部8141は、アラーム時刻になった場合に送られる処理開始通知に基づいて、アラーム音記憶処理部8130によって記憶媒体に記憶されているアラーム音データを読みだして再生を開始する処理を行う(ステップS832)。
アラーム処理部8140を構成するアラーム画面データ表示処理部8142は、アラーム時刻になった場合に送られる処理開始通知に基づいて、アラーム画面に表示する処理を行う(ステップS833)。
ステップS832で開始されたアラーム音データの再生が行われている間に、操作入力処理部6110を介してアラーム音再生停止操作が入力された場合(ステップS834でYes)か、アラーム音データの再生が所定の回数完了した場合(ステップS835でYes) アラーム音データ再生停止処理部8143は、アラーム音データの再生を停止する処理を行う(ステップS836)。一方、アラーム音データ再生停止操作が入力されておらず(ステップS834でNo)、アラーム音データの再生も所定の回数完了していない場合(ステップS835でNo)、アラーム処理部8140はアラーム処理を継続する。
以上説明したように、本実施形態8にかかる音楽広告処理装置は、アラーム音データを記憶するアラーム音データ記憶手段と、ユーザから入力されるアラーム時刻設定操作に基づいて、アラーム時刻を設定するアラーム時刻設定手段と、広告対象データ処理時刻を設定する広告対象データ処理時刻設定手段と、音楽広告サーバより広告対象データを受信する広告対象データ受信手段と、広告対象データを記憶媒体に記憶する広告対象データ記憶手段と、前記広告対象データ処理時刻に前記記憶媒体に記憶されている広告対象データに対する所定の処理を開始する広告対象データ処理手段と、前記アラーム時刻にアラーム処理を行うアラーム処理手段と、を具備する。
当該構成とすることで、ユーザが起床したい時刻として設定するアラーム時刻にはアラーム音データが再生される一方で、当該アラーム時刻以前に広告対象音楽データが再生されるため、ユーザが睡眠状態から覚醒状態へ移行する起床前の時間帯でユーザに対して広告対象音楽データを提示することができる。したがって、ユーザがすぐに広告対象データの再生を停止してしまうといったことを減らすことができ、結果として広告効果を高めることができる。
なお、本実施形態においても広告対象データに対するユーザの反応をフィードバック情報として音楽広告サーバ8200に送信する構成とすると、音楽広告サーバ8200でより効率的な広告配信が可能となるため更に良好である。図17は、当該フィードバック機能を更に具備する音楽広告処理装置8100の構成を示すブロック図である。図16と比較して、フィードバックデータ取得処理部7120と、広告対象データ自動消去処理部8150と、お気に入りアーティスト管理処理部8160を更に具備する。また、サーバ通信処理部6140は、フィードバックデータ送信処理部6143を更に具備する。
広告対象データ自動消去処理部8150は、広告対象データ記憶処理部6150が記憶媒体に記憶する広告対象データを所定の基準に基づいて記憶媒体から自動的に消去する処理を行う。広告対象データに含まれる広告対象音楽データは、アーティストの作品であることから永続的に音楽広告処理装置8100内に記憶されていつでも再生することが可能であると、本来の目的である広告対象音楽データを用いて広告を行い、興味を引いたユーザは別途当該広告対象音楽データを購入するという動作に導くことが難しくなる。そこで、広告対象データ自動消去処理部8150は、例えば広告対象データ記憶処理部6150が記憶媒体に記憶する広告対象データを所定の期間が経過した場合や所定の回数再生された場合に記憶媒体から自動的に消去する処理を行う。
お気に入りアーティスト管理処理部8650は、操作入力処理部6110を介して入力されるお気に入りアーティスト追加操作に基づいて、当該操作で指定されるアーティストをお気に入りアーティストとして登録する処理を行う。例えば、広告対象データを管理するデータベースと、お気に入りアーティストを管理するデータベースの2つのデータベースを用意し、広告対象データ記憶処理部6150が広告対象データ用のデータベースに記憶している広告対象データのうち、アーティスト追加操作に係るアーティストの広告対象データをお気に入りアーティスト用のデータベースに複製する処理を行うことでお気に入りアーティスト登録を行う。
フィードバックデータ取得処理部7120は、広告対象音楽データ再生開始・停止時刻取得処理部7121と、広告対象音楽データ再生時間取得処理部7122と、広告対象音楽再生停止操作入力データ取得処理部7123と、お気に入りアーティスト追加・削除データ取得処理部7124と、を具備する。
広告対象音楽データ再生開始・停止時刻取得処理部7121は、広告対象音楽データ再生開始処理部6161で広告対象音楽データの再生が開始される時刻である広告対象音楽データ再生開始時刻と、広告対象音楽データ再生停止処理部6162で広告対象音楽データの再生が停止される時刻である広告対象音楽データ再生停止時刻とを取得する処理を行う。
広告対象音楽データ再生時間取得処理部7122は、広告対象音楽データ再生開始処理部6161で広告対象音楽データの再生が開始されてから、広告対象音楽データ再生停止処理部6162で広告対象音楽データの再生が停止されるまでの時間を広告対象音楽データ再生時間として取得する処理を行う。
広告対象音楽データ停止操作入力データ取得処理部7123は、操作入力処理部6110を介してユーザから広告対象音楽データ停止操作が入力されたことにより、広告対象音楽データ再生停止処理部6162で広告対象音楽データの再生が停止されたかどうかを示す広告対象音楽データ停止操作入力データを取得する処理を行う。
お気に入りアーティスト追加・削除データ取得処理部7124は、操作入力処理部6110を介してユーザから入力されるお気に入りアーティスト追加操作やお気に入りアーティスト削除操作に基づいてお気に入りアーティストに追加または削除されたことを示すデータを取得する処理を行う。
フィードバックデータ送信処理部6143は、広告対象音楽データ再生開始・停止時刻取得処理部7121で取得される広告対象音楽データ再生開始時刻を示すデータや、広告対象音楽データ再生停止時刻を示すデータをフィードバックデータとして音楽広告サーバ8200に送信する処理を行う。また、フィードバックデータ送信処理部6143は、広告対象音楽データ再生時間取得処理部7122で取得される広告対象音楽データ再生時間を示すデータをフィードバックデータとして音楽広告サーバ8200に送信する処理を行う。また、フィードバックデータ送信処理部6143は、広告対象音楽データ再生停止操作入力データ取得処理部7123で取得される広告対象音楽データ再生停止操作が入力されたことを示すデータまたは、広告対象音楽データ再生停止操作が入力されることなく広告対象音楽データの再生が完了したことを示すデータをフィードバックデータとして音楽広告サーバ8200に送信する処理を行う。また、フィードバックデータ送信処理部6143は、お気に入りアーティスト追加・削除データ取得処理部7124で取得されるお気に入りアーティストに追加されたことを示すデータやお気に入りアーティストから削除されたことを示すデータをフィードバックデータとして音楽広告サーバ8200に送信する処理を行う。
図18は、フィードバックデータ取得処理部7120で取得されてフィードバックデータ送信処理部6143より音楽広告サーバ8200に送信されるフィードバックデータ(フィードバック情報)の一例を示している。フィードバックデータ取得処理部7120は、広告対象音楽データの再生が開始された時刻を示す広告対象音楽データ再生開始時刻情報、広告対象音楽データの再生が停止された時刻を示す広告対象音楽データ再生停止時刻情報、広告対象音楽データが再生されていた時刻を示す広告対象音楽データ再生時間情報、広告対象音楽データの再生を停止する広告対象音楽データ再生停止操作がユーザより入力されたかどうかを示す広告対象音楽データ再生停止操作入力情報、広告対象音楽データの再生が収録時間の最後まで完了したかどうかを示す広告対象音楽データ再生完了情報、
お気に入りに追加されたアーティストを識別するお気に入り追加アーティスト情報、お気に入りから削除されたアーティストを識別するお気に入り削除アーティスト情報など、を取得する処理を行っている。なお、お気に入り追加アーティスト情報やお気に入り削除アーティスト情報は、当該追加・削除にかかるアーティストを識別するアーティスト番号を用いることができ、広告対象データに含まれていると良い。
図19は、図17に例示する音楽広告処理装置8100における広告対象データの処理とフィードバック処理の流れを示すフローチャート図である。アラーム管理処理部6130は、図13に示すステップS804において広告対象データ処理時刻設定処理部8120によって設定された広告対象データ処理時刻になった場合(ステップS821でYes)、広告対象データ処理部6160に対して処理の開始を通知する。
広告対象データ処理部6160を構成する広告対象音楽データ再生開始処理部6161は、広告対象データ処理時刻になった場合に送られる処理開始通知に基づいて、広告対象データ記憶処理部6150によって記憶媒体に記憶されている広告対象音楽データを読みだして再生を開始する処理を行う(ステップS822)。
広告対象音楽データ再生開始・停止時刻取得処理部7121は、ステップS822で広告対象音楽データ再生開始処理部6161が広告対象音楽データを読みだして再生を開始する現在の時刻を広告対象音楽データ再生開始時刻として取得する処理を行う(ステップS8221)。
広告対象データ処理部6160を構成するアーティスト関連データ表示処理部6163は、広告対象データ処理時刻になった場合に送られる処理開始通知に基づいて、広告対象データ記憶処理部6150によって記憶媒体に記憶されているアーティスト関連データを読みだして画面に表示する処理を行う(ステップS823)。
ステップS822で開始された広告対象音楽データの再生が行われている間に、操作入力処理部6110を介して広告対象音楽データ再生停止操作が入力された場合(ステップS824でYes)、広告対象音楽データ再生停止操作入力データ取得処理部7122は、広告対象音楽データの再生停止操作がユーザより入力されたことを示すフラグデータ(広告対象音楽データ再生停止操作入力情報)を取得する処理を行う(ステップS8241)。
一方、操作入力処理部6110を介して広告対象音楽データ再生停止操作が入力されず(ステップS824でNo)、広告対象音楽データの再生が完了した場合(ステップS825でYes)、広告対象音楽データ再生停止操作入力データ取得処理部7122は、広告対象音楽データの再生が当該音楽データの収録時間の最後まで完了したことを示すフラグデータ(広告対象音楽データ再生完了情報)を取得する処理を行う(ステップS8251)。
ステップS8241またはステップS8251に続いて、広告対象音楽データ再生停止処理部6162は、広告対象音楽データの再生を停止する処理を行う(ステップS826)。一方、広告対象音楽データ再生停止操作が入力されておらず(ステップS824でNo)、広告対象音楽データの再生も完了していない場合(ステップS825でNo)、広告対象データ処理部6160は広告対象音楽データの再生処理を継続する。
広告対象音楽データ再生停止処理部6162が広告対象音楽データの再生を停止した時刻で、広告対象音楽データ再生開始・停止時刻取得処理部7121は、広告対象音楽データの再生が停止した時刻を示す広告対象音楽データ再生停止時刻情報を取得する処理を行う(ステップS8261)。
広告対象音楽データ再生時間取得処理部7121は、ステップS8221で取得した再生開始時刻とステップS8261で取得した再生停止時刻とに基づいて広告対象音楽データを再生していた時間を示す広告対象音楽データ再生時間情報を取得する処理を行う(ステップS8262)。フィードバックデータ送信処理部6143は、ステップS8221、S8241、S8251、S8261、S8262でそれぞれ取得した情報を音楽広告サーバ8200へ送信する処理を行う(ステップS827)。
当該構成とすることで、より効率的な音楽広告を配信することが可能となる。なお、操作入力処理部6110で入力されるユーザからのアラーム設定操作に基づいてアラームを設定するアラーム設定処理部6120は、図20に例示するようにアラーム設定画面表示処理部6121と、アラーム時刻設定処理部6122と、アラーム音データ設定処理部6123と、を具備する構成とすると更に良好である。
操作入力処理部6110が受け付けるユーザからのアラーム設定操作としては、アラーム設定画面表示操作や、アラーム時刻設定操作、アラーム音データ選択操作などがある。アラーム設定画面表示処理部6121は、操作入力処理部6110でアラーム設定画面をディスプレイに表示させるための操作であるアラーム設定画面表示操作が入力された場合、アラーム設定画面を表示する処理を行う。
図21は、当該アラーム設定画面の一例を示している。アラーム設定画面には、アラーム時刻を設定するためのアラーム時刻設定ビュー8103と、アラーム音データを選択するためのアラーム音一覧ビュー8104と、アラームセットボタン8105が配置されている。例えば、アラーム時刻設定ビュー8103に対するスワイプ操作によってアラーム用の時刻を選択する操作がアラーム時刻設定操作に、アラーム音一覧ビュー8104で表示されているアラーム音の中から1つのアラーム音を選択する操作がアラーム音選択操作にそれぞれ対応する。アラーム時刻とアラーム音データがそれぞれ選択された状態でアラームセットボタン8105がクリックされることでアラーム設定が完了する。
アラーム時刻設定処理部6122は、アラーム時刻を設定する処理を行う。具体的には、アラーム時刻設定処理部6122は、操作入力処理部6110で入力されたアラーム時刻設定操作に基づいてアラーム音データの再生を開始する時刻であるアラーム時刻を設定する処理を行う。
アラーム音データ選択処理部6123は、アラーム時刻設定が設定するアラーム時刻に再生するアラーム音データを選択する処理を行う。具体的には、アラーム音データ選択処理部6123は、操作入力処理部6110で入力されたアラーム音選択操作に基づいてアラーム時刻に再生するアラーム音データを選択する処理を行う。
当該構成とすることでGUIを介してアラーム時刻やアラーム音を容易に選択することが可能となる。
(実施形態9)
実施形態8ではユーザが設定したアラーム時刻より前の段階から広告対象音楽データの再生を開始することを特徴としている。しかしながら、広告対象音楽データの収録時間は異なるため、アラーム時刻より前の画一的な時刻を広告対象音楽データの再生開始時刻として設定すると、広告対象音楽データの再生が完了してからアラーム音データの再生が開始されるまでに広告対象音楽データの収録時間毎に異なる間隔が空いてしまうという問題が発生していた。本実施形態9に係る音楽広告処理装置では当該問題を解決することを特徴とする。以下、図面を参照して詳細に説明する。ただし既に説明した部分については発明の明確化のため説明を一部省略する。
図22は、本実施形態9に係る音楽広告処理装置9100の構成を示すブロック図である。音楽広告処理装置9100は、広告対象音楽データ収録時間取得処理部9110と、広告対象データ処理時刻算出処理部9120と、を更に具備する。
広告対象音楽データ収録時間取得処理部9110は、広告対象データ受信処理部6142で受信されて広告対象データ記憶処理部6150で記憶媒体に記憶される広告対象音楽データの収録時間を取得する処理を行う。ここで収録時間とは、広告対象音楽データの再生開始から再生完了までの時間を指す。広告対象音楽データ収録時間取得処理部9110は、広告対象データ受信処理部6142で受信されて広告対象データ記憶処理部6150で記憶媒体に記憶される広告対象音楽データの収録時間を算出することで広告対象音楽データの収録時間を取得しても良い。また、広告対象データ受信処理部6142は、広告対象データとして広告対象音楽データと共に当該広告対象音楽データの収録時間を示すデータを合わせて受信し、広告対象音楽データ収録時間取得処理部9110は、当該広告対象音楽データの収録時間を示すデータを参照することで当該収録時間を取得しても良い。
広告対象データ処理時刻算出処理部9120は、広告対象音楽データ収録時間取得処理部9110で取得される広告対象音楽データの収録時間とアラーム設定処理部6120で設定されるアラーム時刻とに基づいて広告対象データを処理する時刻である広告対象データ処理時刻を算出する処理を行う。例えば広告対象データ処理時刻算出処理部9120は、アラーム設定処理部6120で設定されるアラーム時刻から広告対象音楽データ収録時間取得処理部9110で取得される広告対象音楽データの収録時間を差し引いた時刻を広告対象データ処理時刻として算出する。広告対象データ処理時刻設定処理部8120は、広告対象データ処理時刻算出処理部9120で算出された広告対象データ処理時刻をアラーム管理処理部6130が広告対象データ処理部6160へ通知する広告対象データ処理時刻として設定する処理を行う。
図23は、本実施形態9に係るアラーム設定処理の流れを示すフローチャート図である。操作入力処理部6110でアラーム音データの再生時刻を設定するアラーム時刻設定操作が入力された場合(ステップS901でYes)、アラーム設定処理部6120は、アラーム音データの再生を開始するアラーム時刻を設定する処理を行う(ステップS902)。広告対象データ送信要求時刻設定処理部8110は、ステップS901で設定されたアラーム時刻に基づいて広告対象データ送信要求送信処理部6141が外部の音楽広告サーバに対して広告対象データの配信を要求する時刻である広告対象データ送信要求時刻を設定する処理を行う(ステップS903)。図23のフローでは、図13のフローと比較して広告対象データ処理時刻がアラーム設定操作に基づいて直ちに設定されない点が異なる。
図24は、広告対象データの処理開始時刻の設定処理の流れを示すフローチャート図である。広告対象データ送信要求送信処理部6141は、広告対象データ送信要求時刻になった場合(ステップS911でYes)、外部の音楽広告サーバに対して広告対象データ送信要求を送信する処理を行う(ステップS912)。広告対象データ記憶処理部6150は、ステップS912のリクエストに基づいて配信される広告対象データを記憶媒体に記憶する処理を行う(ステップS913)。
広告対象音声データ収録時間取得処理部9110は、ステップS913で受信されて記憶媒体に記憶される広告対象データに含まれている広告対象音楽データの収録時間を取得する処理を行う(ステップS914)。広告対象データ処理時刻算出処理部9120は、ステップS902で設定されたアラーム時刻を取得し(ステップS915)、当該ステップS915で取得したアラーム時刻とステップS914で取得された収録時間とに基づいて広告対象データの処理を開始する時刻を算出する処理を行う(ステップS916)。広告対象データ処理時刻設定処理部8120は、ステップS916で算出された時刻を広告対象データ処理時刻として設定する処理を行う(ステップS917)。当該設定された広告対象データ処理時刻にアラーム管理処理部6130より広告対象データ処理部6160へ所定の通知が行われ、広告対象データ処理部6160は、ステップS913で記憶媒体に記憶されている広告対象データを読みだして再生や表示といった所定の処理を行う。
以上のように本実施形態9に係る音楽広告処理装置によれば、広告対象データ受信処理部6142が広告対象データを受信した後で、当該広告対象データに含まれる広告対象音楽データの収録時間とアラーム時刻とに基づいて広告対象データ処理時刻を設定する処理を行う。当該構成によれば広告対象音楽データの再生を開始する時刻をアラーム時刻との関係においてより適切に設定することが可能となる。
なお、本実施形態9は図25に示すように広告対象データ処理アラーム選択処理部9130を具備する構成とするとアラーム音データの再生と広告対象音楽データの再生の自由度が上がるため更に良好である。図25においてアラーム設定処理部6120は、操作入力処理部6110で入力されるアラーム設定操作に基づいて複数のアラームを設定する処理を行う。したがってアラーム管理処理部6130は、アラーム設定処理部6110が設定する複数のアラーム時刻にそれぞれアラーム処理部8140へ対応するアラームの処理開始に関する通知を行う。
広告対象データ処理アラーム選択処理部9130は、アラーム設定処理部6120が設定する複数のアラームの中から広告対象データの処理に係るアラームを選択する処理を行う。例えば、ユーザは2度寝などを防ぐため、複数のアラームをセットしている場合に各アラーム毎に当該アラーム時刻の前から広告対象データの再生を行うと広告対象音楽データを何度も聞くことになることから好ましくない場合がある。そこで、広告対象データ処理アラーム選択処理部9130は、複数のアラームの中から最もアラーム時刻が早いアラームを広告対象データの処理に係るアラームとして選択する。また、ユーザはちょっとした要件を知らせるためにアラームをセットする場合があるが、このような場合に広告対象データが再生されると好ましくない場合がある。そこで、広告対象データ処理アラーム選択処理部9130は、朝の5時から朝の9時までなど所定の時間帯にアラーム時刻が設定されているアラームを広告対象データの処理を行うアラームとして選択する処理を行う。
図26は、図25に示す広告音楽処理装置9100の広告対象データ処理時刻の設定処理の流れを示すフローチャート図である。広告対象音楽データ収録時間取得処理部9110は、広告対象音楽データの長さ(収録時間)を取得し(ステップS914)、広告対象データ処理アラーム選択処理部9130は、ステップS902で設定されている複数のアラームの中から当該広告対象音楽データの再生に係るアラームを選択する処理を行う(ステップS9141)。広告対象データ処理時刻算出処理部9120は、ステップS9141で選択されたアラームのアラーム時刻を取得し(ステップS915)、当該取得したアラーム時刻とステップS914で取得した収録時間とに基づいて広告対象データの処理を開始する広告対象データ処理時刻を算出する(ステップS916)。
当該構成とすることで睡眠状態にあるユーザを覚醒状態へ移行させる契機として広告対象音楽データの再生を行い、その他の目的のアラームに対しては広告対象音楽データの再生を行わないようにすることができるため、ユーザを過度に束縛することなく音楽という視覚による広告が難しい財の広告を効率的に行うことができる。
なお、どのアラームを広告対象音楽データの再生と関連づけるかはユーザが指定する構成であっても良い。すなわち、広告対象データ処理アラーム選択処理部9130は、操作入力処理部6110で入力される広告対象データの処理に係るアラームを指定する広告対象データ処理アラーム指定操作に基づいて指定されるアラームを選択し、広告対象データ処理時刻算出処理部9120が、当該選択されたアラームのアラーム時刻に基づいて広告対象データ処理時刻を算出する構成としても良い。
以上説明したように、本実施形態9にかかる音楽広告処理装置は、ユーザからのアラーム時刻設定操作に基づいてアラーム時刻を設定する処理を行うアラーム時刻設定処理手段と、外部サーバに接続して音楽データを受信する音楽データ受信手段と、前記設定されたアラーム時刻と前記音楽データの収録時間とに基づいて求まる時刻に前記音楽データの再生を開始する処理を行う音楽データ再生開始処理手段と、前記設定されたアラーム時刻にアラーム音データの再生を開始する処理を行うアラーム音データ再生開始処理手段と、前記音楽データの再生を停止する処理を行う音楽データ再生停止処理手段と、前記アラーム音データの再生を停止する処理を行うアラーム音データ再生停止処理手段とを具備する。当該構成とすることで、例えばアラーム時刻までに配信された音楽データの再生が完了するように当該音楽データの長さに応じてアラーム時刻よりも前の時刻から音楽データの再生を開始し、ユーザが自らの意思で設定したアラーム時刻には目覚まし用の音データとしてアプリケーションインストールの時刻で記憶媒体に記憶されるアラーム音データの再生を開始することが可能となる。
(実施形態10)
図27は本実施形態10に係る音楽再生装置100の構成を示すブロック図である。音楽再生装置100は、アラーム時刻設定処理部101と、音楽データ受信処理部102と、音楽データ再生開始処理部103と、音楽データ再生停止処理部104と、を具備する。音楽再生装置100はユーザが所有する装置であり、3G回線、4G回線といった移動体無線通信網やWIFIと言った無線通信網を経由して外部サーバと通信可能なスマートフォンやタブレットなどの携帯型端末装置であることが好ましい。
アラーム時刻設定処理部101は、ユーザからのアラーム時刻設定操作に基づいてアラーム時刻を設定する処理を行う。例えば、アラーム時刻設定処理部101は、タッチパッドなどのGUIを介して入力されるアラーム時刻設定操作に基づいて、ユーザより指定された時刻に第1種ペンディングインテントが通知されるようにアラームマネージャーを設定することでアラーム時刻を設定する。
音楽データ受信処理部102は、外部サーバに接続して音楽データを受信する処理を行う。例えば、音楽データ受信処理部102は、予め指定されている音楽配信用の外部サーバに対してHTTPのGETリクエストを送信し、当該リクエストに基づいて外部サーバより配信される音楽データを受信する。
音楽データ再生開始処理部103は、アラーム時刻設定処理部101で設定されたアラーム時刻に基づいて、音楽データ受信処理部102で受信された音楽データの再生を開始する処理を行う。例えば、音楽データ再生開始処理部103は、アラーム時刻設定処理部101で設定されたアラーム時刻に通知される第1種ペンディングインテントをキャッチし、音楽データ受信処理部102で受信された音楽データをデータソースとして音楽再生装置100が具備するMediaPlayerのstartメソッドを実行することで、音楽データの再生を開始する。
音楽データ再生停止処理部104は、音楽データの再生を停止する処理を行う。例えば、音楽データ再生停止処理部104は、ユーザより音楽データの再生停止操作がGUIを介して入力された場合や音楽データの再生が当該音楽データの収録時間の最後まで完了した場合に、MediaPlayerのstopメソッドを実行することで音楽データの再生を停止する。
当該構成とすることで、ユーザが所定の時刻にセットするアラームにひも付けて外部サーバより受信する音楽データを再生することができる。なお、本実施形態10に係る音楽再生装置100は図28に例示するようにユーザ情報登録処理部105を更に具備すると更に良好である。
ユーザ情報登録処理部105は、少なくとも前記ユーザの性別、年齢、年齢グループ、居住地域のいずれかに関連する情報をユーザ情報として登録する処理を行う。音楽データ受信処理部102は、ユーザ情報登録処理部105で登録されたユーザ情報に基づいて、上記外部サーバで選択される音楽データを受信する処理を行う。当該構成とすることで、ユーザの属性情報に応じた音楽が選択されて配信されてくるため、当初の目的によりかなった音楽データを受信することができる。
なお、本実施形態10に係る音楽再生装置100は図29に例示するようにサーバ接続時刻設定処理部106を更に具備すると更に良好である。サーバ接続時刻設定処理部106は、アラーム時刻設定処理部101が設定するアラーム時刻に基づいて、外部サーバに接続する時刻を設定する処理を行う。例えば、サーバ接続時刻設定処理部106は、ユーザからのアラーム時刻設定操作に基づいて設定されるアラーム時刻と現在の時刻との間の所定の時刻を外部サーバに接続するサーバ接続時刻として設定する。当該構成とすることで、アラーム時刻以前に音楽データを受信しておくことが可能となるため、画一的に定められた時刻にサーバに接続する場合と比較して、音楽データの受信漏れを防ぐことができる。なお、サーバ接続時刻設定処理部106はアラーム時刻に基づいてサーバに接続するタイミングを設定するものであるため、本明細書ではサーバ接続タイミング設定処理部と称することがある。
なお、本実施形態10に係る音楽再生装置100は図30に例示するように音楽データ再生時刻設定処理部107と、アラーム音データ再生開始処理部108と、アラーム音データ再生停止処理部109と、を更に具備すると更に良好である。
音楽データ再生時刻設定処理部107は、アラーム時刻設定処理部101が設定するアラーム時刻から所定の時間前の時刻を音楽データ再生時刻として設定する処理を行う。例えば、音楽データ再生時刻設定処理部107は、アラーム時刻設定処理部101が設定するアラーム時刻から所定の時間遡った時刻に第2種ペンディングインテントが通知されるようにアラームマネージャーを設定することでアラーム時刻を設定する。音楽データ再生開始処理部103は、音楽データ再生時刻設定処理部107で設定された時刻に通知される第2種ペンディングインテントをキャッチした場合に、音楽データ受信処理部102で受信された音楽データの再生を開始する。なお、音楽データ再生時刻設定処理部107はアラーム時刻設定処理部101が設定するアラーム時刻に基づいて音楽データの再生を開始するタイミングを設定する処理を行うため、本明細書では音楽データ再生開始タイミング設定処理部と称することがある。
アラーム音データ再生開始処理部108は、アラーム時刻設定処理部101が設定するアラーム時刻にアラーム音データの再生を開始する処理を行う。例えば、アラーム音データ再生開始処理部108は、アラーム時刻設定処理部101で設定されたアラーム時刻に通知される第1種ペンディングインテントをキャッチした場合に、上記音楽データとは異なるアラーム音データをデータソースとして音楽再生装置100が具備するMediaPlayerのstartメソッドを実行することで、アラーム音データの再生を開始する。アラーム音データはアラーム設定操作に基づくタイミングで受信される音楽データとは異なり、アプリケーションのインストール時に記憶媒体に予め記憶される音声メディアデータであるとよい。当該アプリケーションのインストールは、ユーザからのアプリケーションダウンロード操作に基づいて上記音楽配信用の外部サーバとは異なるアプリケーション配信用の外部サーバより受信された上で装置内にインストールされる構成とすると良い。
アラーム音データ再生停止処理部109は、アラーム音データの再生を停止する処理を行う。例えば、アラーム音データ再生停止処理部109はGUIを介して入力されるアラーム音データ再生停止操作に基づいてMediaPlayerのstopメソッドを実行することでアラーム音データの再生を停止する。また、 アラーム音データ再生停止処理部109は、アラーム音データの再生が所定の回数完了した時点でアラーム音データの再生を停止する構成を備えると更に良好である。
なお、本実施形態10に係る音楽再生装置100は図31に例示するように音楽データ記憶処理部110を更に具備すると更に良好である。音楽データ記憶処理部110は、音楽データ受信処理部102が受信した音楽データを記憶媒体に記憶する処理を行う。この時、音楽データ再生時刻設定処理部107は、アラーム時刻設定処理部101がユーザからのアラーム時刻設定操作に基づいて設定しているアラーム時刻と、音楽データ記憶処理部110が記憶媒体に記憶する音楽データの収録時間とに基づいて当該音楽データの再生を開始する時刻である音楽データ再生開始時刻を設定する処理を行う構成とすると、より適切な時刻に音楽データの再生を開始できるため更に良好である。
ここで、音楽データ記憶処理部110は、音楽データ受信処理部102が受信した音楽データを所定の期間に渡って記憶媒体に記憶する構成とすると更に良好である。音楽データは画像等のメディアデータと比較して容量が大きいため、永続的に記憶媒体に記憶しておくと記憶媒体の容量を圧迫するためである。この場合、音楽データ記憶処理部110は、記憶媒体に記憶してから所定の期間が経過した音楽データを削除する処理を行う。なお、ユーザからのリスト登録操作に基づいて、当該リスト登録操作に係る音楽データに関しては当該所定の期間が経過しても記憶媒体から削除しない構成とすると更に良好である。
なお、本実施形態10に係る音楽再生装置100は図32に例示するように音楽データ関連アラーム時刻取得処理部111を更に具備すると更に良好である。この場合、アラーム時刻設定処理部101は、ユーザからの複数のアラーム時刻設定操作に基づいて複数のアラーム時刻を設定する処理を行う。
音楽データ関連アラーム時刻取得処理部111は、アラーム時刻設定処理部101が設定している複数のアラーム時刻の中から、音楽データ受信処理部102で受信される音楽データの再生に関連するアラーム時刻を取得する処理を行う。音楽データ再生時刻設定処理部107は、アラーム時刻設定処理部101が設定する複数のアラーム時刻の中から音楽データ関連アラーム時刻取得処理部111で取得されたアラーム時刻に基づいてアラーム受信処理部102で受信された音楽データの再生を開始する時刻を設定する処理を行う。当該構成とすることで複数のアラーム時刻が設定されたとしても、音楽データと関連付けられるアラーム時刻を選択して音楽データを再生することができるため過度に音楽データが再生されることを防ぐことができる。
なお、ユーザからの複数のアラーム時刻設定操作に基づいて設定されている複数のアラーム時刻の中から音楽データ関連アラーム時刻取得処理部111が所定のアラーム時刻を選択する条件としては、例えばこれらのアラーム時刻の中で最も早い時刻に設定されているアラーム時刻を選択する構成とすると良い。また、音楽データ関連アラーム時刻取得処理部111は、ユーザからの複数のアラーム時刻設定操作に基づいて設定されている複数のアラーム時刻の中から、所定の時間帯の時刻に設定されているアラーム時刻を選択して取得する構成とすると更に良好である。すなわち、音楽データ関連アラーム時刻取得処理部111は、第1の時刻から第2の時刻の間の時刻に設定されているアラームを選択し、当該選択したアラームのアラーム時刻を取得する処理を行うと良い。また例えば、音楽データ関連アラーム時刻取得処理部111は、ユーザからの複数のアラーム時刻設定操作に基づいて設定されている複数のアラーム時刻のうち、第1の時刻から第2の時刻の間の時刻であって最も早い時刻に設定されているアラーム時刻を取得する処理を行うと良い。
なお、本実施形態10に係る音楽再生装置100は図33に例示するようにフィードバック情報生成処理部112と、フィードバック情報送信処理部113とを更に具備すると更に良好である。
フィードバック情報生成処理部112は、音楽データ再生開始処理部103で音楽データの再生が開始された時刻及び音楽データ再生停止処理部104で当該音楽データの再生が停止された時刻、音楽データ再生開始処理部103で音楽データの再生が開始されてから音楽データ再生停止処理部104で停止されるまでの時間、ユーザからの音楽データ再生停止操作に基づいて音楽データ再生停止処理部104において当該音楽データの再生が停止されたことを示す情報、当該音楽データの収録時間の最後まで前記音楽データの再生が行われたことを示す情報、の少なくとも1つの情報をフィードバック情報として生成する処理を行う。
フィードバック情報送信処理部113は、フィードバック情報生成処理部112で生成されるフィードバック情報を外部サーバに送信する処理を行う。すなわち、フィードバック情報送信処理部113は、当該音楽データの再生が開始された時刻及び当該音楽データの再生が停止された時刻、当該音楽データの再生が開始されてから停止されるまでの時間、ユーザからの音楽データ再生停止操作に基づいて当該音楽データの再生が停止されたことを示す情報、当該音楽データの収録時間の最後まで前記音楽データの再生が行われたことを示す情報、の少なくとも1つの情報をフィードバック情報として音楽配信サーバに送信する処理を行う。当該構成とすることで音楽データ受信処理部102は、当該フィードバック情報を利用して外部サーバより配信される音楽データを受信することが可能になるため、より目的に叶った音楽データを受信することができる。
なお、上述した各種機能は所定のプログラムを情報処理装置等のハードウェアで実行させることで実現される構成とすることが可能である。この場合、音楽データ処理プログラムは、ユーザからのアラーム時刻設定操作に基づいてアラーム時刻を設定するステップと、 外部サーバに接続して音楽データを受信するステップと、前記設定されたアラーム時刻に基づいて前記音楽データの再生を開始するステップと、前記音楽データの再生を停止するステップと、を情報処理装置に実行させる。
また、当該音楽データ処理プログラムは、少なくとも前記ユーザの性別、年齢、年齢グループ、居住地域のいずれかに関連する情報をユーザ情報として登録するステップを更に情報処理装置に実行させると更に良好である。この場合、当該音楽データ処理プログラムは、前記登録された前記ユーザ情報に基づいて前記外部サーバで選択される音楽データを受信するステップを情報処理装置に実行させることになる。
また、当該音楽データ処理プログラムは、前記アラーム時刻に基づいて、前記外部サーバに接続する時刻を設定するステップを更に情報処理装置に実行させると更に良好である。この場合、当該音楽データ処理プログラムは、当該設定されるサーバ接続時刻で前記外部サーバに接続して前記音楽データを受信することになる。
また、当該音楽データ処理プログラムは、前記アラーム時刻設定操作に基づいて、前記アラーム時刻と現在の時刻との間の所定の時刻を前記外部サーバに接続する時刻として設定するステップを情報処理装置に更に実行させる構成とすると更に良好である。
また、当該音楽データ処理プログラムは、前記アラーム時刻から所定の時間前の時刻を音楽データ再生時刻として設定するステップと、前記アラーム時刻にアラーム音データの再生を開始するステップと、前記アラーム音データの再生を停止するステップをを情報処理装置に更に実行させる構成とすると更に良好である。この場合、当該音楽データ処理プログラムは、前記設定される前記音楽データ再生時刻に前記音楽データの再生を開始するステップを情報処理装置に実行させることになる。
また、当該音楽データ処理プログラムは、受信した音楽データを記憶媒体に記憶するステップを更に情報処理装置に実行させる構成とすると更に良好である。この場合、当該音楽データ処理プログラムは、前記ユーザからのアラーム時刻設定操作に基づいて設定しているアラーム時刻と、前記音楽データの収録時間とに基づいて前記音楽データの再生を開始する時刻である前記音楽データ再生開始時刻を設定するステップを情報処理装置に実行させると更に良好である。
また、当該音楽データ処理プログラムは、ユーザからの複数のアラーム時刻設定操作に基づいて複数のアラーム時刻を設定するステップと、前記複数のアラーム時刻の中から前記音楽データの再生に関連するアラーム時刻を取得するステップを更に情報処理装置へ実行させる構成とすると更に良好である。この場合、当該音楽データ処理プログラムは、前記設定された複数のアラーム時刻の中から前記取得されたアラーム時刻に基づいて前記音楽データの再生を開始する時刻を設定するステップを情報処理装置へ実行させると更に良好である。
また、当該音楽データ処理プログラムは、前記音楽データの再生が開始された時刻及び前記音楽データの再生が停止された時刻、前記音楽データの再生が開始されてから停止されるまでの時間、ユーザからの音楽データ再生停止操作に基づいて前記音楽データの再生が停止されたことを示す情報、前記音楽データの収録時間の最後まで前記音楽データの再生が行われたことを示す情報、の少なくとも1つの情報をフィードバック情報として前記外部サーバに送信するステップを情報処理装置に更に実行させると更に良好である。
この場合、本実施形態10に係る音楽再生装置100は図34に例示する流れで情報を処理していくと良い。音楽再生装置100が備えるOS(Operating System)は、ユーザからのアプリケーションダウンロード指示操作に基づいてアプリケーション配信サーバよりアラーム音データを含むアプリケーションをダウンロードして装置内の記憶媒体にインストールすることでアラーム音データや上述したプログラムを当該記憶媒体に記憶する処理を行う(ステップS101)。
ユーザ情報登録処理部105は、GUIを介してユーザから入力されるユーザ情報登録操作に基づいて、少なくとも前記ユーザの性別、年齢、年齢グループ、居住地域のいずれかに関連する情報をユーザ情報として登録する処理を行う(ステップS102)。アラーム時刻設定処理部101は、GUIを介してユーザから入力されるアラーム時刻設定操作に基づいてアラーム時刻を設定する処理を行う(ステップS103)。ここで、アラーム時刻設定処理部101はアラーム時刻設定操作毎に対応する複数のアラーム時刻を設定する処理を行うと良い。
サーバ接続時刻設定処理部106は、前記アラーム時刻設定操作に基づいて、前記アラーム時刻と現在の時刻との間の所定の時刻を前記外部サーバに接続する時刻として設定する処理を行う(ステップS104)。音楽データ受信処理部102は、ステップS104で設定される時刻に外部サーバに接続して音楽データを受信する処理を行う(ステップS105)。音楽データ記憶処理部110は、ステップS105で受信された音楽データを装置内の記憶媒体に記憶する処理を行う(ステップS106)。
音楽データ関連アラーム時刻取得処理部111は、ステップS103で設定される複数のアラーム時刻の中からステップS106で記憶される音楽データの再生に係るアラーム時刻を取得する処理を行う(ステップS107)。音楽データ再生時刻設定処理部107は、ステップS107で取得されたアラーム時刻に基づいて、ステップS106で記憶媒体に記憶されている音楽データの再生に係る時刻を設定する処理を行う(ステップS108)。例えば、音楽データ再生時刻設定処理部107は、ステップS107で取得されたアラーム時刻から、ステップS106で記憶媒体に記憶された音楽データの収録時間に基づく所定の時間遡った時刻を音楽データの再生を開始する時刻として設定する処理を行う。
音楽データ再生開始処理部103は、ステップS108で設定された時刻にステップS106で記憶媒体に記憶されている音楽データを読み出し、再生を開始する処理を行う(ステップS109)。音楽データ再生停止処理部104は、ステップS109で開始された音楽データの再生を停止する処理を行う(ステップS110)。例えば、音楽データ再生停止処理部104は、GUIを介して入力される音楽データ再生停止操作に基づいて当該音楽データの再生を停止する処理を行う。
ステップS108においてアラーム時刻から音楽データの収録時間以上遡った時刻を音楽データ再生時刻に設定しているため、ステップS110の後にアラーム時刻が到来する。そこで、アラーム音データ再生開始処理部108は、ステップS103で設定されたアラーム時刻にステップS101で記憶媒体に記憶されているアラーム音データを読み出し、当該アラーム音データの再生を開始する処理を行う(ステップS111)。アラーム音データ再生停止処理部109は、ステップS111で開始された音楽データの再生を停止する処理を行う(ステップS112)。
フィードバック情報生成処理部112は、ステップS109で音楽データの再生が開始された時刻及びステップS110で前記音楽データの再生が停止された時刻、前記音楽データの再生が開始されてから停止されるまでの時間、ユーザからの音楽データ再生停止操作に基づいて前記音楽データの再生が停止されたことを示す情報、前記音楽データの収録時間の最後まで前記音楽データの再生が行われたことを示す情報、の少なくとも1つの情報をフィードバック情報として生成する処理を行う(ステップS113)。フィードバック情報送信処理部113は、ステップS113で生成されたフィードバック情報を例えば次の音楽データの配信を要求するサーバ接続タイミングなどに合わせて音楽配信に係る外部サーバへ送信する処理を行う(ステップS114)。
当該構成とすることでユーザが朝起きるために設定するアラーム時刻に関連付けて広告用の音楽データを再生することができるため、ユーザに過度の負担をかけることなく音楽を広告することができる。なぜならば、睡眠状態から覚醒状態へ移行させるためにユーザは外部からの刺激を要求しており、当該刺激として広告用の音楽データを再生することができるためである。ユーザが仕事等の作業を行っている場合に広告用の音楽データを再生すると、聴覚が情報を遮断できないといった特性を持つことからユーザが行うべき作業を阻害してしまうのに対し、目覚めるタイミングはユーザは外部からの刺激を次々に入力して自身の脳を睡眠状態から覚醒状態へ移行させることがユーザが行うべき作業そのものであるため、ユーザの作業を促進させる方向に広告用音楽が機能する。したがって、ユーザに負担を過度のかけることなく視覚では有体物の製品等と比較して広告効果が低い音楽を聴覚を通じて広告することが可能となる。
本実施形態10に係る音楽再生装置ではユーザの時間価値が低い目覚めの時間帯に広告として音楽データを配信することで広告コストを下げている。しかしながら、ユーザからすれば、時間価値が低いとはいえ自身が保有するリソースである時間の一部を奪われていることにはかわりない。そこで、ユーザからリソースを奪う代償をユーザに与えることでユーザの満足度を維持する構成とすると更に良好である。
図35は、本実施形態10の別形態に係る音楽再生装置100の構成を示すブロック図である。音楽再生装置100は、ポイント付与処理部114を更に具備する。ポイント付与処理部114は、付与ポイント算出処理部115と、ポイント更新処理部116と、を備える。
ポイント付与処理部114は、音楽データ受信処理部102で受信されて音楽データ記憶処理部110によって記憶媒体に記憶されている音楽データを、ユーザからのアラーム時刻設定操作に基づいて決定されるアラーム時刻に付随して決定される音楽データ再生時刻に、音楽データ再生開始処理部103がユーザからの音楽データ再生操作を受けることなく自動的に記憶媒体から読み出して再生を開始する場合に、所定のポイントをユーザに付与する処理を行う。
付与ポイント算出処理部115は、音楽データ再生開始処理部103が自動的に開始する音楽データの再生に基づいて、ユーザに付与するポイントを算出する処理を行う。例えば、付与ポイント算出処理部115は、音楽データ受信処理部102で受信されて音楽データ記憶処理部110によって記憶媒体に記憶されている音楽データを、音楽データ再生開始処理部103がユーザからの音楽データ再生操作を受けることなく自動的に記憶媒体から読み出して再生を開始してから音楽データ再生停止処理部104が音楽データの再生を停止するまでの時間に基づいてユーザに付与するポイントを算出する処理を行う。長い時間音楽データが再生されていた場合は、それだけユーザのリソースを多く消費したとして多いポイントを付与する。また、付与ポイント算出処理部115は、音楽データの収録時間の最後まで音楽データが再生された場合は、当初予定した広告が有効に機能したとして所定のポイントを追加することで付与ポイントを算出する。
図36は、付与ポイント算出処理部115が付与するポイントの算出方法の一例を示している。音楽データの再生が開始された場合に1ポイント、ユーザからの音楽データ再生停止操作が入力されることなく音楽データの再生が30秒以上継続された場合に2ポイント、更に1分以上再生が継続された場合に1ポイント、更に2分以上再生が継続された場合に1ポイント、ユーザからの音楽データ再生停止操作が入力されることなく音楽データの最後まで再生が完了した場合に5ポイント、を付与するように計算式が設定されている。
ポイント更新処理部116は、記憶媒体に記憶しているユーザのポイントに、付与ポイント算出処理部115が算出した付与ポイントを加算することで当該ユーザのポイントを更新する処理を行う。ここで、ポイントはコイン、クレジット、石、などと呼ばれることもある数値データである。
当該ポイントは、アーティストに譲渡したり、音楽データをアラーム音データとして追加することに使用できるようにすると更に良好である。図37に示す音楽再生装置は、ポイント譲渡処理部117とアラーム音データ更新処理部118とを更に具備する。
ポイント譲渡処理部117は、ユーザが所有するポイントをユーザが指定したアーティストに譲渡する処理を行う。具体的には、音楽配信サーバ200に、譲渡するポイントの数と譲渡対象となるアーティストを識別するアーティストIDを含むポイント譲渡要求を送信する処理を行う。音楽配信サーバ200においてポイント受領処理部202は、ポイント譲渡要求を受信して了承通知を行い、ポイント更新処理部203はポイント受領処理部202が受信したポイント譲渡要求に含まれるアーティストIDのアーティストのポイントに、当該ポイント譲渡要求に含まれるポイントの数を加算することで当該アーティストのポイントを更新する処理を行う。また、ポイント更新処理部116は、ユーザからのポイント譲渡操作に基づいて指定されるポイント数に基づいてポイント譲渡処理部117が当該ポイント譲渡操作に基づいて指定されるアーティストへ譲渡したポイントを既に保有しているポイント数から引くことで当該ユーザのポイントを更新する処理を行う。
アラーム音データ更新処理部118は、ユーザからのアラーム音追加操作に基づいて、記憶媒体に記憶されている音楽データをアラーム音データとして追加する処理を行うことで、アラーム音データを更新する処理を行う。この場合、ポイント更新処理部116は、当該音楽データに設定されている使用ポイントを当該ユーザが既に保有しているポイント数から差し引くことで、ポイントを更新する処理を行う。
音楽データ再生開始処理部103で再生される音楽データは、広告としてのデータであると同時に、最終製品としてのデータでもありうる。広告と製品の違いは当該再生がユーザの指示に基づいて行われるかどうかによる。同じ音楽であっても、ユーザの再生指示に基づくことなく自動的に再生される音楽は、自身リソースを他者の意図に基づいて消費される再生であるため広告である。一方、ユーザの再生指示に基づいて再生される音楽は、ユーザが自身の効用を高めるために行われる再生であるため財である。音楽データ再生開始処理部103は、同じ音楽データを再生する場合であっても、ユーザの再生操作に基づいて財としての音楽データを再生する場合と、広告としての音楽データを再生する場合の2パターンが考えられる。ポイント付与処理部114は、記憶媒体に記憶されている音楽データのうち、ユーザからの再生操作に基づかずに音楽データの再生を音楽データ再生開始処理部103が行う場合に、所定のポイントをユーザに付与する処理を行う。このように構成すると更に良好である。
すなわち、ポイント付与処理部114は、指定されるアラーム時刻に指定されるアラーム音データの再生開始を指示するユーザからのアラーム設定操作に基づいて、音楽配信サーバから受信されて記憶媒体に記憶されている音楽データを前記アラーム時刻より所定の時間前のタイミングに読み出してユーザから当該音楽データの再生開始を指示する音楽再生開始操作を受けることなく当該音楽データの再生が開始される場合に、所定の条件に従って当該ユーザにポイントを付与する処理を行う。ここで、所定の条件としては、例えば当該音楽データの再生が開始されてからユーザより音楽再生の停止を指示する再生停止操作が入力されることなく収録時間の最後まで音楽データの再生が完了することを条件とすると良い。同じ音楽データの再生であってもユーザからの音楽再生開始操作に基づいて行われる再生はユーザが自らの効用を高めるための再生であるため、当該再生は広告に該当しないためポイントは付与されない。
なお、ポイント付与処理部114が広告対象データの処理を実行することで付与するポイントをディスプレイに表示する付与ポイント表示処理部を備える構成とすると更に良好である。また、当該ポイントの使用方法としては、アーティストに無償譲渡する、コンサートチケットの割引の適用を受ける、当該アーティストにメッセージを送信する、音楽データをアラーム音データとして追加する、などのサービスと交換に使用できる構成とすると良い。
また、ポイントを使用することでユーザからの音楽再生操作に基づいて音楽データの再生を行えるようにすると更に良好である。音楽データ再生開始処理部103は、ユーザからの音楽再生開始操作に基づいて、当該操作で指定されている音楽の音楽データの再生を開始する処理を行う。この場合、ポイント更新処理部116は、当該音楽データの再生に対応付けられたポイント数をユーザが既に所有しているポイントから差し引くことでポイントを更新する。一方、音楽データ再生開始処理部103は、ユーザからのアラーム設定操作に基づいて、当該操作で指定されているアラーム時刻から広告対象に係る音楽データの収録時間より前のタイミングより自動的に当該音楽データの再生を開始する処理を行う。この場合は、ポイント更新処理部116は、当該広告対象となる音楽データの再生に対応付けられたポイント数をユーザが既に所有しているポイントに加算することでポイントの更新を行う。
なお、上述した音楽データ再生開始処理部103を、ユーザからの音楽データ再生開始操作に基づくことなく自動的に音楽データの再生を開始する処理を行う音楽データ再生自動開始処理部と、ユーザからの音楽データ再生開始操作に基づいて手動で音楽データの再生を開始する処理を行う音楽データ再生手動開始処理部に分けて実装すると更に良好である。
図38は、音楽再生装置100の別構成を示すブロック図である。音楽再生装置100は、操作入力処理部120と、ポイント消費処理部121を具備する。音楽データ再生開始処理部103は、音楽データ再生自動開始処理部103aと音楽データ再生手動開始処理部103bを備え、ポイント消費処理部121は、消費ポイント取得処理部122と、ポイント更新処理部123を備える。
操作入力処理部120は、ユーザからの各種指示操作を入力する処理を行う。操作入力処理部120が受け付けるユーザからの操作としては、アラームを設定するアラーム設定操作、音楽配信サーバより配信された音楽データをアラーム音データとして追加するアラーム音データ追加操作、音楽データの再生の開始を指示する音楽データ再生開始操作(音楽再生開始操作)、再生中の音楽データの再生停止を指示する音楽データ再生停止操作(音楽停止操作)、ユーザ自身が有するポイントをアーティストに譲渡するポイント譲渡操作、などがある。
音楽データ再生自動開始処理部103aは、ユーザからのアラーム設定操作に基づいて指定されたアラーム時刻と前記音楽データの収録時間とに基づいて求められるタイミングより、ユーザからの音楽データ再生開始操作を受けることなく前記音楽データの再生を自動的に開始する。一方、音楽データ再生手動開始処理部103bは、ユーザからの音楽データ再生開始操作に基づいて前記音楽データの再生に開始する。
ポイント消費処理部121は、操作入力処理部120が受け付ける音楽データ再生開始操作に基づいて、音楽データ再生手動開始処理部103bが、当該音楽データ再生開始操作に係る音楽データの再生を開始する場合に、所定のポイントを消費する処理を行う。
消費ポイント取得処理部121は、操作入力処理部120が受け付ける音楽データ再生開始操作に基づいて、再生が指示されている音楽に関連付けられている消費ポイントを取得する処理を行う。ポイント更新処理部122は、当該ユーザが既に保有しているポイントから消費ポイント取得処理部121で取得される消費ポイントを差し引くことでポイントを更新する処理を行う。
このように、音楽再生装置は、ユーザからのアラーム設定操作に基づいて指定されるアラーム時刻にアラーム音データの再生を開始させる設定を行うアラーム設定手段と、外部サーバに接続して音楽データを受信する音楽データ受信手段と、前記音楽データを記憶する音楽データ記憶手段と、前記ユーザからのアラーム設定操作に基づいて指定されたアラーム時刻と前記音楽データの収録時間とに基づいて求められるタイミングより、ユーザからの音楽データ再生開始操作を受けることなく前記音楽データの再生を自動的に開始する音楽データ再生自動開始手段と、前記音楽データの再生を停止する音楽データ再生停止手段と、前記自動的に開始される音楽データの再生に基づいて所定のポイントをユーザに付与するポイント付与手段と、を具備する。
また、ポイント付与手段は、前記ユーザからの音楽再生停止操作を受けることなく前記音楽データの再生が完了した場合に、所定のポイントをユーザに付与する構成とするとアーティストが当初予定した目的である自身の音楽の広告が完了したことを示しているため更に良好である。また、広告が完了しなくても一定程度音楽が再生されれば広告は達成したと見ることができるため、ポイント付与手段は、前記音楽データの再生が開始されてから前記音楽データの再生が停止されるまでの時間に基づいて、所定のポイントをユーザに付与する構成とすると更に良好である。ポイント付与手段は、前記音楽データの再生が開始されてから前記音楽データの再生が停止されるまでの時間の長さに応じたポイントをユーザに付与する。
また、ユーザからの音楽データ再生開始操作に基づいて前記音楽データの再生を開始する音楽データ再生手動開始手段を更に具備する構成とすると、ポイント自体に価値がでてくるため更に良好である。当初は自身の意思に基づかず広告として自動的に音楽が再生されていたものの、当該音楽に価値を見出したユーザが当該ポイントを消費し、広告としてではなく財として音楽を手動で再生することになる。ポイント消費手段は、前記ユーザからの音楽データ再生開始操作に基づいて前記音楽データの再生を開始する場合に、前記ポイントを消費する。また、ポイント消費手段は、前記ユーザからのアラーム音データ追加操作に基づいて前記音楽データをアラーム音データとして追加する場合に、前記ポイントを消費する構成とするとユーザの紅葉がさらに高まるため良好である。
また、本発明では、音楽を再生することで聴覚を通じて音楽をユーザにしているため、上記説明した音楽再生方法、音楽再生プログラム、音楽広告装置は、それぞれ音楽広告方法、音楽広告プログラム、音楽広告装置と呼ばれることがある。
また、本発明では、ユーザが目を覚ますためのアラームとして広告対象となる音楽を再生することを可能としているため、上記説明した音楽再生方法、音楽再生プログラム、音楽再生装置は、それぞれアラーム方法、アラームプログラム、アラーム装置と呼ばれることがある。
また、上記説明した各機能はソフトウェアとハードウェアの協働によって実現される構成とすることができる。
また、本発明は上記説明した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述した各実施形態を組み合わせることが可能である。
本発明は、サーバからユーザが持つ端末装置へ音楽を配信し、所定のタイミングで音楽を再生することにより当該音楽の興味を惹起させる音楽広告システムで利用することが可能である。
100 音楽再生装置 101 アラーム時刻設定処理部
102 音楽データ受信処理部 103 音楽データ再生開始処理部
104 音楽データ再生停止処理部 105 ユーザ情報登録処理部
106 サーバ接続時刻設定処理部 107 音楽データ再生時刻設定処理部
108 アラーム音データ再生開始処理部
109 アラーム音データ再生停止処理部
110 音楽データ記憶処理部 111 音楽データ関連アラーム時刻取得処理部
112 フィードバック情報生成処理部 113 フィードバック情報送信処理部
114 ポイント付与処理部 115 付与ポイント算出処理部
116 ポイント更新処理部 117 ポイント譲渡処理部
118 アラーム音データ更新処理部
200 音楽配信サーバ 201 音楽データ配信処理部
202 ポイント受領処理部 203 ポイント更新処理部
1100 音楽再生装置 1101 ディスプレイ
1102 ホームボタン 1103 スピーカー
1104 イメージビュー 1105 テキストビュー
1110 操作入力処理部
1120 アラーム設定処理部 1130 サーバ通信処理部
1131 配信対象データ送信要求送信処理部
1132 配信対象データ受信処理部
1133 ユーザ登録情報送信処理部
1134 フィードバックデータ送信処理部
1135 アラーム音データ受信処理部
1140 配信データ処理部
1141 音楽データ再生開始処理部 1142 音楽データ再生停止処理部
1143 アーティスト関連データ表示処理部
1200 音楽配信サーバ 1210 配信候補データ受信処理部
1220 配信候補データ記憶処理部 1230 配信要求受信処理部
1240 配信登録処理部 1250 配信処理部
1251 配信対象データ送信要求受信処理部
1252 配信対象データ送信処理部
1253 ユーザ登録情報受信処理部
1254 フィードバックデータ受信処理部
1260 配信対象データ選択処理部
2100 音楽再生装置 2110 装置側ユーザ情報登録処理部
2200 音楽配信サーバ 2210 アーティスト情報受信処理部
2210 アーティスト情報登録処理部
3100 音楽再生装置
3110 配信対象データ送信要求時刻設定処理部
3120 配信対象データ記憶処理部
4100 音楽再生装置 4110 配信対象データ記憶管理処理部
4120 お気に入りアーティスト関連データ表示処理部
4130 フィードバックデータ生成処理部
4200 音楽配信サーバ 4210 サーバ側ユーザ情報登録処理部
4220 フィードバックデータ記憶処理部
4230 データ解析処理部 4240 解析結果表示処理部
4250 ユーザ登録情報更新処理部
5100 音楽再生装置 5110 アラーム音データ記憶処理部
5120 アラーム処理部 5121 アラーム音データ再生開始処理部
5122 アラーム画面表示処理部 5123 アラーム音データ再生停止処理部
5130 配信対象データ処理時刻設定処理部
6100 音楽広告処理装置
6110 操作入力処理部 6120 アラーム設定処理部
6121 アラーム設定画面表示処理部
6122 アラーム時刻設定処理部 6123 アラーム音データ設定処理部
6130 アラーム管理処理部 6140 サーバ通信処理部
6141 広告対象データ配信要求送信処理部
6142 広告対象データ受信処理部
6143 フィードバックデータ送信処理部
6150 広告対象データ記憶処理部 6160 広告対象データ処理部
6161 広告対象音楽データ再生開始処理部
6162 広告対象音楽データ再生停止処理部
6163 アーティスト関連データ表示処理部
6200 音楽広告サーバ 6210 広告候補データ受信処理部
6220 広告候補データ記憶処理部 6230 配信要求受信処理部
6240 配信登録処理部 6250 広告対象データ配信処理部
6251 広告対象データ送信要求受信処理部
6252 広告対象データ送信処理部
6253 フィードバックデータ受信処理部
6260 広告対象データ選択処理部
7100 音楽広告処理装置 7110 装置側ユーザ登録処理部
7120 フィードバックデータ取得処理部
7121 広告対象音楽データ再生開始・停止時刻取得処理部
7122 広告対象音楽データ再生時間取得処理部
7123 広告対象音楽再生停止操作入力データ取得処理部
7124 お気に入りアーティスト追加・削除データ取得処理部
7200 音楽広告サーバ 7210 アーティスト情報受信処理部
7220 アーティスト登録処理部 7230 サーバ側ユーザ登録処理部
7240 フィードバックデータ記憶処理部
8100 音楽広告処理装置
8101 時刻表示ビュー 8102 アラーム停止ボタン
8103 アラーム時刻設定ビュー 8104 アラーム音一覧ビュー
8105 アラームセットボタン
8110 広告対象データ送信要求時刻設定処理部
8120 広告対象データ処理時刻設定処理部
8130 アラーム音データ記憶処理部
8140 アラーム処理部 8141 アラーム音データ再生開始処理部
8142 アラーム画面表示処理部 8143 アラーム音データ再生停止処理部
8150 広告対象データ自動消去処理部
8160 お気に入りアーティスト管理処理部
9100 音楽広告処理装置
9110 広告対象音楽データ収録時間取得処理部
9120 広告対象データ処理時刻算出処理部
9130 広告対象データ処理アラーム選択処理部

Claims (27)

  1. ユーザからのアラーム時刻設定操作に基づいてアラーム時刻を設定する処理を行うアラーム時刻設定処理手段と、
    外部サーバに接続して音楽データを受信する処理を行う音楽データ受信処理手段と、
    前記設定されたアラーム時刻に基づいて前記音楽データの再生を開始する処理を行う音楽データ再生開始処理手段と、
    前記音楽データの再生を停止する処理を行う音楽データ再生停止処理手段と、
    を具備する音楽再生装置。
  2. 少なくとも前記ユーザの性別、年齢、年齢グループ、居住地域のいずれかに関連する情報をユーザ情報として登録する処理を行うユーザ情報登録処理手段を更に具備し、
    前記音楽データ受信処理手段は前記登録された前記ユーザ情報に基づいて前記外部サーバで選択される音楽データを受信する処理を行う、
    請求項1に記載の音楽再生装置。
  3. 前記アラーム時刻に基づいて、前記外部サーバに接続する時刻を設定する処理を行うサーバ接続時刻設定処理手段を更に具備し、
    前記音楽データ受信処理手段は、サーバ接続時刻設定処理手段が設定する時刻に前記外部サーバに接続して前記音楽データを受信する、
    請求項1または2に記載の音楽再生装置。
  4. 前記サーバ接続時刻設定処理手段は、前記アラーム時刻設定操作に基づいて、前記アラーム時刻と現在の時刻との間の所定の時刻を前記外部サーバに接続する時刻として設定する処理を行う、
    請求項3に記載の音楽再生装置。
  5. 前記アラーム時刻から所定の時間前の時刻を音楽データ再生時刻として設定する処理を行う音楽データ再生時刻設定処理手段と、
    前記アラーム時刻にアラーム音データの再生を開始する処理を行うアラーム音データ再生開始処理手段と、
    前記アラーム音データの再生を停止する処理を行うアラーム音データ再生停止処理手段を更に具備し、
    前記音楽データ再生開始処理手段は、前記アラーム時刻設定処理手段が前記アラーム時刻に基づいて設定する前記音楽データ再生時刻に前記音楽データの再生を開始する処理を行う、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の音楽再生装置。
  6. 前記音楽データ受信処理手段が受信した音楽データを記憶媒体に記憶する処理を行う音楽データ記憶処理手段を更に具備し、
    前記音楽データ再生時刻設定処理手段は、アラーム時刻設定処理手段が前記ユーザからのアラーム時刻設定操作に基づいて設定しているアラーム時刻と、前記音楽データ記憶処理手段が記憶媒体に記憶する前記音楽データの収録時間とに基づいて前記音楽データの再生を開始する時刻である前記音楽データ再生時刻を設定する処理を行う、
    請求項5に記載の音楽再生装置。
  7. 前記アラーム時刻設定処理手段は、ユーザからの複数のアラーム時刻設定操作に基づいて複数のアラーム時刻を設定する処理を行い、
    前記複数のアラーム時刻の中から前記音楽データの再生に関連するアラーム時刻を取得する処理を行う音楽データ再生関連アラーム時刻取得処理手段を更に具備し、
    前記音楽データ再生時刻設定処理手段は、前記アラーム時刻設定処理手段が設定する複数のアラーム時刻の中から前記音楽データ再生関連アラーム時刻取得処理手段で取得されたアラーム時刻に基づいて前記音楽データの再生を開始する時刻を設定する処理を行う、
    請求項5または6に記載の音楽再生装置。
  8. 前記音楽データの再生が開始された時刻及び前記音楽データの再生が停止された時刻、前記音楽データの再生が開始されてから停止されるまでの時間、ユーザからの音楽データ再生停止操作に基づいて前記音楽データの再生が停止されたことを示す情報、前記音楽データの収録時間の最後まで前記音楽データの再生が行われたことを示す情報、の少なくとも1つの情報をフィードバック情報として前記外部サーバに送信する処理を行うフィードバック情報送信処理手段を更に具備する、
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の音楽再生装置。
  9. ユーザからのアラーム時刻設定操作に基づいてアラーム時刻を設定するアラーム時刻設定ステップと、
    外部サーバに接続して音楽データを受信する音楽データ受信ステップと、
    前記設定されたアラーム時刻に基づいて前記音楽データの再生を開始する音楽データ再生開始ステップと、
    前記音楽データの再生を停止する音楽データ再生停止ステップと、
    を有する音楽再生方法。
  10. 少なくとも前記ユーザの性別、年齢、年齢グループ、居住地域のいずれかに関連する情報をユーザ情報として登録するユーザ情報登録ステップを更に有し、
    前記音楽データ受信ステップは、前記登録された前記ユーザ情報に基づいて前記外部サーバで選択される音楽データを受信する、
    請求項9に記載の音楽再生方法。
  11. 前記アラーム時刻に基づいて、前記外部サーバに接続する時刻を設定するサーバ接続時刻設定ステップを更に有し、
    前記音楽データ受信ステップは、サーバ接続時刻設定ステップが設定する時刻で前記外部サーバに接続して前記音楽データを受信する、
    請求項9または10に記載の音楽再生方法。
  12. 前記サーバ接続時刻設定ステップは、前記アラーム時刻設定操作に基づいて、前記アラーム時刻と現在の時刻との間の所定の時刻を前記外部サーバに接続する時刻として設定する、
    請求項11に記載の音楽再生方法。
  13. 前記アラーム時刻から所定の時間前の時刻を音楽データ再生時刻として設定する処理を行う音楽データ再生時刻設定ステップと、
    前記アラーム時刻にアラーム音データの再生を開始する処理を行うアラーム音データ再生開始ステップと、
    前記アラーム音データの再生を停止する処理を行うアラーム音データ再生停止ステップを更に有し、
    前記音楽データ再生開始ステップは、前記アラーム時刻設定ステップで設定される前記音楽データ再生時刻に前記音楽データの再生を開始する、
    請求項9乃至12のいずれか1項に記載の音楽再生方法。
  14. 前記音楽データ受信ステップで受信された音楽データを記憶媒体に記憶する音楽データ記憶ステップを更に有し、
    前記音楽データ再生時刻設定ステップは、アラーム時刻設定ステップで前記ユーザからのアラーム時刻設定操作に基づいて設定されるアラーム時刻と、前記音楽データ記憶ステップで記憶媒体に記憶される前記音楽データの収録時間とに基づいて前記音楽データの再生を開始する時刻である前記音楽データ再生開始時刻を設定する、
    請求項13に記載の音楽再生方法。
  15. 前記アラーム時刻設定ステップは、ユーザからの複数のアラーム時刻設定操作に基づいて複数のアラーム時刻を設定し、
    前記複数のアラーム時刻の中から前記音楽データの再生に関連するアラーム時刻を取得する音楽データ再生関連アラーム時刻取得ステップを更に有し、
    前記音楽データ再生時刻設定ステップは、前記アラーム時刻設定ステップで設定される複数のアラーム時刻の中から前記音楽データ再生関連アラーム時刻取得ステップで取得されたアラーム時刻に基づいて前記音楽データの再生を開始する時刻を設定する、
    請求項13または14に記載の音楽再生方法。
  16. 前記音楽データの再生が開始された時刻及び前記音楽データの再生が停止された時刻、前記音楽データの再生が開始されてから停止されるまでの時間、ユーザからの音楽データ再生停止操作に基づいて前記音楽データの再生が停止されたことを示す情報、前記音楽データの収録時間の最後まで前記音楽データの再生が行われたことを示す情報、の少なくとも1つの情報をフィードバック情報として前記外部サーバに送信するフィードバック情報送信ステップを更に有する、
    請求項9乃至15のいずれか1項に記載の音楽再生方法。
  17. ユーザからのアラーム時刻設定操作に基づいてアラーム時刻を設定するアラーム時刻設定ステップと、外部サーバに接続して音楽データを受信する音楽データ受信ステップと、
    前記設定されたアラーム時刻に基づいて前記音楽データの再生を開始する音楽データ再生開始ステップと、前記音楽データの再生を停止する音楽データ再生停止ステップと、
    を情報処理装置に実行させる音楽再生プログラム。
  18. 少なくとも前記ユーザの性別、年齢、年齢グループ、居住地域のいずれかに関連する情報をユーザ情報として登録するユーザ情報登録ステップを更に情報処理装置に実行させ、 前記音楽データ受信ステップとして、前記登録された前記ユーザ情報に基づいて前記外部サーバで選択される音楽データを受信するステップを前記情報処理装置に実行させる、
    請求項17に記載の音楽再生プログラム。
  19. 前記アラーム時刻に基づいて、前記外部サーバに接続する時刻を設定するサーバ接続時刻設定ステップを更に情報処理装置に実行させ、
    前記音楽データ受信ステップとして、サーバ接続時刻設定ステップが設定する時刻で前記外部サーバに接続して前記音楽データを受信するステップを前記情報処理装置に実行させる、
    請求項17または18に記載の音楽再生プログラム。
  20. 前記サーバ接続時刻設定ステップとして、前記アラーム時刻設定操作に基づいて、前記アラーム時刻と現在の時刻との間の所定の時刻を前記外部サーバに接続する時刻として設定するステップを前記情報処理装置に実行させる、
    請求項19に記載の音楽再生プログラム。
  21. 前記アラーム時刻から所定の時間前の時刻を音楽データ再生時刻として設定する処理を行う音楽データ再生時刻設定ステップと、
    前記アラーム時刻にアラーム音データの再生を開始する処理を行うアラーム音データ再生開始ステップと、
    前記アラーム音データの再生を停止する処理を行うアラーム音データ再生停止ステップを更に情報処理装置に実行させ、
    前記音楽データ再生開始ステップとして、前記アラーム時刻設定ステップで設定される前記音楽データ再生時刻に前記音楽データの再生を開始するステップを前記情報処理装置に実行させる、
    請求項17乃至20のいずれか1項に記載の音楽再生プログラム。
  22. 前記音楽データ受信ステップで受信された音楽データを記憶媒体に記憶する音楽データ記憶ステップを更に情報処理装置に実行させ、
    前記音楽データ再生時刻設定ステップとして、アラーム時刻設定ステップで前記ユーザからのアラーム時刻設定操作に基づいて設定されるアラーム時刻と、前記音楽データ記憶ステップで記憶媒体に記憶される前記音楽データの収録時間とに基づいて前記音楽データの再生を開始する時刻である前記音楽データ再生開始時刻を設定するステップを前記情報処理装置に実行させる、
    請求項21に記載の音楽再生プログラム。
  23. 前記アラーム時刻設定ステップとして、ユーザからの複数のアラーム時刻設定操作に基づいて複数のアラーム時刻を設定するステップを前記情報処理装置に実行させ、
    前記複数のアラーム時刻の中から前記音楽データの再生に関連するアラーム時刻を取得する音楽データ再生関連アラーム時刻取得ステップを更に前記情報処理装置に実行させ、
    前記音楽データ再生時刻設定ステップとして、前記アラーム時刻設定ステップで設定される複数のアラーム時刻の中から前記音楽データ再生関連アラーム時刻取得ステップで取得されたアラーム時刻に基づいて前記音楽データの再生を開始する時刻を設定するステップを前記情報処理装置に実行させる、
    請求項21または22に記載の音楽再生プログラム。
  24. 前記音楽データの再生が開始された時刻及び前記音楽データの再生が停止された時刻、前記音楽データの再生が開始されてから停止されるまでの時間、ユーザからの音楽データ再生停止操作に基づいて前記音楽データの再生が停止されたことを示す情報、前記音楽データの収録時間の最後まで前記音楽データの再生が行われたことを示す情報、の少なくとも1つの情報をフィードバック情報として前記外部サーバに送信するフィードバック情報送信ステップを更に情報処理装置に実行させる、
    請求項17乃至23のいずれか1項に記載の音楽再生プログラム。
  25. 音楽データを再生する複数の音楽再生装置と前記音楽再生装置に音楽データを配信する音楽配信サーバとを含んで構成される音楽配信システムであって、
    前記音楽再生装置の各々は、
    ユーザからのアラーム時刻設定操作に基づいてアラーム時刻を設定する処理を行うアラーム時刻設定処理手段と、
    外部サーバに接続して音楽データを受信する処理を行う音楽データ受信処理手段と、
    前記設定されたアラーム時刻に基づいて前記音楽データの再生を開始する処理を行う音楽データ再生開始処理手段と、
    前記音楽データの再生を停止する処理を行う音楽データ再生停止処理手段と、
    を具備し、
    前記音楽配信サーバは、
    音楽データに係るアーティストからの音楽データ配信要求を受信する処理を行う配信要求受信処理手段と、
    前記音楽データ配信要求に係る音楽データを配信対象音楽データとして登録する処理を行う配信対象音楽データ登録処理手段と
    前記音楽再生装置からの音楽データ送信要求に基づいて、前記配信対象音楽データとして登録されている音楽データの中から選択した音楽データを前記音楽データ送信要求元の音楽再生装置に送信する処理を行う音楽データ送信処理手段と、
    を具備する音楽配信システム。
  26. 前記音楽再生装置は、少なくとも前記ユーザの性別、年齢、年齢グループ、居住地域のいずれかに関連する情報をユーザ情報として登録する処理を行うユーザ情報登録処理手段を更に具備し、
    前記音楽配信サーバは、
    前記音楽データ送信要求の送信元のユーザのユーザ情報を参照して、前記配信対象音楽データとして登録されている音楽データの中から前記送信元のユーザへ配信する音楽データを選択する処理を行う配信音楽データ選択処理手段を更に具備し、
    前記音楽データ送信処理手段は、前記配信音楽データ選択処理手段で選択された音楽データを前記音楽データ送信要求の送信元のユーザに送信する処理を行う、
    請求項25に記載の音楽配信システム。
  27. 前記音楽再生装置は、前記音楽データの再生が開始された時刻及び前記音楽データの再生が停止された時刻、前記音楽データの再生が開始されてから停止されるまでの時間、ユーザからの音楽データ再生停止操作に基づいて前記音楽データの再生が停止されたことを示す情報、前記音楽データの収録時間の最後まで前記音楽データの再生が行われたことを示す情報、の少なくとも1つの情報をフィードバック情報として前記外部サーバに送信する処理を行うフィードバック情報送信処理手段を更に具備し、
    前記音楽配信サーバは、前記フィードバック情報に基づいて、前記配信対象音楽データとして登録されている音楽データの中から配信する音楽データを選択する際の選択パラメータを更新する処理を行う選択パラメータ更新処理手段を更に具備し、
    前記配信音楽データ選択処理手段は、前記選択パラメータ更新処理手段が更新する選択パラメータに基づいて、前記配信対象音楽データとして登録されている音楽データの中から前記送信元のユーザへ配信する音楽データを選択する処理を行う、
    請求項26に記載の音楽配信システム。
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